(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-16
(45)【発行日】2022-03-25
(54)【発明の名称】ホールド用植物栽培装置
(51)【国際特許分類】
A01G 9/02 20180101AFI20220317BHJP
A01G 27/02 20060101ALI20220317BHJP
【FI】
A01G9/02 101F
A01G9/02 101G
A01G27/02 F
(21)【出願番号】P 2020564726
(86)(22)【出願日】2019-10-01
(86)【国際出願番号】 KR2019012847
(87)【国際公開番号】W WO2020111492
(87)【国際公開日】2020-06-04
【審査請求日】2020-11-13
(31)【優先権主張番号】10-2018-0152904
(32)【優先日】2018-11-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】520446528
【氏名又は名称】イ,デホン
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】イ,デホン
【審査官】中村 圭伸
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-058348(JP,A)
【文献】登録実用新案第3203006(JP,U)
【文献】登録実用新案第3105360(JP,U)
【文献】特開2003-210043(JP,A)
【文献】実開昭51-040957(JP,U)
【文献】特開2009-028704(JP,A)
【文献】特開平06-038634(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2011/0271590(US,A1)
【文献】韓国公開特許第2002-0030424(KR,A)
【文献】韓国登録実用新案第20-0473620(KR,Y1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01G 9/00 - 9/08
A01G 27/02
A47G 7/00 - 7/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
棒形からなって、全体の中で少なくとも一部がスライディング可能な締結部からなる第1部材;
前記第1部材の締結部が挿入されて締結され、端に前記締結部を有する第2部材;
前記第2部材の締結部が挿入されて締結され、側面に形成される水を注入することができる水投入口を含む
字形状からなる第3部材;
上端が前記第3部材の端に挿入されるスライディング可能な締結部を含んで前記第3部材の一側に配置される植物が植栽される植栽部;及び
前記第1ないし第3部材をホールド対象物の角にホルダーさせる固定手段;
を含むことを特徴とするホールド用植物栽培装置。
【請求項2】
前記第1部材ないし第3部材は透明な材質からなることを特徴とする請求項
1に記載のホールド用植物栽培装置。
【請求項3】
前記第1部材ないし第3部材は、側面及び上面の少なくともいずれか一つに形成され、空気が通る一つ以上の気孔;及び
植物の生長を確認できる定規;
を含むことを特徴とする請求項1に記載のホールド用植物栽培装置。
【請求項4】
前記水投入口に結着される水供給装置を含むことを特徴とする請求項1に記載のホールド用植物栽培装置。
【請求項5】
植栽された植物の生長のために前記第1部材ないし第3部材の上端に付着されるLED照明を含むことを特徴とする請求項1に記載のホールド用植物栽培装置。
【請求項6】
前記気孔から水が外部へ溢れないようにするために、前記気孔の少なくとも一部を防ぐことができる棒形の水遮断膜を含むことを特徴とする、請求項
3に記載のホールド用植物栽培装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ホールド対象物の外面にホールドされ、内部に植物が生長し、外部から植物を観察することができるホールド用植物栽培装置に関する。
【背景技術】
【0002】
家庭や事務室内で室内空気を浄化したり、室内を飾るために観賞用として植木鉢で植物を栽培する。一般的な植木鉢はかなり空間を占めるので、植物の状態を随時確認するのに煩わしさがある。
【0003】
特に、コンピューターを使う事務室の机に植木鉢を置く場合、情緒的安定に役立つことができるが、植木鉢が占める空間のため、他の事務用品を使う過程で植木鉢がよく倒れる不便さがある。
【0004】
従来の技術である韓国公開実用新案第20‐2013‐0003276号(モニター掛け用植木鉢)、韓国公開特許第10‐2016‐0038823号(モニターホールド用多目的保管箱)の場合、コンピューターモニターの上端に結着できるホルダー装置について開示している。
