(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-25
(45)【発行日】2022-03-07
(54)【発明の名称】IoT制御システム、データ表示方法、デバイス制御方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
H04L 67/00 20220101AFI20220228BHJP
G06F 3/04842 20220101ALI20220228BHJP
【FI】
H04L67/00
G06F3/0484 120
(21)【出願番号】P 2021094511
(22)【出願日】2021-06-04
(62)【分割の表示】P 2021015216の分割
【原出願日】2021-02-02
【審査請求日】2021-06-04
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】514229203
【氏名又は名称】株式会社マイスティア
(74)【代理人】
【識別番号】100177220
【氏名又は名称】小木 智彦
(72)【発明者】
【氏名】東 史教
(72)【発明者】
【氏名】小沢 直史
(72)【発明者】
【氏名】北原 崇
(72)【発明者】
【氏名】立原 裕司
(72)【発明者】
【氏名】下川 弘記
(72)【発明者】
【氏名】新井 和幸
(72)【発明者】
【氏名】三輪 航
【審査官】白井 亮
(56)【参考文献】
【文献】特開2008-153840(JP,A)
【文献】特開2003-174685(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 67/00
G06F 3/04842
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザインタフェースから入力されたデータに基づきユーザデバイスを制御するIoT制御システムであって、
データの割当順序、割当範囲が
前記ユーザデバイスの用途に基づいて予め定められた定型フォーマットを保存するストレージと、
前記ユーザインタフェースから入力された入力データを受け取り、前記ストレージを参照して、予め定められた定型フォーマット内の割当範囲に、前記入力データを挿入した定型コマンドを生成するIoTアプリケーションと、
前記定型コマンドを受け取り、
前記入力データ基づくコマンド情報を前記ユーザデバイスに送信するエッジデバイスと、
を備えることを特長とするIoT制御システム。
【請求項2】
前記定型コマンドの前記定型フォーマットにおける割当順序と割当範囲を自由に決定する入力を受付けるユーザインタフェースを備える請求項1に記載のIoT制御システム。
【請求項3】
前記定型コマンド送信の入力を受付けるユーザインタフェースを備える請求項1又は2に記載のIoT制御システム。
【請求項4】
ユーザインタフェースから入力されたデータに基づきユーザデバイスを制御するIoT御システムが実行するデバイス制御方法であって、
ストレージが、
データの割当順序、割当範囲が
前記ユーザデバイスの用途に基づいて予め定められた定型フォーマットを保存するステップと、
IoTアプリケーションが、
前記ユーザインタフェースから入力された入力データを受け取り、前記ストレージを参照して、予め定められた定型フォーマット内の割当範囲に、前記入力データを挿入した定型コマンドを生成するステップと、
エッジデバイスが、
前記定型コマンドを受け取り、
前記入力データ基づくコマンド情報を前記ユーザデバイスに送信するステップと、
を備えることを特長とするデバイス制御方法。
【請求項5】
ユーザインタフェースから入力されたデータに基づきユーザデバイスを制御するIoT制御システムが実行するプログラムであって、
ストレージに、
データの割当順序、割当範囲が
前記ユーザデバイスの用途に基づいて予め定められた定型フォーマットを保存するステップ、
IoTアプリケーションに、
前記ユーザインタフェースから入力された入力データを受け取り、前記ストレージを参照して、予め定められた定型フォーマット内の割当範囲に、前記入力データを挿入した定型コマンドを生成するステップ、
エッジデバイスに、
前記定型コマンドを受け取り、
前記入力データ基づくコマンド情報を前記ユーザデバイスに送信するステップ、
を実行させるコンピュータ読み取り可能なプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザデバイスで取得したデータをユーザインタフェースに表示する及びユーザインタフェースから入力されたデータに基づきユーザデバイスを制御する有効な技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ユーザデバイスデバイスと、ユーザインタフェース(以下、単に、UI(User Interface)とも称す)とを接続するIoT(Internet of Things)システムに関して、様々な技術が提案されている。
例えば、特許文献1では、ユーザデバイス(文献中では、センサ装置)から収集したデータを種類・時間を分類して管理することにより、異なるデータを扱いやすいようにする手法が提案されている。また、特許文献2では、ユーザデバイス(文献中では、エッジ)からのデータをアプリケーションで利用しやすいデータに変換する手法が提案されている。また、特許文献3では、上位アプリケーションのリクエストに対するユーザデバイス(文献中ではデバイス)からのレスポンスを、上位アプリケーションに対応する形式に変換・成形する手法が提案されている。
また、他にも、特許文献4では、ユーザデバイス(文献中ではデバイス)の識別情報に基づいて制御アプリケーションをインストールする手法が提案されている。また、特許文献5では、ユーザデバイス(文献中では、リモートデバイス)から受信したデバイス情報に基づいて、UIを構成する手法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特願2019-133592
【文献】特願2018-185908
【文献】特願2018-133625
【文献】特願2019-504561
【文献】特願2019-547114
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1-3において提案されている手法は、何れも、「ユーザデバイスで扱うデータ」と、「IoTアプリケーションで扱うデータ」とのデータ変換を行う必要が生じる。様々な用途(センサ等)が存在するユーザデバイスでは、その用途毎のデータ変換を各々行う必要が生じる。そのため、ユーザが所望するカスタマイズが容易に行えるものではなかった。
また、特許文献4及び5において提案されている手法でも、同様に、ユーザデバイスに合わせてUIを個別に設定する必要がある。そのため、ユーザデバイスからUIまでの間で、専用のサービス構築が必要になってしまっていた。
特許文献1-5において提案されている手法は、何れも、その導入、特に用途により異なるニーズにカスタマイズするハードルが高くなっていた。具体的には、ニーズに合わせてユーザデバイス及びUIを開発する必要があり、導入までのコスト・期間がかかってしまうという問題があった。そもそも、その効果が見えずに投資できないという課題のあるIoTシステムを導入するハードルが更に高くなっているのが現状である。
例えば、既存機器をIoT管理したい場合、既存アプリケーションから、「コマンドで」通信デバイスを制御するアプリケーションの開発が必要となる。このためには、通信モジュール・ルータのインタフェース・コマンド仕様を把握し、それに合わせたデバイスアプリケーションの開発が必要となる。また、UIは汎用的で、ニーズに合わせて一元管理するには、個別にUIを開発することが必要となる。その結果、開発コストが嵩んでしまうおそれがあった。
