(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-28
(45)【発行日】2022-03-08
(54)【発明の名称】点検データ入力方法、情報処理装置及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/00 20120101AFI20220301BHJP
【FI】
G06Q10/00 300
(21)【出願番号】P 2021181766
(22)【出願日】2021-11-08
【審査請求日】2021-11-17
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 (1)令和3年4月6日、https://apps.apple.com/jp/app/%E9%98%B2%E7%82%B9%E4%B8%B8/id1561559917のURLにて電気通信回線を通じて公開された。 (2)令和3年4月6日、https://www.firetech.page/boutenのURLにて電気通信回線を通じて公開された。 (3)令和3年9月26日、https://www.youtube.com/watch?v=-aPvvBZseVcのURLにて電気通信回線を通じて公開された。 (4)令和3年11月1日、https://moovy.jp/job/642のURLにて電気通信回線を通じて公開された。
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】521489137
【氏名又は名称】株式会社FireTech
(74)【代理人】
【識別番号】100145713
【氏名又は名称】加藤 竜太
(74)【代理人】
【識別番号】100165157
【氏名又は名称】芝 哲央
(72)【発明者】
【氏名】渡邊 玲央
【審査官】竹下 翔平
(56)【参考文献】
【文献】特開2021-157310(JP,A)
【文献】特開2020-154688(JP,A)
【文献】特開2004-268026(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
点検対象設備の点検データを入力するための複数の入力項目のうち非標準入力項目に設定される前記入力項目が非表示となるように前記入力項目を表示画面に表示する表示ステップと、
ユーザ操作による前記入力項目への入力を受け付けるステップであって、前記非標準入力項目への入力を受け付ける場合に、ユーザ操作により前記非標準入力項目を非表示にした状態から表示した状態に切り替える入力受付ステップと、をコンピュータが実行する点検データ入力方法。
【請求項2】
前記点検データが入力された前記入力項目が反映された電子文書を生成する電子文書生成ステップを更に含む請求項1に記載の点検データ入力方法。
【請求項3】
前記点検対象設備の位置、規模、及び用途の何れかに関する情報を少なくとも含む設備情報を取得する設備情報取得ステップと、を更に含み、
前記非標準入力項目は、前記設備情報取得ステップで取得した前記設備情報に基づいて設定される請求項1又は2に記載の点検データ入力方法。
【請求項4】
ユーザの識別情報を取得する識別情報取得ステップと、を更に含み、
前記非標準入力項目は、前記識別情報に基づいて設定される請求項1又は2に記載の点検データ入力方法。
【請求項5】
点検対象設備の点検データを入力するための複数の入力項目のうち非標準入力項目に設定される前記入力項目が非表示となるように前記入力項目を表示画面に表示する表示処理部と、
ユーザ操作による前記入力項目への入力を受け付ける入力受付処理部と、を備え、
前記入力受付処理部は、前記非標準入力項目への入力を受け付ける場合に、ユーザ操作により前記非標準入力項目を非表示にした状態から表示した状態に切り替える情報処理装置。
【請求項6】
コンピュータに、
情報処理装置に、点検対象設備の点検データを入力するための複数の入力項目のうち非標準入力項目に設定される前記入力項目が非表示となるように前記入力項目を表示画面に表示する表示処理機能と、
ユーザ操作による前記入力項目への入力を受け付ける機能であって、前記非標準入力項目への入力を受け付ける場合に、ユーザ操作により前記非標準入力項目を非表示にした状態から表示した状態に切り替える入力受付機能と、を実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、点検データ入力方法、情報処理装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、防火対象物等の点検対象設備の点検データを取り扱う技術が知られている。この種の技術が記載されているものとして、例えば特許文献1~5がある。
【0003】
特許文献1には、点検データを入力し、印刷した状態に等しい状態で画面上に表示可能な点検結果報告データを生成する技術が記載されている。特許文献2には、画面の点検結果入力フォームに点検データを入力し、入力された点検データをサーバに送信する技術が記載されている。特許文献3には、携帯端末によって消防査察結果を入力し、センター端末に送信する技術が記載されている。特許文献4には、視察結果を査察端末装置に入力し、入力された査察結果を査察結果通知書などの帳票フォーム形式に編集してディスプレイ上に表示する技術が記載されている。特許文献5には、点検実施者が行う保守情報を入力し、入力された保守情報を点検委託者用端末からの求めに応じて送信する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2003-67879号公報
