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  • 特許-尿試験片及び尿試験システム 図1a
  • 特許-尿試験片及び尿試験システム 図1b
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  • 特許-尿試験片及び尿試験システム 図2b
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-01
(45)【発行日】2022-03-09
(54)【発明の名称】尿試験片及び尿試験システム
(51)【国際特許分類】
   G01N 27/416 20060101AFI20220302BHJP
   G01N 27/333 20060101ALI20220302BHJP
   G01N 27/26 20060101ALI20220302BHJP
   G01N 33/483 20060101ALI20220302BHJP
   G01N 33/493 20060101ALI20220302BHJP
   G01N 33/52 20060101ALI20220302BHJP
【FI】
G01N27/416 336G
G01N27/333 331C
G01N27/26 371G
G01N33/483 F
G01N33/493 A
G01N33/52 B
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2020133296
(22)【出願日】2020-08-05
(65)【公開番号】P2021032889
(43)【公開日】2021-03-01
【審査請求日】2020-10-14
(31)【優先権主張番号】108130495
(32)【優先日】2019-08-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】518305565
【氏名又は名称】臺灣塑膠工業股▲ふん▼有限公司
(73)【特許権者】
【識別番号】502326864
【氏名又は名称】長庚大學
【氏名又は名称原語表記】CHANG GUNG UNIVERSITY
【住所又は居所原語表記】No.259, Wenhua 1st Rd., Guishan Dist., Taoyuan, 333 Taiwan
(74)【代理人】
【識別番号】110003214
【氏名又は名称】特許業務法人服部国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100093779
【弁理士】
【氏名又は名称】服部 雅紀
(72)【発明者】
【氏名】郭 ▲育▼嘉
(72)【発明者】
【氏名】陳 敬遠
(72)【発明者】
【氏名】楊 ▲博▼名
(72)【発明者】
【氏名】施 順▲イ▼
(72)【発明者】
【氏名】▲黄▼ 卓文
(72)【発明者】
【氏名】簡 仁傑
(72)【発明者】
【氏名】張 維珊
(72)【発明者】
【氏名】▲華▼ 沐怡
(72)【発明者】
【氏名】陳 清富
(72)【発明者】
【氏名】陳 玉振
(72)【発明者】
【氏名】洪 萬▲トン▼
(72)【発明者】
【氏名】▲黄▼ 慶連
【審査官】大瀧 真理
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-233294(JP,A)
【文献】特開2010-008182(JP,A)
【文献】特開2013-226396(JP,A)
【文献】特開平09-304330(JP,A)
【文献】特開平11-108879(JP,A)
【文献】特開2014-209095(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2014/0332377(US,A1)
【文献】特表2003-513279(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01N 27/26 - 27/49
G01N 33/483
G01N 33/493
G01N 33/52
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
基材と、
前記基材の表面に設けられる作用電極であって導体と、前記導体に設けられ、芳香族複素環基を有するポリイミド誘導体を含む感知膜と、を含む作用電極と、
前記基材の前記表面に設けられ、尿試料に電気化学反応を発生させるように、前記作用電極と共に電圧差を提供するための対向電極と、
前記基材の前記表面に設けられ、固定基準電圧を提供するための基準電極と、
前記基材に設けられるトリガ回路と、
前記作用電極、前記対向電極及び前記基準電極を被覆し、前記作用電極の一部、前記対向電極の一部及び前記基準電極の一部を露出するための開口を有する保護層と、を含む尿試験片。
【請求項2】
前記トリガ回路は、U字状のリードを含む請求項1に記載の尿試験片。
【請求項3】
前記U状のリードは、前記保護層により被覆されない2つの端部と、前記保護層により被覆される1つの湾曲部と、を含む請求項2に記載の尿試験片。
【請求項4】
前記芳香族複素環基は、ベンズイミダゾール又はベンゾオキサゾールを含む請求項に記載の尿試験片。
【請求項5】