さらに、ユーザデバイスを複数管理する場合には、ネットワークに接続可能な有料通信を行う通信モジュールを増やすか、通信モジュールをゲートウェイとしたローカルネットワークを自ら開発する必要がある。ローカルネットワークが用意されている場合でも、そのインタフェース・コマンド仕様を把握し、それに合わせたデバイスアプリケーション開発が必要なことには変わりはない。このため、簡単且つ低コストで様々な用途に、IoTによるリモート管理を導入することは困難であった。
【0005】
この課題を生じている原因は、通信データセントリックなシステム構成を行っていないことに起因する。そこで、本発明者らは、エッジデバイスからUIまで一貫したデータ構成を用いれば、ユーザデバイスから通信モジュールまでの間は、特別な制御を一切不要にできるため、この問題が解決できることに着目した。
【0006】
そこで、本発明は、簡単且つ低コストで様々な用途に、IoTによるリモート管理を導入することが可能なIoT制御システム、データ表示方法、デバイス制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
また、本発明は、ユーザインタフェースから入力されたデータに基づきユーザデバイスを制御するIoT制御システムであって、
データの割当順序、割当範囲が前記ユーザデバイスの用途に基づいて予め定められた定型フォーマットを保存するストレージと、
前記ユーザインタフェースから入力された入力データを受け取り、前記ストレージを参照して、予め定められた定型フォーマット内の割当範囲に、前記入力データを挿入した定型コマンドを生成するIoTアプリケーションと、
前記定型コマンドを受け取り、前記入力データ基づくコマンド情報を前記ユーザデバイスに送信するエッジデバイスと、
を備えることを特長とするIoT制御システムを提供する。
【0008】
本発明によれば、ユーザインタフェースから入力されたデータに基づきユーザデバイスを制御するIoT制御システムは、ストレージが、データの割当順序、割当範囲が前記ユーザデバイスの用途に基づいて予め定められた定型フォーマットを保存し、IoTアプリケーションが、前記ユーザインタフェースから入力された入力データを受け取り、前記ストレージを参照して、予め定められた定型フォーマット内の割当範囲に、前記入力データを挿入した定型コマンドを生成し、エッジデバイスが、前記定型コマンドを受け取り、前記入力データ基づくコマンド情報を前記ユーザデバイスに送信する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、簡単且つ低コストで様々な用途にIoT制御システムを導入することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】IoT制御システム1の概要を説明する図である。
【
図2】IoT制御システム1の概要を説明する図である。
【
図3】IoT制御システム1の機能構成を示す図である。
【
図4】IoT制御システム1が実行するデバイス情報登録処理を示す図である。
【
図5】デバイス情報の入力用UIの一例を模式的に示した図である。
【
図6】IoT制御システム1が実行する上り定型フォーマット保存処理を示す図である。
【
図7】データ割当の入力用UIの一例を模式的に示した図である。
【
図8】上り定型フォーマットの一例を模式的に示した図である。
【
図9】IoT制御システム1が実行する下り定型フォーマット保存処理のフローチャートを示す図である。
【
図10】データ及びトリガ割当の入力用UIの一例を模式的に示した図である。
【
図11】下り定型フォーマットの一例を模式的に示した図である。
【
図12】IoT制御システム1が実行するデータ表示処理のフローチャートを示す図である。
【
図13】定型データの一例を模式的に示した図である。
【
図14】用途別データの出力用UIの一例を模式的に示した図である。
【
図15】IoT制御システム1が実行するデバイス制御処理のフローチャートを示す図である。
【
図16】定型コマンドの一例を模式的に示した図である。
【
図17】定型コマンドの送信用UIの一例を模式的に示した図である。
【
図18】IoT制御システム1において、複数のユーザデバイスと、複数のユーザデバイスが各々接続されたエッジデバイス群と、コンピュータ10とで構成された場合を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。以降の図においては、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号または符号を付している。
【0012】
[基本概念/基本構成]
図1及び
図2は、IoT制御システム1の概要を説明するための図である。IoT制御システム1は、コンピュータ10、エッジデバイス20、ユーザデバイス30を少なくとも含むシステムである。IoT制御システム1は、ユーザデバイス30で取得したデータをユーザインタフェース端末40(以下、単にUI端末とも称す)に表示するシステムである。また、IoT制御システム1は、UI端末40から入力されたデータに基づきユーザデバイス30を制御するシステムである。
コンピュータ10は、各種データ等を保存するストレージ11を備える。また、コンピュータ10は、IoT管理に関する処理を実行するIoTアプリケーション12を備える。また、コンピュータ10は、データの入出力を制御するUI制御アプリケーション13を備える。
エッジデバイス20は、ユーザデバイス30及びコンピュータ10と各種データの遣り取りを行う装置である。
ユーザデバイス30は、温度センサ、湿度センサ等のIoTセンサ等からなる装置である。
【0013】
IoT制御システム1がデータをUI端末40に表示する処理ステップについて、
図1に基づいて概要を説明する。
初めに、コンピュータ10は、ストレージ11に、データの割当順序、割当範囲が用途に基づいて予め定められた定型フォーマットを保存する(ステップS1)。
UI制御アプリケーション13は、ユーザ等から、データの割当順序、割当範囲の設定を受け付ける。UI制御アプリケーション13は、ユーザ等から、データの順序、データの用途、長さ等をnbyteの範囲で任意に設定を受け付ける。
IoTアプリケーション12は、受け付けた設定に基づいて、定型フォーマットを設定し、ストレージ11に保存する。
【0014】
エッジデバイス20は、ユーザデバイス30から定型フォーマットの割当順序で送られた元データを受け取り、定型フォーマットの割当範囲に、この元データを挿入した定型データを生成する(ステップS2)。
ユーザデバイス30は、検出したデータ等を元データとして、エッジデバイス20に送信し、エッジデバイス20は、この元データを受け取る。
エッジデバイス20は、定型フォーマットに設定された元データの割当範囲に、元データを受け取った順番に、この元データを挿入し、定型データを生成する。
【0015】
コンピュータ10は、IoTアプリケーション12により、エッジデバイス20が生成した定型データを受信し、ストレージ11を参照して、割当範囲から何の用途のデータであるかを判断する(ステップS3)。
エッジデバイス20は、生成した定型データを、コンピュータ10に送信し、IoTアプリケーション12は、この定型データを受信する。IoTアプリケーション12は、ストレージ11を参照し、定型データを解析する。IoTアプリケーション12は、定型データにおける元データの割当範囲から、この元データが何の用途のデータであるかを判断する。
UI制御アプリケーション13は、判断したデータの用途に応じて、UI端末40に表示するグラフ等のデータを生成する。
【0016】
