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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-04
(45)【発行日】2022-03-14
(54)【発明の名称】通信装置、通信方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04B 10/112 20130101AFI20220307BHJP
   H02J 50/20 20160101ALI20220307BHJP
   H02J 7/00 20060101ALI20220307BHJP
【FI】
H04B10/112
H02J50/20
H02J7/00 301D
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2021101460
(22)【出願日】2021-06-18
(62)【分割の表示】P 2020102805の分割
【原出願日】2019-03-26
(65)【公開番号】P2021166392
(43)【公開日】2021-10-14
【審査請求日】2021-06-18
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】501440684
【氏名又は名称】ソフトバンク株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】龍華国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】今井 弘道
(72)【発明者】
【氏名】岡田 勝
【審査官】前田 典之
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2018/021487(WO,A1)
【文献】特開2016-158079(JP,A)
【文献】特開2017-069803(JP,A)
【文献】特開2019-033626(JP,A)
【文献】特開2007-022382(JP,A)
【文献】特開平02-228139(JP,A)
【文献】特開平03-152490(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2013/0315604(US,A1)
【文献】米国特許第06347001(US,B1)
【文献】宮本智之,機器を配線から解放する安全な光無線給電システム,東京工業大学 新技術説明会 [オンライン],日本,国立研究開発法人科学技術振興機構,2017年10月17日,第1-24頁,[検索日 2020.03.23],インターネット:<URL:https://shingi.jst.go.jp/var/rev0/0000/6536/2017_titech_
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 10/112
H02J 50/20
H02J 7/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信用の通信ポートと、
画像を取得する撮像部と、
前記通信ポート及び前記撮像部を支持するジンバルと、
前記通信ポートから出力される光の指向性よりも指向性が低い光を出力する発光部と、
前記画像に基づいて、前記通信ポートの光軸と通信対象の通信装置が有する通信ポートの光軸とが一致したと判定し場合に、前記通信対象の通信装置との間で無線通信リンクを確立するリンク確立部と
前記発光部による発光を制御することによって、前記通信対象の通信装置情報を送信するように制御する通信実行部と
を備える、
通信装置。
【請求項2】
前記通信実行部は、前記通信対象との間で光無線通信リンクを確立するまでの間の通信手段として、前記発光部による通信を実行する、請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記通信実行部は、前記発光部による発光を制御することによって、前記通信対象との間で認証を行うための認証信号を前記通信対象に送信する、請求項2に記載の通信装置。
【請求項4】
前記通信実行部は、前記リンク確立部が前記通信対象の通信装置との間で光無線通信リンクを確立した後に、前記光無線通信リンクの通信断又は通信不安定時の通信手段として、前記発光部による通信を実行する、請求項3に記載の通信装置。
【請求項5】
前記通信ポートの無線通信方向のベクトルと、前記撮像部による撮像主方向のベクトルとが同一である、請求項1から4のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項6】
前記画像に基づいて、前記通信ポートの方向と通信対象の通信ポートの方向とが一致するように、前記ジンバルの回転を制御する回転制御部
を備える、請求項1~のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項7】
前記画像に基づいて、前記通信対象の通信装置を検出する通信対象検出部
を備える、請求項1~のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項8】
前記撮像部は、他の通信装置が有する発光部による発光を撮像し、
前記通信対象検出部は、前記発光部による発光が、予め定められた条件を満たした場合に、前記他の通信装置を前記通信対象の通信装置として検出する、請求項に記載の通信装置。
