(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-17
(45)【発行日】2022-03-28
(54)【発明の名称】接続式照明システム
(51)【国際特許分類】
H05B 47/19 20200101AFI20220318BHJP
H05B 47/105 20200101ALI20220318BHJP
H05B 47/16 20200101ALI20220318BHJP
H05B 47/165 20200101ALI20220318BHJP
H05B 45/10 20200101ALI20220318BHJP
【FI】
H05B47/19
H05B47/105
H05B47/16
H05B47/165
H05B45/10
(21)【出願番号】P 2018552239
(86)(22)【出願日】2017-03-29
(86)【国際出願番号】 US2017024705
(87)【国際公開番号】W WO2017176524
(87)【国際公開日】2017-10-12
【審査請求日】2020-03-12
(32)【優先日】2016-04-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2016-12-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】512172372
【氏名又は名称】イルミシス,インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】iLumisys,Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100095500
【氏名又は名称】伊藤 正和
(74)【代理人】
【識別番号】100111235
【氏名又は名称】原 裕子
(74)【代理人】
【識別番号】100195257
【氏名又は名称】大渕 一志
(74)【代理人】
【識別番号】100153877
【氏名又は名称】大森 拓
(72)【発明者】
【氏名】アムライン、 ジェームズ
(72)【発明者】
【氏名】ホーレンカンプ、 ダニエル ジェイ.
(72)【発明者】
【氏名】アイビー、 ジョン
(72)【発明者】
【氏名】パラッツォーロ、 フランシス
(72)【発明者】
【氏名】ランデル、 スコット
(72)【発明者】
【氏名】スキャパ、 ジェームズ アール.
【審査官】野木 新治
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2009/0026978(US,A1)
【文献】特開2011-204656(JP,A)
【文献】特表2016-509738(JP,A)
【文献】特表2015-513188(JP,A)
【文献】特開2014-020790(JP,A)
【文献】特開2006-093098(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05B 45/00、47/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータに含まれる少なくとも1つのプロセッサによって実行される方法であって、
前記少なくとも1つのプロセッサによって、無線ネットワークにまだ追加されていない複数の光源であって対応する無線アドバタイズ信号が受信された複数の光源の表示をユーザインターフェース(UI)に提示するステップであって、前記対応する無線アドバタイズ信号は、対応する光源を前記無線ネットワークに追加可能であることを示すステップと、
前記少なくとも1つのプロセッサによって、前記UIを介する前記複数の光源からの第1の光源の選択を検出することに応答して、前記第1の光源の要素である視覚的表示をアクティブ化するように前記第1の光源に命令するための無線信号を送信するステップであって、前記視覚的表示は前記第1の光源の存在を視覚的に示すものであり、前記UIにおける前記第1の光源の表示は、前記第1の光源の視覚的表示がアクティブ化されている間に変更されるステップと、
前記少なくとも1つのプロセッサによって、前記第1の光源がグループに含まれること又は前記第1の光源がスタンドアロン光源として指定されていることの指示を前記UIを介して受信し、それに応答して、前記第1の光源を前記無線ネットワークに追加するステップと、
前記少なくとも1つのプロセッサによって、前記第1の光源が前記グループ内に有る又はスタンドアロン光源であることを示すグループ情報を記憶するステップと
を含む、方法。
【請求項2】
前記無線ネットワークは、無線メッシュネットワークである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記複数の光源の1つ以上が、1つ以上の照明設備の各々に取り付けられ、前記複数の光源の中の利用可能な残りの光源に対応する前記UIにおける表示は、前記第1の光源の表示の下に仮想的にスタックされている、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記複数の光源は、各々が対応する従来型照明設備に適合するように構成される1つ以上の発光ダイオード(LED)光源を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記少なくとも1つのプロセッサによって、シーンがアクティブな場合に所定の状態に前記グループが設定されるべきであることを示すシーン情報を前記UIを介して受信するステップと、
前記少なくとも1つのプロセッサによって、前記第1の光源におけるメモリに記憶される前記シーン情報の少なくとも一部を前記無線ネットワーク上で送信するステップと
を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記少なくとも1つのプロセッサによって、前記無線ネットワーク上で無線シーンアクティブ化信号を送信するステップを更に含み、前記無線シーンアクティブ化信号はアクティブ化されるシーンを指定し、前記無線シーンアクティブ化信号の受信は前記第1の光源を前記シーンに関連付けられる状態に入らせる、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記状態は、前記シーンがアクティブな場合に前記グループにおける1つ以上の光源に関する輝度、色、色温度、又はLEDの数の少なくとも1つを含む、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記視覚的表示は、前記第1の光源に固定されるLEDであり、
前記存在を視覚的に示すことは、前記第1の光源に固定される前記LEDの点滅を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記複数の光源の各々が、前記無線アドバタイズ信号を送信して前記無線信号を受信するために無線通信プロトコルを利用する対応する無線機を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記複数の光源の少なくとも1つがセンサを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに動作を行わせる命令を記憶する1つ以上のコンピュータ可読媒体であって、前記動作は、
無線ネットワークにまだ追加されていない複数の光源であって対応する無線アドバタイズ信号が受信された複数の光源の表示をユーザインターフェース(UI)に提示することであって、前記対応する無線アドバタイズ信号は、対応する光源を前記無線ネットワークに追加可能であることを示すこと、
前記UIを介する前記複数の光源からの第1の光源の選択を検出することに応答して、前記第1の光源の要素である視覚的表示をアクティブ化するように前記第1の光源に命令するための無線信号を送信することであって、前記視覚的表示は前記第1の光源の存在を視覚的に示すものであり、前記UIにおける前記第1の光源の表示は、前記第1の光源の視覚的表示がアクティブ化されている間に変更されること、
前記第1の光源がグループに含まれること又は前記第1の光源がスタンドアロン光源として指定されていることの指示を前記UIを介して受信し、それに応答して、前記第1の光源を前記無線ネットワークに追加すること、及び
前記第1の光源が前記グループ内に有ることを示すグループ情報を記憶すること
を含む、1つ以上のコンピュータ可読媒体。
【請求項12】
前記動作は、
シーンがアクティブな場合に所定の状態に前記グループが設定されるべきであることを示すシーン情報を前記UIを介して受信すること、及び
前記第1の光源におけるメモリに記憶される前記シーン情報の少なくとも一部を前記無線ネットワーク上で送信すること
を更に含む、請求項
11に記載の1つ以上のコンピュータ可読媒体。
【請求項13】
前記動作は、前記無線ネットワーク上で無線シーンアクティブ化信号を送信することを更に含み、前記無線シーンアクティブ化信号はアクティブ化されるシーンを指定し、前記無線シーンアクティブ化信号の受信は前記第1の光源を前記シーンに関連付けられる状態に入らせる、請求項
12に記載の1つ以上のコンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の実装は、一般に、無線ネットワーク上で照明システムを管理することに関する。
【0002】
[関連出願の相互参照]
本出願は、2016年4月5日に出願された米国仮特許出願第62/318,515号への優先権を主張する2016年12月29日に出願された米国特許出願第15/393,558号への優先権を主張する。先行出願の開示は、本出願の開示の一部と見なされ、全体が本出願に組み込まれる。
【背景技術】
【0003】
典型的な商業空間における照明制御は、一般に、2つの設定、即ち、オン及びオフを提供する。部屋の中の照明の全ては、壁面スイッチからの装置であってもよく、又は照明の異なるバンクが異なる専用スイッチによって制御されてもよい。更に、多くの商業ビルにおける電気システムは、標準的な調光スイッチとの互換性が無いため、多くの場合、調光には専用配線が必要となる。これは一部のエリアを照明過多にしつつも、他のエリアを照明不足にすることが有る。更に、人が居ない空間をオンのままにしてしまうか、又は誰かがスイッチを探して暗い部屋の中を歩く状況になるかもしれない。既存の照明制御システムは、多くの場合、費用がかかり且つ混乱を招く導入が必要となり、その複雑さのために、多くの場合、設置された後で無効にされるか又は無視される。これは、大抵の場合、ユーザに過多の又は過少の照明を残すことになる。
【発明の概要】
【0004】
本開示の実装は、一般に、無線ネットワーク上で照明システムを管理することに関する。より詳細には、実装は、他の光源から独立し且つ空間の電気配線から独立している各光源の制御(例えば、オン、オフ、又は中間の輝度レベル)を可能にする照明システムを提供する。照明システムを使用して、大空間の照明は、空間を照らす各光源が多くの異なるユーザ定義のシーンごとに個別化された照明レベルを有するようにカスタマイズされてもよい。一部の実装では、1つ以上の光源が作動されてもよい。ここで、作動は、光源を無線メッシュネットワークに及び1つ以上のグループに追加することを含む。シーンは、無線メッシュネットワークに接続されるコントローラ(例えば、壁面スイッチ)から送信される(複数の)無線信号に基づいて(複数の)光源及び/又は光源の(複数の)グループの状態(例えば、輝度レベル)の設定を可能にするシーンが決定されてもよい。
【0005】
本明細書に記載の接続式照明システムは、例えば、部屋、建物の床、建物全体、屋外空間等のエリアにおける照明の細かく且つ容易に設定される制御を提供するために無線で通信するデバイスのネットワークである。一部の実装では、照明システムの制御は、エリア内の電気配列から独立しており、エリアの電気配列によって提供され得る電力の使用から切り離されていてもよい。光源は独立して制御することができ、様々な部屋又は他のエリアにおける光量の変化を許容する。
【0006】
接続式照明システムは、ネットワークにおけるデバイス間の通信を可能にするBTLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)メッシュ等の無線通信メッシュを利用することにより、複雑且つ分断性の配線を更新する必要性を無くすことができる。実装は、個々の光源の作動及び制御並びに/又は光源のグループの作動及び制御を提供する。一部の例では、光源は、(例えば、バイピンコネクタ、ネジ式コネクタ又は差し込みコネクタを介して)従来型照明設備内に適合する電球(代替的に、ランプとも呼ばれる)であり、このような(複数の)光源は、昼光及び/又は占有センサと共にマルチシーンコントローラ(例えば、壁面スイッチ)に無線で接続されてもよく、各光源の個別制御及び/又は光源の設定されたグループの制御を可能にする。システムの設定は、モバイルアプリケーションを使用して行われてもよく、システムを立ち上げて稼働させるのに特定の専門家が必要とされなくてもよい。
