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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-09
(45)【発行日】2022-03-17
(54)【発明の名称】コネクタ係合検知機構
(51)【国際特許分類】
   G02B 6/36 20060101AFI20220310BHJP
   H01R 13/64 20060101ALI20220310BHJP
   H01R 13/66 20060101ALI20220310BHJP
   H01R 13/639 20060101ALI20220310BHJP
【FI】
G02B6/36
H01R13/64
H01R13/66
H01R13/639 Z
【請求項の数】 21
(21)【出願番号】P 2019562244
(86)(22)【出願日】2018-02-01
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2020-02-27
(86)【国際出願番号】 US2018016375
(87)【国際公開番号】W WO2018148089
(87)【国際公開日】2018-08-16
【審査請求日】2021-01-25
(31)【優先権主張番号】15/863,331
(32)【優先日】2018-01-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/453,449
(32)【優先日】2017-02-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/473,872
(32)【優先日】2017-03-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】514190165
【氏名又は名称】ゴーフォトン・ホールディングス,インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100099623
【弁理士】
【氏名又は名称】奥山 尚一
(74)【代理人】
【識別番号】100107319
【氏名又は名称】松島 鉄男
(74)【代理人】
【識別番号】100125380
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 綾子
(74)【代理人】
【識別番号】100142996
【弁理士】
【氏名又は名称】森本 聡二
(74)【代理人】
【識別番号】100166268
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 祐
(74)【代理人】
【識別番号】100170379
【弁理士】
【氏名又は名称】徳本 浩一
(74)【代理人】
【識別番号】100180231
【弁理士】
【氏名又は名称】水島 亜希子
(74)【代理人】
【識別番号】100096769
【弁理士】
【氏名又は名称】有原 幸一
(72)【発明者】
【氏名】武内 健一郎
(72)【発明者】
【氏名】ルー,ハイグアン
(72)【発明者】
【氏名】ウー,チー・コン,ポール
【審査官】山本 元彦
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2017/0003459(US,A1)
【文献】特開2002-277683(JP,A)
【文献】特開平08-222323(JP,A)
【文献】特開平04-132180(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2012/0274452(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02B 6/36-6/40
H01R 13/56-13/72
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のアダプタ壁を備え、開口を画定するアダプタと、
前記アダプタの前記開口内に受入れ可能なハウジングを備え、孔を有するハウジング装置であって、前記ハウジング装置は、前端、前記前端と反対側の後端、及び第1のハウジング壁を更に備えて、前記第1のハウジング壁が前記アダプタ内に受け入れられ、前記第1のアダプタ壁の内側に位置する時、前記第1のアダプタ壁は、第1の方向を向いており、前記第1の方向と反対の第2の方向における前記第1のハウジング壁の移動が、前記第1のアダプタ壁によって制限されるようになっている、ハウジング装置と、
前記ハウジングの前記孔内に位置するフェルールであって、前記ハウジング装置の前記前端を超えて延在する対合端を有するフェルールと、
i)前記アダプタの前記開口の外側であって前記ハウジング装置の前記後端に取り付けられるか、又はii)前記ハウジング装置の前記後端と向き合うように前記アダプタの前記開口の外側に位置するセンサであって、前記センサは、前記ハウジング装置の前記後端によって加えられた力を検出するように構成され、前記センサの電気特性が変化し、これによって、所定の力が前記ハウジング装置に加えられたことを示すようになっている、センサと、を備えているコネクタアセンブリ。
【請求項2】
前記センサは、前記ハウジング装置の前記後端に取り付けられており、前記アダプタは、ベースプレート及び前記ベースプレートから延在するポストを備え、前記センサが前記ハウジング装置の前記後端によって加えられた力を検出する時、前記センサは、前記ポストに当接している、請求項1に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項3】
第1のアダプタ壁を備え、開口を画定するアダプタと、
前記アダプタの前記開口内に受入れ可能なハウジングを備え、孔を有するハウジング装置であって、前記ハウジング装置は、前端、前記前端と反対側の後端、及び第1のハウジング壁を更に備えて、前記第1のハウジング壁が前記アダプタ内に受け入れられ、前記第1のアダプタ壁の内側に位置する時、前記第1のアダプタ壁は、第1の方向を向いており、前記第1の方向と反対の第2の方向における前記第1のハウジング壁の移動が、前記第1のアダプタ壁によって制限されるようになっているハウジング装置と、
前記ハウジングの前記孔内に位置するフェルールであって、前記ハウジング装置の前記前端を超えて延在する対合端を有する、フェルールと、
i)前記アダプタの前記開口の外側であって前記ハウジング装置の前記後端に取り付けられるか、又はii)前記ハウジング装置の前記後端と向き合うように前記アダプタの前記開口の外側に位置するセンサであって、前記センサは、前記ハウジング装置の平行移動を検出するように構成され、前記センサの電気特性が変化し、これによって、前記ハウジング装置の所定位置への平行移動を示すようになっている、センサと、を備えるコネクタアセンブリ。
【請求項4】
前記第1のハウジング壁が前記アダプタ内に受け入れられ、前記第1のアダプタ壁の内側に位置する時、前記第1のハウジング壁は、移動可能である、請求項1~3のいずれか一項に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項5】
前記アダプタは、前記第1のアダプタ壁と反対側の第2のアダプタ壁を備え、前記第1のハウジング壁が前記アダプタ内に受け入れられ、前記第1のアダプタ壁の内側に位置する時、前記第1のハウジング壁は、前記第1及び第2のアダプタ壁間に位置するようになっている、請求項1~4のいずれか一項に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項6】
前記ハウジング装置は、前記第1のハウジング壁と反対側の第2のハウジング壁を備え、前記第1のハウジング壁が前記アダプタ内に受け入れられ、前記第1のアダプタ壁の内側に位置する時、前記第1のハウジング壁は、前記第1のアダプタ壁に面し、それらの間に第1の距離を画定し、前記第2のハウジング壁は、前記第2のアダプタ壁に面し、それらの間に第2の距離を画定し、前記第1及び第2の距離の合計は、ゼロよりも大きいことを特徴とする、請求項5に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項7】
前記第1の距離は、前記第1のハウジング壁のピーク及び前記第1のアダプタ壁のピークによって画定される第1の間隙であり、前記第2の距離は、前記第2のハウジング壁のピーク及び前記第2のアダプタ壁のピークによって画定される第2の間隙であり、前記第1及び第2の間隙の合計は、少なくとも0.1mmである、請求項6に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項8】
前記第1のハウジング壁は、LCコネクタのレバーの段によって画定され、前記第1のアダプタ壁は、前記アダプタを貫通する孔の一部又は前記アダプタ内に延在する空洞の一部であり、前記第1のハウジング壁が前記アダプタ内に受け入れられると、前記レバーの前記段は、前記アダプタ内の前記孔又は前記アダプタ内に延在する前記空洞内に受け入れられるようになっている、請求項1~7のいずれか一項に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項9】
前記ハウジング装置は、SCコネクタの一部を形成し、前記ハウジングは、溝を画定し、キャッチとして作用する突起を備え、前記第1のハウジング壁は、前記溝の一部を画定し、前記第1のアダプタ壁は、フランジの端を画定し、前記第1のハウジング壁が前記アダプタ内に受け入れられると、前記フランジの前記端は、前記ハウジングの前記溝内に受け入れられるようになっている、請求項1~7のいずれか一項に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項10】
前記アダプタは、ベースプレートを備え、前記センサは、前記ベースプレート上に取り付けられている、請求項1及び3~9のいずれか一項に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項11】
前記ハウジング装置は、前記ハウジングの後端から延在する延長装置を更に備え、前記延長装置の後端は、前記ハウジング装置の前記後端を画定している、請求項1及び3~10のいずれかに記載のコネクタアセンブリ。
【請求項12】
前記センサが前記ハウジング装置の前記後端によって加えられた力を検出する時、前記センサは、前記延長装置の前記後端と当接している、請求項11に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項13】
前記センサは、前記ハウジング装置の前記後端と向き合うように前記アダプタに取り付けられている、請求項1及び3~9のいずれか一項に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項14】
開口を画定するアダプタと、
前記アダプタの前記開口内に受入れ可能なハウジングを備え、孔、前端、及び前記前端と反対側の後端を有するハウジング装置であって、前記ハウジングの前記孔は、前記ハウジング装置の前記後端において開口を画定している、ハウジング装置と、
前記ハウジングの前記孔内に位置するフェルールを備え、前記ハウジング装置の前記前端を超えて延在する対合端を有するフェルールアセンブリであって、前端及び前記前端と反対側の後端を有する、フェルールアセンブリと、
i)前記アダプタの前記開口と前記ハウジングの前記孔の両方の外側であって前記フェルールアセンブリの前記後端に取り付けられるか、又はii)前記フェルールアセンブリの前記後端と向き合うように前記アダプタの前記開口と前記ハウジングの両方の外側に位置するセンサであって、前記センサは、プローブを備え、i)前記フェルールアセンブリの前記後端によって加えられた力及びii)前記フェルールアセンブリの平行移動のいずれか1つまたは両方を検出するように構成され、前記プローブは、前記フェルールアセンブリと真っ直ぐに並んでおり、前記センサが、前記フェルールアセンブリの前記後端によって加えられた力又は前記フェルールアセンブリの平行移動のそれぞれを検出する時、前記フェルールアセンブリは、前記プローブに接触している、センサと、を備え、
前記センサの電気特性が変化し、これによって、i)前記センサが前記フェルールアセンブリの前記後端に加えられた力を検出するように構成されている場合前記フェルールアセンブリによって加えられた所定の力又はii)前記センサが前記フェルールアセンブリの平行移動を検出するように構成されている場合前記フェルールアセンブリの所定位置への平行移動を示すようになっている、コネクタアセンブリ。
【請求項15】
前記アダプタは、ベースプレートを備え、前記センサは、前記ベースプレート上に取り付けられている、請求項14に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項16】
前記アダプタは、ベースプレート及び前記ベースプレートから延在するポストを備え、前記センサが前記フェルールアセンブリの前記後端によって加えられた力又は前記フェルールアセンブリの平行移動のそれぞれを検出する時、前記センサは、前記ポストと当接している、請求項14に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項17】
前記フェルールアセンブリは、前記フェルールの後端から延在する延長装置を更に備え、前記延長装置の後端は、前記フェルールアセンブリの前記後端を画定している、請求項14~16のいずれか一項に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項18】
前記センサが、前記フェルールアセンブリの前記後端によって加えられた力又は前記フェルールアセンブリの平行移動のそれぞれを検出する時、前記センサは前記延長装置の前記後端に当接している、請求項17に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項19】
前記延長装置は、内側延長体及び前記内側延長体に取り付けられた外側延長体を備え、前記内側延長体は、前記フェルールの前記後端に直接取り付けられ、前記外側延長体は、前記内側延長体から半径方向に延在し、前記センサの検出対象となる力は、前記外側延長体の後端によって加えられるようになっている、請求項17または18に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項20】
前記プローブが、前記ハウジングの前記孔内に延在している、請求項14に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項21】
前記センサが前記アダプタの前記開口の外側にあって露出するようになっている、請求項1~20のいずれか一項に記載のコネクタアセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本願は、2017年3月20日に出願された米国仮特許出願第62/473,872号及び2017年2月1日に出願された米国仮特許出願第62/453,449号の利得を主張する2018年1月5日に出願された米国特許出願第15/863,331号の継続であり、2016年5月19日に出願された米国仮特許出願第62/338,697号、2015年12月22日に出願された米国仮特許出願第62/271,049号、2015年9月17日に出願された米国仮特許出願第62/220,120号、2015年8月21日に出願された米国仮特許出願第62/208、443号、及び2015年1月1日に出願された米国仮特許出願第62/187,673号の出願日の利得を主張する2016年1月1日に出願された米国特許出願第15/200,489号(米国特許出願公開第2017/0003459A1号)の一部継続であり、これらの開示内容は、参照することによって、ここに含まれるものとする。
【0002】
[発明の分野]
本技術は、一般的に、光コネクタ及び電気コネクタに関し、更に詳細には、このような装置の接続の検出に関する。
【背景技術】
【0003】
光ファイバ及び電線は、それぞれ、対向する光ファイバ及び電線に光学的又は電気的に接続され、接続されたファイバ間及び接続された電線間に信号を伝送するものである。このようなファイバ間及び電線間の信号の伝送は、データ記憶装置及びデータ伝送装置の操作において行なわれる。対向する光ファイバのそれぞれの端及び対向する電線のそれぞれの端は、コネクタによって保持される。対向する光ファイバ間及び対向する電線間の接続を達成するために、対向する光ファイバ及び対向する電線は、それぞれ、互いに対して取り付けられるか、又はいずれもがアダプタに取り付けられるようになっている。
【0004】
光ファイバコネクタ間及び電線コネクタ間のそれぞれの接続は、光ファイバの場合、「LCコネクタ」及び「SCコネクタ」に見られるような「クリックーロック(clock-to lock)」構成を用いて行なわれることが多い。なお、電線コネクタ及び該電線コネクタによって保持される電線は、配線用ハーネスと呼ばれることが多い。このような構成は、これらのコネクタが互いに接続された時又は対応するアダプタに接続された時に引抜き等によるコネクタの離脱を防止すると共に、これらのコネクタを互いに取り付けているか又は対応するアダプタに取り付けているユーザーに対して、意図されない離脱が阻止される完全な接続がなされたことを知らせる触覚フィードバックをもたらすことができる。
【0005】
場合によっては、ユーザーによって検出されないコネクタ間又はコネクタ及びアダプタ間の不完全な接続が生じることがある。加えて、コネクタの使用中に生じる疲労又は他の応力がコネクタ間又はコネクタ及びアダプタ間の機械的な接続を弱め、接続を損なうか又は不十分にすることもある。このような不完全な又は損なわれた接続は、システム性能の低減、更に完全なシステム故障を生じさせることになる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従って、適切な光ファイバ接続及び適切な電線接続がなされ、且つ維持されることを検出することが必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本技術の一態様によれば、コネクタは、対合コネクタを受け入れるためのレセプタクルと、レセプタクルに取り付けられた電気スイッチとを備えているとよい。コネクタ及び対合コネクタは、制限されないが、嵌合型の光コネクタ又は電気コネクタであるとよい。対合コネクタがレセプタクル内の所定位置に受け入れられた時、電気スイッチは、対合コネクタが所定位置に受け入れられたことを示す電気信号を生成するか又はそのような電気信号の生成を停止することになる。
【0008】
本技術の他の態様によれば、エネルギー伝搬コネクタアセンブリは、エネルギー伝搬コネクタと、エネルギー伝搬コネクタと嵌合する対合コネクタとを備えているとよい。このようなエネルギー伝搬コネクタは、対合コネクタを受け入れるように寸法決めされたレセプタクルと、レセプタクルに取り付けられた電気スイッチとを備えているとよい。対合コネクタがレセプタクル内の所定位置に受け入れられた時、電気スイッチは、対合コネクタが所定位置に受け入れられたことを示す電気信号を生成するか又はそのような電気信号の生成を停止することになる。
【0009】
いくつかの構成では、エネルギー伝搬コネクタは、光ファイバを保持するための光コネクタ又は導電要素を保持するための電気コネクタであってもよい。従って、このようないくつかの構成では、対合コネクタが所定位置に受け入れられ、光ファイバ又は導電要素を保持している時、光ファイバ又は導電要素は、エネルギー伝搬コネクタ内の所定の整列位置に配置されていることになる。
【0010】
本技術の他の態様によれば、エネルギー伝搬コネクタは、該エネルギー伝搬コネクタと嵌合する対合コネクタを受け入れるように寸法決めされたレセプタクルと、センサとを備えているとよい。センサは、レセプタクルに取り付けられているとよい。対合コネクタがレセプタクル内の所定位置に受け入れられた時、センサは、レセプタクルの所定位置における対合コネクタの受入れを検出し、対合コネクタが所定位置に受け入れられたことを示す電気信号を生成するか又はそのような電気信号の生成を停止することになる。
【0011】
いくつかの構成では、エネルギー伝搬コネクタは、エネルギー信号伝搬コネクタであってもよい。いくつかのこのような構成では、エネルギー信号伝搬コネクタは、データに対応する光信号を伝搬する光ファイバ又はデータに対応する電気信号を伝搬する導電要素を保持するための光信号伝搬コネクタ又は電気信号伝搬コネクタであってもよい。このようなデータは。ネットワーク機器又はサーバ機器、例えば、制限されないが、データセンタに見られる機器に転送されるデータであってもよいし、又はこのような機器から転送されるデータであってもよい。
【0012】
