(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-17
(45)【発行日】2022-03-28
(54)【発明の名称】メッセージ処理方法、未読メッセージ表示方法、およびコンピュータ端末
(51)【国際特許分類】
H04L 51/04 20220101AFI20220318BHJP
H04M 1/00 20060101ALI20220318BHJP
G06F 40/56 20200101ALI20220318BHJP
【FI】
H04L51/04
H04M1/00 R
G06F40/56
(21)【出願番号】P 2020542368
(86)(22)【出願日】2019-01-28
(86)【国際出願番号】 CN2019073392
(87)【国際公開番号】W WO2019154153
(87)【国際公開日】2019-08-15
【審査請求日】2020-10-02
(31)【優先権主張番号】201810122863.4
(32)【優先日】2018-02-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】510330264
【氏名又は名称】アリババ・グループ・ホールディング・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】ALIBABA GROUP HOLDING LIMITED
(74)【代理人】
【識別番号】110000028
【氏名又は名称】特許業務法人明成国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ヤン・ウェイウェイ
【審査官】木村 雅也
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2016/0147387(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第104598476(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 51/04
H04M 1/00
G06F 40/56
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
メッセージ処理方法であって、
ダイアログメッセージから未読メッセージを取得し、
前記未読メッセージの要約されたメッセージ内容を取得するために、前記未読メッセージを要約し、
前記要約されたメッセージ内容をユーザに示すこと
、を備え
前記要約されたメッセージ内容を前記ユーザに示すことは、
前記ダイアログメッセージに関連するグループ内の指定されたメッセージ投稿オブジェクトを決定し、前記指定されたメッセージ投稿オブジェクトは、グループオブジェクト内で最高優先度レベルのメッセージ投稿オブジェクト、または前記グループオブジェクト内で最も多く投稿されたメッセージを伴うN個のメッセージ投稿オブジェクトを備え、前記Nは1以上の自然数であり、
前記指定されたメッセージ投稿オブジェクトにより前記グループ内に投稿されたメッセージの数をカウントし、
前記指定されたメッセージ投稿オブジェクトにより投稿された前記メッセージの前記数を示すことを含む、
メッセージ処理方法。
【請求項2】
請求項1に記載のメッセージ処理方法であって、前記要約されたメッセージ内容を示すことは、指定されたオブジェクトが位置する通信記録インタフェースの指定表示領域内に前記要約されたメッセージ内容を表示することを備え、前記指定表示領域は、前記通信記録インタフェースに重なる表示領域である
、メッセージ処理方法。
【請求項3】
請求項2に記載のメッセージ処理方法であって、前記要約されたメッセージ内容を示した後、前記指定表示領域内で前記未読メッセージに向けた動作命令を受信し、および前記動作命令に従って、前記未読メッセージに向けた、前記動作命令に対応する操作を実行するステップをさらに備える
、メッセージ処理方法。
【請求項4】
請求項3に記載のメッセージ処理方法であって、前記動作命令に従って、前記未読メッセージに向けた、前記動作命令に対応する前記操作を実行することは、
すべての前記未読メッセージに返信すること、すべての前記未読メッセージの未読状態または既読状態を調節すること、およびすべての前記未読メッセージを評価すること
のうち少なくとも1つを含む
、メッセージ処理方法。
【請求項5】
請求項1から
4のいずれか一項に記載のメッセージ処理方法であって、前記未読メッセージを要約する前に、
前記ダイアログメッセージに関連する前記グループ内の未読メッセージの数を取得し、
前記数を事前設定しきい値と比較し、比較結果に基づき前記未読メッセージの要約をトリガすべきか否かを判断し、前記未読メッセージの前記要約は、前記数が前記事前設定しきい値よりも大きいことを前記比較結果が示すときにトリガされること
をさらに備える
、メッセージ処理方法。
【請求項6】
未読メッセージ表示方法であって、
指定されたオブジェクトに対応するすべての未読メッセージの数を取得し、
前記
すべての未読メッセージの数を事前設定しきい値と比較し、
前記数が前記事前設定しきい値よりも大きいとき、第2のメッセージ内容を取得するために、前記すべての未読メッセージの第1のメッセージ内容を要約し、前記第2のメッセージ内容のバイト数は、前記第1のメッセージ内容のバイト数よりも小さく、
前記第2のメッセージ内容を表示すること
を備え、
前記指定されたオブジェクトは、グループオブジェクトを備え、前記指定されたオブジェクトが位置する前記通信記録インタフェースの前記指定表示領域内に前記第2のメッセージ内容を表示するとき、前記未読メッセージ表示方法は、
前記指定表示領域内の前記グループオブジェクト内の指定されたメッセージ投稿オブジェクトの投稿されたメッセージの数を表示し、前記指定されたメッセージ投稿オブジェクトは、前記グループオブジェクト内の最高優先度レベルのメッセージ投稿オブジェクト、または前記グループオブジェクト内で最も多く投稿されたメッセージを伴うN個のメッセージ投稿オブジェクトを備え、前記Nは1以上の自然数である、
未読メッセージ表示方法。
【請求項7】
請求項
6に記載の未読メッセージ表示方法であって、前記第2のメッセージ内容を表示することは、指定されたオブジェクトが位置する通信記録インタフェースの
前記指定表示領域内に前
記第2のメッセージ内容を表示することを備え、前記指定表示領域は、前記通信記録インタフェースに重なる表示領域である
、未読メッセージ表示方法。
【請求項8】
請求項
7に記載の未読メッセージ表示方法であって、前記第2のメッセージ内容を表示後、前記指定表示領域内で、前記すべての未読メッセージに向けた動作命令を受信し、および前記動作命令に従って、前記すべての未読メッセージに向けた、前記動作命令に対応する操作を実行することをさらに備える
、未読メッセージ表示方法。
【請求項9】
請求項
