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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-25
(45)【発行日】2022-03-07
(54)【発明の名称】吊り金具および吊り金具の使用方法
(51)【国際特許分類】
   B66C 1/66 20060101AFI20220228BHJP
   E21B 19/02 20060101ALI20220228BHJP
   E21B 7/00 20060101ALI20220228BHJP
【FI】
B66C1/66 P
E21B19/02
E21B7/00 E
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2017166942
(22)【出願日】2017-08-31
(65)【公開番号】P2019043709
(43)【公開日】2019-03-22
【審査請求日】2020-06-10
(73)【特許権者】
【識別番号】000177416
【氏名又は名称】三和機材株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100061619
【氏名又は名称】田中 武文
(74)【代理人】
【識別番号】100089934
【弁理士】
【氏名又は名称】新関 淳一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100092945
【弁理士】
【氏名又は名称】新関 千秋
(72)【発明者】
【氏名】田中 敏男
【審査官】須山 直紀
(56)【参考文献】
【文献】特開2000-145348(JP,A)
【文献】特開平10-258984(JP,A)
【文献】特開2000-104478(JP,A)
【文献】特開2009-091788(JP,A)
【文献】特表2000-502648(JP,A)
【文献】米国特許第04320915(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B66C 1/66
E21B 19/02
E21B 7/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定長さを有して形成し、その上下両端に継ぎ足すための上側接続部10と下側接続部11とをそれぞれ設けた分割作業ロッド1を、長さ方向に継ぎ足して土木作業に使用される機器の作業ロッドRとし、この作業ロッドRとするために分割作業ロッド1の継ぎ足し分割作業に使用する吊り金具15を、分割作業ロッド1の上側接続部10と下側接続部11の何れかに接続する筒状の金具側接続部19と吊り金具15を吊り下げる吊り装置Tに吊り下げられる係合部材21を取付ける吊用取付部18とを設けて構成し、該吊り金具15は、接続する前の分割作業ロッド1の上側接続部10と下側接続部11の軸心方向と吊り金具15の金具側接続部19の軸心方向とが一致する姿勢に合うように、吊り装置Tに吊り下げられる吊り金具15の姿勢を変更保持する姿勢変更保持手段30を設けた吊り金具。
【請求項2】
請求項1において、前記姿勢変更保持手段30は、上部に設けた吊り装置T側に係合する上側連結部31、下部に設けた吊り金具15側の金具側係合部32に係合する下側連結部33をそれぞれ設けて構成した吊り金具。
【請求項3】
請求項2において、前記姿勢変更保持手段30は、継ぎ目の無い「O」型形状に形成した吊り金具。
【請求項4】
請求項2において、前記姿勢変更保持手段30は、一対の「U」の字形状の半割部材38を軸形状の連結軸部材39により連結して「O」の形状に形成した吊り金具。
【請求項5】
請求項1~請求項4の何れかにおいて、前記金具側係合部32は突起36により前記姿勢変更保持手段30が係合する係合溝37を形成して構成した吊り金具。
【請求項6】
請求項1~請求項5の何れかにおいて、前記姿勢変更保持手段30は、吊り金具15側に取付ける連結部材30Aと、前記吊り装置T側に取付けた第二連結部材30Bとにより構成した吊り金具。
【請求項7】
請求項1~請求項6の何れかにおいて、前記姿勢変更保持手段30の下側連結部33が係合する吊り金具15側の金具側係合部32は前記吊り金具15を横向き姿勢とした状態の重心Gの略上方に配置した吊り金具。
【請求項8】
