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特許7033163コンベヤシステムをモニタリングおよび/またはメンテナンスする方法およびコンベヤシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-01
(45)【発行日】2022-03-09
(54)【発明の名称】コンベヤシステムをモニタリングおよび/またはメンテナンスする方法およびコンベヤシステム
(51)【国際特許分類】
   B65G 43/08 20060101AFI20220302BHJP
【FI】
B65G43/08 C
【請求項の数】 14
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2020092870
(22)【出願日】2020-05-28
(65)【公開番号】P2020203791
(43)【公開日】2020-12-24
【審査請求日】2020-09-17
(31)【優先権主張番号】10 2019 114 469.8
(32)【優先日】2019-05-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(73)【特許権者】
【識別番号】503276470
【氏名又は名称】ドイチェ ポスト アーゲー
(74)【代理人】
【識別番号】100095614
【弁理士】
【氏名又は名称】越川 隆夫
(72)【発明者】
【氏名】ベルント ハルトマン
(72)【発明者】
【氏名】マンフレート クルプ
(72)【発明者】
【氏名】アルント クレーマー
【審査官】福島 和幸
(56)【参考文献】
【文献】登録実用新案第3186690(JP,U)
【文献】特開平07-017610(JP,A)
【文献】独国実用新案第202018100245(DE,U1)
【文献】特開昭60-249559(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65G 43/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンベヤシステム(1)が、個別物品(5)のための搬送路(2)に沿って少なくとも各セクションにおいて延在する表示デバイス(8)を有し、前記表示デバイス(8)が、前記少なくとも1つの搬送路(2)の異なる点で少なくとも1つの光信号(9~14、17、21)を表示するように設計され、前記表示デバイス(8)が制御デバイス(7)に接続される、ばらばらの前記個別物品(5)、具体的には、梱包体を搬送する前記コンベヤシステム(1)をモニタリングおよび/またはメンテナンスする方法であって、
- 前記制御デバイス(7)は、前記少なくとも1つの搬送路(2)に沿った少なくとも1つの個別物品(5)の所定の運搬に対する、前記少なくとも1つの搬送路(2)に沿った前記少なくとも1つの個別物品(5)の実際の運搬の関係に関する情報を受信および/または判定し、
- 前記少なくとも1つの搬送路(2)に沿って搬送される個別物品(5)に沿って並行して走行する光信号(9~13、21)が、少なくとも各セクションにおいて前記表示デバイス(8)によって表示され、
- 前記少なくとも1つの個別物品(5)と一緒に走行する前記光信号(9~13、21)は、前記少なくとも1つの個別物品(5)のそれぞれの実際のおよび/または所定の位置に応じて、前記少なくとも1つの搬送路(2)に沿った前記少なくとも1つの個別物品(5)の前記所定の運搬に対する、前記少なくとも1つの搬送路(2)に沿った少なくとも1つの個別物品(5)の前記実際の運搬の関係を示す、
方法。
【請求項2】
- 前記少なくとも1つの光信号(9~14、17、21)は、前記少なくとも1つの搬送路(2)に沿って少なくとも各セクションにおいて延在する前記表示デバイス(8)のLEDストリップによって生成され、かつ/または、
- 前記少なくとも1つの光信号(9~14、17、21)は、前記少なくとも1つの搬送路(2)に沿って少なくとも各セクションにおいて延在する前記表示デバイス(8)の投影経路への投影デバイスによって生成され、かつ/または、
- 前記少なくとも1つの光信号(9~14、17、21)は、前記少なくとも1つの搬送路(2)に沿って少なくとも各セクションにおいて延在する前記表示デバイス(8)の表示器、具体的には、LCD表示器によって生成される、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記少なくとも1つの光信号(9~13)は、前記光信号(9~13)に割り当てられた前記少なくとも1つの個別物品(5)の長手方向の範囲に少なくとも実質的に対応する、前記搬送路(2)に沿った長手方向の範囲で表示される、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
- 前記少なくとも1つの光信号(9~13)は、前記少なくとも1つの搬送路(2)に沿って前記少なくとも1つの信号(9~13)に割り当てられた前記少なくとも1つの個別物品(5)の前記所定の運搬に対応するようにして、前記搬送路(2)に沿って少なくとも各セクションにおいて移動され、好ましくは、
- 前記少なくとも1つの光信号(9~13)および前記少なくとも1つの信号(9~13)に割り当てられた前記少なくとも1つの個別物品(5)は、前記少なくとも1つの個別物品(5)の中断されていない搬送の場合には、前記少なくとも1つの搬送路(2)に沿って互いに対応するようにして前記表示デバイス(8)に沿って移動される、
請求項1から3の何れか一項に記載の方法。
【請求項5】
- 前記少なくとも1つの搬送路(2)に沿った少なくとも1つの個別物品(5)の前記所定の運搬と比較して、前記少なくとも1つの搬送路(2)に沿った前記少なくとも1つの個別物品(5)の前記実際の運搬の所定の偏差が起こる位置を過ぎるときに、前記光信号(9~13)は、前記少なくとも1つの個別物品(5)の中断のない搬送の特徴を表す信号波形から、前記少なくとも1つの個別物品(5)の中断された搬送の特徴を表す信号波形に変化し、好ましくは、
- 前記少なくとも1つの個別物品(5)と一緒に走行する前記光信号(9~13)は、前記信号(9~13)が前記少なくとも1つの搬送路(2)に沿って前記個別物品(5)と一緒に走行し前記表示デバイス(8)のそれぞれの位置で前記少なくとも1つの個別物品(5)の中断された搬送がある限り、前記少なくとも1つの個別物品(5)の中断された搬送の特徴を表す少なくとも1つの信号波形を維持する、
請求項1から4の何れか一項に記載の方法。
【請求項6】
個別物品(5)の中断のない搬送の特徴を表す前記少なくとも1つの信号波形、および/または個別物品(5)の中断された搬送の特徴を表す前記少なくとも1つの信号波形は、所定の色および/または所定の記号を有する、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
個別物品(5)の中断された搬送の特徴を表す前記少なくとも1つの信号波形は、少なくとも1つの個別物品(5)の前記中断されていない搬送から前記中断された搬送への移り変わりの位置として、前記中断の位置に恒久的にまたは周期的に表示される、請求項5または6に記載の方法。
