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特許7039111海底ネットワーク設備及び海底ケーブルシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-11
(45)【発行日】2022-03-22
(54)【発明の名称】海底ネットワーク設備及び海底ケーブルシステム
(51)【国際特許分類】
   H01S 3/10 20060101AFI20220314BHJP
   H04B 10/29 20130101ALI20220314BHJP
   H04B 10/071 20130101ALI20220314BHJP
【FI】
H01S3/10 D
H04B10/29
H04B10/071
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2020547148
(86)(22)【出願日】2019-03-06
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-07-26
(86)【国際出願番号】 CN2019077198
(87)【国際公開番号】W WO2020177101
(87)【国際公開日】2020-09-10
【審査請求日】2020-09-08
(73)【特許権者】
【識別番号】521037097
【氏名又は名称】エイチエムエヌ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133569
【弁理士】
【氏名又は名称】野村 進
(72)【発明者】
【氏名】王 燕
(72)【発明者】
【氏名】▲許▼ 昌武
(72)【発明者】
【氏名】▲馬▼ 立苹
(72)【発明者】
【氏名】▲楊▼ 礼
【審査官】小澤 尚由
(56)【参考文献】
【文献】特開平09-093201(JP,A)
【文献】特開平07-264126(JP,A)
【文献】特開平11-046165(JP,A)
【文献】特開2004-104473(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01S 3/10
H04B 10/29
H04B 10/071
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1光ファイバと第2光ファイバとを含む海底ネットワーク設備であって、
第1光増幅ユニットにポンプ光を供給するための少なくとも1つの第1ポンプレーザーと、
前記第1光ファイバに位置して、第1ステーションから第2ステーションへ送信される第1検出光信号を受信し、前記第1検出光信号を増幅させてから出力させるための前記第1光増幅ユニットと、
前記第1光ファイバに位置して、前記増幅後の第1検出光信号が後方レイリー散乱されてから得られる第1反射光信号を受信し、第1反射光信号の一部を前記第2光ファイバに位置する第2光ファイバカプラへ送信させるための第1光ファイバカプラと、
第2光増幅ユニットにポンプ光を供給するための少なくとも1つの第2ポンプレーザーと、
前記第2光ファイバに位置して、前記第2ステーションから前記第1ステーションへ送信される第2データ光信号を増幅させてから前記第2光ファイバカプラを介して出力させるための前記第2光増幅ユニットと、
前記第1光ファイバカプラにより出力される前記第1反射光信号の一部を受信して、前記第1反射光信号の一部を前記第1ステーションの方向に向けて送信させるための前記第2光ファイバカプラと、をさらに含み、
光ファイバ群、ポンプレーザー群、光増幅ユニット群、1次光ファイバカプラ群及び2次光ファイバカプラ群を含み、
前記光ファイバ群は、前記第1光ファイバと前記第2光ファイバとを含み、
前記光増幅ユニット群は、前記第1光増幅ユニットと前記第2光増幅ユニットとを含み、
前記ポンプレーザー群は、前記第1ポンプレーザーと前記第2ポンプレーザーとを含み、
前記1次光ファイバカプラ群は、N個の1次光ファイバカプラを含み、前記2次光ファイバカプラ群は、N個の2次光ファイバカプラを含み、前記Nは、3以上の整数であり、
前記光ファイバ群は、前記ポンプレーザー群、前記1次光ファイバカプラ群、前記2次光ファイバカプラ群及び前記光増幅ユニット群を接続させ、
前記1次光ファイバカプラ群内の各1次光ファイバカプラの入力ポートには、少なくとも1つのポンプレーザーが接続され、
前記2次光ファイバカプラ群内の各2次光ファイバカプラの出力ポートには、少なくとも1つのエルビウム添加光ファイバ増幅器EDFAが接続され、
前記1次光ファイバカプラ群内の各1次光ファイバカプラは、いずれも前記1次光ファイバカプラ群内の他の2つの1次光ファイバカプラに隣接し、
前記2次光ファイバカプラ群内の各2次光ファイバカプラは、いずれも前記2次光ファイバカプラ群内の他の2つの2次光ファイバカプラに隣接し、
前記1次光ファイバカプラ群内の各1次光ファイバカプラの出力ポートは、それぞれ異なる2つの2次光ファイバカプラに接続され、前記異なる2つの2次光ファイバカプラは、1つの2次光ファイバカプラを挟んで配置され、
前記2次光ファイバカプラ群内の各2次光ファイバカプラの入力ポートは、それぞれ異なる2つの1次光ファイバカプラに接続され、前記異なる2つの1次光ファイバカプラは、1つの1次光ファイバカプラを挟んで配置され、
前記ポンプレーザー群内の各ポンプレーザーは、ポンプレーザー光を出射し、
前記1次光ファイバカプラ群内の各1次光ファイバカプラは、受信したポンプレーザー光を結合させて2方路の1次ポンプレーザー光を出力し、前記2方路の1次ポンプレーザー光は、それぞれ前記異なる2つの2次光ファイバカプラに出力され、
前記2次光ファイバカプラ群内の各2次光ファイバカプラは、受信した1次ポンプレーザー光を結合させて少なくとも1方路の2次ポンプレーザー光を前記少なくとも1つのEDFAに出力する、ことを特徴とする海底ネットワーク設備。
【請求項2】
前記海底ネットワーク設備は、2つの第1ポンプレーザーと、2つの第2ポンプレーザーと、を含み、各前記第1ポンプレーザーは、前記第1光増幅ユニットに50%のエネルギーを供給し、各第2ポンプレーザーは、前記第2光増幅ユニットに50%のエネルギーを供給するか、又は、
前記海底ネットワーク設備は、4つの第1ポンプレーザー又は4つの第2ポンプレーザーを含み、各前記第1ポンプレーザーは、前記第1光増幅ユニットに25%のエネルギーを供給し、各第2ポンプレーザーは前記第2光増幅ユニットに25%のエネルギーを供給する、ことを特徴とする請求項1に記載の海底ネットワーク設備。
【請求項3】
前記第1光ファイバ及び前記第2光ファイバは、同一光ファイバペアに属するか、又は、前記第1光ファイバ及び前記第2光ファイバは、異なる光ファイバペアに属する、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の海底ネットワーク設備。
【請求項4】
前記第1光増幅ユニット及び前記第2光増幅ユニットは、エルビウム添加光ファイバ増幅器である、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の海底ネットワーク設備。
【請求項5】
前記海底ネットワーク設備は、光中継器である、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の海底ネットワーク設備。
【請求項6】
前記第1光増幅ユニットは、