【文献】特開2017-62606号公報
【文献】特開2004-302861号公報
【文献】特開2004-126836号公報
【文献】実用新案登録第3136363号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで消防法等により届出が定められる点検データに関する文書には、記入や入力が不要な項目も含めて多数の項目が存在する。特許文献1~5の技術では点検データを端末の表示画面に入力しているが、入力項目が多数存在する場合、入力が必要な項目を見落とし、入力漏れが生じるおそれがある。
【0006】
本発明は、点検データの入力漏れを防止できる点検データ入力方法、情報処理装置及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、点検対象設備の点検データを入力するための複数の入力項目のうち非標準入力項目に設定される前記入力項目が非表示となるように前記入力項目を表示画面に表示する表示ステップと、ユーザ操作による前記入力項目への入力を受け付けるステップであって、前記非標準入力項目への入力を受け付ける場合に、ユーザ操作により前記非標準入力項目を非表示にした状態から表示した状態に切り替える入力受付ステップと、をコンピュータが実行する点検データ入力方法に関する。
【0008】
前記点検データが入力された前記入力項目が反映された電子文書を生成する電子文書生成ステップを更に含んでもよい。
【0009】
前記点検対象設備の位置、規模、及び用途の何れかに関する情報を少なくとも含む設備情報を取得する設備情報取得ステップと、を更に含み、前記非標準入力項目は、前記設備情報取得ステップで取得した前記設備情報に基づいて設定されてもよい。
【0010】
ユーザの識別情報を取得する識別情報取得ステップと、を更に含み、前記非標準入力項目は、前記識別情報に基づいて設定されてもよい
【0011】
また本発明は、点検対象設備の点検データを入力するための複数の入力項目のうち非標準入力項目に設定される前記入力項目が非表示となるように前記入力項目を表示画面に表示する表示処理部と、ユーザ操作による前記入力項目への入力を受け付ける入力受付処理部と、を備え、前記入力受付処理部は、前記非標準入力項目への入力を受け付ける場合に、ユーザ操作により前記非標準入力項目を非表示にした状態から表示した状態に切り替える情報処理装置に関する。
【0012】
また本発明は、コンピュータに、情報処理装置に、点検対象設備の点検データを入力するための複数の入力項目のうち非標準入力項目に設定される前記入力項目が非表示となるように前記入力項目を表示画面に表示する表示処理機能と、ユーザ操作による前記入力項目への入力を受け付ける機能であって、前記非標準入力項目への入力を受け付ける場合に、ユーザ操作により前記非標準入力項目を非表示にした状態から表示した状態に切り替える入力受付機能と、を実行させるプログラムに関する。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、点検データの入力漏れを防止できる点検データ入力方法、情報処理装置及びプログラムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本発明の一実施形態に係る点検データ伝達システムの構成を示すシステム構成図である。
【
図2】本発明の一実施形態に係るユーザ端末のハードウェアの構成を示すブロック図である。
【
図3】本発明の一実施形態に係る管理サーバのハードウェアの構成を示すブロック図である。
【
図4】本発明の一実施形態に係る管理サーバの機能的構成の一部を示す機能ブロック図である。
【
図5】本発明の一実施形態に係る管理サーバによる電子文書生成処理の一例を示すフローチャートである。
【
図6】本発明の一実施形態に係る管理サーバによる入力受付処理の一例を示すフローチャートである。
【
図7】ユーザ端末の表示画面に表示される点検アプリのホーム画面の一例を示す模式図である。
【
図8】ユーザ端末の表示画面に表示される点検アプリの点検前情報の登録画面の一例を示す模式図である。
【
図9A】ユーザ端末の表示画面に表示される点検アプリの4頁目の電子文書作成画面の一例を示す模式図である。
【
図9B】
図9Aの非標準入力項目の一部が表示した状態に切り替わった電子文書作成画面の一例を示す模式図である。
【
図10A】ユーザ端末の表示画面に表示される点検アプリの7頁目の電子文書作成画面における選択式の入力項目及びその近傍を拡大した拡大模式図である。
【
図10B】
図10Aに示す選択式の入力項目に入力した点検データを変更した場合に表示される電子文書作成画面の一例を示す拡大模式図である。
【
図10C】