いくつかのこのような構成では、エネルギー信号伝搬コネクタは、光ファイバ又は導電要素を保持するための光コネクタ又は電気コネクタであってもよい。いくつかのこのような構成では、対合コネクタが所定位置に受け入れられ、光ファイバ又は導電要素を保持している時、光ファイバ又は導電要素は、エネルギ伝搬コネクタ内の所定の整列位置に配置されていることになる。
【0013】
いくつかの構成では、センサは、電気-光センサであってもよい。電気-光センサは、例えば、制限されないが、位置センサであってもよいし、又は光電センサであってもよい。位置センサは、対象物が位置センサによって送られる光を遮断した時に信号を生成するものである。光電センサは、光電センサと対象物との間の距離の検出及び対象物の有無の検出の少なくとも1つを行うものである。
【0014】
いくつかの構成では、センサは、電気スイッチであってもよい。これによって、対合コネクタがレセプタクル内の所定位置に受け入れられた時、電気スイッチは、対合コネクタと接触し、対合コネクタが所定位置に受け入れられていることを示す電気信号を生成するか又はそのような電気信号の生成を停止することになる。
【0015】
本技術の他の態様によれば、エネルギー伝搬コネクタアセンブリは、エネルギー伝搬コネクタと、エネルギー伝搬コネクタと対合する対合コネクタとを備えているとよい。このようなエネルギー伝搬コネクタは、対合コネクタを受け入れるように寸法決めされたレセプタクルと、レセプタクルに取り付けられたセンサとを備えているとよい。対合コネクタがレセプタクル内の所定位置に受け入れられた時、センサは、レセプタクル内の所定位置における対合コネクタの受入れを検知し、対合コネクタが所定位置に受け入れられていることを示す電気信号を生成するか又はそのような電気信号の生成を停止することになる。
【0016】
いくつかの構成では、エネルギー伝搬コネクタは、光ファイバ又は導電要素を保持するための光コネクタ又は電気コネクタであってもよい。これによって、いくつかのこのような構成では、対合コネクタが所定位置に受け入れられ、光ファイバ又は導電要素を保持している時、光ファイバ又は導電要素は、エネルギー伝搬コネクタ内の所定の整列位置に配置されていることになる。
【0017】
本技術の他の態様によれば、エネルギー伝搬コネクタアセンブリは、エネルギー伝搬コネクタと対合する対合コネクタを受け入れるように寸法決めされたレセプタクルと、レセプタクルに連結するように構成されたフレームに取り付けられたセンサとを備えているとよい。フレームがレセプタクルに連結され、対合コネクタがレセプタクル内の所定位置に受け入れられた時、センサは、レセプタクル内の所定位置における対合コネクタの受入れを検出し、対合コネクタが所定位置に受け入れられたことを示す電気信号を生成するか又はそのような電気信号の生成を停止することになる。
【0018】
いくつかの構成では、エネルギー伝搬コネクタは、光ファイバ又は導電要素を保持するための光コネクタ又は電気コネクタであってもよい。これによって、いくつかのこのような構成では、対合コネクタが所定位置に受け入れられ、光ファイバ又は導電要素を保持している時、光ファイバ又は導電要素は、エネルギー伝搬コネクタ内の所定の整列位置に配置されていることになる。
【0019】
いくつかの構成では、センサは、レセプタクルを通して該レセプタクル内の所定位置ににおける対合コネクタの受入れを検出するようになっていてもよい。
【0020】
本技術の他の態様によれば、コネクタアセンブリは、ハウジング、フェルール、及びセンサを備えているとよい。ハウジングは、孔を有しているとよい。フェルールは、ハウジングの孔内において平行移動可能であるとよい。センサは、ハウジングの孔内に取り付けられるとよく、フェルールの平行移動を検出するように構成されているとよい。フェルールのこのような検出時に、センサの電気特性が変化し、これによって、フェルールの所定位置への平行移動を示すことが可能になる。
【0021】
いくつかの構成では、センサは、フェルールの平行移動中にフェルールに接触するように構成されたプローブを備えていてもよい。これによって、プローブは、フェルールとの接触中、フェルールと一緒に平行移動することができる。センサの電気特性が変化し、これによって、フェルールの所定位置への平行移動をプローブの平行移動の関数として示すことが可能になる。このようなプローブは、静止位置から後退する後退可能なプローブであってもよい。
【0022】
いくつかの構成では、センサは、圧力センサであってもよいし、又は変位センサであってもよい。
【0023】
いくつかの構成では、コネクタアセンブリは、フェルールと当接する弾性要素を備えていてもよい。このような構成では、センサは、フェルールの平行移動中に弾性要素の長さの変化を検出することになる。
【0024】
いくつかの構成では、コネクタアセンブリは、フェルールを貫通する一部を有する光ファイバを備えていてもよい。このような構成では、フェルールは、フェルールを貫通する光ファイバの一部の位置を保持するようになっていてもよい。
【0025】
いくつかの構成では、コネクタアセンブリは、ケーブルを備えていてもよい。ケーブルは、ケーブルの長さに沿って配置される第2のセンサを備えていてもよい。このような構成では、第2のセンサが位置するケーブルの表面が変形する時、第2のセンサの電気特性が変化するようになっていてもよい。いくつかのこのような構成では、第2のセンサの変化した電気特性に対応する電気信号が遠隔電子素子に導通され、少なくとも最小値を有する時、警告信号が遠隔電子素子によって生成されるようになっていてもよい。
【0026】
本技術の他の態様によれば、コネクタアセンブリは、ハウジング、フェルール、及び第1及び第2の導電性接点を備えているとよい。ハウジングは、孔を有しているとよい。フェルールは、ハウジングの孔内において平行移動可能であるとよい。第1の導電性接点は、ハウジングに取り付けられているとよい。第2の導電性接点は、フェルールに取り付けられているとよい。第2の導電性接点は、フェルールの平行移動中に第1及び第2の位置間において移動可能になっているとよい。第2の導電性接点は、フェルールが平行移動の第1の位置にある時、第1の導電性接点に導電的に連結され、フェルールが平行移動の第2の位置にある時、第1の導電性接点に導電的に連結されないようになっているとよい。
【0027】
本技術の他の態様によれば、システムは、回路、ハウジング、フェルール、及び第1及び第2の導電性接点を備えているとよい。回路は、制御信号を周辺構成要素に供給するように構成されているとよい。ハウジングは、孔を有していているとよい。フェルールは、ハウジングの孔内において平行移動可能になっているとよい。第1の導電性接点は、ハウジングに取り付けられているとよい。第2の導電性接点は、フェルールの端に取り付けられているとよい。第2の導電性接点は、フェルールの平行移動中に第1及び第2の位置間において移動可能になっているとよい。第2の導電性接点は、フェルールが平行移動の第1の位置にある時、第1の導電性接点に導電的に連結され、フェルールが平行移動の第2の位置にある時、第1の導電性接点に導電的に連結されないようになっているとよい。
【0028】
いくつかの構成では、回路は、論理回路であってもよい。いくつかのこのような構成では、システムは、論理システムであってもよい。
【0029】
いくつかの構成では、第1及び第2の導電性接点が互いに導電的に連結された時、回路が制御信号を周辺構成要素に供給しないようになっていてもよい。
【0030】
いくつかの構成では、第1及び第2の導電性接点が互いに導電的に連結された時、回路が制御信号を周辺構成要素に供給するようになっていてもよい。
【0031】
本技術の他の態様によれば、コネクタアセンブリは、アダプタ、ハウジング、フェルール、及びセンサを備えているとよい。ハウジングは、アダプタに受け入れられるようになっているとよく、孔を有しているとよい。フェルールは、ハウジングの孔内において平行移動可能になっているとよい。センサは、ハウジングに取り付けられていてもよいし、又はアダプタに取り付けられていてもよい。センサの電気特性が変化し、これによって、フェルールの所定位置への平行移動を示すことが可能になる。
【0032】
いくつかの構成では、センサは、ハウジングの壁の外部に取り付けられていてもよい。ハウジングの壁は、ハウジングの孔を画定し、該壁の外部は、孔の反対側に位置していてもよい。
【0033】
いくつかの構成では、センサは、プローブを備えていてもよい。プローブは、センサがハウジングに取り付けられた場合アダプタに接触し、センサがアダプタに取り付けられた場合、ハウジングに接触するように構成されていてもよい。これによって、プローブは、センサがハウジングに取り付けられた場合アダプタに対して平行移動するか又は平行移動させられ、センサがアダプタに取り付けられた場合ハウジングに対して平行移動するか又は平行移動させられることになる。プローブのこのような平行移動は、アダプタ又はハウジングに対するプローブのこのような接触中、フェルールの平行移動に比例するようになっていてもよい。センサの電気特性が変化し、これによって、フェルールが所定位置に平行移動したことをプローブの平行移動の関数として示すことが可能になる。
【0034】
いくつかの構成では、センサは、変位センサであってもよい。いくつかの他の構成では、センサは、力センサ、例えば、圧力センサであってもよい。
【0035】
いくつかの構成では、コネクタアセンブリは、ハウジングから延在する突起を更に備えていてもよい。いくつかのこのような構成では、センサがハウジングに取り付けられる場合、該センサは、突起に取り付けられてもよく、又はセンサがアダプタに取り付けられる場合、プローブが突起に接触するように構成されてもよい。
【0036】
いくつかの構成では、ハウジングは、本体及び本体から延在する突起を備えていてもよい。センサは、本体と突起との間において本体及び突起のいずれに取り付けられていてもよい。センサは、プローブを備えていてもよい。プローブは、センサが本体に取り付けられる場合に突起に接触するように構成され、センサが突起に取り付けられる場合に本体に接触するように構成されていてもよい。これによって、プローブは、センサが本体に取り付けられた場合突起と共に平行移動するか又は平行移動させられ、センサが突起に取り付けられた場合本体と共に平行移動するか又は平行移動させられることになる。プローブのこのような平行移動は、突起又は本体に対するこのような接触中、フェルールの平行移動と比例するようになっていてもよい。センサの電気特性が変化し、これによって、フェルールの所定位置への平行移動をプローブの平行移動の関数として示すことが可能になる。
【0037】
いくつかのこのような構成では、突起は、センサが本体に取り付けられる場合、本体にヒンジ接続されていてもよい。いくつかのこのような構成では、突起は、本体と一体になっていてもよい。
【0038】
いくつかの構成では、コネクタアセンブリは、ハウジングから延在する突起を更に備えていてもよい。センサは、ハウジングに取り付けられる場合突起に取り付けられていてもよく、アダプタに取り付けられる時突起と接触するように構成されていてもよい。フェルールが最小距離にわたって平行移動する間、センサがハウジングに取り付けられた場合、センサがアダプタからの力によって押圧され、又はセンサがアダプタに取り付けられた場合、突起がセンサに対する力によって押圧されるようになっていてもよい。センサの電気特性が変化し、これによって、フェルールの所定位置への平行移動をセンサに対して作用する力の関数として示すことが可能になる。
【0039】
いくつかの構成では、ハウジングは、本体及び本体から延在する突起を備えていてもよい。センサは、本体と突起との間において本体及び突起のいずれに取り付けられていてもよい。センサは、突起に取り付けられる場合本体に接触するように構成され、本体に取り付けられる場合突起に接触するように構成されていてもよい。フェルールが最小距離にわたって平行移動する間、センサが突起に取り付けられた場合センサが本体に対する力によって押圧され、センサが本体に取り付けられた場合突起がセンサに対する力によって押圧されるようになっていてもよい。センサの電気特性が変化し、これによって、フェルールの所定位置への平行移動をセンサに作用する力の関数として示すことが可能になる。
【0040】
いくつかのこれらの構成では、センサが本体に取り付けられる場合、本体にヒンジ接続されていてもよい。いくつかの他のこのような構成では、突起は、本体と一体化されていてもよい。
【0041】
本技術の他の態様によれば、コネクタアセンブリは、アダプタ、ハウジング装置、フェルール、及びセンサを備えているとよい。ハウジング装置は、アダプタによって受入れ可能なハウジングを備え、孔、前端、及びハウジングの前端と反対側の後端を有しているとよい。フェルールは、ハウジングの孔内に少なくとも部分的に受け入れられるようになっているとよく、ハウジングの前端を超えて延在する対合端を有しているとよい。センサは、ハウジング装置の後端又はアダプタに取り付けられているとよい。センサがアダプタに取り付けられる場合、センサは、ハウジング装置の後端と向き合って離間しているとよい。センサは、ハウジング装置の後端によって加えられた力を検出するように構成されているとよく、又はいくつかの構成では、ハウジング装置の他の構成部品が、ハウジングと共に平行移動するようにハウジングに固定されていてもよい。センサの電気特性が変化し、これによって、所定の力がハウジング装置によって加えられたことを示すことが可能になる。
【0042】
いくつかの構成では、アダプタが第1のアダプタ壁を備え、ハウジング装置が第1のハウジング壁を備えていてもよい。このようにして、第1のハウジング壁がアダプタ内に受け入れられ、第1の方向を向く第1のアダプタ壁の内側にある時、第1の方向と反対の第2の方向における第1のハウジング壁の移動が、第1のアダプタ壁によって制限されるようになっていてもよい。
【0043】
いくつかの構成では、第1のハウジング壁は、第2の方向を向いていてもよい。
【0044】
いくつかの構成では、第2の方向における第1のハウジング壁の移動が第1のアダプタ壁によって制限される時、フェルールの対合端は、第1の方向を向き、第1のアダプタ壁の内側に位置していてもよい。
【0045】
いくつかの構成では、第2の方向における第1のハウジング壁の移動が第1のアダプタ壁によって制限される時、フェルールの対合端は、第1の方向において、第1のハウジング壁から離間していてもよい。
【0046】
いくつかの構成では、第1のハウジング壁がアダプタ内に受け入れられ、第1のアダプタ壁の内側に位置する時、第1のハウジング壁は、移動可能であってもよい。
【0047】
いくつかの構成では、アダプタは、第1のアダプタ壁と反対側の第2のアダプ壁を備えていてもよい。いくつかの構成では、第1のハウジング壁がアダプタ内に受け入れられ、第1のアダプタ壁の内側に位置する時、第1のハウジング壁は、第1のアダプタ壁と第2のアダプタ壁との間に位置するようになっていてもよい。
【0048】
いくつかの構成では、ハウジング装置は、第1のハウジング壁と反対側の第2のハウジング壁を備えていてもよい。第1のハウジング壁がアダプタ内に受け入れられ、第1のアダプタ壁の内側に位置する時、第1のハウジング壁は、第1のアダプタ壁に面し、第1のハウジング壁と第1のアダプタ壁との間に第1の距離を画定し、第2のハウジング壁は、第2のアダプタ壁に面し、第2のハウジング壁と第2のアダプタ壁との間に第2の距離を画定するようになっていてもよい。この場合、第1及び第2の距離の合計は、ゼロよりも大きくなっていてもよい。
【0049】
いくつかのこのような構成では、第1の距離は、第1のハウジング壁のピーク及び第1のアダプタ壁のピークによって画定される第1の間隙であってもよい。第2の距離は、第2のハウジング壁のピーク及び第2のアダプタ壁のピークによって画定される第2の間隙であってもよい。この場合、第1及び第2の間隙の合計は、ゼロよりも大きくなっていてもよい。いくつかのこのような構成では、第1及び第2の間隙の合計は、少なくとも0.1mmであってもよい。いくつかのこれらの構成では、第1及び第2の間隙の合計は、少なくとも0.5mmであってもよい。
【0050】
いくつかの構成では、第1のハウジング壁は、LCコネクタのレバーの段によって画定されていてもよい。第1のアダプタ壁は、アダプタを貫通する孔又はアダプタ内に延在する空洞の一部であってもよい。この場合、第1のハウジング壁がアダプタ内に受け入れられると、レバーの段は、アダプタ内の孔又はアダプタ内に延在する空洞内に受け入れられるようになっていてもよい。
【0051】
いくつかの構成では、ハウジング装置は、SCコネクタの一部を形成していてもよい。ハウジングは、溝を画定し、キャッチとして作用する突起を備えていてもよい。キャッチは、制限されないが、フランジのフックと相互作用するようになっていてもよい。第1のハウジング壁は、溝の一部を画定していてもよい。第1のアダプタ壁は、フランジの端を画定していてもよい。第1のハウジング壁がアダプタ内に受け入れられると、フランジの端がハウジングの溝内に受け入れられるようになっていてもよい。
【0052】
いくつかの構成では、アダプタは、ベースプレートを備え、センサは、ベースプレート上に取り付けられていてもよい。
【0053】
いくつかの構成では、センサは、ハウジング装置の後端に取り付けられていてもよい。いくつかのこのような構成では、アダプタは、ベースプレート及びベースプレートから延在するポストを備えていてもよい。センサがハウジング装置の後端によって加えられた力を検出する時、センサがポストに当接していてもよい。
【0054】
いくつかの構成では、センサは、力センサであってもよい。
【0055】
いくつかの構成では、センサは、変位センサであってもよい。
【0056】
いくつかの構成では、所定の力がハウジング装置によって加えられたことを示す表示は、第2の所定の力がフェルールの対向端に加えられたことを示すようになっていてもよい。
【0057】
いくつかの構成では、ハウジング装置は、ハウジングの後端から延在する延長装置を更に備えていてもよい。いくつかのこのような構成では、延長装置の後端がハウジング装置の後端を画定していてもよい。
【0058】
いくつかの構成では、センサは、延長装置の後端に取り付けられていてもよい。
【0059】
いくつかの構成では、延長装置は、ハウジング及び延長装置のいずれかが破損しない限りハウジングから分離することができないようになっていてもよい。
【0060】
いくつかの構成では、延長装置は、ハウジング上又はハウジング内にねじ込まれていてもよい。
【0061】
いくつかの構成では、延長装置は、内側延長体及び内側延長体に取り付けられた外側延長体を備えていてもよい。内側延長体は、ハウジングの後端に直接取り付けられ、外側延長体は、側延長体から半径方向外方に延在していてもよい。センサの検出対象となる力は、外側延長体に加えられるようになっていてもよい。
【0062】
いくつかの構成では、内側及び外側延長体は、チューブの形態にあってもよい。いくつかのこのような構成では、外側延長体は、内側延長体を周方向に包囲して内側延長体に取り付けられていてもよい。いくつかのこのような構成では、外側延長体は、内側延長体上にねじ込まれていてもよい。
【0063】
本技術の他の態様によれば、コネクタアセンブリは、アダプタ、ハウジング装置、フェルール、及びセンサを備えているとよい。ハウジング装置は、アダプタによって受入れ可能なハウジングを備え、孔、前端、及び前端と反対側の後端を有しているとよい。フェルールは、ハウジングの孔内に位置しているとよく、ハウジングの前端を超えて延在する対合端を有しているとよい。センサは、ハウジング装置の後端又はアダプタに取り付けられているとよい。センサは、アダプタ上に取り付けられる場合、ハウジング装置の後端と向き合って離間しているとよい。センサは、ハウジング装置の平行移動を検出するように構成されているとよい。従って、センサの電気特性が変化し、これによって、ハウジング装置が所定位置に平行移動したことを示すことが可能になる。
【0064】
いくつかの構成では、ハウジング装置が所定位置に平行移動したことを示す表示は、フェルールの対合端が第2の所定位置に平行移動したことを示すようになっていてもよい。
【0065】
いくつかの構成では、ハウジング装置及びフェルールは、同一距離を平行移動するようになっていてもよい。
【0066】
いくつかの構成では、センサは、ベースモジュールと、ベースモジュールから延在する変位可能なプローブとを備えていてもよい。これによって、センサの電気特性が変化し、これによって、ハウジング装置が所定位置に平行移動したことをプローブに作用する力又はプローブの変位の関数として示すことが可能になる。
【0067】
いくつかの構成では、ハウジング装置は、ハウジングの後端から延在する延長装置を更に備えていてもよい。いくつかのこのような構成では、延長装置の後端は、ハウジング装置の後端を画定していてもよい。
【0068】
