(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-16
(45)【発行日】2022-03-25
(54)【発明の名称】モバイルシグナリングの管理方法
(51)【国際特許分類】
H04W 8/26 20090101AFI20220317BHJP
【FI】
H04W8/26 110
(21)【出願番号】P 2020543687
(86)(22)【出願日】2018-12-17
(86)【国際出願番号】 CN2018121490
(87)【国際公開番号】W WO2019120164
(87)【国際公開日】2019-06-27
【審査請求日】2020-04-30
(31)【優先権主張番号】201711378517.4
(32)【優先日】2017-12-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201711484931.3
(32)【優先日】2017-12-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】510268565
【氏名又は名称】中国科学院声学研究所
【氏名又は名称原語表記】INSTITUTE OF ACOUSTICS, CHINESE ACADEMY OF SCIENCES
(73)【特許権者】
【識別番号】516268194
【氏名又は名称】ペキン ヒリ テクノロジー カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】BEIJING HILI TECHNOLOGY CO. LTD
(74)【代理人】
【識別番号】100099623
【氏名又は名称】奥山 尚一
(74)【代理人】
【識別番号】100129425
【氏名又は名称】小川 護晃
(74)【代理人】
【識別番号】100087505
【氏名又は名称】西山 春之
(74)【代理人】
【識別番号】100168642
【氏名又は名称】関谷 充司
(74)【代理人】
【識別番号】100217076
【氏名又は名称】宅間 邦俊
(74)【代理人】
【識別番号】100218604
【氏名又は名称】池本 理絵
(74)【代理人】
【識別番号】100107319
【氏名又は名称】松島 鉄男
(74)【代理人】
【識別番号】100096769
【氏名又は名称】有原 幸一
(72)【発明者】
【氏名】チー,ウェイニン
(72)【発明者】
【氏名】チェン,ジュン
(72)【発明者】
【氏名】ワン,リンファン
【審査官】深津 始
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第101018412(CN,A)
【文献】特開2008-135842(JP,A)
【文献】福永勇二,Part.1 「モバイルIP」が必要な理由,特集:モバイルIP技術詳解 ,2002年09月21日,https://atmarkit.itmedia.co.jp/fnetwork/tokusyuu/15mobileip/mip01.html
【文献】福永勇二,Part.2 モバイルIPとはどのような技術か?,特集:モバイルIP技術詳解,2002年09月21日,https://atmarkit.itmedia.co.jp/fnetwork/tokusyuu/15mobileip/mip02.html
【文献】福永勇二,Part.3 モバイルIPのメカニズムを技術的に検証する,特集:モバイルIP技術詳解,2002年09月21日,https://atmarkit.itmedia.co.jp/fnetwork/tokusyuu/15mobileip/mip03.html
【文献】福永勇二,Part.4 モバイルIPの問題点と解消のための技術,特集:モバイルIP技術詳解,2002年11月16日,https://atmarkit.itmedia.co.jp/fnetwork/tokusyuu/15mobileip/mip04.html
【文献】福永勇二,Part.5 これからのモバイルIP,特集:モバイルIP技術詳解,2002年11月16日,https://atmarkit.itmedia.co.jp/fnetwork/tokusyuu/15mobileip/mip05.html
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 -H04B 7/26
H04W 4/00 -H04W 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
モバイルシグナリングの管理方法であって、
第1のユーザー装置が、位置を移動した後に、第1のネットワーク装置に接続され、前記第1のネットワーク装置により割り当てられた第1のネットワークアドレスを取得することと、
前記第1のユーザー装置が、前記第1のユーザー装置の名称と前記第1のネットワークアドレスとのバインディング情報を、前記第1のユーザー装置が位置を移動した後に
属するノードである第1のモビリティ管理ノードに登録することと、
