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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-16
(45)【発行日】2022-03-25
(54)【発明の名称】リニューアルプレート
(51)【国際特許分類】
   G08B 17/00 20060101AFI20220317BHJP
【FI】
G08B17/00 L
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2018087885
(22)【出願日】2018-04-29
(65)【公開番号】P2019192179
(43)【公開日】2019-10-31
【審査請求日】2021-03-17
(73)【特許権者】
【識別番号】000233826
【氏名又は名称】能美防災株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000383
【氏名又は名称】特許業務法人エビス国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100188547
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴野 幹夫
(72)【発明者】
【氏名】水上 晃
【審査官】玉木 宏治
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-110521(JP,A)
【文献】特開平08-018248(JP,A)
【文献】実開平03-045019(JP,U)
【文献】特開2001-050223(JP,A)
【文献】実開昭62-081198(JP,U)
【文献】特開2012-167706(JP,A)
【文献】米国特許第08403289(US,B1)
【文献】実公昭49-039419(JP,Y1)
【文献】特開2001-224448(JP,A)
【文献】特開2011-211100(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G08B 17/00
H05K 5/00-5/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
周辺に化粧枠を有し、内側に開口を有するプレートと、
プレートを座板に取り付けるために、プレートの上部と下部とに設けられた取付穴と、
プレートの前面側の上部に設けられた、新受信機取付用の取付金具と、
を備えたことを特徴とするリニューアルプレート。
【請求項2】
周辺に化粧フランジを有し、内側に開口を有するボックスプレートと、
ボックスプレートを埋込ボックスに取り付けるために、ボックスプレートの底板の上部と下部とに設けられた取付穴と、
ボックスプレートの底板の前面側の上部に設けられた、新受信機取付用の取付金具と、
を備えたことを特徴とするリニューアルプレート。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、古くなった火災受信機を交換して設置する際に、壁面等に取り付けて使用する部材に関するものである。
【背景技術】
【0002】
製造年数が古く、補修用部品の保有期限が過ぎた受信機は、新受信機への交換対象となる。既設の旧受信機を新受信機に交換する際には、旧受信機とその取り付け部材を廃棄し、改めてアンカーボルトや専用の埋込ボックスを設け、新受信機を設置することになる。しかし、壁に対しての工事が必要になるため、新受信機への交換は容易ではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特許第2016-110521号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、旧受信機が設置されていた既設の埋込ボックスを利用して新受信機を取り付ける機器設置構造が記載されている。この設置構造は、埋め込みボックスに取り付ける井桁状のアダプタと、新受信機に取り付けてからアダプタと接続させる化粧枠パネルからなり、既設の埋込ボックスを廃棄せずに新受信機へ交換する。
【0005】
しかし、特許文献1の設置構造では、位置決めのためのネジの取り付けを含めると、ネジの取り付けの回数が多い。ネジの取り付け回数は、アダプタの取り付けに4箇所で6回、化粧枠パネルと受信機の接続で4回、受信機とアダプタの接続で4回の計12箇所において14回必要となり、作業に時間がかかる。また、特許文献1の設置構造は既設受信機が埋込型であることが前提となっており、埋込ボックスを用いない露出型の受信機を交換する際には利用できない。さらに、特許文献1の設置構造の化粧枠パネルの前面部分は、単に旧受信機よりも小さい新受信機とのサイズの違いを埋めているにすぎない。そのため、化粧パネルの取り付け位置にずれが発生すると、小さいずれであっても旧受信機の取付跡が目立ってしまう。また、旧受信機の取付後に塗装が行われている場合は取り外しの際に旧受信機の周りに剥離跡が残る。それゆえ、新受信機を取り付けた後の化粧枠パネルと壁の境界部分において、美観を保つことが必ずしも容易ではない。
