(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-09
(45)【発行日】2022-03-17
(54)【発明の名称】腸内液体流動用の投薬量制御継手、腸内継手、及び注射器
(51)【国際特許分類】
A61M 39/10 20060101AFI20220310BHJP
A61M 5/178 20060101ALI20220310BHJP
【FI】
A61M39/10 120
A61M5/178
(21)【出願番号】P 2019503750
(86)(22)【出願日】2017-07-25
(86)【国際出願番号】 US2017043747
(87)【国際公開番号】W WO2018022631
(87)【国際公開日】2018-02-01
【審査請求日】2020-03-16
(32)【優先日】2016-07-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2016-08-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】517080544
【氏名又は名称】ネオメッド,インク
【氏名又は名称原語表記】NEOMED,INC.
(74)【代理人】
【識別番号】100107364
【氏名又は名称】斉藤 達也
(72)【発明者】
【氏名】デイビス,ベンジャミン,エム.
(72)【発明者】
【氏名】イングラム,アーロン,エヌ.
(72)【発明者】
【氏名】ウェブ,ダーン
(72)【発明者】
【氏名】カリー,マリアン
【審査官】川島 徹
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2016/0159635(US,A1)
【文献】特開2015-051095(JP,A)
【文献】特開2012-183298(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61M 39/10
A61M 5/178
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
経腸連結器であって、前記経腸連結器は、第1端部から第2端部に縦軸に沿って長さを延ばしており、延びている管腔を画定している、細長い本体を有する継手部材を備えており、
前記第1端部はメス型フォーマット継手を含んでおり、前記第2端部はメス型フォーマット継手を含んでおり、
前記経腸連結器は、少なくとも1つの前記メス型フォーマット継手の鍔の内部チャンバ内に軸方向に突出している管腔延長先端部を更に備えており、
前記管腔延長先端部は、前記鍔の軸方向の長さよりも短い軸方向の長さを有しており、
少なくとも1つの前記メス型フォーマット継手は、メス型ISO80369-3フォーマット継手を含んでいる、
経腸連結器。
【請求項2】
前記第1端部及び前記第2端部の前記メス型フォーマット継手各々は、メス型ISO80369-3フォーマット継手を含んでいる、
請求項
1に記載の経腸連結器。
【請求項3】
前記連結器は、第1のオス型ISO80369-3フォーマット継手を第2のオス型ISO80369-3フォーマット継手に連結するように構成されている、
請求項
1に記載の経腸連結器。
【請求項4】
第1の経腸注射器が前記第1のオス型ISO80369-3フォーマット継手を含み、第2の経腸注射器が前記第2のオス型ISO80369-3フォーマット継手を含み、前記連結器は、前記第1の注射器の前記第1のオス型ISO80369-3フォーマット継手を、前記第2の注射器の前記第2のISO80369-3フォーマット継手に密封して接続するように構成されている、
請求項
3に記載の経腸連結器。
【請求項5】
前記第1端部の前記メス型フォーマット継手は、メス型ISO80369-3フォーマット継手を含み、前記第2端部の前記メス型フォーマット継手は、前記メス型ISO80369-3フォーマット以外の継手フォーマットを含む、
請求項
1に記載の経腸連結器。
【請求項6】
前記メス型ISO80369-3フォーマット以外の継手フォーマットを含む注射器を更に含み、前記経腸連結器が前記メス型ISO80369-3フォーマット以外の継手フォーマットの前記注射器を前記メス型ISO80369-3フォーマットに適合させるように、前記注射器は、前記連結器の前記第2端部に密封して接続するように構成されている、
請求項
5に記載の経腸連結器。
【請求項7】
前記連結器の前記長さは、約14ミリメートルと約30ミリメートルとの間である、
請求項
1に記載の経腸連結器。
【請求項8】
少なくとも1つの前記メス型フォーマット継手の前記鍔は、前記鍔の外面に形成される係合機構であって、突出、突起、及び螺旋状のねじ山を含むグループから選択される前記係合機構を含む、
請求項
1に記載の経腸連結器。
【請求項9】
前記第1及び第2端部の前記メス型フォーマット継手各々は、前記メス型フォーマット継手各々の鍔の各内部チャンバに軸方向に突出している管腔延長先端部を備える、
請求項
1に記載の経腸連結器。
【請求項10】
前記管腔延長先端部は、別個の部品であり、前記経腸連結器と継手接続するように構成されている、
請求項
1に記載の経腸連結器。
【請求項11】
1つ以上のパネル、外側筒、ディスク形状突出又はタブから選択される少なくとも1つのつかみ機構を含む、
請求項
1に記載の経腸連結器。
【請求項12】
オス型ISO80369-3フォーマット継手を含む注射器との継手接続される経腸コネクタであって、前記コネクタは、中空の内部チャンバを画定する円筒形の外側鍔と、前記円筒形の外側鍔を介して全体的に延びている管腔とを有するメス型ISO80369-3フォーマット継手を含み、前記コネクタは、前記円筒形の外側鍔の内部チャンバ内に軸方向に突出している管腔延長先端部を更に含み、前記管腔延長先端部は、前記円筒形の外側鍔の軸方向の長さよりも短い軸方向の長さを有している、
経腸コネクタ。
【請求項13】
前記経腸コネクタは、流動蓋、先端キャップ、及び経口投与連結器のグループから選択される経腸継手を含む、
請求項
12に記載の経腸コネクタ。
【請求項14】
前記円筒形の外側鍔は、前記円筒形の外側鍔の外面に形成される係合機構であって、突出、突起、及び螺旋状のねじ山を含むグループから選択される前記係合機構を含む、
請求項
12に記載の経腸コネクタ。
【請求項15】
前記管腔延長先端部は、前記オス型ISO80369-3フォーマット継手の内部導管の内部での適合係合のために、前記メス型ISO80369-3フォーマット継手の前記円筒形の外側鍔の内部にて寸法決めされ、成形され、及び位置決めされている、
請求項
12に記載の経腸コネクタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願への相互参照
本出願は、2016年8月17日に提出の米国仮特許出願第62/376,006号、2016年7月25日に提出の米国仮特許出願第62/366,399号の優先利益を主張し、2016年7月14日に提出の米国非仮特許出願第15/210,282号の一部継続であり、2015年7月14日に提出の米国仮特許出願第62/192,454号、2015年8月19日に提出の米国仮特許出願第62/207,120号、及び2016年6月16日に提出の米国仮特許出願第62/350,934号であって、全ての目的のための参照によって本明細書に組み込まれるものの優先利益を主張する。
【0002】
技術分野
本発明は、概略的には経腸供給および流体移送装置の分野に関する。
【0003】
背景技術
通常、医療患者および新生児には、腸液送達注射器や他の腸液移送・投与機器を介して、薬剤や栄養分などの液体が投与される。特に、腸液送達量が少ない場合には、投与量を正確に量ることが非常に望ましい。一般に、腸液送達装置に連結される継手要素の大きさ、構成、及び配置が変動することは、不正確な投薬につながり得る。
【0004】
特に、ISO80369-3設計規格(一般的にENFit(登録商標)として知られるもの)に準拠する、経腸のみの継手を有する経腸注射器や他のコンポーネントは、以前の継手に比べて、寸法が大きく、それ故に容量が大きく、あるいは継手内での変位が大きい。これらの変化から生じる流体送達における容積の差は、流体の経口および/または経腸投与における投薬の正確性に悪影響を及ぼし得る。
【0005】
また、ISO80369-3設計規格と異なってフォーマットされる継手を含む経腸注射器や他のコンポーネントは、ISO80369-3フォーマットの注射器及びコンポーネントと接続可能でない。
【0006】
したがって、流体供給投与量のより正確な制御、及びISO80369-3規格と異なってフォーマットされる経腸継手とISO80369-3規格に従ってフォーマットされる経腸継手との間の接続性を可能にする、経腸注射器および他の構成要素のための改善された継手が必要になることは明らかである。本発明の主たる目的は、改善された経腸および/または経口投与制御継手や、経腸注射器、あるいはこのような投薬量制御継手を組み込んだ経腸注射器やその他の機器を提供することである。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
例示の実施形態において、本発明は、液体投与の正確な管理を可能にする、経腸投薬量制御継手と、このような経腸投薬量制御継手を組み込んだ経腸注射器やその他の機器を提供する。
【0008】
例示の態様において、経腸投薬量制御継手は、オス型ISO80369-3フォーマット継手の管腔内で係合する管腔延長先端部を含む、改良型のメス型ISO80369-3フォーマット継手を組み込んでいる。管腔延長先端部は、継手に収容される残留流体の容積を減少させ、経腸注射器の内外への流体移送中に前記継手に含まれる残留流体の容積を実質的に一貫化する。例えば、このような経腸投薬量制御継手が充填のためのより大きな容積の容器に連結された時や、前記注射器が流体送達用の供給管に連結された時、実質的に一貫化された残留量が管腔延長先端部に含まれる。さらに、前記投薬量制御継手が組み込まれた前記注射器を、他のENFit ISO80369-3フォーマットの継手やコネクタに連結することが出来る。
【0009】
一つの側面では、本発明は、中空内部チャンバを画定する円筒形の鍔と、内部チャンバ内に軸方向に突出する管腔延長先端部とを含む、経腸投薬量制御継手に関する。内部管腔は、管腔延長先端部を通って軸方向に延びる。例示的な実施形態では、外部継手部材は、円筒状の鍔の一部分上に形成される。
【0010】
他の側面では、本発明は、中空の円筒形筒と投薬量制御継手とを含む経腸注射器に関する。中空円筒筒は、内部チャンバと外部継手部材とを有する円筒形の鍔を含む。投薬量制御継手は、内部チャンバ内に軸方向に突出し、内部を通って延びる管腔を画定する管腔延長先端部を含む。例示の実施形態において、円筒形の鍔は、概略的に、ISO80369-3規格に従って成形され、寸法決めされる。一実施態様において、管腔延長先端部は、概して、円筒形の鍔と一体的に形成される。他の実施態様において、管腔延長先端部は、別個の部品であり、経腸注射器の一部分に対して取り外し可能な継手接続を提供するように構成される。
【0011】
例示の態様において、管腔延長先端部は、経腸注射器の中空円筒形筒内で継手接続するための基部を有する、一般に細長い円筒状本体を含む。基部は、中空円筒形筒によって画定される表面と係合するための外周面を含む。いくつかの例示の態様において、管腔延長先端部は、中空円筒筒と管腔延長先端部の基部との間を密封するシール部材を含む。例示の態様において、基部の外周面は、中空円筒筒内に設けられた係合機構と協働して係合するための1つ以上の係合機構を含む。
【0012】
いくつかの例示の態様において、プランジャは、筒内で軸方向に移動可能であり、注射器の中へ流体を充填し、注射器から流体を投与する。プランジャは、オプションとして、管腔延長先端部の内部管腔内の容積が実質的にゼロになるように、注射器の管腔延長先端部の管腔内に挿入可能な槍状の先端を有する前端部を備える細長い本体を含んでもよい。この場合には、送達中の投薬不一致および正確性異常は、完全ではないにしても、実質的に排除される。