前記第1のユーザー装置が、位置を移動する前に接続された第2のネットワーク装置に対して、前記第1のユーザー装置の名称と前記第1のネットワークアドレスとのバインディング情報を送信し、前記第2のネットワーク装置のバインディング情報を更新することと、
前記第1のユーザー装置が、通信相手側の第2のユーザー装置に対して、前記第1のユーザー装置の名称と前記第1のネットワークアドレスとのバインディング情報を送信し、前記第2のユーザー装置のバインディング情報を更新することと、を含むモバイルシグナリングの管理方法。
【請求項2】
前記方法において、
前記第1のネットワークアドレスが
ローカルエリアネットワークアドレスである場合、前記第1のユーザー装置が、アドレス取得メッセージによって、第1のネットワーク装置から第1のネットワークアドレスとして外部ネットワークアドレスを取得することと、
前記第1のユーザー装置が、通信相手側の前記第2のユーザー装置に対して、前記第1のユーザー装置の名称と前記第1のネットワークアドレスとのバインディング情報を送信し、前記第2のユーザー装置のバインディング情報を更新することと、
前記第2のネットワーク装置が、前記第1のユーザー装置が位置を移動する前に
属するノードであ
って前記第1のモビリティ管理ノードと通信可能に接続された第2のモビリティ管理ノードに解析要求情報を送信し、
前記第2のモビリティ管理ノードから前記第1のユーザー装置の名称と前記第1のネットワークアドレスとを含んだ解析応答情報を受信することにより、前記第1のユーザー装置の名称と前記第1のネットワークアドレスとのバインディング情報を更新することと、を含むことを特徴とする請求項1に記載された方法。
【請求項3】
前記バインディング情報は、少なくとも前記第1のユーザー装置の名称、前記第1のネットワークアドレス情報及び/又はシリアル番号を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載された方法。
【請求項4】
前記第1のユーザー装置の名称は、一意性、持続性、利用可能性を有することを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載された方法。
【請求項5】
ネットワーク装置は、ネットワークアドレスをユーザー装置に割り当てることに用いられ、ユーザー装置の位置登録情報は、ユーザー装置の名称、有効位置情報及びシリアル番号を含み、シリアル番号は、ユーザー装置によってメンテナンスされ、登録ごとに更新され、ユーザー装置とネットワーク装置は、モビリティ管理ノードに名称とアドレスとのバインディング情報を登録し、ユーザー装置とネットワーク装置とは同一のモビリティ管理ノードに属し、又は、ユーザー装置とネットワーク装置とは同一のモビリティ管理ノードに属しないことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載された方法。
【請求項6】
前記方法において、
前記第1のネットワークアドレスが
ローカルエリアネットワークアドレスであると検出した場合、前記第1のユーザー装置が、前記第1のネットワーク装置にアドレス取得情報を送信して、前記第1のネットワークアドレスとして外部ネットワークアドレスを取得することと、
第1のユーザー装置が、前記第2のネットワーク装置に前記第1のユーザー装置の名称と前記第1のネットワークアドレスとのバインディング情報を送信し、前記第2のネットワーク装置のバインディング情報を更新することと、
第1のユーザー装置が、第2のユーザー装置に前記第1のユーザー装置の名称と前記第1のネットワークアドレスとのバインディング情報を送信することと、
前記第2のユーザー装置が、前記第1のユーザー装置の名称と前記第1のネットワークアドレスとのバインディング情報を受信して、メッセージの正当性を検査し、前記第1のユーザー装置の名称と前記第1のネットワークアドレスとのバインディング情報を更新することと、を含むことを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載された方法。
【請求項7】
第1のユーザー装置は、前記第1のネットワーク装置に前記第1のモビリティ管理ノードのネットワークアドレスを報告することを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載された方法。
【請求項8】
シグナリングメッセージの交換は、自己認証方式で行われることを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載された方法。
【発明の詳細な説明】
【関連出願】
【0001】
本願は、名称が「モバイルシグナリングの管理方法」であり、2017年12月19日に出願された中国特許出願第No.201711378517.4号及び2017年12月29日に出願された中国特許出願第No.201711484931.3号に基づく優先権を主張し、この出願のすべての内容が参照により本明細書に組み込まれる。
【技術分野】
【0002】
本発明は通信分野に関し、特にモバイルシグナリングの管理方法に関する。
【背景技術】
【0003】
