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  • 特許-スプレー塗着用の環境保護装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-01
(45)【発行日】2022-03-09
(54)【発明の名称】スプレー塗着用の環境保護装置
(51)【国際特許分類】
   B05B 14/462 20180101AFI20220302BHJP
   B05B 16/00 20180101ALI20220302BHJP
【FI】
B05B14/462
B05B16/00
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2021555098
(86)(22)【出願日】2019-10-31
(86)【国際出願番号】 CN2019114863
(87)【国際公開番号】W WO2021081941
(87)【国際公開日】2021-05-06
【審査請求日】2021-09-10
(31)【優先権主張番号】201921826659.7
(32)【優先日】2019-10-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】521412467
【氏名又は名称】蘇州緑如藍環保科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】SUZHOU GREEN RULAN ENVIRONMENTAL PROTECTION TECHNOLOGY CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】Room 206, Building 23, No. 1188, West Second Ring Road, Shengze Town, Wujiang District Suzhou, Jiangsu 215228, China
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】徐 海峰
(72)【発明者】
【氏名】王 明輝
【審査官】鏡 宣宏
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2010/131564(WO,A1)
【文献】特開昭60-82121(JP,A)
【文献】特開2009-119452(JP,A)
【文献】特開2002-273286(JP,A)
【文献】特開2014-100640(JP,A)
【文献】特開2018-1045(JP,A)
【文献】実開昭60-136768(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B05B 1/00-17/08
B01D 35/00-50/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
スプレー塗着用の環境保護装置であって、箱体(1)、支持脚(2)、スプレー塗着装置(4)、仕切板(5)、第一動力装置(7)、スプレーブーム(8)、スプレーノズル(9)、第一濾過板(10)、ストッパ板(11)、第二動力装置(12)、貯水箱(13)、ウォーターポンプ(15)、横板(18)、第二動力装置(19)、送り込みブロック(21)、回動軸(22)、キャッチングロッド(23)、塗料ミスト濾過綿(24)、活性炭濾過板(25)、ドライ濾過綿(26)、吸風機(27)、第一箱ドア(29)、第二箱ドア(30)及び第三箱ドア(31)を含み、
箱体(1)内に仕切板(5)が設けられ、仕切板(5)は、箱体(1)をスプレー塗着室(3)と第一処理室(6)とに分割しており、スプレー塗着室(3)の頂部には、スプレー塗着装置(4)が設けられており、スプレーブーム(8)は、第一処理室(6)内に位置し、第一処理室(6)の頂部には、スプレーブーム(8)を回動させるように駆動するための第一動力装置(7)が設けられており、スプレーブーム(8)の下端には、複数のスプレーノズル(9)が設けられており、第一濾過板(10)と第二濾過板(12)とは、上下平行になるように第一処理室(6)内壁に設けられており、第一濾過板(10)の下端には、複数のストッパ板(11)が設けられており、第二濾過板(12)の上端には、複数のストッパ板(11)が設けられており、複数のストッパ板(11)は、交互に傾斜配置されており、第一処理室(