【0007】
一部の実装では、接続式照明システムは、各々が無線機を含む1つ以上の光源を含む。一部の例では、光源は発光ダイオード(LED)電球等の電球であり、これは従来型照明設備に電球を嵌めるためのコネクタを含む。一部の例では、接続式照明システムは、各々が1つ以上の光源を保持するように構成される1つ以上の照明設備(代替的に、照明器具とも呼ばれる)を含む。一部の実施形態では、照明設備は、光源を入れるための従来型コネクタを含み、設備全体を交換せずに光源が交換されてもよい。代替的に又は追加的に、(複数の)光源は設備と統合されてもよい。また、システムは、エリア内の電気配線を接続するための電気コネクタを含む1つ以上のコントローラ(例えば、壁面スイッチ)も含んでもよい。また、コントローラは、(複数の)光源の無線機と無線通信するための無線機も含んでもよい。(複数の)光源が部屋の中の照明設備に取り付けられる(複数の)交換電球である例では、(複数の)電球は照明設備から電力を受信してもよい。(複数の)コントローラは、(複数の)コントローラから送信された無線信号に基づいて2つ以上の異なるモードの動作(以下ではシーンと記載される)の間で(複数の)光源を切り替えるために使用されてもよい。
【0008】
接続式照明システムの実装は、1つ以上の以下の特徴を含み得る。例えば、(複数の)光源は、LED電球、例えば、蛍光灯、エジソンバルブ又はPAR電球のためのLED交換電球であり得る。部屋に設置されると、(複数の)光源、(複数の)コントローラ、(複数の)センサ、及び/又は(複数の)他のノードがメッシュ無線ネットワークを形成し得る。各ノードの無線機はブルートゥース(登録商標)無線機であり得る。接続式照明システムは、各々が(複数の)光源の(複数の)無線機及び(複数の)コントローラの(複数の)無線機と通信するための無線機を含む1つ以上のセンサを含み得る。1つ以上のセンサは、部屋占有センサ及び/又は光レベルセンサ(例えば、昼光センサ)を含み得る。
【0009】
(複数の)コントローラは、様々な利用可能なシーンの間でユーザが選択することを可能にする複数のボタン、スイッチ及び/又は他のコントロールを含んでもよく、このシーンはモバイルアプリケーションを使用してユーザによって以前に定義されたものである。(複数の)コントローラは、各ボタンのアクティブ化に応答して(複数の)光源の無線機に無線信号を送信するように構成されてもよく、信号は、アクティブ化されたボタンに従って光源を所定の状態に入らせてもよい。コントローラのボタンは、オンオフボタン及び/又は調光スイッチを含み得る。一部の実装では、ボタンは、異なる(複数の)光源又は(複数の)光源の異なる(複数の)グループが異なる電力レベルで動作する事前プログラミングされた設定に関連付けられる1つ以上のシーンボタンを含む。
【0010】
実装は、以下のアクション、即ち、対応する無線アドバタイズ信号が受信された複数の光源の表示をユーザインターフェース(UI)に提示すること、UIを介する複数の光源からの第1の光源の選択を検出することに応答して、その場所の指示を提供するように第1の光源に命令するための無線信号を送信すること、第1の光源を含むためのグループの指定をUIを介して受信し、それに応答して、第1の光源を無線ネットワークに追加すること、及び第1の光源がグループ内に有ることを示すグループ情報を記憶することの1つ以上を含む方法を含んでもよい。
【0011】
実装は、1つ以上の以下の態様を選択的に含んでもよい。即ち、無線ネットワークは、例えば、CSR(Cambridge Silicon Radio)メッシュネットワークのバージョンに準拠する無線メッシュネットワークであり、光源は、1つ以上の蛍光灯交換発光ダイオード(LED)電球を含み、アクションは、シーンがアクティブな場合に所定の状態にグループが指定輝度レベルに設定されるべきであることを示すシーン情報をUIを介して受信することを更に含み、アクションは、光源におけるメモリに記憶されるシーン情報の少なくとも一部を無線ネットワーク上で送信することを更に含み、アクションは、シーンに関連付けられる輝度レベルを光源に放出させるための無線シーンアクティブ化信号を無線ネットワーク上で送信することを更に含み、無線シーンアクティブ化信号はアクティブ化されるグループ及びシーンを指定し、指示は、光源に固定されるLEDの点滅を含み、及び/又は光源の各々が、無線アドバタイズ信号を送信して無線信号を受信するためにBTLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)を利用する無線機を含む。
【0012】
上記の態様の任意の他の実装は、コンピュータ記憶装置において符号化される方法のアクションを行うように構成される対応するシステム、装置、及びコンピュータプログラムを含む。また、本開示は、1つ以上のプロセッサに結合され、1つ以上のプロセッサによって実行されると、本明細書で提供される方法の実装に従って動作を1つ以上のプロセッサに行わせる命令を記憶しているコンピュータ可読記憶媒体も提供する。本開示は、本明細書で提供される方法を実装するためのシステムを更に提供する。システムは、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサに結合され、1つ以上のプロセッサによって実行されると、本明細書で提供される方法の実装に従って動作を1つ以上のプロセッサに行わせる命令を記憶しているコンピュータ可読記憶媒体とを含む。
【0013】
実装は、無線ネットワーク上で通信するための対応する無線機に各々が関連付けられる(例えば、それを含む)複数の光源であって、光源の各々は各シーンがアクティブな場合に各光源の状態を示すシーン情報を記憶する複数の光源と、複数のスイッチ及び無線ネットワーク上で通信するための無線機を含むコントローラであって、複数のスイッチの中の1つのスイッチがシーンに対応し、コントローラの無線機がスイッチの操作に応答して無線ネットワーク上で無線シーンアクティブ化信号を発し、無線シーンアクティブ化信号は各光源に記憶されたシーン情報によって指示された状態に各光源を入らせるコントローラとを含む照明システムも含んでもよい。
【0014】
実装は、1つ以上の以下の態様を選択的に含んでもよい。無線ネットワークは無線メッシュネットワークであり、複数の光源は1つ以上の発光ダイオード(LED)電球を含み、複数の光源は従来型照明設備に適合するように構成される1つ以上のLED電球を含み、アクションは、シーンがアクティブな場合に所定の状態にグループが設定されるべきであることを示すシーン情報をUIを介して受信することを更に含み、アクションは、光源におけるメモリに記憶されるシーン情報の少なくとも一部を無線ネットワーク上で送信することを更に含み、アクションは、無線シーンアクティブ化信号を無線ネットワーク上で送信することを更に含み、無線シーンアクティブ化信号はアクティブ化されるシーンを指定し、無線シーンアクティブ化信号の受信は第1の光源をシーンに関連付けられる状態に入らせ、状態は、シーンがアクティブな場合にグループにおける1つ以上の光源に関する輝度、色、色温度、又はLEDの数の少なくとも1つを含み、指示は、光源に固定されるLEDの点滅を含み、複数の光源の各々が、無線アドバタイズ信号を送信して無線信号を受信するためにBTLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)を利用する無線機を含む。
【0015】
本開示の実装は、従来のシステムに対して1つ以上の以下の技術的な利点及び改善を提供する。実装は、同時に行われ得る少なくとも2つのタイプの動作、即ち、無線メッシュネットワークにノード(例えば、光源、センサ、コントローラ等)を追加すること、及びユーザデバイス又はコントローラから制御可能であり得るグループ内にノードを配置するためにノードの物理的位置を決定することを含む照明システムの管理を可能にする。本明細書に記載の実装に従ってこのシステムを使用すると、(以下に記載の)作動処理の間に点滅する視覚的表示に基づいて各光源が物理的にどこに位置付けられているかを決定することがユーザにとって遥かに容易になる。これは、無線ブロードキャスト信号を介してアドバタイズしているデバイスUUIDの長いリストにユーザが直面している可能性が有り、試行錯誤によってユーザが各ノードが物理的にどこに位置付けられているかを決定しようとしなければならない従来型システムに対して利点を提供する。更に、一部の実装では、各ノードは、ノードがどの(複数の)グループのメンバーであるか及び特定の(複数の)シーンがアクティブな場合にノードがどの状態に入っているべきかを示す情報を記憶する。従って、ノードに送信される無線メッセージは、例えば、グループXがシーンAをアクティブ化するべきであることを示す最小量のデータを含んでもよい。各光源又は他のノードは、このようなメッセージを受信して、それ自身で、どのようにメッセージに応答するべきか、例えば、それが指定されたグループ内に有るかどうか及び指定されたシーンに従ってそれがどのように挙動するべきかを決定してもよい。従って、実装は、より詳細で長い無線メッセージを送信することを要求され得る従来型システムに対して技術的な利点(例えば、ネットワーク帯域幅の使用の減少)を提供する。
【0016】
本開示による態様及び特徴は本明細書に記載の態様及び特徴の任意の組み合わせを含み得ることが理解される。即ち、本開示による態様及び特徴は、本明細書に具体的に記載された態様及び特徴の組み合わせに限定されるのではなく、提供された態様及び特徴の任意の組み合わせも含む。
【0017】
本開示の1つ以上の実装の詳細は、添付の図面及び以下の記載の中で説明される。本開示の他の特徴及び利点が、説明及び図面から並びに特許請求の範囲から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本開示の実装による、例示的な照明システムを示す。
【
図2】本開示の実装による、コントローラの例示的な前面パネルを示す。
【
図3】本開示の実装による、無線メッシュネットワークにおけるノード(例えば、光源)を作動させるための例示的な処理の流れ図を示す。
【
図4】本開示の実装による、照明システムに関してシーン情報を決定するための例示的な処理の流れ図を示す。
【
図5A】本開示の実装による、照明システムを管理するためのユーザインターフェースの例を示す。
【
図5B】本開示の実装による、照明システムを管理するためのユーザインターフェースの例を示す。
【
図5C】本開示の実装による、照明システムを管理するためのユーザインターフェースの例を示す。
【
図5D】本開示の実装による、照明システムを管理するためのユーザインターフェースの例を示す。
【
図5E】本開示の実装による、照明システムを管理するためのユーザインターフェースの例を示す。
【
図5F】本開示の実装による、照明システムを管理するためのユーザインターフェースの例を示す。
【
図5G】本開示の実装による、照明システムを管理するためのユーザインターフェースの例を示す。
【
図5H】本開示の実装による、照明システムを管理するためのユーザインターフェースの例を示す。
【
図5I】本開示の実装による、照明システムを管理するためのユーザインターフェースの例を示す。
【
図6】本開示の実装による、例示的なコンピュータシステムを示す。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本開示の実装は、無線メッシュネットワーク上で送信される信号を用いて様々な光源が制御可能なように、無線メッシュネットワークを介して接続される照明システムに関する。結果として、照明システムは、他の光源から独立し且つ空間の電気配線から独立している各光源の制御(例えば、オン、オフ、又は中間の輝度レベル)を可能にする。照明システムを使用して、大空間(例えば、別個の光源により照らされる空間)の照明は、空間を照らす各光源が多くの異なるユーザ定義のシーンごとに個別化された照明レベルを有するようにカスタマイズされてもよい。照明システムから特に利益を得る大空間は、商業空間(例えば、オフィス)、産業空間(例えば、倉庫、工場)、及び他の公共空間(例えば、映画館、ショッピングモール、学校及び大学、庁舎)を含む。
【0020】