第1ステーションから第2ステーションへ送信される第1データ光信号を受信し、前記第1データ光信号を増幅させてから出力させることができる、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の海底ネットワーク設備。
【請求項7】
前記第2光増幅ユニットは、
前記第2ステーションから前記第1ステーションへ送信される前記第2データ光信号を受信することができる、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の海底ネットワーク設備。
【請求項8】
前記第1光ファイバカプラは、
前記第1光増幅ユニットから出力される増幅後の第1データ光信号を受信し、前記増幅後の第1データ光信号を前記第2ステーションの方向に向けて送信させることができる、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の海底ネットワーク設備。
【請求項9】
前記第2光ファイバカプラは、
前記第2光増幅ユニットから出力される増幅後の第2データ光信号を受信し、前記増幅後の第2データ光信号を前記第1ステーションの方向に向けて送信させることができる、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の海底ネットワーク設備。
【請求項10】
請求項1~請求項のいずれか1項に記載の海底ネットワーク設備と、
前記第1光ファイバを介して前記第1検出光信号を前記海底ネットワーク設備に送信させるための前記第1ステーションと、
前記第2光ファイバカプラから、増幅後の第1検出光信号が後方レイリー散乱されてから得られる前記第1反射光信号の一部を受信し、前記第1反射光信号の一部を前記第1ステーション方向へ送信させるための第1上流海底ネットワーク設備と、を含み、
前記第1ステーションは、前記第1反射光信号の一部を受信し、前記第1反射光信号の一部の強度に基づいて前記少なくとも1つの第1ポンプレーザーに故障したポンプレーザーがあるか否かを判断する、ことを特徴とする海底ケーブルシステム。
【請求項11】
前記少なくとも1つの第1ポンプレーザーに故障したポンプレーザーがあり、
前記海底ケーブルシステムは、
前記海底ネットワーク設備の第1光増幅ユニットから、出力パワーが定格出力パワーよりも小さい第1データ信号光を受信し、前記第1データ信号光に対して利得補償を行い、前記利得補償後の第1データ信号光を前記第2ステーションの方向へ送信させるための第1下流海底ネットワーク設備をさらに含み、
前記定格出力パワーは、前記第1光増幅ユニットが正常に動作する時の出力パワーである、ことを特徴とする請求項10に記載の海底ケーブルシステム。
【請求項12】
前記第1下流海底ネットワーク設備から、出力パワーが前記定格出力パワーよりも小さい前記利得補償後の第1データ信号光を受信し、前記利得補償後の第1データ信号光に対して追加的な利得補償を行うための第2下流海底ネットワーク設備をさらに含む、ことを特徴とする請求項11に記載の海底ケーブルシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、光海底ケーブル通信の分野に関し、特に、海底ネットワーク設備及び海底ケーブルシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
光海底ケーブル通信システムは、重要な国際通信手段として、その故障による大規模な業務中断が我々の仕事や生活に直接影響を与えるため、迅速かつ正確な故障位置特定には、海底ケーブルシステムの運用及び保守に対して非常に重要な意義がある。光ファイバ海底ケーブル通信システムは、伝送光信号の増幅のために光海底中継器を装備する必要があり、通常の場合、伝送中でのパワー損失が補足されるように、光信号が数十キロメートルの海底ケーブルを介して伝送されるたびに、光信号を光中継器で増幅させる。光信号に対して周期的なパワー補償を行うため、海底ケーブル通信システムの伝送距離は、太平洋を跨いで数万キロメートルに達することができる。現在、比較的成熟した光海底中継器は、利得媒質がエルビウムドープファイバであるエルビウム添加光ファイバ増幅器(erbium doped fiber amplifier、EDFA)技術を基にしたものであり、EDFAが正常に動作するとき、ポンプレーザー(Pump Laser)でエルビウムドープファイバに励起エネルギーを供給することを必要とする。
【0003】
通常の場合、海底ケーブルにおける光ファイバはペアの方式で存在し、各海底ケーブル通信システムの陸上端局において、ペアになる光ファイバのうち、一方の光ファイバ(上り光ファイバ)は光信号を先方の陸上端局に送信し、他方の光ファイバ(下り光ファイバ)は先方の陸上端局からの光信号を受信する。同様に、各光海底中継器は、一般にペアになる光信号増幅ユニットも含み、2つの光増幅ユニット(OA)は、それぞれ上り光ファイバ及び下り光ファイバで伝送される光信号を増幅させる。ポンプレーザーの失效により、光中継器が正常に動作することができなくなる。光中継器の信頼性を高めるために、通常は、中継器は1つのファイバペアと2つのポンプ冗長性バックアップ(シングルファイバペア2×2保護)を採用し、すなわち2本のポンプレーザーからの出力は、1本の2×2 3dBカプラによって結合された後、50%:50%の割合で1つのファイバペアの2方路の光増幅ユニットにそれぞれ送られる。このように、各ポンプレーザーは、各方路の増幅器にポンプエネルギーを半分ずつ供給し、そのうちの1本のポンプレーザーが失效した場合でも、2方路の増幅器は十分に高い出力パワーを維持できるため、下流側の光中継器の入力パワーは依然として正常な動作範囲内にあり、システム業務がポンプの失效により中断されることはない。
【0004】
現在、海底ケーブル通信システムの水中部分に対する監視方法の1つとして、コヒーレント光時間領域反射測定(COTDR)技術が用いられており、上りリンクに入射された検出光信号の後方レイリー散乱及び/又は反射光信号が下りリンクに結合されて、下り光ファイバに沿って伝送されるとともに、光中継器を通過する際に下り方向における光増幅ユニットによって増幅されるように、中継器の内部で各ペアの光ファイバ間にループバック経路を設けるのである。しかし、既存の光海底ケーブル通信システムのCOTDRによる光信号のループバック方法は、中継器の故障を適時に検出することができないか、又は光中継器の雑音指数が劣化して、伝送性能が劣化する。
【発明の概要】
【0005】
上記問題点に鑑みて、本願に係る実施例は、光海底中継器の故障を適時かつ正確に検出するとともに、光中継器の低雑音指数及び海底ケーブルシステムの伝送品質を保証でき、設備の保守コストを低減することができる海底ネットワーク設備及び海底ケーブルシステムを提供する。
【0006】
第1態様では、本願の実施例は、第1光ファイバと第2光ファイバとを含む海底ネットワーク設備を提供し、当該設備は、
第1光増幅ユニットにポンプ光を供給するための少なくとも1つの第1ポンプレーザーと、
前記第1光ファイバに位置して、第1ステーションから第2ステーションへ送信される第1検出光信号を受信し、前記第1検出光信号を増幅させてから出力させるための前記第1光増幅ユニットと、
前記第1光ファイバに位置して、前記増幅後の第1検出光信号が後方レイリー散乱されてから得られる第1反射光信号を受信し、第1反射光信号の一部を前記第2光ファイバに位置する第2光ファイバカプラへ送信させるための第1光ファイバカプラと、