本技術の他の態様によれば、コネクタアセンブリは、アダプタ、ハウジング装置、フェルールアセンブリ、及びセンサを備えているとよい。ハウジング装置は、アダプタによって受入れ可能なハウジングを備えているとよい。ハウジングは、孔、前端、及び前端と反対側の後端を有しているとよい。ハウジングを通る孔は、ハウジングの後端、いくつかの構成では、ハウジング装置の後端において、開口を画定しているとよい。フェルールアセンブリは、ハウジングの孔内に位置するフェルールを備え、ハウジングの前端を超えて延在する対合端を有しているとよい。フェルールアセンブリは、前端及び前端の反対側の後端を有しているとよい。センサは、フェルールアセンブリの後端又はフェルールアセンブリの後端と向き合って離間するアダプタに取り付けられているとよい。センサは、(i)フェルールアセンブリの後端によって加えられた力又は(ii)フェルールアセンブリの平行移動のいずれか又は両方を検出するように構成されているとよい。従って、センサの電気特性が変化し、これによって、センサがフェルールアセンブリの後端に加えられた力を検出するように構成されている場合フェルールアセンブリによって加えられた所定の力又はセンサがフェルールアセンブリの平行移動を検出するように構成されている場合フェルールアセンブリの所定位置への平行移動のいずれか又は両方を示すことが可能になる。
【0069】
いくつかの構成では、アダプタは、ベースプレートを備え、センサは、ベースプレート上に取りつけられていてもよい。
【0070】
いくつかの構成では、センサは、ベースモジュールとベースモジュールから延在する変位可能なプローブとを備えていてもよい。これによって、センサの電気特性が変化し、これによって、ハウジング装置が所定位置に平行移動したことをプローブに作用する力又はプローブの平行移動の関数として示すことが可能になる。
【0071】
いくつかの構成では、センサは、フェルールアセンブリの後端に取り付けられていてもよい。いくつかのこのような構成では、センサが(i)フェルールアセンブリの後端によって加えられた力及び(ii)フェルールアセンブリの平行移動のいずれかを検出する時、フェルールアセンブリの後端は、ハウジング装置の外側にあってもよい。
【0072】
いくつかの構成では、アダプタは、ベースプレート及びベースプレートから延在するポストを備えていてもよい。センサが(i)フェルールアセンブリの後端によって加えられた力又は(ii)フェルールアセンブリの平行移動のいずれかを検出する時、該センサは、ポストと当接していてもよい。
【0073】
いくつかの構成では、センサは、力センサであってもよい。いくつかの構成では、センサは、変位センサであってもよい。
【0074】
いくつかの構成では、所定の力がハウジング装置によって加えられた力を示す表示は、第2の力がフェルールの対合端に加えられたことを示すようになっていてもよい。
【0075】
いくつかの構成では、フェルールアセンブリは、フェルールの後端から延在する延長装置を更に備えていてもよい。いくつかのこのような構成では、延長装置の後端は、フェルールアセンブルの後端を画定していてもよい。
【0076】
いくつかの構成では、センサは、延長装置の後端に取り付けられていてもよい。
【0077】
いくつかの構成では、延長装置は、フェルール及び延長装置のいずれかを破損させない限りハウジングから分離することができないようになっていてもよい。
【0078】
いくつかの構成では、延長装置は、フェルール上又はフェルール内にねじ込まれていてもよい。
【0079】
いくつかの構成では、延長装置は、内側延長体及び内側延長体に取り付けられた外側延長体を備えていてもよい。いくつかのこのような構成では、内側延長体は、フェルールの後端に直接取り付けられ、外側延長体は、内側延長体から半径方向に延在していてもよい。センサの検出対象となる力は、外側延長体の後端に加えられるようになっていてもよい。
【0080】
いくつかの構成では、内側及び外側延長体は、チューブの形態にあってもよい。いくつかのこのような構成では、外側延長体は、内側延長体を周方向に包囲して内側延長体に取り付けられていてもよい。いくつかのこのような構成では、外側延長体は、内側延長体上にねじ込まれていてもよい。
【0081】
いくつかの構成では、センサは、ハウジングの孔内に延在するプローブを備えていてもよい。いくつかのこのような構成では、プローブは、フェルールアセンブリと真っ直ぐに並んでいてもよい。センサが(i)フェルールアセンブリの後端によって加えられた力及び(ii)フェルールアセンブリの平行移動のいずれかを検出する時、フェルールアセンブリは、プローブに接触していてもよい。
【0082】
本発明の主題及び本発明の種々の利点は、以下の添付の図面に基づく以下の詳細な説明を参照することによって、より完全に理解されるだろう。
【図面の簡単な説明】
【0083】
図1】本技術による光アセンブリの雄コネクタと雌コネクタアセンブリとの組立前の該光アセンブリの切断斜視図である。
図2図1の光アセンブリの雄コネクタと雌コネクタアセンブリとの組立後の該光アセンブリの切断斜視図である。
図3】本技術による光アセンブリの雄コネクタと雌コネクタアセンブリとの組立前の該光アセンブリの斜視図である。
図4図3の光アセンブリの雄コネクタと雌コネクタアセンブリとの組立後の該光アセンブリの斜視図である。
図5図3に示される雌コネクタアセンブリの部分分解図である。
図6図3に示される雌コネクタアセンブリの斜視図である。
図7】本技術による光アセンブリの斜視図である。
図8】本技術による光アセンブリの一部の分解図である。
図9】本技術による光アセンブリの一部の斜視図である。
図10A】本技術による光アセンブリの側断面図である。
図10B】本技術による光アセンブリの側断面図である。
図11】本技術による光アセンブリの側断面図である。
図12A】本技術による光アセンブリに用いられるコネクタアセンブリの側断面図である。
図12B】本技術による光アセンブリに用いられるコネクタアセンブリの側断面図である。
図12C】本技術による光アセンブリに用いられるコネクタアセンブリの側断面図である。
図13】本技術による光アセンブリに用いられるコネクタアセンブリの側断面図である。
図14】本技術による光アセンブリに用いられるコネクタアセンブリの側断面図である。
図15】本技術による脱接続状態及び接続状態における光アセンブリの側断面図である。
図16】本技術による脱接続状態及び接続状態における光アセンブリの側断面図である。
図17】本技術による光アセンブリに用いられるコネクタアセンブリの側断面図である。
図18】本技術による光アセンブリに用いられる脱接続状態及び接続状態にあるコネクタアセンブリの側断面である。
図19】本技術による脱接続状態及び接続状態にある光アセンブリの側断面図である。
図20】本技術による脱接続状態及び接続状態にある光アセンブリの側断面図である。
図21】本技術による脱接続状態にある光アセンブリの側断面図である。
図21A.21B】図21の線21A-21A及び21B-21Bに沿った図21に示される光アセンブリの後方断面図である。
図22】本技術による脱接続状態にある光アセンブリの側断面図である。
図22A図22の線22A-22Aに沿った図22に示される光アセンブリの後方断面図である。
図23】本技術による接続状態にある光アセンブリの側断面図である。
図24】本技術による接続状態にある光アセンブリの側断面図である。
図25A.25B】それぞれ、本技術による脱接続状態及び接続状態にある光アセンブリの側断面である。
図26A.26B】それぞれ、本技術による脱接続状態及び接続状態にある光アセンブリの側断面図である。
図27】本技術による脱接続状態にある光アセンブリの側断面図である。
図28】本技術による光アセンブリの部分側断面図である。
図29】本技術による光アセンブリの部分側断面図である。
図30】本技術による光アセンブリの部分側断面図である。
図31】本技術による光アセンブリの部分側断面図である。
図32】本技術が適応されるコネクタアセンブリを有するネットワーク構成要素の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0084】
図1及び図2を参照すると、光アセンブリ100は、1つの光ファイバから他の光ファイバへの光信号の伝搬を容易にするための例示的なエネルギー信号伝搬アセンブリとして示されている。光アセンブリ100は、光ファイバを整列するためのコネクタ、例えば、「LCコネクタ」として示される雌コネクタアセンブリ110及び雄コネクタ140を備えている。雌コネクタアセンブリ110は、第1のレセプタクル112と、第1のレセプタクル112と壁を共有する反対側の第2のレセプタクル114とを備えている。第1のレセプタクル112は、(図示されない)光ファイバ構成部品を受け入れるようになっており、第2のレセプタクル114は、雄コネクタ140の対合端部141を受け入れるようになっている。雌コネクタアセンブリ110は、複数の光ファイバ構成部品及び雄コネクタ140を受け入れるために、例示されるように、複数組の第1及び第2のレセプタクル112,114を備えていてもよい。
【0085】
雌コネクタアセンブリ110は、スイッチ130を更に備えている。スイッチ130は、図示されるように、第2のレセプタクル114内の表面上に取り付けられている。スイッチ130は、モジュールベース132及びトリガー134を有するトグル式スイッチとして示されている。しかし、他のスイッチ、例えば、制限されないが、プッシュボタンスイッチ、磁気駆動スイッチ、又は他の機械接触スイッチがトグル式スイッチに代わって用いられてもよい。
【0086】
雌コネクタアセンブリ110は、孔118を画定する雌突起116を備えている。孔118は、雌コネクタアセンブリ110の第2のレセプタクル114が雄コネクタ140の対向端141を受け入れた時、該対合端部141から延在する雄突起142を受け入れるためのものである。図2に最もよく示されるように、雄突起142が雌突起116内に受け入れられると、雌突起は、雄コネクタ140の凹部144内に受け入れられる。雄突起142及び雌突起116の相互接続によって、雄コネクタ140の雄突起142の孔145内に延在する光ファイバ180が、雌コネクタアセンブリ110内において、前述したように第1のレセプタクル112内に受け入れられた光ファイバ構成部品内の光ファイバの端と真っ直ぐに並ぶように配置される。図示の例では、雌コネクタアセンブリ110は、光ファイバ構成部品の対合端部から延在する雄突起を受け入れるための孔を画定する第2の雌突起119を備えており、光ファイバ構成部品の光ファイバが該雄突起を貫通し、前述の光ファイバ180と整列することになる。
【0087】
雄コネクタ140は、対合端部141から延在する下側クリップ146と、雄コネクタ140の前端部149から延在する上側クリップ148とを備えている。上側クリップ148は、雄コネクタの残りから離れる方向における下側クリップ146の移動を制限するように、及び下側クリップの望ましくない曲げを保護するための障壁をもたらすように機能する。下側クリップ146は、後面150を備えており、これによって、雄コネクタ140が雌コネクタ110の第2のレセプタクル114内に受けいられると、該後面150がスイッチ130のトリガー134と接触し、該トリガーを後方に移動させる。図示されるように、スイッチ130は、第2のレセプタクル114内に配置されており、雄コネクタ140が所定の挿入距離に達すると、トリガー134が常開接点を閉じる位置又は代替的に常閉接点を開く位置に移動する。このようにして、スイッチ130は、遠隔電子素子、例えば、光パネル(図示せず)に伝搬される信号、例えば、制限されないが、電気信号を生成し又は電子素子に連結された信号受信機に転送する信号を生成且つ送信し、又は代替的に、雄コネクタ140が雌コネクタ110内に適切に受け入れられたことを示す表示をもたらすためにスイッチが開いた時、信号、例えば、制限されないが、電気信号の生成又は送信を停止する。いくつかの構成では、このようなスイッチは、スイッチを閉じた時に変化する可変電気特性、例えば、抵抗、キャパシタンス、又はインダクタンスを有しているとよい、このような構成において、スイッチの抵抗、キャパシタンス、又はインダクタスの変化は、遠隔受信機によって識別されるとよい。遠隔受信機は、例えば、ワイヤ又は同様の信号伝搬手段によってスイッチから伝搬された(変化した電気特性に対応する)電気信号を受信するものである。
【0088】
いくつかの他の構成では、、スイッチ130は、第2のレセプタクル114の一部分内に延在するワイヤに接触していてもよい。他の構成では、スイッチ130は、該スイッチに隣接する導体端子(図示せず)に接触していてもよい。さらに他の構成では、スイッチ130は、当業者に周知の他の構成、例えば、制限されないが、図3図6の実施形態の代替的構成に示されるような柔軟リボンケーブル又は柔軟回路基板に電気的に接続されていてもよい。
【0089】
図3図6を参照すると、光アセンブリ200は、雌コネクタアセンブリ210及び雄コネクタアセンブリ140を備えている。雌コネクタアセンブリ210は、以下に述べるいくつかの重要な特徴を除けば、雌コネクタアセンブリ110と実質的に同様である。雌コネクタアセンブリ110は、センサ230を備えている。センサ230は、スイッチ130に代わって又は加えて配置される電気-光センサであるとよい。図5に最もよく示されるように、このような電気-光センサは、図5において矢印205,206によって示されるように光を送受信し、信号、例えば、制限されないが、電気信号を生成する位置センサであるとよい。位置センサの例として、例えば、制限されないが、電気信号を生成する位置センサであるとよい。このような位置センサは、OSRAM SFH 7741近接センサ、周囲光センサ付きSHAP GP2AP030A00F近接センサ、SHARP GP2AP002S00F近接センサ、周囲光センサ付きGP2AP002A00F近接センサ、及び(赤外エミッター、ICインターフェイス、及び割込機能付き)近接センサ/周囲光センサ完全統合型VISHAY VCNL4040のいずれかであるとよい。このような信号は、光パネル(図示せず)のような遠隔電子素子又は電子素子に連結された信号受信機に転送するための信号を生成且つ送信する位置センサに伝搬されてもよいし、又は代替的に対象物がセンサによって送信される光を妨げた時に信号、例えば、制限されないが、電気信号の生成又は送信を停止するとよい。いくつかの構成では、このような位置センサは、例えば、光がセンサによって受信された時又はセンサによって受信される光が停止した時に変化する可変電気特性、例えば、抵抗、キャパシタンス、又はインダクタンスを有しているとよい。このような構成では、センサの抵抗、キャパシタンス、又はインダクタンスの変化は、遠隔受信機によって識別されるとよい。遠隔受信機は、例えば、ワイヤ又は同様の信号伝搬手段によって位置センサから伝搬された(変化した電気特性に対応する)電気信号を受信するものである。
【0090】
図示の例では、センサ230は、雌コネクタアセンブリ210の外面に取り付けられている。この構成では、雌コネクタアセンブリ210は、第2のレセプタクル214の側壁を貫通する1対の孔221,222を有している。更に図5を参照すると、センサ230によって送信される光が孔221を貫通し、センサ230によって受信される光が孔222を貫通するようになっている。
【0091】
図6に示されるように、ケーブル225が、センサ230に電気的に接続され、センサ230から延在している。ケーブル225は、制限されないが、柔軟リボンケーブル又は図示されるような柔軟回路基板であるとよい。このようにして、ケーブル225は、センサ230を活性化させる電力を供給し、これによって、センサは、光を送信し、受信した光を検出し、対象物がセンサによって送達される光を妨げた時に信号を生成し、且つ送信することになる。
【0092】
図3及び図4を参照すると、雄コネクタ140の対合端部141は、後縁147を備えている。この後縁147が雌コネクタアセンブリ210の第2のレセプタクル214内の(雌コネクタアセンブリ210の孔222と真っ直ぐに並ぶ)深さまで受け入れられた時、該後縁は、センサ230によって送信される光を妨げることになる。このようにして、センサ230は、雌コネクタアセンブリ210の第2のレセプタクル14内における雄コネクタ140の存在を検出する。雄コネクタ140が検出されると、センサ230は、前述した光アセンブリ100のスイッチ130と同じように、ケーブルに沿って伝搬される信号、例えば、制限されないが、光パネル(図示せず)のような遠隔電子素子に伝搬される電気信号を生成し又は遠隔信号受信機に転送される信号を生成し且つ送信し、又は代替的に、信号、例えば、制限されないが、電気信号の生成又は送信を停止する。
【0093】
図7を参照すると、光アセンブル300は、雌コネクタアセンブリ310及び雄コネクタ140を備えている。雌コネクタアセンブリ310は、雌コネクタアセンブリのセンサ230が雌コネクタアセンブリ310の外面上に配置されていることを除けば、雌コネクタアセンブリ210と実質的に同様である。センサ230は、雌コネクタアセンブリ310の第2のレセプタクル314の側壁を貫通する孔と真っ直ぐに並んでいる。このような構成では、第2のレセプタクル314の側壁を貫通する孔を通して光を検出するセンサ230は、下側クリップ146が(雄コネクタ140が雌コネクタアセンブリ310内に完全に挿入された)静止位置にある時、下側クリップ146と真っ直ぐに並ぶように配置されているとよい。従って、下側クリップ146が静止位置にある時、センサ230によって送られる光の中断がセンサ230によって検出される。その結果、センサ230は、信号が光アセンブリ200によって生成されるか又は光アセンブリ200によって生成される光を停止するのと同じように、ケーブル224に沿って伝搬される信号を生成し、又はケーブル225に沿って伝搬される光の生成を停止する。下側クリップ146が、(雄コネクタ140が完全に挿入された)静止位置にあるので、センサ230は、雄コネクタ140の存在を検出すると共に、雄コネクタ140が雌コネクタアセンブリ310内に完全に挿入されたことを検出することができる。
【0094】
図8を参照すると、光アセンブリは、雌コネクタアセンブリ410及び雄コネクタ、例えば、雄コネクタ140を備えている。雌コネクタアセンブリ410は、センサ230が構造物460(例えば、制限されないが、フレーム)に固定される点を除けば、雌コネクタアセンブリ210と実質的に同様である。構造物460は、雌コネクタアセンブリ410から分離可能になっている。図示されるように、ケーブル225は、該ケーブルの剛性を高めるために、制限されないが、接着剤によって構造物460に固定されているとよい。
【0095】
構造物460は、センサ230が雌コネクタアセンブリ410の第2のレセプタクル214の側壁を貫通する孔222と真っ直ぐに並ぶように、雌コネクタアセンブリ410に対して配置され、又は雌コネクタアセンブリ410に連結されているとよい。これによって、雄コネクタ140の後縁147が雌コネクタアセンブリ410の第2のレセプタクル214内の(雌コネクタ210の孔222と真っ直ぐに並ぶ)深さの位置まで受け入れられると、該後縁がセンサ230によって送られる光を妨げることになる。このようにして、センサ230は、雌コネクタアセンブリ410の第2のレセプタクル214内の雄コネクタ140の存在を検出することが可能になる。雄コネクタ140の存在が検出されると、センサ230は、ケーブル225に沿って伝搬される信号、例えば、制限されないが、光パネル(図示せず)のような遠隔電子素子に伝搬される電気信号を生成し、又は遠隔信号受信機に転送される信号を生成且つ送信し、又は代替的に信号、例えば、制限されないが、電気信号の生成及び伝達を停止することになる。
【0096】
光アセンブリ200,400の(図示されない)代替的構成では、センサ230及び該センサによって送受信される光と真っ直ぐに並んで配置される対応する孔は、雌コネクタアセンブリの第2のレセプタクルの外面に配置されていてもよい。この場合、雄コネクタ140の後縁147は、雄コネクタ140が雌コネクタの第2のレセプタクル内に完全に挿入された時に後縁と真っ直ぐに並ぶ第1の孔と真っ直ぐに並ぶことになる。従って、雄コネクタ140が雌コネクタの第2のレセプタクル内に完全に挿入された時にセンサ230によって送られる光の中断がセンサ230によって検出される。その結果、信号が光アセンブリ200によって生成されるか又は光アセンブリ200によって生成される光が停止されるのと同じように、センサ230は、ケーブル225に沿って伝搬される信号を生成し、又はケーブル225に沿って伝搬される信号の生成を停止することになる。このような構成では、センサ230は、雄コネクタ140の存在を検出するのみならず、雄コネクタ140が雌コネクタアセンブリ内に完全に挿入したことも検出することになる。
【0097】