作動処理の間、携帯型デバイスで実行中のモバイルアプリケーションのユーザインターフェース(UI)が、無線アドバタイズメッセージをそれぞれブロードキャストしているノードの表示(例えば、リスト)を提示してもよい。無線アドバタイズメッセージは、ノードがエリア内に存在することを示す任意の適切なタイプ及び/又はフォーマットのメッセージを含んでもよい。一部の実装では、無線アドバタイズメッセージは、RF信号で送信されてもよい。一部の実装では、無線アドバタイズメッセージは、ノードがエリア内に存在し且つ特定の無線ネットワークプロトコルを利用する無線ネットワークに追加可能であることを示してもよい。例えば、無線アドバタイズメッセージは、所定のバージョンのブルートゥース(登録商標)プロトコルに準拠してもよく、ノードがブルートゥース(登録商標)無線ネットワーク上で通信を行うことができ且つこのようなネットワークに追加可能であることを示してもよい。
【0021】
ノードは、光源、照明設備、センサ、コントローラ等を含んでもよい。UIを介したノードの選択に応答して、点滅光等のその存在の視覚的表示を提供するように選択されたノードに命令するための無線メッセージが送信されてもよい。視覚的表示は、部屋、建物又は他のエリアにおけるノードの物理的位置をユーザが識別することを可能にしてもよい。ユーザは、UIを利用して、各ノードをメッシュネットワークに追加し、例えば、ノードの物理的位置に基づいて、各ノードをノードのグループに追加してもよい。
【0022】
UIは、ユーザがシーンを定義することを可能にしてもよい。ここで、各シーンは、シーンがアクティブであるときに(複数の)特定の光源及び/又は光源の(複数の)グループがどのように動作するべきかを記述している。例えば、シーンは、第1のグループの光源が50%の輝度レベルで動作する一方で、第2のグループの光源が0%の輝度レベル(例えば、オフ)で動作するべきことを示してもよい。シーンは、(複数の)コントローラ(例えば、壁面スイッチ)、携帯型デバイス及び/又は(複数の)コンピュータデバイスからアクティブ化及び/又は非アクティブ化されてもよい。例えば、ユーザは、モバイルアプリケーションを使用して定義されている第1のシーンをアクティブ化するためにコントローラ上のボタンを押してもよい。ボタン押し下げに応答して、コントローラは、ノードのメッシュネットワークに無線信号を送信してもよく、この無線信号は第1のシーンがアクティブ化されるべきであることを示す。ネットワーク上の各ノードは、第1のシーンがアクティブである場合にノードがどのように動作するべきであるかを記述する情報を記憶してもよい。第1のシーンに関連するノードは、メッセージの受信に応答して、適切な状態(例えば、輝度レベル)の動作に入ってもよい。
【0023】
図1は、本開示の実装による例示的な照明システム100を示す。システム100は、例えば、建物の部屋若しくは他の部分、又は建物全体、オフィス、住宅等の屋内空間に有ってもよい。また、システム100は、例えば、庭、公園、スタジアム、野外劇場等、少なくとも部分的に屋外である空間に有ってもよい。システム100は、光源102、コントローラ104、1つ以上のセンサ110、ユーザデバイス112、及び1つ以上のサーバデバイス120を含む。
図1には2つの光源102が示されているが、一般に、照明システム100は、任意の数の光源を含んでもよい。コントローラ104は、前面パネル106及び電気モジュール108を含む。ユーザデバイス112は、アプリケーション114、グループ情報116、及びシーン情報118を含む。(複数の)サーバデバイス120は、グループ情報116及びシーン情報118を含む。光源102は、無線機122を含む。
【0024】
システム100は、前面パネル106及び電気モジュール108を含むコントローラ104を含む。電気モジュール108は、エリア(例えば、部屋、建物等)の電気システム内に配線される。一部の実装では、前面パネル106は、他のやり方で部屋又は他のエリアに存在する従来の照明スイッチを置換又は補完してもよい。上記のように、コントローラ104は、壁又は他の適切な表面に固定される壁面スイッチである。代替的に、コントローラ104は、携帯型コントローラ104、例えば、リモートコントロールであってもよい。
【0025】
一般に、各光源は、(例えば、少なくとも部分的に可視のスペクトルで)光を発するように構成されるデバイスである。光源の例は、(複数の)LED電球、(複数の)白熱電球、(複数の)蛍光灯、ガス灯及び/又は他の適切なタイプの発光デバイスを含む。また、(複数の)光源102は、発光ダイオードにおける半導体材料として有機物を用いる有機LEDも含んでもよい。
【0026】
一般に、各光源は、各光源が電気モジュール106に接続される照明設備(照明器具)の一部である。照明設備は、光源と光源の分配、配置及び保護に直接的に関連付けられる全てのコンポーネントとを意味する。各照明設備は、1つ以上の光源を含んでもよい。光源は、標準の電球コネクタ(この場合、光源は交換電球であってもよい)を介して設備に接続されてもよく、又は光源は、照明設備と一体に形成されてもよい。標準の電球は、限定されないが、蛍光灯(例えば、T8)、エジソンバルブ、PAR(parabolic aluminized reflector)電球等を含んでもよい。
【0027】
ユーザデバイス112は、任意の適切なタイプのコンピュータデバイスであってもよい。一部の例では、ユーザデバイス112は、例えば、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ウェアラブルコンピュータ(例えば、腕時計コンピュータ、メガネコンピュータ等)等のモバイル及び/又は携帯型コンピュータデバイスである。一部の例では、ユーザデバイス112は、例えば、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ等の携帯性の少ないタイプのコンピュータデバイスである。(複数の)ユーザデバイス120は、任意の適切な数及びタイプのコンピュータデバイスを含んでもよい。一部の例では、(複数の)サーバデバイス120は、(複数の)分散型コンピュータデバイス(例えば、(複数の)クラウドサーバ)である。
【0028】
図1に示されるように、光源102は、両方とも管の形態(例えば、蛍光灯又は交換用LED蛍光灯)である。各光源102は、光源の輝度を調整及び/又は調節するか、又は他のやり方で光源の状態を制御する内部ドライバを含んでもよい。蛍光灯の交換のためのLED光源102及び関連する製造方法の例は、米国特許番号7,049,761;7,510,299;7,815,338;7,976,196;8,118,447;8,093,823;8,247,985;8,282,247;8,360,599;8,382,327;8,444,292;8,454,193;8,482,212;8,523,394;8,573,813;8,596,813;8,678,610;8,807,785;8,870,415;8,870,412;8,866,396;8,894,430;8,928,025;9,006,990;9,006,993;9,072,171;9,163,794;9,184,518;及び9,271,367に更に記載されており、こうした各特許の全内容が参照により本明細書に組み込まれる。
【0029】
一般に、照明システム100における光源の全てが同じフォームファクタ(例えば、
図1に記載されているように全て管)を有してもよく、又は異なるフォームファクタが同じシステムに使用され得る。例えば、一部の実施形態では、光源の一部が管である一方で、その他がPAR電球及び/又はエジソンバルブである。また、照明システム100は、交換電球用の照明設備のみ、光源が組み込まれた照明設備のみ、又は両タイプの照明設備も含み得る。
【0030】
内部ドライバに加えて、各光源102は、光源に無線信号を送受信させる無線機122(例えば、トランシーバ)に関連付けられる。無線機は、光源と一体形成されてもよく、又は他のやり方で関連付けられた光源と通信(例えば、電気又は無線通信)してもよい。無線機は内部ドライバと通信してもよく、本明細書に記載のように光源の動作を無線で制御可能にする。光源101が交換電球である一部の実施形態では、無線機は、交換電球における電気コンポーネントの一部として含まれる。所定の実施形態では、無線機は、交換電球を受け入れるように構成され得る照明設備の一部であり、又は光源がそこに組み込まれてもよい。
【0031】
一部の実装では、例えば、(複数の)光源が(複数の)設備に設置される(複数の)電球を含む場合において、照明設備における光源102の少なくとも一部(又は全て)が常に電力を受信するように、電気モジュール108は、そのエリアの電気システムから(複数の)光源102を収容する設備に電力を届ける回路を閉路する。これは、照明をオフ又はオンにするために回路を開路又は閉路する従来の壁面スイッチとは異なる。
【0032】
また、電気モジュール108は無線機(例えば、トランシーバ)を含んでもよく、コントローラ104と(複数の)光源102との間の無線通信を可能にする。動作中に、(複数の)光源102は、無線ネットワーク上でコントローラ104から制御されてもよい。特に、前面パネル106上で様々なスイッチを操作することは、コントローラ104によって光源102の無線機に無線信号を送信させてもよく、(複数の)光源の1つ以上に必要に応じて輝度設定を修正させる。例えば、システム100における全ての光源102が、前面パネル106のオンオフ式スイッチ202を使用してオン又はオフに切り替えられてもよい。(複数の)光源102は、前面パネル106の調光スイッチ204を使用して集合的に減光され又は増光されてもよい。(複数の)光源102は、前面パネル106のシーンスイッチ206を使用して異なるシーン設定の間で調節されてもよい。
【0033】
また、システム100は、1つ以上のセンサ110も含んでもよい。(複数の)センサ110は、(複数の)光源及び/又はコントローラ104と通信するために無線機(例えば、トランシーバ)を含んでもよい。実装は、任意の適切な数及びタイプのセンサ110の使用をサポートする。例えば、(複数の)センサ110は、いつエリア(例えば、部屋)が(複数の)個人によって占有されるかを決定するモーション、音及び/又は熱センサを含んでもよい。また、(複数の)センサ110は、エリア内の周辺光の輝度を検出する(複数の)光レベルセンサも含んでもよい。一部の実装では、光源102の動作は、センサ110からの無線信号に基づいて、例えば、(複数の)周辺光レベル及び/又はエリア占有に基づいて修正されてもよい。例えば、光源102は、占有センサ110からの信号に基づいて、オン若しくはオフを切り替えるか又は減光若しくは増光され得る。このような信号は、誰かが部屋に居るかどうか又は部屋が占有されていないかどうかに基づいて送信される。例えば、光源102は、周辺光センサからの信号に基づいて、オン若しくはオフを切り替えるか又は減光若しくは増光され得る。このような信号は、エリア内で検出される周辺光の量に基づいて送信される。一部の実装では、光源102の少なくとも1つは、例えば、(複数の)占有センサ及び(複数の)周辺光レベルセンサ等の1つ以上のセンサ110を含んでもよい。また、(複数の)センサ110は、
図1の例に示されるように、(複数の)光源102の外部に有ってもよい。
【0034】
任意の適切な無線通信プロトコルが使用されてもよい。例えば、無線機は、任意の適切なバージョンの無線DALI、IEEE802.11、Wi-Fi、ブルートゥース(登録商標)、BTLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)を使用して動作するように構成されてもよい。無線機は、(複数の)無線周波数(RF)チャネルを使用して、又は高周波数変調によってLED電球から放出される光等の赤外線、紫外線又は変調可視光を介して動作してもよい。光源102、コントローラ104、(複数の)センサ110及び/又は他の(複数の)ノードにおける無線機は、エリア全体(例えば、部屋、建物の全体等)に無線通信システムの範囲を広げる無線メッシュネットワークを形成してもよい。これは、照らされる空間の範囲が使用される無線通信プロトコルの範囲を超え得る保管倉庫等の大きな部屋において有益である。例えば、ブルートゥース(登録商標)通信は最大で30フィートまでの範囲を有し得るが、無線メッシュネットワークは大幅に長い距離において通信を可能にし得る。
【0035】
図1における例示的なシステム100は単一のコントローラ104、単一のセンサ10及び2つの光源102を含むように示されているが、他の構成も可能である。例えば、システム100は任意の適切な数の光源102を含んでもよく、各光源102がメッシュネットワークにおける別の無線機の範囲にあるとすれば、光源102はシステム100の一部として動作するように構成され得る。また、多数のセンサ110及び/又は多数のコントローラ104が使用され得る。更に、本明細書の例示は交換蛍光灯である電球として光源102を記載する場合が有るが、他の電球のフォームファクタも可能である。例えば、Aシリーズ電球、Bシリーズ電球、C-7/Fシリーズ電球、MRシリーズ及び/又はPAR電球も使用され得る。