【請求項8】
前記表示デバイス(8)は、不具合のない状態を示すための少なくとも1つの信号波形、少なくとも1つの不具合状態を示すための少なくとも1つの信号波形、少なくとも1つの不具合が始まった状態を示すための少なくとも1つの信号波形、および/または少なくとも1つの使用可能な状態を示すための少なくとも1つの信号波形を表示することができる、請求項5から7の何れか一項に記載の方法。
【請求項9】
- 前記少なくとも1つの搬送路(2)に沿った少なくとも1つの個別物品(5)の前記所定の運搬に対する、前記少なくとも1つの搬送路(2)に沿った前記少なくとも1つの個別物品(5)の前記実際の運搬の関係は、前記少なくとも1つの搬送路(2)に沿った少なくとも1つの個別物品(5)の前記搬送に関する、少なくとも1つの所定の基準値と少なくとも1つの測定値との間の少なくとも1つの比較によって、前記少なくとも1つの個別物品(5)のそれぞれの位置に応じて判定され、好ましくは、
- 少なくとも1つの公称値、少なくとも1つの介入値、少なくとも1つの正常値、および/または少なくとも1つの限界値が、少なくとも1つの基準値として用いられる、
請求項5から8の何れか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記少なくとも1つの搬送路(2)に沿って連続して搬送される一連の個別物品(5)の所定の運搬に対する、前記少なくとも1つの搬送路(2)に沿った同じ一連の個別物品(5)の実際の運搬の関係は、各個別物品(5)について前記対応する個別物品(5)のそれぞれの位置に応じて判定され、前記一連の個別物品(5)のうちのほかの個別物品(5)について判定されるほかの関係と比較される、請求項1から9の何れか一項に記載の方法。
【請求項11】
- 少なくとも1つの原因が、少なくとも1つの個別物品(5)の前記それぞれの位置に応じて、前記少なくとも1つの搬送路(2)に沿った前記少なくとも1つの個別物品(5)の前記所定の運搬に対する、前記少なくとも1つの搬送路(2)に沿った前記少なくとも1つの個別物品(5)の前記実際の運搬の関係に基づいて、前記制御デバイス(7)によって推測され、好ましくは、
- 前記表示デバイス(8)からの少なくとも1つの信号は、前記少なくとも1つの個別物品(5)の前記搬送路(2)に沿って少なくとも各セクションにおいて、前記少なくとも1つの原因に割り当てられた起点の方向に移行し、かつ/または前記表示デバイス(8)からの少なくとも1つの信号(14、17)は、前記起点に割り当てられた前記表示デバイス(8)の位置で表示される、
請求項1から10の何れか一項に記載の方法。
【請求項12】
- 前記少なくとも1つの信号(17)は、少なくとも1つの個別物品(5)の中断されていない搬送から中断された搬送への移り変わりの位置としての中断の位置から、前記中断に割り当てられた前記起点に割り当てられた前記表示デバイス(8)の前記位置まで、具体的には繰り返し、移行し、かつ/または、
- 前記少なくとも1つの信号(17)は、前記個別物品に実際に割り当てられた位置から、少なくとも1つの個別物品(5)の前記中断されていない搬送から前記中断された搬送への前記移り変わりの位置としての前記中断の位置まで、具体的には繰り返し、移行する、
請求項11に記載の方法。
【請求項13】
コンベヤシステム(1)が、個別物品(5)のための搬送路(2)に沿って少なくとも各セクションにおいて延在する表示デバイス(8)を有し、前記表示デバイス(8)が、前記少なくとも1つの搬送路(2)の異なる点で少なくとも1つの光信号(9~14、17、21)を表示するように設計され、前記表示デバイス(8)が制御デバイス(7)に接続される、前記個別物品(5)、具体的には、梱包体を搬送する前記コンベヤシステム(1)であって、
前記コンベヤシステムは、具体的には請求項1から12の一項に記載の、モニタリングおよび/またはメンテナンスの方法を実行するように設計されることと、前記制御デバイス(7)は、前記少なくとも1つの搬送路(2)に沿った前記少なくとも1つの個別物品(5)の所定の運搬に対する、前記少なくとも1つの搬送路(2)に沿った少なくとも1つの個別物品(5)の実際の運搬の関係に関する情報を、受信および/または判定するように設計されることと、前記表示デバイス(8)は、前記少なくとも1つの搬送路(2)に沿って少なくとも各セクションにおいて搬送される個別物品(5)に沿って並行して走行する光信号(9~13)を表示するように設計されることと、前記制御デバイス(7)は、前記少なくとも1つの個別物品(5)と一緒に走行する前記光信号(9~13)を用いて、前記少なくとも1つの個別物品(5)のそれぞれの実際のおよび/または所定の位置に応じて、前記少なくとも1つの搬送路(2)に沿った前記少なくとも1つの個別物品(5)の前記所定の運搬に対する、前記少なくとも1つの搬送路(2)に沿った少なくとも1つの個別物品(5)の前記実際の運搬の関係を表示するように設計されることと、を特徴とする、コンベヤシステム(1)。
【請求項14】
前記表示デバイス(8)は、前記少なくとも1つの搬送路(2)に沿って少なくとも各セクションにおいて延在するLEDストリップ、および/または前記少なくとも1つの搬送路(2)に沿って少なくとも各セクションにおいて延在する、前記信号を投影経路上に投影する投影デバイス、および/または前記少なくとも1つの搬送路(2)に沿って少なくとも各セクションにおいて延在する表示器、具体的には、LCD表示器を備えることを特徴とする、請求項13に記載のコンベヤシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンベヤシステムが、個別物品のための搬送路に沿って少なくとも各セクションにおいて延在する表示デバイスを有し、表示デバイスが、少なくとも1つの搬送路の異なる点で少なくとも1つの光信号を表示するように設計され、表示デバイスが制御デバイスに接続される、ばらばらの個別物品、具体的には、梱包体を搬送するコンベヤシステムをモニタリングおよび/またはメンテナンスする方法に関する。本発明は、コンベヤシステムが、個別物品のための搬送路に沿って少なくとも各セクションにおいて延在する表示デバイスを有し、表示デバイスが、少なくとも1つの搬送路の異なる点で少なくとも1つの光信号を表示するように設計され、表示デバイスが制御デバイスに接続される、個別物品、具体的には、梱包体を搬送するコンベヤシステムにも関する。
【背景技術】
【0002】
大きく異なるコンベヤシステム、ならびにこのようなコンベヤシステムをモニタリングおよびメンテナンスする方法も、知られている。本事例では、コンベヤシステムは、バルク品ではなく、個別物品を搬送するものを意味すると解釈される。このようなコンベヤシステムは、通常、たとえば、ベルトコンベヤ、コンベヤベルトまたはローラコンベヤを有する。その場合、コンベヤシステムは、必要な場合にある位置から別の位置に個別物品を搬送するためにだけ使用することができる。そのときに、コンベヤシステムが、個別物品がばらばらの形態で連続してそれに沿って運搬される搬送路を1つ有するだけで十分である。しかし、コンベヤシステムが共通の始点から異なる終点まで様々な個別物品を搬送することも提供することができる。異なる始点から異なる終点までそれぞれ個別物品を搬送できるコンベヤシステムも知られている。このようなコンベヤシステムは、少なくとも2つの異なる搬送路を有し、必要な場合は、個別物品を分類するように設計される。具体的には、搬送路を複数有するコンベヤデバイスは複雑さが有意なことがある。その場合、異なる搬送路に沿って個別物品を運搬する方法は、それに応じて複雑になる恐れがある。このことは、具体的には、個別物品がそれぞれ、ばらばらの形態で、つまり、搬送方向に互いから距離を置くようにして、連続してそれに沿って搬送される、コンベヤシステムに当てはまる。
