特許7034818IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

ヘルパーウイルスを使用したウイルスの製造方法

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

従来は、ポックスウイルスの回収のために使用するヘルパーウイルスとして哺乳動物細胞では増殖性を示さない弱毒Fowlpoxウイルスが用いられ、あるいはワクシニアウイルスを増殖させない状態で使用する方法がとられていた。しかしながら、ヘルパーは、ウイルスDNAの転写、複製に関与する酵素の供給を目的としていることから、目的改変ウイルスを回収する効率の点からは、増殖性のウイルスを用いた方が良いと考えられる。これまではヘルパーウイルスとして非増殖性のウイルスが用いられ、あるいは増殖させない状態でワクシニアウイルスが用いられている背景には、増殖性のウイルスを用いると、回収した目的ウイルスにヘルパーウイルスが混入したり、目的ウイルスとヘルパーウイルス間で望ましくない組換えが起こる危険性が生じる点にあった。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者らは、増殖性のワクシニアウイルスを用いても目的とするウイルスの効率の良い回収が達成可能であること、ヘルパーウイルスとしてワクチン株あるいはヒトに投与され安全性が確認されている株、これらの株に由来するウイルスを用いることで、予期せぬ病原体の混入の可能性を低減し、実用化に際して、安全性の観点からより好ましい目的ウイルスの作出が達成されることを見出し、本発明を完成するに至った。

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明によれば、増殖性のワクシニアウイルスを用いながら、目的とするウイルスの効率の良い回収を達成することができる。さらに、ヘルパーウイルスとしてワクチン株あるいはヒトに投与され安全性が確認されている株、これらの株に由来するウイルスを用いることで、予期せぬ病原体の混入の可能性を低減し、実用化に際して、安全性の観点からより好ましい目的ウイルスの作出を達成することができる。

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