【0005】
しかし、従来技術は一般の植木鉢をモニター外面の一部にホールドするものなので、植物が生長して長くなると植物を管理しにくい問題点がある。
【0006】
また、生活空間や事務空間で植木鉢が取り付けられると、植木鉢が占める空間のため日常生活や業務に邪魔になる問題点がある。
【0007】
また、従来技術はモニターのような四角形の外面を有するホールド対象物のみにホールドすることができて、その利用に制限的な問題点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するために案出された発明であって、ホールド対象物の外面に取り付けられるハウジングに沿って植物が生長するホールド用植物栽培装置を提供するためである。
【0009】
また、ハウジングがホールド対象物の外面に沿って取り付けられ、長さを調節することが可能であるため、植物が生長しても管理しやすいホールド用植物栽培装置を提供するためである。
【0010】
また、既存に植木鉢が存在していた空間ではなく、ホールド対象物の外面に取り付けられるので、生活空間や事務空間で占める空間が小さくて邪魔にならないホールド用植物栽培装置を提供するためである。
【0011】
また、ホールド対象物の外面の形状に合うハウジングを製作すれば、四角形のホールド対象物の他に様々な形状のホールド対象物にも取り付けられるホールド用植物栽培装置を提供するためである。
【0012】
本発明の課題は、以上で言及した課題に制限されず、言及されていない別の課題は、以下の記載から当業者に明確に理解されることができる。
【課題を解決するための手段】
【0013】
前記目的を達成するための本発明のホールド用植物栽培装置は、ホールド対象物の外面の少なくとも一部にホールドされるホールド用植物栽培装置であって、ホールド対象物の外面に沿って長さを調節できるように形成されるハウジング、及び前記ハウジングの一側に配置される植物が植栽される植栽部を含むことができる。
【0014】
そして、前記ハウジングは透明な材質からなることができる。
【0015】
また、前記ハウジングの側面及び上面の少なくともいずれか一つに形成され、空気が通る一つ以上の気孔、及び植物の生長を確認できる定規を含むことができる。
【0016】
また、前記水投入口に結着される水供給装置を含むことができる。
【0017】
また、植栽された植物の生長のために前記ハウジングの上端に付着されるLED照明を含むことができる。
【0018】
また、前記ハウジングの形状は長手方向にブロック模型が重なった形状からなってもよい。
【0019】
また、本発明のホールド用植物栽培装置は棒形からなって、全ての装置の少なくとも一部がスライディング可能な締結部からなる第1部材、前記第1部材の締結部が挿入されて締結され、端に前記締結部を有する第2部材、前記第2部材の締結部が挿入されて締結され、側面に形成される水を注入することができる水投入口を含む
字形状からなる第3部材、上端が前記第3部材の端に挿入されるスライディング可能な締結部を含んで前記第3部材の一側に配置される植物が植栽される植栽部、前記第1部材ないし第3部材をホールド対象物の角にホルダーさせる固定手段を含むことができる。
【0020】
そして、前記第1部材ないし第3部材は透明な材質からなってもよい。
【0021】
また、前記第1部材ないし第3部材は、側面及び上面の少なくともいずれか一つに形成され、空気が通る一つ以上の気孔及び植物の生長を確認することができる定規を含むことができる。
【0022】
また、前記水投入口に結着される水供給装置を含むことができる。
【0023】
また、植栽された植物の生長のために前記第1部材ないし第3部材の上端に付着されるLED照明を含むことができる。
【0024】
また、前記気孔から水が外部へ溢れないようにするために、前記気孔の少なくとも一部を防ぐことができる棒状の水遮断膜を含むことができる。
【0025】
そして、本発明の別の実施例であるホールド対象物の外面にホールドされてもよいホールド用植物栽培装置において、前記ホールド対象物の外面に沿って形成されるハウジング、及び前記ハウジングの両側に配置される植物が植栽される植栽部を含むことができる。
【発明の効果】
【0026】
前記課題を解決するための本発明のホールド用植物栽培装置は、次のような効果がある。
【0027】
第一、既存植木鉢が存在していた空間ではなく、ホールド対象物の外面にハウジングが取り付けられ、植物がハウジングに沿って生長するので、ハウジングが占める体積を最小限に減らすことができる。したがって、本発明の植物栽培装置が占める空間によって日常生活や業務に邪魔にならず、植物が充分に生長できる長所がある。
【0028】