【請求項9】
前記他の通信装置が有する発光部は、可視光を発光する、請求項に記載の通信装置。
【請求項10】
コンピュータを、請求項1~9のいずれか一項に記載の通信装置として機能させるためのプログラム。
【請求項11】
無線通信用の通信ポート、画像を取得可能な撮像部、前記通信ポートと前記撮像部を支持するジンバル、及び前記通信ポートから出力される光の指向性よりも指向性が低い光を出力する発光部を有する通信装置の通信方法であって、
前記発光部による発光を制御することによって、通信対象の通信装置に情報を送信する情報送信段階と、
前記画像を取得する画像取得段階と、
前記画像に基づいて、前記通信ポートの光軸と前記通信対象の通信装置の通信ポートの光軸とが一致しているか否かを判定する判定段階と、
方向が一致している場合に、前記通信対象の通信装置との間で無線通信通信リンクを確立する確立段階と
を備える通信方法。
【請求項12】
前記情報送信段階は、前記発光部による発光を制御することによって、前記通信対象との間で認証を行うための認証信号を前記通信対象に送信し、
前記判定段階は、前記認証信号に基づいて認証可と判定できた場合に、前記通信ポートの光軸と前記通信対象の通信装置の通信ポートの光軸とが一致しているか否かを判定する、請求項11に記載の通信方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信装置、通信方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
コントローラからの無線信号によって遠隔制御されるドローン等の装置が知られていた。(例えば、特許文献1参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2017-069803号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
電波環境に依らずにドローン等の装置を適切に遠隔制御可能にする技術を提供することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の第1の態様によれば、通信用装置が提供される。通信用装置は、ジンバルと、ジンバルによって回転可能に支持された、光無線通信用の通信ポート及び通信ポートの光無線通信方向を撮像する撮像部を有する通信ユニットとを備えてよい。上記通信ポートの光無線通信方向のベクトルと、上記撮像部による撮像主方向のベクトルとは同一であってよい。上記ジンバルは、3軸ジンバルであってよい。
【0005】
本発明の第2の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、上記通信用装置と、上記通信ポートを用いた光無線通信を実行する通信実行部とを備えてよい。
【0006】
本発明の第3の態様によれば、コンピュータを、上記通信装置として機能させるためのプログラムが提供される。
【0007】
本発明の第4の態様によれば、通信装置によって実行される通信方法が提供される。通信装置は、ジンバルと、ジンバルによって回転可能に支持された、光無線通信用の通信ポート及び通信ポートの光無線通信方向を撮像する撮像部を有する通信ユニットと、通信ポートを用いた光無線通信を実行する通信実行部とを有してよく、通信方法は、上記撮像部による撮像画像に基づいて、上記通信ポートの光軸と、通信対象の通信装置が有する通信ポートの光軸とが一致したと判定した場合に、上記通信対象の上記通信装置との間で光無線通信リンクを確立するリンク確立段階を備えてよい。通信方法は、上記撮像部による撮像画像に基づいて、上記光軸の一致を維持すべく、上記ジンバルによる上記通信ユニットの回転を制御する回転制御段階を備えてよい。
【0008】
本発明の第5の態様によれば、充電用装置が提供される。充電用装置は、ジンバルと、ジンバルによって支持された、無線受電ポート及び無線受電ポートが受電する方向と反対の方向を撮像する撮像部を有する充電ユニットとを備えてよい。上記無線受電ポートが受電する方向と反対の方向のベクトルと、上記撮像部による撮像主方向のベクトルとは同一であってよい。
【0009】
本発明の第6の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、ジンバルと、ジンバルによって支持された撮像部と、発光部とを備えてよい。通信装置は、発光部による発光を制御することによって情報を送信する情報送信部を備えてよい。通信装置は、撮像部によって撮像された他の通信装置が備える発光部による発光に基づいて、他の通信装置によって送信された情報を取得する情報取得部を備えてよい。発光部は可視光を発光してよい。
【0010】
本発明の第7の態様によれば、コンピュータを、上記通信装置として機能させるためのプログラムが提供される。
【0011】
本発明の第8の態様によれば、通信装置によって実行される通信方法が提供される。通信装置は、ジンバルと、ジンバルによって支持された撮像部と、発光部とを有してよく、通信方法は、発光部による発光を制御することによって情報を送信する情報送信段階を備えてよい。通信方法は、撮像部によって撮像された他の通信装置が備える発光部による発光に基づいて、他の通信装置によって送信された情報を取得する情報取得段階を備えてよい。
【0012】
