IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ガレッタ、ロバート ジェイ.の特許一覧

<図1>
  • 特許-船外機およびその使用方法 図1
  • 特許-船外機およびその使用方法 図2
  • 特許-船外機およびその使用方法 図3
  • 特許-船外機およびその使用方法 図4
  • 特許-船外機およびその使用方法 図5
  • 特許-船外機およびその使用方法 図6
  • 特許-船外機およびその使用方法 図7
  • 特許-船外機およびその使用方法 図8
  • 特許-船外機およびその使用方法 図9
  • 特許-船外機およびその使用方法 図10
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-07
(45)【発行日】2022-03-15
(54)【発明の名称】船外機およびその使用方法
(51)【国際特許分類】
   B63H 20/32 20060101AFI20220308BHJP
【FI】
B63H20/32 100
【請求項の数】 26
(21)【出願番号】P 2019519607
(86)(22)【出願日】2017-06-21
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2019-07-11
(86)【国際出願番号】 US2017038610
(87)【国際公開番号】W WO2017223240
(87)【国際公開日】2017-12-28
【審査請求日】2020-06-08
(31)【優先権主張番号】15/188,330
(32)【優先日】2016-06-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】518452869
【氏名又は名称】ガレッタ、ロバート ジェイ.
(74)【代理人】
【識別番号】110000855
【氏名又は名称】特許業務法人浅村特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ガレッタ、ロバート ジェイ.
【審査官】中川 隆司
(56)【参考文献】
【文献】米国特許第01161935(US,A)
【文献】特開平03-038495(JP,A)
【文献】米国特許第07163427(US,B1)
【文献】実開昭63-194095(JP,U)
【文献】特開2011-201537(JP,A)
【文献】米国特許第07662005(US,B2)
【文献】米国特許第03376842(US,A)
【文献】特開平09-104396(JP,A)
【文献】特開2013-039887(JP,A)
【文献】米国特許第05112256(US,A)
【文献】米国特許第05465633(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B63H 20/32
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
船舶のトランサムに取り付けるための船外機であって、前記船外機は、
前記船舶の前記トランサムに取り付けられた定置型のパワーヘッドと、
伸縮式駆動シャフトであって、前記伸縮式駆動シャフトは、前記定置型のパワーヘッドに回転可能に接続された第1シャフトセクションと、ギアケースに回転可能に接続された第2シャフトセクションとを有し、前記第2シャフトセクションは前記第1シャフトセクションに摺動可能に連結されている、伸縮式駆動シャフトと、
伸縮式駆動シャフトハウジングであって、前記伸縮式駆動シャフトハウジングは、前記定置型のパワーヘッドに接続された中央セクションと、ギアケースハウジングとを有し、前記伸縮式駆動シャフトハウジングはその内部を通じて前記伸縮式駆動シャフトを支持するように構成され、前記伸縮式駆動シャフトおよび前記伸縮式駆動シャフトハウジングは、前記ギアケースおよびそれに接続されたプロペラシャフトの深度調整を提供するように構成されている、伸縮式駆動シャフトハウジングと、
前記中央セクションの中で前記伸縮式駆動シャフトを回転可能に支持し、前記ギアケースハウジングの中で前記伸縮式駆動シャフトを回転可能に支持するためのハウジング軸受のセットと、
前記定置型のパワーヘッドと前記ギアケースハウジングとの間で構成された操舵機構と
を備え、
前記操舵機構は、前記船舶の航海制御を容易にするために、前記ギアケースハウジングを介して前記定置型のパワーヘッドに対する前記プロペラシャフトの独立した回転を提供するように構成されている、船外機。
【請求項2】
記ギアケースハウジングは第1下部延長部材を有する、請求項に記載の船外機。
【請求項3】
前記第1下部延長部材は、第1嵌合式スプラインをさらに備える、請求項に記載の船外機。
【請求項4】
中央セクションはハウジング内部チューブを有る、請求項に記載の船外機。
【請求項5】
前記ハウジング内部チューブは、前記第1嵌合式スプラインとインターレースするように構成された第2嵌合式スプラインをさらに備える、請求項に記載の船外機。
【請求項6】
前記第1シャフトセクションは第1シャフト内部チューブを有る、請求項に記載の船外機。
【請求項7】
前記第1シャフト内部チューブは、第3嵌合式スプラインをさらに備える、請求項に記載の船外機。
【請求項8】
第2シャフトセクションは、前記第3嵌合式スプラインとインターレースするように構成された第4嵌合式スプラインをさらに備える、請求項に記載の船外機。
【請求項9】
前記ギアケースハウジングおよび前記中央セクションは油圧シリンダとして構成され、これによって前記油圧シリンダは、前記ギアケースおよび前記プロペラシャフトの深度調整のために前記中央セクションに対して前記ギアケースハウジングを直線的に伸長または後退させるようにさらに構成されている、請求項に記載の船外機。
【請求項10】
前記定置型のパワーヘッドと前記第1シャフトセクションとの間に配置された多段変速機をさらに備える、請求項に記載の船外機。
【請求項11】
前記ギアケースハウジングは、静水圧抵抗係数を減少させるように構成されている、請求項1に記載の船外機。
【請求項12】
前記定置型のパワーヘッドに接続された排気システムをさらに備え、前記排気システムは水線より上で排出するように構成されている、請求項1に記載の船外機。
【請求項13】
前記ギアケースハウジングの第1レッジが前記中央セクションの下端に接触する上昇限界と、制御ピストンが前記ギアケースハウジングの隔壁に接触する低下限界とをさらに備える、請求項に記載の船外機。
【請求項14】
記ハウジング軸受のセットは、第1シャフトハウジング端を回転可能に支持するための第1ハウジング軸受と、前記駆動シャフトハウジングの中の第2シャフトハウジング端を回転可能に支持するための第2ハウジング軸受とをさらに備える、請求項1に記載の船外機。
【請求項15】
前記操舵機構は、前記ギアケースハウジングに取り付けられたリングギアをさらに備える、請求項1に記載の船外機。
【請求項16】
前記中央セクションに取り付けられた駆動モータをさらに備え、前記駆動モータは、前記リングギアと機械的に結合されたピニオンギアを有する、請求項1に記載の船外機。
【請求項17】
前記パワーヘッドに接続された排気システムをさらに備え、前記排気システムは、前記駆動シャフトハウジングとは独立して水線より上で排出するように構成されている、請求項1に記載の船外機。
【請求項18】
記排気システムは、前記ギアケースハウジングの低サイズによって前記ギアケースハウジングの静水圧抵抗係数を低減する、請求項1に記載の船外機。
【請求項19】
前記操舵機構は、前記定置型のパワーヘッドとは独立して前記ギアケースハウジングおよび前記プロペラシャフトの360度までの回転を提供するように構成されている、請求項1に記載の船外機。
【請求項20】
前記操舵機構は、前記船を逆方向に推進するために、前記定置型のパワーヘッドとは独立して前記ギアケースおよび前記プロペラシャフトの180度までの回転を提供するように構成されている、請求項1に記載の船外機。
【請求項21】
船舶のトランサムに取り付けるための船外機であって、前記船外機は、
前記船舶の前記トランサムに取り付けられた定置型のパワーヘッドと、
駆動シャフトハウジングであって、前記駆動シャフトハウジングは、その内部を通じて回転可能な駆動シャフトを支持するように構成され、前記定置型のパワーヘッドに取り付けられた中央セクションと、ギアケースハウジングとを有する駆動シャフトハウジングと、
前記中央セクションおよび前記ギアケースハウジングの中で前記回転可能な駆動シャフトを支持するための少なくとも1つのハウジング軸受と、
前記船舶の方向制御を容易にするために、前記定置型のパワーヘッドに対する前記ギアケースハウジングおよびプロペラシャフトの独立した回転を提供するように構成された操舵機構と
を備える、船外機。
【請求項22】
前記操舵機構は、前記定置型のパワーヘッドとは独立して前記ギアケースハウジングおよび前記プロペラシャフトの少なくとも30度の回転を提供するように構成されている、請求項21に記載の船外機。
【請求項23】
前記パワーヘッドと前記回転可能な駆動シャフトとの間に配置された多段変速機をさらに備える、請求項21に記載の船外機。
【請求項24】
前記パワーヘッドに接続された排気システムをさらに備え、前記排気システムは、前記駆動シャフトハウジングとは独立して水線より上で排出するように構成されている、請求項21に記載の船外機。
