(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-07
(45)【発行日】2022-03-15
(54)【発明の名称】車両用灯具、車両用灯具の検査方法および車両用灯具の検査装置
(51)【国際特許分類】
F21V 15/00 20150101AFI20220308BHJP
F21S 41/148 20180101ALI20220308BHJP
F21S 45/47 20180101ALI20220308BHJP
F21V 29/503 20150101ALI20220308BHJP
F21V 29/70 20150101ALI20220308BHJP
H01L 33/58 20100101ALI20220308BHJP
H01L 33/64 20100101ALI20220308BHJP
H01L 33/00 20100101ALI20220308BHJP
F21W 102/00 20180101ALN20220308BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20220308BHJP
【FI】
F21V15/00 100
F21S41/148
F21S45/47
F21V29/503
F21V29/70
H01L33/58
H01L33/64
H01L33/00 L
F21W102:00
F21Y115:10
(21)【出願番号】P 2018037834
(22)【出願日】2018-03-02
【審査請求日】2021-02-08
(73)【特許権者】
【識別番号】000001133
【氏名又は名称】株式会社小糸製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100105924
【氏名又は名称】森下 賢樹
(74)【代理人】
【識別番号】100109047
【氏名又は名称】村田 雄祐
(74)【代理人】
【識別番号】100109081
【氏名又は名称】三木 友由
(72)【発明者】
【氏名】青木 佑丞
【審査官】河村 勝也
(56)【参考文献】
【文献】特開2012-174539(JP,A)
【文献】特表2008-524045(JP,A)
【文献】特開2011-134677(JP,A)
【文献】特開2009-031050(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0003011(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21V 15/00
F21S 41/148
F21S 45/47
F21V 29/503
F21V 29/70
H01L 33/58
H01L 33/64
H01L 33/00
F21W 102/00
F21Y 115/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
発光素子と、
前記発光素子を支持する支持基板と、
前記支持基板を支持し、前記発光素子からの熱を放熱するためのヒートシンクと、
前記発光素子からの光を制御する光制御部材と、
を備え、
前記ヒートシンクは、前記支持基板の放射熱を測定するための開口部を備えることを特徴とする車両用灯具。
【請求項2】
前記ヒートシンクは、第1面と、前記第1面に対して所定の角度で折り曲げられた第2面とを有するようにプレートを折り曲げた構成であり、
前記発光素子は、前記第1面上に配置され、
前記開口部は、前記第2面に設けられることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項3】
前記開口部は、前記支持基板の一部が当該車両用灯具の後方に露出するように設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用灯具。
【請求項4】
発光素子と、前記発光素子を支持する支持基板と、前記支持基板を支持し、前記発光素子からの熱を放熱するためのヒートシンクと、前記発光素子からの光を制御する光制御部材とを備える車両用灯具の検査方法であって、
前記ヒートシンクに設けられた開口部を介して、前記支持基板の放射熱を測定する工程を備えることを特徴とする車両用灯具の検査方法。
【請求項5】
発光素子と、前記発光素子を支持する支持基板と、前記支持基板を支持し、前記発光素子からの熱を放熱するためのヒートシンクと、前記発光素子からの光を制御する光制御部材とを備える車両用灯具の検査装置であって、
前記ヒートシンクに設けられた開口部を介して、前記支持基板の放射熱を測定する放射温度センサを備えることを特徴とする車両用灯具の検査装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用灯具ならびにその検査方法および検査装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、金属製の板状の支持部材の下面にLEDが搭載された基板と、LEDからの光を灯具前方に反射するパラボラ型のリフレクタと、支持部材の上面に立設された、LEDからの熱を放熱するための放熱フィンとを備える車両用灯具が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、LED等の発光素子を用いた車両用灯具の組み立て工程には、発光時の発光素子周辺部の温度を測定し、温度が所定の基準値よりも高いものを不具合品として識別する工程がある場合がある。しかしながら、発光素子からの光を反射するリフレクタや発光素子からの熱を放熱するヒートシンクの存在により、発光素子周辺部の温度を測定することが難しい場合がある。