【0006】
そこで本発明は、プレートに化粧枠、取付穴を設け、中央を大きく開口させ、プレート表面に取付金具を設けることで、旧受信機の取り付け部材を活用でき、新受信機の設置が容易で、美観を損ねないリニューアルプレートを提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記の課題を解決するためのものであり、以下の構成を有する。
【0008】
(1)本発明は、周辺に化粧枠を有し、内側に開口を有するプレートと、プレートを座板に取り付けるために、プレートの上部と下部とに設けられた取付穴と、プレートの前面側の上部に設けられた、新受信機取付用の取付金具と、を備えたことを特徴とするリニューアルプレートである。
【0009】
(2)また、本発明は、周辺に化粧フランジを有し、内側に開口を有するボックスプレートと、ボックスプレートを埋込ボックスに取り付けるために、ボックスプレートの底板の上部と下部とに設けられた取付穴と、ボックスプレートの底板の前面側の上部に設けられた、新受信機取付用の取付金具と、を備えたことを特徴とするリニューアルプレートである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、旧受信機の設置場所へ新受信機を新たに設置するための上記のリニューアルプレートにより、旧受信機を設置していた際の既設の座板や埋込ボックス等の取り付け部材をそのまま活用でき、一般タイプの新受信機を設置でき、新受信機にケーブルを引き込み易く、取付金具によって新受信機の設置が容易に可能で旧受信機の取付跡の露出を防いで美観を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本願の実施例1において壁71から露出型の旧受信機を取り外した状態を示す図である。
図2】本願の実施例1のリニューアルプレート1を構成するプレート11を前面斜め方向から見た斜投影図である。
図3】本願の実施例1のリニューアルプレート1を構成するプレート11を後面斜め方向から見た斜投影図である。
図4】本願の実施例1の座板41の取付部411とリニューアルプレート1の引掛金具116の切断部端面図である。
図5】本願の実施例1のプレート11を座板41に取り付ける様子を示した斜投影図である。
図6】本願の実施例1の、壁71に設置したプレート11に取付金具12を取り付ける様子を示す斜投影図である。
図7】本願の実施例1のリニューアルプレート1に新受信機6を取り付ける様子を示す斜投影図である。
図8】本願の実施例1のリニューアルプレート1による新受信機6の取り付けが完了した状態を示す斜投影図である。
図9】本願の実施例2において埋込ボックス42から旧受信機52を取り外す様子を示した斜投影図である。
図10】本願の実施例2において壁72から旧受信機52を取り外した状態を示す斜投影図である。
図11】本願の実施例2において新受信機6の取り付けに関わる構成部品を示す斜投影図である。
図12】本願の実施例2のリニューアルプレート2による新受信機6の取り付けが完了した状態を示す斜投影図である。
図13】本願の実施例2の変形例であるリニューアルプレート3に新受信機6を取り付ける様子を示した斜投影図である。
図14】本願の実施例2の変形例のリニューアルプレート3による新受信機6の取り付けが完了した状態を示す斜投影図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本出願では、リニューアルプレート等の取付時の位置関係として上下左右と前後等を示す。
【実施例1】
【0013】
実施例1では、露出型の旧受信機を新受信機に交換するためのリニューアルプレート1について説明する。図1は、実施例1において壁71から露出型の旧受信機(図示せず)を取り外した状態を示す図である。図1には、座板41、座板41に設けられた取付部411と雌ネジ412、壁71、旧受信機の旧取付面711、及び壁面開口712が示されている。図1のように、露出型の旧受信機を取り外した状態では、座板41が露出する。座板41は旧受信機を壁71に固定するために使用されていたもので、中央が大きく開口した金属製の枠であり、上部には取付部411、四隅には雌ネジ412が設けられている。座板41は、ネジ等により耐荷重性の十分な壁71に固定されている。座板41の上部の取付部411は、旧受信機が設置されていた際に旧受信機の重量を支えていたものである。取付部411は横に長く、断面がZ字状のZ型金具であり、上部が壁から離れている。また、雌ネジ412は、取付部411の上端の左右と座板41の下端の左右に設けられており、旧受信機を固定する際に使用されていたものである。壁71の座板41に囲まれた部分には、壁面開口712が設けられている。旧受信機と接続していた複数の外線ケーブル(図示せず)は、壁面開口712を通して壁内から引き出される。図1には、旧受信機が取り付けられていた壁71の部分である旧取付面711が座板41の周囲に破線で示されている。破線は境目を表し、破線の内側が旧取付面711である。