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】通信用装置100の一例を概略的に示す。
図2】通信用装置100の使用例を概略的に示す。
図3】通信用装置100の使用例を概略的に示す。
図4】通信用装置100の使用例を概略的に示す。
図5】通信装置200の機能構成の一例を概略的に示す。
図6】通信装置200による処理の流れの一例を概略的に示す。
図7】充電用装置400及び給電用装置500の使用例を概略的に示す。
図8】充電用装置400の機能構成の一例を概略的に示す。
図9】給電用装置500の機能構成の一例を概略的に示す。
図10】通信実行部210、充電実行部450又は給電実行部550として機能するコンピュータ1200のハードウェア構成の一例を概略的に示す。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0015】
図1は、通信用装置100の一例を概略的に示す。通信用装置100は、ジンバル140と、ジンバル140によって回転可能に支持された通信ユニット110とを備える。ジンバル140は、1軸以上のジンバルである。ジンバル140は、例えば、2軸ジンバル又は3軸ジンバルである。
【0016】
通信ユニット110は、光無線通信用の通信ポート120を有する。通信ポート120は、発光ポート122及び受光ポート124を有してよい。通信ユニット110による光無線通信に用いられる光の種類は任意の種類であってよく、例えば、赤外線から可視光線までの間の波長の光が用いられる。
【0017】
例えば、可視光を用いる場合、各種波長のLED(Light Emitting Diode)を安価に入手することができるので、多重波長の重畳による広帯域化が容易であったり、通信用装置100の製造コストを低減したりすることができる。また、例えば、赤外線を用いる場合、赤外線は波長が可視光より長いので、小出力で遠距離まで届かせることができる。また、目に安全であるとともに、肉眼では見えないので、通信していることを秘匿できる。
【0018】
通信ユニット110は、撮像部130を有する。撮像部130は、通信ポート120の光無線通信方向を撮像する。撮像部130は、例えば、発光ポート122による発光方向を撮像する。通信ポート120の光無線通信方向のベクトルと、撮像部130による撮像主方向のベクトルとは、同一であってよい。撮像部130による撮像主方向とは、例えば、撮像部130が備えるレンズの光軸の方向である。
【0019】
光無線通信は指向性が高く、通信対象同士の通信ポートの光軸が一致していなければ通信をすることができない。本実施形態に係る通信用装置100は、通信ポート120の光軸と、通信対象が備える通信用装置100の通信ポート120の光軸とを自動的に一致させるための機構を有する。
【0020】
図2は、通信用装置100の使用例を概略的に示す。通信用装置100は、例えば、ドローン等の無人航空機20と、無人航空機20をコントロールするためのコントローラ30とのそれぞれに取り付けられる。
【0021】
無人航空機20及びコントローラ30は、例えば、それぞれの撮像部130によって撮像される撮像画像を解析してお互いを認識し、ジンバル140によって通信ポート120の角度を継続的に調整することによって、お互いをトラッキングする。そして、無人航空機20及びコントローラ30は、撮像部130による撮像画像によって、お互いの通信ポート120の光軸が一致していると判定した場合に、光無線通信リンクを確立する。
【0022】
光無線通信リンクの確立は、例えば、無人航空機20が飛行を開始する前に行われる。例えば、コントローラ30に取り付けられた通信用装置100と、任意の場所に配置された無人航空機20の通信用装置100とが対向するように操縦者32がコントローラ30を移動させている間に、無人航空機20とコントローラ30とが上述した流れに従って光無線通信リンクを確立する。また、例えば、他者が無人航空機20を保持して、操縦者32と協力して、無人航空機20の通信用装置100とコントローラ30の通信用装置100とが対向させてもよい。
【0023】
光無線通信リンクの確立は、無人航空機20が飛行を開始した後に行われてもよい。例えば、無人航空機20が自律飛行する機能を有し、自律飛行している無人航空機20の通信用装置100とコントローラ30の通信用装置100とが対向するように操縦者32がコントローラ30を移動させている間に、無人航空機20とコントローラ30とが上述した流れに従って光無線通信リンクを確立する。
【0024】
光無線通信リンクが確立した後は、無人航空機20とコントローラ30とが、それぞれの撮像部130によって撮像される撮像画像をお互いに認識し、ジンバル140によって通信ポート120の角度を調整することによって、お互いのトラッキングを継続し、互いの通信ポート120の光軸が一致している状態を維持する。これにより、無人航空機20が3次元空間上を自由に移動しても、通信ポート120の光軸が一致している状態を維持することができ、光無線通信を継続することを可能にできる。
【0025】
無人航空機20を無線電波によってコントロールする技術が知られているが、妨害電波を発生する装置の近くや、磁気嵐が発生した場合や、船の中及びトンネルの中などのように電波がマルチパスを起こしてしまう環境内等では、正常な飛行が阻害されてしまう。これらのような環境下でも、無人航空機20を飛行可能にすることが望まれる場合があるが、本実施形態に係る通信用装置100によれば、電波環境に依存することなく、光無線通信によって無人航空機20をコントロールすることを可能とする。
