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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-02
(45)【発行日】2022-03-10
(54)【発明の名称】外科手術用収集システム
(51)【国際特許分類】
   A61M 1/00 20060101AFI20220303BHJP
   A61B 16/00 20060101ALI20220303BHJP
   G01N 1/04 20060101ALI20220303BHJP
   G01N 1/10 20060101ALI20220303BHJP
【FI】
A61M1/00 170
A61B16/00
A61M1/00 100
G01N1/04 G
G01N1/10 B
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2019529128
(86)(22)【出願日】2016-08-12
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2019-10-17
(86)【国際出願番号】 US2016046913
(87)【国際公開番号】W WO2018031048
(87)【国際公開日】2018-02-15
【審査請求日】2019-08-05
(73)【特許権者】
【識別番号】519046535
【氏名又は名称】トブラ メディカル,インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100114775
【弁理士】
【氏名又は名称】高岡 亮一
(74)【代理人】
【識別番号】100121511
【弁理士】
【氏名又は名称】小田 直
(74)【代理人】
【識別番号】100202751
【弁理士】
【氏名又は名称】岩堀 明代
(74)【代理人】
【識別番号】100191086
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 香元
(72)【発明者】
【氏名】ウィラード,グレッチェン
(72)【発明者】
【氏名】ニコルス,エリ,ブリーデン
(72)【発明者】
【氏名】ブラックバーン サード,トーマス,ラルフ
(72)【発明者】
【氏名】モスラー,セオドア,ジェイ.
【審査官】小林 睦
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2005/079947(WO,A2)
【文献】米国特許第07758556(US,B2)
【文献】特表2011-505550(JP,A)
【文献】米国特許第06299763(US,B1)
【文献】米国特許第06872184(US,B2)
【文献】特表平07-505819(JP,A)
【文献】特開2004-219278(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61M 1/00
A61B 16/00
G01N 1/04
G01N 1/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
外科手術の間に獲得された液体から物質を濾過するための外科手術用収集組立体であって、前記外科手術用収集組立体は、
ジャーであって、
(1)ジャー最上部で可逆的にシールされ得る開端部と、
(2)第1の吸引ラインに連結するように適合された入口と、
(3)第2の吸引ラインに連結するように適合された出口と、
(4)収集バスケットの上側部分が、前記入口を通って前記ジャーに入る物質の流れを妨げないように、前記収集バスケットの上側部分を前記ジャーの中で配置するための、1組の方向決め特徴と、
(5)底面に陥凹経路のパターンを備えた底面であって、前記陥凹経路のパターンが、前記出口に連結されている、底面と、
を備える、ジャーと、
前記収集バスケットの上側部分が、前記収集バスケットを前記ジャーの中で配置するのに使用され得るように、側壁および底部が前記収集バスケットの上側部分に連結されている収集バスケットと、
プランジャ組立体であって、
(1)前記ジャーの開端部に、可逆的に連結され得るジャー最上部であって、前記ジャー最上部は、プランジャの遠位端部が、収集された物質から流体を除去するのを助けるために前記収集バスケットの中で前記収集された物質を圧縮するのに使用され得るように、遠位端部を備えたプランジャロッドが前記ジャー最上部に対して動くことを可能にするボアを有する、ジャー最上部と、
(2)収集された物質を圧縮する遠位端部を有するプランジャと、前記ジャー最上部のボアを通り、それで、前記プランジャの近位端部が、ユーザによって動かされ得るようになるプランジャロッドと、
を備える、プランジャ組立体と、
を備え、
前記外科手術用収集組立体が、前記ジャーの出口に適用される吸引が、前記ジャーの入口に連結された第1の吸引ラインを通して液体および非液体物質を引き抜くことを可能にするように適合され、前記液体および非液体物質が、前記収集バスケットの中に入り、前記液体の多くが、前記収集バスケットの少なくとも一部を通って前記収集バスケットを出て、前記底面の陥凹経路のパターンに入り、次いで、前記収集バスケットの中の非液体物質の濾過された部分を残して、前記出口から出る、外科手術用収集組立体。
【請求項2】
1組の少なくとも1つのバスケットハンドルのいずれも、前記入口を妨げないように、前記収集バスケットの上側部分を配置する1組の方向決め特徴が、前記1組の少なくとも1つのバスケットハンドルを強制的に前記入口から離れて位置付ける、請求項1に記載の外科手術用収集組立体。
【請求項3】
