IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社JVCケンウッドの特許一覧

<>
  • 特許-撮像装置および撮影方法 図1
  • 特許-撮像装置および撮影方法 図2
  • 特許-撮像装置および撮影方法 図3
  • 特許-撮像装置および撮影方法 図4
  • 特許-撮像装置および撮影方法 図5
  • 特許-撮像装置および撮影方法 図6
  • 特許-撮像装置および撮影方法 図7
  • 特許-撮像装置および撮影方法 図8
  • 特許-撮像装置および撮影方法 図9
  • 特許-撮像装置および撮影方法 図10
  • 特許-撮像装置および撮影方法 図11
  • 特許-撮像装置および撮影方法 図12
  • 特許-撮像装置および撮影方法 図13
  • 特許-撮像装置および撮影方法 図14
  • 特許-撮像装置および撮影方法 図15
  • 特許-撮像装置および撮影方法 図16
  • 特許-撮像装置および撮影方法 図17
  • 特許-撮像装置および撮影方法 図18
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-14
(45)【発行日】2022-03-23
(54)【発明の名称】撮像装置および撮影方法
(51)【国際特許分類】
   H04N 5/232 20060101AFI20220315BHJP
   H04N 5/225 20060101ALI20220315BHJP
【FI】
H04N5/232 411
H04N5/225 600
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2018041519
(22)【出願日】2018-03-08
(65)【公開番号】P2019161287
(43)【公開日】2019-09-19
【審査請求日】2020-08-31
(73)【特許権者】
【識別番号】308036402
【氏名又は名称】株式会社JVCケンウッド
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100101247
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 俊一
(72)【発明者】
【氏名】箱石 和也
(72)【発明者】
【氏名】池内 崇典
(72)【発明者】
【氏名】池田 直樹
(72)【発明者】
【氏名】小野寺 克也
【審査官】中嶋 樹理
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-347914(JP,A)
【文献】特開平07-074990(JP,A)
【文献】特開2017-139689(JP,A)
【文献】中国実用新案第202947689(CN,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 5/232
H04N 5/225
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮像部と、
前記撮像部を駆動し撮影方向を移動する移動駆動部と、
撮影方向を照らすように前記撮像部に配置された複数の発光部と、
前記発光部の発光状態を制御する発光制御部と、
を備え、
前記移動駆動部により撮影方向が移動する場合、前記発光制御部は前記複数の発光部のうち、当該撮影方向の移動方向に対応しない位置に配置された発光部の発光強度を、前記撮影方向の移動速度に応じて低減させる
ことを特徴とする撮像装置。
【請求項2】
前記複数の発光部の発光状態を示す発光状態情報を記憶する発光状態記憶部をさらに備え、
前記発光制御部は、前記発光状態記憶部に記憶された発光状態情報を用いて、発光状態の変更を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
撮像部を駆動し撮影方向を移動するステップと、
前記撮影方向を照らすように前記撮像部に配置された複数の発光部の発光状態を制御するステップと
を有し、
撮影方向が移動する場合、前記複数の発光部のうち、当該撮影方向の移動方向に対応しない位置に配置された発光部の発光強度を、前記撮影方向の移動速度に応じて低減させるステップと、
を含むことを特徴とする撮影方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮影方向を移動させつつ、撮影方向を照明して撮影を行うことが可能な撮像装置および撮影方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、監視カメラ等には、撮影方向を照明する照明装置が設置されたものがある。この照明装置は、監視カメラの撮像レンズを囲むように設置された複数の発光部で構成されている。そして、撮影エリアの照度が低い場合でも、この照明装置を発光させることで、精度の高い撮影処理を実行することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2017-163299号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
また、多くの監視カメラ装置には、パン・チルト機構が設けられている。上述したような照明装置とパン・チルト機構とを有する監視カメラ装置において、照明装置を発光させつつパン・チルト機構を駆動させて撮影処理を実行すると、消費電力が大きくなり、通常のPoE(Power over Ethernet)では供給電力が不足する場合がある。撮影処理の際に供給電力が不足すると、パン・チルト機構において所望の動作を行うことができなかったり、照明装置が発光せずに精度の高い撮影処理を行うことができなかったりする場合があるという問題があった。
【0005】
