(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-07
(45)【発行日】2022-03-15
(54)【発明の名称】耐火用層間ふさぎ用の固定金具
(51)【国際特許分類】
E04B 1/94 20060101AFI20220308BHJP
【FI】
E04B1/94 K
(21)【出願番号】P 2018145446
(22)【出願日】2018-07-13
【審査請求日】2020-11-16
(73)【特許権者】
【識別番号】000157197
【氏名又は名称】丸井産業株式会社
(72)【発明者】
【氏名】西田 悟
(72)【発明者】
【氏名】宮川 慎也
【審査官】河内 悠
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-261232(JP,A)
【文献】特開2002-242334(JP,A)
【文献】特開2018-091045(JP,A)
【文献】特開平04-343951(JP,A)
【文献】特開昭59-106647(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04B 1/62-1/99
E04B 2/88-2/96
(57)【特許請求の範囲】
【請求項4】
前記水平支持片は、一枚の縦板材からなり、この縦板材の板厚部分が上下面部となって板厚方向に水平に折り曲げて、水平方向の断面が略V字状に形成されており、前記当接部が、水平方向に弾力的に前記外壁
材に当接し、前記薄帯鋼板が、前記水平支持片の上面に載置されて支持され、前記間隙幅の変位に追従して、2つの該当接部がお互いに接近或いは離反する方向に前記外壁
材の表面を水平方向に弾力的にスライドするように設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の固定金具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、カーテンウォール工法による構築物の耐火仕様として、上階への延焼と煙の上昇を防止するため、外壁材とコンクリートスラブとの間隙に薄帯鋼板、その上にモルタル、ロックウールなどを詰めて塞いでいるが、その塞ぐ工程、所謂、層間ふさぎに際し、前記薄帯鋼板を固定する固定金具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、外壁材を用いる構築物の層間ふさぎとして、モルタルやロックウールを充填していたが、それら充填材を受ける金具として、実開平04-111857号(特許文献1)や実開平06-67628号(特許文献2)、特開2002-242334号(特許文献3)のように、丸鋼、あるいは、薄鋼板を折り曲げ加工し、コンクリートスラブの上面に掛止する横壁部と、該横壁部からコンクリートスラブの側面に沿う縦壁部と、該縦壁部から斜め上方に延伸して前記外壁材に弾力的に当接する支持部からなる支持金具が開示されている。
【0003】
また、今般、特にカーテンウォール工法において構築物の耐火性能を向上させる目的で、充填するモルタルやロックウールの下側に薄帯鋼板を敷き詰める仕様が採用され始めたため、特開2010-261232号(特許文献4)のように、層間耐火材支持金具(前記支持金具)の縦壁部に、隙間(間隙)に配置する金属製板材(薄帯鋼板)を支持するパネル側支持辺(支持片)を形成した支持金具(固定金具)が開示されている。特許文献4では、支持片が支持金具のハンガー部の下端から斜め上方に延設され、支持片の先端が壁パネル(外壁材)に弾力的に当接することで、間隙幅の変位に対して、支持片の先端が外壁材に沿って上下動して追従するようになっている。また、薄帯鋼板は縦壁部に設けた支持部と外壁材とに架け渡されて、間隙幅の変位に対して、薄帯鋼板の外壁材側が外壁材に沿って上下動して追従するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】実開平04-111857号
【文献】実開平06-67628号
【文献】特開2002-242334号
【文献】特開2010-261232号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般的に、地震等により建物に層間変位が生じ、外壁材とコンクリートスラブの間隙の幅に一時的にでも変位が生じた場合に、薄帯鋼板にズレや隙間が生じる場合がある。このような場合に、特許文献4では、間隙幅の変位に対して、支持片の先端及び薄帯鋼板の外壁材側が、外壁材の表面を上下方向に滑って移動するようになっているので、上下移動の追従性が不足することがある。その結果、耐火性能に影響を及ぼす可能性がある。
【0006】