【0014】
旧取付面711は、壁71における旧受信機に覆われていた部分であり、汚れや日焼け等により変色した周囲の露出していた壁71の部分とは色が異なる。また、旧受信機の設置後に壁71を塗装していた場合は、旧取付面711とその周囲で塗装状態が異なる上、旧受信機取り外しの際に境界部分の塗装が剥離したり傷がついたりしていることが多い。そのため、従来の新受信機の周囲には、色の異なる部分等が生じて美観が悪い。また、座板41を廃棄して新受信機6を設置する場合、取り外した座板41や付随する部材の廃棄コストがかかってしまう。実施例1のリニューアルプレート1は、この座板41を再利用し、壁面開口712や外線ケーブルもそのまま利用して、手間を抑えて美観に配慮した新受信機6の設置を実現する。
【0015】
図2は、実施例1のリニューアルプレート1を構成するプレート11を前面斜め方向から見た斜投影図である。図2には、プレート11に設けられた化粧枠111、開口112、取付穴113、当板117、上方に位置する雌ネジ118、下方に位置する雌ネジ119が示されている。プレート11は、旧受信機よりも上下左右にそれぞれ1cm大きく形成され、中央部分には大きな開口112が設けられている。開口112は、プレート11の上下方向、左右方向の幅に対し、ともに2/3以上の幅を有する。化粧枠111はプレート11の周辺部分であり、プレート11表面の外周部分とプレート11の側面からなる。化粧枠111に該当する部分は、プレート11表面においては、取付穴113等の構成よりも周辺に位置する部分である。また、プレート11側面においては、化粧枠111は外周面である上面、下面、右側面、左側面である。化粧枠111は、新受信機取り付け後に露出するため、表面に美観が配慮された塗装等が施されている。取付穴113は上下に計4箇所あり、図1に示した座板41の雌ネジ412の位置と一致している。当板117はプレート11に溶接された板であり、開口112の上端の左右側に計2箇所設けられて凸部を形成している。雌ネジ118は当板117の上方に計2箇所設けられ、雌ネジ119はプレート11の下方の左右2箇所に設けられている。
【0016】
図3は、実施例1のリニューアルプレート1を構成するプレート11を後面斜め方向から見た斜投影図である。図3には、プレート11の化粧枠111、開口112、突出金具115、引掛金具116が示されている。化粧枠111の側面部分は、プレート11の前面から後方へ突出して枠状に形成されている。プレート11の後面の、開口112に近い部分には、上部と下部において左右の計四箇所に、コの字型の突出金具115が溶接されている。後面において、化粧枠111の上面部分のすぐ下には、上面に沿って引掛金具116が設けられている。引掛金具116は横に長いZ型金具であり、一つの長板部がプレート11の前面の裏側に溶接されている。
【0017】
図4は、実施例1の座板41における取付部411と、リニューアルプレート1の引掛金具116の切断部端面図である。なお、図4では、図の左側が室内側である前方、図の右側が後方となる。図4(a)は図1のA-A線切断部端面図であり、壁71に取り付けられた座板41におけるZ型の取付部411の断面を示している。取付部411は、横長の板を縦方向に曲げ、他の位置で逆方向に曲げた、3つの長板を接続した形状である。座板41は枠状に一体的に形成され、取付部411等の横方向の部分は曲折し易いように薄く形成されている。取付部411は、長板411aが壁71に固定され、固定された長板411aの上端から前方に向かって長板411bが立設し、壁71と平行な長板411cの下端と接続している。図4(b)は図3のB-B線切断部端面図であり、プレート11の化粧枠111上面の下方に設けられたZ型の引掛金具116の断面を示している。引掛金具116も、横長の板を縦方向に曲げ、他の位置で逆方向に曲げた形状をしている。引掛金具116は、長板116aがプレート11前面の裏側に溶接され、溶接された長板116aの下端から後方に向かって、プレート11前面に対して垂直に長板116bが立設し、プレート11前面と平行な長板116cの下端と接続している。
プレート11を座板41に取り付けた際には、引掛金具116の水平な長板116bが取付部411の長板411cの上端に支持されてプレート11の重量を支える。また、取付部411の長板411cと引掛金具116の長板116cとがストッパーとなりプレート11の脱落を防ぐ。
【0018】
次に、旧受信機を取り外した壁71に、実施例1のリニューアルプレート1を使用して新受信機6を設置する手順を図5,6,7を用いて示す。
新受信機6の設置は、まずプレート11を座板41に取り付け、次にプレート11に取付金具12を取り付ける。そして新受信機6を取付金具12に掛け、新受信機6をプレート11にネジ止めし、最後に新受信機6内部に引き込んだ外線ケーブルの接続等を行う。
【0019】