【0003】
コンベヤシステムの少なくとも1つの搬送路に沿って少なくとも各セクションにおいて延在する表示デバイスを有するコンベヤシステムも知られている。表示デバイスは、制御デバイスに接続され、このようにして、個別物品の搬送に関する情報を表示するように設計される。たとえば、緑色の光を用いて、搬送路のうちのその光に割り当てられたセクションで個別物品が搬送されつつあることを示すことができる。逆に、赤色の光はたとえば、搬送路のうちのその光に割り当てられたセクションで混雑が起きたことまたは個別物品の運搬が停止に至ったことを信号で伝えることができる。個々の表示は、個々の個別物品に接続することもでき、その結果、表示デバイスからの信号が、表示デバイスに沿った、したがって、搬送路に沿った、個別物品の搬送に並行して表示される。したがって、対応する個別物品の実際の搬送は、表示デバイスまたは搬送路に沿った信号と比較することができる。次いで、対応する信号または信号波形に応じて、中断を排除する目的でコンベヤシステムに介入する必要があるか否かを判定することができる。
【0004】
基本的には、コンベヤシステムおよびそれを動作させる方法の複雑さが増大する場合に、可能な限り経済的にコンベヤシステムを動作できるようにするために、コンベヤシステムの稼働率の上昇が必要である。したがって、動作の中断を早期に検出できかつ/またはそれらを迅速に排除することができるようにするために、コンベヤシステムの適切な機能をモニタリングすることが重要である。しかし、これまでは、この関心事は十分に考慮されておらず、その結果、時間をかけて排除する必要があるコンベヤシステムの動作の中断が何度も起き、その結果、コンベヤシステムの稼働率が下がっていた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、本発明は、動作の中断を避けるかまたは少なくとも迅速に排除することができることから稼働率が上昇されるようにして、それぞれ最初に言及し上記でより詳細に説明したタイプの方法およびコンベヤシステムを構成および開発するという目的に基づく。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この目的は、請求項1によれば、コンベヤシステムが、個別物品のための搬送路に沿って少なくとも各セクションにおいて延在する表示デバイスを有し、表示デバイスが、少なくとも1つの搬送路の異なる点で少なくとも1つの光信号を表示するように設計され、表示デバイスが制御デバイスに接続される、ばらばらの個別物品、具体的には、梱包体を搬送するコンベヤシステムをモニタリングおよび/またはメンテナンスする方法であって、
- 制御デバイスは、少なくとも1つの搬送路に沿った少なくとも1つの個別物品の所定の運搬に対する、少なくとも1つの搬送路に沿った少なくとも1つの個別物品の実際の運搬の関係に関する情報を受信および/または判定し、
- 少なくとも1つの搬送路に沿って搬送される個別物品に沿って並行して走行する光信号が、少なくとも各セクションにおいて表示デバイスによって表示され、
- 少なくとも1つの個別物品と一緒に走行する光信号は、少なくとも1つの個別物品のそれぞれの実際のおよび/または所定の位置に応じて、少なくとも1つの搬送路に沿った少なくとも1つの個別物品の所定の運搬に対する、少なくとも1つの搬送路に沿った少なくとも1つの個別物品の実際の運搬の関係を示す、
方法によって達成される。
【0007】
前記目的は、請求項13の前提部分によるコンベヤシステムの場合に、コンベヤシステムは、具体的には請求項1から12の一項に記載の、モニタリングおよび/またはメンテナンスの方法を実行するように設計されることと、制御デバイスは、少なくとも1つの搬送路に沿った少なくとも1つの個別物品の所定の運搬に対する、少なくとも1つの搬送路に沿った少なくとも1つの個別物品の実際の運搬の関係に関する情報を、受信および/または判定するように設計されることと、表示デバイスは、少なくとも1つの搬送路に沿って少なくとも各セクションにおいて搬送される個別物品に沿って並行して走行する光信号を表示するように設計されることと、制御デバイスは、少なくとも1つの個別物品と一緒に走行する光信号を用いて、少なくとも1つの個別物品のそれぞれの実際のおよび/または所定の位置に応じて、少なくとも1つの搬送路に沿った少なくとも1つの個別物品の所定の運搬に対する、少なくとも1つの搬送路に沿った少なくとも1つの個別物品の実際の運搬の関係を表示するように設計されることと、によっても達成される。
【0008】
したがって、本発明は、コンベヤシステムが、運搬対象の個別物品をそれに沿って搬送できる少なくとも1つの搬送路を備えることを提供する。しかし、特に好ましくは、コンベヤシステムが、好ましくは分岐もできる搬送路を複数有することがよくある。したがって、個別物品は、少なくとも1つの始点から異なる終点まで搬送することができる。このことは、所定の基準に基づいたコンベヤシステムに沿った個別物品の分類も可能にする。たとえば、このことは、梱包体の形態の個別物品を運搬するときに当てはまるが、梱包体の形態の個別物品、つまり、再梱包された物体が非常に本質的に好ましい。その場合、個別物品は、具体的には、カートン、フィルムまたは同様のものの形態の包みによって、再梱包され、その場合、包みは、再梱包される個別物品に応じて変えることができる。さらに好ましくは、梱包体は小包または輸送小包でよい。
【0009】
少なくとも1つの搬送路に沿って少なくとも各セクションにおいて表示デバイスが設けられ、その表示デバイスは、簡潔にするために、対応する搬送路の横に配置することができる。しかし、表示デバイスは、対応する搬送路の下方または上方に少なくとも部分的に配置してよい。このことに関係なく、表示デバイスは、具体的には、表示デバイスが搬送路に識別可能なように割り当てられ、表示デバイスの異なるセクションが搬送路の異なるセクションに識別可能なように割り当てられるように延在する。したがって、表示デバイスは、少なくとも1つの搬送路の様々なセクションに割り当てられるようにして、表示デバイスの様々なセクションに、光信号を表示することができる。表示デバイスの横方向にわずかにずれた点で光信号を立て続けに表示できる場合は、光信号が表示デバイスに沿って、したがって、搬送路に沿って移行するような印象が監視者に与えられる。したがって、信号は、少なくとも各セクションにおいて、少なくとも1つの搬送路に沿って個別物品と共に移行することができる。その場合、光信号が一定の信号波形を有するかまたは信号波形が変化することが同様に考えられる。
【0010】
