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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-01
(45)【発行日】2022-03-09
(54)【発明の名称】接合構造体
(51)【国際特許分類】
   A63H 33/08 20060101AFI20220302BHJP
   F16B 5/07 20060101ALI20220302BHJP
   F16B 4/00 20060101ALI20220302BHJP
【FI】
A63H33/08 Z
F16B5/07 C
F16B4/00 D
【請求項の数】 71
(21)【出願番号】P 2020528267
(86)(22)【出願日】2018-12-05
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-03-25
(86)【国際出願番号】 CN2018119256
(87)【国際公開番号】W WO2019134476
(87)【国際公開日】2019-07-11
【審査請求日】2020-05-11
(31)【優先権主張番号】201810002176.9
(32)【優先日】2018-01-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】520160598
【氏名又は名称】東莞市微石塑膠金属科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】WIST PLASTIC & METAL TECHNOLOGY LIMITED
【住所又は居所原語表記】No.2, Cunkou Street, Liaobu Town Dongguan, Guangdong 523400 (CN)
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】叶祖威
【審査官】鈴木 崇雅
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-198115(JP,A)
【文献】米国特許第08888552(US,B2)
【文献】米国特許第06641452(US,B2)
【文献】特開2015-226748(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第106687184(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63H 1/00-37/00
F16B 4/00-5/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
取り外し可能に接合される接合ブロックを少なくとも2つ備え、互いに接合される2つの接合ブロックのうち、一方の接合ブロックには、接合孔が設けられ、他方の接合ブロックには、前記接合孔に挿入可能な接合柱が設けられる接合構造体であって、前記接合柱は、その軸方向に延びている内孔を有し、前記接合柱は、挿入ロッドを有する挿入ヘッド部材と、挿入孔が形成されたスリーブを有する挿入孔部材と、をさらに備え、前記挿入ヘッド部材は、前記接合柱の内孔及び前記接合孔のうちの一方に固定して設けられ、前記挿入孔部材は、前記接合柱の内孔及び前記接合孔の他方に固定して設けられ、前記接合柱を前記接合孔に挿入することで2つの接合ブロックを接合するとき、前記挿入ロッドは、前記挿入孔に締まり嵌めで挿入されて2つの接合ブロックを強固に接合する、接合構造体。
【請求項2】
前記挿入ヘッド部材は前記接合孔に固定して設けられ、前記挿入孔部材は前記接合柱の内孔に固定して設けられる、ことを特徴とする請求項1に記載の接合構造体。
【請求項3】
前記一方の接合ブロックには、前記接合柱がさらに設けられ、前記接合柱の内孔には、前記挿入孔部材が固定して設けられている、ことを特徴とする請求項2に記載の接合構造体。
【請求項4】
前記他方の接合ブロックには、前記接合孔がさらに設けられ、前記接合孔には、前記挿入ヘッド部材が固定して設けられている、ことを特徴とする請求項2に記載の接合構造体。
【請求項5】
前記他方の接合ブロックには、前記接合孔がさらに設けられ、前記接合孔には、前記挿入ヘッド部材が固定して設けられている、ことを特徴とする請求項3に記載の接合構造体。
【請求項6】
同一接合ブロックの接合孔と接合柱とは、同軸に設置され、前記接合柱の内孔は、前記接合孔と連通してかつ同軸であり、前記内孔中の挿入孔部材は、接合孔中の挿入ヘッド部材と一体的に形成されている、ことを特徴とする請求項3~5のいずれか一項に記載の接合構造体。
【請求項7】
前記挿入孔部材のスリーブは、前記内孔に挿着され、前記スリーブと前記内孔との締まり嵌めによって固定される、ことを特徴とする請求項6に記載の接合構造体。
【請求項8】
前記内孔の孔壁は粗面である、ことを特徴とする請求項7に記載の接合構造体。
【請求項9】
前記接合柱の前記接合孔から離れる端部には、内方に向いた環状フランジが形成されている、ことを特徴とする請求項6に記載の接合構造体。
【請求項10】
前記挿入孔部材と前記挿入ヘッド部材との接続部位には、外方に向いた環状フランジが形成されており、前記環状フランジは、組み立て後に前記接合柱の内孔と前記接合孔との間に段差面に当接している、ことを特徴とする請求項6に記載の接合構造体。
【請求項11】
前記接合柱の内孔の前記接合孔に近い一側の端部には、内方に向いた環状フランジが形成されており、前記挿入孔部材のスリーブの前記挿入ヘッド部材に接続された側の端面は、組み立て後に前記環状フランジに当接している、ことを特徴とする請求項6に記載の接合構造体。
【請求項12】
前記挿入孔部材のスリーブの横断面の外輪郭は多角形であり、前記内孔は丸孔である、ことを特徴とする請求項7に記載の接合構造体。
【請求項13】
前記多角形の横断面の外輪郭のうち、隣接する両辺の接続箇所は円弧状となる、ことを特徴とする請求項12に記載の接合構造体。
【請求項14】
前記円弧状の曲率半径は、前記内孔の半径に等しく、又はそれよりもわずかに大きい、ことを特徴とする請求項13に記載の接合構造体。
【請求項15】
前記挿入孔部材の挿入孔は多角形の挿入孔である、ことを特徴とする請求項13に記載の接合構造体。
【請求項16】
前記スリーブの横断面の外輪郭は、前記挿入孔と類似した多角形を採用し、両者の対応する辺は平行である、ことを特徴とする請求項15に記載の接合構造体。
【請求項17】
前記挿入孔部材のスリーブの横断面の外輪郭は四角形であり、前記挿入孔部材の挿入孔は不等辺八角形の挿入孔であり、不等辺八角形は、等長の4つの長辺と等長の4つの短辺を含み、各長辺はそれぞれ前記挿入孔部材のスリーブの四角形の外輪郭の各辺と平行である、ことを特徴とする請求項16に記載の接合構造体。
【請求項18】
前記挿入ロッドは円柱ロッドである、ことを特徴とする請求項17に記載の接合構造体。
【請求項19】
前記挿入孔部材のスリーブは前記接合柱の内孔に挿着され、前記スリーブと前記内孔との締まり嵌めによって固定される、ことを特徴とする請求項2~5のいずれか一項に記載の接合構造体。
【請求項20】
前記他方の接合ブロックには、もう1つの前記接合柱がさらに設けられ、前記挿入孔部材は各接合柱の内孔に固定して設けられている、ことを特徴とする請求項2に記載の接合構造体。
【請求項21】
前記挿入孔部材のスリーブは前記接合柱の内孔に挿着され、前記スリーブと前記内孔との締まり嵌めによって固定される、ことを特徴とする請求項20に記載の接合構造体。
【請求項22】
前記他方の接合ブロックに設けられた接合柱は、同軸に設置され、同軸に設置された2つの接合柱の内孔は、連通孔を介して互いに連通しており、前記連通孔は、前記内孔と同軸であり、かつその直径が前記内孔の直径以上であり、前記挿入孔部材のスリーブは、前記接合柱の内孔及び連通孔に挿着され、前記スリーブと前記内孔及び/又は連通孔との締まり嵌めによって固定される、ことを特徴とする請求項20に記載の接合構造体。
【請求項23】
前記挿入ヘッド部材は、前記挿入ロッドの一端に固定されるフランジを備え、前記フランジは前記接合孔に挿着され、挿入ヘッド部材は、前記フランジと前記接合孔との締まり嵌めによって固定される、ことを特徴とする請求項2~5のいずれか一項に記載の接合構造体。
【請求項24】
前記一方の接合ブロックには、もう1つの前記接合孔がさらに設けられ、前記挿入ヘッド部材は各接合孔に固定して設けられている、ことを特徴とする請求項2に記載の接合構造体。
【請求項25】
前記挿入ヘッド部材は、前記挿入ロッドの一端に固定されるフランジを備え、前記フランジは前記接合孔に挿着され、挿入ヘッド部材は、前記フランジと前記接合孔との締まり嵌めによって固定される、ことを特徴とする請求項24に記載の接合構造体。
【請求項26】
それぞれ前記一方の接合ブロックに設けられた接合孔は、同軸に設置され、同軸に設置された2つの接合孔は、連通孔を介して互いに連通しており、前記挿入ヘッド部材は、中央に位置する円柱部と、それぞれ円柱部の両側から外方へ延びている挿入ロッドと、を備え、各挿入ロッドは前記円柱部と同軸であり、前記挿入ヘッド部材の円柱部は、前記連通孔に挿着され、前記円柱部と前記連通孔との締まり嵌めによって固定される、ことを特徴とする請求項24に記載の接合構造体。
