(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-25
(45)【発行日】2022-03-07
(54)【発明の名称】携帯電子機器の支持体
(51)【国際特許分類】
G06F 1/16 20060101AFI20220228BHJP
H04M 1/11 20060101ALI20220228BHJP
H05K 5/02 20060101ALI20220228BHJP
F16M 13/00 20060101ALI20220228BHJP
【FI】
G06F1/16 313A
H04M1/11 Z
H05K5/02 B
H05K5/02 D
F16M13/00 Z
(21)【出願番号】P 2019536916
(86)(22)【出願日】2018-01-12
(86)【国際出願番号】 CA2018050031
(87)【国際公開番号】W WO2018132894
(87)【国際公開日】2018-07-26
【審査請求日】2020-12-15
(32)【優先日】2017-01-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CA
(32)【優先日】2017-10-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】519240362
【氏名又は名称】ユアン,チェン-キー
【氏名又は名称原語表記】YUAN,Chen-Kee
【住所又は居所原語表記】304-2665 Broadway W Vancouver,British Columbia V6K 2G2,CANADA
(74)【代理人】
【識別番号】100180781
【氏名又は名称】安達 友和
(72)【発明者】
【氏名】ユアン,チェン-キー
【審査官】佐賀野 秀一
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-032838(JP,A)
【文献】特表平11-505185(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2012/0074271(US,A1)
【文献】登録実用新案第3164188(JP,U)
【文献】特開2009-147992(JP,A)
【文献】特開2002-009917(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0252936(US,A1)
【文献】特開2000-188632(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 1/16- 1/18
H04M 1/11
H05K 5/02
F16M 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1端と、第2端と、上面と、下面とを有する剛体のベースストリップと、
前記ベースストリップの前記上面に固定される物質層であって、ミクロ吸着カップを有する物質層と、
剛体の支持部材と、
前記剛体の支持部材を前記ベースストリップの前記第2端に接続する連結器であって、前記ベースストリップの前記第2端で前記上面から略垂直に延伸する操作位置と前記ベースストリップに略水平な格納位置との間を前記剛体の支持部材が回転することを可能にするヒンジを備える、連結器と、
前記ベースストリップ上の
シリコーンゴムの取付けバンド
であって、伸縮性を有する取付けバンドと、
を備え、前記ベースストリップは前記取付けバンドによりユーザーの手に装着され、前記取付けバンドは
取付けバンド操作位置と
取付けバンド格納位置とを有
し、
前記取付けバンドは、前記取付けバンド格納位置にある場合、前記ベースストリップの周縁に取付けられ、前記ベースストリップの周縁に沿って配置され、
前記ベースストリップの周縁は、取付けバンド凹部を有し、前記取付けバンドは、前記取付けバンド凹部内の前記取付けバンド格納位置と前記取付けバンド操作位置との間において移動可能であり、
前記格納位置にある場合、前記剛体の支持部材が前記ベースストリップの前記上面と略同じ高さになる、携帯電子機器の支持体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
スマートフォンまたはタブレットコンピュータのような、携帯電子機器の支持体が記載される。
【背景技術】
【0002】
スマートフォンまたはタブレットコンピュータのような、携帯電子機器は、現在映画を観るために用いられ、SKYPEのような、ビデオ会議アプリケーション用に用いられる。このような使用を促進するために、種々の支持スタンドが開発されている。携帯電子機器の支持スタンドの一例は、米国特許公開20120074271(Goetz)である。
【0003】
携帯電子機器が落下した場合、破損することは珍しくない。このため、種々の支持体が携帯電子機器または携帯電子機器ケースをユーザーの手に固定するために開発されている。携帯電子機器の落下から守る例は、米国意匠登録第D749,069号(Senoff)、および以下の米国特許第6,550,108号(Pratl)、米国特許第7,354,304号(Livingstone)、および米国特許第8,550,317号(Hyseni)である。