8に記載の未読メッセージ表示方法であって、前記動作命令に従って、前記すべての未読メッセージに向けた、前記動作命令に対応する前記操作を実行することは、
前記すべての未読メッセージに返信すること、前記すべての未読メッセージの未読状態または既読状態を調節すること、および前記すべての未読メッセージを評価すること
のうち少なくとも1つを含む
、未読メッセージ表示方法。
【請求項10】
請求項
7に記載の未読メッセージ表示方法であって、前記指定されたオブジェクトが位置する前記通信記録インタフェースの前記指定表示領域内に前記第2のメッセージ内容を表示する前に、
前記すべての未読メッセージのカウントアイコンに関するユーザトリガ命令を受信し、前記
ユーザトリガ命令は、前記指定表示領域の表示をトリガするためにあること
をさらに備える
、未読メッセージ表示方法。
【請求項11】
請求項
7に記載の未読メッセージ表示方法であって、
前記数が前記事前設定しきい値よりも小さいとき、前記指定表示領域内に前記第1のメッセージ内容を表示すること
をさらに備える
、未読メッセージ表示方法。
【請求項12】
請求項
11に記載の未読メッセージ表示方法であって、前記指定表示領域内に前記第1のメッセージ内容を表示するとき、
前記指定表示領域内で前記すべての未読メッセージの前記第1のメッセージ内容に関する選択命令を受信し、前記選択命令に従って、前記指定表示領域内に表示される前記第1のメッセージ内容を決定すること
をさらに備える
、未読メッセージ表示方法。
【請求項13】
請求項
7から
12のいずれか一項に記載の未読メッセージ表示方法であって、前記指定されたオブジェクトが位置する前記通信記録インタフェースの前記指定表示領域内に前記第2のメッセージ内容を表示した後に、
前記通信記録インタフェース上の別の領域に関してユーザからタップ命令またはクリック命令を受信し、前記別の領域は、前記通信記録インタフェース上の前記指定表示領域以外の領域であり、前記タップ命令または前記クリック命令によりトリガされたとき、前記指定表示領域を閉じ、
前記タップ命令または前記クリック命令によりトリガされたとき、前記指定表示領域を閉じること
をさらに備える
、未読メッセージ表示方法。
【請求項14】
ヒューマン-マシンインタフェースを提供するためのコンピュータ端末であって、前記ヒューマン-マシンインタフェースは、
通信記録インタフェースを示すための第1の制御手段と、
前記通信記録インタフェース上の指定されたオブジェクトのすべての未読メッセージの数を示すための、前記第1の制御手段上に配置された第2の制御手段と、
前記すべての未読メッセージの第1のメッセージ内容を要約した後に得られる第2のメッセージ内容を示すための第3の制御手段と
を備え、前記指定されたオブジェクトは、グループオブジェクトを備え、前記指定されたオブジェクトが位置する前記通信記録インタフェースの前記指定表示領域内に前記第2のメッセージ内容を表示するとき、前記第3の制御手段、
前記指定表示領域内の前記グループオブジェクト内の指定されたメッセージ投稿オブジェクトの投稿されたメッセージの数を表示し、前記指定されたメッセージ投稿オブジェクトは、前記グループオブジェクト内の最高優先度レベルのメッセージ投稿オブジェクト、または前記グループオブジェクト内で最も多く投稿されたメッセージを伴うN個のメッセージ投稿オブジェクトを備え、前記Nは1以上の自然数である、コンピュータ端末。
【請求項15】
請求項
14に記載のコンピュータ端末であって、前記第3の制御手段は、前記すべての未読メッセージ用の返信制御手段、前記すべての未読メッセージの未読状態を調節するための制御手段、および前記すべての未読メッセージを評価するための制御手段のうち少なくとも1つを含む
、コンピュータ端末。
【請求項16】
記憶媒体であって、前記記憶媒体は、
格納されているプログラムを備え、前記プログラムは、実行中であるとき、前記記憶媒体が位置する機器を制御し、前記機器に、ダイアログメッセージから未読メッセージを取得する機能、前記未読メッセージの要約されたメッセージ内容を取得するために前記未読メッセージを要約する機能、前記要約されたメッセージ内容をユーザに示す機能を実行させること
、を備え、
前記要約されたメッセージ内容を前記ユーザに示す機能は、
前記ダイアログメッセージに関連するグループ内の指定されたメッセージ投稿オブジェクトを決定し、前記指定されたメッセージ投稿オブジェクトは、グループオブジェクト内で最高優先度レベルのメッセージ投稿オブジェクト、または前記グループオブジェクト内で最も多く投稿されたメッセージを伴うN個のメッセージ投稿オブジェクトを備え、前記Nは1以上の自然数であり、
前記指定されたメッセージ投稿オブジェクトにより前記グループ内に投稿されたメッセージの数をカウントし、
前記指定されたメッセージ投稿オブジェクトにより投稿された前記メッセージの前記数を示すことを含む、記憶媒体。
【請求項17】
プロセッサであって、前記プロセッサは、プログラムを実行するためにあり、前記プログラムは、実行中であるとき、ダイアログメッセージから未読メッセージを取得する機能、前記未読メッセージの要約されたメッセージ内容を取得するために前記未読メッセージを要約する機能、前記要約されたメッセージ内容をユーザに示す機能を実行すること
、を備え、
前記要約されたメッセージ内容を前記ユーザに示す機能を実行することは、
前記ダイアログメッセージに関連するグループ内の指定されたメッセージ投稿オブジェクトを決定し、前記指定されたメッセージ投稿オブジェクトは、グループオブジェクト内で最高優先度レベルのメッセージ投稿オブジェクト、または前記グループオブジェクト内で最も多く投稿されたメッセージを伴うN個のメッセージ投稿オブジェクトを備え、前記Nは1以上の自然数であり、
前記指定されたメッセージ投稿オブジェクトにより前記グループ内に投稿されたメッセージの数をカウントし、
前記指定されたメッセージ投稿オブジェクトにより投稿された前記メッセージの前記数を示すことを含む、プロセッサ。
【請求項18】
端末であって、
ダイアログメッセージから未読メッセージを取得し、前記未読メッセージの要約されたメッセージ内容を取得するために前記未読メッセージを要約するためのプロセッサと、
前記プロセッサに接続され、前記要約されたメッセージ内容をユーザに示すため
の表示手段
と、を備え、
前記要約されたメッセージ内容を前記ユーザに示すための表示手段は、
前記ダイアログメッセージに関連するグループ内の指定されたメッセージ投稿オブジェクトを決定し、前記指定されたメッセージ投稿オブジェクトは、グループオブジェクト内で最高優先度レベルのメッセージ投稿オブジェクト、または前記グループオブジェクト内で最も多く投稿されたメッセージを伴うN個のメッセージ投稿オブジェクトを備え、前記Nは1以上の自然数であり、
前記指定されたメッセージ投稿オブジェクトにより前記グループ内に投稿されたメッセージの数をカウントし、
