(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-17
(45)【発行日】2022-03-28
(54)【発明の名称】毛髪トリミング機器の制御方法及び装置、毛髪トリミング機器
(51)【国際特許分類】
B26B 19/28 20060101AFI20220318BHJP
B26B 19/38 20060101ALI20220318BHJP
【FI】
B26B19/28 Z
B26B19/38 Z
(21)【出願番号】P 2019513014
(86)(22)【出願日】2018-04-28
(86)【国際出願番号】 CN2018085003
(87)【国際公開番号】W WO2019085420
(87)【国際公開日】2019-05-09
【審査請求日】2019-03-07
(31)【優先権主張番号】201711047249.8
(32)【優先日】2017-10-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517188574
【氏名又は名称】ペキン シャオミ モバイル ソフトウェア カンパニー, リミテッド
【氏名又は名称原語表記】BEIJING XIAOMI MOBILE SOFTWARE CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 018, Floor 8, Building 6, Yard 33, Middle Xierqi Road, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100107489
【氏名又は名称】大塩 竹志
(72)【発明者】
【氏名】▲呉▼珂
【審査官】山内 康明
(56)【参考文献】
【文献】特開平04-250189(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0020658(US,A1)
【文献】特開2010-227222(JP,A)
【文献】特開平04-236978(JP,A)
【文献】特表2017-514580(JP,A)
【文献】国際公開第2013/096572(WO,A1)
【文献】特表2011-515142(JP,A)
【文献】中国実用新案第206565494(CN,U)
【文献】米国特許出願公開第2015/0246454(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B26B 19/28
B26B 19/38
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
毛髪トリミング機器の制御方法であって、前記毛髪トリミング機器の制御方法は、前記毛髪トリミング機器の制御装置によって実行され、前記毛髪トリミング機器の制御方法は、
前記制御装置が、トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを検出することであって、前記毛髪特徴パラメータは、前記トリミング対象毛髪の特徴を示すことに用いられ、前記トリミング対象毛髪の特徴は、毛髪の太さ及び毛髪の硬さのうちの少なくとも1つ、及び毛髪密度である、ことと、
前記制御装置が、前記毛髪特徴パラメータに基づいて、前記トリミング対象毛髪をトリミングするように構成されている毛髪トリミング機器のブレード動作パラメータを確定することであって、前記ブレード動作パラメータは、ブレード回転速度、ブレード回転時間、及びブレード鋭利度のうちの少なくとも一つであり、ここで、前記毛髪の太さ、前記毛髪の硬さ、又は前記毛髪密度が
所定の値より大きい場合、大きなブレード回転速度、長いブレード回転時間、鋭利度の大きいブレード鋭利度を確定し、前記毛髪の太さ、前記毛髪の硬さ、又は前記毛髪密度が
所定の値以下である場合、小さなブレード回転速度、短いブレード回転時間、鋭利度の小さいブレード鋭利度を確定する、ことと、
前記制御装置が、前記ブレード動作パラメータに従って動作を実行するように前記毛髪トリミング機器のブレードを制御し、前記トリミング対象毛髪をトリミングすることと
を含み、
前記制御装置が、前記トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを検出することは
、
前記制御装置が、前記毛髪トリミング機器に設置された
圧力センサーによって前記トリミング対象毛髪を検出し、センシングデータを得て、前記センシングデータに基づいて前記トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを確定すること
を含む、毛髪トリミング機器の制御方法。
【請求項2】
前記センシングデータは、前記圧力センサーによってセンシングされた抵抗値であり、
前記センシングデータに基づいて前記トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを確定することは、
前記制御装置が、抵抗値と、毛髪の太さ及び毛髪の硬さのうちの少なくとも1つ、及び毛髪密度との間の予め設定された第一の対応関係を取得することと、
前記制御装置が、前記第一の対応関係に応じて、前記圧力センサーによってセンシングされた抵抗値に対応する毛髪の太さ及び毛髪の硬さのうちの少なくとも1つ、及び毛髪密度を確定することと
を含む、請求項1に記載の毛髪トリミング機器の制御方法。
【請求項3】
前記センシングデータは、前記圧力センサーによってセンシングされた抵抗値であり、
前記センシングデータに基づいて前記トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを確定することは、
前記制御装置が、前記圧力センサーによってセンシングされた抵抗値が予め設定された第一の抵抗閾値より大きいか否かを判定することと、
前記抵抗値が前記第一の抵抗閾値より大きい場合、前記制御装置が、前記トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを第一の特徴パラメータとして確定することであって、前記第一の特徴パラメータは、毛髪の太さ及び/又は毛髪の硬さが大きく、かつ、毛髪密度が大きいことを示す、ことと、
前記抵抗値が前記第一の抵抗閾値以下である場合、前記制御装置が、前記抵抗値が予め設定された第二の抵抗閾値より小さいか否かを判定することであって、前記予め設定された第二の抵抗閾値は、前記予め設定された第一の抵抗閾値より小さい、ことと、
前記抵抗値が前記第二の抵抗閾値より小さい場合、前記制御装置が、前記トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを第二の特徴パラメータとして確定することであって、前記第二の特徴パラメータは、毛髪の太さ及び/又は毛髪の硬さが小さく、かつ、毛髪密度が小さいことを示す、ことと、
前記抵抗値が前記第二の抵抗閾値以上である場合、前記制御装置が、前記トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを第三の特徴パラメータとして確定することであって、前記第三の特徴パラメータは、毛髪の太さ及び/又は毛髪の硬さが中程度であり、かつ、毛髪密度が中程度であることを示す、ことと
を含む、請求項1に記載の毛髪トリミング機器の制御方法。
【請求項4】
前記毛髪特徴パラメータに基づいて、前記トリミング対象毛髪をトリミングするように構成されている毛髪トリミング機器のブレード動作パラメータを確定することは、
前記制御装置が、毛髪特徴パラメータと、ブレード回転速度、ブレード回転時間、及びブレード鋭利度のうちの少なくとも一つとの間の予め設定された第二の対応関係を取得することと、
前記制御装置が、前記第二の対応関係に応じて、前記トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータに対応するブレード回転速度、ブレード回転時間、及びブレード鋭利度のうちの少なくとも一つを確定することと
を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の毛髪トリミング機器の制御方法。
【請求項5】
毛髪トリミング機器の制御装置であって、
トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを検出するように構成されている検出モジュールであって、前記毛髪特徴パラメータは、前記トリミング対象毛髪の特徴を示すことに用いられ、前記トリミング対象毛髪の特徴は、毛髪の太さ及び毛髪の硬さのうちの少なくとも1つ、及び毛髪密度である、検出モジュールと、
前記毛髪特徴パラメータに基づいて、前記トリミング対象毛髪をトリミングするように構成されている毛髪トリミング機器のブレード動作パラメータを確定するように構成されているパラメータ確定モジュールであって、前記ブレード動作パラメータは、ブレード回転速度、ブレード回転時間、及びブレード鋭利度のうちの少なくとも一つであり、ここで、前記毛髪の太さ、前記毛髪の硬さ、又は前記毛髪密度が
所定の値より大きい場合、大きなブレード回転速度、長いブレード回転時間、鋭利度の大きいブレード鋭利度を確定し、前記毛髪の太さ、前記毛髪の硬さ、又は前記毛髪密度が
所定の値以下である場合、小さなブレード回転速度、短いブレード回転時間、鋭利度の小さいブレード鋭利度を確定する、パラメータ確定モジュールと、
前記ブレード動作パラメータに従って動作を実行するように前記毛髪トリミング機器のブレードを制御し、前記トリミング対象毛髪をトリミングするように構成されている制御モジュールと
