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▶ ティエムティ − タッピング メジャーリング テクノロジー エスエイアールエルの特許一覧

<図1>
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-08
(45)【発行日】2022-03-16
(54)【発明の名称】スライドバルブ
(51)【国際特許分類】
   F16K 3/02 20060101AFI20220309BHJP
   F16K 3/20 20060101ALI20220309BHJP
   F16K 27/04 20060101ALI20220309BHJP
【FI】
F16K3/02 F
F16K3/20
F16K27/04
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2020520159
(86)(22)【出願日】2017-11-09
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-01-28
(86)【国際出願番号】 EP2017078798
(87)【国際公開番号】W WO2019091563
(87)【国際公開日】2019-05-16
【審査請求日】2020-06-09
(73)【特許権者】
【識別番号】508045549
【氏名又は名称】ティエムティ - タッピング メジャーリング テクノロジー エスエイアールエル
(74)【代理人】
【識別番号】110001427
【氏名又は名称】特許業務法人前田特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】シュタイヒェン チャールズ
(72)【発明者】
【氏名】フートマッハ パトリック
【審査官】篠原 将之
(56)【参考文献】
【文献】特表2016-521340(JP,A)
【文献】国際公開第2017/124192(WO,A1)
【文献】特表2004-512486(JP,A)
【文献】欧州特許第3707450(EP,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16K 3/00 - 3/36
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
スライドバルブケーシング(26,78)におけるロック位置と開放位置との間を、スライドバルブレール(29,67)内で移動可能なスライドバルブプレート(32,63)を有し、該スライドバルブレール(29,67)にガス防止ロック位置を実現するためのスライドバルブシールが設けられたスライドバルブ(20,25)であって、
前記スライドバルブレール(29,67)は、前記スライドバルブプレートの表面と裏面(45,46)のいずれか1つを封止するためのスライドバルブシールのシール部材(33,34;70,71)が設けられた2つのレール半部(30,31;68,69)を有し、
前記スライドバルブレール(29,67)は、該スライドバルブレール(29,67)が前記スライドバルブ(20,25)の流れ軸(60,95)の半径方向に前記スライドバルブケーシング(26,78)から、前記スライドバルブシールと共に取り外しできるように、該スライドバルブケーシング(26,67)とフランジ接続により接続されている、ことを特徴とするスライドバルブ。
【請求項2】
請求項に記載のスライドバルブにおいて、
前記レール半部(30,31;68,69)は、前記スライドバルブプレートの表面(45,46)に対して両側を支持するための軸方向支持装置(47,48)をそれぞれ備える、ことを特徴とするスライドバルブ。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のスライドバルブにおいて、
前記レール半部(30,31;68,69)は、ケーシングに接続された側に、前記スライドバルブケーシング(26,78)のケーシング部(27,28;76,77)に形成された円形フランジ(53,54;81,82)を用いたクランプ接続(51,52;79,80)としてのフランジ接続を形成する円形フランジ(49,50;83,84)を有する、ことを特徴とするスライドバルブ。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1つに記載のスライドバルブにおいて、
前記レール半部(30,31)は、前記スライドバルブケーシング(26)から、それぞれ個別に取り外し可能である、ことを特徴とするスライドバルブ。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1つに記載のスライドバルブにおいて、
前記レール半部(68,69)は、連結された取付ユニット(91)として、前記スライドバルブケーシング(78)から分離可能である、ことを特徴とするスライドバルブ。
【請求項6】
請求項に記載のスライドバルブにおいて、
前記スライドバルブプレート(63)は、前記取付ユニット(91)の構成要素である
、ことを特徴とするスライドバルブ。
【請求項7】
請求項に記載のスライドバルブにおいて、
前記取付ユニット(91)において、前記レール半部(68,69)は、互いの間に前記スライドバルブプレート(63)を有するとともに、取付安全装置(87)により互いに接続されている、ことを特徴とするスライドバルブ。
【請求項8】