吊り装置Tにより昇降する接続金具35に吊り金具15の吊用取付部18の挿通孔20に挿通した係合部材21を係合させて、吊り金具15を起立状態に吊り下げ、次に、一旦、吊り下げた吊り金具15を吊り装置Tにより下降させて吊り金具15の筒状の金具側接続部19の軸心方向が水平方向となる横向き姿勢とし、この状態で、吊り金具15の金具側係合部32に取付けた姿勢変更保持手段30の上側連結部31を前記接続金具35に係合させ、吊り金具15の横向き姿勢を保持し、この状態で、吊り装置Tにより吊り金具15の金具側接続部19を横向き姿勢の分割作業ロッド1の下側接続部11に接近移動させて接続し、次に、姿勢変更保持手段30による吊り金具15の姿勢保持状態を解除し、吊り金具15と分割作業ロッド1を、吊り装置Tにより上昇させて運搬し、運搬した分割作業ロッド1の下側接続部11を別途用意した分割作業ロッド1の上側接続部10に接続し、次に、分割作業ロッド1の上側接続部10から吊り金具15を取り外し、取り外した吊り金具15を、前記のように姿勢変更保持手段30により横向き姿勢に変更保持して次の接続作業用の別の横向きの分割作業ロッド1に接続し、これを反復して、複数の分割作業ロッド1を接続して土木作業に使用する所望長さの作業ロッドRとする吊り金具の使用方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、掘削機のスクリューロッド、撹拌機の撹拌ロッド、その他種々の作業を行う作業ロッドとするために、この作業ロッドを分割した分割ロッドの継ぎ足し、分割等の作業に使用される吊り金具および吊り金具の使用方法に係るものである。
【背景技術】
【0002】
従来、吊り装置に吊り金具を吊り下げ、この吊り金具を作業ロッドを長さ方向に分割した分割作業ロッドに接続し、吊り金具と分割作業ロッドを吊り下げて運搬して、分割作業ロッドの接続作業あるいは分割作業を行う方法は、公知である(特許文献1)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2001-173352
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記公知例の吊り金具は、吊り装置に垂直の起立姿勢で吊り下げられているため、直立姿勢の分割作業ロッドへの装着は容易であるが、地面に寝かせた横向き姿勢の分割作業ロッドに接続するのが容易でないという課題がある。
すなわち、公知例の吊り金具の形状では、分割作業ロッドの接続端部の差し込み方向がクレーンで吊られた吊り金具に対し直交しており、人力作業では重作業であり、かつ、吊り金具自体が不安定な姿勢になり、分割作業ロッドに接続するのが容易でなかった。
本願は、吊り金具の構成を工夫し、分割作業ロッドへの装着作業を容易にし、ひいては、分割作業ロッドを作業ロッドとする接続あるいは分割作業の全般を容易にするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1の発明は、所定長さを有して形成し、その上下両端に継ぎ足すための上側接続部10と下側接続部11とをそれぞれ設けた分割作業ロッド1を、長さ方向に継ぎ足して土木作業に使用される機器の作業ロッドRとし、この作業ロッドRとするために分割作業ロッド1の継ぎ足し分割作業に使用する吊り金具15を、分割作業ロッド1の上側接続部10と下側接続部11の何れかに接続する筒状の金具側接続部19と吊り金具15を吊り下げる吊り装置Tに吊り下げられる係合部材21を取付ける吊用取付部18とを設けて構成し、該吊り金具15は、接続する前の分割作業ロッド1の上側接続部10と下側接続部11の軸心方向と吊り金具15の金具側接続部19の軸心方向とが一致する姿勢に合うように、吊り装置Tに吊り下げられる吊り金具15の姿勢を変更保持する姿勢変更保持手段30を設けた吊り金具としたものである。
請求項2の発明は、前記姿勢変更保持手段30は、上部に設けた吊り装置T側に係合する上側連結部31、下部に設けた吊り金具15側の金具側係合部32に係合する下側連結部33をそれぞれ設けて構成した吊り金具としたものである。
請求項3の発明は、前記姿勢変更保持手段30は、継ぎ目の無い「O」型形状に形成した吊り金具としたものである。
請求項4の発明は、前記姿勢変更保持手段30は、一対の「U」の字形状の半割部材38を軸形状の連結軸部材39により連結して「O」の形状に形成した吊り金具としたものである。
請求項5の発明は、前記金具側係合部32は突起36により前記姿勢変更保持手段30が係合する係合溝37を形成して構成した吊り金具としたものである。
請求項6の発明は、前記姿勢変更保持手段30は、吊り金具15側に取付ける連結部材30Aと、前記吊り装置T側に取付けた第二連結部材30Bとにより構成した吊り金具としたものである。
請求項7の発明は、前記姿勢変更保持手段30の下側連結部33が係合する吊り金具15側の金具側係合部32は前記吊り金具15を横向き姿勢とした状態の重心Gの略上方に配置した吊り金具としたものである。