基材と、前記基材の表面に設けられる作用電極であって導体と、前記導体に設けられ、芳香族複素環基を有するポリイミド誘導体を含む感知膜と、を含む作用電極と、前記基材の前記表面に設けられ、尿試料に電気化学反応を発生させるように、前記作用電極と共に電圧差を提供するための対向電極と、前記基材の前記表面に設けられ、固定基準電圧を提供するための基準電極と、前記基材に設けられるトリガ回路と、前記作用電極、前記対向電極及び前記基準電極を被覆し、前記作用電極の一部、前記対向電極の一部及び前記基準電極の一部を露出するための開口を有する保護層と、を含み、尿試料を受けるための尿試験片と、
前記尿試験片が取り付けられ、前記尿試験片に給電するように前記トリガ回路によって試験装置を起動して、試験結果を取得するための試験片受入モジュールと、前記試験結果を受けて、前記試験結果を携帯用コンピュータ装置に伝送するための無線伝送モジュールと、を含み、前記尿試験片が取り付けられ、前記尿試験片によって前記尿試料を試験するための前記試験装置と、を備える尿試験システム。
【請求項6】
前記試験片受入モジュールは、2つの端部を有する開回路を有し、前記トリガ回路の2つの端部が前記開回路の2つの端部に接触すると、前記開回路はオンにされて、前記尿試験片に給電するように前記試験装置を起動する請求項に記載の尿試験システム。
【請求項7】
前記試験装置は、前記尿試験片に給電するように起動されると、前記作用電極、前記対向電極及び前記基準電極に電圧を印加する請求項に記載の尿試験システム。
【請求項8】
前記芳香族複素環基、ベンズイミダゾール又はベンゾオキサゾールを含む請求項に記載の尿試験システム。
【請求項9】
前記携帯用コンピュータ装置は、スマートフォンである請求項に記載の尿試験システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、尿試験片及び尿試験システムに関する。
【背景技術】
【0002】
現代生活においては、人々が身体疾患を早期に発見し、更に、疾患治療の成功率を向上させるように、ヘルスチェックを定期的に行うことが一般的である。しかしながら、時間、交通又は工作時間等の条件により制限されて、殆どの人がヘルスチェックを定期的に行うことが難しいので、業者により安くて携帯しやすい測定器が数多く開発され、市販されている。例えば、血圧計、血糖計、体脂肪測定計、尿測定計等によって、今でも人々が自分でヘルスチェックを行うことはできるが、より迅速なスクリーニングを可能にする測定器の開発が待ち望まれている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、人々自身による尿の迅速なスクリーニングを可能にする尿試験片及び尿試験システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の尿試験片は、基材と、作用電極と、対向電極と、基準電極と、トリガ回路と、保護層と、を含む。
作用電極は、基材の表面に設けられる。
対向電極は、基材の表面に設けられ、尿試料に電気化学反応を発生させるように、作用電極と共に電圧差を提供する。
基準電極は、基材の表面に設けられ、固定基準電圧を提供する。
トリガ回路は、基材に設けられる。
保護層は、作用電極、対向電極及び基準電極を被覆し、作用電極の一部、対向電極の一部及び基準電極の一部を露出するための開口を有する。
【0005】
いくつかの実施例において、前記トリガ回路は、U字状のリードを含む。
【0006】
いくつかの実施例において、前記U字状のリードは、保護層により被覆されない2つの端部と、保護層により被覆される1つの湾曲部と、を含む。
【0007】
記作用電極は、導体と、導体に設けられ、芳香族複素環基を有するポリイミド誘導体を含む感知膜と、を含む。
【0008】
いくつかの実施例において、前記芳香族複素環基は、ベンズイミダゾール又はベンゾオキサゾールを含む。
【0009】
本発明の尿試験システムは、基材と、作用電極と、対向電極と、基準電極と、トリガ回路と、保護層と、試験装置とを、備える。
作用電極は、基材の表面に設けられる。
対向電極は、基材の表面に設けられ、尿試料に電気化学反応を発生させるように、作用電極と共に電圧差を提供する。
基準電極は、基材の表面に設けられ、且つ固定基準電圧を提供する。
トリガ回路は、基材に設けられる。
保護層は、作用電極、対向電極及び基準電極を被覆し、作用電極の一部、対向電極の一部及び基準電極の一部を露出するための開口を有する。
試験装置は、尿試料を受けるための尿試験片と、尿試験片が取り付けられ、尿試験片に給電するようにトリガ回路によって試験装置を起動して、試験結果を取得するための試験片受入モジュールと、試験結果を受けて、試験結果を携帯用コンピュータ装置に伝送するための無線伝送モジュールと、を含み、尿試験片が取り付けられ、尿試験片によって尿試料を試験する。
【0010】
いくつかの実施例において、前記試験片受入モジュールは、2つの端部を有する開回路を有する。トリガ回路の2つの端部が開回路の2つの端部に接触すると、この開回路はオンにされて、尿試験片に給電するように試験装置を起動する。
【0011】
いくつかの実施例において、前記試験装置は、尿試験片に給電するように起動されると、作用電極、対向電極及び基準電極に電圧を印加する。
【0012】
記作用電極は、導体と、導体に設けられ、芳香族複素環基を有するポリイミド誘導体を含む感知膜と、を含む。
