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特許7037891インタラクティブな製品を用いたロケーションベースの体験
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-09
(45)【発行日】2022-03-17
(54)【発明の名称】インタラクティブな製品を用いたロケーションベースの体験
(51)【国際特許分類】
   A63F 13/28 20140101AFI20220310BHJP
   A63F 13/27 20140101ALI20220310BHJP
   A63F 13/428 20140101ALI20220310BHJP
   A63F 13/426 20140101ALI20220310BHJP
   A63F 13/79 20140101ALI20220310BHJP
   A63F 13/245 20140101ALI20220310BHJP
   A63F 13/235 20140101ALI20220310BHJP
   A63F 13/213 20140101ALI20220310BHJP
   G06F 3/01 20060101ALI20220310BHJP
【FI】
A63F13/28
A63F13/27
A63F13/428
A63F13/426
A63F13/79
A63F13/245
A63F13/235
A63F13/213
G06F3/01 570
G06F3/01 514
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2017089474
(22)【出願日】2017-04-28
(65)【公開番号】P2018000941
(43)【公開日】2018-01-11
【審査請求日】2020-01-29
(31)【優先権主張番号】15/204,862
(32)【優先日】2016-07-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】504399716
【氏名又は名称】ディズニー エンタープライゼス インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(74)【代理人】
【識別番号】100142907
【弁理士】
【氏名又は名称】本田 淳
(72)【発明者】
【氏名】ジョナサン アクリー
(72)【発明者】
【氏名】クリストファー ジェイ.パービス
(72)【発明者】
【氏名】スコット フレイジャー ワトソン
(72)【発明者】
【氏名】マーク エイ.ライショウ
(72)【発明者】
【氏名】カイル プレステンバック
【審査官】前地 純一郎
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2008/041315(WO,A1)
【文献】特表2010-539590(JP,A)
【文献】特開2009-165577(JP,A)
【文献】特開2001-009154(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 13/00-13/98
A63F 9/24
G06F 3/01
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
インタラクティブなゲーム体験を提供するためのシステムであって、
1人以上のゲーム・プレーヤが前記インタラクティブなゲーム体験に参加し得る規定されたゲーム・プレーヤ・ゾーンと、
1つ以上の画像が生成される規定された劇場ゾーンであって、各画像は実際の位置または仮想位置において生成される、規定された劇場ゾーンと、
各ゲーム・プレーヤに関連付けられた1つ以上の予め規定された玩具の存在を検出し、各玩具について玩具タイプを判定し、各ゲーム・プレーヤによって行われたジェスチャを認識し、各ゲーム・プレーヤの位置および指差し方向を判定するために配置された1つ以上のセンサと、を備え、
前記システムは、前記ゲーム・プレーヤのうちの少なくとも1人からの効果を、このゲーム・プレーヤに関連付けられた前記玩具の前記玩具タイプに基づき、かつ、このゲーム・プレーヤによって行われた前記ジェスチャに基づき生成し、
前記効果は、このゲーム・プレーヤの前記位置および指差し方向によって判定されて方向づけられるとともに、判定された方向に沿って表示される、システム。
【請求項2】
前記システムはさらに、前記効果が方向づけられる前記方向が前記画像の前記実際の位置または前記仮想位置と交差するかを判定し、交差する場合には、前記画像が、この画像に対する前記効果の影響を反映するように変更される、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
各ゲーム・プレーヤについて履歴データが維持され、このゲーム・プレーヤによって生成される前記効果が前記履歴データに基づいて強化され得るように、各ゲーム・プレーヤを一意に識別するための1つ以上のセンサをさらに含む、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
各ゲーム・プレーヤについて履歴データが維持され、このゲーム・プレーヤによって生成される前記効果が前記履歴データに基づいて強化され得るように、各ゲーム・プレーヤを一意に識別するための1つ以上のセンサをさらに含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記予め規定された玩具のうちの1つが、グローブを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記予め規定された玩具のうちの1つが、ハンド・カバーを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記予め規定された玩具のうちの1つが、前記ゲーム・プレーヤの手で携帯される、請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
前記予め規定された玩具のうちの1つが、前記ゲーム・プレーヤによって装着される衣服を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
前記予め規定された玩具のうちの1つが、前記ゲーム・プレーヤによって装着される帽子を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
前記予め規定された玩具のうちの1つが、モバイル通信およびコンピューティング・デバイスを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項11】
前記効果が、視覚効果を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項12】
前記1つ以上のセンサが、
各ゲーム・プレーヤに関連付けられた前記玩具の前記存在を検出し、各玩具について前記玩具タイプを判定する第1のセンサと、
各ゲーム・プレーヤによって行われたジェスチャを認識する第2のセンサと、
各ゲーム・プレーヤの前記位置および指差し方向を判定する第3のセンサと
を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項13】
各ゲーム・プレーヤに関連付けられた前記玩具の前記存在を検出し、各玩具について前記玩具タイプを判定する前記センサが、RFID技術を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項14】