【請求項25】
前記排気システムは、前記ギアケースハウジングの低サイズによって前記ギアケースハウジングの静水圧抵抗係数を低減する、請求項24に記載の船外機。
【請求項26】
前記操舵機構は、前記ギアケースハウジングに取り付けられたギアと、前記中央セクションに取り付けられた駆動モータとをさらに備え、前記駆動モータは、前記ギアと機械的に結合されたピニオンギアを有する、請求項21に記載の船外機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、船外機およびその使用方法に関する。より具体的には、本開示は、回転下部ユニットを有する船外機に関する。
【背景技術】
【0002】
船外機は、小型、中型、および大型船舶用の前進または推進システムの最も一般的な電動の方法である。発明者のOle Evinrudeが2気筒モータ(Evinrude Light Twin Outboardを略してELTO)を発表して以来、船外機の主要な構成要素はあまり変わっていない。たとえば、船外機は、エンジンまたはパワーヘッドと、排気ハウジング、ギアボックス、および駆動シャフトを収容する中央セクションと、プロペラ、排気ポート、およびスケグを収容する下部ユニットとを含む自己完結型ユニットであり、船外機はトランサムの外側に固定されるように設計されており、トランサムはボートまたは船の船尾に配置されている。推進力を提供するだけでなく、船外機は、その実装部の周りで旋回してボートの推力または推進力の方向を制御するように設計されているので、操舵制御も提供する。船外機は、2ストロークから4ストロークモータへ、2、3、および4気筒モデルから、追加燃料噴射、電子計時、ならびにその他の燃費向上、ローエンドトルク、およびより滑らかな動作のための試みへと進化してきた。
【0003】
エンジン設計が進化しても、(これらの進化は他の形態の電動輸送から大いに借用されてきた)、現代の船外機は矛盾を抱えており、一世紀にわたってほとんど変化しておらず、最新の大きな進化は(実際は現在問題となっているが)、Mercury MarineのCarl Keikhaeferが、実質的に全ての現代の船外機に今でも未処理の緩和されていない排気を水環境中に放出させるプロペラハブ排気システムを発明した50年以上前に起こった。現代の船外機、特に2ストロークモータの不都合の1つは、大量の汚染(特に水中の油)を引き起こす、油とガスの混合物の燃焼の非効率さである。また、2ストロークから4ストロークモータのいずれであれ全ての船外機は、未処理の汚染物質(ガスまたは石油微粒子の形態)をその中央セクションへ、そしてプロペラ排気セクションから水中に直接排出し、水および海洋生物を汚染する。また、現代の船外機の別の不都合として、未処理の騒音公害をその中央セクションへ、そしてプロペラセクションから排出して騒音公害で水を汚染し、海洋生物をその生息地から離れさせ、またはボート騒音から逃れさせ、もしくは混乱させる。水面下での我々の存在の真の影響が認識され始めたのは、ごく最近である(非特許文献1)。
【0004】
このアプローチの他の不都合は、パワーヘッド、中央セクション、およびプロペラが固定剛性ユニットとして設計されたその固定された構成であり、固定剛性ユニットは、ボートの推力または推進力の方向を制御するため、または船舶の方向制御を提供するために、その実装部の周りで旋回するかまたはその周りで関節接合されている。固定されたパワーヘッド、中央セクション、およびプロペラは、全てのユニットの重量およびトルクをピボットピンおよび操舵装置にかける、こうしてモータのサイズを制限する。言い換えると、ボートを回転させるためには船外機全体を回転させなければならない。操舵のために、単にタイヤを回転させるのではなく自動車の前部全体を左右に動かす必要があると想像してみて欲しい。
【0005】
変速ギアケースおよび排気マニホールドを水面下でプロペラの前に配置する現代の船外機およびその固定された構成の他の不都合として、これはとてつもない抵抗を作り出し、速度が増加するにつれて、没水下部ユニットの周りに真空ポケットを形成させ始めるのに十分な衝撃波を形成することによって、制御面およびプロペラブレードから水を文字通りブロックし始める。速度が上昇するにつれて、この望ましくない状態は、水が制御面およびプロペラ自体との接触を完全になくす点まで増大する可能性がある。この状態は、下部ユニットを「吹き飛ばす」と称され、高速での船舶の制御を完全に失う可能性がある。また、完全没水スリップ型プロペラは、水が中心から放射状に噴出されて、プロペラユニットの周りで回転する水の竜巻を作り出すため、その周りに強力な渦を発生する。また、放射状に噴出される水は推力も制御も提供せず、したがってエネルギーの完全な無駄である。実際のところ、没水プロペラの渦の中心にはほぼ常に真空ポケットがある。実質的に全ての船外機は、未処理の排気を海洋生息地に放出するためにこの渦に頼っている。しかしながら、回転の速度が増加するにつれて、遠心力が中心の真空の空洞を成長させ、プロペラの回転が2000RPMに近づくと真空ポケットはプロペラのブレードに到達するまで成長し、この時点でキャビテーションが発生し始める。キャビテーションは、プロペラブレードに到達する真空のポケットとして定義される。ブレードと接触したときの真空のこのポケットは、これらの状況下ではプロペラがほとんどまたはまったく推力を生じないので、非常に望ましくない状況であり、船舶の制御が低下して、プロペラブレードは、ブレードの表面に蓄積したキャビテーション気泡の磨き落としと共に急速に劣化する。これに加えて、実質的に全ての船外機がこの没水ギアケース内に排気マニホールドを有するという事実は、時速数マイルを超えたどの点でも、水中でこのアセンブリを押すだけの静水圧抵抗が非常に、非常に高いことを意味する。したがって、低速であっても効率的かつ望ましくさえある完全没水プロペラは、高速でも信頼性が高くなる。
【0006】
長さ50フィート未満の大部分のボートは滑走型船体であり、これらの船体は、ボートの航行中にボートが水の「上を」歩けるように設計されており、船体を水の「上に」して、ボートはより遠くの目的地までの航行を実用的にする速度を実現することができる。仕事であれ娯楽であれ、行き先にできるだけ早く到達することが常に望ましい。これが、現在の船外機の欠点が極めて明白になるところである。現代のボートは、50MPHを超える速度で安全に移動することがかなり可能であるが、しかし燃料効率は25mphを超える速度では信じられないほど急速に悪化する。現代のエンジン技術は、エンジン自体の燃料効率が飛躍的に進歩したものである。しかしながら、上述のような比較的低速では、現在の船外機は、最新の技術的に進歩したエンジンを用いても、劇的に効率を失う。抵抗効率のような文書で裏付けられた要因のため、速度が増加するにつれてある程度の燃料効率は常に失われるが、船外機の場合、トレードオフは容認できないほど深遠である。
【0007】
船舶が動き始めると、表面下に位置する下部ユニット、排気管、および変速機(ギアボックス)によって静水圧抵抗が生じて、非常に低速であっても、最新の船外機でさえも劇的に非効率的になる。今日の船外機は、単に抵抗に打ち勝つまで動力を追加することによって設計固有の問題を克服し、これに伴って燃料消費、大量の燃料消費を生じる。船外機の性能および汎用性を追求する大型のボートは、エキゾチックで高額な複数エンジンの装備を採用する必要がある。この解決策は、複数の制御装置および支持装置の重量および複雑さに加えて、水を通じて寄生下部ユニットのうちの2つ以上を押さなければならないため、コスト高であり本質的に非効率的である。このような船外機は、細長いプロファイルを有する。
【0008】
現代の船外機の他の不都合は、その実際の性能が、実際に電力を推力に変換するシステム内の効率の悪さによって制限されることである。中型から大型の漁船のほとんどは、時速60マイルを超えられず、1ガロンあたり3マイル未満である。性能の向上は、コストに打撃を与える。通常は複数の船外機エンジンであり、測定された燃料マイレージは1ガロンあたり1マイル未満である。これは事実であり、25MPH以下で動作する小型4ストロークボートには10MPGに達することができるものもあるが、これらの船舶がほんの少し高速になると、燃料マイレージは急激に悪化する。ほんの一部を除いては、標準サイズの漁船の全ては平均して一桁の燃費である。デュアルエンジンを有する17フィート以上のボートまたは毎時50マイルを超えて動作するボートは1MPG未満に低下することが最も多く、数百万人によって水上交通に使用されるボートである、船外機を動力とするボートは、これまでに考案された交通手段の最も非効率的な形態の1つとなっている。
【0009】
現代の船外機の他の不都合は、トルク変換器および変速機として動作するプロペラを有するほとんど唯一の前進ギアを有することである。自動車が低速ギアに引っかかってしまうか、または高速で発進すると、いずれの場合も結果的に性能が非常に悪くなり、燃料効率も下がることを想像して欲しい。このようにして使用されると、プロペラは低速スリップと高速推力との間で妥協しなければならず、その結果、特に良くもないユニットと、25MPHを超える速度で動作したときに非常に非効率的になるボートをもたらす。
【0010】