このようなIoT制御システム1によれば、エッジデバイス20からUI端末40まで一貫したデータ構成を用いることになり、簡単且つ低コストで様々な用途に、IoTによるリモート管理を導入することが可能となる。
【0017】
以上が、IoT制御システム1がデータをUI端末40に出力表示する処理ステップの概要である。
【0018】
次に、IoT制御システム1がユーザデバイス30を制御する処理ステップについて、
図2に基づいて概要を説明する。
初めに、コンピュータ10は、ストレージ11に、データの割当順序、割当範囲が用途に基づいて予め定められた定型フォーマットを保存する(ステップS4)。
UI制御アプリケーション13は、ユーザ等から、データの割当順序、割当範囲の設定を受け付ける。UI制御アプリケーション13は、ユーザ等から、データの順序、データの用途、長さ等をnbyteの範囲で任意に設定を受け付ける。
IoTアプリケーション12は、受け付けた設定に基づいて、定型フォーマットを設定し、ストレージ11に保存する。
【0019】
コンピュータ10は、UI制御アプリケーション13により、UI端末40から入力された入力データを受け取り、ストレージ11を参照して、予め定められた定型フォーマット内の割当範囲に、入力データを挿入した定型コマンドを生成する(ステップS5)。
IoTアプリケーション12は、UI端末40から入力された入力データを受け取る。IoTアプリケーション12は、ストレージ11を参照して、定型フォーマットに設定された入力データの割当範囲に、入力データを挿入し、定型コマンドを生成する。
【0020】
次に、エッジデバイス20は、定型コマンドを受け取り、コマンド情報をユーザデバイス30に送信する(ステップS6)。
すなわち、IoTアプリケーション12は、生成した定型コマンドをエッジデバイス20に送信し、エッジデバイス20は、この定型コマンドを受け取り、コマンド情報をユーザデバイス30に送信し、ユーザデバイス30は、このコマンド情報を受け取る。
ユーザデバイス30は、受け取ったコマンド情報におけるコマンドの内容を解釈して動作する。
【0021】
このようなIoT制御システム1によれば、エッジデバイス20からUI端末40まで一貫したデータ構成を用いることになり、簡単且つ低コストで様々な用途に、IoTによるリモート管理を導入することが可能となる。
【0022】
以上が、IoT制御システム1がユーザデバイスを制御する処理ステップの概要である。
【0023】
[機能構成]
図3に基づいて、IoT制御システム1の機能構成について説明する。
IoT制御システム1は、其々が公衆回線網等のネットワーク3を介して、データ通信可能に接続されたコンピュータ10、エッジデバイス20、ユーザデバイス30を備えるシステムである。ここで、エッジデバイス20とユーザデバイス30とは、図示したように、直接、通信可能に接続される。
IoT制御システム1は、ユーザが所持するUI端末40、エッジデバイス20とコンピュータ10との間で、データ通信を介在するゲートウェイ、その他の端末や装置類等が含まれていても良い。この場合、IoT制御システム1は、後述する処理を、コンピュータ10、エッジデバイス20、ユーザデバイス30、その他の端末や装置類の何れか又は複数の組み合わせにより実行する。
また、エッジデバイス20は、複数のユーザデバイス30が各々接続された複数のエッジデバイス群で構成され、このエッジデバイス群とのデータを送受信するゲートウェイが、コンピュータ10と相互にデータ通信を行う構成であっても良い。
【0024】
コンピュータ10は、サーバ機能を有するパーソナルコンピュータ等である。
コンピュータ10は、例えば、1台のコンピュータで実現されてもよいし、クラウドコンピュータのように、複数のコンピュータで実現されてもよい。本明細書におけるクラウドコンピュータとは、ある特定の機能を果たす際に、任意のコンピュータをスケーラブルに用いるものや、あるシステムを実現するために複数の機能モジュールを含み、その機能を自由に組み合わせて用いるものの何れであってもよい。
【0025】
コンピュータ10は、制御部として、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備え、通信部として、他の端末や装置等と通信可能にするためのデバイス等を備える。
また、コンピュータ10は、記憶部として、ハードディスクや半導体メモリ、記憶媒体、メモリカード等によるストレージ11等を備える。
また、コンピュータ10は、処理部として、各種処理を実行する各種デバイス、IoTに関する処理を実行するモジュールを機能させるIoTアプリケーション12、UIに関する処理を実行するモジュールを機能させるUI制御アプリケーション13等を備える。
【0026】
コンピュータ10において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、通信部と協働して、定型データ受信モジュール、定型コマンド送信モジュールを実現する。
また、コンピュータ10において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、記憶部と協働して、デバイス情報登録モジュール、定型フォーマット保存モジュール、用途別データ保存モジュールを実現する。
また、コンピュータ10において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、処理部と協働して、デバイス情報入力受付モジュール、データ割当入力受付モジュール、データ割当設定モジュール、データ用途判断モジュール、属性表示設定モジュール、データ出力モジュール、入力データ受取モジュール、定型コマンド生成モジュールを実現する。
上述した各モジュールは、IoTアプリケーション12が機能させるものである。
【0027】
エッジデバイス20は、ユーザデバイス30からデータを受け取ることや、コンピュータ10にデータを受け渡し可能なデバイスである。
【0028】
エッジデバイス20は、上述したコンピュータ10と同様に、制御部として、CPU、GPU、RAM、ROM等を備え、通信部として、他の端末や装置等と通信可能にするためのデバイス等を備え、処理部として、各種処理を実行するデバイス等を備える。
【0029】
エッジデバイス20において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、通信部と協働して、元データ受取モジュール、定型データ送信モジュール、定型コマンド受取モジュール、コマンド情報送信モジュールを実現する。
また、エッジデバイス20において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、処理部と協働して、定型データ生成モジュールを実現する。
【0030】
ユーザデバイス30は、上述したIoTセンサ等のデバイスである。
【0031】
ユーザデバイス30は、上述したエッジデバイス20と同様に、制御部として、CPU、GPU、RAM、ROM等を備え、通信部として、他の端末や装置等と通信可能にするためのデバイス等を備え、処理部として、各種処理を実行するデバイス等を備える。
【0032】
ユーザデバイス30において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、通信部と協働して、コマンド情報受信モジュールを実現する。
また、ユーザデバイス30において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、処理部と協働して、動作実行モジュールを実現する。
【0033】
[コンピュータ10が実行するデバイス情報登録処理]
図4に基づいて、コンピュータ10が実行するデバイス情報登録処理について説明する。