【0013】
他の側面において、本発明は、腸内注射器とともに使用するための、およびオス型ISO80369-3フォーマット継手のハブの内部導管内における適合係合のための、管腔延長先端部に関する。管腔延長先端部は、細長い円筒形本体と、円筒形本体全体を貫通する内部導管と、外周面および当接面を含む基部とを含む。この外周面は、経腸注射器の中空円筒形筒と係合するように構成され、当接面は、中空円筒形筒内に画定される基盤の上面と係合するように構成される。例示の態様において、シール部材が設けられ、当接面と基盤の上面との間に配置される。例示的な実施形態では、基部の外周面と中空円筒形筒の内面とが、これらの間に取り外し可能な係合を提供するように、その形状と寸法が決定され得る。
【0014】
他の側面において、本発明は、中空円筒形筒及び投薬量制御継手を含んでいる腸内注射器に関連する。中空円筒形筒は、注射器筒の容積に及びから送達される流体を輸送するために、注射器筒内での後退及び前進のためにプランジャを受け入れ可能となっている。投薬量制御継手は、第1端部から第2端部に延長軸に沿って延びている。第1端部は、中空内部チャンバを画定する円筒形の外側鍔と、鍔の内部チャンバに軸方向に突出している管腔延長先端部とを備える。第2端部は、中空円筒形筒と係合するための端部継手を備える。
【0015】
他の側面において、本発明は、第1端部から第2端部に縦軸に沿って長さを延ばしており、延びている管腔を画定している、細長い本体を有する継手部材を備えている腸内連結器に関する。第1端部は、メス型フォーマット継手を備えており、第2端部は、メス型フォーマット継手を備えている。例示的な実施形態において、少なくとも1つのメス型フォーマット継手は、メス型ISO80369-3フォーマット継手を備える。
【0016】
他の側面において、本発明は、オス型ISO80369-3フォーマット継手を備えている注射器と継手接続するための腸内コネクタに関する。コネクタは、中空内部チャンバを画定する円筒形の外側鍔と、外側円筒形鍔を通って完全に延びている管腔とを有するメス型ISO80369-3フォーマット継手を備えている。
【0017】
本発明の例示的な実施形態における、このようなあるいは他の側面、特徴、及び利点は、図面および詳細な説明を参照して理解され、添付の請求項において特定された種々の要素や組み合わせの手段を用いて実現可能なものである。前述の一般的な説明と、以下の図面の簡単な説明および詳細な説明との両方が、本発明の実施形態の例示的および説明的なものであり、請求項に係る本発明を限定するものではないことを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】
図1は、本発明の例示の実施形態に係る投薬量制御継手を含む経腸注射器筒の斜視図であり、オス型ISO80369-3フォーマット継手に接続されている状態を示す図である。
【
図2】
図2は、オス型ISO80369-3フォーマット継手から接続を外した
図1の経腸注射器の第2の斜視図で、管腔延長先端部を組み入れている近位末端部を示す図である。
【
図3】
図3A-Bは、本発明に係るオス型ISO80369-3フォーマット継手に接続した投薬量制御継手の断面図であり、管腔延長先端部に含有する残量の変動が小さいことを示す図である。
【
図4】
図4は、
図3A-Bのオス型ISO80369-3継手の断面図である。
【
図5】
図5は、
図3A-Bの経腸注射器の一部であるメス型ISO80369-3フォーマット継手の断面図ある。
【
図6】
図6は、
図1の経腸注射器の近位末端部に先端キャップ開閉体を取り付けた状態を示す図である。
【
図7】
図7は、
図6の経腸注射器と先端キャップ開閉体の7-7線に沿った断面図である。
【
図8】
図8は、本発明の他の例示の実施形態に係る、中空の円筒形筒、経腸投薬量制御継手、及び筒内に移動可能に装着されたプランジャを含む、経腸注射器の斜視図である。
【
図9】
図9は、
図8の注射器筒から取り外したプランジャの斜視図である。
【
図12】
図12は、本発明の他の例示の実施形態に係る、管腔延長先端部形成における経腸投薬量制御継手を含む経腸注射器を示す図であり、その内部を見せるため取り外した継手の断面を示す図である。
【
図13】
図13は、
図12の経腸注射器の詳細図であり、密封し完全に延長した位置の経腸投薬量制御継手の管腔延長先端部を示す図である。
【
図14】
図14は、
図12の経腸投薬量制御継手の詳細図であり、少なくても部分的に注射器内に収納した経腸投薬量制御継手の管腔延長先端部を示す図である。
【
図15】
図15は、
図12の経腸投薬量制御継手の詳細図であり、完全に注射器から取り外した経腸投薬量制御継手の管腔延長先端部を示す図である。
【
図17】
図17は、
図12の管腔延長先端部にENFitでない経腸接続器を誤って接続し注射器内に収納した管腔延長先端部を示す図である。
【
図18】
図18は、本発明の他の例示の実施形態に係る、シール材のある管腔延長先端部が付いた経腸注射器の断面図である。
【
図19】
図19には、本発明の他の例示の実施形態に係る、シール材と内部係合構造のある管腔延長先端部が付いている経腸注射器の断面図である。
【
図20】
図20は、本発明の他の例示の実施形態に係る、シール材と内部係合構造のある管腔延長先端部が付いている経腸注射器の断面図である。
【
図21】
図21は、本発明の他の例示の実施形態に係る、管腔延長先端部の付いた内部係合構造のある経腸注射器の断面図である。
【
図22】
図22は、本発明の他の例示の実施形態に係る、注射器の端から着座して完全に延びる管腔延長先端部を有する経腸投薬量制御継手を含む、注射器部分の斜視図である。
【
図24】
図24は、本発明の他の例示の実施形態に係る、経腸投薬量制御継手の付いた注射器の斜視図である。
【
図26】
図26は、本発明の他の例示の実施形態に係る、投薬量制御継手の付いた注射器の斜視図である。
【
図28】
図28A-Bは、他の例示の実施形態に係る経腸投薬量制御継手を備える経腸注射器の断面図であり、外された要素の組み立て視を示す図、及び一緒に接続された要素の組み立て視を示す図である。
【
図29】
図29A-Cは、本発明の他の例示の実施形態に係る投薬量制御継手を備える経腸注射器の斜視及び正面図を示す図である。
【
図30】
図30は、本発明の他の例示の実施形態に係る投薬量制御継手を備える注射器の断面図を示す図である。
【
図31】
図31は、本発明の他の例示の実施形態に係る投薬量制御継手を備える経腸注射器の断面図を示す図である。
【
図32】
図32は、本発明の他の例示の実施形態に係る経腸投薬量制御継手を備える経腸注射器の断面図を示す図である。
【
図33】
図33は、本発明の他の例示の実施形態に係る経腸注射器の断面図を示す図である。
【
図34】
図34は、
図33の経腸注射器の断面図であり、注射器本体の一部から延びているタブを示す図である。
【
図35】
図35は、本発明の他の例示の実施形態に係る経腸注射器の断面図を示す図である。
【
図36】
図36は、
図35の経腸注射器の断面図であり、注射器本体の一部から延びているタブを示す図である。
【
図37】
図37A-Dは、本発明の例示の実施形態に係る経腸連結器の断面図を示す図である。
【
図38】
図38A-Dは、本発明の例示の実施形態に係る経腸連結器の断面図を示す図である。
【
図39】
図39A-Dは、本発明の例示の実施形態に係る経腸連結器の断面図を示す図である。
【
図40】
図40A-Dは、本発明の例示の実施形態に係る経腸連結器の断面図を示す図である。
【
図41】
図41A-Dは、本発明の例示の実施形態に係る経腸連結器の断面図を示す図である。
【
図42】
図42Aは、本発明の他の例示の実施形態に係る経腸連結器の斜視図を示す図である。
【
図43】
図43Aは、本発明の他の例示の実施形態に係る経腸連結器の斜視図を示す図である。
【
図44】
図44Aは、本発明の他の例示の実施形態に係る経腸連結器の斜視図を示す図である。
【
図45】
図45Aは、本発明の他の例示の実施形態に係る経腸連結器の斜視図を示す図である。
【
図46】
図46A-Cは、本発明の例示の実施形態に係る液体流動蓋の断面図を示す図である。
【
図48】
図48は、本発明の他の例示の実施形態に係る先端キャップと連結されている
図34の経腸注射器の断面図を示す図である。
【
図51】
図50乃至
図51は、本発明の例示の実施形態に係る先端キャップの断面図を示す図である。
【
図54】
図52乃至
図54は、本発明の例示の実施形態に係る先端キャップの断面図を示す図である。
【
図55】
図55は、本発明の他の例示の実施形態に係る先端キャップの断面図を示す図である。
【
図56】
図56A-Cは、本発明の例示の実施形態に係る経口投与連結器の斜視図を示す図である。
【
図58】
図58A-Cは、本発明の例示の実施形態に係る経口投与連結器の斜視図を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明は、本開示の一部をなす添付の図面に関連して以下の詳細な説明を参照することにより、より容易に理解され得る。本発明は、本明細書に記載および/または示された特定のデバイス、方法、条件またはパラメータに限定されず、本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を例示のために説明する目的のものであり、請求項に記載の発明の限定を意図するものではない。本明細書で特定されたすべての特許および他の刊行物は、本明細書に完全に記載されているかのように参照により組み込まれる。
【0020】
また、文脈上明確に別段の指示がない限り、添付の特許請求の範囲を含む明細書で使用されるように、単数形「a」、「an」および「the」には複数形が含まれ、特定の数値への言及は、少なくともその特定の値を含む。範囲は、本明細書では、「約」または「およそ」の1つの特定の値および/または「約」または「およそ」の別の特定の値と表現することができる。そのような範囲が表現されている場合には、別の実施形態は、1つの特定の値からおよび/または他の特定の値を、含む。同様に、値が近似値として表現されている場合、先行する「約」の使用により、特定の値が別の実施形態を形成することが理解される。
【0021】
ここで図面を参照すると、同様の参照番号はいくつかの図面を通して対応する部分を表すが、
図1-7は、本発明の例示的な実施形態による経腸投与量制御継手または低投与量先端を含む経腸注射器10を示している。例示的な実施形態では、経腸注射器10は、中空の円筒形の筒20と、筒の遠位端にある基部フランジ30と、筒の近位端にある経腸投与量制御継手40とを含む。当業者には理解されるように、筒20は、典型的な方法で筒内で軸方向に前進及び後退して流体を充填及び投与する注射器プランジャ(後述する
図8を参照)を受け入れ可能となっている。配置フランジ22は、任意的に筒20から横方向外側に延在し、継手40の近位である。いくつかの例示的な実施形態では、注射器は、注射器ポンプと共に使用するために提供することができ、例えば、注射器の1つ以上の部分および/またはプランジャは、プランジャを注射器に対して移動させて、注射器から流体を投与するために、注射器ポンプの1つ以上の部分と相互に係合することができる。
【0022】
記載された例示の実施形態において、概略的に、継手40は、ISO設計規格80369-3に実質的に準拠している改良型のメス型ISO80369-3フォーマット継手を含み、
図1に示すように、適合する継手要素、例えば、対応するオス型ISO80369-3フォーマット継手Mと、嵌合可能である。例示的な用途では、オス型ISO80369-3フォーマットの継手Mは、注射器10が連結される供給チューブまたは延長チューブ、薬局キャップ、または他の経腸流体供給装置の一部であり得る。ここで用いられているように、用語「ISO80369-3フォーマットされた(ISO80369-3 formatted)」、あるいは、「ISO80369-3フォーマット(ISO80369-3 format)」は、ISO設計規格80369-3に従っている、ISO80369-3適合、ISO80369-3準拠、あるいは、ISO80369-3適合及び準拠の両方を含むものと広く解釈されることを意図していることについて理解されたい。
