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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-04
(45)【発行日】2022-03-14
(54)【発明の名称】機械式駐車装置用ターンテーブル装置
(51)【国際特許分類】
   E04H 6/40 20060101AFI20220307BHJP
   E04H 6/14 20060101ALN20220307BHJP
【FI】
E04H6/40 A
E04H6/14 602
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2018223145
(22)【出願日】2018-11-29
(65)【公開番号】P2020084661
(43)【公開日】2020-06-04
【審査請求日】2020-11-19
(73)【特許権者】
【識別番号】000227043
【氏名又は名称】日精株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100208672
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 愼一
(72)【発明者】
【氏名】秋葉 竜也
(72)【発明者】
【氏名】森 貴博
【審査官】兼丸 弘道
(56)【参考文献】
【文献】特開平10-061243(JP,A)
【文献】特開平09-302979(JP,A)
【文献】特開平10-046857(JP,A)
【文献】特開平11-229656(JP,A)
【文献】特開平11-172949(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04H 6/18,6/28,6/40
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
躯体に円形に形成され、床を有する凹部と、前記床の中央部に形成される躯体側の開口と、前記床の上部に、前記凹部と同心に旋回可能に配置され、中央部に形成される開口にトレーを支持するターンテーブルと、を有するターンテーブル装置であって、
前記ターンテーブルは、前記ターンテーブルの下面であって、前記ターンテーブルの前記開口を挟む位置に対向して一対設けられ、前記トレーを支持又は釈放するトレー受部が接続されるトレー受部側切替アームを有するトレー受部側追従装置を有し、
前記床は、前記床の上面であって、前記躯体側の開口と前記ターンテーブルの前記開口とが一致する位置において前記トレー受部側追従装置に近接して対向する位置に一対設けられ、前記トレー受部側切替アームを前記トレーに対して進退させる駆動装置側切替アームを有する切替駆動装置を有して躯体側構成となし、
前記切替駆動装置は、前記駆動装置側切替アームを作動させて前記トレー受部側追従装置を駆動させることにより、前記トレー受部を、前記トレーを支持する支持位置と前記トレーを釈放する退避位置との間で進退させる、機械式駐車装置用ターンテーブル装置。
【請求項2】
前記トレー受部側追従装置は、前記ターンテーブルにおける上下方向を向く回転軸に中間部が固定され、前記回転軸に直交する面内で旋回する前記トレー受部側切替アームと、前記トレー受部側切替アームの両端部にそれぞれ一端部が接続されるワイヤーと、前記ワイヤーのそれぞれの他端部に接続される前記トレー受部と、前記トレー受部の移動を案内するガイド部と、前記ガイド部と前記トレー受部との間に設けられ、前記トレー受部が前記ターンテーブルの前記開口に突出する方向に付勢されるばねと、を含んで構成され、
前記切替駆動装置の前記駆動装置側切替アームが前記トレー受部側切替アームを旋回させる、請求項1に記載の機械式駐車装置用ターンテーブル装置。
【請求項3】
前記切替駆動装置は、前記ターンテーブルにおける上下方向を向く回転軸を有するモータと、前記モータの前記回転軸に一端部が固定され、前記回転軸に直交する面内で旋回する前記駆動装置側切替アームと、前記駆動装置側切替アームの他端部に突出して設けられる接触部と、を含んで構成され、
前記駆動装置側切替アームの旋回により前記接触部が前記トレー受部側切替アームを旋回させる、請求項1又は2に記載の機械式駐車装置用ターンテーブル装置。
【請求項4】