図4は、コンピュータ10が実行するデバイス情報登録処理のフローチャートを示す図である。上述した各モジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。
【0034】
デバイス情報入力受付モジュールは、UI端末40上で、エッジデバイス20およびそれに繋がるユーザデバイス30のデバイス情報の入力を受け付ける(ステップS10)。デバイス情報入力受付モジュールは、UI端末40上で、ユーザが所望するエッジデバイス20およびそれに繋がるユーザデバイス30のデバイス情報(デバイスID、タイトル、アドレス、ゲートウェイID、ID、パケット数、コメント等)の入力を受け付ける。
UI端末40について説明する。UI端末40は、通信端末であるコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末等であってよく、UI制御アプリケーション13により制御される。UI制御アプリケーション13は、UI端末40からの要求に応じて、UIを、UI端末40上に出力する。UI制御アプリケーション13は、このUIに対するユーザからの入力内容を取得する。以下の説明において、UIに対する入力が行われる際、UI制御アプリケーション13は、同様の処理を実行する。
デバイス情報入力受付モジュールは、このUI上に対するデバイス情報の入力を受け付ける。
【0035】
[デバイス情報の入力用UI]
デバイス情報の入力用UIについて、
図5に基づいて説明する。
図5は、デバイス情報の入力用UIの一例を模式的に示した図である。
図5において、このUIは、デバイスID、タイトル、アドレス、ゲートウェイID、ID、パケット数、コメントのデバイス情報を其々入力するものである。UI制御アプリケーション13は、このUIに対する入力内容を取得する。デバイス情報は、ユーザが直接入力しても良いし、接続されるエッジデバイスおよびそれに繋がるユーザデバイス30からデバイス情報を取得し入力しても良い。
【0036】
図4に戻り、デバイス情報登録処理の続きを説明する。
デバイス情報登録モジュールは、入力を受け付けたデバイス情報を登録する(ステップS11)。デバイス情報登録モジュールは、デバイス情報を登録する際、IoTアプリケーション12に、このデバイス情報を紐付ける。
【0037】
以上が、デバイス情報登録処理である。本デバイス情報登録処理により登録されたデバイス情報が、後述する処理に用いられる。
【0038】
本デバイス情報登録処理により、ユーザが自らUI上でエッジデバイス20およびそれに繋がるユーザデバイス30を登録し、IoTアプリケーション12とユーザデバイス30とを紐付けることが可能となる。
【0039】
[コンピュータ10が実行する上り定型フォーマット保存処理]
図6に基づいて、コンピュータ10が実行する上り定型フォーマット保存処理について説明する。
図6は、コンピュータ10が実行する上り定型フォーマット保存処理のフローチャートを示す図である。上述した各モジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。本上り定型フォーマット保存処理は、上述した定型フォーマットの保存処理(ステップS1)の詳細である。
【0040】
データ割当入力受付モジュールは、UI上で、データの割当順序、割当範囲の入力を受け付ける(ステップS20)。データ割当入力受付モジュールは、データの割当順序と、割当範囲とを自由に決定する入力を受け付ける。また、データ割当入力受付モジュールは、データのデータ長を自由に決定する入力を受け付ける。データ割当入力受付モジュールは、このUI上で、データインデックス、タイトル、単位等、データ種別、X軸値、サイズ(byte)等の入力を受け付ける。
データ割当入力受付モジュールは、データの割当順序として、データインデックスに入力された数字の順番に、割当順序の入力を受け付ける。また、データ割当入力受付モジュールは、データの割当範囲として、データインデックスに入力された数に応じた分の割当範囲の入力を受け付ける。データ割当入力受付モジュールは、サイズに入力された数字に応じて、データ長(byte数)の入力を受け付ける。データ割当入力受付モジュールは、データの名称として、タイトルに入力された記号や文字列に応じて、データの名称の入力を受け付ける。データ割当入力受付モジュールは、データの単位等として、単位等に入力された記号や文字列に応じて、データの単位等の入力を受け付ける。データ割当入力受付モジュールは、データの種別として、データ種別に入力された記号や文字列に応じて、データ種別の入力を受け付ける。
【0041】
データ割当の入力用UIについて、
図7に基づいて説明する。
図7は、データ割当の入力用UIの一例を模式的に示した図である。
図7において、このUIは、データインデックス、タイトル、単位等、データ種別、X軸値、サイズ(byte)を、其々入力するものである。
データ割当入力受付モジュールは、データインデックスに入力された内容に基づいて、データの割当順序及び割当範囲の入力を受け付けることになる。データ割当入力受付モジュールは、タイトルに入力された内容に基づいて、データの名称の入力を受け付けることになる。データ割当入力受付モジュールは、単位等に入力された内容に基づいて、データの単位等の入力を受け付けることになる。データ割当入力受付モジュールは、データ種別に入力された内容に基づいて、データ種別の入力を受け付けることになる。データ割当入力受付モジュールは、タイトルに入力された内容に基づいて、データの名称の入力を受け付けることになる。データ割当入力受付モジュールは、サイズ(byte)に入力された内容に基づいて、データのデータ長の入力を受け付けることになる。
【0042】
図6に戻り、上り定型フォーマット保存処理の続きを説明する。
データ割当設定モジュールは、受け付けたデータの割当順序、割当範囲を、定型フォーマットに設定する(ステップS21)。データ割当設定モジュールは、データ通信時に、遣り取りが行われるデータの定型フォーマットに、受け付けたデータの割当順序、割当範囲を設定する。データ割当設定モジュールは、各データ領域に、割当順序及び割当範囲に基づいて、受け付けたデータを割り当てる。データ割当設定モジュールは、具体的には、U0、U1、U2、…、Unの各データ領域に、受け付けたデータを割り当てる。データ割当設定モジュールは、割当順序のU0から順に、データ領域に受け付けたデータを割り当てる。データ割当設定モジュールは、割当範囲に応じて、U0から順に、データ領域に、割当範囲分の受け付けたデータを割り当てる。
【0043】
[上り定型フォーマット]
上り定型フォーマットについて、
図8に基づいて説明する。
図8は、上り定型フォーマットの一例を模式的に示した図である。
図8において、データ領域として、U0、U1、…、Unが設定されている。データ割当設定モジュールは、受け付けたデータの割当順序及び割当範囲に基づいて、受け付けたデータを、データ領域に割り当てる。データ領域U0-Unの順序は、U0が最初のデータ領域であり、Unが最後のデータ領域である。また、データ領域U0-Unは、其々が、同じデータ長である。
図8では、データ割当設定モジュールは、データ領域U0,U1に、データ1を割り当て、データ領域U2-U5に、データ2を割り当て、データ領域U6に、データ3を割り当て、データ領域U7に、データ4を割り当てる。データ1-4の其々には、データ種類定義、データ表示方法及びデータ表示単位が設定されている。これら、データ種類定義、データ表示方法及びデータ表示単位は、データ割当入力受付モジュールが入力を受け付けたものであっても良いし、それ以外の予め設定されたものであっても良い。
図8では、データ領域U0-Unのうち、データ領域U0-U7までが使用されており、データの種類が4種類であり、データ長が計8byte使用されている。