【0036】
また、システム100は、ユーザデバイス112も含んでもよい。ユーザデバイス112は、例えば、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ウェアラブルコンピュータ、埋め込みコンピュータ、モバイルゲームプラットフォーム等の携帯型及び/又はハンドヘルドデバイスであってもよい。また、ユーザデバイス112は、任意の他の適切なタイプのコンピュータデバイスも含んでもよい。ユーザデバイス112は、システム100における(複数の)光源102、(複数の)センサ、(複数の)コントローラ及び/又は(複数の)他のノードと同じ無線通信プロトコルを使用してユーザデバイス112が通信することを可能にする無線機(例えば、トランシーバ)を含んでもよい。従って、ユーザデバイス112は、照明システム100における光源102の動作を制御及び/又は設定するために使用されてもよい。一部の実装では、ユーザデバイス112は、システム100における光源102の動作及び/又は設定を可能にするアプリケーション114(例えば、アプリ)を実行してもよい。アプリケーション114は、ユーザデバイス112のタッチスクリーン又は他のコンポーネントを介して操作され得るユーザインターフェース(UI)を含み得る。一部の例では、UIは、コントローラ104におけるスイッチのレイアウトを模倣してもよい。このようにして、ユーザは、ユーザがコントローラ104を使用するのと同じ又は類似のやり方でユーザデバイス112を使用して接続型照明システム100を操作することができる。
【0037】
一部の実装では、アプリケーション114は、接続型照明システム100の(複数の)ノードをユーザが作動させることを可能にし、アプリケーションのUI及び/又はコントローラの前面パネル106のシーンボタンを使用して異なるシーンがアクティブ化されるようにシステム100を設定するように構成される。一部の実装では、システム100を設定する第1のステップは、アプリケーション114がネットワーク上の利用可能な各光源102又は他のノードを識別し、利用可能な光源又は他のノードのリスト又は他の表示をユーザに提示することである。一部の実装では、アプリケーション114のUIに提示される検出済み光源102からの各光源102をユーザが識別するために識別プロトコルが使用され得る。例えば、各光源102は、その対応する識別子(例えば、シリアル番号又は他の識別子)がUIで選択(例えば、タップ)されるときに点滅するか又は何らかの他の識別性を提供し得る。
【0038】
ユーザは、アプリケーション114を使用して、1つ以上の光源102をグループに割り当てることができる。例えば、同じ反射板に設置される電球が1つのグループに割り当てられ得る。別の例示として、部屋の共通エリアに設置される光源102が、1つのグループに割り当てられてもよい。別の例示として、1つ以上の部屋の窓の近くの光源102が1つのグループに割り当てられ、(複数の)部屋の中に有る(例えば、窓から離れている)光源102が別のグループに割り当てられてもよい。従って、グループは、互いに物理的に隣接又は接近している又はしていない可能性が有る1つ以上の光源102の集合として記載されてもよい。1つ以上のグループのユーザの指定は、ユーザデバイス112における固定記憶装置にグループ情報116として保存されてもよい。
【0039】
また、ユーザはアプリケーション114を使用して1つ以上のシーンを特定してもよい。ここで、各シーンは、シーンがアクティブであるときの1つ以上の光源102及び/又は(複数の)光源のグループの状態を指定する。シーンは、(複数の)光源の輝度レベル(例えば、電力レベル)、色、色温度、及び/又は(複数の)他の特徴等の(複数の)光源102が取るべき1つ以上の特徴を含む(複数の)光源102及び/又は(複数の)光源の(複数の)グループの状態を指定してもよい。一部の例では、光源102は、光源によって独立して照らされ得る又は照らされない複数のLED又は他のサブコンポーネントを含んでもよい。このような例では、状態は、シーンがアクティブである間、光源によって照らされるべきである複数のLEDの特徴を指定してもよい。シーンは、ユーザの所望の(複数の)光レベルへの照明の簡易なカスタマイズを提供する。例えば、あるシーンにおいて、窓の近くに位置している光源102のグループは、窓から提供される周辺光が有る場合に、窓から離れて設置されている光源よりも低電力レベル(例えば、より低い輝度)に設定され得る。別の例示として、講堂又は他の公共空間において、第1のシーンでは、講堂全体が十分に照らされ(例えば、観衆が着席しているか又は立ち去っている場合に関して)、第2のシーンでは、観衆照明が減光される一方で、演壇又はステージにおける照明は増光される。ユーザデバイス112におけるアプリケーション114を使用してシーンがプログラミングされると、部屋又は他のエリアにおける照明は、コントローラ104上のシーンボタンを使用して異なるシーン間で容易に切り替えられ得る。一部の実装では、アプリケーション114は、シーン間を切り替えるためにも使用され得る。1つ以上のシーンのユーザの指定は、ユーザデバイス112における固定記憶装置にシーン情報118として保存されてもよい。
【0040】
シーン情報118は、シーンがアクティブな場合に(複数の)光源が取るべき状態だけでなくシーンの識別子(例えば、「シーン1」)を含んでもよい。上記のように、状態は、例えば、輝度レベル(例えば、電力レベル)、色、色温度、点灯するLEDの数等の(複数の)特徴を含んでもよい。
【0041】
また、システム100は、1つ以上のサーバデバイス120も含んでもよい。(複数の)サーバデバイス120は、(複数の)分散型コンピュータデバイス(例えば、(複数の)クラウドサーバ)を含む任意の適切な数及びタイプのコンピュータデバイスを含んでもよい。(複数の)サーバデバイス120は、1つ以上のネットワークを介して、例えば、インターネットを介してユーザデバイス112と通信してもよい。一部の実装では、グループ情報116及び/又はシーン情報118は、ユーザデバイス112に持続的に記憶されることに加えて又はその代わりに、(複数の)サーバデバイス120における固定記憶装置に記憶されてもよい。グループ情報116及び/又はシーン情報118は、ユーザデバイス112及び/又は(複数の)サーバデバイス120間で周期的に同期されてもよい。
【0042】
一部の実装では、ユーザデバイス112、(複数の)コントローラ104、(複数の)センサ110及び光源102の間の通信のためにBTLEが使用されてもよい。CSR(Cambridge Silicon Radio)メッシュネットワーク、又は他の適切なメッシュに基づく通信プロトコルがBTLEの上に位置してもよく、上記のように、BTLEだけを使用して可能であるよりも広い範囲での通信を可能にしてもよい。光源102の制御を可能にするためにメッシュネットワークを介して様々なメッセージが送信されてもよい。例えば、メッセージは、光源102の輝度を制御し、シーンを定義し、シーンをアクティブ化する等のために送信されてもよい。例えば、建物全体が、メッシュネットワークによって取り囲まれてもよく、様々なグループが、各部屋又は建物の他の部分をアドレスするために定義され得る。一般に、グループは、建物、部屋、又は他のエリアの任意の論理部分を含むように定義されてもよい。光源102の異なるセットが異なるグループとして定義されてもよく、シーンは、そのシーンがアクティブな場合に様々な(複数の)光源102及び/又は(複数の)グループがどのように機能するかを示すように定義されてもよい。アプリケーション114及び/又はコントローラ104は、以前に定義された様々なシーンをアクティブ化及び/又は非アクティブ化するために使用されてもよい。
【0043】
一部の実装では、システム100は、個人の挙動の学習した態様に基づいて照明を調節する学習コンポーネントを含んでもよい。例えば、学習コンポーネントは、エリアが1人以上の人物によって利用されている場合及び/又はエリア内の周辺光が特定のレベルに有る場合を示すセンサデータを(複数の)センサから受信してもよい。特定の例として、学習コンポーネントは、個人が毎週水曜日の午前7:13頃にエリア(例えば、部屋、建物等)に入る傾向が有ることを決定してもよい。照明環境は、個人が到着するときにエリア内に適切な光が有ることを確実にするために、それに従って自動的に調節されてもよい。
【0044】
一部の実装では、システム100は、光源を動作させる電力レベル及び/又は輝度を決定するために、ユーザ選択の調光設定と共に(例えば、昼光から利用可能な)周辺光のレベルを考慮する。一部の実装では、(複数の)光源に対するレベル設定は、ユーザ入力に基づいて経時的に調節されてもよい。従って、学習コンポーネントは、一日の中の様々な時間(又は一週間、一か月の中の日等)にユーザによって好まれる照明レベルを学習してもよく、特定のユーザに適合された照明レベルを提供するように自動的に調節してもよい。更に、一部の実装では、学習コンポーネントは、様々な時間において(複数の)光源の(複数の)レベルを決定するときに電力節約性を考慮してもよい。例えば、学習コンポーネントは、いつユーザが特定の空間に居るか又は居ないかのパターンを認識してもよい。(複数の)光源は、ユーザが居ない可能性が高い時間にオフにされ及び/又は低輝度レベルに設定されてもよく、及び/又は(複数の)光源は、以前に検出されたパターンに基づいて決定されるユーザが居る可能性が高い時間にオンにされ及び/又は部屋を使用するための典型的な輝度レベルに設定されてもよい。
【0045】
一部の実装では、シーン情報118の少なくとも一部が、システム100における1つ以上の光源102に記憶されてもよい。例えば、特定の光源102が、光源をオン、オフにするべきかどうか、及び/又はそれが発する電力若しくは輝度レベル等、様々なシーンがアクティブな場合にそれがどのように動作するべきか(例えば、その状態)を示す情報を記憶してもよい。例えば、シーン1の場合に、特定の光源Aがオフにされてもよく、シーン2の場合に、光源Aは50%の電力レベルであってもよい。一部の実装では、光源102は、シーンがアクティブな場合に自身の状態に関する情報を記憶してもよいが、シーンがアクティブな場合に他の(複数の)光源の状態に関する情報を記憶しなくてもよい。実装は、シーンをアクティブ化するメッセージに対して必要とされる帯域幅の量を制限するために様々な(複数の)光源102についてのシーン情報118を(複数の)光源自身に記憶してもよい。これは、BTLE等の帯域幅が制限された無線通信プロトコルを利用する実装において特に有利であり得る。例えば、無線シーンアクティブ化メッセージが無線メッシュネットワーク上で送信されて、ネットワークにおける全ての光源によって受信されてもよい。無線シーンアクティブ化メッセージは、特定のシーンがアクティブ化されるべきであることを示してもよい。メッセージを受信すると、各光源は、その記憶されたシーン情報に基づいて、無線シーンアクティブ化メッセージにどのように応答するべきかを決定してもよく、光源は、その記憶されたシーン情報に従って適切な状態(例えば、輝度、色、色温度等)を取ってもよい。
【0046】
一部の実装では、グループ情報116及び/又はシーン情報118の少なくとも一部が(複数の)光源102に記憶されてもよい。エリア内で特定のシーンをアクティブ化するために、ユーザデバイス112及び/又はコントローラ104から無線シーンアクティブ化メッセージが送信されてもよい。メッセージはメッシュネットワークにおけるノード(例えば、(複数の)光源102)の各々によって受信されてもよく、各ノードが、その記憶されたグループ及び/又はシーン情報を考慮して、メッセージにどのように応答するべきかを決定してもよい。例えば、グループAがシーンXをアクティブ化するべきであることを示すメッセージが送信されてもよい。光源1が、記憶されたグループ情報に基づいて、それがグループAのメンバーであることを決定してもよい。光源1は、記憶されたシーン情報に基づいて、シーンXが100%の電力レベルで光源1を設定することを含むことを決定してもよい。従って、メッセージに応答して、光源1の内部ドライバは、まだ100%でなければ、光源の電力レベルを100%に設定してもよい。光源2が、同じメッセージを受信して、それもグループAのメンバーであることを決定してもよい。光源2は、シーンXが光源2を25%の電力レベルに設定することを含むことを決定してもよく、光源2の内部ドライバはそれに従って光源の電力レベルを設定してもよい。光源3が、同じメッセージを受信して、それがグループAのメンバーではないこと決定してもよい。この決定に応答して、内部ドライバはアクションを取らなくてもよい。一部の実装では、メッセージは、コントローラ104から送信された(複数の)無線信号を介してメッシュネットワーク上の光源102に伝達されてもよい。一部の実装では、(複数の)信号は、ユーザデバイス112がメッシュネットワークの範囲内に有る場合に、ユーザデバイス112から送信されてもよい。