前記切替駆動装置は、前記躯体の側に敷設される動力用配線から電源供給を受けて制御される、請求項1から3のいずれか1項に記載の機械式駐車装置用ターンテーブル装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、機械式駐車装置用ターンテーブル装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のターンテーブル装置として、特開平10-72947号公報(特許文献1)に記載のように、リフトの昇降路の側方に多段に形成された駐車室を有し、自動車の乗込部から自動車を載置したトレーをリフトに載せて昇降させ、所定の駐車空間に横行し駐車させるようにした形式の機械式立体駐車場において、自動車の乗込部に設けられ、トレーが通過可能な幅に離間して左右に配設された半円状のテーブル部材と、そのテーブル部材に設けられリフトの昇降路に出没可能な複数のトレー支持アームと、トレー支持アームを昇降路に出没させる進退駆動手段とを有し、出庫時には、トレー支持アームが昇降路に突出してトレーを支持係合し、前記左右の半円状のテーブル部材と一体となって、略円形状のターンテーブルを形成して旋回するように構成されたことを特徴とする機械式立体駐車場のターンテーブル旋回装置が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開平10-72947号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の機械式駐車装置用ターンテーブル装置は、ターンテーブルの下方に位置する躯体側固定部に駆動装置を配置し、ターンテーブルの下面側に進退可能なトレー支持アームやトグルレバー機構を配置したものが記載されているが、ターンテーブルをトレーと共に旋回できるという文言上の説明はあるものの、駆動装置やトグルレバー機構の具体的な構成や連結構造についての明確な説明がなく、どのようにしてそれが可能になるかについては十分な検討がなされていなかった。
【0005】
本発明の目的は、トレー受部によってターンテーブルとトレーが一体的に保持されている状態で、ターンテーブルの下方に位置する躯体側固定部に配置した旋回駆動装置によって方向変換のためにターンテーブルを旋回することができ、かつ、簡単な構成でトレー受部を制御駆動できるようにした機械式駐車装置用ターンテーブル装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1態様に係る機械式駐車装置用ターンテーブル装置は、躯体側構成の上部にターンテーブルを可回転的に配置し、前記躯体側構成側に設けた旋回駆動装置によって前記ターンテーブルを旋回駆動するように構成し、前記ターンテーブルに、トレーまたは駐車車両を搭載した状態の前記トレーをリフト装置側との間で受け渡し可能な開口を形成し、前記ターンテーブル側に前記開口内に配置された状態の前記トレーを進退可能に受ける複数のトレー受部を配置し、前記躯体側構成側に前記各トレー受部を進退駆動する切替駆動装置を配置したターンテーブル装置において、前記躯体側構成側に前記切替駆動装置によって作動される駆動装置側切替アームを設け、前記ターンテーブル側に、定常状態ではターンテーブルの旋回方向で前記駆動装置側切替アームと干渉しない異なる相対的な仮想円周上に分離して配置したトレー受部側切替アームを設け、前記トレー受部側切替アームは、前記ターンテーブルを旋回させてから前記リフト装置側にトレーを受け渡しするときには、前記駆動装置側切替アームの動作によって前記トレー受部側切替アームを動作させるよう対向する関係になり、かつ、前記駆動装置側切替アームの動作による前記トレー受部側切替アームの動作によって前記各トレー受部を後退させて前記トレーを釈放する構成としたことを特徴とする。
【0007】
第1態様に係る機械式駐車装置用ターンテーブル装置によれば、切替装置側切替アームとトレー受部側切替アームが共に動作するように対向するのは、リフト装置側との間でのトレーを受け渡しするときであるのを利用して、旋回前には分離されていた駆動装置側切替アームとトレー受部側切替アームを効果的に対向させることができ、また、各トレー受部によってターンテーブルとトレーが一体的に保持されている状態では、躯体側固定部に配置した旋回駆動装置によって方向変換のためにターンテーブルを旋回することができる。しかも、旋回時は、駆動装置側切替アームとトレー受部側切替アーム間が分離されているため、駆動装置側切替アームと、トレー受部側切替アームと、トレー受部間の連結構造を簡単な構成とすることができる。
【0008】
また、ターンテーブル装置全体としての動力用配線は躯体側構成側だけであり、ターンテーブルには動力用配線を設ける必要がなくなり、構造が一層簡略化され、組立時における作業時間も短縮することができる。
【0009】
第2態様に係る機械式駐車装置用ターンテーブル装置は第1態様に係る機械式駐車装置用ターンテーブル装置において、前記駆動装置側切替アームは、前記ターンテーブルの旋回時における前記躯体側構成側との間の相対的な仮想円周上で前記躯体側構成側に支持された回転軸を中心にして回動可能に設け、前記トレー受部側切替アームは、前記ターンテーブルの旋回時における前記躯体側構成側との間の相対的な他の仮想円周上で前記ターンテーブル側に支持された他の回転軸を中心にして回動可能に設け、前記駆動装置側切替アームおよび前記トレー受部側切替アームは、前記ターンテーブルの旋回時にはそれぞれの前記仮想円周上にほぼ沿って延びた構成とし、前記リフト装置側にトレーを受け渡しするときには、前記駆動装置側切替アームの回動によって前記トレー受部側切替アームを回動させる対向関係になるように配置したことを特徴とする。