【0044】
図6に戻り、上り定型フォーマット保存処理の続きを説明する。
定型フォーマット保存モジュールは、設定された定型フォーマットを保存する(ステップS22)。定型フォーマット保存モジュールは、
図8に一例として示す、設定された定型フォーマットをストレージ11に保存する。
【0045】
以上が、上り定型フォーマット保存処理である。
上述した上り定型フォーマット保存処理により、データの割当順序、割当範囲が用途に基づいて予め定められた定型フォーマットが保存されることになる。
【0046】
本上り定型フォーマット保存処理により、定型フォーマットの範囲内で、ユーザは自ら通信データを自由に割り当てることが可能となる。
【0047】
[コンピュータ10が実行する下り定型フォーマット保存処理]
図9に基づいて、コンピュータ10が実行する下り定型フォーマット保存処理について説明する。
図9は、コンピュータ10が実行する下り定型フォーマット保存処理のフローチャートを示す図である。上述した各モジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。本下り定型フォーマット保存処理は、上述した定型フォーマットの保存処理(ステップS4)の詳細である。
【0048】
データ割当入力受付モジュールは、UI上で、データ及びトリガの割当順序、割当範囲の入力を受け付ける(ステップS30)。データ割当入力受付モジュールは、データ及びトリガの割当順序、割当範囲を自由に決定する入力を受け付ける。また、データ割当入力受付モジュールは、データ及びトリガのデータ長を自由に決定する入力を受け付ける。データ割当入力受付モジュールは、このUI上で、データインデックス、データ種類、送信トリガ、サイズ(byte)等の入力を受け付ける。
データ割当入力受付モジュールは、データ及びトリガの割当順序として、データインデックスに入力された数字の順番に、割当順序の入力を受け付ける。また、データ割当入力受付モジュールは、データ及びトリガの割当範囲として、データインデックスに入力された数字の数に応じて、割当範囲の入力を受け付ける。データ割当入力受付モジュールは、サイズに入力された数字に応じて、データ長(byte数)の入力を受け付ける。データ割当入力受付モジュールは、データ種類として、データ種類に入力された記号や文字列に応じて、データ種類の入力を受け付ける。データ割当入力受付モジュールは、送信トリガとして、送信トリガに入力された記号や文字列に応じて、送信トリガの入力を受け付ける。
データ及びトリガの割当順序、割当範囲の入力を受け付けることにより、後述する定型コマンドの割当順序、割当範囲の入力を受け付けることにもなる。
【0049】
[データ及びトリガ割当の入力用UI]
データ及びトリガ割当の入力用UIについて、
図10に基づいて説明する。
図10は、データ及びトリガ割当の入力用UIの一例を模式的に示した図である。
図10において、このUIは、データインデックス、データ種類、送信トリガ、サイズ(byte)を、其々入力するものである。
データ割当入力受付モジュールは、データインデックスに入力された内容に基づいて、データ及びトリガの割当順序及び割当範囲の入力を受け付けることになる。データ割当入力受付モジュールは、データ種類に入力された内容に基づいて、データ種類の入力を受け付けることになる。データ割当入力受付モジューは、送信トリガに入力された内容に基づいて、送信トリガの入力を受け付ける。データ割当入力受付モジュールは、サイズ(byte)に入力された内容に基づいて、データ及びトリガのデータ長の入力を受け付けることになる。
【0050】
図9に戻り、下り定型フォーマット保存処理の続きを説明する。
データ割当設定モジュールは、受け付けたデータ及びトリガの割当順序、割当範囲を、定型フォーマットに設定する(ステップS31)。データ割当設定モジュールは、データ通信時に、遣り取りが行われるデータ及びトリガの定型フォーマットに、受け付けたデータ及びトリガの割当順序、割当範囲を設定する。データ割当設定モジュールは、各データ領域に、割当順序及び割当範囲に基づいて、受け付けたデータ及びトリガを割り当てる。データ割当設定モジュールは、具体的には、D0、D1、D2、…、Dmの各データ領域に、受け付けたデータ及びトリガを割り当てる。データ割当設定モジュールは、割当順序の順序に、D0から順に、データ領域に受け付けたデータ及びトリガを割り当てる。データ割当設定モジュールは、割当範囲に応じて、D0から順に、データ領域に、割当範囲分の受け付けたデータ及びトリガを割り当てる。
【0051】
[下り定型フォーマット]
下り定型フォーマットについて、
図11に基づいて説明する。
図11は、下り定型フォーマットの一例を模式的に示した図であり、このフォーマットに限定されるものではない。
図11において、データ領域として、D0、D1、…、Dmが設定されている。データ割当設定モジュールは、受け付けたデータ及びトリガの割当順序及び割当範囲に基づいて、受け付けたデータ及びトリガを、データ領域に割り当てる。データ領域D0-Dmの順序は、D0が最初のデータ領域であり、Dmが最後のデータ領域である。また、データ領域D0-Dmは、其々が、同じデータ長である。
図11では、データ割当設定モジュールは、データ領域D0に、データ1を割り当て、データ領域D1,D2にデータ2を割り当て、データ領域D3-D6に、データ3を割り当てる。データ1-3の其々には、機能及びUIが設定されている。これら、機能及びUIは、データ割当入力受付モジュールが入力を受け付けたものであっても良いし、それ以外の予め設定されたものであっても良い。
図11では、データ領域D0-Dmのうち、データ領域D0-D6までが使用されており、データの種類が3種類であり、データ長が計7byte使用されている。
【0052】
図9に戻り、下り定型フォーマット保存処理の続きを説明する。
定型フォーマット保存モジュールは、設定された定型フォーマットを保存する(ステップS32)。定型フォーマット保存モジュールは、
図11に一例として示す、設定された定型フォーマットをストレージ11に保存する。
【0053】
以上が、下り定型フォーマット保存処理である。
上述した下り定型フォーマット保存処理により、データの割当順序、割当範囲が用途に基づいて予め定められた定型フォーマットが保存されることになる。
【0054】
本下り定型フォーマット保存処理により、定型フォーマットの範囲内で、ユーザは自ら通信データを自由に割り当てることが可能となる。
【0055】
上述した上り定型フォーマット保存処理及び下り定型フォーマット保存処理により、割り当てる通信データが、上り(ユーザデバイス30からIoTアプリケーション12に送るデータ)と、下り(IoTアプリケーション12からユーザデバイス30に送るデータ)の両方を設定することが可能となる。
【0056】
[コンピュータ10、エッジデバイス20が実行するデータ表示処理]
図12に基づいて、コンピュータ10、エッジデバイス20が実行するデータ表示処理について説明する。
図12は、コンピュータ10、エッジデバイス20が実行するデータ表示処理のフローチャートを示す図である。上述した各モジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。本データ表示処理は、上述した定型データの生成処理(ステップS2)、データの用途判断処理(ステップS3)の詳細である。
【0057】
元データ受取モジュールは、ユーザデバイス30から元データを受け取る(ステップS40)。ユーザデバイス30は、自身が検出する等したデータを、元データとして、エッジデバイス20に送信する。このとき、ユーザデバイス30は、定型フォーマットに割り当てられたデータの割当順序に従って、元データをエッジデバイス20に送信する。ユーザデバイス30は、予め、設定された定型フォーマットにおけるデータの割当順序を取得する等することにより、定型フォーマットの割り当て順序に従って、データを送信することになる。