各ゲーム・プレーヤの前記位置および指差し方向を判定する前記センサが、ライダ技術を含む、請求項1に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インタラクティブな製品を用いたロケーションベースの体験に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、インタラクティブなゲームおよび体験が遊園地向けに開発されてきており、来園者の関与と楽しみを高めている。一例は、テーマパークベースのインタラクティブなゲーム/体験においてカード認識機構を使用する、ディズニーのソーサラーズ・オブ・マジック・キングダムである。
【0003】
別の例は、参加者によって携帯される携帯デバイス(電話)からの入力を通じてトリガされるインタラクティブなゲーム/体験設備を特色とする、ディズニーのキム・ポッシブル・ワールド・ショーケース・アドベンチャーである。
【0004】
別の例は、レトロ・リフレクタを搭載した(さもなければ受動的である(いかなる電子機器も含まない))携帯型オブジェクトであり、この携帯型オブジェクトは、遊園地のシステムが、このオブジェクトの動きを追跡し、このオブジェクトを用いてユーザが行うジェスチャを判定することを可能にする。その結果、このシステムは、ジェスチャに基づいて、一定の特殊効果を発生させることができる。このようなシステムは、遊び得る同時ユーザの数、ならびに生成され得る特殊効果の数およびタイプにおいて、非常に限定される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本明細書において説明される技術は、こうした背景に対して開発されたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書において開示されるものは、インタラクティブなゲーム体験を提供するためのシステムである。本システムは、1人以上のゲーム・プレーヤがインタラクティブなゲーム体験に参加し得る規定されたゲーム・プレーヤ・ゾーンと、1つ以上の画像が生成される規定された劇場ゾーンであって、各画像は実際の位置または仮想位置において生成される、規定された劇場ゾーンと、各ゲーム・プレーヤに関連付けられた1つ以上の予め規定された玩具の存在を検出し、各玩具について玩具タイプを判定し、各ゲーム・プレーヤによって行われたジェスチャを認識し、各ゲーム・プレーヤの位置および指差し方向を判定するために配置された1つ以上のセンサと、を含む。本システムは、ゲーム・プレーヤのうちの少なくとも1人からの効果を、このゲーム・プレーヤに関連付けられた玩具の玩具タイプに基づき、かつ、このゲーム・プレーヤによって行われたジェスチャに基づき生成する。この効果は、このゲーム・プレーヤの位置および指差し方向によって判定された方向に沿って方向づけられる。
【0007】
本システムは、効果が方向づけられる方向が画像の実際の位置または仮想位置と交差するかを判定してもよく、交差する場合には、画像が、この画像に対する効果の影響を反映するように変更される。1つ以上のセンサは、各ゲーム・プレーヤについて履歴データが維持され、このゲーム・プレーヤによって生成される効果が履歴データに基づいて強化され得るように、各ゲーム・プレーヤを一意に識別し得る。予め規定された玩具のうちの1つは、グローブを含み得る。予め規定された玩具のうちの1つは、ハンド・カバーを含み得る。予め規定された玩具のうちの1つは、ゲーム・プレーヤの手で携帯され得る。予め規定された玩具のうちの1つは、ゲーム・プレーヤによって装着される衣服を含み得る。
予め規定された玩具のうちの1つは、ゲーム・プレーヤによって装着される帽子を含み得る。予め規定された玩具のうちの1つは、モバイル通信およびコンピューティング・デバイスを含み得る。
【0008】
効果は、視覚効果を含み得る。1つ以上のセンサは、各ゲーム・プレーヤに関連付けられた玩具の存在を検出し、各玩具について玩具タイプを判定すること、各ゲーム・プレーヤによって行われたジェスチャを認識すること、ならびに、各ゲーム・プレーヤの位置および指差し方向を判定することの各々について、異なるセンサを含み得る。各ゲーム・プレーヤに関連付けられた玩具の存在を検出し、各玩具について玩具タイプを判定するセンサは、RFID技術を含み得る。各ゲーム・プレーヤの位置および指差し方向を判定するセンサは、ライダ(LIDAR)技術を含み得る。
【0009】
また、本明細書において開示されるものは、インタラクティブなゲーム体験を提供するための方法であって、ゲーム・プレーヤおよび関連付けられた玩具を検出する工程と、仮想敵ターゲットを表示する工程と、ゲーム・プレーヤに関連付けられた玩具のタイプを判定する工程と、ゲーム・プレーヤによって行われた予め規定されたジェスチャを判定する工程と、ゲーム・プレーヤの指差し動作によって生成される指差しベクトルを判定する工程と、指差しベクトルに沿って視覚効果を表示する工程であって、この効果は、玩具タイプおよび予め規定されたジェスチャに相関している、表示する工程と、指差しベクトルがターゲットと交差するかを判定する工程と、指差しベクトルが交差する場合に、ターゲットに対する、結果として生じる効果を表示する工程と、を含む方法である。
【0010】
指差しベクトルが交差しない場合、工程フローは、ゲーム・プレーヤによって行われた予め規定されたジェスチャを判定する工程に戻り得る。
また、本明細書において開示されるものは、インタラクティブなゲーム体験を提供するための方法であって、ライダ追跡システムにより、人間の存在を検出する工程と、人間に、インタラクティブなゲーム体験に参加するための機会を警告する工程と、インタラクティブなゲーム体験に人間を受け入れる工程と、を含む方法である。
【0011】
また、本明細書において開示されるものは、インタラクティブなゲーム体験を提供するための方法であって、第1のロケーションに位置するセンサを提供する工程と、センサにより、第1のロケーションから隔てられた第2のロケーションに位置するオブジェクトの3次元位置を感知する工程と、オブジェクトの感知された3次元位置に基づいて、ターゲット平面に対するオブジェクトの位置を判定する工程と、を含む方法である。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本明細書において説明されるようなインタラクティブな体験のための構成のマップ・ビュー。
図2】インタラクティブな体験の立面図。
図3】インタラクティブな体験の構成要素の一部のブロック図。
図4】インタラクティブな体験の構成要素の一部の別のブロック図。
図5】インタラクティブな体験の一部のフローチャート。
図6】インタラクティブな体験の構成要素の一部のさらに別のブロック図。
図7】インタラクティブな体験において一組のターゲットとインタラクションするゲーム・プレーヤの図。
図8】本明細書において説明されるシステムのブロック図。
図9】本明細書において説明される技術のフローチャート。
図10】本明細書における開示の一実施形態において使用されるコンピューティング・デバイスの例示的なハードウェア・アーキテクチャを例示するブロック図。
図11】本明細書における開示の一実施形態に係る、クライアント・デバイスについての例示的な論理アーキテクチャを例示するブロック図。
図12】本明細書における開示の一実施形態に係る、クライアント、サーバ、および外部サービスの例示的なアーキテクチャ構成を例示するブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本明細書において開示される実施形態は、様々な変形例および代替的な形態を許容するが、その特定の実施形態は、図面において例として示されており、本明細書において詳細に説明されている。しかしながら、開示された特定の形態に本発明を限定することは意図されておらず、むしろ、本発明は、特許請求の範囲によって定義されるような本発明の実施形態のあらゆる変形例、均等物、および代替例に及ぶべきものであることが、理解されるべきである。本開示は、同様の参照符号が実質的に類似した要素を指す図面を参照しつつ説明される。