前記収集バスケットの上側部分を配置する1組の方向決め特徴が、1組の少なくとも1つのバスケットハンドルを強制的に前記ジャーの中で1つ以上の位置に位置付け、前記ジャーの中の少なくとも1つの位置が、前記1組の少なくとも1つのバスケットハンドルの1つの開口を前記入口に揃える、請求項1に記載の外科手術用収集組立体。
【請求項4】
前記収集バスケットが、ユーザが、前記収集バスケットを開いたジャーの中に挿入する、または前記収集バスケットを開いたジャーから除去することを可能にするために1組の少なくとも1つのハンドルを有し、
前記1組の少なくとも1つのハンドルが、前記プランジャの遠位端部が、前記収集バスケットの内容物を圧縮した後、前記内容物にくっつき、前記プランジャの遠位端部を前記ジャーの底面から離れる方向に動かすと、前記収集バスケットが前記プランジャの遠位端部と一緒に動く場合、前記収集バスケットが落ちて所定の位置に戻ることを可能にするべく、前記プランジャの遠位端部が、前記収集バスケットの内容物から離れるために、前記ジャー最上部の収集バスケット側と接触するように適合された、請求項1に記載の外科手術用収集組立体。
【請求項5】
前記入口および出口が、前記ジャーの対向する側にある、請求項1に記載の外科手術用収集組立体。
【請求項6】
前記入口および出口が、前記ジャーの対向する側にない、請求項1に記載の外科手術用収集組立体。
【請求項7】
外科手術用処置から収集された物質を集めて、流体を除去するために前記収集された物質を圧縮するための方法であって、前記方法は、
第1の収集バスケットを収集ジャーの中に挿入することであって、前記収集ジャーは、入口および出口を有しており、前記出口は、前記収集ジャーの底部のバスケット側の陥凹パターンと流体連通しており、その結果、前記出口に適用された吸引が、前記入口に連結された入口配管を通して物質を引き抜き、前記物質は、前記入口を通過し、前記物質の中の少なくとも一部の流体が、前記第1の収集バスケットを通過して前記陥凹パターンの中に入り、次いで、前記出口を通り、濾過された物質を前記第1の収集バスケットの中に残し、前記第1の収集バスケットを前記収集ジャーの中に挿入する段階は、前記収集ジャーと前記第1の収集バスケットとの相互作用が、1組の少なくとも1つのバスケットハンドルを、前記入口を遮る位置に配置することを防止することによって誘導されることと、
プランジャ組立体を前記収集ジャー上に配置することと、
入口配管を前記入口に連結することと、
出口配管を前記出口に連結することと、
前記入口配管の非ジャー端部が外科手術部位の中に配置されるときはいつでも、流体および小物質が、前記入口配管を通り、前記入口を通り、前記第1の収集バスケットの中に引き抜かれるように、前記出口に連結された出口配管に吸引を適用することと、
前記外科手術部位から前記入口配管の非ジャー端部を除去することと、
前記第1の収集バスケットの中に収集された物質を圧縮するために、前記プランジャ組立体を用いてプランジャの遠位端部を下方に動かすことと、
前記プランジャの遠位端部を上向きに動かして前記入口より上にすることと、
前記入口配管が、依然として前記入口に連結されていて、前記出口配管が、依然として前記出口に連結された状態で、前記収集ジャーから前記プランジャ組立体を除去することと、
前記収集ジャーから圧縮された物質を有する第1の収集バスケットを除去することと、
第2の収集バスケットを前記収集ジャーの中に挿入することと、
前記プランジャ組立体を前記収集ジャー上に配置することと、
吸引を用いて、液体および物質を、前記外科手術部位から、前記入口配管および入口を通し、前記第2の収集バスケットの中に引き抜くことであって、前記吸引は、いくらかの液体を、前記第2の収集バスケットから、前記陥凹パターンを通し、前記出口の外へ引き抜くように機能することと、
前記第2の収集バスケットの中に収集された物質を圧縮するために、前記プランジャ組立体を用いて前記プランジャの遠位端部を下向きに動かすことと、
前記プランジャ組立体を前記収集ジャーから除去することと、
圧縮された物質を有する第2の収集バスケットを前記収集ジャーから除去することと、
を含む、方法。
【請求項8】
前記第1の収集バスケットの中に収集された物質を圧縮するのに前記プランジャの遠位端部を使用した後、かつ前記入口配管が、依然として前記入口に連結されていて、前記出口配管が、依然として前記出口に連結されている状態で、前記収集ジャーから前記プランジャ組立体を除去する前に、前記プランジャの遠位端部を上向きに動かして前記入口より上にすることをさらに含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記プランジャの遠位端部を、上向きに動かして前記入口より上にすることが、ばね力が前記プランジャを上向きに動かすことを可能にすることによってなしとげられる、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第1の収集バスケット上の1組の少なくとも1つのバスケットハンドルが、前記プランジャ組立体のバスケット側と接触して、前記プランジャの遠位端部から前記第1の収集バスケットを外すまで、前記プランジャの遠位端部を上向きに動かすと、前記第1の収集バスケットが上向きに動くように、前記第1の収集バスケットの中の物質が、前記第1の収集バスケットを前記プランジャの遠位端部に結びつける、請求項7に記載の方法。
【請求項11】
前記第1の収集バスケットの中に収集された少なくともいくらかの物質が、前記第1の収集バスケットから除去された後、前記第2の収集バスケットが、前記第1の収集バスケットになる、請求項7に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、概括的には、吸引および濾過によって外科手術上の試料を収集するシステムに関する。
【0002】
用語
【0003】