本発明は、撮影方向を移動させつつ撮影方向を照明する際の消費電力を低減し、撮影処理を実行させ続けることが可能な撮像装置および撮影方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための本発明の撮像装置は、撮像部と、前記撮像部を駆動し撮影方向を移動する移動駆動部と、撮影方向を照らすように前記撮像部に配置された複数の発光部と、前記発光部の発光状態を制御する発光制御部とを備え、前記移動駆動部により撮影方向が移動する場合、前記発光制御部は前記複数の発光部のうち、当該撮影方向の移動方向に対応しない位置に配置された発光部の発光強度を、前記撮影方向の移動速度に応じて低減させることを特徴とする。
【0007】
また、本発明の撮影方法は、撮像部を駆動し撮影方向を移動するステップと、前記撮影方向を照らすように前記撮像部に配置された複数の発光部の発光状態を制御するステップとを有し、撮影方向が移動する場合、前記複数の発光部のうち、当該撮影方向の移動方向に対応しない位置に配置された発光部の発光強度を、前記撮影方向の移動速度に応じて低減させるステップとを含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の撮像装置および撮影方法によれば、撮影方向を移動させつつ撮影方向を照明する際に、消費電量を低減することによって、撮影処理を実行させ続けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の一実施形態による撮像装置としての監視カメラ装置を用いた監視システムの構成を示す全体図である。
図2】本発明の一実施形態による撮像装置としての監視カメラ装置を用いた監視システムの構成を示すブロック図である。
図3】本発明の一実施形態による撮像装置としての監視カメラ装置の動作を示すフローチャートである。
図4】本発明の一実施形態による撮像装置としての監視カメラ装置において、発光モードOFF時の照明装置の発光パターンの遷移状態を示す説明図である。
図5】本発明の一実施形態による撮像装置としての監視カメラ装置の撮影開始時の照明装置の発光パターンを示す説明図である。
図6】本発明の一実施形態による撮像装置としての監視カメラ装置において発光モードOFFで撮影中に撮影方向を上方向に移動させるときの、(a)移動開始時の照明装置の発光パターン、(b)加速時の発光パターン、(c)減速時の発光パターンを示す説明図である。
図7】本発明の一実施形態による撮像装置としての監視カメラ装置において発光モードOFFで撮影中に撮影方向を下方向に移動させるときの、(a)移動開始時の照明装置の発光パターン、(b)加速時の発光パターン、(c)減速時の発光パターンを示す説明図である。
図8】本発明の一実施形態による撮像装置としての監視カメラ装置において発光モードOFFで撮影中に撮影方向を左方向に移動させるときの、(a)移動開始時の照明装置の発光パターン、(b)加速時の発光パターン、(c)減速時の発光パターンを示す説明図である。
図9】本発明の一実施形態による撮像装置としての監視カメラ装置において発光モードOFFで撮影中に撮影方向を右方向に移動させるときの、(a)移動開始時の照明装置の発光パターン、(b)加速時の発光パターン、(c)減速時の発光パターンを示す説明図である。
図10】本発明の一実施形態による撮像装置としての監視カメラ装置において発光モードOFFで撮影中に撮影方向を斜め上方向に移動させるときの、(a)移動開始時の照明装置の発光パターン、(b)加速時の発光パターン、(c)減速時の発光パターンを示す説明図である。
図11】本発明の一実施形態による撮像装置としての監視カメラ装置において発光モードOFFで撮影中に撮影方向を斜め下方向に移動させるときの、(a)移動開始時の照明装置の発光パターン、(b)加速時の発光パターン、(c)減速時の発光パターンを示す説明図である。
図12】本発明の一実施形態による撮像装置としての監視カメラ装置において、発光モードON時の照明装置の発光パターンの遷移状態を示す説明図である。
図13】本発明の一実施形態による撮像装置としての監視カメラ装置において発光モードONで撮影中に撮影方向を上方向に移動させるときの、(a)移動開始時の照明装置の発光パターン、(b)加速時の発光パターン、(c)減速時の発光パターンを示す説明図である。
図14】本発明の一実施形態による撮像装置としての監視カメラ装置において発光モードONで撮影中に撮影方向を下方向に移動させるときの、(a)移動開始時の照明装置の発光パターン、(b)加速時の発光パターン、(c)減速時の発光パターンを示す説明図である。
図15】本発明の一実施形態による撮像装置としての監視カメラ装置において発光モードONで撮影中に撮影方向を左方向に移動させるときの、(a)移動開始時の照明装置の発光パターン、(b)加速時の発光パターン、(c)減速時の発光パターンを示す説明図である。
図16】本発明の一実施形態による撮像装置としての監視カメラ装置において発光モードONで撮影中に撮影方向を右方向に移動させるときの、(a)移動開始時の照明装置の発光パターン、(b)加速時の発光パターン、(c)減速時の発光パターンを示す説明図である。
図17】本発明の一実施形態による撮像装置としての監視カメラ装置において発光モードONで撮影中に撮影方向を斜め上方向に移動させるときの、(a)移動開始時の照明装置の発光パターン、(b)加速時の発光パターン、(c)減速時の発光パターンを示す説明図である。
図18】本発明の一実施形態による撮像装置としての監視カメラ装置において発光モードONで撮影中に撮影方向を斜め下方向に移動させるときの、(a)移動開始時の照明装置の発光パターン、(b)加速時の発光パターン、(c)減速時の発光パターンを示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