コンベヤシステムの監視者とは、コンベヤシステムの動作状態、コンベヤシステムの起こり得る中断、またはコンベヤシステムにおいて対応する中断の可能性のある原因を、少なくともそこにある表示器に基づいて推測できるようにするために、表示デバイスを監視する人である。その場合、コンベヤシステムをメンテナンスおよび修理するためのオペレータまたはサービス担当者が、通常は、監視者の可能性がある。したがって、以下の文は、コンベヤシステムの動作状態、コンベヤシステムの起こり得る中断、またはコンベヤシステムにおいて対応する中断の可能性のある原因を、そこにある表示器に基づいて推測できるようにするために、表示デバイスを備えるコンベヤシステムを監視するオペレータまたはサービス担当者を指す。
【0011】
制御デバイスが、光信号の有する信号波形、および光信号が少なくとも1つの搬送路に沿って少なくとも部分的に表示される様式を規定するために使用される。こうした規定は、コンベヤシステムの所定の基準および最新の動作パラメータに基づく。コンベヤシステムの少なくとも1つの動作パラメータおよび/または動作パラメータの特徴を表す少なくとも1つの信号は、必要な場合に、少なくとも1つのセンサに基づいて、少なくとも部分的に判定でき、制御デバイスに送ることができる。次いで、制御デバイスは、利用できる所定の情報を処理し、それに従って表示デバイスを制御する。このことは、個別物品の所定の運搬の特徴を表す情報と、個別物品の実際の運搬に関する情報との比較に基づく。その場合、所定の運搬は、コンベヤシステムの正常な動作中に予期される個別物品の運搬に対応し、したがって、一般の動作パラメータの知識を用いて事前に容易に計算することができる。言い換えれば、制御デバイスは、少なくとも1つの搬送路に沿った少なくとも1つの個別物品の所定の運搬に対する、少なくとも1つの搬送路に沿った少なくとも1つの個別物品の実際の運搬の関係に関する情報を受信および/または判定する。
【0012】
コンベヤシステムの構造によって、光信号は少なくとも1つの個別物品と一緒に走行でき、個別物品は、少なくとも1つの搬送路に沿って、正確に言うと、少なくとも各セクションにおいて走行し、光信号はそれに並行して表示デバイスに沿って走行する。制御デバイスは、個別物品の所定の、したがって、予期される運搬および個別物品の実際の運搬に関する情報の比較を用いることができるので、少なくとも1つの搬送路に沿った少なくとも1つの個別物品の所定の運搬に対する、少なくとも1つの搬送路に沿った少なくとも1つの個別物品の実際の運搬の関係に従って、光信号の表示を表示することができ、少なくとも1つの個別物品のそれぞれの実際のおよび/または所定の位置に応じてそれを表示することもできる。したがって、個別物品の中断されていない運搬を示す光信号を、たとえば、その所定の運搬に沿って個別物品の横に表示できる。次いで、信号は、必要な場合に、個別物品と一緒に、正確に言うと、その代わりにまたはそれに加えて、個別物品の所定の搬送ルートまたは搬送路に沿って、移行する。しかし、これは、個別物品が、中断されていない運搬の場合に予め定められたのと同じようにして、ある程度搬送路に沿って移動するので、必要な場合に、かろうじて区別することができる。
【0013】
しかし、中断された動作の場合は、搬送路に沿った個別物品の実際の運搬は、個別物品の所定の運搬とは有意に異なる。具体的には、個別物品は、特定の時刻に、事前計算されたものよりもずっと、さらに前方またはさらに後方にある。たとえば、個別物品が2つの搬送路の分岐点(独:Gabelung,英:fork)で、誤って進路が変えられたかまたは誤って方向を変えられたため、個別物品が、事前計算された搬送路とは別の搬送路にある場合もある。基本的には、どの偏差が依然として公差内にあると考えられるかまたは既に中断された動作の結果と考えられるかを、個々の事例においてここで明示することが可能である。このことは、たとえば、制御デバイスに格納することができる。特定の時刻での個別物品の所定の位置とその時刻での個別物品の実際の位置とがここで互いに有意に異なる場合は、それぞれの時刻について予め定められた個別物品の位置に割り当てられた表示デバイスの位置で、光信号をそれぞれ表示することができる。しかし、その代わりにまたはそれに加えて、個別物品の実際の位置に割り当てられた表示デバイスの位置で、光信号をそれぞれ表示することができる。個別物品が実際に所定のようにして少なくとも1つの搬送路に沿って移動するので、少なくとも1つの光信号も、好ましくは、少なくとも1つの搬送路または表示デバイスに沿って、正確に言うと、少なくとも各セクションにおいて、移動する。
【0014】
個別物品が、所定のようにして移動されつつあるか、またはコンベヤシステムの中断された動作によってコンベヤシステムに沿って有意に異なるようにして実際に移動されつつあるかを、オペレータまたはサービス担当員が識別できるように、光信号はそのことを明らかにする信号波形を有してよい。たとえば、中断されていない動作の場合は、信号を表示できないか、または白色もしくは緑色の信号を表示することができる。中断された動作の場合は、たとえば赤色の信号を表示することができる。しかし、異なる個別物品について異なる色の信号を表示することもでき、その場合は、そのときに、実際の位置に、必要な場合は所定の位置に、同じ色がそれぞれ表示される。したがって、非常に多くの数の個別物品の場合でも、中断されていない動作の場合に特定の個別物品があるであろう場所および実際の動作中に実際にある場所が簡単に明らかになる。
【0015】
しかし、異なる色の信号波形の代わりにまたはそれに加えて、異なる形状の信号波形を使用することも可能である。そのときに、信号波形は、たとえばオペレータまたはサービス担当者に、中断のタイプまたは中断の位置に関するより詳細な情報を送ることができる。たとえば、個別物品が所定よりも早くまたは遅く搬送された時間を、たとえば秒で、または距離を、たとえばメートルで示す表示形態を選択することが可能である。たとえば、2つの搬送路のどの分岐点で、特定の個別物品が誤って方向を変えられたかを示すことも可能である。
【0016】
表示デバイスによってオペレータまたはサービス担当者が利用できる情報は、表示デバイスのオペレータまたはサービス担当者が、差し迫った重大な動作の中断を適時に検出することおよび/または今ある動作の中断を迅速に排除することができることをより簡単にすることができる。その場合、重要な情報は、たとえば、制御室だけではなく、コンベヤシステム上でオペレータまたはサービス担当者に直接的に表示される。さらに、個々の個別物品だけの運搬は一定の条件下の個別物品の所定の運搬とは異なるので、情報は、特定の個別物品に基づいてリアルタイムで表示される。これもやはり、コンベヤシステムそのものにおいてオペレータまたはサービス担当者が視認することができ、次いで、これはそれぞれの中断および必要なメンテナンスの表示とすることができる。オペレータまたはサービス担当者は、特定のメンテナンス手法がコンベヤシステムの動作に対して好都合かどうかおよびどう好都合なのかをコンベヤシステム上で直接的に視認することもできる。
【0017】