【0047】
一部の実装では、各光源102、センサ110、コントローラ104、ユーザデバイス112、及び/又は他のノードは、各々がメッシュネットワーク上に一意のアドレス(例えば、ブルートゥース(登録商標)アドレス)を有してもよい。メッセージがメッシュネットワーク全体にブロードキャストされてもよく、メッセージは、特定の光源102又は(複数の)光源102のグループにアドレス指定されてもよい。メッセージが特定の光源102にアドレス指定される場合、光源102は、そのアドレスを認識して、メッセージのコンテンツに従って適切に応答してもよい。メッセージが(複数の)光源102のグループにアドレス指定される場合、各光源は、それがグループの一部であるかどうかを決定し、そうであれば、光源は、メッセージのコンテンツに従って適切に応答してもよい。各光源102がどの(複数の)グループに有るか及びシーンがアクティブである場合にそれが有るべき状態を示す情報を記憶するので、メッセージは、最小量のデータを含んでもよい。例えば、メッセージは、グループXがシーンAをアクティブ化するべきであることを示す最小データを含んでもよく、メッシュネットワークにおける各光源102がそれ自身でこのようなメッセージにどのように応答するべきかを決定し得る。
【0048】
図2は、本開示の実装による、コントローラ104の例示的な前面パネル106を示す。
図2に示されるように、前面パネル106は、オンオフ式スイッチ202、調光スイッチ204、及び/又はシーンスイッチ206を含む。オンオフ式スイッチ202は、1つ以上の光源をオン又はオフにするためにユーザによって操作されてもよい。調光スイッチ204は、1つ以上の光源が発する光のレベルを減少又は増加するように操作されてもよい。シーンスイッチ206は、本明細書に記載のように、様々な異なる設定、呼び出されるシーンに対応してもよい。このようなシーンは、モバイルアプリケーションを介してユーザによって定義されてもよい。シーンスイッチ206は、以前に指定されたシーンの1つを選択するためにユーザによって操作されてもよい。シーンの選択によって、選択されたシーンに従って適切な状態に入るように1つ以上の光源に命令するための信号が送信されてもよい。前面パネル106は、各々がシーンに対応する任意の適切な数のスイッチを含んでもよい。図示の例では、前面パネル106は、3つの異なるシーンに対応する3つのスイッチ206を含む。一部の実装では、前面パネル106のスイッチの1つ以上が容量性タッチスイッチであってもよい。また、実装は、他のタイプのスイッチの使用もサポートする。例えば、前面パネル106は、スイッチがUI要素として提示される1つ以上のタッチスクリーンディスプレイを含んでもよい。このような実装では、スイッチの操作は、ユーザが(複数の)タッチスクリーンにタッチすること又はそれ以外のジェスチャを行うことを含んでもよい。
【0049】
図3は、本開示の実装による、無線メッシュネットワークにおけるノード(例えば、光源102及び/又はセンサ110)を作動させるための例示的な処理の流れ図を示す。処理の動作は、ユーザデバイス112、コントローラ104、(複数の)サーバデバイス120又はその他で実行されるアプリケーション114及び/又は他のソフトウェアによって行われてもよい。
【0050】
作動は、無線(例えば、BTLE対応)トランシーバを備える光源102、センサ110及び/又は他のノードが識別され、ネットワークアドレスを割り当てられ、ネットワークに追加され得る処理である。また、作動は、エリア内に(複数の)ノードを物理的に位置付けることも含んでもよい。一部の実装では、作動は、ユーザが建物の部屋又は他の部分等のエリアに設置されている様々なノード(光源102及び/又はセンサ110)を識別する、各ノードの物理的位置を識別する、及び様々なグループにノードを割り当てる設定段階であってもよい。また、ノードは、任意の適切な数のコントローラ104(例えば、スイッチ)も含んでもよい。作動処理の目的は、ユーザデバイス112及び/又はコントローラ104を介して照明システム100の制御を可能にするために、ユーザデバイス112にもアクセス可能なメッシュネットワークに様々なノードを追加することであってもよい。作動処理の別の目的は、エリア内に様々なノードを物理的に位置付けることであってもよい。例えば、光源は、部屋の後ろ半分又は前半分に有り、会議テーブルを照らし出すように配置され、窓の近く又は遠くに有る等である。このような位置付けは、ユーザがエリア内の照明を効率的に管理するためにシーンを定義することを可能にしてもよい。
【0051】
エリア内の様々なノードから信号が受信されてもよい(302)。一部の実装では、信号は、ユーザデバイス112の無線トランシーバを介して受信されてもよい。信号は、存在をアドバタイズする様々なノードであってもよく、各信号は、信号を送信したノードの一意の識別子(例えば、UUID)を含んでもよい。この段階では、ノードは、まだメッシュネットワーク上に無くてもよい。
【0052】
アプリケーション114のUIは、信号が受信された様々なノードの集合(例えば、リスト、スタック又は他のグラフィック表現)を提示してもよい(304)。一部の実装では、リスト又は他のグラフィック表現は選択可能であってもよく、それによりユーザはUIに提示されている様々なノードを選択し得る。
【0053】
1つのノードの選択がUIを介して受信されてもよい(306)。選択に応答して、(例えば、ユーザデバイス112から)その存在を示すように選択されたノードに命令する信号が送信されてもよい(308)。信号は、選択されたノードの一意の識別子(例えば、UUID)を含んでもよい。信号の受信に応答して、ノードは、その存在を視覚的に又は他のやり方で示してもよい。一部の実装では、ノードの存在を示すためにLEDを1回以上点滅させるか又は他のやり方で点灯させ、ノードの物理的位置をユーザに知覚させることが可能であってもよい。一部の実装では、ノードが光源である場合、エリア内でその存在及び場所を示すために光源自体が1回以上オン及びオフに点滅してもよい。一部の実装では、トランプカード又は他のオブジェクトのスタックに似ていてもよい選択可能なUI要素において、UIは光源等のノードの仮想スタックを提示してもよい。UIは、スタックにおける最上位ノードをユーザが選択できるようにしてもよく、選択されたノードは、LEDの点滅又は他のやり方でその存在をノードに示させる信号を送信してもよい。このように、一部の実装では、ユーザは、ネットワークに追加され及び/又はグループに追加されるように1度に1つのノードを選択してもよい。
【0054】
ゾーン内のノードの場所に基づいて、ユーザは、UIを使用してノードを少なくとも1つのグループに追加するか又はノードを(以下に記載の)スタンドアロンノードとして指定してもよい。UIを介してユーザによって示されると、ノードが(複数の)グループに関連付けられること又はスタンドアロンノードとして指定されることの指示が受信されてもよい(310)。一部の実装では、UIは、ユーザがノードを後でグループに追加することを好む場合及び/又はユーザがノードを今回はメッシュネットワークに追加しないことを好む場合にノードの作動をユーザにスキップさせるためのコントロールを提供してもよい。例えば、特定のノードが、ユーザが現在位置している場所とは異なる部屋に有ってもよく、ユーザは、それらがノードと同じ部屋に有るときにノードを後でグループに追加することを好む場合が有る。以下で更に説明されるように、ノードをスキップすることは、隠されたデバイスのグループにノードを追加することを含んでもよい。
【0055】
選択されたノードがメッシュネットワークに追加されてもよく(312)、これはノードにネットワークアドレスを割り当てることを含んでもよい。ネットワークアドレスは、ネットワーク上でノードを一意に識別してもよい。一部の実装では、ノードをネットワークに追加することは、セキュリティ機構を利用してもよい。例えば、アプリケーション114とノードとの間で暗号鍵の交換が行われてもよい。ユーザデバイス112は、それが作成しているネットワークに関する鍵(例えば、公開鍵)を記憶してもよく、ユーザデバイス112は、ネットワークに追加される各ノードにこの鍵を送信してもよい。ネットワーク上での後続の通信において、ノードは公開鍵を利用してもよい。一般に、ノードに割り当てられるネットワークアドレスは、ノードがそのアドバタイズブロードキャストメッセージに元々含んでいた一意の識別子よりも短くてもよい。一部の実装では、セキュリティは、少なくとも部分的にメッシュネットワーク自体の使用を通じて提供されてもよい。例えば、他のノード(例えば、光源)への物理的近接性が、デバイスがネットワーク上のノードとして参加するために必要とされてもよい。
【0056】
グループ情報116は、選択されたノードが示されたグループのメンバーになること、選択されたノードがスタンドアロンノードとして指定されること、又は選択されたノードが当分の間スキップされていること(例えば、隠されたデバイスに追加されること)を示すように更新されてもよい(314)。本明細書における例示は単一のグループのメンバーとして特定のノードを記載している場合が有るが、実装はそのように限定されない。一部の実装では、ノードは、任意の適切な数のグループのメンバーであってもよく、又はグループのメンバーでなくてもよい。例えば、会議室における光源102は、会議室における全ての光源の第1のグループのメンバーであってもよい。また、光源102は、部屋の中の会議用テーブルを照らすように設置された光源を含む第2のグループのメンバーでもあってもよい。
【0057】
一旦ノードがネットワークに追加され且つ(複数の)グループに割り当てられると(又はスキップされるか若しくはスタンドアロンとして指定されると)、ネットワークに追加される追加のノードが有るかどうかの決定が行われてもよい(316)。そうであれば、処理は306に戻って、UIを通じて選択された別のノードを処理してもよい。そうでなければ、グループ情報116は、ユーザデバイス112、(複数の)サーバデバイス120、及び/又は(複数の)他のデバイスに記憶されてもよい。
【0058】
本明細書の例示ではユーザがノードの物理的位置を知覚できるように点滅照明を使用することが記載されているが、実装は、ノードの場所を決定するためにこの特定の技術に限定されない。一部の実装では、ノードの場所は、ユーザがノードの下、隣又はそれ以外の近くの場所にユーザデバイス112を移動させることに基づいて決定されてもよい。ノードの場所がユーザデバイス112のおよその現在地であることを決定するために、RFトランシーバ及びグローバルポジショニングシステム(GPS)信号処理ソフトウェア等のユーザデバイス112の位置決定コンポーネントが利用されてもよい。一部の実装では、ノードから送信されたアドバタイズ信号の信号強度及び/又は方向は、例えば、複数の受信機における信号の方向に基づいて三角測量によって、ノードの場所を決定するために利用されてもよい。一部の実装では、ユーザは、ノードを指示し且つその場所を示すためにレーザポインタ又は他の指示器を利用してもよい。
【0059】
一部の実装では、ノードは、ノード位置を識別し及びノードをグループに追加する処理を最適化するように最初にソート及び/又はフィルタリングされてもよい。例えば、ユーザデバイス112において受信されるアドバタイズ信号の強度に基づいて、アプリケーション114は、ユーザデバイス112に近接している(例えば、ユーザデバイス114及び/又はユーザと同じ部屋に有る)ノードを識別してもよい。アプリケーション114は、場所識別及びグループ化のために最初にこれらのノードに、離れているか又は他の部屋に有るかもしれない他のノードに対する優先度を提示してもよい。これは、例えば、ユーザが他の部屋に位置しているノードをスキップすることを必要とする代わりに、ユーザがユーザの現在地に基づいて最も関連性の高いノードを識別し且つグループ割り当てできるようにすることよって、より効率的な作動及びグループ化処理を提供してもよい。ユーザが様々な部屋又は他の場所の間を移動すると、アプリケーション114は、ユーザの現在地に近接しているノードを提示してもよい。このソートは、ユーザが作動処理の開始時に多くのノードをスキップすることを要求される場合よりもよりポジティブなユーザ体験を提供する。
【0060】
一部の実装では、ノードの作動及び/又はグループ割り当ては、少なくとも部分的に自動化されてもよい。例えば、ユーザデバイス112におけるカメラを使用して、その点滅照明パターンに基づいてノードの場所を自動的に決定して、一部の例では、その場所に基づいて自動的にノードをグループに割り当ててもよい。一部の実装では、ノード自体が、GPS信号に基づく位置決定のためのハードウェア及び/又はソフトウェアコンポーネント等の位置決定機能を含んでもよい。このような例では、ノード自体が、それらの場所をアプリケーション114に示してもよい。