を備え、
前記検出モジュールは
、
前記毛髪トリミング機器に設置された
圧力センサーによって前記トリミング対象毛髪を検出し、センシングデータを得て、前記センシングデータに基づいて前記トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを確定するように構成されている第二の検出サブモジュール
を含む、毛髪トリミング機器の制御装置。
【請求項6】
前記センシングデータは、前記圧力センサーによってセンシングされた抵抗値であり、
前記第二の検出サブモジュールは、
前記圧力センサーによって前記トリミング対象毛髪を検出し、前記圧力センサーによってセンシングされた抵抗値を得るように構成されている第一の抵抗値検出サブモジュールと、
抵抗値と、毛髪の太さ及び毛髪の硬さのうちの少なくとも1つ、及び毛髪密度との間の予め設定された第一の対応関係を取得するように構成されている第一の取得サブモジュールと、
前記第一の対応関係に応じて、前記圧力センサーによってセンシングされた抵抗値に対応する毛髪の太さ及び毛髪の硬さのうちの少なくとも1つ、及び毛髪密度を確定するように構成されている第一の確定サブモジュールと
を含む、請求項5に記載の毛髪トリミング機器の制御装置。
【請求項7】
前記センシングデータは、前記圧力センサーによってセンシングされた抵抗値であり、
前記第二の検出サブモジュールは、
前記圧力センサーによって前記トリミング対象毛髪を検出し、前記圧力センサーによってセンシングされた抵抗値を得るように構成されている第二の抵抗値検出サブモジュールと、
前記抵抗値が予め設定された第一の抵抗閾値より大きいか否かを判定するように構成されている第一の判定サブモジュールと、
前記抵抗値が予め設定された第一の抵抗閾値より大きいと前記第一の判定サブモジュールによって判定された場合、前記トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを第一の特徴パラメータとして確定するように構成されている第一の処理モジュールであって、前記第一の特徴パラメータは、毛髪の太さ及び/又は毛髪の硬さが大きく、かつ、毛髪密度が大きいことを示す、第一の処理モジュールと、
前記抵抗値が前記予め設定された第一の抵抗閾値以下であると前記第一の判定サブモジュールによって判定された場合、前記抵抗値が予め設定された第二の閾値より小さいか否かを判定するように構成されている第二の判定サブモジュールであって、前記予め設定された第二の抵抗閾値は、前記予め設定された第一の抵抗閾値より小さい、第二の判定サブモジュールと、
前記抵抗値が前記予め設定された第二の抵抗閾値より小さいと前記第二の判定サブモジュールによって判定された場合、前記トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを第二の特徴パラメータとして確定するように構成されている第二の処理モジュールであって、前記第二の特徴パラメータは、毛髪の太さ及び/又は毛髪の硬さが小さく、かつ、毛髪密度が小さいことを示す、第二の処理モジュールと、
前記抵抗値が前記予め設定された第二の抵抗閾値以上であると前記第二の判定サブモジュールによって判定された場合、前記トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを第三の特徴パラメータとして確定するように構成されている第三の処理モジュールであって、前記第三の特徴パラメータは、毛髪の太さ及び/又は毛髪の硬さが中程度であり、かつ、毛髪密度が中程度であることを示す、第三の処理モジュールと
を含む、請求項5に記載の毛髪トリミング機器の制御装置。
【請求項8】
前記パラメータ確定モジュールは、
毛髪特徴パラメータと、ブレード回転速度、ブレード回転時間、及びブレード鋭利度のうちの少なくとも一つとの間の予め設定された第二の対応関係を取得するように構成されている第二の取得サブモジュールと、
前記第二の対応関係に応じて、前記トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータに対応するブレード回転速度、ブレード回転時間、及びブレード鋭利度のうちの少なくとも一つを確定するように構成されている第二の確定サブモジュールと
を含む、請求項5~7のいずれか一項に記載の毛髪トリミング機器の制御装置。
【請求項9】
請求項5~8のいずれか一項に記載の毛髪トリミング機器の制御装置を備える毛髪トリミング機器。
【請求項10】
前記トリミング対象毛髪を検出し、センシングデータを得るように構成されている
圧力センサーをさらに備える、請求項9に記載の毛髪トリミング機器。
【請求項11】
毛髪トリミング機器の制御装置であって、
プロセッサと、
プロセッサ実行可能な命令を記憶するように構成されているメモリと
を備え、
前記プロセッサは、
トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを検出することであって、前記毛髪特徴パラメータは、前記トリミング対象毛髪の特徴を示すことに用いられ、前記トリミング対象毛髪の特徴は、毛髪の太さ及び毛髪の硬さのうちの少なくとも1つ、及び毛髪密度である、ことと、
前記毛髪特徴パラメータに基づいて、前記トリミング対象毛髪をトリミングするように構成されている毛髪トリミング機器のブレード動作パラメータを確定することであって、前記ブレード動作パラメータは、ブレード回転速度、ブレード回転時間、及びブレード鋭利度のうちの少なくとも一つであり、ここで、前記毛髪の太さ、前記毛髪の硬さ、又は前記毛髪密度が
所定の値より大きい場合、大きなブレード回転速度、長いブレード回転時間、鋭利度の大きいブレード鋭利度を確定し、前記毛髪の太さ、前記毛髪の硬さ、又は前記毛髪密度が
所定の値以下である場合、小さなブレード回転速度、短いブレード回転時間、鋭利度の小さいブレード鋭利度を確定する、ことと、
前記ブレード動作パラメータに従って動作を実行するように前記毛髪トリミング機器のブレードを制御し、前記トリミング対象毛髪をトリミングすることと
を前記毛髪トリミング機器の制御装置に行わせるように構成され、
ここで、前記トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを検出することは
、
前記毛髪トリミング機器に設置された
圧力センサーによって前記トリミング対象毛髪を検出し、センシングデータを得て、前記センシングデータに基づいて前記トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを確定すること
を含む、毛髪トリミング機器の制御装置。
【請求項12】
コンピュータ可読記憶媒体であって、
前記コンピュータ可読記憶媒体にコンピュータ命令が記憶され、請求項1~4のいずれか一項に記載の毛髪トリミング機器の制御方法のステップを実現するために、前記命令がプロセッサによって実行される、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願への相互参照
本出願は2017年10月31日に提出された出願番号が201711047249.8である中国特許の優先権を主張し、該中国特許の内容は全部で参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示は自動制御技術分野に関し、特に毛髪トリミング機器の制御方法及び装置、毛髪トリミング機器に関する。
【背景技術】
【0003】
通常、毛髪トリミング機器は、回転するように刃をモータによって駆動することができる。例えば、往復式カミソリは、そのモータの回転速度が高く、且つその高速回転するモータが左右にスイングするブレードを駆動してひげを簡単かつ迅速にきれいにすることができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の実施例は毛髪トリミング機器の制御方法及び装置、毛髪トリミング機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の実施例の第一の態様によれば、毛髪トリミング機器の制御方法が提供され、前記毛髪トリミング機器の制御方法は、
トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを検出し、前記毛髪特徴パラメータが前記トリミング対象毛髪の特徴を示すことに用いられることと、
前記毛髪特徴パラメータに基づき、前記トリミング対象毛髪をトリミングするように構成される毛髪トリミング機器のブレード動作パラメータを確定することと、
前記ブレード動作パラメータに従って動作を実行するように前記毛髪トリミング機器のブレードを制御し、前記トリミング対象毛髪をトリミングすることとを含む。
【0006】
選択可能に、前記トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを検出することは、
前記トリミング対象毛髪をカメラで撮影し、毛髪ピクチャーを得て、前記毛髪ピクチャーに対して画像分析を行い、前記トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを得ること、及び/又は
センサーによって前記トリミング対象毛髪を検出し、センシングデータを得て、前記センシングデータに基づいて前記トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを確定することを含む。
【0007】
選択可能に、前記センサーは圧力センサーであり、前記センシングデータは前記圧力センサーによってセンシングされた抵抗値であり、