現在の船外機は、水中で「スリップ」するのにプロペラに依存しており、これにより「流体結合」作用を持たせ、ある種の「トルク変換器」効果は、一般的な海洋推進システムおよび特に船外機を、プロペラ自体以外の開発がほとんどないことに合わせるのに役立ってきた。
【0011】
Arnesonサーフェスドライブ(surface drive)などの高速駆動装置は、プロペラブレードが水面を割ることができるように設計された船舶用の特殊な推進力ユニットであり、これらは半没水プロペラと称される。サーフェスドライブは、完全没水プロペラを有する標準的なプロペラ駆動システムのように、ギアケース全体を水にさらすものではない。これらの駆動装置は、高速で著しい性能および効率向上をもたらす。しかしながら、これらのサーフェスドライブに対する大きな不都合は、これらが高額であってエンジンを船舶上に(内に)搭載する必要があるため、主に大型船舶に限定されていることであり、したがってこれらの素晴らしいユニットは、高性能高速ボート、性能ヨット、および軍用または沿岸警備用ボートなど、カスタムまたは特殊動力ボートでしか利用されない。また、プロペラブレードは、没水プロペラで見られる低いプロペラ速度で大きな推力を発生するために水と接触する大きなブレード表面積がないため、サーフェスドライブは、ドッキングなどの低速操作性をより困難にする。したがって、これらの装備は通常、港のような狭い場所でのドッキングおよび操作のために別個の低速スラスタの使用を必要とする。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0012】
【文献】Sonic Seas
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
したがって、パワーヘッドの周りで旋回し、モータ排気を処理し、水および雑音毒性水質汚染排出物を何マイルにもわたって大気中に排出することなく大気に排出するための中央セクションおよび/またはプロペラを含む特徴の組み合わせを可能にし、プロペラ深度を半没水まで持ち上げて、高速および低速のそれぞれ両方において推進力効率を向上するために推進中は完全没水プロペラまで下げることを可能にし、静水圧抵抗を低下させる原因を低減するために下部ユニットおよびギアボックスサイズを縮小するように機能し、こうして船外機の性能および燃料効率を向上させる船外機、およびその使用方法の必要性があることは、容易に明らかである。
【課題を解決するための手段】
【0014】
簡単に説明すると、例示的実施形態において、本開示は、上述の不都合を克服し、一般的に船外機およびその使用方法の認識された必要性を満たすものであり、ボートのトランサムに取り外し可能に取り付けられたパワーヘッドと、プロペラシャフトに回転可能に接続されたギアケースとを含み、船外機は以下の特徴の組み合わせを含み:中央セクションおよび/または下部ユニット(ギアケース、プロペラシャフト、およびプロペラ)が、パワーヘッドの周りで独立して360°回転し、こうして操舵機構からモータ重量およびトルクを除去するように構成されており;水および騒音公害および水中への有毒排出物を除去して大気中に排出する前に、触媒コンバータを介して廃棄を処理し、伸縮式駆動シャフトであって、伸縮式駆動シャフトは、モータに回転可能に接続された第1駆動シャフト端と、ギアケースに回転可能に接続された第2駆動シャフト端とを有する、伸縮式駆動シャフトと、伸縮式駆動シャフトハウジングであって、伸縮式駆動シャフトハウジングはその内部を通じて伸縮式駆動シャフトを支持するように構成されており、これにより、伸縮式駆動シャフトおよび伸縮式駆動シャフトハウジングは、プロペラ深度を半没水まで持ち上げて推進中に完全に没水するまで下げられるようにするためにギアケースおよびプロペラシャフトの深度調整を提供し、こうして高速および低速のそれぞれ両方で推進効率を向上させるように構成されている、伸縮式駆動シャフトハウジングと、プロペラシャフトおよびプロペラの毎分の高速回転を可能にするための多段変速機と、プロペラが水面を破るのに対して有害な高温の有毒一酸化炭素およびその他の石油副産物が何マイルにもわたって拡散するので、水環境中に大量の酸素を注入または溶解する半没水プロペラと、も含む。
【0015】
これは、熱、乱流、および真空によって強化され、プロペラに内在する現在の設計とは対照的に、有毒な一酸化炭素およびその他の石油副産物を排出、設計、および溶解し、その後この汚染物質を何マイルにもわたって拡散する。
【0016】
その主要な態様によれば、概して、その例示的な形態における本開示は、モータと、プロペラシャフトに回転可能に接続されたギアケースとを有する船外機および使用方法であり、船外機は、伸縮式駆動シャフトであって、伸縮式駆動シャフトはモータに回転可能に接続された第1駆動シャフト端と、ギアケースに回転可能に接続された第2駆動シャフト端とを有する、伸縮式駆動シャフトと、伸縮式駆動シャフトハウジングであって、伸縮式駆動シャフトハウジングはその内部を通じて伸縮式駆動シャフトを支持するように構成されている、伸縮式駆動シャフトハウジングと、を含み、これにより、伸縮式駆動シャフトおよび伸縮式駆動シャフトハウジングは、モータを支持するモータ構造から独立して360度の回転と、これにより中央セクションおよび/またはプロペラがパワーヘッドの周りで旋回できるようにする機能とを提供し、モータ排気を処理して水および水中への騒音公害放出を除去して大気中に放出し、下部ユニットおよびギアボックスサイズを縮小し、静水圧抵抗を低下させる原因を低減するためにこれを表面まで持ち上げ、こうして船外機の燃料効率を向上させるように構成されている。
【0017】
船外機およびその使用方法の例示的実施形態では、モータおよびプロペラシャフトに回転可能に接続されたギアケースを有する船外機を含み、船外機は、伸縮式駆動シャフトであって、伸縮式駆動シャフトはモータに回転可能に接続された第1駆動シャフト端と、ギアケースに回転可能に接続された第2駆動シャフト端とを有する、伸縮式駆動シャフトと、伸縮式駆動シャフトハウジングであって、伸縮式駆動シャフトハウジングは、その内部を通じて伸縮式駆動シャフトを支持するように構成されている、伸縮式駆動シャフトハウジングと、を含み、これにより、伸縮式駆動シャフトおよび伸縮式駆動シャフトハウジングは、ギアケースおよびプロペラシャフトの深度調整を提供するように構成されている。
【0018】
さらなる例示的実施形態において、船外機およびその使用方法は、モータおよびプロペラシャフトに回転可能に接続されたギアケースを有する船外機を含み、船外機は、駆動シャフトであって、駆動シャフトはモータに回転可能に接続された第1駆動シャフト端と、ギアケースに回転可能に接続された第2駆動シャフト端とを有する、駆動シャフトと、駆動シャフトハウジングであって、駆動シャフトハウジングは、その内部を通じて駆動シャフトを支持するように構成されている、駆動シャフトハウジングと、を含み、これにより、駆動シャフトおよび駆動シャフトハウジングは、モータを支持するモータ構造から独立して360度の回転を提供するように構成されている。
【0019】
モータおよびプロペラシャフトに回転可能に接続されたギアケースを有する船外機を動作させる、船外機およびその使用方法のさらに別の例示的実施形態において、方法は、伸縮式駆動シャフトであって、伸縮式駆動シャフトはモータに回転可能に接続された第1駆動シャフト端と、ギアケースに回転可能に接続された第2駆動シャフト端とを有する、伸縮式駆動シャフトと、伸縮式駆動シャフトハウジングであって、伸縮式駆動シャフトハウジングは、その内部を通じて伸縮式駆動シャフトを支持するように構成されており、これにより、伸縮式駆動シャフトおよび伸縮式駆動シャフトハウジングは、ギアケースおよびプロペラシャフトの深度調整を提供するように構成されている、伸縮式駆動シャフトハウジングと、モータと第1駆動シャフト端との間に配置された多段変速機と、を提供するステップと、時速およそ20マイル未満の水速を検知するステップと、変速機を低速ギアで動作させるステップであって、プロペラシャフトは毎分0からおよそ2,000回転の間でプロペラを回転させる、ステップと、ギアケースおよびプロペラシャフトの前記深度調整を介してプロペラシャフトおよび前記プロペラを水線未満に没水させてモータを動作させるステップと、を備える。
【0020】
モータおよびプロペラシャフトに回転可能に接続されたギアケースを有する船外機を動作させる、船外機およびその使用方法のさらに別の例示的実施形態において、方法は、伸縮式駆動シャフトであって、伸縮式駆動シャフトはモータに回転可能に接続された第1駆動シャフト端と、ギアケースに回転可能に接続された第2駆動シャフト端とを有する、伸縮式駆動シャフトと、伸縮式駆動シャフトハウジングであって、伸縮式駆動シャフトハウジングは、その内部を通じて伸縮式駆動シャフトを支持するように構成されており、これにより、伸縮式駆動シャフトおよび伸縮式駆動シャフトハウジングは、ギアケースおよびプロペラシャフトの深度調整を提供するように構成されている、伸縮式駆動シャフトハウジングと、モータと第1駆動シャフト端との間に配置された多段変速機と、を提供するステップと、時速およそ20マイル超の水速を検知するステップと、変速機を高速ギアで動作させるステップであって、プロペラシャフトは毎分およそ2,000から8,000回転の間でプロペラを回転させる、ステップと、ギアケースおよびプロペラシャフトの深度調整を介してプロペラシャフトおよびプロペラを水線付近にしてモータを動作させるステップと、を備える。