【0026】
これにより、例えば、要人警護を行う場合に、妨害電波発生装置によって第三者による無人航空機20の侵入を防ぎつつ、通信用装置100を取り付けた無人航空機20による要人警護を実現することができる。また、例えば、磁気嵐の中や、マルチパス環境においても、無人航空機20を安全に飛行させることができる。
【0027】
図3は、通信用装置100の使用例を概略的に示す。通信用装置100は、任意の対象に取り付けられ得る。図3では、無人航空機20及びコントローラ30の他、ドローンポート40、車両50、及び無線基地局62のそれぞれに通信用装置100が取り付けられている場合を例示している。
【0028】
通信用装置100が取り付けられた無人航空機20は、通信用装置100が取り付けられた無人航空機20、コントローラ30、ドローンポート40、車両50、及び無線基地局62と光無線通信を実行してよい。無人航空機20は、例えば、無線基地局62との間で光無線通信を実行することによって、無線基地局62を介して、ネットワーク60上の、無人航空機20の運行を管理する運行管理システム70と通信し得る。
【0029】
また、例えば、通信用装置100が取り付けられた車両50同士が光無線通信を実行してもよい。また、他の任意の組み合わせで、通信用装置100が取り付けられた対象同士が光無線通信を実行してもよい。
【0030】
図4は、通信用装置100及び発光部300を有する無人航空機20の一例を概略的に示す。発光部300は、通信ポート120の発光ポート122から出力される光の指向性よりも指向性が低い光を出力する。発光部300によって出力される光は、通信ポート120の発光ポート122から出力される光の指向性よりも低い指向性を有していてよく、また、無指向性であってもよい。
【0031】
発光部300は、可視光を出力してよい。発光部300は、無色の光を出力してよく、また、有色の光を出力してもよい。発光部300は、複数の色の光を出力してもよい。ここでは、発光部300が、3色の光を出力するLEDストロボライトである場合を例に挙げて説明する。
【0032】
無人航空機20は、発光部300による発光を制御することによって、他の無人航空機20に対して情報を送信してよい。発光による情報の送信は、任意の手法で行われてよい。例えば、発光パターンの違いによって情報を送信する明滅信号が用いられる。また、無人航空機20は、他の無人航空機20が発光部300による発光を制御することによって送信した情報を、撮像部130によって撮像した当該発光部300による発光を解析することによって取得してよい。
【0033】
無人航空機20は、例えば、他の無人航空機20との間で光無線通信リンクが確立するまでの間の通信手段として、発光部300による通信を実行する。具体例として、第1の無人航空機20と第2の無人航空機20とが、発光部300による発光を制御することによって、認証番号を送信し、認証可と判定できた場合に、光無線通信リンクの確立処理を実行する。
【0034】
無人航空機20は、他の無人航空機20と光無線通信リンクを確立した後に、光軸ずれや距離が離れすぎる等の理由による通信断や通信不安定時の通信手段として、発光部300による通信を実行してもよい。また、無人航空機20は、他の無人航空機20と光無線通信リンクを確立した後、光無線通信に関連する情報を、発光部300によって通信してもよい。例えば、無人航空機20は、光無線通信に対応するエラー訂正信号を、発光部300によって送信する。発光部300による通信の用途は、これらに限らず、任意の用途に用いられてよい。
【0035】
図5は、通信装置200の機能構成の一例を概略的に示す。通信装置200は、無人航空機20、コントローラ30、ドローンポート40、車両50、及び無線基地局62等であってよい。通信装置200は、無人航空機20、コントローラ30、ドローンポート40、車両50、及び無線基地局62のそれぞれに設置される装置であってもよい。
【0036】
通信装置200は、通信ユニット110、ジンバル140、通信実行部210、及び発光部300を備える。通信実行部210は、通信ユニット110を用いた光無線通信を実行する。通信実行部210は、通信対象検出部212、リンク確立部214、及び回転制御部216を有する。
【0037】
通信対象検出部212は、撮像部130による撮像画像に基づいて、通信対象の通信装置200を検出する。通信対象検出部212は、例えば、撮像部130によって撮像された、他の通信装置200が有する発光部300による発光が、予め定められた条件を満たした場合に、当該他の通信装置200を通信対象の通信装置200として検出する。予め定められた条件は、例えば、他の通信装置200が有する発光部300による発光が、予め設定された認証信号を表すものであること等である。
【0038】
リンク確立部214は、通信対象の通信装置200との間で光無線通信リンクを確立する。リンク確立部214は、例えば、撮像部130による撮像画像に基づいて、通信ユニット110の光軸と、通信対象の通信装置200が有する通信ユニット110の光軸とが一致したと判定した場合に、通信対象の通信装置200との間で光通信無線リンクを確立する。
【0039】