【0010】
第2態様に係る機械式駐車装置用ターンテーブル装置によれば、駆動装置側切替アームおよびトレー受部側切替アームを比較的近接した仮想円周上に分散して互いに干渉しないように配置することができ、一方、リフト装置側にトレーを受け渡しするときには、駆動装置側切替アームの回動によって簡単にトレー受部側切替アームを回動させることができる。従って、駆動装置側切替アーム、トレー受部側切替アームおよびトレー受部などの構成を簡単にすることができる。
【0011】
第3態様に係る機械式駐車装置用ターンテーブル装置は第1態様に係る機械式駐車装置用ターンテーブル装置において、前記トレー受部側切替アームと前記トレー受部間に、前記トレーの釈放動作時に付勢される復帰用のばねを設け、前記駆動装置側切替アームが復帰したとき前記ばねによって定常状態で前記開口側に前記トレー受部が突出するように前記トレー受部側切替アームおよび前記トレー受部を復帰させるようにしたことを特徴とする。
【0012】
第3態様に係る機械式駐車装置用ターンテーブル装置によれば、駆動装置側切替アームとトレー受部側切替アームが共に動作するように対向するのは、リフト装置側との間でのトレーを受け渡しする時であるのを利用しているので、リフト装置側との間でのトレーを受け渡しする時以外では駆動装置側切替アームとトレー受部側切替アームが対向しないで分離され、ばねの復帰力と状態保持力によってトレー受を確実に保持状態に保つことができる。
【0013】
第4態様に係る機械式駐車装置用ターンテーブル装置は第1態様に係る機械式駐車装置用ターンテーブル装置において、前記駆動装置側切替アームおよび前記トレー受部側切替アームは、上下方向に異なる水平面でそれぞれ回転するように構成し、前記駆動装置側切替アームに、対向する関係で配置されたときの前記駆動装置側切替アームの回転動作によって前記トレー受部側切替アームに接触して回転動作を与えるほぼ鉛直方向に延びた接触部を設けたことを特徴とする。
【0014】
第4態様に係る機械式駐車装置用ターンテーブル装置によれば、駆動装置側切替アームとトレー受部側切替アームが共に動作するように対向するのは、リフト装置側との間でのトレーを受け渡しする時であるのを利用して、両者を効果的に対向させることができ、また回転動作であるために両者の連結構成を簡略化することができると共に、駆動装置側切替アームおよびトレー受部側切替アームの構成も簡略化することができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明による機械式駐車装置用ターンテーブル装置によれば、切替装置側切替アームとトレー受部側切替アームが共に動作するように対向するのは、リフト装置側との間でのトレーを受け渡すときであるのを利用して、旋回時は分離されていた駆動装置側切替アームとトレー受部側切替アームを効果的に対向させることができ、また、各トレー受部によってターンテーブルとトレーが一体的に保持されている状態では、躯体側固定部に配置した旋回駆動装置によって方向変換のためにターンテーブルを旋回することができる。しかも、旋回時は、駆動装置側切替アームとトレー受部側切替アーム間が分離されているため、駆動装置側切替アームと、トレー受部側切替アームと、トレー受部間の連結構造を簡単な構成とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の一実施例による機械式駐車装置用ターンテーブル装置の躯体側構成を示す平面図である。
図2図1に示した機械式駐車装置用ターンテーブル装置における躯体側構成の断面図である。
図3図1に示した機械式駐車装置用ターンテーブル装置における切替駆動装置の平面図である。
図4図3に示した切替駆動装置の正面図である。
図5】機械式駐車装置用ターンテーブル装置におけるターンテーブルを示す平面図である。
図6図5に示した機械式駐車装置用ターンテーブル装置におけるターンテーブルの断面図である。
図7】入庫時における機械式駐車装置用ターンテーブル装置を示す平面図である。
図8図7に示した機械式駐車装置用ターンテーブル装置の断面図である。
図9】格納時初期における機械式駐車装置用ターンテーブル装置を示す平面図である。
図10図9に示した機械式駐車装置用ターンテーブル装置の断面図である。
図11】格納時中期における機械式駐車装置用ターンテーブル装置を示す平面図である。
図12図11に示した機械式駐車装置用ターンテーブル装置の断面図である。