または(Or)― 別段に明示されない限り、「または(or)」という単語は、排他的またはではなく、包含的またはと解釈されるべきである。したがって、「または」のデフォルト意味は、より扱いにくいおよび/または(and/or)と同じでなければならない。
【0004】
試料収集― この用語は、生検または他の処理によって病理学的に収集および分析される可能性があるものは何でも含むように広義に読みとられなければならない。
【0005】
組織― 組織という用語は、吸引によって手術部位から除去され、次いで、濾過によって流体から分離され得る、患者のどのような部分でも含むように拡張的に読みとられなければならない。これは、骨、臓器、筋肉、または他の物の断片を含み得る。集められた物質は、患者に入れられた異物を含む場合もある。
【0006】
患者― 患者という用語は、人間、剖検を受けているまたは訓練で使用される遺体、および外科的処置を受ける動物を含むように拡張的に読みとられなければならない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の教示の態様は、外科手術の間に獲得された液体から物質を濾過するための外科手術用収集組立体、ジャーを有する外科手術用収集組立体として述べることができる。ジャーは、以下を有する:
・ジャー最上部で可逆的にシールされ得る開端部、
・吸引ラインに連結するように適合された入口、
・吸引ラインに連結するように適合された出口、
・収集バスケットの上側部分が、入口を通ってジャーに入る物質の流れを妨げないように、収集バスケットの上側部分をジャーの中で配置するための、1組の方向決め特徴、
・底面に陥凹経路のパターンを備えた底面、陥凹経路のパターンは、出口に連結されている。
【0008】
外科手術用収集組立体は、収集バスケットの上側部分が、収集バスケットをジャーの中で配置するのに使用され得るように、側壁および底部が収集バスケットの上側部分に連結されている収集バスケットをさらに有する。
【0009】
外科手術用収集組立体は、プランジャ組立体をさらに有する。プランジャ組立体は、ジャーの開端部に、可逆的に連結され得るジャー最上部を有し、ジャー最上部は、プランジャの遠位端部が、収集された物質から流体を除去するのを助けるために収集バスケットの中で収集された物質を圧縮するのに使用され得るように、遠位端部を備えたプランジャロッドがジャー最上部に対して動くことを可能にするボアを有する。
【0010】
プランジャ組立体は、収集された物質を圧縮するために遠位端部を備えたプランジャと、ジャー最上部のボアを通り、それで、プランジャの近位端部が、ユーザによって動かされ得るようになるプランジャロッドとをさらに有する。
【0011】
外科手術用収集組立体は、ジャーの出口に適用される吸引が、ジャーの入口に連結された管を通して液体および非液体物質を引き抜くことを可能にするように適合され、液体および非液体物質は、収集バスケットの中に入り、液体の多くが、収集バスケットの少なくとも一部を通って収集バスケットを出て、底面の陥凹経路のパターンに入り、次いで、収集バスケットの中の非液体物質の濾過された部分を残して、出口から出る。
【0012】
ある種の用途では、外科手術用収集組立体は、一体化されたプランジャのない単純なジャー蓋を有する場合がある。
【0013】
本開示の教示の態様は、外科手術用処置から収集された物質を集めて、流体を除去するために収集された物質を圧縮するための方法として要約され得る。方法は、第1の収集バスケットを収集ジャーの中に挿入することを含む。収集ジャーは、入口および出口を有する。収集ジャー出口は、収集ジャーの底部のバスケット側の陥凹パターンと流体連通している。出口に吸引を適用することで、物質を入口に連結された入口配管を通して引き抜き、物質は、入口を通過し、物質の中の少なくとも一部の流体が、第1の収集バスケットを通過して陥凹パターンの中に入り、次いで、出口を通り、濾過された物質を第1の収集バスケットの中に残す。第1の収集バスケットを収集ジャーの中に挿入する段階は、収集ジャーと第1の収集バスケットとの相互作用が、1組の少なくとも1つのバスケットハンドルを、入口を遮る位置に配置することを防止することによって誘導される。
【0014】
方法は、プランジャ組立体を収集ジャー上に配置することと、入口配管を入口に連結することと、出口配管を出口に連結することとを含む。これらの3つの動作の順序は、方法にとって重要ではない。
【0015】
方法は、入口配管の非ジャー端部が外科手術部位の中に配置されるときはいつでも、流体および小物質が、入口配管を通り、入口を通り、第1の収集バスケットの中に引き抜かれるように、出口に連結された出口配管に吸引を適用することを含む。
【0016】
方法は、外科手術部位から入口配管の非ジャー端部を除去することと、第1の収集バスケットの中に収集された物質を圧縮するために、プランジャ組立体を用いてプランジャの遠位端部を下方に動かすこととを含む。
【0017】
入口配管が、依然として入口に連結されていて、出口配管が、依然として出口に連結されている状態で、収集ジャーからプランジャ組立体を除去すること、および収集ジャーから圧縮された物質を有する第1の収集バスケットを除去すること。
【0018】
物質が第1の収集バスケットから除去された後、第1の収集バスケットになり得る第2の収集バスケットを用いて、プロセスを繰り返すこと。
【0019】
本開示の中に包含される教示の追加態様は、申請時に本出願と共に提出された特許請求の範囲の中に記載されている。特許請求の範囲の内容の冗長な再表示を加えるのではなく、これらの特許請求の範囲は、言及することで本要約に組み込まれているものとして考えられなければならない。
【0020】