【0023】
図2および
図5に記載のとおり、継手40は、中空の内部チャンバを画定する円筒状の外側鍔42と、鍔の外面から外向きに突出する一対の螺旋状の継手突起44を含む。任意的に、鍔の外面から突出する突起44ではなく、鍔42の外面は、その外面の少なくとも一部の周りに概ね延びる螺旋状のねじ山、例えば、ボルト上のねじ山や他のタイプの従来の継手部材など、を含むことができる。いくつかの例示の実施形態において、外部表面の鍔は、突起がなければ全体的に平滑であり、それによって摩擦の嵌合(後述する)がオス型ISO80369-3フォーマット継手Mと継手40の間で生じることになる。
【0024】
継手40はさらに、注射器の筒20から鍔42の内部チャンバ内に軸方向に突出する管腔延長先端部46を含む。内部管腔又は経腸流体送達導管48は、筒20の内部空間に対する流体送達のため、管腔延長先端部46を通って延びて、筒の内外に対する流体送達を可能にする。
図3A-Bの断面図に示されるように、継手40がオス型ISO80369-3継手Mに接続される時、管腔延長先端部46がオス型の連結ハブHの管腔内に受け入れられる(要するに、オス型ISO80369-3フォーマット継手の「メス型」管腔内でオス型の継手要素になる)。管腔延長先端部46は、概ね円筒形または管状であり、管腔または流体送達導管48を画定する内面、円筒状またはわずかに先細りの外面、およびその自由端の遠位先端を含む。外側連結鍔42はまた、全体的に円筒形または管状であり、管腔延長先端部46を少なくとも部分的に囲んでいる。鍔42は、管腔延長先端部の外表面に対向して間隔を置いて配置された内部表面を含み、さらに突起44または他の結合または接続機構を任意に含む外部表面と、その遠位自由端にある外側リムとを含む。鍔42の内部寸法は、管腔延長先端部46の外部寸法よりも大きく、それらの間の空間は、互換性のある継手要素の協働部分のための受け部を形成する。管腔延長先端部46は、鍔42内にほぼ同心かつ同軸に配置されており、管腔48は、管腔の延長先端部を通って概ね中心に延び、鍔と同心かつ同軸である。
【0025】
例示の実施形態によれば、管腔延長先端部46は継手40と一体的に形成され、それにより、筒20の内部端面は、鍔42の内部チャンバ内において、先端部46の延長部を支持する。典型的には、管腔延長先端部46は、オス型ISO80369-3フォーマット継手M(
図3A-
図3B参照)のオス型の継手ハブHの管腔内に実質的に嵌合するような寸法および形状を有する。例示の実施形態において、継手40(管腔延長先端部46を含む)は、ISO80369-3フォーマットの(例えば、準拠又は適合する)コネクタと係合可能であることが好ましい。いくつかの実施形態において、先端部46の延長部は鍔42の端部を越えて延びておらず、例えば、先端部は、鍔42の端部から約0.45~0.65mmだけ、例示の実施形態によれば一例として約0.55mmだけ、下に凹んでいる。しかしながら、他の実施形態によれば、先端部46は、鍔42の端部を越えて延びる。例示の実施形態では、先端部46のサイズ、形状および延長部は、一般に、オス型の継手ハブHの管腔内における係合に適合するように構成される。
【0026】
例示の実施形態では、管腔延長先端部46は、流体送達中の投薬不一致および正確性異常が低減され、最小化され、または実質的に排除されるように構成される。
図3A-3Bに示す継手の構成に関し、管腔延長先端部46は、経腸注射器の内外への流体移送中に、延長先端部の管腔48に、実質的に一貫した容積の残留流体を保持することが分かる。例示の実施形態において、管腔延長先端部46の含有容量CVは、約0.005mlから約0.03mlの間であり、より好ましくは約0.01mlである(
図3B参照)。例示の実施形態において、結合した先端部容量CTV(例として、管腔に先端部内液体スペースの残りをプラスしたもの)は、約0.017mlであるのが好ましい(
図3A参照)。
【0027】
図4に記載、また上記記載の通り、オス型の継手MはISO80369-3規格に従ってフォーマットされるのが好ましい。例えば、オス型の継手ハブHは、先細の端面(角度αにより設定)の始まり付近のハブHの端において定義される第1の外径D1と、この先細部付近のハブHの端から長さL1の位置において定義される2番目の外径D2を含む。ハブHの内部管腔は直径D3により定義される。外部鍔OCは、注射器10の継手40の突起44と継手接続させるため、ハブHを概ね取り囲んでいる。外部鍔は、小さな内側のねじ山直径D4と、大きな内側のねじ山直径D5とを含む。外部鍔OCの端部からのハブHの長さは、長さL2によって定義される。典型的な構成では、第1の外径D1は約5.41mm、第2の外径D2は約5.64mm、内部管腔直径D3は約2.90mm、小さな内側のねじ山直径D4は約8.65mm、大きな内側のねじ山直径D5は約10.23mm、角度αは約45度である。構成の中には、直径D5は10.23mmよりも大きいものもあり、例えば、オス型のハブHは、(外部鍔OCのねじ山と係合する突起44の代わりに)概ね継手40との摩擦係合に依存する。代替的には、鍔42は、外部鍔42がハブHの第1および第2の直径D1、D2の間を通ることができるように、突起を有することなく実質的に平滑であってもよく、この場合には、ハブHと鍔42の内側または内壁との間に摩擦嵌合が生じる。長さL1は約3.82mmで、長さL2は約6.82mm以上である。
【0028】
例示の実施形態では、実施例の実施様態において、継手40(およびその経腸投薬量制御継手)はISO80369-3規格に従ってフォーマットされており、例えば、オス型の継手M(およびそのハブH)と継手接続を行うものである。例えば、
図5に示す通り、継手40は、相互に長さL3の間隔を隔てた、第1の内径D6と第2の内径D7を有する。管腔延長先端部46は、その端部付近に定義される第1の外径D8と、先端部46の接続側に設定される第2の外径D9を有する。角度が付いた傾斜面(角度βで定義)は、先端部46の基部端と鍔42の内部面の間に設けられている。鍔42の突起44は、小さな外側のねじ山の直径D10と大きな外側のねじ山の直径D11を定義する。例示の実施形態において、第1の内径D6は約5.69mm、第2の内径D7は約5.26mm、先端部46の第1の外径D8は約2.50mm、先端部46の第2の外径D9は約2.85mm、小さな外側のねじ山の直径D10は約8.10mm、また、大きな外側のねじ山の直径D11は約9.93mmである。第1と第2の内径D6、D7の間に定義される長さL3は約7.14mmで、角度が付いた傾斜面の角度βは約45度である。任意的に、代替的な例示の実施形態では、オス型の継手Mと継手40は所望のサイズに設定され得る。
【0029】
例示の実施形態において、管腔延長先端部46の第1と第2の外径D8、D9は、概ね、オス型の継手M(内径D3により定義される)のハブHの内部管腔内において係合可能となるサイズと形状を有する。従って、内部管腔直径がD3約2.90mmとなる場合、第1と第2の外径D8、D9は、その管腔内部に嵌合するような大きさであることが好ましい。いくつかの例示の実施形態では、第1と第2の直径D8、D9は、先端部46とハブHの内部管腔間でほとんどまたは全く干渉が生じないように構成される。また、第1と第2の直径D8、D9を、これらを相互に摩擦を生じさせるか密封させるように係合させるべく、相互に多少でも干渉を与えるように構成することが出来る。
【0030】
例示の実施形態において、注射器10から継手ハブHを外した時には、管腔延長先端部46が、不必要な流体移動を防止する助けとなることが好ましい。典型的に、継手ハブHと注射器10が連結されて液体がその相互間を流れる(または、その間で停滞する)時、真空が生み出される。そのため、管腔延長先端部46を設けることで、少量の液体が存在し、注射器10に戻されることとなる。従って、管腔延長先端部46を設けることによって、継手ハブHと管腔延長先端部46の間の接続が壊れた時、不必要な液体の移動を最小限にするのが好ましいので、継手ハブHの内外を移動して、注射器10内に引き戻されることを意図する。
【0031】
管腔延長先端部46を含む継手40が経腸注射器の一部として本明細書に記載され示されている一方、当然のことながら、本発明の管腔延長先端部は、様々な他のタイプの腸液収集、貯蔵および/または移送装置の連結要素に同様に組み込むことができる。そのため、本発明は、限定されるものではないが、開示された管腔延長先端部を含む継手(例えば、改良されたメス型ISO80369-3フォーマット継手)、ならびにこのような継手を含む腸液収集、貯蔵および/または移送装置、例えば、異なるサイズおよびフォーマットの注射器、腸液収集装置、腸液貯蔵装置、腸液送達または移送チューブまたは導管、経腸コネクタまたは継手、ならびに様々なISO80369-3フォーマットまたは非ENFit腸液貯蔵および送達装置との接続を行うための付属部品、継手およびアダプタを含む。
【0032】
例えば、
図6-7に記載の一つの例示の実施形態において、液体が内部管腔から注入されるのを防ぎ、破片や混入物質が継手40と内部管腔48に接触するのを防止するために、内部管腔48を密封する先端キャップTCを、継手40に連結することが出来る。一つの例示の実施形態において、先端キャップTCは、継手40と相互に係合する(および、雄ハブHの内部空洞内で管腔延長先端部46の伸長を可能にする)ための(前述のような)雄ハブHを備える。一つの例示の実施形態において、先端キャップTCは、同軸接続鍔を含み、この同軸接続鍔は、継手40の突起44に係合している状態で外方に撓むように少なくとも部分的に概ね可撓性であり弾力性のある、2つ以上の分割保持タブ又はクリップCOCの放射状配列を含むように改良されている。米国特許出願番号15/078,674 (弁護士整理番号2N11.1-322)、米国特許出願番号15/185,583 (弁護士整理番号2N11.1-351)、米国特許出願番号14/844,922 (弁護士整理番号2N11.1-313)、米国意匠特許出願番号29/521,665 (弁護士整理番号2N11.1-300)、米国意匠特許出願番号29/533,173 (弁護士整理番号2N11.1-301)を本明細書に参照として組み入れており、これらは、様々なクリップ、スナップ方式、及び二重アクションの、取り付けおよび取り外し機構を開示するものである。必要に応じて、継手の端部の1つまたは複数に、継手と互換性のあるコネクタとの間の永久的な係合を提供するためのタブまたはクリップを設けることができ、例えば、使用後に互換性のあるコネクタから継手40(およびその注射器10)を取り外すことを防止することが意図されている場合である。
【0033】
使用方法の例として、注射器10は、オス型ISO80369-3フォーマット継手40と注射器の改良型のメス型ISO80369-3フォーマット継手との係合により、典型的な方法で、別の腸液送達構成要素に接続される。注射器継手の管腔延長先端部は、オス型ISO80369-3フォーマット継手の管腔の内部に受け入れられる。流体は、注射器プランジャを後退または前進させることによって、注射器の内外に、他の経腸流体送達構成要素から又は当該要素へ、移送される。減少し実質的に一貫した残留分が、順次の流体移送操作中に管腔延長先端部に残り、それによって正確な投与制御を維持する。
【0034】
本発明の例示の実施形態において、注射器プランジャは、液体投与のためプランジャが注射器本体内に入り込むに伴い、その端が管腔延長先端部46の内部管腔48内に延びるように構成されることが好ましく、例えば、管腔延長先端部46の内部管腔48内のデッドスペースを減らすことで、液体投与中の投与量の不一致や不正確さが一層低減され最小限に抑えられ、または大幅に解消される。
