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  • 特許-スライス肉のトレー盛付装置 図1
  • 特許-スライス肉のトレー盛付装置 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-10
(45)【発行日】2022-03-18
(54)【発明の名称】スライス肉のトレー盛付装置
(51)【国際特許分類】
   B65B 43/52 20060101AFI20220311BHJP
   B65B 5/06 20060101ALI20220311BHJP
【FI】
B65B43/52 Z
B65B5/06
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2018043338
(22)【出願日】2018-03-09
(65)【公開番号】P2019156423
(43)【公開日】2019-09-19
【審査請求日】2021-02-26
(73)【特許権者】
【識別番号】000152815
【氏名又は名称】株式会社日本キャリア工業
(72)【発明者】
【氏名】越智 一志
(72)【発明者】
【氏名】牧野 伸司
(72)【発明者】
【氏名】浅井 裕司
【審査官】田中 一正
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-221028(JP,A)
【文献】特開2014-037047(JP,A)
【文献】特開2009-190852(JP,A)
【文献】実開昭58-106194(JP,U)
【文献】国際公開第2005/123513(WO,A1)
【文献】米国特許第6443292(US,B1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0118388(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65B 43/52
B65B 5/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
スライス肉を所定の間隔を保持した複数の条列とし、1パック分量ごとに区分けし横並びさせて移送するコンベヤと、
該コンベヤの走行方向に直交して、コンベヤの終端部における前記各条列に対応するスライス肉の盛付場所までトレーを移送するトレー移送手段を具備し、
前記各トレー内へ横並びさせたスライス肉ごとに同時に落下させて盛り付けるスライス肉のトレー盛付装置において、
スライス肉は横並びさせたスライス肉ごとに、幅寸法の変動に追随する少なくとも一つの外形的要素が、センサーを具備した制御手段によって予め設定された基準と比較され、その差が少ないスライス肉から順番に該スライス肉をトレーの移送方向における中央部に盛り付け可能な位置まで、対応するトレーを移送させるようになしたことを特徴とするスライス肉のトレー盛付装置。
【請求項2】
前記外形的要素がスライス肉の幅寸法であって、基準は盛付可能な最大のスライス肉の幅寸法であり、幅寸法の差が少ないスライス肉から順番に対応するトレーの中心位置を該スライス肉の中心位置に合致させるようになしたことを特徴とする請求項1に記載のスライス肉のトレー盛付装置。
【請求項3】
盛付場所付近には、それぞれのトレーを他のトレーの移送を妨げない位置まで退避させるトレー移送手段との係合離脱が可能な係脱手段が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のスライス肉のトレー盛付装置。
【請求項4】
前記係脱手段は、トレーを載置して昇降する昇降具であって、トレーを移送手段から離脱させ他のトレーの移送の支障とならない位置まで上昇させるものであることを特徴とする請求3に記載のスライス肉のトレー盛付装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、原料肉を食肉スライサーで薄切りしたスライス肉を販売用の小トレーに盛り付ける盛付装置に関するものであって、詳しくはコンベヤ上に複数条列で移送されるスライス肉の盛付装置に関する。
【背景技術】
【0002】
本発明に関連する従来のスライス肉のトレー盛付装置としては、例えば特許文献1に開示されたものがある。
この文献には、複数の食肉移送樋(肉箱に相当)が並列して設けられた食肉スライサーの食肉移送樋の出口から切り出されるスライス肉片が、出口に対向して設けられた回転体で受け取られて移送され、移送方向に対して直交する方向に移送されるトレーに盛り付けられる構成が記載されている。
【0003】
このような盛付装置に供される原料肉となる部分肉は、同一部位であっても大きさが一様でなく、スライスされる箇所によって変動する。盛り付けられるトレーは通常、部位ごとに少なくともスライス肉の移送方向に直交する方向(以下単にスライス肉の幅方向とする)においては同じサイズが用いられ、最大のスライス肉が収納可能なものとされる。