〈一実施形態による監視カメラ装置を用いた監視システムの構成〉
以下に、本発明の一実施形態による撮像装置としての監視カメラ装置を用いた監視システムの構成について、図1および図2を参照して説明する。本実施形態による監視システム1は、監視カメラ装置10と、監視カメラ装置10にネットワーク20を介して接続されたコントローラ30とを備える。監視システム1に用いられる監視カメラ装置10について、図1では外観図で示し、図2では機能ブロック図で示している。コントローラ30は、監視カメラ装置10とネットワーク20を介して情報を送受信することで、監視カメラ装置10の動作を監視および制御する。
【0011】
監視カメラ装置10は、撮像部11と、撮像部11による撮影方向を移動させるためのパン機構部12-1およびチルト機構部12-2と、移動駆動部としての第1モータ13-1および第2モータ13-2と、照明装置14と、MCU(Micro Controller Unit)15とを備える。これらの撮像部11、パン機構部12-1、チルト機構部12-2、照明装置14、およびMCU15は一体に構成され、共有する電源、例えば、PoEから供給される電力で動作する。
【0012】
撮像部11は、撮像レンズを有し、撮影エリアを撮影する。ここで撮影エリアとは、撮像部11によって撮影する方向の撮影可能領域を意味する。パン機構部12-1は、撮像部11の撮像レンズの向きを水平方向に移動させるパン機能を実行させるための構成を有する。チルト機構部12-2は、撮像レンズの向きを上下方向に移動させるチルト機能を実行させるための構成を有する。第1モータ13-1は、パン機構部12-1を駆動する。第2モータ13-2は、チルト機構部12-2を駆動する。照明装置14は、撮像部11を囲むように配置された12個の発光部である第1LED14-1~第12LED14-12で構成され、撮像部11による撮影エリアを照明する。第1LED14-1~第12LED14-12は、例えば、時計の1時~12時を示す位置にそれぞれ配置される。
【0013】
MCU15は、ネットワーク20に接続された操作情報入力部151と、動作制御部152と、発光制御部153と、発光状態記憶部154とを有する。操作情報入力部151は、コントローラ30から送信された監視カメラ装置10に関する操作情報を、ネットワーク20を介して入力する。動作制御部152は、操作情報入力部151から入力された操作情報に基づいて、撮像部11による撮影動作、第1モータ13-1によるパン機構部12-1の動作、第2モータ13-2によるチルト機構部12-2の動作、および照明装置14による発光動作を制御するための制御指示を出力する。発光制御部153は、動作制御部152から出力された制御指示に基づいて、制御対象の第1LED14-1~第12LED14-12の発光状態を制御する。発光状態記憶部154は、現在の第1LED14-1~第12LED14-12の発光状態を示す情報として、それぞれの発光/消灯状態を示す情報および発光時の発光強度を示す情報を記憶する。
【0014】
〈一実施形態による監視カメラ装置の動作〉
次に、本実施形態による監視システム1で実行される処理について、図3図18を参照して説明する。本実施形態において、監視カメラ装置10における単位時間あたりの消費電力量(以下、単に「電力量」と記載する)を1~60の値で示し、第1LED14-1~第12LED14-12の発光強度を1(暗い)~10(明るい)の値で示し、パン機能による撮影方向の移動速度(以下、「パン速度」と記載する)またはチルト機能による撮影方向の移動速度(以下、「チルト速度」と記載する)を0(停止)、1(遅い)~10(速い)の値で示す。移動速度は、4~7が通常速度、8以上が高速、3以下が低速として設定されている。
【0015】
まず、コントローラ30から、監視カメラ装置10による撮影開始指示が送信されると、当該指示が監視カメラ装置10の操作情報入力部151から入力され、動作制御部152で取得される。撮影開始指示を取得したときに動作制御部152で実行される処理について、図3のフローチャートを参照して説明する。
【0016】
動作制御部152は、撮影開始指示を取得すると(S1の「YES」)、第1LED14-1~第12LED14-12のすべてを所定の発光強度で発光させるための発光指示を生成して発光制御部153に出力する。発光制御部153は、動作制御部152から取得した発光指示に基づいて、第1LED14-1~第12LED14-12を所定の発光強度で発光させる。ここで、第1LED14-1~第12LED14-12が所定の発光強度で発光していることを示す情報が、発光状態記憶部154に記憶される。このとき、第1モータ13-1および第2モータ13-2は停止状態であり、撮像部11による撮影方向は固定されている。
【0017】
また動作制御部152は、発光指示を出力して第1LED14-1~第12LED14-12を発光させた後、撮像部11による撮影処理を開始させる(S2)。
【0018】
撮像部11による撮影処理の開始後に、コントローラ30から、撮影方向を通常速度で移動させるための撮影方向移動指示が送信されると、当該指示が操作情報入力部151から入力され、動作制御部152で取得される。動作制御部152は、撮影方向移動指示を取得すると(S3の「YES」)、移動方向を照明しつつ当該監視カメラ装置10内の電力量を低減させるように、第1LED14-1~第12LED14-12の発光状態を変更させるための第1発光状態変更指示を生成し、発光制御部153に出力する。この第1発光状態変更指示は、発光状態記憶部154に記憶された情報を用いて生成される。
【0019】