第2光増幅ユニットにポンプ光を供給するための少なくとも1つの第2ポンプレーザーと、
前記第2光ファイバに位置して、前記第2ステーションから前記第1ステーションへ送信される第2データ光信号を増幅させてから前記第2光ファイバカプラを介して出力させるための前記第2光増幅ユニットと、
前記第1光ファイバカプラから出力される前記第1反射光信号の一部を受信して、前記第1反射光信号の一部を前記第1ステーションの方向に向けて送信させるための前記第2光ファイバカプラと、をさらに含む。
【0007】
第1態様の第1の可能な実施形態において、当該海底ネットワーク設備は、光ファイバ群、ポンプレーザー群、光増幅ユニット群、1次光ファイバカプラ群及び2次光ファイバカプラ群を含み、
前記光ファイバ群は、前記第1光ファイバと前記第2光ファイバとを含み、
前記光増幅ユニット群は、前記第1光増幅ユニットと前記第2光増幅ユニットとを含み、
前記ポンプレーザー群は、前記第1ポンプレーザーと前記第2ポンプレーザーとを含み、
前記1次光ファイバカプラ群は、N個の1次光ファイバカプラを含み、前記2次光ファイバカプラ群は、N個の2次光ファイバカプラを含み、前記Nは、3以上の整数であり、
前記光ファイバ群は、前記ポンプレーザー群、前記1次光ファイバカプラ群、前記2次光ファイバカプラ群及び前記光増幅ユニット群を接続させ、
前記1次光ファイバカプラ群内の各1次光ファイバカプラの入力ポートには、少なくとも1つのポンプレーザーが接続され、
前記2次光ファイバカプラ群内の各2次光ファイバカプラの出力ポートには、少なくとも1つのエルビウム添加光ファイバ増幅器EDFAが接続され、
前記1次光ファイバカプラ群内の各1次光ファイバカプラは、いずれも前記1次光ファイバカプラ群内の他の2つの1次光ファイバカプラに隣接し、
前記2次光ファイバカプラ群内の各2次光ファイバカプラは、いずれも前記2次光ファイバカプラ群内の他の2つの2次光ファイバカプラに隣接し、
前記1次光ファイバカプラ群内の各1次光ファイバカプラの出力ポートは、それぞれ異なる2つの2次光ファイバカプラに接続され、前記異なる2つの2次光ファイバカプラは、1つの2次光ファイバカプラを挟んで配置され、
前記2次光ファイバカプラ群内の各2次光ファイバカプラの入力ポートは、それぞれ異なる2つの1次光ファイバカプラに接続され、前記異なる2つの1次光ファイバカプラは、1つの1次光ファイバカプラを挟んで配置され、
前記ポンプレーザー群内の各ポンプレーザーは、ポンプレーザー光を出射し、
前記1次光ファイバカプラ群内の各1次光ファイバカプラは、受信したポンプレーザー光を結合させて2方路の1次ポンプレーザー光を出力させ、前記2方路の1次ポンプレーザー光は、それぞれ前記異なる2つの2次光ファイバカプラに出力され、
前記2次光ファイバカプラ群内の各2次光ファイバカプラは、受信した1次ポンプレーザー光を結合させて少なくとも1方路の2次ポンプレーザー光を前記少なくとも1つのEDFAに出力させる。
【0008】
第1態様及び第1態様の第1の可能な実施形態を参照すれば、第1態様の第2の可能な実施形態において、当該海底ネットワーク設備は、前記海底ネットワーク設備は、2つの第1ポンプレーザーと、2つの第2ポンプレーザーと、を含み、各前記第1ポンプレーザーは、前記第1増幅ユニットに50%のエネルギーを供給し、各第2ポンプレーザーは、前記第2増幅ユニットに50%のエネルギーを供給するか、又は、
前記海底ネットワーク設備は、4つの第1ポンプレーザー又は4つの第2ポンプレーザーを含み、各前記第1ポンプレーザーは、前記第1増幅ユニットに25%のエネルギーを供給し、各第2ポンプレーザーは、前記第2増幅ユニットに25%のエネルギーを供給し、すなわち、4本のポンプレーザーの出力が結合ユニットによって結合された後、2つのファイバペアの4方路の光増幅ユニットに出力され、各ポンプレーザーは、各方路の増幅器にそれぞれ4分の1のポンプエネルギーを供給し、その場合、そのうちの1つのポンプが失效した場合、システム光信号対雑音比への影響がより小さくなる。
【0009】
第1態様及び第1態様の第1から第2の可能な実施形態を参照すれば、第1態様の第3の可能な実施形態において、前記第1光ファイバ及び前記第2光ファイバは、同一光ファイバペアに属するか、又は、前記第1光ファイバ及び前記第2光ファイバは、異なる光ファイバペアに属する。
【0010】
第1態様及び第1態様の第1から第3の可能な実施形態を参照すれば、第1態様の第4の可能な実施形態において、前記第1光増幅ユニット及び前記第2光増幅ユニットは、エルビウム添加光ファイバ増幅器である。
【0011】
第1態様及び第1態様の第1から第4の可能な実施形態を参照すれば、第1態様の第5の可能な実施形態において、前記海底ネットワーク設備は、光中継器である。
【0012】
第1態様及び第1態様の第1から第5の可能な実施形態を参照すれば、第1態様の第6の可能な実施形態において、前記第1光増幅ユニットは、
第1ステーションから第2ステーションへ送信される第1データ光信号を受信し、前記第1データ光信号を増幅させてから出力させることができる。
【0013】
第1態様及び第1態様の第1から第6の可能な実施形態を参照すれば、第1態様の第7の可能な実施形態において、前記第2光増幅ユニットは、
前記第2ステーションから前記第1ステーションへ送信される前記第2データ光信号を受信することができる。
【0014】
第1態様及び第1態様の第1から第7の可能な実施形態を参照すれば、第1態様の第8の可能な実施形態において、前記第1光ファイバカプラは、
前記第1光増幅ユニットから出力される増幅後の第1データ光信号を受信し、前記増幅後の第1データ光信号を前記第2ステーションの方向に向けて送信させることができる。
【0015】
第1態様及び第1態様の第1から第8の可能な実施形態を参照すれば、第1態様の第9の可能な実施形態において、前記第2光ファイバカプラは、
前記第2光増幅ユニットから出力される増幅後の第2データ光信号を受信し、前記増幅後の第2データ光信号を前記第1ステーションの方向に向けて送信させることができる。
【0016】
第2態様では、本願の実施例は、第1態様及び第1態様のいずれの実施形態に記載の海底ネットワーク設備を含む海底ケーブルシステムを提供し、当該システムは、
前記第1光ファイバを介して前記第1検出光信号を前記海底ネットワーク設備に送信させるための前記第1ステーションと、
前記第2光ファイバカプラから、前記増幅後の第1検出光信号が後方レイリー散乱されてから得られる前記第1反射光信号の一部を受信し、前記第1反射光信号の一部を前記第1ステーション方向へ送信させるための第1上流海底ネットワーク設備と、をさらに含み、
前記第1ステーションは、前記第1反射光信号の一部を受信し、前記第1反射光信号の一部の強度に基づいて前記少なくとも1つの第1ポンプレーザーに故障したポンプレーザーがあるか否かを判断する。
【0017】
第2態様の第1の可能な実施形態において、前記少なくとも1つの第1ポンプレーザーに故障したポンプレーザーがあり、前記海底ケーブルシステムは、
前記海底ネットワーク設備の第1光増幅ユニットから、出力パワーが定格出力パワーよりも小さい第1データ信号光を受信し、前記第1データ信号光に対して利得補償を行い、前記利得補償後の第1データ信号光を前記第2ステーションの方向へ送信させるための第1下流海底ネットワーク設備をさらに含み、