モビリティ管理技術はユーザー装置の位置情報、安全性及びサービス連続性の面で管理し、端末とネットワークとの接続状態を最適化し、更に様々なネットワークサービスのアプリケーションに保証を提供する。
【0004】
端末が高速で移動すると、従来のインターネットシステムのIPアドレスの急速な変化を引き起こす。情報センターネットワーク(ICN)の基本理念は名称とアドレスとを分離し、ICNの命名メカニズムを用いて、ネットワークにおける各エンティティがいずれも位置に関連しない一意の識別子を名称として取得し、エンティティ名称とエンティティの現在のネットワークアドレスとの動的バインディングによって、通信過程におけるIPアドレスが急速に変化するという問題を解決することができる。ユーザー装置、アクセスネットワーク及びモビリティ管理サービスの間においてどのようにシグナリング交換を行うかは、データ通信における不可欠なリンクであり、その性能は直接ネットワークサービス品質に影響する。
【0005】
ICNにおけるモビリティ管理方法は、ローカルデータ取得及びパス修復方法、プロキシに基づくグローバルモビリティ管理方法等がある。ローカル修復方法は、データパケットの移動前位置から移動後位置までの伝送をより迅速に行うことができる。しかしながら、ローカル修復方法は、パス拡張の問題を引き起こして、三角ルーティングになりやすい。プロキシに基づくグローバルモビリティ管理方法は上記パス拡張の問題を回避することができるが、モバイルエージェントがあるため負荷のバランスが崩れるとともに、迅速なローカル修復にも不利となり、リアルタイム通信サービスのデータ中断を引き起こす恐れがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の実施例の解決しようとする技術的問題は、通信セッション中の通信端末ユーザー装置(UE)の移動によりその現在のネットワークアドレスが変更された後、その通信データ伝送及び転送を担当するネットワーク装置及び通信相手側のユーザー装置がどのようにシグナリング交換によってその移動後の現在の新たなアドレスを迅速に見つけるかの問題である。移動端末ローカル又は通信両側で新しい位置情報をクエリして取得することにより、通信メッセージが新しい位置に直ちに転送されるように確保し、それによりサービスセッションの持続を確保して、パス拡張の問題をできる限り迅速に回避する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記問題を解決するために、本発明の実施例はモバイルシグナリングの管理方法を提案し、該方法は、階層にされたネスト構造で相互接続されたノードを用いてユーザー装置の位置情報の登録及びクエリを処理し、該方法において、
第1のユーザー装置が、位置を移動した後に、第1のネットワーク装置に接続され、第1のネットワーク装置により割り当てられた第1のネットワークアドレスを取得することと、
第1のユーザー装置が、第1のユーザー装置の名称と第1のネットワークアドレスとのバインディング情報を、第1のユーザー装置が位置を移動した後に属するノードである第1のモビリティ管理ノードに登録することと、
第1のユーザー装置が、位置を移動する前に接続された第2のネットワーク装置に対して、第1のユーザー装置の名称と第1のネットワークアドレスとのバインディング情報を送信し、第2のネットワーク装置のバインディング情報を更新することと、
第1のユーザー装置が、通信相手側の第2のユーザー装置に対して、第1のユーザー装置の名称と前記第1のネットワークアドレスとのバインディング情報を送信し、第2のユーザー装置のバインディング情報を更新することと、を含む。
【0008】
該方法において、第1のネットワークアドレスがローカルエリアネットワークアドレスである場合、第1のユーザー装置が、アドレス取得メッセージによって第1のネットワーク装置から第1のネットワークアドレスとして外部ネットワークアドレスを取得することと、
第1のユーザー装置が、通信相手側の第2のユーザー装置に対して、第1のユーザー装置の名称と第1のネットワークアドレスとのバインディング情報を送信し、第2のユーザー装置のバインディング情報を更新することと、
第2のネットワーク装置が、第1のユーザー装置が位置を移動する前に属するノードであって前記第1のモビリティ管理ノードと通信可能に接続された第2のモビリティ管理ノードに解析要求情報を送信し、前記第2のモビリティ管理ノードから前記第1のユーザー装置の名称と前記第1のネットワークアドレスとを含んだ解析応答情報を受信することにより、第1のユーザー装置の名称と第1のネットワークアドレスとのバインディング情報を更新することと、を含む。
【0009】
本発明の実施例に係る方法によれば、バインディング情報は少なくとも第1のユーザー装置の名称、第1のネットワークアドレス情報及び/又はシリアル番号を含む。
【0010】
本発明の実施例に係る方法によれば、第1のユーザー装置の名称は、一意性、持続性、利用可能性を有する。
【0011】