図13】格納時終期における機械式駐車装置用ターンテーブル装置を示す平面図である。
図14図13に示した機械式駐車装置用ターンテーブル装置の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0018】
図1および図2は、本発明の一実施例による機械式駐車装置用ターンテーブル装置の躯体側構成を示す平面図および断面図である。
【0019】
乗降室1内に設置された機械式駐車装置用ターンテーブル装置は、乗降室1内に乗り込んできた駐車車両を搭載状態にした後、駐車車両を格納階へと搬送するリフト装置に受け渡すためにリフト装置に合わせた向きに方向変換を行い、駐車車両をリフト装置側に引き渡すように構成されている。この種の機械式駐車装置用ターンテーブル装置は、躯体側に設置した躯体側構成2と、躯体側構成2上に可回転的に搭載され詳細を後述するターンテーブルを有しており、同図はターンテーブルを除いた状態の躯体側構成2を示している。
【0020】
乗降室1には、通常、扉3を有する出入口4が形成されており、この出入口4から乗り込んできた駐車車両を搭載する位置の床側である躯体側には、躯体側構成2が構成されている。躯体側構成2の中央部付近には、リフト装置5との間で受け渡しを行うときにトレーまたは駐車車両を搭載した状態のトレー、および昇降台8を通過させるための開口6が形成されている。この開口6の下方側には、一対のガイドレール7A,7Bに沿って昇降移動される昇降台8を備えたリフト装置5が構成されている。
【0021】
乗降室1の床面側には、ターンテーブルを配置するための凹部9が形成されており、この凹部9の外周近傍における仮想円周上に離散的に配置された複数個の受けローラ10が可回転的に配置されている。この受けローラ10は、躯体側構成2上にターンテーブルを搭載したときに、ターンテーブルを可回転的に支持案内するものである。
【0022】
同じ仮想円周上にはほぼ等間隔で、例えばフリクションローラとモータを組み合わせた旋回駆動装置11が配置されている。この旋回駆動装置11は、詳細を後述するターンテーブル構成の下面側に押し当てられているフリクションローラをモータによって回転して、その摩擦力によってターンテーブル構成に円周方向の回転力を与えるものである。しかし、この旋回駆動装置11は、図示の構成に限らず、ラック・ピニオン機構など他の構成を採用こともできる。
【0023】
また、上述した仮想円周上の近傍には、複数台の切替駆動装置12A,12Bが配置されている。各切替駆動装置12A,12Bは、端部に回転軸を有する駆動装置側切替アーム13A,13Bと、この駆動装置側切替アーム13A,13Bに対して矢印14A,14Bの方向に所定角度の回転を与えるモータやパワーシリンダなどの押し出し機構を備えて構成されている。旋回駆動装置11および切替駆動装置12A,12Bのための動力用配線は、躯体側に付設されるので、配線作業は簡単である。
【0024】
図3および図4は、切替駆動装置12Aを示す平面図および正面図である。
切替駆動装置12Aは、躯体側に固定されたベース31と、ベース31上に取り付けられて図示しない躯体側に付設された動力用配線からの電源供給を受けて回転制御されるモータ32と、モータ32によって少なくとも所定角度だけ往復駆動される回転軸33と、この回転軸33に一端部が連結されて水平面上で回動する駆動装置側切替アーム13Aと、駆動装置側切替アーム13Aの他端側に設けられて水平面から垂直方向に突出して形成された接触部34を有して構成されている。図示を省略したが、切替駆動装置12Bも切替駆動装置12Aと同一構成である。
【0025】
図5および図6は、機械式駐車装置用ターンテーブル装置におけるターンテーブルを示す平面図および断面図である。
【0026】
ターンテーブル15の中央部付近には、駐車車両を搭載するためのトレーを配置すると共に、リフト装置側との間でやり取りするときにトレーを通過させるために使用する開口16が形成されている。この開口16は、リフト装置5との間でトレーを受け渡しするとき、図1および図2に示した開口6に対応させた位置に形成されている。
【0027】
ターンテーブル15の下方側、つまり躯体側構成2側には、開口16を挟む位置に一対のトレー受部側追従装置17A,17Bが構成されており、各トレー受部側追従装置17A,17Bは同一構成であるから、ここではトレー受部側追従装置17Aについて説明する。
【0028】
トレー受部側追従装置17Aは、回転軸を中心にして可回転的なトレー受部側切替アーム18Aと、このトレー受部側切替アーム18Aの両端部にそれぞれ一端部が接続されたワイヤー19A,20Aと、ワイヤー19A,20Aの他端部に連結されたトレー受部21A,22Aと、トレー受部側切替アーム18Aが矢印23Aの方向に回転されたときにトレー受部21A,22Aの復帰力として付勢されるばね24A,25Aと、トレー受部21A,22Aの移動を案内するガイド部26A,27Aなどを備えている。