請求項8の発明は、吊り装置Tにより昇降する接続金具35に吊り金具15の吊用取付部18の挿通孔20に挿通した係合部材21を係合させて、吊り金具15を起立状態に吊り下げ、次に、一旦、吊り下げた吊り金具15を吊り装置Tにより下降させて吊り金具15の筒状の金具側接続部19の軸心方向が水平方向となる横向き姿勢とし、この状態で、吊り金具15の金具側係合部32に取付けた姿勢変更保持手段30の上側連結部31を前記接続金具35に係合させ、吊り金具15の横向き姿勢を保持し、この状態で、吊り装置Tにより吊り金具15の金具側接続部19を横向き姿勢の分割作業ロッド1の下側接続部11に接近移動させて接続し、次に、姿勢変更保持手段30による吊り金具15の姿勢保持状態を解除し、吊り金具15と分割作業ロッド1を、吊り装置Tにより上昇させて運搬し、運搬した分割作業ロッド1の下側接続部11を別途用意した分割作業ロッド1の上側接続部10に接続し、次に、分割作業ロッド1の上側接続部10から吊り金具15を取り外し、取り外した吊り金具15を、前記のように姿勢変更保持手段30により横向き姿勢に変更保持して次の接続作業用の別の横向きの分割作業ロッド1に接続し、これを反復して、複数の分割作業ロッド1を接続して土木作業に使用する所望長さの作業ロッドRとする吊り金具の使用方法としたものである。
【発明の効果】
【0006】
請求項1の発明では、吊り金具15を接合させようとする分割作業ロッド1の軸心方向に一致するように、姿勢変更保持手段30により姿勢を保持して吊り下げて、吊り装置Tにより吊り金具15の重量を支持したまま移動させ、この支持状態で吊り金具15と分割作業ロッド1との位置合わせと接続あるいは分割作業を行えるので、作業を容易にできる。
請求項2の発明では、前記姿勢変更保持手段30は、上部に設けた吊り装置T側に係合する上側連結部31、下部に設けた吊り金具15側の金具側係合部32に係合する下側連結部33をそれぞれ設けているので、姿勢変更保持手段30により簡単に吊り金具15を横向き姿勢に保持することができ、しかも、姿勢変更保持手段30の構成を簡素にできる。
請求項3の発明では、姿勢変更保持手段30を継ぎ目の無い「O」型形状に形成しているので、姿勢変更保持手段30の構成を簡素にできる。
請求項4の発明では、姿勢変更保持手段30を、一対の「U」の字形状の半割部材38を軸形状の連結軸部材39により連結して「O」の形状に形成しているので、吊り金具15の金具側係合部32の形状を問わず、金具側係合部32に係合させることができ、汎用性を向上させることができる。
請求項5の発明では、金具側係合部32は突起36により前記姿勢変更保持手段30が係合する係合溝37を形成しているので、姿勢変更保持手段30の係合および離脱作業を容易にできる。
請求項6の発明では、姿勢変更保持手段30を、吊り金具15側に取付ける連結部材30Aと、吊り装置T側に取付けた第二連結部材30Bとにより構成しているので、接続金具35に吊り金具15の係合部材21を係合させて吊り下げた状態から、横向き姿勢に姿勢変更が容易にでき、分割作業ロッド1に装着後に分割作業ロッド1を上昇させる上昇作業への移行も容易にできる。
請求項7の発明では、前記姿勢変更保持手段30の下側連結部33が係合する吊り金具15側の金具側係合部32は前記吊り金具15を横向き姿勢とした状態の重心Gの略上方に配置しているので、姿勢変更保持手段30により簡単に吊り金具15を横向き姿勢に保持することができ、しかも、姿勢変更保持手段30の構成を簡素にできる。
請求項8の発明では、吊り金具15を接合させようとする分割作業ロッド1の軸心方向に一致するように、姿勢変更保持手段30により姿勢を保持して吊り下げて、Tにより吊り金具15の重量を支持したまま移動させ、この支持状態で吊り金具15と分割作業ロッド1との位置合わせと接続あるいは分割作業を行えるので、作業を容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】掘削作業機の側面図。
図2】同吊り装置に吊り金具により分割作業ロッドを吊り下げた状態の側面図。
図3】吊り金具により分割作業ロッドを吊り下げ状態側面図。
図4】係合部材を省略した吊り金具の断面図。
図5】吊り金具の係合部材の正面図および側面図。
図6】係合部材を省略した吊り金具の側面図。
図7】同正面図。
図8】同断面図。
図9】吊り金具の横断面図。
図10】横向き姿勢の分割作業ロッドへの吊り金具の装着例の側面図。
図11】(A)姿勢変更保持手段により吊り金具を横向き姿勢にした側面図。 (B)連結部材の正面図および側面図。 (C)連結部材の他の実施形態の正面図および側面図。 (D)連結部材の他の実施形態の正面図および側面図。
図12】姿勢変更保持手段により吊り金具を横向き姿勢に姿勢変更した側面図。
図13図11(B)の姿勢変更保持手段により吊り金具を横向き姿勢にした際の金具側係合部の他の実施形態の側面図。