発光制御部153は、動作制御部152から取得した第1発光状態変更指示に基づいて、該当するLEDの発光状態を変更させる。ここで、第1LED14-1~第12LED14-12が所定の発光強度に変更されたことを示す情報が、発光状態記憶部154に記憶される。該当するLEDの発光状態を変更させた後、動作制御部152は、当該撮影方向移動指示に基づいて第1モータ13-1および第2モータ13-2を駆動させてパン機構部12-1およびチルト機構部12-2を動作させることにより、撮像部11による撮影方向の移動処理を実行する(S4)。
【0020】
撮影方向の移動処理中に、コントローラ30から撮影方向の移動速度を高速に変更するための加速指示、または低速に変更させるための減速指示が送信されると、当該指示が操作情報入力部151から入力され、動作制御部152で取得される。動作制御部152は、撮影方向の移動速度を変更させるための指示を取得すると(S5の「YES」)、当該移動速度に応じて、第1LED14-1~第12LED14-12の発光状態および撮影方向の移動処理の移動速度を変更させる(S6)。ここで、加速指示が取得されたときには、第1LED14-1~第12LED14-12の発光状態を変更させてから撮影方向の移動処理の移動速度を変更させ、減速指示が取得されたときには、撮影方向の移動処理の移動速度を変更させてから第1LED14-1~第12LED14-12の発光状態を変更させる。
【0021】
動作制御部152は、第1LED14-1~第12LED14-12の発光状態を変更させる際は、当該発光状態の変更のための第2発光状態変更指示を生成し、発光制御部153に出力する。この第2発光状態変更指示は、発光状態記憶部154に記憶された情報を用いて生成される。発光制御部153は、動作制御部152から取得した第2発光状変更指示に基づいて、該当するLEDの発光状態を変更させる。ここで、第1LED14-1~第12LED14-12が所定の発光強度に変更されたことを示す情報が、発光状態記憶部154に記憶される。また動作制御部152は、撮影方向の移動処理の移動速度を変更させる際は、当該加速指示または減速指示に基づいて第1モータ13-1および第2モータ13-2を駆動させてパン機構部12-1およびチルト機構部12-2を動作させる。
【0022】
撮影処理の開始後、第1発光状態変更指示および第2発光状態変更指示により変更する第1LED14-1~第12LED14-12の発光状態について、動作制御部152に設定される発光モードがOFFの場合とONの場合とでそれぞれ説明する。以降、第1LED14-1~第12LED14-12を単にLED14-1~14-12と簡略化して記載する。
【0023】
[発光モードOFFの場合のLEDの制御]
発光モードがOFF状態のときには、撮像部11による撮影処理中、撮影方向を移動しつつ撮影エリアを照明する際に、消費電力量を抑えることを優先して、LED14-1~14-12の発光強度が制御される。発光モードOFF状態のときのLED14-1~14-12の発光強度の遷移について、図4図11を参照して説明する。図4は、発光モードOFF状態における、撮影方向の移動方向ごとのLED14-1~14-12の発光パターンの遷移状態を示す説明図である。図5図11は、発光パターンごとの各LED14-1~14-12の発光状態等を示す説明図である。
【0024】
まず、撮影開始指示が取得されると、すべてのLED14-1~14-12が発光強度「5」で発光され(図4;S101、図5;発光パターン(1))、撮影処理が開始される。このときの監視カメラ装置10内の総電力量は60段階の「60」である。
【0025】
撮影処理の開始後、撮影方向を上方向へ通常の移動速度「6」で移動させるための撮影方向移動指示が送信されると、第1発光状態変更指示により、上方向に対応しない位置に配置されたLED14-2~14-10が消灯される。つまり、これらのLED14-2~14-10の発光強度が「0」に変更される。そして、上方向に対応する位置に配置されたLED14-12と、これに隣接するLED14-1および14-11の3個のLEDが継続して発光されることで、撮影方向の移動動作の準備が行われる(図4;S102、図6(a);発光パターン(2))。このときの監視カメラ装置10内の総電力量は、60段階の「21」に減少している。LED14-2~14-10が消灯して消費電力量が少なくなった後、第2モータ13-2が駆動されチルト機構部12-2が動作されることにより、撮像部11による撮影方向が上方向に移動される。
【0026】
撮影方向が上方向に通常の移動速度で移動しているときに、移動速度を高速の「9」に変更するための加速指示が送信されると、第2発光状態変更指示により、上方向に対応する位置に配置されたLED14-12に隣接するLED14-1および14-11も消灯される(図4;S103、図6(b);発光パターン(3))。つまり、移動速度を速くするとモータ13-1、13-2で消費される電力量が増加するため、発光させるLEDの数を減らすことで、照明処理により消費される電力量を低減させる。このときの監視カメラ装置10内の総電力量はさらに減少し、60段階の「14」になる。そして、上方向に対応する位置に配置されたLED12-12のみが継続して発光された状態で、第2モータ13-2が制御されチルト機構部12-2の動作速度が高くなり、撮影方向の移動速度が加速される。
【0027】
また、撮影方向が上方向に通常の移動速度で移動しているときに、移動速度を低速の「3」に変更するための減速指示が送信されると、第2モータ13-2が制御されチルト機構部12-2の動作速度が低くなり、撮影方向の移動速度が減速される。そして第2発光状態変更指示により、LED14-1および14-11にさらに隣接するLED14-2および14-10も発光強度「5」で発光される(図4;S103、図6(c);発光パターン(4))。つまり、移動速度が遅くなるとモータ13-1、13-2で消費される電力量が減少するため、移動方向に対応する位置に配置されたLEDの発光させる数を増やすことで、移動方向の照度を高くして撮像処理の精度を向上させる。このときの監視カメラ装置10内の総電力量は、発光パターン(1)のときからは減少しつつ、発光パターン(2)のときに比べて増加し、60段階の「28」になる。