図8-9に示すように、例えば、経腸注射器100は、中空構造の円筒形筒120内に移動可能に取り付けられたプランジャ150を備えている。例示の実施態様において、プランジャ150は、前方端部に、変位部材または全体として槍状の先端部またはロッド156を有する前方端部部分154を含む、全体的に細長い本体152を備える。記載された実施形態において、前方端部154は、前方本体部分160と、前方端部分にほぼ隣接して配置されたシールリングまたはガスケット162とを含む(
図9参照)。必要に応じて、プランジャ150の後方端部は、プランジャ150を中空円筒形の筒120に出し入れするための操作を提供する作動フランジまたは特徴部164を備えることができる。
【0035】
図10-
図11は、注射器100の断面図を、中空円筒状の筒120内に完全に挿入されたプランジャ150と、改良型のISO80369-3フォーマット継手140の管腔延長先端部146の内部管腔148内に完全に挿入された先端156と共に示す図である。完全に挿入されているプランジャ150により、管腔延長先端部146の内部管腔148内に含まれる容量が実質上ゼロとなり、それ故に、液体投与中の投与量の不一致や不正確さが、完全にではなくても大幅に解消されるのが好ましい。典型的に、先端部156の寸法は、実質上内部管腔148の寸法及び形状に似ており、細長い本体152と前方端部本体部分160の寸法と形状は、中空構造の円筒形筒120の寸法と形状に実質上似ているか若干小さい。例示の実施形態において、ガスケット162の寸法は、概略的に、中空構造の円筒形筒120の寸法よりわずかに大きい。
【0036】
図12-17は、本発明の別の例示の実施形態による経腸投与量制御継手240を含む経腸注射器200を示す。上記の記載と同様に、経腸注射器200は、中空の円筒形状の筒220と、筒の遠位端の基部フランジ230と、筒の近位端の経腸投与量制御継手240とを含む。円筒形状の筒220は、注射器プランジャを受けるように適合され、注射器プランジャは、典型的な方法で、円筒内で軸方向に押し込まれたり引っ込められたりして、注射器に液体を充填又は投与する。例示の実施形態において、管腔延長先端部246は、注射器(例えば、別個の部品)に対して概ね浮いているか、または移動可能であり、少なくともその部分が継手240(上記の記載と同様に)から延びるように、注射器の筒内に適合して相互に嵌合可能である。例示の実施形態において、管腔延長先端部を別個の部品として構成することは、非ENFitコネクタとの誤接続の機会のリスクを低減し、先端部および注射器の製造および組み立てに関して、実質的に多様な選択肢を利用可能とする。
【0037】
管腔延長先端部246は、管腔248を備え、前述の実施形態と実質的に同様に機能し、例えば、正確な投与制御を提供するために、投与制御の不正確さが実質的に排除される。
図12-15には、継手240の一部が除去されてその内部が示されている。しかし、いくつかの例示の実施形態において、継手240は、継手240内、例えば管腔延長先端部246と継手240の内壁部分との間に画定された領域内に、収容された任意の流体の除去および排出を容易にするために(例えば、図示のように)、1つまたは複数の切欠きまたは除去された部分を備えることができる。いくつかの例示の実施形態において、継手240内に約1つの切欠部が形成される。他の例示の実施形態において、継手240内に2つ又はそれ以上の切欠部が形成される。いくつかの例示の実施形態において、望ましくない流体の除去を容易にするためのドレインまたは出口導管として作用するように、継手240の任意の部分に沿って1つ以上の開口部を形成することができる。
【0038】
図13と
図16に示すように、管腔延長先端部246は、例えば、先端部246の少なくとも一部分は、継手240の少なくとも一部内で、あるいは、ISO設計基準80369-3に実質的に適合する改良型のメス型ISO80369-3フォーマット継手の鍔によって画定および囲まれた空間の少なくとも一部分内で、同軸に延びるように、また
図1に示すように、対応するオス型ISO80369-3フォーマット継手Mと係合可能となるように、筒220の少なくとも一部内に嵌合するように構成されることが好ましい。
図15に示すように、管腔延長先端部246は、一般に、管腔248を貫通する管状体を含む。例示の実施形態において、円筒形本体の端部は、筒の内部導管内に保持される外周面272を有する基部270を含む。さらに、円筒形筒220内で内部導管の一部分を係合するために、接点や接合点表面274を提供する(例えば、使用中で、全部延ばした位置を設定するため)。例えば、
図15及び
図17に示すように、外筒220内の内部導管の端部は、管腔延長先端部246の当接面274との接触のための上面243aを画定する外棚または内向きの基盤243を含み、中央に位置する開口部または導管221が、管腔延長先端部246の円筒体を受け入れるように画定される。例示の実施形態において、外周面272は、概ね、注射器筒220の内部導管の少なくとも一部と直径がほぼ同じであり、かつ、ほぼ平行である。例示の実施形態において、筒220の内部導管の外壁と基部270の外周面272との間に摩擦が生じ、あるいは少なくとも当接面274が基盤243の上面243aと接触している時に摩擦が生じる。例えば、流体が注射器継手240の外周面272および導管221の周りを通過しないように(例えば、継手から漏れ、内部管腔248内に入らないように)、基部270の少なくとも一部と基盤243の間に、締まり嵌めが設けられる。
【0039】
いくつかの例示の実施形態において、
図18に示すように、密封リングまたはガスケット280が、概略的に、当接面274に対して、及び円筒状本体246の周囲に、着座するために設けられ、それにより、上面243aと当接面274との間の密閉性が強化される。例示の実施形態において、ガスケット280が設けられている場合、外周面272の外径は、締まり嵌めを提供するために、正確に同じ又はそれ以上の寸法である必要はない。しかし、いくつかの例示の実施形態において、外周面272の外径は、概ね、基盤243にほぼ近い筒220の内部導管の直径と実質的に同様であり、例えば、その間に締り嵌めを提供する。いくつかの例示の実施形態において、筒220の内部導管の直径は、その長さに沿って変化し、例えば、その長さに沿って少なくとも部分的に変化しまたは先細になり、このため、筒220(
図17参照)の内部導管内の管腔延長先端部246を十分に後退させると、最終的に、管腔延長先端部246が筒220の内部導管との係合から解放される。いくつかの例示の実施形態において、外周面272は、概ね、筒220の内部導管の外面と接触したままである。
【0040】
例えば、
図17に、管腔延長先端部246と誤接続された非ENFitコネクタICを示す。ISO80369-3規格は、異なる腸管コネクタ間の誤接続を低減することを容易にするので、管腔延長先端部246を別個の部品として構成することは、誤接続の可能性を低減するかそのリスクを回避させることになり、例えば、非ENFitコネクタICを先端246に接続しようとすると、管腔延長先端部246が筒220の内部導管内を後退する。いくつかの例示の実施形態において、筒220の内部導管内で移動可能な管腔延長先端部246により、ユーザが非ENFitコネクタを継手240(及びその管腔延長先端部246)に誤接続しようとすると、例えば、管腔延長先端部246との直接係合が、筒220の内部導管に対する先端部246の後退を引き起こすため、このような誤接続は(完全にはないにしても)実質的に防止される。それ故に、管腔延長先端部246が筒の内部導管内に後退した状態では、注射器は適切に機能することができず、潜在的な誤接続をユーザに警告し、および/または非ENFitコネクタが意図せずに誤って管腔延長先端部に誤接続されることを防止する。いくつかの例示の実施形態において、管腔延長先端部246(およびその基部270)と筒220の内部導管(または注射器の他の部分)との間に提供される干渉に基づいて、管腔延長先端部246の後退を引き起こすのに必要な力を調整することができる。例えば、いくつかの例示の実施形態において、管腔延長先端部246の引き込みを引き起こすために、比較的小さな力しか必要とされない。あるいは、他の例示の実施形態において、筒220の内部導管内の管腔延長先端部246の後退を引き起こすために、より大きな力が必要とされる。好ましくは、管腔延長先端部と注射器との間に提供される干渉は、所望の力が管腔の内部導管内で管腔延長先端部を後退させるように、適宜調節することができる。
【0041】
図19-21に示すように、管腔延長先端部246の基部270は、様々な形態で好ましくは構成可能であり、それによって、基部270(または管腔延長先端部246の少なくとも一部)と筒220の内部導管または基盤243との間に、結合および/または密封係合が提供される。
図19は、管腔内に着座し、継手240内で同軸に突出している、管腔延長先端部246を示す。例示の実施形態において、基部270は、筒220の内部導管の外面に形成された丸みを帯びた凹部と係合するための外向きに湾曲した周面272aを含んでいる。代替的な例示の実施形態において、外側に湾曲した外周面272aと丸みを帯びた凹部との間に設けられた相互係合によって、それらの間に十分な密閉性が提供され(
図19参照)、好ましくは、それらの間に十分な着座係合を提供する。いくつかの例示の実施形態において、外向きに湾曲した周面272aと丸みを帯びた凹部との間の干渉により、管腔延長先端部246との誤接続された非ENF(non-ENFit)コネクタが、基部270および管腔延長先端部246の外向きに湾曲した周辺表面272aを半径方向の凹部から外し、筒220の内腔内で後方に移動し始めることになる(例えば、
図17の先端部24と同様)。
【0042】
あるいは、
図20に示すように、管腔延長先端部246の基部270は、筒220の管腔の外面の半径方向のリングまたはリブと相互係合するための内向きの外周面272bを含んでいる。任意的に、当接面274と上面243aとの間に、シールリング280が設けられている。他の例示の態様によれば、突出リブまたはリング282は、基盤243の一部分内に形成された円形凹部内での相互係合のために、当接面274から延びている(
図21参照)。任意的に、他の例示の態様によれば、管腔延長先端部246(例えば、円筒形本体および/または基部)は、所望に応じて形状および寸法が決定され得るもので、筒(または注射器の他の部分)の管腔と取り外し可能または永久的に相互係合するように構成され得る。任意的に、上記のように、管腔延長先端部と注射器との間の相互係合は、非ENFitコネクタとの間の誤接続が、筒220の内部導管内の管腔延長先端部の後退によって、そのリスクを低減させるように、構成される。例示の実施形態において、管腔延長先端部246が注射器に対して分離して移動可能であるため、非ENFitコネクタが意図せずに管腔延長先端部246に誤って接続される可能性が実質的に低減される。したがって、ルアースリップ継手またはその他の継手フォーマットなど、他の継手フォーマットとの潜在的な誤接続の発生率を低減または回避することができる。例えば、例示の態様において、ISO80369-3の設計基準に実質的に適合する継手に対応するように構成されていない他の継手フォーマットを接続しようとすると、管腔延長先端部246が注射器内を移動し、ユーザに警告を行いおよびまたはENFit以外の継手フォーマットでの接続を許容しない。
【0043】
他の例示の実施形態において、管腔延長先端部246は、円筒形状の筒220の内部導管(または注射器200の他の部分)と接続するため、1つ以上の接続機能を含むことができ、筒220内に移動可能に取り付けられたプランジャは、好ましくは、筒220の内部導管内の管腔延長先端部246の移動を操作または容易にすることができ、例えば、筒220の内部導管内の管腔延長先端部246の選択的な係合/解放を提供する。例示の実施形態において、プランジャの一部分との係合のために、基部270の一部に1つ以上の歯または連結機構が設けられる。また、筒220(または注射器の他の部分)の内部導管との継手接続のために、管腔延長先端部246に1つ以上の相互係合のための特徴が設けられる。そのため、いくつかの例示の実施態様において、プランジャは、基部270の1つまたは複数の結合機構と係合することができ、このため、管腔延長先端部246を注射器200に選択的に係合/離脱させるように、管腔延長先端部246を操作(または回転駆動)することができる。