【請求項27】
前記挿入ヘッド部材は、前記挿入ロッドとキャップ状部材を備え、キャップ状部材は、円筒状の本体部と、本体部に一体的に形成されて本体部の軸方向の端部に位置する底部と、を備え、挿入ロッドは、前記底部に固定され、かつ前記本体部と同軸であり、前記キャップ状部材は前記接合孔に挿着され、挿入ヘッド部材は、前記本体部とて前記接合孔との締まり嵌めによって固定される、ことを特徴とする請求項2~5のいずれか一項に記載の接合構造体。
【請求項28】
前記一方の接合ブロックの両側のそれぞれには、前記接合孔が設けられ、前記挿入ヘッド部材は各接合孔に固定して設けられている、ことを特徴とする請求項2に記載の接合構造体。
【請求項29】
前記挿入ヘッド部材は、前記挿入ロッドとキャップ状部材を備え、キャップ状部材は、円筒状の本体部と、本体部に一体的に形成されて本体部の軸方向の端部に位置する底部と、を備え、挿入ロッドは、前記底部に固定され、かつ前記本体部と同軸であり、前記キャップ状部材は前記接合孔に挿着され、挿入ヘッド部材は、前記本体部と前記接合孔との締まり嵌めによって固定される、ことを特徴とする請求項28に記載の接合構造体。
【請求項30】
前記挿入ヘッド部材は、前記接合柱の内孔に固定して設けられ、前記挿入孔部材は、前記接合孔に固定して設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の接合構造体。
【請求項31】
前記一方の接合ブロックには、前記接合柱がさらに設けられ、前記接合柱の内孔には、前記挿入ヘッド部材が固定して設けられている、ことを特徴とする請求項30に記載の接合構造体。
【請求項32】
前記他方の接合ブロックには、前記接合孔がさらに設けられ、前記接合孔には、前記挿入孔部材が固定して設けられている、ことを特徴とする請求項30に記載の接合構造体。
【請求項33】
前記他方の接合ブロックには、前記接合孔がさらに設けられ、前記接合孔には、前記挿入孔部材が固定して設けられている、ことを特徴とする請求項31に記載の接合構造体。
【請求項34】
同一接合ブロックの接合孔と接合柱とは、同軸に設置され、前記接合柱の内孔は、前記接合孔と連通しておりかつ同軸であり、前記内孔における挿入ヘッド部材と接合孔における挿入孔部材は、一体的に形成されている、ことを特徴とする請求項31~33のいずれか一項に記載の接合構造体。
【請求項35】
前記挿入孔部材と前記挿入ヘッド部材との接続部位には、外方に向いた環状フランジが形成されており、前記環状フランジは、前記接合孔又は前記内孔に締まり嵌めで挿入されて前記挿入孔部材及び挿入ヘッド部材を前記接合ブロックに固定する、ことを特徴とする請求項34に記載の接合構造体。
【請求項36】
前記接合孔又は前記内孔の内壁は粗面である、ことを特徴とする請求項35に記載の接合構造体。
【請求項37】
前記環状フランジの横断面の外輪郭は多角形である、ことを特徴とする請求項35に記載の接合構造体。
【請求項38】
前記接合孔又は前記内孔は丸孔である、ことを特徴とする請求項37に記載の接合構造体。
【請求項39】
前記多角形の横断面の外輪郭のうち、隣接する両辺の接続箇所は円弧状となる、ことを特徴とする請求項38に記載の接合構造体。
【請求項40】
前記円弧状の曲率半径は、前記接合孔又は前記内孔の半径とほぼ同じである、ことを特徴とする請求項39に記載の接合構造体。
【請求項41】
前記挿入孔部材の横断面の外輪郭は、前記挿入孔部材の挿入孔と類似した形状の多角形であり、かつ両者の対応する辺が平行である、ことを特徴とする請求項35に記載の接合構造体。
【請求項42】
前記多角形は四角形である、ことを特徴とする請求項41に記載の接合構造体。
【請求項43】
前記挿入ロッドは円柱ロッドである、ことを特徴とする請求項41に記載の接合構造体。
【請求項44】
前記挿入孔部材のスリーブの前記挿入ヘッド部材に近い部分は、前記接合柱の内孔に締まり嵌めで挿入されて前記挿入孔部材及び挿入ヘッド部材を前記接合ブロックに固定する、ことを特徴とする請求項34に記載の接合構造体。
【請求項45】
前記接合柱の内孔の前記スリーブと嵌合する部分の内壁は粗面である、ことを特徴とする請求項44に記載の接合構造体。
【請求項46】
前記挿入孔部材のスリーブの横断面の外輪郭は多角形である、ことを特徴とする請求項44に記載の接合構造体。
【請求項47】
前記多角形の横断面の外輪郭のうち、隣接する両辺の接続箇所は円弧状となる、ことを特徴とする請求項46に記載の接合構造体。
【請求項48】
前記円弧状の曲率半径は、前記接合柱の内孔の半径とほぼ同じである、ことを特徴とする請求項47に記載の接合構造体。
【請求項49】
前記挿入孔部材の挿入孔は多角形孔である、ことを特徴とする請求項47に記載の接合構造体。
【請求項50】
前記スリーブの横断面の外輪郭は、前記多角形孔と類似した形状の多角形であり、かつ両者の対応する辺が平行である、ことを特徴とする請求項49に記載の接合構造体。
【請求項51】
前記挿入孔部材のスリーブの横断面の外輪郭は四角形であり、前記挿入孔部材の挿入孔は不等辺八角形の挿入孔であり、不等辺八角形は、等長の4つの長辺と等長の4つの短辺を含み、各長辺はそれぞれ前記挿入孔部材のスリーブの四角形の外輪郭の各辺と平行である、ことを特徴とする請求項50に記載の接合構造体。
【請求項52】
前記挿入ロッドは円柱ロッドである、ことを特徴とする請求項51に記載の接合構造体。
【請求項53】
前記挿入孔部材のスリーブの内端にはフランジが設けられ、前記フランジは前記接合孔に挿着され、挿入孔部材は、前記フランジと前記接合孔との締まり嵌めによって固定される、ことを特徴とする請求項30~33のいずれか一項に記載の接合構造体。
【請求項54】
前記一方の接合ブロックには、もう1つの前記接合孔がさらに設けられ、前記挿入孔部材は各接合孔に固定して設けられている、ことを特徴とする請求項30に記載の接合構造体。
【請求項55】
前記挿入孔部材のスリーブの内端にはフランジが設けられ、前記フランジは前記接合孔に挿着され、挿入孔部材は、前記フランジと前記接合孔との締まり嵌めによって固定される、ことを特徴とする請求項54に記載の接合構造体。
【請求項56】
それぞれ前記一方の接合ブロックに設けられた接合孔は、同軸に設置され、同軸に設置された2つの接合孔は、連通孔を介して互いに連通しており、前記連通孔は、前記接合孔と同軸であり、かつその直径が前記接合孔の直径以下であり、前記挿入孔部材は、中央に位置する円柱部と、それぞれ円柱部の両側から外方へ延びているスリーブと、を備え、各スリーブは前記円柱部と同軸であり、前記挿入孔部材の円柱部は、前記連通孔に挿着され、前記円柱部と前記連通孔との締まり嵌めによって固定される、ことを特徴とする請求項54に記載の接合構造体。
【請求項57】
前記挿入ヘッド部材は、前記挿入ロッドの一端に固定されるフランジを備え、前記フランジは前記接合柱の内孔に挿着され、挿入ヘッド部材は、前記フランジと前記内孔との締まり嵌めによって固定される、ことを特徴とする請求項30~33のいずれか一項に記載の接合構造体。
【請求項58】
前記他方の接合ブロックには、もう1つの前記接合柱がさらに設けられ、前記挿入ヘッド部材は、各接合柱の内孔に固定して設けられている、ことを特徴とする請求項30に記載の接合構造体。
【請求項59】
前記挿入ヘッド部材は、前記挿入ロッドの一端に固定されるフランジを備え、前記フランジは前記接合柱の内孔に挿着され、挿入ヘッド部材は、前記フランジと前記内孔との締まり嵌めによって固定される、ことを特徴とする請求項58に記載の接合構造体。
【請求項60】
それぞれ前記他方の接合ブロックに設けられた接合柱は、同軸に設置され、同軸に設置された2つの接合柱の内孔は、連通孔を介して互いに連通しており、前記連通孔は、前記内孔と同軸であり、かつその直径が前記内孔の直径以下であり、前記挿入ヘッド部材は、中央に位置する円柱部と、それぞれ円柱部の両側から外方へ延びている挿入ロッドと、を備え、各挿入ロッドは前記円柱部と同軸であり、前記挿入ヘッド部材の円柱部は、前記連通孔に挿着され、前記円柱部と前記連通孔との締まり嵌めによって固定される、ことを特徴とする請求項58に記載の接合構造体。
【請求項61】
互いに接合される2つの接合ブロックのうちの各接合ブロックに接合孔と接合柱との両方が設けられ、2つの接合ブロックは位置を入れ替えて接合可能である、ことを特徴とする請求項1に記載の接合構造体。
【請求項62】
前記挿入ヘッド部材及び前記挿入孔部材は、プラスチック又は軟木で製造される、ことを特徴とする請求項1に記載の接合構造体。
【請求項63】
前記挿入ヘッド部材及び/又は前記挿入孔部材は、接合ブロックと一体的に形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の接合構造体。
【請求項64】
前記挿入孔部材及び又は挿入ヘッド部材は、締まり嵌め及び/又は接着により固定される、ことを特徴とする請求項1に記載の接合構造体。
【請求項65】
前記接合ブロックは、金属又は非金属材料で製造される、ことを特徴とする請求項1に記載の接合構造体。
【請求項66】
前記挿入孔部材のスリーブの横断面の外輪郭は多角形である、ことを特徴とする請求項1に記載の接合構造体。
【請求項67】