元データ受取モジュールは、この元データを受信する。この結果、元データ受取モジュールは、ユーザデバイス30から元データを受け取ることになる。
【0058】
定型データ生成モジュールは、定型フォーマットの割当範囲に、元データを挿入し、定型データを生成する(ステップS41)。定型データ生成モジュールは、元データを受け取った順番に、挿入する。定型データ生成モジュールは、定型フォーマットに元データを挿入することにより、設定された割当順序で、割当範囲に元データが挿入された定型データを生成する。
【0059】
ここで、エッジデバイス20が、定型フォーマットのデータ通信頻度の周期時間よりも短い間隔で元データを取得する場合について説明する。
元データ受取モジュールは、周期時間Tよりも短い間隔で複数のデータを受け取る。この複数のデータは、周期時間Tで本来受け取るデータを、周期時間Tよりも短い間隔毎に分割して受け取ったものである。
定型データ生成モジュールは、コンピュータ10に、周期時間Tで送信する定型データの所定の割当範囲に、この複数のデータを挿入し、定型データを生成する。
通信速度、データ量を抑え通信コスト上昇を抑えるためには、通信頻度を下げる必要がある。また、通信を行う場合、エッジデバイス20とゲートウェイとの間、ゲートウェイとコンピュータ10との間で、データ通信の確からしさをリクエストに対するアクノリッジ取得により都度確認することでデータ通信の品質を高めることが可能である。しかしながら、この手順を行う場合、Ack通信が入ることで通信頻度が下がることになる。
例えば、通信頻度T秒でデータ通信を行う場合、T秒よりも短い間隔でデータを送る必要がある場合には、T秒周期で通信する定型フォーマット内に、送るデータ其々に取得した時刻情報を埋め込みまとめて送信することにより、IoTアプリケーション12で受信したデータから時刻情報によりデータを抽出して、ストレージ11に保存し、UI上であたかもT秒周期よりも短い間隔でデータを受信したような表示を行うことも可能となる。
【0060】
[定型データ]
定型データについて、
図13に基づいて説明する。
図13は、定型データの一例を模式的に示した図である。
図13において、元データ受取モジュールは、データ1(温度)、データ2(状態)、データ3(重量)、データ4(個数)の順番に、元データを受け取る。定型データ生成モジュールは、定型フォーマットにおける割当範囲に従って、元データを受け取った順番に、定型フォーマットに挿入する。元データを挿入した結果、データ1が割り当てられたデータ領域には、データ1が挿入され、データ2が割り当てられたデータ領域には、データ2が挿入され、データ3が割り当てられたデータ領域には、データ3が挿入され、データ4が割り当てられたデータ領域には、データ4が挿入される。この結果、定型データとして、データ1、データ2、データ3、データ4の順番に、データが挿入されたデータが生成されることになる。
【0061】
図12に戻り、データ表示処理の続きを説明する。
定型データ送信モジュールは、定型データを、コンピュータ10に送信する(ステップS42)。定型データ受信モジュールは、この定型データを受信する(ステップS43)。
【0062】
データ用途判断モジュールは、ストレージ11を参照し、定型データの割当範囲から元データの用途を判断する(ステップS44)。データ用途判断モジュールは、ストレージ11に保存された定型フォーマットの各データ領域の割当範囲を参照し、この割当範囲と、受信した定型データの各データ領域の割当範囲とを比較する。データ用途判断モジュールは、比較した結果に基づいて、定型データの各データ領域の割当範囲に挿入された各元データのデータ内容を認識する。データ用途判断モジュールは、認識したデータ内容に基づいて、元データの用途を判断する。データ用途判断モジュールは、認識したデータ内容が、データ種類が温度である場合、その用途を、温度の計測として判断する。データ用途判断モジュールは、定型データに含まれる全ての元データに対して、その用途を判断する。
【0063】
用途別データ保存モジュールは、判断したデータの用途に応じて、各データを用途別データとして保存する(ステップS45)。用途別データ保存モジュールは、用途別データを、ストレージ11に保存する。用途別データ保存モジュールは、用途別データとして、元データと、判断した用途とを紐付けて、ストレージ11に保存する。
【0064】
属性表示設定モジュールは、UI上で、用途別データに対応するタイトル、単位、表示期間等の属性の表示を設定する(ステップS46)。属性表示設定モジュールは、判断した元データにおけるデータ種類、データ表示方法、データ表示単位、表示期間等を、用途別データの属性とする。属性表示設定モジュールは、この属性を視覚化(グラフ化等)して表示するように設定する。属性表示設定モジュールは、用途別データ毎に、グラフ等のデータを生成することにより、属性の表示を設定する。
【0065】
データ出力モジュールは、データの用途に基づいた、用途別データをUI端末40のUIに出力する(ステップS47)。データ出力モジュールが用途別データを出力する際、設定された属性の表示に従って、用途別データをUIに出力する。データ出力モジュールは、グラフ等のデータをUIに出力することになる。
【0066】
[用途別データの出力用UI]
用途別データの出力用UIについて、
図14に基づいて説明する。
図16は、用途別データの出力用UIの一例を模式的に示した図である。
図14において、このUIは、設定された属性に従ったグラフを用途別データ毎に出力する。このUIにおいて、各用途別データが、データ種類、データ表示単位、表示期間に基づいたグラフとして出力される。
【0067】
以上が、データ表示処理である。
【0068】
本データ表示処理により、上りに割り当てる通信データは、そのデータをUI端末40のUI上に表示する内容(名称・単位・範囲等)を設定することが可能となる。また、この通信データは、割当に応じて、コンピュータ10に分類・格納されることになる。また、ユーザデバイス30から、UIで割り当てた定型フォーマットに合わせてデータを送信するだけで、割当に応じコンピュータ10にデータが格納され、UI端末40にグラフ表示することが可能となる。
【0069】
[コンピュータ10、エッジデバイス20、ユーザデバイス30が実行するデバイス制御処理]
図15に基づいて、コンピュータ10、エッジデバイス20、ユーザデバイス30が実行するデバイス制御処理について説明する。
図15は、コンピュータ10、エッジデバイス20、ユーザデバイス30が実行するデバイス制御処理のフローチャートを示す図である。上述した各モジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。本デバイス制御処理は、上述した定型コマンドの生成処理(ステップS5)、コマンド情報の送信処理(ステップS6)の詳細である。
【0070】
入力データ受取モジュールは、UIから、入力された入力データを受け取る(ステップS50)。入力データ受取モジュールは、UI上で、入力されたユーザデバイス30のOn/Off等のユーザデバイス30の動作を制御するコマンドを、入力データとして受け取る。
【0071】
定型コマンド生成モジュールは、定型フォーマットの割当範囲に、入力データを挿入し、定型コマンドを生成する(ステップS51)。定型コマンド生成モジュールは、ストレージ11を参照し、定型フォーマットにおけるデータの割当範囲及び割当順序を認識する。定型コマンド生成モジュールは、認識した割当範囲及び割当順序に、入力データを挿入する。定型コマンド生成モジュールは、定型フォーマットに入力データを挿入することにより、設定された割当範囲及び割当順序に、入力データが挿入された定型コマンドを生成する。