【0021】
船外機およびその使用方法の特徴は、触媒コンバータ、サイレンサ、マフラー、またはその他のガスまたは微粒子低減装置および/または雑音低減装置を通じて処理済みの触媒化された排気を排出し、その後高温の毒性有害化学物質およびガスで水環境を汚染することも騒音公害で海洋生物をその生息地から離れさせたり何マイルにもわたって拡散したボート排気騒音公害から逃れさせたりすることなく、処理済み排気を大気中に放出する能力である。雑音も排気も水中に放出されることはない。したがって、科学が現在期待されるものとして、水環境中で雑音発生装置を動作させる悲惨な影響を排除するのに役立つ。
【0022】
船外機およびその使用方法の別の特徴は、排気管、配管、または排気マニホールドが半没水下部ユニットまたはギアケースから取り外されているため、小型の下部ユニット、ギアボックス、および/またはプロペラを提供する能力であり、したがってより小さいまたは小型の下部ユニットは、大型排気構成の下部ユニットと比較して、静水圧抵抗係数が小さくなる。
【0023】
船外機およびその使用方法のさらに別の特徴は、中央セクションおよび/または下部ユニットと、プロペラハウジングと、駆動シャフトと、駆動シャフトハウジングおよび/またはギアケースと、パワーヘッドから独立して開店する中央セクションおよび/または下部ユニットを作成し、こうして360度ボートの推力または推進力の方向を制御し、または船舶の方向制御を提供し、こうして操舵機構からモータ重量およびトルクを除去することによって、ボートトランサムに対して船外機全体を旋回させるのではなく、パワーヘッドから独立して360度回転する(パワーヘッドを下部ユニットから切り離す)プロペラと、を提供する能力である。
【0024】
船外機およびその使用方法のさらに別の特徴は、伸縮式駆動シャフトハウジングを介して低速の完全没水プロペラと高速の半没水プロペラとの間でプロペラまたはプロペラシャフトの高さを垂直に調整する能力であり、伸縮式駆動シャフトハウジングはその内伸縮式駆動シャフトおよび伸縮式駆動シャフトハウジングは、内部を通じて伸縮式駆動シャフトを支持するように構成されており、これにより、プロペラ深度を半没水まで持ち上げて推進中に完全に没水するまで下げられるようにするためにギアケースおよびプロペラシャフトの深度調整を提供し、こうして高速および低速のそれぞれ両方で推進効率を向上させるように構成されている。その名の通り、このプロペラは、表面下に突き刺さる渦、または水の柱を作り出す代わりに、一度に1つのブレードを水中に浸漬させながら、または一度に1つのブレードを水線に穿通させながら水面を効果的に走り、半没水プロペラは文字通り水上を横切って漕ぎ進む。
【0025】
これは驚くべき違いである。あひるが水から上がるのを観察し、その足に注目すると、半没水の足によって空気を掴みやすくなり、水面を漕いで渡るのに役立つ。もう1つの例はローイングスカルであり、舵手が号令をかけると、漕ぎ手チームはパドルを水中に付けて引き、すると漕ぎ手のパドルの動き1インチに対してローイングスカルがほぼ1インチ動くのがわかるだろう。パドルが動くとボートも動き、非常にわずかなスリップで、非常に効率的である。半没水プロペラも、文字通り水面を漕いで渡り、ほとんど同じことをする。水面の非常に近くを走ることによって渦が解消され、次のブレードが新鮮な「一口」の水を得られるようにする。文字通り「パドリング」するが、毎秒250回など実際には非常に速くパドリングしている。この半没水プロペラ設計の利点は、高速では不可欠である。しかしながら低速および重負荷では、静止状態からより大きな推力を発生する能力のため、水プロペラははるかに望ましく、こうして両方の動作モードを単一のユニットに統合する。
【0026】
船外機およびその使用方法のさらに別の特徴は、排気マニホールドのないより小さいまたは小型の下部ユニットを利用して実現される燃料効率と、高速半没水上昇プロペラ設計の二重に効率的な動作モードと、重負荷の下での低速下降または没水プロペラ推力である。
【0027】
船外機およびその使用方法のさらに別の特徴は、より早いボート速度を実現するために上昇可能な高速半没水プロペラと結合したプロペラシャフトおよびプロペラの毎分の高速回転を可能にするための多段変速機を介した複数の高速前進ギアの適用である。
【0028】
船外機およびその使用方法のさらに別の特徴は、逆方向にプロペラを回転させる後退ギアの必要性を排除する能力である。むしろ、ボートを逆に180度回転して引くかまたは押すために、360回転下部ユニット、プロペラハウジング、駆動シャフトおよび/またはギアケース、ならびにプロペラを利用する。
【0029】
船外機およびその使用方法のさらに別の特徴は、今度の環境保護庁(EPA)の大気浄化法および/またはカリフォルニア大気資源委員会の船用エンジン汚染および排出基準を満たす能力である。
【0030】
また、EPAは、有機体およびその使用を低DO条件の悪影響から保護するために、淡水、塩水、および汽水、下水および工業廃水などの液体の同じ水塊への放出の溶存酸素(DO)基準を公開した。栄養素(たとえば、窒素およびリン、ならびにその他の酸素要求生物学的廃棄物)を含む大量の流出液を受け取る湖、小川、河川、および沿岸水域にとって低酸素状態(低溶存酸素)は重大な問題なので、同庁はこれらの基準を開発した。水系における過剰な栄養素は藻類の成長を刺激し、これがひいては健康な魚類、貝類、およびその他の水生生物の個体群を維持するために必要な酸素を使い果たしてしまう。
【0031】
湖、小川、河川、および沿岸水域のためのEPAの環境監視評価プログラム(EMAP)は、5mg/L未満の溶存酸素濃度に曝されている領域を示している。長期にわたる5mg/L未満のDOは、多くの魚類、貝類、およびその他の水生生物の個体群の幼生期に害を及ぼす可能性がある。
【0032】
船外機およびその使用方法のさらに別の特徴は、湖、小川、河川、および沿岸水域に大量の酸素(DO)を抽出または溶解させるその高速半没水プロペラであり、動作中の大気中への処理済み排気のその放出は、何マイルにもわたって拡散した有害な高温の有毒一酸化炭素およびその他の石油副産物の水中放出に対して溶存酸素レベルを引き上げるのを助ける。
【0033】
船外機およびその使用方法のさらに別の特徴は、およそ20~25MPHを超える速度またはボートまたは船を平面上に配置することが可能な0~2,000RPMのプロペラ速度での速度設定点まで重負荷のボートまたは船を推進するための深度または水中のプロペラを用いるその効率的な作業である。
【0034】
船外機およびその使用方法のさらに別の特徴は、およそ20~25MPHまたはボートまたは船を平面上に配置することが可能な2,000~8,000RPM以上のプロペラ速度での速度設定点まで重負荷のボートまたは船を推進するために半没水のプロペラを用いるその効率的な作業である。
【0035】
船外機およびその使用方法のさらに別の特徴は、伸縮式下部ユニットの追加によって単一のエンジンが有することができる処理能力量に対して実質的に制限がないこと、および低くて広いプロファイルである
【0036】
船外機およびその使用方法のさらに別の特徴は、環境的特徴が著しく低減された単一のエンジンであり、実質的に無制限の処理能力は、はるかに大きい船舶への船外機のとてつもない補償を可能にする。
【0037】
船外機およびその使用方法のさらに別の特徴は、低くて広いプロファイルを提供する能力であり、こうしてトランサムのより広いセクションにわたってモータ重量およびトルクを拡散し、ボートまたは船の全体的な安定性を促進する。
【0038】
船外機およびその使用方法のさらに別の特徴は、船外機の燃料効率を促進する静水圧抵抗を低減するための小型プロファイル「レーシングスタイル」下部ユニットを提供する能力である。
【0039】
船外機およびその使用方法のさらに別の特徴は、半没水プロペラを介して酸素および/または溶存酸素を水に添加する能力である。
【0040】
船外機およびその使用方法のさらに別の特徴は、船用モータが水と接触する新規な方法を提供する能力である。
【0041】
船外機およびその使用方法のこれらおよびその他の特徴は、添付図面を参照して読んだときに、上記の概要および以下の図面の簡単な説明、その例示的実施形態の詳細な説明、および請求項から当業者にとってより明らかとなるだろう。
【0042】
本船外機およびその使用方法は、添付図面を参照して好適な選択された代替実施形態の詳細な説明を読めばより良く理解され、図中、全体を通して類似の参照番号は類似の構造を示して類似の要素を指す。
【図面の簡単な説明】
【0043】
図1】従来技術の船外機の側面図である。
図2】船外機およびその使用方法の例示的実施形態の側面図である。
図3図2による、駆動シャフトハウジング下部ユニットの例示的実施形態の側面図である。
図4図2による、駆動シャフトハウジング上部ユニットの例示的実施形態の側面図である。
図5図2による、伸縮駆動シャフトおよび伸縮駆動シャフトハウジング下部および上部ユニットの例示的実施形態の側面図である。
図6図2による、伸長した没水線が示された、伸縮駆動シャフトおよび伸縮駆動シャフトハウジング下部ユニットおよびプロペラを有する船外機の例示的実施形態の側面図である。