回転制御部216は、撮像部130による撮像画像に基づいて、通信ユニット110の光軸と、通信対象の通信装置200が有する通信ユニット110の光軸との一致を維持すべく、ジンバル140による通信ユニット110の回転を制御する。回転制御部216は、通信装置200と、通信対象の通信装置200との相対的な位置関係に変化に合わせて、ジンバル140に、通信ユニット110を回転させてよい。
【0040】
通信実行部210は、発光部300による発光を制御することによって情報を送信する。通信実行部210は、例えば、発光部300による発光を制御することによって、他の通信装置200との間で認証を行うための認証信号を、他の通信装置200に送信する。
【0041】
また、例えば、通信実行部210は、発光部300による発光を制御することによって、通信ユニット110を用いた光無線通信に関連する情報を、通信対象の通信装置200に送信する。通信実行部210は、例えば、発光部300による発光を制御することによって、通信ユニット110を用いた光無線通信に対応するエラー訂正信号を、通信対象の通信装置200に送信する。
【0042】
なお、通信装置200が、通信ユニット110、ジンバル140、通信実行部210、及び発光部300の全てを備えることは必須とは限らない。通信装置200は、例えば、発光部300を備えなくてもよい。
【0043】
また、通信装置200は、例えば、通信ポート120を備えなくてもよい。すなわち、通信装置200は、光無線通信を実行する機能を有さずに、撮像部130及び発光部300による通信を実行する。この場合、例えば、通信実行部210は、発光部300による発光を制御することによって、認証信号の送信及びデータ信号の送信等を行う。通信実行部210は、情報送信部の一例であってよい。また、通信実行部210は、撮像部130によって通信対象の通信装置200が有する発光部300を撮像することによって、通信対象の通信装置200が発光部300による発光を制御することによって送信した認証信号及びデータ信号等を取得する。通信実行部210は、情報取得部の一例であってよい。
【0044】
図6は、通信装置200による処理の流れの一例を概略的に示す。ここでは、通信実行部210が、撮像部130によって撮像される撮像画像の解析を継続的に実行しており、通信装置200と他の通信装置200とが光無線通信リンクを確立して、光無線通信リンクを介して通信した後、通信を終了するまでの処理の流れを概略的に示す。
【0045】
S102では、通信実行部210が、通信対象の通信装置200が有るか否かを判定する。通信実行部210は、通信対象検出部212によって通信対象の通信装置200が検出された場合に、通信対象の通信装置200が有ると判定する。
【0046】
S104では、回転制御部216が、撮像部130による撮像画像に基づいて、ジンバル140に、通信ユニット110を回転させるよう制御する。S106では、リンク確立部214が、撮像部130による撮像画像に基づいて、通信ユニット110の光軸と、通信対象の通信装置200が有する通信ユニット110の光軸とが一致したか否か判定する。一致したと判定した場合、S108に進み、一致していないと判定した場合、S104に戻る。
【0047】
S108では、リンク確立部214が、通信対象の通信装置200との間で光無線通信リンクを確立する。S110では、回転制御部216が、通信装置200と通信対象の通信装置200との相対的な位置関係が変化したか否かを判定する。変化したと判定した場合、S112に進み、変化していないと判定した場合、S114に進む。
【0048】
S112では、回転制御部216が、通信ユニット110の光軸と、通信対象の通信装置200が有する通信ユニット110の光軸との一致を維持すべく、ジンバル140に、通信ユニット110を回転させるよう制御する。
【0049】
S114では、通信装置200と通信対象の通信装置200との間の通信が終了したか否かを判定する。終了したと判定した場合、S110に戻り、通信したと判定した場合、処理を終了する。
【0050】
図7は、充電用装置400及び給電用装置500の使用例を概略的に示す。充電用装置400は、取り付けられた装置に対して、無線充電機能を追加する。図7では、充電用装置400が無人航空機20に取り付けられた場合を例示している。
【0051】
充電用装置400は、ジンバル440と、ジンバル440によって回転可能に支持された充電ユニット410とを備える。ジンバル440は、ジンバル140と同様であってよい。
【0052】
充電ユニット410は、無線受電用の無線受電ポート420と、撮像部430とを有する。撮像部430は、例えば、無線受電ポート420が受電する方向とは反対の方向を撮像する。無線受電ポート420が受電する方向とは反対の方向のベクトルと、撮像部430による撮像主方向のベクトルとは同一であってよい。
【0053】
給電用装置500は、無線給電装置80に取り付けられて、充電用装置400に向けて給電する機能を有する。給電用装置500は、ジンバル540と、ジンバル540によって回転可能に支持された給電ユニット510とを備える。ジンバル540は、ジンバル140と同様であってよい。
【0054】
給電ユニット510は、無線給電用の無線給電ポート520と、撮像部530とを有する。撮像部530は、例えば、無線給電ポート520による無線給電方向を撮像する。無線給電ポート520の無線給電方向のベクトルと、撮像部430による撮像主方向のベクトルとは同一であってよい。