図10Aに示す選択式の入力項目に入力した点検データを変更した場合に表示される電子文書作成画面の一例を示す拡大模式図である。
【
図11A】ユーザ端末の表示画面に表示される点検アプリの6頁目の電子文書作成画面の一例を示す模式図である。
【
図11B】
図11Aに示す電子文書作成画面から生成した電子文書の一例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
【0016】
図1は、本発明の一実施形態に係る点検データ伝達システムSを示すシステム構成図である。点検データ伝達システムSは、点検対象設備の点検データを伝達するためのシステムである。点検対象設備としては、例えば工場や道路、飲食店等のその他点検が必要とされる種々の設備が挙げられる。本実施形態では、点検対象設備として消防法及びその関連法令等によって点検や報告が義務付けられている防火対象物を例に説明する。点検データとしては、例えば点検対象設備の点検結果や点検対象設備の所在地等の位置情報、点検日時、点検実施者に関する情報等が挙げられる。
【0017】
図1に示すように、点検データ伝達システムSは、管理サーバ1と、ユーザ端末3を含む。管理サーバ1とユーザ端末3は、ネットワークNを介して相互に通信可能である。点検データ伝達システムSは、点検対象設備の点検データをネットワークNに接続された事業者端末4に送信できる。
【0018】
ネットワークNは、例えば、インターネットや、LAN(Local Area Network)や、携帯電話網の何れか又はこれらを組み合わせたネットワークにより実現される。なお、
図1において便宜上、本実施形態に係る点検データ伝達システムSは、ユーザ端末3を1台ずつ含むものとして説明するが、複数台含んでいても良い。
【0019】
事業者端末4は、例えば、デスクトップ等の据え置き型のコンピュータである。点検データ伝達システムSは、ネットワークNを介して各地域の消防署40に設けられる事業者端末4に接続される。事業者端末4は、点検データ伝達システムSによって送信された点検対象設備に関する電子文書を蓄積し、管理する。
【0020】
ユーザ端末3は、演算処理機能や、通信機能や情報表示機能を有する通信機器である。ユーザ端末3は、例えば、ユーザにより携帯可能な、スマートフォン、タブレット、スマートウォッチ等のウェアラブルデバイスにより実現される。ユーザ端末3には、点検データ伝達システムSが提供する防火対象物点検アプリケーション(以下、点検アプリという)がインストールされている。ユーザは、点検対象設備においてユーザ端末3にインストールされた点検アプリを操作することでユーザ端末3の表示画面30に表示され、点検内容が示されている入力項目7を確認しながら、点検データを入力することができる。点検アプリをインストールしたユーザ端末3を用いることにより、ユーザは点検対象設備において点検作業を行いながら、取得した点検データをその場で保存することができる。
【0021】
管理サーバ1は、演算処理機能や、通信機能を有する情報処理装置である。管理サーバ1は、例えば、サーバ装置や、パーソナルコンピュータ等の電子機器により実現される。管理サーバ1は、ユーザ端末3の表示画面30に表示される画像の選択やユーザ端末3から受信した情報の保存等の処理を実行する。
【0022】
次に、ユーザ端末3のハードウェアの構成の一例について説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係るユーザ端末3のハードウェアの構成を示すブロック図である。
【0023】
ユーザ端末3は、プロセッサ31と、ROM(Read Only Memory)32と、RAM(Random Access Memory)33と、バス34と、入出力インターフェース35と、表示部36と、入力部37と、記憶部38と、通信部39とを備える。
【0024】
プロセッサ31は、ROM32に記録されているプログラム、又は、記憶部38からRAM33にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM33には、プロセッサ31が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
【0025】
プロセッサ31は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、SoC(System on a Chip)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)又はFPGA(Field-Programmable Gate Array)などである。あるいは、プロセッサ11は、これらのうちの複数を組み合わせたものである。また、プロセッサ31は、これらにハードウェアアクセラレーターなどを組み合わせたものであっても良い。
【0026】
プロセッサ31、ROM32及びRAM33は、バス34を介して相互に接続されている。このバス34にはまた、入出力インターフェース35も接続される。入出力インターフェース35には、表示部36、入力部37、記憶部38、通信部39が接続される。
【0027】