【発明の概要】
【0004】
第1端と、第2端と、上面と、下面とを有するベースストリップを含む、携帯電子機器の支持体を提供する。物質層は、ベースストリップの上面に固定される。物質層はミクロ吸着カップを有する。剛体の支持部材は、操作位置において、ベースストリップの第2端にて上面から略垂直に延伸するように構成される。
【0005】
使用において、ベースストリップは、テーブルまたは同様の平面上に置き、携帯電子機器は、映画を観るまたはビデオ会議の目的のため、直立位置において支持される。携帯電子機器の底縁は、ベースストリップ上のミクロ吸着カップにより選択された位置に係合する。その後、携帯電子機器を、ベースストリップの第2端にて上面から略垂直に延伸する剛体の支持部材に立て掛ける。ユーザーは物質層に沿って携帯電子機器のために所望の角度位置決めを選択してもよいことが理解される。
【0006】
連結器はベースストリップの第2端に位置することが好ましい。連結器は、剛体の支持部材が操作位置とベースストリップに略平行な格納位置との間を回転することを可能にするヒンジとして機能することが好ましい。美的外観を改良し、ユーザーの衣類に引っ掛かる「引っ掛かり」点を避けるために、上面は中央隆起部を包囲する溝を有することが好ましい。連結器は、溝内に位置し、物質層は、中央部に装着される。剛体の支持部材が格納位置に回転する場合、剛体の支持部材は溝内に収納される。
【0007】
取付けバンドをベースストリップに固定し、ベースストリップを取付けバンドによりユーザーの手に装着すると好ましい。使用において、ベースストリップは、取付けバンドによりユーザーの手に装着する。携帯電子機器の背部には、物質層が存在する。携帯電子機器は、ミクロ吸着カップにより適切な位置に保持される。この利用法は、携帯電子機器がユーザーの手に取り付けられているので、ユーザーが携帯電子機器を落とし、破損することを避けることができる。
【0008】
以下に詳述するように、取付バンドを設計する種々の方法がある。一実施形態において、取付バンドは、ベースストリップの下面から垂れ下がっている。他の実施形態において、取付バンドは、ベースストリップの周縁に沿って配置され、ベースストリップを取り囲んでいる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
これらの特徴および他の特徴は、以下の説明によりより明らかになり、図面を参照し、図面は、例示のみを目的とし、制限することを意図しない。
【0010】
【
図1】
図1は、第1角度方向に配置された携帯電子機器を備える携帯電子機器の支持体の側面視略図である。
【0011】
【
図2】
図2は、第2角度位置に配置された携帯電子機器を備える、
図1の携帯電子機器の支持体の側面視略図である。
【0012】
【0013】
【
図4】
図4は、剛体の支持部材を取り除いた、
図1の携帯電子機器の支持体の断面における、側面視略図である。
【0014】
【
図5】
図5は、剛体の支持部材が格納位置に回転した、
図1の携帯電子機器の支持体の側面視略図である。
【0015】
【
図6】
図6は、剛体の支持部材が格納位置にある、携帯電子機器の支持体の商用バージョンの平面図である。
【0016】
【
図7】
図7は、剛体の支持部材が格納位置にある、携帯電子機器の支持体の商用バージョンの底面図である。
【0017】
【
図8】
図8は、剛体の支持部材が操作位置にある、
図6に示す携帯電子機器の支持体の商用バージョンの第1端からの斜視図である。
【0018】
【
図9】
図9は、剛体の支持部材が操作位置にある、
図6に示す携帯電子機器の支持体の商用バージョンの第2端からの斜視図である。
【0019】
【
図10】
図10は、
図6に示す携帯電子機器の支持体の商用バージョンの下面から視た分解斜視図である。
【0020】
【
図11】
図11は、
図6に示す携帯電子機器の支持体の商用バージョンの上面から視た分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
符号10により概して特定される携帯電子機器の支持体を、
図1から
図5を参照して説明する。公衆への販売のために商用化が可能なバージョンの支持体10を、ベストモード要件に合致するために、
図6から
図11を参照して説明する。
【0022】
部品の構造および関係:
図1および
図2を参照すると、支持体10は、剛体のベースストリップ12を含む。ベースストリップ12は、典型的な携帯電子機器の長さと幅に適合するために細長いが、そうである必要はない。また、携帯電子機器の寸法は、時間の経過とともに変化する傾向があることに注目すべきである。さらに、様々な型の携帯電子機器があり、それぞれの携帯電子機器は寸法が異なる。図示するように、ベースストリップ12は、幅より長く、第1端14と、第2端16と、上面18と、下面20とを有する。物質層22は、ベースストリップ12の上面18に固定される。物質層22は、ミクロ吸着カップ(マイクロ吸盤カップ)24を有するテープである。図示するようにミクロ吸着カップは、上方に突出しているが、ミクロ吸着カップ24は、「孔」としてテープ内に埋め込まれても利用できることに注目すべきである。この技術は、発展しつつあり、異なる名前により知られるようになろう。使用する名前にかかわらず、ミクロ吸着カップの等価物は、吸引力により対象と係合する上面を有するテープである。これは、粘着テープとは異なる。剛体の支持部材26は、ベースストリップ12の第2端16にて上面18から略垂直に延伸する。連結器28は、剛体の支持部材26を係合する目的のため、ベースストリップ12の第2端16にて上面18に位置する。
