特許 7041331 愛玩動物用被服の原型の製図方法

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】特許公報(B2)

(11)【特許番号】

(24)【登録日】2022-03-15

(45)【発行日】2022-03-24

(54)【発明の名称】愛玩動物用被服の原型の製図方法

(51)【国際特許分類】

   A01K 13/00 20060101AFI20220316BHJP

【ＦＩ】

A01K13/00 A

【請求項の数】 1

(21)【出願番号】P 2017255315

(22)【出願日】2017-12-13

(65)【公開番号】P2019103483

(43)【公開日】2019-06-27

【審査請求日】2020-10-02

(73)【特許権者】

【識別番号】500198519

【氏名又は名称】有限会社ハッピーゴーラッキー

(72)【発明者】

【氏名】佐藤 渉

【審査官】佐藤 智子

(56)【参考文献】

【文献】米国特許第０５０６０４５８（ＵＳ，Ａ）

【文献】特開２００５－０５８１８２（ＪＰ，Ａ）

(58)【調査した分野】(Int.Cl.，ＤＢ名)

Ａ０１Ｋ １３／００

Ａ４１Ｈ ３／００

(57)【特許請求の範囲】

【請求項1】

愛玩動物用被服の型紙の元型となる原型の製図方法であって当該原型はフィット性の良い寸法の被服の型紙を作る前の段階の元となる寸法そのものの型であり、首回りの部分を製図する工程において、首回り寸法の２倍ほどの外周を有する正円の外周は首回りの線を表すものであり、正円の中心を通る水平線は背中の中心線を表すものであり、正円の中心を通る垂直線は腹部の中心線を表すものであり、背中の中心線と正円の外周が交わる部分は首回りの後ろ中心表すものであり、腹部の中心線と正円が交わる部分は首回りの前中心を表すものであり、首回りの後ろ中心と首回りの前中心を結ぶ正円の外周の４分の１周の円弧が、愛玩動物の首回り寸法の半分ほどの寸法であることを特徴とする、愛玩動物用被服の原型の製図方法。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

この発明は、愛玩動物用被服の原型の製図方法に関する。

【背景技術】

【0002】

従来の被服の型紙の元型の原型の製図方法においては、特許文献１に記載の先行技術がある。

【0003】

【文献】特開２０００－２４８４１３号公報

【発明の開示】

【発明が解決しようとする課題】

【0004】

従来の被服の型紙の元型となる原型の製図方法において、上記特許文献１の対象は人用のものであり、人と愛玩動物の身体の基本構造が異なるため、愛玩動物用の製図方法として用いることは困難である。

【0005】

この発明は、このような背景のもとになされたもので、容易に理解でき、かつフィット性の良い愛玩動物用被服の型紙の元型となる原型を設計できる製図方法を提供することを目的とする。

【課題を解決するための手段】

本発明は、上記目的を達成するため、次の手段を採用する。
すなわち、愛玩動物用被服の型紙の元型となる原型の製図方法であって、首回りの部分を製図する工程において、首回り寸法の２倍ほどの外周を有する正円の外周は首回りの線を表すものであり、正円の中心を通る水平線は背中の中心線を表すものであり、正円の中心を通る垂直線は腹部の中心線を表すものであり、背中の中心線と正円の外周が交わる部分は首回りの後ろ中心表すものであり、腹部の中心線と正円が交わる部分は首回りの前中心を表すものであり、首回りの後ろ中心と首回りの前中心を結ぶ正円の外周の４分の１周の円弧が、愛玩動物の首回り寸法の半分ほどの寸法であることを特徴とする、愛玩動物用被服の原型の製図方法である。

【発明の効果】

【0006】

本発明は、愛玩動物用被服の型紙の元型となる原型における、首回りの部分を製図する手段として、首回り寸法の２倍ほどの外周を有する正円を使用することで、原型を作る初心者のおいても容易に理解でき、かつフィット性の良い愛玩動物用被服の型紙の元型となる原型の設計が可能となる。

【発明を実施するための最良の形態】

【0007】

以下には、図面を参照して、この発明の好ましい実施形態について具体的に説明をする。
図１は、原型における、首回り寸法の２倍ほどの外周を有する正円の位置を示すものであり、１は首回り寸法の２倍ほどの外周を有する正円を表す線、２は背中の中心線、３は腹部の中心線、４は首回りの後ろ中心であり、５は首回りの前中心であり、６は首回り寸法の半分ほどの円弧である。

【0008】

要は、この発明は、愛玩動物用被服の型紙の元型となる原型における、首回りの部分を製図する手段として、首回り寸法の２倍ほどの外周を有する正円を使用することで、原型を作る初心者のおいても容易に理解でき、かつフィット性の良い愛玩動物用被服の型紙の元型となる原型の設計が可能となることを、特徴とするものである。

【図面の簡単な説明】

【0009】

【図1】原型における、首回り寸法の２倍ほどの外周を有する正円の位置を示す図である。

【符号の説明】

【0010】

１ 首回り寸法の２倍ほどの外周を有する正円を表す線
２ 背中の中心線
３ 腹部の中心線
４ 首回りの後ろ中心
５ 首回りの前中心
６ 首回り寸法の半分ほどの円弧

【図1】