前記指定されたメッセージ投稿オブジェクトにより投稿された前記メッセージの前記数を示すことを含む、端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、内容全体が参照により本明細書に組み入れられる、2018年2月7日に提出された、名称を「Message Processing Method, Unread Message Display Method and Computer Terminal(メッセージ処理方法、未読メッセージ表示方法、およびコンピュータ端末)」とする中国特許出願201810122863.4号に基づく優先権を主張する。
【0002】
本出願は、通信技術の分野に関する。詳細には、本出願は、メッセージ処理方法、未読メッセージ表示方法、およびコンピュータ端末に関する。
【背景技術】
【0003】
通信技術が進展するにつれ、さらに多くのユーザが、他の人と通信するために、インスタント通信ツール(たとえば、QQまたはWeChat)の使用を選択する。しかしながら、既存のインスタント通信ツールは、依然としていくつかの欠点を有している。たとえば、会議に参加後、ユーザは、自分の電話機をオンにして、多くの未読メッセージ、すなわちグループチャットメッセージと単一チャットメッセージの両方がWeChat Work上に表示されているのに気づくことがある。さらに、各グループで100以上のメッセージがすでに存在することがあり、ダイアログボックスは「…」を表示している。この状況でユーザは、これらのメッセージを開いて閲覧すべきか、単に無視すべきかと思い巡らす可能性が非常に高い。グループチャットダイアログ内のこの情報は、実際に自分に関係があるのだろうか?この情報は、実際に今処理する必要があるのだろうか?この情報はどれだけ急を要するのか?上記の疑問すべては、ユーザを悩まし、ユーザの使用体験に影響を及ぼす。
【0004】
上記で記述した問題を解決するために、従来技術には以下の解決手段がある。従来技術の解決手段1:ロックされた画面上に情報を提示し、直接右方向にスワイプすることにより返信できるようにする。しかしながら、この解決手段の欠点は、グループチャット内容または個人チャット内容を複数受信したとき、最も重要な内容を確認することができないことである。たとえば、グループチャットの複数のメッセージに関しては、内容が何か、および送信者がだれかはまったく明らかではない。したがって、現状の下で先に進む必要があるかどうかを評価することができない。従来技術の解決手段2:チャットインタフェース内にキーワードを入力して、重要な内容を検索する。しかしながら、この解決手段の欠点は、この解決手段が、ユーザが率先してキーワードを検索してキーワードの場所を特定する必要があることである。そのような挙動は、ある種の能動的なユーザ動作であり、この動作は比較的非効率である。明らかに、上記で記述する従来技術の解決手段は、インスタントメッセージングツールを使用する過程でユーザによる未読メッセージの処理が非効率であるという問題を依然として効果的に解決することができない。
【発明の概要】
【0005】
上記で記述する問題に対処する効果的解決手段は、まだまったく提出されてない。
【0006】
本出願の実施形態は、インスタントメッセージングツールを使用する過程でユーザによる未読メッセージの処理が非効率であるという技術的問題を少なくとも解決するためのメッセージ処理方法、未読メッセージ表示方法、およびコンピュータ端末を提供する。
【0007】
本出願の実施形態の一様態によるメッセージ処理方法を提供する。メッセージ処理方法は、ダイアログメッセージから未読メッセージを取得し、前記未読メッセージの要約されたメッセージ内容を取得するために前記未読メッセージを要約し、前記要約されたメッセージ内容をユーザに示すことを備える。
【0008】
本出願の実施形態の一様態による未読メッセージ表示方法を提供する。未読メッセージ表示方法は、指定されたオブジェクトに対応するすべての未読メッセージの数を取得し、前記数を事前設定しきい値と比較し、前記数が事前設定しきい値よりも大きいとき、第2のメッセージ内容を取得するためにすべての前記未読メッセージの第1のメッセージを要約し、前記第2のメッセージ内容のバイト数は、前記第1のメッセージ内容のバイト数よりも小さいく、前記第2のメッセージ内容を表示することを備える。
【0009】
本出願の実施形態の別の様態による、ヒューマン-マシンインタフェースを提供するためのコンピュータ端末をさらに提供する。前記ヒューマン-マシンインタフェースは、通信記録インタフェースを示すための第1の制御手段と、指定されたオブジェクトのすべての未読メッセージの数を前記通信記録インタフェース内に示すための、前記第1の制御手段上に配置された第2の制御手段と、前記すべての未読メッセージの第1のメッセージ内容を要約した後に得られる第2のメッセージ内容を示すための第3の手段とを備える。
【0010】
本出願の実施形態の別の様態による記憶媒体をさらに提供する。前記記憶媒体は、内蔵プログラムを備え、前記プログラムは、実行中であるとき、前記記憶媒体が位置する機器を制御し、ダイアログメッセージから未読メッセージを取得する機能と、前記未読メッセージの要約されたメッセージ内容を取得するために、前記未読メッセージを要約する機能と、前記要約されたメッセージ内容をユーザに示す機能とを機器に実行させる。
【0011】
本出願の実施形態の別の様態によるプロセッサをさらに提供する。前記プロセッサは、プログラムを実行させるためにあり、前記プログラムは、実行中であるとき、ダイアログメッセージから未読メッセージを取得する機能と、前記未読メッセージの要約されたメッセージ内容を取得するために前記未読メッセージを要約する機能と、前記要約されたメッセージ内容をユーザに示す機能とを実行する。
【0012】
本出願の実施形態の別の様態による端末をさらに提供する。端末は、ダイアログメッセージから未読メッセージを取得し、前記未読メッセージの要約されたメッセージ内容を取得するために前記未読メッセージを要約するためのプロセッサと、前記要約されたメッセージ内容をユーザに示すための、前記プロセッサに接続されている表示手段とを備える。
【0013】
本出願の実施形態では、インスタントメッセージングツールのダイアログメッセージから未読メッセージを取得し、前記未読メッセージの要約されたメッセージ内容を得るために前記未読メッセージを要約する。次いで、前記要約されたメッセージ内容をユーザに提示してよい。それにより、ユーザがインスタントメッセージングツールを使用する過程で未読メッセージを効率的に処理するのを便利にするという目的を達成し、その結果、改善されたユーザ体験という技術的結果を達成することが可能である。インスタントメッセージングツールを使用している間、ユーザによる未読メッセージの処理が非効率であるという技術的問題は、このように解決される。
【0014】