図14図11(B)の姿勢変更保持手段により吊り金具を横向き姿勢にした際の金具側係合部の他の実施形態の側面図および正面図。
図15図11(C)の姿勢変更保持手段により吊り金具を横向き姿勢にした際の他の実施形態の側面図。
図16】金具側係合部の他の実施形態の側面図。
図17】金具側係合部の他の実施形態の側面図および正面図。
図18図11(C)の姿勢変更保持手段により吊り金具を横向き姿勢にする前の側面図。
図19図11(D)の姿勢変更保持手段により吊り金具を横向き姿勢にした側面図および正面図。
図20】種々の連結部材を組み合わせて姿勢変更保持手段とした実施形態の側面図および正面図。
図21】吊り金具の他の実施形態の側面図および正面図。
図22】吊り金具の金具側接続部の他の実施形態の側面図および正面図。
図23】吊り金具の金具側接続部の他の実施形態の側面図および正面図。
図24】吊り金具の他の実施形態の側面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の一実施形態を図面により説明すると、1は土木作業(掘削作業や土壌改良作業)等に使用される機器の作業ロッドRを構成する分割作業ロッドであり、所謂掘削装置のスクリューロッドや撹拌機の撹拌ロッドの総称として本例で使用している。
図1は分割作業ロッド1を使用する掘削装置2の一例を示し、3はベースマシン、4はベースマシン3に設けたリーダー、5はリーダー4に昇降自在に取付けた回転駆動部であり、回転駆動部5の回転軸体6に前記分割作業ロッド1の上部を取付けている。
なお、本発明の本実施形態の説明するにあたり、理解を容易にするために、上下左右等の方向を用いて説明しているが、このことによって本発明の構成が限定的に解釈されることはない。
【0009】
前記作業ロッドRは、所定長さを有して形成した分割作業ロッド1を複数継ぎ足して構成し、各分割作業ロッド1の上下両端には継ぎ足すための上側接続部10と下側接続部11とをそれぞれ設け、複数の分割作業ロッド1を長さ方向に継ぎ足して前記作業ロッドRとして使用する。
この作業ロッドRとするための分割作業ロッド1の継ぎ足し、切り離し等のために使用する吊り金具15が本発明の要旨となるものであり、吊り金具15は各分割作業ロッド1を各種の吊り装置Tで吊すときに使用する吊用取付部18と分割作業ロッド1の上側接続部10に接続される金具側接続部19を設けて構成する。
ここで、吊り装置Tの構成は本願の要件では無く、その構成は任意であり、吊り金具15を吊り下げて昇降させられればよく、本実施形態では、一例として、クレーン(図示省略)のワイヤー16の吊用フック17としているが、例えば、図示は省略するが、油圧式ショベルのショベル下面に吊用フックを設け、この油圧式ショベルを吊り装置Tとしてもよい。
【0010】
吊り金具15の吊用取付部18は所定の板厚を有する板部材により形成し、吊用取付部18には左右方向に貫通する挿通孔20を設ける。挿通孔20にはワイヤー16に設けた吊り装置T(吊用フック17)に係合する係合部材21を取付ける。
係合部材21の構成は任意であるが、一例を示すと、逆さ「U」の字形状の一対の係合部22の下部を軸部材23により連結して構成し(図5)、一対の係合部22を吊用取付部18の挿通孔20の左右両側に位置させ、この状態の係合部22を挿通孔20に挿通した軸部材23により連結して、係合部材21を吊り金具15に取付ける。
そのため、係合部材21は、軸部材23を吊り装置T(吊用フック17)に係合させて吊り金具15を吊り上げる。
吊り金具15の金具側接続部19には分割作業ロッド1の上側接続部10を接続する嵌合穴25を設け、金具側接続部19内には上側接続部10の係合溝26に係合させる係合ピン27を挿入するピン挿入孔28を設ける(図4)。
【0011】
しかして、分割作業ロッド1を吊り装置T(吊用フック17)により吊り上げるには、分割作業ロッド1の上側接続部10に吊り金具15の金具側接続部19を接続し、吊り金具15の係合部材21を吊り装置T(吊用フック17)に引っ掛けて吊り上げることになるが、吊り金具15は所定の重量を有して構成されており、人力作業で吊り金具15を持ち上げて分割作業ロッド1に接続するのは容易ではないので、吊り装置T(吊用フック17)により吊り金具15を吊り下げた状態で分割作業ロッド1に接続する。
この場合、吊り金具15を接続する前の分割作業ロッド1の姿勢に合わせて、起立状態の吊り金具15の吊り下げ姿勢を姿勢変更保持手段30により横倒れの横向き姿勢に変更させて保持し、この状態で、吊り金具15の金具側接続部19の軸心方向(接続方向)を分割作業ロッド1の上側接続部10に対峙させて接続する。
【0012】
