(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-10
(45)【発行日】2022-03-18
(54)【発明の名称】プログラム、方法及びサーバ装置
(51)【国際特許分類】
A63F 13/79 20140101AFI20220311BHJP
A63F 13/45 20140101ALI20220311BHJP
A63F 13/53 20140101ALI20220311BHJP
A63F 13/69 20140101ALI20220311BHJP
A63F 13/847 20140101ALI20220311BHJP
【FI】
A63F13/79 520
A63F13/45
A63F13/53
A63F13/69 500
A63F13/847
(21)【出願番号】P 2020125628
(22)【出願日】2020-07-22
(62)【分割の表示】P 2019037635の分割
【原出願日】2013-05-30
【審査請求日】2020-07-22
(73)【特許権者】
【識別番号】504437801
【氏名又は名称】グリー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】230104019
【氏名又は名称】大野 聖二
(74)【代理人】
【識別番号】230112025
【氏名又は名称】小林 英了
(74)【代理人】
【識別番号】230117802
【氏名又は名称】大野 浩之
(74)【代理人】
【識別番号】230123124
【氏名又は名称】木村 広行
(74)【代理人】
【識別番号】100167933
【氏名又は名称】松野 知紘
(72)【発明者】
【氏名】跡部 裕彦
【審査官】鈴木 崇雅
(56)【参考文献】
【文献】特開2008-245987(JP,A)
【文献】BORDER BREAK Mobile 疾風のガンフロント,アプリFan ,株式会社コスミック出版,2013年06月10日,第1巻 第3号,第30、31頁
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 13/00-98
A63F 9/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のプレイヤが協力して対戦を行うゲームのプレイヤに用いられ得る1または複数のコンピュータを、
前記対戦の開始前に、前記複数のプレイヤのうちの他のプレイヤからの操作に基づいて、前記他のプレイヤからゲーム要素を付与される第1制御手段と、
その後に、前記複数のプレイヤと協力して前記対戦を行う第2制御手段と、
前記プレイヤに蓄積されたゲーム要素の数が所定値以上である場合には、所定イベントを実行可能であり、前記プレイヤに蓄積されたゲーム要素の数が所定値未満である場合には、前記所定イベントを実行可能でない第3制御手段と、として機能させ、
前記他のプレイヤから付与されることが可能なゲーム要素の数は、前記プレイヤに対して設定された第1所定数の範囲内であり、
前記所定イベントは前記プレイヤに蓄積されたゲーム要素の数に応じたものである、対戦ゲーム制御プログラム。
【請求項2】
所定期間内において前記他のプレイヤから付与されることが可能なゲーム要素の数は、前記他のプレイヤに対して設定された第2所定数の範囲内である、請求項1に記載の対戦ゲーム制御プログラム。
【請求項3】
複数のプレイヤが協力して対戦を行うゲームのプレイヤに用いられ得る1または複数のコンピュータを、
前記対戦の開始前に、前記複数のプレイヤのうちの他のプレイヤからの操作に基づいて、前記他のプレイヤからゲーム要素を付与される第1制御手段と、
その後に、前記複数のプレイヤと協力して前記対戦を行う第2制御手段と、
前記プレイヤに蓄積されたゲーム要素の数が所定値以上である場合には、所定イベントを実行可能であり、前記プレイヤに蓄積されたゲーム要素の数が所定値未満である場合には、前記所定イベントを実行可能でない第3制御手段と、として機能させ、
所定期間内において前記他のプレイヤから付与されることが可能なゲーム要素の数は、前記他のプレイヤに対して設定された第2所定数の範囲内であり、
前記所定イベントは前記プレイヤに蓄積されたゲーム要素の数に応じたものである、対戦ゲーム制御プログラム。
【請求項4】
前記他のプレイヤから付与されることが可能なゲーム要素の数は、前記プレイヤに対して設定された第1所定数の範囲内である、請求項3に記載の対戦ゲーム制御プログラム。
【請求項5】
前記所定イベントは、前記対戦において実行可能である、請求項1乃至4のいずれかに記載の対戦ゲーム制御プログラム。
【請求項6】
前記所定イベントは前記複数のプレイヤが利益を共有できるものである、請求項1乃至5のいずれかに記載の対戦ゲーム制御プログラム。
【請求項7】
前記所定イベントは攻撃力を大きくすること、防御力を大きくすること、及びダメージを回復させることのうちの少なくとも1つである、請求項1乃至6のいずれかに記載の対戦ゲーム制御プログラム。
【請求項8】
前記対戦ゲーム制御プログラムは、