6)の底部には、貯水箱(13)が設けられ、貯水箱(13)の底部には、出水口(16)が設けられており、ウォーターポンプ(15)の入水端は、配管を介して出水口(16)に連通し、ウォーターポンプ(15)の出水端は、配管を介してスプレーブーム(8)に連通しており、仕切板(5)にガス入口(51)が設けられており、ガス入口(51)は、第一濾過板(10)と第二濾過板(12)との間に位置し、箱体(1)の側壁にガス出口(17)が設けられ、ガス出口(17)とガス入口(51)とは、対向して設けられており、箱体(1)の外側には、第二処理室(28)が設けられており、横板(18)は、第二処理室(28)の内壁に設けられ、横板(18)に複数の導気孔が設けられており、送り込みブロック(21)は、横板(18)の下端に設けられ、塗料ミスト濾過綿(24)は、送り込みブロック(21)の底部に設けられており、回動軸(22)は、送り込みブロック(21)内に位置し、横板(18)の底端には、回動軸(22)を回動させるように駆動するための第二動力装置(19)が設けられており、回動軸(22)には、複数のキャッチングロッド(23)が設けられており、第二処理室(28)の内壁には、活性炭濾過板(25)及びドライ濾過綿(26)が順次に設けられており、第二処理室(28)の側壁の底部には、排気口(20)が設けられており、吸風機(27)は、第二処理室(28)の外側壁に設けられ、且つ吸風機(27)の吸風口が排気口(20)に連通しており、スプレー塗着室(3)、第一処理室(6)及び第二処理室(28)には、それぞれ、第一箱ドア(29)、第二箱ドア(30)及び第三箱ドア(31)が対応してヒンジ接続されている、ことを特徴とするスプレー塗着用の環境保護装置。
【請求項2】
送り込みブロック(21)は、内部中空で円錐形をなしている、ことを特徴とする請求項1に記載のスプレー塗着用の環境保護装置。
【請求項3】
キャッチングロッド(23)は、交互に配置され、且つキャッチングロッド(23)の長さが上から下に順次に短縮されている、ことを特徴とする請求項1に記載のスプレー塗着用の環境保護装置。
【請求項4】
貯水箱(13)内には、濾過スクリーン(14)が設けられており、濾過スクリーン(14)は、出水口(16)の上方に位置する、ことを特徴とする請求項1に記載のスプレー塗着用の環境保護装置。
【請求項5】
第一動力装置(7)の外側には、密封保護カバーが設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載のスプレー塗着用の環境保護装置。
【請求項6】
第二動力装置(19)の外側には、密封保護カバーが設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載のスプレー塗着用の環境保護装置。
【請求項7】
第一箱ドア(29)、第二箱ドア(30)及び第三箱ドア(31)には、何れも取っ手(32)が設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載のスプレー塗着用の環境保護装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スプレー塗着の技術分野に関し、特にスプレー塗着用の環境保護装置に関する。
【背景技術】
【0002】
塗料のスプレー塗着は、ワークピースの表面塗装過程で最も一般的に使用される技術である。塗料のスプレー塗着中には、塗料ミスト、粉塵及び揮発性有機物等の物質を含む廃ガスが大量に発生し、塗料スプレーの廃ガス内のVOCsは、「光化学スモッグ」や霧靄等の悪天候の誘因の1つであり、国からは、このような廃ガスの収集及び除害を重要視しており、一連の規制文書を導入している。このような廃ガスの除害過程では、廃ガス内の塗料ミストの高い粘度及び微細な粒子という特徴により、その後のVOCs廃ガス除害技術の運用が極めて不安定となり、塗料ミストの除去は、塗料スプレー塗着の廃ガス除害設備の前処理システムとなり、システムの継続的な安定運転を保証する肝心な技術でもある。
【0003】
従来技術では、よくあるスプレー塗着用装置は、単に1回の濾過を行うだけであり、粉塵とスプレー塗着後の塗料との除去は、完全にならず、有毒有害ガス及び粒子のほとんどは、空気中に残留することになる。そのため、スプレー塗着中には、深刻な環境汚染が発生し、作業者の身体的健康にも影響を及びぼしてしまう。
【発明の概要】
【0004】
(一)発明目的