図9を参照すると、カバー570が、センサ、例えば、センサ230を覆って配置され、雌コネクタアセンブリ、例えば、雌コネクタアセンブリ210又は本明細書に開示される他の雌コネクタアセンブリに取り付けられ、これによって、センサとケーブル225との間の接続部を覆っている。このように、カバー570は、汚染物がセンサとケーブル225との間の回路を損なうのを防ぎ、又はセンサとケーブル225との間の信号伝送を妨げるのを防ぐことができる、
【0098】
図10A及び図10Bを参照すると、光アセンブリ600は、互いの当接によって係合可能な第1のコネクタアセンブリ610及び第2のコネクタアセンブリ640と、アダプタ650とを備えている。第1及び第2のコネクタアセンブリは、アダプタ650内に挿入され、互いに対して適切に位置整合されている。第1及び第2のコネクタアセンブリ610,640の各々は、ハウジング611と、ファイバ/フェルールアセンブリ616と、弾性要素621、例えば、制限されないが、コイルバネと、弾性要素ストッパ623とを備えている。図示の例では、第1及び第2のコネクタアセンブリ610,640の各々は、任意選択的にバッファチューブ/ヤーンアセンブリ627と、バッファチューブ/ヤーンアセンブリ及び弾性要素ストッパ623の後端を圧着する圧着リング628と、弾性ストッパ623、バッファチューブ/ヤーンアセンブリ627、及び圧着リング628の後端のいずれか又は全てを覆うブーツ629とを備えている。
【0099】
図示されるように、ハウジング611は、その直径を横切る仕切り612を備え、ファイバ/フェルールアセンブリ616の外側フェルール部分617Bが該仕切り612を貫通している。このように、仕切り612は、外側フェルール部分617Bの中心部分を保持し、これによって、ハウジングによって画定される中心軸に沿った外側フェルール部分、従って、ファイバ/フェルールアセンブリ616のファイバ1の位置整合を助長することになる。
【0100】
内側フェルール部分617Aは、ハウジング611の仕切り612の内側において、ハウジング611のハウジング孔613を貫通している。内側フェルール部分617Aの前方区分は、ハウジング孔の内径と同一又は実質的に同一の外径を有し、ハウジング孔に対して摺動係合、この例では、摺動接触し、半径方向位置及び軸方向位置においてハウジングに固定されている。
【0101】
外側フェルール部分617Bの後端が、内側フェルール部分617Aの前方区域に延在している。外側フェルール部分617Bは、制限されないが、セラミック、ガラス、及び剛性プラスチックのいずれかによって作製されているとよい。従って、内側フェルール部分617Aは、外側フェルール部分617Bの中心部分を保持し、これによって、内側フェルール部分は、ハウジング611の仕切り612と連携し、ハウジングによって画定される中心軸に沿った外側フェルール部分、従って、ファイバ/フェルールアセンブリ616のファイバ1の位置整合を助長することになる。
【0102】
弾性要素ストッパ623が、ハウジング611を貫通している。弾性要素ストッパ623は、その長軸から半径方向に延在する前方フランジ624を有している。図示されるように、前方フランジ624は、面取りされている。具体的には、弾性要素ストッパ623の前方フランジの前端は、前方フランジの後端よりもも小さい直径を有している。ハウジング611に対する弾性要素ストッパ623の組付け時に、前方フランジ624は、ハウジング611の開口615を通される。更に図示されるように、弾性要素ストッパ623は、ハウジング611のハウジング孔613の内径と同一又は実質的に同一の外径を有している。従って、弾性要素ストッパ623は、ハウジングの後端を通ってハウジング孔613に挿入され且つハウジング孔613と接触した状態で保持され、これによって、半径方向位置及び軸方向位置においてハウジング611に固定されることになる。
【0103】
弾性要素ストッパ623は、内側フェルール部分617Aの後方区域を受けるストッパ孔625を備えている。内側フェルール部分617Aの後方区域は、ストッパ孔625の内径と同一又は実質的に同一の外径を有している。従って、内側フェルールは、ストッパ孔に摺動係合し、この例では、摺動接触し、半径方向位置及び軸方向位置において弾性要素ストッパ623に対して固定されている。
【0104】
更に図10A及び図10Bを参照すると、弾性要素621は、ファイバ/フェルールアセンブリ616の内側フェルール部分617Aの前方区域と弾性要素ストッパ623の前方フランジ624の前端との間で圧縮される。従って、第1及び第2のコネクタアセンブリ610,640が組み立てられる時、弾性要素621の両端は、それぞれ、内側フェルール部分617Aの前方区域及び弾性要素ストッパ623の前方フランジ624の前端に対して保持される。従って、図示されるように、どのような外部力、すなわち、重力も第1及び第2のコネクタアセンブリ610,640のいずれにも作用しない時、内側フェルール部分617Aの前端は、仕切り612に当接することになる。
【0105】
第1及び第2のコネクタアセンブリ610,640は、好ましくは、以下のように、すなわち、これらのアセンブリが互いに当接した時、ファイバ/フェルールアセンブリ616を貫通する互いに対向する光ファイバ1のそれぞれの前端の中心が第1及び第2のコネクタアセンブリ610,640のファイバ/フェルールアセンブリ616によって画定される中心軸と軸方向において真っ直ぐにに並ぶように、寸法決めされるとよい。なお、対向する光ファイバ1のそれぞれの前端の中心は、図10Bに示されるように、可能な限り互いに物理的に接近して配置されることになる。
【0106】
第1のコネクタアセンブリ610、いくつかの構成では、第2のコネクタアセンブリ又は第1及び第2のコネクタアセンブリ610,640の両方が、センサ630を備えている。センサ630は、第1のコネクタアセンブリのハウジング611のハウジング孔613内に配置されている。図示の例では、センサ630は、例えば、制限されないが、当業界において周知の1つ又は複数の固定具又は化学的接着剤によって、ストッパ孔625に固着されている。センサ630は、静止位置においてセンサのセンサモジュール633から前方方向に延びるプローブ631を備えている。プローブ631は、後退可能であり、静止位置から後退位置に後退するようになっている。後退位置では、プローブが静止位置にある時にセンサモジュール内に受け入れられていないプローブの少なくとも一部がセンサモジュール内に受け入れられることになる。このような構成では、センサ630は、
変位センサでもよいし、又は力センサ、例えば、圧力センサであってもよい。
【0107】
センサ630が、例えば、当業者に周知の変位センサである場合、センサモジュール633内のリニアエンコーダが、モジュール内のプローブ631の移動を検出するようになっているとよい。他の構成では、センサ630が変位センサである場合、プローブ631が、その一部がセンサモジュール633に対して内外に移動した時にプローブ内を流れる電流に可変抵抗をもたらす材料から作製されていてもよい。このような抵抗の変化は、電気信号がワイヤ又は同様の信号伝搬手段を通って伝搬される時に変化する抵抗に対応する電気信号を受信する電子素子によって測定されるとよい。更に他の構成では、センサ630が変位センサの場合、プローブ631は、その一部がセンサモジュール633の内外に移動した時に静電容量が変動するような誘電材料から作製されていてもよい。このような静電容量の変化は、電気信号がワイヤ又は同様の信号伝搬手段に通って伝搬される時に変化する静電容量に対応する電気信号を受信する電子素子によって測定されるとよい。
【0108】
いくつかの構成では、センサ630が力センサである場合、プローブ631は、感圧面に当接するようになっているとよい。感圧面の例として、例えば、制限されないが、ダイヤフラムが挙げられる。いくつかの構成では、センサ630が力センサである場合、該センサは、プローブ631を備えず、代わって、ファイバ/フェルールアセンブリ616の内側フェルール部分617が延長部(図示せず)を備え、この延長部が、感圧面、例えば、制限されないが、ダイヤフラムと当接するようになっていてもよい。いくつかの構成では、センサ630が前述したような力センサである場合、感圧面は、場合に応じて、偏向ダイヤフラムであってもよいし、プローブ631に当接する他の片持レバーであってもよいし、又はファイバ/フェルールアセンブリ616の内側フェルール部分617Aの延長部であってもよい。
【0109】
更に他の構成では、センサ630は、前述したような感圧センサ又は変位センサでなくてもよい。代わって、微小歪ゲージが、センサセンサモジュール633内において弾性要素に固着されていてもよい。この弾性要素は、制限されないが、1つ又は複数の固定具又は化学的接着剤によって、プローブ631に固定されるとよい。このような構成では、歪ゲージが、例えば、軸方向、すなわち、プローブ631の長軸と平行の方向において弾性要素の表面の変形を検出するようになっている。
【0110】
図示されるように、センサ630は、ハウジング610のハウジング孔611内、この例では、弾性要素ストッパ623のストッパ孔625内に配置され、後退可能なプローブ631の前端が内側フェルール部分617Aの後端と接触している。これによって、第1のコネクタアセンブリ610が第2のコネクタアセンブリ640に係合していない時(この例では、当接していない時)、センサ630のプローブ631は、静止位置においてセンサモジュール633から延びている。次いで、第1及び第2のコネクタアセンブリ610,640の係合中に、第2のコネクタアセンブリ640の外側フェルール部分617Bの前端によって後方向の力が第1のコネクタアセンブリ610の外側フェルール部分617Bの前端に加えられると、プローブ631がセンサ630のセンサモジュール633に向かって後退することになる。
【0111】
図10Aに示されるように、第1のコネクタアセンブリ610が、第2のコネクタアセンブリ640と係合することなく、この例では、当接することなく、光アセンブリ600のアダプタ650内に十分に挿入された時、従って、ファイバ/フェルールアセンブリ616が静止位置にある時、外側フェルール部分617Bは、アダプタを均等に2分割する面699を超えて延びている。図10Bに示されるように、第1のコネクタアセンブリ610の挿入に続いて、第2のコネクタアセンブリ640が光アセンブリ600のアダプタ650内に十分に挿入されると、第1及び第2のコネクタアセンブリ610,640のそれぞれの外側フェルール部分617Bの前端が互いに押圧し、これによって、対向するファイバ/フェルールアセンブリ616が互いに接触するが、この場合、これらの接触面は、後方向に移動する傾向にある。このようにして、第1のコネクタアセンブリ610のファイバ/フェルールアセンブリ616の後端、すなわち、内側フェルール部分617Aの後端がセンサ630の後退可能なプローブ631を圧縮する。後退可能なプローブ631が所定の許容範囲内において圧縮されると、センサ630は、遠隔電子素子、例えば、光パネル(図示せず)に伝搬される信号、例えば、制限されないが、電気信号を生成し、又は電子素子に連結された信号受信機に転送するための信号を生成及び送信し、又は代替的に、第2のコネクタアセンブリ640がアダプタ650内の所定深さに挿入されたことを示す信号、例えば、制限されないが、電気信号の生成又は伝搬を停止する。いくつかの構成では、このような変位センサ又は力センサは、コネクタアセンブリによって与えられる移動又は力が生じるか又はそのような移動又は力が停止した時に変化する可変電気特性、例えば、可変抵抗、可変キャパシタンス、又は可変インダクタンスを有しているとよい。いくつかの構成では、センサ内の抵抗、キャパシタンス、又はインダクタンスの変化は、遠隔受信機によって識別されるとよい。遠隔受信機は、ワイヤ又は同様の信号伝導手段を通して変位センサ又は力センサから伝搬される(変化した電気特性に対応する)電気信号を受信するものである。
【0112】
同じように、第2のコネクタアセンブリ640がアダプタ650内に挿入されていない時にセンサ630のプローブ631が後退される結果として、又は第2のコネクタアセンブリがアダプタ650に挿入される時にセンサ630のプローブ631が過剰に後退される結果としての所定の許容範囲内の信号の生成又はそのような信号の生成又は送信の停止も、光ファイバ1がいつ後方に、すなわち、アダプタ650から離れる方向に引っ張られたかを検出するために用いられてもよい。このような引張現象は、例えば、制限されないが、人が第1のコネクタアセンブリ610を引っ張ることによって、又は環境因子(温度、湿度、等)によってケーブルバッファチューブ/ヤーンアセンブリ627があらゆる方向に拡張することによって、生じる可能性がある。図10A及び図10Bの例に示されるように、ケーブル635は、センサ630から弾性要素ストッパ523の後端及びケーブルバッファチューブ/ヤーンアセンブリ627を通って外に延在している。
【0113】
図11に示されるように、光アセンブリ600の代替的構成では、光アセンブリ700は、センサ630からインジケータ690に延在する任意の信号伝搬ケーブル635A、例えば、電気ケーブル又は光ケーブルを備えている。図示の例では、インジケータ690は、アダプタ650の外面に取り付けられた発光ダイオード(LED)ディスプレイから構成されている。これによって、インジケータ690は、第2のコネクタアセンブリ640が所定深さまで挿入された時に点灯することになる。更に示されるように、インジケータ690は、当業者に周知の外部回路に、例えば、制限されないが、ワイヤによって電気的に接続されるか又は無線通信されてもよい。他の代替的構成では、センサ630は、インジケータ690に同様に無線通信されてもよい。
【0114】
図12A及び図12Bを参照すると、光アセンブリ800は、センサ630に加えて又はこの例ではセンサ630に代わってセンサ830を有する第1のコネクタアセンブリ810を備えるという重要な点を除けば、光アセンブリ600と実質的に同様である。センサ830は、弾性要素621上に配置されている。センサ830は、微小歪ゲージであるととよい。微小歪ゲージは、弾性要素621の表面の2点間の距離の変化を検出するために、弾性要素621の表面に沿って配置されるとよい。この構成では、歪ゲージは、歪ゲージが位置する弾性要素の表面が拡張又は収縮する時に抵抗が変化する可変抵抗要素であるとよい。
【0115】
このようにして、ハウジング611内の内側フェルール部分617Aの後方移動、すなわち、後退時に、センサ830は、弾性要素621の表面の圧縮、従って、移動を検出する。センサ830が弾性要素621の表面の2点間の所定の許容範囲内の距離の変化を検出しない時、センサ830は、遠隔電子素子、例えば、光パネル([図示せず]に伝搬される信号、例えば、制限されないが、電気信号を生成し、又は電子素子に連結された遠隔信号受信機に転送するための信号を生成且つ送信し、又は代替的に第2のコネクタアセンブリ640がアダプタ650の所定の深さに挿入されたことを示す信号、例えば、制限されないが、電気信号の生成又は送信を停止する。
【0116】
歪ゲージを利用する構成では、歪ゲージセンサは、弾性要素の表面の変化が生じた時又は生じている変化が停止した時に変化する可変電気特性、例えば、可変抵抗、可変キャパシタンス、又は可変インダクタンスを有しているとよい。このような構成では、センサ内の抵抗、キャパシタンス、又はインダクタンスの変化は、遠隔受信機によって識別されるとよい。遠隔受信機は、例えば、ワイヤ又は同様の信号伝搬手段によって歪ゲージセンサから伝搬された(変化した電気特性に対応する)電気信号を受信するものである。他の代替的構成では、センサ830は、弾性要素621上又はその近傍に配置された圧電材料(図示せず)であってもよい。圧電素子は、微小歪ゲージに関して前述したような信号を送信することによって、弾性要素621に移動に対して作用するものである。
【0117】
図12A及び図12Bに示される構成の他の代替的構成では、図12Cに示されるように、光アセンブリ800A及びその第1のコネクタアセンブリ810Aは、それぞれ、以下の点を除けば、光アセンブリ800及び第1のコネクタアセンブリ810と同じである。すなわち、第1のコネクタアセンブリ810Aの弾性要素621は、コイルバネであり、該コイルバネは、電流がコイルバネの両端に取り付けられた電気ワイヤ835A,835B間のバネに流れる時に導電要素として作用する。従って、弾性要素621の圧縮又は拡張によって、弾性要素の長さの変化、従って、弾性要素のインダクタンスの変化が生じ、このインダクタンスの変化は、電子素子によって測定される。電子素子は、変化したインダクタンスに対応して弾性要素に生じる電流に対応する電気信号をワイヤ又は同様の信号伝搬手段を介して受信することになる。図示されるように、制限されないが、鉄又はニッケルから作製される磁気コア831が、第1のコネクタアセンブリ810Aの内側フェルール部分617Aの溝818の周りに延在している。これによって、弾性要素621及びコア831によって生じる磁束、従って、インダクタンスは、弾性要素によってのみ生じるインダクタンスよりも著しく大きくなる。従って、弾性要素の長さの変化が容易に検出され、第2のコネクタアセンブリ640がアダプタ650内の所定の深さに挿入されたことを示す表示がより確実なものとなる。
【0118】
図12A及び図12Bの例に示される構成の更に他の代替的構成(図示せず)では、電極、例えば、制限されないが、導電性金属プレートが弾性要素621の両端に取り付けられ、コンデンサを形成するようになっている。従って、弾性要素621の圧縮又は拡張によって、弾性要素の長さの変化、従って、コンデンサのキャパシタンスの変化が生じ、このキャパシタンスの変化が、電子素子によって測定される。電子素子は、ワイヤ又は同様の信号伝搬手段によって伝搬される(変化したキャパシタンスに対応する)電気信号を受信するものである。
【0119】
図13を参照すると、光アセンブリ900は、以下の重要な点を除けば、光アセンブリ600と実質的に同様である。すなわち、光アセンブリ900は、弾性要素ストッパ623の代替的構成を備え、場合によっては、図示されるように、センサ630を備えていない。このような構成では、コネクタアセンブリ910は、前方ストッパ923を備えている。前方ストッパ923の後端は、後方ストッパ923Aの内径と同一又は実質的に同一の外径を備えている。後方ストッパ923Aから前方ストッパ923及びハウジング611は、離脱可能になっている。光アセンブリ900は、後方ストッパ923Aに取り付けられたセンサ930を備えている。後方ストッパ923Aは、図示されるように、バッファチューブ/ヤーンアセンブリ627、圧着リング628,及びブーツ629のアセンブリに圧着されている。このように、コネクタアセンブリ910は、例えば、コネクタアセンブリが損傷し、センサ930及び後方ストッパ923Aを再使用する時、他のコネクタアセンブリと置き換えられてもよい。
【0120】
図14を参照すると、光アセンブリ1000は、センサ930に加えて又は代わってセンサ1030を有する第1のコネクタアセンブリ1010を備えるという重要な点を除けば、光アセンブリ900と実質的に同様である。図13に示されるセンサ930のセンサモジュール933から延在するケーブル635に代わって、センサ1030は、センサモジュール1033から延在するケーブル635A及びケーブル1025を備えている。ケーブル635Aは、(遠隔電子素子、例えば、光パネル(図示せず)に伝搬される)センサ1030によって生成される信号、例えば、制限されないが、電気信号、又は(電子素子に連結された信号受信機に転送される)センサ1030によって生成及び送信される信号、例えば、電気信号を伝搬させるものである。代替的に、ケーブル635Aは、第2のコネクタアセンブリ、例えば、コネクタアセンブリ640がアダプタ、例えば、アダプタ650内の所定深さに挿入されたことを示す信号、例えば、制限されないが、電気信号の伝搬を停止するものであってもよい。
【0121】
ケーブル1025は、ブーツ629とバッファチューブ/ヤーンアセンブリ627との間において、光ファイバ1と実質的に同一の経路に沿って延在するように、ブーツ629を貫通している。ケーブル1025は、その長さに沿って1つ又は複数のセンサ(図示せず)を備えている。センサは、当業者に周知の微小歪ゲージであるとよい。微小歪ゲージは、ケーブルの長さの変化、更に詳細には、殆どの場合ケーブルの曲げ又は変形によって生じるケーブルの表面の2点間の距離の変化を検出する。この構成では、センサは、可変抵抗要素であってもよい。可変抵抗要素は、センサが位置するケーブルの表面が拡張又は収縮する時に抵抗が変化するようになっている。図示の例では、センサ1030は、ケーブルの長さが変化した時に微小歪ゲージから伝搬される(変化した抵抗に対応する)電気信号を受信するようになっている。センサ1030は、ケーブル1025の表面の任意のこのような変化が閾値と等しいか又は該閾値を超えた時、(遠隔電子素子、例えば、光パネル(図示せず)に伝搬される)信号、例えば、制限されないが、電気信号を生成するように又は電子素子に連結された信号受信機に転送される信号を生成及び送信するように設定され、又は代替的にケーブル及び光ファイバ1の一部が曲げ半径未満の望ましくない半径に屈曲されたことをオペレータに知らせるために、信号、例えば、制限されないが、電気信号の生成又は送信を停止するように、設定されている。図14の例では、光ファイバがその長さに沿って最小曲げ半径を有することが望まれる場合、もしセンサ1030による光ファイバ1の長さに沿った変化の検出によって、ケーブルの一部が最小曲げ半径未満の半径を有することが判明したなら、通常、望ましくない結果と見なされ、警告信号が生成されることになる。
