(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-28
(45)【発行日】2022-03-08
(54)【発明の名称】コールドコスメチックトリートメント用の皮膚および組織の保護装置
(51)【国際特許分類】
A61F 7/00 20060101AFI20220301BHJP
A61F 7/10 20060101ALI20220301BHJP
【FI】
A61F7/00 330
A61F7/10 300J
(21)【出願番号】P 2019517963
(86)(22)【出願日】2017-01-19
(86)【国際出願番号】 ES2017070032
(87)【国際公開番号】W WO2018060533
(87)【国際公開日】2018-04-05
【審査請求日】2020-01-17
(32)【優先日】2016-09-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】ES
(73)【特許権者】
【識別番号】519110847
【氏名又は名称】ハイ テクノロジー プロダクツ,エス.エル.ユー.
(74)【代理人】
【識別番号】100100354
【氏名又は名称】江藤 聡明
(72)【発明者】
【氏名】サンチェス ハイメ,ホセ アントニオ
【審査官】今関 雅子
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2015/0216816(US,A1)
【文献】特表2008-537504(JP,A)
【文献】特開2011-103993(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61F 7/00
A61F 7/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも第1の層(1)を含むタイプのコールドコスメチックトリートメント用の皮膚および組織の保護装置であって、
-
前記第1の層(1)の上の少なくとも第2の層(2)であって、前記第1の層(1)に
部分的に接合し、
前記第1の層(1)の内面(3)と前記第2の層(2)の内面(3)とが少なくとも1つのハウジング(11)を構成する
、第2の層(2)、および、
-
前記ハウジング(11)内
で前記第1の層(1)の内面(3)及び前記第2の層(2)の内面(3)に散布され
ている少なくとも1つの冷伝導性不凍液ゲル(4)を有し、
前記第1の層(1)及び前記第2の層(2)は、多孔
質であり、
前記冷伝導性不凍液ゲル(4)の吸収性を有し、
前記
冷伝導性不凍液ゲル(4)は、-12℃未満
の凝固点、
及び前記第1の層(1)及び前記第2の層(2)の細孔
を通過し、
前記ハウジング(11)から
放出することに十分である2000~90000cPsの21℃での粘度を有することを特徴とする装置。
【請求項2】
前記粘度が21℃で35000~38000cPsである請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記第1の層(1)と前記第2の層(2)とが同じ
面積を有する請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記第1の層(1)と前記第2層(2)とが異なる
面積を有する請求項1に記載の装置。
【請求項5】
より大きい層の中央に
より小さな層が配置されている請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記第1の層(1)と前記第2の層(2)とが縫合、熱融着または固着によって互いに接合されている請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記第1の層(1)と前記第2の層(2)との材料がセルロースである請求項1に記載の装置。
【請求項8】
前記セルロースの坪量が10~200g/cm
3である請求項7に記載の装置。
【請求項9】
前記第1の層(1)と前記第2の層(2)とが異なる坪量を有する請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記第1の層(1)と前記第2の層(2)とが同じ坪量を有する請求項8に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コールドコスメチックトリートメントおよび所謂クライオセラピートリートメントに使用される装置に関する。
【背景技術】
【0002】
クライオセラピートリートメントなどにおいて、皮膚を冷気から保護する様々な装置が最新技術において知られている。
【0003】