ここに記述する図面は、本出願をさらに理解することが意図され、本出願の一部を形成する。本出願の例示的実施形態およびそれらについての記述は、本出願を説明することが意図され、本出願の不適当な制限を構成するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】従来技術による、未読メッセージ表示方法を実装するためのコンピュータ端末(または移動体機器)のハードウェア構造構成図である。
【0016】
【
図2】本出願のある実施形態による、経路決定方法を実装するためのヒューマンーマシンインタフェースである。
【0017】
【
図3】本出願のある実施形態による、未読メッセージ表示方法のフローチャートである。
【0018】
【
図4a】本出願のある実施形態による、任意選択の未読メッセージ表示方法のヒューマンーマシンインタフェースの図である。
【0019】
【
図4b】本出願のある実施形態による、任意選択の未読メッセージ表示方法の通信記録インタフェースの図である。
【0020】
【
図4c】本出願のある実施形態による、任意選択の未読メッセージ表示方法の通信記録インタフェースの図である。
【0021】
【
図4d】本出願のある実施形態による、任意選択の未読メッセージ表示方法の通信記録インタフェースの図である。
【0022】
【
図5】本出願のある実施形態による、任意選択の未読メッセージ表示方法のフローチャートである。
【0023】
【
図6】本出願のある実施形態による、任意選択の未読メッセージ表示方法のフローチャートである。
【0024】
【
図7】本出願のある実施形態による、任意選択の未読メッセージ表示方法のフローチャートである。
【0025】
【
図8】本出願のある実施形態による、未読メッセージ表示手段の構造構成図である。
【0026】
【
図9】本出願のある実施形態による、メッセージ処理方法のフローチャートである。
【0027】
【
図10】本出願のある実施形態による、メッセージ処理手段の構造構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
当業者が本出願をよりよく理解できるように、本出願の実施形態の技術的枠組みについて、本出願の実施形態の図面を考慮して明確に、かつ完全に記述する。明らかに、記述する実施形態は、本出願の実施形態の単なる一部であり、実施形態すべてではない。創造的取り組みをさらに費やすことのない限り、本出願の実施形態に基づき当業者により得られる他の実施形態すべては、本出願の保護の範囲に入るものとする。
【0029】
本出願の明細書、特許請求の範囲、および図面では用語「第1の」、「第2の」などは、類似物を区別するために使用されており、類似物の特定のシーケンスまたは順序について記述するために使用されるのでは必ずしもないことを理解されたい。このように使用されるデータは、適宜交換してよいことを理解されたい。したがって、本明細書で記述する本出願の実施形態は、本明細書で示す、または記述するシーケンス以外のシーケンスで実装することができる。それに加えて、用語「備える(comprise)」および「有する(have)」ならびにそれらの変化形は非排他的であることを意味する。たとえば、一連のステップまたはユニットを包含する処理、方法、システム、製品、または機器は、明確に列挙されたステップまたはユニットに限定される必要があるのではなく、明確に列挙されていない、またはこれらの処理、方法、製品、または機器に固有の、他のステップまたはユニットを備えてよい。
何よりもまず、本出願の実施形態を記述する処理で出現する用語の一部は、以下に説明するように適用される。
【0030】
神経言語学的プログラミング(Neuro-linguistic programming、NLP):NLPは、コンピュータ-ヒューマン音声変換に焦点を当てるコンピュータ科学の分野および音声学の分野に属する。NLPはまた、身体-精神文法プログラミング(body-mind grammar programming)または自然言語処理として変換される。NLPは、ちょうどコンピュータプログラムがソフトウェア更新を受けることがあるように、変更することができる人間の思考および活動の習慣を指す。
【0031】
WeChat Work:WeChat Workは、従業員の毎日の使用習慣に適合する業務協力ツールを指す。WeChatの基礎の上に発生したので、WeChat Workの主要な利点は、WeChat Workのインスタント通信特徴である。
【0032】
ダイアログボックス:グラフィックユーザインタフェースでは、ダイアログボックスは、ユーザインタフェースでユーザに情報を表示するための、または必要なときにユーザ入力の返信を取得するための、すなわち、コンピュータとユーザの間の対話をもたらし、ユーザにいくつかの情報を提供する、またはユーザに入力を要求する、あるいはその両方のための、特殊なウィンドウである。
【0033】
実施形態1
本出願のある実施形態による未読メッセージ表示方法のある実施形態をさらに提供する。図面中のフローチャートに描くステップを、コマンドを実行することができるコンピュータのグループなどのコンピュータシステムで実行することができることに留意されたい。さらに、フローチャートには論理シーケンスが描かれているが、いくつかの状況では、描かれた、または記述されたステップは、ここにあるシーケンス以外のシーケンスで実行されてよい。
【0034】
本出願の各実施形態についてより詳細に記述する前に、
図1を参照して、本出願の原理を実装するために使用することができる適切なコンピュータ端末について記述する。
【0035】
図1は、経路決定方法を実装するためのコンピュータ端末(または移動体機器)のハードウェア構造構成図を示す。図示された構造は、説明のための適切な環境の一例でしかなく、本出願の使用範囲または機能に何ら制限をもたらさない。このコンピュータ端末はまた、
図1に示すどんな構成要素または構成要素の組合せに関しても、どんな依存性または要件も有しないと解釈されるべきである。
【0036】
本出願の実施形態1により提供される方法の実施形態は、移動体端末、コンピュータ端末、または類似の動作機器上で実行されてよい。
図1は、未読メッセージ表示方法を実装するためのコンピュータ端末(または移動体機器)のハードウェア構造構成図を示す。
図1に示すように、コンピュータ端末10(または移動体機器10)は、1つまたは複数の(図面では102a、102b、…、102nにより示す)プロセッサ102(プロセッサ102は、マイクロプロセッサ(MCU)またはプログラム可能論理デバイス(programmable logic device、FPGA)などの処理手段を含んでよいが、それらに限定されない)、データを記憶するためのメモリ104、および通信機能用伝送モジュール106を備えてよい。それに加えて、コンピュータ端末10は、表示機器、入出力インタフェース(I/Oインタフェース)、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus、USB)ポート(I/Oインタフェースの中のポートとして含まれてよい)、ネットワークインタフェース、電源、および/またはカメラをさらに備えてよい。当業者は、