表示部36は、ディスプレイによって構成される。ディスプレイは、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro-Luminescent)ディスプレイで構成されており、ディスプレイの表示画面30には、ユーザによるタッチ位置を検出するタッチパネルが設けられる。ユーザがディスプレイの表示画面30にタッチすることで情報の入力を行うことができる。即ち、ディスプレイは、表示部36としての機能と入力部37としての機能を備える。
【0028】
入力部37は、上述したディスプレイや各種ボタン等で構成され、ユーザ操作に応じて各種情報を入力する。
【0029】
記憶部38は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の半導体メモリで構成され、管理サーバ1の種々のデータを保存する装置である。記憶部38は、例えば、点検アプリを使用するユーザの識別情報や点検対象設備の設備情報、点検データ等を保存する。
【0030】
通信部39は、ネットワークNを介して管理サーバ1又は事業者端末4との間でデータを送受信するための通信装置である。
【0031】
次に、管理サーバ1のハードウェアの構成の一例について説明する。
図3は、本発明の一実施形態に係る管理サーバ1のハードウェアの構成を示すブロック図である。
図3に示すように、管理サーバ1は、プロセッサ11と、ROM12と、RAM13と、バス14と、入出力インターフェース15と、記憶部16と、通信部17と、を備える。管理サーバ1のプロセッサ11と、ROM12と、RAM13と、バス14と、入出力インターフェース15と、記憶部16と、通信部17については、上述したユーザ端末3が含む同名の機能ブロックと同様の構成であり、その説明を省略する。
【0032】
次に、管理サーバ1の機能的構成について説明する。
図3は、管理サーバ1の機能的構成の一部を示す機能ブロック図である。
【0033】
管理サーバ1の各種の制御を行う制御部20は、演算処理を実行するプロセッサ11によって実現される。本実施形態の制御部20は、設備情報取得部21と、ユーザ識別情報取得部22と、表示処理部23と、入力受付処理部24と、電子文書生成部25と、送信処理部26と、を備える。
【0034】
設備情報取得部21は、点検対象設備に関する設備情報を取得する。設備情報は、点検対象設備の位置、規模、及び用途の何れかに関する情報を少なくとも含む。点検対象設備の位置に関する情報としては、例えば住所や経度、緯度等の点検対象物の所在地を特定できる情報が挙げられる。点検対象設備の規模に関する情報としては、例えば点検対象設備の面積や収容人数等が挙げられる。点検対象設備の用途に関する情報としては、例えば劇場や飲食店、病院、学校等の施設の各種用途が挙げられる。設備情報取得部21は、例えばユーザ端末3の表示画面30に表示される入力項目7にユーザ操作によって入力された情報を設備情報として取得してもよい。
【0035】
ユーザ識別情報取得部22は、ユーザ端末3を操作するユーザを識別する識別情報を取得する。ユーザ識別情報取得部22は、例えばユーザ端末3の表示画面30に表示される入力項目7にユーザ操作によって入力された情報をユーザの識別情報として取得してもよい。
【0036】
表示処理部23は、点検対象設備に関する複数の入力項目7をユーザ端末3の表示画面30に表示する処理を実行する。具体的には、表示処理部23は、複数の入力項目7のうち非標準入力項目に設定される入力項目7が非表示となるように入力項目7をユーザ端末3の表示画面30に表示する。非標準入力項目は、例えば予め設定されていてもよく、設備情報取得部21によって取得される設備情報に基づいて設定されてもよく、ユーザ識別情報取得部22によって取得されるユーザの識別情報に基づいて設定されてもよい。非標準入力項目を予め設定する場合は、例えば点検対象設備によらず入力が必須の入力項目7以外を非標準入力項目として設定してもよく、所定の条件の点検対象設備のみに対して入力が要求される入力項目7を非標準入力項目に設定してもよく、通常入力されない入力項目7を非標準入力項目に設定してもよい。通常入力されない入力項目7とは、例えば点検データの届出が要求される全ての点検対象設備において点検データの入力が必要である確率が一定以下である入力項目7であってもよい。また非標準入力項目を設備情報に基づいて設定する場合は、例えば消防法等で定められる点検項目は点検対象設備の位置や規模、用途に応じて異なるので、各条件の点検対象設備ごとに点検データの届出が要求されていない点検項目を非標準入力項目として設定してもよい。より具体的には、例えば点検対象設備の位置が地震防災対策強化地域外である場合は地震防災対策強化地域に関する入力項目7を非標準入力項目に設定し、点検対象設備の位置が地震防災対策強化地域内である場合は非標準入力項目に設定しなくてもよい。
【0037】
入力受付処理部24は、ユーザ操作による入力項目7への入力を受け付ける処理を実行する。また、入力受付処理部24は、非標準入力項目への入力を受け付ける場合に、ユーザ操作により非標準入力項目を非表示にした状態から表示された状態に切り替える。これにより、ユーザが非標準入力項目に点検データを入力可能な状態になる。
【0038】