【0044】
図22-23は、本発明の別の例示的な実施形態による管腔延長先端部346を含む注射器300を示す。例示の実施形態において、注射器300は、概ね、前述した注射器200と同様である。例示の実施形態において、鍔340の第1および第2の内径D6、D7およびこれらの間に画定される長さL3は、前述したものと実質的に同様である。例えば、第1の内径D6は約5.69mmであり、第2の内径D7は約5.26mmであり、第1の内径D6と第2の内径D7との間の長さL3は約7.14mmである。例示の実施形態において、注射器300の中央開口の直径D12(例えば、管腔延長先端部346を受けるための直径D12)は、約2.80mmであり、注射器筒320の内部導管の直径D13は約4.69mmである。
【0045】
図23に示す通り、管腔延長先端部346は、概ね、上記と同様の形状であり、その端部に基部370を有し、円筒形本体全体を貫通して延びる内腔348を含む円筒状本体を備える。例示の実施形態において、筒320の内部導管の外径D13は、基部370の外径D13と実質的に同様であり、例えば、約4.69mmである。従って、例示の実施形態において、基部370の外径D13は、筒320の内部導管との摩擦嵌合を提供するように寸法決めされている。基部370は、約0.64mmの厚さT1を備え、外周面372は、ほぼ平滑であり、先端346の長さL4に沿って長手方向に延びる軸線Xに対してほぼ平行である。基部270の底面は、内部導管348の開口に向かって概ね傾斜したわずかに先細になった表面を含む。例示の実施形態において、長さL4(先端部346の端部の間に画定される)は、約8.76mmである。上記と同様に、先端346の基部370は、基盤343の上面343aと係合するための当接面374を含む。先端346の内部導管348は、基部370の近くに画定された第1の内径D14と、先端の端部である第2の内径D15とを含む。例示的な実施形態では、第1の内径は約1.33mmであり、第2の内径D15は約1.40mmである。先端部346の端部の外径は、外径D16を画定し、これは、1つの実施形態による約2.51mmである。例示の実施態様において、先端部346の円筒状本体の外周は、ISO80369-3フォーマットコネクタのオス型ハブHの内部空洞内に嵌合するために設けられた表面347を含む。例示の実施形態において、一般に外径D16に近い先端部346の端部は、丸みのある縁部または他の湾曲したまたは先細の形状を有する。図示のように、先端部346の端部には丸みのある縁が設けられている。
【0046】
図24-27は、本発明の追加の例示的実施形態による管腔延長先端部446,546を含む注射器400,500を示す図である。例示の実施形態において、(前述したような)投与量制御継手は、異なる寸法の注射器とともに使用するように適合させることができる。例えば、
図24-25には、注射器本体420と、改良されたメス型のENFit継手の形態のISO80369-3フォーマット経腸投与量制御継手440を含む、3mlの注射器400を示す。管腔延長先端部446は、図示のように継手と一体的に形成されてもよく、または別の形態で別個の構成要素であってもよい。同様に、
図26-27は、注射器本体520と、注射器の筒から離れて配置された改良されたメス型のENFit継手の形態のISO80369-3フォーマット経腸投与量制御継手540とを含む、6mlの注射器500を示す。管腔延長先端部446は、連結部と一体的に形成することができる。代わりに、管腔延長先端部446,546は、注射器に対して分離して移動可能としてもよく、例えば、上記の
図12-23に示すように構成してもよい。例示の実施形態において、注射器400,500の経腸投与量制御継手440,540は、様々な容積および形状の注射器、例えば、約0.5ml~6mlの注射器に適用されてもよく、投与量制御継手は、注射器本体に対して同心円上、偏心して、または非対称に配置することができる。さらに他の実施形態において、本明細書に開示された実施形態のいずれかによる低容量の先端部または投与量制御継手は、例えば非円形状の筒を有する注射器(全体の参照により本明細書に取り入れている米国特許出願番号14/224,297参照)を含む、様々な他の注射器の形態に関連してもよい。
【0047】
図28A-Bは、本発明の例示の実施形態に係る、経腸投薬量制御継手又は低投与量先端646を含む経腸注射器600を図示している。例示の実施形態において、経腸注射器600は、中空の円筒形の筒620と、筒の近位端と接続するための経腸投与量制御継手640とを含む。記載された例示の実施形態において、中空の円筒形の筒620及び経腸投与量制御継手640は、相互に密封して係合するように構成された別個の部品である。任意で、筒620及び継手640は、1つの一体の部品であり得る。当業者に理解されるように、筒620は、典型的な方法で筒内で軸方向に前進及び後退して流体を注射器に及びから充填及び投与する注射器プランジャを受け入れ可能となっている。いくつかの例示の実施形態において、注射器は、注射器ポンプと共に使用するために提供することができ、例えば、注射器の1つ以上の部分および/またはプランジャは、プランジャを注射器に対して移動させて、注射器から流体を投与するために、注射器ポンプの1つ以上の部分と相互に係合することができる。
【0048】
記載された例示の実施形態において、概略的に、継手640は、改良型のISO80369-3フォーマット継手を含み、
図4に示すように、適合する継手要素、例えば、対応するオス型ISO80369-3フォーマット継手Mと、嵌合可能である。例示的な用途では、オス型ISO80369-3フォーマット継手Mは、注射器600が連結される供給チューブまたは延長チューブ、薬局キャップ、(後述の)注射器または他の経腸流体供給装置の一部であり得る。
【0049】
例示の実施形態において、継手640の前端部612は、中空内部チャンバ643を画定する円筒形の外側鍔642、及び鍔642の外面から外向きに突出する一対の螺旋状の継手突起644を含む。任意的に、鍔の外面から突出する突起644ではなく、鍔642の外面は、その外面の少なくとも一部の周りに概ね延びる螺旋状のねじ山、例えば、ボルト上のねじ山や他のタイプの従来の継手部材など、を含むことができる。いくつかの例示の実施形態において、鍔の外部表面は、突起がなければ全体的に平滑であり、例えば、それによって(前述の)摩擦の嵌合がオス型ISO80369-3フォーマット継手と継手640の間で生じることになる。任意的に、他の継手要素は、適宜、鍔に適用され得る。
【0050】
例示の実施形態において、継手640は、継手640の基部から鍔642の内部チャンバに軸方向に突出している管腔延長先端部646を更に含む。例示の実施形態によると、管腔延長先端部646は、鍔642に対して実質的に同軸であり同心円上である。
【0051】
例示の実施形態において、継手640の第2端部614は、筒620の開放端部621と係合するための端部継手631を備える。例えば、1つの例示の実施形態において、第2端部614は、筒620の開放端部621を密封して係合するための端部継手631を含む。例示の実施形態において、端部継手631は、筒620の開放端部621を内部に受けるための凹み又はキャビティ634及び床面635を画定しているスカート又は外側鍔632を備える。例示の実施形態において、鍔632は、筒620の外面622と係合するように構成された内面633を含んでおり、注射器の端面623はキャビティ634の床面635と隣接する。従って、いくつかの例示の実施形態によると、概略的に、外面622及び端面623は、鍔632の内面633及び床面635と密封して係合し、あるいは、少なくとも隣接する。1つの例示の実施形態によると、外部鍔部642及び鍔632は、実質的に外径が同様であり、例えば、(第1端部612から第2端部614への継手640の長さに沿って)これらの間の移行は、端部の間で実質的に目立たなく、あるいは、少なくとも実質的に平滑である。例示の実施形態において、端部継手631の鍔632は、メス型ISO80369-3フォーマット継手の外径と実質的に同様である。
【0052】
内部管腔又は経腸流体送達導管648は、筒620の内部空間に対する流体送達のため、管腔延長先端部646を通って延びて、筒620の内外に対する流体送達を可能にする。前に示して記載したように、継手640がオス型ISO80369-3フォーマット継手Mに接続される時、管腔延長先端部646がオス型の連結ハブHの管腔内に受け入れられる(要するに、オス型ISO80369-3フォーマット継手の「メス型」管腔内でオス型の継手要素になる)。管腔延長先端部646は、概ね円筒形または管状であり、管腔または流体送達導管648を画定する内面、円筒状またはわずかに先細りの外面、およびその自由端の遠位先端を含む。外側連結鍔642はまた、全体的に円筒形または管状であり、管腔延長先端部646を少なくとも部分的に囲んでいる。鍔642は、管腔延長先端部の外表面に対向して間隔を置いて配置された内部表面を含み、さらに突起644または他の結合または接続機構を任意に含む外部表面と、その遠位自由端にある外側リムとを含む。鍔642の内部寸法は、管腔延長先端部646の外部寸法よりも大きく、それらの間の空間は、互換性のある継手要素である例えばオス型ISO80369-3フォーマット継手の協働部分のための受け部643を形成する。管腔延長先端部646は、鍔642内にほぼ同心かつ同軸に配置されており、管腔648は、管腔の延長先端部を通って概ね中心に延び、鍔と同心かつ同軸である。
【0053】
例示の実施形態において、投薬量制御継手640は、概略的には、別個の部品であり、これらの製造の間、投薬量制御継手640は、概略的には、注射器600を形成するために注射器筒620と密封して係合される。例示の実施形態によると、投薬量制御継手640は、例えば、コモールディング、オーバーモールディング、溶接又は溶射、接着剤、にかわ、あるいは、他の可能な取付手法によって、筒620に永久に密封して取り付けられ得る。任意的に、投薬量制御継手640及び注射器筒620は、投薬量制御継手640が筒620に永久的又は取り外し可能に取り付けられ得るように、内部係合構造又は他の継手要素を含み得る。
【0054】
代替的な例示の実施形態において、管腔延長先端部646は、別個の部品であることができ、及び投薬量制御継手640に関してインストール可能であることができる。従って、いくつかの例示の実施形態によると、管腔延長先端部646、投薬量制御継手640、及び筒640は、注射器600の別個の部品である。
図28A-Bに記載されている他の例示の実施形態によると、筒620及び投薬量制御継手640は別個の部品であり、管腔延長先端部646は、投薬量制御継手640と一体である。そして、
図5において示されているように、投薬量制御継手、管腔延長先端部、及び筒は、1つの一体的な注射器である。従って、本発明の例示の実施形態によると、管腔延長先端部は、一体的な継手又は別個の継手で一体的に形成されることができ、更に任意で、投薬量制御継手が注射器と一体的である場合、あるいは、投薬量制御継手が別個の部品である場合、管腔延長先端部は、投薬量制御継手と共に使用するために別個の部品であることができる。
【0055】
図29A-Cは、本発明の例示の実施形態に係る、経腸投薬量制御継手又は低投与量先端746を含む経腸注射器700を図示している。例示の実施形態において、経腸注射器700は、前述(
図5参照)の注射器10と実質的に同様である。例示の実施形態において、注射器700は、経腸注射器600と実質的に同様に構成することができ、例えば、経腸投薬量制御継手は別個の部品であり、注射器の開放端部に取り付けられている。
【0056】