この発明は上記従来の課題に鑑みなされたもので、その目的は、外壁材とコンクリートスラブとの間隙に配置する薄帯鋼板を安定して配置できると共に、強固に固定するための固定金具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
その手段として、本発明の第1の発明は、外壁材とコンクリートスラブとの間隙に配置し、耐火用層間ふさぎとして使用する薄帯鋼板を固定するための固定金具であり、前記コンクリートスラブの上面に掛止する横壁部と、該横壁部から前記コンクリートスラブの縦面に沿う縦壁部と、水平方向略V字状の水平支持片とを備え、前記水平支持片が、中間に該縦壁部の下部に一体に固定された固定部を有し、両先端にそれぞれ前記外壁材に水平方向に弾力的に当接する当接部を有することを特徴とする。
【0008】
第1の発明では、中間に該縦壁部の下部に一体に固定された固定部と、両端に前記外壁材に水平方向に弾力的に当接する当接部とを備える略V字状の水平支持片を間隙に配設し、1か所の固定部と2か所の当接部とでコンクリートスラブと外壁材とに当接して弾力的に支持する。薄帯鋼板は、外壁材側の端部が水平支持片の当接部の上部に支持され、コンクリートスラブ側の端部が、縦壁部に持たれかかっており、間隙の変位に対応して縦壁部の表面を上下方向にスライド可能になっている、
【0009】
本発明の第2の発明は、第1の発明において、前記縦壁部又は前記水平支持片に前記薄帯鋼板を上側から押えるための押え片を設けたことを特徴とする。
【0010】
第2の発明では、押え片によって薄帯鋼板を押えるので、薄帯鋼板の浮き上がり等を防止して固定できる。
【0011】
第3の発明は、第1の発明において、前記縦壁部の上部に、上下方向に折り曲げ可能な折り曲げ片を備えることを特徴とする。
【0012】
第3の発明では、折り曲げ片を折り曲げることにより、薄帯鋼板を上側から弾力的に押えることができ、浮き上がりを防止できる。
【0013】
第4の発明は、前記水平支持片は、一枚の縦板材からなり、この縦板材の板厚部分が上下面部となって板厚方向に水平に折り曲げて、水平方向の断面が略V字状に形成されており、前記当接部が、水平方向に弾力的に
前記外壁材に当接し、前記薄帯鋼板が、前記水平支持片の上面に載置されて支持され、前記間隙幅の変位に追従して、2つの該当接部がお互いに接近或いは離反する方向に前記外壁材の表面を水平方向に弾力的にスライドするように設けられていることを特徴とする
【0014】
第4の発明では、水平支持片の2つの該当接部が、前記間隙の変位に追従してお互いに水平方向に接近或いは離反する方向に弾力的にスライドし、縦方向に薄帯鋼板を支える構成であり、確実に支持できる。
【発明の効果】
【0015】
本発明の耐火用層間ふさぎ用の固定金具によれば、外壁材とコンクリートスラブの間隙に固定金具を圧入することで、前記水平支持片の固定部が縦壁部に固定され、両先端の2つの当接部がそれぞれ前記外壁材に水平方向に弾力的に当接するので、固定金具自体を所定の高さ位置に固定することができる。
特に、地震等により建物に層間変位が生じても、層間変位に追従して確実に支持することができる。また、確実に支持することができることができるので、耐火性能も確実に保持することができるなど、上記従来の課題を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図3】本発明の実施形態1の使用状態を示す断面図である。
【
図4】本発明の実施形態1の使用状態を示す斜視図である。
【
図5】本発明の実施形態2に係り、
図1相当図である。
【
図6】本発明の実施形態3に係り、
図1相当図である。
【
図7】本発明の実施形態3に係り、
図3相当図である。
【
図8】本発明の実施形態4に係り、
図1相当図である。
【
図9】本発明の実施形態4に係り、
図3相当図である。
【
図10】本発明の実施形態5に係り、
図3相当図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施形態を図面により詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
【0018】
(実施形態1)
本発明の実施形態1について、
図1~
図4を基に詳細に説明する。
図3に示すように、1はコンクリートスラブAの上方A1から側面A2に垂下されるように架設され、外壁材BとコンクリートスラブAとの間隙Sに挿入される固定金具である。Cは、固定金具1の上から間隙Sに挿入されて、固定金具1の上に載置され、間隙Sの耐火用層間ふさぎとして使用される薄帯鋼板である。Dは、薄帯鋼板Cの上から間隙Sに挿入されて、間隙Sの層間ふさぎとして使用されるモルタル、ロックウールなどの耐火材である。