2010年から、KAIYAN LIANGという名称の中国特許CN102440844「CLINICAL PROTECTOR」が知られており、これは医療機器の分野に属する臨床用保護装置に関する。臨床用保護装置は、円形ガイドリングと、円形ガイドリングの上部に配置された第1垂直溝と、円形ガイドリングの底部に配置された第2垂直溝と、第1垂直溝に設置された少なくとも2つの水平外側デフレクタと、第2垂直溝に設置された少なくとも2つの水平内側デフレクタと、内側の水平内側デフレクタの内側端部に設置された垂直設置デフレクタと、垂直デフレクタに設置されたゴム製保護パッドと、第1分離ブロックおよび第2スペーシングブロックとを有する。本発明は、被覆部分の形状に応じて臨床用保護具の大きさを調整することができるので、臨床用保護具が保護された皮膚に密接に接合されるように、既知および公表された技術の欠点を克服する。同時にそれは患者の患部の周りの健康な皮膚を保護し、液体窒素が健康な皮膚に不必要な損傷を引き起こすのを防ぐ。本発明は、単純で低コストの構造であり、使用が快適であるという利点を有し、そしてそれは凍結手術の安全性を大幅に改善する。
【0004】
また、最先端技術には、2007年からJUNIPER MEDICAL、INCの名前で、国際特許WO2007127924の「CRYOPROTECTANT FOR USE WITH A TREATMENT DEVICE FORIMPROVED COOLING OF SUBCUTANEOUS LIPID-RICH CELLS」が含まれる。これは、患者の皮膚の皮下脂肪が豊富な細胞からの熱の除去を改善するためのトリートメント装置で使用するための凍結防止剤に関する。凍結防止剤は、凍結しない液体、ゲルまたはペーストであり、装置上での氷の形成を防ぎながら、装置を0℃未満の温度に予冷することを可能にする。凍結防止剤は、装置および実際の皮膚が凍結するのを防ぎ、また皮膚上に現れる氷も防ぐ。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本出願は、コールドコスメチックトリートメントおよび所謂クライオセラピートリートメントに使用される装置の分野に属する。
【0006】
最も近い文献は、国際特許WO2007127924である。従って、それは健康な領域が冷却の作用にさらされることを回避し、従ってそれが損傷を受けるのを防止するという問題を解決する。
【0007】
そのために、冷気を出す要素と患者の皮膚の間に置かれる装置が構築されてきた。
【0008】
ゲルを含有する剛性の保護装置がカバーの内側にあり、前記装置に固定または固着されている。
【0009】
ここでは多くの問題が発生する。一方では、それが固定要素を含むという事実のために、それは、ある特定のヘッド製造業者によって製造された特定のヘッドに対してのみ使用され得、全てのためには使用され得ない。
【0010】
また、上記と同じように、特定のサイズのヘッドでしか使用できないため、似たサイズのヘッドでは使用できない。
【0011】
保護装置の剛性は、それが吸収されるのを防ぐため、ヘッドで吸引に使用することができない。また、それは固定されているため、吸引に適応することがさらに困難である。
【0012】
衛生に関しては、それらは異なる患者に使用される装置であるため、皮膚と接触している装置は、ウイルスまたはバクテリアに感染し易い。したがって、最も安全な解決策は、製品を徹底的にきれいにするかそれを処分することである。最も近いドキュメントが使い捨てになり得るカバーを含んでいても、実際の保護装置は処分されず、このようにしてゲルもまた汚染される可能性があり、そしてそれは残り、そして次の患者に使用される。実際、それを補充することが想定されており、これは使い捨てであるという考えと矛盾する。
【0013】
したがって、適用可能であれば、皮膚疾患の伝染を回避するためにすべての装置が使い捨てである必要があり、衛生問題は重要である。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明の装置は、治療される予定の領域において、その層の1つが患者の皮膚、表皮と接触するように配置され、引き伸ばされる。他の層は、冷気放出装置または冷却手段(例えば、アイスバック、または欧州特許EP2687174に記載されているヘッドエンド)と接触するように配置される。
【0015】
患者の皮膚と反対側の表面は多孔性であるため、皮膚に冷気を伝達することが可能であり、ヘッドエンドと接触している他の表面もまた、多孔性であり、前記ヘッドエンドによって生じる冷気を隔離するのを防ぐ。この膜の本質的な目的は、コールドまたはクライオセラピートリートメントが行われている間に、真皮組織を保護し、そして前記組織が凍結するのを防ぐことである。
【0016】
それで、装置または膜の2つの層の間に不凍ゲルがあり、その結果ゲルは常に層を含浸し、皮膚が氷によって損傷されることを防ぐ。
【0017】
これは、患者の皮膚の上にある第2の層が、皮膚保護材料でできているという事実によって支援される。
【0018】
このようにして、冷却ヘッドによって伝達された冷気は、最初に細孔から出てくる不凍液ゲルに到達し、次に、保護装置の第1の層、ハウジング内の不凍液ゲル、第2の層、そして最後に患者の皮膚と接触している第2の層の細孔を通して濾過する不凍液ゲルに到達する。
【0019】
保護膜は、前記サイズに比例して、様々なサイズおよび異なる量のゲルを有することができる。