本要約は、多くの教示、および本開示の中で考察を広げる中で提供されるそうした教示の変型例の網羅的な一覧ではなく、明細書の中に開示される構想への概論を提供するように意図されている。したがって、本要約の内容は、この後の特許請求の範囲を制限するために使用されてはならない。
【0021】
発明概念は、一連の例で図示されており、いくつかの例は、2つ以上の発明概念を示している。個々の発明概念は、特定の例で提供された全ての詳細を実施することなく、実施されることができる。当業者が、さまざまな例で図示された発明概念は、特定の用途に対処するために一緒に組み合わされ得ることを認識することになるように、下記の発明概念のすべての可能な組合せの例を提供する必要はない。
【0022】
開示された教示の他のシステム、方法、特徴、および利点は、以下の図および詳細説明を検討することで、当業者には、ただちに明らかであろう、または明らかとなろう。全てのそうした追加的なシステム、方法、特徴、および利点は、添付の特許請求の範囲に含まれるものであり、特許請求の範囲によって保護されるものであると意図されている。
【0023】
本開示は、以下の図を参照することでよりよく理解することができる。図中の構成要素は、必ずしも一定の縮尺になっているわけではなく、代わりに、開示の原理を説明することに重きを置いている。さらに、図において、類似の参照符号は、異なる図を通して、対応する部分を指している。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】外科手術用収集組立体100の分解正面図を示す。
図2】外科手術用収集組立体100の正面図を提示する。
図3図2から切り取られた、入口124および出口128の中央線を通る断面図を示す。
図4】プランジャロッド220の遠位端部224が、バスケット底部156の真上にあるように、下向きに動かされたプランジャロッド220を示す。
図5】ジャー120の上面正面斜視図である。
図6図5と同じ図であるが、バスケットリング158を支持して、配置するジャー120の部分が、見えるように、バスケットリング158が、除去されている。
図7】先と同様に入口124および出口128を通るジャー120の断面を示す。
図8】ジャー120の対応する雄ねじ132と噛み合う雌ねじ216を含む代替キャップ304の上面斜視図を提示する。
図9】ジャー120の対応する雄ねじ132と噛み合う雌ねじ216を含む代替キャップ304の底斜視図を提示する。
図10】バスケットリング358を見ることを可能にするために透明に記載されたジャー320の図を提示する。
図11】バスケットでなくバスケットリング358を示す、ジャー320の上面斜視図である。
図12図11に示されるバスケットリング358のないジャー320の上面斜視図である。
図13】ジャー420の上面、左側、正面斜視図である。
図14】ジャー420の底面、右側、正面斜視図である。
図15】ジャー420の上面平面図である。
図16】ジャー420の正面図である。
図17】ジャー420の底面平面図である。
図18】ジャー420を左側面図である。
図19】ジャー420の右側面図である。
図20】ジャー420の上面および正面斜視図である。
図21図4に示すように切り取られたジャー420の断面の上面、右側、後面斜視図である。
図22】バスケット454の上面、正面斜視図である。
図23】バスケット454の底面、右側斜視図である。
図24】バスケット454の上面平面図である。
図25】バスケット454の正面、左側斜視図である。
図26】バスケット454の底面平面図である。
図27】バスケット454の右側、正面斜視図である。
図28図24の断面の内部の上面斜視図である。
図29】プランジャおよびキャップ組立体480の上面斜視図である。
図30】プランジャおよびキャップ組立体480の底面斜視図である。
図31】プランジャおよびキャップ組立体480の側面図である。
図32】プランジャおよびキャップ組立体480の上面平面図である。
図33】プランジャおよびキャップ組立体480の底面平面図である。
図34図33の断面の側面図である。
図35図33の断面の上面、側面斜視図である。
図36図33の断面の上面、側面斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
図1は、外科手術用収集組立体100の分解正面図を示す。図1では、入口124および出口128を備えたジャー120が可視的である。入口124および出口128は、とげ状のプロファイルなどの、配管を保持するように設計された形状を有することができる。ジャー120は、キャップ204の中の対応する1組の雌ねじ216(ここでは図示せず)と噛み合うための1組の雄ねじ132を有する。
【0026】
バスケットリング158は、バスケットが、外科手術部位からとられた吸引物質の流れから濾過された物質を収集することを可能にするために、ジャー120の中にバスケット150を配置するのに使用される。バスケット150は、バスケット側壁154がバスケット底部156に連結されているように構築され得る。
【0027】
吸引側配管(図示せず)を通ってジャー120の出口128に適用される吸引は、外科手術部位からジャー120の入口124に入る外科手術側配管(図示せず)の中に、そしてバスケット150の中に物質を引き抜く。バスケット150が、外科手術部位から除去された液体から非液体を分離するフィルタとして機能するので、吸引圧力は、バスケット150に提供された物質の液体含有量の多くを除去する。
【0028】