前記多角形の横断面の外輪郭のうち、隣接する両辺の接続箇所は円弧状となる、ことを特徴とする請求項12に記載の接合構造体。
【請求項68】
前記挿入孔部材の挿入孔は多角形の挿入孔である、ことを特徴とする請求項66に記載の接合構造体。
【請求項69】
前記スリーブの横断面の外輪郭は、前記挿入孔と類似した多角形を用い、両者の対応する辺は平行である、ことを特徴とする請求項68に記載の接合構造体。
【請求項70】
前記挿入孔部材のスリーブの横断面の外輪郭は四角形であり、前記挿入孔部材の挿入孔は不等辺八角形の挿入孔であり、不等辺八角形は、等長の4つの長辺と等長の4つの短辺を含み、各長辺はそれぞれ前記挿入孔部材のスリーブの四角形の外輪郭の各辺と平行である、ことを特徴とする請求項68に記載の接合構造体。
【請求項71】
前記挿入ロッドは円柱ロッドであり、2つの接合ブロックが接合されたとき、前記円柱ロッドは多角形の挿入孔の各辺と線接触する、ことを特徴とする請求項68に記載の接合構造体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2018年01月02日に出願された中国特許出願201810002176.9の優先権を主張し、上記中国特許出願で開示された全内容を本出願の一部として引用する。
【0002】
本開示は、工具/工芸品/家具/玩具の分野に関し、特に接合ブロックを互いに接合することにより形成される、一定の平面形状/空間形状/幾何学的な立体構造を有する接合構造体に関し、接合構造体は、接合玩具、工芸品、家具などであってもよい。
【背景技術】
【0003】
接合構造体は、その組み立ての利便性及び再利用性のため、例えば、工具分野、工芸品分野、家具分野、玩具分野など、さまざまな分野に幅広く使用されている。接合構造体を接合玩具の分野に適用する例では、非常に興味深いため、大多数の使用者の中で人気がある。そして、接合構造体は、認知力、想像力、創造力、実践力などの向上に非常に良い効果があるため、近年、子供の啓蒙教育用具として広く利用されている。
【0004】
例えば、CN101132842A及びCN105792905Aなどの特許文献には、このような接合玩具が開示されている。これらの文献で開示された接合玩具は、複数のプラスチック製接合ブロックを有し、互いに接合される2つの接合ブロックのうちの一方の接合ブロックには、凹んだ接合孔が形成され、他方の接合ブロックには、凸出する接合柱が形成されており、接合柱と接合孔を互いに挿入接合することによって、複数の接合ブロックが一体に接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】CN101132842A
【文献】CN105792905A
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の接合構造体では、通常、接合孔及び接合柱が接続固定構造として使用されており、組立時、接合柱が接合孔に挿着され、接合柱と接合孔の結合力のみによって接合ブロックの間の位置決め及び固定を実現し、このような固定方式は、一方では強固さが不十分であり、他方では接合ブロックの加工精度に対する要求が高い。さらに、接合柱と接合孔の結合力で接合ブロック同士の位置決め及び固定を行うため、接合構造体を構成する接合ブロックを製造する材料が大きく制限されてしまい、従来の接合構造体では、プラスチックが接合ブロックの製造材料として幅広く使用され、製品には、多様性が不十分であり、製品の多様化に対する要求を満足することができない。
【0007】
以上に鑑み、本開示の発明者は、金属材料や非金属材料を含める多種の材料を用いて接合構造体を製造することで、製品の多様性を実現するとともに、接合ブロック同士の接合固定を確実に確保しつつ、接合ブロックの加工精度に対する要求を低下させる。
【0008】
本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであり、以下の1つ又は複数の技術的課題を解決できる接合構造体を提供することを目的とする。
製品の多様性を実現すること、
接合ブロック同士の着脱が容易で、挿入接合が強固で、かつ長時間使用でも強固に挿入接合できること、
接合ブロックの量産性を高めること。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成させるために、本開示の接合構造体は、取り外し可能に接合される接合ブロックを少なくとも2つ備え、互いに接合される2つの接合ブロックのうち、一方の接合ブロックには、接合孔が設けられ、他方の接合ブロックには、前記接合孔に挿入可能な接合柱が設けられる接合構造体であって、前記接合柱は、その軸方向に延びている内孔を有し、前記接合柱は、挿入ロッドを有する挿入ヘッド部材と、挿入孔が形成されたスリーブを有する挿入孔部材と、をさらに備え、前記挿入ヘッド部材は、前記接合柱の内孔及び前記接合孔のうちの一方に固定して設けられ、前記挿入孔部材は、前記接合柱の内孔及び前記接合孔の他方に固定して設けられ、前記接合柱を前記接合孔に挿入することで2つの接合ブロックを接合するとき、前記挿入ロッドは、前記挿入孔に締まり嵌めで挿入されて2つの接合ブロックを強固に接合する。
【0010】
一実施形態では、前記挿入ヘッド部材は前記接合孔に固定して設けられ、前記挿入孔部材は前記接合柱の内孔に固定して設けられる。
【0011】
一実施形態では、前記一方の接合ブロックには、前記接合柱がさらに設けられ、前記接合柱の内孔には、前記挿入孔部材が固定して設けられている。
【0012】
一実施形態では、前記他方の接合ブロックには、前記接合孔がさらに設けられ、前記接合孔には、前記挿入ヘッド部材が固定して設けられている。
【0013】
一実施形態では、同一接合ブロックの接合孔と接合柱とは、同軸に設置され、前記接合柱の内孔は、前記接合孔と連通してかつ同軸であり、前記内孔中の挿入孔部材は、接合孔中の挿入ヘッド部材と一体的に形成されている。
【0014】
一実施形態では、前記挿入孔部材のスリーブは、前記内孔に挿着され、前記スリーブと前記内孔との締まり嵌めによって固定され、前記内孔の孔壁は粗面である。
【0015】
一実施形態では、前記接合柱の前記接合孔から離れる端部には、内方に向いた環状フランジが形成されている。
【0016】
一実施形態では、前記挿入孔部材と前記挿入ヘッド部材との接続部位には、外方に向いた環状フランジが形成されており、前記環状フランジは、組み立て後に前記接合柱の内孔と前記接合孔との間に段差面に当接している。
【0017】
一実施形態では、前記接合柱の内孔の前記接合孔に近い一側の端部には、内方に向いた環状フランジが形成されており、前記挿入孔部材のスリーブの前記挿入ヘッド部材に接続された側の端面は、組み立て後に前記環状フランジに当接している。
【0018】
一実施形態では、前記挿入孔部材のスリーブの横断面の外輪郭は多角形であり、前記内孔は丸孔である。
【0019】
一実施形態では、前記多角形の横断面の外輪郭のうち、隣接する両辺の接続箇所は円弧状となる。
【0020】
一実施形態では、前記円弧状の曲率半径は、前記内孔の半径に等しく、又はそれよりもわずかに大きい。
【0021】
一実施形態では、前記挿入孔部材の挿入孔は多角形の挿入孔である。
【0022】
一実施形態では、前記スリーブの横断面の外輪郭は、前記挿入孔と類似した多角形を採用し、両者の対応する辺は平行である。
【0023】
一実施形態では、前記挿入孔部材のスリーブの横断面の外輪郭は四角形であり、前記挿入孔部材の挿入孔は不等辺八角形の挿入孔であり、不等辺八角形は、等長の4つの長辺と等長の4つの短辺を含み、各長辺はそれぞれ前記挿入孔部材のスリーブの四角形の外輪郭の各辺と平行である。
【0024】
一実施形態では、前記挿入ロッドは円柱ロッドである。
【0025】
一実施形態では、前記挿入孔部材のスリーブは前記接合柱の内孔に挿着され、前記スリーブと前記内孔との締まり嵌めによって固定される。
【0026】
一実施形態では、前記他方の接合ブロックには、もう1つの前記接合柱がさらに設けられ、前記挿入孔部材は各接合柱の内孔に固定して設けられている。
【0027】
一実施形態では、前記挿入孔部材のスリーブは前記接合柱の内孔に挿着され、前記スリーブと前記内孔との締まり嵌めによって固定される。
【0028】
一実施形態では、前記他方の接合ブロックに設けられた接合柱は、同軸に設置され、同軸に設置された2つの接合柱の内孔は、連通孔を介して互いに連通しており、前記連通孔は、前記内孔と同軸であり、かつその直径が前記内孔の直径以上であり、前記挿入孔部材のスリーブは、前記接合柱の内孔及び連通孔に挿着され、前記スリーブと前記内孔及び/又は連通孔との締まり嵌めによって固定される。
【0029】
一実施形態では、前記挿入ヘッド部材は、前記挿入ロッドの一端に固定されるフランジを備え、前記フランジは前記接合孔に挿着され、挿入ヘッド部材は、前記フランジと前記接合孔との締まり嵌めによって固定される。
【0030】
一実施形態では、前記一方の接合ブロックには、もう1つの前記接合孔がさらに設けられ、前記挿入ヘッド部材は各接合孔に固定して設けられている。
【0031】
一実施形態では、前記挿入ヘッド部材は、前記挿入ロッドの一端に固定されるフランジを備え、前記フランジは接合孔に挿着され、挿入ヘッド部材は、前記フランジと前記接合孔との締まり嵌めによって固定される。
【0032】