【0014】
一般に、本明細書において開示されるものは、複数のゲーム・プレーヤに対してインタラクティブな体験を提供するためのシステムである。この体験は、例えば、照明が制御された環境内で提供され得、ここでゲーム・プレーヤは、1つ以上の様々な玩具(帽子や保持されるアクセサリ等を含む、装着されるグローブまたは他のアクセサリなど)を装着または保持し得る。本システムは、ゲーム・プレーヤによって行われたジェスチャおよび指差し動作と共に玩具を検出および認識し、本システムは、玩具のタイプおよびジェスチャのタイプに基づいて、効果を生成する。本システムは、ゲーム・プレーヤに可視的な1つ以上の視覚ターゲット、例えば、1つ以上の様々な空想上の仮想敵のプロジェクション、ホログラム、および表示(またはその他)なども生成する。生成される効果は、視覚、聴覚、触覚、および嗅覚/味覚を含む感覚効果の任意の組み合わせを含み得る。生成される効果は、ゲーム・プレーヤの指差し動作に基づいて方向づけられ得る。次いで、本システムは、指差し動作がターゲットの仮想ロケーションと交差する場合に、ターゲットに対する効果を登録し得る。
【0015】
この構成については、多くの取り得るバリエーションが存在する。玩具は、光検出技術を通じて、RFIDを通じて、または他の技術を通じて、本システムによって検出および認識され得る。本システムは、ターゲットが出現する劇場ゾーン内にゲーム・プレーヤが立ち入ることを制限するための正面バリアを含み得る。本システムは、ゲーム・プレーヤ・ゾーンを規定して多数の非ゲーム・プレーヤがゲーム・プレーヤのすぐ後ろに押し寄せることを制限するための、および/またはゲーム・プレーヤの人数を制限するための、後方バリアを含み得る。本システムは、多様な光源、音源およびスピーカ、ならびに劇場ゾーンにおいてターゲット画像を出現させるための様々なデバイスを含み得る。また、劇場ゾーンは、劇場環境において典型的に使用され得るような多様な大道具を含んでもよい。多様なセンサが、ゲーム・プレーヤのジェスチャおよびプレーヤ入力(例えば、指差し動作)を感知するために使用され得る。同じセットのセンサまたは異なるセットのセンサが、本システムに関連付けられる玩具を検出および認識するために使用され得る。本システムは、スコアおよび他の競争的状況が監視および収集され得るように、各ゲーム・プレーヤについての一意の識別子情報を収集し得る。ゲーム・プレーヤの過去の結果またはスコアは、ゲーム・プレーヤのジェスチャの結果として生成される向上された効果または異なる効果を提供し得る。本システムは、ゾーン内のどこかに、シミュレーションされた有価値なオブジェクトまたは危険なオブジェクトを表示し、次いで、そのオブジェクトをターゲットによって保有されているものとして表示してもよく、逆の場合も同じである。なお、これらのいずれも必須要件ではない。例えば、体験が提供されるエリアは、照明が制御されたエリアでなくてもよい。
【0016】
本明細書において説明されるインタラクティブな体験を提供するための例示的なシステム100は、図1および図2において示されており、図1および図2は、それぞれマップ
・ビューおよび側断面図を示す。システム100は、側壁102を含み、側壁102は、正面窓104および後方バリア106と共に、6人のゲーム・プレーヤが位置するゲーム・プレーヤ・ゾーン108を規定する。側壁102と後方バリア106との間の間隙112は、ゲーム・プレーヤ・ゾーン108への入口経路とゲーム・プレーヤ・ゾーン108からの出口経路とを規定する。
【0017】
側壁102は、後壁114へと後方に延在し、後壁114は、正面窓104と共に劇場ゾーン116を規定し、劇場ゾーン116においては、多様な画像が出現させられ、そこから音声が生成され、様々な他の照明効果および特殊効果が生成され得る。天井壁118も、照明、音声、天候等について、より制御された環境を提供するのに望ましくなり得るように、側壁102の間に、および後壁114と正面窓104と後方バリア106との間に延在するように提供され得る。
【0018】
多様なセンサ、音声生成デバイス、画像生成デバイス、照明生成デバイス、および他の特殊効果デバイスが、劇場ゾーン116において、および/またはゲーム・プレーヤ・ゾーン108において提供され得る。例えば、ゲーム・プレーヤ・ゾーン108は、1つ以上のRFIDリーダ120と、ゲーム・プレーヤによって装着または携帯された玩具を認識するための1つ以上の光学カメラ122と、1つ以上の可動式の指向性スピーカ124と、1つ以上のライダ・センサ126と、他の関連付けられた機器(これらの全ては、図2において総称的に130によって表される)とを含み得る。実際には、これらの様々なデバイスのうちの1つまたは複数(または全て)は、ゲーム・プレーヤ・ゾーン108の外部ではあるがゲーム・プレーヤ・ゾーン108の近くで、かつ、ゲーム・プレーヤ・ゾーン108に向かって方向づけられて提供され得る。代替的に、これらの様々なデバイスのうちの1つまたは複数(または全て)は、ゲーム・プレーヤ・ゾーン108内ではあるが、ゲーム・プレーヤがデバイスに触れたり、またはデバイスを損傷させたりすることができないように配置され得る。例えば、デバイスは、ゲーム・プレーヤよりも上方の高い位置に配置され得、または、デバイスは、適当かつ適切な保護筐体内に配置され得る。
【0019】
劇場ゾーン116は、1つ以上のプロジェクタ132と、1つ以上のディスプレイ(OLEDまたは他のタイプ)134と、1つ以上のスクリーン136と、1つ以上の光源138と、多様な大道具140と、アニメーション化されたオブジェクト/小道具142と、1つ以上のスピーカ144と、1つ以上のカメラ146と、1つ以上のガラス板(ペッパーのゴースト・イリュージョンのために使用され得るものなど)と、半透鏡と、他の関連付けられた機器とを含み得る。
【0020】
図3に示される玩具認識システム200は、RFID送受信器アレイ202と、光学認識カメラ・アレイ204と、3Dカメラ/ジェスチャ認識システム206とを含むことができ、これらの全ては、1つ以上のコンピュータにおいて実装され得る、オブジェクトおよび玩具の認識および関連付け工程208に対する入力を提供する。RFID送受信器アレイ202と光学認識カメラ・アレイ204とのうちの一方または両方からのデータは、各ゲーム・プレーヤの存在、各ゲーム・プレーヤのロケーション、および各ゲーム・プレーヤに関連付けられた玩具のタイプの識別において使用される。3Dカメラ/ジェスチャ認識システム206からのデータは、各ゲーム・プレーヤによって行われたジェスチャを認識することに役立ち、ゲーム・プレーヤがジェスチャをトリガしているかを調べるために使用される。オブジェクトおよび玩具の認識および関連付け工程208は、RFID送受信器アレイ202と光学認識カメラ・アレイ204とのうちの一方または両方から、および3Dカメラ/ジェスチャ認識システム206からのデータを取り出し、各ゲーム・プレーヤに関連付けられた玩具の存在およびタイプを識別し、各ゲーム・プレーヤによって行われたジェスチャを認識する役割を果たす。RFID技術は、受動的であっても、または能動的であってもよい。
【0021】
玩具認識システム200は、オブジェクトおよび玩具の認識および関連付け工程208からの情報をゲーム・システム210に提供し得る。ゲーム・システム210は、視覚ターゲットを表示し、視覚ターゲットを移動させ、ゲーム・プレーヤによって生成された効果を表示し、その効果と視覚ターゲットとの間のインタラクションを示す等することによってインタラクティブな体験を運用する。ゲーム・システム210は、様々なタイプのフィードバックをゲーム・プレーヤに提供する役割を果たす玩具フィードバック工程212に対して、1つ以上の入力を提供し得る。