【0028】
同様にして、すべてのLED14-1~14-12が発光されて撮影処理が実行されているときに(図4;S101、図5;発光パターン(1))、撮影方向を下方向へ通常の移動速度「6」で移動させるための撮影方向移動指示が送信されると、下方向に対応しない位置に配置されたLED14-1~14-4および14-8~14-12が消灯され(図4;S104、図7(a);発光パターン(5))、その後撮像部11による撮影方向が下方向に移動される。
【0029】
撮影方向が下方向に通常の移動速度で移動しているときに、移動速度を高速の「9」に変更するための加速指示が送信されると、下方向に対応する位置に配置されたLED14-6に隣接するLED14-5および14-7も消灯され(図4;S105、図7(b);発光パターン(6))、撮影方向の移動速度が加速される。
【0030】
また、撮影方向が下方向に通常の移動速度で移動しているときに、移動速度を低速の「3」に変更するための減速指示が送信されると、撮影方向の移動速度が減速される。そしてLED14-5および14-7にさらに隣接するLED14-4および14-8も発光される(図4;S105、図7(c);発光パターン(7))。
【0031】
また、すべてのLED14-1~14-12が発光されて撮影処理が実行されているときに(図4;S101、図5;発光パターン(1))、撮影方向を左方向へ通常の移動速度「6」で移動させるための撮影方向移動指示が送信されると、左方向に対応しない位置に配置されたLED14-1~14-7、14-11、および14-12が消灯され(図4;S106、図8(a);発光パターン(8))、その後撮像部11による撮影方向が左方向に移動される。
【0032】
撮影方向が左方向に通常の移動速度で移動しているときに、移動速度を高速の「9」に変更するための加速指示が送信されると、左方向に対応する位置に配置されたLED14-9に隣接するLED14-8および14-10も消灯され(図4;S107、図8(b);発光パターン(9))、撮影方向の移動速度が加速される。
【0033】
また、撮影方向が左方向に通常の移動速度で移動しているときに、移動速度を低速の「3」に変更するための減速指示が送信されると、撮影方向の移動速度が減速される。そしてLED14-8および14-10にさらに隣接するLED14-7および14-11も発光される。(図4;S107、図8(c);発光パターン(10))
また、すべてのLED14-1~14-12が発光されて撮影処理が実行されているときに(図4;S101、図5;発光パターン(1))、撮影方向を右方向へ通常の移動速度「6」で移動させるための撮影方向移動指示が送信されると、右方向に対応しない位置に配置されたLED14-1および14-5~14-12が消灯され(図4;S108、図9(a);発光パターン(11))、その後撮像部11による撮影方向が右方向に移動される。
【0034】
撮影方向が右方向に通常の移動速度で移動しているときに、移動速度を高速の「9」に変更するための加速指示が送信されると、右方向に対応する位置に配置されたLED14-3に隣接するLED14-2および14-4も消灯され(図4;S109、図9(b);発光パターン(12))、撮影方向の移動速度が加速される。
【0035】
また、撮影方向が右方向に通常の移動速度で移動しているときに、移動速度を低速の「3」に変更するための減速指示が送信されると、撮影方向の移動速度が減速される。そしてLED14-2および14-4にさらに隣接するLED14-1および14-5も発光される。(図4;S109、図9(c);発光パターン(13))
また、すべてのLED14-1~14-12が発光されて撮影処理が実行されているときに(図4;S101、図5;発光パターン(1))、撮影方向を斜め上方向(時計の1時半方向)へ通常の移動速度「6」で移動させるための撮影方向移動指示が送信されると、斜め上方向に対応しない位置に配置されたLED14-4~14-11が消灯される(図4;S110、図10(a);発光パターン(14))。このときの監視カメラ装置10内の総電力量は、60段階の「32」に減少している。LED14-4~14-11が消灯して消費電力量が少なくなった後、第1モータ13-1および第2モータ13-2が駆動されてパン機構部12-1およびチルト機構部12-2が動作されることにより、撮像部11による撮影方向が斜め上方向に移動される。
【0036】
撮影方向が斜め上方向に通常の移動速度で移動しているときに、移動速度を高速の「9」に変更するための加速指示が送信されると、斜め上方向に対応する位置に配置されたLED14-1および14-2にそれぞれ隣接するLED14-3および14-12も消灯される(図4;S111、図10(b);発光パターン(15))。このときの監視カメラ装置10内の総電力量はさらに減少し、60段階の「28」になる。そして、斜め上方向に対応する位置に配置されたLED14-1および14-2のみが継続して発光された状態で、第1モータ13-1および第2モータ13-2が制御されてパン機構部12-1およびチルト機構部12-2の動作速度が高くなり、撮影方向の移動速度が加速される。
【0037】
また、撮影方向が斜め上方向に通常の移動速度で移動しているときに、移動速度を低速の「3」に変更するための減速指示が送信されると、第1モータ13-1および第2モータ13-2が制御されてパン機構部12-1およびチルト機構部12-2の動作速度が低くなり、撮影方向の移動速度が減速される。そしてLED14-3および14-12にさらに隣接するLED14-4および14-11も発光される(図4;S111、図10(c);発光パターン(16))。このときの監視カメラ装置10内の総電力量は発光パターン(14)のときに比べて増加し、60段階の「36」になる。