前記センシングデータに基づいて前記トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを確定することは、
抵抗値と毛髪特徴パラメータとの予め設定された第一の対応関係を取得すること、
前記第一の対応関係に応じて、前記圧力センサーによってセンシングされた抵抗値に対応する毛髪特徴パラメータを確定することを含む。
【0008】
選択可能に、前記センサーは圧力センサーであり、前記センシングデータは前記圧力センサーによってセンシングされた抵抗値であり、
前記センシングデータに基づいて前記トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを確定することは、
前記圧力センサーによってセンシングされた抵抗値が予め設定された第一の抵抗閾値より大きいか否かを判定すること、
そうである場合、前記トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを第一の特徴パラメータとして確定すること、
そうでない場合、前記抵抗値が予め設定された第二の抵抗閾値より小さいか否かを判定し、前記予め設定された第二の抵抗閾値が前記予め設定された第一の抵抗閾値より小さいこと、
そうである場合、前記トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを第二の特徴パラメータとして確定すること、
そうでない場合、前記トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを第三の特徴パラメータとして確定することを含む。
【0009】
選択可能に、前記毛髪特徴パラメータに基づき、前記トリミング対象毛髪をトリミングするように構成される毛髪トリミング機器のブレード動作パラメータを確定することは、
毛髪特徴パラメータとブレード動作パラメータとの予め設定された第二の対応関係を取得すること、
前記第二の対応関係に応じて、前記トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータに対応するブレード動作パラメータを確定することを含む。
【0010】
選択可能に、前記毛髪特徴パラメータに基づき、前記トリミング対象毛髪をトリミングするように構成される毛髪トリミング機器のブレード動作パラメータを確定することは、
毛髪特徴パラメータとブレード動作モードとの予め設定された第三の対応関係を取得し、異なるブレード動作モードが異なるブレード動作パラメータに対応し、前記毛髪トリミング機器が少なくとも二つのブレード動作モードを含むこと、
前記第三の対応関係に応じて、前記トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータに対応するブレード動作モードを確定することを含む。
【0011】
本開示の実施例の第二の態様によれば、毛髪トリミング機器の制御装置が提供され、前記毛髪トリミング機器の制御装置は、
トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを検出するように構成され、前記毛髪特徴パラメータが前記トリミング対象毛髪の特徴を示すことに用いられる検出モジュールと、
前記毛髪特徴パラメータに基づき、前記トリミング対象毛髪をトリミングするように構成される毛髪トリミング機器のブレード動作パラメータを確定するように構成されるパラメータ確定モジュールと、
前記ブレード動作パラメータに従って動作を実行するように前記毛髪トリミング機器のブレードを制御し、前記トリミング対象毛髪をトリミングするように構成される制御モジュールとを備える。
【0012】
選択可能に、前記検出モジュールは、
前記トリミング対象毛髪をカメラで撮影し、毛髪ピクチャーを得て、前記毛髪ピクチャーに対して画像分析を行い、前記トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを得るように構成される第一の検出サブモジュール、及び/又は、
センサーによって前記トリミング対象毛髪を検出し、センシングデータを得て、前記センシングデータに基づいて前記トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを確定するように構成される第二の検出サブモジュールを含む。
【0013】
選択可能に、前記センサーは圧力センサーであり、前記センシングデータは前記圧力センサーによってセンシングされた抵抗値であり、
前記第二の検出サブモジュールは、
前記圧力センサーによって前記トリミング対象毛髪を検出し、前記圧力センサーによってセンシングされた抵抗値を得るように構成される第一の抵抗値検出サブモジュールと、
抵抗値と毛髪特徴パラメータとの予め設定された第一の対応関係を取得するように構成される第一の取得サブモジュールと、
前記第一の対応関係に応じて、前記圧力センサーによってセンシングされた抵抗値に対応する毛髪特徴パラメータを確定するように構成される第一の確定サブモジュールとを含む。
【0014】
選択可能に、前記センサーは圧力センサーであり、前記センシングデータは前記圧力センサーによってセンシングされた抵抗値であり、
前記第二の検出サブモジュールは、
前記圧力センサーによって前記トリミング対象毛髪を検出し、前記圧力センサーによってセンシングされた抵抗値を得るように構成される第二の抵抗値検出サブモジュールと、
前記抵抗値が予め設定された第一の抵抗閾値より大きいか否かを判定するように構成される第一の判定サブモジュールと、
前記抵抗値が予め設定された第一の抵抗閾値より大きいと前記第一の判定サブモジュールが判定した場合、前記トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを第一の特徴パラメータとして確定するように構成される第一の処理モジュールと、
前記抵抗値が前記予め設定された第一の抵抗閾値以下であると前記第一の判定サブモジュールが判定した場合、前記抵抗値が予め設定された第二の閾値より小さいか否かを判定するように構成され、前記予め設定された第二の抵抗閾値が前記予め設定された第一の抵抗閾値より小さい第二の判定サブモジュールと、
前記抵抗値が前記予め設定された第二の抵抗閾値より小さいと前記第二の判定サブモジュールが判定した場合、前記トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを第二の特徴パラメータとして確定するように構成される第二の処理モジュールと、
前記抵抗値が前記予め設定された第二の抵抗閾値以上であると前記第二の判定サブモジュールが判定した場合、前記トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを第三の特徴パラメータとして確定するように構成される第三の処理モジュールとを含む。
【0015】
選択可能に、前記パラメータ確定モジュールは、
毛髪特徴パラメータとブレード動作パラメータとの予め設定された第二の対応関係を取得するように構成される第二の取得サブモジュールと、
前記第二の対応関係に応じて、前記トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータに対応するブレード動作パラメータを確定するように構成される第二の確定サブモジュールとを含む。
【0016】
選択可能に、前記パラメータ確定モジュールは、
毛髪特徴パラメータとブレード動作モードとの予め設定された第三の対応関係を取得するように構成され、異なるブレード動作モードが異なるブレード動作パラメータに対応し、前記毛髪トリミング機器が少なくとも二つのブレード動作モードを含む第三の取得サブモジュールと、
前記第三の対応関係に応じて、前記トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータに対応するブレード動作モードを確定するように構成される第三の確定サブモジュールとを含む。
【0017】
本開示の実施例の第三の態様によれば、毛髪トリミング機器が提供され、上記第二の態様に記載されたいずれかの毛髪トリミング機器の制御装置を備える。
【0018】
選択可能に、前記毛髪トリミング機器にカメラ及び/又はセンサーが設置され、前記カメラはトリミング対象毛髪を撮影し、毛髪ピクチャーを得るように構成され、前記センサーは前記トリミング対象毛髪を検出し、センシングデータを得るように構成される。
【0019】
本開示の実施例の第四の態様によれば、毛髪トリミング機器の制御装置が提供され、前記毛髪トリミング機器の制御装置は、
プロセッサと、
プロセッサ実行可能命令を記憶するように構成されるメモリとを備え、
ここで、前記プロセッサは、
トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを検出し、前記毛髪特徴パラメータが前記トリミング対象毛髪の特徴を示すことに用いられ、
前記毛髪特徴パラメータに基づき、前記トリミング対象毛髪をトリミングするように構成される毛髪トリミング機器のブレード動作パラメータを確定し、
前記ブレード動作パラメータに従って動作を実行するように前記毛髪トリミング機器のブレードを制御し、前記トリミング対象毛髪をトリミングするように構成される。
【0020】
本開示の実施例の第五の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供され、前記記憶媒体にコンピュータ命令が記憶され、前記命令がプロセッサに実行される場合、上記第一の態様に記載された毛髪トリミング機器の制御方法のステップを実現する。