【0122】
図15を参照すると、光アセンブリ1100は、センサ630に加えて又はこの例に示されるようにセンサ630に代わって、電極1131,1132を有する第1のコネクタアセンブリ1110を備えるという重要な点を除けば、光アセンブリ600と実質的に同様である。電極1131,1132は、光アセンブリ1100の第1及び第2のコネクタアセンブリ1110,640のそれぞれの外側フェルール部分617Bの係合、この例では、接触によって生じる第1のコネクタアセンブリ1110の外側フェルール部分617Bの変位によって、第2のコネクタアセンブリ640がアダプタ650内に挿入されたことを示すためのものである。フェルール電極1131は、例えば、制限されないが、1つ又は複数の固定具、吸引可能な磁気要素、又は化学的接着剤、例えば、制限されないが、エポキシによって、内側フェルール部分617Aの前端に取り付けられ、ケーブル1135A、例えば、制限されないが、銅ワイヤによって、論理回路99に電気的に接続されている。ハウジング電極1132は、例えば、制限されないが、1つ又は複数の固定具、吸引可能な磁気要素、又は化学的接着剤、例えば、制限されないが、エポキシによって、ハウジング611の仕切り612の後面に取り付けられ、ケーブル1135B、例えば、制限されないが、銅ワイヤによって、論理回路99に電気的に接続されている。
【0123】
従って、第2のコネクタアセンブリ640が図15の上部におけるようにアダプタ650内に挿入されていない時、内側フェルール部分617Aの前端は、ハウジング611の仕切り612に対して最前位置にある。これによって、フェルール電極1131及びハウジング電極1132が互いに接触し、これによって、閉回路が論理回路99、ケーブル1135A、フェルール電極1131、ハウジング電極1132、及びケーブル1135Bによって形成される。対照的に、第2のコネクタアセンブリ640が図15の下部におけるようにアダプタ650内に挿入されると、内側フェルール部分617Aの前端は、ハウジング611の仕切り612から離れる方に位置する。従って、フェルール電極1131及びハウジング電極1132は、互いに接触せず、これによって、論理回路99、ケーブル1135A、フェルール電極1131、ハウジング電極1132、及びケーブル1135Bによって形成されている常閉回路が開くことになる。このような構成では、論理回路99は、回路が閉じている時に接続された電子又は光電子システムを電源オフとし、回路が開いた時に接続された電子又は光電子システムを電源オンとするように制御するとよい。これによって、第1のコネクタアセンブリ1110を通る光放出が停止され、損傷を阻止し、エネルギーを節約することが可能になる。代替的構成では、論理回路99のような論理回路を必ずしも必要とせず、ケーブル1135A、フェルール電極1131、ハウジング電極1132、及びケーブル1135Bが、フェルール電極1131とハウジング電極1132との間の接触に基づき開閉する他の回路の一部を形成するようになっていてもよい。
【0124】
図16に示されるように、光アセンブリ1200は、電極1131,1132に加えて又はこの例に示されるように電極1131,1132に代わって電極1231,1232を有する第1のコネクタアセンブリ1210を備える重要な点を除けば、光アセンブリ1100と実質的に同様である。電極1231,1232は、光アセンブリ1200の第1及び第2のコネクタアセンブリ1210、640のそれぞれの外側フェルール部分617Bの係合によって生じる第1のコネクタアセンブリ1210の外側フェルール部分617Bの変位によって、第2のコネクタアセンブリ640がアダプタ650内の所定深さに挿入されたことを示すためのものである。ストッパ電極1231は、例えば、制限されないが、1つ又は複数の固定具、吸引可能な磁気要素、又は化学的接着剤、例えば、制限されないが、エポキシによって、弾性ストッパ要素623の前向き内部段に取り付けられている。ストッパ電極1231は、絶縁要素1237と、絶縁要素の両側に取り付けられた導電性上側ベース1236A及び導電性下側ベース1236Bと、を備えている。絶縁要素1237は、絶縁材料又は誘電材料、例えば、制限されないが、プラスチック材料又はゴム材料から作製されているとよい。従って、上側ベース1236A及び下側ベース1236Bは、互いに電気的に接続されていない。上側ベース1236Aは、ケーブル1235Aによって論理回路99に電気的に接続され、下側ベース1236Bは、ケーブル1235Bによって論理回路99に電気的に接続されている。なお、これらのケーブルの各々は、例えば、制限されないが、銅ワイヤであるとよい。
【0125】
更に図示されるように、上側ベース1236A及び下側ベース1236Bは、それぞれ、内側フェルール部分617Aに向かう前方向に延在する上側及び下側プロング1237A,1237Bに取り付けられている。従って、上側及び下側プロング1237A,1237Bによって、ストッパ電極1231は、他の電極、図示の構成では、フェルール電極1232に接触する長さを有することができる。
【0126】
フェルール電極1232は、例えば、制限されないが、1つ又は複数の固定具、吸引可能な磁気要素、又は化学的接着剤、例えば、制限されないが、エポキシによって、内側フェルール部分617Aの後面に取り付けられている。図示されるように、フェルール電極1232は、内側フェルール部分617Aの後面の全周囲に接触するように、例えば、制限されないが、環形態にあるとよい。
【0127】
第2のコネクタアセンブリ640が図16の下部におけるようにアダプタ650内に挿入されると、内側フェルール部分617Aの後端に取り付けられたフェルール電極1232が、弾性ストッパ要素623の前向き内部段に取り付けられたストッパ電極1231の上側及び下側プロング1237A,1237Bに接触する。このようにして、閉回路が、論理回路99、ケーブル1235A、ストッパ電極1231、フェルール電極1232、及びケーブル1235Bによって形成される。プロング1237A,1237Bの長さに起因して、電極1231,1232を互いに電気的に接続させるために、内側フェルール部分617Aを弾性ストッパ要素623の前向き内部段に隣接する上側及び下側ベース1236A,1236Bに接触すさせるまで後方に移動させる必要がない。
【0128】
操作時に、第2のコネクタアセンブリ640がアダプタ650内に十分挿入されると、第1及び第2のコネクタアセンブリ1210,640のそれぞれの外側フェルール部分617Bが、アダプタ650内の(破線699によって示される)相対位置において互いに接触する。この接触位置は、外側フェルール部分及び内側フェルール部分617Aの長さ及び相対位置並びに第1及び第2のコネクタアセンブリのそれぞれの弾性要素621に加えられる相対力に依存して異なる。従って、図示の例におけるように、上側及び下側プロング1237A,1237Bが内方に撓み、内側フェルール部分617A、従って、フェルール電極1232がフェルール電極1232とストッパ電極1231との間の初期の電気的連結後に更に後方に移動するようになっている。従って、第2のコネクタアセンブリ640の内側フェルール部分617A、外側フェルール部分617B、及び弾性要素621は、それぞれ、種々の大きさを有していてもよく、それにも関わらず、第2のコネクタアセンブリ640がアダプタ650内に挿入される時、ストッパ電極1231とフェルール電極1232との間の電気的連結を生じさせることができる。一例では、第2のコネクタアセンブリ640がアダプタ650内に挿入された時、論理回路99、ケーブル1235A、ストッパ電極1231、フェルール電極1232、及びケーブル1235Bによって形成される回路は、第1のコネクタアセンブリ1210の内側及び外側フェルール部分617A,617Bが0.25mmの最小距離だけ後方に移動する限り、閉鎖されているとよい。
【0129】
更に、上側及び下側プロング1237A,1237Bは、バネ挙動をもたらすためにベース1236A,1236Bに対して片持ち支持の形態にあるとよい。これによって、内側及び外側部分617A,617Bは、0.25mmを超える距離、例えば、1.0mm以上の距離だけ後方に移動することができ、この間、論理回路99、ケーブル1235A、ストッパ電極1231、フェルール電極1232、及びケーブル1235Bによって形成される回路は、閉じているとよい。上側及び下側プロング1237A,1237Bに加えて又は代わって、以下の図17に記載される例におけるように、第2のコネクタアセンブリの内側及び外側フェルール部分の後方移動する種々の距離においてストッパ電極とフェルール電極との間の導電性連結を維持するために、コイルバネ又は板バネがフェルール電極1232に取り付けられてもよいし、又はフェルール電極1232として機能するようになっていてもよい。
【0130】
対照的に、第2のコネクタアセンブリ640が図16の上部におけるようにアダプタ650内に挿入されていない時、内側フェルール部分617Aの後端に取り付けられたフェルール電極1232は、ストッパ電極1231から最も遠い最前位置にある。これによって、ストッパ電極1231及びフェルール電極1232は、互いに接触せず、その結果、倫理回路99、ケーブル1235A、ストッパ電極1231、フェルール電極1232、及びケーブル1235Bによって形成される常閉回路は、開いている。このような構成では、論理回路99は、回路が閉じている時に接続された電子又は光電子システムを電源オンとし、回路が開いた時に接続された電子又は光電子システムを電源オフとするように制御するとよい。これによって、第1のコネクタアセンブリ1210を通る光放出が停止され、損傷を阻止し、エネルギーを節約することが可能になる。代替的構成では、論理回路99のような論理回路を必ずしも必要とせず、ケーブル1235A、ストッパ電極1231、フェルール電極1232、及びケーブル1235Bが、ストッパ電極電極1231とフェルール電極1232との間の接触に基づき開閉する他の回路の一部を形成するようになっていてもよい。
【0131】
図17を参照すると、光アセンブリ1300は、電極1231,1232に代わって電極1331,1332を有する第1のコネクタアセンブリ1310を備えるという重要な点を除けば、光アセンブリ1200と実質的に同様である。電極1331,1332は、第2のコネクタアセンブリ640がアダプタ650内の所定の深さに挿入されたことを示すためのものである。ストッパ電極1331は、ストッパ電極1231と同じように、弾性ストッパ要素623の前向き内部段に取り付けられている。図示されるように、ストッパ電極1331は、弾性ストッパ要素623の前向き内部段の全周囲に接触するように、例えば、制限されないが、環形態にあるとよい。
【0132】
ストッパ電極1331は、絶縁要素1337と、該絶縁要素の両側に取り付けられた上側ベース1336A及び下側ベース1336Bと、を備えている。絶縁要素1337は、ストッパ電極1231の絶縁要素1237と同一又は実質的に同様であるとよい。従って、上側ベース1336A及び下側ベース1336Bは、互いに電気的に接続されていないことになる。上側ベース1336Aは、ケーブル1235Aによって論理回路99に電気的に接続され、下側ベース1336Bは、ケーブル1235Bによって論理回路99に電気的に接続されている。
【0133】
フェルール電極1332は、コイルバネの形態にある。フェルール電極1332は、例えば、制限されないが、1つ又は複数の固定具、吸引可能な磁気要素、又は化学的接着剤、例えば、制限されないが、エポキシによって、内側フェルール部分617Aの後面に取り付けられている。図示されるように、フェルール電極1332は、フェルール電極の前端が内側フェルール部分617Aの後面の全周囲に実質的に接触するように、例えば、制限されないが、実質的に環形状であるとよい。フェルール電極1332の後端1333は、第2のコネクタアセンブリ640がアダプタ650内の所定の深さに挿入される時にストッパ電極1331の上側ベース1336A及び下側ベース1336Bの両方に実質的に接触するように、実質的に平坦であるとよい。
【0134】
このようにして、閉回路が、前述の論理回路99のような論理回路、ケーブル1235A、ストッパ電極1331、フェルール電極1332、及びケーブル1235Bによって形成される。フェルール電極1332の圧縮性によって、該フェルール電極は、第2のコネクタアセンブリ1310の内側及び外側フェルール部分617A,617Bの後方移動の種々の距離において、ストッパ電極1331とフェルール電極1332との間の導電性連結を維持することが可能になる。
【0135】
対照的に、第2のコネクタアセンブリ640がアダプタ650内に挿入されていない時、フェルール電極1332は、ストッパ電極1331から最も遠い最前位置にある。これによって、ストッパ電極1331及びフェルール電極1332は、互いに接触せず、その結果、論理回路、ケーブル1235A、ストッパ電極1331、フェルール電極1332、及びケーブル1235Bによって形成される常閉回路が開くことになる。このような構成では、論理回路は、回路が閉じている時に接続された電子又は光電子システムを電源オンとし、回路が開いた時に接続された電子又は光電子システムを電源オフとするように制御するとよい。代替的構成では、論理回路を必ずしも必要とせず、ケーブル1235A、ストッパ電極1331、フェルール電極1332、及びケーブル1235Bが、ストッパ電極1331とフェルール電極1332との間の接触に基づき開閉する他の回路の一部を形成するようになっていてもよい。
【0136】
図18を参照すると、光アセンブリ1400は、電極1331,1332に代わって電極1431,1432を有する第1のコネクタアセンブリ1410を備えるという重要な点を除けば、光アセンブリ1300と実質的に同様である。電極1431,1432は、第2のコネクタアセンブリ640がアダプタ650内の所定の深さに挿入されたことを示すためのものである。加えて、光アセンブリ1400は、内側フェルールアセンブリ617A、弾性要素621、及び弾性ストッパ要素623に代わって、内側フェルールアセンブリ1417A、弾性要素1421,及び弾性ストッパ要素1423を備えている。
【0137】
内側フェルールアセンブリ1417Aは、その後端に画定された溝1419の周りに延在するチューブ1418を備えている。チューブ1418は、プラスチックのような絶縁材料から作製されているとよい。第1のコネクタアセンブリ610の弾性要素621と違って、弾性要素1421は、内側フェルールアセンブリ1417Aの後端を超えて延在しているにも関わらず、弾性ストッパ要素1423の前端に当接している。弾性ストッパ要素1423は、弾性要素1421がストッパ孔1425内に延びないように、第1のコネクタアセンブリ610のストッパ要素623よりも狭いストッパ孔1425を有しているとよい。
【0138】
このようにして、ストッパ電極1431は、弾性ストッパ要素1423の前端に取り付けられている。図示されるように、ストッパ電極1431は、弾性ストッパ要素1423の前端の全周囲に接触するように、例えば、制限されないが、環形状であるとよい。
【0139】
ストッパ電極1431は、絶縁要素1437と、該絶縁要素の両側に取り付けられた導電性上側ベース1436A及び導電性下側ベース1436Bを備えている。従って、上側ベース1436A及び下側ベース1436Bは、互いに電気的に接続されていない。上側ベース1436Aは、ケーブル1235Aによって論理回路99に電気的に接続され、下側ベース1436Bは、ケーブル1235Bによって論理回路99に電気的に接続されている。
【0140】
フェルール電極1432は、コイルバネの形態にある。フェルール電極1432は、例えば、制限されないが、1つ又は複数の固定具、吸引可能な磁気要素、又は化学的接着剤、例えば、制限されないが、エポキシによって、溝1419に沿って形成された内側フェルール部分617Aの後向き段に取り付けられ、内側フェルール部分の後端の周りに延在している。このようなフェルール電極1432は、弾性要素1421からフェルール電極を分離させるチューブ1418内に配置されている。
【0141】
図示されるように、フェルール電極1432は、フェルール電極の前端が内側フェルール部分1417Aの後向き段の実質的に全周囲に接触するように、実質的に環形状であるとよい。フェルール電極1432の後端1433は、第2のコネクタアセンブリ640がアダプタ650内の所定深さに挿入された時にストッパ電極1431の上側ベース1436A及び下側ベース1436Bの両方に同時に接触するように、実質的に平坦であるとよい。
【0142】
このようにして、閉回路が、前述の論理回路99のような論理回路、ケーブル1235A、ストッパ電極1431、フェルール電極1432、及びケーブル1235Bによって形成される。フェルール電極1432の圧縮性に起因して、フェルール電極は、第2のコネクタアセンブリ1410の内側及び外側部分1417A,617Bの後方移動の種々の距離において、ストッパ電極1431とフェルール電極1432との導電性連結を維持することが可能になる。対照的に、第2のコネクタアセンブリ640がアダプタ650内に挿入されていない時、フェルール電極1432は、ストッパ電極1431から最も遠い最前位置にある。これによって、ストッパ電極1431及びフェルール電極1432は、互いに接触せず、その結果、論理回路、ケーブル1235A、ストッパ電極1431、フェルール電極1432、及びケーブル1235Bによって形成される常閉回路が開くことになる。このような構成では、論理回路は、回路が閉じている時に接続された電子又は光電子システムを電源オンとし、回路が開いた時に接続された電子又は光電子システムを電源オフとするように制御するとよい。代替的構成では、論理回路を必ずしも必要とせず、ケーブル1235A、ストッパ電極1431、フェルール電極1432、及びケーブル1235Bが、ストッパ電極1431とフェルール電極1432との間の接触に基づき開閉する他の回路の一部を形成するようになっていてもよい。
【0143】
図19を参照すると、光アセンブリ1500は、センサ630に加えて、又はこの例におけるようにセンサ630に代わってセンサ1530を有する第1のコネクタアセンブリ1510を備えるという重要な点を除けば、光アセンブリ600と実質的に同様である。センサ1530は、光アセンブリの第1及び第2のコネクタアセンブリのそれぞれの外側フェルール部分617Bの係合によって生じる第1のコネクタアセンブリの外側フェルール部分617Bの変位によって、第2のコネクタアセンブリ640がアダプタ650内に挿入されたことを示すためのもである。センサ1530は、例えば、制限されないが、1つ又は複数の固定具、吸引可能な磁気要素、又は化学的接着剤、例えば、制限されないが、エポキシによって、ハウジング611の突起611Aの後面に取り付けられ、ケーブル1535、例えば、制限されないが、銅ワイヤによって、論理回路99のような論理回路に電気的に接続されている。突起611Aは、例えば、図示されるような三角プリズム状の形態にあり、アダプタ650のノッチ651内に延び、該ノッチ651内に嵌合するようになっている。コネクタアセンブリ1510は、突起611Aの後面がノッチ651の前面と接触するようにアダプタ650に取り付けられとよく、これによって、アダプタからのコネクタアセンブリの引出しが阻止されることになる。
【0144】
センサ1530は、例えば、制限されないが、力センサ又は変位センサであるとよいという点において、センサ630と同一又は実質的に同様である。力センサとして、センサ1530は、変形可能なダイヤフラム又は他の周知の力検知手段を備えている。センサ630と同様、センサ1530は、プローブ(図示せず)を備えている。プローブは、センサの静止位置においてセンサのセンサモジュールから延長可能である。また、プローブは、後退可能であり、具体的には、静止位置から後退位置に後退可能である。後退位置では、静止位置においてセンサモジュール内に受け入れられていないプローブの少なくとも一部がセンサモジュール内に受け入れられるようになっている。静止位置では、センサ(及びプローブを有するセンサの場合、センサのプローブ)は、アダプタ650のノッチ651の前向き面と接触するか又は離間している、他の構成では、センサ630と同様、微小歪ゲージがプローブを有するセンサのプローブに取り付けられた弾性要素に固着され、センサのセンサモジュール内に配置されていてもよい。歪ゲージは、プローブの延長及び後退中の弾性要素の表面の変形を検出するものである。