図1に示す構造が例示的であり、上記で記述した電子機器の構造に制約を課さないことを理解することができる。たとえば、コンピュータ端末10は、
図1に示すよりも多くの、または少ない構成要素をさらに備えてよい、または
図1に示す構成と異なる構成を有してよい。
【0037】
1つまたは複数のプロセッサ102および/または他のデータ処理回路を、本文書では一般に「データ処理回路」と呼ぶことがあることに留意されたい。データ処理回路のすべてまたは一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せとして具体化されてよい。それに加えて、データ処理回路は、単一の独立した処理モジュール、またはコンピュータ端末10(または移動体機器)と完全に、または部分的に統合された他の構成要素のいずれかとすることができる。本出願の実施形態でタッチされるデータ処理回路は、ある種のプロセッサ制御手段(たとえば、インタフェースに接続するための可変抵抗端子経路の選択)の役割を果たす。
【0038】
メモリ104は、本出願の実施形態で未読メッセージ表示方法に対応するプログラム命令/データ記憶手段など、アプリケーションソフトウェアプロフラムおよびモジュールを記憶し得る。メモリ104に記憶されたソフトウェアプログラムおよびモジュールを実行させることにより、プロセッサ102は、さまざまな機能アプリケーションおよびデータ処理を実行する。すなわち、プロセッサ102は、上記で記述したように、アプリケーションの未読メッセージ表示方法を実装する。メモリ104は、高速ランダムアクセスメモリを備えてよい。メモリ104は、1つまたは複数の磁気記憶装置、フラッシュメモリ、または他の不揮発性固体メモリなどの不揮発性メモリをさらに備えてよい。いくつかの実施形態では、メモリ104は、プロセッサ102に対して遠隔に配置されたメモリをさらに備えてよい。そのような遠隔メモリは、ネットワークを介してコンピュータ端末10に接続されてよい。上記で記述するネットワークの例は、インターネット、会社のイントラネット、ローカルエリアネットワーク、移動体通信ネットワーク、およびそれらの組合せを含むが、それらに限定されない。
【0039】
伝送手段106は、ネットワークを介してデータを受信または送信する。ネットワークの具体例は、通信提供業者によりコンピュータ端末10に提供される無線ネットワークを含み得る。ある実施形態では、伝送手段106は、基地局を介して他のネットワークに接続し、それによりインターネットと通信することができるネットワークインタフェースコントローラ(network interface controller、NIC)を備える。ある例では、伝送手段106は、インターネットと無線で通信するための無線周波数(radio frequency、RF)モジュールであってよい。
【0040】
表示機器は、たとえばタッチスクリーン液晶表示装置(liquid crystal display、LCD)とすることができる。この液晶表示装置により、ユーザは、コンピュータ端末10(または移動体機器)のユーザインタフェースと対話可能になる。
【0041】
いくつかの実施形態では、上記で記述した、
図1に示すコンピュータ機器(または移動体機器)は、タッチ表示機器(「タッチスクリーン」または「タッチ表示スクリーン」とも呼ばれる)を有する。いくつかの実施形態では、上記で記述した、
図1に示すコンピュータ機器(または移動体機器)は、グラフィカルユーザインタフェース(graphical user interface、GUI)を有する。ユーザは、タッチ感知表面にタッチする指の接触および/またはジェスチャによりGUIとのヒューマン-マシン対話に参加してよい。ヒューマン-マシン対話機能は、この場合、通信インタフェース、電子メール受信、通話インタフェース、ウェブページ作成、描画、テキスト処理、電子文書作成、ゲーム、テレビ会議、デジタルビデオ再生、デジタルオーディオ再生、および/またはインターネット閲覧という対話を任意選択で含む。上記で記述したヒューマン-マシン対話機能を実行するための実行可能命令は、1つもしくは複数のプロセッサにより実行可能なコンピュータプログラムの中に、または読出し可能記憶媒体の中に構成される/記憶される。
【0042】
本出願の実施形態が提供するある実施形態は、インターネットに広く適用されてよい。本出願で提供する前述のコンピュータ端末10を使用して、ヒューマン-マシン対話を提供してよい。
図2は、本出願のある実施形態による経路決定方法を実装するためのヒューマン-マシンインタフェースである。
図2に示すように、前記ヒューマン-マシンインタフェースは、第1の制御手段20、第2の制御手段22、および第3の制御手段24を備える。
【0043】
第1の制御手段20は、通信記録インタフェースを示すためにある。第1の制御手段上に配置される第2の制御手段22は、通信記録インタフェース内の指定されたオブジェクトのすべての未読メッセージの数を示すためにある。第3の制御手段24は、すべての未読メッセージの第1のメッセージ内容を要約した後に得られる第2のメッセージ内容を示すためにある。
【0044】
任意選択の実施形態として、ヒューマン-マシンインタフェースは、通信インタフェースであってよいが、それに限定されない。たとえば、ヒューマン-マシンインタフェースは、制御手段の各々が方法およびデータをパッケージ化する通信記録インタフェースであってよい。コンピュータプログラミングでは制御手段は、グラフィックユーザインタフェースの要素であってよく、表示される情報をどのように表示するかをユーザが修正してよい。たとえば、閲覧ボックス、テキストボックス、アイコン、ボタン、および他の基本的な可視構成単位が存在する。これらは、アプリケーションプログラムに包含され、プログラムが処理するすべてのデータだけではなく、このデータに関係がある対話動作も制御する。
【0045】
第1の制御手段20は、テキストボックス、複合ボックス(メニューまたはプルダウンメニューを伴うテキストボックス)、表示ボックス、ウィンドウ、または他のタイプの制御手段であってよいことを理解されたい。第1の制御手段20を使用して、上記で記述したインタフェース上に通信記録インタフェースを提示してよい。第2の制御手段22は、第1の制御手段上に配置されたタグ、アイコン、情報バー、状態バー、または他のタイプの制御手段であってよい。第2の制御手段22を使用して、指定されたオブジェクトのすべての未読メッセージの数を前記通信記録インタフェース上に提示してよく、指定されたオブジェクトは、グループチャットオブジェクトまたは個人チャットオブジェクトを含むが、それに限定されない。第3の制御手段24は、テキストボックス、複合ボックス(メニューまたはプルダウンメニューを伴うテキストボックス)、表示ボックス、ウィンドウ、または他のタイプの制御手段であってよい。第3の制御手段24を使用して、すべての未読メッセージの第1のメッセージ内容を要約した後に得られる第2のメッセージ内容を提示してよい。