第二、人がよく使うモニター、家具、パーティション、ホワイトボードなどに取り付けることができるので管理が容易である。すなわち、人の視野によく入る位置に配置して植物の状態を把握しやすく、水の供給が便利な長所がある。
【0029】
第三、人の生活環境空間で植物が生長することによって美観上効果を有することができ、植物の種類によって空気浄化の効果で安らぎをもたらすことができる植物栽培装置を提供するためである。
【0030】
本発明の効果は以上で言及した効果に制限されず、言及されていない別の効果は請求範囲の記載から当業者に明確に理解される。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【
図1】本発明の一実施例によるホールド用植物栽培装置がモニターに取り付けられた姿を示す例示図である。
【
図2】本発明の一実施例によるホールド用植物栽培装置の姿を示す例示図である。
【
図3】本発明の一実施例によるホールド用植物栽培装置の分解図を示す例示図である。
【
図4】本発明の一実施例によるホールド用植物栽培装置の水供給装置が取り付けられた姿を示す例示図である。
【
図5】本発明の一実施例によるホールド用植物栽培装置のLED照明が取り付けられた姿を示す例示図である。
【
図6】本発明の一実施例によるホールド用植物栽培装置の水遮断膜が取り付けられた姿を示す例示図である。
【
図7】本発明の他の実施例によるホールド用植物栽培装置がモニターに取り付けられた姿を示す例示図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0032】
本発明の一実施例による、ホールド対象物の外面の少なくとも一部にホールドされるホールド用植物栽培装置であって、前記ホールド対象物の外面に沿って長さを調節できるように形成されるハウジング、及び前記ハウジングの一側に配置される植物が植栽される植栽部を含む。
【発明を実施するための形態】
【0033】
以下、本発明の一部の実施例を例示的な図面を通じて詳しく説明する。各図面の構成要素に参照符号を付するに当たって、同一な構成要素に対しては、たとえ他の図面上に表示されてもできるだけ同一な符号を有することに留意しなければならない。また、本発明の実施例を説明するにあたり、係る公知構成または機能に対する具体的な説明が本発明の実施例に対する理解を邪魔すると判断される場合は、その詳細な説明は省略する。
【0034】
また、「第1、第2」などのような表現は、複数の構成を区分するための用途のみに使われた表現であって、構成の間の手順やその他特徴を限定しない。
【0035】
本発明のホールド用植物栽培装置10はホールド対象物20の外面に沿って長さを調節できるように形成されるハウジング、ハウジングの一側に配置される植物が植栽される植栽部400で構成されることができる。
【0036】
前記ハウジングは様々な形状で製作されることができ、ハウジングの形状はホールド対象物20の外面の形状に合うように製作されることができる。ホールド対象物20の形状が必ず四角いモニターのような多角形に限定されることではない。曲面を有する場合も外面に結着できるようにホールド対象物20の外面の形状に合うハウジングを製作し、一側に植物が植栽される植栽部400が結合されるように製作することができる。
【0037】
前記ハウジングはホールド対象物20の外面に沿って長さが調節できるように製作されることができる。したがって、ハウジングの長さを調節してホールド対象物20の長さに合わせて設置することができ、植物が生長してハウジングをさらに長く確張する必要がある場合は、ハウジングの長さを調節することができる。
【0038】
前記ハウジングの少なくとも一側には植物が植栽される植栽部400が配置される。必要な場合、植栽部400には土を埋めることができる。植物を植栽部400に植栽すれば、植物が植栽部400からハウジングに沿ってずっと生長することができる。
【0039】
植物の種類はハウジングの内部に沿って生長しやすい観賞用つる性植物が適しているが、必ずこれに限定されるものではない。つる性植物の場合、植物の生長に役立つよう、中心棒をハウジング内部に取り付けることができる。中心棒を取り付けると、つる性植物が中心棒に沿って生長することができる。
【0040】
前記ハウジングは透明な材質からなってもよい。透明な材質のハウジングは内部が映るので、人が植物を外部から観察することができる。よって、観賞用植木鉢として相応しいし、家庭、事務室などの空間で植物を見る人々に情緒的安定感を与えることができる。
【0041】
また、前記ハウジングの側面及び上面の少なくともいずれか一つには空気が通る少なくても一つ以上の気孔800、及び植物の生長を確認できる定規810が形成されてもよい。
【0042】
気孔800を通して空気が流入及び流出され、円滑に空気が循環できる。