電子文書生成部25は、ユーザ操作により点検データが入力された入力項目7が反映された電子文書を生成する。電子文書としては、例えば消防法やその関連法令等の法規制や点検対象設備が位置する地域を管轄する消防署等によって定められた報告書の形式に編集されたデータ等が挙げられる。
【0039】
送信処理部26は、電子文書生成部25によって生成された電子文書の送信先を選択して該電子文書を該送信先に送信する処理を実行する。具体的には、送信処理部26は、設備情報取得部21によって取得された点検対象設備の設備情報に基づいて電子文書の送信先を選択する。例えば、送信処理部26は、点検対象設備が位置する地域を管轄する消防署に設置された事業者端末4を電子文書の送信先として選択する。そして、送信処理部26は、ユーザ端末3のユーザの操作信号を受信すると、選択した送信先に電子文書を送信する。
【0040】
次に、管理サーバ1が実行する処理の流れの一例について説明する。
図5は、管理サーバ1による電子文書生成処理の流れを示すフローチャートである。
【0041】
図5に示すように、管理サーバ1の表示処理部23は、ユーザ端末3の表示画面30に表示する複数の入力項目7のうち非表示にする非標準入力項目を設定する(ステップS11)。例えば表示処理部23は、予め定められた入力項目7を非標準入力項目として設定してもよく、設備情報取得部21によって取得された設備情報に基づいて非標準入力項目を設定してもよく、ユーザ識別情報取得部22によって取得されたユーザの識別情報に基づいて非標準入力項目を設定してもよい。
【0042】
表示処理部23は、複数の入力項目7のうちステップS11で非標準入力項目に設定された入力項目7が非表示となるようにユーザ端末3の表示画面30に入力項目7を表示する(ステップS12)。
【0043】
入力受付処理部24は、ユーザ操作による入力項目7への入力を受け付ける(ステップS13)。入力受付処理の詳細については後述する。
【0044】
入力受付処理部24は、ユーザの操作信号を受信すると、ステップS13で入力項目7に入力された点検データを記憶部16に保存する(ステップS14)。
【0045】
電子文書生成部25は、ユーザの操作信号を受信すると、ステップS14で保存された点検データが入力された入力項目7が反映された電子文書を生成する(ステップS15)。
【0046】
表示処理部23は、ユーザの操作信号を受信すると、ステップS15で生成された電子文書を表示画面30に表示する(ステップS16)。
【0047】
送信処理部26は、ユーザの操作信号を受信すると、ステップS11で取得した設備情報に基づいてステップS15で生成された電子文書の送信先を選択し、該送信先に送信する(ステップS17)。例えば、送信処理部26は、点検対象設備が設けられる地域を管轄する消防署40の事業者端末4を電子文書の送信先として選択してもよい。ステップS17の処理の後、点検対象設備の点検データの電子文書生成処理において管理サーバ1が実行する処理が終了する。
【0048】
次に、ステップS13における入力受付処理の詳細について説明する。
図6は、管理サーバ1の入力受付処理部24による入力受付処理の流れを示すフローチャートである。
【0049】
図6に示すように、入力受付処理部24は、受信したユーザの操作信号に基づいて非標準入力項目に設定された入力項目7に点検データが入力されるか否かを判定する(ステップS21)。入力受付処理部24は、非標準入力項目に設定された入力項目7に点検データが入力されると判定した場合(ステップS21;Yes)、処理をステップS22に移行させる。そして、入力受付処理部24は、点検データが入力される非標準入力項目を非表示から表示した状態に切り替え、処理をステップS23に移行させる。一方で、入力受付処理部24は、非標準入力項目に設定されていない入力項目7に点検データが入力されると判定した場合(ステップS21;No)、ステップS22を介さずに処理をステップS23に移行させる。
【0050】
入力受付処理部24は、ユーザ操作による入力項目7への点検データの入力を受け付ける(ステップS23)。ステップS23の処理の後、入力受付処理において入力受付処理部24が実行する処理が終了する。なお、ステップS21~ステップS23の処理はユーザによる点検データの入力操作1回あたりの処理であり、ユーザによる入力操作の度にこの処理が実行される。
【0051】
本実施形態の管理サーバ1による電子文書生成処理では、多数の項目が存在する電子文書を作成する場合であっても、非標準入力項目に設定された入力項目7を非表示にした状態で他の入力項目7に点検データを入力できる。これにより、表示画面30に多数の不要な情報が表示されず、点検時における点検項目の確認が容易になるとともに、点検データの入力忘れを防止できる。また入力の不要な入力項目7を非表示にできるので、誤った入力項目7への点検データの入力を防止できる。また非標準入力項目に点検データを入力する場合であっても、非標準入力項目を非表示にした状態から表示した状態に切り替えることで点検データを入力できる。
【0052】
次に、本実施形態に点検データ伝達システムSの点検アプリをインストールしたユーザ端末3の使用方法及び表示画面30に表示される表示内容の一例について
図7~