図5は、実施例1のプレート11を座板41に取り付ける様子を示した斜投影図である。図5には、プレート11の開口112、取付穴113及び突出金具115、座板41の取付部411及び雌ネジ412が示され、旧取付面711が示されている。
プレート11を座板41に取り付けるには、まず図5のようにプレート11の裏面と座板41を合わせ、外線ケーブルを開口112に通す。次にプレート11裏面の引掛金具116(図3)を座板41の取付部411に掛ける。そしてプレート11の位置を左右に調整しながら、取付穴113の位置を座板41の四隅の雌ネジ412に合わせ、後述の取付ネジ114によりネジ止めする。取付穴113は取付ネジ114の径よりもやや大きく開けられており、雌ネジ412の位置が多少ずれていても取り付けることができる。プレート11の下部に設けた取付穴113は縦の長孔状であり、縦方向のずれに対する許容度が大きい。
【0020】
プレート11を座板41へ取り付ける際に、突出金具115は座板41に当接し、取付ネジ114の過剰なねじ込みによるプレート11の撓みを防止する。プレート11は旧受信機よりも上下左右にそれぞれ1cm大きい。そのため、旧取付面711よりも上下左右にそれぞれ1cm大きくなり、美観の悪い旧取付面711との境目を覆い隠すことができる。さらに、プレート11が旧取付面711を覆う幅に余裕があるため、旧受信機の取り外しの際に、旧取付面711の外側に壁71の塗装の剥離等が生じたとしても覆い隠すことができる。またプレート11の取り付けの際に、Z型の引掛金具116と取付部411が噛み合うことにより、プレート11の重量を支えることができる。そのため、取り付け時に作業者がプレート11を支持する必要がなく、取付穴113と雌ネジ412の位置等を合わせる作業や、ネジ止めをする作業がしやすい。
【0021】
プレート11の設置の次に、取付金具12を取り付ける。図6は、実施例1の、壁71に設置したプレート11の前面側に取付金具12を取り付ける様子を示す斜投影図である。図6には、リニューアルプレート1、プレート11、取付ネジ114、突出金具115、当板117、雌ネジ118、雌ネジ119、取付金具12、取付穴121、雌ネジ122、座板41、壁71が示されている。取付金具12は、新受信機6の取付用である。プレート11は、上下合わせて四箇所の取付穴113(図5)において取付ネジ114を雌ネジ412(図5)にネジ止めして、座板41に固定されている。取付ネジ114によるネジ止めの際には、プレート11の裏面に溶接された突出金具115により、プレート11の前面が撓むことなく固定される。取付金具12は、新受信機6の重量を支えて取り付けるためのZ型で横に長い金具であり、下部の左右端の近傍には取付穴121が、上部の左右には雌ネジ122が設けられている。
【0022】
取付金具12を設置するには、当板117の上端に取付金具12の下端をあてがい、プレート11の雌ネジ118と取付金具12の取付穴121の位置を合わせ、ネジ止めする。このとき当板117による凸部があることで取付金具12の上下位置が位置決めされるとともに、ネジ止めの作業中に取付金具12が脱落しにくい。また、当板117は、ネジとともに取付金具12を介して新受信機6の加重を受ける。リニューアルプレート1はプレート11と取付金具12により構成され、取付金具12を取り付けることで、リニューアルプレート1の壁71への設置が完了する。なお、プレート11の下部と取付金具12の上方には新受信機6を固定するための雌ネジ119及び雌ネジ122が設けられている。
【0023】
取付金具12の次に、新受信機6を取り付ける。図7は、実施例1のリニューアルプレート1に新受信機6を取り付ける様子を示す斜投影図である。図7にはリニューアルプレート1、プレート11、化粧枠111、開口112、取付ネジ114、雌ネジ119、取付金具12、雌ネジ122、新受信機6が示されている。図7では、プレート11に取付金具12が設置されたリニューアルプレート1が、壁71に設置されている。リニューアルプレート1の開口112の周りには取付ネジ114や取付金具12等の取付部品が設けられているが、プレート11外周面と、外周面と接するプレート11表面の縁近傍には取付部品が無く、取り付け後の美観に配慮された化粧枠111になっている。
【0024】
壁71に設置されたリニューアルプレート1への新受信機6の取り付けは、まず開口112を通した外線ケーブルを、新受信機6の後面の開口部分に引き入れる。このとき、新受信機6の後面の開口が図1に示した壁面開口712の位置と離れていても、開口112が十分大きくプレート11に4cmの厚さがあるため、新受信機6の後面で壁面開口712から新受信機6の後面の開口まで外線ケーブルを這わせることができる。新受信機6の後面の上方には、リニューアルプレート1の引掛金具116と同様のZ型の引掛金具(図示せず)が設けてある。この引掛金具を取付金具12に掛け、新受信機6の扉を開けて内部四隅の取付穴(図示せず)と、取付金具12の雌ねじ122、プレート11の下方の雌ねじ119を合わせてネジ止めする。ネジ止めの際には取付金具により新受信機6の重量が支えられるので、作業者は新受信機6を支持する必要がなく、取付作業がしやすい。新受信機6の固定が終了した後、新受信機6筐体内で外線ケーブルを接続する。