【0038】
また、すべてのLED14-1~14-12が発光されて撮影処理が実行されているときに(図4;S101、図5;発光パターン(1))、撮影方向を斜め下方向(時計の7時半方向)へ通常の移動速度「6」で移動させるための撮影方向移動指示が送信されると、斜め下方向に対応しない位置に配置されたLED14-1~14-5および14-10~14-12が消灯され(図4;S112、図11(a);発光パターン(17))、その後撮像部11による撮影方向が斜め下方向に移動される。
【0039】
撮影方向が斜め下方向に通常の移動速度で移動しているときに、移動速度を高速の「9」に変更するための加速指示が送信されると、斜め下方向に対応する位置に配置されたLED14-7および14-8にそれぞれ隣接するLED14-6および14-9も消灯され(図4;S112、図11(b);発光パターン(18))、撮影方向の移動速度が加速される。
【0040】
また、撮影方向が斜め下方向に通常の移動速度で移動しているときに、移動速度を低速の「3」に変更するための減速指示が送信されると、撮影方向の移動速度が減速される。そしてLED14-6および14-9にさらに隣接するLED14-5および14-10も発光される。(図4;S112、図11(c);発光パターン(19))以上で、発光モードOFFの場合のLEDの制御に関する説明を終了する。
【0041】
[発光モードONの場合のLEDの制御]
発光モードがON状態のときには、撮像部11による撮影処理中、撮影方向を移動しつつ撮影エリアを照明する際に、移動方向をなるべく高い照度で照明することを優先して、LED14-1~14-12の発光強度が制御される。発光モードON状態のときのLED14-1~14-12の発光強度の遷移について、図12図18を参照して説明する。図12は、発光モードON時における、撮影方向の移動方向ごとのLED14-1~14-12の発光パターンの遷移状態を示す説明図である。図13図18は、発光パターンごとの各LED14-1~14-12の発光状態等を示す説明図である。
【0042】
まず、撮影開始指示が取得されると、すべてのLED14-1~14-12が発光強度「5」で発光され(図12;S201、図5;発光パターン(1))、撮影処理が開始される。このときの監視カメラ装置10内の総電力量は60段階の「60」である。
【0043】
撮影処理の開始後、撮影方向を上方向へ通常の移動速度「6」で移動させるための撮影方向移動指示が送信されると、第1発光状態変更指示により、上方向に対応しない位置に配置されたLED14-2~14-10が消灯される。そして、これらのLED14-2~14-10を消灯させたことにより低減した分よりも少ない消費電力量分として、上方向に対応する位置に配置されたLED14-1、14-11、および14-12の発光強度が「8」に増加されることで、撮影方向の移動動作の準備が行われる(図12;S202、図13(a);発光パターン(20))。このときの監視カメラ装置10内の総電力量は、60段階の「30」に減少している。LED14-2~14-10が消灯して消費電力量が少なくなった後、第2モータ13-2が駆動されチルト機構部12-2が動作されることにより、撮像部11による撮影方向が上方向に移動される。
【0044】
撮影方向が上方向に通常の移動速度で移動しているときに、移動速度を高速の「9」に変更するための加速指示が送信されると、第2発光状態変更指示により、上方向に対応する位置に配置されたLED14-12に隣接するLED14-1および14-11も消灯される(図12;S203、図13(b);発光パターン(21))。このときの監視カメラ装置10内の総電力量はさらに減少し、60段階の「17」になる。そして、上方向に対応する位置に配置されたLED12-12のみが継続して発光強度「8」で発光された状態で、第2モータ13-2が制御されチルト機構部12-2の動作速度が高くなり、撮影方向の移動速度が加速される。
【0045】
また、撮影方向が上方向に通常の移動速度で移動しているときに、移動速度を低速の「3」に変更するための減速指示が送信されると、第2モータ13-2が制御されチルト機構部12-2の動作速度が低くなり、撮影方向の移動速度が減速される。そして第2発光状態変更指示により、LED14-1および14-11にさらに隣接するLED14-2および14-10も発光強度「8」で発光される(図12;S203、図13(c);発光パターン(22))。つまり、移動速度が遅くなるとモータ13-1、13-2で消費される電力量が減少するため、移動方向に対応する位置に配置されたLEDの発光させる数を増やすことで、撮像処理の精度を向上させる。このときの監視カメラ装置10内の総電力量は、発光パターン(1)のときからは減少しつつ、発光パターン(20)のときに比べて増加し、60段階の「43」になる。
【0046】
同様にして、すべてのLED14-1~14-12が発光されて撮影処理が実行されているときに(図12;S201、図5;発光パターン(1))、撮影方向を下方向へ通常の移動速度「6」で移動させるための撮影方向移動指示が送信されると、下方向に対応しない位置に配置されたLED14-1~14-4および14-8~14-12が消灯され、下方向に対応する位置に配置されたLED14-5~14-7の発光強度が「8」に増加された後(図12;S204、図14(a);発光パターン(23))、撮像部11による撮影方向が下方向に移動される。
【0047】
撮影方向が下方向に通常の移動速度で移動しているときに、移動速度を高速の「9」に変更するための加速指示が送信されると、下方向に対応する位置に配置されたLED14-6に隣接するLED14-5および14-7も消灯され(図12;S205、図14(b);発光パターン(24))、撮影方向の移動速度が加速される。