前記1または複数のコンピュータを、
前記所定イベントに関するパラメータを含む画面をディスプレイに表示させる第4制御手段と、として機能させる、請求項1乃至7のいずれかに記載の対戦ゲーム制御プログラム。
【請求項9】
前記対戦ゲーム制御プログラムは、
前記1または複数のコンピュータを、
前記複数のプレイヤのうちの少なくとも一部に関する情報と、前記プレイヤに蓄積された前記ゲーム要素の数を認識可能な情報と、を含む画面を表示する第5制御手段と、として機能させる、請求項1乃至8のいずれかに記載の対戦ゲーム制御プログラム。
【請求項10】
複数のプレイヤが協力して対戦を行うゲームのプレイヤに用いられ得る1または複数のコンピュータにおける対戦ゲーム制御方法であって、
前記対戦の開始前に、前記複数のプレイヤのうちの他のプレイヤからの操作に基づいて、前記他のプレイヤからゲーム要素を付与されることと、
その後に、前記複数のプレイヤと協力して前記対戦を行うことと、
前記プレイヤに蓄積されたゲーム要素の数が所定値以上である場合には、所定イベントを実行可能であり、前記プレイヤに蓄積されたゲーム要素の数が所定値未満である場合には、前記所定イベントを実行可能でないことと、を備え、
前記他のプレイヤから付与されることが可能なゲーム要素の数は、前記プレイヤに対して設定された第1所定数の範囲内であり、
前記所定イベントは前記プレイヤに蓄積されたゲーム要素の数に応じたものである、対戦ゲーム制御方法。
【請求項11】
複数のプレイヤが協力して対戦を行うゲームのプレイヤに用いられ得る1または複数のコンピュータにおける対戦ゲーム制御方法であって、
前記対戦の開始前に、前記複数のプレイヤのうちの他のプレイヤからの操作に基づいて、前記他のプレイヤからゲーム要素を付与されることと、
その後に、前記複数のプレイヤと協力して前記対戦を行うことと、
前記プレイヤに蓄積されたゲーム要素の数が所定値以上である場合には、所定イベントを実行可能であり、前記プレイヤに蓄積されたゲーム要素の数が所定値未満である場合には、前記所定イベントを実行可能でないことと、を備え、
所定期間内において前記他のプレイヤから付与されることが可能なゲーム要素の数は、前記他のプレイヤに対して設定された第2所定数の範囲内であり、
前記所定イベントは前記プレイヤに蓄積されたゲーム要素の数に応じたものである、対戦ゲーム制御方法。
【請求項12】
複数のプレイヤが協力して対戦を行うゲームの制御システムであって、
前記対戦の開始前に、前記複数のプレイヤのうちの他のプレイヤからの操作に基づいて、前記他のプレイヤからゲーム要素を付与される第1制御手段と、
その後に、前記複数のプレイヤと協力して前記対戦を行う第2制御手段と、
前記プレイヤに蓄積されたゲーム要素の数が所定値以上である場合には、所定イベントを実行可能であり、前記プレイヤに蓄積されたゲーム要素の数が所定値未満である場合には、前記所定イベントを実行可能でない第3制御手段と、とを備え、
前記他のプレイヤから付与されることが可能なゲーム要素の数は、前記プレイヤに対して設定された第1所定数の範囲内であり、
前記所定イベントは前記プレイヤに蓄積されたゲーム要素の数に応じたものである、対戦ゲーム制御システム。
【請求項13】
複数のプレイヤが協力して対戦を行うゲームの制御システムであって、
前記対戦の開始前に、前記複数のプレイヤのうちの他のプレイヤからの操作に基づいて、前記他のプレイヤからゲーム要素を付与される第1制御手段と、
その後に、前記複数のプレイヤと協力して前記対戦を行う第2制御手段と、
前記プレイヤに蓄積されたゲーム要素の数が所定値以上である場合には、所定イベントを実行可能であり、前記プレイヤに蓄積されたゲーム要素の数が所定値未満である場合には、前記所定イベントを実行可能でない第3制御手段と、を備え、
所定期間内において前記他のプレイヤから付与されることが可能なゲーム要素の数は、前記他のプレイヤに対して設定された第2所定数の範囲内であり、
前記所定イベントは前記プレイヤに蓄積されたゲーム要素の数に応じたものである、対戦ゲームシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム、方法及びサーバ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
プレイヤ間で対戦したり、プレイヤ同士で協力しながらプレイするオンラインゲーム(
以下、ソーシャルゲームという。)において、ゲームの興趣性を高めるためには、プレイ
ヤ間の交流を活性化させるための仕組みを設けることが重要となる。例えば、プレイヤ間
の交流を活性化させるための仕組みとして、複数のプレイヤと協力し、ゲーム中に遭遇す
る敵と対戦を行うレイドバトルが知られている(特許文献1参照)。また、プレイヤ間の
交流を活性化させるための他の仕組みとして、プレイヤ間でポイントを与え合い、プレイ
ヤは蓄積したポイントと引き換えにアイテムを取得可能とする仕組みを設けることも可能
である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、ソーシャルゲームなどのゲームにおいて、上記の仕組みに加えてさらに