【0145】
第2のコネクタアセンブリ640が図19の上部におけるようにアダプタ650内に挿入されていない時、光アセンブリ600の構成におけるように、内側フェルール部分617の前端は、ハウジング611の仕切り612に対して最前位置にある。第2のコネクタアセンブリ640が、それぞれのファイバ/フェルールアセンブリ616が静止位置に配置されるように、光アセンブリ1500のアダプタ650内に十分に挿入されると、第1及び第2のコネクタアセンブリ1510,640のそれぞれの外側フェルール部分617Bの前端が互いに押し合い、これによって、対向するファイバ/フェルールアセンブリ616が互いに接触した状態で互いに離れる後方向に押される。従って、第1のコネクタアセンブリ610のファイバ/フェルールアセンブリ616の後端が後方に押され、これによって、ハウジング611がストッパ623の前方フランジ624によって後方に押される。その結果、センサ1530(及びプローブを有するセンサの場合、センサのプローブ)が、アダプタ650のノッチ651の前向き面に押圧されることになる。センサ1530は、所定の許容範囲内の力によって押圧されると、センサ630の構成のいずれかと同様に作動し、第2のコネクタアセンブリ640がアダプタ650内の所定深さに挿入されるように第1のコネクタアセンブリ1510に対して十分な力を加えたことを示す信号をケーブル1535に沿って生成するか又はそのような信号の生成を停止することになる。第2のコネクタアセンブリ640が所定深さにない時、第1のコネクタアセンブリ1510を通る光放出が停止され、これによって損傷を阻止し、エネルギーを節約することが可能になる。
【0146】
光アセンブリ1500の代替的構成では、センサ1530は、第1のコネクタアセンブリ1510の突起611Aの後面に代わって、第2のコネクタアセンブリのハウジングの突起の後面に取り付けられてもよい。これによって、センサ1530は、センサ630の構成のいずれかと同じように作動し、第2のコネクタアセンブリがアダプタ650内の所定深さに挿入されるように第1のコネクタアセンブリ1510に対して十分な力を加えたことを示す信号をケーブル1535に沿って生成するか又は信号の生成を停止することになる。
【0147】
図20に示されるように、光アセンブリ1600は、センサ1530を有しない第1のコネクタアセンブリ1610及び光アセンブリのアダプタ1600に取り付けられたセンサ1630を更に備えるという重要な点を除けば、光アセンブリ1500と実質的に同様である。センサ1630は、光アセンブリの第1及び第2のコネクタアセンブリのそれぞれの外側フェルール部分617Bの係合によって生じる第1のコネクタアセンブリの外側フェルール部分617の変位によって、第2のコネクタアセンブリ640がアダプタ内に挿入されたことを示すためのものである。センサ1630は、センサ1530と同一又は実質的に同様である。センサ1630は、例えば、制限されないが、1つ又は複数の固定具、吸引可能な磁気要素、または化学的接着剤、例えば、制限されないが、エポキシによって、アダプタ650のノッチ651に前向き面に取り付けられている。これによって、センサの力検知手段は、ハウジング611の突起611Aの後面の方を向くことになる。このようにして、静止位置では、センサ1630は、突起611Aの後面に接触するかまたは該後面から離間している。
【0148】
光アセンブリ1600のアダプタ650内への第2のコネクタアセンブリ640の挿入によってハウジング611が後方に押されると、突起611Aの後面がセンサ1630に対して押圧される。センサ1630は、ケーブル1635,例えば、制限されないが、銅ワイヤによって、論理回路、例えば、論理回路99に電気的に接続されている。このようにして、センサ1630が所定の許容範囲内の力によって押圧されると、センサ1630は、センサ630,1530の構成のいずれかと同じように作動し、第2のコネクタアセンブリ640がアダプタ650内の所定深さに挿入されるように第1のコネクタアセンブリ1610に対して十分な力を加えたことを示す信号をケーブル1635に沿って生成又はこのような信号の生成を停止する。第2のコネクタアセンブリ640が所定深さにない時、第1のコネクタアセンブリ1610を通る光放出が停止され、損傷を阻止し、エネルギーを節約することが可能になる。
【0149】
光アセンブリ1600の代替的構成では、第1のコネクタアセンブリ1610を受けるアダプタ650のノッチ651の前向き面に代わって、第2のコネクタアセンブリ640を受けるアダプタの側のノッチの前向き側に取り付けられてもよい。これによって、センサ1630は、センサ630の構成のいずれかと同じように作動し、第2のコネクタアセンブリ640がアダプタ内の所定深さに挿入されるように第1のコネクタアセンブリ1610に対して十分な力を加えたことを示す信号をケーブル1635に沿って生成し、又はそのような信号の生成を停止することになる。
【0150】
センサがセンサモジュールから延長可能なプローブを有する光アセンブリ1600の他の代替的構成では、センサモジュールは、アダプタ650の外側(図示せず)、例えば、制限されないが、アダプタの端に取り付けられてもよい。この場合、プローブは、アダプタに形成された貫通孔を通って延長可能である。このようにして、センサのプローブは、ハウジング611の突起611Aによって押圧され、これによって、センサは、プローブを有するセンサ630,1530,1630の構成のいずれかと同じように作動することになる。
【0151】
図21図21A及び図21Bを参照すると、光アセンブリ1700は、アダプタ1750と、第1のLCコネクタアセンブリ1710及び第2のLCコネクタアセンブリ1740とを備えている。第1及び第2のLCコネクタアセンブリ1710,1740は、アダプタ内へのそれらの挿入と互いに対する当接(例えば、互いに対する接触)によって互いに係合可能になっている。第1及び第2のLCコネクタアセンブリ1710,1740の互いに対する当接は、光アセンブリ1500の第1及び第2のコネクタアセンブリ1510,640の互いに対する当接と実質的に同様である。アダプタ1750は、主開口1752及び主開口の頂部から延在する長孔1754を画定し、更にアダプタの頂部から主開口を横切るように長孔内を通る孔1756を画定している。いくつかの代替的構成では、孔1756は、長孔1654内を部分的にしか通らない空洞であってもよい。第1及び第2のLCコネクタアセンブリ1710、1740は、いずれもハウジング1711及び該ハウジングから延在するレバー1711Aを備えている。図示されるように、レバー1711Aは、ハウジングを破損させない限りハウジングから分離させることができないように、ハウジング1711に一体化されているとよい。レバー1711Aは、第1のシャフト部分1712及び第2のシャフト部分1713を備え、第1のシャフト部分は、第2のシャフト部分をレバーの残りに取り付けている。第1のシャフト部分1712は、第2のシャフト部分1713よりも広くなっている。これによって、第1及び第2のシャフト部分1712,1713は、アダプタ1750の主開口内を摺動又は移動することができるが、第2のシャフト部分1713しか長孔1754内を摺動又は移動することができない。
【0152】
第1のLCコネクタアセンブリ1710は、センサ1530と同一又は実質的に同様のセンサ1730を備えている。センサ1730は、第2のLCコネクタアセンブリ1740がアダプタ1750内に十分挿入されたことを示すためのものである。センサ1730は、例えば、制限されないが、1つ又は複数の固定具、吸引可能な磁気要素、又は化学的接着剤、例えば、制限されないが、エポキシによって、レバー1711の第1及び第2のシャフト部分1712,1713の交差によって画定される段1714に取り付けられている。このセンサのプローブは、アダプタ1750の孔1756の後方部分の方を向いている。従って、静止位置において、センサは、孔1756の後方部分に接触しているか又は孔1756の後方部分から離間している。
【0153】
第2のLCコネクタアセンブリ1740が光アセンブリ1700のアダプタ1750内に挿入されることによってハウジング1711が後方に押されると、センサ1730は、孔1756の後方部分に対して押圧される。センサ1730は、ケーブル1735、例えば、制限されないが、銅ワイヤによって、論理回路、例えば、論理回路99に電気的に接続されている。従って、センサ1730は、所定の許容範囲内の力によって押圧されると、センサ630,1530,1630の構成のいずれかにおけるのと同じように作動し、第2のLCコネクタアセンブリ1740がアダプタ1750内の所定深さに挿入されるように第1のコネクタアセンブリ1710に対して十分な力を加えたことを示す信号を生成し、又はそのような信号の生成を停止することになる。第2のLCコネクタアセンブリ1640が所定深さにない時、第1のLCコネクタアセンブリ1710を通る光放出が停止され、これによって、損傷を阻止し、エネルギーを節約することが可能になる。
【0154】
図22及び図22Aを参照すると、光アセンブリ1800は、センサ1730を有しない第1のLCコネクタアセンブリ1810を備え、更に光アセンブリのアダプタ1850に取り付けられたセンサ1830を備えるという重要な点を除けば、光アセンブリ1700と実質的に同様である。センサ1830は、第2のLCコネクタアセンブリ1740がアダプタ1850内に挿入されたことを示すためのものである。アダプタ1850は、ノッチ1851を画定することを除けば、アダプタ1750と実質的に同様である。ノッチ1851は、図22Aに最もよく示されるようにアダプタ1750の孔1756と実質的に同じ孔から後方に延在し、図22Aに最もよく示されるように長孔1854から横方向に延在している。センサ1830は、センサ1730と同一又は実質的に同様である。センサ1830は、例えば、制限されないが、1つ又は複数の固定具、吸引可能な磁気要素、又は化学的接着剤、例えば、制限されないが、エポキシによって、アダプタ1850内及びアダプタのノッチ1851に取り付けられている。センサの力検知手段は、アダプタの孔1856内にあり、前方向を向いている。これによって、静止位置では、センサ1830は、レバー1711Aの第1及び第2のシャフト部分1712,1713の交差によって画定される段1714と接触し、又は離間している。
【0155】
第2のLCコネクタアセンブリ1740が光アセンブリ1800のアダプタ1850内に挿入されることによってハウジング1711が後方に押圧されると、段1714がセンサ1830に対して押圧される。センサ1830は、ケーブル1835、例えば、制限されないが、銅ワイヤによって論理回路、例えば、論理回路99に電気的に接続されている。従って、センサ1830は、所定の許容範囲内の力によって押圧されると、センサ630,1530,1630,1730の構成のいずれかにおけると同じように作動し、第2のコネクタアセンブリ1740がアダプタ1850内の所定深さに挿入されるように十分な力を第1のコネクタアセンブリ1810に対して加えたことを示す信号をケーブル1835に沿って生成するか又はこのような信号の生成を停止することになる。第2のLCコネクタアセンブリ1740が所定の深さにない時、第1のLCコネクタアセンブリ1810を通る光放出が停止され、これによって、損傷を阻止し、エネルギーを節約することが可能になる。
【0156】
図23を参照すると、光アセンブリ1900は、ハウジング1711に代わって本体1911及びレバー1911Aを有すると共にセンサ1930を備える第1のLCコネクタアセンブリ1910を備えるという重要な点を除けば、光アセンブリ1700と実質的に同様である。センサ1930は、本体1911とレバー1911Aの前端1912Aとの間に取り付けられている。図示されるように、レバー1911Aは、ヒンジピン1915によって本体1911に取り付けられ、これによって、本体に対してヒンジピン1915を中心として回転可能になっている。
【0157】
センサ1930は、ヒンジピン1915の前方に配置されているとよい。これによって、光アセンブリ1900のアダプタ1750内への第2のLCコネクタアセンブリ1740の挿入によって第1のLCコネクタアセンブリ1910の本体1911が後方に押圧されると、レバー1911Aの段1914に対して孔1756の後方部分によって加えられる力によって、前端1912Aがセンサ1930に対して押圧され、ヒンジピンを中心とするトルクが生じる。センサ1930は、ケーブル1935、例えば、制限されないが、銅ワイヤによって倫理回路、例えば、制限されないが、論理回路99に電気的に接続されている。従って、センサ1930は、所定の許容範囲内の力によって押圧されると、センサ630,1530,1630,1730,1830の構成のいずれかにおけるのと同様に作動し、第2のコネクタアセンブリ1740がアダプタ1750内の所定深さに挿入されるように十分な力を第1のコネクタアセンブリ1910に対して加えたことを示す信号をケーブル1935に沿って生成し、又はこのような信号の生成を停止することになる。第2のLCコネクタアセンブリ1740が所定深さにない時に、第1のコネクタアセンブリ1910を通る光放出が停止され、これによって、損傷を阻止し、エネルギーを節約することが可能になる。
【0158】
図24を参照すると、光アセンブリ2000は、レバー2011Aが本体及びレバーのいずれかを破損させることなく本体から分離させることができないように第1のLCコネクタアセンブリ2010の本体2011と一体化されるという重要な点を除けば、光アセンブリ1900と実質的に同様である。光アセンブリ1900の操作と実質的に同様の操作によって、光アセンブリ2000のアダプタ1750内への第2のLCコネクタアセンブリ1740の挿入によって第1のLCコネクタアセンブリ2010の本体2011が後方に押圧されると、レバー2011A及び本体2011の界面を中心としてレバー2011Aの段2014に対する孔1756の後方部分に加えられた力によって、レバー2011Aの前端2012Aがセンサ1930に対して押圧されることになる。
【0159】
図25A及び図25Bを参照すると、光アセンブリ2100は、アダプタ2150と、第1のLCコネクタアセンブリ2110及び第2のLCコネクタアセンブリ2140と、を備えている。第1及び第2のLCコネクタアセンブリ2110,2140は、アダプタ内へのそれらの挿入及び当接によって、互いに係合可能である。なお、第1及び第2のLCコネクタアセンブリ2110,2140の当接は、光アセンブリ1500の第1及び第2のコネクタアセンブリ1510,640の当接と実質的に同様である。アダプタ2150は、主開口2152と、該主開口の上端から延在する(アダプタ1750の長孔1754と実質的に同様の)長孔2154とを画定し、更にアダプタの頂部から長孔を貫通して主開口を横切る孔2156Aを画定している。いくつかの代替的構成では、孔2156Aは、長孔2154を部分的にしか貫通しない空洞であってもよい。第1及び第2のLCコネクタアセンブリ2110,2140は、いずれもハウジング2111及び該ハウジングから延在するレバー2111Aを備えている。図示されるように、レバー2111Aは、ハウジングが破損しない限りハウジングから分離することができないように、ハウジング2111に一体化されているとよい。レバー211Aは、第1のシャフト部分2112及び第2のシャフト部分2113を備えている。第1のシャフト部分は、第2のシャフト部分をハウジング2111の残りに取り付けている。第1のシャフト部分2112は、第2のシャフト部分2113の幅よりも広い幅を有している。このようにして、第1及び第2のシャフト部分2112,2113は、アダプタ2150の開口2152内を摺動又はそれ以外の形態で移動し、シャフト部分2113のみが、長孔2154内を摺動又はそれ以外の形態で移動することになる。
【0160】
アダプタ2150は、アダプタの中心壁2155から後方に延在するベース2151を備えている。センサ1530と同一又は実質的に同様のセンサ2130が、例えば、制限されないが、1つ又は複数の固定具、吸引可能な磁気要素、又は化学的接着剤、例えば、制限されないが、エポキシによって、ベース2151に取り付けられている。このセンサのプローブ又は他の力検知手段は、後方を向くハウジング2111の後面2115の方を向いている。図示の例では、センサ2130は、第1のLCコネクタアセンブリ2110がアダプタ2150に挿入された後、ベース2151に取り付けられる。有利には、アダプタ2150及び第1及び第2のLCコネクタアセンブリ2110,2140の各々は、既製品であってもよく、センサ2130がアダプタに後付けされるとよい。
【0161】
図25Aに示されるように、第1及び第2のLCコネクタアセンブリ2110,2140を互いに接触させる前に、センサ2130のプローブ又は他の力検知手段は、力センサの場合第1の力がプローブ又は他の力検知手段に加えられるように又は変位センサの場合プローブ又は他の力検知手段が第1の長さに延長されるように、後面2115に接触されるとよい。このようにして、センサ2130は、第1の設定値に予設定される。代替的構成では、この第1の予設定値は、センサへの他の挙動によってもたらされてもよい。図25Bに示されるように、(光アセンブリ2100のアダプタ2150内への第2のLCコネクタアセンブリ2140の挿入及び第1及び第2のLCコネクタアセンブリ2110,2140の対向する外側フェルール部分2117Bの当接によって)第1のLCコネクタ2110のハウジング2111が後方力を受けた時、ハウジングの後面2115がセンサ2130のプローブ又は他の力検知手段に対して押圧される。その結果、第1及び第2のLCコネクタアセンブリ2110,2140が互いに接触する前の状態に対して、プローブ又は他の力検知手段は、個々の構成に応じて、例えば、力センサの場合第1の力よりも大きい第2の力によって圧縮されることによって、又は変位センサの場合第1の長さよりも短い第2の長さに圧縮されることによって、第2の設定値に設定されることになる。
【0162】
センサ2130は、例えば、制限されないが、銅ワイヤであるとよいケーブル、例えば、ケーブル1735(図21参照)によって、論理回路、例えば、論理回路99に電気的に接続されているとよい。これによって、センサ2130のプローブ又は他の力検知手段が(最小力又は最小距離によってのみ規定されるとよい)所定の許容範囲内の力によって押圧されるか又は所定の許容範囲内の距離だけ移動すると、センサ2130は、センサ630,1530,1630,1730の構成のいずれかにおけるのと同じように作動し、第2のLCコネクタアセンブリ2140の外側フェルール部分2117Bの対合端が所定の最小力で第1のLCコネクタアセンブリ2110の外側フェルール部分2117Bの対合端と接触していることを示す信号をケーブルに沿って生成し、又はそのような信号の生成を停止する。いくつかの構成では、第2のLCコネクタアセンブリ2140が第1のLCコネクタアセンブリ2110に対して十分な力を加えた時、このような信号は、第2のLCコネクタアセンブリ2140がアダプタ2150内に十分な距離にわたって挿入されたことを示すようになっていてもよい。第2のLCコネクタアセンブリ2140の外側フェルール部分2117Bの対合端が第1のLCコネクタアセンブリ2110の外側フェルール部分2117Bの対合端と全く接触していないか又は又は所定の最小力によってしか接触していない時、第1のLCコネクタアセンブリ2110を通る光の放出が停止され、これによって、これによって、損傷を阻止し、エネルギーを節約することが可能になる。
【0163】
図25Aに更に示されるように、第1及び第2のLCコネクタアセンブリ2110,2140が互いに接触する前に、第1のLCコネクタアセンブリ2110は、そのハウジング2111の前面2116がアダプタの中心壁2155に当接するように、アダプタ2150内に十分挿入されるとよい。更に図示されるように、センサ2130は、ハウジング2111の後面2115が前述したようにセンサ2130のプローブ又は他の力検知手段と接触するように、アダプタ2150上に配置されるとよい。従って、この初期位置において、間隙A-Aがレバー2111Aの段2114Aとアダプタ2150の孔2156Aの後方部分との間に形成される。この場合、第1のLCコネクタアセンブリ2110によって加えられる後方力の全て又は殆ど全てが、センサ2130のプローブ又は他の力検知手段に向けられ、このような後方力は、孔2156Aの後方部分に対して向けられない。間隙A-Aは、好ましくは、少なくとも略0.01mm、更に好ましくは、少なくとも略0.1mm、更に一層好ましくは、略0.5mmである。いくつかの代替的構成では、第1のLCコネクタアセンブリ2110は、ハウジング2111の前面2116がアダプタの中心壁2155に当接することなく間隙A-Aを形成するのに十分アダプタ2150内に挿入されてもよい。