【0061】
一部の実装では、作動は、各ノードの少なくとも部分的な並列処理(例えば、
図3のステップの少なくとも一部の同時実行)を介してより迅速に及び/又は効率的に行われ得る。例えば、以前のノードがネットワークアドレスを割り当てられ、ネットワークに追加され及び/又は(複数の)グループに追加されている間に、1つ以上の次のノードがグループにソートするためにキューに入れられ且つUIに提示されてもよい。
【0062】
図4は、本開示の実装による、照明システム100に関してシーン情報を決定するための例示的な処理の流れ図を示す。処理の動作は、ユーザデバイス112、コントローラ104、(複数の)サーバデバイス120又はその他で実行されるアプリケーション114及び/又は他のソフトウェアによって行われてもよい。
【0063】
グループの選択は、アプリケーション114のUIを介して受信されてもよい(402)。また、輝度レベル(例えば、電力レベル)の指示も受信されてもよい(404)。シーンが示された輝度レベルに設定されている光源102の選択されたグループを含むべきであることを示す、シーンの指示がUIを介して受信されてもよい(406)。シーンが関連輝度レベルに設定されたグループを含むことを示すために、シーン情報118が生成され且つ記憶される(408)。上記のように、シーン情報118は、ユーザデバイス112、及び/又は(複数の)サーバデバイス120に記憶されてもよい。上記のように、各光源は、様々な(複数の)シーンがアクティブな場合に、どの(複数の)グループが光源を含むか及び光源が有るべき状態を示す情報を記憶するように、グループ情報116及び/又はシーン情報118の少なくとも一部が(複数の)光源102の各々に記憶されてもよい。このような記憶装置は、無線メッシュネットワーク上でメッセージを送信することを含んでもよく、メッセージは特定の光源に割り当てられ、メッセージは光源102に記憶されるグループ情報116及び/又はシーン情報118の一部を含んでもよい。
【0064】
シーンは、任意の適切な数の光源102のグループ及び/又は(複数の)別個の光源102を含んでもよく、各グループ又は光源はシーンがアクティブな場合に特定の輝度に設定される。一部の実装では、輝度レベルは、光源によって消費可能な最大電力のパーセンテージ及び/又は光源が発することが可能な最大輝度レベルのパーセンテージとして表されてもよい。例えば、輝度レベルは0%から100%まで変化してもよい。ここで、0%は、電力ゼロで動作させられる光源であり(例えば、光源が全く光を発していない及び/又は電力を消費していない)、100%は、特定の構成の光源に与えられる可能な最大量の光を発する最大電力で動作している光源である。また、実装は、(複数の)光源102の輝度レベルを表すために他のフォーマットの使用もサポートする。
【0065】
一部の実装では、シーンは、環境特性、時間及び/又は他の変数に基づく様々な規則を含むように定義されてもよい。例えば、シーンは、週、月、年、日の(複数の)範囲、1日以上の間の(複数の)期間の中の(複数の)特定の日にアクティブ化又は非アクティブ化されるように指定されてもよい。別の例示として、シーンは、特定のエリア(例えば、部屋、建物等)が占有又は非占有されている場合にアクティブ化又は非アクティブ化されるように指定されてもよい。別の例示として、シーンは、エリア内の周辺光のレベル、例えば、日中又は夜間において自然光が有るか又は自然光の不存在に基づいて、アクティブ化又は非アクティブ化されるように指定されてもよい。
【0066】
(複数の)サーバデバイス120におけるグループ情報116及び/又はシーン情報の記憶は、サーバデバイス112又は何らかの他のデバイスのユーザが(複数の)グループ及び/又は(複数の)シーンを後で編集することを容易にしてもよい。ユーザは、アプリケーション114を利用して、(複数の)グループ及び/又は(複数の)シーンを修正し、(複数の)グループ及び/又は(複数の)シーンを追加又は削除し、及び/又は他のやり方で照明システムを管理してもよい。上記のように、初期作動の後でエリアに組み込まれる(複数の)光源及び/又は(複数の)他のノードが作動され、メッシュネットワークに追加され、グループに割り当てられてもよい。
【0067】
メッシュネットワークに追加され得るノードは、(複数の)光源102、(複数の)センサ110、(複数の)コントローラ104、及び/又は(複数の)他のタイプのノードを含んでもよい。(複数の)センサ110は、エリア内の個人(又は他の動くエンティティ)の存在(又は不存在)を検出するための(複数の)モーションセンサ等の(複数の)占有センサを含んでもよい。また、エリア内の光量、例えば、自然光及び/又は(複数の)光源102によって発される光を検出するための(複数の)周辺光センサ110も含んでもよい。また、(複数の)センサ110は、例えば、大気質センサ、風速センサ、空気圧センサ、ノイズ/音検出器、温度センサ等のセンサに近接している環境状態を検出するように構成される任意の他のタイプのセンサも含んでもよい。(複数の)コントローラ104は、上記のように、(複数の)壁掛けコントローラ(例えば、スイッチ)及び/又は(複数の)携帯型コントローラを含んでもよい。一部の実装では、(複数の)他のタイプのノードがサポートされてもよい。例えば、(複数の)ノードは、システム内の1つ以上の(複数の)ノードによって消費される電力又はエネルギの量を検出するエネルギモニタを含んでもよい。(複数の)このようなモニタは、一般に電力を節約するために、負荷制限、電力使用最適化、及び/又は他のアクションを容易にしてもよい。一部の実装では、(複数の)ノードは、(複数の)光源又は他のタイプのデバイスを収容する照明器具又は他の設備を含んでもよい。
【0068】
一部の実装では、ユーザデバイス112、(複数の)サーバデバイス120、コントローラ104又は他の場所で実行されるアプリケーション114及び/又は他のソフトウェアが、エネルギ使用に関するデータをネットワークから受信してもよく、エネルギ使用が最適化される及び/又はエネルギが一般に節約されるやり方を決定するためにデータを分析してもよい。例えば、エネルギ使用データが分析されて、昼光収穫、グループ及び/又はシーンの修正、使用時間パターン、及び/又は照明システムへの他の変化を介してエネルギがどのように節約され得るか及び節約され得るかどうかを決定してもよい。分析モジュールは、どの(複数の)シーンがアクティブであるか等の任意の所与の時間におけるシステムの状態、様々な光源の輝度レベル等に関する情報にアクセスしてもよい。状態情報に基づいて、任意の所与の時間にどれくらいの電力が消費されているかについての決定が行われてもよい。実装は、エネルギ使用を最適化し、自然光を最良に利用する等のためにグループ、シーン及び/又はスケジュールを決定するための機械学習アルゴリズム及び/又は技術を利用してもよい。このような機械学習は、エリア内で検出された使用パターン及び/又は占有パターンに基づいて照明スケジュールを構築及び/又は調節してもよい。例えば、個人が平日の午前8:00から午後6:00の間に特定の部屋(例えば、オフィス)を使用する傾向が有るという検出されたパターンに基づいて、機械学習は、任意の所与の時間に存在し得る自然光の量を考慮して部屋の中の(複数の)光源の輝度レベルを設定しながら、照明が予測された占有時間の間にその部屋において適切であることを確実にするためにタイミング依存シーンを作成してもよい。
【0069】
一部の実装では、特定の設備及び/又は光源の動作は、効率的なエネルギ使用を達成するように最適化されてもよい。例えば、設備は、複数の光源を含んでもよく、決定は、設備に対して全体で50%の輝度を達成するように、50%の輝度で全ての光源を動作させる代わりに、100%の輝度で半分の光源を動作させることがより効率的であるという決定が行われてもよい。別の例示として、シーンは、「常夜灯」、例えば、特定の部屋又は他のエリアにおける単一の光源が一晩中オンのままになることを指定してもよい。実装は、単一の光源が他の光源よりも著しく早く切れないことを確実にするために、異なる夜間には異なる光源がオンのままになるようにこのシーンを最適化してもよい。
【0070】
一部の実装では、(複数の)サーバデバイス120、ユーザデバイス112、(複数の)コントローラ104、及び/又は(複数の)他のデバイスは、照明システムの現在の状態、使用履歴、エネルギ使用パターン、分析論、グループ及び/又はシーン情報、スケジュール情報等に関する情報をユーザが見ることを可能にするためのインターフェースを提供してもよい。このようなインターフェースは、ユーザを認証すると共に情報にアクセスするための承認について身元を確認するためのユーザ認証情報を入力することをユーザに要求することにより、不正アクセスに対して安全化されてもよい。インターフェースは、ネットワーク上で(複数の)ユーザにアクセス可能であってもよい。一部の実装では、インターフェースは、ウェブブラウザに提示されるウェブインターフェースであってもよい。
【0071】
図5A-5Iは、本開示の実装による、照明システム100を管理するためのUI500の例を示す。一部の実装では、UI500は、アプリケーション114によって提示されてもよい。
【0072】
図5Aは、UI500に提示され得るコントローラスクリーンの例を示す。このディスプレイがどのコントローラに関連するか、例えば、どのゾーンのどのコントローラに関連するかを示すために、ナビゲーションバー(例えば、ナビバー(navbar))にゾーン名が提示されてもよい。ゾーンはエリア又は部屋エリアの一部、例えば、部屋、部屋の一部、建物、建物のフロア、屋外エリア等であってもよい。作動処理の開始時に、デフォルトの初期ゾーンが定義され、デフォルト名(例えば、ゾーン(Zone)1)を与えられてもよい。UI500は、スイッチ(Switch)(例えば、コントローラ)、作動(Comission)、シーン(Scenes)、スケジュール(Schedule)等のアプリケーション114の所定のセクションにユーザをナビゲートすることを可能にするアイコンを含むメニュー502を提示してもよい。ノードがまだ作動されていない場合、スイッチ、シーン及びスケジューラアイコンが無効にされてもよく、ノード(例えば、光源及び/又はコントローラ)が作動されるまでユーザはこうしたシーンをナビゲートすることが出来なくてもよい。スイッチ、作動、シーン及びスケジューラ上のナビゲーションバーにおける左及び右矢印が、異なるゾーン間をナビゲートすることを可能にする。一部の実装では、
図5Aに示されたスイッチスクリーンは、光源をオン及びオフにし、輝度を制御するために調光スイッチを使用し、及び/又はシーンをアクティブ化又は非アクティブ化するためにシーンコントロールを使用するためにユーザが物理的コントローラ104を操作するのと同様に、コントローラ104の制御をユーザが仮想的に操作することを可能にしてもよい。
【0073】
図5B-5Dは、UI500に提示され得る作動スクリーンの例を示す。作動スクリーンは、メッシュネットワークにノードを追加し、ノードのグループを定義するためにユーザによって利用されてもよい。
図5Bに示されるように、スクリーンは、コントロール506を提示し、ネットワーク及び/又はグループに追加される残りのノード(例えば、デバイス)の数を示してもよい(例えば、残りデバイス38台)。残りのデバイスは、アドバタイズ信号が受信されたノードであるが、グループ又は(以下に記載の)隠されたデバイスセットにまた追加されていないノードを含んでもよい。また、UIは、残りのデバイス及び/又は(複数の)グループ526に追加されたデバイスを含むゾーンを示すゾーンID508を提示してもよい。
図5Bの例に示されるように、残りのデバイスがスタックで提示されてもよく、ユーザは、グループ526に追加するか又は以下に記載の隠されたデバイスに追加するためにスタックの最上位ノードを選択してもよい。コントロール506に提示されたデバイスごとに、ユーザは、デバイスがノードのグループ526に含まれるように、上のグリッド内のセルにデバイスをドラッグしてもよい。各セルがグループに対応してもよく、そのためデバイスをセルにドラッグすることは、デバイスが対応するグループに追加されることを引き起こす。代替的に、ユーザは、このゾーンに対してデバイスを隠したい場合、例えば、デバイスの処理を後になるまでスキップしたい場合、コントロール506の「隠されたデバイス(Hidden Devices)」部分にデバイスをドラッグしてもよい。
【0074】