【0021】
本開示の実施例による技術的解決策は、以下のような有益な効果を含むことができる。
【0022】
本開示の実施例による毛髪トリミング機器がトリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを検出し、トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータに基づき、トリミング対象毛髪をトリミングするように構成される毛髪トリミング機器のブレード動作パラメータを確定し、確定されたブレード動作パラメータに従って動作を実行するように毛髪トリミング機器のブレードを制御し、トリミング対象毛髪をトリミングすることにより、トリミング対象毛髪の毛髪特徴に基づいて適切なブレード動作パラメータを自動的に調整して動作することにより、毛髪トリミング効率を高め、さらにリソース損失を節約し、ユーザ満足度を向上させることができる。
【0023】
本開示の実施例における毛髪トリミング機器はさらにトリミング対象毛髪をカメラで撮影し、毛髪ピクチャーを得て、得られた毛髪ピクチャーに対して画像分析を行い、トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを得て及び/又はセンサーによってトリミング対象毛髪を検出し、センシングデータを得て、得られたセンシングデータに基づいてトリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを確定することにより、トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを検出する実現方式を豊かにし、さらに毛髪トリミング機器の自動検出効率を向上させることができる。
【0024】
本開示の実施例における毛髪トリミング機器はさらに抵抗値と毛髪特徴パラメータとの予め設定された第一の対応関係に応じて、圧力センサーによってセンシングされた抵抗値に対応する毛髪特徴パラメータを直接確定することにより、毛髪トリミング機器の自動検出効率を向上させることができる。
【0025】
本開示の実施例における毛髪トリミング機器はさらに圧力センサーによってセンシングされた抵抗値と予め設定された第一の抵抗閾値、予め設定された第二の抵抗閾値を比較し、異なる比較結果に基づいて異なる特徴パラメータを確定することにより、毛髪トリミング機器の自動検出効率を向上させることができる。
【0026】
本開示の実施例における毛髪トリミング機器は、毛髪特徴パラメータとブレード動作パラメータとの予め設定された第二の対応関係を取得し、第二の対応関係に応じて、トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータに対応するブレード動作パラメータを確定することにより、毛髪トリミング機器の無限調整を実現し、ユーザの異なるニューズを満たし、ユーザ満足度を向上させることができる。
【0027】
本開示の実施例における毛髪トリミング機器はさらに毛髪特徴パラメータとブレード動作モードとの予め設定された第三の対応関係を取得し、第三の対応関係に応じて、トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータに対応するブレード動作パラメータを確定することにより、毛髪トリミング機器のシフト調整を実現し、ユーザの異なるニューズを満たし、ユーザ満足度を向上させることができる。
【0028】
理解すべきものとして、以上の一般的な説明と以下の詳細な説明が例示的又は解釈的だけであるが、本開示を制限するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【
図1】本開示の一つの例示的な実施例による毛髪トリミング機器の制御方法のフローチャートである。
【
図2】本開示の一つの例示的な実施例による毛髪トリミング機器の制御方法の応用シーン図である。
【
図3】本開示の一つの例示的な実施例による別の毛髪トリミング機器の制御方法のフローチャートである。
【
図4】本開示の一つの例示的な実施例による別の毛髪トリミング機器の制御方法のフローチャートである。
【
図5】本開示の一つの例示的な実施例による別の毛髪トリミング機器の制御方法のフローチャートである。
【
図6】本開示の一つの例示的な実施例による別の毛髪トリミング機器の制御方法のフローチャートである。
【
図7】本開示の一つの例示的な実施例による別の毛髪トリミング機器の制御方法のフローチャートである。
【
図8】本開示の一つの例示的な実施例による毛髪トリミング機器の制御装置のブロック図である。
【
図9】本開示の一つの例示的な実施例による別の毛髪トリミング機器の制御装置のブロック図である。
【
図10】本開示の一つの例示的な実施例による別の毛髪トリミング機器の制御装置のブロック図である。
【
図11】本開示の一つの例示的な実施例による別の毛髪トリミング機器の制御装置のブロック図である。
【
図12】本開示の一つの例示的な実施例による別の毛髪トリミング機器の制御装置のブロック図である。
【
図13】本開示の一つの例示的な実施例による別の毛髪トリミング機器の制御装置のブロック図である。
【
図14】本開示の一つの例示的な実施例による別の毛髪トリミング機器の制御装置1400のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
ここでの図面は説明書に組み込まれて本明細書の一部を構成し、本開示と一致する実施例を示し、且つ明細書と共に本開示の実施例の原理を説明することに用いられる。
【0031】
ここで例示的な実施例を詳細に説明し、その例が図面に示される。以下の説明が図面に関する場合、特に断りのない限り、異なる図面の同じ数字が同じ又は類似の要素を表す。以下の例示的な実施例で説明される実施形態は本開示の実施例と一致する全ての実施形態を表しない。逆に、それらは添付の特許請求の範囲に詳述される、本開示の実施例のいくつかの態様と一致する装置及び方法の例だけである。
【0032】
本開示の実施例で使用される用語は、特定の実施例を説明するためのものだけであり、本開示の実施例を限定することを意図しない。本開示の実施例と添付の請求項に使用される単数形「一種」、「前記」及び「該」は、文脈に他の意味が明確に示されない限り、多数形態を含むことを意図する。また、理解すべきものとして、本明細書で使用される用語「及び/又は」は、一つ又は複数の関連して列挙された項目のいずれか又は全ての可能な組み合わせを指し且つ含む。
【0033】
理解すべきものとして、本開示の実施例において用語第一、第二、第三などを使用して様々な情報を説明する可能性があるが、これらの情報はこれらの用語に限定されるべきではない。これらの用語は同じタイプの情報を互いに区別するためのものだけである。例えば、本開示の実施例の範囲から逸脱することなく、第一の情報は第二の情報と呼ばれてもよく、同様に、第二の情報は第一の情報と呼ばれてもよい。文脈に応じて、本明細書で使用される単語「もし」は「....時に」又は「...場合」又は「確定に応答する」と解釈されてもよい。
【0034】
従来の毛髪トリミング機器は、回転するように刃をモータによって駆動することができる。例えば、往復式カミソリは、そのモータの回転速度が高く、且つその高速回転するモータが左右にスイングするブレードを駆動してひげを簡単かつ迅速にきれいにすることができる。
【0035】
しかし、発明者は従来技術における毛髪トリミング機器の回転速度が比較的単一であり、ユーザの要求を満たすことができないことを発見した。従来技術の問題を克服するために、発明者は毛髪トリミング機器の制御方法及び装置を提供する。
【0036】
以下に、本開示の実施例によって提供される技術的解決策を具体的な実施例で説明する。
【0037】
図1に示すように、
図1は本開示の一つの例示的な実施例による毛髪トリミング機器の制御方法のフローチャートであり、
図2は本開示の一つの例示的な実施例による毛髪トリミング機器の制御方法の応用シーン図である。該毛髪トリミング機器の制御方法は毛髪トリミング機器、例えばカミソリなどに応用されてもよい。
図1に示すように、該毛髪トリミング機器の制御方法は以下のステップ110~ステップ120を含むことができる。
【0038】
ステップ110において、トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを検出し、毛髪特徴パラメータがトリミング対象毛髪の特徴を示すことに用いられる。
【0039】
本開示の実施例では、トリミング対象毛髪の特徴は、毛髪密度、及び/又は毛髪の太さ、及び/又は毛髪の硬さなどを含むがこれらに限定されない。
【0040】
ステップ120において、トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータに基づき、トリミング対象毛髪をトリミングするように構成される毛髪トリミング機器のブレード動作パラメータを確定する。
【0041】
本開示の実施例では、ブレード動作パラメータは、ブレード回転速度、及び/又はブレード回転時間、及び/又はブレード鋭利度などを含むがこれらに限定されない。
【0042】
例えば、毛髪密度、毛髪の太さ又は毛髪の硬さが大きい場合、大きなブレード回転速度を確定し、毛髪トリミング効率を向上させることができ、毛髪密度、毛髪の太さ又は毛髪の硬さが小さい場合、小さなブレード回転速度を確定し、、エネルギーを節約し、器具の損失などを減らすことができる。
【0043】