背景技術に存在する技術的問題を解決するために、本発明は、スプレー塗着後の塗料ミスト及び有毒有害ガスを効果的に除去し、浄化効率が高く、環境に優しくて高効率であるスプレー塗着用の環境保護装置を提案する。
【0005】
(二)解決手段
本発明は、スプレー塗着用の環境保護装置であって、箱体、支持脚、スプレー塗着装置、仕切板、第一動力装置、スプレーブーム、スプレーノズル、第一濾過板、ストッパ板、第二動力装置、貯水箱、ウォーターポンプ、横板、第二動力装置、送り込みブロック、回動軸、キャッチングロッド、塗料ミスト濾過綿、活性炭濾過板、ドライ濾過綿、吸風機、第一箱ドア、第二箱ドア及び第三箱ドアを含み、
箱体内に仕切板が設けられ、仕切板は、箱体をスプレー塗着室と第一処理室とに分割しており、スプレー塗着室の頂部には、スプレー塗着装置が設けられており、スプレーブームは、第一処理室内に位置し、第一処理室の頂部には、スプレーブームを回動させるように駆動するための第一動力装置が設けられており、スプレーブームの下端には、複数のスプレーノズルが設けられており、第一濾過板と第二濾過板とは、上下平行になるように第一処理室内壁に設けられており、第一濾過板の下端には、複数のストッパ板が設けられており、第二濾過板の上端には、複数のストッパ板が設けられており、複数のストッパ板は、交互に傾斜配置されており、第一処理室の底部には、貯水箱が設けられ、貯水箱の底部には、出水口が設けられており、ウォーターポンプの入水端は、配管を介して出水口に連通し、ウォーターポンプの出水端は、配管を介してスプレーブームに連通しており、仕切板にガス入口が設けられており、ガス入口は、第一濾過板と第二濾過板との間に位置し、箱体の側壁にガス出口が設けられ、ガス出口とガス入口とは、対向して設けられており、箱体の外側には、第二処理室が設けられており、横板は、第二処理室の内壁に設けられ、横板に複数の導気孔が設けられており、送り込みブロックは、横板の下端に設けられ、塗料ミスト濾過綿は、送り込みブロックの底部に設けられており、回動軸は、送り込みブロック内に位置し、横板の底端には、回動軸を回動させるように駆動するための第二動力装置が設けられており、回動軸には、複数のキャッチングロッドが設けられており、第二処理室の内壁には、活性炭濾過板及びドライ濾過綿が順次に設けられており、第二処理室の側壁の底部には、排気口が設けられており、吸風機は、第二処理室の外側壁に設けられ、且つ吸風機の吸風口が排気口に連通しており、スプレー塗着室、第一処理室及び第二処理室には、それぞれ、第一箱ドア、第二箱ドア及び第三箱ドアが対応してヒンジ接続されている、スプレー塗着用の環境保護装置を提案している。
【0006】
好ましくは、送り込みブロックは、内部中空で円錐形をなしている。
【0007】
好ましくは、キャッチングロッドは、交互に配置され、且つキャッチングロッドの長さが上から下に順次に短縮されている。
【0008】
好ましくは、貯水箱内には、濾過スクリーンが設けられており、濾過スクリーンは、出水口の上方に位置する。
【0009】
好ましくは、第一動力装置の外側には、密封保護カバーが設けられている。
【0010】
好ましくは、第二動力装置の外側には、密封保護カバーが設けられている。
【0011】
好ましくは、第一箱ドア、第二箱ドア及び第三箱ドアには、何れも取っ手が設けられている。
【0012】
本発明の上記解決手段は、次の有益な技術的効果を有する。
本発明では、スプレー塗着室でスプレー塗着した後、残りの塗料ミストは、ガス入口を通って第一処理室内に入り、上方の第一動力装置により、スプレーブームが連続的に回転され、スプレーノズルにより、水がストッパ板に噴き付けられて、ストッパ板にウォーターカーテンが形成されながら、廃ガスは、ストッパ板と前後に衝突して、廃ガス内の塗料ミスト及び固体粒子状物質が除去され、それと同時に、第一濾過板及び第二濾過板の支援により、大部分の塗料ミストが除去され、塗料ミストの除去効率が高く、残りの廃ガスは、ガス出口を通って第二処理室に入り、廃ガス及び残りの塗料ミストは、横板における導気孔を通って送り込みブロック内に入り、第二動力装置により、キャッチングロッドが回動され、塗料ミストが更に除去され、残りの廃ガスは、塗料ミスト濾過綿によって塗料ミストが完全に除去されるとともに、塗料ミスト濾過綿は、塗料ミストをできるだけ少なく吸着できるため、塗料ミスト濾過綿の使用寿命を延長できるとともに、塗料ミスト濾過綿の吸着による過飽和をできるだけ防止でき、濾過品質及び濾過效果が保証され、環境により優しくなる。その後、廃ガスは、下方へ流れ、次に活性炭濾過板によって有毒有害ガスが完全に吸収され、最後にドライ濾過綿によって乾燥された後、乾燥した清浄な空気が吸風機によって排出され、浄化効率が高く、環境により優しくて高効率である。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1図1は、本発明によるスプレー塗着用の環境保護装置の構造模式図である。