図4を参照すると、剛体の支持部材26は連結器28から着脱可能である。取付けバンド30は、ベースストリップ12の下面20から垂れ下がって提供される。これは、ベースストリップ12が取付けバンド30によりユーザーの手に装着されることを可能にする。
図3および
図4を参照すると、ベースストリップ12の下面20は、取付けバンド凹部32を有する。
図3を参照すると、取付けバンド30は、取付けバンド凹部32内に格納位置を有する。取付けバンド30の第1端34は、アンカピン36により取付けバンド凹部32内に固定する。リダイレクトピン38は、取付けバンド30上に横たわっている。止め金具40は、取付けバンド30の第2端42に固定する。取付けバンド30は、取付けバンド凹部32から垂れ下がっているが、取付けバンド30の第2端42にて、止め金具40は、第2端42がリダイレクトピン38を越えて引き抜くことを妨げる。
図4を参照すると、取付けバンド30は、ベースストリップ12の下面20を越えて取付けバンド凹部32から垂れ下がる操作位置を有する。
図5を参照すると、連結器28の好ましい形体は、ヒンジである。連結器28がヒンジである場合、ヒンジ連結器は、剛体の支持部材26がベースストリップ12に平行な格納位置に回転し、上方に突出するミクロ吸着カップ24を有する物質層22と係合することを可能にする。
【0023】
操作:
図5を参照すると、支持体10は、格納位置に動かされている。
図1および
図2を参照すると、支持体10が第1態様に従って用いられる場合、ベースストリップ12の下面20は、テーブル(図示せず)または同様の平面に置かれる。剛体の支持部材26は、操作直立位置に回転する。携帯電子機器100は、その後映画を観るまたはビデオ会議の目的のため、直立方向において支持される。帯電子機器のボトムエッジ102は、ベースストリップ12上の物質層22から上方に突出するミクロ吸着カップ24により、選択された位置において係合する。携帯電子機器100は、その後ベースストリップ12の第2端16にて、上面18から略垂直に延伸する剛体の支持部材26に立て掛けられる。
図1を
図2と比較すると、ユーザーは、物質層22に沿って、携帯電子機器100のために望ましい角度の位置決めを選択してもよいことがわかる。
【0024】
図4を参照すると、支持体10が第2態様に従って用いられる場合、剛体の支持部材26は、連結器28から取り外される、または格納位置に移動される。ベースストリップ12は、その後取付けバンド30によりユーザーの手(図示せず)に装着される。携帯電子機器100の背部106は、物質層22に横たわる。携帯電子機器100は、携帯電子機器100が使用の間に誤って落ちることから妨げることを助ける、ミクロ吸着カップ24により適切な位置に保持される。
【0025】
変形例:
支持体10が第1態様または第2態様に従って用いられる場合、第1態様単独または第2態様単独に焦点を合わせる、より限定的な実施形態を望んでもよいことが理解される。
【0026】
警告:
ミクロ吸着カップ技術は将来改良され得るが、現在のミクロ吸着カップ24の保持力は限定されたものである。ミクロ吸着カップ24が、第2態様に従って携帯電子機器100を確実に保持するために、十分な表面領域被覆をしなければならない。
【0027】
先行技術を超える利点
【0028】
1.いくつかの先行技術の機器は、電話に貼付する粘着性ストリップを要求する。この粘着性ストリップは、「半永久的」取付である。取り除くことを意図しない。逆に、支持体10のミクロ吸着カップ24は、携帯電子機器を一時的な接続を用いて確実に保持する。これにより、支持体10が多種にわたる携帯電子機器と使用される事が可能になる。このことは、その美的概観に悪い影響を及ぼす取付デバイスが携帯電子機器100に固定されることを回避する。
【0029】
2.支持体10は、記載のとおり、上記した第1態様および第2態様に関して用いることにより、2つの先行技術の支持体の機能に取って代わる。
【0030】
3.第1態様に従って使用する場合、携帯電子機器100は所望の視角にて置くことができる。
【0031】
図6から
図8を参照すると、この商用バージョンの支持体10は、構想段階を越えて、製造し、公衆に販売される用意があるバージョンである。上記で使用された同じ符号は、この商用バージョンの記載においても使用される。この商用バージョンは、上記の実施形態において存在しない要素を有し、新規な符号が割り当てられる。
【0032】
図10および