請求項に記載のスライドバルブにおいて、
前記取付安全装置(87)において、前記レール半部(68,69)は、軸方向固定装置により互いに固定されている、ことを特徴とするスライドバルブ。
【請求項9】
請求項に記載のスライドバルブにおいて、
前記レール半部(67,68)は、互いに異なるように形成されており、
前記スライドバルブプレート(63)は、カップ状をなしている、ことを特徴とするスライドバルブ。
【請求項10】
請求項に記載のスライドバルブにおいて、
前記レール半部(68,69)は、前記シール部材(70,71)を取り付けるためのシールキャリア(72,73)を備え、
前記シールキャリア(72,73)は同時に、支持装置がシール部材(70、71)の受け部を形成するように該支持装置を形成するのに従事する、ことを特徴とするスライドバルブ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スライドバルブケーシングにおけるロック位置と開放位置との間を、スライドバルブレール内で移動可能なスライドバルブプレートを有し、該スライドバルブレールにガス防止ロック位置を実現するためのスライドバルブシールが設けられたスライドバルブに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のスライドバルブは、溶鉱炉に配設された接続ノズルの気密接続や、接続ノズルを介して溶鉱炉に挿入される測定プローブを接続する際に役に立つ。このようなスライドバルブは、ロック位置にあるときには、ガス、塵、装入物が、溶鉱炉から溶鉱炉の外部環境に漏れ出さないようにする必要がある。
【0003】
測定プローブを溶鉱炉に挿入したり取り外したりする際に、スライドバルブプレートが常に溶鉱炉の雰囲気にさらされて、常に摩耗するため、スライドバルブが大きく摩耗してしまう。スライドバルブの完璧な動作を保証するためには、スライドバルブを比較的頻繁にメンテナンスする必要がある。
【0004】
従来のスライドバルブでは、ガス防止ロック位置を実現するスライドバルブシールを有するスライドバルブプレートは、スライドバルブケーシングのケーシング部の間に位置している。メンテナンスを行う際、特にスライドバルブシールを交換するメンテナンスを行う際には、スライドバルブケーシングを分解する必要がある。
【0005】
例えば独国特許出願公開4000139号明細書には、上側ケーシング部と下側ケーシング部との間に配置されたスライドバルブプレートと、上側ケーシング部のシール受け部においてスライドバルブプレートに隣接して配置されたスライドバルブシールとを備えるスライドバルブが開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、スライドバルブシールのメンテナンスをより簡単に行うことができるスライドバルブを提案することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記の目的を達成するために、本発明に係るスライドバルブは、請求項1の特徴を備える。
【0008】
本発明によると、スライドバルブレールは、該スライドバルブレールがスライドバルブの流れ軸の半径方向にスライドバルブケーシングから分離できるように、該スライドバルブケーシングとフランジ接続により接続されている。
【0009】
スライドバルブプレートが上側ケーシング部と下側ケーシング部の間に配置され、ケーシング自体を介してスライドバルブレールが形成される従来のスライドバルブとは異なり、本発明に係るスライドバルブでは、スライドバルブレールは、スライドバルブシールと組み合わせてケーシングから取り外し可能である。このため、スライドバルブシールを交換するために、ケーシングを分解する必要がない。実際に、スライドバルブレールがスライドバルブケーシングから径方向に分離可能であることにより、スライドバルブシールを交換する間、スライドバルブケーシングをそのままの位置に維持させることができる。これにより、スライドバルブシールの交換に必要な取り付け作業を最小限に抑えることができる。
【0010】
好ましくは、スライドバルブレールは、対向する2つのスライドバルブプレート表面の1つを封止するためのスライドバルブシールのシール部材がそれぞれ設けられた2つのレール半部を有する。このスライドバルブプレートの2つの効果的なシールにより、溶鉱炉の雰囲気に対するスライドバルブプレートのシールと、外部環境に対するスライドバルブプレートのシールとが可能になって、スライドバルブのメンテナンスをより簡単にすることができる。
【0011】
レール半部がスライドバルブプレートの表面に対して両側を支持するための軸方向支持装置をそれぞれ備えるときには、シール部材がスライドバルブプレートの表面に接することにより、空気圧で加圧されたシール部材と相互作用するときに、所定のシール力を、軸支持装置によって設定されたスライドバルブプレートの距離に応じてレール半部に対して調整することができる。
【0012】
好ましくは、レール半部は、ケーシング接続された側に、スライドバルブケーシングのケーシング部に形成された円形フランジを用いたクランプ接続としてのフランジ接続を形成する円形フランジを備えてもよい。このクランプ接続により、特に対向する円形フランジと組み合わされるクランプリングやロッキングリングでクランプ接続を形成する場合には、クランプ接続の開放後において、スライドバルブケーシング自身の位置を維持したまま、スライドバルブケーシングからのレール半部の径方向の取り外しによるレール半部の簡単な取り外しが可能となる。