【0048】
また、撮影方向が下方向に通常の移動速度で移動しているときに、移動速度を低速の「3」に変更するための減速指示が送信されると、撮影方向の移動速度が減速される。そしてLED14-5および14-7にさらに隣接するLED14-4および14-8も発光強度「8」で発光される(図12;S205、図14(c);発光パターン(25))。
【0049】
また、すべてのLED14-1~14-12が発光されて撮影処理が実行されているときに(図12;S201、図5;発光パターン(1))、撮影方向を左方向へ通常の移動速度「6」で移動させるための撮影方向移動指示が送信されると、左方向に対応しない位置に配置されたLED14-1~14-7、14-11、および14-12が消灯され、左方向に対応する位置に配置されたLED14-8~14-10の発光強度が「8」に増加された後(図12;S206、図15(a);発光パターン(26))、撮像部11による撮影方向が左方向に移動される。
【0050】
撮影方向が左方向に通常の移動速度で移動しているときに、移動速度を高速の「9」に変更するための加速指示が送信されると、左方向に対応する位置に配置されたLED14-9に隣接するLED14-8および14-10も消灯され(図12;S207、図15(b);発光パターン(27))、撮影方向の移動速度が加速される。
【0051】
また、撮影方向が左方向に通常の移動速度で移動しているときに、移動速度を低速の「3」に変更するための減速指示が送信されると、撮影方向の移動速度が減速される。そしてLED14-8および14-10にさらに隣接するLED14-7および14-11も発光強度「8」で発光される(図12;S207、図15(c);発光パターン(28))。
【0052】
また、すべてのLED14-1~14-12が発光されて撮影処理が実行されているときに(図12;S201、図5;発光パターン(1))、撮影方向を右方向へ通常の移動速度「6」で移動させるための撮影方向移動指示が送信されると、右方向に対応しない位置に配置されたLED14-1および14-5~14-12が消灯され、右方向に対応する位置に配置されたLED14-2~14-4の発光強度が「8」に増加され(図12;S208、図16(a);発光パターン(29))、その後撮像部11による撮影方向が右方向に移動される。
【0053】
撮影方向が右方向に通常の移動速度で移動しているときに、移動速度を高速の「9」に変更するための加速指示が送信されると、右方向に対応する位置に配置されたLED14-3に隣接するLED14-2および14-4も消灯され(図12;S209、図16(b);発光パターン(30))、撮影方向の移動速度が加速される。
【0054】
また、撮影方向が右方向に通常の移動速度で移動しているときに、移動速度を低速の「3」に変更するための減速指示が送信されると、撮影方向の移動速度が減速される。そしてLED14-2および14-4にさらに隣接するLED14-1および14-5も発光強度「8」で発光される(図12;S209、図16(c);発光パターン(31))。
【0055】
また、すべてのLED14-1~14-12が発光されて撮影処理が実行されているときに(図12;S201、図5;発光パターン(1))、撮影方向を斜め上方向(時計の1時半方向)へ通常の移動速度「6」で移動させるための撮影方向移動指示が送信されると、斜め上方向に対応しない位置に配置されたLED14-4~14-11が消灯され、斜め上方向に対応する位置に配置されたLED14-1~14-3および14-12の発光強度が「8」に増加される。このときの監視カメラ装置10内の総電力量は、60段階の「44」に減少している。電力量が減少した後、第1モータ13-1および第2モータ13-2が駆動されてパン機構部12-1およびチルト機構部12-2が動作されることにより、撮像部11による撮影方向が斜め上方向に移動される。
【0056】
撮影方向が斜め上方向に通常の移動速度で移動しているときに、移動速度を高速の「9」に変更するための加速指示が送信されると、斜め上方向に対応する位置に配置されたLED14-1および14-2にそれぞれ隣接するLED14-3および14-12も消灯される(図12;S211、図17(b);発光パターン(33))。このときの監視カメラ装置10内の総電力量はさらに減少し、60段階の「34」になる。そして、斜め上方向に対応する位置に配置されたLED14-1および14-2のみが継続して発光された状態で、第1モータ13-1および第2モータ13-2が制御されてパン機構部12-1およびチルト機構部12-2の動作速度が高くなり、撮影方向の移動速度が加速される。
【0057】
また、撮影方向が斜め上方向に通常の移動速度で移動しているときに、移動速度を低速の「3」に変更するための減速指示が送信されると、第1モータ13-1および第2モータ13-2が制御されてパン機構部12-1およびチルト機構部12-2の動作速度が低くなり、撮影方向の移動速度が減速される。そしてLED14-3および14-12にさらに隣接するLED14-4および14-11も発光強度「8」で発光される(図12;S211、図17(c);発光パターン(34))。このときの監視カメラ装置10内の総電力量は発光パターン(32)のときに比べて増加し、60段階の「48」になる。
【0058】
また、すべてのLED14-1~14-12が発光されて撮影処理が実行されているときに(図12;S201、図5;発光パターン(1))、撮影方向を斜め下方向(時計の7時半方向)へ通常の移動速度「6」で移動させるための撮影方向移動指示が送信されると、斜め下方向に対応しない位置に配置されたLED14-1~14-5および14-10~14-12が消灯され、斜め下方向に対応する位置に配置されたLED14-6~14-9の発光強度が「8」に増加され(図12;S212、図18(a);発光パターン(35))、その後撮像部11による撮影方向が斜め下方向に移動される。