前記定格出力パワーは、前記第1光増幅ユニットが正常に動作する時の出力パワーである。
【0018】
第2態様及び第2態様の第1の可能な実施形態を参照すれば、第2態様の第2の可能な実施形態において、前記海底ケーブルシステムは、
前記第1下流海底ネットワーク設備から、出力パワーが前記定格出力パワーよりも小さい前記利得補償後の第1データ信号光を受信し、前記利得補償後の第1データ信号光に対して追加的な利得補償を行うための第2下流海底ネットワーク設備をさらに含む。
【0019】
本願の実施例にかかる海底ネットワーク設備及び海底ケーブルシステムでは、上り光ファイバ上の光増幅ユニットの出力端と下り光ファイバ上の光増幅ユニットの出力端とが接続されており、上り光ファイバ上の光増幅ユニットと下り光ファイバ上の光増幅ユニットは、それぞれ異なるポンプレーザーを使用してポンプ光を供給し、1つの光増幅ユニットが失效した後、ステーションから送信される検出光信号は、後方レイリー散乱されてから別の光増幅ユニットが位置する光ファイバにループバックされるとともに、ステーションに伝送されて戻る。2つの光増幅ユニットがポンプレーザーを共有しないため、失效していない光増幅ユニットは、検出光信号のパワーに対して利得補償を行わず、ステーションがポンプレーザーの故障を迅速に検出することができ、それにより光中継器の故障を適時に位置特定して修復し、業務中断時間が短縮される。
【図面の簡単な説明】
【0020】
本願の実施例又は既存の技術における技術的解決手段をより明確に説明するために、以下、背景技術及び実施例の説明に必要な図面に対して簡単に説明する。以下の図面に説明されるものは本願の一部の実施例にすぎず、当業者であれば、創造的な労働を付与しなくても、これらの図面に基づいて他の図面又は実施例を取得することもでき、本願は、これらの派生された図面又は実施例のすべてをカバーすることを意図している。
【0021】
図1】本願の実施例にかかる海底ケーブル通信システムの構造概略図である。
図2】本願の実施例にかかる光中継器の構造概略図である。
図3】本願の実施例にかかる海底ネットワーク設備の構造概略図である。
図4】本願の実施例にかかる別の海底ネットワーク設備の構造概略図である。
図5】本願の実施例にかかる別の海底ネットワーク設備の構造概略図である。
図6a】本願の実施例にかかる海底通信システムの海底ネットワーク設備が故障した概略図である。
図6b】本願の実施例にかかる海底通信システムの海底ネットワーク設備が故障した状態と正常な状態での検出曲線を比較した概略図である。
図7】本願の実施例にかかる別の海底ネットワーク設備の構造概略図である。
図8】本願の実施例にかかる光海底中継器の斜視構造図である。
図9】本願の実施例にかかる光海底中継器の平面展開図である。
図10】本願の実施例にかかる海底ネットワークシステムの構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本願の実施例は、光海底中継器の故障を適時かつ正確に検出するとともに、光中継器の低雑音指数及び伝送品質を保証でき、設備の保守コストを低減することができる海底ネットワーク設備を提供する。
【0023】
本願の明細書、特許請求の範囲及び上記の図面における用語「第1」、「第2」、「第3」、「第4」など(存在する場合)の用語は、類似の対象を区別するために使用されるものであり、特定の順序又は先後順を記述するために使用されるものではない。このように使用されるデータは、本明細書に記載の実施例が図示又は記載以外の順序で実施され得るように、必要に応じて、交換され得る。さらに、「含む」及び「有する」並びにそれらの任意の変形による用語は、非排他的な包含を意図しており、例えば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品又は設備は、必ずしも明確に列挙されたそれらのステップ又はユニットに限定されるものではなく、明確に列挙されていないか又はそれらのプロセス、方法、製品又は設備に固有の他のステップ又はユニットを含み得る。
【0024】
本願は、光海底ケーブル通信技術の分野に関し、具体的には、光中継増幅光ファイバリンクがCOTDR監視信号を伝送する光学構造に関するものである。
【0025】
光海底ケーブル通信システムは、重要な国際通信手段として、その故障による大規模な業務中断は我々の仕事や生活に直接影響を与えるため、迅速かつ正確な故障位置特定には、海底ケーブルシステムの運用及び保守に対して非常に重要な意義がある。典型的な海底ケーブル通信システムの構造は図1に示されており、海底ケーブル通信システム100は、一般に、SLTE(Submarine Line Terminal Equipment、光海底通信用端局装置)110、COTDR(Coherent Optical Time Domain Reflectometer、コヒーレント光時間領域反射測定計)120、光中継器130、COTDR140、SLTE150等を含み、光ファイバ海底ケーブルは、光ファイバ160(上り)と光ファイバ170(下り)とを含み、図1aの点線部分は、海底ケーブル通信システム100に通常複数の光中継器130が含まれることを表す。通常の場合、伝送中でのパワー損失が補足されるように、光信号が数十キロメートルの海底ケーブルを介して伝送されるたびに、光信号を光中継器で増幅させる。光信号の周期的なパワー補償により、海底ケーブル通信システムの伝送距離は、太平洋を跨いで、数万キロメートルに達することができる。
【0026】
海底ケーブルにおける光ファイバはペアの方式で存在し、各海底ケーブル通信システムの陸上端局において、ペアになる光ファイバのうち、一方の光ファイバ(上り光ファイバ160)は光信号を先方の陸上端局に送信し、他方の光ファイバ(下り光ファイバ170)は先方の陸上端局からの光信号を受信する。同様に、各光海底中継器は、一般にペアになる光信号増幅ユニットも含み、2つの光信号増幅ユニットはそれぞれ光ファイバ160(上り)及び光ファイバ170(下り)で伝送される光信号を増幅させる。光信号増幅ユニットには、一定波長(通常は980nm)のポンプレーザーが装備され、ポンプ光のエネルギーを信号光のエネルギー9に変換することにより光信号の増幅を実現する。
【0027】
ポンプレーザーの失效により、光中継器が正常に動作することができなくなる。光中継器の信頼性を高めるために、通常は、中継器は1つのファイバペアと2つのポンプ冗長性バックアップ(シングルファイバペア2×2保護)を採用する。図2に示すように、ポンプユニット203の2本のポンプレーザーからの出力は、1本の2×2 3dBカプラ206によって結合された後、50%:50%の割合で1つのファイバペアの光増幅ユニット201と光増幅ユニット202とにそれぞれ送られる。このように、各ポンプレーザーは、各方路の増幅器にポンプエネルギーを半分ずつ供給し、そのうちの1本のポンプレーザーが失效した場合でも、2方路の増幅器は十分に高い出力パワーを維持できるため、下流側の光中継器の入力パワーは依然として正常な動作範囲内にあり、システム業務がポンプの失效により中断されることはない。業界では、中継器の設計において、2つのファイバペアと4つのポンプ冗長性バックアップ(2つのファイバペア4×4保護)を採用することもあり、すなわち、4本のポンプレーザーの出力は、結合ユニットによって結合された後、2つのファイバペアの4方路の光増幅ユニットに出力され、各ポンプレーザーは、各方路の増幅器にポンプエネルギーを4分の1ずつ供給し、この場合、そのうちの1つのポンプの失效が、システム光信号対雑音比に対する影響がより小さくなる。