【0005】
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、温度検査を容易に行うことのできる車両用灯具ならびにその検査方法および検査装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のある態様の車両用灯具は、発光素子と、発光素子を支持する支持基板と、支持基板を支持し、発光素子からの熱を放熱するためのヒートシンクと、発光素子からの光を制御する光制御部材とを備える。ヒートシンクは、支持基板の放射熱を測定するための開口部を備える。
【0007】
ヒートシンクは、第1面と、第1面に対して所定の角度で折り曲げられた第2面とを有するようにプレートを折り曲げた構成であり、発光素子は、第1面上に配置され、開口部は、第2面に設けられてもよい。
【0008】
開口部は、支持基板の一部が当該車両用灯具の後方に露出するように設けられてもよい。
【0009】
本発明の別の態様は、車両用灯具の検査方法である。この方法は、発光素子と、発光素子を支持する支持基板と、支持基板を支持し、発光素子からの熱を放熱するためのヒートシンクと、発光素子からの光を制御する光制御部材とを備える車両用灯具の検査方法であって、ヒートシンクに設けられた開口部を介して、支持基板の放射熱を測定する工程を備える。
【0010】
本発明のさらに別の態様は、車両用灯具の検査装置である。この装置は、発光素子と、発光素子を支持する支持基板と、支持基板を支持し、発光素子からの熱を放熱するためのヒートシンクと、発光素子からの光を制御する光制御部材とを備える車両用灯具の検査装置であって、ヒートシンクに設けられた開口部を介して、支持基板の放射熱を測定する放射温度センサを備える。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、温度検査を容易に行うことのできる車両用灯具ならびにその検査方法および検査装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明の実施形態に係る車両用灯具の概略断面図である。
【
図2】灯具ユニットの温度検査を行っている様子を説明するための概略断面図である。
【
図3】灯具ユニットの温度検査を行っている様子を説明するための要部概略斜視図である。
【
図4】本発明の別の実施形態に係る車両用灯具の検査装置を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照して本発明の実施形態に係る車両用灯具について詳細に説明する。なお、本明細書において「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「内」、「外」等の方向を表す用語が用いられる場合、それらは車両用灯具が車両に装着されたときの姿勢における方向を意味する。
【0014】
図1は、本発明の実施形態に係る車両用灯具10の概略断面図である。車両用灯具10は、車両前部に配置される前照灯であってよい。
【0015】
図1に示すように、車両用灯具10は、ランプボディ11と、ランプボディ11の前面開口部を覆う透明なアウターカバー12とを備える。ランプボディ11とアウターカバー12は、灯室13を形成している。
【0016】
灯室13内には、灯具ユニット14が収容されている。灯具ユニット14は、ハイビーム配光パターンまたはロービーム配光パターンを照射するよう構成されてよい。灯具ユニット14は、エイミング調整を目的として、図示しない支持部材によりランプボディ11に対して傾動可能に支持されてよい。
【0017】
灯具ユニット14は、リフレクタユニット15と、支持基板16と、光源としてのLED17と、ヒートシンク18とを備える。
【0018】
リフレクタユニット15は、水平方向に延出する上部水平延出部15aと、LED17からの光を制御する光制御部材としてのリフレクタ部15bと、シェード部15cとを備える。
【0019】
上部水平延出部15aには、LED17からの光をリフレクタ部15bに導くための穴部15dが形成されている。リフレクタ部15bは、上部水平延出部15aにおける穴部15dの後方部から前方斜め下方に延出している。リフレクタ部15bは、LED17からの光を灯具前方に反射するパラボラ型のリフレクタである。リフレクタ部15bは、回転放物面を基準に形成された反射面を有する。この反射面の回転放物面の回転中心軸は、リフレクタ部15bの光軸となる。リフレクタ部15bは、光軸が車両前後方向(水平方向)を向くように配置される。リフレクタ部15bの反射面の焦点位置には、LED17が配置される。
【0020】
シェード部15cは、上部水平延出部15aにおける穴部15dの前方部に設けられている。シェード部15cは、LED17からの光が直接灯具外部に出射されるのを防止する。
【0021】
支持基板16は、リフレクタユニット15の上部水平延出部15a上に支持されている。支持基板16の下面には、LED17が、発光面が下方を向くようにして搭載されている。上述したように、LED17は、リフレクタ部15bの反射面の焦点位置に配置されている。LED17は、支持基板16から電流の供給を受けて発光する。