プランジャ組立体200は、収集された物質から付加的流体を除去するために、バスケット150の内容物を圧縮するように動かすことができる幅広い遠位端部224を備えたプランジャロッド220を有する。プランジャロッド220は、ボア232(ここでは見えない)を何とか通り抜ける近位端部228を有する。ブッシング212およびOリング208は、プランジャロッド220の周囲に真空シールを維持するのを助ける。ブッシング212は、ボア232の中に圧入されて、適切な真空シールを提供するために、プランジャロッド220の周囲、およびボアの内側にきつく嵌まるようにOリング208を捕える。真空シールは、完全である必要はないが、入口124に吸引を提供するために出口128に適用された吸引が、外科手術部位から物質を引き抜く際に用いるのに十分であるように、真空シールは、十分でなければならない。外科手術部位の開口が、開口の中に引き抜くことができない何かによって被覆されている場合には、吸引は、プランジャロッド220の周囲のシールを通していくらかの空気を引き抜く場合もあるが、少量の漏入物は、問題ではない。
【0029】
プランジャロッド220の近位端部228は、ばね260の内部を通って、プランジャロッドハンドル240のボアに嵌まる。プランジャロッド220の近位端部228とプランジャロッドハンドル240のボアとの間の連結は、いくつかの方法で形成され得る。連結は、ねじ連結であってもよく、したがって可逆的である場合もある。連結は、スナップ嵌めを含む、当業者に知られている多数の技術のいずれかを用いて形成された非可逆的連結である場合もある。固定的な連結が所望される場合には、接着することが、スナップ嵌めの代わりに用いられる場合もある。
【0030】
ばね260は、プランジャロッド220の遠位端部224が、入口124を通ってジャー120に入る物質の流れより上方にある、高い位置にプランジャロッド220を保持する。プランジャロッドハンドル240は、流体をさらに除去するために、プランジャロッド220の遠位端部224を下向きに押して、バスケット150の中に収集された物質を圧縮するように、ばね力に逆らって押し下げられることができる。
【0031】
図2は、外科手術用収集組立体100の正面図を提示する。図3は、図2から切り取られた、入口124および出口128の中央線を通る断面図を示す。
【0032】
図2および図3で見えるのは、先に言及した要素、すなわちプランジャロッドハンドル240、プランジャロッド220、ばね260、ブッシング212、キャップ204、入口124、ジャー120、および出口128である。
【0033】
図2では見えないけれども、図3で見える追加的要素には、ボア232の中の棚236の上にあるOリング208、プランジャロッド220の近位端部228、プランジャロッド220の遠位端部224、バスケットリング158、バスケット150、キャップ204上の雌ねじ216、およびジャー120上の雄ねじ132が含まれる。
【0034】
図3が、ブッシング212が、キャップ204のボア232の中でブッシング212と棚236との間にOリング208を包囲しているときの、プランジャロッド220の周囲のシールを示す図を提示していることに留意されたい。
【0035】
注意深い観察者であれば、モデルは、キャップがとられたプランジャロッド220と噛み合う前と考えられる形状のOリング208を示していることに留意されよう。Oリングは、プランジャロッド220とキャップ204との間で圧縮される。しかしながら、ブッシング212は、Oリング208を圧縮するようには設計されていない。
【0036】
図4は、プランジャロッド220の遠位端部224が、バスケット底部156の真上にあるように、下向きに動かされたプランジャロッド220を示す。プランジャロッドハンドル240に加えられた力は、ばね260を圧縮している。さらに、この図では、キャップ204およびバスケットリング158が可視的である。プランジャロッド220の遠位端部224とバスケット底部156との間の関係を示すために、ジャー120およびバスケット150の側壁は、見えなくされている。
【0037】
プランジャロッドハンドル240を解放した後、ばね力は、プランジャロッドハンドル240を上位置に戻すのに十分であるので、プランジャロッド220の遠位端部224は、バスケット150に対して上向きに動くことになる。収集された物質を圧縮する間、いくらかの収集された物質が、バスケット150の内周囲の中でプランジャロッド220の遠位端部224の外周囲の間のいかなる空隙でも満たし得ることが可能である。バスケット150を持ち上げて適所から外れる傾向を最小限に抑えるために、バスケットリング158は、1対のハンドル162(図3には一方のハンドルが見える)を有する。ハンドル162の最上部縁160が、キャップ204の内面206に当たって、その結果バスケット150が、プランジャロッド220の遠位端部224から外された後、プランジャロッド220の遠位端部224が、上向きに動き続けるように、ハンドル162の最上部縁160は、キャップ204の内面206に非常に近接して配置される。
【0038】
ジャー上での入口および出口の配置
【0039】
入口124および出口128の両方が、ジャー120上に位置付けられており、ジャー120とキャップ204との間で分割されていないことによって、プランジャおよびキャップ組立体200を除去して、ジャー120の内部を露出させるために、プランジャおよびキャップ組立体200を回転させることは、出口128を真空源に連結する真空側配管を切断することなく、かつ入口124に連結された外科手術側配管を切断することなく行うことができることに注目されたい。したがって、入口124または出口128との配管の連結は、どちらもバイオネット連結などのより費用のかかる迅速脱着式連結である必要はない。
【0040】
バスケット150を露出させるために、外科手術用収集組立体100からプランジャおよびキャップ組立体200を迅速に除去することが可能になれば、収集された物質を除去することおよび新しいバスケット150を挿入することが可能になる。入口124および出口128への連結が適所にあるので、収集プロセスは、プランジャおよびキャップ組立体200が、ジャー120と再び噛み合わされた後、迅速に再開することができる。