特に、幅方向の長さ(単に幅寸法とする)が短い場合においては、トレーに盛り付けられた際、一側に偏ると見映えが悪く商品価値が低下する。
従って、複数の肉箱から同時に切り出されるスライス肉をそれぞれに対応するトレーに盛り付ける際に、スライス肉の幅方向における中心位置(以下単にスライス肉の中心位置とする)をトレーの移送方向における中心位置(以下単にトレーの中心位置とする)に合致させるようにして、常にスライス肉をトレーの移送方向における中央部(以下単にトレーの中央部とする)に盛り付けてトレーの両端の空間を同じになるようにすることが望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2011-115931号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、前述のような課題に鑑み、食肉スライサーにおける複数の肉箱から同時に切り出されるスライス肉をそれぞれに対応するトレーに盛り付ける際に、常にスライス肉がトレーの中央部に盛り付けられて両端の空間が同じとなったバランスのよい盛付品が得られるスライス肉の盛付装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、スライス肉を所定の間隔を保持した複数の条列とし、1パック分量ごとに区分けし横並びさせて移送するコンベヤと、該コンベヤの走行方向に直交して、コンベヤの終端部における前記各条列に対応するスライス肉の盛付場所までトレーを移送するトレー移送手段を具備し、前記各トレー内へ横並びさせたスライス肉ごとに同時に落下させて盛り付けるスライス肉のトレー盛付装置において、スライス肉は横並びさせたスライス肉ごとに、幅寸法の変動に追随する少なくとも一つの外形的要素が、センサーを具備した制御手段によって予め設定された基準と比較され、その差が少ないスライス肉から順番に該スライス肉をトレーの移送方向における中央部に盛り付け可能な位置まで、対応するトレーを移送させるようになしたことを特徴とするスライス肉のトレー盛付装置とされる。
又、前記外形的要素がスライス肉の幅寸法であって、基準は盛付可能な最大のスライス肉の幅寸法であり、幅寸法の差が少ないスライス肉から順番に対応するトレーの中心位置を該スライス肉の中心位置に合致させるようにすることが好ましい。
【0007】
盛付場所付近には、それぞれのトレーを他のトレーの移送を妨げない位置まで退避させるトレー移送手段との係合離脱が可能な係脱手段が設けられていて、係脱手段は、トレーを載置して昇降する昇降具であって、トレーを移送手段から離脱させ他のトレーの移送の支障とならない位置まで上昇させるものであることが好ましい。
【発明の効果】
【0008】
食肉スライサーにおける複数の肉箱から同時に切り出されるスライス肉をそれぞれに対応するトレーに盛り付ける際に、常にスライス肉をトレーの中央部に盛り付けて両端の空間を同じになるようすることができるのでバランスのとれた見映えの良いスライス肉の盛付品が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明に係るスライス肉の盛付装置の実施例における要部を模式的に示す側面図である。
図2図1に示す盛付装置における正面からみた略図である。
図3図2におけるスライス肉のトレーへの盛付動作を段階的に示す略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明に係るスライス肉のトレー盛付装置は、スライサーから切り出されコンベヤで移送される牛や豚肉の部分肉のスライス肉を、コンベヤの終端部からコンベヤの走行方向に対し直交し且つ水平方向に移送される販売用の小トレーに100~1,000g程度ずつに小分けして盛り付ける盛付装置である。
実施例として図1に全体構成が模式的に示されるが、食肉スライサーに略同じ大きさの肉箱1が2基並列して一体的に設けられクランク機構2によって上下方向に揺動され、上動するとき肉箱1に保持された材料肉の先端部を肉箱の出口部を横断して張設された送出し方向に対して直交して走行する帯状刃3によってスライスし、切り出されるスライス肉mを刃物直下に設けられた回転体4の表面で受け取り中継ぎ位置まで移送する。
中継ぎ位置には中継ぎ片5が揺動自在に設けられていて、回転体4からスライス肉mを剥ぎ取って中継ぎ片5の先端に略中心位置を跨らせて支持させ2つ折りしながら移送用のコンベア6の始端部へ移載する。スライス肉mは1パック分量(1個のトレーに盛り付けられる量)ごとに、折り畳み線を前にして一部を積み重ねた鱗列状に並べられコンベヤ6の終端部まで移送される。
終端部下方のスライス肉落下位置には、移送されたスライス肉mが盛り付けられるトレー7が待機していて、スライス肉mがコンベヤ6の終端部から1パック分量ごとにトレー7内に落下し盛り付けられる構成である。