【0013】
好ましくは、ガイド半部は、シール部材を配置するためのシールキャリアを備え、該シールキャリアは、スライドバルブケーシングのケーシング部に接続するために従事してもよい。
【0014】
好ましくは、レール半部は、スライドバルブケーシングから個別に取り外すことができてもよい。これにより、スライドバルブシールを交換する際に動かす質量を出来る限り低くすることができる。
【0015】
レール半部が、連結された取付ユニットとしてスライドバルブケーシングから取り外し可能であるときには、1つの工程で両方のレール半部を同時に取り外し可能になり、スライドバルブプレートがレール半部を含む取付ユニットの構成要素を形成するときに特に有利になる。このような実施形態は、スライドバルブプレートが取り付け又は取り扱いプロセスにおいてレール半部と共に交換可能であるため、レール半部とスライドバルブプレートとを組み合わせるための時間を費やす必要がなくなって、メンテナンスプロセスに関連する工数を最小限に減らすことを可能にする。
【0016】
レール半部が互いに異なる構成となっているときには、レール半部を、特にスライドバルブプレートの表面における異なる表面に合わせて調整することができる。
【0017】
取り付け工程時におけるレール半部の間に受けられたスライドバルブプレートの相対的な配置を保証するために、レール半部が該レール半部の間に配置されたスライドバルブプレートを有するとともに、取付ユニットを実現するための取付安全装置を用いて、互いに接続されていると有利である。
【0018】
レール半部が軸方向固定装置により互いに固定されていると、取付安全装置の特に簡単な実施形態が可能となる。
【0019】
スライドバルブの具体的な実施形態において、レール半部は互いに異なるように形成されており、スライドバルブプレートはカップ状をなしている。
【0020】
スライドバルブの一実施形態において、レール半部が、シール部材を取り付けるためのシールキャリアを備え、シールキャリアが同時に、支持装置がシール部材の受け部を形成するように該支持装置を形成するのに従事すると、有利になる。これにより、支持装置が複数の機能を果たすようになり、レール半部のコンパクトな形態が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】溶鉱炉の外周部に、フラットゲートバルブとして配置されたスライドバルブを示す正面図である。
図2】溶鉱炉の外周部に、カップバルブとして配置されたスライドバルブを示す正面図である。
図3図1に示すフラットゲートバルブの等角図である。
図4図3のIV-IV線で切断したフラットゲートバルブの断面図である。
図5図3のV-V線で切断したフラットゲートバルブの断面図である。
図6図5に示すフラットゲートバルブの拡大図である。
図7図3のVII-VII線で切断したフラットゲートバルブの断面図である。
図8図3に示すフラットゲートバルブにおいて、スライドバルブのレール半部が取り外される状態を示す図である。
図9図2に示すカップバルブの等角図である。
図10図9のX-X線で切断したカップバルブの断面図である。
図11図9のXI-XI線で切断したカップバルブの断面図である。
図12】スライドバルブプレートとレール半部とで構成された取付ユニットを有する図9のカップバルブの平面図であって、スライドバルブケーシングから取り外される前の状態を示す。
図13図12に示す取付ユニットにおいて、スライドバルブケーシングから取り外される状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の好ましい実施形態が図面を用いて更に説明される。
【0023】
図1は、フラットゲートバルブとして実現されたスライドバルブ20の正面図である。このスライドバルブ20は、溶鉱炉22の外周部において、溶鉱炉22の接続ノズル21に接続されていて、測定プローブ24の気密接続を可能にしている。測定プローブ24は、スライドバルブ20がロック位置から開放位置に移動された後、特に図4に示すように、スライドバルブプレート32の貫通孔43を通って溶鉱炉22の内部に挿入される。図2は、カップバルブとして実現されたスライドバルブ25が溶鉱炉22の接続ノズル96に接続された位置に対応する配置を示す。スライドバルブ25は、台車23に位置する測定プローブ97の気密接続を可能にしている。
【0024】
図3図7に概略的に示すように、この例においてフラットゲートバルブとして実現されたスライドバルブ20は、特に図6に示すように、2つのハウジング部材27,28の間に位置する2つのレール半部30,31を有するスライドバルブレール29を備えたスライドバルブケーシング26と、本例示のスライドバルブ20において平板として実現されかつレール半部30,31の間に位置するフラットゲートバルブとして実現されるスライドバルブプレート32とを備える。
【0025】
特に図6に示すように、レール半部30,31は、シール部材33,34をそれぞれ備える。シール部材33,34は、本例示では気送管シールとして実現されていて、圧力パイプ62を介してガスで加圧することができるキャビティ37を備える。
【0026】
シール部材33,34の近傍において、レール半部30,31は、図3図7に示すような開放位置にスライドバルブプレート32を移動させる際に、ほこりによる機能障害からシール部材33,34を保護するために、スライドプレートの表面45,46から貫通孔43上の閉鎖部44にくっついたほこりを剥ぎ取るストリッパー41,42を備える。