【0164】
図25Bに更に示されるように、第2のLCコネクタアセンブリ2140がアダプタ2150内に十分挿入された時、第2のLCコネクタアセンブリのレバー2111Bの段2114Bは、アダプタを貫通する孔2156Bの後方部分を後方に押す。更に図示されるように、センサ2130は、第2のLCコネクタアセンブリがこの十分な挿入位置に静止している時、第1及び第2のLCコネクタアセンブリ2110,2140が、(一端における第1のLCコネクタアセンブリ2110とセンサ2130のプローブ又は他の力検知手段との当接及び他端における第2のLCコネクタアセンブリ2140とアダプタ2150の孔2156Bの後方部分との当接によって)適所に保持されるように、アダプタ2150上に位置付けられるとよい。これによって、この静止位置において、(この例では、間隙A-Aよりも小さい)間隙B-Bが、レバー2111Aの段2114Aとアダプタ2150の孔2156Aの後方部分との間に形成される。この場合、第1のLCコネクタアセンブリ2110によって加えられる後方力の全て又は殆ど全てがセンサ2130のプローブ又は他の力検知手段に向けられ、このような後方力は、孔2156Aの後方部分に向けられない。間隙B-Bは、ゼロであってもよいが、好ましくは、少なくとも略0.01mm、更に好ましくは、少なくとも略0.1mm、更に一層好ましくは、略0.5mmである。
【0165】
図26A及び図26Bを参照すると、光アセンブリ2200は、センサ2130を有しないアダプタ2250を備え、更に光アセンブリの第1のLCコネクタアセンブリ2210に取り付けられたセンサ2230を備えるという重要な点を除けば、光アセンブリ2100と実質的に同様である。センサ2230は、第1のLCコネクタアセンブリ及び第2のLCコネクタアセンブリのそれぞれの外側フェルール部分2117Bの対合端が互いに合わさったことを示すためのものである。アダプタ2250は、ポスト2253がアダプタ2250のベース2251から延在することを除けば、アダプタ2150と実質的に同じである。いくつかの構成では、ポスト2253は、アダプタ2250と一体化されているとよい。具体的には、ポストは、ポスト及びアダプタのいずれか又は両方が破損しない限りアダプタから分離できないようになっているとよい。他の構成では、ポストは、例えば、制限されないが、1つ又は複数の固定具、吸引可能な磁気要素、又は化学接着剤、例えば、制限されないが、エポキシによってアダプタに取り付けられてもよい。
【0166】
センサ2230は、センサ2130と同一又は実質的に同様であるととよい。センサ2230は、例えば、制限されないが、1つ又は複数の固定具、吸引可能な磁気要素、又は化学的接着剤、例えば、制限されないが、エポキシによって、後方を向く第1のLCコネクタアセンブリ2210のハウジング2211の後面2215に取り付けられている。このセンサのプローブ又は他の力検知手段は、場合にもよるが、後方向に延びているか又は後方向を向いているとよい。有利には、アダプタ2250及び第1及び第2のLCコネクタアセンブリ2210,2140の各々は、既製品であってもよく、ポスト2253がアダプタに後付けされるとよく、センサ2230が少なくとも第1のLCコネクタアセンブリ2210に後付けされるとよい。
【0167】
図26Aに示されるように、第1及び第2のLCコネクタアセンブリ2210,2140が互いに接触する前に、センサ2230のプローブ又は他の力検知手段は、力センサの場合第1の力がプローブ又は他の力検知手段に加えられるように、又は変位センサの場合プローブ又は他の力検知手段が第1の距離に延びるように、ポスト2253に接触しているとよい。このようにして、センサ2230は、第1の設定値に予設定される。代替的構成では、第1の設定値は、センサへの他の挙動によってもたらされてもよい。図26Bに示されるように、(光アセンブリ2200のアダプタ2250内への第2のLCコネクタアセンブリ2140の挿入及び第1及び第2のLCコネクタアセンブリ2210,2140の対向する外側フェルール部分2117Bの当接によって)ハウジング2211が後方力を受けると、センサ2230のプローブ又は他の力検知手段は、ポスト2253に対して圧縮される。その結果、第1及び第2のLCコネクタアセンブリ2210,2140が互いに接触する前の状態に対して、プローブ又は他の力検知手段は、個々の構成に応じて、例えば、力センサの場合第1の力よりも大きい第2の力によって圧縮されることによって、又は変位センサの場合第1の長さよりも短い第2の長さに圧縮されることによって、第2の設定値に設定されることになる。
【0168】
センサ2230は、例えば、制限されないが、銅ワイヤであるとよいケーブル、例えば、ケーブル1735(図21参照)によって、論理回路、例えば、論理回路99に電気的に接続されているとよい。これによって、センサ2230のプローブ又は他の力検知手段が(最小力又は最小距離によってのみ規定されるとよい)所定の許容範囲内の力によって押圧されるか又は所定の許容範囲内の距離だけ移動すると、センサ2230は、センサ630,1530,1630,1730,2130の構成のいずれかにおけるのと同じように作動し、第2のLCコネクタアセンブリ2140の外側フェルール部分2117Bの対合端が所定の最小力で第1のLCコネクタアセンブリ2210の外側フェルール部分2117Bの対合端と接触していることを示す信号をケーブルに沿って生成し、又はそのような信号の生成を停止する。いくつかの構成では、第2のLCコネクタアセンブリ2140が第1のLCコネクタアセンブリ2210に十分な力を加えた時、このような信号は、第2のLCコネクタアセンブリ2140がアダプタ2250内に十分な距離にわたって挿入されたことを示すようになっていてもよい。第2のLCコネクタアセンブリ2140の外側フェルール部分2117Bの対合端が第1のLCコネクタアセンブリ2210の外側フェルール部分2117Bの対合端と全く接触していないか又は又は所定の最小力によってしか接触していない時、第1のLCコネクタアセンブリ2210を通る光放出が停止され、これによって、損傷を阻止し、エネルギーを節約することが可能になる。
【0169】
図26Aに更に示されるように、第1及び第2のLCコネクタアセンブリ2210,2140が互いに接触する前に、第1のLCコネクタアセンブリ2210は、そのハウジング2211の前面2216がアダプタの中心壁2255に当接するように、アダプタ2250内に十分挿入されるとよい。更に図示されるように、ポスト2253は、センサ2230のプローブ又は他の力検知手段が前述したようにポストに接触するように、アダプタ2250上に配置されるとよい。従って、この初期位置において、間隙A-Aがレバー2211Aの段2214Aとアダプタ2250の孔2256Aの後方部分との間に形成される。この場合、第1のLCコネクタアセンブリ2210に取り付けられたセンサ2230のプローブ又は他の力検知手段によって加えられる後方力の全て又は殆ど全てが、ポスト2253に向けられ、このような後方力は、孔2256Aの後方部分に対して向けられない。間隙A-Aは、好ましくは、少なくとも略0.01mm、更に好ましくは、少なくとも略0.1mm、更に一層好ましくは、略0.5mmである。いくつかの代替的構成では、第1のLCコネクタアセンブリ2210は、ハウジング2211の前面2216がアガプタの中心壁2255に当接することなく間隙A-Aを形成するのに十分アダプタ2250内に挿入されてもよい。
【0170】
図26Bに更に示されるように、第2のLCコネクタアセンブリ2140がアダプタ2250内に十分挿入されると、第2のLCコネクタアセンブリのレバー2111Bの段2114Bが、アダプタを貫通する孔2156Bの後方部分を後方に押す。更に図示されるように、ポスト2253は、第2のLCコネクタアセンブリがこの十分な挿入位置に静止している時、第1及び第2のLCコネクタアセンブリ2210,2140が、(一端における第1のLCコネクタアセンブリ2210に取り付けられたセンサ2230のプローブ又は他の力検知手段とポストとの当接及び他端における第2のLCコネクタアセンブリ2140とアダプタ2250の孔2256Bの後方部分との当接によって)適所に保持されるように、アダプタ2250上に位置付けられるとよい。これによって、この静止位置において、(この例では、間隙A-Aよりも小さい)間隙B-Bが、レバー2211Aの段2214Aとアダプタ2250の孔2256Aの後方位置との間に形成される。この場合、第1のLCコネクタアセンブリ2110に取り付けられたセンサ2230のプローブ又は他の力検知手段によって加えられる後方力の全て又は殆ど全てがポスト2253に向けられ、このような後方力は、アダプタ2250の孔2156Aの後方部分に向けられない。間隙B-Bは、ゼロであってもよいが、好ましくは、少なくとも略0.01mm、更に好ましくは、少なくとも略0.1mm、更に一層好ましくは、略0.5mmである。
【0171】
図27を参照すると、光アセンブリ2300は、アダプタ2350と、第1のSCコネクタアセンブリ2310と、(図示されないが、以後、参照の目的で2310の部番が付される)第2のSCコネクタアセンブリとを備えている。第2のSCコネクタアセンブリは、第1のSCコネクタアセンブリと同一の構成を有していてもよいし、又は異なる構成を有していてもよい。これらのアセンブリは、それらのアダプタ内への挿入及び当接によって、互いに係合可能である。なお、これらのアセンブリの当接は、光アセンブリ1500の第1及び第2のコネクタアセンブリ1510,640の当接、及び光アセンブリ2100の第1及び第2のコネクタアセンブリ2110,2140の当接と同様である。アダプタ2350の互いに対向する側は、少なくとも1つのフック付きフランジ2352(図示の例では、各側の2つのフック付きフランジ2352)及び長孔2354を備えている。第1及び第2のSCコネクタアセンブリ2310がアダプタの両側に受け入れられると、フック付きフランジは、長孔2354内においてアダプタの長軸から離れる方に片持ち変形される。第1及び第2のSCコネクタアセンブリ2310は、いずれもハウジング2311を備えている。ハウジング2311は、ハウジングの長軸から離れる方に延在する少なくとも1つのキャッチ2312を有すると共に、アダプタ2350の各フック付きフランジ2352に対応する少なくとも1つの溝2313を画定している(図示の例では、2つのキャッチ2312及び2つの溝2313が第1及び第2のSCコネクタアセンブリ2310の各々に設けられている)。このようにして、アダプタ2350内への第1のコネクタアセンブリ2310の挿入時に、キャッチ2350は、アダプタ2350のフック付きフランジ2352を超えてすべり、フック付きフランジの端が第1のSCコネクタアセンブリのハウジング2311の溝2313内に受け入れられることになる。図示されるように、ハウジング2311は、外側ハウジング2311A内に受け入れられるようになっているとよい。この外側ハウジング2311Aは、アダプタ2350の中心壁2355から離れる方にハウジング2311に沿って摺動可能になっているとよく、これによって、フック付きフランジ2352をアダプタの長軸から外方に片持ち変形させ、ハウジング2311をアダプタから開放(この例では、フック解除)させることができる。いくつかの代替的構成では、アダプタのフック付きフランジ及び第1及び第2のSCコネクタアセンブリのキャッチは、逆に配置されてもよい。具体的には、フック付きフランジがキャッチよりもアダプタによって画定される長軸のより近くに配置されてもよい。すなわち、フック付きフランジがキャッチの内側に配置されてもよい。このような構成では、フック付きフランジのプロングは、アダプタによって画定される長軸から離れる方に延在し、キャッチのプロングが長軸に向かって延在する。すなわち、これらのプロングは、図27に示されるフック付きフランジ2352及びキャッチ2312に対して示される方向と逆方向に延在することになる。
【0172】
アダプタ2350は、アダプタの中心壁2355から後方に延在するベース2351を備えている。センサ2130と同一又は実質的に同様であるとよいセンサ2330が、例えば、制限されないが、1つ又は複数の固定具、吸引可能な磁気要素、又は化学的接着剤、例えば、制限されないが、エポキシによって、ベース2351に取り付けられている。このセンサのプローブ又は他の力検知手段は、後方を向くハウジング2311に後面2315の方を向いている。図示の例では、センサ2330は、第1のSCコネクタアセンブリ2310がアダプタ2350内に挿入された後、ベース2351に取り付けられるとよい。有利には、アダプタ2350並びに第1及び第2のSCコネクタアセンブリ2310の各々は、既製品であってもよく、センサ2330がアダプタに後付けされるとよい。
【0173】
図27に更に示されるように、第1及び第2のSCコネクタアセンブリ2310が互いに接触する前に、ハウジング2311は、アダプタ2350及び第1のSCコネクタアセンブリ2310の長軸と平行の方向においてフック付きフランジ2352の端とキャッチ2312との間に間隙A-Aを形成するように、アダプタ2350に対して配置され、センサ2330のプローブ又は他の力検知手段は、ハウジング2311の後面2315と接触しているとよい。これによって、用いられるセンサの種類にもよるが、力センサの場合、第1の力がプローブ又は他の力検知手段に加えられ、変位センサの場合、プローブ又は他の力検知手段が第1の長さに延長される。このようにして、センサ2330は、第1の設定値に予設定される。代替的構成では、第1の設定値は、センサへの他の挙動によってもたらされてもよい。いくつかの代替的構成では、図示されないが、ハウジング2311は、ハウジングの前面2316がアダプタ2350の中心壁2355に当接するように、アダプタ2350に対して配置されてもよい。
【0174】
光アセンブリ2100の操作と同じように、(光アセンブリ2300のアダプタ2350内への第2のSCコネクタアセンブリ2310の挿入及び第1及び第2のSCコネクタアセンブリ2310の対向する外側フェルール部分2317Bの当接によって)光アセンブリ2300の第1のSCコネクタアセンブリ2310のハウジング2311が後方力を受けた時、ハウジングの後面2315がセンサ2330のプローブ又は他の力検知手段に対して押圧される。その結果、第1及び第2のSCコネクタアセンブリ2310が互いに接触する前の状態に対して、プローブ又は他の力検知手段は、個々の構成に応じて、例えば、力センサの場合第1の力よりも大きい第2の力によって圧縮されることによって、又は変位センサの場合第1の長さよりも短い第2の長さに圧縮されることによって、第2の設定値に設定されることになる。
【0175】
センサ2330は、例えば、制限されないが、銅ワイヤであるとよいケーブル、例えば、ケーブル1735(図21参照)によって、論理回路、例えば、論理回路99に電気的に接続されているとよい。これによって、センサ2330のプローブ又は他の力検知手段が(最小力又は最小距離によってのみ規定されるとよい)所定の許容範囲内の力によって押圧されるか又は所定の許容範囲内の距離だけ移動すると、センサ2330は、センサ630,1530,1630,1730,2130の構成のいずれかにおけるのと同じように作動し、第2のSCコネクタアセンブリ2310の外側フェルール部分2117Bの対合端が所定の最小力で第1のSCコネクタアセンブリ2310の外側フェルール部分2117Bの対合端と接触していることを示す信号をケーブルに沿って生成し、又はそのような信号の生成を停止する。いくつかの構成では、第2のSCコネクタアセンブリ2310が第1のSCコネクタアセンブリ2310に対して十分な力を加えた時、このような信号が、第2のSCコネクタアセンブリ2310がアダプタ2350内の少なくとも所定深さに挿入されたことを示すか、又は第2のSCコネクタアセンブリ2310がアダプタ2350内に十分な距離にわたって挿入されたことを示すようになっていてもよい。第2のSCコネクタアセンブリ2310の外側フェルール部分2117Bの対合端が第1のSCコネクタアセンブリ2310の外側フェルール部分2117Bの対合端と全く接触していないか又は所定の最小力によってしか接触していない時、第1のSCコネクタアセンブリ2310を通る光の放出が停止され、これによって、損傷を阻止し、エネルギーを節約することが可能になる。
【0176】
図27に更に示されるように、第1及び第2のSCコネクタアセンブリ2310が互いに接触する前に、第1のSCコネクタアセンブリ2310がアダプタ2350内に挿入され、次いで、センサ2330が、(ハウジング2311の後面2315が前述したようにセンサ2330のプローブ又は他の検知手段と接触するように)、アダプタ2350上に配置されるとよい。従って、この初期位置において、間隙A-Aがアダプタ2350のフック付きフランジ」2352の端とハウジング2311のキャッチ2312との間の空間に画定される。この場合、第1のSCコネクタアセンブリ2310によって加えられる後方力の全て又は殆ど全てが、センサ2330のプローブ又は他の力検知手段に向けられ、このような後方力は、フック付きフランジ2352に対して向けられない。間隙A-Aは、好ましくは、少なくとも略0.01mm、更に好ましくは、少なくとも略0.1mm、更に一層好ましくは、略0.5mmである。
【0177】
第2のSCコネクタアセンブリ2310がアダプタ2350内に十分に挿入され、第1及び第2のSCコネクタアセンブリ2310が、第2のSCコネクタアセンブリのこの十分な挿入位置において静止している時、センサ2330は、第1及び第2のSCコネクタアセンブリが、(一端における第1のSCコネクタアセンブリとセンサ2330のプローブ又は他の力検知手段との当接及び第2のSCコネクタアセンブリが挿入されたアダプタ2350の側における第2のSCコネクタアセンブリとアダプタ2350の少なくとも1つのフック付きフランジ2352との当接によって)適所に保持されるように、アダプタ2350上に位置付けられるとよい。従って、この静止位置において、(第1のSCコネクタアセンブリ2310が挿入されるアダプタの側におけるアダプタ2350のフック付きフランジ2352とキャッチ2312との間の)間隙A-Aによって画定される間隙が縮小する。その結果、第1のSCコネクタアセンブリによって加えられた後方力の全て又は殆ど全てがセンサ2330のプローブ又は他の近た検知手段に向けられ、このような後方力は、第1のSCコネクタアセンブリのフック付きフランジに向けられない。この縮小した間隙は、ゼロであってもよいが、好ましくは、少なくとも略0.01mm、更に好ましくは、略0.1mm、更に一層好ましくは、略0.5mmである。
【0178】
いくつかの代替的構成における光アセンブリは、以下の点を除けば、光アセンブリ2300と同じである。すなわち、この光アセンブリでは、センサが、例えば、制限されないが、1つ又は複数の固定具、吸引可能な磁気要素、又は化学的接着剤、例えば、制限されないが、エポキシによって、第1のSCコネクタのハウジングの後面、例えば、第1のコネクタアセンブリ2310のハウジング2311の後面2315に取り付けられ、センサに代わるポストが、光アセンブリ2200のアダプタ2250のベース2251へのポスト2253の取付けと実質的に同じように、アダプタのベースに取り付けられるようになっている。操作に関して、ハウジングの後面のセンサは、ポスト2253がセンサ2230と相互作用するのと実質的に同じようにポストと相互作用する。前述の例では、アダプタ及び第1及び第2のLCコネクタアセンブリの各々は、既製品であってもよく、ポストがアダプタに後付けされ、センサが少なくとも第1のLCコネクタアセンブリに後付けされるとよい。
【0179】
図28を参照すると、光アセンブリ2400は、第1のLCコネクタアセンブリ22110に代わって第1のLCコネクタアセンブリ2410を備えるという重要な点を除けば、光アセンブリ2100と実質的に同様である。第1のLCコネクタアセンブリ2410は、ハウジング2111に代わってハウジング装置2411を備えるという重要な点を除けば、第1のLCコネクタアセンブリ2110と実質的に同様である。ハウジング装置2411は、ハウジング2418及び延長装置2419を備えている。延長装置2419は、図示されるように、ハウジングの後端から延在する実質的にチューブの形態にある内側延長体2420Aを備えている。図示されるように、いくつかの構成では、内側延長体2420Aは、内側延長体及びハウジングのいずれか又は両方を破損させない限りハウジングから分離することができないように、ハウジング2111と一体化されているとよい。他の構成では、内側延在体及びハウジングは、個別の構成部品であってもよい。延長装置2419の内側延長体2420Aは、リブ又は肩2419A、又は代替的に延長装置2419の外側延長体2420Bと係合するための雌ネジを備えているとよい。いくつかの構成では、外側延長体2420Bは、対応するリブ又は肩2419Aを受け入れるための空洞又は内側延長体2420Aの代替的雌ネジに対応する雄ネジを備えている。いくつかの代替的構成では、外側延長体がリブ又は肩を備え、内側延長体が対応するリブ又は肩を受け入れるための対応する空洞を備えていてもよい。いくつかの代替的構成構成では、内側延長体及び外側延長体は、モールステーパ又は他の締り嵌めによって取り付けられるようになっていてもよい。