図7図2による、プロペラが水線に半没水するまで後退して示された、伸縮駆動シャフトおよび伸縮駆動シャフトハウジング下部ユニットおよびプロペラを有する船外機の例示的実施形態の側面図である。
図8図2による、駆動シャフトハウジングおよび下部ユニットを360度回転させた伸縮駆動シャフトおよび駆動シャフトハウジング下部ユニット、ならびにボートを逆方向に推進するために180度回転したプロペラを有する船外機の例示的実施形態の側面図である。
図9図2による、駆動シャフトハウジングおよび下部ユニットを360度回転させた伸縮駆動シャフトおよび駆動シャフトハウジング下部ユニット、ならびにレーシングスタイル下部ユニットを有する船外機の例示的実施形態の背面図である。
図10】ボート速度に基づくプロペラシャフトの制御された深度調整方法のフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0044】
ここで図1を参照すると、船外機10などの従来技術による船外船用モータが示されている。船外機10は、垂直方向ではセクション11として指定される、パワーヘッド20などのエンジンまたはモータと、排気ハウジング25を包含するセクション12として指定される中央セクションと、駆動シャフトと、を含む自己完結型ユニットであり、セクション13として指定される大きな「内反足」下部ユニットは、プロペラ23と、排気ポートまたは排気マニホールド26と、水底の岩屑からプロペラを保護するためのスケグ24と、を包含する。垂直方向でセクション11として指定されたパワーヘッド20および/またはセクション12として指定された中央セクションは共に、ボートまたは船の船尾に位置するトランサムTの外側に取り外し可能に取り付けられた単一ユニットを形成する。垂直方向でセクション11として指定されたパワーヘッド20、セクション12として指定された中央セクション、およびセクション13として指定された下部ユニットは共に、単一または固定ユニットを形成する。船外機10、単一または固定ユニットは、操舵アーム21などの回動機構を介してボートまたは船の操舵制御を可能にするために、トランサムTに対して旋回&回転機構P&Rの中心(図示)の片側に約45度回転R(回転R)させ、こうしてボートの推力または推進力の方向を制御する。船外機10、単一または固定ユニットは、水線WLに対して上方または水線WLよりも上へのセクション12として指定された中央セクションおよびセクション13として指定された下部ユニットの持ち上げまたは上昇を可能にするために、トランサムTに対して旋回&回転機構P&Rの周りで約90度旋回Pする。このため、船外機10,単一または固定ユニットは、回転機構RMの中心の片側で約45度未満の回転Rに制限されている。
【0045】
さらに、固定されたセクション11、セクション12、およびセクション13のこの単一ユニットは、全モータトルクおよび重量をモータ旋回および操舵機構にかけるので、パワーヘッド20のサイズを制限する。さらにまた、単一または固定ユニットは非常に限られた可動域でプロペラ23を配置し、エンジンアセンブリ全体の運動でプロペラを効率的に上昇または下降させる必要があり、このためプロペラの位置を水線WLの下に効率的に制限し、そこでプロペラ23およびセクション12として指定された中央セクションの一部は水中を非効率的に引きずられまたは押されて、高速で回転するプロペラ23の前に抵抗および圧縮型衝撃波を作り出す。
【0046】
パワーヘッド20からのモータ排気Eは、セクション12として指定された中央セクションを通ってセクション13として指定された下部ユニット内まで排気導管25を移動し、そこで有毒ガス、油、および騒音公害を含む排気Eは、排気ポートまたは排気マニホールド26を通じて水線WLの下の水中に出て、大量の汚染物質(特に油、残留物、炭素ガス、および雑音)を水中に直接排出させて水および海洋生物環境を汚染し、雑音から逃げる海洋生物を放散させる。
【0047】
図2から図10に示されるように、本開示の例示的実施形態を記載する際に、明確さのために特定の用語が採用される。しかしながら、本開示はそのように選択された特定の用語に限定されるよう意図されるものではなく、各特定の用語が、類似の機能を実現するために類似の方法で動作する全ての技術的同等物を含むことは、理解されるべきである。しかしながら、請求項の実施形態は、多くの異なる形態で実現されてもよく、本明細書に明記される実施形態に限定されると解釈されるべきではない。本明細書に明記される例は非限定例であり、他の可能な例の中の単なる例である。
【0048】
ここで図2を参照すると、限定ではなく例として、船外機100などの例示的実施形態の船外船用モータが示されている。船外機100は、ボートまたは船の船尾に位置するトランサムTの外側に取り外し可能に取り付けられてもよい。本明細書では、船外機100は、水線WLに対して下方にまたは水線WLの上で上方に、セクション12として指定された中央セクションおよびセクション13として指定された下部ユニットの傾斜または旋回を可能にするために、トランサムTに対する上部構造SSなどのモータ構造を有する旋回機構PMの間和知でおよそ90度旋回Pできることは、理解される。本明細書では、船外機100は、図1に示されるもののようにトランサムTに対して回転機構RMの周りで回転R(回転R)しないことが、認識される。
【0049】
船外機100は、コンピュータまたはエンジン制御ユニット112、燃料噴射システム114、エンジン排気マニホールドおよび排気配管116、ターボチャージャまたはマルチターボチャージャ118、水対空気中間冷却器120、エンジン水および中間冷却器を冷却するための熱交換器122、駆動係合クラッチありまたはなしの前進後退変速機130、駆動シャフトおよび/または駆動シャフトハウジング132、ギアケースおよびギアケースハウジング134、プロペラシャフト136、およびプロペラ138などのサブシステムを有する、パワーヘッド、エンジン、またはモータ110などの、ブロック図に示されるような標準的な船外機の特徴、システム、および機能を含むことができる。
【0050】
また、船外機100は、今度の環境保護庁(EPA)の大気浄化法および/またはカリフォルニア大気資源委員会の船用エンジン汚染および排出基準を満たすために、上記水線WLがテールパイプ124から大気A中に放出する前に、モータ110から放出された有害な排気化合物を捕捉するかまたは無害のまたは害の少ない化合物に変換するためにエンジン排気マニホールドおよび排気配管116に接続された、触媒コンバータ、サイレンサ、マフラーシステムなど、排気システム140を含んでもよい。触媒化された排気を大気A中に放出することで、1)水線WLの下で放出される騒音公害を低減して、結果的に水媒体中を移動する過剰な騒音公害による海洋および水生生物の放散を減少させ、2)水線WL上に石油生成物の表面膜蓄積物をもたらす、水線WLの下での有害ガス、化合物、および燃焼していないかまたは部分的に燃焼した石油燃料および油を包含する未処理の排気の放出を低減する。
【0051】
再び図2を参照すると、限定ではなく例として、独立してまたはモータ110に対してセクション12として指定された中央セクションおよびセクション13として指定された下部ユニットなどの駆動シャフトハウジングの分離するための(または独立した回転RIを可能にするための)内部部品の360度の回転を有する(または回転する、回転している、または回転的RI)船外機100などの、例示的実施形態の船外船用モータが示されている。セクション12として指定された中央セクションは、第1シャフトハウジング端または上部中央セクション端12.1と、第2シャフトハウジング端または下部中央セクション端12.2とを含んでもよい。駆動シャフトハウジング132、駆動シャフト、および/またはセクション13として指定された下部ユニットを拘束し、それに対してモータ110、変速機130、支持体、エンジン搭載ハードウェア、モータ構造、または上部構造SSおよび/またはトランサムTを360度回転RIさせることを可能にするために、上部中央セクション端12.1に近接して配置された第1ハウジング軸受または上部中央セクション軸受152A/Bおよび下部中央セクション端12.2に近接して配置された第2ハウジング軸受または下部中央セクション軸受154A/Bなど、セクション12として指定された中央セクションが最大360度回転できるようにするために、セクション12として指定された中央セクションは、変速機130またはモータ110と駆動シャフト132との間の回転継手または連結器150と、可動部品間の低摩擦抑制機構とを含んでもよい。
【0052】
駆動シャフトハウジング132および/またはセクション13として指定された下部ユニットの回転を制御するために、駆動シャフトハウジング132は、駆動シャフトハウジング132に形成、取り付け、または取り外し可能に取り付けられたリングギア162などのカラーまたは成形ギアを含んでもよい。リングギア162は、ピニオンギア166などの駆動ギアと機械的に接続されてもよい。ピニオンギア166は、駆動モータ164など、圧縮空気または油圧モータまたは電動モータなどを介して、いずれかの方向に機械的に回動または回転することができる。本明細書では、駆動シャフトハウジング132および/またはセクション13として指定された下部ユニットの制御された回転が認識され、駆動シャフトハウジング132はいずれの従来型構造であってもよい。