【0028】
海底ケーブルシステムは、その特殊性により、各スパンで独立的に測定可能な陸上の光ファイバ通信システムとは異なり、陸上端局ではリンク全般を一体としてのみ測定することができる。現在、海底ケーブル通信システムの水中部分に対する監視方法の1つとして、コヒーレント光時間領域反射率測定(COTDR)技術が用いられており、すなわち、光ファイバに1つの検出光パルス信号を出射し、光パルスが光ファイバで伝送される際に、光ファイバに沿って後方レイリー散乱光が絶え間なく生成される。コネクター、機械的接続、破断又は光ファイバの終端箇所では反射が発生する。後方レイリー散乱光及び反射光の一部は、光ファイバに沿って逆方向へ伝送されて出射端に戻り、COTDR計器の検出器によって受信され、受信された光パルスの強弱の変化から光海底ケーブルと中継器との動作状態を判断することができる。しかしながら、性能の最適化の必要により、一般には光増幅ユニットの内部にアイソレータを用いる必要がある。アイソレータの特性は、それを正方向に通過する光信号のフェーディングが非常に小さいが、それを逆方向に通過する光信号の減衰は非常に大きいことであるため、正方向に伝送される光信号のみが光中継器によって増幅され、逆方向に伝送される光信号は遮断される。この場合、ユーザが陸上端局でCOTDR計器を用いて海底ケーブルシステムの水中部分を監視する場合、例えば上りリンクにCOTDR検出光パルスを入力すると、当該検出光パルスは上り光ファイバに沿って正常的に伝送され、かつ光中継器を通過する際に上り方向光増幅ユニットによって増幅されるが、検出光パルスの後方散乱又は反射光信号は各光増幅ユニットのアイソレータによって遮断されて、逆方向に伝送されて陸上端局に戻ることができず、COTDR計器が検出光信号を受信できなくなる。したがって、海底ケーブルシステムにおいてCOTDR技術を用いて水中の設備を監視することができるようにするために、上りリンクに入射された検出光信号の後方レイリー散乱及び/又は反射光信号が下りリンクに結合されて下り光ファイバに沿って伝送されるとともに、光中継器を通過する際に下り方向光増幅ユニットによって増幅されることができるように、中継器内部の各ペアの光ファイバ間の結合接続を実現する必要がある、すなわちループバック経路を設けられなければならない。
【0029】
本願に係る実施例の目的は、既存の光海底ケーブル通信システムのCOTDR光信号のループバック方案が、光中継器の低雑音指数と、ポンプレーザーの経年劣化や失效を検出することとを両立できないという問題を解決するためのことである。本願は、海底ネットワーク設備に対して、具体的には、水中の光中継器設備におけるポンプレーザーに対して経年劣化、失效の検出を行うことができるCOTDR光信号のループバック方案を提供するものである。当該方案は、光中継器の光増幅ユニットの出力端にカプラを付加するだけであるため、光中継器の雑音指数の劣化を招くことはなく、当該方案によって、ポンプレーザーの経年劣化や失效の問題を検出し、適時に光中継器の故障を位置特定できる。
【0030】
図3に示すように、本願に係る実施例は、光中継増幅光ファイバリンクの光中継器内部の各光増幅ユニットの出力端に1つの3ポートカプラを付加することにより、COTDR後方散乱光信号のout to out(出力ポートから出力ポートへ)結合ループバック経路を実現する。具体的には、図3の光中継器k300(RPT k)を例として、そのうちの1つの光ファイバ311の上り方向光増幅ユニット303の出力端カプラ306と光ファイバ312の下り方向光増幅ユニット304の出力端カプラ307との検出ポートを互いに接続させて、COTDR後方散乱光信号のout to out結合ループバック経路を形成する。上り方向では、光増幅ユニット303から出力される光は、後方レイリー散乱作用によってCOTDR後方散乱光信号310を生成し、COTDR後方散乱光信号310の一部の光信号はカプラ306を介してカプラ307にループバックされ、カプラ307は下り方向光増幅ユニット304の出力端に接続されている。ここで、光ファイバ311及び光ファイバ312は同一の光ファイバペアに属してもよく、異なる光ファイバペアに属してもよいが、光ファイバ311の上り方向における光増幅ユニット303と光ファイバ312の下り方向における光増幅ユニット104との間にはポンプ冗長性バックアップ関係が存在しないことが要求される。すなわち、光増幅ユニット303及び光増幅ユニット304にエネルギーを供給するポンプ光は、全く異なる2つのセットのポンプレーザーからのものであることが要求される。図3において、ポンプレーザー301及びポンプレーザー302は、カプラ305を介して光増幅ユニット303にエネルギーを供給し、ポンプレーザー308及びポンプレーザー309は光増幅ユニット304にエネルギーを供給する。
【0031】
図4に示すように、本願に係る実施例は、別の海底ネットワーク設備を提供し、当該海底ネットワーク設備は、1つの光中継器であってもよい。光中継器400では、COTDR後方散乱光信号のout to out結合ループバック経路が形成されるように、第1光ファイバペアの上り方向光増幅ユニット401の出力端カプラ402の検出ポートと第2光ファイバペアの下り方向光増幅ユニット412の出力端カプラ410の検出ポートとが互いに接続されている。そして、第1光ファイバペアの上り方向光増幅ユニット401及び下り方向光増幅ユニット403には、同一セットの冗長性バックアップのポンプレーザーによってポンプ光エネルギーが供給され、当該同一セットの冗長性バックアップのポンプレーザーの数は、2つ又は2つ以上であってもよい。図4において、ポンプレーザー405、ポンプレーザー406、ポンプレーザー407及びポンプレーザー408によって形成されたワンセットの冗長性バックアップのポンプレーザーは、光増幅ユニット401及び光増幅ユニット403にエネルギーを供給する。第2光ファイバペアの上り方向光増幅ユニット409及び下り方向光増幅ユニット412には、別のセットのポンプレーザーによってポンプ光エネルギーが供給される。図4において、ポンプレーザー417、ポンプレーザー418、ポンプレーザー419及びポンプレーザー420によって形成された別のセットの冗長性バックアップのポンプレーザーは、光増幅ユニット409及び光増幅ユニット412にポンプ光エネルギーを供給する。上り光ファイバ413では、光増幅ユニット401から出力される光は、後方レイリー散乱作用によってCOTDR後方散乱光信号を生成し、COTDR後方散乱光信号の一部の光信号はカプラ402を介してカプラ410にループバックされ、カプラ410は下り光ファイバ416の光増幅ユニット412の出力端に接続されている。上り光ファイバ415では、光増幅ユニット409から出力される光は、後方レイリー散乱作用によってCOTDR後方散乱光信号を生成し、COTDR後方散乱光信号の一部の光信号はカプラ411を介してカプラ404にループバックされ、カプラ404は下り光ファイバ414の光増幅ユニット403の出力端に接続されている。同様に、下り光ファイバ414では、光増幅ユニット403から出力される光は、後方レイリー散乱作用によってCOTDR後方散乱光信号を生成し、COTDR後方散乱光信号の一部の光信号はカプラ404を介してカプラ411にループバックされ、カプラ411は上り光ファイバ415の光増幅ユニット409の出力端に接続されている。下り光ファイバ416では、光増幅ユニット412から出力される光は、後方レイリー散乱作用によってCOTDR後方散乱光信号を生成し、COTDR後方散乱光信号の一部の光信号はカプラ410を介してカプラ402にループバックされ、カプラ402は下り光ファイバ413の光増幅ユニット401の出力端に接続されている。