【0029】
トレー受部側追従装置17Aにおける各トレー受部21A,22Aの先端部は、開口16のほぼ四隅のうちの二箇所に配置され、かつ、開口16側に突出する位置と開口16から隠れるような後退位置を取ることができる。しかし、図示の定常状態では、状態の保持力としても作用するばね24A,25Aによって開口16側に突出する位置に保持されている。同一構成のトレー受部側追従装置17Bにおける各トレー受部21B,22Bの先端部も、開口16のほぼ四隅のうちの他の二箇所に配置され、かつ、開口16側に突出する位置と開口16から隠れるような後退位置を取ることができる。
【0030】
トレー受部側追従装置17A,17Bは、ターンテーブル15が旋回される時、ターンテーブル15の仮想円周上を共に旋回移動するが、上述した駆動装置側切替アーム13A,13Bと干渉しないように同心的で少し離れた位置となる他の仮想円周上に配置されている。また、駆動装置側切替アーム13A,13Bにおける回転軸に対する取付角度と、トレー受部側追従装置17A,17Bにおける回転軸に対する取付角度がふさわしく選定されており、両者が干渉しないようにそれぞれのほぼ仮想円周に沿って延びるように配置され、かつ、両者が互いにほぼ並行になるように配置されている。これによって、両者は、比較的に近接した仮想円周上に配置されながらも、互いに干渉しないで、ターンテーブル15を旋回することができる。
【0031】
しかも、図1図5の比較から分かるように、ターンテーブル15が開口6と開口16がほぼ同じ向きになる旋回位置では、駆動装置側切替アーム13A,13Bとトレー受部側切替アーム18A,18Bが円周方向で最も近接するが、開口6と開口16が合致しないターンテーブル15の旋回位置では、駆動装置側切替アーム13A,13Bとトレー受部側切替アーム18A,18Bが円周方向に離れている。
【0032】
しかし、ターンテーブル15が開口6と開口16がほぼ同じ向きになる旋回位置、つまり、リフト装置5側との間でトレーを受け渡しする状態では、トレー受部側切替アーム18A,18Bが図1に示した駆動装置側切替アーム13A,13Bの最も近傍に配置される。
【0033】
このとき図4に示した駆動装置側切替アーム13Aが回動する水平面よりも少し上方の他の水平面上でトレー受部側切替アーム18Aが回動可能に配置されている。この近接した状態で図4に示した駆動装置側切替アーム13Aが回動されると、駆動装置側切替アーム13Aの他端部に取り付けられて垂直方向に延びた接触部34がトレー受部側切替アーム18Aに接触する。このため駆動装置側切替アーム13Aによってトレー受部側切替アーム18Aは、その回転軸を中心にして回動することになる。このとき、駆動装置側切替アーム13A,13Bが矢印14A,14Bの方向に回転されると、トレー受部側切替アーム18A,18Bは矢印23A,23Bの方向に回転される。
【0034】
トレー受部側切替アーム18A,18Bが矢印23A,23Bの方向にそれぞれ回転されると、ワイヤー19A,20Aを介してトレー受部21A,22Aの先端部が開口16から後退させられ、同時に、ワイヤー19B,20Bを介してトレー受部21B,22Bも先端部が開口16から後退させられる。
【0035】
上述したトレー受部側追従装置17Aにおけるばね24A,25Aは、図示の定常状態でトレー受部21A,22Aの先端部を開口16側から突出した位置に保持している。トレー受部側追従装置17Bにおけるばねも同様である。しかし、トレー受部側切替アーム18A,18Bが回転動作されると、各ばね24A,25A,24B,25Bは圧縮されて復帰力として付勢される。
【0036】
その後、駆動装置側切替アーム13A,13Bが定常状態に復帰されると、トレー受部側追従装置17A,17Bのトレー受部側切替アーム18A,18Bも定常状態に復帰し、付勢されていた各ばね24A,25A,24B,25Bによってトレー受部21A,22Aおよびトレー受部21B,22Bは開口16側に突出した状態に復帰される。
【0037】
上述したターンテーブル15の躯体側構成2側には、円環状の旋回レール28が形成されており、この円環状の旋回レール28の下面に図1に示した受けローラ10および旋回駆動装置11がそれぞれ配置されている。従って、図1に示した旋回駆動装置11を駆動すると、図5に示したターンテーブル15は受けローラ10によって案内されながら旋回駆動される。
【0038】