図11Bを用いて説明する。ユーザ端末3にインストールされた点検アプリは、例えば消防署40に提出する10頁の電子文書を作成するためのアプリである。
【0053】
図7は、ユーザ端末3の表示画面30に表示される点検アプリのホーム画面の一例を示す模式図である。ユーザがユーザ端末3にインストールされた点検アプリを起動すると、
図7に示すホーム画面が表示画面30に表示される。
【0054】
図7に示すホーム画面の左上には、ログイン用のアイコン51が表示される。ログイン用のアイコン51をタップすると、ログイン用画面が表示される。ユーザが自身の識別情報を入力することで、ユーザの識別情報がユーザ端末3の表示部36及び通信部39を介して管理サーバ1に送信される。
【0055】
図11Bは、生成された電子文書8を示す模式図である。
図7に示す「報告書確認」アイコン53をタップすると、
図11Bに示す電子文書8が表示画面30に表示される。
【0056】
図7に示す頁選択用のアイコン54は、入力項目7が表示される各頁に移行するためのアイコンである。頁選択用のアイコン54に示される数字をタップすると、電子文書のタップされた数字の頁を生成するための表示画面30が表示される。「新規案件の作成」アイコン52をタップすると、
図8に示すに点検対象設備の点検前情報の登録画面に移行する。
【0057】
図8は、ユーザ端末3の表示画面30に表示される点検対象設備の点検前情報の登録画面の一例を示す模式図である。
図8に示すように、点検前情報の登録画面の左上には、タップすることでホーム画面に戻るホームアイコン55が表示される。アイコン56は、新規案件登録用のアイコンである。アイコン56をタップすると、管理サーバ1に新たな点検対象設備の点検データの電子文書が登録される。点検前情報の登録画面には、点検対象設備の所在地や名称、点検日時等の情報を入力するための入力項目7である入力項目71~76が表示される。
【0058】
図9A及び
図9Bは、ユーザ端末3の表示画面30に表示される4頁目の電子文書作成画面の一例を示す模式図である。「変更内容を保存」アイコン59は、入力項目7に入力された内容を保存するためのアイコンである。アイコン59をタップすると、入力項目7に入力された内容が管理サーバ1に記憶される。
【0059】
図9Aに示すアイコン57、58は、非標準入力項目の表示/非表示を切り替えるためのアイコンである。
図9Aでは、「共同自衛消防組織」についての入力項目7と「地震防災対策強化地域に所在する防火対象物」についての入力項目7が非表示となっている。アイコン57、58を左右にスワイプすることによって、非標準入力項目を非表示にした状態と表示した状態に切り替えることができる。なお、
図9A及び
図9Bに示す破線で囲まれる部分は、「地震防災対策強化地域に所在する防火対象物」に関連する表示を示している。
【0060】
図9Aに示す電子文書作成画面には、防火管理者についての情報等の点検データを入力するための入力項目7である入力項目77~82が表示される。この状態から例えばアイコン58を右にスワイプすると、
図9Bに示すように非標準入力項目に設定された「地震防災対策強化地域に所在する防火対象物」についての入力項目7である入力項目83~91が表示画面30に表示される。入力項目83~91は静岡県等の地震防災対策強化地域に設けられた点検対象設備に対して入力が要求される項目である。地震防災対策強化地域以外の地域に設けられる点検対象設備の点検時においてユーザは、
図9Aに示すように入力項目83~91が非表示にされ、該ユーザにとって不要な情報を除去されるので、入力が必要な入力項目7を容易に確認できる。なお、
図9A及び
図9Bにおけるアイコン57、58を非表示にし、「共同自衛消防組織」についての入力項目7や「地震防災対策強化地域に所在する防火対象物」についての入力項目83~91を常に表示させるように設定してもよい。
【0061】
図10A~
図10Cは、ユーザ端末3の表示画面30に表示された7頁目の電子文書作成画面の一例を示す模式図である。なお、
図10A~
図10Cに示す破線で囲まれる部分は、入力項目92に関連する表示を示している。
【0062】
図10Aに示す7頁目の電子文書作成画面には、法令の適用や届出についての点検データを入力するための入力項目7である入力項目92~97が表示される。
図10Aでは、入力項目92は点検データの入力が不要という意味を表す「無」に選択されている。これに対して入力項目92に法令に適合しているという意味を表す「適」を入力すると、
図10Bに示すように非表示となっていた入力項目7である入力項目98,99が表示される。また入力項目92に法令に適合していないという意味を表す「否」を入力すると、
図10Cに示すように入力項目98,99に加えて入力項目100も表示される。即ち、
図10A~
図10Cに示す例では、管理サーバ1は、入力項目98~100を非標準入力項目として設定している。管理サーバ1は、例えば入力項目92を「無」から「否」に切り替えるユーザ操作により非標準入力項目である入力項目98~100を非表示にした状態から表示した状態に切り替える処理を行う。
【0063】
図11Aは、ユーザ端末3の表示画面30に表示された電子文書の6頁目の作成画面の一例を示す模式図である。