ステップ130において、確定されたブレード動作パラメータに従って動作を実行するように毛髪トリミング機器のブレードを制御し、トリミング対象毛髪をトリミングする。
【0044】
ここで、毛髪トリミング機器は、カミソリ、シェービング器具、ペットシェーバーなどを含むがこれらに限定されない。本開示の実施例の対象となる毛髪トリミング機器は人(男性、女性、成人、子供)又はペットなどの毛髪トリミングに応用されてもよい。例えば、毛髪トリミング機器がペット用毛髪トリミング機器である場合、ペットの皮膚が比較的脆弱であるため、その背中と腹部の毛髪の硬さ、密度などが一般的に異なり、本開示の実施例に従って、異なる部位の毛髪の毛髪特徴パラメータに応じて適切なブレード動作パラメータを確定することができる。
【0045】
一つの例示的なシーンでは、
図2に示すように、ユーザと毛髪トリミング機器とするカミソリとを備える。該カミソリはユーザのひげをトリミングすると、まず該ひげの毛髪特徴パラメータを検出し、次に検出された毛髪特徴パラメータに基づいてカミソリのブレード動作パラメータを確定し、最後に確定されたブレード動作パラメータに従って動作を実行するようにカミソリを制御し、ユーザのひげをトリミングする。
【0046】
上記実施例から分かるように、トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを検出し、トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータに基づき、トリミング対象毛髪をトリミングするように構成される毛髪トリミング機器のブレード動作パラメータを確定し、確定されたブレード動作パラメータに従って動作を実行するように毛髪トリミング機器のブレードを制御し、トリミング対象毛髪をトリミングすることにより、毛髪トリミング機器はトリミング対象毛髪の毛髪特徴に基づいて適切なブレード動作パラメータを自動的に調整して動作することができ、それによって毛髪トリミング効率を高め、またリソース損失を節約し、ユーザ満足度を向上させる。
【0047】
図3に示すように、
図3は本開示の一つの例示的な実施例による別の毛髪トリミング機器の制御方法のフローチャートであり、該毛髪トリミング機器の制御方法は毛髪トリミング機器に応用されてもよく、且つ
図1に示す方法に基づいて確立され、ステップ110を実行する際に、
図3に示すように、以下のステップ310及び/又はステップ320を含むことができる。
【0048】
ステップ310において、トリミング対象毛髪をカメラで撮影し、毛髪ピクチャーを得て、得られた毛髪ピクチャーに対して画像分析を行い、トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを得る。
【0049】
本開示の実施例では、毛髪トリミング機器にカメラを設置することができ、毛髪をトリミングする必要がある場合、該カメラで毛髪ピクチャーを撮影し、その後該毛髪ピクチャーに対して画像分析を行い、それによって該トリミング対象毛髪の毛髪密度、及び/又は毛髪の太さ、及び/又は髪の硬さを確定することができる。
【0050】
ステップ320において、センサーによってトリミング対象毛髪を検出し、センシングデータを得て、得られたセンシングデータに基づいてトリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを確定する。
【0051】
本開示の実施例では、毛髪トリミング機器にセンサーを設置することができ、毛髪をトリミングする必要がある場合、該センサーによってトリミング対象毛髪を検出し、センシングデータを得て、その後得られたセンシングデータに基づいて該トリミング対象毛髪の毛髪密度、及び/又は毛髪の太さ、及び/又は髪の硬さを確定することができる。
【0052】
毛髪トリミング機器に設置されるセンサーは密度センサー、及び/又は圧力センサーなどを含むこれらに限定されない。その中、密度センサーはトリミング対象毛髪の毛髪特徴のうちの毛髪密度を直接検出することができ、圧力センサーはセンシングされた抵抗値に基づいてトリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを間接的に間接的に導出することができる。
【0053】
上記実施例から分かるように、トリミング対象毛髪をカメラで撮影し、毛髪ピクチャーを得て、得られた毛髪ピクチャーに対して画像分析を行い、トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを得て及び/又はセンサーによってトリミング対象毛髪を検出し、センシングデータを得て、得られたセンシングデータに基づいてトリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを確定することにより、トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを検出する実現方式を豊かにし、さらに毛髪トリミング機器の自動検出効率を向上させることができる。
【0054】
図4に示すように、
図4は本開示の一つの例示的な実施例による別の毛髪トリミング機器の制御方法のフローチャートであり、該毛髪トリミング機器の制御方法は毛髪トリミング機器に応用されてもよく、且つ
図3に示す方法に基づいて確立され、センサーが圧力センサーであり、センシングデータが圧力センサーによってセンシングされた抵抗値であり、得られたセンシングデータに基づいてトリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを確定するというステップ320を実行する際に、以下のステップ410~ステップ420を含むことができる。
【0055】
ステップ410において、抵抗値と毛髪特徴パラメータとの予め設定された第一の対応関係を取得する。
【0056】
本開示の実施例では、第一の対応関係は予め設定されてもよい。毛髪トリミング機器は圧力センサーによってトリミング対象毛髪を検出し、該圧力センサーによってセンシングされた抵抗値を得た場合、該毛髪トリミング機器は、第一の対応関係に応じてトリミング対象毛髪の毛髪密度、及び/又は毛髪の太さ、及び/又は髪の硬さなどを直接得ることができる。
【0057】
ステップ420において、第一の対応関係に応じて、圧力センサーによってセンシングされた抵抗値に対応する毛髪特徴パラメータを確定する。
【0058】
上記実施例から分かるように、抵抗値と毛髪特徴パラメータとの予め設定された第一の対応関係に応じて、圧力センサーによってセンシングされた抵抗値に対応する毛髪特徴パラメータを直接確定することができ、それによって毛髪トリミング機器の自動検出効率を向上させることができる。
【0059】
図5に示すように、
図5は本開示の一つの例示的な実施例による別の毛髪トリミング機器の制御方法のフローチャートであり、該毛髪トリミング機器の制御方法は毛髪トリミング機器に応用されてもよく、且つ
図3に示す方法に基づいて確立され、センサーが圧力センサーであり、センシングデータが圧力センサーによってセンシングされた抵抗値であり、得られたセンシングデータに基づいてトリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを確定するというステップ320を実行する際に、以下のステップ510~ステップ520を含むことができる。
【0060】
ステップ510において、圧力センサーにセンシングされた抵抗値が予め設定された第一の抵抗閾値より大きいか否かを判定する。大きい場合、ステップ520を実行し、大きくない場合、ステップ530を実行する。
【0061】
本開示の実施例では、予め設定された第一の抵抗閾値は予め設定されてもよく、異なる毛髪特徴パラメータを分けることに用いられる。且つ、圧力センサーによってセンシングされた抵抗値が予め設定された第一の抵抗閾値より大きい場合、圧力センサーによってセンシングされた抵抗値が大きいことを示し、且つトリミング対象毛髪の毛髪密度、及び/又は毛髪の太さ、及び/又は髪の硬さなども大きいことを示し、該トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを第一の特徴パラメータとして定義する。
【0062】
ステップ520において、トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを第一の特徴パラメータとして確定する。
【0063】
ステップ530において、圧力センサーによってセンシングされた抵抗値が予め設定された第二の抵抗閾値より小さいか否かを判定し、該予め設定された第二の抵抗閾値が予め設定された第一の抵抗閾値より小さい。小さい場合、ステップ540を実行し、小さくない場合、ステップ550を実行する。
【0064】
本開示の実施例では、予め設定された第二の抵抗閾値は予め設定されてもよく、異なる毛髪特徴パラメータを分けることに用いられる。且つ、圧力センサーによってセンシングされた抵抗値が予め設定された第二の抵抗閾値より小さい場合、圧力センサーによってセンシングされた抵抗値が小さいことを示し、且つトリミング対象毛髪の毛髪密度、及び/又は毛髪の太さ、及び/又は髪の硬さなども小さいことを示し、該トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを第二の特徴パラメータとして定義し、圧力センサーによってセンシングされた抵抗値が予め設定された第一の抵抗閾値、予め設定された第二の抵抗閾値の間にある場合、該トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを第三の特徴パラメータとして定義することができる。