【0025】
図8は、実施例1のリニューアルプレート1による新受信機6の取り付けが完了した状態を示す斜投影図である。図8にはリニューアルプレート1、化粧枠111、新受信機6、壁71が示されており、リニューアルプレート1は壁71と新受信機6に挟まれ、化粧枠111の部分だけが露出している。実施例1では新受信機6の外周の大きさは旧受信機と同じであるため、化粧枠111が上下左右にそれぞれ1cmずつ新受信機6の周囲に突出する。旧取付面711は、図8のように化粧枠111に覆われ、また旧取付面711の周りの壁71の傷や塗装の剥離があっても覆うことができる。こうして、旧受信機の痕跡はすべて覆われ、新受信機6は取り付け位置で美観を損なうことなく設置される。
なお、実施例1では新受信機6の取付面の外形サイズは旧受信機と同じであるが、新受信機の取付面の外形サイズが旧受信機よりも小さくても、新受信機の外側に出る化粧枠の部分が1cmよりも広くなるものの、美観を損なうことがない。
【0026】
実施例1における火災受信機のリニューアル方法は、壁71に取り付けられた旧受信機を取り外し、旧受信機より取付面の外形サイズが大きいリニューアルプレート1を壁71に取り付け、リニューアルプレート1に新受信機6を設置するものである。以上のように、実施例1のリニューアルプレート1によって、旧受信機の設置に使用されていた既設の座板41をそのまま利用して新受信機6の設置が可能である。その際にプレート11の取付面の外形サイズが旧取付面711よりも1cm大きいため、壁71の旧取付面711やその周囲の傷及び塗装の剥離等が露出せず美観を保つことができる。また、新受信機6のケーブル引き入れ口の位置は必ずしも旧受信機の位置と同じではないが、プレート11に奥行きがあり開口112が大きいため、外線ケーブルをプレート11の開口112から新受信機6に引き入れることができる。また取付金具12により、新受信機6の設置の際にネジ位置の位置決めが容易になり、加えてネジ止めの際に新受信機6を作業者が支持する必要がないため作業しやすい。同様に、Z型の引掛金具116により、プレート11設置の際のネジ止めの作業も容易である。そして、突出金具115が座板41に当接することにより、プレート11設置の際にプレート11の撓みを防止できる。
【実施例2】
【0027】
実施例2では、埋込型の旧受信機5を新受信機6に交換するためのリニューアルプレート2について説明する。図9は、実施例2において埋込ボックス42から旧受信機5を取り外す様子を示した斜投影図である。図9には埋込ボックス42と、埋込ボックス42の底板421、スタッド422、支持金具423、ボックス開口424、そして埋込型の旧受信機5と旧受信機5のフランジ部分51が示されている。なお、旧受信機5は説明の簡便化のため、筐体部分のみを示している。
【0028】
埋込型の旧受信機5は、壁72(図10)内に埋め込まれた埋込ボックス42に固定することで壁72から大きく突出することなく設置される。埋込ボックス42は旧受信機5を壁72に設置するために使用されるもので、前面が大きく開口した筐体である。埋込ボックス42の上部と下部には計四箇所にスタッド422が、また下端の左右には支持金具423が設けられている。埋込ボックス42は、壁72内にある建物の構造体等に固定されている。埋込ボックス42において、壁72の面と平行な底板421には、溶接により固定されたスタッド422が設けられている。スタッド422は旧受信機5を固定する雄ネジであり、底板421の四隅に設けられ、底板421の面と垂直に突出する。埋込ボックス42の下部の左右に設けられた支持金具423は、埋込ボックス42に固定された部材であり、支持金具423の水平部分に旧受信機5の筐体下部が乗り、旧受信機5の重量を支える。ボックス開口424は、壁内から外線ケーブルを引き出すために埋込ボックス42に開けられた開口である。旧受信機5を取り外した図9の状態では、ボックス開口424から複数の外線ケーブル(図示せず)が延びている。旧受信機5は埋込ボックス42の前面の開口に嵌め込まれ、埋込ボックス42の周囲は旧受信機5の周囲に突出するフランジ部分51により完全に覆われる。
【0029】
新受信機を設置する際には、埋込ボックス42を壁内から取り出し、新たな埋込ボックスにあわせて壁を加工しなおし、新たな埋込ボックスを設置・固定する工事が必要となる。また、取り出した埋込ボックス42や付随する建築部材の廃棄コストも生じる。実施例2のリニューアルプレート2は、この埋込ボックスを再利用し、工事や、工事の際に生じる建築部材等の廃棄コストを抑えた新受信機の設置を実現する。
【0030】