プレイヤ間の交流を活性化させるための仕組みへの要請がある。例えば、上記のレイドバ
トルそのものを活性化させる仕組みを設けることで、プレイヤ間の交流をさらに活性化さ
せることができる余地がある。また、プレイヤ間でポイントを与え合う場合において、ポ
イントを受け取ったプレイヤだけでなく、ポイントを与えたプレイヤに対しても対戦にお
いて享受できる利益を与えることで、プレイヤ間のポイントを与え合いが活性化し、その
結果、プレイヤ間の交流をさらに活性化できる余地がある。
【0005】
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、ゲームのプレイヤ間の交流を
より活性化させるための技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るプログラムは、コンピュータを、ゲームにおける各プレイヤに対して、他
のプレイヤからの指示に応じて提供されたポイントを記憶する記憶手段、複数のプレイヤ
のキャラクタのグループと敵キャラクタとの対戦において、一のプレイヤからの指示に応
じて、当該プレイヤに対して提供された前記ポイントに応じたイベントを実行するように
制御する制御手段として機能させることを特徴とする。
【0007】
本発明に係る方法は、ゲームにおける各プレイヤに対して、他のプレイヤからの指示に
応じて提供されたポイントを記憶する記憶手段と、制御手段とを備えたサーバ装置におい
て実施される方法であって、前記制御部が、複数のプレイヤのキャラクタのグループと敵
キャラクタとの対戦において、一のプレイヤからの指示に応じて、当該プレイヤに対して
提供された前記ポイントに応じたイベントを実行するように制御するステップを備えたこ
とを特徴とする。
【0008】
本発明に係るサーバ装置は、ゲームにおける各プレイヤに対して、他のプレイヤからの
指示に応じて提供されたポイントを記憶する記憶手段と、複数のプレイヤのキャラクタの
グループと敵キャラクタとの対戦において、一のプレイヤからの指示に応じて、当該プレ
イヤに対して提供された前記ポイントに応じたイベントを実行するように制御する制御手
段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
また、本発明のプログラムは、CD-ROM等の光学ディスク、磁気ディスク、半導体
メモリなどの各種の記録媒体を通じて、又は通信ネットワークなどを介してダウンロード
することにより、コンピュータにインストール又はロードすることができる。
【0010】
また、本明細書等において、「部」とは、単に物理的構成を意味するものではなく、そ
の構成が有する機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、1つの構成が有
する機能が2つ以上の物理的構成により実現されても、2つ以上の構成の機能が1つの物
理的構成により実現されてもよい。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、ゲームのプレイヤ間の交流をより活性化させるための技術を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】一実施形態におけるゲームシステムの構成を示す概念図である。
【
図2】一実施形態におけるサーバ装置の構成を示すブロック図である。
【
図3】一実施形態におけるサーバ装置に記憶された情報を示すブロック図である。
【
図4】一実施形態におけるゲームフローを示す概念図である。
【
図5】一実施形態において、サーバ装置に記憶された情報の例を示す図である。
【
図6】一実施形態におけるプレイヤ間のポイントの提供の例を説明するための概念図である。
【
図7】一実施形態においてサーバ装置で実施される処理を示すフローチャートである。
【
図8】一実施形態における端末装置の構成を示すブロック図である。
【
図9】一実施形態において端末装置に表示される画面の例を示す概念図である。
【
図10】一実施形態において端末装置に表示される画面の例を示す概念図である。
【
図11】一実施形態において端末装置に表示される画面の例を示す概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。ただし、発明の
範囲をこれらに限定するものではない。
【0014】
図1を参照して、一実施形態に係るゲームシステムの構成について説明する。ゲームシ
ステム1は、サーバ装置10及び端末装置20などの情報処理装置を主に備える。サーバ
装置10と複数の端末装置20は、ネットワークNを介して相互に通信することができる
。なお、
図1には、3つの端末装置20が記載されているが、サーバ装置10と通信可能
な端末装置20の数は、任意である。
【0015】
ネットワークNは、サーバ装置10と端末装置20との間で情報を送受信するための通
信回線である。例えば、インターネット、LAN、専用線、パケット通信網、電話回線、