【0065】
ステップ540において、トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを第二の特徴パラメータとして確定する。
【0066】
ステップ550において、トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを第三の特徴パラメータとして確定する。
【0067】
上記実施例から分かるように、圧力センサーによってセンシングされた抵抗値と予め設定された第一の抵抗閾値、予め設定された第二の抵抗閾値を比較し、異なる比較結果に基づいて異なる特徴パラメータを確定することにより、毛髪トリミング機器の自動検出効率を向上させることができる。
【0068】
図6に示すように、
図6は本開示の一つの例示的な実施例による別の毛髪トリミング機器の制御方法のフローチャートであり、該毛髪トリミング機器の制御方法は毛髪トリミング機器に応用されてもよく、且つ
図1~
図5に示す方法に基づいて確立され、ステップ120を実行する際に、
図6に示すように、以下のステップ610~ステップ620を含むことができる。
【0069】
ステップ610において、毛髪特徴パラメータとブレード動作パラメータとの予め設定された第二の対応関係を取得する。
【0070】
本開示の実施例では、第二の対応関係は、予め設定されてもよく、毛髪トリミング機器がトリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを検出した場合、該第二の対応関係に応じて対応するブレード回転速度、及び/又はブレード回転時間、及び/又はブレード鋭利度などを直接得ることができる。
【0071】
ステップ620において、第二の対応関係に応じて、トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータに対応するブレード動作パラメータを確定する。
【0072】
上記実施例から分かるように、毛髪特徴パラメータとブレード動作パラメータとの予め設定された第二の対応関係を取得し、第二の対応関係に応じて、トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータに対応するブレード動作パラメータを確定することにより、毛髪トリミング機器の無限調整を実現し、ユーザの異なるニューズを満たし、ユーザ満足度を向上させる。
【0073】
図7に示すように、
図7は本開示の一つの例示的な実施例による別の毛髪トリミング機器の制御方法のフローチャートであり、該毛髪トリミング機器の制御方法は毛髪トリミング機器に応用されてもよく、
図1~5に示す方法に基づいて確立され、ステップ120を実行する際に、
図7に示すように、以下のステップ710~ステップ720を含むことができる。
【0074】
ステップ710において、毛髪特徴パラメータとブレード動作モードとの予め設定された第三の対応関係を取得し、その中、異なるブレード動作モードが異なるブレード動作パラメータに対応し、毛髪トリミング機器は少なくとも二つのブレード動作モードを含む。
【0075】
本開示の実施例では、ブレード動作パラメータは、ブレード回転速度、及び/又はブレード回転時間、及び/又はブレード鋭利度などを含むことができるがこれらに限定されない。
【0076】
例えば、毛髪トリミング機器は様々なタイプのブレードを有し、ブレードが鋭すぎて肌の傷が発生しやすいため、例えば毛髪の硬さがそれほど大きくない場合、鋭利度が小さいブレードを優先的に選択することができる。
【0077】
また、ブレード回転モードは上記の複数のブレード動作パラメータに関してもよく、例えば、一つのモードは回転速度が高いが、ブレードの鋭利度が十分ではない(高、中、低回転速度モードであってもよい)。
【0078】
ステップ720において、第三の対応関係に応じて、トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータに対応するブレード動作パラメータを確定する。
【0079】
上記実施例から分かるように、毛髪特徴パラメータとブレード動作モードとの予め設定された第三の対応関係を取得し、第三の対応関係に応じて、トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータに対応するブレード動作パラメータを確定することにより、毛髪トリミング機器のシフト調整を実現し、ユーザの異なるニューズを満たし、ユーザ満足度を向上させる。
【0080】
上記毛髪トリミング機器の制御方法の実施例に対応し、本開示の実施例はさらに上記毛髪トリミング機器の制御方法を実行するための毛髪トリミング機器の制御装置の実施例を提供する。
【0081】
図8に示すように、
図8は本開示の一つの例示的な実施例による毛髪トリミング機器の制御装置のブロック図であり、前記毛髪トリミング機器の制御装置は、毛髪トリミング機器に応用されてもよく、且つ
図1に示す毛髪トリミング機器の制御方法を実行するように構成される。前記毛髪トリミング機器の制御装置はさらに、
トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを検出するように構成され、前記毛髪特徴パラメータが前記トリミング対象毛髪の特徴を示すことに用いられる検出モジュール81と、
前記毛髪特徴パラメータに基づき、前記トリミング対象毛髪をトリミングするように構成される毛髪トリミング機器のブレード動作パラメータを確定するように構成されるパラメータ確定モジュール82と、
前記ブレード動作パラメータに従って動作を実行するように前記毛髪トリミング機器のブレードを制御し、前記トリミング対象毛髪をトリミングするように構成される制御モジュール83とを備える。
【0082】
上記実施例から分かるように、トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを検出し、トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータに基づき、トリミング対象毛髪をトリミングするように構成される毛髪トリミング機器のブレード動作パラメータを確定し、確定されたブレード動作パラメータに従って動作を実行するように毛髪トリミング機器のブレードを制御し、トリミング対象毛髪をトリミングすることにより、毛髪トリミング機器は、トリミング対象毛髪の毛髪特徴に基づいて適切なブレード動作パラメータを自動的に調整して動作することができ、それによって毛髪トリミング効率を高め、さらにリソース損失を節約し、ユーザ満足度を向上させる。
【0083】
図9に示すように、
図9は本開示の一つの例示的な実施例による別の毛髪トリミング機器の制御装置のブロック図であり、前記装置は毛髪トリミング機器に応用されてもよく、且つ
図8に示す毛髪トリミング機器の制御装置に基づいて構築される。前記検出モジュール81は、
前記トリミング対象毛髪をカメラで撮影し、毛髪ピクチャーを得て、前記毛髪ピクチャーに対して画像分析を行い、前記トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを得るように構成される第一の検出サブモジュール91、及び/又は、
センサーによって前記トリミング対象毛髪を検出し、センシングデータを得て、前記センシングデータに基づいて前記トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを確定するように構成される第二の検出サブモジュール92を含むことができる。
【0084】
上記実施例から分かるように、トリミング対象毛髪をカメラで撮影し、毛髪ピクチャーを得て、得られた毛髪ピクチャーに対して画像分析を行い、トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを得て及び/又はセンサーによってトリミング対象毛髪を検出し、センシングデータを得て、得られたセンシングデータに基づいてトリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを確定することにより、トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを検出する実現方式を豊かにし、さらに毛髪トリミング機器の自動検出効率を向上させることができる。
【0085】
図10に示すように、
図10は本開示の一つの例示的な実施例による別の毛髪トリミング機器の制御装置のブロック図であり、前記毛髪トリミング機器の制御装置は毛髪トリミング機器に応用されてもよく、且つ
図9に示す毛髪トリミング機器の制御装置に基づいて構築される。前記センサーが圧力センサーであり、前記センシングデータが前記圧力センサーによってセンシングされた抵抗値であり、前記第二の検出サブモジュール92は、
前記圧力センサーによって前記トリミング対象毛髪を検出し、前記圧力センサーによってセンシングされた抵抗値を得るように構成される第一の抵抗値検出サブモジュール101と、
抵抗値と毛髪特徴パラメータとの予め設定された第一の対応関係を取得するように構成される第一の取得サブモジュール102と、
前記第一の対応関係に応じて、前記圧力センサーによってセンシングされた抵抗値に対応する毛髪特徴パラメータを確定するように構成される第一の確定サブモジュール103とを含むことができる。
【0086】
上記実施例から分かるように、抵抗値と毛髪特徴パラメータとの予め設定された第一の対応関係に応じて、圧力センサーによってセンシングされた抵抗値に対応する毛髪特徴パラメータを直接確定し、それによって毛髪トリミング機器の自動検出効率を向上させることができる。