この場合の姿勢変更保持手段30は、吊り装置T(吊用フック17)側と吊り金具15側を連結する構成であればよく、構成は任意であり、一例を示すと、姿勢変更保持手段30は吊り装置T側に装着(係合)する上側連結部31と、吊り金具15側に装着(係合)する下側連結部33を有した連結部材30Aにて構成している。
そのため、姿勢変更保持手段30の連結部材30Aの上側連結部31を吊り装置T(吊用フック17)に係合させ、姿勢変更保持手段30の連結部材30Aの下側連結部33を吊り金具15に設けた金具側係合部32に係合させると、吊り金具15は横向き姿勢で吊り装置T(吊用フック17)に吊り下げられ、横倒れの姿勢の分割作業ロッド1に吊り金具15の金具側接続部19を容易に接続できる。
【0013】
姿勢変更保持手段30の連結部材30Aは吊り装置T(吊用フック17)側に吊り下げられる構成であればよく、その構成は任意であり、図11Bの連結部材30Aは所謂マスターリンクと称される継ぎ目の無い「O」型形状に構成し、連結部材30Aの上部の円弧部が上側連結部31となり、連結部材30Aの下部の円弧部が下側連結部33に構成される。
図11Cの姿勢変更保持手段30の連結部材30Aは一対の「U」の字形状の半割部材38を軸形状の連結軸部材39により連結して「O」の形状に形成している。
図11Dの姿勢変更保持手段30の連結部材30Aは、逆さ「U」の字形状の一対の係合脚40の下部を軸部材41により連結して構成し、一対の係合脚40を吊り装置T(吊用フック17)に吊り下げる構成としている。
【0014】
このように、姿勢変更保持手段30の連結部材30Aの上側連結部31を吊り装置T(吊用フック17)側に吊り下げ、連結部材30Aの下側連結部33を吊り金具15の金具側係合部32に係合させ、この状態で、吊り装置T(吊用フック17)により上昇させると、吊り金具15は吊り装置T(吊用フック17)に横向きに吊り下げられる(図11図12等)。
このとき、金具側係合部32は横向き姿勢の吊り金具15の重心Gの略上方位置に設ける。
すなわち、吊り金具15は姿勢変更保持手段30のみにより吊り金具15を吊り装置T(吊用フック17)に横向きに吊り下げるために、金具側係合部32は横向き吊り金具15の重心Gの略上方位置に設けており、後述する図12のように、吊り装置T(吊用フック17)に吊り下げた接続金具35(第二連結部材30B)に連結部材30Aを吊り下げた場合でも、連結部材30Aの下側連結部33は吊り金具15の重心Gの略上方位置にある金具側係合部32に係合して、吊り装置T(吊用フック17)に横向きに吊り下げられることになる。
【0015】
しかして、姿勢変更保持手段30の連結部材30Aの下側連結部33を装着(係合)させる吊り金具15側となる金具側係合部32の構成も任意であり、図4図11の実施形態では金具側係合部32は突起36により係合溝37を形成して構成しており、図11の金具側係合部32は起立姿勢状態の吊り金具15を基準に下向きに係合溝37を形成しているが、図13の金具側係合部32は起立姿勢状態の吊り金具15を基準に上向きに係合溝37を形成しており、図14の金具側係合部32は起立姿勢状態の吊り金具15を基準に左右方向の左右いずれかの方向に係合溝37を開口させて形成している。
【0016】
また、姿勢変更保持手段30の連結部材30Aを吊り装置T(吊用フック17)側に吊り下げる構成あるいは吊り下げ作業および姿勢変更の作業順序も任意であり、図15の実施形態では一対の「U」の字形状の半割部材38を軸形状の連結軸部材39により連結して形成した連結部材30Aと、吊り装置T(吊用フック17)に予め吊り下げた接続金具35(第二連結部材30B)とにより姿勢変更保持手段30を構成している。
そのため、吊り装置T(吊用フック17)に予め接続金具35(第二連結部材30B)を吊り下げておき、接続金具35(第二連結部材30B)に吊り下げた連結部材30Aを吊り金具15の金具側係合部32に係合させて、吊り金具15を横向きの吊り姿勢に保持している。
この場合、吊り金具15は、連結部材30Aと接続金具35(第二連結部材30B)とにより横向きに吊り下げられるので、連結部材30Aと接続金具35(第二連結部材30B)とが姿勢変更保持手段30となる。
【0017】
図16図17では、開口方向の向きを変えた金具側係合部32の係合溝37に半割部材38により形成した連結部材30Aにより吊り金具15を吊り下げた状態を示している。
また、図18のように、予め吊り装置T(吊用フック17)に接続金具35(第二連結部材30B)を吊設しておき、この接続金具35に係合部材21を予め挿通させて吊り金具15が起立姿勢となるように吊り装置T(吊用フック17)に吊り下げておき、この状態のままの吊り金具15は垂直状態の分割作業ロッド1に接続するが、横向きの分割作業ロッド1に接続するときには、例えば、一旦、ワイヤー16を緩めて、吊り装置T(吊用フック17)を下降させて、吊り金具15を横向きにし、この状態で、吊り装置T(吊用フック17)の接続金具35に挿通させておいた半割部材38の連結部材30Aを吊り金具15の金具側係合部32に係合させて、吊り金具15を横向きに吊り下げる(図13)。