図2図2は、本発明によるスプレー塗着用の環境保護装置の外部の箱ドアの位置模式図である。
図3図3は、本発明によるスプレー塗着用の環境保護装置におけるA箇所の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の目的、解決手段及び利点をより明確及び明瞭にするために、以下、具体的な実施形態を挙げて図面を参照しながら、本発明を更に詳しく説明する。理解すべきなのは、これらの説明は、例示的なものに過ぎず、本発明の範囲を制限するものではない。なお、以下の説明では、本発明の概念が不必要に混淆されないように、公知構造及び技術についての説明を省略している。
【0015】
図1~3に示すように、本発明によるスプレー塗着用の環境保護装置は、箱体1、支持脚2、スプレー塗着装置4、仕切板5、第一動力装置7、スプレーブーム8、スプレーノズル9、第一濾過板10、ストッパ板11、第二動力装置12、貯水箱13、ウォーターポンプ15、横板18、第二動力装置19、送り込みブロック21、回動軸22、キャッチングロッド23、塗料ミスト濾過綿24、活性炭濾過板25、ドライ濾過綿26、吸風機27、第一箱ドア29、第二箱ドア30及び第三箱ドア31を含み、
箱体1内に仕切板5が設けられ、仕切板5は、箱体1をスプレー塗着室3と第一処理室6とに分割しており、スプレー塗着室3の頂部には、スプレー塗着装置4が設けられており、スプレーブーム8は、第一処理室6内に位置し、第一処理室6の頂部には、スプレーブーム8を回動させるように駆動するための第一動力装置7が設けられており、スプレーブーム8の下端には、複数のスプレーノズル9が設けられており、第一濾過板10と第二濾過板12とは、上下平行になるように第一処理室6内壁に設けられており、第一濾過板10の下端には、複数のストッパ板11が設けられており、第二濾過板12の上端には、複数のストッパ板11が設けられており、複数のストッパ板11は、交互に傾斜配置されており、第一処理室6の底部には、貯水箱13が設けられ、貯水箱13の底部には、出水口16が設けられており、ウォーターポンプ15の入水端は、配管を介して出水口16に連通し、ウォーターポンプ15の出水端は、配管を介してスプレーブーム8に連通しており、仕切板5にガス入口51が設けられており、ガス入口51は、第一濾過板10と第二濾過板12との間に位置し、箱体1の側壁にガス出口17が設けられ、ガス出口17とガス入口51とは、対向して設けられており、箱体1の外側には、第二処理室28が設けられており、横板18は、第二処理室28の内壁に設けられ、送り込みブロック21は、横板18の下端に設けられ、塗料ミスト濾過綿24は、送り込みブロック21の底部に設けられており、回動軸22は、送り込みブロック21内に位置し、横板18の底端には、回動軸22を回動させるように駆動するための第二動力装置19が設けられており、回動軸22には、複数のキャッチングロッド23が設けられており、第二処理室28の内壁には、活性炭濾過板25及びドライ濾過綿26が順次に設けられており、第二処理室28の側壁の底部には、排気口20が設けられており、吸風機27は、第二処理室28の外側壁に設けられ、且つ吸風機27の吸風口が排気口20に連通しており、スプレー塗着室3、第一処理室6及び第二処理室28には、それぞれ、第一箱ドア29、第二箱ドア30及び第三箱ドア31が対応してヒンジ接続されている。
【0016】