【0059】
撮影方向が斜め下方向に通常の移動速度で移動しているときに、移動速度を高速の「9」に変更するための加速指示が送信されると、斜め下方向に対応する位置に配置されたLED14-7および14-8にそれぞれ隣接するLED14-6および14-9も消灯され(図12;S213、図18(b);発光パターン(36))、撮影方向の移動速度が加速される。
【0060】
また、撮影方向が斜め下方向に通常の移動速度で移動しているときに、移動速度を低速の「3」に変更するための減速指示が送信されると、撮影方向の移動速度が減速される。そしてLED14-6および14-9にさらに隣接するLED14-5および14-10も発光強度「8」で発光される(図12;S213、図18(c);発光パターン(37))。以上で、発光モードONの場合のLEDの制御に関する説明を終了する。
【0061】
図3に戻り、撮影方向の移動処理が終了するまでの間に(S7の「NO」)、さらに移動速度の加速指示または減速指示が取得されると、上述したようにLEDの発光状態の変更処理および移動速度の変更処理が実行される(S6)。
【0062】
撮影方向の移動処理が終了して第1モータ13-1および第2モータ13-2の動作が停止すると(S7の「YES」)、動作制御部152は、LED14-1~14-12の発光状態を、撮影開始時の発光強度「5」に戻すための発光指示を生成して発光制御部153に出力する。発光制御部153は、動作制御部152から取得した発光指示に基づいて、LED14-1~LED14-12を発光強度「5」で発光させる(S8)。ここで、撮影方向の移動処理が開始する前に、LED14-1~14-12の発光強度が撮影開始時とは異なる値に変更されていた場合には、移動処理が終了したときに、移動処理開始直前の発光強度に戻すようにしてもよい。上述したステップS3~S8の処理は、監視カメラ装置10の撮影処理が停止するまで繰り返される(S9の「NO」)。
【0063】
コントローラ30から監視カメラ装置10の撮影停止指示が送信されると、当該指示が監視カメラ装置10の操作情報入力部151から入力され、動作制御部152で取得される。撮影停止指示が取得されると、動作制御部152は、LED14-1~14-12を消灯させ(S10)、ステップS1に戻る。
【0064】
以上の実施形態によれば、監視カメラ装置が撮影方向を移動しつつ撮影エリアを照明する際に、少ない消費電力量で移動方向先を適切に照明することで、供給電力が不足しないように撮影処理を実行することができる。
【0065】
上述した実施形態においては、監視カメラ装置10の動作制御部152が撮影方向移動指示を取得したときに、撮影方向の移動方向に対応しない位置に配置されたLEDを消灯させる、つまり発光強度を「0」にする第1発光状態変更指示を生成する場合について説明した。しかし、これには限定されず、撮影方向の移動方向に対応しない位置に配置されたLEDの発光強度を低減させることで、消費電力量を低減させるようにしてもよい。この場合、第1発光状態変更指示として、移動方向に対応しない位置に配置されたLEDの発光強度を「1」~「4」にする指示が生成される。
【0066】
また、動作制御部152が加速指示を取得したときも同様に、撮影方向の移動方向に対応する位置に配置されたLEDに隣接するLEDを消灯させるのではなく、発光強度を低減させることで消費電力量を低減させるようにしてもよい。この場合、第2発光状態変更指示として、移動方向に対応する位置に配置されたLEDに隣接するLEDの発光強度を「1」~「4」にする指示が生成される。
【0067】
また、動作制御部152が減速指示を取得したときに、移動方向に対応する位置のLEDの発光強度を増加させる、例えば発光強度「6」~「8」にする第2発光状態変更指示を生成することで、移動方向の照度を高くするようにしてもよい。このとき、上述した実施形態と同様に、移動方向に対応する位置に配置されたLEDに隣接する位置で発光させるLEDの数を増やしてもよい。
【0068】
また、上述した実施形態においては、コントローラから撮影方向移動指示をネットワーク経由で監視カメラ装置に送信する場合について説明したが、通信媒体はネットワークに限定されず、撮影方向移動指示が送信できればシリアルケーブル、同軸ケーブル、Bluetoothなどを用いて送信しても良い。
【0069】
また、上述した実施形態においては、撮影開始指示を取得してから撮影処理を開始する場合について説明したが、監視カメラ装置の起動と同時に撮影処理を開始するようにしても良い。
【0070】
また、上述した実施形態においては、LEDを発光させた後、撮影処理を開始させる場合について説明したが、撮影処理を開始させてからLEDを発光させるようにしても良い。
【0071】
また、上述した実施形態においては、撮影開始時に全てのLEDを発光強度5で点灯させる場合について説明したが、これには限定されず、撮影開始時に予め設定されたLEDを所定の強度で発光させるようにしても良い。
【0072】
また、上述した実施形態においては、移動終了時にLEDの発光状態を撮影開始時または移動処理開始直前の状態に戻す場合について説明したが、移動終了時に関して予め設定された状態に戻すようにしても良い。
【符号の説明】
【0073】
1 監視システム
10 監視カメラ装置
11 撮像部
12-1 パン機構部
12-2 チルト機構部
13-1 第1モータ
13-2 第2モータ
14 照明装置
20 ネットワーク
30 コントローラ
151 操作情報入力部
152 動作制御部
153 発光制御部
154 発光状態記憶部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18