【0022】
例えば、ゲストが、特定のタイプのグローブを用いて遊んでいる場合、このグローブは、手の平上のIR受信器を通じてメッセージを受信することができる。本システムは、グローブを検出し、グローブが特定のゲーム・プレーヤによって使用されているかを決定することができる。さらに、ゲーム・プレーヤは、予め規定されたジェスチャを行い得る。その結果、ゲーム・システムは、ゲーム・プレーヤの指差し動作(例えば、発砲)の角度および原点を計算し、媒体内で適当なアニメーションを再生する。ゲーム・システムは、グローブがIRメッセージを受信することができることを把握しているため、設備に対して、グローブを光らせ、振動させ、関連付けられた音声効果を再生させる信号をグローブに送信させる。
【0023】
より具体的には、本システムは、プレーヤ・エリアとターゲット平面との間の距離を把握している。さらに、ジェスチャ認識システムを通じて、本システムは、プレーヤの正確なロケーションを把握している。ゲームの照準システムは、このデータを使用して、平面までのプレーヤの距離、および照準面の中心に対するプレーヤの位置関係を計算する。プレーヤが「発砲する」と、衝突システムは、設備の仮想表現内のプレーヤの計算された位置から、プレーヤの照準角度を計算する。次いで、本システムは、仮想プレーヤからターゲット平面までの光線を投影する。この光線が、インタラクション可能なオブジェクトと交差する場合、ゲーム・システムは、その衝突に反応することができる。
【0024】
分かるように、このシステムは、ターゲット平面(投影面)よりもゲーム・プレーヤに近いロケーションから、ゲーム・プレーヤの3次元位置を感知する。投影面よりもゲーム・プレーヤに近い3次元センサを配置することによって、3次元位置の精度が向上され得る。本システムは、投影面に対するセンサの3次元位置を把握しているので、ゲーム・プレーヤから投影面までの光線またはベクトルが判定され得る。キネクト(Kinect)等を使用したシステムは、投影面と実質的に同じ平面に距離センサを有する。
【0025】
ここで、インタラクティブな体験の特定の非限定的な例が説明される。様々な「魔力」を持つ架空のキャラクタを考慮されたい。また、そのキャラクタは、一般には、特定のタイプ/色のグローブを装着すると考慮されたい。さらに、そのキャラクタは、キャラクタ自身の魔力を使用する場合にはしばしば特定のジェスチャを行うと考慮されたい。例えば、この特定のキャラクタは、ターゲットを「凍らせる」ためのキャラクタ自身の魔力を使用したい場合に、キャラクタ自身の両腕をキャラクタの前に伸ばし、キャラクタ自身の全ての指をそのターゲットに向ける。また、ターゲットを凍らせることは、そのターゲットが氷で覆われ、動けなくなることを意味する。また、この架空のキャラクタに一般に関連付けられても、または関連付けられなくてもよい、多様な1つ以上の仮想敵が、ターゲットとして描写され得る。
【0026】
本明細書において開示されるインタラクティブな体験において、オブジェクトおよび玩具認識システムは、特定のゲーム・プレーヤがそのタイプ/色のグローブを装着していると認識するように構成され得る。また、ジェスチャ認識システムは、上述されたジェスチャを認識するように構成され得る。また、指差し方向判定システムは、ゲーム・プレーヤ
が指差しているベクトルを判定するように構成され得る。本システムは、ゲーム・プレーヤからの指差し方向に沿って、氷粒子の流れの画像を生成し得る。本システムは、指差し方向(ベクトル)が視覚ターゲットのうちの1つと交差するか(または、視覚ターゲットのうちの1つの何らかの所定の距離内になるか)をさらに判定し得る。交差する場合、ターゲットの表示画像は、ターゲットに方向付けられている「凍らせる」魔力の結果を示すように変更され得る。例えば、仮想敵は、氷の中に包まれ、動けなくなったものとして示され得る。
【0027】
図7は、説明したような、シナリオ600を示す。ゲーム・プレーヤ602は、「凍らせる」魔力に関連付けられた特定の一組のグローブ604を装着している。ゲーム・プレーヤ602が、予め規定されたジェスチャ606を行う(この例では、ゲーム・プレーヤの全ての指をターゲットに向ける)と、氷粒子の流れ608がゲーム・プレーヤ602の指差し方向に沿って方向づけられるように示される(表示される)。2つのターゲット610および612は、仮想位置に表示される。氷粒子の流れ608は、ターゲット612に対して方向づけられているため、ターゲット612の仮想画像は、氷614に包まれるように変更される。
【0028】
効果を同じターゲットに方向づける複数のプレーヤが存在し得ることが、理解されるべきである。さらに、各玩具(キャラクタ)は、ゲーム・プレーヤがどのジェスチャを使用するかに応じて、ターゲットに向かって方向づけられ得る複数の異なる魔力を有し得る。またさらに、効果(氷粒子の流れ)が生成されているというフィードバックが、ゲーム・プレーヤに提供され得る。効果の視覚的なフィードバックに加えて、フィードバックは、触覚フィードバック(例えば、玩具の振動もしくは床の振動)、玩具上で生成される光に基づく視覚フィードバック、玩具もしくはゲーム・プレイ・ゾーン内のスピーカによって生成されるオーディオ・フィードバック、または玩具もしくはゲーム・プレイ・ゾーン内の他の臭い生成デバイスによって生成される嗅覚フィードバックを含んでもよい。
【0029】
図4は、ゲスト追跡サブシステム302を有するシステム300を示しており、ゲスト追跡サブシステム302は、体験に加わるように付近の潜在的なプレーヤに対して宣伝し招待するために使用され得る。サブシステム302は、ローカルRFIDセンサ・アレイ・コンピュータ306に信号を提供するRFIDセンサ・アレイ304を含み得る。ライダ・センサ・アレイ310は、ライダ追跡コンピュータ308に信号を提供し、ライダ追跡コンピュータ308は、ライダ・センサ・アレイ310からデータを取り出すとともに潜在的にゲーム・プレーヤになり得る近くのゲストを認識する。コンピュータ306および308からのデータは、ゲーム・サブシステム312に提供される。ゲーム・サブシステム312は、「第6感」サブシステム314(を制御するため)にデータを送信する。第6感サブシステム314は、付近の潜在的なゲーム・プレーヤに、戦い、制御し、または攻撃することをこのゲーム・プレーヤが助け得る近くの仮想敵が存在し得るという指摘を与えるために使用され得る。サブシステム314は、ジンバル式で電動式の指向性スピーカ318に制御信号/データを提供するスピーカ照準制御システム316を含み得、このスピーカ318は、オーディオ・ファイル再生システム320からのオーディオ情報を受け取る。スピーカ318は、潜在的なゲーム・プレーヤに直接向けられることができ、音声は、潜在的なゲーム・プレーヤに近くの仮想敵の存在を警告することに役立つように出され得る。代替的に、電動式のスピーカの代わりに、種々の方向に向けられた複数の指向性スピーカを有し、特定のスピーカが選択され得ることによって、音声は、特定の方向に方向づけられ得る。
【0030】
図5は、図4に示される構成300に関連するフロー400を示す。ライダ・ベースのサブシステムは、インタラクティブな体験の近くのロケーションにいるターゲットまたは潜在的なゲーム・プレーヤの位置を突き止める(302)。また、次いで、各潜在的なゲ
ーム・プレーヤについて(404)、下記の3つの動作が実行される。ゲーム・プレーヤが第6感領域に存在するか判定が行われる(406)。存在する場合、指向性オーディオ・スピーカは、ゲーム・プレーヤの頭部に向かって方向づけられる(408)。次いで、第6感音声が再生される(410)。