一部の実装では、UIは、デバイスがグループ526に追加されること、又はスタンドアロンノードとしてネットワークに追加されることを可能にしてもよい。例えば、ユーザは、利用可能デバイスからゾーンのグリッドへとデバイスをドラッグしてもよく、同じグリッドには他のデバイスが追加されなくてもよい。このようにして、個別の光源、センサ又は他のデバイスが、(複数の)他のノード及び/又はノードの(複数の)グループから独立して別のノードとして制御されてもよい。一部の実装では、(複数の)所定のデバイスタイプのみが別のノードとしてグリッドに追加されてもよい。例えば、一部の例では、センサ及び/又はスイッチは、(複数の)他のノードと共にグループに追加されなくてもよく、特定のゾーンに対してUIのそれ自身のグリッドにスタンドアロンノードとしてネットワークに追加されてもよい。一般に、ノードは、グループ内に有ってもよく又はスタンドアロンノードとしてネットワーク上に有ってもよく、システムは、スタンドアロンノード及びノードのグループの両方に関する情報を制御及び記憶してもよい。ゾーンは、
図5Bの例に示されるように、UIの特定のスクリーン上でユーザによって管理されるスタンドアロンノード及び/又はグループの集合を表す。
【0075】
一部の実装では、UIにおけるグリッドのセルは、ノードのグループに対応する。特定のゾーンのセルに対してデバイスをドラッグすることは、ゾーン内のグループにデバイスを追加させてもよく、デバイスをメッシュネットワークに追加させ、アドレスを割り当てさせてもよい。一部の実装では、ユーザが隠されたデバイスのエリア内でゼロ個のデバイスを指定していた場合、UI500は、「隠されたデバイス」の代わりに「デバイスを隠す(Hide device)」のラベルを提示してもよい。一部の例では、コントローラは、最初にコントロール506のデッキ内に提示されてもよく、図示のようにそれ自身のアイコンを有してもよい。それがグループに追加された後で、コントローラはノード504のグリッド内にそれ自身のセルを有してもよい。従って、ノード504は、例えば、光源102、コントローラ104、センサ110等の様々なタイプのノードに対して別のグリッド要素を有してもよい。
【0076】
一部の実装では、コントロール506の「残りデバイス」部分は、作動可能なデバイスに対応する仮想的にスタックされたデバイスアイコンのデッキであってもよい。対応する物理デバイスが点滅している間、コントロール506のデッキ内の最上位デバイスがUI500において脈動してもよい。これは、ユーザが物理ノードをUI500におけるその仮想表現と関連付けることを支援してもよい。また、コントロール506は、作動させるためにデッキに残されているデバイスの数(例えば、残りデバイス38台)を示してもよい。一部の実装では、一旦デバイスがノード504のグリッドエリアにドラッグされると、検出されたデバイスが作動されるまでユーザがスクリーンから去り得ないことを示すように、アニメーション又は他の指示が提示されてもよい。図示の例では、チューブは光源102のことを意味してもよく、スイッチは、コントローラ104を意味してもよい。
【0077】
ユーザがコントロール506の「隠されたデバイス」部分を選択すると、
図5Cに示されるように、下方エリアが上にスライドして来てもよい。コントロール510は、ユーザが以前に隠されたデバイスのセットに追加したデバイスを示してもよい。ユーザはデバイスの1つを選択して、それにより物理デバイスを点滅させ、その仮想表現を脈動させてもよい。次に、ユーザは、それを上方部分にドラッグして、それをノード504のグリッド内のセルに追加することにより、このデバイスを作動させてもよい。このセルは特定のグループに対応している。図示のように、隠されたデバイスのリスト又は他の表現はスクロールしてもよい。ユーザは、アプリケーション114のこの選択を閉じるためにコントロール510において「X」を選択してもよい。
図5Cの例のように、ユーザは、作動される複数のデバイスを選択するか又は「全て選択(Select All)」することができる。ユーザが「選択物を再表示(Unhide Selected)」ボタンを選択すると、このエリアは下方にスライドして行き、選択されたデバイスが作動のためにデッキに戻されてもよい。
【0078】
ユーザがノード204のグリッド内の追加済みセルをタップすると、下方エリアが上にスライドして来て、
図5Dの例に示されるように、コントロール512を提示してもよい。コントロール512は、選択されたグループに現在含まれているデバイス(例えば、ノード)を提示してもよい。ユーザは、1つ以上のデバイスを選択して、「選択物を除去(Remove Selected)」ボタンを使用してグループから選択された(複数の)デバイスを除去してもよい。グループからデバイスを除去することは、他のグループに追加可能なようにデバイスを元のデッキに追加させてもよい。
【0079】
図5E-5Gは、UI500に提示され得るシーン指定スクリーンの例を示す。
図5Eの例では、ユーザは、特定のゾーン(例えば、ゾーン1)のグループを見ながら、シーンメニューのアイテムを選択している。これは、ゾーンのグループを利用するシーンをユーザが指定することを可能にするために、UI500にコントロール514を提示させてもよい。図示の例では、ユーザはシーン1を選択している。
図5Fでは、UI500は、シーンを通じて制御されるグループ内の光源102に対する輝度レベルをユーザが指定することを可能にするためのコントロール516(例えば、スライダコントロール)を提示している。また、UI500は、色、色温度、点灯するLEDの数等を選択するためのコントロール等、シーンがアクティブなときの(複数の)光源が有るべき状態の他の特徴をユーザが選択することを可能にするための他のコントロールも提示してもよい。ユーザは、シーンが示された輝度レベルに設定される選択グループを含むことを示すシーン情報118を保存するための「シーンを保存(Save Scene)」ボタンを選択してもよい。
【0080】
図5G-5Iは、UI500に提示され得る他のスクリーンの例を示す。
図5Gの例に示されるように、例えば、ゾーンを追加及び/又は編集すること、Eメール(又は他のログイン認証情報)を変更すること、パスワードを変更すること、紹介ビデオを再生すること、アプリケーション114からサインアウトすること、ヘルプ又は他のサポートを受けること、使用条件を見ること、個人情報保護方針を見ること等の動作をユーザが行うことを可能にする(複数の)メニュー520が提示されてもよい。
【0081】
ゾーンの追加及び編集(Add and Edit Zones)を選択することは、
図5Hのように、ゾーンを追加するか又は編集される既存のゾーンを選択するための(複数の)コントロール522を含むスクリーンを提示させてもよい。このスクリーンは、ユーザが設定したゾーンを示し、新しいゾーンを追加する機能を提供する。ユーザは、ゾーンを編集するために以前に設定されたゾーンの1つを選択してもよい。一部の実装では、ゾーンは、アルファベット順で示されてもよい。ゾーンを追加するために、ユーザは、(複数の)コントロール524を使用してゾーンに対する名前を指定するために
図5Iのスクリーンを使用してもよい。また、UI500は他のスクリーンも提示してもよい。
【0082】
図5A-5Iの例は特定のスクリーン、コントロール及び他のUI要素を含む特定のUIを示しているが、実装はこうした例に限定されない。システムを管理するためにグループ、シーン及び/又は他の情報をユーザが容易に指定することを可能にするための任意の適切な構成において、実装は、任意の適切な数のスクリーン、コントロール及び他のUI要素を含むUIを提供してもよい。
【0083】
図6は、本開示の実装による、例示的なコンピュータシステムを示す。本明細書で検討された様々な実装に関して先に記載された任意の動作のためのシステム600が使用されてもよい。例えば、システム600は、少なくとも部分的に、(複数の)ユーザデバイス112、(複数の)サーバデバイス120、及び/又は本明細書に記載の(複数の)他のコンピュータデバイス又は(複数の)システムの1つ以上に含まれてもよい。システム600は、1つ以上のプロセッサ610、メモリ620、1つ以上の記憶装置630、及びI1つ以上のI/Oインターフェース640を介して制御可能な1つ以上の入出力(I/O)デバイス650を含んでもよい。様々なコンポーネント610、620、630、640又は650が、システム600の様々なモジュールとコンポーネントとの間のデータの転送を可能にし得る少なくとも1つのシステムバス660を介して相互接続されてもよい。
【0084】
(複数の)プロセッサ610は、システム600内で実行される命令を処理するように構成されてもよい。(複数の)プロセッサ610は、(複数の)シングルスレッドプロセッサ、(複数の)マルチスレッドプロセッサ、又は両方を含んでもよい。(複数の)プロセッサ610は、メモリ620又は(複数の)記憶装置630に記憶される命令を処理するように構成されてもよい。(複数の)プロセッサ610は、各々が1つ以上のコアを含む(複数の)ハードウェアベースのプロセッサを含んでもよい。(複数の)プロセッサ610は、(複数の)汎用プロセッサ、(複数の)専用プロセッサ、又は両方を含んでもよい。
【0085】
メモリ620は、システム600内に情報を記憶してもよい。一部の実装では、メモリ620は、1つ以上のコンピュータ可読媒体を含む。メモリ620は、任意の数の揮発性メモリ装置、任意の数の不揮発性メモリ装置、又は揮発性及び不揮発性メモリ装置の両方を含んでもよい。メモリ620は、読み取り専用メモリ、ランダム・アクセス・メモリ、又は両方を含んでもよい。一部の例では、メモリ620は、1つ以上の実行ソフトウェアモジュールによってアクティブ又は物理的メモリとして利用されてもよい。
【0086】
(複数の)記憶装置630は、システム600に(例えば、持続性)大容量記憶装置を提供するように構成されてもよい。一部の実装では、(複数の)記憶装置は、1つ以上のコンピュータ可読媒体を含んでもよい。例えば、(複数の)記憶装置630は、フロッピーディスクデバイス、ハードディスクデバイス、光学ディスクデバイス、又はテープデバイスを含んでもよい。(複数の)記憶装置630は、読み取り専用メモリ、ランダム・アクセス・メモリ、又は両方を含んでもよい。(複数の)記憶装置630は、1つ以上の内臓ハードドライブ、外付けハードドライブ、又はリムーバブルドライブを含んでもよい。
【0087】
メモリ620又は(複数の)記憶装置630の一方又は両方が、1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体(CRSM)を含んでもよい。CRSMは、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光学記憶媒体、磁気光学記憶媒体、量子記憶媒体、機械コンピュータ記憶媒体等の1つ以上を含んでもよい。CRSMは、データ構造、プロセス、アプリケーション、プログラム、他のモジュール、又はシステム600の動作のための他のデータを記述するコンピュータ可読命令の記憶を提供してもよい。一部の実装では、CRSMは、非一時的なフォーマットでコンピュータ可読命令又は他の情報の記憶を提供するデータストアを含んでもよい。CRSMは、システム600に組み込まれてもよく、又はシステム600に対して外部に有ってもよい。CRSMは、読み取り専用メモリ、ランダム・アクセス・メモリ、又は両方を含んでもよい。コンピュータプログラム命令及びデータを有形に具現化するために適切な1つ以上のCRSMは、任意のタイプの不揮発性メモリを含んでもよく、限定されないが、EPROM、EEPROM及びフラッシュメモリデバイス等の半導体メモリデバイス、内臓ハードディスク及びリムーバブルディスク等の磁気ディスク、磁気光学ディスク、並びにCD-ROM及びDVD-ROMディスクを含んでもよい。一部の例では、(複数の)プロセッサ610及びメモリ620は、1つ以上の特定用途向け集積回路(ASIC)によって補完され、又はそれに組み込まれてもよい。
【0088】
また、システム600は、1つ以上のI/Oデバイス650も含んでもよい。(複数の)I/Oデバイス650は、キーボード、マウス、ペン、ゲームコントローラ、タッチ入力デバイス、音声入力デバイス(例えば、マイクロホン)、ジェスチャ入力デバイス、触覚入力デバイス、画像若しくは映像キャプチャデバイス(例えば、カメラ)、又は他のデバイス等の1つ以上の入力デバイスを含んでもよい。一部の例では、(複数の)I/Oデバイス650は、例えば、ディスプレイ、(複数の)LED、音声出力デバイス(例えば、スピーカ)、プリンタ、触覚出力デバイス等の1つ以上の出力デバイスも含んでもよい。(複数の)I/Oデバイス650は、システム600の1つ以上のコンピュータデバイスに物理的に組み込まれてもよく、又はシステム600の1つ以上のコンピュータデバイスに対して外部に有ってもよい。