【0032】
本願の実施例に係る光中継器では、2つの異なるファイバペアに属する上り、下り光ファイバリンク間にCOTDR後方散乱光信号のout to out結合ループバック経路を確立するとともに、COTDR結合ループバック経路を確立する上り、下り方向光増幅ユニット間にはポンプ冗長性バックアップ関係が存在しないようにする。
【0033】
図5は、本願の実施例に係る別の海底ネットワーク設備の構造図である。当該海底ネットワーク設備は、光中継器であってもよく、図5における光中継器500は、5つの光ファイバペアを含み、当業者であれば、光ファイバペアの数は必要に応じて調整し得ることを知ることができる。ここで、COTDR後方散乱光信号の結合ループバック経路は、光中継器500において同一のファイバペアの上り、下り方向における光増幅ユニットの出力端カプラの検出ポート同士が接続されてout to outループバックが形成されるものである。本願の実施例に係るポンプ冗長性バックアップは、直交設計方案を採用し、ポンプレーザー501-502、509-510、517-518、525-526、533-534、539-540、第1次光ファイバカプラ503、511、519、527、535、541、第2次光ファイバカプラ504、512、520、528、536、542、及びエルビウム添加光ファイバ増幅器505、508、513、515、521、524、529、532、537、544からなる。ポンプレーザーの数は、エルビウム添加光ファイバ増幅器の数と同一である。図5において、ポンプレーザー501、540は、その拡張性、すなわち本願の実施例にかかる構造に加えてより多くの光ファイバペアを増加することができることを具現化するために、点線で示される。光中継器500は、図5に示す5つのファイバペアのみを含む場合、ポンプレーザー501とポンプレーザー540とは存在せず、ポンプレーザー539とポンプレーザー502とが直接カプラを介して接続される。2つのポンプレーザーがワンセットとなり、出射された2方路のポンプレーザー光は、第1次2×2 3dB光ファイバカプラ(カプラ503、511、519、527、535、541)によって結合されてから、2方路の第1次ポンプ光が出力され、各方路の第1次ポンプ光は、それぞれ2本のポンプレーザーの50%の光エネルギーを含む。例えば、ポンプレーザー517とポンプレーザー518とのポンプ光は、カプラ519に入力されてから、カプラ519からカプラ512及び528にそれぞれ50%ずつ出力される。ワンセット(2本)のポンプレーザー517及び518のポンプ光は、第1次カプラ519によって分光された後、第2次2×2 3dBカプラ528により、別のセットからのポンプレーザー533及び534が第1次カプラ535によって分光された後のポンプ光と結合されてから、2方路の第2次ポンプ光として出力され、各方路の第2次ポンプ光は、それぞれ4本のポンプレーザーの25%の光エネルギーを含む。各方路の第2次ポンプ光は、1方路のEDFAモジュールにエネルギーを供給する。例えば、第2次カプラ528の2方路出力は、それぞれEDFA524及び529にポンプエネルギーを供給する。異なる第2次2×2光ファイバカプラからの2方路の第2次ポンプ光がサポートする2方路のEDFAモジュールは、1つのファイバペア(FP:Fiber Pair)を構成する。例えば、FP5の2方路のEDFAにおいて、EDFA524のポンプ光はカプラ528からの光であり、EDFA521のポンプ光はカプラ520からの光である。
【0034】
本願の実施例にかかる光中継器は、同一ファイバペアの上り、下り光ファイバリンク間にCOTDR後方散乱光信号のout to out結合ループバック経路が確立され、一連のポンプレーザーは第1次光ファイバカプラ及び第2次光ファイバカプラを介して互いに交差接続され、一連の光増幅ユニットにはポンプ光が入力される。同時に、各第1次2×2光ファイバカプラは、2本のポンプレーザーからのポンプ光を結合させて2方路の第1次ポンプ光として出力する。各第2次2×2光ファイバカプラは、異なる第1次2×2光ファイバカプラからの2方路の第1次ポンプ光を結合させて2方路の第2次ポンプ光として出力する。各方路の第2次ポンプ光は、1方路のEDFAモジュールにエネルギーを供給し、各ポンプレーザーから出力されるポンプレーザー光は、4方路のEDFAモジュールにエネルギーを各方路に25%ずつ供給し、各方路のEDFAモジュールは、それぞれ4本のポンプレーザーからの25%のポンプレーザー光エネルギーを受信する。当該光中継器は、構造的にはEDFAモジュール4×4に対するマルチファイバペアシステムポンプレーザーの冗長化設計を実現する。第1次光ファイバカプラと第2次光ファイバカプラは互いに交差接続され、完全な閉ループを形成し、構造的な対称性を有し、理論的には無限に拡張でき、3つのファイバペア以上の任意の数のファイバペアを持つ海底ケーブル通信システムに適用できる。
【0035】
本願の実施例にかかる水中設備の光中継器のポンプ失效を検出する方案は、ポンプ冗長性保護方式とCOTDRループバック接続方式との組み合わせにより、Out-to-Outループバック方式下でポンプの失效を検出できるだけでなく、光中継器の雑音指数を低いレベルに維持することができる。
【0036】
光増幅ユニットは、出力飽和効果の特性を有し、増幅器の入力光パワーがしきい値に達すると、入力光パワーは一定範囲内で増加又は減少し、出力光パワーは基本的に変化なく維持され、対応する増幅器の利得は入力光パワーの変化と基本的に同じ量で減少又は増加する。図6aに示すように、RPT kは、図6aにおける他のRPTと同じ構造を有し、RPT kを例として、図6aにおけるRPT kの構造は、図4における光中継器400を参照することができる。ポンプレーザー405が失效したと仮定する場合、光中継器400(図6aにおけるRPT kに対応する)において、第1光ファイバペアのうち上り光ファイバ413上の光増幅ユニット401の4つの冗長性バックアップポンプレーザーのうちの1つが失効すると、当該光増幅ユニット401の利得は約1.2dB低下し、出力パワーも対応して1.2dB低下する。図6aにおいて、RPT kの出力パワーが1.2dB低下すると、RPT kの下流光中継器RPT k+1の出力パワーが0.2dBだけ低下し、RPT k+1の下流光中継器RPT k+2の出力パワーが正常なレベルに戻り、詳細は図6aに示すとおりである。陸上端局AのCOTDR設備がファイバペア1の上り光ファイバリンクに検出光パルスを送信させると、下り光ファイバリンクで受信されたCOTDRの曲線は図6bにおいて実線で示したとおりである。光増幅ユニット401の出力端のカプラ402が光増幅ユニット412の出力端のカプラ410に接続されるため、RPT kの上り光ファイバ上の光増幅ユニット401の出力端の検出光信号は、後方レイリー散乱作用によってCOTDR後方散乱光信号を生成し、COTDR後方散乱光信号の一部の光信号は、カプラ402を介してカプラ410にループバックしてから、下り光ファイバ416に沿ってステーションAに戻る。光増幅ユニット401と光増幅ユニット412とがポンプレーザーを共有しないため、ポンプレーザー405の失效は、光増幅ユニット401の利得だけに影響を与え、光増幅ユニット412の利得には影響を与えず、RPT kとRPT k+1との位置に対応する散乱光パワーが正常な状況での検出曲線(図6b点線)と比較した場合、それぞれ1.2dB及び0.2dBが低下する。検出光信号は、カプラ402からカプラ410に伝達されてから、下り光ファイバ416に沿ってステーションAに到達した後に測定されたRPT kに対応する検出光信号の光パワーが1.2dB低下した。RPT k+1とRPT kとの構造が同じであるため、RPT k+1に対応する検出光信号の光パワーが0.2dB低下し、RPT kに対応する変化量は識別できるものであり、したがってポンプレーザーの失效という故障を適時に発見することができる。