一実施形態では、それぞれ前記一方の接合ブロックに設けられた接合孔は、同軸に設置され、同軸に設置された2つの接合孔は、連通孔を介して互いに連通しており、前記挿入ヘッド部材は、中央に位置する円柱部と、それぞれ円柱部の両側から外方へ延びている挿入ロッドと、を備え、各挿入ロッドは前記円柱部と同軸であり、前記挿入ヘッド部材の円柱部は、前記連通孔に挿着され、前記円柱部と前記連通孔との締まり嵌めによって固定される。
【0033】
一実施形態では、前記挿入ヘッド部材は、前記挿入ロッドとキャップ状部材を備え、キャップ状部材は、円筒状の本体部と、本体部に一体的に形成されて本体部の軸方向の端部に位置する底部と、を備え、挿入ロッドは、前記底部に固定され、かつ前記本体部と同軸であり、前記キャップ状部材は前記接合孔に挿着され、挿入ヘッド部材は、前記本体部とて前記接合孔との締まり嵌めによって固定される。
【0034】
一実施形態では、前記一方の接合ブロックの両側のそれぞれには、前記接合孔が設けられ、前記挿入ヘッド部材は各接合孔に固定して設けられている。
【0035】
一実施形態では、前記挿入ヘッド部材は、前記挿入ロッドとキャップ状部材を備え、キャップ状部材は、円筒状の本体部と、本体部に一体的に形成されて本体部の軸方向の端部に位置する底部と、を備え、挿入ロッドは、前記底部に固定され、かつ前記本体部と同軸であり、前記キャップ状部材は前記接合孔に挿着され、挿入ヘッド部材は、前記本体部と前記接合孔との締まり嵌めによって固定される。
【0036】
一実施形態では、前記挿入ヘッド部材は、前記接合柱の内孔に固定して設けられ、前記挿入孔部材は、前記接合孔に固定して設けられている。
【0037】
一実施形態では、前記一方の接合ブロックには、前記接合柱がさらに設けられ、前記接合柱の内孔には、前記挿入ヘッド部材が固定して設けられている。
【0038】
一実施形態では、前記他方の接合ブロックには、前記接合孔がさらに設けられ、前記接合孔には、前記挿入孔部材が固定して設けられている。
【0039】
一実施形態では、同一接合ブロックの接合孔と接合柱とは、同軸に設置され、前記接合柱の内孔は、前記接合孔と連通しておりかつ同軸であり、前記内孔における挿入ヘッド部材と接合孔における挿入孔部材は、一体的に形成されている。
【0040】
一実施形態では、前記挿入孔部材と前記挿入ヘッド部材との接続部位には、外方に向いた環状フランジが形成されており、前記環状フランジは、前記接合孔又は前記内孔に締まり嵌めで挿入されて前記挿入孔部材及び挿入ヘッド部材を前記接合ブロックに固定する。
【0041】
一実施形態では、前記接合孔又は前記内孔の内壁は粗面である。
【0042】
一実施形態では、前記環状フランジの横断面の外輪郭は多角形である。
【0043】
一実施形態では、前記接合孔又は前記内孔は丸孔である。
【0044】
一実施形態では、前記多角形の横断面の外輪郭のうち、隣接する両辺の接続箇所は円弧状となり、前記円弧状の曲率半径は、前記接合孔又は前記内孔の半径とほぼ同じである。
【0045】
一実施形態では、前記挿入孔部材の横断面の外輪郭は、前記挿入孔部材の挿入孔と類似した形状の多角形であり、かつ両者の対応する辺が平行である。
【0046】
一実施形態では、前記多角形は四角形である。
【0047】
一実施形態では、前記挿入ロッドは円柱ロッドである。
【0048】
一実施形態では、前記挿入孔部材のスリーブの前記挿入ヘッド部材に近い部分は、前記接合柱の内孔に締まり嵌めで挿入されて前記挿入孔部材及び挿入ヘッド部材を前記接合ブロックに固定し、前記接合柱の内孔の前記スリーブと嵌合する部分の内壁は粗面である。
【0049】
一実施形態では、前記挿入孔部材のスリーブの横断面の外輪郭は多角形であり、前記多角形の横断面の外輪郭のうち、隣接する両辺の接続箇所は円弧状となり、前記円弧状の曲率半径は、前記接合柱の内孔の半径とほぼ同じである。
【0050】
一実施形態では、前記挿入孔部材の挿入孔は多角形孔である。
【0051】
一実施形態では、前記スリーブの横断面の外輪郭は、前記多角形孔と類似した形状の多角形であり、かつ両者の対応する辺が平行である。
【0052】
一実施形態では、前記挿入孔部材のスリーブの横断面の外輪郭は四角形であり、前記挿入孔部材の挿入孔は不等辺八角形の挿入孔であり、不等辺八角形は、等長の4つの長辺と等長の4つの短辺を含み、各長辺はそれぞれ前記挿入孔部材のスリーブの四角形の外輪郭の各辺と平行である。
【0053】
一実施形態では、前記挿入孔部材のスリーブの内端にはフランジが設けられ、前記フランジは前記接合孔に挿着され、挿入孔部材は、前記フランジと前記接合孔との締まり嵌めによって固定される。
【0054】
一実施形態では、前記一方の接合ブロックには、もう1つの前記接合孔がさらに設けられ、前記挿入孔部材は各接合孔に固定して設けられている。
【0055】
一実施形態では、前記挿入孔部材のスリーブの内端にはフランジが設けられ、前記フランジは前記接合孔に挿着され、挿入孔部材は、前記フランジと前記接合孔との締まり嵌めによって固定される。
【0056】
一実施形態では、それぞれ前記一方の接合ブロックに設けられた接合孔は、同軸に設置され、同軸に設置された2つの接合孔は、連通孔を介して互いに連通しており、前記連通孔は、前記接合孔と同軸であり、かつその直径が前記接合孔の直径以下であり、前記挿入孔部材は、中央に位置する円柱部と、それぞれ円柱部の両側から外方へ延びているスリーブと、を備え、各スリーブは前記円柱部と同軸であり、前記挿入孔部材の円柱部は、前記連通孔に挿着され、前記円柱部と前記連通孔との締まり嵌めによって固定される。
【0057】
一実施形態では、前記挿入ヘッド部材は、前記挿入ロッドの一端に固定されるフランジを備え、前記フランジは前記接合柱の内孔に挿着され、挿入ヘッド部材は、前記フランジと前記内孔との締まり嵌めによって固定される。
【0058】
一実施形態では、前記他方の接合ブロックには、もう1つの前記接合柱がさらに設けられ、前記挿入ヘッド部材は、各接合柱の内孔に固定して設けられている。
【0059】
一実施形態では、前記挿入ヘッド部材は、前記挿入ロッドの一端に固定されるフランジを備え、前記フランジは前記接合柱の内孔に挿着され、挿入ヘッド部材は、前記フランジと前記内孔との締まり嵌めによって固定される。
【0060】
一実施形態では、それぞれ前記他方の接合ブロックに設けられた接合柱は、同軸に設置され、同軸に設置された2つの接合柱の内孔は、連通孔を介して互いに連通しており、前記連通孔は、前記内孔と同軸であり、かつその直径が前記内孔の直径以下であり、前記挿入ヘッド部材は、中央に位置する円柱部と、それぞれ円柱部の両側から外方へ延びている挿入ロッドと、を備え、各挿入ロッドは前記円柱部と同軸であり、前記挿入ヘッド部材の円柱部は、前記連通孔に挿着され、前記円柱部と前記連通孔との締まり嵌めによって固定される。
【0061】
一実施形態では、互いに接合される2つの接合ブロックのうちの各接合ブロックに接合孔と接合柱との両方が設けられ、2つの接合ブロックは位置を入れ替えて接合可能である。
【0062】
一実施形態では、前記挿入ヘッド部材及び前記挿入孔部材は、プラスチック又は軟木で製造される。
【0063】
一実施形態では、前記挿入ヘッド部材及び/又は前記挿入孔部材は、接合ブロックと一体的に形成されている。
【0064】
一実施形態では、前記挿入孔部材及び又は挿入ヘッド部材は、締まり嵌め及び/又は接着により固定される。
【0065】
一実施形態では、前記接合ブロックは、金属又は非金属材料で製造される。
【0066】
一実施形態では、前記挿入孔部材のスリーブの横断面の外輪郭は多角形である。
【0067】
一実施形態では、前記多角形の横断面の外輪郭のうち、隣接する両辺の接続箇所は円弧状となる。
【0068】
一実施形態では、前記挿入孔部材の挿入孔は多角形の挿入孔である。
【0069】
一実施形態では、前記スリーブの横断面の外輪郭は、前記挿入孔と類似した多角形を用い、両者の対応する辺は平行である。
【0070】
一実施形態では、前記挿入孔部材のスリーブの横断面の外輪郭は四角形であり、前記挿入孔部材の挿入孔は不等辺八角形の挿入孔であり、不等辺八角形は、等長の4つの長辺と等長の4つの短辺を含み、各長辺はそれぞれ前記挿入孔部材のスリーブの四角形の外輪郭の各辺と平行である。
【0071】
一実施形態では、前記挿入ロッドは円柱ロッドであり、2つの接合ブロックが接合されたとき、前記円柱ロッドは多角形の挿入孔の各辺と線接触する。
【発明の効果】
【0072】
本開示の技術的解決手段を用いることにより、さまざまな材料を用いて接合ブロックを製造することが可能であり、製品の多様性を大幅に向上させ、また接合ブロック同士を確実に接続して固定することができ、そして、接合ブロックの加工精度に対する要求が低く、良好な技術的効果を実現する。
【図面の簡単な説明】
【0073】
図1A】第1実施形態に係る接合構造体の接合ブロックの構造の斜視図である。
図1B】別の角度から観察するときの第1実施形態に係る接合構造体の接合ブロックの構造の斜視図である。
図1C】第1実施形態における接合ブロックを一体に挿入接合した状態での立体断面図である。
図2】第1実施形態に係る接合構造体の接合ブロック及び挿入接合アセンブリの模式断面図である。
図3】第1実施形態における挿入接合アセンブリの構造を示す斜視図である。