【0055】
無人航空機20及び無線給電装置80は、例えば、撮像部430及び撮像部530によってそれぞれ撮像される撮像画像を解析してお互いを認識する。無人航空機20は、ジンバル440によって充電ユニット410の角度を継続的に調整し、無線給電装置80は、ジンバル540によって給電ユニット510の角度を継続的に調整することによって、お互いがお互いをトラッキングする。そして、無人航空機20及び無線給電装置80は、撮像画像によって、無線受電ポート420と無線給電ポート520との軸が一致していると判定した場合に、充電用のリンクを確立する。充電用のリンクの確立は、図2において説明した光無線通信リンクの確立と同様に行われてよい。
【0056】
充電リンクが確立した後は、無人航空機20と無線給電装置80とが撮像画像によってお互いを認識し、充電ユニット410及び給電ユニット510の角度が調整されることによって、無線受電ポート420と無線給電ポート520との軸が一致している状態が維持される。
【0057】
図8は、充電用装置400を用いて充電を実行する充電実行部450の機能構成の一例を概略的に示す。充電実行部450は、充電用装置400が取り付けられる装置に配置される。
【0058】
充電実行部450は、対象検出部452、リンク確立部454、及び回転制御部456を備える。対象検出部452は、無線給電を実行する対象を検出する。対象検出部452は、撮像部430による撮像画像に基づいて、対象の無線給電装置80を検出する。対象検出部452は、撮像部430による撮像画像を解析することによって、無線給電装置80を特定してよい。また、例えば、無線給電装置80が発光部300と同様の発光部を有する場合、撮像部430によって撮像された、無線給電装置80が有する発光部による発光が、予め定められた条件を満たした場合に、当該無線給電装置80を対象として検出する。
【0059】
リンク確立部454は、対象の無線給電装置80との間で充電リンクを確立する。リンク確立部454は、例えば、撮像部430による撮像画像に基づいて、無線受電ポート420の軸と、無線給電装置80に取り付けられた給電用装置500が有する無線給電ポート520の軸とが一致したと判定した場合に、充電リンクを確立する。充電実行部450は、リンク確立部454によって確立された充電リンクを介して受電した電力によって、充電用装置400が取り付けられている装置を充電してよい。
【0060】
回転制御部456は、撮像部430による撮像画像に基づいて、無線受電ポート420の軸と、無線給電ポート520の軸との一致を維持すべく、ジンバル440による充電ユニット410の回転を制御する。回転制御部456は、充電用装置400が取り付けられている装置と、無線給電装置80との相対的な位置関係に変化に合わせて、ジンバル440に、充電ユニット410を回転させてよい。
【0061】
図9は、給電用装置500を用いて給電を実行する給電実行部550の機能構成の一例を概略的に示す。給電実行部550は、充電用装置400が取り付けられる無線給電装置80に配置される。
【0062】
給電実行部550は、対象検出部552、リンク確立部554、及び回転制御部556を備える。対象検出部552は、無線給電を実行する対象を検出する。対象検出部552は、撮像部530による撮像画像に基づいて、対象となる充電用装置400を有する無人航空機20を検出する。対象検出部552は、撮像部530による撮像画像を解析することによって、無人航空機20を特定してよい。また、例えば、無人航空機20が発光部300を有する場合、撮像部530によって撮像された、無人航空機20が有する発光部300による発光が、予め定められた条件を満たした場合に、当該無人航空機20を対象として検出する。
【0063】
リンク確立部554は、対象の無人航空機20との間で充電リンクを確立する。リンク確立部554は、例えば、撮像部530による撮像画像に基づいて、無線給電ポート520の軸と、無人航空機20に取り付けられた充電用装置400が有する無線受電ポート420の軸とが一致したと判定した場合に、充電リンクを確立する。
【0064】
回転制御部556は、撮像部530による撮像画像に基づいて、無線受電ポート420の軸と、無線給電ポート520の軸との一致を維持すべく、ジンバル540による給電ユニット510の回転を制御する。回転制御部556は、充電用装置400が取り付けられている無人航空機20と、無線給電装置80との相対的な位置関係に変化に合わせて、ジンバル540に、給電ユニット510を回転させてよい。
【0065】
図10は、通信実行部210、充電実行部450又は給電実行部550として機能するコンピュータ1200のハードウェア構成の一例を概略的に示す。コンピュータ1200にインストールされたプログラムは、コンピュータ1200を、本実施形態に係る装置の1又は複数の「部」として機能させ、又はコンピュータ1200に、本実施形態に係る装置に関連付けられるオペレーション又は当該1又は複数の「部」を実行させることができ、及び/又はコンピュータ1200に、本実施形態に係るプロセス又は当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ1200に、本明細書に記載のフローチャート及びブロック図のブロックのうちのいくつか又はすべてに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、CPU1212によって実行されてよい。