図11Aに示す6頁目の作成画面には、消防用設備についての点検データを入力するための入力項目7である入力項目101~117が表示される。
図11A及び
図11Bの破線の部分に示すように、
図11Aで「適」に選択された入力項目101が、
図11Bに示す表示画面30に表示される電子文書8では「適」にチェックが付される。即ち、点検データが入力された入力項目101が反映された電子文書8が生成されることが確認できる。
【0064】
図11Bに示すように、電子文書8が表示される表示画面30の右下には、送信用アイコン60が表示される。ユーザが送信用アイコン60をタップすると、電子文書8の送信先の選択画面が表示され、選択した送信先に電子文書8を送信できる。本実施形態では、例えば管理サーバ1の送信処理部26が
図8に示す入力項目71等に入力され、設備情報取得部21によって取得された点検対象設備の位置に基づいて、点検対象設備を管轄する地域の消防署に設置された事業者端末4を送信先として選択している。これにより、ユーザが容易に電子文書8を所定の届出先に届け出ることができる。
【0065】
以上説明した実施形態によれば、以下のような効果を奏する。
【0066】
本実施形態に係る点検データ入力方法は、点検対象設備の点検データを入力するための複数の入力項目7のうち非標準入力項目に設定される入力項目7が非表示となるように入力項目7を表示画面30に表示する表示ステップと、ユーザ操作による入力項目7への入力を受け付けるステップであって、非標準入力項目への入力を受け付ける場合に、ユーザ操作により非標準入力項目を非表示にした状態から表示した状態に切り替える入力受付ステップと、をコンピュータが実行する。
【0067】
これにより、多数の項目のうち一部の項目のみ点検が必要な場合であっても、非標準入力項目に設定される入力項目7を非表示にした状態で点検データを入力できる。よって、表示画面30にユーザにとって不要な情報が表示されないので、点検時における点検項目の確認が容易になるとともに、点検データの入力忘れを防止できる。また入力の不要な項目が表示されないので、誤った入力項目7への点検データの入力を防止できる。
【0068】
また、本実施形態に係る点検データ入力方法は、点検データが入力された入力項目7が反映された電子文書を生成する電子文書生成ステップを更に含む。
【0069】
これにより、より確実に点検データの入力漏れのない電子文書を生成できる。
【0070】
また、本実施形態に係る点検データ入力方法は、点検対象設備の位置、規模、及び用途の少なくとも何れかに関する情報を含む設備情報を取得する設備情報取得ステップと、を更に含み、非標準入力項目は、設備情報取得ステップで取得した設備情報に基づいて設定される。
【0071】
これにより、点検が必要な項目に差異が出る点検対象設備の位置、規模、及び用途の少なくとも何れかを考慮して非標準項目が設定されるので、高い精度で入力が不要な入力項目7のみを非表示にすることができる。よって、より効率的に点検対象設備の点検箇所の確認作業及び点検データの入力作業を行うことができる。
【0072】
また、本実施形態に係る点検データ入力方法は、ユーザの識別情報を取得する識別情報取得ステップと、を更に含み、非標準入力項目は、識別情報に基づいて設定される。
【0073】
これにより、点検データの入力を行うユーザに応じて非標準入力項目が設定されるので、ユーザが同じ点検対象設備や点検が要求される項目が同じ点検対象設備を点検することが多い場合、高い精度で入力が不要な入力項目のみを非表示にすることができる。
【0074】
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
【0075】
上記実施形態では、管理サーバ1がユーザ端末3の表示画面30に入力項目7等の表示や入力受付、電子文書の生成、送信等の処理を行う制御部20を備える情報処理装置としていたが、ユーザ端末3自体を、上記処理を行う制御部20を備える情報処理装置としてもよい。また例えば、管理サーバ1とユーザ端末3の両方が上記処理を行う構成としてもよく、管理サーバ1とユーザ端末3が分担して上記処理を行う構成としてもよい。
【0076】
上記実施形態では、制御部20が設備情報取得部21、ユーザ識別情報取得部22、表示処理部23、入力受付処理部24、電子文書生成部25、送信処理部26を備える構成であったが、表示処理部23及び入力受付処理部24以外の構成を備えなくてもよい。即ち、管理サーバ1やユーザ端末3は、表示画面30に非標準入力項目が非表示となるように入力項目7を表示する処理及び入力受付処理のみを行う構成であってもよい。また例えば、管理サーバ1やユーザ端末3は、
図5のステップS15に示す電子文書を生成する処理を行った後に電子文書生成処理を終了してもよい。
【0077】
上記実施形態では、送信処理部26は設備情報取得部21によって取得された点検対象設備の位置等の設備情報に基づいて電子文書の送信先を選択していたが、設備情報に基づいて送信先を選択する処理を行わなくてもよい。この場合、送信処理部26はユーザ操作に基づいて電子文書の送信先を選択してもよい。
【0078】