本発明では、スプレー塗着室3でスプレー塗着した後、残りの塗料ミストは、ガス入口51を通って第一処理室6内に入り、上方の第一動力装置7により、スプレーブーム8が連続的に回転され、スプレーノズル9により、水がストッパ板11に噴き付けられて、ストッパ板11にウォーターカーテンが形成されながら、廃ガスは、ストッパ板11と前後に衝突して、廃ガス内の塗料ミスト及び固体粒子状物質が除去され、それと同時に、第一濾過板10及び第二濾過板12の支援により、大部分の塗料ミストが除去され、塗料ミストの除去効率が高く、残りの廃ガスは、ガス出口17を通って第二処理室28に入り、廃ガス及び残りの塗料ミストは、横板18における導気孔を通って送り込みブロック21内に入り、第二動力装置19により、キャッチングロッド23が回動され、塗料ミストが更に除去され、残りの廃ガスは、塗料ミスト濾過綿24によって塗料ミストが完全に除去されるとともに、塗料ミスト濾過綿24は、塗料ミストをできるだけ少なく吸着できるため、塗料ミスト濾過綿24の使用寿命を延長できるとともに、塗料ミスト濾過綿24の吸着による過飽和をできるだけ防止でき、濾過品質及び濾過效果が保証され、環境により優しくなる。その後、廃ガスは、下方へ流れ、次に活性炭濾過板25によって有毒有害ガスが完全に吸収され、最後にドライ濾過綿26によって乾燥された後、乾燥した清浄な空気が吸風機27によって排出され、浄化効率が高く、環境により優しくて高効率である。
【0017】
1つの選択的な実施例において、送り込みブロック21は、内部中空で円錐形をなしている。
【0018】
1つの選択的な実施例において、キャッチングロッド23は、交互に配置され、且つキャッチングロッド23の長さが上から下に順次に短縮されている。
【0019】
1つの選択的な実施例において、貯水箱13内には、濾過スクリーン14が設けられており、濾過スクリーン14は、出水口16の上方に位置する。
【0020】
1つの選択的な実施例において、第一動力装置7の外側には、密封保護カバーが設けられている。
【0021】
1つの選択的な実施例において、第二動力装置19の外側には、密封保護カバーが設けられている。
【0022】
1つの選択的な実施例において、第一箱ドア29、第二箱ドア30及び第三箱ドア31には、何れも取っ手32が設けられている。
【0023】
理解されたいのは、本発明の上記具体的な実施形態は、あくまでも本発明の原理を例示的に説明又は解釈するためのものに過ぎず、本発明に対する制限を構成しない。したがって、本発明の精神及び範囲から逸脱ことなく行われた修正、同等的置換、改良等は、全て本発明の保護範囲内に含まれるべきである。なお、本発明の添付の特許請求の範囲は、添付の特許請求の範囲及び境界、又はこれらの範囲及び境界の同等の形態内の全ての変更及び修正例をカバーすることを意図している。
【符号の説明】
【0024】
1 箱体、2 支持脚、3 第一処理室、4 スプレー塗着装置、5 仕切板、51 ガス入口、6 第二処理室、7 第一動力装置、8 スプレーブーム、9 スプレーノズル、10 第一濾過板、11 ストッパ板、12 第二動力装置、13 貯水箱、14 濾過スクリーン、15 ウォーターポンプ、16 出水口、17 ガス出口、18 横板、19 第二動力装置、20 排気口、21 送り込みブロック、22 回動軸、23 キャッチングロッド、24 塗料ミスト濾過綿、25 活性炭濾過板、26 ドライ濾過綿、27 吸風機、28 第二処理室、29 第一箱ドア、30 第二箱ドア 31 第三箱ドア、32 取っ手
【要約】
スプレー塗着用の環境保護装置であって、箱体(1)、支持脚(2)、スプレー塗着装置(4)、仕切板(5)、第一動力装置(7)、スプレーブーム(8)、スプレーノズル(9)、第一濾過板(10)、ストッパ板(11)、第二動力装置(12)、貯水箱(13)、ウォーターポンプ(15)、横板(18)、第二動力装置(19)、送り込みブロック(21)、回動軸(22)、キャッチングロッド(23)、塗料ミスト濾過綿(24)、活性炭濾過板(25)、ドライ濾過綿(26)及び吸風機(27)を含み、箱体(1)内に仕切板(5)が設けられ、仕切板(5)は、箱体(1)をスプレー塗着室(3)と第一処理室(6)とに分割しており、スプレー塗着室(3)の頂部には、スプレー塗着装置(4)が設けられており、スプレーブーム(8)は、第一処理室(6)内に位置し、第一処理室(6)の頂部には、スプレーブーム(8)を回動させるように駆動するための第一動力装置(7)が設けられており、スプレーブーム(8)の下端には、複数のスプレーノズル(9)が設けられており、第一濾過板(10)と第二濾過板(12)とは、上下平行になるように第一処理室(6)の内壁に設けられており、第一濾過板(10)の下端には、複数のストッパ板(11)が設けられており、第二濾過板(12)の上端には、複数のストッパ板(11)が設けられており、複数のストッパ板(11)は、交互に傾斜配置されており、本発明は、スプレー塗着後の塗料ミストを除去することができる。
図1
図2
図3