図4に示すように、固定金具1の縦壁部11及び水平支持片12を間隙Sに挿入して、複数の固定金具1を所定の間隔を空けて配置する。間隙Sの上方から薄帯鋼板Cを入れて複数の固定金具1に跨って載置する。この時に、薄帯鋼板Cの外壁側の端部C1が当接部15の上面と外壁
材Bの表面との接触部分に載置され、コンクリートスラブ側の端部C2が、端部C1よりも高い位置で縦壁部11の任意の表面にもたれ掛かることで、下方に落下しないようになっている。
【0019】
図1及び
図2に示すように、10は固定金具1の横壁部であり、コンクリートスラブの上面A1に掛止させて、固定金具1自体の下方への沈みを防止するものである。11は該横壁部10からコンクリートスラブAの側面A2に沿って垂下した縦壁部であり、12は縦壁部11の下端に、溶接によって取り付けられた水平支持片である。
【0020】
水平支持片12は、一枚の縦板材からなり、この縦板材の薄い板厚部分が上下面部となって横長に配置され、この縦板材を板厚方向に水平に折り曲げて、水平方向の断面が略V字状に形成されている。その結果、水平支持片12は、縦板材の幅方向中間に、縦壁部11の下端部にある固定部13を備え、固定部13の左右両端から外壁材Bに向かって略V字状に徐々に広がった弾力支持部14を備え、各弾力支持部14の先端に外壁材Bに水平方向に弾力的に当接する当接部15、15を備える。前記水平支持片12は、間隙幅の変位に追従して、2つの当接部15がお互いに接近或いは離反する方向に外壁材Bの表面を水平方向に弾力的にスライドするように設けられている。
【0021】
固定部13は、縦壁部11の幅よりも僅かに狭い幅の平板からなり、縦壁部11の下端に溶接などで一体に固定されている。弾力支持部14は、固定部13の左右両端から外壁材Bに向かって滑らかに折れ曲がって延設されている。特に、固定部13から弾力支持部14に滑らかに折れ曲がる部分14aでは、更に弾力支持部14の上面が固定部13の上面よりも僅かに低い高さになって滑らかに折れ曲がっている。
【0022】
薄帯鋼板Cは、外壁材側の端部C1が水平支持片12の当接部15の上部に支持され、コンクリートスラブ側の端部C2が、縦壁部11に持たれかかっており、間隙Sの変位に対応して縦壁部11の表面を滑って上下動可能になっている。
【0023】
以上のように、実施形態1では、水平支持片12の固定部13と2か所の当接部15とで外壁材BとコンクリートスラブAとに当接して弾力的に支持するので、外壁材BとコンクリートスラブAの間隙Sに固定金具1を圧入することで、固定金具1自体を所定の高さ位置に安定して固定することができる。特に、水平支持片12の固定部13と2か所の当接部15とで、3点で支持するので安定して支持できる。
【0024】
また、縦板材からなる水平支持片12の2つの当接部15、15が、間隙Sの変位に追従してお互いに接近或いは離反する方向に弾力的に移動するので、外壁材BとコンクリートスラブAとの間隙Sが広くなった場合には、2か所の当接部15、15が水平方向に拡大するだけで良く、縦壁部11を高さ方向に長くする必要がないので、間隙Sの深さに影響を与えることなく、固定金具1を固定できる。
【0025】
(実施形態2)
図5に基づいて、実施形態2を説明する。実施形態2では、実施形態1と異なる部分のみの説明し、共通部分の説明を省略する。実施形態2が実施形態1と異なるのは、当接部151の構成である。当接部151の先端に、滑らかに外側に折れ曲がった接触部151aを備える。この接触部151aを設けることで、当接部151が滑らかに水平方向にスライドし易くなっている。また、間隔Sが変位して、2つの当接部15の位置が接近或いは離反しても、接触部151aが滑らかな曲面で設けられているので、安定して外壁材Bの表面に接触でき、確実に固定金具1を間隙Sに保持できる。また、間隙Sが変位した場合に、接触部151aが滑らかに外壁材Bの表面を水平方向にスライドでき、間隙Sの変位に素早く追及できる。
【0026】
(実施形態3)
図6及び
図7に基づいて、実施形態3を説明する。実施形態3では、実施形態1と異なる部分のみの説明し、共通部分の説明を省略する。実施形態3が実施形態1と異なるのは、薄帯鋼板Cを押える押え片20を設けたことである。
実施形態3では、縦壁部11の幅方向中間部分に、上下方向中間位置から上方位置を経て横壁部10の一部までに切込みを設けて、中央折り曲げ片21を形成した。この中央折り曲げ片21を、
図7に示すように折り曲げて、薄帯鋼板Cの上面を押えて、押え片20として用いる。押え片20によって薄帯鋼板Cを押えるので、薄帯鋼板Cの浮き上がり等を防止して固定できる。
【0027】