【0072】
[定型コマンド]
定型コマンドについて、
図16に基づいて説明する。
図16は、定型コマンドの一例を模式的に示した図である。
図16において、入力データ受取モジュールは、データ1(On/Off)を入力データとして受け取っている。定型コマンド生成モジュールは、定型フォーマットにおける割当範囲及び割当順序に従って、入力データを定型フォーマットに挿入する。入力データを挿入した結果、データ1が割り当てられたデータ領域には、データ1が挿入される。この結果、定型コマンドとして、入力データが挿入されたコマンドが生成されることになる。
【0073】
図15に戻り、デバイス制御処理の続きを説明する。
定型コマンド送信モジュールは、定型コマンドを、エッジデバイス20に送信する(ステップS52)。このとき、定型コマンド送信モジュールは、UI上で、定型コマンド送信の入力を受け付けることにより、定型コマンドを送信する。
定型コマンド受取モジュールは、この定型コマンドを受信する(ステップS53)。この結果、コマンド受取モジュールは、定型コマンドを受け取ることになる。
【0074】
[定型コマンドの送信用UI]
定型コマンドの送信用UIについて、
図17に基づいて説明する。
図17は、定型コマンドの送信用UIの一例を模式的に示した図である。
図17において、このUIには、定型コマンドの内容と、送信用のアイコンが表示される。定型コマンド送信モジュールは、送信用のアイコンの入力が行われることを契機として、定型コマンドをエッジデバイス20に送信する。
【0075】
図15に戻り、デバイス制御処理の続きを説明する。
コマンド情報送信モジュールは、コマンド情報を、ユーザデバイス30に送信し(ステップS54)、コマンド情報受信モジュールは、このコマンド情報を受信する(ステップS55)。
【0076】
動作実行モジュールは、コマンド情報の内容を解釈し、動作を実行する(ステップS56)。動作実行モジュールは、コマンド情報が、ユーザデバイス30のOn/Offである場合、コマンド情報の内容として、スイッチのOn/Offを解釈し、自身のスイッチをOn/Offする。動作実行モジュールは、コマンド情報が、他の内容であっても同様に、コマンド情報の内容を解釈し、動作を実行する。
【0077】
以上が、デバイス制御処理である。
【0078】
本デバイス制御処理により、下りに割り当てる通信データは、そのデータを送るトリガや値を決めることが可能であり、スイッチやボタン、スライダ等を視覚的に操作できる部品をUI上に設定することも可能となる。また、ユーザデバイス30では、UIの操作により送られてきたデータを受信し、その受信データに基づいて任意の動作を行うことが可能である。例えば、動作モードの変更、何か判定しているデバイスであれば判定レベルの変更等を行うことが可能である。
【0079】
上述したデータ表示処理及びデバイス制御処理において、一のエッジデバイス20と、一のユーザデバイス30の場合を例として説明しているが、エッジデバイス及びユーザデバイスは、
図18で示すような複数であっても良い。この場合について説明する。
図18は、IoT制御システム1において、複数のユーザデバイスと、複数のユーザデバイスが各々接続されたエッジデバイス群と、コンピュータ10とで構成された場合を示した図である。
エッジデバイスが、複数のユーザデバイスが各々接続された複数のエッジデバイス群で構成される場合、このエッジデバイス群とのデータを送受信するゲートウェイが、IoTアプリケーションと相互にデータ通信を行うことになる。このとき、エッジデバイスは、定型フォーマットのヘッダ部分に、ユーザデバイスを識別するデバイス番号を挿入する。エッジデバイスは、このデバイス番号を参照し、どのユーザデバイスの元データであるかを識別する。また、コンピュータ10は、定型コマンドのヘッダ部分に、ユーザデバイスを識別するデバイス番号を挿入する。ゲートウェイは、このデバイス番号を参照し、どのユーザデバイスに送信する定型コマンドであるかを識別する。
【0080】
1台のゲートウェイにエッジデバイス群が接続されている場合、複数のエッジデバイスは、ローカル通信方式で構成されるので、ランニングコストを増やさずに、管理エリアを拡大することが可能である。また、複数のエッジデバイス毎に其々通信データを割り当てることが可能となり、エッジデバイス毎に異なるタスクでもUIで一元化した遠隔管理が可能となる。
【0081】
上述した手段、機能は、コンピュータ(CPU、情報処理装置、各種端末を含む)が、所定のプログラムを読み込んで、実行することによって実現される。プログラムは、例えば、コンピュータからネットワーク経由で提供される(SaaS:ソフトウェア・アズ・ア・サービス)形態やクラウドサービスで提供されてよい。また、プログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供されてよい。この場合、コンピュータはその記録媒体からプログラムを読み取って内部記録装置又は外部記録装置に転送し記録して実行する。また、そのプログラムを、記録装置(記録媒体)に予め記録しておき、その記録装置から通信回線を介してコンピュータに提供するようにしてもよい。
【0082】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述したこれらの実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
【0083】
(1)ユーザデバイス(例えば、ユーザデバイス30)で取得したデータをユーザインタフェースに表示するIoT制御システムであって、
データの割当順序、割当範囲が用途に基づいて予め定められた定型フォーマット(例えば、
図8)を保存するストレージ(例えば、ストレージ11)と、
前記ユーザデバイスから前記定型フォーマットの割当順序で送られた元データを受け取り、前記定型フォーマット内の割当範囲に、当該元データを挿入した定型データ(例えば、
図13)を生成するエッジデバイス(例えば、エッジデバイス20)と、
前記エッジデバイスが生成した前記定型データを受信し、前記ストレージを参照して、前記割当範囲から何の用途のデータであるかを判断するIoTアプリケーション(例えば、IoTアプリケーション12)と、
を備えることを特長とするIoT制御システム。
【0084】
(1)の発明によれば、簡単且つ低コストで様々な用途に、IoTによるリモート管理を導入することが可能となる。
【0085】
(2)ユーザインタフェースから入力されたデータに基づきユーザデバイス(例えば、ユーザデバイス30)を制御するIoT制御システムであって、
データの割当順序、割当範囲が用途に基づいて予め定められた定型フォーマット(例えば、
図11)を保存するストレージ(例えば、ストレージ11)と、
前記ユーザインタフェースから入力された入力データを受け取り、前記ストレージを参照して、予め定められた定型フォーマット内の割当範囲に、前記入力データを挿入した定型コマンド(例えば、
図16)を生成するIoTアプリケーション(例えば、IoTアプリケーション12)と、
前記定型コマンドを受け取り、コマンド情報を前記ユーザデバイスに送信するエッジデバイス(例えば、エッジデバイス20)と、
を備えることを特長とするIoT制御システム。
【0086】
(2)の発明によれば、簡単且つ低コストで様々な用途に、IoTによるリモート管理を導入することが可能となる。
【0087】
(3)前記定型データの前記定型フォーマットにおける割当順序と割当範囲を自由に決定する入力を受付けるユーザインタフェースを備える(1)に記載のIoT制御システム。