図4】挿入接合アセンブリの挿入ヘッド部材と挿入孔部材の横断面形状を示す断面図であり、ここで、挿入ヘッド部材が挿入孔部材に挿着されている。
図5】第2実施形態に係る接合構造体の接合ブロック及び挿入接合アセンブリを示す模式断面図である。
図6】第3実施形態に係る接合玩具の接合ブロック及び挿入接合アセンブリを示す模式断面図である。
図7】第4実施形態に係る接合玩具の接合ブロック及び挿入接合アセンブリを示す模式断面図である。
図8】第5実施形態に係る接合玩具の接合ブロック及び挿入接合アセンブリを示す模式断面図である。
図9】第6実施形態に係る接合玩具の接合ブロック及び挿入接合アセンブリを示す模式断面図である。
図10】第7実施形態に係る接合玩具の接合ブロック及び挿入接合アセンブリを示す模式断面図である。
図11A】第8実施形態に係る接合玩具の接合ブロック及び挿入孔部材の一例を示す模式断面図である。
図11B】第8実施形態に係る接合玩具の別の接合ブロック及び挿入ヘッド部材を示す模式断面図である。
図12A】第9実施形態に係る接合玩具の接合ブロック及び挿入孔部材を示す模式断面図である。
図12B】第9実施形態に係る接合玩具の別の接合ブロック及び挿入ヘッド部材を示す模式断面図である。
図12C】第9実施形態に係る接合玩具の他の接合ブロック及び挿入ヘッド部材を示す模式断面図である。
図12D】第9実施形態に係る接合玩具のさらに別の接合ブロック及び挿入ヘッド部材を示す模式断面図である。
図13A】第10実施形態に係る接合玩具の接合ブロック及び挿入ヘッド部材を示す模式断面図である。
図13B】第10実施形態に係る接合玩具の別の接合ブロック及び挿入孔部材を示す模式断面図である。
図14A】第11実施形態に係る接合玩具の接合ブロック及び挿入ヘッド部材を示す模式断面図である。
図14B】第11実施形態に係る接合玩具の別の接合ブロック及び挿入孔部材を示す模式断面図である。
図15】接合ブロックの構造のいくつかの例を示す。
図16】挿入孔部材(スリーブ)の横断面の外輪郭及び挿入孔形状のいくつかの例を示す。
図17】接合柱及び/又は接合孔の本体部でのレイアウト形態のいくつかの例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0074】
本開示の実施例の目的、技術的解決手段及び利点をより明瞭にするために、以下、図面を参照しながら、本開示の実施例の技術的解決手段を明瞭かつ完全に説明する。明らかなように、説明する実施例は、本開示の実施例の一部に過ぎず、すべての実施例ではない。説明する本開示の実施例に基づいて、当業者が創造的な努力を必要とせずに想到し得るすべての他の実施例は、本開示の特許範囲に属する。
【実施例1】
【0075】
以下、図1A図4を参照しながら、本開示の第1実施形態を説明する。
【0076】
本実施形態に係る接合構造体は、図1A図1B及び図1Cに示されるような接合ブロック1を複数備え、これらの接合ブロック1は、互いに取り外し可能に接合されることによって、所望の接合構造体を形成する。接合構造体の具体例として、例えば、玩具、工具、家具、工芸品などが挙げられる。
【0077】
接合ブロック1を形成する材料として、本開示は特に限定されず、金属材料又は非金属材料であってもよい。接合ブロック1を形成する金属材料は、接合ブロック1の製作に適する任意の金属材料であってもよく、鉄、鋼、アルミ、銅、アルミ合金、銅合金などが含まれるが、これらに制限されない。接合ブロック1を製作する非金属材料としては、接合ブロック1の製作に適する任意の非金属材料であってもよく、木材、ガラス、セラミックス、プラスチックなどが含まれるが、これらに制限されない。
【0078】
図1A図3に示されるように、接合ブロック1は、本体部10と、本体部10に形成された、1対1で対応する複数組の接合柱11及び接合孔12と、挿入接合アセンブリ13と、を有する。
【0079】
本体部10は、直方体の形状である。本体部10のシャープな角が使用者を傷つけることを回避するために、本体部10の角部に面取り加工を施してもよい。
【0080】
接合柱11は本体部10に一体的に形成され、かつ、複数の接合柱11は、間隔を空けて本体部10にアレイ状で分布している。各々の接合柱11は、本体部10の表面から突出する円筒部111と、本体部10から離れる円筒部111の端部の内方に向いた環状フランジ112と、をそれぞれ有し、円筒部111は、後述する挿入接合アセンブリ13の挿入孔部材132を固定するための円形の内孔110が規定されている。挿入孔部材132と内孔110との間の摩擦力を増大することで挿入接合アセンブリ13の脱落を防止するために、接合柱11の内孔110の孔壁は、例えば粗面に形成される。
【0081】
接合孔12は、本体部10の接合柱11が設けられた表面とは反対側の表面から凹んだ丸孔であり、接合柱11は、対応する接合孔12と同軸に設置される。接合孔12の内径は、接合柱11の外径に等しく、又はそれよりもわずかに大きい。接合孔12と接合柱11の内孔110は、同軸に形成され、かつ互いに連通しており、両者の間には、肩部15が形成されている。
【0082】
本実施形態では、接合された2つの接合ブロック1の間に隙間が生じないようにするため、接合孔12の深さは、例えば接合柱11の高さに等しく、又はそれよりもわずかに大きい。
【0083】
図2~3に示されるように、挿入接合アセンブリ13は、同軸に設置された挿入ヘッド部材131と挿入孔部材132を有し、本実施形態では、挿入ヘッド部材131と挿入孔部材132とは一体的に形成されている。挿入孔部材132を締まり嵌めで接合柱11の内孔110に挿入することにより、挿入接合アセンブリ13の強固な固定を実現する。挿入接合アセンブリ13を製作する材料としては、プラスチック(例えば硬質プラスチック)、軟木などであってもよい。
【0084】
挿入ヘッド部材131は、挿入ロッド1311を備え、本実施例では、挿入ロッドは、円柱ロッド(図2~4参照)であり、本体部10に結合された状態では、接合孔12に同軸に設置され、接合孔12の内壁との間に接合柱11の挿入の挿入を許容する隙間がある。
【0085】
挿入孔部材132はスリーブ1321を備え、スリーブの底部と挿入ヘッド部材131の挿入ロッドの一端が接続され、両者が一体に形成され、かつスリーブ1321が接合柱11の内孔110内に同軸に設けられる。
【0086】
スリーブ1321の横断面の外輪郭は四角形であり、四角形の任意の隣接する両辺の接続箇所が円弧1323に形成されてもよく、前記円弧の曲率半径は、例えば、接合柱11の内孔110の半径とほぼ同じであるか、又は接合柱11の内孔110の半径よりもわずかに大きく(図3、4参照)、形成される円弧面は、スリーブ1321の軸方向の長さ全体に亘って延びている。一代替実施例として、スリーブ1321の横断面の外輪郭は下記構造としてもよく、すなわち、スリーブ1321の軸方向の長さにおける一部のみ(前記部分は、軸方向に例えばスリーブの中央部、底部、上部などに位置してもよい)の横断面の外輪郭は四角形であり、四角形の任意の隣接する両辺の接続箇所が円弧1323に形成されるが、スリーブ1321の軸方向長さにおける残りの部分の横断面の外輪郭は八角形である。それにより、形成される円弧面は、スリーブ1321の軸方向の長さの一部のみに沿って延びている。図3、4に示される例では、スリーブ1321の円弧面が形成された部分は、スリーブの底部に位置する。
【0087】
スリーブ1321は、その内部に他方の挿入接合アセンブリ13の挿入ロッド1311が締まり嵌めで挿入される挿入孔130を有し、前記挿入孔130の横断面は、例えば、不等辺八角形をなし、前記不等辺八角形は、正方形を変形したものであり、等長の4つの長辺1301及び等長の4つの短辺1302を含み、ここで、等長の4つの長辺1301は、前記正方形の辺長の一部であり、4つの長辺のうち、隣接する2つの長辺は、正方形の対角線と平行である短辺1302によって接続され、前記正方形の辺長は、例えば、挿入ロッド1311が挿入孔130に挿入されるときに締まり嵌めを実現するように、挿入ロッド1311の直径よりもわずかに小さい。このような技術的解決手段を用いることにより、挿入ロッド1311が挿入孔130に挿入されたときに、挿入孔の4つの長辺は、挿入ロッド1311の横断面の外輪郭と線接触を形成し、手触りの快適さを向上させ、摩擦を減少させて耐用年数を伸ばし、量産性を向上させることができる(図4参照)。一態様としては、スリーブ1321の横断面の外輪郭の4つの辺は、それぞれ挿入孔130の4つの長辺と平行であり、その効果については後述する。
【0088】
接合ブロックを組み立てる際に、図2に示さされるように、挿入接合アセンブリ13の挿入孔部材132を側面から接合孔12を通して接合柱11の内孔110の端部まで移動させ、スリーブ1321とフランジ112が当接するまで、挿入孔部材132のスリーブ1321を内孔110に大きな力で押し込んで、スリーブ1321と接合柱11の内孔110の締まり嵌めによって挿入孔部材132と挿入接合アセンブリ13との固定を実現し、それにより、組み立てが完了し、接合ブロック1が形成される。
【0089】