図1には、LED17から出射した後、リフレクタ部15bの反射面で反射して灯具前方に出射する光線の一例(光線L)が図示されている。
【0022】
LED17を発光させるための電流は、給電部材20によって支持基板16に供給される。給電部材20は、灯室外部の電流源(図示せず)に接続されるケーブル21と、ケーブル21の先端部に設けられた可動側コネクタ22と、支持基板16の下面後端部に設けられた待受側コネクタ23とを備える。待受側コネクタ23は、リフレクタ部15bよりも後方に位置している。可動側コネクタ22は、待受側コネクタ23に挿抜可能である。
【0023】
ヒートシンク18は、例えばアルミニウム板などの金属製のプレートをL字状に折り曲げた構成であり、水平方向に延在する第1面18aと、第1面18aに対して所定の角度(本実施形態では90°)で折り曲げられた第2面18bとを有する。ヒートシンク18は、第1面18aが支持基板16の上面上に位置し、且つ第2面18bがリフレクタ部15bの後方において第1面18aから下方に延在するように配置される。ヒートシンク18の第1面18aと支持基板16の上面との間に絶縁シートが介装されてもよい。
【0024】
図1に示すように、ヒートシンク18の第1面18a上に支持基板16が支持され、支持基板16上にLED17が支持されている。したがって、LED17から発生した熱は、支持基板16を介してヒートシンク18の第1面18a、第2面18bに伝熱され、灯室13内の空気中に放熱される。
【0025】
ヒートシンク18の第2面18bには、ケーブル21を第2面18b上で配策するためのケーブルクランプ25が設けられている。ケーブルクランプ25は、例えば樹脂やゴムなどの弾性部材により形成され、円盤状のベース部25aと、ベース部25a上に設けられた、ケーブル21を保持するための保持部25bと、ベース部25aの保持部25bと反対側に設けられた、ケーブルクランプ25を第2面18bに固定するための差込片部25cとを備える。
【0026】
ヒートシンク18の第2面18bには、ケーブルクランプ25の差込片部25cを差し込むためのクランプ固定用穴18dが形成されている。差込片部25cは、クランプ固定用穴18dに差し込まれる際には縮径し、クランプ固定用穴18dに差し込み後には拡径し、係止される。これにより、ケーブルクランプ25がヒートシンク18の第2面18bに固定される。ケーブルクランプ25の第2面18bの固定方法は特に限定されず、ネジや両面テープで固定されてもよい。
【0027】
ヒートシンク18の第2面18bにケーブルクランプ25を設け、ケーブル21をクランプすることにより、ケーブル21が撓んだ際に金属製の第2面18bのエッジと干渉し、ケーブル21に断線等の不具合が生じるのを防止することができる。ケーブルクランプ25は、第2面18bの周縁部に配置されることが好ましい。この場合、より好適にケーブル21と第2面18bのエッジとの干渉を防ぐことができる。
【0028】
図2は、灯具ユニット14の温度検査を行っている様子を説明するための概略断面図である。
図3は、灯具ユニット14の温度検査を行っている様子を説明するための要部概略斜視図である。
【0029】
上述したように、LED17から発生した熱は、通常、支持基板16を介してヒートシンク18の第1面18a、第2面18bに伝熱され、灯室13内の空気中に放熱される。しかしながら、何らかの原因により支持基板16からヒートシンク18に好適に伝熱されない場合には、LED17が高温となり、発光効率が低下する虞がある。このような不具合を防止するために、車両用灯具の組み立て工程では、通常、LEDを発光させた状態での温度検査が行われる。
【0030】
本実施形態に係る灯具ユニット14において、ヒートシンク18の第2面18bには、支持基板16の放射熱を測定するための開口部18cが形成されている。この開口部18cは、第2面18bの上端部に形成されており、
図3に示すように、この開口部18cを介して支持基板16の後端部が灯具ユニット14の後方側に露出している。本実施形態においては、このヒートシンク18の第2面18bに設けられた開口部18cを介して、放射温度センサ30を用いて支持基板16の放射熱を測定する。
図2および
図3において、支持基板16と放射温度センサ30との間に示す破線は、放射熱を模式的に示している。
【0031】
放射温度センサ30で測定された放射熱が所定の基準値(すなわち正常時の放射熱)を超えている場合、その測定対象の灯具ユニット14は放熱構造に何らかの不具合があると識別される。
【0032】
本実施形態では、放射温度センサ30は、支持基板16の後端部における待受側コネクタ23の隣の部位の放射熱を測定している。しかしながら、放射温度センサ30が放射熱を測定する支持基板16の部位はこれに限定されない。放射温度センサ30は、支持基板16におけるLED17の周辺の部位の放射熱を測定することが好ましいが、放熱に異常がある場合はLED17から離間した支持基板16の部位であっても放射熱が正常時よりも高くなるため、十分に放熱構造の不具合を識別可能である。
【0033】
さらに本実施形態に係る灯具ユニット14においては、