【0088】
(3)の発明によれば、定型フォーマットの範囲で、ユーザは自ら通信データを自由に割り当てることが可能となる。
【0089】
(4)前記定型コマンドの前記定型フォーマットにおける割当順序と割当範囲を自由に決定する入力を受付けるユーザインタフェースを備える(2)に記載のIoT制御システム。
【0090】
(4)の発明によれば、定型フォーマットの範囲で、ユーザは自ら通信データを自由に割り当てることが可能となる。
【0091】
(5)前記IoTアプリケーションにおいて判断した用途に基づき、データを出力するユーザインタフェースを備える(1)又は(3)に記載のIoT制御システム。
【0092】
(5)の発明によれば、ユーザデバイスからUIで割り当てた定型フォーマットに合わせてデータを送信するだけで、割当に応じてUIにグラフ等を表示することが可能となる。
【0093】
(6)前記定型コマンド送信の入力を受付けるユーザインタフェースを備える(2)又は(4)に記載のIoT制御システム。
【0094】
(6)の発明によれば、ユーザデバイスでは、UIの操作によりデータを受信し、この受信データに基づいて任意の動作を実行させることが可能となる。
【0095】
(7)前記ストレージは、前記IoTアプリケーションにおいて判断した用途に基づき、用途別データを保存する(1)、(3)又は(5)のいずれか一項に記載のIoT制御システム。
【0096】
(7)の発明によれば、ユーザデバイスからUIで割り当てた定型フォーマットに合わせてデータを送信するだけで、割当に応じてコンピュータにデータを格納することが可能となる。
【0097】
(8)前記ユーザインタフェースは、前記用途別データを出力する際に、対応するタイトル、単位、表示期間の属性の表示を設定可能である(5)に記載のIoT制御システム。
【0098】
(8)の発明によれば、通信データをUI上に表示する内容を設定することが可能となる。
【0099】
(9)前記エッジデバイスは、複数のユーザデバイスが各々接続された複数のエッジデバイス群で構成され、当該エッジデバイス群とのデータを送受信するゲートウェイが、前記IoTアプリケーションと相互にデータ通信を行う(1)乃至(8)のいずれか一項に記載のIoT制御システム。
【0100】
(9)の発明によれば、複数のエッジデバイスはローカル通信方式で構成されるので、ランニングコストを増やさずに、管理エリアを拡大することが可能となる。また、複数のエッジデバイス毎に其々通信データを割り当てることができ、エッジデバイス毎に異なるタスクでもUIで一元化した遠隔管理が可能となる。
【0101】
(10)前記ユーザインタフェースは、前記定型フーマットにおけるデータ長を自由に決定する入力を受け付ける(3)又は(4)に記載のIoT制御システム。
【0102】
(10)の発明によれば、定型フォーマットの範囲でユーザは自ら通信データを自由に割り当てることが可能となる。
【0103】
(11)前記エッジデバイスは、前記定型フォーマットのデータ通信頻度の周期時間よりも短い間隔でデータを取得する必要がある場合に、前記周期時間よりも短い間隔で取得した複数のデータを、前記周期時間で送信する定型データの所定の割当範囲に挿入した定型データを生成する(1)に記載のIoT制御システム。
【0104】
(11)の発明によれば、IoTアプリケーションで受信したデータから時刻情報によりデータを分類してコンピュータに保存し、UI上であたかも通常周期よりも短い間隔でデータを受信したような表示を行うことが可能となる。
【0105】
(12)ユーザデバイスで取得したデータをユーザインタフェースに表示するIoT制御システムが実行するデータ表示方法であって、
ストレージが、
データの割当順序、割当範囲が用途に基づいて予め定められた定型フォーマットを保存するステップ(例えば、ステップS22)と、
エッジデバイスが、
前記ユーザデバイスから前記定型フォーマットの割当順序で送られた元データを受け取り、前記定型フォーマット内の割当範囲に、当該元データを挿入した定型データを生成するステップ(例えば、ステップS40,S41)と、
IoTアプリケーションが、
前記エッジデバイスが生成した前記定型データを受信し、前記ストレージを参照して、前記割当範囲から何の用途のデータであるかを判断するステップ(例えば、ステップS43,S44)と、
を備えることを特長とするデータ表示方法。
【0106】
(13)ユーザインタフェースから入力されたデータに基づきユーザデバイスを制御するIoT制御システムが実行するデバイス制御方法であって、
ストレージが、
データの割当順序、割当範囲が用途に基づいて予め定められた定型フォーマットを保存するステップ(例えば、ステップS32)と、
IoTアプリケーションが、
前記ユーザインタフェースから入力された入力データを受け取り、前記ストレージを参照して、予め定められた定型フォーマット内の割当範囲に、前記入力データを挿入した定型コマンドを生成するステップ(例えば、ステップS50,S51)と、
エッジデバイスが、
前記定型コマンドを受け取り、コマンド情報を前記ユーザデバイスに送信するステップ(例えば、ステップS54)と、
を備えることを特長とするデバイス制御方法。
【0107】
(14)ユーザデバイスで取得したデータをユーザインタフェースに表示するIoT制御システムが実行するプログラムであって、
ストレージに、
データの割当順序、割当範囲が用途に基づいて予め定められた定型フォーマットを保存するステップ(例えば、ステップS22)、
エッジデバイスに、
前記ユーザデバイスから前記定型フォーマットの割当順序で送られた元データを受け取り、前記定型フォーマット内の割当範囲に、当該元データを挿入した定型データを生成するステップ(例えば、ステップS40,S41)、
IoTアプリケーションに、
前記エッジデバイスが生成した前記定型データを受信し、前記ストレージを参照して、前記割当範囲から何の用途のデータであるかを判断するステップ(例えば、ステップS43,S44)、
を実行させるコンピュータ読み取り可能なプログラム。
【0108】
(15)ユーザインタフェースから入力されたデータに基づきユーザデバイスを制御するIoT制御システムが実行するプログラムであって、
ストレージに、
データの割当順序、割当範囲が用途に基づいて予め定められた定型フォーマットを保存するステップ(例えば、テップS32)、
IoTアプリケーションに、
前記ユーザインタフェースから入力された入力データを受け取り、前記ストレージを参照して、予め定められた定型フォーマット内の割当範囲に、前記入力データを挿入した定型コマンドを生成するステップ(例えば、ステップS50,S51)、
エッジデバイスに、
前記定型コマンドを受け取り、コマンド情報を前記ユーザデバイスに送信するステップ(例えば、ステップS54)、
を実行させるコンピュータ読み取り可能なプログラム。
【符号の説明】
【0109】
1 IoT制御システム
3 ネットワーク
10 コンピュータ
11 ストレージ
12 IoTアプリケーション
13 UI制御アプリケーション
20 エッジデバイス
30 ユーザデバイス
40 UI端末
【要約】
【課題】簡単且つ低コストで様々な用途に、IoT制御システムを導入可能とする。
【解決手段】ユーザデバイス30で取得したデータをUIに表示するIoT制御システム1は、ストレージ11が、データの割当順序、割当範囲が用途に基づいて予め定められた定型フォーマットを保存し、エッジデバイス20が、ユーザデバイス30から定型フォーマットの割当順序で送られた元データを受け取り、定型フォーマット内の割当範囲に、元データを挿入した定型データを生成し、IoTアプリケーション12が、生成した定型データを受信し、ストレージ11を参照して、割当範囲から何の用途のデータであるかを判断する。
【選択図】
図1