【0020】
2重保護膜の1つの目的は、クライオセラピー(および吸引)によって治療される真皮領域の安全性を保証し、それが凍結するのを防ぐことである。
【0021】
2重保護膜の第2の目的は、その柔軟性のおかげで皮膚の輪郭に適応できることである。
【0022】
第3の目的は、実際の2重膜が、依然として皮膚を保護しながら、ヘッドエンドによる吸引に適応することである。
【0023】
言い換えれば、それは不凍液ゲルのために領域の冷気を強め、そして伝達する。そして、他方では、それは冷却手段と患者の皮膚の間にゲルがなかったならば起こるかもしれない火傷を防ぐ。
【0024】
本発明の目的は、少なくとも第1の層(1)を含むタイプのコールドコスメチックトリートメント用の皮膚および組織を保護する装置であって、第1の層に結合し、少なくとも1つのハウジングを構成する両方の層の間の幾つかの内面を画定する第1の層の上の少なくとも第2の層(2)、および、ハウジング内に散布され、すべての内面に少なくとも1つの冷伝導性不凍液ゲルを有し、両方の層は、多孔質及び吸収性であり、ゲルは、凝固点が-12℃未満であり、21℃で粘度が2000~90000cPsであり、 層の細孔を十分に通過し、ハウジングから取り除くことができることを特徴とする。
【0025】
説明を容易にするために、本明細書には、本発明の範囲の非限定的な例として提供されるその実用的な実施形態を表す7枚の図面が添付されている。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】本発明の装置を備えたコールドヘッドの全体図である。
【
図2】装置を有するヘッドエンドおよび皮膚の説明図である。
【
図3】ヘッドエンドが冷却されて装置および皮膚に吸引力を加えているときの
図2の線III-IIIに沿った断面図である。
【
図7】装置がどのように作用するかの詳細説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
図1は、本発明の装置8に配置された患者6と、前記装置8に配置された幾つかのヘッド5を示す。
【0028】
図2は、ヘッド5、装置8および患者の皮膚7を表す。
【0029】
図3は、吸引手段9、冷却手段10、装置を有するヘッドと患者の皮膚7を示す。
【0030】
図4、5および6は、その第1の層1およびその第2の層2を有する装置を示す。
【0031】
最後に、
図7は、装置8、第1の層1、第2の層2、内面3、ハウジング11、および不凍液ゲル4を示す。
【0032】
まず、
図4、5および6において、不凍液ゲル4が図面に示されている。通常、第1の層1はその周囲で第2の層2に接合されているので、不凍液ゲルが細孔から出ていない限り、外側から不凍液ゲル4を見ることは不可能である。これらの図は、多くの実施形態では外側から不凍液ゲルを見ることができなかったとしても、読者が内側の不凍液ゲル4の位置を理解するのを助けるためにこの効果を示している。
【0033】
したがって、特定の実施形態では、本発明の目的である装置8は、患者の皮膚を保護する多孔質材料の少なくとも第1の層1を含み、原則としてこの実施形態では、1つの単一の層が想定されるが、低アレルギー性物質の層などを追加することができる。
【0034】
第1の層1の材料は、不凍液ゲル4、低温導体がハウジング11の内側にある不凍液ゲル4に冷気を伝達することを可能にするために多孔質でなければならない。
【0035】
このようにして、不凍液ゲル4を通して冷気が患者に届く。
【0036】
それは、前記第1の層1の上に少なくとも第2の多孔質材料の層2を含み、層1に接合されて全体を形成し、両層間の幾つかの内面3、もしゲル4が内部になかったら両層が接触してしまう表面を画定する。両内面間には不凍液ゲル4を入れるためのハウジング11が形成されている。
【0037】
第1の層1と同様に、この実施形態では、第2の層2は、1層のみを有するが、追加の層が低アレルギー性物質、クリームなどで配置されている場合は、2層以上を有することができる。
【0038】
それはまた、ハウジング11内の内面3上に散乱され、-12℃未満の凝固点を有する少なくとも1つの不凍ゲル4を含み、両方の層1、2を結合したままにして単一のユニットを形成する。
【0039】
不凍液ゲル4の凝固点の温度は、作業温度が通常-8℃であっても、最低-12℃である必要がある。適用されるトリートメントの種類によっては、温度が-12℃でなければならない場合もあり、-20℃まで下がったところでテストが行われる。
【0040】
不凍液ゲル4を介して患者の皮膚7に冷気を伝えることができるようにするために、前記層は多孔質でなければならない。
【0041】
言い換えれば、ヘッド5の冷却手段10によって伝達される冷気と接触している不凍液ゲル4は、第1の層の細孔を介してハウジング11内の不凍液ゲル4に冷気を伝達する。ハウジング11内の不凍液ゲル4が受け取った冷気は、次に、第2の層2の細孔を通して患者の皮膚と接触している不凍液ゲル4にこの冷気を伝達する(
図7)。
【0042】