【0043】
前記気孔800を通して植物の生長に必要な空気がハウジング内部に流入されることができ、植物が排出する酸素が外部へ流出されることがある。特に、空気浄化植物を植栽した場合、外部空気を持続的に浄化して生活環境改善に効果がある。
【0044】
前記定規810は一定間隔に形成され、人が植物が生長した度合いを目で確認することができる。
【0045】
また、前記定規810は、気孔800の周りに配置され、小山に日が昇って沈む構造で配置されることができる。つまり、気孔800は半円状に製作して定規810を気孔800より小さい円形で製作し、各定規810が気孔800上に沿って通る構造で配置することができる。よって、見る人が定規810を見ながら植物が生長することだけでなく、定規810を見て美観上審美感を感じられる機能をする。
【0046】
前記ハウジングの水投入口310に水供給装置700を結合することができる。
【0047】
前記水供給装置700へ水を供給すると、時間を置いて水が一定量ずつ供給されるので、管理しやすい長所がある。
【0048】
また、前記ハウジングの上端にLED照明600を付着することができる。植物の種類によって生長に必要な光を提供する光の波長を出力するLED照明600を取り付けて植物の生長を促進することができる。LED照明600に光度を調節できる装置を結合して植物の生長度合いによって適当な照明光度を選択することができる。
【0049】
また、前記ハウジングの形状は長手方向にブロックが重なった形状で製作することができる。前記ハウジングがホールド対象物20と当接する面はホールド対象物の外面と一致するように製作し、上端部はブロックが重なった形状など美観をよくする形状を製作して飾り用に使用されることができる。
【0050】
図1は本発明の一実施例によるホールド用植物栽培装置10がモニターに取り付けられた姿を示す例示図で、
図2は本発明の一実施例によるホールド用植物栽培装置10の姿を示す例示図で、
図3は本発明の一実施例によるホールド用植物栽培装置10の分解図を示す例示図である。
【0051】
図1ないし
図3を参照すれば、本発明の一実施例によるホールド用植物栽培装置10は、モニターのように四角形の外面を有するホールド対象物20に取り付けられる場合によるホールド用植物栽培装置10である。
【0052】
図3に図示されたように、前記ハウジングは四角形外面の一部に付着されるために、第1部材100、第2部材200、第3部材300の3つの部材と植栽部400で構成されることができる。
【0053】
前記第1部材100は棒状からなってもよく、全体の中で一部がスライディング可能な締結部からなってもよい。
【0054】
前記第1部材100の締結部は、第2部材200に結合できるように残り部分の幅より小さい幅を有する。ホールド対象物20の長さによって締結部を長手方向にスライディングして長さを調節することができる。よって、ホールド対象物20の長さによって締結部の長さを設定して製作することができる。
【0055】
また、前記ハウジングの内部で生長する植物の生長度合いによって第1部材100の締結部の第2部材200に挿入される長さを調節することができる。すなわち、植物がずっと生長して第1部材100の端に至れば、植物を切り捨てなくても締結部を調節して植物が生長できる空間を確保することができる。
【0056】
前記第2部材200は棒状からなってもよく、全体の中で一部がスライディング可能な締結部からなってもよい。第2部材200の締結部は、第1部材100の締結部と同様、第3部材300に結合されるように残り部分の幅より小さい幅を有する。
【0057】
前記第2部材200の一側に第1部材100の締結部が挿入されて結合される。他側はスライディング可能な締結部からなってもよく、前記締結部は第3部材300に挿入されて締結されることで、第1部材100と第3部材300を連結する役目をする。
【0058】
前記第3部材300は
字形状からなってもよい。モニターのような四角形の形状を有するホールド対象物20において、一側と他側が横または縦部分に付着されるために
字形状で形成される。
【0059】
前記第3部材300の一側は第2部材200の締結部が挿入され、他側には植物が植栽される植栽部400が挿入される。
【0060】
前記第3部材300の側面には水を注入できる水投入口310が形成される。水投入口310を通して水を注入すれば、植栽部400に水が流入されて植物が生長することができる。
【0061】
前記植栽部400には植物が植栽される。必要な場合、植栽部400の底に土を含むことができる。植栽部400の一部は第3部材300に締結されてもよい締結部を有し、前記締結部は第3部材300の幅より小さい幅を有する。
【0062】