【0053】
本明細書では代わりに、リングギア162は、駆動シャフトハウジング132に取り付けまたは取り外し可能に取り付けられたカラーであってもよく、1つ以上の機械的アームまたは部材またはケーブルは、リングギア162または駆動シャフトハウジング132としてカラーの側面または対向面に回転可能に取り付けられてもよく、1つ以上の機械的部材(図示せず)操舵ロッドなど)は、直線運動して、リングギア162または駆動シャフトハウジング132がそれに対してモータ110、変速機130、上部構造SS、および/またはトランサムTを360度回転RIさせるように構成されていることが、考えられる。
【0054】
本明細書では代わりに、ベルト162が駆動シャフトハウジング132に対して取り付けまたは取り外し可能に取り付けられてもよく、プーリ166が駆動モータ164によって回転してモータ110、変速機130、上部構造SS、および/またはトランサムTに対して駆動シャフトハウジング132をおよそ360度回転RIさせてもよいことが、さらに考えられる。本明細書では、110、変速機130、上部構造SS、および/またはトランサムTに対して駆動シャフトハウジング132および/またはセクション13として指定された下部ユニットをおよそ360度回転RIさせるように構成された、当業者にとって周知の他の回転または操舵手段も本明細書に含まれることが、考えられる。
【0055】
パワーステアリングアセンブリ160の動作中、駆動モータ164の回転はピニオンギア166を回転させ、これがリングギア162を回転させ、これが駆動シャフトハウジング132および/またはセクション13として指定された下部ユニット、特にプロペラ138を回転RIさせる。したがって、駆動モータ164の回転は、機械的に結合したセクション13として指定された下部ユニットの操舵回転、特にプロペラ138およびその周りの360度の回転RIのいずれかの方向のプロペラ138からの推進力PIの変化をもたらし、このような推進力PIは、実質的に反対方向にボートまたは船のトランサムTを押すかまたは引くことになる。本明細書では、パワーステアリングアセンブリ160の180度の回転RIは、プロペラ138からトランサムTに直接向かう推進力PIを提供し、このような推進力PIは実質的に逆のRe方向(図2に示されるように前方Fの反対の位置)にボートまたは船のトランサムTを押すかまたは引くことになり、こうして変速機130における逆回転(後退ギア)を提供する必要性を排除することが、認識される。
【0056】
本明細書では、セクション13として指定された下部ユニットからの360の推進力PIを可能にするため、より具体的には360度いずれの方向にも船外機100を操舵するため、駆動シャフトハウジング132および/またはセクション13として指定された下部ユニットは、セクション12として指定された中央セクションに対して、および/またはモータ110、上部構造SS、およびトランサムTに対しておよそ360度回転Rできることが、認識される。
【0057】
本明細書では、変速機130は、係合/解除クラッチ、2つ以上の前進ギアを備えて構成されたマルチレシオ多段変速機を含んでもよく、単一の前進ギア変速機よりも速い回転速度または毎分回転数(RPM)で船外機100のモータ110が(駆動シャフトおよびギアボックスを介して)プロペラ138を回転させることを可能にする、後退ギアであってもよいことが、さらに認識される。また、プロペラ138の回転およびセクション13として指定された下部ユニットからの排気ハウジング25の取り外しの速度が速ければ、図1のより大きい排気構成下部ユニットと比較して、図2に示されるセクション13として指定された下部ユニットの薄く小さい設計および低静水圧抵抗係数設計が可能になる。
【0058】
ここで図3図4,および図5を参照すると、限定ではなく例として、水線WLに対して船外機100の動作中にプロペラ138の上昇および下降の垂直調整を可能にするための、伸縮駆動シャフト330、伸縮式駆動シャフトハウジング300、ギアケースハウジング134、およびプロペラ138など、往復するセクション12として指定された中央セクションおよび/またはセクション13として指定された下部ユニットが示されている。伸縮駆動シャフト330および伸縮式駆動シャフトハウジング300は、伸縮駆動シャフト330がその内部を通じて配置された、伸縮式下部ハウジング310および上部ハウジング360を含む。
【0059】
再び図3を参照すると、伸縮式駆動シャフトハウジング300の下部ハウジング310は、ギアケースおよびギアケースハウジング134(流体力学的効率設計)、プロペラシャフト136、プロペラ138を含んでもよい。また、ギアケースハウジング134は、各々がギアケースハウジング134と一体となりそこから延在して互いに重なった、第1下部延長部材311、第2下部延長部材312、および第3下部延長部材313を含んでもよい。
【0060】
第1下部延長部材311は、ギアケースハウジング134から一体的に延在してもよい。本明細書では、第1下部延長部材311は、ギアケースハウジング134よりも直径または断面が狭くてもよいと考えられる。第1下部延長部材311は、第1下部延長部材311の外表面312B上に形成された下部ハウジング雄スプライン312A(上部ハウジング360雌スプライン362Aまたはその逆、第1嵌合式スプラインまたはその他いずれか類似の直線摺動式非回転装置と嵌合、適合、インターレース、または制御された直線摺動をするため)を含んでもよい。本明細書では、雄スプライン312Aは、ギアケースハウジング134よりも直径または断面が狭くてもよいと考えられる。第1下部延長部材311は、第1下部延長部材311と一体となりそこから延在する第2下部延長部材312を含んでもよい。第1下部延長部材311は、第1下部延長部材311と第2下部延長部材312との間に第1レッジ317などの移行面を含んでもよい。第2下部延長部材312は、第1下部延長部材311よりも直径または断面が狭くてもよいと、さらに考えられる。第2下部延長部材312は、第2下部延長部材312に取り付けられた制御ピストン316と、上部ハウジング360に取り付けられて第2下部延長部材312に摺動可能に取り付けられ、上部ハウジング360内に油圧チャンバ364の底部分364.1および上部分364.2を形成する隔壁314と、を含んでもよい。
【0061】
第3下部延長部材313は、ギアケースハウジング134を第1下部延長部材311と一体的に接続してもよい。第3下部延長部材313は、第3下部延長部材313と第1下部延長部材311との間の第2レッジ315などの移行面を含んでもよい。
【0062】
第2下部延長部材312は、ギアケースハウジング134へのアクセスを提供するために第1下部延長部材311、第2下部延長部材312、および第3下部延長部材313を取る通路を形成する下部ハウジング導管320などの、内側中空内部またはチューブを含んでもよい。下部ハウジング導管320は下部ハウジングエンドキャップ324を含んでもよく、ここで伸縮式駆動シャフト330が第1下部延長部材311、第2下部延長部材312、および第3下部延長部材313の中で最大360度回転できるようにするための下部ハウジング軸受332など、可動部品間の低摩擦抑制機構であり、伸縮式駆動シャフト330は、下部ハウジング導管320に接続されて第2下部延長部材312よりも小さい半径またはサイズを有する下部ハウジング開口部326を通じて延在する。
【0063】
再び図4を参照すると、伸縮式駆動シャフトハウジング300の上部ハウジング360は、第1上部ハウジングセクション361Aと、第2上部ハウジングセクション361Bと、第3上部ハウジングセクション361Cと、第4上部ハウジングセクション361Dとを有する伸縮駆動シャフトハウジング361を含んでもよい。第1上部ハウジングセクション361A、第2上部ハウジングセクション361B、第3上部ハウジングセクション361C、および第4上部ハウジングセクション361Dは、上部ハウジング360を通る通路を形成する、上部ハウジング内部チューブ366のような、チューブ、中空内部、または通路を含んでもよい。第1上部ハウジング導管362は、雄スプライン312Aを有する第2下部延長部材312の伸縮を収容および制御するように構成されてもよい。また、第1上部ハウジング導管362は、第2下部延長部材312の伸縮を収容および制御するために第1上部ハウジング導管362の外表面362B上に形成された第2または雌スプライン362A(第2下部延長部材312第1または雄スプライン312Aまたはその逆と嵌合するためのまたは嵌合可能な)(第2下部延長部材312、第1または雄スプライン312Aまたはその逆、第2嵌合式スプラインまたはその他いずれか類似の直線摺動式非回転装置と嵌合、適合、インターレース、または制御された直線摺動をするため)を有する下部ハウジングを含んでもよい。本明細書では、第2雌スプライン362Aは、第3上部ハウジングセクション361Cよりも直径または断面が狭くてもよいと考えられる。さらに、第2上部ハウジング導管363は、第3下部延長部材313の伸縮を収容および制御するように構成されてもよい。さらにまた、第2上部ハウジング導管363は、第2下部延長部材312が第1上部ハウジング導管362内に制御された直線移動を有することを可能にし、一体に連結された第3下部延長部材313が第2上部ハウジング導管363内に制御された直線移動を有することを可能にする、油圧シリンダとして作用する圧縮流体またはガスの挿入(流入)または放出(流出)に適応するための第1アクセスポート381および第2アクセスポート382など、第2上部ハウジング導管363の内部への2つ以上のアクセスポートを含んでもよい。上部ハウジング360は、第1上部ハウジングセクション361A、第2上部ハウジングセクション361B、またはその間の近傍に配置された、リングギア162としてさらに含んでもよい。上部ハウジング360は、第1上部ハウジングセクション361Aの近傍に配置された上部ハウジングエンドキャップ364から延在する第1上部延長部材372を、さらに含んでもよい。第1上部延長部材372は、上部ハウジング内部チューブ366に接続され、伸縮駆動シャフト330内に制御された直線移動を適応させるために第1上部延長部材372よりも小さい半径またはサイズを有する、上部ハウジング開口部376を含んでもよい。