図3に示すように、開口部18cを介して待受側コネクタ23が灯具ユニット14の後方側に露出しており、開口部18cを介して、待受側コネクタ23に可動側コネクタ22を挿抜可能となっている。本実施形態のように、L字状のヒートシンク18の第2面18bを第1面18aから下方に延在するように配置した場合、第2面18bによって待受側コネクタ23が覆い隠されるので、可動側コネクタ22の挿抜が難しくなる虞がある。本実施形態のように開口部18cを介して待受側コネクタ23に対して可動側コネクタ22を挿抜可能とすることで、可動側コネクタ22の挿抜性を確保することができる。
【0034】
開口部18cのサイズは、本実施形態のように開口部18cを介した可動側コネクタ22の挿抜を行わない場合には、放射温度センサ30による支持基板16の一部の放射熱の測定を十分に行うことができるサイズであればよい。このサイズは、放射温度センサ30の性能等によって定まる。一方、本実施形態のように開口部18cを介して可動側コネクタ22の挿抜を行う場合には、放射熱の測定を十分に行うことができるサイズであることに加えて、可動側コネクタ22の挿抜を容易とするために、可動側コネクタ22の挿通方向に垂直な断面よりも大きいサイズとすることが望ましい。より好適な実施形態では、開口部18cのサイズは、可動側コネクタ22を挿抜する作業者の指または治具が入る程度のサイズに形成されることが望ましい。
【0035】
図4は、本発明の別の実施形態に係る車両用灯具の検査装置100を説明するための図である。この検査装置100は、上述の灯具ユニット14の温度検査に用いられる。
【0036】
図4に示すように、検査装置100は、支持テーブル101と、支持テーブル101上に立設された位置決めピン102と、放射温度センサ30と、放射温度センサ30を支持するために支持テーブル101上に立設されたセンサ支持部103とを備える。
【0037】
図4に示すように、灯具ユニット14のリフレクタユニット15は、リフレクタ部15bの下端部から水平方向に延出する下部水平延出部15eを備え、該下部水平延出部15eには位置決め穴15fが形成されている。
【0038】
灯具ユニット14の温度検査を行う際、灯具ユニット14は支持テーブル101上に載置される。このとき、灯具ユニット14の位置決め穴15fに支持テーブル101の位置決めピン102が挿入することで、灯具ユニット14が設計された位置に位置決めされ、灯具ユニット14の支持基板16の所定の測定部位を開口部18cを介して放射温度センサ30で測定できる。このような検査装置100を用いることにより、灯具ユニット14ごとに放射温度センサ30の調整が不要であるため、検査の作業性を高めることができる。
図4では、位置決めピン102および位置決め穴15fの組を1つしか図示していないが、当然、複数組の位置決めピン102および位置決め穴15fが設けられてよい。
【0039】
以上、本発明の実施形態に係る車両用灯具10について説明した。この車両用灯具10では、ヒートシンク18に開口部18cを設け、該開口部18cを介して支持基板16の放射熱を測定可能とした。仮にヒートシンク18に開口部18cが設けられていない場合、ヒートシンク18およびリフレクタユニット15の存在により、支持基板16の放射熱を測定することは容易ではない。例えば、上部水平延出部15aとリフレクタ部15bの間に放射温度センサ30を挿入して穴部15dを介して支持基板16の放射熱を検出方法が考えられるが、これは作業性が非常に悪く、また、放射温度センサ30を挿入する際にリフレクタ部15bを損傷する虞もある。一方、本実施形態のようにヒートシンク18に設けた開口部18cを介して支持基板16の放射熱を測定する場合、作業性は非常に高く、ヒートシンク18等を損傷するおそれもない。
【0040】
以上、実施の形態をもとに本発明を説明した。これらの実施形態は例示であり、各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
【0041】
例えば上述の実施形態では、開口部18cとして周囲がヒートシンク18の構成部材でで囲われた(すなわち、穴状の)開口部を形成したが、開口部18cはこれに限定されず、例えばヒートシンク18の第2面18bの一部を切り欠いた切り欠き部であってもよい。
【0042】
また、上述の実施形態では、給電部材20としてコネクタ構造を有するケーブル21を用いたが、ケーブル21は、はんだ付け等の他の方法で支持基板16に接続されてもよい。
【0043】
また、上述の実施形態では、L字状のヒートシンク18の折り曲げ角度を90°としたが、例えば80°や70°などの他の折り曲げ角度であってもよい。
【0044】
また、上述の実施形態では、ヒートシンク18の形状を第1面18aおよび第2面18bを有する折り曲げ部が1つのL字状としたが、ヒートシンク18の形状はこれに限定されない。例えば、ヒートシンク18の形状は、第1面18aおよび第2面18bに加えて第2面18bの下端部から水平方向前方に延在する第3面を有する、折り曲げ部が2つのコ字状であってもよい。
【符号の説明】
【0045】
10 車両用灯具、 11 ランプボディ、 12 アウターカバー、 13 灯室、 14 灯具ユニット、 15 リフレクタユニット、 16 支持基板、 17 LED、 18 ヒートシンク、 20 給電部材、 21 ケーブル、 22 可動側コネクタ、 23 待受側コネクタ、 25 ケーブルクランプ、 30 放射温度センサ、 100 検査装置、 101 支持テーブル、 102 位置決めピン、 103 センサ支持部。