【0087】
図11に示すように、
図11は本開示の一つの例示的な実施例による別の毛髪トリミング機器の制御装置のブロック図であり、前記毛髪トリミング機器の制御装置は毛髪トリミング機器に応用されてもよく、且つ
図9に示す毛髪トリミング機器の制御装置に基づいて構築される。前記センサーが圧力センサーであり、前記センシングデータが前記圧力センサーによってセンシングされた抵抗値であり、前記第二の検出サブモジュール92は、
前記圧力センサーによって前記トリミング対象毛髪を検出し、前記圧力センサーによってセンシングされた抵抗値を得るように構成される第二の抵抗値検出サブモジュール111と、
前記抵抗値が予め設定された第一の抵抗閾値より大きいか否かを判定するように構成される第一の判定サブモジュール112と、
前記抵抗値が予め設定された第一の抵抗閾値より大きいと前記第一の判定サブモジュール112が判定した場合、前記トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを第一の特徴パラメータとして確定するように構成される第一の処理モジュール113と、
前記抵抗値が前記予め設定された第一の抵抗閾値以下であると前記第一の判定サブモジュール112が判定した場合、前記抵抗値が予め設定された第二の閾値より小さいか否かを判定するように構成され、前記予め設定された第二の抵抗閾値が前記予め設定された第一の抵抗閾値より小さい第二の判定サブモジュール114と、
前記抵抗値が前記予め設定された第二の抵抗閾値より小さいと前記第二の判定サブモジュール114が判定した場合、前記トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを第二の特徴パラメータとして確定するように構成される第二の処理モジュール115と、
前記抵抗値が前記予め設定された第二の抵抗閾値以上であると前記第二の判定サブモジュール114が判定した場合、前記トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを第三の特徴パラメータとして確定するように構成される第三の処理モジュール116とを含むことができる。
【0088】
上記実施例から分かるように、圧力センサーによってセンシングされた抵抗値と予め設定された第一の抵抗閾値、予め設定された第二の抵抗閾値を比較し、異なる比較結果に基づいて異なる特徴パラメータを確定することにより、毛髪トリミング機器の自動検出効率を向上させる。
【0089】
図12に示すように、
図12は本開示の一つの例示的な実施例による別の毛髪トリミング機器の制御装置のブロック図であり、前記毛髪トリミング機器の制御装置は毛髪トリミング機器に応用されてもよく、且つ
図8~
図11のいずれかの毛髪トリミング機器の制御装置に基づいて構築され、前記パラメータ確定モジュール82は、
毛髪特徴パラメータとブレード動作パラメータとの予め設定された第二の対応関係を取得するように構成される第二の取得サブモジュール121と、
前記第二の対応関係に応じて、前記トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータに対応するブレード動作パラメータを確定するように構成される第二の確定サブモジュール122とを含むことができる。
【0090】
上記実施例から分かるように毛髪特徴パラメータとブレード動作パラメータとの予め設定された第二の対応関係を取得し、第二の対応関係に応じて、トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータに対応するブレード動作パラメータを確定することにより、毛髪トリミング装置の無限調整を実現し、ユーザの異なるニューズを満たし、ユーザ満足度を向上させる。
【0091】
図13に示すように、
図13は本開示の一つの例示的な実施例による別の毛髪トリミング機器の制御装置のブロック図であり、前記毛髪トリミング機器の制御装置は毛髪トリミング機器に応用されてもよく、且つ
図8~
図11のいずれかの毛髪トリミング機器の制御装置に基づいて構築され、前記パラメータ確定モジュール82は、
毛髪特徴パラメータとブレード動作モードとの予め設定された第三の対応関係を取得するように構成され、異なるブレード動作モードが異なるブレード動作パラメータに対応し、前記毛髪トリミング機器が少なくとも二つのブレード動作モードを含む第三の取得サブモジュール131と、
前記第三の対応関係に応じて、前記トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータに対応するブレード動作モードを確定するように構成される第三の確定サブモジュール132とを含むことができる。
【0092】
上記実施例から分かるように、毛髪特徴パラメータとブレード動作モードとの予め設定された第三の対応関係を取得し、第三の対応関係に応じて、トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータに対応するブレード動作パラメータを確定することにより、毛髪トリミング機器のシフト調整を実現し、ユーザの異なるニューズを満たし、ユーザ満足度を向上させる。
【0093】
上記装置における各ユニットの機能及び作用の実現プロセスについて具体的に上記方法における対応するステップの実現プロセスを参照し、ここで説明を省略する。
【0094】
装置の実施例に対して、それが基本的に方法の実施例に対応するので、関連する点について方法の実施例の部分説明を参照すればよい。以上に説明された装置の実施例は例示的だけであり、その中分離部材として説明されたユニットは物理的に分離するものであってもよく又は物理的に分離するものであってもよく、ユニットとして表示された部材は物理的ユニットであってもよく又は物理的ユニットでなくてもよく、即ち一つの箇所に位置してもよく、又は複数のネットワークユニットに分布してもよい。実際のニーズに応じてその中の一部又は全てのユニットを選択して本実施例の解決策の目的を達成することができる。当業者は、創造的な労働をすることなく、理解して実施することができる。
【0095】
本開示の実施例はさらに、
図8~
図13のいずれかの一つに記載された毛髪トリミング機器の制御装置を備える毛髪トリミング機器を提供する。
【0096】
本開示の実施例はさらに毛髪トリミング機器に応用される毛髪トリミング機器の制御装置を提供し、前記毛髪トリミング機器の制御装置は、
プロセッサと、
プロセッサ実行可能命令を記憶するように構成されるメモリとを備え、
ここで、前記プロセッサは、
トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを検出し、前記毛髪特徴パラメータが前記トリミング対象毛髪の特徴を示すことに用いられ、
前記毛髪特徴パラメータに基づき、前記トリミング対象毛髪をトリミングするように構成される毛髪トリミング機器のブレード動作パラメータを確定し、
前記ブレード動作パラメータに従って動作を実行するように前記毛髪トリミング機器のブレードを制御し、前記トリミング対象毛髪をトリミングするように構成される。
【0097】
本開示の実施例はさらにコンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記記憶媒体にコンピュータ命令が記憶され、前記命令がプロセッサに実行される場合、
図1~
図7のいずれかの一つに記載された毛髪トリミング機器の制御方法のステップを実現する。
【0098】
図14は本開示の一つの例示的な実施例による別の毛髪トリミング機器の制御装置1400のブロック図である。例えば、制御装置1400は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージ送受信デバイス、ゲームコンソール、タブレット装置、医療機器、フィットネスデバイス、パーソナルデジタルアシスタント、毛髪トリミング機器などであってもよい。
【0099】
図14を参照すると、制御装置1400は、処理部材1402、メモリ1404、電源部材1406、マルチメディア部材1408、オーディオ部材1410、入力/出力(I/O)インタフェース1412、センサ部材1414及び通信部材1416の一つ又は複数の部材を備えることができる。
【0100】
処理部材1402は一般的に制御装置1400の全体操作、例えば表示、通話、データ通信、カメラ操作及び記録操作と関連する操作を制御する。処理部材1402は、命令を実行し、上記の情報処理方法の全部又は一部のステップを完了するように、一つ又は複数のプロセッサ1420を含むことができる。また、処理部材1402と他の部材とのインタラクションを容易するために、処理部材1402は一つ又は複数のモジュールを含むことができる。例えば、マルチメディア部材1408と処理部材1402とのインタラクションを容易にするために、処理部材1402はマルチメディアモジュールを含むことができる。
【0101】
メモリ1404は様々なタイプのデータを記憶して制御装置1400での操作をサポートするように構成される。これらのデータの例は、制御装置1400で操作されるいかなるアプリケーションプログラム又は方法のための命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、ピクチャー、ビデオなどを含む。メモリ1404は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(PROM)、読み取り専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク又は光ディスクのようないずれかのタイプの揮発性又は不揮発性記憶装置又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。