【0018】
このように、姿勢変更保持手段30を、連結部材30Aと接続金具35(第二連結部材30B)との複数の部材で構成し、接続金具35(第二連結部材30B)に連結部材30Aを挿通させておくと、横向き姿勢で分割作業ロッド1に取付けた吊り金具15を吊り上げるとき、連結部材30Aを金具側係合部32から離脱させるだけで、分割作業ロッド1の吊り下げ姿勢に移行させることができ、作業全般を容易にする。
図19は、図11Dに示した連結部材30Aにより吊り金具15を横向きにした状態を示し、一対の係合脚40を吊り装置T(吊用フック17)に直接吊り下げており、連結部材30Aの軸部材41は吊り金具15側に設けた透孔43により形成した金具側係合部32に挿通させた構成としている。
そのため、予め、連結部材30Aの軸部材41を姿勢変更保持手段30は吊り金具15の金具側係合部32である透孔43に挿通し、この軸部材41に係合脚40の下部を取付けて、連結部材30Aを吊り金具15に装着し、この連結部材30Aの係合脚40を起立させて吊り装置T(吊用フック17)に吊り下げて、横向き姿勢にする。
【0019】
図20は姿勢変更保持手段30の別の実施形態を示し、吊り装置T(吊用フック17)に吊り下げる接続金具35(第二連結部材30B)に、リング部材44(連結部材30A)により中間フック45(第三連結部材30C)を予め吊設しておき、吊り金具15側の金具側係合部32を軸部材により逆さ「U」の字形状に形成した係合孔46に、中間フック45(第三連結部材30C)を係合させて吊り金具15を横向きに吊り下げる構成としている。
なお、吊り金具15の姿勢は横倒れ姿勢以外に、金具側係合部32の吊り金具15に対する相対的位置を変更する等の構成により、斜めの姿勢に姿勢変更保持手段30により姿勢保持してもよく、任意の手段で設置保管されている分割作業ロッド1の保管姿勢に合わせられればよい。
【0020】
本発明は、分割作業ロッド1を吊り下げる吊り金具15の姿勢を変更可能に構成することが要旨であり、分割作業ロッド1の上側接続部10と下側接続部11および吊り金具15の金具側接続部19の構成は要件ではなく、図4の金具側接続部19は所謂雌雄の継ぎ手の雌の継ぎ手形状に形成しているが、分割作業ロッド1の上側接続部10を雌の継ぎ手形状に、吊り金具15の金具側接続部19を雄の継ぎ手形状にそれぞれ反対の形状に形成してもよく、図21のように、雄の継ぎ手形状にした場合、断面六角形状にしたり、あるいは、図23のようにキー溝48を設けて断面十字としてもよく、さらに、図示は省略するが、雌雄のない同一形状の継ぎ手形状に形成してもよい。49は係合ピン27が係合する係合溝である。
また、図10のように、分割作業ロッド1の上側接続部10の係合溝26が上下(図10において左右)に位相を変えて設けている場合、図24のように、吊り金具15の金具側接続部19に左右一対のピン挿入孔28を係合溝26に合わせて上下に並設しておくと、ピン挿入孔28と分割作業ロッド1の係合溝26との位置合わせを容易にできて好適である。
【0021】
(実施形態の作用)
本発明は上記構成であり、例えば、ベースマシン3に設けたリーダー4に昇降自在に取付けた回転駆動部5の回転軸体6に作業ロッドRの上部を接続するにあたり、複数の分割作業ロッド1を吊り金具15を使用して運搬移動させて、各分割作業ロッド1を長さ方向に継ぎ足して所定長さの作業ロッドRとして使用する。
この分割作業ロッド1の継ぎ足し、切り離し等のために使用する吊り金具15は、吊り装置Tに吊すときに使用する吊用取付部18と分割作業ロッド1の上側接続部10に装着される金具側接続部19を設けて構成し、垂直状態の分割作業ロッド1は吊り装置Tに吊り金具15の係合部材21を係合させて吊り下げている。
この場合、吊り金具15の吊用取付部18の板厚より広く、かつ、吊り金具15の金具側接続部19の外径より狭い幅に形成した一対の係合部22を吊用取付部18の挿通孔20の左右両側に位置させ、この状態の係合部22を挿通孔20に挿通した軸部材23により連結して、係合部材21を吊り金具15に取付ける。
【0022】
そのため、係合部材21の係合部22は常に吊り装置Tに対して同じ方向で対峙するので、吊り金具15の吊り装置Tへの係合を容易にしている。