【0013】
いくつかの実施例において、前記芳香族複素環基は、ベンズイミダゾール又はベンゾオキサゾールを含む。
【0014】
いくつかの実施例において、前記携帯用コンピュータ装置は、スマートフォンである。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1a】本発明の第一実施例による尿試験片を示す。
図1b】本発明の第一実施例による尿試験片を示す。
図2a】本発明の第二実施例による尿試験片を示す。
図2b】本発明の第二実施例による尿試験片を示す。
図3】本発明の第三実施例による尿試験システムの試験装置の構成及び機能を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
(第一実施例)
本発明の第一実施例による尿試験片100を示す図1a及び1bを参照されたい。図1bにおいては保護層160が省略される(図示せず)。
尿試験片100は、尿試料を受けて、試験を行うために用いられる。尿試験片100は、基材110と、リード121~125と、対向電極130と、作用電極140と、基準電極150と、保護層160と、を含む。対向電極130及び作用電極140は、尿試料に、例えば酸化還元反応のような電気化学反応を発生させる電位差を提供するために用いられる。第一実施例において、作用電極140は、導体と、この導体に設けられる感知膜と、を含む。また、前記導体は素材が金、白金、銅又は導電性炭素であり、感知膜はこの導体を被覆する。しかしながら、本発明の実施例はこれに限定されない。
【0017】
感知膜は、芳香族複素環基を有するポリイミド誘導体を含み、その繰り返し単位の構造は、化学式1に示した通りである。
【化1】
ここで、化学式1のArは、ピロメリット酸二無水物(Pyromellitic dianhydride; PMDA)、3,3',4,4'-ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(3,3',4,4'-Biphenyltetracarboxylic dianhydride; BPDA)、4,4'-オキシジフタル酸無水物(4,4'-Oxydiphthalicanhydride; ODPA)と1,4,5,8-ナフタレンテトラカルボン酸無水物(Naphthalenetetracarboxylic dianhydride; NTDA)等の二無水物化合物の誘導体である。
【0018】
このように、第一実施例は、作用電極の目的測定物(すなわち過酸化水素)に対する感度を利用し、作用電極と目的測定物との酸化還元反応によって反応による電流を測量することができ、更に、得られた目的測定物の濃度を対比することができる。本発明の他の実施例において、芳香族複素環基は、ベンズイミダゾール又はベンゾオキサゾールを含んでよい。好適な測量効果を取得するため、感知膜の厚さは、15~5μmにされている。第一実施例において、感知膜の厚さは、10μmである。
【0019】
対向電極130は、作用電極140に周設され、且つ作用電極140との間に隙間Dを有する。第一実施例において、電極ピッチDは10ミリメートル~40ミリメートルであり、対向電極は素材が金であるが、本発明の実施例はこれに限定されない。
基準電極150は、固定基準電圧を提供するように、作用電極140に隣接して設けられ、作用電極140との間に隙間を有する。第一実施例において、基準電極150の素材としは、銀/塩化銀(Ag/AgCl)電極、銀電極、水銀電極、或いは他の適当な素材を含むが、それらに限定されない。
また、作用電極140が面積A1を有し、対向電極130が面積A2を有し、基準電極150が面積A3を有し、面積比例A1:A2:A3は、3:3:0.5~1:1:1である。
【0020】
図1aに示すように、保護層160は、基材110、リード121~125、対向電極130、作用電極140及び基準電極150を保護するように、リード121~125、対向電極130、作用電極140及び基準電極150に被覆される。第一実施例の保護層160は、対向電極130、作用電極140及び基準電極150の一部を露出する開口162を有する。
このように、尿試験片100は、開口162を介して尿試料を受けて、開口162における尿試料を試験することができる。リード121~125の基材110の縁部に接近する端部は、保護層160により被覆されていない。また、尿試験片100が試験装置に挿入された後で、リード121~125の端部が試験装置における対応する端部に直接接触して、尿試験片100を試験装置に電気的に接続させる。
【0021】
具体的には、リード124と125とが互いに電気的に接続して、トリガ回路120を構成する。尿試験片100が試験装置に挿入されると、トリガ回路120は、この試験装置が尿試験片100に給電するようにトリガ(起動)することができる。
この試験装置は、尿試験片100に給電する場合、リード121~123を介してそれぞれ対向電極130、作用電極140及び基準電極150に電圧を印加して、尿試験片100が尿試料を試験するようにする。第一実施例において、リード124と125とは、互いに電気的に接続して、U状のリードを形成する。このU状のリードは、湾曲部が保護層160により被覆されるが、トリガ回路120への電気的接続を提供するように、その2つの端部が保護層160により被覆されていない。