例示の実施形態において、注射器700は、中空の円筒形の筒720と、筒の遠位端の基部フランジ730と、筒の近位端の経腸投与量制御継手740とを含む。例示の実施形態において、経腸投与量制御継手740は、中空内部チャンバ743を画定する円筒形の外側鍔742、及び鍔742の外面から外向きに突出する一対の螺旋状の継手突起744を含む。任意的に、鍔の外面から突出する突起744ではなく、鍔742の外面は、その外面の少なくとも一部の周りに概ね延びる螺旋状のねじ山、例えば、ボルト上のねじ山や他のタイプの従来の継手部材など、を含むことができる。いくつかの例示の実施形態において、外部表面の鍔は、突起がなければ全体的に平滑であり、それによって(前述の)摩擦の嵌合がオス型ISO80369-3フォーマット継手と継手740の間で生じることになる。任意的に、他の継手要素は、適宜、鍔に適用され得る。
【0057】
例示の実施形態において、継手740は、継手740の基部から鍔742の内部チャンバに軸方向に突出している管腔延長先端部746を更に含む。例示の実施形態によると、管腔延長先端部746は、鍔742に対して実質的に同軸であり同心円上ある。
【0058】
内部管腔又は経腸流体送達導管748は、筒720の内部空間に対する流体送達のため、管腔延長先端部746を通って延びて、筒720の内外に対する流体送達を可能にする。前に示して記載したように、継手740がオス型ISO80369-3フォーマット継手Mに接続される時、管腔延長先端部746がオス型の連結ハブの管腔内に受け入れられる(要するに、オス型ISO80369-3フォーマット継手の「メス型」管腔内でオス型の継手要素になる)。管腔延長先端部746は、概ね円筒形または管状であり、管腔または流体送達導管748を画定する内面、円筒状またはわずかに先細りの外面、およびその自由端の遠位先端を含む。外側連結鍔742はまた、全体的に円筒形または管状であり、管腔延長先端部746を少なくとも部分的に囲んでいる。鍔742は、管腔延長先端部の外表面に対向して間隔を置いて配置された内部表面を含み、さらに突起744または他の結合または接続機構を任意に含む外部表面と、その遠位自由端にある外側リムとを含む。鍔742の内部寸法は、管腔延長先端部746の外部寸法よりも大きく、それらの間の空間は、互換性のある継手要素である例えばオス型ISO80369-3フォーマット継手の協働部分のための受け部743を形成する。管腔延長先端部746は、鍔742内にほぼ同心かつ同軸に配置されており、管腔748は、管腔の延長先端部を通って概ね中心に延び、鍔と同心かつ同軸である。
【0059】
例示の実施形態において、経腸注射器700は、外側鍔742(又は、これの基部)から横方向外側に任意で延在しているフランジ722を更に含むことができる。例示の実施形態においては、フランジ722は注射器筒の外周の一部に沿って延在しているみではなく(
図2参照)、フランジ722は、概略的には、外側鍔(又は、これの基部)の外周の全部の周りに延在している。例えば、本発明の例示の実施形態によると、注射器700は、薬量制御継手740が別個の部品であり、永久的な組み立てであり、筒720との密封した係合となるように構成されている。1つの例示の実施形態によると、スペーサ721は、フランジ722の下に設けられており、スペーサ721は、延在しており、概略的には、筒720の寸法に対して外側に先細になっている基部フランジ723に移行する。例示の実施形態において、シール724は、(例えば、コモールディング、オーバーモールディング、溶接又は溶射、接着剤、にかわ、あるいは、他の可能な取付手法によって)注射器筒720に基部フランジ723(及び経腸投薬量制御継手740)を密封して及び永久に取り付けるために設けられている。経腸注射器600に関して記載された同様な代替的な例示の実施形態において、経腸投薬量制御継手740は、注射器筒720と取り外し可能に構成される。任意的に、追加の例示の実施形態によると、投薬量制御継手及び/又は(注射器600、700に関して記載した)管腔延長先端部は、例えば、筒への取り付け、筒先端、筒の突出又は他の構成、あるいは、他のバレル係合、連結、スペーサ、フランジ、又は、いくつかの利用可能な注射器筒の他の側面及び機構によって、適宜、注射器筒に取り付けられ又は固定されることができる。いくつかの例示の実施形態において、前述と同様に、注射器は、注射器ポンプと共に使用するために提供することができ、例えば、注射器の1つ以上の部分および/またはプランジャは、プランジャを注射器に対して移動させて、注射器から流体を投与するために、注射器ポンプの1つ以上の部分と相互に係合することができる。
【0060】
図30-35は、本発明の例示の実施形態に係る、様々な継手を含む複数の注射器を図示している。例示の実施形態において、
図30の注射器800の継手814は、概略的に、ISO設計規格80369-3に実質的に準拠している改良型のメス型のENFit継手を含み、
図1に示すように、適合する継手要素、例えば、対応するオス型ISO80369-3フォーマット継手Mと、嵌合可能である。例示の実施形態において、改良型のメス型のENFit継手の鍔816は、オス型ISO80369-3フォーマット継手のスレッド鍔部と係合するためのリブを含んでおらず、代わりに、平滑外面及び注射器本体の外面への平滑移行を含む。また、改良型のメス型のENFit継手は、前述したように、管腔延長先端部817を備える。いくつかの例示の態様において、
図31に図示されているように、注射器900の継手914は、例えば、オス型ISO80369-3フォーマット継手M内で係合に適合するように、延びている管腔918を画定している管腔延長先端部916のみを含む。1つの例示の実施形態によると、管腔延長先端部916は、約5.5ミリメートルと約9.5ミリメートルとの間の長さL5に延びている。いくつかの例示の実施形態において、
図32に図示されているように、注射器1000の継手1014は、約5ミリメートルと約15ミリメートルとの間の長さL6に、延長軸Xに沿って延びている。例示の実施形態において、継手1014は、第1継手部1020、第2継手部1022、及び第3継手部1024を含んでいるステップ外形を含む。例示の実施形態において、ステップ外形は、概略的に、継手部の間の平滑及び丸みのある移行を含む。
【0061】
例示の実施形態において、第1継手部1020は、前述したように、管腔延長先端部916と実質的に同様に寸法決めされ及び成形される移送ポートを含む。第2継手部1022は、経腸のみ(EO)フォーマット継手と適合して相互係合するように適宜寸法決めされ及び成形され、第3継手部1024は、(例えば、寸法的に概略的にISO80369-3フォーマットのオス型の移送ポートと同様な)ISO80369-3フォーマット継手と適合して相互係合するように適宜寸法決めされ及び成形される。第3継手部1024の後、継手1014の外周部は、概略的に、注射器本体1010に外側に先細になっている。従って、例示の実施形態によると、継手1016は、好ましくは、複数の経腸継手又はフォーマット(例えば、経腸のみ(EO)フォーマット又はISO80369-3フォーマット)との適合継手接続を提供するために複数の継手部を備える。任意的に、プランジャは、筒1010の内部に十分に挿入された時に、管腔がプランジャで全部占領されるように、寸法決めされ及び成形される。米国特許出願番号15/652,742(弁理士整理番号2N11.1-422)は、参照によって組み入れられており、複数の継手部及びこれで適合して使用されるプランジャを備える注射器型移送機器を示している。
【0062】
前述のように、例示の実施形態において、流体の移送は、例えば、
図1-27の実施形態において示されているように(例えば、患者への移送のために注射器(メス型ISO80369-3フォーマット継手)から継手(オス型ISO80369-3フォーマット継手)へ移動する流体)、流体がメス型ISO80369-3フォーマット継手からオス型ISO80369-3フォーマット継手に移動するように、方向において移動する。しかしながら、本発明の追加の例示の実施形態によると、注射器から継手又は体送達導管への流体移送は、流体がオス型ISO80369-3フォーマット継手からメス型ISO80369-3フォーマット継手へ移動するように構成される。例えば、本発明の追加の例示の実施形態によると、注射器の端部継手がオス型ISO80369-3フォーマット継手であり、コネクタ、連結器、他の継手等は、(後述のように)メス型ISO80369-3フォーマット継手を備えることができる。
【0063】
図31-59Cは、本発明の追加の実施形態に係る、複数の経腸注射器と、流体移送コネクタ(例えば、注射器対注射器コネクタ、移送キャップ)、及びキャッピング又は開閉体要素(例えば、先端キャップ、流体移送コネクタ等)を含んでいるコネクタとを示している。例えば、
図33-36に記載されているように、注射器1100、1200は、例えば、(
図1-27に示されているように)ISO設計規格80369-3に実質的に準拠している改良型のメス型のENFit継手を有しておらず、ISO設計規格80369-3に実質的に準拠している改良型のオス型のENFit継手を含む。
【0064】
例示の実施形態において、注射器1100は、オス型ISO80369-3フォーマット継手1114を備えており、例えば、これは、内側スレッド部1122に関する外側鍔部1120、延長軸Xに沿って延びている中央に位置するオス型の連結ハブ1116、及びオス型の連結ハブ1116内で画定されている管腔1118を含むことができる。任意的に、突出又はタブ1130は、継手1114の一部から延びることができる(
図33-34参照)。他の例示の実施形態によると、注射器1200の継手は、オス型の連結ハブ1216のみ含み、ハブ1216を介して延在する管腔を画定する。
【0065】
本発明の例示の実施形態によると、注射器1200のオス型ISO80369-3フォーマット継手は、オス型の継手M(例えば、
図3A-Bが示しているオス型の継手M及びこれの例示の寸法を参照)と実質的に同様である。いくつかの例示の実施形態において、
図33-34の同軸接続鍔1120は、1つ以上のクリップ、又は概略的な可撓性タブ、あるいは、メス型ISO80369-3フォーマット継手と取り外し可能に係合する他の係合機構と交換可能である。例示の実施形態によると、1つ以上のクリップは、メス型ISO80369-3フォーマット継手との二重機能係合を提供することができる。例えば、二重機能係合は、オス型及びメス型継手の一緒の回転係合を提供することができ、また、継手の他に対する継手の1つの直接押圧を提供することができ、例えば、メス型継手の鍔の外面に形成されている1つ以上の突出又はリブの通行を提供するために1つ以上のクリップが弾力的に曲がるような、「プレスイン」係合を提供することができる。任意的に、1つ以上のクリップは、メス型ISO80369-3フォーマット継手との取り外し可能又は永的な係合を提供することができる。米国特許出願番号115/454,761 (弁護士整理番号2N11.1-410)、米国特許出願番号15/078,674 (弁護士整理番号2N11.1-322)、米国特許出願番号15/185,583 (弁護士整理番号2N11.1-351)、米国特許出願番号14/844,922 (弁護士整理番号2N11.1-313)、米国意匠特許出願番号29/521,665 (弁護士整理番号2N11.1-300)、米国意匠特許出願番号29/533,173 (弁護士整理番号2N11.1-301)を本明細書に参照として組み入れており、これらは、