分割作業ロッド1の上側接続部10に吊り金具15の金具側接続部19を接続する作業は、吊り金具15は所定の重量を有して構成されており、人力作業で吊り金具15を持ち上げて分割作業ロッド1に接続するのは容易ではないので、吊り装置Tにより吊り金具15を吊り下げた状態で分割作業ロッド1に接続するが、本発明では、分割作業ロッド1が起立姿勢以外の姿勢では、吊り金具15を接続する前の分割作業ロッド1の姿勢に合わせて、吊り金具15の吊り下げ姿勢を姿勢変更保持手段30により変更させて保持し、この状態で、吊り金具15の金具側接続部19の軸心方向(接続方向)を分割作業ロッド1の上側接続部10に対峙させて接続する。
【0023】
すなわち、吊り金具15は、金具側接続部19の軸心方向が接合させようとする分割作業ロッド1の軸心方向に一致するように、吊り装置Tに姿勢変更保持手段30により姿勢を変更させて吊り下げ、吊り装置Tで吊り金具15の重量を支持したまま移動させ、この支持状態で吊り金具15と分割作業ロッド1との位置合わせと接続を手作業により行う。
そのため、吊り金具15の接続作業をする間、吊り金具15の重量を人力で支持する必要がなく、頗る作業を容易にする。
したがって、吊り金具15は、姿勢変更保持手段30により横向きの分割作業ロッド1に合わせて、吊り金具15の金具側接続部19の軸心方向を横向きの横倒れ姿勢にして、分割作業ロッド1への接続作業を行う。
【0024】
姿勢変更保持手段30は、上部に吊り装置T側に係合する上側連結部31を設け、下部に吊り金具15側の金具側係合部32に係合する下側連結部33を有して構成しているので、姿勢変更保持手段30の上側連結部31を吊り装置Tに係合させ、姿勢変更保持手段30の下側連結部33を吊り金具15の金具側係合部32に係合させると、吊り金具15は横向き姿勢で吊り装置Tに吊り下げられ、横倒れの姿勢の分割作業ロッド1に吊り金具15の金具側接続部19を容易に接続できる。
【0025】
この場合、姿勢変更保持手段30は、吊り装置T側と吊り金具15側を連結する構成であればよく、構成は任意であり、一例を示すと、姿勢変更保持手段30は吊り装置T側に装着(係合)する上側連結部31と、吊り金具15側に装着(係合)する下側連結部33を有した連結部材30Aにて構成していればよく、図11Bの連結部材30Aでは、所謂マスターリンクと称される継ぎ目の無い「O」型形状の接続金具により構成しているので、上部の円弧部が上側連結部31となり、下部の円弧部が下側連結部33に構成されことになり、連結部材30Aの上側連結部31を吊り装置T側に吊り下げ、連結部材30Aの下側連結部33を吊り金具15の金具側係合部32に係合させ、この状態で、吊り装置Tを上昇させると、吊り金具15は吊り装置Tに横向きに吊り下げられる。
【0026】
このとき、金具側係合部32は横向き吊り金具15の重心Gの略上方位置に設けているので、吊り金具15を簡単に横向き姿勢に保持できる。
すなわち、姿勢変更保持手段30の連結部材30Aが取り付けられる金具側係合部32は横向き吊り金具15の重心Gの略上方位置に設けているので、姿勢変更保持手段30の連結部材30Aのみにより吊り金具15を吊り装置Tに横向きに吊り下げることができ、簡素な構成で横向き姿勢の分割作業ロッド1に吊り金具15の姿勢を合わせられる。
また、金具側係合部32は、一例として、突起36により係合溝37を形成して構成しているので、仮に、例えば、図18のように、吊り装置Tに係合部材21により吊り金具15を吊り下げていても、吊り装置Tを下降させて、吊り金具15を横向きにし、この状態で、吊り金具15の金具側係合部32に姿勢変更保持手段30の連結部材30Aの下側連結部33を係合させれば、吊り金具15を横向き姿勢に保持できる。
【0027】
金具側係合部32は係合溝37を有していれば形状は任意であるが、図11(A)の起立姿勢状態の吊り金具15を基準に下向きに係合溝37を形成した金具側係合部32では、図11(A)において右側から姿勢変更保持手段30の下側連結部33を係合溝37に係合させると、吊り金具15の横向き姿勢を保持できる。
同様に、図13の起立姿勢状態の吊り金具15を基準に上向きに係合溝37を形成した金具側係合部32では、図13において左側から姿勢変更保持手段30の下側連結部33を係合溝37に係合させると、吊り金具15の横向き姿勢を保持できる。
同様に、図14の起立姿勢状態の吊り金具15を基準に左右方向の左右いずれかの方向に係合溝37を開口させて形成した金具側係合部32では、図14において奥側あるいは手前側から係合溝37に姿勢変更保持手段30の下側連結部33を係合させると、吊り金具15の横向き姿勢を保持できる。
【0028】
また、図15の姿勢変更保持手段30では、吊り装置Tに予め吊り下げた接続金具35(第二連結部材30B)に、一対の「U」の字形状の半割部材38を軸形状の連結軸部材39により連結して「O」の形状に形成した第一連結部材30Aを連結し、この第一連結部材30Aの下側半割部材38の下側連結部33を金具側係合部32に係合させて、吊り金具15を横向きの吊り姿勢に保持する。