【0064】
本明細書では、上部ハウジング360の第1上部ハウジング導管362の第2または雌スプライン362A内で摺動するための下部ハウジング310の第2下部延長部材312の第1または雄スプライン312Aの制御された直線移動は、上部ハウジング360の下端365が下部ハウジング310の第1レッジ315に接触するかまたは第3下部延長部材313に取り付けられた制御ピストン316が第2上部ハウジング導管363の上端374などに接触したときには、崩壊し、引き込まれ、または上昇したプロペラ限界を有し、第1直線部材318に取り付けられた制御ピストン316が第2上部ハウジング導管363の隔壁314または下端367などに接触したときには、伸長し、引き出され、または低下したプロペラ限界を有すると、さらに考えられる。
【0065】
本明細書では、下部ハウジング310および上部ハウジング360は、どちらがどちらの中で摺動するか、およびどちらが雄または雌の直線摺動手段であるかについて交換可能であってもよいと、さらに考えられる。
【0066】
再び図5を参照すると、伸縮式駆動シャフトハウジング300の伸縮駆動シャフト330は、雌シャフトまたは第1シャフトセクション333および雄または第2シャフトセクション343を含んでもよい。第1シャフトセクション333は、第1雌シャフト端331の近傍から第2雌シャフト端332まで第1シャフトセクション333内に形成されて通路を形成する、第1シャフト内部チューブ336などの中空内部を含んでもよい。第2シャフトセクション343は、第1雄シャフト端341および第2雄シャフト端342を含んでもよい。また、第1雌シャフト端331は、第2シャフトセクション343内に制御された直線移動を適応させるために第1シャフト内部チューブ336に接続された第1雌シャフト開口部334を含んでもよい。
【0067】
第1雄スプライン312Aを有する第2下部延長部材312の伸縮を収容および制御するように構成された第2雌スプライン362Aを有する第1上部ハウジング導管362と同様に、第1シャフトセクション333の第1シャフト内部チューブ336は、第1シャフトセクション333からの第2シャフトセクション343の伸縮を収容および制御するために第2シャフトセクション343の外表面344上に形成された、第4または雌スプライン336A([(上部ハウジング360第2または雌スプライン362Aと嵌合/嵌合可能なまたはインターレースまたは制御された直線摺動をするための)下部ハウジング第1雄スプライン312Aと類似の]第3または雄スプライン341Aまたはその逆、またはその他いずれか類似の直線摺動式非回転装置を有する第2シャフトセクション343と嵌合、適合、インターレース、または制御された直線摺動をするため)を有するシャフトチューブを含んでもよい。本明細書では、第2シャフトセクション343は、第1シャフトセクション333よりも直径または断面が狭くてもよいと考えられる。本明細書では、雄スプライン312Aは、第3上部ハウジングセクション361Cよりも直径または断面が狭くてもよいと、さらに考えられる。
【0068】
伸縮駆動シャフト330を自由に回転させることを可能にするため、伸縮駆動シャフト330は、伸縮式駆動シャフト330が下部ハウジング310内で最大360度回転できるようにするために、第1シャフトセクション333の第2雌シャフト端332に近接して回転可能に取り付けられて下部ハウジング310に取り付けられた第1下部ハウジング軸受352と、第1シャフトセクション333の第1雌シャフト端331に近接して回転可能に取り付けられて下部ハウジング310に取り付けられた第2下部ハウジング軸受322など、可動部品間の1つ以上の低摩擦抑制機構を含んでもよい。また、伸縮駆動シャフト330は、伸縮式駆動シャフト330が上部ハウジング360内で最大360度回転できるようにするために、第1シャフトセクション333の第1雌シャフト開口部334に近接して回転可能に取り付けられて上部ハウジング360に取り付けられた第1上部ハウジング軸受354と、第2シャフトセクション343の第2雄シャフト端342に近接して回転可能に取り付けられて第1上部延長部材372または第1上部ハウジングセクション361Aに近接した上部ハウジング360に取り付けられた第2上部ハウジング軸受356と、を含んでもよい。
【0069】
第2シャフトセクション343は、上部ハウジング360の第1上部ハウジング導管362内で直線的に伸長および後退(伸縮)する下部ハウジング310の第2下部延長部材312の中でこれに囲まれた伸縮駆動シャフト330を自由に回転させながら、第1シャフトセクション333内で直線的に伸長および後退(図示せず)伸縮)してもよいことが、さらに考えられる。
【0070】
本明細書では、直線的に伸長および後退する下部ハウジング310の第2下部延長部材312の中でこれに囲まれた伸縮駆動シャフト330は、エンジン制御ユニット112に位置フィードバックを提供するための上限スイッチ317Aおよび下限315Aスイッチを含んでもよいことが、さらに考えられる。
【0071】
本明細書では、第2シャフトセクション343の第2雄シャフト端342は変速機130またはモータ110および他端に固定されるかまたは機械的に接続されてもよく、第1シャフトセクション333の第1雌シャフト端331はギアケースハウジング134に固定されるかまたは機械的に接続されてもよく、これはプロペラシャフト136、プロペラ138と機械的に接続されており、伸縮駆動シャフト330として360度回転して水線WLに対して上昇および下降するように構成されていることが、認識される。
【0072】
本明細書では、伸縮駆動シャフト330および伸縮式駆動シャフトハウジング300は、ギアケースハウジング134の伸縮式深度調整(水線WLに対して上昇および下降するため)を提供してもよく、これはプロペラシャフト136、およびプロペラ138と機械的に接続されていることが、認識される。また、伸縮駆動シャフト330および伸縮式駆動シャフトハウジング300はいずれの従来型構造であってもよく、たとえばこれは、スクエアチューブまたはその他の嵌合可能なリンク機構など、伸縮自在に回転可能に接続され、および/または伸長可能で縮小可能なセクションから構築されてもよい。
【0073】
ここで図2図5、および図6を参照すると、限定ではなく例として、たとえば加圧油圧流体HFが油圧チャンバ364に接続された第1油圧流体ポート381に侵入して油圧チャンバ364に接続された第2油圧流体ポート382から出る船外機100など、例示的実施形態の低速船外船用モータが示されている。加圧油圧流体のこのような流れは、第3下部延長部材313に取り付けられた制御ピストン316の上面316Tに対する加圧力を発生させて、ボートまたは船のトランサムTを押すまたは引くための低速(トローリング)操作性のため、制御ピストン316および第3下部延長部材313および一体に接続されたギアケースハウジング134およびプロペラ138を水線WLより下に没水した位置まで押す。本明細書では、セクション13として指定された下部ユニット、ギアケースハウジング134、およびプロペラ138は、ボートの低速推力および/または滑走を最大化するために、微調整の任意のインクリメントまで水線WLの下で下方に調整され得ると考えられる。低速動作中、セクション13として指定された下部ユニットは、水線WLの下に没水した位置まで伸長または下降させられ、最高およそ20~25MPH、または半没水型プロペラ138ボートまたは船を平面上に配置することが可能な0~2,000RPMのプロペラシャフト136回転速度での速度設定点(またはエンジン制御ユニット112、ボート速度設定点でプログラムまたは事前設定された所定の速度)で重負荷のボートまたは船を推進するための深度で効率的に作業する(十分なトルクを提供する)ために、多段変速機130は低速ギアで動作することができる。また、最大360度回転できる下部ハウジング310の能力により、半没水型プロペラ138はボートまたは船の操舵制御を提供することができる。
【0074】
本明細書では、伸縮駆動シャフト330および伸縮式駆動シャフトハウジング300は伸縮式下部ハウジング310を含み、伸縮駆動シャフト330がその内部を通じて配置された上部ハウジング360は、制御ピストン316の底面316Bが前記下部ハウジング310の隔壁314または第2上部ハウジング導管363上部ハウジング360と接触する低下限界を含んでもよいことが、考えられる。