なお、カーテンウォール工法による構築物の耐火仕様として、上階への延焼と煙の上昇を防止するために薄帯鋼板Cを配設するものであるから、薄帯鋼板Cが少々浮き上がっても、上階への延焼と煙の上昇を防止できれば良いので、中央折り曲げ片21を折り曲げた場合に、薄帯鋼板Cの上面に必ずしも接触してなくても良い。
【0028】
(実施形態4)
図8及び
図9に基づいて、実施形態4を説明する。実施形態4では、実施形態1と異なる部分のみの説明し、共通部分の説明を省略する。実施形態4が実施形態1と異なるのは、薄帯鋼板Cを押える押え片20を設けたことである。
実施形態4では、縦壁部11の幅方向両側部分に、上下方向中間位置から上方位置までに切込みを設け、この切込みの上端から水平方向外側に切込みを入れて、上下方向に折り曲げ可能な端部折り曲げ片22を形成した。この端部折り曲げ片22を、
図9に示すように折り曲げて、薄帯鋼板Cの上面を押えて、押え片20として用いる。
【0029】
実施形態4では、端部折り曲げ片22を折り曲げることにより、薄帯鋼板Cを上側から弾力的にさえることができ、実施形態3と同様に薄帯鋼板Cの浮き上がりを防止できる。
【0030】
実施形態4では、実施形態3に比較して、端部折り曲げ片22が、各固定金具1に2つずつ設けるので、薄帯鋼板Cの浮き上がりをより確実に防止できる。
なお、別の実施形態として、薄帯鋼板Cを敷設する代わりに、金属網のラスを敷設する場合がある。この場合には、端部折り曲げ片22を折り曲げることなく、敷設するラスの端部を端部折り曲げ片22に係合して、使用することも可能である。
【0031】
(実施形態5)
図10に基づいて、実施形態5を説明する。実施形態5では、実施形態1と異なる部分のみの説明し、共通部分の説明を省略する。実施形態5が実施形態1と異なるのは、当接部152の構成である。当接部152の先端に、実施形態2と同様に、滑らかに外側に折れ曲がった接触部152aを備える。この接触部152aを設けることで、当接部152が滑らかに水平方向にスライドし易くなっている。
【0032】
実施形態5では、実施形態2と異なるのは、当接部152が上下方向に斜めに設けられている点である。このように斜めにすることによって、当接部152の上端部分が外壁材Bの表面に接触するだけとなり、当接部152の接触面積を少なくして水平方向へ滑り易くしている。
また、実施形態5では、実施形態4と同様に、端部折り曲げ片22を設けて、薄帯鋼板Cの浮き上がりを防止している。
【0033】
(その他の実施形態)
上記実施形態では、水平支持片12は、縦壁部11と別の部材からなる1枚の縦板材からなるもので溶接などの締結手段で一体になるように設けた。しかし、別部材とすることなく、縦壁部11と水平支持片12とを一枚の板材から折り曲げて形成するようにしても良い。例えば、縦板部の両側から一体で横方向外側に延びた部分を設け、この延びた部分を折り曲げて水平支持片として形成することも可能である。また、水平支持片12を一枚の板材としたが、一枚の板材とせずに、左右の水平支持片12を別々の板材とし、固定部13を重ねて縦壁部11に一体に固定する、或いは半分の幅の固定部とし、これらを突き合わせて一つの固定部として、縦壁部の一体の固定することも可能である。
【0034】
水平支持片12として縦板材を使用したが、縦板材に限られるものではなく、ばね鋼材であれば、他の構成でも良い。
【0035】
縦壁部11が、コンクリートスラブAの側面に沿って下向きに設けられているが、必ずしも、沿ってなくても良い。例えば、縦壁部11の下部が、ばね力が作用するように少し外壁材Bの方向に滑らかに折れ曲がっていて、この部分に水平支持片12の固定部13が固定されるようになっていても良い。
【0036】
端部折れ曲がり片22は、挿入されるロックウールなどの耐火材の下面に当接する位置に折れ曲がっており、耐火材を挿入する目安としても良い。(
図10の2点鎖線で示す位置)
また、折り曲げることなく、ラス金網を薄帯鋼板の代わりに敷設する場合に、金網を折り曲げ片に係止して、使用するようにしても良い。
【0037】
なお、押え片20は、縦壁部11に設けた中央折り曲げ片21、端部折り曲げ片22等の折り曲げ片に限られるものではなく、例えば、実施形態2の当接部151の接触部151aに薄帯鋼板Cの外壁側の端部を押える押え片を設けても良い。
なお、実施形態3及び4では、中央折り曲げ片21及び端部折り曲げ片22を押え片20としたが、押え片20は、折り曲げ片でなく、他の構成でも良い。
【符号の説明】
【0038】
A コンクリートスラブ
A1 上方
A2 側面
B 外壁材
S 間隙
C 薄帯鋼板
C1 外壁材側の端部
C2 コンクリートスラブ側の端部
1 固定金具
10 横壁部
11 縦壁部
12 水平支持片
13 固定部
14 弾力支持部
15 当接部
20 押え片
21 中央折り曲げ片
22 端部折り曲げ片