よりよく理解できるようにかつ不要な繰り返しを避けるために、本事例では、方法とコンベヤシステムとをいずれもはっきりと区別することなく、方法およびコンベヤシステムを一緒に説明する。しかし、どの特徴が方法およびコンベヤシステムに対して特に好ましいかは、いずれもそれぞれの文脈から当業者には明らかである。
【0018】
本方法の第1の特に好ましい構成では、少なくとも1つの光信号は、少なくとも1つの搬送路に沿って少なくとも各セクションにおいて延在する表示デバイスのLEDストリップおよび/または表示器、具体的には、LCD表示器によって、生成される。このことによって、光信号を非常に高い解像度で高い速度で表示することが可能になり、光信号が少なくとも1つの搬送路に沿って移行することが可能になる。その場合、その代わりにまたはそれに加えて、装置の面では、少なくとも1つの搬送路に沿って少なくとも各セクションにおいて延在する表示デバイスの投影経路上に少なくとも1つの光信号を投影できる、表示デバイスの投影デバイスを使用することがより簡単である。
【0019】
オペレータまたはサービス担当者にとって光信号と実際の個別物品との間の最良の比較を可能にするために、少なくとも1つの光信号は、信号に割り当てられた少なくとも1つの個別物品の長手方向の範囲に少なくとも実質的に対応する、搬送路に沿った長手方向の範囲で表示される場合が適切である。その場合、個別物品の所定の搬送を表す光信号が実際の個別物品と合致しているかどうか、または実際の個別物品と、搬送路の長手方向の所定の運搬において光信号によって表される個別物品との間にずれがあるかどうかを簡単に判定することができる。
【0020】
その代わりにまたはそれに加えて、少なくとも1つの光信号は、少なくとも1つの搬送路に沿って少なくとも1つの信号に割り当てられた少なくとも1つの個別物品の所定の運搬に対応するようにして、搬送路に沿って少なくとも各セクションにおいて移動できる。これは、個別物品の所定の運搬と対応する個別物品の実際の運搬との間の比較を、より簡単にできるようにする。多くの場合に、オペレータは、光信号と実際の個別物品の搬送との間の、起こり得る差から、中断およびその原因をすぐに推測でき、そのことから、コンベヤシステムの修理が促進される。その場合、異なる個別物品の比較は、中断およびその原因についての情報を提供することもできる。たとえば、連続した実際の個別物品は、所定の運搬とは異なり、同じようにして搬送する必要がない。特定の個別物品にだけまたは周期的に対応する偏差が生じるような状況が起こることもあり、これは特定の中断の表示とすることができる。しかし、異なる個別物品の搬送が、それぞれ異なるようにして個別物品について予め定められた運搬から逸脱する事例もある。
【0021】
個別物品が所望の通りに搬送されるかどうか、または個別物品の実際の搬送が同じ個別物品の所定の搬送からどのようにして逸脱するかを識別するために、少なくとも1つの光信号および少なくとも1つの信号に割り当てられた少なくとも1つの個別物品は、少なくとも1つの個別物品の中断されていない搬送の場合には、少なくとも1つの搬送路に沿って、互いに対応するようにして表示デバイスに沿って移動される場合が適切である。光信号が、搬送路に沿った個別物品の搬送に従って表示デバイスに沿って移行する場合は、コンベヤシステムの中断されていない動作および個別物品の搬送を推測することができる。
【0022】
コンベヤシステムのオペレータまたはサービス担当者が簡単にコンベヤシステムの動作の中断が起こる場所およびその中断の原因が何かを識別できるように、少なくとも1つの搬送路に沿った少なくとも1つの個別物品の所定の運搬から、少なくとも1つの搬送路に沿った少なくとも1つの個別物品の実際の運搬の所定の偏差が起こる位置を過ぎるときに、光信号の信号波形は変化することができる。たとえば、光信号の信号波形は、制御デバイスによって、少なくとも1つの個別物品の中断のない搬送の特徴を表す信号波形から、少なくとも1つの個別物品の中断された搬送の特徴を表す信号波形に変化することができる。このように、個別物品の搬送が中断された時点で個別物品の搬送が中断されたことおよびその中断が起きた場所を、コンベヤシステムのオペレータまたはサービス担当者に示される。これは、具体的には、少なくとも1つの個別物品と一緒に走行する光信号は、信号が少なくとも1つの搬送路に沿って個別物品と一緒に走行し表示器のそれぞれの位置で少なくとも1つの個別物品の中断された搬送がある限り、少なくとも1つの個別物品の中断された搬送の特徴を表す少なくとも1つの信号波形を維持するときに当てはまる。
【0023】
動作の中断が再び取り除かれ、その結果、対応する個別物品が、搬送路に沿った特定の位置にある時点で再び所定のようにして運搬される場合は、信号波形は、必要な場合に個別物品の中断されていない運搬の特徴を表す信号波形を再び想定することができる。しかし、その代わりに、中断された動作を信号で伝える信号波形を引き続き表示することができる。その場合、再び意図した通りに運搬される間は、信号波形が、個別物品の運搬が意図したような運搬に対応しなかったときに以前に表示された信号波形とは異なる場合が特に好ましいことがある。したがって、予め定められていなかった2つの事象が連続して起き、予め定められていなかったようにして個別物品の運搬に影響を及ぼしたことが、オペレータまたはサービス担当者には識別できる。このことは、基本的には、コンベヤシステムに沿った搬送中に個別物品が連続して複数の中断を経験し、その結果、個別物品が特定の位置で再び所定のようにして搬送されないという状況にも当てはまる。そのときに少なくとも1つの搬送路に沿った信号波形が変化する結果、個別物品の運搬が連続して幾度も中断されたことがオペレータまたはサービス担当者には識別できるようになる。こうした知識によって、個々の中断の原因をより迅速に排除することができる。
【0024】
オペレータまたはサービス担当者のための光表示の情報の内容を強化し、その結果、個別物品およびその搬送そのものからは容易に視認できない様々な動作状態および中断を区別できるようにするためには、個別物品の中断のない搬送の特徴を表す少なくとも1つの信号波形、および/または個別物品の中断された搬送の特徴を表す少なくとも1つの信号波形は、所定の色および/または所定の記号を有する場合が適切である。異なる光信号および/または信号波形は、たとえば、個別物品の搬送が速すぎるか、遅すぎるか、または正しい速度の場合に、異なる色で表示することができる。異なる信号波形および色は、個々の個別物品の搬送だけが中断される場合に、または、連続して搬送される個別物品の特定の数が、同じようにおよび/もしくは同じ程度に中断されるようにして、つまり、それらの搬送に対するそれぞれの所定の搬送から逸脱するようにして搬送される場合にも、表示することもできる。
【0025】
搬送路に沿った特定の位置にある時点で個別物品の所定の搬送と個別物品の実際の搬送との間の所定の偏差が超えられることが、制御デバイスによって検出または判定される場合に、その位置は、中断の位置として同定でき、表示デバイスによってオペレータまたはサービス担当者に表示することができる。たとえば、個別物品の中断された搬送の特徴を表す少なくとも1つの信号波形は、少なくとも1つの個別物品の中断されていない搬送から中断された搬送への移り変わりの位置として、このような中断の位置に恒久的にまたは周期的に表示することができる。その場合、恒久的な表示が、中断の位置を継続して検出できるという利点を有する。その場合、対応する中断の対応する発生を表示するために、個別物品の所定の搬送からの対応する偏差が起きるときはいつでも、必要な場合に、周期的な表示を行うことができる。しかし、信号波形が周期的に点滅する表示を行うこともでき、これは、より遠い距離からより良く視認することもでき、したがって、オペレータまたはサービス担当者を中断の位置に迅速に案内することができる。