【0041】
キャップ204ではなくジャー120に入口124を有することの第2の利点は、この配置は、物質が、プランジャロッド220の幅広い遠位端部224の最上部側上で上がってくるのではなく、入口を通って入ってくる状態を保つことを助ける。このことによって、バスケット150の中に収集され得てきた物質を無駄にすることが回避され、物質が、プランジャロッド220の働きを妨げる機会が低減される。
【0042】
収集された物質を押圧するのにプランジャロッド220を使用するとき、操作者は、空気だけが、入口124に入っているように、外科手術部位から外科手術側配管の外科手術端部を持ち上げて出したいと願う可能性がある。吸引源は、収集された物質から圧搾される流体を除去するのを助けるために、このプロセスの間、オン状態にしておくことができる。
【0043】
図5は、ジャー120の上面正面斜視図である。説明の便宜上、バスケットリング158は、図5では見えているが、バスケットリング158は、バスケット側壁154またはバスケット底部156を有していない。図6は、図5と同じ図であるが、バスケットリング158を支持して配置するジャー120の部分が、見えるように、バスケットリング158は、除去されている。
【0044】
バスケットリング158は、1対のハンドル162として記載される場合もある。ハンドル162の間に、中間ハンドルセグメント166と呼ばれることもあるバスケットリング158の部分がある。中間ハンドルセグメント166は、中間ハンドルセグメント166より薄くなり得る内部ハンドルセグメント170と区別されることができる。
【0045】
内部ハンドルセグメント170と中間ハンドルセグメント166との間に違いがあることで、バスケットリング158が、入口124を塞ぐことを回避するように、ジャー120の中で方向が決められることが可能になる。ジャー120は、長いリブ136および短いリブ140を設置することによってバスケットリング158の方向を決めることができる。中間ハンドルセグメント166は、短いリブ棚144上に載ることはできるが、長いリブ136と揃えるのには幅が広すぎる。対照的に、より狭い内部ハンドルセグメント170は、長いリブ136の上部分152によって形成された周囲の内側に適合して、長いリブ棚148上に載ることができる。
【0046】
陥凹パターン
【0047】
図6で注目されるように、ジャー120は、プランジャロッド220がバスケット150の中で物質を圧縮しているときを含めて、バスケット150の底面を支持する底面190を有する。出口128上の引き抜き吸引が、バスケット150から液体を引き抜き、液体を出口開口198へ、そして出口128の外へくみ出すために、陥凹パターン194全体に吸引圧力を加えるように、陥凹パターン194は、出口開口198から外に扇形に広がっている。陥凹パターン194で用いられるパターンは、ここに示されたパターンと同一である必要はない。多数の異なるパターンが、可能である。入口124と128との間の中央線の両側での対称性は、自然な選択であり得、これは必要ではない。陥凹パターンの幅および深さは、均一である必要はない。小さい障害物がパターンの一部に引っかかっている場合であっても、吸引がパターンの遠位端部に達することを可能にするパターンは、排液用代替経路を可能にする架橋がないパターンよりも利点を有する。
【0048】
図7は、この場合も入口124および出口128を通るジャー120の断面を示す。断面は、底面190、陥凹パターン194、および出口開口198が、バスケット150、特にバスケット底部156に対して見え得るように、キャップ204を観察者の方へ動かすために回転されている。バスケットリング158、長いリブ136、および短いリブ140の組合せは、バスケット150の周囲のあたりを通る入口124から出口128までの流れを妨げることに気付かれたい。バスケット150の外縁を越えて終端する陥凹パターン194の遠位端部を有しているので、バスケット底部156から流体を引き抜くことに加えて、バスケット側壁154から流体を引き抜くために、バスケットリング158の下に吸引が提供される。
【0049】
バスケット形成
【0050】
本開示の教示に沿って、バスケットおよびバスケットリング組立体を作るのに、さまざまな技術を用いることができる。上記したように、バスケットは、底部に接合された側壁で作られることができる。側壁の底部への連結は、スティッチ溶着によって連結されてもよい。あるいは、側壁の底部への連結は、バスケットの底部周囲に可撓性リングを配置すること、および側壁および底部の両方を可撓性リングに連結することによってなしとげられ得る。連結するのに、スティッチ溶着、オーバーモールド、ヒートシール、または外科手術処置で用いられる骨物質の収集で使用するのに適した何らかの他の連結プロセスを利用することができる。バスケットリングへの連結は、熱かしめ、溶接、または接着剤による連結であってもよい。底部は、側壁の底縁と同じ平面上にあってもよい。
【0051】
可撓性を有するバスケット150を有していることで、バスケット150が、逆さにされて、収集の際のバスケット150の内面が、収集された物質を送出する際にはバスケット150の外面になるように、バスケット底部156をバスケットリング158に対して動かすことが可能になっている。
【0052】
バスケット材料は、全体設計の一部として設計者によって選ばれるが、200マイクロメートルの範囲のメッシュ開口を備えた47%の範囲の孔面積を有する材料で作られたバスケットは、ある種のバスケットおよび用途に関して使用されることができる。コンテクストでは、200マイクロメートル(ミクロンとしても知られている)は、液体から細砂を除去するのに使用されることもあり得る濾過の種類である。