前記植栽部400の締結部は第3部材300にスライディングして結合される。植栽部400に植栽された植物が生長しながら第3部材300へと伸びるようになり、引き続き生長すれば第2部材200、第1部材100まで生長することができる。つる性植物の場合、中心棒に沿って生長する。
【0063】
固定手段は第1部材100、第2部材200、第3部材300をホールド対象物20の外面にホルダーさせることができる。固定手段は透明な両面テープなど、対象物をホールドさせる機能をする公知のいずれも可能である。
【0064】
前記第1部材100、第2部材200、第3部材300は透明な材質からなってもよい。よって、人が外部から内部の植物が生長することを観察できるようになって、情緒的に安定感を感じることができる。
【0065】
また、第1部材100、第2部材200、第3部材300の側面及び上面の少なくともいずれか一つには空気が通る少なくても一つ以上の気孔800、及び植物の生長を確認できる定規810が形成されることができる。気孔800を通して空気が流入及び流出されて空気が円滑に循環することができる。
【0066】
前記気孔800を通して植物が生長するのに必要な空気が植物が生長する内部に流入されることができ、植物が排出する酸素が外部へ流出される。特に、空気浄化植物の場合、外部空気を持続的に浄化して生活環境の改善に効果がある。また、気孔800を通して水を供給することができる。
【0067】
前記気孔800と定規810は、上述した場合と同様、半円形と円形からなって、小山に日が昇って沈む構造で配置されることができる。
【0068】
本発明のホールド用植物栽培装置10は、ホールド対象物20に付着されるので、付着しやすい固定手段を備えることができる。固定手段は両面テープのような接着力のあるものであれば、いずれも可能である。
【0069】
図4は、本発明の実施例によるホールド用植物栽培装置10に水供給装置700が付着された姿を示す例示図である。
【0070】
図4に図示されたように、第3部材300の水投入口310に水供給装置700を結合することができる。水供給装置700に水を供給すれば、時間を置いて水が一定量ずつ供給されて管理しやすい長所がある。
【0071】
図5は、本発明の一実施例によるホールド用植物栽培装置10のLED照明600が付着された姿を示す例示図である。
【0072】
図5に図示されたように、第1ないし第3部材300の上端にLED照明600を付着することができる。植物の種類によって生長に必要な光を提供する光の波長を出力するLED照明600を取り付けて植物の生長を促進することができる。植物の生長度合いによって光度を調節することができる装置をLED照明600に結合することができる。
【0073】
図6は、本発明の一実施例によるホールド用植物栽培装置10の水遮断膜500が付着された姿を示す例示図である。
【0074】
図6に図示されたように、気孔800に水遮断膜500を装着すれば、気孔800を通して水が溢れることを防ぐことができる。水投入口310を通して水を注入することができるが、必要に応じて気孔800を通して水を注入できる場合があり得る。気孔800を通して水を注入した場合、水が気孔800から溢れ出ることがあるので、水遮断膜500を結合すれば水が溢れることを防ぐことができる効果がある。
【0075】
図7は、本発明の別の実施例によるホールド用植物栽培装置10がモニターに取り付けられた姿を示す例示図である。
【0076】
図7に図示されたように、ホールド対象物20の外面全体に本発明のホールド用植物栽培装置10を設置することができる。この場合、植栽部400をハウジングの一端のみに取り付けることもでき、他端にさらに植栽部400を取り付けて複数の植物を栽培することができる。
【0077】
そして、ハウジング及び第1ないし第3部材の断面は四角形など角をなした形状や楕円形の曲線形状からなってもよい。したがって、必要に応じて適した形状を選択し、周りの環境に似合うホールド用植物栽培装置10を製作することができる。
【0078】
また、ハウジングをホールド対象物20にホルダーした場合、ハウジングが後に押されることを防ぐため、ホールド対象物20にかけることができるフックをハウジングに付着することができる。すなわち、フックがホールド対象物20にかかってハウジングが後に押されることを防ぐことができる。フックは本発明の実施例の場合、第1部材100、第2部材200、第3部材300に含まれることもできる。
【0079】
以上のように、本発明による好ましい実施例を見て、前述した実施例の他にも本発明がその趣旨や範疇から脱することなく、他の特定形態で具体化される事実は該当技術に通常の知識を有する者に自明である。よって、上述された実施例は制限的なものではなく例示的なものとして認めるべきであり、これによって本発明は上述した説明に限定されず、添付の請求項の範疇及びそれ同等の範囲内で変更されることもできる。