【0026】
必要な場合は、異なる動作状態およびコンベヤシステムの意図された動作からの偏差に関する情報を取得するために、表示デバイスは、不具合のない状態を示すための少なくとも1つの信号波形、少なくとも1つの不具合状態を示すための少なくとも1つの信号波形、少なくとも1つの不具合が始まった状態を示すための少なくとも1つの信号波形、および/または少なくとも1つの使用可能な状態を示すための少なくとも1つの信号波形を表示することができれば有用である。その場合、信号波形は、対応する状態を有する位置に局部的に表示することができるか、または対応する状態にさらされている個別物品と一緒に移行することができる。不具合のない状態では、少なくとも1つの個別物品の運搬に対する少なくとも1つの所定のパラメータは、所定の許容範囲内にある。不具合状態では、少なくとも1つの個別物品の運搬に対する少なくとも1つのパラメータは、所定の許容範囲外にある。不具合が始まった状態では、少なくとも1つの個別物品の運搬に対する少なくとも1つの所定のパラメータは、所定の許容範囲内にあるが、許容範囲の公差限界にますます接近し、その結果、公差限界がすぐに超えられることを予期することができる。本事例では、パラメータの場合は主パラメータと副パラメータとを区別することが可能である。その場合、主パラメータは、個別物品の運搬のためにより重要である。主パラメータおよび副パラメータの場合は、不具合のない状態は、少なくとも1つの個別物品の運搬に対する少なくとも1つの主パラメータおよび少なくとも1つの副パラメータが所定の許容範囲内にあることを特徴とすることができ、使用可能な状態は、少なくとも1つの副パラメータだけが許容範囲外にあり、少なくとも1つの主パラメータが許容範囲内にあるということによって区別される。不具合状態は、少なくとも1つの主パラメータが許容範囲外にあるときに存在できる。不具合が始まった状態では、少なくとも1つの主パラメータと少なくとも1つの副パラメータとを区別することが可能である。しかし、このことは必須ではない。
【0027】
その代わりにまたはそれに加えて、少なくとも1つの搬送路に沿った少なくとも1つの個別物品の所定の運搬に対する、少なくとも1つの搬送路に沿った少なくとも1つの個別物品の実際の運搬の関係は、少なくとも1つの搬送路に沿った少なくとも1つの個別物品の搬送に関する、少なくとも1つの所定の基準値と少なくとも1つの測定値との間の少なくとも1つの比較によって、少なくとも1つの個別物品のそれぞれの位置に応じて判定することができる。したがって、特定の個別物品および/またはコンベヤシステムの運搬の状態は、こうした判定が実行される各位置で判定することができる。次いで、その状態は、表示デバイスを用いて、正確に言うと、必要な場合は、信号波形を用いて、対応する状態を表す位置で局部的に、または対応する状態にさらされている個別物品と共に移行するようにして表示することができる。コンベヤデバイスに入った後で到達される、対応するパラメータの公称値が、たとえば、基準値として可能である。基準値は、設定されたパラメータに対応することができるか、またはコンベヤシステムの設定に応じて生じることができる。必要な場合は、公称値は、コンベヤシステムおよび行われた設定によって実現できるパラメータの、技術的に達成できる値であると解釈することができる。基準値は、パラメータの公差限界の間のパラメータの全ての値を含む正常値とすることもできる。基準値としての公差限界値は、公差限界の特徴を表し、その外側ではもはや使用可能な状態はない。超えられるときかつ/または到達しないときは次に計画されたメンテナンスまたは修理までコンベヤシステムの障害がないことを保証しない、少なくとも1つの限界値を表す介入値も、基準値として可能である。
【0028】
コンベヤシステムのオペレータまたはサービス担当者が起こり得る中断およびそれらの原因を迅速に知らされるように、個別物品の実際の運搬が、いずれも互いに独立して、個々の個別物品だけではなく、対応する個別物品の所定の運搬に関連付けられる場合が好都合なことがある。これは、後続の個別物品が、同じようにして所定の運搬から逸脱するか、所定の運搬から単に逸脱しないか、または異なるようにして所定の運搬から逸脱する場合に、追加の情報を引き出すことができるからである。これら情報によって、狙い通りに、対応する中断の原因を推測することができる。したがって、少なくとも1つの搬送路に沿って連続して搬送される一連の個別物品の所定の運搬に対する、少なくとも1つの搬送路に沿った同じ一連の個別物品の実際の運搬の関係は、各個別物品について対応する個別物品のそれぞれの位置に応じて判定することができ、一連の個別物品のうちのほかの個別物品について判定されるほかの関係と比較することができる。
【0029】
その代わりにまたはそれに加えて、対応する個別物品の所定の運搬と実際の運搬との間の偏差の少なくとも1つの原因が、少なくとも1つの個別物品のそれぞれの位置に応じて、少なくとも1つの搬送路に沿った少なくとも1つの個別物品の所定の運搬に対する、少なくとも1つの搬送路に沿った少なくとも1つの個別物品の実際の運搬の関係に基づいて、制御デバイスによって推測することができる。これは、たとえば、コンベヤシステムの特定の中断の間の関係、および特定の搬送路に沿った個別物品の実際の運搬と所定の運搬との間の結果として生じる関係が、制御デバイスに格納されるときに、狙い通りに可能である。したがって、コンベヤデバイスのオペレータまたはサービス担当者は、可能な限り迅速に中断を排除することができるようにするために、まず、制御デバイスによって考えられる予め定められた中断を追跡することができる。これは、表示デバイスからの少なくとも1つの信号は、少なくとも1つの個別物品の搬送路に沿って少なくとも各セクションにおいて、少なくとも1つの原因に割り当てられた起点の方向に、具体的には繰り返し、移行し、かつ/または表示デバイスからの少なくとも1つの信号は、起点に割り当てられた表示デバイスの位置で表示されることによってさらに単純化される。その代わりにまたはそれに加えて、少なくとも1つの信号は、個別物品に実際に割り当てられた位置から、少なくとも1つの個別物品の中断されていない搬送から中断された搬送への移り変わりの位置としての中断の位置まで、具体的には繰り返し、移行することができる。いずれの場合も、コンベヤシステムのオペレータまたはサービス担当者は、中断をなくすためにおそらく介入が必要になる位置に非常に迅速に案内される。
【0030】
このことは、少なくとも1つの信号が、少なくとも1つの個別物品の中断されていない搬送から中断された搬送への移り変わりの位置としての中断の位置から、中断に割り当てられた起点に割り当てられた表示デバイスの位置まで、具体的には繰り返し、移行することによって、支援することもできる。次いで、コンベヤシステムのオペレータまたはサービス担当者は、非常に簡単に、推定される介入の位置まで信号を追うことができる。