図33-34の注射器のためのメス型ISO80369-3フォーマット継手の同軸接続鍔1120と交換するための様々なクリップ、スナップ方式、及び二重アクションの、取り付けおよび取り外し機構を開示するものである。必要に応じて、継手の端部の1つまたは複数に、継手と互換性のあるコネクタとの間の永久的な係合を提供するためのタブまたはクリップを設けることができ、例えば、使用後に互換性のあるコネクタから継手40(およびその注射器10)を取り外すことを防止することが意図されている場合である。また、任意で、本発明の例示実施形態によると、継手は、1つ以上のチャネル又は溝を含むことができ、これらは、例えば、オス型及びメス型ISO80369-3フォーマット継手の接続の間で追加の継手を提供するために、1つ以上の歯、リブ、フィンガー、あるいは、係合機構又はタブとの係合のための係合を提供するために、概略的に、同軸接続鍔の外部に形成される。従って、本発明の例示実施形態によると、外側同軸接続鍔は、メス型ISO80369-3フォーマット継手の1つ以上の部分と更に係合するためのバイヨネット取付として利用されることができる。
【0066】
いくつかの例示の実施形態によると、
図30-35の注射器は、人間又は動物の患者の口への、注射器筒内の経口的に管理する流体、食物、薬、あるいは他の内容のための、注射器型移送機器として好ましくは利用されることができる。米国特許出願番号15/652,742 (弁理士整理番号2N11.1-422)を本明細書に全体の参照として組み入れており、これらは、様々な注射器型移送機器を開示している。
【0067】
図37-45Dは、本発明の追加の例示の実施形態に係る、複数のオス型対オス型、注射器対注射器及びISO80369-3フォーマットを示している。例えば、1つの注射器から他の注射器への流体の接続又は移送が望まれるとき(例えば、
図33-36の注射器)、あるいは、2個のオス型ISO80369-3フォーマットコネクタと一緒に連結することが望まれるとき、ここに記載されている注射器対注射器連結器は、2個のオス型ISO80369-3フォーマットコネクタの取り外し可能な又は永久的な継手接続を提供することができる。
【0068】
図37A-41Dに示されているように、いくつかの例示の実施形態によると、注射器対注射器連結器1300、1400、1500、1600及び1700各々は、概略的には、縦軸Xに沿って延びている細長い本体を有しているコネクタ部材を含む。例示の実施形態において、コネクタ部材の第1端部は、メス型ISO80369-3フォーマット継手を含んでおり、コネクタ部材の第2端部は、メス型ISO80369-3フォーマット継手を含んでいる。任意的に、(以下で詳細に記載の)他の実施形態によると、継手の1つは、注射器との係合、又はISO80369-3フォーマットとは異なる及び/又はではない他の係合機構フォーマットのために構成されることができる。好ましくは、連結器は、例えば取り付け又は取り外しの時に、例えば連結器の把持を促進するために、適宜寸法決めされることができ及び成形されることができる。いくつかの例示の実施形態において、端の1つ又は両方は、十分にスレッドされることができ、外部リブ又は突起を備えることができ、あるいは、オス型ISO80369-3フォーマット継手との架空の係合のために実質的に平滑であることができる。いくつかの例示の実施形態において、継手のメス型ISO80369-3フォーマットの端部の1つ又は両方は、例えば、
図1-32に関して上述のように、管腔延長先端部を含むことができる。いくつかの例示の実施形態において、継手の端部の1つの側のみが、管腔延長先端部を備え、管腔延長先端部は、概略的に、誤接続が行われたときにこれの端部内での後退ために、継手に対して移動可能であることができる。
【0069】
図37A-Dは、本発明の1つの例示の実施形態に係る、オス対オス連結器1300を示している。例示の実施形態において、連結器1300は、第1端部1310から第2端部1320に縦軸Xに沿って延びており、内部を通って延びる管腔1340を画定する細長い本体1304を含んでいる継手部材1302を含む。例示の実施形態において、細長い本体1304は、約14ミリメートルと約30ミリメートルとの間、例えば、本発明の例示の実施形態に係る約16ミリメートルと約19ミリメートルとの間の長さL7を含む。例示の実施形態において、第1端部1310は、メス型ISO80369-3フォーマット継手を含んでおり、第2端部1320は、メス型ISO80369-3フォーマット継手を含んでいる。以下で詳細に記載されているように、第1及び第2端部1310、1320は、オス型ISO80369-3フォーマット継手を受けるように寸法決めされ及び成形される中空内部チャンバ1312、1322を画定している円筒形の外側鍔1314、1324を含む。従って、例示の実施形態において、ここで記載の継手は、例えば、オス型ISO80369-3フォーマット継手の1つからの流体が(継手1300を介して)他のオス型ISO80369-3フォーマット継手に移送されることができるように、2つのオス型ISO80369-3フォーマット継手の一緒の密封的な継手又は係合のために構成されることができる。
【0070】
例示の実施形態において、継手1300は、2つの注射器を接続するために利用されることができ、例えば、2個の注射器は各々オス型ISO80369-3フォーマット継手を含んでおり、あるいは、注射器のオス型ISO80369-3フォーマット継手(
図33-35参照)をISO80369-3フォーマット継手又はシステムに接続するために利用されることができ、例えば、フォーマットされた流体流構成(例えば、メス型ISO80369-3継手からオス型ISO80369-3の継手へ流れる流体)を有している。例えば、本発明のいくつかの例示の実施形態によると、継手1300は、オス型フォーマット継手を含んでいる注射器と接続するためのメス型オス型フォーマット継手を含んでいる第1端部を含むことができ、これの第2端部は、メス型ISO80369-3フォーマット継手を含むことができる。従って、本発明のある例示の実施形態によると、継手は、好ましくは、メス型ISO80369-3フォーマット継手を有している端部と、他の継手フォーマットとの係合に適合するためのISO80369-3フォーマット以外のフォーマットを含んでいる他の端部とを含むことができる。例えば、本発明の例示の実施形態によると、連結器1300-2100は、例えば、経腸注射器および他の経腸供給コンポーネント等がISO80369-3に適用されることができるように、アダプタになるように構成されることができる。
【0071】
図37A-Dに戻って参照し、前述と同様な例示の実施形態によると(
図5参照)、各端部1310、1320は、第1の内径D6、第2の内径D7、第3の内径D9、長さL3、外側連結器径D10、及び角度βを含むことができる。1つの例示の実施形態によると、第1の内径D6は約5.69ミリメートルであり、第2の内径D7は約5.26ミリメートルであり、第3の内径D9は約2.85ミリメートルであり、長さL3は約7.14ミリメートルであり、外側連結器径D10は約8.10ミリメートルであり、及び角度βは約45度である。任意的に、本発明の追加の例示の実施形態によると、連結器1300の端部1310、1320は、適宜寸法決めされることができ及び成形されることができる。
【0072】
図37Bは、第2端部1320のメス型ISO80369-3フォーマット継手と一体的に接続される管腔延長先端部を含んでいる連結器1300を示している。上述と同様に及び本発明の1つの例示の実施形態によると、管腔延長先端部1346は、内部を通って延びる管腔1340を画定する外径D16及び内径D15を含む。管腔延長先端部は、延長軸Xに沿って延びており、鍔1324と同軸上に整列され及び同心円上である。任意的に、
図37Cについて記載されており及び更に記載されており及び上述の詳細のように、第2端部1320の管腔延長先端部1356は、継手1300に対して移動可能であることができ、及び誤接続が行われたときに第1端部1310への後退が許容されることができる。
図37Dは、各端部1310、1320において管腔延長先端部1346含んでいる継手1300を示している。管腔1340は、例えば、投薬量制御の不正確さが正確な投薬量制御を提供するために実質的に除去されるように、流体送達を許容するために端部1310、1320の間全体に延びている。
【0073】
図38A-Dは、継手1300と実質的に同様である継手1400を示している。例示の実施形態においては、第2端部の外側鍔1424は、外面に形成された1つ以上の突出又はリブ1426を含む。任意的に、第1及び第2端部1410、1420は、リブ1424を含むことができる。例えば、
図39A-Dは、継手1300、1400と実質的に同様な継手1500を示しており、これは、第1及び第2端部1510、1520の両方の各鍔1514、1524の外面に形成される1つ以上の突出又はリブ1526を含んでいる。例示の実施形態において、継手1500は、第1及び第2端部1610、1620がメス型ISO80369-3フォーマット継手を含むように構成されている。代替的な例示の実施形態において、継手の第2端部1520は、(任意的に、永久的又は取り外し可能な管腔延長先端部1546、1556を含んでいる)メス型ISO80369-3フォーマット継手を含んでおり、第1端部1510は、ENFit ISO80369-3継手フォーマット以外の継手フォーマットを含んでいる。例えば、例示の実施形態によると、継手1500の第1端部1510は、ISO80369-3以外の継手フォーマットを含んでおり、ISO80369-3以外の継手フォーマットを含んでいる注射器又は移送機器は、継手1500の第1端部1510を密封して接続することができ、これによって、ISO80369-3以外の(他のスレッド経腸継手フォーマットで)継手フォーマットである例えば注射器及び移送機器がISO80369-3フォーマット継手と接続可能となるように、アダプタを提供している。更なる例示の実施形態によると、管腔延長先端部1546、1556は、例えば、投薬量制御の不正確さが正確な投薬量制御を提供するために実質的に除去されるように、導管1540の容量への減少を提供する。
【0074】
図40A-Dに示されている1つの例示の実施の形態によると、1つ以上の突出1426を含んでいる継手1400の第2端部1420ではなく(
図38A-D参照)、継手1600は、その外面の少なくとも一部の周りに概ね延びる螺旋状のねじ山1626、例えば、ボルト上のねじ山や他のタイプの従来の継手部材など、を有している第2端部1620を含む。継手1400と同様に、第1端部1610の外側鍔1614は、例えば、ISO80369-3フォーマットの継手の態様になることができる、あるいは、例えば、他の継手フォーマット(例えば、EO、ルアー、ルアーロック、他の利用可能な継手フォーマット等)によってフォーマットされることができる、オス型フォーマット継手との摩擦の及び密封の係合のために構成される実質的な平滑外面を含む。任意的に、
図41A-Dに記載されているように、端部1710、1720の両方は、外側鍔1714、1724に形成される螺旋状のねじ山1726を含むことができる。
【0075】
任意的に、本発明の他の例示の実施形態によると、
図37A-41Dにおいて示されている継手は、使用中の継手のつかみ又は把持を改善するための1つ以上の追加の特徴を更に備えることができる。例えば、
図42A-45Dにて示されている1つの例示の実施形態によると、継手1800、1900、2000及び2100は、第1及び第2端部にて鍔の外面から外側に突出している1つ以上の突出又は螺旋状の継手突起1826、1926、2026、2126を含む。任意的に、鍔の外面から突出する突起ではなく、鍔の外面は、その外面の少なくとも一部の周りに概ね延びる螺旋状のねじ山、例えば、ボルト上のねじ山や他のタイプの従来の継手部材など、を含むことができる。いくつかの例示の実施形態において、鍔の外部表面は、突起がなければ全体的に平滑であり、それによって(前述の)摩擦の嵌合がオス型ISO80369-3フォーマット継手と継手の端部の1つとの間で生じることになる。任意的に、他の継手フォーマットは、例えば前述のように、端部の1つに提供されることができる。任意的に、管腔延長先端部1846、1946、2046、2146は、継手の端部の1つ又は両方で提供されることができ、延びている各管腔1840、1940、2040、2140を画定する。