接合構造体を接合する際に、一方の接合ブロック1の接合柱11を他方の接合ブロック1の接合孔12に挿入し、このとき、他方の接合ブロック1の接合孔12中の挿入ロッド1311は、接合柱11が接合孔12に挿入されるにつれて、挿拔方向(軸線方向)に沿って前記一方の接合ブロック1の内孔110中のスリーブ1321の挿入孔130に締まり嵌めで挿入され、それにより、挿入ロッド1311とスリーブ1321の挿入孔130との間の締まり嵌めにより、2つの接合ブロックは強固に結合される。このように複数の接合ブロックを所望の形状で互いに接合することにより、接合構造体が形成される。
【0090】
接合構造体を解体する際に、接合ブロック1を引き抜くことで接合孔12から接合柱11を抜き出すと、接合構造体の解体を実現する。このとき、スリーブ1321と接合柱11の内孔110との間の摩擦力がスリーブ1321の挿入孔130と挿入ロッド1311との間の摩擦力よりも大きいので、挿入孔部材132は接合柱11の内孔110に強固に保持される。
【0091】
上記実施形態によれば、接合ブロック1が金属で製造される場合、接合ブロック1及び接合ブロック1を接合してなる構造体に自然のメタリック質感を付与することができ、メタリック質感が必要な場合に対応することができる。そして、金属製接合ブロックには、強度が高く、退色せず、老化しにくいなどの利点があるため、従来のプラスチック接合ブロックに一般的に存在する老化、退色、変形の問題を好適に解決できる。
【0092】
また、接合柱11のフランジ112を用いて挿入接合アセンブリ13における本来露出している端面(図1Cにおける上端面)を覆うことができるので、挿入接合アセンブリ13が衝撃を受けて変形することを回避でき、その耐用年数を延ばすことができる。さらに、接合柱11が位置する一側は、接合された後に接合構造体の外面となるが、挿入接合アセンブリ13もフランジ112によって遮蔽され、このため、挿入接合アセンブリによる接合構造体の外観への影響が解消できる(遮蔽しないことも一つの案である)。また、フランジ112は、制限作用も果たし、接合ブロックの組み立てにおける挿入接合アセンブリ13の過度の挿入接合を防止することができる。
【0093】
また、挿入孔部材132のスリーブ1321の横断面の外輪郭が四角形であるので、接合ブロックが組み立てられた後に、スリーブ1321の外壁と接合柱11の内孔110の内壁との間には、一定の隙間が残されており、この隙間により、スリーブが挿入ロッドに挿入されたときに十分な弾性及び締まり嵌め代を確保でき、組み立て力の範囲をより良好に制御することができる。同時に、スリーブ1321の外輪郭に円弧面が形成されているので、挿入孔部材132のスリーブ1321を接合柱11の内孔110に容易に接合する一方、装着後の挿入孔部材132が揺れたり、偏心したりすることがなく、接合ブロックの組み立て後の各部の同心度を良好に制御でき、スリーブ1321に挿入ロッド1311を挿入するときの組み立て力を均一に保つことができる。
【0094】
また、スリーブ1321の挿入孔130の4つの長辺がスリーブ1321の横断面の外輪郭の4つの辺とそれぞれ平行であるため、挿入孔130に挿入ロッド1311が挿入される過程に、スリーブ1321の周壁は、径方向に外方へ弾性的に変形しやすくなり、挿入ロッド1311をスリーブ1321に締まり嵌めで挿入することは容易である。そして、四角形孔がより弾性的に変形しやすいため、挿入ロッド1311とスリーブ1321は、締まり嵌め代の精度への要求が相対的に低いため、製造が容易である。
【実施例2】
【0095】
以下、図5を参照しながら、本開示の第2実施形態を説明する。
【0096】
第1実施形態では、接合柱11の円筒部111の本体部10から離れる端部には、内方に向いた環状フランジ112があるが、本実施形態では、図5に示されるように、接合柱11は、このようなフランジ112を有さず、円筒部111のみを備える。
【0097】
第2実施形態に係る接合構造体の他の構造は、第1実施形態の対応する構造と同様であり、このため、説明の便宜上、ここでその説明は繰り返しない。
【0098】
本実施形態によれば、フランジ112を有さないため、接合ブロック1の製造は容易である。
【実施例3】
【0099】
以下、図6を参照しながら、本開示の第3実施形態を説明する。
【0100】
図6に示されるように、本実施形態は、基本的には第2実施形態と同様であるが、挿入接合アセンブリ13の構造が異なる。前記実施形態では、挿入孔部材132のスリーブ1321と挿入ヘッド部材の挿入ロッド1311との間には、径方向の外方に向いたフランジ133がある。
【0101】
接合ブロックを組み立てるとき、挿入接合アセンブリ13は、図における矢印に示されるように、フランジ133が接合柱11の内孔110と接合孔12との間の肩部15の段差面に当接するまで挿入される。この過程には、スリーブ1321は、接合孔12を通った後、接合柱11の内孔110に締まり嵌め込まれ、それにより、挿入接合アセンブリ13の固定を実現し、挿入ロッド1311が接合孔12に残る。挿入接合アセンブリ13の強固な固定を実現するために、フランジ133の外径は、接合孔12の内径よりもわずかに大きくしてもよく、それにより、フランジ133と接合孔12が締まり嵌めし、挿入接合アセンブリ13の固定をより確実にする。
【0102】
また、本実施形態と第2実施形態の別の相違点としては、接合された接合ブロック1の間に隙間がなく、接合構造体の外観性が確保されるために、接合孔12の深さが、例えば、接合柱11の高さとフランジ133の軸方向における高さとの和に等しく、又はそれよりもわずかに大きい。
【0103】
本第3実施形態における接合玩具の他の構造は、第2実施形態における対応する構造と同様であり、このため、説明の便宜上、ここでその説明は繰り返しない。
【0104】
本実施形態によれば、挿入接合アセンブリ13がフランジ133を有するため、フランジ133によって軸方向に位置決めを行い、接合ブロック1の組み立て過程における挿入接合アセンブリ13の過度の挿入接合を回避でき、かつフランジ133と接合孔12との間の締まり嵌めにより、さらに固定することができる。
【実施例4】
【0105】
以下、図7を参照しながら、本開示の第4実施形態を説明する。
【0106】
図7に示されるように、本実施形態と第2実施形態の相違点としては、接合柱11の内孔110の接合孔12に近い側の端部には、径方向の内方に向いた環状のフランジ113が形成され、フランジ113の中心には、軸方向に延びている中心孔18が形成されている。
【0107】
接合ブロックを組み立てるとき、挿入接合アセンブリ13は、図における矢印に示されるように、スリーブ1321の挿入ヘッド部材131に接続された側の端面が内方に向いたフランジ113に当接するまで挿入され、この過程には、挿入ロッド1311は、内孔110、フランジ113の中心孔を順次通って接合孔12に入り込み、スリーブ1321は内孔110に締まり嵌め込まれ、挿入接合アセンブリ13の固定を実現する。また、組み立て後の接合ブロックの挿入ヘッド部材131がより強固に固定されるように、挿入ロッド1311とフランジ113の中心孔との間は、締まり嵌めを採用してもよい。
【0108】
本第4実施形態における接合玩具の他の構造は、第2実施形態における対応する構造と同様であり、このため、説明の便宜上、ここでその説明は繰り返しない。
【0109】
本実施形態によれば、フランジ113を有するので、フランジ113によって接合ブロック1の組み立て過程における挿入接合アセンブリ13の過度の挿入接合を回避できる。
【実施例5】
【0110】
以下、図8を参照しながら、本開示の第5実施形態を説明する。
【0111】
以上の前記各実施例では、挿入接合アセンブリ13の挿入ヘッド部材131は接合孔12に配設され、挿入接合アセンブリ13の挿入孔部材132は接合柱11の内孔110に配設される。しかし、図8に示される実施例では、挿入接合アセンブリ13の挿入ヘッド部材131は接合柱11の内孔110に配設され、挿入接合アセンブリ13の挿入孔部材132は接合孔12に配設される。
【0112】
図8に示されるように、接合ブロック1は、本体部10と、本体部10に形成された接合柱11及び接合孔12と、挿入接合アセンブリ13と、を有する。
【0113】
接合柱11は、本体部10に一体的に形成され、その内部には、接合孔12に連通している内孔110を有する。
【0114】
接合孔12は、本体部10の接合柱11が設けられた表面とは反対側の表面から凹んだ丸孔であり、即ち、接合柱11は、対応する接合孔12と同軸に設置される。接合孔12の内径は、接合柱11の外径に等しく、又はそれよりもわずかに大きい。接合孔12と接合柱11の内孔110とは、同軸に形成され、かつ互いに連通しており、接合孔12の直径は、接合柱11の内孔110の直径よりも大きく、両者の間には、肩部15が形成されている。
【0115】
挿入接合アセンブリ13は、同軸に形成された挿入ヘッド部材131、径方向の外方に向いたフランジ133及び挿入孔部材132を有し、フランジ133が接合孔12に締まり嵌めで挿入されることにより、挿入接合アセンブリ13の強固な固定を実現する。接合孔12の孔壁は、フランジ133と接合孔12との間の摩擦力を増大するために、例えば粗面である。
【0116】
挿入ヘッド部材131は、挿入ロッド1311を備え、この実施形態では、挿入ロッド1311は円柱ロッドであり、接合柱11の内孔110と同軸に設けられ、内孔110の内壁との間に挿入孔部材132のスリーブ1321の挿入を許容する隙間がある。
【0117】