【0027】
また、特に図6に示すように、本例示のレール半部30,31は、一軸方向の支持装置47,48を配置することができる。支持装置47,48は、両側でスライドバルブプレートの表面45、46を支持するのに役立つものであって、例えばPTFEリングとして実現することができる。
【0028】
図6に示すように、レール半部30,31は、円形フランジ49,50をそれぞれ備える。円形フランジ49,50は、クランプ接続51,52を形成するために、ケーシング部27,28の円形フランジ53,54に隣接して配置されている。円形フランジ49,53又は円形フランジ50,54は、2つの部分で実現された2つのクランプリング55、56を介して、図示の相対配置で互いに固定されている。
【0029】
特に図8に示すように、各レール半部30,31は、ケーシングの側蓋61を取り外した後、ボルト接続部59を取り外すことにより各クランプ接続51,52を取り外すことで、スライドバルブ20の流れ軸60に対する径方向に、スライドバルブケーシング26から取り外すことができる。ボルト接続部59は、クランプリング55,56のそれぞれの2つのハーフリング57,58を互いに接続する。
【0030】
特に図1図6において明確に示すように、スライドバルブ20は、側蓋61を取り外し、及びそれに続くスライドバルブレール29のレール半部30,31の取り外しのために、溶鉱炉22の接続ノズル21の位置に留まることができる。
【0031】
図9は、カップバルブとして例示されたスライドバルブ25の等角図であって、図2の溶鉱炉22に配置された状態を示す。特に図11の断面図において明確に示すように、スライドバルブ25は、平板として実現されたスライドバルブ20のスライドバルブプレート32とは異なり、本例示のカップに相当する球状のスライドバルブプレート63を備える。スライドバルブ25は、開放位置からロック位置にスライドバルブプレート32を移動させるような移動装置64(図5参照)を有していない。代わりに、スライドバルブ25は、図11に矢印で示すように、図示する開放位置からロック位置にスライドバルブプレート63を移動させるための回動軸66周りの回転移動を実現する回転装置65を備える。
【0032】
図11に示すように、スライドバルブ25のスライドバルブレール67は、スライドバルブプレート63の球形の実施形態に調整されるための2つの異なるレール半部68,69を備える。レール半部68,69は、シール部材70,71を配置しかつ同時にシール部材70,71用の受け部を形成するような軸方向支持装置を形成するためのシールキャリア72,73をそれぞれ備える。
【0033】
スライドバルブ20のレール半部30,31に対応して、スライドバルブ25のレール半部68,69は、ストリッパー74,75をそれぞれ有する。レール半部68,69を、スライドバルブケーシング78のケーシング部76,77にそれぞれ接続するために、クランプ接続79,80は、ケーシング部品76,77及びレール半部68,69がそれぞれ隣接する円形フランジ81,82又は83,84を有するように、レール半部68,69とケーシング部76,77との間に設けられている。円形フランジ81,82又は83,84は、図6図8に示したように、2箇所でクランプリング85,86を介して互いに固定されている。
【0034】
レール半部68,69の取り外しのために、レール半部68,69と該レール半部68,69の間に受けられたスライドバルブプレート63とは、取付安全装置87によって取付ユニットに組み合わされている。取付安全装置87は、図12及び図13に示すように、レール半部68,69の間に位置するスライドバルブプレート63に対して、該レール半部68,69を固定する3つのボルト接続88を有する。取付安全装置87が挿入された後にのみ、レール半部68,69とケーシング部76,77の間のクランプ接続79,80と、回転装置65とスライダバルブプレート63との間に実現されたカップリング94とが開放される。その後、スライドバルブケーシング78に配置された取付レール90にアクチュエータ89を介して接続された取付ユニット91は、技術者の負荷を軽減するように、スライドバルブケーシング78からスライドバルブ25の流れ軸95に対する半径方向に取り外すことができる。
【0035】
図9図11に示すように、スライドバルブ25のスライドバルブケーシング78には、図2に示す測定プローブ24に接続するためのパックドバルブ92が設けられている。該パックドバルブ92は、パックドバルブ92およびスライドバルブ25によって形成された配置を介して、補償器93を介して測定プローブ24の溶鉱炉21への入口の角度を可変にする。図1に示すように、対応する配置はまた、スライドバルブ20用にも意図されている。
【0036】
以上のことから、溶鉱炉22におけるスライドバルブ20,25の設置位置を維持するだけでなく、スライドバルブ20、25のスライドバルブケーシング26、78を接続された構成要素、特に、補償器93を介してスライドバルブケーシング26、78にそれぞれ接続されたパックドバルブ92などからの取り外しを必要とせずに、スライドバルブ20及びスライドバルブ25において、シール部材33,34又は70,71が設けられたスライドバルブレール29,67を交換可能であるということが明らかになる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13