【0046】
任意選択的な実施形態では、第3の制御手段24は、すべての未読メッセージに関する返信制御手段、すべての未読メッセージの未読状態を調節するための制御手段、およびすべての未読メッセージを評価するための制御手段のうち少なくとも1つをさらに含んでよい。
【0047】
通信技術が進展するにつれ、さらに多くの人々が、他の人々と通信するために、インスタント通信ツールを使用することを選択する。さらに、インスタント通信ツールを使用する通信が人々の習慣および思考の不可欠の部分になってきたという事実により影響を受け、企業ユーザは、インスタント通信ツールと整合性のある通信体験をする豊かな職場用アプリケーションを有する。企業ユーザは、おなじみの通信体験、ならびに使用のシンプルさおよび使用しやすさという利点を有するWeChat Workなどのインスタント通信ツールを選択する傾向にある。インスタント通信ツールは、企業内の従業員が企業専用通信ツールを不安なく容易に使用できるようにする。
【0048】
上記で記述した実行時環境では、本出願は、
図3に示すように、未読メッセージ表示方法を提供する。
図3は、本出願のある実施形態による未読メッセージ表示方法のフローチャートである。
【0049】
本出願の未読メッセージ表示方法のための実行主体は、
図1のコンピュータ端末10であってよい、またはQQ、WeChat、Wangwang、および他のインスタント通信ソフトウェアなどのさまざまなタイプのインスタント通信ツールに適用されてよいが、それらに限定されないことに留意されたい。
図3に示すように、未読メッセージ表示方法は、以下のステップによって実装されてよい。
【0050】
ステップS202:指定されたオブジェクトに対応するすべての未読メッセージの数を取得する。
【0051】
ステップS202では,指定されたオブジェクトは、グループチャットオブジェクトまたは個人チャットオブジェクトを含んでよいが、それに限定されない。
【0052】
任意選択の実施形態では、サーバは、ユーザ端末を通してユーザにより送信されたカウントリクエストを受信後、指定されたオブジェクトに対応するすべての未読メッセージの数を取得してよい。すなわち、ユーザは、ユーザ端末により提供されるヒューマン-マシンインタフェース内のすべての未読メッセージに関するカウントアイコンをクリック、タップ、またはタッチしてよく、ユーザ端末は、次いでサーバにカウントリクエストを送信する。ユーザ端末は、スマートホン(たとえば、Android電話機またはiOS電話機)、タブレットコンピュータ(たとえば、iPad(登録商標))、コンピュータ、または他の端末機器であってよい。
【0053】
ステップS204:数を事前設定しきい値と比較する。
【0054】
ステップS206:数が事前設定しきい値よりも大きいとき、すべての未読メッセージの第1のメッセージ内容を要約し第2のメッセージ内容を取得し、第2のメッセージ内容のバイト数は、第1のメッセージ内容のバイトよりも小さい。
【0055】
ステップS208:第2のメッセージ内容を表示する。
【0056】
上記のステップS204において、事前設定しきい値は、インスタント通信ツールにより最初に生成された合理的しきい値であってよい。たとえば、ユーザの未読メッセージの処理効率を高めるために、事前設定しきい値を最初に「7」に設定してよい。しかしながら、ユーザは、必要に応じて事前設定しきい値の設定を個人化してよい。たとえばユーザは、インスタント通信ツール内の「設定」で事前設定しきい値の設定を規定してよく、事前設定しきい値の設定を「3」、「5」、「10」などに変更する。たとえば一部のユーザは、かなり多くの友人およびチャットグループを有し、事前設定しきい値「7」では未読メッセージの効率的処理という目標を依然として達成することができない。したがって、一部のユーザは、「10」または「15」などのより大きな値に事前設定しきい値を修正することができる。それに加えて、ユーザがより少ない友人およびチャットグループを有し、未読メッセージを多く有する可能性が高くない場合、かつ事前設定しきい値が「7」である場合、ユーザは、「3」または「5」などのより小さな値に事前設定しきい値を変更することを選択してよい。上記の分析は単なる例示であり、それに限定するものではないことに留意されたい。上記の分析は、本出願を具体的に限定するものと理解されるべきではない。
【0057】
ステップS206において、第1のメッセージ内容は、未読メッセージのすべてである。第2のメッセージ内容は、NLP技術を用いて第1のメッセージ内容を要約することにより得られる要約されたメッセージであってよい。さらに、第2のメッセージ内容のバイト数は、第1のメッセージ内容のバイト数よりも小さい。
【0058】
任意選択的な実施形態では、比較に従ってすべての未読メッセージの数が事前設定しきい値よりも大きいとき、それは、すべての未読メッセージの現在の数が比較的大きいこと、またはグループチャットオブジェクト内の多くのユーザがメッセージ投稿に積極的に関与していることを示す。そのときNLP技術を使用して、記すべての未読メッセージの第1のメッセージ内容を要約して、要約された第2のメッセージ内容を取得することが可能である。それに加えて、すべての未読メッセージの数が事前設定しきい値以下であるとき、要約することなくすべての未読メッセージの本来の内容をユーザに示すことを選ぶことが優先されてよい。
【0059】
それに加えて、グループチャットメッセージを速やかに閲覧する過程で、グループチャットメッセージの数のすべての未読メッセージの数[原文のまま]が事前設定しきい値よりも大きいことを比較結果が示す場合、現在の情報から最上位3つのメッセージ投稿者を選択する。次いで、ユーザが自分へのグループチャットメッセージの値を評価するのを手助けすること、およびユーザが未読メッセージを閲覧し、返信することにより費やす時間を低減することが可能である。
次に、ある例としてインスタントメッセージングソフトウェアの業務バージョンを使用する。例を用いて本出願の任意選択の実装形態について説明する。
【0060】
ユーザがインスタントメッセージングソフトウェアに登録し、ログインした後、通信記録インタフェースは、
図4aに示すように、「討論グループA」、「トレーニング討論グループB」、「設計チーム討論グループ」、および他のチャットオブジェクトだけではなく、「Li Hong」、「Yan Zeming」、および「Weiliao will」などの個人チャットオブジェクトも表示する。本出願のある実施形態では、ユーザは、通信記録インタフェース上のカウントアイコン(
図4aの右側にある卵形アイコン)をタップして、カウント命令をトリガしてよい。ユーザ端末は、ユーザによりトリガされたカウント命令を受信した後、カウントリクエストをサーバに送信する。サーバは、次いで前記グループチャットオブジェクトまたは前記個人チャットオブジェクトのすべての未読メッセージの数を取得する。