企業内ネットワーク、その他の通信回線、それらの組み合わせ等のいずれであってもよく
、有線であるか無線であるかを問わない。
【0016】
サーバ装置10は、ネットワークNを介して端末装置20と通信を行うことによって、
端末装置20のユーザが端末装置20を操作することによってプレイヤとしてプレイ可能
なゲームを提供する。サーバ装置10は、例えば、端末装置20のユーザがプレイヤとし
て操作するゲーム上のキャラクタ(以下、プレイヤキャラクタともいう。)が他の端末装
置20のユーザがプレイヤとして操作するキャラクタ(以下、他のプレイヤキャラクタと
もいう。)と対戦、又は他のプレイヤキャラクタと協力して敵のキャラクタと対戦しなが
らゲームを進行する対戦ゲームを提供する。なお、1人のプレイヤは、複数のプレイヤキ
ャラクタを操作することができる。このように1人のプレイヤが操作可能な複数のプレイ
ヤキャラクタ群をデッキと呼ぶ。
[サーバ装置の構成及び動作]
【0017】
図2を参照して、サーバ装置10の概略構成の例を説明する。サーバ装置10は、構成
として、制御部11、通信部14、記憶部15、表示部16、及び操作部17を主に備え
る。制御部11は、CPU(Central Processing Unit)12及
びメモリ13を主に備えて構成される。
【0018】
サーバ装置10は、専用又は汎用のサーバ・コンピュータなどの情報処理装置を用いて
構成することができ、例えば、CPU12がメモリ13等に格納された所定のプログラム
を実行することにより、各種の機能実現手段として機能する。なお、サーバ装置10は、
単一の装置により構成されるものであっても、ネットワーク上に分散した複数の装置によ
り構成されるものであってもよい。
【0019】
制御部11では、CPU12は、記憶部15等に記憶されたプログラムをメモリ13に
展開して実行することにより、サーバ装置10が備える各種構成の動作を制御し、また、
各種処理の実行を制御する。制御部11において実行される処理の詳細は後述する。
【0020】
通信部14は、ネットワークNを介して他の情報処理装置と通信するための通信インタ
フェースである。通信部14は、例えば、ゲーム情報又はユーザによる操作情報の送受信
を行う。
【0021】
記憶部15は、ハードディスク等の記憶装置によって構成される。記憶部15は、制御
部11における処理の実行に必要な各種プログラムや各種の情報を記憶する。記憶部15
に記憶されている情報の具体例については後述する。
【0022】
表示部16は、制御部11による処理結果などの各種情報を表示する表示装置である。
表示部16は、液晶や有機ELなどの部材を用いて構成される。
【0023】
操作部17は、サーバ装置10に対する操作を受け付けるためのユーザインタフェース
である。操作部17は、キーボード、マウス、操作キー、タッチパネル、スタイラスなど
の入力装置によって構成される。
【0024】
次に、
図3を参照して、一実施形態に係るサーバ装置10の記憶部15に記憶された情
報の一例を説明する。記憶部15は、ゲーム制御プログラム111、フレンド管理プログ
ラム112、ポイント管理プログラム113、イベント実行制御プログラム114、及び
データベース120を主に記憶している。これらのプログラムは、例えば、制御部11に
おいて、CPU12により、メモリ13に展開して実行され、各種の機能が実現される。
【0025】
ゲーム制御プログラム111は、ゲームのプレイヤによる端末装置20の操作及び予め
設定されたゲームフローに従ってゲームの進行を制御する処理を行うためのプログラムで
ある。
【0026】
図4を参照して、一実施形態において予め設定されたゲームフローの例として、対戦型
のソーシャルゲームのゲームフローの例の概略を説明する。まず、プレイヤキャラクタは
、ゲームのプレイヤ(すなわち、端末装置20のユーザ)による端末装置の20の操作に
応じてクエストを開始し、クエスト中において遭遇した各種の敵キャラクタと対戦を行う
。クエストとは、プレイヤキャラクタに対してゲーム中に課される課題(例えば、対戦型
のゲームにおいて予め設定された種類及び数のキャラクタを倒すこと)である。このクエ
ストにおける対戦において、プレイヤキャラクタは、対戦相手であるキャラクタ(以下、
敵キャラクタという。)に対して攻撃を行うことができ、また、敵キャラクタからの攻撃
を受ける。プレイヤキャラクタは、敵キャラクタを倒したことと引き換えに、各種アイテ
ムを取得する。
【0027】
また、対戦には、プレイヤキャラクタが他のプレイヤキャラクタと協力して敵キャラク
タと対戦を行うレイド戦が含まれる。レイド戦の敵であるレイドボスは、通常、1人のプ
レイヤキャラクタで倒すことは困難であり、プレイヤに対して予め登録された1人又は複
数人の他のプレイヤキャラクタ(以下、フレンドという。)が協力して戦うことで倒すこ
とができる。協力の仕方の一例としては、あるプレイヤキャラクタがレイドボスと遭遇し
た場合に、他のプレイヤキャラクタ(フレンド)に応援を要請し、その要請に応じた他の