この説明から分かるように、ターンテーブル15側には動力用配線がなく、機械式駐車装置用ターンテーブル装置全体としての動力用配線は躯体側構成2側だけに設けられている。駆動装置側切替アーム13A,13Bとトレー受部側切替アーム18A,18Bが共に動作するように対向するのは、リフト装置5側との間でのトレー29を受け渡しする時であるのを利用して、両者を効果的に対向させることができるため、駆動装置側切替アーム13A,13Bおよびトレー受部側切替アーム18A,18Bの構成が簡略化されている。また、機械式駐車装置用ターンテーブル装置全体としての動力用配線は躯体側構成2側だけであり、ターンテーブル15側には動力用配線が必要なくなり、配線作業を効率的に行うことができる。しかも、従来のようにターンテーブル15側における動力用配線のために給電パイプを付設する必要がなくなり、構造が一層簡略化され、組立時における作業時間も短縮することができる。
【0039】
特に、駆動装置側切替アーム13A,13Bとトレー受部側切替アーム18A,18Bが共に動作するように対向するのは、リフト装置5側との間でのトレー29を受け渡しする時であるのを利用していない構成も考えられるが、その種の構成は、両者を連結して駆動力を伝達する構成が非常に複雑になってしまう。
【0040】
次に、上述した駆動装置側切替アーム13A,13Bおよびトレー受部側追従装置17A,17Bの具体的な構成例を説明する。
【0041】
図7および図8は、入庫時における機械式駐車装置用ターンテーブル装置を示す平面図および断面図である。
【0042】
躯体側構成2の上部にターンテーブル15が配置されており、図5に示したターンテーブル15の開口16にはトレー29が配置されている。この状態で、図7および図8に示した各トレー受部21A,22A,21B,22Bの先端部は、開口16側にそれぞれ突出しており、トレー29は各トレー受部21A,22A,21B,22Bの先端部に搭載されて保持されている。また、ターンテーブル15は、駐車車両の入庫に備えており、乗降室1の出入口4から奥側に向かってトレー29の長手方向を配置した状態となるように躯体側構成2に対して回転されている。ただし、この時点でトレー29上にまだ駐車車両30は乗り込んでいない。
【0043】
このようなターンテーブル15の回転は、図1に示した旋回駆動装置11を駆動することによって行われる。例えば、図7および図8に示したターンテーブル15は、旋回駆動装置11によって図5および図6に示した状態から時計方向に90度だけ旋回駆動された状態となっている。
【0044】
この状態では、躯体側構成2側の駆動装置側切替アーム13A,13Bと、ターンテーブル15側のトレー受部側切替アーム18A,18Bは、ターンテーブル15の旋回方向で離れた位置にある。
【0045】
今、駐車車両30の運転手は、出入口4の前で一旦、停止させてから駐車車両30を降りて、出入口4の近傍に配置された操作盤31から入庫操作を行うと、出入口4の扉3が開かれる。そこで運転手は駐車車両30に乗り込んで、前進運転で駐車車両30をトレー29上の所定の位置まで乗り込み、その後、駐車装置側に駐車車両30を預けて出入口4から出て、操作盤31により扉3の閉操作を行う。すると、扉3が閉じられて、その後の駐車車両30の格納処理は駐車装置側で自動で行われる。
【0046】
図9および図10は、格納時初期における機械式駐車装置用ターンテーブル装置を示す平面図および断面図である。
【0047】
格納時初期には、駐車車両30が搭載された状態のトレー29をリフト装置5側に受け渡すために、開口6に開口16またはトレー29が合致するようにターンテーブル15を旋回する。このときのターンテーブル15の旋回は、図1に示した旋回駆動装置11を用いて行われ、ターンテーブル15を例えば図7の状態から時計方向に90度だけ旋回駆動して行う。
【0048】
このターンテーブル15における旋回が完了すると、図9および図10に示すようにトレー29の向きはリフト5側の開口6に合致する。また、躯体側構成2側の切替駆動装置12A,12Bにおける駆動装置側切替アーム13A,13Bと、ターンテーブル15側のトレー受部側追従装置17A,17Bにおけるトレー受部側切替アーム18A,18Bは、ターンテーブル15の旋回方向でほぼ合致した対応関係となる。
【0049】
しかし、このとき、トレー受部側追従装置17A,17Bはまだ突出状態であり、各トレー受部21A,22A,21B,22Bの先端部はそれぞれ開口16またはトレー29側に突出した係合状態のままである。このためトレー29は、各トレー受部21A,22A,21B,22Bの先端部に搭載されて保持されている。
【0050】
図11および図12は、格納時中期における機械式駐車装置用ターンテーブル装置を示す平面図および断面図である。
【0051】
図9および図10に示した格納時初期の状態から、特に図12に示すようにリフト装置5の昇降台8を少し上昇させて、駐車車両30が搭載された状態のトレー29側の荷重を昇降台8で受けるようにする。これによって、各トレー受部21A,22A,21B,22Bの先端部からトレー29が上方に持ち上げられる。
【0052】
図13および図14は、格納時終期における機械式駐車装置用ターンテーブル装置を示す平面図および断面図である。