図4aに示すように、現在のユーザが個人チャットオブジェクト「Weiliao will」のすべての未読メッセージの数を得る必要がある場合、ユーザは、
図4aの「Weiliao will」ダイアログボックスの右側にある卵形アイコンをタップしてよく、次いで
図4bに示すように、「Weiliao will」ダイアログボックスに対応するすべての未読メッセージの数として「12」を取得してよい。メッセージを手早く閲覧してよい指定表示領域もまた生成される。さらに、取得したすべての未読メッセージの数が事前設定しきい値よりも大きい場合、NLP技術を使用して、すべての未読メッセージの第1のメッセージ内容を要約して、要約された第2のメッセージ内容を得てよく、要約された第2のメッセージ内容は、
図4bに示す、指定された表示領域の「概要」領域内に表示される。
【0061】
上記の実施形態により規定される枠組みから、以下のことが明らかになる、すなわち、指定されたオブジェクトに対応するすべての未読メッセージの数を取得し、数を事前設定しきい値と比較し、数が事前設定しきい値よりも大きいとき、すべての未読メッセージの第1のメッセージを要約して、第2のメッセージ内容を得て、第2のメッセージ内容のバイト数は、第1のメッセージ内容のバイト数よりも小さく、第2のメッセージ内容を表示する。
【0062】
本出願の上記の実施形態により提供される枠組みによって、ユーザがインスタントメッセージングツールを使用する過程で未読メッセージを効率的に処理するのを便利にするという目的を達成し、その結果、改善されたユーザ体験という技術的結果を達成することが可能である。インスタントメッセージングツールを使用している間、ユーザによる未読メッセージの処理が非効率であるという技術的問題は、このように解決される。
【0063】
任意選択的な実施形態では、第2のメッセージ内容を表示するステップは、指定されたオブジェクトが位置する通信記録インタフェースの指定表示領域内に第2のメッセージ内容を表示するステップであって、指定表示領域は、通信記録インタフェースに重なる表示領域であるステップを備える。
【0064】
任意選択的な実施形態では、通信記録インタフェースの指定表示領域内に第2のメッセージ内容を表示することが可能である。上記に記述した
図4b~
図4dに示すように、指定表示領域は、前記通信記録インタフェースに重なる表示領域である。このとき第2のメッセージ内容を目立つように表示する技術的結果を実装して、第2のタイプのメッセージをユーザが即座に、効率的に閲覧するのを容易にすることが可能である。これにより、インスタントメッセージングツールを使用する過程で未読メッセージを効率的に処理するのを容易にするという目的がユーザにより達成され、したがって、ユーザの使用体験を改善するという技術的結果が達成される。
【0065】
任意選択的な実施形態では、指定されたオブジェクトが位置する通信記録インタフェースの指定表示領域内に第2のメッセージ内容を表示する前に、方法は、すべての未読メッセージのカウントアイコンに関するユーザトリガ命令を受信することをさらに備え、トリガ命令は、指定表示領域の表示をトリガするためにある。
【0066】
図4aに再度示すように、現在のユーザは、個人チャットオブジェクト「Weiliao will」のすべての未読メッセージの数を得る必要がある場合、
図4aの「Weiliao will」ダイアログボックスの右側にある卵形アイコンをタップしてよく、次いで、
図4bに示すように、「Weiliao will」ダイアログボックスに対応するすべての未読メッセージの数として「12」を取得してよい。通信記録インタフェースに重なるダイアログボックスなどの、メッセージを手早く閲覧してよい指定表示領域もまた生成される。
【0067】
任意選択的な実施形態では、
図5は、本出願のある実施形態による任意選択の未読メッセージ表示方法のフローチャートである。
図5に示すように、前記第2のメッセージ内容を表示後、任意選択の未読メッセージ表示方法は以下を備える。
【0068】
ステップS402:指定表示領域内で前記すべての未読メッセージに向けた動作命令を受信する。
【0069】
ステップS404:記動作命令に従って、すべての未読メッセージに向けた、動作命令に対応する動作を遂行する。
【0070】
上記のステップS302およびS304により提供される任意選択の実施形態では、通信記録インタフェースに重なる指定表示領域内に第2のメッセージ内容を表示後、指定表示領域はまた、「返信」、「既読にする」、「いいね(Like)」、または他の動作命令などのユーザ動作命令を受信してよい。任意選択の実施形態では、ユーザは、クリック、タップ、またはタッチすることにより前記動作命令をトリガしてよい。
【0071】
任意選択の実施形態では、動作命令に従って、すべての未読メッセージに向けた、動作命令に対応する動作を遂行する操作は、以下のうち少なくとも1つを含む。
【0072】
すべての未読メッセージに返信する。任意選択で、この処理は、指定表示領域内で返信する形態、または動作命令を受信後、すべての未読メッセージが位置するダイアログページに進み、ダイアログページ上のダイアログボックス内で返信する形態をとってよい。
【0073】
すべての未読メッセージの未読状態または既読状態を調節する。たとえば、未読状態を既読状態に変更し、未読状態を既読状態に変更した後、指定表示領域を閉じる。
【0074】
前記すべての未読メッセージを評価する。たとえば、すべての未読メッセージに対して「いいね」または他のそのような動作を遂行する。
【0075】
実施形態で、
図4b~
図4dに示す「既読にする」アイコンをタップ、タッチ、またはスワイプして、未読メッセージの未読状態または既読状態を調節してよく、
図4b~
図4dに示す「いいね」アイコンをクリック、タッチ、またはスワイプして、すべての未読メッセージを「いいね」にしてよいことに留意されたい。
【0076】
上記で記述した実施形態から、
図4b~
図4dに示すように、ユーザは、未読メッセージ内容を手早く閲覧するために、カウントアイコンをタップ、タッチ、またはスワイプする必要があるだけであることは明らかである。さらに、メッセージダイアログボックスを開くことなく、ユーザは、「いいね」、「既読にする」、または「返信」などの動作を遂行してよく、その結果、ユーザが未読メッセージを閲覧して、メッセージに返信し、メッセージを「いいね」にする動作経路を短縮し、ユーザがインスタントメッセージングツールを使用する過程で未読メッセージを効率的に処理することを便利にする。
【0077】
任意選択的な実施形態では、指定されたオブジェクトは、グループオブジェクトを備える。指定されたオブジェクトが位置する通信記録インタフェースの指定表示領域内に前記第2のメッセージ内容を表示するとき、方法は以下をさらに備える。
【0078】