プレイヤキャラクタとあらかじめ設定された一定時間内に非同期にレイドボスに攻撃する
。なお、ゲームの通常のシナリオがクエストであり、レイドボスに遭遇した場合、シナリ
オが分岐してレイド戦が行われる。レイド戦で敵キャラクタを倒すと、その対戦に参加し
ていたプレイヤキャラクタの全員が、倒した敵キャラクタに応じた各種のアイテムを取得
することができる。
【0028】
さらに、プレイヤキャラクタは、フレンドである他のプレイヤから予め受け取っていた
ポイントの蓄積量(チャージ量)に応じて、レイド戦においてのみ実行可能な各種のイベ
ントを実行することができる。このイベントとして、例えば、プレイヤキャラクタは、レ
イド戦における敵キャラクタに対して、ポイントのチャージ量に応じた威力の攻撃を行う
ことができる。イベントの他の例として、イベントを実行したプレイヤキャラクタと、当
該プレイヤキャラクタと共にレイド戦に協力関係を持って参加している他のプレイヤキャ
ラクタの防御力をアップさせることもできる。イベントは、その他各種のものが考えられ
、1つのレイド戦において同じ敵キャラクタと対戦している複数のプレイヤキャラクタが
利益を共有できるものであればどのようなものであっても良い。なお、プレイヤキャラク
タから他のプレイヤキャラクタへのポイントの提供は、ゲーム中の所定のタイミングで行
うことができる。例えば、レイド戦開始前の任意のタイミングで行うことができるという
仕様にすることで、レイド戦開始前にプレイヤ間で関係性を構築することを可能にする。
【0029】
図3の説明に戻る。フレンド管理プログラム112は、各プレイヤのフレンドの登録の
管理を行うプログラムである。具体的には、フレンド管理プログラム112は、例えば、
プレイヤキャラクタAを操作する端末装置20からプレイヤキャラクタBに対するフレン
ド申請を受け付けた場合、プレイヤキャラクタBを操作する端末装置20に対して当該フ
レンド申請の情報を送信する。フレンド管理プログラム112は、その後、プレイヤキャ
ラクタBを操作する端末装置20から当該フレンド申請に対する承認の指示を受信したと
きに、プレイヤキャラクタAとプレイヤキャラクタBとの間の関係をフレンドとして登録
し、登録したフレンドの情報をデータベース120に記憶する。さらに、フレンド管理プ
ログラム112は、フレンド登録を抹消する指示を端末装置20から受けた場合、フレン
ド登録を抹消するようにデータベース120に記憶された情報を更新する。
【0030】
図5(A)は、データベース120に記憶された情報のうち、プレイヤに対して登録さ
れたフレンドの情報の例を示している。この例では、フレンドの情報は、プレイヤキャラ
クタを操作するプレイヤの識別情報(プレイヤID)と、該当するプレイヤに対してフレ
ンドとして登録されている複数のプレイヤのそれぞれの識別情報(フレンド1~4)とを
含む。なお、一人のプレイヤに対して登録可能なフレンドの数は任意に設定することがで
きる。例えば、プレイヤのレベル(これまで倒してきた敵キャラクタやゲームのプレイ量
等に応じて加算される値)に応じて当該プレイヤに対して登録可能なフレンドの数を設定
しても良い。例えば、プレイヤのレベルが上昇するに伴い、登録可能なフレンドの数を増
加させるとしても良い。プレイヤのレベルは、あらかじめ設定されたルールに沿ってゲー
ムの進行と共に上昇していくものである。
【0031】
ポイント管理プログラム113は、ゲームにおける各プレイヤに対して他のプレイヤか
らの指示に応じて提供され蓄積されるポイントの管理を行うプログラムである。なお、ポ
イントは、各プレイヤに対して提供され蓄積されても良い(以下、同様。)。ポイント管
理プログラム113は、各プレイヤに対して提供されたポイントの蓄積量(チャージ量)
の情報をデータベース120に記憶する。なお、プレイヤは、フレンドであるプレイヤに
対してのみポイントを与えることができる。プレイヤが所定の期間内にフレンドに対して
提供できるポイントの量、及び提供されたポイントを蓄積できる量は、所定値以内に制限
されている。この制限の値(上限値)は、例えば、プレイヤの経験値レベルに応じて設定
されうる。さらに、プレイヤが1人のフレンドに対して所定の期間内に提供可能なポイン
ト数も所定の量に制限されている。
【0032】
図6を参照して、ポイント管理プログラム113によって管理されるプレイヤ間のポイ
ントの提供の例を説明する。同図に示すように、例えば、プレイヤのレベルが10である
ときは1日に30ポイントをフレンドに提供できるように設定されうる。また、例えば、
1人のプレイヤは、1日に1人のフレンドに対して1ポイントを提供できるように設定さ
れうる。このとき、あるプレイヤがフレンドに対して1日に30ポイントを提供可能であ
るため、当該プレイヤは1日に30人のフレンドに対してポイントを付与可能になる。
【0033】
図5(B)は、データベース120に記憶された情報のうち、プレイヤの情報と関連付
けられて記憶されたポイントのチャージ量の情報の例を示している。この例では、プレイ