不凍液ゲル4に関しては、これは十分な粘度を持っていなければならず、それは、層1、2の細孔を通り抜けてハウジング11から出てくるために、21℃で2000から90000センチポアズ(cPs)の間であり、3RPMでRotor3であるべきと計算される。中間標準粘度は、35000から38000cPsの間であり得る。
【0043】
不凍液ゲル4の処方例は次の通りである。
- 溶剤 - 例えば、水、25~50%、
- 溶媒湿潤剤 - 例えば、グリセリン、50~75%、
- 粘度コントローラ(例えば、セルロース)、0.1~2.0%、及び、
- 防腐剤(例えば、硝酸マグネシウム、塩素酸マグネシウムなど、0.01~0.1%)。
【0044】
また、この例の不凍液4は21℃で、
- pH、5.0~7.0pH単位の間、
- 密度 990~1200 g/ml を有しなければならない。
【0045】
視覚的知覚はすべてのアッセイ(assays)において安定していなければならない。
【0046】
示される範囲は、第1の層1および第2の層2の多孔度に依存し、それらはより多孔質である場合、すなわちそれらはより多くの不凍液ゲル4を通過させ、粘度は減少してそれが層1、2の細孔間をよりゆっくり流れる。他方、層1、2がそれほど多孔性でない場合、不凍液ゲル4の粘度は、層1、2の細孔間の不凍液ゲル4の流れを増加させるために増加し、2000cPsに近づく。
【0047】
不凍液ゲル4の効率を高めるために、前記不凍液ゲルを全ての内面に均一に分布させることが考えられてきた。これは、ゲルのない装置8の一部があり、ヘッドエンド5によって吸引され冷却されている場合に、イベントで火傷の危険性を回避するために行われる。
【0048】
患者の皮膚の一部と反対側で不凍液ゲル4がない装置8の一部があると、氷が生成され、その結果、皮膚がやけどすることになる。
【0049】
したがって、装置8の一部に前記不凍液ゲル4がない場合、それは冷気および吸引力が患者の皮膚7に対して直接感じられることを可能にし、損傷を引き起こし、患者の皮膚7に火傷を負わせることとなる。
【0050】
図4に示すように、装置8において第1の層1と第2の層2とが同じサイズであるように構成することができる。これは、製造に関して、それを製造する最も簡単な方法の1つであるために行われる。
【0051】
第1の層1と第2の層2が異なるサイズであることも可能であり、好ましくは、より小さいサイズの層がより大きい層の中心にあることであり、これは
図5および
図6に示される場合である。
【0052】
好ましくは、最小のものが第1の層1であり、そしてヘッドが吸引するときにヘッド5の内側全体を覆うのに十分に大きくなければならず、不凍液ゲル4が内面の前記第1の層1の領域全体を覆うようになるので、冷気と吸引力が適用され、不凍液ゲル4がない患者の皮膚7の領域があるというリスクはない。
【0053】
任意選択で、層1、2は、これらに限定されないが、縫製、熱シールまたは固着のいずれかによって互いに接合される。
【0054】
層1、2を製造するのに使用することができる多孔質材料のうち、セルロースを使用することができる。セルロースの坪量は10~200g/cm3の間であり得る。
【0055】
任意選択で、層1,2は異なる坪量を有することができる。なぜなら、吸引手段9からの張力を受ける第1層1のより大きい坪量に関心があるからである。第1の層の繊維は、500mbarまでの圧力に壊れることなく耐えることができると考えられている。
【0056】
製造に関しては、第2の層2が第1の層1と同じ坪量を有することは興味深いことであり、このようにして装置8の全体を単一のセルロース片で製造することができる。
【0057】
クライオセラピートリートメントが患者6に適用されようとしているとき、装置8は患者の皮膚7上に配置される。
【0058】
第2の層2は患者の皮膚7上にあり、第1の層1は反対側のヘッド5にある(一例として、同じ出願人の名前で欧州特許EP2687174に記載されているものが使用される)。
【0059】
次に、第1の層1の上にヘッド5の開口部が置かれ、吸引手段9と冷却手段10とが起動される。
【0060】
これは、
図3のような状況につながる。患者の皮膚の一部が吸引手段9によって吸収されるが、それらの間に装置8を残して、主に冷却手段の作用から患者の皮膚7を保護し、患者の皮膚に氷ができることを防止する。
【0061】
このようにして、冷気は、不凍液ゲル4によって伝達されて、患者の皮膚7の下に、第2の層2の細孔を介して浸透することができる。しかし、他方で不凍液ゲル4は、怪我を負わせることなく、火傷を負うこと防止しながら、患者の皮膚7に氷を形成することを防止する。
【0062】
本発明の目的は、クライオセラピーおよび吸引によって治療される患者の皮膚7の安全性を保証し、同時に皮膚の凍結を防ぐことである。
【0063】
本発明は、コールドコスメチックトリートメントのための皮膚および組織の新しい保護装置を開示している。本明細書に記載の実施例は、本発明を限定するものではなく、従って本発明は全て特許請求の範囲内にある種々の用途及び/又は適応を有することができる。