また、図18のように、予め吊り装置Tに接続金具35(第二連結部材30B)を吊設しておき、この接続金具35(第二連結部材30B)に係合部材21を予め挿通させて吊り金具15が起立姿勢で吊り装置Tに吊り下げた状態とし、一旦、吊り下げた吊り金具15を吊り装置Tにより下降させて地面に置く等の任意の方法により横向きにし、この状態で、横向きにした吊り金具15の金具側係合部32に吊り装置Tの接続金具35(第二連結部材30B)に予め挿通させておいた半割部材38の連結部材30Aを係合させると、吊り金具15は横向きに吊り下げられて、図12の状態になる。
【0029】
図19の実施形態では、姿勢変更保持手段30を、逆さ「U」の字形状の一対の係合脚40の下部を軸部材41により連結して連結部材30Aを構成し、連結部材30Aの一対の係合脚40を吊り装置Tに直接吊り下げ、連結部材30Aの軸部材41は吊り金具15側に設けた透孔43により形成した金具側係合部32に挿通させた構成としているので、予め、連結部材30Aは吊り金具15の金具側係合部32の透孔43に軸部材41を挿通し、この軸部材41に係合脚40の下部を取付け、この係合脚40を起立させて吊り装置Tに係合させて吊り下げる。
なお、吊り装置Tに吊り下げた状態の連結部材30Aの係合脚40に、金具側係合部32の透孔43に挿通した軸部材41を挿通してもよく、作業順序は任意である。
【0030】
図20の別の実施形態では、吊り装置Tの接続金具35(第二連結部材30B)にリング部材44(連結部材30A)により中間フック45(第三連結部材30C)を予め吊設しているので、吊り金具15側の金具側係合部32を軸部材により逆さ「U」の字形状に形成した係合孔46に、中間フック45を係合させて吊り金具15を横向きに吊り下げ、吊り金具15の横向き姿勢を保持する。
なお、本発明では、姿勢変更保持手段30のみによって吊り金具15の横向き姿勢を保持するが、係合部材21と姿勢変更保持手段30とにより吊り金具15の横向き姿勢を保持してもよい。
【0031】
また、上述した作業手順は、任意であり、姿勢変更保持手段30を別途用意しておき、吊り金具15を横向き姿勢にしておいて、吊り金具15の金具側係合部32に姿勢変更保持手段30の連結部材30Aの下側連結部33を係合させ、次に、吊り装置T側の接続金具35(第二連結部材30B)に第一連結部材30Aの上側連結部31を係合させてもよい。
また、一部の図面では理解を容易にするために、吊り金具15の係合部材21の図示は省略しているが、これにより、本発明の構成は限定されない。
【0032】
また、姿勢変更保持手段30を、連結部材30Aと接続金具35(第二連結部材30B)等により種々の形状の連結部材を用意し、複数の連結部材を適宜選択して組み合わせて構成してもよく、吊り装置Tに吊り金具15の吊り下げ姿勢を変更できれば、構成は任意である。
しかして、姿勢変更保持手段30により横向きに吊り下げた吊り金具15の金具側接続部19を分割作業ロッド1の上側接続部10に接続すると、姿勢変更保持手段30の下側連結部33を金具側係合部32から外し、次に、姿勢変更保持手段30による姿勢保持状態を解除し、吊り金具15と分割作業ロッド1を、吊り装置Tにより上昇させて運搬し、運搬した分割作業ロッド1の下側接続部11を別途用意した分割作業ロッド1の上側接続部10に接続し、次に、分割作業ロッド1の上側接続部10から吊り金具15を取り外し、取り外した吊り金具15を、前記のように姿勢変更保持手段30により横向き姿勢に変更保持して次の接続作業用の別の横向きの分割作業ロッド1に接続し、これを反復して、複数の分割作業ロッド1を接続して土木作業に使用する所望長さの作業ロッドRとする。
【符号の説明】
【0033】
1…分割作業ロッド、2…掘削装置、3…ベースマシン、4…リーダー、5…回転駆動部、6…回転軸体、10…上側接続部、11…下側接続部、15…吊り金具、16…ワイヤー、17…吊用フック、18…吊用取付部、19…金具側接続部、20…挿通孔、21…係合部材、22…係合部、23…軸部材、25…嵌合穴、26…係合溝、27…係合ピン、28…ピン挿入孔、30…姿勢変更保持手段、30A…連結部材(第一連結部材)、30B…第二連結部材、30C…第三連結部材、31…上側連結部、32…金具側係合部、33…下側連結部、35…接続金具、36…突起、37…係合溝、38…半割部材、39…連結軸部材、40…係合脚、41…軸部材、43…透孔、44…リング部材、45…中間フック、48…キー溝、49…係合溝、T…吊り装置、R…作業ロッド。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24