図42A-Cは、外側筒1860を継手部材1802と概ね同心かつ同軸で整列するための、1つ以上のリブ又は接続部材1864を含んでいる外側筒1860を含む。例示の実施形態によると、1つ以上のベント1866が提供されることができ、例えば、1つ以上の接続部材1864は、円形アレイについて概略的に離れている。他の例示の実施形態によると、接続部材1864は、実質的に固体であり、1つ以上の穴又は全体的に延びている他の開口を含む。追加の例示の実施形態によると、例えば、使用中の連結器のつかみ又は把持において更なる支援を行うために、継手は適宜構成されることができる。1つの例示の実施形態によると、外側筒1860は、外面1962を画定する1つ以上のつかみパネル1960と交換されることができる(
図43A-D参照)。例示の実施形態において、接続部材又は横方向フランジ1964は、1つ以上のつかみパネル1960を継手部材1902に概略的に接続している。米国意匠特許出願番号15/185,583 (弁理士整理番号2N11.1-351)を本明細書に全体の参照として組み入れており、これは、1つ以上のつかみパネル又は外側筒を含んでいる注射器対注射器の継手を開示している。任意的に、1つ以上のベントは、フランジ1964の全体を介して延びることができる。
【0076】
図44A-Dに記載されている他の実施形態によると、継手2000は、(概略的には本体2004の中央において)継手部材2002の全体外周の周りに外側に延在している、中央に位置する鍔部材又はディスク形状突出2060を含む。例示の実施形態において、外面外形2062は、例えば、円形外形の外周に沿って複数の交互になっている山及び谷を含んでいる記載の波打っているパターンのように、提供されることができる。1つの例示の実施形態によると、突出2060は、ユーザ又はオペレータの複数の指によって容易につかむことができ、及び容易に操作する(例えば、取り付け/取り外しのための回転)ことができる継手を、ユーザ又はオペレータに提供する。
【0077】
図45A-Dは、継手部材2102の一部から延びているタブ2160を含んでいる連結器2100を示している。例示の実施形態において、タブ2160は、概略的に楕円形又は円形の外形2162を含んでおり、例えば、涙形状を含んでおり、例えば継手部材2102に接続される1つ端部を有する概略的に涙形状2162を含んでいる。例示の実施形態において、タブ2160は、1つ以上のリブ、突出、又は他の表面機構2164を含むことができる。1つの例示の実施形態によると、タブ2160は、つかみ機構、又は例えば、のぞき穴又はつなぎわ又は他の係合機構と係合するための、あるいは、例えば継手2100の第1及び第2端部と取り外し可能に係合するための2つの端部キャップ(つなぎわによって開口2166に接続される端部キャップ)として機能するための開口2166を備えることができる。任意的に、タブ2160及び/又はつかみ機構は、適宜寸法決めされることができ及び成形されることができる。
【0078】
代替的な例示の実施形態において、例えば、流体の移送が、流体がメス型ISO80369-3フォーマット継手からオス型ISO80369-3フォーマット継手に移動するように、方向において移動するとき、延びている管腔延長先端部が無いメス型ISO80369-3フォーマット継手を含む注射器が、延びている管腔延長先端部を有するメス型ISO80369-3フォーマット継手を有するように改良されるように、アダプタが提供されることができる。例えば、アダプタの第1端部は、(メス型ISO80369-3フォーマット継手に接続するための)オス型ISO80369-3フォーマット継手を含むことができ、アダプタの第2端部は、例えば、ここで説明のように、管腔延長先端部を含んでいる改良型のメス型ISO80369-3フォーマット継手を有することができる。従って、メス型ISO80369-3フォーマット継手を含んでおり、且つ軸方向に延びている管腔延長先端部を含んでいない注射器のために、液体投与中の投与量の不一致や不正確さが更に減少され、最小化され、あるいは、大幅に解消されるように、前述のアダプタは注射器に接続されることができる。
【0079】
図46A-47Bは、本発明の他の例示の実施形態に係る、液体流動蓋2200を示している。例示の実施形態において、ここで記載されている液体流動蓋2200は、好ましくは、薬剤ボトル、あるいは、注射器に(少量又は大量で)移送される液薬又は流体を含む他の容器との継手接続を提供する。従って、注射器の継手がオス型ISO80369-3フォーマット継手の態様である例示の実施形態において、係合に適合する液体流動蓋2200は、例えば、1つ以上の外部リブ(
図46A参照)、スレッド(
図46C参照)を含むことができ、あるいは、実質的に平滑であることができる(
図46B参照)、メス型ISO80369-3フォーマット継手を含む。
図47A-Bに記載のように、管腔延長先端部2227、2228は、メス型ISO80369-3フォーマット継手に組み入れられることができる。いくつかの例示の実施形態において、管腔延長先端部は、メス型ISO80369-3フォーマット継手と実質的に一体である(
図47A参照)。
図47Bに記載のように、可撓性膜2229は、分離投薬量制御継手2228に取り付けられ、メス型継手2220の内部導管2224内で付勢されるように位置決めされており、膜2229はキャップの内面と概略的に密封されており、投薬量制御継手2228は、継手の内部導管内で十分に延びるようための付勢を維持している。例示の実施形態において、投薬量制御継手と誤接続が行われたとき、例えば、誤接続が達成されることができないように、
図47Bに記載のように後退する。米国意匠特許出願番号14/960,905 (弁理士整理番号2N11.1-241)を本明細書に参照として組み入れており、これは、経腸コネクタとの使用のための流動蓋を開示している。任意的に、流動蓋は、例えば、液体流動蓋で取り付けられた容器からの流体の移送の間、真空を解放するために通気を行うように構成されることができる。米国意匠特許出願番号14/844,910 (弁理士整理番号2N11.1-211)を本明細書に参照として組み入れており、これは、通気されるスロットを有している流動蓋を開示している。
【0080】
図48-55は、本発明の追加の例示の実施形態に係る複数の先端キャップを示している。
図48-54の実施形態に記載されているように、先端キャップ2300は、第1端部2312から第2端部2314に延びており、第2端部2314は、オス型ISO80369-3フォーマット継手との、例えば、
図33-35の注射器のオス型ISO80369-3フォーマット継手との係合のための、メス型ISO80369-3フォーマット継手を含む。好ましくは、先端キャップは、任意的に、投薬量制御継手2330、2332を含むことができ、例えば、これは、注射器内の流体が更にメス型ISO80369-3フォーマット継手の内部導管を占めることを防止するための、プラグ、ストッパ、又は媒体として作用するべく、例えば、メス型ISO80369-3フォーマット継手の内部導管内に概略的に延びるために、実質的に固体であることがこができ、あるいは、内部に中空リザーバを含むことができる。いくつかの例示の実施形態において、ここに記載されている先端キャップは、好ましくは自動的に復元し、これにより、例えば、安静位における先端キャップの向きが、メス型ISO80369-3フォーマット継手が概略的に上側を向くように概略的に構成される。いくつかの例示の実施形態において、先端キャップは、例えば、本明細書に全体の参照として組み入れている米国意匠特許出願番号14/844,922に記載されているように、1つ以上のベントを含む。いくつかの例示の実施形態において、先端は、実質的に大きいベースを含むことができ、例えば、これは、先端キャップが窒息の危険となることを防止することができ、これは、連結されるときに垂直挙動において注射器を方向付けるためのスタンドとして機能することができる。
【0081】
任意的に、
図55に記載されているように、第2端部のメス型コネクタ2414は、ISO80369-3フォーマット以外の継手フォーマットで係合するように構成されている。本発明の1つの例示の実施形態によると、メス型コネクタは、例えば、経口投与連結器2500(
図56A-59D参照)のアプリケータチューブ2540の端部のキャッピングのために、アプリケータ又は端部と適合継手接続するように構成される。任意的に、管腔延長先端部又は他のオス型突出2422は、キャップ2400が係合されるときに、チューブ2540の管腔内で嵌合するように提供されることができる。
【0082】
例示の実施形態において、経口投与連結器2500は、注射器への継手のための端部、例えば、メス型ISO80369-3フォーマット継手、及び、例えば患者の口の内部での患者へ流体を経口的に移送するための他の概略的な反対端部を含む。いくつかの例示の実施形態において、メス型ISO80369-3フォーマット継手は、投薬量制御継手を含むことができ、あるいは、例えば、2つ以上の別個の材料から形成されることができ、及び1つ以上の軟性部を含むことができ、これにより、流体は患者の口の後ろに移送されることができる。米国意匠特許出願番号15/078,674 (弁理士整理番号2N11.1-322)を本明細書及び米国意匠特許出願番号15/652,742 (弁理士整理番号2N11.1-422)を本明細書に参照として組み入れており、これらは、様々な経口投与連結器を開示している。
【0083】
例えば、
図56A-57Dは、口の後ろへ移送するように構成された複数の経口投与連結器2500を示しており、これは、概略的に、継手部材2520、及び継手部材2520から延びている一般に細長いストロー又は移送チューブ2540を含む。例示の実施形態において、継手部材の端部は、メス型ISO80369-3フォーマット継手を含み、例えば、これは、1つ以上のリブ2524を含むことができ(
図56A、56C、57A、57C参照)、あるいは、十分にスレッドされることができる(
図56B、57B参照)。任意的に、
図56C及び57Cに記載されているように、メス型ISO80369-3フォーマット継手は、前述の投薬量制御継手2521を含むことができる。例示の実施形態において、経口移送アプリケータ2540は、薬を経口的に移送するための十分な長さに延びている一般に細長いチューブを含む。
【0084】
図58A-59Bは、本発明の他の例示の実施形態に係る、経口投与連結器2600を図示している。記載されている例示の実施形態によると、経口投与連結器2600は、第1端部2612及び第2端部2614を含み、例えば、継手部2620は、第2端部2614において提供されており、及びアプリケータ2630が第1端部2612にて提供されている。例示の実施形態において、継手部2620は、メス型ISO80369-3フォーマット継手を含んでおり、アプリケータ2630は、患者の口への流体の経口移送を支援するために一般に細長くなっている。例示の実施形態において、継手部2620は、鍔2622、中空内部チャンバ2617、鍔2622の外面に形成れている1つ以上の突出2624、及び全体的に第1端部2612から第2端部2614に延びている管腔2616を含む。
【0085】
1つの例示の実施形態によると、継手部2622は、任意的に、前述と同様にして、鍔2624の外面に螺旋状のねじ山2624を含むことができ(
図58B、59B参照)、あるいは、例えば、鍔2622の中空内部チャンバ2617内で軸方向に延びている管腔延長先端部2623を含むことができる。例示の実施形態によると、外部フランジ2640は、適宜、連結器2600と一緒に形成されることができる。1つの例示の実施形態によると、フランジ2640は、窒息のリスクをやわらげるために構成される。米国意匠特許出願番号15/652,742 (弁理士整理番号2N11.1-422)を本明細書に全体の参照として組み入れており、これは、複数の経口投与連結器を開示している。
【0086】
本発明を例示的な実施形態を参照して説明してきたが、添付の特許請求の範囲によって規定されるように、様々な修正、追加および削除が本発明の範囲内であることは、当業者には理解されるであろう。