ヤの情報は、プレイヤキャラクタを操作するプレイヤの識別情報(プレイヤID)、プレ
イヤのレベルの情報(レベル)、プレイヤが保有するポイントのチャージ量(ポイントチ
ャージ量)、保有可能なポイントの上限値(ポイントチャージ上限)、プレイヤが所定期
間内(例えば、1日)にフレンドに付与可能なポイント数の上限値(付与ポイント上限)
、フレンドとして登録可能な他のプレイヤの数の上限値(フレンド上限)を含む。なお、
付与ポイント上限は、フレンド上限よりも少なく設定されていることが望ましい。付与ポ
イント上限をそのように設定することによって、プレイヤは、フレンドの全てではなく、
一部にのみポイントを付与できることになる。その結果、ポイントの価値が向上する。
【0034】
図3の説明に戻る。イベント実行制御プログラム114は、複数のプレイヤのキャラク
タのグループと敵キャラクタとの対戦(レイド戦)において、端末装置20を介したプレ
イヤからの指示に応じて、当該プレイヤのキャラクタに対して蓄積されたポイントに応じ
たイベントの実行を制御するプログラムである。具体的には、イベント実行制御プログラ
ム114は、レイド戦において、当該レイド戦に参加している一のプレイヤからの指示を
受けたときにデータベース120に記憶されたポイント情報を参照し、当該プレイヤのキ
ャラクタに対して蓄積されたポイントに応じたイベントを実行するように制御する。また
、イベントは、ポイントの蓄積量が所定値(例えば、5ポイント)以上である場合に実行
可能であるように制限されても良い。イベントを実行すると、蓄積されていたポイントの
全て(又は一部)が消失する。また、イベントはポイントの蓄積量が所定値以上である場
合に実行可能であると共に、所定値からのポイントの加算量に応じてイベントの大きさが
変化するとしても良い。即ち、5ポイントの場合のイベントの大きさ(攻撃力などのパラ
メータ)は、6ポイントの場合のイベントの大きさよりも小さい。このような構成にする
ことで、ポイントを収集するモチベーションを向上させることができる。
【0035】
イベントとして例えば、上述したように、プレイヤのキャラクタは、レイド戦における
敵キャラクタに対して、ポイントのチャージ量に応じた威力の攻撃を行うことができる。
すなわち、ポイントのチャージ量が多いほど、敵キャラクタに対して威力の大きい攻撃を
行うことができる。イベントの他の例として、イベントを実行したプレイヤのキャラクタ
と、当該プレイヤのキャラクタと共にレイド戦に協力関係を持って参加している他のプレ
イヤのキャラクタの防御力をアップさせることやダメージを回復させることもできる。イ
ベントは、その他各種のものが考えられ、1つのレイド戦において同じ敵キャラクタと対
戦している複数のプレイヤのキャラクタが利益を共有できるものであればどのようなもの
であっても良い。
【0036】
このようにイベント実行制御プログラム114は、レイド戦においてのみ実行可能なイ
ベントの実行を制御するため、プレイヤがレイド戦でプレイする意欲を掻き立てることが
できる。すなわち、プレイヤが1人では攻略できない強い敵に遭遇した場合であっても、
その遭遇前のフレンドとの交流の頻度が高ければ(すなわち、多くのポイントをフレンド
から得ていれば)、その頻度に比例して敵キャラクタを討伐することができる確度が上昇
するため、レイド戦へ挑戦するモチベーションの向上につながり、さらにはゲームの継続
や攻略の意欲を担保することができる。また、このような構成にすることで、他のプレイ
ヤのポイント取得状況を把握しながらゲームをプレイし、複数のプレイヤがお互いに溜ま
ったポイントを持ち寄り敵キャラクタの討伐に挑戦する事によって、より効率よく良い結
果(討伐の成功)を得る方法を全プレイヤに与える事ができる。
【0037】
さらに、イベントの実行により生じる結果は、レイド戦に参加している全てのプレイヤ
間で共有されるため、プレイヤはフレンドに対してポイントを提供しようという意欲が向
上する。その結果、ポイントの提供によるプレイヤ間の交流が活性化される。また、この
ようなプレイヤ間の交流の頻度とプレイヤ間で共有できる結果および報酬とを関連付ける
ことにより、単にレイド戦に参加する従来の仕様よりもプレイヤ間の一体感を向上させる
ことができる。
【0038】
データベース120は、サーバ装置10において実行される上記の処理に必要な情報、
及び当該処理により生成された情報など、各種情報を記憶する。データベース120は、
例えば、上述したポイント情報及びフレンド情報を記憶している。
【0039】
次に、
図7を参照して、サーバ装置10において実行されるイベントに関係する処理の
フローの例を説明する。なお、以下に説明する処理フローに含まれる各処理ステップは、
処理内容に矛盾を生じない範囲で、任意に順番を変更して又は並列に実行することができ
るとともに、各処理ステップ間に他のステップを追加してもよい。また、便宜上1ステッ
プとして記載されているステップは、複数ステップに分けて実行することができる一方、
便宜上複数ステップに分けて記載されているものは、1ステップとして把握することがで