図11を参照すると、この実施形態において、剛体のベースストリップ12は、楕円型形状のアルミニウムの本体50を有する。本体50は、周縁溝52を有し、伸縮し、その本来の状態に弾性復帰する能力を有する、シリコーンゴムの取付バンド54を収容する。シリコーンゴムの取付バンドは好ましいが、実験は、溝52に沿って摺動し、引き出しのように出入りする金属バンドを用いて行った。重要な要素は、取付バンド54が操作位置と格納位置を有することである。取付バンド54は、周縁溝52により収容され、周縁溝52内に摩擦嵌合する。この位置において、取付バンド54は、本体50に美学上心地よい仕上げ、衝突保護を提供し、かつ、本体50をユーザーの手に取り付けることができるように伸縮することができる。取付バンド54が衝撃により取り外されることを防止するために、ホール58を有し、それを通して取付ピン60が延伸する、内側に突出した係合舌56が提供される。取付ピン60は、ホール58を通して延伸するだけなく、本体50において整列したホール62を通して延伸するので、取付バンド54は本体50に固定される。取付バンド54の一部がユーザーの手に固定される場合、上記係合によって、取付バンド54がベースストリップ12から外れることはない。
【0033】
図7および
図10を参照すると、ベースストリップ12の下面20は平坦である。
図11を参照すると、ベースストリップ12の上面18は、中央部66を取り囲む楕円形の溝64を有する。
図8を参照すると、上面18の中央部66は、中央部66に粘着する物質層22を支持する。物質層22は、上方に突出するミクロ吸着カップ24を有する。支持体10が一時的に使用されるものであるため、接着剤は、上方に突出する表面に使用されるべきではなく、ミクロ吸着カップ24または等価物のみが使用されるべきであることに注目する。
図6を参照すると、楕円形の溝64は、剛体の支持部材26を収容する。剛体の支持部材26は、ポリマープラスチックから楕円形の形状に作られるので、格納位置にある場合、楕円形の溝64内に適合することができる。格納位置にある場合、剛体の支持部材26が上面18と略同じ高さになるために、これは、最初の実施形態を超える改良である。支持体10がユーザーのポケットに挿入され、引き出される場合に、これは、剛体の支持部材26が衣類に引っかかることがない。
図8および
図9を参照すると、操作位置において、剛体の支持部材26は、ベースストリップ12の第2端16において、上面18から略垂直に延伸する。楕円形の溝64内の格納位置から操作位置へのこの回動を可能にする連結器28は、ベースストリップ12の第2端16において上面18に配置される。この実施形態において、連結器28は、楕円形の溝64内に嵌め込まれる。
図10および
図11を参照すると、連結器28は、剛体の支持部材26の端70にわたって一体成型されるチューブ68を含む。ピボットピン72は、チューブ68を通って延伸し、ヒンジを形成する。剛体の支持部材26の回動は、楕円形の溝64により制限されるので、操作位置にある場合、剛体の支持部材26は、略垂直位置を越えることはできない。
【0034】
商用バージョンの支持体10の操作は、支持体10の操作の記載と実質的な方法において何ら異ならない。
図6および
図7を参照すると、商用バージョンの支持体10は、格納位置において、ユーザーのポケットに入れることができる。
図8および
図9を参照すると、ベースストリップ12の下面20は、テーブルまたは同様の平面上に置かれる。剛体の支持部材26は、その後操作直立位置に回転する。携帯電子機器は、その後映画を観る、またはビデオ会議の目的のため、直立方向において支持される。携帯電子機器の底縁は、ベースストリップ12の物質層22から上方に突出するミクロ吸着カップ24により、選択された位置において係合する。携帯電子機器は、剛体の支持部材26に立て掛ける。ユーザーは、物質層22に沿って携帯電子機器のために、任意の望ましい角度位置決めを選択する。物質層22上のミクロ吸着カップ24により提供される吸引力は、抵抗または摩擦を作り出し、携帯電子機器が上面16を滑走することを妨げる。携帯電子機器は剛体の支持部材26に立て掛け、剛体の支持部材26は、立て掛ける力に抵抗するために十分に堅牢であることが必要であり、携帯電子機器全体の重さに耐えなくてもよい。ミクロ吸着カップは、携帯電子機器の表面にいかなる痕跡または残留物も残さず、携帯電子機器を容易に分離する。粘着の場合と同様に、恒久的または半恒久的な取付ではない。
【0035】
商用バージョンの支持体10が第2態様に従って使用される場合、剛体の支持部材26は、回転し、格納位置に移動する。溝64は、好ましくはミクロ吸着カップ24と整合し、格納位置に剛体の支持部材26を保持する。ベースストリップ12は、その後取付バンド54により、ユーザーの手(図示せず)に装着される。携帯電子機器100の背部106は、その後物質層22に横たわる。携帯電子機器100は、携帯電子機器100が使用の間に誤って落下することを妨げることを助けるミクロ吸着カップ24により適切な位置に保持される。
【0036】
この特許書類において、言語「備える」は、非限定的な意味において、言語の後に続く項目が含まれるが、特に言及されていない項目が排除されないことを意味して用いられる。不定冠詞「a」による要素の参照は、前後関係が、1つおよびただ1つの要素であることを明らかに要求する場合を除き、2つ以上の要素が存在する可能性を排除しない。
【0037】
特許請求の範囲は、実施例として述べた示される実施形態により限定されるべきではなく、目的と一致する最も広い解釈が与えられるべきである。