【0037】
図7に示すように、本願の実施例にかかる第1ステーション712と第2ステーション713と間に接続されている海底ネットワーク設備700は、第1光ファイバ710と第2光ファイバ711とを含み、さらに、第1光増幅ユニット703にポンプ光を供給するための少なくとも1つの第1ポンプレーザー701と、第1光ファイバ710上に位置して、第1ステーション712から第2ステーション713へ送信される第1検出光信号を受信し、第1検出光信号を増幅させてから出力させるための第1光増幅ユニット703と、第1光ファイバ710上に位置して、前記増幅後の第1検出光信号が後方レイリー散乱作用によって得られる第1反射光信号を受信し、第1反射光信号の一部を前記第2光ファイバ711に位置する第2光ファイバカプラ707へ送信させるための第1光ファイバカプラ706と、第2光増幅ユニット704にポンプ光を供給するための少なくとも1つの第2ポンプレーザー708と、第2ステーション713から第1ステーション712へ送信される第2データ光信号を増幅させてから第2光ファイバカプラを介して出力させるための第2光増幅ユニット704と、前記第1光ファイバカプラ706から出力される前記第1反射光信号の一部を受信して、前記第1反射光信号の一部を前記第1ステーション712の方向に向けて送信させるための第2光ファイバカプラ707と、を含む。
【0038】
本願の実施例にかかる海底ネットワーク設備700は、光中継器であってもよく、2つの第1ポンプレーザー701及び702を含んでもよく、第1ポンプレーザー701及び702は、カプラ705を介して光増幅ユニット703に接続される。同様に、海底ネットワーク設備700は、2つの第2ポンプレーザー708及び709を含んでもよく、各前記第1ポンプレーザーは、前記第1増幅ユニットに50%のエネルギーを供給し、各第2ポンプレーザーは前記第2増幅ユニットに50%のエネルギーを供給する。第1光ファイバ710及び第2光ファイバ711は、同一光ファイバペアに属しても、異なる光ファイバペアに属してもよく、第1光増幅ユニット705及び第2光増幅ユニット704は、エルビウム添加光ファイバ増幅器であってもよい。
【0039】
本願の実施例にかかる海底ネットワーク設備700では、第1光増幅ユニット703は、第1ステーションから第2ステーションへ送信される第1データ光信号を受信し、前記第1データ光信号を増幅させてから出力させることもでき、第2光増幅ユニットは、前記第2ステーションから前記第1ステーションへ送信される前記第2データ光信号を受信することもできる。
【0040】
本願の実施例にかかる海底ネットワーク設備700では、第1光ファイバカプラ706は、前記第1光増幅ユニットから出力される増幅後の第1データ光信号を受信し、前記増幅後の第1データ光信号を前記第2ステーションの方向に向けて送信させることもでき、第2光ファイバカプラ707は、前記第2光増幅ユニットから出力される増幅後の第2データ光信号を受信し、前記増幅後の第2データ光信号を前記第1ステーションの方向に向けて送信させることもできる。
【0041】
図5の実施例では、EDFAモジュール4×4の冗長性バックアップ設計が言及されたが、実際の応用において、より複雑な冗長性バックアップ設計も可能であり、図8に示すように、図8は、本願の実施例にかかる光海底中継器の立体構造図であり、ここで、光海底中継器は、光ファイバ、ポンプレーザー、EDFA、1次光ファイバカプラ及び2次光ファイバカプラを含む。
【0042】
本願は、主にマルチ光ファイバペアの場合に適用されるため、既存の技術的解決手段と区別するために、一般に、少なくとも3つの光ファイバペア(6方路の光ファイバ)の場合である。したがって、上記のポンプレーザー、1次光ファイバカプラ及び2次光ファイバカプラの数は3個以上である。上記のEDFAの数は光ファイバペアの数に対応する必要があり、すなわち、各方路の光ファイバにつき対応する1個のEDFAが必要であるから、EDFAの数は6個以上である。なお、上記の1次光ファイバカプラ及び2次光ファイバカプラは同じ構造で構成された光ファイバカプラであってもよく、本方案は機能上で区別しただけであり、具体的には、本願における1次光ファイバカプラ及び2次光ファイバカプラは、2つの入力ポート及び2つの出力ポートを有するポート損失が3dBの光ファイバカプラであり得る。
【0043】
ここで、ワンセットの光ファイバペア(fiber pair、FP)とは、通信端末設備(line terminating equipment、LTE)の受信ポート及び送信ポートに接続される2方路の光ファイバを意味する。この2方路の光ファイバは、1方路によって受信し、1方路によって送信する通信リンクを構成する。異なる光ファイバペア間は互いに分離されており、すなわち、異なる光ファイバペア間には物理的接続はない。
【0044】
以下、上記の各デバイスの位置関係及び機能についてさらに説明する。
【0045】
理解の便宜上、図9に示すように、図9は、上記図8の平面展開図であり、ポンプレーザー、EDFA、1次光ファイバカプラ及び2次光ファイバカプラは、それぞれ異なる平面に設置される。そして、各ポンプレーザー、各EDFA、各1次光ファイバカプラ及び各2次光ファイバカプラは、いずれも環状に配置され、閉構造を形成する。各1次光ファイバカプラの入力ポートには、いずれも少なくとも1つのポンプレーザー(例えば、図8又は図9に示されるように、各1次光ファイバカプラの入力ポートによって2つのポンプレーザーが接続できる)が接続されており、各2次光ファイバカプラの出力ポートには、2つのEDFAが接続されている。1次光ファイバカプラ群内の各1次光ファイバカプラは、いずれも1次光ファイバカプラ群内の他の2つの1次光ファイバカプラに隣接する。2次光ファイバカプラ群内の各2次光ファイバカプラは、いずれも2次光ファイバカプラ群内の他の2つの2次光ファイバカプラに隣接する。1次光ファイバカプラの出力ポートと2次光ファイバカプラの入力ポートと間は光ファイバを介して交差接続され、各1次光ファイバカプラにより接続される2つの異なる2次光ファイバカプラは、1つの2次光ファイバカプラを挟んで配置され、各2次光ファイバカプラによって接続される2つの異なる1次光ファイバカプラは1つの1次光ファイバカプラを挟んで配置される。また、各1次光ファイバカプラは、いずれもそれと対称的に配置された2次光ファイバカプラを有し、すなわち、当該1次光ファイバカプラと当該2次光ファイバカプラとは同軸上にあり得て、当該軸はそれぞれ各1次光ファイバカプラ及び各2次光ファイバカプラが位置する平面に垂直である。
【0046】