【0031】
図6は、ゲーム・サブシステム500についてのさらなる詳細を示す。サブシステム500は、ゲーム・コンピュータ502と、戦闘サブシステム504とを含む。戦闘サブシステム504は、カメラ506(画像および奥行き情報を供給するキネクト・カメラ(または類似したもの)であってもよい)と、RFIDアレイ508と、パターン認識工程510とを含む。カメラ506、アレイ508、および工程510の各々は、戦闘I/O工程512にデータおよび/または信号を提供し、戦闘I/O工程512は、ゲーム・コンピュータ502にデータを提供する。次いで、ゲーム・コンピュータは、コントローラ514にデータ/信号を提供し得、コントローラ514は、プロジェクタ、ディスプレイ、スピーカ、照明、アニメーション、他の特殊効果、および、玩具に対する前述のフィードバックなど、様々なアイテムを制御し得る。カメラの代わりに(または、カメラに加えて)、ライダ・センサがゲーム・プレーヤのメッシュ(meshes)を感知し、その情報をジェスチャ追跡システムに提供するライダ・システムが使用されてもよい。
【0032】
図8は、本明細書において説明されるようなシステム700のブロック図を示す。本システムは、ゲーム・システム702を含んでおり、ゲーム・システム702は、RFID
UHFセンサ・アレイ706とライダ・センサ・アレイ708とを利用するゲスト追跡サブシステム704とインタラクションする。ゲーム・システム702は、オブジェクトおよび玩具の認識および関連付け工程720ともインタラクションしており、この工程720は、RIFDアレイ722と、光学認識カメラ・アレイ724と、3Dカメラ/ジェスチャ・システム726とを利用する。ゲーム・システム702は、可動式の指向性スピーカ742を利用する第6感サブシステム740ともインタラクションする。ゲーム・サブシステムは、照明サブシステム750、スピーカ・サブシステム760、画像生成サブシステム770、触覚サブシステム780、臭い生成サブシステム790、および玩具フィードバック・サブシステム800とさらにインタラクションする。
【0033】
図9は、本明細書において説明されるシステムが従う工程900を示す。工程における様々な動作について特定の順序が示されているが、動作のサブセットの動作は工程における異なる時に行われてもよいことが、理解されるべきである。したがって、このフローチャートおよびこの付随する説明は、動作が行われる特定の順序に関して限定することを意図されない。さらに、本工程は、動作のうちのいずれか1つもしくは複数が省略されて行われても、または、工程内に付加的な動作を挿入して行われてもよい。
【0034】
ゲーム・プレーヤおよび関連付けられた玩具が検出される(902)。仮想敵ターゲットが表示される(904)。玩具のタイプが判定される(906)。ゲーム・プレーヤによって行われた予め規定されたジェスチャが判定される(908)。ゲーム・プレーヤの指差し動作によって生成された指差しベクトルが判定される(910)。視覚効果が、指差しベクトルに沿って表示され(912)、この効果は、玩具タイプおよび予め規定されたジェスチャに相関している。他の感覚効果(音声、触覚、臭い/味)が生成され得る(914)。指差しベクトルがターゲットと交差するか判定される(916)。交差しない場合、外れた「発砲」が視覚的に表示され、関連付けられた効果(アニメーションおよび音声)も使用され得る。工程フローは、動作908へ戻る。一方、指差しベクトルが交差する場合、ターゲットに対して結果として生じる効果が表示される(918)。
【0035】
また、本システムは、(RFID、バーコード、または他の読取可能なシステム、数値システムもしくは文字列シリアル化システムを介して)プレーヤを一意に識別することに
よって、プレーヤのゲーム状態をキャプチャし得る。ゲーム状態は、接続されたデータベースにおいて各プレーヤについて維持され得る。各玩具も、その玩具自体の状態を、搭載RFIDチップまたは不揮発性ストレージ内に記憶させてもよく、この場合、その状態は、無線RFID、IR、またはゲーム・システムから玩具へメッセージを送信する他の配信技術によって提供される。
【0036】
さらに、本システムは、複数の玩具/衣服が同じプレーヤによって装着されていることを感知することができる。例えば、1人のプレーヤが、力のグローブと光線銃との両方を有してもよい。このプレーヤは、ゲーム中に、両方の玩具を同時に使用することができる。
【0037】
一般に、本明細書において開示される技術は、ハードウェアで、またはソフトウェアとハードウェアとの組み合わせで実装され得る。例えば、技術は、オペレーティング・システム・カーネルにおいて、別個のユーザ工程において、ネットワーク・アプリケーション内に結合されたライブラリ・パッケージにおいて、特別に構築されたマシン上で、特定用途向け集積回路(ASIC)上で、またはネットワーク・インターフェース・カード上で実装されてもよい。
【0038】
ここで、そのようなコンピュータ実装方法を実行するための方法および技術が論じられる。本明細書において開示される実施形態のうちの少なくともいくつかのソフトウェア/ハードウェア・ハイブリッド実装は、メモリ内に記憶されたコンピュータ・プログラムによって選択的に起動または再構成されるプログラム可能なネットワーク常駐のマシン(これは、断続的に接続されるネットワーク認識マシンを含むものと認識されるべきである)上に実装され得る。このようなネットワーク・デバイスは、異なるタイプのネットワーク通信プロトコルを利用するように構成または設計され得る複数のネットワーク・インターフェースを有し得る。これらのマシンのうちのいくつかについての一般的なアーキテクチャは、機能性の所与の単位が実装され得る1つ以上の例示的な手段を例示するために、本明細書において開示され得る。特定の実施形態によれば、本明細書において開示される様々な実施形態の特徴または機能性のうちの少なくともいくつかは、1つ以上のネットワークに関連付けられた1つ以上の汎用コンピュータ、例えば、エンド・ユーザ・コンピュータ・システム、クライアント・コンピュータ、ネットワーク・サーバもしくは他のサーバ・システム、モバイル・コンピューティング・デバイス(例えば、タブレット・コンピューティング・デバイス、携帯電話、スマートフォン、ラップトップ型コンピュータ等)、家庭用電子デバイス、音楽プレーヤ、または、任意の他の適切な電子デバイス、ルータ、スイッチ等、または、これらの任意の組み合わせ上で実装され得る。少なくともいくつかの実施形態において、本明細書において開示される様々な実施形態の特徴または機能性のうちの少なくともいくつかは、1つ以上の仮想コンピューティング環境(例えば、ネットワーク・コンピューティング・クラウド、1つ以上の物理コンピューティング・マシン上にホストされる仮想マシン等)において実装され得る。
【0039】
ここで、図10を参照すると、本明細書において開示される特徴または機能性の少なくとも一部を実装するのに適した例示的なコンピューティング・デバイス1000を図示したブロック図が示されている。コンピューティング・デバイス1000は、例えば、前段落において列挙されたコンピューティング・マシンのうちのいずれかであっても、または、実際に、メモリ内に記憶された1つもしくは複数のプログラムに従ってソフトウェアベースの命令もしくはハードウェアベースの命令を実行することが可能な任意の他の電子デバイスであってもよい。コンピューティング・デバイス1000は、複数の他のコンピューティング・デバイス、例えば、クライアントまたはサーバと、通信ネットワーク上で、例えば、広域ネットワーク、メトロポリタン・エリア・ネットワーク、ローカル・エリア・ネットワーク、無線ネットワーク、インターネット、または任意の他のネットワーク上