【0066】
本実施形態によるコンピュータ1200は、CPU1212、RAM1214、及びグラフィックコントローラ1216を含み、それらはホストコントローラ1210によって相互に接続されている。コンピュータ1200はまた、通信インタフェース1222、記憶装置1224、及びICカードドライブのような入出力ユニットを含み、それらは入出力コントローラ1220を介してホストコントローラ1210に接続されている。記憶装置1224は、ハードディスクドライブ及びソリッドステートドライブ等であってよい。コンピュータ1200はまた、ROM1230及びキーボードのようなレガシの入出力ユニットを含み、それらは入出力チップ1240を介して入出力コントローラ1220に接続されている。
【0067】
CPU1212は、ROM1230及びRAM1214内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。グラフィックコントローラ1216は、RAM1214内に提供されるフレームバッファ等又はそれ自体の中に、CPU1212によって生成されるイメージデータを取得し、イメージデータがディスプレイデバイス1218上に表示されるようにする。
【0068】
通信インタフェース1222は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。記憶装置1224は、コンピュータ1200内のCPU1212によって使用されるプログラム及びデータを格納する。ICカードドライブは、プログラム及びデータをICカードから読み取り、及び/又はプログラム及びデータをICカードに書き込む。
【0069】
ROM1230はその中に、アクティブ化時にコンピュータ1200によって実行されるブートプログラム等、及び/又はコンピュータ1200のハードウェアに依存するプログラムを格納する。入出力チップ1240はまた、様々な入出力ユニットをUSBポート、パラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して、入出力コントローラ1220に接続してよい。
【0070】
プログラムは、ICカードのようなコンピュータ可読記憶媒体によって提供される。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体から読み取られ、コンピュータ可読記憶媒体の例でもある記憶装置1224、RAM1214、又はROM1230にインストールされ、CPU1212によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ1200に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらす。装置又は方法が、コンピュータ1200の使用に従い情報のオペレーション又は処理を実現することによって構成されてよい。
【0071】
例えば、通信がコンピュータ1200及び外部デバイス間で実行される場合、CPU1212は、RAM1214にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース1222に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース1222は、CPU1212の制御の下、RAM1214、記憶装置1224、又はICカードのような記録媒体内に提供される送信バッファ領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、又はネットワークから受信した受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ領域等に書き込む。
【0072】
また、CPU1212は、記憶装置1224、ICカード等のような外部記録媒体に格納されたファイル又はデータベースの全部又は必要な部分がRAM1214に読み取られるようにし、RAM1214上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU1212は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックしてよい。
【0073】
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU1212は、RAM1214から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプのオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM1214に対しライトバックする。また、CPU1212は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU1212は、当該複数のエントリの中から、第1の属性の属性値が指定されている条件に一致するエントリを検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
【0074】