本発明の実施例に係る方法によれば、ネットワーク装置は、ネットワークアドレスをユーザー装置に割り当てることに用いられ、ユーザー装置の位置登録情報は、ユーザー装置の名称、有効位置情報及びシリアル番号を含み、シリアル番号は、ユーザー装置によってメンテナンスされ、登録ごとに更新され、ユーザー装置とネットワーク装置は、モビリティ管理ノードに名称とアドレスとのバインディング情報を登録し、ユーザー装置とネットワーク装置とは同一のモビリティ管理ノードに属し、又は、ユーザー装置とネットワーク装置とは同一のモビリティ管理ノードに属しない。
【0012】
本発明の実施例に係る方法によれば、第1のネットワークアドレス情報がローカルエリアネットワークアドレスであると検出した場合、第1のユーザー装置が、第1のネットワーク装置にアドレス取得情報を送信して、第1のネットワークアドレスとして外部ネットワークアドレスを取得することと、第1のユーザー装置は、第2のネットワーク装置に第1のユーザー装置の名称と第1のネットワークアドレスとのバインディング情報を送信し、第2のネットワーク装置のバインディング情報を更新することと、第1のユーザー装置が、第2のユーザー装置に第1のユーザー装置の名称と第1のネットワークアドレスとのバインディング情報を送信することと、第2のユーザー装置が、第1のユーザー装置の名称と第1のネットワークアドレスとのバインディング情報を受信して、メッセージの正当性を検証し、第1のユーザー装置の名称と第1のネットワークアドレスとのバインディング情報を更新することと、を含む。
【0013】
本発明の実施例に係る方法によれば、第1のユーザー装置は、第1のネットワーク装置に第1のユーザー装置のモビリティ管理ノードにおけるネットワークアドレス情報を報告する。
【0014】
本発明の実施例に係る方法によれば、シグナリングメッセージの交換は自己認証方式で行われる。
【発明の効果】
【0015】
本発明の実施例に係るモバイルシグナリングの管理方法において、通信サービスセッション持続性のニーズに応じて、通信端末のエンティティにおいて位置の移動によりネットワークアドレスが変更された後、ネットワーク転送及び記憶装置と通信相手側とが移動通信端末のネットワークの位置情報を迅速に改めて取得できるように問題を解決し、それにより、通信を回復し、セッション持続を維持してパス拡張の問題をできる限り迅速に改良するというサービスニーズを実現する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】
図1は本発明の実施例に係るモバイルシグナリングの管理方法の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面を参照しながら実施例によって本発明の技術案を更に詳しく説明する。
【0018】
図1は本発明の実施例に係るモバイルシグナリングの管理方法の模式図である。
図1に示すように、該方法は、階層化されたネスト構造の分散型コンテナを用いてユーザー装置の位置情報の登録及びクエリを処理し、移動通信ネットワークは、情報センターネットワークを用いてモバイルシグナリングをサポートし、シグナリング交換を行うネットワーク要素装置は、ユーザー装置、ネットワーク装置、及びモビリティ管理ノードを備える。移動性をサポートするために、交換すべきシグナリングメッセージは、登録メッセージ、解析要求メッセージ、解析応答メッセージ、バインディングメッセージ、アドレス取得メッセージ及び
属するノードメッセージの6種類を含む。バインディング情報は、少なくともユーザー装置の名称、第1のネットワークアドレス情報及び/又はシリアル番号を含む。ユーザー装置の名称は一意性、持続性、利用可能性を有する。
【0019】
その中、ユーザー装置とモビリティ管理ノードとの間で交換するシグナリングメッセージは、登録メッセージ、解析要求メッセージ、解析応答メッセージを含み、ユーザー装置とネットワーク装置との間で交換するシグナリングメッセージは、アドレス取得メッセージ、属するノードメッセージ及びバインディングメッセージを含み、ネットワーク装置とモビリティ管理ノードとの間で交換するシグナリングメッセージは、登録メッセージ、解析要求メッセージ、解析応答メッセージを含み、ユーザー装置とユーザー装置との間で交換するシグナリングメッセージは、バインディングメッセージを含む。ネットワーク装置は、ネットワークアドレスをユーザー装置に割り当てることに用いられ、ユーザー装置の位置登録情報は、ユーザー装置の名称、有効位置情報及びシリアル番号を含み、シリアル番号は、ユーザー装置によってメンテナンスされ、登録ごとに更新され、ユーザー装置とネットワーク装置は、モビリティ管理ノードに対して名称とアドレスとのバインディング情報を登録し、ユーザー装置とネットワーク装置とは同一のモビリティ管理ノードに属してもよく、ユーザー装置とネットワーク装置とは同一のモビリティ管理ノードに属しなくてもよい。
【0020】
ユーザー装置は、構成情報又は他の方式によってその属するモビリティ管理ノードのアドレス情報を取得することができる。
【0021】