などで、無線であっても、または有線であっても、そのような通信のための既知のプロトコルを使用して通信するように適合され得る。
【0040】
1つの実施形態において、コンピューティング・デバイス1000は、1つ以上の中央処理装置(CPU)1002と、1つ以上のグラフィック処理ユニット(GPU)(図示せず)と、1つ以上のインターフェース1010と、1つ以上のバス(周辺構成要素相互接続(PCI)バス)1006とを含む。適当なソフトウェアまたはファームウェアの制御下で動作している場合、CPU1002は、具体的に構成されたコンピューティング・デバイスまたはマシンの機能に関連付けられた特定の機能を実装することに関与し得る。例えば、少なくとも1つの実施形態において、コンピューティング・デバイス1000は、CPU1002、ローカル・メモリ1001および/またはリモート・メモリ1020、ならびにインターフェース1010を利用するサーバ・システムとして機能するように構成または設計され得る。
【0041】
少なくとも1つの実施形態において、CPU1002は、ソフトウェア・モジュールまたはソフトウェア構成要素の制御下で、異なるタイプの機能および/または動作のうちの1つまたは複数を実行させられてもよく、ソフトウェア・モジュールまたはソフトウェア構成要素は、例えば、オペレーティング・システムおよび任意の適当なアプリケーション・ソフトウェア、ドライバ等を含み得る。CPU1002は、1つ以上のプロセッサ1003、例えば、Intel、ARM、Qualcomm、およびAMDファミリーのマイクロプロセッサのうちの1つからのプロセッサなどを含み得る。いくつかの実施形態において、プロセッサ1003は、コンピューティング・デバイス1000の動作を制御するための、特別に設計されたハードウェア、例えば、特定用途向け集積回路(ASIC)、電気的消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)等などを含み得る。特定の実施形態において、ローカル・メモリ1001(例えば、1つ以上のレベルのキャッシュ済みメモリを含む、不揮発性ランダム・アクセス・メモリ(RAM)および/または読み出し専用メモリ(ROM)など)は、CPU1002の一部も形成し得る。ただし、メモリがシステム1000に対して結合され得る多くの異なる手法が存在する。メモリ1001は、例えば、データ、プログラミング命令等をキャッシュすることおよび/または記憶することなどの多様な目的のために使用され得る。同様に、少なくとも1つの実施形態において、GPUの複数の処理コアは、画像または計算の異なる部分について異なる工程または機能のシーケンスを並行して(独立して、かつ、同時に)実行させられ得る。
【0042】
本明細書において、「プロセッサ」という用語は、本技術分野においてプロセッサ、モバイル・プロセッサ、またはマイクロプロセッサと称される集積回路だけに限定されず、マイクロコントローラ、マイクロコンピュータ、プログラマブル・ロジック・コントローラ、特定用途向け集積回路、グラフィクス処理ユニット、流れ処理ユニット、および任意の他のプログラム可能な回路を広く指す。
【0043】
1つの実施形態において、インターフェース1010は、ネットワーク・インターフェース・カード(NIC)として提供される。一般に、NICは、コンピュータ・ネットワーク上でのデータ・パケットの送信および受信を制御する。他のタイプのインターフェース1010は、例えば、コンピューティング・デバイス1000と共に使用される他の周辺機器をサポートし得る。提供され得るインターフェースには、イーサネット(登録商標)・インターフェース、フレーム・リレー・インターフェース、ケーブル・インターフェース、DSLインターフェース、トークン・リング・インターフェース、グラフィック・インターフェース等がある。また、例えば、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)、Serial、イーサネット(登録商標)、Firewire(商標)、PCI、パラレル、無線周波数(RF)、Bluetooth(登録商標)近距離無線通信(例えば、近
距離磁界を使用する)、802.11(WiFi)、フレーム・リレー、TCP/IP、ISDN、高速イーサネット(登録商標)・インターフェース、ギガビット・イーサネット(登録商標)・インターフェース、非同期転送モード(ATM:asynchronous transfer mode)・インターフェース、高速シリアル・インターフェース(HSSI:high-speed serial interface)・インターフェース、ポイント・オブ・セール(POS)・インターフェース、光ファイバデータ分散インターフェース(FDDIs:fiber data distributed interfaces)等などの、様々なタイプのインターフェースが提供され得る。一般に、そのようなインターフェース1010は、適当な媒体と通信するのに適したポートを含み得る。いくつかの場合において、インターフェースは、独立したプロセッサ、ならびに、いくつかの例では、揮発性メモリおよび/または不揮発性メモリ(例えば、RAM)も含み得る。
【0044】
図10に示されるシステムは、本明細書において説明される実施形態のうちの1つまたは複数を実装するためのコンピューティング・デバイス100についての1つの特定のアーキテクチャを例示するが、決して、本明細書において説明される特徴および技術の少なくとも一部が実装され得る唯一のデバイス・アーキテクチャではない。例えば、1つまたは任意の数のプロセッサ1003を有するアーキテクチャが使用されてもよく、このようなプロセッサ1003は、単一のデバイス内に存在しても、または任意の数のデバイス間で分散されてもよい。1つの実施形態において、単一のプロセッサ1003は、通信およびルーティング計算を処理し、一方で、他の実施形態においては、別個の専用通信プロセッサが提供されてもよい。様々な実施形態において、異なるタイプの特徴または機能性が、クライアント・デバイス(クライアント・ソフトウェアを実行するタブレット・デバイスまたはスマートフォン)とサーバ・システム(下記でより詳細に説明されるサーバ・システムなど)とを含むシステムにおいて実装され得る。
【0045】
ネットワーク・デバイス構成に関わらず、本システムは、データ、汎用ネットワーク動作のためのプログラム命令、または本明細書において説明される実施形態の機能性に関連した他の情報(または上記の任意の組み合わせ)を記憶するように構成された、1つ以上のメモリまたはメモリ・モジュール(例えば、リモート・メモリ・ブロック1020およびローカル・メモリ1001)を採用し得る。プログラム命令は、例えば、オペレーティング・システムおよび/もしくは1つもしくは複数のアプリケーションの実行を制御し、または、オペレーティング・システムおよび/もしくは1つもしくは複数のアプリケーションを含み得る。メモリ1020またはメモリ1001、1020は、データ構造、構成データ、暗号化データ、履歴システム動作情報、または本明細書において説明される任意の他の特定のもしくは一般的な非プログラム情報も記憶するように構成され得る。
【0046】