【0075】
ここで図2図5、および図7を参照すると、限定ではなく例として、たとえば加圧油圧流体HFが、油圧チャンバ364に接続された第2油圧流体ポート382に侵入して油圧チャンバ364に接続された第1油圧流体ポート381から出る船外機100など、例示的実施形態の低速船外船用モータが示されている。加圧油圧流体のこのような流れは、第3下部延長部材313に取り付けられた制御ピストン316の底面316Bに対する加圧力を発生させて、ボートまたは船のトランサムTを押すまたは引くための高速操作性のため、制御ピストン316および第3下部延長部材313および一体に接続されたギアケースハウジング134およびプロペラ138をプロペラシャフト136が水線WLの近傍に配置された位置まで押す。本明細書では、セクション13として指定された下部ユニット、ギアケースハウジング134、およびプロペラ138は、ボートBの高速推力および/または滑走を最大化するために、微調整の任意のインクリメントまで水線WLに向かってまたは部分的にそれより上で上方に調整され得ると考えられる。高速動作中、セクション13として指定された下部ユニットは、プロペラシャフト136が水線WLの近傍に配置された位置まで後退または上昇し、半没水型プロペラ138が効率的に作業する(十分なトルクを提供する)ために多段変速機130は高速ギアで動作することができ、ここで最高30MPH超、または速度設定点(またはエンジン制御ユニット112、ボート速度設定点でプログラムまたは事前設定された所定の速度)で重負荷のボートまたは船を推進するため、もしくは図7に示されるような半没水プロペラ位置へのプロペラ138深度調整DAをさらに速い2,000~8,000RPMのプロペラシャフト136速度で開始するために半没水(プロペラ138が実際に表面、水線WLを破る)であり、船外機100はさらに高速でボートまたは船を効率的に推進することができる。また、ギアケースハウジング134およびプロペラ138など、セクション13として指定された下部ユニットを数インチ後退させることにより、水中でセクション13として指定された下部ユニットを引く静水圧抵抗係数を減少させる(小さい方が水中で引くことができる)。
【0076】
本明細書では、伸縮駆動シャフト330および伸縮式駆動シャフトハウジング300は伸縮式下部ハウジング310および上部ハウジング360を含み、その内部を通じて配置された伸縮駆動シャフト330は、前記下部ハウジング310の第1レッジ315が上部ハウジング360の下端365と接触する上昇限界を含んでもよいことが、考えられる。
【0077】
ここで図2および図8を参照すると、限定ではなく例として、パワーステアリングアセンブリ160、駆動モータ164の回転がピニオンギア166を回転させ、これがリングギア162を回転させ、これが駆動シャフトハウジング132および/またはセクション13として指定された下部ユニット、特にプロペラ138を回転RIさせる、船外機100など、例示的実施形態の低速船外船用モータが示されている。また、駆動モータ164の回転は、機械的に結合したセクション13として指定された下部ユニットの操舵回転、特にプロペラ138およびその周りの360度の回転RIのいずれかの方向のプロペラ138からの推進力PIの変化をもたらし、このような推進力PIは、実質的に反対方向(逆方向)にボートまたは船のトランサムTを押すかまたは引くことになる。本明細書では、パワーステアリングアセンブリ160の180度の回転RIは、プロペラ138からトランサムTに直接向かう推進力PIを提供し、このような推進力PIは実質的に逆のRe方向(図2に示されるように前方Fの反対の位置)にボートまたは船のトランサムTを押すかまたは引くことになり、こうして変速機130における逆回転(後退ギア)を提供する必要性を排除することが、認識される。
【0078】
ここで図9を参照すると、限定ではなく例として、ボートまたは船の全体的な安定性を促進する低くて広いプロファイルのモータ110を備えて構成された船外機100など、例示的実施形態の船外船用モータが示されている。さらに、広い船外機100プロファイルは、トランサムTのより広いセクションにわたってモータ重量およびトルクを拡散し、ボートまたは船の全体的な安定性を促進する。さらにまた、小さいプロファイルの「レーシングスタイル」下部ハウジング310またはセクション13として指定された下部ユニットは、静水圧抵抗を低減して船外機100の燃料効率を促進する。
【0079】
ここで図10を参照すると、低速(トローリング)、中速、および高速での効率的な動作のために多段変速機と、深度調整可能なセクション12として指定された中央セクションおよび/またはセクション13として指定された下部ユニットとを有する船外機100の使用方法のフロー図1000が示されている。ブロックまたはステップ1010において、プロペラ138および/またはセクション12として指定された中央セクションおよび/またはセクション13として指定された下部ユニットの深度調整DAを提供するように構成された、多段変速機130、伸縮駆動シャフト330、伸縮式駆動シャフトハウジング300、ギアケースハウジング134、およびプロペラ138を有する船外機100を提供する。ブロックまたはステップ1015において、水線WLの下に没水したプロペラ138位置を有する船外機100を動作し、多段変速機130は低速ギアで動作し、半没水型プロペラ138は、最高およそ20~25MPHまたはボートまたは船を平面上に配置することが可能な0~2,000RPMのプロペラシャフト136回転速度での設定点(またはエンジン制御ユニット112、ボート速度設定点でプログラムまたは事前設定された所定の速度)で重負荷のボートまたは船を推進するための深度で効率的に作業する(十分なトルクを提供する)。ブロックまたはステップ1020において、エンジン制御ユニット112を介して船外機100を検知する。ブロックまたはステップ1025において、動作している船外機の100速度がおよそ20MPHまたは速度設定点(またはエンジン制御ユニット112、ボート速度設定点でプログラムまたは事前設定された所定の速度)よりも速いか否かを判断する。ブロックまたはステップ1030において、船外機100速度がおよそ20MPHまたは速度設定点(またはエンジン制御ユニット112、ボート速度設定点でプログラムまたは事前設定された所定の速度)よりも速い場合に、図7に示されるような水線WLに近接または半没水のプロペラ位置への高速プロペラシャフト136位置深度調整DAを開始する。ブロックまたはステップ1035において、2,000~8000RPM以上の速いプロペラシャフト136回転速度を実現するために、多段変速機130をシフトさせる。ブロックまたはステップ1040において、動作している船外機100速度がおよそ20MPHまたは速度設定点(またはエンジン制御ユニット112、ボート速度設定点でプログラムまたは事前設定された所定の速度)よりも遅いか否かを判断する。ブロックまたはステップ1045において、船外機100速度がおよそ20MPHまたは速度設定点(またはエンジン制御ユニット112、ボート速度設定点でプログラムまたは事前設定された所定の速度)よりも遅い場合に、図2に示されるような没水プロペラ位置への低速プロペラシャフト136位置深度調整DAを開始する。ブロックまたはステップ1050において、0~2,000RPMの低プロペラシャフト136回転速度を実現するために、多段変速機130を低速ギアにシフトさせる。ステップ1025に戻る。ブロックまたはステップ1055において、マニュアルオーバーライド1055で動作することを選択する。マニュアルオーバーライド1055は、0~2,000RPMの低プロペラシャフト136回転速度を実現するために多段変速機130を低速ギアにシフトさせ、図7に示されるような水線WLに近接または半没水のプロペラ位置への高速プロペラシャフト136位置深度調整DAを開始することを含む、トローリングまたは浅瀬モードで船外機100を動作させることを含んでもよい。
【0080】
上記の説明および図面は、本開示の説明的実施形態を備える。例示的実施形態をこのように記載してきたが、当業者であれば、開示内容は例示的なものにすぎず、本開示の範囲内で他の様々な代替形態、適合形態、および修正形態が可能であることに留意すべきである。単に特定の順序で方法のステップを列挙または番号付けすることは、その方法のステップの順序に対するいかなる制限も構成しない。上記説明および関連する図面に示される教示の恩典を有する、本開示が関連する本開示の多くの修正形態およびその他の実施形態が、当業者によって想起されるだろう。本明細書では特定の用語が採用され得るが、これらは一般的かつ説明的な意味でのみ使用され、限定の目的では使用されない。また、本開示は詳細に説明されてきたが、添付請求項によって定義された本開示の精神および範囲から逸脱することなく、様々な変更、置き換え、および修正がなされ得ることは、理解されるべきである。したがって、本開示は、本明細書に示された特定の実施形態に限定されるものではなく、以下の請求項によってのみ限定される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10