図11および図12に示した格納時中期の状態から、図13に示した切替駆動装置12A,12Bに動作指令信号が与えられると、トレー受部側追従装置17A,17Bも追従して作動される。つまり、図13に示した駆動装置側切替アーム13A,13Bが矢印方向にそれぞれ回転されると、同回転方向で接触状態となったトレー受部側追従装置17A,17Bのトレー受部側切替アーム18A,18Bも同方向に回転駆動される。このため、ワイヤー19A,20Aおよびワイヤー19B,20Bを介して図5および図6で説明した各ばね24A,25Aおよびばね24B,25Bを付勢しながら、トレー受部21A,22Aおよびトレー受部21B,22Bを開口16またはトレー29側から後退した解放位置へと駆動される。この時点で、トレー29および駐車車両30は、トレー受部21A,22Aおよびトレー受部21B,22Bによって妨げられることなく、昇降台6によって下方の格納室側へ移動可能な状態となる。
【0053】
切替駆動装置12A,12Bおよびトレー受部側追従装置17A,17Bによって同状態を保持したままとし、この解放動作完了信号を受けてリフト装置5に駆動指令が与えられる。すると、図14に示すように昇降台8と共にリフト装置5が下降され、駐車車両30が搭載された状態のトレー29は、トレー受部21A,22Aおよびトレー受部21B,22Bに接触することなく下方へと移動され、この場合は下階の格納室へと移動されて格納される。
リフト装置5によって駐車車両30が搭載された状態のトレー29を格納室側に移動させた後、この信号を受けて図13に示した切替駆動装置12A,12Bに復帰指令信号が与えられる。すると、切替駆動装置12A,12Bの駆動装置側切替アーム13A,13Bが定常状態へと復帰させる。この復帰に伴って、トレー受部側追従装置17A,17Bのトレー受部側切替アーム18A,18Bの拘束力が解かれ、各ばね24A,25Aおよびばね24B,25Bの付勢力によって、トレー受部21A,22Aおよびトレー受部21B,22Bを図5に示すように定常状態へと復帰させる。
【0054】
トレー29に搭載された駐車車両30を出庫させる場合は、入庫時と逆の手順で行う。いずれの場合の動作においても、躯体側構成2側の電力用配線を通して切替駆動装置12A,12Bに電力を供給するだけでよい。
【0055】
尚、上述した実施例における切替駆動装置12A,12Bおよびトレー受部側追従装置17A,17Bは、図示の構成に限らず類似した構成を使用することができる。また、駐車車両の格納階も図示のように下方に形成した構成に限らず、他の機械式駐車装置に適用することができる。しかし、電力用配線を通して電力を供給する切替駆動装置12A,12Bを駆動させ、この駆動時の移動動作を受けて追従動作するトレー受部側追従装置17A,17Bとして構成するものとする。
【0056】
以上説明したように本発明は、躯体側構成2の上部にターンテーブル15を可回転的に配置し、躯体側構成2側に設けた旋回駆動装置11によってターンテーブル15を旋回駆動するように構成し、ターンテーブル15に、トレー29または駐車車両30を搭載した状態のトレー29をリフト装置5側との間で受け渡し可能な開口16を形成し、ターンテーブル15側に開口16内に配置された状態のトレー29を進退可能に受ける複数のトレー受部21A,22A,21B,22Bを配置し、躯体側構成2側に各トレー受部21A,22A,21B,22Bを進退駆動する切替駆動装置12A,12Bを配置したターンテーブル装置において、躯体側構成2側に切替駆動装置12A,12Bによって作動される駆動装置側切替アーム13A,13Bを設け、ターンテーブル15側に、定常状態ではターンテーブル15の旋回方向で駆動装置側切替アーム13A,13Bと干渉しない異なる相対的な仮想円周上に分離して配置したトレー受部側切替アーム18A,18Bを設け、トレー受部側切替アーム18A,18Bは、ターンテーブル15を旋回させてからリフト装置5側にトレー29を受け渡しするときには、駆動装置側切替アーム13A,13Bの動作によってトレー受部側切替アーム18A,18Bを動作させるよう対向する関係になり、かつ、駆動装置側切替アーム13A,13Bの動作によるトレー受部側切替アーム18A,18Bの動作によって各トレー受部21A,22A,21B,22Bを後退させてトレー29を釈放する構成としたことを特徴とする。
【0057】