図10は、実施例2において壁72から旧受信機5を取り外した状態を示す斜投影図である。図10には埋込ボックス42と、埋込ボックス42のスタッド422、支持金具423、および壁72、旧取付面721が示されている。図10のように、埋込型の旧受信機5を取り外した状態では、埋込ボックス42が露出する。実施例2ではこの埋込ボックス42を再利用して新受信機6を設置する。埋込ボックス42における、内部空間、支持金具423、スタッド422、図9のボックス開口424に加え、ボックス開口424から内部空間に引き出された外線ケーブルが再利用される。新受信機6の設置の際は、壁の工事等はせずに埋込ボックス42にリニューアルプレート2を取り付ける。
【0031】
図10には、旧受信機5が取り付けられていた壁72の部分である旧取付面721が破線で示されている。破線は境目を表し、破線の内側が旧取付面721である。旧受信機5は埋込型であるため、前方の周囲にフランジ部分51を有している。旧取付面721は、長期間にわたりフランジ部分51に覆われているため、周囲の露出した部分とは汚れや染み、日焼け具合などにより色が異なる。また、旧受信機5の設置後に壁72を塗装した場合は旧取付面721と周囲で塗装状態が異なる上、旧受信機5取り外しの際に境界部分の塗装に剥離等が生じる。新受信機6を取り付けた後に、旧取付面や周囲の傷が露出していると美観が悪いが、実施例2のリニューアルプレート2も美観が悪い壁72の部分を覆うため美観を保つことができる。
【0032】
図11は、実施例2において新受信機6の取り付けに関わる構成部品を示す斜投影図である。図11にはリニューアルプレート2、ボックスプレート21、ボックスプレート21の化粧フランジ211、開口212、取付穴213、当板217、底板218、周辺板219が示されている。また、図11には、ボックスプレート21に取り付けられた状態の取付金具12、取付金具12の雌ネジ122と取付ネジ123が示されている。さらに、埋込ボックス42、底板421、スタッド422、支持金具423、ボックス開口424、及び、扉を開けた状態の新受信機6と、新受信機6の取付穴62が示されている。
【0033】
リニューアルプレート2は、ボックスプレート21と取付金具12で構成される。取付金具12は、新受信機6の取付用である。図11では、ボックスプレート21に取付金具12が取付ネジ123によって取り付けられたリニューアルプレート2が示されている。ボックスプレート21は化粧フランジ211、周辺板219、底板218からなり、底板218と周辺板219により凹部を形成する。化粧フランジ211は、図10に示した旧取付面721を覆う枠状のパネルであり、旧受信機5のフランジ部分51の周囲よりも上下左右にそれぞれ1cm大きく形成されている。したがって、旧取付面721よりも上下左右にそれぞれ1cm大きい。また、化粧フランジ211は新受信機6取り付け後に外面に露出する部分であるため、表面に美観が配慮された塗装等が施されている。化粧フランジ211の中央の開口部分には壁内部へ向かって4枚の周辺板219が立設している。底板218は4枚の周辺板219に囲まれ、底板218の中央には大きく開口した開口212があり、埋込ボックス42にボックスプレート21を取り付けるための取付穴213が設けられている。開口212は、ボックスプレート21の上下方向、左右方向の幅に対し、ともに2/3以上の幅を有する。取付穴213は上下に計4箇所あり、埋込ボックス42のスタッド422の位置と一致している。なお、図11において、上方の取付穴213は化粧フランジ211の陰になり、隠れている。当板217はボックスプレート21の底板218に溶接された板状の部品であり、開口212の上端の左右側に計2箇所設けられて凸部を形成している。取付金具12は、新受信機6の重量を支えて取り付けるためのZ型で横に長い金具である。取付金具12は、実施例1において図6に示したものと共通である。
【0034】
図11ではリニューアルプレート2を示すためにボックスプレート21に取付金具12が先に取り付けられているが、新受信機6の設置の際は先にボックスプレート21を埋込ボックス42に設置してから取付金具12を取り付けてもよい。以下は新受信機6の設置の手順であるが、取付金具12を付ける前にボックスプレート21を先に設置する手順での作業手順を示す。
【0035】
埋込ボックス42への新受信機6の設置の際には、まずボックスプレート21を埋込ボックス42に取り付ける。そしてボックスプレート21に取付金具12を取り付け、新受信機6を取付金具12に引っ掛け、新受信機6をネジにより固定する。
ボックスプレート21を埋込ボックス42に取り付ける際には、ボックス開口424から伸びる外線ケーブルをボックスプレート21の開口212から引き出し、ボックスプレート21の下部の周辺板219を支持金具423に乗せる。そして、四箇所のスタッド422と取付穴213の位置を合わせて、化粧フランジ211の裏面が壁72に当接するまでボックスプレート21を押し込み、取付穴213から突出したスタッド422を座金付きナット等(図示せず)で固定する。実施例1と同様に、取付穴213はやや大きめに作られており、スタッド422の位置がずれていても固定可能である。
【0036】