【0102】
電源部材1406は制御装置1400の様々な部材に電力を供給する。電源部材1406は電源管理システム、一つ又は複数の電源、及び制御装置1400のために電力を生成、管理及び割り当てることに関連する他の部材を含むことができる。
【0103】
マルチメディア部材1408は、該制御装置1400とユーザの間に提供された一つの出力インタフェースのスクリーンを含む。いくつかの実施例では、スクリーンは液晶ディスプレイ(LCD)とタッチパネル(TP)を含むことができる。スクリーンがタッチパネルを含む場合、スクリーンは、ユーザからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンとして実現されてもよい。タッチパネルは、タッチ、スライド及びタッチパネル上のジェスチャをセンシングするように、一つ又は複数のタッチセンサを含む。該タッチセンサはタッチ又はスライド動作の境界をセンシングするだけでなく、該タッチ又はスライド動作に関連する持続時間及び圧力を検出することができる。いくつかの実施例では、マルチメディア部材1408はフロントカメラ及び/又はリアカメラを含む。制御1400が動作モード、例えば撮影モード又はビデオモードにある場合、フロントカメラ及び/又はリアカメラは外部のマルチメディアデータを受信することができる。各フロントカメラ及び/又はリアカメラは固定された光学レンズシステムであってもよく、又は焦点距離及び光学ズーム能力を有している。
【0104】
オーディオ部材1410は、オーディオ信号を出力及び/又は入力するように構成される。例えば、オーディオ部材1410は、一つのマイクロフォン(MIC)を含み、制御装置1400がコールモード、記録モード及び音声認識モードなどの動作モードにある場合、マイクロフォンは外部オーディオ信号を受信するように構成される。受信されたオーディオ信号はさらにメモリ1404に格納されてもよく、又は通信部材1416を介して送信されてもよい。いくつかの実施例では、オーディオ部材1410は、オーディオ信号を出力するように構成される一つのスピーカをさらに含む。
【0105】
I/Oインタフェース1412は、処理部材1402と周辺インターフェイスモジュールの間にインタフェースを提供し、上記周辺インターフェイスモジュールはキーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、音量ボタン、開始ボタン、ロックボタンを含むことができるがこれらに限定されない。
【0106】
センサ部材1414は、制御装置1400に各方面の状態評価を提供するように構成される一つ又は複数のセンサを含む。例えば、センサ部材1414は制御装置1400のオン/オフ状態、該部材が制御装置1400の表示器及びキーパッドであるような部材の相対的な位置決めを検出することができ、センサ部材1414はさらに制御装置1400又は制御装置1400の一つの部材の位置変化、ユーザと制御装置1400との接触の有無、制御装置1400の方位又は加速/減速及び制御装置1400の温度変化をを検出することができる。センサ部材1414は、いかなる物理的接触がない時に近くの物体の存在を検出するように構成される近接センサを含むことができる。センサ部材1414はさらに、イメージングアプリケーションで使用するように構成されるCMOS又はCCDイメージセンサのような光センサを含むことができる。いくつかの実施例では、該センサ部材1414はさらに加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサ又は温度センサを含むことができる。
【0107】
通信部材1416は、制御装置1400と他の装置との有線又は無線通信を容易にするように構成される。制御装置1400は、通信規格に基づく無線ネットワーク、例えばWiFi、2G又は3G、又はそれらの組み合わせにアクセスすることができる。一つの例示的な実施例では、通信部材1416は、放送チャンネルを介して外部放送管理システムからの放送信号又は放送関連情報を受信する。一つの例示的な実施例では、該通信部材1416は短距離通信を促進するように、近距離通信(NFC)モジュールをさらに含む。例えば、NFCモジュールは無線周波数識別(RFIDF)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(登録商標)(BT)技術と他の技術に基づいて実現されてもよい。
【0108】
例示的な実施例では、制御装置1400は、一つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ又は他の電子素子によって実現されてもよく、上記方法を実行するように構成される。
【0109】
例示的な実施例では、命令を含む非一時的コンピュータ可読記憶媒体、例えば命令を含むメモリ1404が提供され、上記方法を完了するするために上記命令が制御装置1400のプロセッサによって実行されてもよい。例えば、該非一時的コンピュータ可読記憶媒体はROM、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶装置などであってもよい。
【0110】
当業者は明細書を考慮及びここで開示された発明を実施した後、本開示の実施例の他の実施形態を容易に想到する。本開示の実施例は本開示の実施例のいかなる変形、用途又は適応変更を包含することを意図しており、これらの変形、用途又は適応変更が本開示の実施例の一般的な原理に従い且つ本開示の実施例に開示されていない本技術分野における公知常識又は一般的な技術的手段を含む。明細書と実施例は例示的ものに過ぎないとみなされ、本開示の実施例の真の範囲及び精神は以下の請求項によって指摘される。
【0111】
理解すべきものとして、本開示の実施例は、以上に説明され且つ図面に示された正確な構造に限定されず、その範囲から逸脱することなく様々な変更及び変形を行うことができる。本開示の実施例の範囲は、添付の特許請求の範囲のみによって限定される。
【産業上の利用可能性】
【0112】
本開示の実施例における毛髪トリミング機器は、トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを検出し、トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータに基づき、トリミング対象毛髪をトリミングするように構成される毛髪トリミング機器のブレード動作パラメータを確定し、確定されたブレード動作パラメータに従って動作を実行するように毛髪トリミング機器のブレードを制御し、トリミング対象毛髪をトリミングすることにより、トリミング対象毛髪の毛髪特徴に基づいて適切なブレード動作パラメータを自動的に調整して動作することができ、それによって毛髪トリミング効率を高め、またリソース損失を節約し、ユーザ満足度を向上させる。
【0113】
本開示の実施例における毛髪トリミング機器はさらにトリミング対象毛髪をカメラで撮影し、毛髪ピクチャーを得て、得られた毛髪ピクチャーに対して画像分析を行い、トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを得て及び/又はセンサーによってトリミング対象毛髪を検出し、センシングデータを得て、得られたセンシングデータに基づいてトリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを確定することにより、トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータを検出する実現方式を豊かにし、さらに毛髪トリミング機器の自動検出効率を向上させることができる。
【0114】
本開示の実施例における毛髪トリミング機器はさらに抵抗値と毛髪特徴パラメータとの予め設定された第一の対応関係に応じて、圧力センサーによってセンシングされた抵抗値に対応する毛髪特徴パラメータを直接確定することができ、毛髪トリミング機器の自動検出効率を向上させる。
【0115】
本開示の実施例における毛髪トリミング機器はさらに圧力センサーによってセンシングされた抵抗値と予め設定された第一の抵抗閾値、予め設定された第二の抵抗閾値を比較し、異なる比較結果に基づいて異なる特徴パラメータを確定することにより、毛髪トリミング機器の自動検出効率を向上させることができる。
【0116】
本開示の実施例における毛髪トリミング機器はさらに毛髪特徴パラメータとブレード動作パラメータとの予め設定された第二の対応関係を取得し、第二の対応関係に応じて、トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータに対応するブレード動作パラメータを確定することにより、毛髪トリミング機器の無限調整を実現し、ユーザの異なるニューズを満たし、ユーザ満足度を向上させることができる。
【0117】
本開示の実施例における毛髪トリミング機器はさらに毛髪特徴パラメータとブレード動作モードとの予め設定された第三の対応関係を取得し、第三の対応関係に応じて、トリミング対象毛髪の毛髪特徴パラメータに対応するブレード動作パラメータを確定することにより、毛髪トリミング機器のシフト調整を実現し、ユーザの異なるニューズを満たし、ユーザ満足度を向上させることができる。