このような構成によれば、駆動装置側切替アーム13A,13Bとトレー受部側切替アーム18A,18Bが共に動作するように対向するのは、リフト装置5側との間でのトレー29を受け渡しするときであるのを利用して、受け渡す前の旋回時は分離されていた駆動装置側切替アーム13A,13Bとトレー受部側切替アーム18A,18Bを効果的に対向させることができ、また、各トレー受部21A,22A,21B,22Bによってターンテーブル15とトレー29が一体的に保持されている状態では、躯体側固定部に配置した旋回駆動装置11によって方向変換のためにターンテーブル15を旋回することができる。しかも、旋回時は、駆動装置側切替アームとトレー受部側切替アーム間が分離されているため、駆動装置側切替アーム13A,13Bと、トレー受部側切替アーム18A,18Bと、トレー受部21A,22A,21B,22B間の連結構造を簡単な構成とすることができる。
【0058】
また、ターンテーブル装置全体としての動力用配線は躯体側構成2側だけであり、ターンテーブル15には動力用配線を設ける必要がなくなり、構造が一層簡略化され、組立時における作業時間も短縮することができる。
【0059】
また本発明は上述の構成に加えて、駆動装置側切替アーム13A,13Bは、ターンテーブル15の旋回時における躯体側構成2側との間の相対的な仮想円周上で躯体側構成2側に支持された回転軸を中心にして回動可能に設け、トレー受部側切替アーム18A,18Bは、ターンテーブル15の旋回時における躯体側構成2側との間の相対的な他の仮想円周上でターンテーブル15側に支持された他の回転軸を中心にして回動可能に設け、駆動装置側切替アーム13A,13Bおよびトレー受部側切替アーム18A,18Bは、ターンテーブル15の旋回時にはそれぞれの仮想円周上にほぼ沿って延びた構成とし、リフト装置5側にトレー29を受け渡しするときには、駆動装置側切替アーム13A,13Bの回動によってトレー受部側切替アーム18A,18Bを回動させる対向関係になるように配置したことを特徴とする。
【0060】
このような構成によれば、駆動装置側切替アーム13A,13Bおよびトレー受部側切替アーム18A,18Bを比較的近接した仮想円周上に分散して互いに干渉しないように配置することができ、一方、リフト装置5側にトレー29を受け渡しするときには、駆動装置側切替アーム13A,13Bの回動によって簡単にトレー受部側切替アーム18A,18Bを回動させることができる。従って、駆動装置側切替アーム13A,13B、トレー受部側切替アーム18A,18Bおよびトレー受部21A,22A,21B,22Bなどの構成を簡単にすることができる。
【0061】
また本発明は上述の構成に加えて、トレー受部側切替アーム18A,18Bとトレー受部21A,22A,21B,22B間に、トレー29の釈放動作時に付勢される復帰用のばね24A,25A,24B,25Bを設け、駆動装置側切替アーム13A,13Bが復帰したときばね24A,25A,24B,25Bによって定常状態で開口16側にトレー受部21A,22A,21B,22Bが突出するようにトレー受部側切替アーム18A,18Bおよびトレー受部21A,22A,21B,22Bを復帰させるようにしたことを特徴とする。
【0062】
このような構成によれば、駆動装置側切替アーム13A,13Bとトレー受部側切替アーム18A,18Bが共に動作するように対向するのは、リフト装置5側との間でのトレー29を受け渡しする時であるのを利用しているので、リフト装置5側との間でのトレー29を受け渡しする時以外では駆動装置側切替アーム13A,13Bとトレー受部側切替アーム18A,18Bが対向しないで分離され、ばね24A,25A,24B,25Bの復帰力と状態保持力によってトレー受を確実に保持状態にと持つことができる。
【0063】
また本発明は上述の構成に加えて、駆動装置側切替アーム13A,13Bおよびトレー受部側切替アーム18A,18Bは、上下方向に異なる水平面でそれぞれ回転するように構成し、駆動装置側切替アーム13A,13Bに、対向する関係で配置されたときの駆動装置側切替アーム13A,13Bの回転動作によってトレー受部側切替アーム18A,18Bに接触して回転動作を与えるほぼ鉛直方向に延びた接触部34を設けたことを特徴とする。
【0064】
このような構成によれば、駆動装置側切替アーム13A,13Bとトレー受部側切替アーム18A,18Bが共に動作するように対向するのは、リフト装置5側との間でのトレー29を受け渡しするときであるのを利用して、両者を効果的に対向させることができ、また回転動作であるために両者の連結構成を簡略化することができると共に、駆動装置側切替アーム13A,13Bおよびトレー受部側切替アーム18A,18Bの構成も簡略化することができる。
【符号の説明】
【0065】
2 躯体側構成
11 旋回駆動装置
12A,12B 切替駆動装置
13A,13B 駆動装置側切替アーム
15 ターンテーブル
16 開口
17A,17B トレー受部側追従装置
18A,18B トレー受部側切替アーム
21A,22A,21B,22B トレー受部
24A,25A,24B,25B ばね
29 トレー
34 接触部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14