ボックスプレート21への取付金具12の取り付けは、取付金具12の下端を当板217の上端に当て、取付穴121(図6)において取付ネジ123によりネジ止めして、取付金具12とボックスプレート21の底板218とを固定する。次に、外線ケーブルを新受信機6の後面から新受信機6の内部へ引き込み、新受信機6の後面上部の引掛金具(図示せず)を取付金具12に掛ける。そして、新受信機6の取付穴62を、底板218下方の雌ネジ(図示せず)及び取付金具12の雌ネジ122の位置とあわせ、ネジ止めして新受信機6を固定する。ネジ止めの際には取付金具12により新受信機6の重量が支えられるので、作業者は新受信機6を支持する必要がなく、取付作業がしやすい。その後、外線ケーブルを新受信機6内で接続し新受信機6の扉を閉める。
【0037】
図12は、実施例2のリニューアルプレート2による新受信機6の取り付けが完了した状態を示す斜投影図である。図12にはリニューアルプレート2、ボックスプレート21、化粧フランジ211、底板218、周辺板219、埋込ボックス42、そして新受信機6が示されている。
【0038】
新受信機6の取り付けが完了した状態では、図12のように埋込ボックス42内の空間にリニューアルプレート2を介して新受信機6が固定され、新受信機6の前面は化粧フランジ211の前面と揃い、ボックスプレート21の内側に収まる。そして図10の旧取付面721は化粧フランジ211によって完全に覆われる。このとき、旧取付面721周辺の傷や塗装の剥離も覆うことができる。また、ボックスプレート21の底板218が新受信機6よりも縦に長くなっていることで、上部と下部の周辺板219と、新受信機6の間に隙間ができ、この隙間によって、新受信機6を斜めにして取り付けや取り外しを容易に行うことができる。新受信機6は埋込型でない一般型の受信機であり、周囲にフランジ部分51(図9)のようなフランジを有さない実施例1の露出型と共通のものである。リニューアルプレート2の周辺板219や底板218は、新受信機6を取り付けた後に部分的に露出するが、露出部は化粧フランジ211の露出部と同様に美観が配慮された塗装等が施されている。
【0039】
実施例2における火災受信機のリニューアル方法は、まず壁72に埋め込まれた埋込ボックス42に取り付けられた旧受信機5を取り外す。そして旧受信機より外形サイズが大きい化粧フランジ211が周囲に設けられたリニューアルプレート2を、埋込ボックス42に嵌め込み、最後にリニューアルプレート2の凹部に新受信機6を設置して完了するものである。以上のように実施例2のリニューアルプレート2によって、旧受信機5の設置に使用されていた既設の埋込ボックス42を工事不要にそのまま利用して、埋込型でない一般型の新受信機6の設置が可能である。またその際に、ボックスプレート21の化粧フランジ211の外形サイズが旧取付面721よりも1cm大きいため、壁72の旧取付面721やその周囲の傷及び塗装の剥離等が露出せず、美観を保つことができる。ボックスプレート21の開口212は大きいため、ケーブル接続位置の異なる新受信機6であっても、外線ケーブルを容易に新受信機6の後面に設けられた外線ケーブル引き込み用の開口位置まで這わせることができ、問題なく設置できる。そしてボックスプレートの底板に設置した取付金具12により、作業者はネジ止めの際に新受信機6を支持する必要がないため作業しやすい。
【0040】
<変形例>
図13は、実施例2の変形例であるリニューアルプレート3に新受信機6を取り付ける様子を示した斜投影図である。図13にはリニューアルプレート3、そしてリニューアルプレート3の化粧フランジ311、開口312、底板314、周辺板315、支持板316、さらに埋込ボックス43と埋込ボックス43のスタッド431、そして新受信機6が示されている。壁は記載していない。
【0041】
埋込ボックス43の内側は新受信機6と略同サイズであり、リニューアルプレート3を使用して新受信機6を設置する。この場合も実施例2と同様、旧受信機の設置に使用される埋込ボックス43を再利用し、リニューアルプレート3を取り付けて新受信機6を設置する。図13では埋込ボックス43にリニューアルプレート3が既に取り付けられている状態である。
【0042】
リニューアルプレート3は実施例2のボックスプレート21と同様に、化粧フランジ311、底板314、周辺板315からなり、底板314と周辺板315により凹部を形成する。化粧フランジ311は、旧受信機が取付られていた壁を覆う枠状のパネルであり、旧受信機の取付面よりも上下左右にそれぞれ1cm大きく成型されている。また、化粧フランジ311は、新受信機6取り付け後に外面に露出する部分であるため、表面に美観が配慮された塗装等が施されている。化粧フランジ311の中央の開口部分には壁内へ向かって4枚の周辺板315が立設している。底板314は4枚の周辺板315に囲まれ、底板314の中央には大きく開口した開口312があり、リニューアルプレート3を埋込ボックス43に取り付けるための取付穴が設けられている。図13では、スタッド431が底板314の取付穴を貫通して前方へ突出している。そして下部の周辺板315には、左右に支持板316が設けられ、新受信機6の嵌め込みの際に重量を支え、また下部の周辺板315の歪みや損傷を防ぐ。