【0022】
(第二実施例)
本発明の第二実施例による尿試験片200を示す図2a及び2bを参照されたい。図2bにおいては保護層260が省略される(図示せず)。
尿試験片200は、基材210と、リード221~225と、対向電極230と、作用電極240と、基準電極250と、保護層260と、を備え、対向電極230及び作用電極240は、尿試料に電気化学反応を発生させるように、電位差を提供するために用いられる。
【0023】
第二実施例の対向電極230、作用電極240、基準電極250及び保護層260は、第一実施例の対向電極130、作用電極140、基準電極150及び保護層160に類似であるが、第二実施例の対向電極230、作用電極240、基準電極250及び保護層260の形状が第一実施例の対向電極130、作用電極140、基準電極150及び保護層160と異なっている。図2aに示すように、保護層260の開口262は、作用電極240の一部を露出させる部分が円状である。作用電極240及び基準電極250は、この円状部に合わせて、この円状部に周設される外形を有する。
【0024】
また、第二実施例の尿試験片200も、尿試験片200に給電するように試験装置をトリガ(起動)するためのトリガ回路220を有する。トリガ回路220の構造については、前記トリガ回路120に類似しているので、ここで説明しない。
【0025】
(第三実施例)
本発明の第三実施例による尿試験システムの試験装置300の機能を示すブロック図である図3を参照されたい。
試験装置300は、電池モジュール310と、基準電圧供給モジュール320と、試験片受入モジュール330と、アナログ-デジタル変換器340と、無線伝送モジュール350と、を備える。電池モジュール310は、基準電圧供給モジュール320、試験片受入モジュール330、アナログ-デジタル変換器340及び無線伝送モジュール350に給電するために用いられる。基準電圧供給モジュール320は、試験片受入モジュール330及びアナログ-デジタル変換器340の必要な基準電圧を提供するために用いられる。
【0026】
試験片受入モジュール330は、尿試験片100/200を取り付けるために用いられ、尿試験片100/200に給電して、尿試験片100/200によって尿試料を試験して、試験結果(すなわち電流値)を取得する。
第三実施例において、試験片受入モジュール330は、2つの端部を有する開回路(図示せず)を有し、トリガ回路120/220の2つの端部がこの開回路の2つの端部に接触すると、この開回路はオンにされて、尿試験片100/200に給電するように試験装置300をトリガ(起動)する。尿試験片100/200は、通電されると、尿試料を試験し、試験片受入モジュール330は、作用電極140/240と過酸化水素との酸化還元反応測量反応による電流を測量することができ、対応する電流値を取得する。第三実施例において、試験片受入モジュール330は、アナログフロントエンド(Analog Front End; AFE)であるが、本発明の実施例はこれに限定されない。
【0027】
アナログ-デジタル変換器340は、試験片受入モジュール330に電気的に接続されて、試験片受入モジュール330の伝送する試験結果をアナログ信号からデジタル信号に転換するために用いられる。無線伝送モジュール350は、アナログ-デジタル変換器340に電気的に接続されて、この試験結果を例えば使用者のスマートフォンのような携帯用コンピュータ装置に伝送する。使用者のスマートフォンが試験結果を受信すると、使用者に現在の健康状况を知らせるように、試験結果をスクリーンに表示させることができる。また、使用者がいつでも調べることができるように、スマートフォンは、この試験結果をバックグラウンド(例えばクラウドデータベース)に伝送して保存することもできる。
【0028】
(本発明の効果)
上記説明から分かるように、本発明は、尿試験片と、試験装置と、を備える尿試験システムを提供する。尿試験片の作用電極と過酸化水素との酸化還元反応によって、この尿試験システムは酸化還元反応による電流を測量し、過酸化水素の濃度(すなわち試験結果)を取得する。次に、無線伝送モジュール350によって試験結果を使用者のスマートフォンに伝送し、使用者に試験結果を知らせる。このように、本発明の尿試験システムによれば、尿の迅速なスクリーニングが可能となるという効果を達成することができる。
【0029】
以上、本発明を複数の実施例によって開示したが、本発明の実施形態はこれらに限定されず、当業者であれば、本発明の精神と範囲から逸脱しない限り、多様の変更や修飾を加えてもよい。従って、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲で特定した内容を基準とするものである。
【符号の説明】
【0030】
100、200:尿試験片
110、210:基材
120、220:トリガ回路
121~125、221~225:リード
130、230:対向電極
140、240:作用電極
150、250:基準電極
160、260:保護層
162、262:開口
300:試験装置
310:電池モジュール
320:基準電圧供給モジュール
330:試験片受入モジュール
340:アナログ-デジタル変換器
350:無線伝送モジュール
D:電極ピッチ
図1a
図1b
図2a
図2b
図3