また例えば、制御部20は、設備情報取得部21によって取得された点検対象設備の位置等の設備情報に基づいて、電子文書の届出先(消防署)を特定し、特定した届出先が記載された電子文書を生成する処理を行う構成としてもよい。
【0079】
また例えば、制御部20は、設備情報取得部21によって取得された点検対象設備の位置等の設備情報に基づいて、電子文書の届出先である消防署を特定し、ユーザ端末3と特定した消防署の事業者端末4等と間で電子文書を生成するためのデータや処理を共有させる構成としてもよい。これにより、ユーザと届出先の消防署の署員が電子文書の生成作業を共同して行うことができる。
【0080】
また例えば、管理サーバ1を、複数のユーザ端末3から各ユーザが点検作業を行う点検対象設備と点検日時を取得して蓄積し、各ユーザが行なう点検作業の点検対象設備と点検日時をまとめたスケジュール情報を生成し、生成したスケジュール情報を各ユーザ端末3の表示画面30に表示する構成としてもよい。これにより、ユーザ端末3を用いて点検対象設備の点検作業を行いながら点検データを入力しつつ、各ユーザの点検対象設備の点検スケジュールを確認できる。
【0081】
また例えば、表示処理部23は、電子サインや電子印鑑等を入力できる署名欄を表示画面30に表示する処理を行ってもよい。これにより、例えば点検作業現場においてユーザは、入力した点検データを点検作業の依頼主である点検対象設備の管理者に提示するとともに、該管理者から署名を容易に取得することができる。よって、より効率的に点検データに関する電子文書を消防署に提出することができる。
【0082】
また上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。換言すると、
図4の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が管理サーバ1に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に
図4の例に限定されない。また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
【0083】
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
【0084】
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布されるリムーバブルメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体等で構成される。リムーバブルメディアは、例えば、磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク、又は光磁気ディスク等により構成される。光ディスクは、例えば、CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk),Blu-ray(登録商標) Disc(ブルーレイディスク)等により構成される。光磁気ディスクは、MD(Mini-Disk)等により構成される。また、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体は、例えば、プログラムが記録されている
図2のROM32や
図3のROM12、
図2の記憶部38、
図3の記憶部16に含まれるハードディスク等で構成される。
【0085】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的或いは個別に実行される処理をも含むものである。
【0086】
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例示に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。本発明はその他の様々な実施形態を取ることが可能であり、更に、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、省略や置換等種々の変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、本明細書等に記載された発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0087】
1 管理サーバ(情報処理装置)
7 入力項目
11 プロセッサ
12 ROM
13 RAM
30 表示画面
23 表示処理部
24 入力受付処理部
【要約】
【課題】点検データの入力漏れを防止できる点検データ入力方法、情報処理装置及びプログラムを提供すること。
【解決手段】点検データ入力方法は、点検対象設備の点検データを入力するための複数の入力項目7のうち非標準入力項目に設定される入力項目7が非表示となるように入力項目7を表示画面30に表示する表示ステップと、ユーザ操作による入力項目7への入力を受け付けるステップであって、非標準入力項目への入力を受け付ける場合に、ユーザ操作により非標準入力項目を非表示にした状態から表示した状態に切り替える入力受付ステップと、をコンピュータが実行する。
【選択図】
図4