そのような情報およびプログラム命令は、本明細書において説明される1つ以上のシステムまたは方法を実装するために採用され得るので、少なくともいくつかのネットワーク・デバイス実施形態は、非一時的な機械読取可能な記憶媒体を含んでもよく、非一時的な機械読取可能な記憶媒体は、例えば、本明細書において説明される様々な動作を実行するためのプログラム命令、状態情報等を記憶するように構成または設計され得る。このような非一時的な機械読取可能な記憶媒体の例は、ハード・ディスク、フロッピー(登録商標)・ディスク、および磁気テープなどの磁気媒体、CD-ROMディスクなどの光媒体、光ディスクなどの光磁気媒体、ならびにプログラム命令を記憶および実行するように特別に構成されたハードウェア・デバイス、例えば、読み出し専用メモリ(ROM)、フラッシュ・メモリ、ソリッド・ステート・ドライブ、メモリスタ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)等などを含むが、これらに限定されない。プログラム命令の例は、コンパイラによって生成され得るものなどのオブジェクト・コード、アセンブラもしくはリンカーによって生成され得るものなどの機械語、例えばJava(登録商標)コンパイ
ラによって生成され、JAVA(登録商標)仮想マシンもしくは同等のものを使用して実行され得るものなどのバイト・コード、またはインタープリター(例えば、Python、Perl、Ruby、Groovy、もしくは任意の他のスクリプト言語で書かれたスクリプト)を使用してコンピュータによって実行され得る上位レベルのコードを含むファイルの両方を含む。
【0047】
いくつかの実施形態において、システムは、スタンドアロンのコンピューティング・システム上で実装され得る。ここで、図11を参照すると、スタンドアロンのコンピューティング・システム上の1つ以上の実施形態の典型的な例示的アーキテクチャまたはその構成要素を図示するブロック図が示されている。コンピューティング・デバイス1100は、実施形態の1つ以上の機能またはアプリケーション、例えば、クライアント・アプリケーション1130を実行するソフトウェアを実行し得るプロセッサ1110を含む。プロセッサ1110は、オペレーティング・システム1120、例えば、Microsoft
Windows(登録商標)オペレーティング・システムの1つのバージョン、AppleのMac OS/XまたはiOSオペレーティング・システム、何らかの種類のLINUX(登録商標)オペレーティング・システム、GoogleのAndroid(商標)オペレーティング・システム等などの制御下で、コンピューティング命令を実行し得る。多くの場合において、1つ以上の共有サービス1125が、システム1100において動作可能であり、クライアント・アプリケーション1130に共通サービスを提供するために有用となり得る。サービス1125は、例えば、Windows(登録商標)サービス、LINUX(登録商標)環境におけるユーザ空間共通サービス、またはオペレーティング・システム1110と共に使用される任意の他のタイプの共通サービス・アーキテクチャであってもよい。入力デバイス1170は、例えば、キーボード、タッチスクリーン、(例えば、音声入力用の)マイクロフォン、マウス、タッチパッド、トラックボール、または、これらの任意の組み合わせを含む、ユーザ入力を受け取るのに適した任意のタイプであってよい。出力デバイス1160は、システム1100に対して遠隔であっても、またはローカルであっても、1人以上のユーザに出力を提供するのに適した任意のタイプであってよく、例えば、視覚的な出力のための1つ以上のスクリーン、スピーカ、プリンタ、または、これらの任意の組み合わせを含み得る。メモリ1140は、例えば、ソフトウェアを実行するために、プロセッサ1110によって使用するための、本技術分野において知られている任意の構造およびアーキテクチャを有するランダム・アクセス・メモリであってもよい。ストレージ・デバイス1150は、デジタル形式でデータを記憶するための任意の磁気ストレージ・デバイス、光学ストレージ・デバイス、機械的ストレージ・デバイス、メモリスタ・ストレージ・デバイス、または電子ストレージ・デバイスであってもよい。ストレージ・デバイス1150の例は、フラッシュ・メモリ、磁気ハード・ドライブ、CD-ROM等を含む。
【0048】
いくつかの実施形態において、システムは、任意の数のクライアントおよび/またはサーバを有するコンピューティング・ネットワークなどの分散コンピューティング・ネットワーク上で実装され得る。ここで、図12を参照すると、分散コンピューティング・ネットワーク上で、一実施形態に係るシステムの少なくとも一部を実装するための例示的なアーキテクチャを図示したブロック図が示されている。この実施形態によれば、任意の数のクライアント1230が提供され得る。各クライアント1230は、実施形態のクライアント側の部分を実装するためのソフトウェアを実行することができ、クライアントは、図11に例示されるシステムなどのシステム1100を備え得る。また、任意の数のサーバ1220が、1つ以上のクライアント1230から受信される要求を処理するために提供され得る。クライアント1230およびサーバ1220は、1つ以上の電子ネットワーク1212を介して互いに通信することができ、電子ネットワーク1212は、様々な実施形態において、インターネット、広域ネットワーク、携帯電話ネットワーク、無線ネットワーク(WiFi、Wimax等など)、またはローカル・エリア・ネットワーク(もし
くは、実際には、本技術分野において知られている任意のネットワーク・トポロジであり、1つのネットワーク・トポロジが任意の他のネットワーク・トポロジよりも優先されることはない)のうちのいずれかであってもよい。ネットワーク1210は、例えば、有線プロトコルおよび/または無線プロトコルを含む、任意の知られているネットワーク・プロトコルを使用して実装され得る。
【0049】
また、いくつかの実施形態において、サーバ1220は、付加的な情報を取得するために、または特定の呼に関する付加的なデータを参照するために必要な場合には、外部サービス1270を呼び出し得る。外部サービス1270との通信は、例えば、1つ以上のネットワーク1210を開始して行われ得る。様々な実施形態において、外部サービス1270は、ハードウェア・デバイス自体に関連し、またはハードウェア・デバイス自体にインストールされる、ウェブ対応サービスまたは機能性を含み得る。例えば、クライアント・アプリケーション1130が、スマートフォンまたは他の電子デバイス上に実装される実施形態において、クライアント・アプリケーション930は、クラウド内のサーバ・システム1220において記憶された情報、または特定の企業構内もしくはユーザ構内のうちの1つもしくは複数に配置された外部サービス1270上の情報を取得し得る。
【0050】
いくつかの実施形態において、クライアント1230またはサーバ1220(または両方)は、1つ以上のネットワーク1210にわたってローカルでまたはリモートで配置され得る、1つ以上の専門サービスまたは装置を活用し得る。例えば、1つ以上のデータベース1240が、1つ以上の実施形態によって使用または参照され得る。データベース1240は幅広いアーキテクチャにおいて構成され、幅広いデータ・アクセスおよび操作手段を使用し得ることが、当業者によって理解されるべきである。例えば、様々な実施形態において、1つ以上のデータベース1240は、構造化問い合わせ言語(SQL)を使用するリレーショナル・データベース・システムを含み得る一方で、他のデータベースは、本技術分野において「NoSQL」(例えば、Hadoop Cassandra、Google BigTable等)と称されるものなどの代替的なデータ記憶技術を含み得る。いくつかの実施形態においては、列指向データベース、イン・メモリ・データベース、クラスタ化データベース、分散データベースなどの変形データベース、またはフラット・ファイル・データ・レポジトリすら使用され得る。特定のデータベース技術または構成要素の特定の構成が、本明細書における特定の実施形態について特定されない限り、知られているデータベース技術または将来のデータベース技術の任意の組み合わせが必要に応じて使用され得ることが、当業者によって認識されるであろう。さらに、本明細書において使用される「データベース」という用語は、物理的なデータベース・マシン、単一のデータベース・システムとして動作するマシンのクラスタ、または全体的なデータベース管理システム内の論理データベースを指し得ることが、認識されるべきである。「データベース」という用語の所与の使用について具体的な意味が特定されない限り、「データベース」という用語は、この単語のこれらの意味のうちのいずれかを意味するものと見なされるべきであり、それらの全ては、当業者によって「データベース」という用語の単純な意味として理解される。