挿入孔部材132は、スリーブ1321を備え、スリーブの底部は、フランジ133の一端と一体的に形成されている。スリーブ1321は、接合孔12と同軸に設けられ、接合孔12の内壁との間に接合柱11の円筒部の挿入を許容する隙間がある。スリーブ1321の横断面の外輪郭は、実施例1に記載のスリーブの横断面の外輪郭を採用してもよい。スリーブ1321には、他方の挿入接合アセンブリ13の挿入ロッド1311を締まり嵌めで挿入するための挿入孔130が形成されており、前記挿入孔は、実施例1の前記挿入孔の構造を採用してもよい。
【0118】
フランジ133の横断面の外輪郭は多角形であってもよく、この多角形のうちの任意の隣接する両辺の接続箇所が円弧状に形成され、かつ、前記円弧状の曲率半径は、例えば、接合孔12の半径とほぼ同じであるか、又は接合孔12の半径よりもわずかに大きい。フランジ133は、主に、接合ブロックを結合するときに接合孔12に締まり嵌めで挿入され、挿入接合アセンブリ13の固定を実現するという役割を果たす。勿論、フランジ133は、接合ブロック1を組み立てる過程に挿入接合アセンブリ13の過度の挿入接合を防止する機能を果たす。
【0119】
また、接合された接合ブロック1の間に隙間が生じないために、接合孔12の深さは、例えば、接合柱11の高さとフランジ133の高さとの和に等しく、又はそれよりもわずかに大きい。
【0120】
接合ブロックを組み立てるとき、挿入接合アセンブリ13は、図における矢印に示されるように、フランジ133が接合柱11の内孔110と接合孔12との間の肩部の段差面に当接するまで挿入される。この過程には、挿入ヘッド部材131は、接合孔12を通った後に内孔110に入り込み、フランジ133と接合孔12は締まり嵌めして挿入接合アセンブリ13の固定を実現し、挿入孔部材132が接合孔12に残る。
【0121】
本実施形態は、接合ブロックの小型化を厳格に要求しない場合に、非常に有用である。
【実施例6】
【0122】
以下、図9を参照しながら、本開示の第6実施形態を説明する。
【0123】
図9に示されるように、接合柱11の内孔110の接合孔12に近い側の端部には、径方向の内方に向いた環状のフランジ113が形成され、フランジ113の中心には、軸方向に延びている中心孔18が形成されている。
【0124】
第5実施形態では、フランジ133と接合孔12との締まり嵌めにより、挿入接合アセンブリ13の固定を実現する。本実施形態は、第5実施形態と異なり、フランジ133が接合柱11の内孔110に締まり嵌めで挿入され、フランジ133と接合柱11の内孔110との締まり嵌めにより、挿入接合アセンブリ13の固定を実現する。
【0125】
以上に対応して、接合孔12の孔壁は粗面である必要がなく、例えば、接合柱11の内孔110の孔壁を粗面とし、そして、内孔110は、例えば丸孔であり、接合孔12の深さは、接合柱11の高さに等しく、又はそれよりわずかに大きく、その点も第5実施形態と異なる。
【0126】
接合ブロックを組み立てるとき、挿入接合アセンブリ13は、図における矢印に示されるように、挿入孔部材132が内孔110を通った後に接合孔12に入り込むまで挿入され、フランジ133と内孔110との締まり嵌めにより、挿入接合アセンブリ13の固定を実現し、挿入ヘッド部材131が内孔110に残る。また、組み立て後の接合ブロックの挿入接合アセンブリ13が強固に固定されるように、挿入孔部材132とフランジ113の中心孔18との間は、締まり嵌めを採用してもよい。
【0127】
本第6実施形態における接合玩具の他の構造は第5実施形態における対応する構造と同様であり、このため、説明の便宜上、ここでその説明は繰り返しない。
【0128】
本実施形態は、接合ブロックの小型化を厳格に要求しない場合に、非常に有用である。
【実施例7】
【0129】
以下、図10を参照しながら、本開示の第7実施形態を説明する。
【0130】
第7実施形態の構造は、第5実施形態と類似しているが、その異なる点は、挿入接合アセンブリ13がフランジを有さず、スリーブ1321と接合柱11の内孔110との締まり嵌めにより、挿入接合アセンブリ13が固定され、この場合、接合柱11の内孔110の孔壁がスリーブ1321と接合柱11の内孔110との間の摩擦力を増大するために、例えば粗面とされるということである。
【0131】
接合ブロックを組み立てるとき、挿入接合アセンブリ13は、図における矢印に示されるように、挿入孔部材132のスリーブ1321が所定の長さだけ内孔110に大きな力で押し込まれるように挿入され、スリーブ1321と接合柱11の内孔110との締まり嵌めにより、挿入孔部材132、さらに挿入接合アセンブリ13の固定を実現し、それにより、結合が完了し、接合ブロック1が形成される。
【0132】
本実施形態は、接合ブロックの小型化を厳格に要求しない場合に、非常に有用である。
【実施例8】
【0133】
前述した実施形態では、接合ブロックの2つの対向する表面には、接合柱及び接合孔がそれぞれ設けられている。本実施形態では、接合ブロックの2つの対向する表面には、いずれも接合柱又は接合孔が設けられている。
【0134】
図11A及び11Bは、接合ブロックの2つの対向する表面には接合柱及び接合孔が設けられている場合をそれぞれ示す。図11Aに示されるように、接合ブロックの2つの対向する表面には、接合柱11が設けられ、2つの接合柱11の内孔110は、連通孔150を介して互いに連通しており、連通孔150は、内孔110と同軸に設置され、かつ内径が同じであり、挿入孔部材132は、スリーブ1321を備える。
【0135】
接合ブロックを組み立てるとき、スリーブ1321は、一方の接合柱11の内孔110を介して挿入され、挿入されたスリーブ1321の両端のそれぞれは、接合柱の外端部と面一となり、スリーブ1321は、孔壁と締まり嵌めることにより固定される。前記接合ブロックは、接合孔が配設された他方の接合ブロックに接合されてもよく、この他方の接合ブロックの接合孔には、対応する挿入ヘッド部材が設けられる。
【0136】
図11Bに示されるように、接合ブロックの2つの対向する表面には、接合孔12が設けられ、2つの接合孔12は、連通孔160を介して互いに連通しており、連通孔160は、2つの接合孔12と同軸に設置され、挿入ヘッド部材131は、中央に位置する円柱部1312と、それぞれ円柱部の両側から外方へ延びている挿入ロッド1311と、を備え、挿入ロッド1311は円柱部1312と同軸である。
【0137】
接合ブロックを組み立てるとき、挿入ヘッド部材131は、一方の接合孔12を介して挿入され、挿入された挿入ロッド1311の端部のそれぞれは、接合ブロックの外面と面一となり、挿入ヘッド部材131は、円柱部1312と連通孔160との締まり嵌めにより固定される。前記接合ブロックは、接合柱が配設された他方の接合ブロックに接合されてもよく、前記他方の接合ブロックの接合柱には、対応する挿入孔部材が設けられる。前記実施形態では、連通孔160は、2つの接合孔12の直径と同じであってもよい。
【実施例9】
【0138】
前述した第1~第8実施形態では、挿入接合アセンブリ13は、挿入ヘッド部材131と挿入孔部材132を備え、挿入ヘッド部材131と挿入孔部材132とは一体的に形成されている。図12A、12B、12C及び12Dは、挿入ヘッド部材131及び挿入孔部材132が個別の部材である場合を示す。
【0139】
図12Aに示されるように、接合ブロックの1つの表面には、接合柱11が設けられ、接合柱11には、内孔110が形成されている。スリーブの形態の挿入孔部材132は、締まり嵌めにより前記内孔110に固定される。前記接合ブロックは、接合孔が配設された他方の接合ブロックに接合されてもよく、この他方の接合ブロックの接合孔には、対応する挿入ヘッド部材が設けられる。
【0140】
図12Bに示されるように、接合ブロックの1つの表面には、接合孔12が設けられる。挿入ヘッド部材131は、挿入ロッド1311と、挿入ロッドの内端に位置するフランジ1313と、を有し、フランジ1313の外径が、接合孔12の内径とほぼ同じであり、挿入ヘッド部材131は、フランジ1313と接合孔との締まり嵌めにより、前記接合孔に固定される。前記接合ブロックは、接合柱が配設された他方の接合ブロックに接合されてもよく、この他方の接合ブロックの接合柱には、対応する挿入孔部材が設けられる。
【0141】
図12Cに示されるように、接合ブロックの1つの表面には、接合孔12が設けられる。挿入ヘッド部材131は、挿入ロッド1311とキャップ状部材1315を備え、キャップ状部材1315は、筒状の本体部1316と、本体部に一体的に形成されて本体部の軸方向の端部に位置する底部1317と、を備え、本体部1316の外径は、接合孔12の内径とほぼ同じであり、挿入ヘッド部材131は、本体部1316と接合孔との締まり嵌めにより、前記接合孔に固定される。挿入ロッド1311は、キャップ状部材1315と一体的に形成され、一端が底部1317に固定接続されて本体部1316と同軸である。前記接合ブロックは、接合柱が配設された他方の接合ブロックに接合されてもよく、この他方の接合ブロックの接合柱には、対応する挿入孔部材が設けられる。
【0142】