【0089】
システム600は、システム600のコンポーネント又はモジュールが(複数の)I/Oデバイス650に対して制御、インターフェース接続、又は他のやり方で通信することを可能にするための1つ以上のI/Oインターフェース640を含んでもよい。(複数の)I/Oインターフェース640は、システム600の内外に、又はシステム600のコンポーネント間で、シリアル通信、パラレル通信、又は他のタイプの通信を介して情報が転送されることを可能にしてもよい。例えば、(複数の)I/Oインターフェース640は、シリアルポートに関するRS-232標準のバージョンに、又はパラレルポートに関するIEEE1284のバージョンに準拠してもよい。別の例示として、(複数の)I/Oインターフェース640は、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)又はイーサネット(登録商標)を介して接続を提供するように構成されてもよい。一部の例では、(複数の)I/Oインターフェース640は、IEEE1394標準のバージョンに準拠するシリアル接続を提供するように構成されてもよい。
【0090】
また、(複数の)I/Oインターフェース640は、システム600におけるコンピュータデバイス間で、又はシステム600と他のネットワーク接続式コンピュータシステムとの間での通信を可能にする1つ以上のネットワークインターフェースも含んでもよい。(複数の)ネットワークインターフェースは、任意のネットワークプロトコルを使用して1つ以上のネットワーク上で通信を送受信するように構成される1つ以上のネットワークインターフェースコントローラ(NIC)又は他のタイプのトランシーバデバイスを含んでもよい。
【0091】
システム600のコンピュータデバイスは、1つ以上のネットワークを使用して、互いと又は他のコンピュータデバイスと通信してもよい。このようなネットワークは、インターネット等のパブリックネットワーク、企業又は個人イントラネット等のプライベートネットワーク、又はプライベート及びパブリックネットワークの任意の組み合わせを含んでもよい。ネットワークは、限定されないが、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、無線WAN(WWAN)、無線LAN(WLAN)、モバイル通信ネットワーク(例えば、3G、4G、Edge等)等を含む任意のタイプの有線又は無線ネットワークを含んでもよい。一部の実装では、コンピュータデバイス間の通信は、暗号化されるか又は他のやり方で保護されてもよい。例えば、通信は、1つ以上の公開又は秘密暗号鍵、暗号化、デジタル証明書、又は任意のバージョンのセキュア・ソケット・レイヤ(SSL)又はトランスポート層セキュリティ(TLS)プロトコル等のセキュリティプロトコルによってサポートされる他の認証情報を利用してもよい。
【0092】
システム600は、任意のタイプの任意の数のコンピュータデバイスを含んでもよい。(複数の)コンピュータデバイスは、限定されないが、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ウェアラブルコンピュータ、埋め込みコンピュータ、モバイルゲームデバイス、電子書籍リーダ、自動車コンピュータ、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ノートブックコンピュータ、ゲームコンソール、家庭娯楽デバイス、ネットワークコンピュータ、サーバコンピュータ、メインフレームコンピュータ、分散型コンピュータデバイス(例えば、クラウドコンピュータデバイス)、マイクロコンピュータ、システム・オン・チップ(SoC)、システム・イン・パッケージ(SiP)等を含んでもよい。本明細書に記載の例は(複数の)物理デバイスとして(複数の)コンピュータデバイスを記載していることがあるが、実装はそのように限定されない。一部の例では、コンピュータデバイスは、仮想コンピュータ環境、ハイパーバイザ、エミュレーション、又は1つ以上の物理コンピュータデバイスで実行される仮想機械の1つ以上を含んでもよい。一部の例では、2つ以上のコンピュータデバイスが、負荷分散、フェイルオーバサポート、並列処理機能、共有記憶リソース、共有ネットワーク機能、又は他の側面を提供するように動作を調整するクラスタ、クラウド、ファーム又は複数のデバイスの他のグループ化を含んでもよい。
【0093】
本明細書に記載の実装及び全ての機能的動作は、本明細書に開示された構造及び構造的均等物を含む、デジタル電子回路で、又はコンピュータソフトウェア、ファームウェア若しくはハードウェアで、又はこれらの1つ以上の組み合わせで実現されてもよい。実装は、1つ以上のコンピュータプログラム製品、即ち、データ処理装置によって実行される又はその動作を制御するためのコンピュータ可読媒体に符号化された1つ以上のモジュールのコンピュータプログラムとして実現されてもよい。コンピュータ可読媒体は、機械可読記憶装置、機械可読記憶基板、メモリデバイス、機械可読伝播信号に作用する組成物、又はこれらの1つ以上の組み合わせであってもよい。「コンピュータシステム」の用語は、例えば、プログラム可能プロセッサ、コンピュータ又は複数のプロセッサ若しくはコンピュータを含む、データを処理するための全ての装置、デバイス、及び機械を包含する。装置は、ハードウェアに加えて、当該コンピュータプログラム用の実行環境を作成するコード、例えば、プロセッサファームウェア、プロトコルスタック、データベース管理システム、オペレーティングシステム、又はこれらの1つ以上の組み合わせを構成するコードを含んでもよい。伝播信号は、人工的に生成された信号であり、例えば、適切な受信装置に伝送される情報を符号化するように生成される機械生成された電気、光学又は電磁信号である。
【0094】
(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、スクリプト又はコードとしても知られている)コンピュータプログラムは、コンパイル又はインタープリタ型言語を含むプログラミング言語の任意の適切な形態で書かれてもよく、スタンドアロンプログラム又はモジュール、コンポーネント、サブルーチン又はコンピュータ環境で使用される適切な他の装置を含む任意の適切な形態で配備されてもよい。コンピュータプログラムは、必ずしもファイルシステムにおけるファイルに対応しない。プログラムは、他のプログラム又はデータを保持するファイルの一部(例えば、マークアップ言語文書に記憶される1つ以上のスクリプト)、当該プログラムに専用の単一のファイル、又は複数の調整ファイル(例えば、1つ以上のモジュール、サブプログラム、又はコードの部分)に記憶されてもよい。コンピュータプログラムは、1つのサイトに位置する又は複数のサイトに渡って分散され且つコンピュータネットワークによって相互接続される1つのコンピュータ又は複数のコンピュータ上で実行されるように配備されてもよい。
【0095】
本明細書に記載の処理及び論理フローは、入力データを操作して出力を生成することにより機能を実行するように1つ以上のコンピュータプログラムを実行する1つ以上のプログラム可能プロセッサによって実行されてもよい。専用論理回路、例えば、FPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)又はASIC(特定用途向け集積回路)によって処理及び論理フローが実行されてもよく、そのようなものとして装置が実装されてもよい。
【0096】
コンピュータプログラムの実行に適切なプロセッサは、例えば、汎用及び専用のコンピュータプログラムの両方、及び任意の適切な種類のデジタルコンピュータの1つ以上のプロセッサを含む。一般に、プロセッサは、読み取り専用メモリ又はランダム・アクセス・メモリ又は両方から命令及びデータを受信してもよい。コンピュータの要素は、命令を実行するためのプロセッサと命令及びデータを記憶するための1つ以上のメモリデバイスとを含み得る。一般に、コンピュータは、データを記憶するための1つ以上の大容量記憶装置、例えば、磁気、磁気光学、又は光学ディスを含んでもよく、それからデータを受信するか又はそれにデータを転送するように動作可能に結合されてもよい。しかしながら、コンピュータは、このようなデバイスを有する必要はない。更に、コンピュータは、別のデバイス、例えば、携帯電話、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、モバイルオーディオプレーヤ、グローバルポジショニングシステム(GPS)受信機に埋め込まれてもよい。コンピュータプログラム命令及びデータを記憶するために適切なコンピュータ可読媒体は、例えば、半導体メモリデバイス、例えば、EPROM、EEPROM及びフラッシュメモリデバイス、磁気ディスク、例えば、内臓ハードディスク又はリムーバブルディスク、磁気光学ディスク、並びにCD-ROM及びDVD-ROMディスクを含む全ての形態の不揮発性メモリ、媒体及びメモリデバイスを含む。プロセッサ及びメモリは、専用回路によって補完され又はそれに組み込まれてもよい。
【0097】
ユーザとの相互作用を提供するために、実装は、ユーザに情報を表示するためのディスプレイデバイス、例えば、CRT(陰極線管)又はLCD(液晶ディスプレイ)モニタ、及びユーザがコンピュータに入力を提供し得るキーボード及びポインティングデバイス、例えば、マウス又はトラックボールを有するコンピュータ上で実現されてもよい。また、他の種類のデバイスが、ユーザとの相互作用を提供するために使用されてもよい。例えば、ユーザに提供されるフィードバックは任意の適切な形態の感覚フィードバック、例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、又は触覚フィードバックであってもよく、ユーザからの入力は音声、発話又は触覚入力を含む任意の適切な形態で受信されてもよい。
【0098】
実装は、例えば、データサーバとしてバックエンドコンポーネントを含む、又はミドルウェアコンポーネント、例えば、アプリケーションサーバを含む、又はフロントエンドコンポーネント、例えば、ユーザが実装と相互作用し得るグラフィカルUI又はウェブブラウザを有するクライアントコンピュータ、又は1つ以上のこのようなバックエンド、ミドルウェア若しくはフロントエンドコンポーネントの組み合わせを含むコンピュータシステムで実現されてもよい。システムのコンポーネントは、適切な形態又は媒体のデジタルデータ通信、例えば、通信ネットワークによって相互接続されてもよい。通信ネットワークの例は、ローカルエリアネットワーク(LAN)及びワイドエリアネットワーク(WAN)、例えば、インターネットを含む。
【0099】
コンピュータシステムは、クライアント及びサーバを含んでもよい。クライアント及びサーバは、一般に、互いから離れており、典型的には、通信ネットワークを介して相互作用する。クライアントとサーバの関係は、各コンピュータで実行され且つ互いにクライアント・サーバ関係を有するコンピュータプログラムのおかげで生じる。
【0100】
本明細書は多くの詳細を含んでいるが、これらは、開示又は請求され得るものの範囲の限定ではなく、特定の実装に固有の特徴の記載と解されるべきである。また、別の実装の文脈で本明細書に記載の所定の特徴は、1つの実装において組み合わされて実装されてもよい。逆に、1つの実装の文脈で記載されている様々な特徴が、別に又は任意の適切なサブコンビネーションで複数の実装において実装されてもよい。更に、特徴は所定の組み合わせで働くように先に記載され、最初にそのように請求されるかもしれないが、一部の例では、請求された組合せからの1つ以上の特徴が組み合わせから削除されてもよく、請求された組み合わせはサブコンビネーション又はサブコンビネーションの変形に向けられてもよい。
【0101】
同様に、動作が特定の順番で図面に描かれているが、これは、このような動作が図示された特定の順番で又は連番で実行されること、又は所望の結果を達成するために全ての例示の動作が行われることを要求するものと理解されるべきではない。所定の環境では、マルチタスク及び並列処理が有利であってもよい。更に、上記の実装における様々なシステムコンポーネントの分離が、全ての実装においてこのような分離を要求すると理解されるべきではなく、所望のプログラムコンポーネント及びシステムが単一のソフトウェア製品に互いに統合されるか又は複数のソフトウェア製品にパッケージされ得ることが理解されるべきである。
【0102】
多くの実装が記載されている。それにもかかわらず、本開示の精神及び範囲から逸脱せずに様々な修正が行われ得ることが理解されるであろう。例えば、図示の様々な形態のフローは、ステップが並べ替えられて、追加されて又は取り除かれて、使用されてもよい。従って、他の実装も以下の請求項の範囲内に有る。