【0051】
同様に、ほとんどの実施形態は、1つ以上のセキュリティ・システム1260および構成システム1250を活用し得る。セキュリティおよび構成管理は、一般的な情報技術(IT)およびウェブ機能であり、各々のある程度は、任意のITシステムまたはウェブ・システムに一般に関連付けられる。特定のセキュリティ・システム1260もしくは構成システム1250またはアプローチが、任意の特定の実施形態の説明によって具体的に要求されない限り、現在または将来において本技術分野において知られている任意の構成またはセキュリティ・サブシステムは、限定なしに実施形態と共に使用され得ることが、当業者によって理解されるべきである。
【0052】
様々な実施形態において、システムまたは方法を実装するための機能性は、任意の数のクライアント構成要素および/またはサーバ構成要素間で分散され得る。例えば、様々なソフトウェア・モジュールが、様々な機能を実行するために実装されてもよく、このようなモジュールは、サーバ構成要素および/またはクライアント構成要素上での実行のために様々に実装され得る。
【0053】
本発明の実施形態は、図面および前述の説明において、例示され、詳細に説明されてきたが、このような例示および説明は、例として考慮されるべきであって、特性を制限するものとして考慮されるべきではない。例えば、上記に説明された一定の実施形態は、他の説明済みの実施形態と組み合わせ可能であり、および/または他の手法で構成され得る(例えば、工程要素は、他のシーケンスで実行されてもよい)。したがって、例示の実施形態およびその変形例のみが示され、説明されたことが、理解されるべきである。
(付記)
好ましい実施形態として、上記実施形態から把握できる技術的思想について、以下に記載する。
[項目1]
インタラクティブなゲーム体験を提供するためのシステムであって、
1人以上のゲーム・プレーヤが前記インタラクティブなゲーム体験に参加し得る規定されたゲーム・プレーヤ・ゾーンと、
1つ以上の画像が生成される規定された劇場ゾーンであって、各画像は実際の位置または仮想位置において生成される、規定された劇場ゾーンと、
各ゲーム・プレーヤに関連付けられた1つ以上の予め規定された玩具の存在を検出し、各玩具について玩具タイプを判定し、各ゲーム・プレーヤによって行われたジェスチャを認識し、各ゲーム・プレーヤの位置および指差し方向を判定するために配置された1つ以上のセンサと、を備え、
前記システムは、前記ゲーム・プレーヤのうちの少なくとも1人からの効果を、このゲーム・プレーヤに関連付けられた前記玩具の前記玩具タイプに基づき、かつ、このゲーム・プレーヤによって行われた前記ジェスチャに基づき生成し、
前記効果は、このゲーム・プレーヤの前記位置および指差し方向によって判定された方向に沿って方向づけられる、システム。
[項目2]
前記システムはさらに、前記効果が方向づけられる前記方向が前記画像の前記実際の位置または前記仮想位置と交差するかを判定し、交差する場合には、前記画像が、この画像に対する前記効果の影響を反映するように変更される、項目1に記載のシステム。
[項目3]
各ゲーム・プレーヤについて履歴データが維持され、このゲーム・プレーヤによって生成される前記効果が前記履歴データに基づいて強化され得るように、各ゲーム・プレーヤを一意に識別するための1つ以上のセンサをさらに含む、項目2に記載のシステム。
[項目4]
各ゲーム・プレーヤについて履歴データが維持され、このゲーム・プレーヤによって生成される前記効果が前記履歴データに基づいて強化され得るように、各ゲーム・プレーヤを一意に識別するための1つ以上のセンサをさらに含む、項目1に記載のシステム。
[項目5]
前記予め規定された玩具のうちの1つが、グローブを含む、項目1に記載のシステム。
[項目6]
前記予め規定された玩具のうちの1つが、ハンド・カバーを含む、項目1に記載のシステム。
[項目7]
前記予め規定された玩具のうちの1つが、前記ゲーム・プレーヤの手で携帯される、項目1に記載のシステム。
[項目8]
前記予め規定された玩具のうちの1つが、前記ゲーム・プレーヤによって装着される衣服を含む、項目1に記載のシステム。
[項目9]
前記予め規定された玩具のうちの1つが、前記ゲーム・プレーヤによって装着される帽子を含む、項目1に記載のシステム。
[項目10]
前記予め規定された玩具のうちの1つが、モバイル通信およびコンピューティング・デバイスを含む、項目1に記載のシステム。
[項目11]
前記効果が、視覚効果を含む、項目1に記載のシステム。
[項目12]
前記1つ以上のセンサが、
各ゲーム・プレーヤに関連付けられた前記玩具の前記存在を検出し、各玩具について前記玩具タイプを判定すること、
各ゲーム・プレーヤによって行われたジェスチャを認識すること、ならびに、
各ゲーム・プレーヤの前記位置および指差し方向を判定すること
の各々について、異なるセンサを含む、項目1に記載のシステム。
[項目13]
各ゲーム・プレーヤに関連付けられた前記玩具の前記存在を検出し、各玩具について前記玩具タイプを判定する前記センサが、RFID技術を含む、項目1に記載のシステム。
[項目14]
各ゲーム・プレーヤの前記位置および指差し方向を判定する前記センサが、ライダ技術を含む、項目1に記載のシステム。
[項目15]
インタラクティブなゲーム体験を提供するための方法であって、
ゲーム・プレーヤおよび関連付けられた玩具を検出する工程と、
仮想敵ターゲットを表示する工程と、
前記ゲーム・プレーヤに関連付けられた玩具のタイプを判定する工程と、
前記ゲーム・プレーヤによって行われた予め規定されたジェスチャを判定する工程と、
前記ゲーム・プレーヤの指差し動作によって生成される指差しベクトルを判定する工程と、
前記指差しベクトルに沿って視覚効果を表示する工程であって、該効果は、前記玩具タイプおよび前記予め規定されたジェスチャに相関している、表示する工程と、
前記指差しベクトルが前記ターゲットと交差するかを判定する工程と、
前記指差しベクトルが交差する場合に、前記ターゲットに対して結果として生じる効果を表示する工程と、を備える方法。
[項目16]
前記指差しベクトルが交差しない場合、前記ゲーム・プレーヤによって行われた予め規定されたジェスチャを判定する工程に工程フローが戻る、項目15に記載の方法。
[項目17]
インタラクティブなゲーム体験を提供するための方法であって、
ライダ追跡システムにより、人間の存在を検出する工程と、
前記人間に、前記インタラクティブなゲーム体験に参加するための機会を警告する工程と、
前記インタラクティブなゲーム体験に前記人間を受け入れる工程と、を備える方法。
[項目18]
インタラクティブなゲーム体験を提供するための方法であって、
第1のロケーションに位置するセンサを提供する工程と、
前記センサにより、前記第1のロケーションから隔てられた第2のロケーションに位置するオブジェクトの3次元位置を感知する工程と、
前記オブジェクトの前記感知された3次元位置に基づいて、ターゲット平面に対する前記オブジェクトの前記位置を判定する工程と、を備える方法。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12