【0031】
コンベヤシステムの第1の特に好ましい構成では、表示デバイスは、少なくとも1つの搬送路に沿って少なくとも各セクションにおいて延在するLEDストリップ、および/または少なくとも1つの搬送路に沿って少なくとも各セクションにおいて延在する、信号を投影経路上に投影する投影デバイス、および/または少なくとも1つの搬送路に沿って少なくとも各セクションにおいて延在する表示器、具体的には、LCD表示器を備える。したがって、起こり得る中断および/またはそれらの原因をコンベヤシステムのオペレータまたはサービス担当者に非常に迅速かつ包括的に知らせるために、大きく異なる信号を、少なくとも1つの搬送路に沿った様々な位置で非常に簡単かつ迅速に表示することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
図1】本発明によるコンベヤシステムの概略平面図である。
図2】異なる動作状態にある、本発明によるコンベヤシステムの細部の概略側面図である。
図3】本発明によるコンベヤシステムの細部の概略側面図である。
図4】本発明によるコンベヤシステムの細部の概略側面図である。
図5】異なる動作状態にある、本発明によるコンベヤシステムの細部の概略側面図である。
図6】本発明によるコンベヤシステムの細部の概略側面図である。
図7】本発明によるコンベヤシステムの細部の概略側面図である。
図8】本発明によるコンベヤシステムの細部の概略側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
単に例示的な実施形態を示す図面に基づいて本発明を以下でより詳細に説明する。
【0034】
図1は、複数の搬送路2を設けるコンベヤシステム1を示す。搬送路2は、それぞれの搬送路2に応じて、異なる開始配置3から始まり、異なる終了配置4で終わる。コンベヤシステム1は、大きく異なるように設計することもできる。しかし、重要な因子は、コンベヤシステム1が、梱包体、具体的には、輸送小包でよい、ばらばらの個別物品5を搬送するための搬送路2を少なくとも1つ有することである。個別物品5は開始部分3でコンベヤシステム1上に置かれる。コンベヤシステム1は、特定の搬送タスクおよび/または分類タスクのために設定される。設定および対応する仕様に基づいて、少なくとも個々の個別物品または特定の個別物品5について、所定の搬送路2に沿ったそれらの運搬を時間の観点で事前計算することが可能である。対応する個別物品5がそのときに時間の観点で搬送路2に沿って実際にどのように移動するかは、センサ6によって捕捉することができる。センサ6は、少なくとも1つの搬送路2に沿って、したがって、具体的には、コンベヤシステム1に沿って、分配される。センサ6は、たとえば、それぞれの個別物品5に設けられたコードを捕捉し、そうすることで、ある特定の時刻に個別物品5がどこにあるかを判定する、スキャナでよい。しかし、個別物品5は、センサ6によって捕捉される、いわゆるRFIDタグまたは同様のものを備えてよい。センサ6は、コンベヤシステム1に組み込まれ、RFIDタグを読み取るための読み取りユニットの形態になっている。したがって、どの個別物品5がどの時刻にどの位置にあるかも判定される。ほかの適切なセンサが考えられ、それ自体が知られている。
【0035】
コンベヤシステム1全体にわたって分配されるセンサ6は制御デバイス7につなげられ、センサ6は、制御デバイス7に、特定の時刻の個別物品5の配置に関する信号または情報を送信する。制御デバイス7は、搬送路2に沿った個別物品5の所定の一時的な運搬に関する情報も受信または判定する。制御デバイス7は、それらの信号または情報を処理し、特定の時刻の個別物品5の実際の運搬を、それら時刻の個別物品5の所定の運搬に関連付ける。したがって、個別物品5の理論上の、つまり、事前計算された運搬と、個別物品5の事実上の、つまり、実際の運搬との間の比較がある。この比較に基づいてまたはこの関係に基づいて、制御デバイス7は、図示のコンベヤシステム1において搬送路2に沿って延在する表示デバイス8を制御する。表示デバイス8は、制御デバイス7の制御下で光信号を表示でき、これらの信号を特定の個別物品5に割り当てることができ、その結果、この対応する個別物品5の所定の運搬と実際の運搬との比較に応じて個別物品5に割り当てられた光信号を表示することができる。しかし、光信号は、対応する個別物品の搬送路に沿った特定の位置で一度表示されるだけではない。そうではなく、信号は、個別物品5に割り当てられたどの場合にも、少なくとも1つの搬送路2に沿って個別物品5と共に走行する。したがって、表示デバイス8は、やはり、局部的に配置されるのではなくむしろ、少なくとも1つの搬送路2に沿った少なくとも各セクションに配置される。
【0036】
特定の個別物品5の実際の搬送に割り当てられるようにして行われる制御デバイス7による表示デバイス8の制御は、たとえば、図2A図2Cに示される。図2Aは、搬送方向Tにおける長さの異なる2つの個別物品5を示す。表示デバイス8は、個別物品5の位置に割り当てられるようにして光信号9、10を表示し、搬送路2に沿ったそれら信号の長手方向の範囲は、個別物品5の長手方向の範囲に少なくとも実質的に対応する。光信号9、10は搬送路2に沿って個別物品5と共に移行する。その場合、光信号9、10は、個別物品5の運搬の異なる時間の、個別物品5の事前計算された配置を示す。関連する光信号9、10が表示デバイス8に沿って移動するのと同じようにして個別物品5が搬送路2に沿って移動し、移動の結果、個別物品5と割り当てられた光信号9、10との間の有意なずれが生じないことから、個別物品5が所定の通りに搬送されつつあるということを読み取ることができる。したがって、コンベヤシステム1は明らかに、設定した所望の通りに動作している。したがって、動作中の中断の恐れをなくすことができる。
【0037】
一方、図2Bは個別物品5の中断された運搬を示す。表示デバイス8に沿った光信号9の移動は、事前に計算されたような、中断されていない動作中の搬送路2に沿った個別物品5の運搬を表す。関連する個別物品5の実際の運搬は、個別物品5の所定の運搬よりも一定のずれVだけ遅れている。このことは、個別物品5の予期される搬送を表す光信号9と個別物品5の実際の搬送との間の比較から容易に読み取ることができる。コンベヤシステム1の中断された動作中に実際の個別物品5から大きく離れた位置にある可能性がある、個別物品5の予期される搬送を表す光信号9の代わりにまたはそれに加えて、個別物品5の実際の搬送と共に、個別物品に常に直接的に割り当てられるかまたは個別物品に並行するようにして、光信号11を表示することができる。たとえばここでは赤色の十字形である光信号11の信号波形から、対応する個別物品5が現在、予期されたような搬送路2に沿って搬送されていないということが直接的に明らかになる。したがって、この特定の個別物品5の運搬は中断されている。その場合、信号波形のタイプまたはその色は、さらに、個別物品5の運搬における中断のタイプおよび/または程度を表すことができる。コンベヤシステム1のオペレータまたはサービス担当員が、コンベヤシステムにおいてその場で図2B図2Cによる表示デバイス8を介して中断に関する最新情報を受信するので、原因を迅速に推測でき、したがって、中断を迅速に排除することができる。その結果、コンベヤシステム1の稼働率が有意に上昇する可能性がある。