上で説明したプログラム又はソフトウエアモジュールは、コンピュータ1200上又はコンピュータ1200近傍のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバシステム内に提供されるハードディスク又はRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読記憶媒体として使用可能であり、それによりプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ1200に提供する。
【0075】
本実施形態におけるフローチャート及びブロック図におけるブロックは、オペレーションが実行されるプロセスの段階又はオペレーションを実行する役割を持つ装置の「部」を表わしてよい。特定の段階及び「部」が、専用回路、コンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプログラマブル回路、及び/又はコンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタル及び/又はアナログハードウェア回路を含んでよく、集積回路(IC)及び/又はディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、及びプログラマブルロジックアレイ(PLA)等のような、論理積、論理和、排他的論理和、否定論理積、否定論理和、及び他の論理演算、フリップフロップ、レジスタ、並びにメモリエレメントを含む、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。
【0076】
コンピュータ可読記憶媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよく、その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読記憶媒体は、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えることになる。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(登録商標)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
【0077】
コンピュータ可読命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、又はSmalltalk(登録商標)、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、及び「C」プログラミング言語又は同様のプログラミング言語のような従来の手続型プログラミング言語を含む、1又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコード又はオブジェクトコードのいずれかを含んでよい。
【0078】
コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路が、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を生成するために当該コンピュータ可読命令を実行すべく、ローカルに又はローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路に提供されてよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。
【0079】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0080】
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階などの各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」などと明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」などを用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
【符号の説明】
【0081】
20 無人航空機、30 コントローラ、32 操縦者、40 ドローンポート、50 車両、60 ネットワーク、62 無線基地局、70 運行管理システム、80 無線給電装置、100 通信用装置、110 通信ユニット、120 通信ポート、122 発光ポート、124 受光ポート、130 撮像部、140 ジンバル、200 通信装置、210 通信実行部、212 通信対象検出部、214 リンク確立部、216 回転制御部、300 発光部、400 充電用装置、410 充電ユニット、420 無線受電ポート、430 撮像部、440 ジンバル、450 充電実行部、452 対象検出部、454 リンク確立部、456 回転制御部、500 給電用装置、510 給電ユニット、520 無線給電ポート、530 撮像部、540 ジンバル、550 給電実行部、552 対象検出部、554 リンク確立部、556 回転制御部、1200 コンピュータ、1210 ホストコントローラ、1212 CPU、1214 RAM、1216 グラフィックコントローラ、1218 ディスプレイデバイス、1220 入出力コントローラ、1222 通信インタフェース、1224 記憶装置、1230 ROM、1240 入出力チップ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10