尚、本実施例においてはスライス肉mを中継ぎ位置で中心部付近から2つ折りとしたが、折り畳まないで切り出されたままの広げられた状態であってもよく、1パック分量の制約もない。
【0011】
肉箱1に載置される原料肉は、塊状の部位ごとの部分肉でありスライサーによって薄くスライスされ販売用の小トレーに盛り付けられて販売されるが、通常は部位ごとにまとめて加工される。盛り付けられるトレー7も同じ幅寸法とされ盛付量によっての長さ寸法のみが異なるものが使用される。
部分肉が刃物と相対移動してスライスされるが肉箱1に保持される部分肉は刃物による切断抵抗を受けて肉箱1の一側に押して付けられる。従って部分肉は押し付けられる側が基準となりスライス肉の幅寸法が変われば押し付けられる側に偏った状態で切り出される。
【0012】
次に、コンベヤ4の構成について説明する。
本実施例におけるコンベヤ6は、コンベヤ両側に設けられたコンベヤ側板(図示なし)に支持される複数のコンベヤローラー8、8・・に掛け回させたベルトコンベヤであって、コンベヤ6の終端部は、スライス肉mの落下位置で待機するトレー7内に、コンベヤ6で移送されてきた1パック分量のスライス肉mを横並びされた横1列分ごとに、姿勢を保持したまま同時に対応するそれぞれのトレー7、7に盛り付けるために、スライス肉mが終端部に達すれば、コンベヤ6の終端部を図1における仮想線から実線の状態に適宜手段で矢印の走行方向に沿って比較的急速に後退させてスライス肉mをトレー7内に落下させてから復帰する構成とされる。
【0013】
コンベヤ6の終端部におけるスライス肉mの補助搬送手段として、終端部におけるコンベヤ4の全幅に亘ってコンベヤ6表面に外周面を近接させて回転する中継ローラー9が設けられる。
中継ローラー9は、比較的小径であってコンベヤ終端部のスライス肉mが離れる位置付近に設けられ、コンベヤ6の走行方向に反して回転してスライス肉mを持ち回りさせないようコンベヤ周面から剥離し周面でトレー7内に誘導し落下させる。
【0014】
次にスライス肉mが盛り付けられるトレー7の移送手段について主に図2に基づいて説明する。
本発明においては、トレー7はコンベヤ6の走行方向に対し直交し且つ水平方向に走行するトレー7の移送手段で移送される構成であって、図2に示されるようにスライス肉mのトレー7への盛付場所付近の一側に積層された空トレーの貯留タンク10が斜設されていて、貯留タンク10の下方には積層トレーからトレー7を一個ずつ分離する分離手段11が設けられている。
【0015】
このトレーの移送手段には、トレー7の分離位置から反対側のコンベア側部までトレー7を水平方向に移送するように移送フレームに軸支されたトレーローラー12、12に掛け回された移送帯13にトレー7の背部に当接してトレー7を移送する複数の移送片14、14・・が取り付けられている。
【0016】
移送帯13が走行してトレー7が移送される先は、コンベヤ6の終端部の下方位置におけるコンベヤ6の終端部からのスライス肉mを落下させる盛付場所であって、各条列に対応するトレー7、7は、各肉箱1、1のスライス方向における中心位置と対応するそれぞれのトレーの中心位置が合致する間隔を保って移送されるように移送片14、14が配設されている。
盛付場所付近には、それぞれのトレー7、7を他のトレー7の移送を妨げない位置まで退避させるトレー移送手段との係合離脱が可能な係脱手段が設けられる。
本実施例における係脱手段は、トレー7を載置して昇降する昇降具15であり、トレー7が盛付場所にあるときに、トレー7を移送片14から離脱させて他のトレーの移送の支障とならない位置であってコンベヤ6に接近した位置(図2における仮想線表示)まで上昇させる。
昇降具15はトレーの両縁を支持して移送帯13の走行に支障とならずに昇降させるものでエアーシリンダーなどで構成される。
【0017】
本実施例においては、図2図3に示されるように略同じ大きさの肉箱1が2基並列して一体的に設けられていて、それぞれの肉箱1、1から切り出されるスライス肉m、mが2条列をなしてコンベヤ6で移送され、終端部におけるスライス肉mの盛付場所で、それぞれの条列に対応してトレー7、7が昇降具15、15によって昇降されるよう構成される。
【0018】
このような構成におけるスライス肉mのトレー7への盛付動作について主に図3に基づき説明する。
並列して一体的に設けられた略同じ大きさの2基の肉箱1、1は矢印方向に回転走行される帯状刃3に対して上下動可能とされ上動するときにスライス肉mが切り出され回転体4で受け取られ中継ぎ片5を介して略中心部から2つに折り畳まれてコンベヤ6の始端部に移送される。
スライスされる部分肉は、通常、同じ部位をまとめてスライスされるが同じロットにおいても個々の大きさに違いがあり、同一部分肉においてもスライスされる箇所によって幅寸法が変動する。例えば豚ロースの場合、通常リブロース側とサーロイン側とはスライスされた肉片の幅寸法が異なりサーロイン側がリブロース側より小さい。
【0019】