【0053】
当業者は、開示された外科手術用収集組立体100は、収集プロセスを通して、連続的な濾過を可能にする広範囲なフィルタ表面積を備えたバスケットを提供することを理解されよう。開示された外科手術用収集組立体100のバスケットの大きい表面積および他の特徴によって、組立体は、別の収集システムを詰まらせて損傷させる可能性がある物質の存在に対して回復力を有している。
【0054】
バスケットの可動性は、キャップを戻して、規則的な吸引を続けることを可能にする一方で、収集された物質を準備台に移動することを可能にするのに、同様に重要である。
【0055】
代替例および変型例
【0056】
入口および出口の整列
【0057】
ジャー120は、入口124が、出口128に対して180度オフセットされた状態で示されてきた。流れがバスケットの直径を横切っていることから、このオフセットは、捕えた生成物が、バスケット全体を満たすことを可能にするので、このオフセットは、有用であると考えられる。ポートが同じ側にある場合、バスケットの一方の側に、生成物が蓄積する可能性がある。バスケットの上方に配置された入口124およびバスケットの下方から物質を引き抜く出口を有することによって、ジャー120がひっくり返され、それで、ジャーが、垂直ではなく、むしろ水平になる事象においてさえ、吸引力が適切な働きを促進するのに十分であるので、外科手術用収集組立体100は、重力に依存していない。
【0058】
出口128に対して180度オフセットされた入口124を有する利点がある一方で、180度より少ないいくらかのオフセットであっても類似の利点があるであろう。90度でも、かなりの利点を提供するであろう。当業者は、入口124が、出口128の真上に位置付けられた外科手術用収集組立体100は、そうした収集デバイスが、提案された180度オフセットを有していない場合でも、実行可能な収集デバイスであることを理解されるであろう。
【0059】
ジャー120の底部の近くに位置付けられた出口128を有することで、出口がジャーの最上部に近接して配置された同じ吸引源の使用と比べて、流体が取り除かれる収集デバイスの性能は高くなる。
【0060】
試料収集蓋
【0061】
ジャー120、バスケットリング158を備えたバスケット150は、プランジャロッドと共に使用するためのボアを有していないけれども、中実最上部である、代替キャップ304と共に使用されてもよい。この代替キャップ304は、ジャー120およびバスケット150が、外科手術部位から吸引によって取り出された物質を濾過して取り除くために使用されるときに、使用され得る。この物質は、調整されて再利用される骨である場合もあるが、収集されて、分析のために送られる物質である可能性が高い。
【0062】
図8および図9は、ジャー120の対応する雄ねじ132と噛み合う雌ねじ216を含む、代替キャップ304の最上部および底部斜視図を提示する。
【0063】
入口を塞ぐことを回避するための代替方法
【0064】
上で開示されたのは、入口からバスケットの内部に入る吸引物質の入来を妨げることを回避するためにバスケットリングの方向を決めるための方法である。バスケットリングは、バスケットリング158と短いリブ棚144および長いリブ棚148との間の相互作用を用いて方向が決められた。
【0065】
ジャー320の中でバスケットリング358の方向を決める代替方法が、開示される。図10は、バスケットリング358を見ることを可能にするために透明に記載されたジャー320の図を提示する。バスケット150は、リブ340を見ることを妨害するのを回避するために、バスケット底部156だけが見える状態で示されている。バスケットリング358は、1組のリブ棚344の上に載っている。1組のリブ340の最上部上のリブ棚344は、バスケットリング358の高さを決める。1組の1つまたは複数の方向決めタブ380は、1つまたは複数のハンドル362が、1組のリブ340に対して画定された位置にあるように、バスケットリング358の方向を決める。図10に示すように1対のハンドル362があり、それらは、一方のハンドル362が、入口124の両側のリブ340の間に配置されていることを含む、多数の位置にあることができる。ハンドル開口364は、入口124からジャー320に入る物質の流れが、ハンドル開口364を通過し、ハンドル362が、妨害物とならないような大きさになっている。
【0066】
当業者は、ハンドル開口364が、ハンドル開口364を通る流れに合った大きさである必要がないように、付加的な短いリブは、入口の近くにハンドル362を置く選択を防ぐために、ジャー320の側壁上に配置され得ることを理解されよう。
【0067】
方向決めタブ380をハンドル362の下方に配置することは、1つの手法であるが、方向決めタブ380は、他の場所に配置されることもできる。方向決めタブの数とハンドルの数との間に1対1対応が存在する必要はない。
【0068】
図11および図12は、一体の物体としてジャー320を示す。バスケットは、リブ340およびリブ棚344が可視的であることを可能にするために見えないようにされている。図11図12との間の違いは、バスケットリング358が、図12では見えなくなっていることである。
【0069】
バスケット150の中に収集された物質が、ジャー320の中にある間、圧縮されることになる場合、ジャー320およびバスケット150は、プランジャおよびキャップ組立体200と共に使用されてもよく、または、ジャー320の中に収集された物質を圧縮するためにプランジャを使用する意図がない場合、代替キャップ304と共に使用されてもよい。
【0070】