図12Dに示されるように、接合ブロックの1つの表面には、接合孔12が設けられる。挿入ヘッド部材131は挿入ロッド1311を備え、本実施例では、挿入ロッド1311は、本体部と一体的に形成されてもよいし、接着などの方式で接合孔12に固定されてもよい。前記接合ブロックは、接合柱が配設された他方の接合ブロックに接合されてもよく、この他方の接合ブロックの接合柱には、対応する挿入孔部材が設けられる。
【実施例10】
【0143】
図13A及び13Bは、挿入ヘッド部材131及び挿入孔部材132が個別の部材である別の場合を示す。
【0144】
図13Aに示されるように、接合ブロックの1つの表面には、接合柱11が設けられ、接合柱11には、内孔110が形成されている。挿入ヘッド部材131は、挿入ロッド1311と、挿入ロッドの内端に位置するフランジ1314と、を有し、フランジ1314の外径が内孔110の内径とほぼ同じであり、挿入ヘッド部材131は、フランジ1314と内孔110との締まり嵌めにより、前記内孔に固定される。前記接合ブロックは、接合孔が配設された他方の接合ブロックに接合されてもよく、この他方の接合ブロックの接合孔には、対応する挿入孔部材が設けられる。
【0145】
図13Bに示されるように、接合ブロックの1つの表面には、接合孔12が設けられる。挿入孔部材132は、スリーブ1321と、スリーブの内端に位置するフランジ1325と、を備え、フランジ1325の外径が接合孔12の内径とほぼ同じであり、挿入孔部材132は、フランジ1325と接合孔との締まり嵌めにより、前記接合孔に固定される。前記接合ブロックは、接合柱が配設された他方の接合ブロックに接合されてもよく、この他方の接合ブロックの接合柱には、対応する挿入ヘッド部材が設けられる。
【0146】
図13Aに示される実施例でも、挿入ヘッド部材131は、本体部と一体的に形成されてもよい。図13Bに示される実施例でも、挿入孔部材132は、本体部と一体的に形成されてもよい。
【実施例11】
【0147】
図14A及び14Bは、接合ブロックの2つの対向する表面に接合柱又は接合孔が設けられた場合をそれぞれ示す。
【0148】
図14Aに示されるように、接合ブロックの2つの対向する表面には、接合柱11が設けられ、2つの接合柱11の内孔110は、連通孔150を介して互いに連通しており、連通孔150は、内孔110と同軸に設置され、連通孔150の内径が内孔110の内径以下である。挿入ヘッド部材131は、中央に位置する円柱部1317と、それぞれ円柱部の両側から外方へ延びている挿入ロッド1311と、を備え、挿入ロッド1311は、円柱部1317と同軸である。
【0149】
接合ブロックを組み立てるとき、挿入ヘッド部材131は、1つの内孔110を介して挿入され、挿入された挿入ロッド1311の端部のそれぞれは、接合柱11の外端面と面一となり、挿入ヘッド部材131は、円柱部1317と連通孔150との締まり嵌めにより固定される。前記接合ブロックは、接合孔が配設された他方の接合ブロックに接合されてもよく、この他方の接合ブロックの接合孔には、対応する挿入孔部材が設けられる。
【0150】
図14Bに示されるように、接合ブロックの2つの対向する表面には、接合孔12が設けられ、2つの接合孔12は、連通孔160を介して互いに連通しており、連通孔160は、接合孔12と同軸に設置され、連通孔160の内径が接合孔12の内径以下である。挿入孔部材132は、中央に位置する円柱部1328と、それぞれ円柱部の両側から外方へ延びているスリーブ1321と、を備え、スリーブ1321は、円柱部1328と同軸である。
【0151】
接合ブロックを組み立てるとき、挿入孔部材132は、一方の接合孔12を介して挿入され、挿入されたスリーブ1321の端部のそれぞれは、接合ブロックの外面と面一となり、挿入孔部材132は、円柱部1328と連通孔との締まり嵌めにより固定される。前記接合ブロックは、接合柱が配設された他方の接合ブロックに接合されてもよく、この他方の接合ブロックの接合柱には、対応する挿入ヘッド部材が設けられる。
【0152】
以上は、本開示の複数の実施形態を説明したが、当業者であれば、以上の説明は、例示的なものに過ぎず、本開示の技術的主旨の範囲を逸脱することなく、さまざまな変形を行うことができ、例えば、矛盾がない限り、各実施形態における技術的要素を組み合わせたり、必要ではない技術的要素を省略したりすることができ、これら変化は、すべて本開示に含まれることを理解できる。
【0153】
(1)上記各実施形態では、本体部10は直方体の形状である。しかしながら、本開示はそれに制限されず、本体部10は、所望の任意の形状、例えば、板状、ロッド状、直方体形状、円柱体形状、台形状、円錐又は円錐台形状、花びら形状、棒状、環状、L字形、また樹木形状、動物形状などであってもよく、図15A~15Gには、いくつかの具体例が示されている。また、本体部10には、任意のタイプの造型物、例えば樹木造型物、花造型物、動物造型物、柵造型物又はほかの任意の形態の造型物がさらに設けられてもよく、本体部10には、例えば、機械加工、エッチングなどの方法で所望のパターンが形成され、又は本体部10には、所望のパターンが貼り付けられてもよい。
【0154】
(2)上記各実施形態では、締まり嵌め用の各孔(接合柱11の内孔110、接合孔12、中心孔15)は丸孔であるが、本開示はそれに制限されず、締まり嵌め用の孔は、例えば、多角形などのほかの形状であってもよい。
【0155】
(3)上記各実施形態では、締まり嵌め用の各孔(接合柱11の内孔110、接合孔12、中心孔18など)の孔壁は粗面であるが、それに制限されず、締まり嵌め用の各孔の孔壁は光滑面であってもよい。
【0156】
(4)上記各実施形態では、挿入孔130は、周方向に閉じられた環状の孔であるが、それに制限されず、挿入孔130は、周方向に閉じられなくてもよい。
【0157】
(5)上記各実施形態では、挿入孔部材132及び/又はスリーブ1321の横断面の外輪郭は四角形であり、かつ、挿入孔130の横断面は不等辺八角形であり、これらの各辺は互いに平行であるが、本開示では、それに制限されず、これらの各辺は平行でなくてもよい。さらに、挿入孔部材132及び/又はスリーブ1321の横断面の外輪郭は、挿入孔130の横断面と同じ形状又は異なる形状を採用してもよく、同じ形状を採用する場合、これらの各辺は、平行であっても非平行であってもよい。また、挿入孔部材132及び/又はスリーブ1321の横断面の外輪郭及び挿入孔130の横断面は円形であってもよい。図16A~16Gのそれぞれは、挿入孔部材132及び/又はスリーブ1321の横断面の外輪郭及び挿入孔130の形状のいくつかの具体例を示しており、これらの例では、挿入孔部材132及び/又はスリーブ1321の横断面の外輪郭及び挿入孔130の断面形状は、それぞれ三角形、五角形及び多角形である。
【0158】
(6)上記各実施形態では、挿入ロッド1311は円柱であるが、それに制限されず、挿入ロッド1311は、角柱、又は軸方向の孔を有する円筒状部材であってもよい。
【0159】
(7)上記各実施形態では、挿入接合アセンブリ13、挿入ヘッド部材131又は挿入孔部材132は、締まり嵌めにより固定されるが、それに制限さらず、接着などの方法により挿入接合アセンブリ13、挿入ヘッド部材131又は挿入孔部材132は固定されたり、締まり嵌めに加えて接着を補助として固定されたりするようにしてもよい。また、適切な場合、挿入接合アセンブリ13、挿入ヘッド部材131又は挿入孔部材132は、本体部と一体的に形成されてもよい。
【0160】
(8)上記いくつかの実施形態では、本体部10の一側には、接合柱11が設けられ、反対側には、接合孔12が設けられ、かつ、対応する接合柱と接合孔とが同軸に設置されるが、本開示では、それに制限されず、以下の各態様のいずれも実施可能である。本体部は、一側のみに接合柱が設けられる。本体部は、一側のみに接合孔が設けられる。本体部は、一側に接合柱が設けられ、反対の側に接合孔が設けられ、一側の接合柱と反対側の接合孔とが同軸であってもよいし、同軸ではなくてもよい。本体部は、同一側に接合柱が設けられるとともに、接合孔が設けられる。本体部は、対向する両側にいずれも接合柱が設けられるか、又は対向する両側にいずれも接合孔が設けられる。接合柱及び/又は接合孔は、本体部のいずれかの側に設けられるなど、図17A~17Eには、いくつかの例が示されている。
【0161】
(9)明細書には、複数の実施例が説明されているが、一部の実施例に説明された特徴は、組み合わられて他の実施例に用いられてもよく、例えば、実施例1で説明された挿入接合アセンブリの挿入孔部材及び/又はスリーブに関連する構造上の特徴は、他の実施例の挿入孔部材及び/又はスリーブに用いられてもよく。
【0162】
以上の説明は、本開示の例示的な実施形態に過ぎず、本開示の特許範囲を制限するものではなく、本開示の保護範囲は、添付の特許請求の範囲によって決定される。
【産業上の利用可能性】
【0163】
本開示は、玩具、工具、家具、工芸品などの分野に幅広く利用することができる。
図1A
図1B
図1C
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11A
図11B
図12A
図12B
図12C
図12D
図13A
図13B
図14A
図14B
図15A
図15B
図15C
図15D
図15E
図15F
図15G
図16A
図16B
図16C
図16D
図16E
図16F
図16G
図17A
図17B
図17C
図17D
図17E