きる。
【0040】
まず、ステップS11において、制御部11は、プレイヤがクエストでのプレイ中にレ
イドボスに遭遇したか否かの判断を行い、遭遇したと判断された場合、レイド戦の処理を
開始し、処理はステップS12へ進む。
【0041】
ステップS12において、制御部11は、プレイヤがイベントを実行可能であるか否か
を判断する。イベントを実行可能であるか否かの判断を行うために、制御部11は、例え
ば、データベース120に記憶されたプレイヤの情報と対応付けられて記憶されたポイン
トのチャージ量を参照し、当該チャージ量が所定値(例えば、5ポイント)以上である場
合にイベントを実行可能であると判断する。実行可能でないと判断された場合(ステップ
S12のNo)、処理は終了し、実行可能であると判断された場合(ステップS12のY
es)、処理はステップS13に進む。
【0042】
このようにポイントのチャージ量が所定値以上でなければイベントを実行できないため
、プレイヤはポイントを重要なものであると認識するようになる。そのため、プレイヤは
、ポイントをくれた他のプレイヤに対して好意を抱くようになり、そのプレイヤに対して
もポイントを与えようと考えうる。その結果、プレイヤ間の交流が活性化される。
【0043】
ステップS13において、制御部11は、プレイヤから端末装置20を介してイベント
の実行が指示されたか否かを判断する。
【0044】
イベントの実行が指示された場合(ステップS13のYes)、制御部11は、プレイ
ヤのキャラクタに対して蓄積されたポイント(チャージ量)に応じたイベントを実行する
(ステップS14)。イベントを実行後、処理は終了する。また、イベントの実行が指示
されなかった場合(ステップS13のNo)、処理はステップS15に進む。
【0045】
ステップS15において、制御部11は、対戦が終了しているか否かを判断する。対戦
が終了していない場合(ステップS15のNo)、処理はステップS13へ進み、対戦が
終了している場合(ステップS15のYes)、処理は終了する。イベントについての詳
細は上述したとおりである。
【0046】
以上のように本実施形態によれば、レイド戦においてのみ実行可能なイベントが設けら
れているため、レイド戦のプレイが促進されることが期待でき、ゲームにおけるプレイヤ
間の交流を活性化することができる。
【0047】
また、本実施形態によれば、ポイントのチャージ量が所定値以上でなければイベントを
実行できないため(または、ポイントのチャージ量が低ければ、イベントの実行による効
果も低いため)、プレイヤはポイントを重要なものであると認識するようになると考えら
れる。そのため、プレイヤは、ポイントをくれた他のプレイヤに対して好意を抱くように
なり、そのプレイヤに対してもポイントを与えようと考えうる。その結果、ポイントの授
受によってプレイヤ間で信頼関係(人間関係)を構築することができる。人間関係が構築
されれば、レイド戦を行っているフレンドに気づいたプレイヤは、そのフレンドに協力す
るためにレイド戦に参加し、イベントを実行するなど、プレイヤ間の交流が活性化されう
る。
【0048】
また、本実施形態によれば、イベントの実行により生じる結果は、レイド戦に参加して
いる全てのプレイヤ間で共有される。例えば、イベントとしてのレイドボスへの攻撃は、
レイド戦に参加している全てのプレイヤにとっての利益となる。このようにイベントの実
行による生じる結果をレイド戦に参加しているプレイヤ間で共有することによって、プレ
イヤ間に仲間意識が生まれ、プレイヤ間の交流が活性化されうる。
【0049】
さらに、イベントの実行により生じる結果は、レイド戦に参加している全てのプレイヤ
間で共有されるため、プレイヤはフレンドに対してポイントを提供しようという意欲が向
上する。その結果、ポイントの提供によるプレイヤ間の交流が活性化される。
【0050】
[端末装置の構成及び動作]
図8を参照して、端末装置20の概略構成の例を説明する。端末装置20は、構成とし
て、制御部21、通信部24、記憶部25、表示部26、及び操作部27を主に備える。
制御部21は、CPU22及びメモリ23を主に備えて構成される。
【0051】
端末装置20は、携帯電話機(スマートフォンを含む)、タブレット端末、パーソナル
コンピュータなどの情報端末を適用することができる。端末装置20は、例えば、CPU
22がメモリ23等に格納された各種のプログラムを実行することにより、各種の機能実
現手段として機能する。
【0052】
制御部21では、CPU22は、記憶部25等に記憶されたプログラムをメモリ23に
展開して実行することにより、端末装置20が備える各種構成の動作を制御し、また、各
種処理の実行を制御する。制御部21において実行される処理の例は後述する。
【0053】
通信部24は、ネットワークNを介して他の情報処理装置と通信するための通信インタ
フェースである。通信部24は、例えば、ゲーム情報又はユーザによる操作情報の送受信
を行う。
【0054】
記憶部25は、ハードディスク等の記憶装置によって構成される。記憶部25は、制御