図10図11、および図12によって紹介されたバスケットおよびリブの構想は、ジャー420およびバスケット454と共に使用されることができる。1組の図面は、引出線および要素番号が散乱することなくこれらの構成要素を示す。引出線および要素番号のない1組の図面は、ジャー420およびバスケット454と共に使用され得るプランジャおよびキャップ組立体480を示す。
【0071】
図13は、ジャー420の上面、左側、正面斜視図である。
【0072】
図14は、ジャー420の底面、右側、正面斜視図である。
【0073】
図15は、ジャー420の上面平面図である。
【0074】
図16は、ジャー420の正面図である。
【0075】
図17は、ジャー420の底面平面図である。
【0076】
図18は、ジャー420を左側面図である。
【0077】
図19は、ジャー420の右側面図である。
【0078】
図20は、ジャー420の上面および正面斜視図である。
【0079】
図21は、図4に示すように切り取られたジャー420の断面の上面、右側、後面斜視図である。
【0080】
図22は、バスケット454の上面、正面斜視図である。
【0081】
図23は、バスケット454の底面、右側斜視図である。
【0082】
図24は、バスケット454の上面平面図である。
【0083】
図25は、バスケット454の正面、左側斜視図である。
【0084】
図26は、バスケット454の底面平面図である。
【0085】
図27は、バスケット454の右側、正面斜視図である。
【0086】
図28は、図24の断面の内部の上面斜視図である。
【0087】
図29は、プランジャおよびキャップ組立体480の上面斜視図である。
【0088】
図30は、プランジャおよびキャップ組立体480の底面斜視図である。
【0089】
図31は、プランジャおよびキャップ組立体480の側面図である。
【0090】
図32は、プランジャおよびキャップ組立体480の上面平面図である。
【0091】
図33は、プランジャおよびキャップ組立体480の底面平面図である。
【0092】
図34は、図33の断面の側面図である。
【0093】
図35は、図33の断面の上面、側面斜視図である。
【0094】
図36は、図33の断面の上面、側面斜視図である。
【0095】
キット
【0096】
ジャー120と、プランジャおよびキャップ組立体200とを備えた外科手術用収集組立体100は、1個の吸引配管が入口ポートに固定された状態のキットで配給され得る。吸引配管を送給することで、収集された物質に、他の吸引配管によって作成および除去された可能性のある他の破片がないように、収集部位とジャー120の入口との間で汚れていない吸引配管を使用することが確実になる。このことは、骨などの、収集された物質が、特定の目的で使用されようとしているとき、重要であり得る。ジャー120と一緒に配管を提供することで、適切な可撓性の配管が、吸引配管の端部の操縦をより容易にすることを確実にするために提供されることが確実になる。最終的に、配管が入口に取り付けられたジャー120を配給することで、外科手術用収集組立体をセットすることに関する1つのエラー源が除去される。
【0097】
キットは、2つ以上のバスケットを含有していてもよい。キットは、プランジャおよびキャップ組立体200に加えて、代替キャップ304を含んでいてもよい。
【0098】
非円形ジャー
【0099】
本開示に提供された例は、円形断面を備えたジャーを有していたが、当業者は、別の断面を有するジャーが、使用され得ることを理解されることに留意されたい。例えば、断面は、楕円形または卵形であることができる。代替断面は、設計が、プランジャ組立体(または試料収集蓋)とジャーとの間で適切に機能する噛合いを有していれば、使用され得る。大概、これは、ジャーとのねじ噛合い以外の何かであろう。バスケット組立体は、適切な大きさである必要はあるが、ジャーの正確な断面形状を有する必要はない。
【0100】
代替バスケット
【0101】
液体浸透性底部および液体浸透性側部を備えたバスケットの使用が教示されたが、当業者は、ある種の適用では、底部は、液体浸透性を有している場合がある一方で、側壁はそうではないことを認識されよう。これは、収集バスケットが、非常に大きい底面を有するとき、または収集プロセスが、濾過された物質が深くなるほど多くの濾過された物質を収集するように意図されていないとき、適切であり得る。そうしたバスケットは、細長い円筒よりも、むしろ相対的に平坦な受け皿のように考えられ得る。
【0102】
あるいは、バスケットは、液体に対する浸透性を有していない底部を有していて、流体が液体浸透性側壁から引き抜かれることに依存している可能性もある。そのようなバスケットでは、収集された物質の層が積み重なるとき、物質が、側壁の近くを通る流体が除去されて、部分的に乾燥されるように、バスケット底部は、小さい場合がある。そのようなバスケットは、相対的に平坦な受け皿より、むしろ、より細長い円筒のようである可能性がある。
【0103】
当業者は、上で説明された代替実施例のいくつかは、全般的には、相互排他的ではないこと、および場合によっては、上述した2つ以上の変型例の態様を使用している、追加的な実施例が、作り出され得ることを認識されよう。同様に、本開示は、本開示のさまざまな教示の理解を促進するために提供された具体的な例、または特有の実施形態に限定されない。そのうえ、この後の特許請求の範囲は、当業者に知られているように、本明細書に記載された構成要素に関する変型物、改変物、および代用物の範囲を包括するものである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
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