又、このような部分肉を肉箱1に保持させて端面から順次刃物でスライスする際に、部分肉は刃物による切断抵抗により一方に押し付けられる。
【0020】
一方、条列ごとのスライス肉mが盛り付けられるトレー7、7は移送帯13によって各肉箱1の中心位置に合致する間隔を保った状態で移送される。
【0021】
次に、通常の作業状態における動作について図3に基づき説明する。
図3には、並設された略同じ大きさの肉箱1、1から同時にスライス肉が切り出される状態であって、紙面に向かって左側はスライス可能な略最大の部分肉が、又右側にはやや小さめの部分肉がそれぞれスライスされる状態が模式的に示されている。
盛付可能な最大のスライス肉mが収容可能な内幅寸法を有したそれぞれの肉箱1、1から切り出され一部をずらせて1パック分の枚数が積み重ねられたスライス肉mがコンベヤ6で移送されて盛付場所に到達したときに、左側に示される肉箱1の略内幅寸法一杯の大きさの部分肉の場合は、スライス肉mの中心位置と対応するトレー7の中心位置とが略合致するのでそのまま盛り付けられる。
【0022】
これに対して右側に示される小さめの部分肉の場合において、肉箱1の右側に押し付けられて切り出されるスライス肉mの中心位置は肉箱1の中心位置よりCだけずれる。
このずれ量Cは、対応するトレーの中心位置とスライス肉mの中心位置とのずれ量でもあり、従ってこのままでトレー7に投入して盛り付けるとトレー7の一側に偏った状態となり反対側に隙間が生じアンバランスとなり見映えが悪い。
【0023】
そこで、本願においては、このような状態のときに次のように対応する。
先ず、それぞれの肉箱1、1から切り出されコンベヤ6で移送されたスライス肉mが盛付場所に達するまでのコンベヤ6の終端部近くに設けられたセンサー19で横並びされた横一列のスライス肉mごとに、本実施例において幅寸法の変動に追随する外的要素とするスライス肉mの幅寸法を同時に計測し、幅寸法から中心位置を演算させ、制御手段により予め設定された盛付可能な最大のスライス肉mの幅寸法から中心位置とのずれ量Cを算出させて、ずれ量Cが最も少なかった条列のスライス肉mの中心位置と対応するトレー7の中心位置が合致するように移送帯13でトレー7を移送させる。
本実施例においては、図3の左側に示される状態に相当し、本実施例では図示のとおり略最大の部分肉がスライスされている状態であり、ずれ量は認められない。従ってトレー7は盛付場所に合致したものとしてトレー7が昇降具15で上昇される。(図3の(ロ)の状態)
【0024】
次いで、図3における右側のトレー7を移送帯13によって、トレー7の中心位置をスライス肉mの中心位置に合致させる盛付場所まで調整送りさせる。(図3の(ハ)の状態)
このときは、左側のトレー7が、トレー7の移送帯13における移送片14との係脱手段である昇降具15で右側のトレー7を含む他のトレーの移送を妨げない位置まで上昇させられているので、左側のトレー7を置いたままで支障なく移送できる。
【0025】
次に右側のトレー7を上昇させ両方のトレー7、7が他のトレーの移送を妨げない位置であってコンベヤ6に接近すれば、コンベヤ6の終端部を後退させてスライス肉mを対応するそれぞれのトレー7、7内に同時に落下させて盛り付ける。(図3の(ニ)の状態)
その後、スライス肉mが盛り付けられたトレー7、7を下降させ機外に搬出する。
このような作動が連続して繰り返される。
【0026】
本実施例においては、スライス肉mの幅寸法の変動に追随して変動する外形的な要素としてスライス肉mの幅寸法とし幅寸法から中心位置を算出させたが、全体の形状から中心位置を検出させるようにしてもよく、或いはスライス肉mの反押し付けられる側の端面と肉箱1内壁とのずれ量であってもよく、要はスライス肉mの幅寸法が変動すれば追随して変動する要素であればよい。
【0027】
又、前述したように本実施例においては、複数個の肉箱1から一斉に切り出されるスライス肉mが、幅寸法が異なる場合に盛付可能な最大のスライス肉における幅寸法と差が少ないスライス肉から順番に対応するトレー7を調整移送して盛付場所まで到達させるが、その際、トレー7は移送帯13の移送方向のみの走行で対応できるので無理なく構成できる。
又、盛付場所に到ったトレー7は逐次昇降具15で他のトレー7の移送を妨げないコンベヤ6近くまで上昇されるのでコンベヤ6からのスライス肉mの受け取りが確実に行われる。
【0028】
このようにして複数の肉箱1から幅寸法が異なるスライス肉mが同時に切り出され、同一コンベヤ6上に移送されるスライス肉mのトレー盛付装置において、いずれのトレー7においても常にトレー7の中央にバランスよく盛り付けることができる。
本実施例は、略同じ大きさの肉箱1が2基並設されたものとしたが、肉箱1が3個以上であっても、ずれ量Cの少ない順番に同様の処理をすれば対応可能である。
【符号の説明】
【0029】
1 肉箱
6 コンベヤ
7 トレー
13 移送帯
15 昇降具
16 センサー
図1
図2
図3