【0180】
前述の他の例と同様、第1及び第2のLCコネクタアセンブリ2410,2149が互いに接触する前に、センサ2130のプローブ又は他の力検知手段は、力センサの場合第1の力がプローブ又は他の力検知手段に加えられるように又は変位センサの場合プローブ又は他の力検知手段が第1の長さに延長されるように、延長装置2419の外側延長体2420Bの後面2415に接触されるとよい。このようにして、センサ2130は、第1の設定値に予設定される。代替的構成では、第1の設定値は、センサへの他の挙動によってもたらされてもよい。代替的構成では、第1及び第2のLCコネクタアセンブリ2410,2140が互いに接触する前に、センサ2130のプローブ又は他の力検知手段は、力センサの場合第1の力がプローブ又は他の力検知手段に加えられるように又は変位センサの場合プローブ又は他の力検知手段が第1の長さに延長されるように、外側延長体2420Bの有無と無関係に、延長装置2419の内側延長体2420Aの後面に接触されてもよい。
【0181】
図28に更に示されるように、(光アセンブリ2400のアダプタ2150内への第2のLCコネクタアセンブリ2140の挿入及び第1及び第2のLCコネクタアセンブリ2410,2140の対向する外側フェルール部分2117Bの当接によって)ハウジング装置2411が後向力を受けた時、ハウジング装置2411の後面2415がセンサ2130のプローブ又は他の検知手段に押圧される。その結果、第1及び第2のLCコネクタアセンブリ2410,2140が互いに接触する前の状態に対して、プローブ又は他の力検知手段は、個々の構成に応じて、例えば、力センサの場合第1の力よりも大きい第2の力によって圧縮されることによって、又は変位センサの場合第1の長さよりも短い第2の長さに圧縮されることによって、第2の設定値に設定されることになる。
【0182】
センサ2130は、例えば、制限されないが、銅ワイヤであるとよいケーブル、例えば、ケーブル1735(図21参照)によって、論理回路、例えば、論理回路99に電気的に接続されているとよい。これによって、センサ2130のプローブ又は他の力検知手段が(最小力又は最小距離によってのみ規定される)所定の許容範囲内の力によって押圧されるか又は所定の許容範囲内の距離だけ移動すると、センサ2130は、センサ630,1530,1630,1730の構成のいずれかにおけるのと同じように作動し、第2のLCコネクタアセンブリ2140の外側フェルール部分2117Bの対合端が所定の最小力によって第1のLCコネクタアセンブリ2410の外側フェルール部分2117Bの対合端と接触していることを示す信号をケーブルに沿って生成し、又はそのような信号の生成を停止する。いくつかの構成では、第2のLCコネクタアセンブリ2140が第1のLCコネクタアセンブリ2110に対して十分な力を加えた時、このような信号は、第2のLCコネクタアセンブリ2140がアダプタ2150内に十分な距離にわたって挿入されたことを示すようになっていてもよい。第2のLCコネクタアセンブリ2140の外側フェルール部分2117Bの対合端が第1のLCコネクタアセンブリ2110の外側フェルール部分2117Bの対合端と全く接触していないか又は所定の最小力によってしか接触していない時、第1のLCコネクタアセンブリ2110を通る光の放出が停止され、これによって、損傷を阻止し、エネルギーを節約することが可能になる。
【0183】
第1及び第2のLCコネクタアセンブリ2410,2140が互いに接触する前に、第1のLCコネクタアセンブリ2410は、ハウジング装置2411の前面2416がアダプタの中心壁2155に当接するように、アダプタ2150内に十分挿入されるとよい。更に図示されるように、センサ2130は、ハウジング装置2111の後面2115が前述したようにセンサ2130のプローブ又は他の力検知手段と接触するように、アダプタ2150上に配置されるとよい。従って、この初期位置において、間隙A-A(例えば、図25A参照)が、レバー2411Aの段2114Aとアダプタ2150の孔2156Aの後方部分との間に形成される。この場合、第1のLCコネクタアセンブリ2410によって加えられる後方力の全て又は殆ど全てが、センサ2130のプローブ又は他の力検知手段に向けられ、このような後方力は、孔2156Aの後方部分に対して向けられない。間隙A-Aは、好ましくは、少なくとも略0.01mm、更に好ましくは、少なくとも略0.1mm、更に一層好ましくは、略0.5mmである。いくつかの代替的構成では、第1のLCコネクタアセンブリ2410は、ハウジング2411の前面2416がアガプタの中心壁2155に当接することなく間隙A-Aを形成するのに十分アダプタ2150内に挿入されてもよい。
【0184】
図28Bに更に示されるように、第2のLCコネクタアセンブリ2140がアダプタ2150内に十分挿入されると、第2のLCコネクタアセンブリのレバー2111Bの段2114Bが、アダプタを貫通する孔2156Bの後方部分を後方に押す。更に図示されるように、センサ2130は、第2のLCコネクタアセンブリがこの十分な挿入位置に静止している時、第1及び第2のLCコネクタアセンブリ2410,2140が、(一端における第1のLCコネクタアセンブリ2410とセンサ2130のプローブ又は他の力検知手段の当接及び他端における第2のLCコネクタアセンブリ2140とアダプタ2150の孔2156Bの後方部分との当接によって)適所に保持されるように、アダプタ2150上に位置付けられるとよい。これによって、この静止位置において、間隙A-Aよりも小さい間隙B-Bが、レバー2411Aの段2414Aとアダプタ2150の孔2156Aの後方位置との間に形成される。この場合、第1のLCコネクタアセンブリ2410によって加えられる後方力の全て又は殆ど全てがセンサ2130のプローブ又は他の力検知手段に向けられ、このような後方力は、孔2156Aの後方部分に向けられない。間隙B-Bは、ゼロであってもよいが、好ましくは、少なくとも略0.01mm、更に好ましくは、少なくとも略0.1mm、更に一層好ましくは、略0.5mmであるとよい。
【0185】
図29を参照すると、光アセンブリ2400は、第1のLCコネクタアセンブリ2110に代わって第1のLCコネクタアセンブリ2510を備えるという重要な点を除けば、光アセンブリ2100と実質的に同様である。第1のLCコネクタアセンブリ2510は、ハウジング2111に代わってハウジング装置2411を備え、更に内側フェルール部分2517Aを備えるというる重要な点を除けば、第1のLCコネクタアセンブリ2110と実質的に同様である。内側フェルール部分2517Aは、外側フェルール部分2117Bの一部を周方向に包囲し、フェルールアセンブリの一部を形成するものである。内側フェルール部分2517Aは、ハウジング装置2511の後面によって画定される開口1512を超えて後方に延在している。内側フェルール部分2517Aは、主区分2518及び延長装置2519を備えている。延長装置2519は、図示されるように、主区分の後端から延在する実質的にチューブ状の内側延長体2520Aを備えている。図示されるように、いくつかの構成では、内側延長体2520Aは、内側延長体及び主区分のいずれか又は両方を破損させない限り主区分から分離することができないように、内側フェルール部分2517Aの主区分2518に一体化されているとよい。他の構成では、内側延長体及び主区分は、個別の構成部品であってもよい。内側フェルール部分2517Aの延長装置2519の内側延長体2520Aは、リブ又は型2519A、又は代替的に延長装置2519の外側延長体2520Bと係合するための雌ネジを備えている。いくつかの構成では、外側延長体2520Bは、対応するリブ又は肩2519Aを受け入れるための空洞又は内側延長体2520Aの代替的雌ネジに対応する雄ネジを備えている。いくつかの代替的構成では、外側延長体がリブ又は肩を備え、内側延長体が対応するリブ又は肩を受け入れるための対応する空洞を備えていてもよい。いくつかの代替的構成では、内側延長体及び外側延長体は、モールステーパ又は他の締り嵌めによって取り付けられるようになっていてもよい。
【0186】
前述の他の例と同様、第1及び第2のLCコネクタアセンブリ2510,2140が互いに接触する前に、センサ2130のプローブ又は他の力検知手段は、力センサの場合第1の力がプローブ又は他の力検知手段に加えられるように又は変位センサの場合プローブ又は他の力検知手段が第1の長さに延長されるように、延長装置2519の外側延長体2520Bの後面2515に接触されるとよい。このようにして、センサ2130は、第1の設定値に予設定される。代替的構成では、第1の設定値は、センサへの他の挙動によってもたらされてもよい。代替的構成では、図30の例におけるように、光アセンブリ2500Aの第1及び第2のLCコネクタアセンブリ2510A,2140が互いに接触する前に、センサ2130のプローブ又は他の力検知手段は、力センサの場合第1の力がプローブ又は他の力検知手段に加えられるように又は変位センサの場合プローブ又は他の力検知手段が第1の長さに延長されるように、(外側延長体2520Bが設けられているか又は図30に示されるように外側延長体2520Bが設けられていないかに関わらず)延長装置の内側延長体2520Aの後面に接触されるとよい。
【0187】
図29を再び参照すると、(光アセンブリ2500のアダプタ2150内への第2のLCコネクタアセンブリ2140の挿入及び第1及び第2のLCコネクタアセンブリ2510,2140の対向する外側フェルール部分2117Bの当接によって)内側フェルール部分2517Aが後向力を受けると、延長装置2519の外側延長体2520Bの後面2515がセンサ2130のプローブ又は他の検知手段に押圧される、その結果、第1及び第2のLCコネクタアセンブリ2510,2140が互いに接触する前の状態に対して、プローブ又は他の力検知手段は、個々の構成に応じて、例えば、力センサの場合第1の力よりも大きい第2の力によって圧縮されることによって、又は変位センサの場合第1の長さよりも短い第2の長さに圧縮されることによって、第2の設定値に設定されることになる。
【0188】
センサ2130は、例えば、制限されないが、銅ワイヤであるとよいケーブル、例えば、ケーブル1735(図21参照)によって、論理回路、例えば、論理回路99に電気的に接続されているとよい。これによって、センサ2130のプローブ又は他の力検知手段が(最小力又は最小距離によってのみ規定される)所定の許容範囲内の力によって押圧されるか又は所定の許容範囲内の距離だけ移動すると、センサ2130は、センサ630,1530,1630,1730の構成のいずれかにおけるのと同じように作動し、第2のLCコネクタアセンブリ2140の外側フェルール部分2117Bの対合端が所定の最小力によって第1のLCコネクタアセンブリ2510の外側フェルール部分2117Bの対合端と接触していることを示す信号をケーブルに沿って生成し、又はそのような信号の生成を停止する。いくつかの構成では、第2のLCコネクタアセンブリ2140が第1のLCコネクタアセンブリ2510に対して十分な力を加えた時、このような信号が、第2のLCコネクタアセンブリ2140がアダプタ2150内に十分な距離にわたって挿入されたことを示すようになっていてもよい。第2のLCコネクタアセンブリ2140の外側フェルール部分2117Bの対合端が第1のLCコネクタアセンブリ2510の外側フェルール部分2117Bの対合端と全く接触していないか又は又は所定の最小力によってしか接触していない時、第1のLCコネクタアセンブリ2510を通る光の放出が停止され、これによって、損傷を阻止し、エネルギーを節約することが可能になる。
【0189】
図31を参照すると、光アセンブリ2600は、第1のLCコネクタアセンブリ2510に代わって第1のLCコネクタアセンブリ2610及びセンサ2130に代わってセンサ2630を備えるという重要な点を除けば、光アセンブリ2500と実質的に同様である。第1のLCコネクタアセンブリ2610は、内側フェルール部分2517Aに代わって内側フェルール部分2617Aを備えるという重要な点を除けば、第1のLCコネクタアセンブリ2510と実質的に同様である。内側フェルール部分2617Aは、外側フェルール部分2117Bの一部を周方向に包囲し、フェルールアセンブリの一部を形成するものである。内側フェルール部分2517Aは、ハウジング装置2511の後面によって画定される開口2512を超えることなく後方に延びている。センサ2630は、内側フェルール部分2617Aの後面2615に延在するプローブアームである延長装置2631を備えるという重要な点を除けば、センサ2130と実質的に同様である。
【0190】
前述の他の例と同様、第1及び第2のLCコネクタアセンブリ2610,2140が互いに接触する前に、センサ2630の延長装置2631は、力センサの場合第1の力が延長装置2631によって力検知手段に加えられるように又は変位センサの場センサの力検知手段が第1の長さに延長されるように、内側フェルール部分2617Aの後面2615に接触されるとよい。このようにして、センサ2630は、第1の設定値に予設定される。代替的構成では、第1の設定値は、センサへの他の挙動によってもたらされてもよい。代替的構成では、センサ2630の第1の設定値は、延長装置2631と内側フェルール部分2617Aとの間の初期接触をもたらすことなく画定されてもよい。
【0191】
図31に示されるように、(光アセンブリ2600のアダプタ2150内への第2のLCコネクタアセンブリ2140の挿入及び第1及び第2のLCコネクタアセンブリ2610,2140の対向する外側フェルール部分2117Bの当接によって)内側フェルール部分2617Aが後方力を受けると、内側フェルール部分2617Aの後面2615がセンサ2630の延長装置2631に押圧される。その結果、第1及び第2のLCコネクタアセンブリ2610,2140が互いに接触する前の状態に対して、センサのプローブ又は他の力検知手段は、個々の構成に応じて、例えば、力センサの場合第1の力よりも大きい第2の力によって圧縮されることによって、又は変位センサの場合第1の長さよりも短い第2の長さに圧縮されることによって、第2の設定値に設定されることになる。
【0192】
センサ2630は、例えば、制限されないが、銅ワイヤであるとよいケーブル、例えば、ケーブル1735(図21参照)によって、論理回路、例えば、論理回路99に電気的に接続されているとよい。これによって、センサ2630のプローブ又は他の力検知手段が(最小力又は最小距離によってのみ規定されるとよい)所定の許容範囲内の力によって押圧されるか又は所定の許容範囲内の距離だけ移動すると、センサ2630は、センサ630,1530,1630,1730の構成のいずれかにおけるのと同じように作動し、第2のLCコネクタアセンブリ2140の外側フェルール部分2117Bの対合端が所定の最小力で第1のLCコネクタアセンブリ2610の外側フェルール部分2117Bの対合端と接触していることを示す信号をケーブルに沿って生成し、又はそのような信号の生成を停止する。いくつかの構成では、第2のLCコネクタアセンブリ2140が第1のLCコネクタアセンブリ2610に対して十分な力を加えた時、このような信号が、第2のLCコネクタアセンブリ2140がアダプタ2150内に十分な距離にわたって挿入されたことを示すようになっていてもよい。第2のLCコネクタアセンブリ2140の外側フェルール部分2117Bの対合端が第1のLCコネクタアセンブリ2610の外側フェルール部分2117Bの対合端と全く接触していないか又は又は所定の最小力によってしか接触していない時、第1のLCコネクタアセンブリ2610を通る光の放出が停止され、これによって、損傷を阻止し、エネルギーを節約することが可能になる。
【0193】
図32を参照すると、本明細書に開示される検出システムは、スイッチ又はセンサの作動によるか又は2つの電極間の導電性接触によるかどうかに関わらず、コネクタインターフェイス、例えば、コネクタアセンブリ2403を有する印刷回路基板24102を含むラインカード2401のようなネットワーク機器又はサーバ機器と併せて利用されるとよい。この例では、ラインカード2401は、コネクタアセンブリ2403内に挿入される対応する外部コネクタの存在を検知する(コネクタアセンブリ2403上の)スイッチ、センサ、又は導電製接点のいずれかを備えているとよい。このようにして、コネクタアセンブリ2403は、外部コネクタがコネクタアセンブリ内に挿入されていない時、光の放出を停止し、又は代替的に光を能動的に放出させることが可能になる。
【0194】
本明細書に記載される光アセンブリ、例えば、制限されないが、光アセンブリ1500,1600,1700,1800,1900,2000,2100,2200,2300,2400,2500,2500A,2600のいくつかの代替的構成では、対応するアダプタによって最初に受け入れられるコネクタアセンブリの1つ又は複数のフェルール部分は、ハウジングに対して平行移動しなくてもよい。すなわち、このようなコネクタアセンブリの1つ又は複数のフェルール部分の平行移動は、ハウジングの平行移動と同じであってもよい。本明細書に記載される光アセンブリ、例えば、制限されないが、光アセンブリ1500,1600,1700,1800,1900,2000,2100,2200,2300,2400,2500,2500A,2600のいくつかの代替的構成では、対応するアダプタによって次に受け入れられるコネクタアセンブリは、外力及びアダプタに最初に受け入れられたコネクタアセンブリによって加えられた力によって、アダプタ内の適所に保持されるとよい。従って、アダプタは、アダプタによって次に受け入れられたコネクタアセンブリ及びアダプタの長軸に沿った方向において、対応するアダプタに次に受け入れられたコネクタアセンブリの平行移動を制限する力を供給する必要がない。
【0195】
本明細書に開示される技術は、いくつかの形式のエネルギー伝搬コネクタ、例えば、制限されないが、データに対応する光信号を伝搬する光ファイバ及びデータに対応する電気エネルギーを伝搬する導電要素を保持するための光信号伝搬コネクタに用いられるとよいことを理解されたい。光信号伝搬コネクタは、例えば、制限されないが、LCコネクタ、SCコネクタ、MPOコネクタ、MTPコネクタ、FCコネクタ、STコネクタ、及びMUコネクタであるとよい。一般的な例として、本技術は、ファイバフェルール及びフェルールホルダー、例えば、本明細書において前述した外側及び内側フェルール部分、バネ又は弾性要素、例えば、本明細書において前述した弾性要素、ハウジング、例えば、本明細書において前述したハウジング、及びバネストッパ、例えば、本明細書において前述した弾性ストッパ要素を含むコネクタに用いられるとよい。
【0196】
本明細書に記載される開示は、本明細書に具体的に開示されているかどうかに関わらず、前述の特定の特徴の任意の可能な組合せを含むことを更に理解されたい。例えば、特定の特徴が、特定の態様、配置、構成、又は実施形態に関連して開示される場合、本技術の他の特定の態様、配置、構成、及び実施形態と組合せて及び/又は関連付けて、並びに本技術の一般概念内において、該特徴を可能な限り広く用いることができる。
【0197】
更に、特定の特徴を参照して本技術を説明してきたが、これらの特徴は、本技術の原理及び用途の単なる例示にすぎないことを理解されたい。従って、例示的実施形態に対して、数多くの修正、例えば、本明細書に記載される種々の特徴の大きさの変更がなされてもよいこと、及び本技術の精神及び範囲から逸脱することなく他の構成が考案されてもよいことを理解されたい。これに関連して、本技術は、以下の請求項に記載される具体的な特徴に加えて、数多くの付加的な特徴を包含するものである。更に、前述の開示は、制限というよりもむしろ例示を目的とすると見なされるべきである。何故なら、本技術は、以下の請求項によって規定されるからである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10A
図10B
図11
図12A
図12B
図12C
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図21A.21B】
図22
図22A
図23
図24
図25A.25B】
図26A.26B】
図27
図28
図29
図30
図31
図32