部21における処理の実行に必要な各種プログラムや各種の情報を記憶する。記憶部25
は、例えば、ゲーム制御プログラム251を記憶している。ゲーム制御プログラム251
は、ゲームのプレイヤによる端末装置20の操作及び予め設定されたゲームフローに従っ
てゲームの進行を制御する処理を行うためのプログラムである。
【0055】
表示部26は、制御部21による処理結果などの各種情報を表示する表示装置である。
表示部26は、液晶や有機ELなどの部材を用いて構成される。
【0056】
操作部27は、端末装置20に対する操作を受け付けるためのユーザインタフェースで
ある。操作部27は、キーボード、マウス、操作キー、タッチパネル、スタイラスなどの
入力装置によって構成される。
【0057】
次に、
図9から
図11を参照して、端末装置20の動作について説明する。
図9は、プレイヤがポイントのチャージ量を確認する際、及びポイントをフレンドへ付
与する際に端末装置20の表示部26に表示される操作画面の例を示している。
図9の例
では、上段(91)にプレイヤのポイントチャージ量が表示され、下段(92)にプレイ
ヤとフレンド関係にあるプレイヤへのポイント付与ステータスが表示されている。上段に
示すようにチャージ量(93)を示すアイコンが全部で10個表示されており、ポイント
のチャージ量の上限が10であることを示している。また、色が反転しているアイコン(
931)は、現在のチャージ量を示し、
図9の例ではチャージ量が6であることが示され
ている。チャージ量を示すアイコン(931)の1つが、フレンドからの1ポイントを示
すとしても良いし、所定数のポイントに対応するとしても良い。またチャージ量の上限は
、プレイヤのフレンド数に比例するとしても良い。この例では、ポイントのチャージ量の
アイコンで表示するとしたが、チャージ量の表示の仕方はこの形態に限定されることはな
く、例えばメーターなどの別の表示形態でも良い。また、
図9には図示していないが、ポ
イントチャージ量の表示と共にイベントが実行可能であるか否かを示す表示をつけても良
い。すなわち、チャージ量が所定値以上である場合には、イベントが実行であるという表
示をする。また、ポイントチャージ量の表示と共にイベントに関するパラメータ表示して
も良い。例えば、イベントとして攻撃を行う場合には、その攻撃力のパラメータを表示し
ても良い。
【0058】
下段(92)に示すようにプレイヤのキャラクタのフレンドのリスト(94)が表示さ
れており、各フレンドリストの隣に表示されるアイコン(95)をタップすることでその
フレンドにポイントを付与することができる。また、各フレンドに対して、ポイントを付
与可能である(送信可能)か不可能である(送信済み)かを示すステータス表示(96)
が示されている。また、ステータス表示(96)がポイントの付与が不可能である場合に
は、アイコンをグレーアウトしたりアイコンを非表示にすることで、ポイント付与の指示
を不可能にする。プレイヤは、この表示を参照して端末装置20の操作部27を介して、
ポイントを付与可能であるフレンドに対してポイントを付与する指示を行うことができる
。
【0059】
図10は、プレイヤがレイド戦におけるレイドボスに対するイベントとして攻撃(以下
、フレンドボムという。)を行うときに端末装置20の表示部26に表示される画面を示
している。プレイヤに対して蓄積されたポイントの量が所定値(例えば、5ポイント)以
上であるとき、レイド戦中にフレンドボムを実行することが可能であることを示す所定の
表示がこのプレイヤのプレイ画面に対して行われる。この例では、フレンドボムを実行す
るための「フレンドボム」ボタンが表示される。プレイヤはこのボタンをタップする等、
操作部27を介してフレンドボムを実行することをサーバ装置10に対して指示すること
によって、ポイントの蓄積量に応じた威力のフレンドボムの発射をレイドボスに対して行
うことができる。発射の指示がされると、
図11に示すようにレイドボスに対してフレン
ドボムが発射される。つまり、
図11には、イベントの実行の結果を表示する画面の例が
示されている。
【0060】
なお、プレイヤに対してポイントを付与してくれた他のプレイヤのID(またはニック
ネームなど)を表示部26に表示しても良い。このようにすることによって、プレイヤは
、どのプレイヤのおかげでイベントを実行することができるかを視覚的に把握することが
できる。
【0061】
本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない
範囲内において、他の様々な形で実施することができる。上記実施形態はあらゆる点で単
なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。
【符号の説明】
【0062】
1 ゲームシステム、10 サーバ装置、11,21 制御部、12,22 CPU、
13,23 メモリ、14,24 通信部、15,25 記憶部、16,26 表示部、
17,27 操作部、20 端末装置