【0043】
埋込ボックス43への新受信機6の設置の際には、まずリニューアルプレート3を埋込ボックス43に取り付ける。そして新受信機6をリニューアルプレート3にはめ込み、新受信機6をナット等により固定する。
埋込ボックス43にリニューアルプレート3を取り付ける際には、実施例2のような取付ネジではなく、埋込ボックス43のスタッド431を使用する。またスタッド431は、新受信機6の固定にも使用する。リニューアルプレート3への新受信機6の取り付けは、まず外線ケーブルを新受信機6内の後面から中へ引き込み、新受信機6をリニューアルプレート3の支持板316の上に乗せ、周辺板315の内部に押し込む。支持板316の上面は周辺板315の上面よりやや高くなっているため、新受信機6の下面との接触面積が小さく、少ない摩擦で新受信機を押し込むことができる。そして新受信機6の扉を開け、新受信機6の内部に突出した4箇所のスタッド431に座金付きナット等でネジ止めをし、固定する。リニューアルプレート3は新受信機6と埋込ボックス43の間に挟まれてスタッド431により固定される。そして外線ケーブルを新受信機6内部で接続し、新受信機6の扉を閉める。
【0044】
図14は、実施例2の変形例のリニューアルプレート3による新受信機6の取り付けが完了した状態を示す斜投影図である。図14には、リニューアルプレート3、そしてリニューアルプレート3の化粧フランジ311、埋込ボックス43、新受信機6が示されている。壁は記載していない。新受信機6の取り付けが完了した状態では、図14のように埋込ボックス43内の空間にリニューアルプレート3を介して新受信機6が固定され、新受信機6の前面は化粧フランジ311の前面と揃い、リニューアルプレート3の内側に収まる。そして旧取付面は化粧フランジ311によって全て覆われる。このとき、旧取付面周辺の傷や塗装の剥離も覆うことができる。そして、新受信機6は埋込型でない一般型の受信機であり、実施例1、2と共通のものである。
【0045】
以上のように実施例2の変形例であるリニューアルプレート3によって、旧受信機の設置に使用されていた既設の埋込ボックス43を工事不要にそのまま利用して、埋込型でない一般型の新受信機6の設置が可能である。またその際に、リニューアルプレート3の化粧フランジ311の外形サイズが旧取付面よりも1cm大きいため、壁の旧取付面やその周囲の傷や塗装の剥離等が露出せず、美観を保つことができる。リニューアルプレート3の開口312が大きいため、ケーブル接続位置の異なる新受信機6であっても、外線ケーブルを容易に新受信機6後面に設けられた外線ケーブル引き込み用の開口位置まで這わせることができ、問題なく設置できる。
【0046】
なお、実施例1,2や変形例を含め、リニューアルプレートの外形サイズは旧取付面の外形サイズより大きければよいが、大きすぎると他の装置等と干渉したり美観を損ねたりする虞がある。そのため、リニューアルプレートの外形サイズは、旧取付面の外形サイズより0.5~2.0cm大きいことが好ましい。また、当板117,217等を用いずに取付金具12をプレート11、底板218等に溶接等によって取り付けて使用してもよい。実施例1,2では、リニューアルプレートの開口は、リニューアルプレートの上下方向、左右方向の幅に対し、ともに2/3以上の幅を有するようにしているが、新受信機を取り付けられることが前提である。既設の旧受信機と新たに設ける新受信機の幅の差が大きい場合には、リニューアルプレートの開口は、新受信機における上下方向、左右方向の幅の2/3以上の幅を有することが望ましい。実施例2では、周辺板219や底板218の一部は新受信機6の上下の凹部で露出するため、美観が配慮された塗装等が施されているが、代わりに新受信機6の上下の隙間を埋める箱状の化粧部材を嵌め込んでもよい。
【符号の説明】
【0047】
1 リニューアルプレート、11 プレート、111 化粧枠、112 開口、113 取付穴、114 取付ネジ、115 突出金具、116 引掛金具、116a 長板、116b 長板、116c 長板、117 当板、118 雌ネジ、119 雌ネジ、12 取付金具、121 取付穴、122 雌ネジ、123 取付ネジ、2 リニューアルプレート、21 ボックスプレート、211 化粧フランジ、212 開口、213 取付穴、217 当板、218 底板、219 周辺板、3 リニューアルプレート、311 化粧フランジ、312 開口、314 底板、315 周辺板、316 支持板、41 座板、411 取付部、411a 長板、411b 長板、411c 長板、412 雌ネジ、42 埋込ボックス、421 底板、422 スタッド、423 支持金具、424 ボックス開口、43 埋込ボックス、431 スタッド、5 旧受信機、51 フランジ部分、6 新受信機、62 取付穴、71 壁、711 旧取付面、712 壁面開口、72 壁、721 旧取付面
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