【0038】
非常に多くの個別物品5が搬送路2に沿って短い間隔で搬送される場合でも、コンベヤシステム1のオペレータまたはサービス担当員のための情報の内容をさらに強化するためには、図3による図解が適切な場合がある。それは、中断が生じた際は、個別物品5の中断されていない搬送を表す光信号12に、実際の個別物品5を必要な場合に割り当てるのは非常に難しいからである。次いで、対応する個別物品5の中断されていない搬送を表す光信号12の色に対応する色の光信号13が、個別物品5に割り当てられる。その場合、異なる色を異なる個別物品5に割り当てることができ、そうすることで、同じ個別物品5の中断されていない搬送を表す光信号12への個別物品5の割り当てが容易になる。その代わりにまたはそれに加えて、個別物品5は所定のようには搬送されなかったがその個別物品5の所定の搬送を表す光信号12は、予期される運搬からの実際の運搬の偏差の範囲に関する情報を含むことができる。本事例では、「-3」が表示され、これは3秒または3メートルの遅れを示すことができる。たとえば記号の形態の、ほかの表示が同様に考えられる。
【0039】
図4によれば、個別物品5の運搬をモニタリングするとき、個別物品5の予期される運搬との定期的な比較中に、制御デバイス7は、運搬の中断が最初に起きたおおよその場所を判定でき、次いで、表示デバイス8上の光信号14を用いて、コンベヤシステム1のオペレータまたはサービス担当員のためにその位置を示すことができる。したがって、オペレータまたはサービス担当者は、中断の位置に迅速に案内される。その場合、中断の位置は、単なる例示であるが、コンベヤシステム1の1つのコンベヤデバイス15からコンベヤシステム1の後続のコンベヤデバイス16への、個別物品5の中継部である。本事例では個別物品5が2つ示されており、その場合、左に示される個別物品5は、個別物品5の予期される運搬を表示する光表示9と同期して移動する。一方、右に示される個別物品5は、前記個別物品の予期される運搬を表す、割り当てられた光信号11に対してずれVを有する。これは個別物品5の中断された運搬に起因する可能性があるので、光信号11は、個別物品5の長さを表す信号波形と赤色の十字の形態の信号波形から構成される。さらに、中断が起きる位置は、たとえば三角形の形態で、制御デバイス7を介して光信号14によって示される。この光信号14は、表示デバイス8上で、個別物品5と共に移行しないが、個別物品5の運搬の中断がその位置で起きなくなるまでその配置に留まる。
【0040】
中断の位置が少なくとも部分的に分かっている場合は、対応する中断によって阻害された個別物品5が現在位置している位置に割り当てられた、表示デバイス8の位置から開始して、ここではたとえば三角形の、中断を表す光信号17を表示することと、次いで、個別物品5の搬送方向Tとは異なり、表示デバイス8に沿って、搬送路2に沿った推定される中断の位置に割り当てられた位置までその光信号17を移動させることとが可能である。図5Aは、中断を表す光信号17が、中断された状態で運搬される個別物品5の横でどのように表示されるかを示す。図5Bでは、個別物品5は搬送方向Tにさらに移動されており、光信号17はその搬送方向Tの逆にさらに移動されている。図5Cでは、光信号17は中断の位置に表示され、そこでは、光信号17は、中断の位置をさらに示すために、しばらくの間そのままにでき、かつ/または点滅することができる。
【0041】
図6は、個別物品5が搬送路2に沿って3つの異なるコンベヤデバイス15、16、18を通らなければならないコンベヤシステム1を一例として示し、そこでは、個別物品5の運搬は、コンベヤデバイス15、16、18間の中継部19、20で中断される。コンベヤデバイス15、16、18の中継部19、20は、ここでは単なる一例として示されている。個別物品5の運搬における中断のほかの位置が考えられる。第1の中継部19の前にある個別物品5は、まだ中断されておらず、個別物品5に割り当てられた光信号9は、搬送方向Tにおいて搬送路2に沿って個別物品5に同期して走行するが、これは表示デバイス8上だけである。第1の中継部19の後は、個別物品5とそれにリンクされた光信号9との間にずれVがある。さらに、個別物品5のまたは光信号9の隣に記号21が表示され、その記号は運搬における最初の中断を表す。本事例では、これは、一例であるが、「1」である。2つの後続のコンベヤデバイス16、18間の次の中継部20の後では、第2の中断が起きたため、個別物品5と個別物品5に割り当てられた光信号9との間のずれVがさらに大きくなる。このことは、本事例では、個別物品5の隣で「2」の形態の光信号によって示される。しかし、記号または信号21は、この個別物品5のためのほかの光信号9の領域で表示することもできる。前記信号は、個別物品5のそれぞれの予期される配置を示す。その代わりにまたはそれに加えて、ほかの記号も可能である。
【0042】
図7は、全ての個別物品5ではなく特定の個別物品5だけが予期される通りに運搬されない、コンベヤシステム1の細部を示す。本事例では、中断は、周期的にまたはより小さい個別物品5に起きる恐れがある。このことは、図示の細部に基づいてより正確に識別することができない。しかし、これは、実物のコンベヤデバイス1を近くで監視する場合にも起こり得る。関連する光信号10よりも遅れている個別物品5が、搬送路2の一番左に示されている。したがって、運搬は、予期に反して遅れて実行される。同じことが、一番右に図示される個別物品5の場合にも当てはまる。しかし、間にある3つの個別物品5は、個別物品5の予期される運搬を表す関連する光信号9と同期してその隣を移動する。したがって、中断は、4つおきの個別物品5にだけまたはより小さい個別物品5にだけ影響を及ぼす可能性がある。これは、中断の原因を示すことができる追加情報である。
【0043】
図8に、分岐点22を有するコンベヤシステム1を示す。分岐点22に向かって移動される個別物品5は、光信号9に合致し、光信号9と同期して移動する。したがって、中断された動作がない。同じことが一番右の個別物品5にも当てはまる。一方、中間の個別物品5は、何らかの理由で、分岐点22で誤って進路が変えられている。割り当てられた光信号9は、個別物品5が予期されていたはずの分岐点22の一方のブランチに表示される。しかし、個別物品5は実際には分岐点22の他方のブランチに沿って搬送される。十字の形態の光信号11が、さらなる搬送ルートまたは搬送路2に沿って個別物品5と共に、個別物品5に割り当てられるようにして移動し、その結果、個別物品5が意図した通りには運搬されていなかったことが明らかである。個別物品5の監視によって、制御デバイス7は、中断の位置が分岐点22の領域にあるはずだと推測することもでき、このような理由から、中断の仮定の位置を示すことが意図されるさらなる光信号17が、分岐点22において静止して表示される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8