通信セッション維持過程において、ユーザー装置の移動によりユーザー装置のネットワークアドレスが変更されると、シグナリングメッセージ交換を行う。メッセージの安全性及び信頼性を確保するために、すべてのシグナリングメッセージの交換は自己認証方式で行われる。
【0022】
ユーザー装置は、ネットワーク装置からネットワークアドレスを取得した後、該ネットワークアドレスがローカルエリアネットワークアドレスであるかどうかを検出する。
【0023】
ユーザー装置が取得したネットワークアドレスはローカルエリアネットワークアドレスではない場合、ユーザー装置は、その属するノードに登録メッセージを送信し、登録メッセージは少なくとも該ユーザー装置の名称、該ユーザー装置の最も新しいネットワークアドレス情報及び/又はシリアル番号を含む。ユーザー装置の名称が一意性、持続性、利用可能性を有する。
【0024】
ユーザー装置は、位置を移動していなかった際に接続されているネットワーク装置にバインディングメッセージを送信して、その名称とネットワークアドレスとのバインディング情報を更新し、前記バインディング情報は、少なくとも該ユーザー装置の名称、該ユーザー装置の最も新しいネットワークアドレス情報及びシリアル番号を含む。
【0025】
ユーザー装置は、現在にデータ接続を維持している相手側のユーザー装置にバインディングメッセージを送信して、その名称とネットワークアドレスとのバインディング情報を更新し、前記バインディング情報は、少なくとも該ユーザー装置の名称、該ユーザー装置の最も新しいネットワークアドレス情報及び/又はシリアル番号を含む。
【0026】
ユーザー装置が取得したネットワークアドレスがローカルエリアネットワークアドレスである場合、ユーザー装置は、現在のネットワーク装置にアドレス取得情報を送信して、ネットワーク装置のネットワークアドレス(外部ネットワークアドレス)を取得する。
【0027】
ユーザー装置は、その属するノードに登録メッセージを送信し、登録メッセージは、少なくとも該ユーザー装置の名称、該移ユーザー装置の最も新しいネットワークアドレス情報及び/又はシリアル番号を含む。
【0028】
ユーザー装置は、位置を移動していなかった際に接続されているネットワーク装置にバインディングメッセージを送信して、その名称とネットワークアドレスとのバインディング情報を更新し、前記バインディング情報は、少なくとも該ユーザー装置の名称、該ユーザー装置が接続するネットワーク装置のネットワークアドレス情報及び/又はシリアル番号を含む。
【0029】
ユーザー装置は、現在にデータ接続を維持している相手側のユーザー装置にバインディングメッセージを送信して、その名称とネットワークアドレスとのバインディング情報を更新し、前記バインディング情報は、少なくとも該ユーザー装置の名称、該ユーザー装置の最も新しいネットワークアドレス情報及び/又はシリアル番号を含む。
【0030】
ユーザー装置は、現在接続されているネットワーク装置に属するノード情報を送信して、現在接続されているネットワーク装置にその属するノードのネットワークアドレスを報告する。
【0031】
ユーザー装置が位置を移動していなかった際に接続されているネットワーク装置は、該ユーザー装置に送信したデータパケットを受信して、ユーザー装置との接続が既に切断されたと検出した後、該ネットワーク装置は、ユーザー装置が属するノードアドレスをクエリして、該モビリティ管理ノードに解析要求メッセージを送信する。該解析要求メッセージは、少なくともユーザー装置の名称を含む。
【0032】
モビリティ管理ノードは、解析要求メッセージを受信した後、登録メッセージをクエリして、解析要求を送信するネットワーク装置に解析応答メッセージを送信し、該解析応答メッセージは、少なくともユーザー装置の名称、ネットワークアドレス及び/又はシリアル番号を含む。
【0033】
ユーザー装置とデータ接続を維持している相手側のユーザー装置は、ユーザー装置の最も新しいバインディング情報を取得するために、その属するノードに解析要求メッセージを周期的に送信してもよい。
【0034】
実際に実施するとき、上記シグナリング交換方法は、更に、いくつかのユーザー装置がバインディングシグナリングの送信をサポートしない場合、ユーザー装置の代わりにユーザー装置の属するネットワーク装置がバインディング情報のメッセージ送信を担当することを含む。
【0035】
本発明の実施例に係るモバイルシグナリングの管理方法において、通信サービスセッション持続性のニーズに応じて、通信端末のエンティティにおいて位置の移動によりネットワークアドレスが変更された後、ネットワーク転送及び記憶装置と通信相手側とが移動通信端末のネットワークの位置情報を迅速に改めて取得できるように問題を解決し、それにより、通信を回復し、セッション持続を維持してパス拡張の問題をできる限り迅速に改良するというサービスニーズを実現する。
【0036】
以上に説明した具体的な実施形態は、本発明の目的、技術案及び有益な効果を更に詳しく説明したが、理解されるべきように、以上の説明は本発明の具体的な実施形態であって、本発明の保護範囲を制限するためのものではなく、本発明の趣旨及び原則内に行ったいかなる修正、等価置換、改良等は、いずれも本発明の保護範囲内に含まれるべきである。