ポンプレーザーは、ポンプレーザー光を出射する。1次光ファイバカプラは、受信したポンプレーザー光を結合させて2方路の1次ポンプレーザー光を出力し、出力された2方路の1次ポンプレーザー光は、それぞれ異なる2つの2次光ファイバカプラに出力され、1次光ファイバカプラの出力ポートと2次光ファイバカプラの入力ポートと間は光ファイバを介して交差接続されるため、この2つの2次光ファイバカプラは別の2次光ファイバカプラを挟んで配置される。2次光ファイバカプラは、受信した1次ポンプレーザー光を結合させて2方路の2次ポンプレーザー光を異なる2つのEDFAに出力する。
【0047】
なお、上記の各デバイス間は、いずれも光ファイバを介して接続される。
【0048】
なお、EDFAは、入力ポート、出力ポート及びポンプパワー入力ポートを含み、信号光は、光ファイバを介してEDFAの入力ポートから入力され、2次光ファイバカプラから出力される2次ポンプレーザー光は、ポンプパワー入力ポートからEDFAに入力され、EDFAによって増幅された光信号は、さらに当該光ファイバを介してEDFAの出力ポートから出力される。
【0049】
本願の実施例にかかる海底ケーブルシステム1000は、図10に示すように、図7に示す海底ネットワーク設備を含み、図10における700ないし713は、図7における700ないし713を参照でき、前記第1光ファイバ710を介して第1検出光信号を前記海底ネットワーク設備700に送信させるための第1ステーション712と、前記第2光ファイバカプラ707から、前記増幅後の第1検出光信号が後方レイリー散乱されてから得られる前記第1反射光信号の一部を受信し、前記第1反射光信号の一部を前記第1ステーション712方向へ送信させるための第1上流海底ネットワーク設備1014と、をさらに含み、前記第1ステーション712は、前記第1反射光信号の一部を受信し、前記第1反射光信号の一部の強度に基づいて前記少なくとも1つの第1ポンプレーザーに故障したポンプレーザーがあるか否かを判断する。
【0050】
本願の実施例において、少なくとも1つの第1ポンプレーザーに故障したポンプレーザーがあると判断し、前記海底ケーブルシステム1000は、前記海底ネットワーク設備700の第1光増幅ユニット703から、出力パワーが定格出力パワーよりも小さい第1データ信号光を受信し、第1データ信号光に対して利得補償を行い、利得補償後の第1データ信号光を前記第2ステーション713の方向へ送信させるための第1下流海底ネットワーク設備1015をさらに含んでもよく、前記定格出力パワーは、光増幅器が正常に動作する時の出力パワーである。当該海底ケーブルシステムは、前記第1下流海底ネットワーク設備1015から、出力パワーが定格出力パワーよりも小さい前記利得補償後の第1データ信号光を受信し、利得補償後の信号光に対して追加的な利得補償を行うための第2下流海底ネットワーク設備1016をさらに含んでもよい。
【0051】
図10において、第1光増幅ユニット703にポンプエネルギーを供給する第1ポンプレーザーは、2つしか描かれていない。もちろん、第1光増幅ユニット703にポンプエネルギーを供給する第1ポンプレーザーは、1つであっても、2つ以上であってもよい。例えば、4つの第1ポンプレーザーを用いて第1光増幅ユニット703にポンプエネルギーを供給してもよい。第1光増幅ユニット703では、ポンプレーザーの失效により、出力されるデータ信号光の利得が1.2dB低下する場合、第1下流海底ネットワーク設備は、第1データ信号光に対して1dBの利得補償を行うことができ、第2下流海底ネットワーク設備1016は、第1データ信号光に対して0.2dBの利得補償を行うことができる。
【0052】
本願の実施例では、上り第1光ファイバ上の第1光増幅ユニットの出力端と下り第2光ファイバ上の第2光増幅ユニットの出力端とが接続され、第1光増幅ユニットと第2光増幅ユニットとは、それぞれ異なるポンプレーザーによってポンプ光が供給され、1つの光増幅ユニットが失效した後、ステーションから出射される検出光信号は後方レイリー散乱を経てから別の光増幅ユニットが位置する光ファイバにループバックされ、かつステーションに伝送される。2つの光増幅ユニットがポンプレーザーを共有しないため、失效していない光増幅ユニットは、検出光信号のパワーに対して利得補償を行わず、ステーションはポンプレーザーの故障を迅速に検出することができるため、光中継器の故障を適時に位置特定して修復し、業務中断時間を短縮させることができる。
【符号の説明】
【0053】
100 海底ケーブル通信システム
104 光増幅ユニット
110 SLTE(Submarine Line Terminal Equipment、光海底通信用端局装置)
120 COTDR(Coherent Optical Time Domain Reflectometer、コヒーレント光時間領域反射測定計)
130 光中継器
140 COTDR
150 SLTE
160 光ファイバ
170 光ファイバ
201 光増幅ユニット
202 光増幅ユニット
203 ポンプユニット
206 2×2 3dBカプラ
300 光中継器
301 ポンプレーザー
302 ポンプレーザー
303 光増幅ユニット
304 光増幅ユニット
305 カプラ
306 カプラ
307 カプラ
308 ポンプレーザー
309 ポンプレーザー
310 COTDR後方散乱光信号
311 光ファイバ
312 光ファイバ
400 光中継器
401 光増幅ユニット
402 カプラ
403 光増幅ユニット
404 カプラ
405 ポンプレーザー
406 ポンプレーザー
407 ポンプレーザー
408 ポンプレーザー
409 光増幅ユニット
410 カプラ
411 カプラ
412 光増幅ユニット
413 光ファイバ
414 光ファイバ
415 光ファイバ
416 光ファイバ
417 ポンプレーザー
418 ポンプレーザー
419 ポンプレーザー
420 ポンプレーザー
500 光中継器
501 ポンプレーザー
502 ポンプレーザー
503 カプラ
504 カプラ
505 エルビウム添加光ファイバ増幅器
508 エルビウム添加光ファイバ増幅器
509 ポンプレーザー
510 ポンプレーザー
511 カプラ
512 カプラ
513 エルビウム添加光ファイバ増幅器
515 エルビウム添加光ファイバ増幅器
517 ポンプレーザー
518 ポンプレーザー
519 カプラ
520 カプラ
521 エルビウム添加光ファイバ増幅器
524 エルビウム添加光ファイバ増幅器
525 ポンプレーザー
526 ポンプレーザー
527 第1次光ファイバカプラ
527 カプラ
528 カプラ
529 エルビウム添加光ファイバ増幅器
532 エルビウム添加光ファイバ増幅器
533 ポンプレーザー
534 ポンプレーザー
535 カプラ
536 第2次光ファイバカプラ
537 エルビウム添加光ファイバ増幅器
539 ポンプレーザー
540 ポンプレーザー
541 カプラ
542 第2次光ファイバカプラ
544 エルビウム添加光ファイバ増幅器
701 第1ポンプレーザー
702 第1ポンプレーザー
703 第1光増幅ユニット
704 第2光増幅ユニット
705 カプラ
706 第1光ファイバカプラ
707 第2光ファイバカプラ
708 第2ポンプレーザー
709 第2ポンプレーザー
710 第1光ファイバ
711 第2光ファイバ
712 第1ステーション
713 第2ステーション
1000 海底ケーブルシステム
図1
図2
図3
図4
図5
図6a
図6b
図7
図8
図9
図10