グループオブジェクト内の指定されたメッセージ投稿オブジェクトの投稿されたメッセージの数を指定表示領域内に表示する。指定されたメッセージ投稿オブジェクトは、グループオブジェクト内で最高優先度レベルのメッセージ投稿オブジェクト、またはグループオブジェクト内で最も多く投稿されたメッセージを伴うN個のメッセージ投稿オブジェクトを含み、Nは1以上の自然数である。
【0079】
任意選択的な実施形態では、最高優先度レベルのメッセージ投稿オブジェクトは、グループチャットオブジェクト内のグループ監理者、重役、またはチームリーダであってよいが、それらに限定されない。本出願では、メッセージ投稿オブジェクトの優先度レベルを設定してよい。たとえば、現在のグループオブジェクトが業務グループチャットである場合、グループ監理者の優先度レベルを最高のレベルに設定し、続いて企業の総支配人、副支配人、および他の上級監理者を、次いで通常のユーザを設定してよい。
【0080】
図4dは、すべての未読メッセージの数が事前設定しきい値よりも大きいグループチャットオブジェクトの通信記録インタフェース(メッセージリストインタフェース)を示す。
図4dに示すように、本開示の実施形態は、グループチャットオブジェクト内で最も多くのメッセージを投稿された3つのメッセージ投稿オブジェクトのカウントを行い、投稿されたメッセージ数に従って3つの最上位のメッセージ投稿オブジェクトをランクづけしてよい。その場合、本開示の実施形態は、複数の未読メッセージダイアログが存在するときにユーザが各ダイアログ内の未読メッセージ内容を取得する経路を短縮することができる。同時に、本開示の実施形態は、ユーザがインスタントメッセージングツールを使用する過程で未読メッセージを効率的に処理することができるように、未読メッセージを閲覧し、メッセージに返信し、メッセージを「いいね」にする経路を短縮する。
【0081】
任意選択的な実施形態では、方法は、数が事前設定しきい値よりも小さいとき、第1のメッセージ内容を前記指定表示領域内に表示することをさらに備える。
【0082】
任意選択的な実施形態として、
図4cは、すべての未読メッセージの数が事前設定しきい値以下であるときの通信記録インタフェースを示す。
図4cに示すように、未読メッセージのすべては、要約される必要なくユーザに提示されてよい。
【0083】
任意選択の実施形態では、
図6は、本出願のある実施形態による任意選択の未読メッセージ表示方法のフローチャートである。
図6に示すように、第1のメッセージ内容を前記指定表示領域内に表示するとき、方法は以下をさらに備える。
【0084】
ステップS502:指定表示領域内で前記すべての未読メッセージの第1のメッセージ内容に関する選択命令を受信する。
【0085】
ステップS504:選択命令に基づき指定表示領域内に表示される第1のメッセージ内容を決定する。
【0086】
図4b~
図4dに示すように、本出願のある実施形態では、ユーザはまた、通信記録インタフェース上の「前」または「次」のアイコンをタップまたはタッチして、複数の未読メッセージの第1のメッセージ内容を上または下に切り替えてよい。たとえばユーザは、通信記録インタフェース上で
図4bに示す「前」アイコンをタップして、前の未読メッセージを閲覧してよい、または通信記録インタフェース上で
図4bに示す「次」アイコンをタップして、次の未読メッセージを閲覧してよい。
【0087】
上記のステップS502およびS504により提供される任意選択の実施形態に基づき、ユーザは、インスタントメッセージングツールを使用する過程で未読メッセージを効率的に処理し、したがって、ユーザの使用体験を改善するという技術的結果を達成するように、指定表示領域内で通信記録インタフェース上の「前」または「次」のアイコンをタップまたはタッチして、複数の未読メッセージの第1のメッセージ内容を上または下に切り替えてよい。
【0088】
任意選択的な実施形態では、指定されたオブジェクトが位置する通信記録インタフェースの指定表示領域内に第2のメッセージ内容を表示後、方法は、通信記録インタフェースの別の領域内でユーザによるタップ命令またはクリック命令を受信することをさらに備える。
【0089】
任意選択的な実施形態では、別の領域は、通信記録インタフェース内の指定表示領域以外の領域である。指定表示領域は、タップ命令またはクリック命令によりトリガされたときに閉じられる。
【0090】
上記の任意選択的な実施形態に基づき、ユーザ端末は、通信記録インタフェース上の別の領域内でユーザからタップ命令またはクリック命令を受信し、タップ命令またはクリック命令によりトリガされて、通信記録インタフェース上の指定表示領域をクリアしてよい。
【0091】
図7は、本出願のある実施形態による任意選択の未読メッセージ表示方法のフローチャートである。
図7に示すように、以下は、ある例として特定の任意選択の実装形態を使用する。例を用いて本出願の任意選択の実装形態について説明する。
【0092】
ステップS602:インスタントメッセージングソフトウェアを開き、通信記録インタフェースに入力する。
【0093】
上記で記述したステップS602では、インスタントメッセージングソフトウェアは、QQ、WeChat、またはWangwangなどの、ユーザ端末上のインスタント通信ツールであってよいが、これらに限定されない。通信記録インタフェースは、インスタントメッセージングソフトウェア内のメッセージリストインタフェースであってよく、
図4a~
図4dに表示されるインタフェースの形態で示されてよいが、それに限定されない。
【0094】
前記ユーザ端末は、スマートホン(たとえば、Android電話機またはiOS電話機)、タブレットコンピュータ(たとえば、iPad)、コンピュータ、または他の端末機器であってよい。
【0095】
ステップS604:カウントアイコンをタップすることにより、指定されたオブジェクトに対応するすべての未読メッセージの数を取得する。
【0096】
ステップS604で,指定されたオブジェクトは、グループチャットオブジェクトまたは個人チャットオブジェクトを含んでよいが、それに限定されない。
【0097】
本出願のある実施形態では、ユーザは、通信記録インタフェース上のカウントアイコンをタップして、カウント命令をトリガしてよい。ユーザ端末は、ユーザによりトリガされたカウント命令を受信した後、サーバにカウントリクエストを送信する。サーバは、次いで前記グループチャットオブジェクトまたは前記個人チャットオブジェクトのすべての未読メッセージの数を取得する。
【0098】
任意選択的な実施形態では、サーバは、ユーザ端末を通してユーザにより送信されたカウントリクエストを受信後、指定されたオブジェクトに対応するすべての未読メッセージの数を取得してよい。すなわち、ユーザは、ユーザ端末により提供されるヒューマン-マシンインタフェース内のすべての未読メッセージに関するカウントアイコンをクリック、タップ、またはタッチしてよく、ユーザ端末は、次いでサーバにカウントリクエストを送信する。
【0099】
ステップS606:指定表示領域内に前記すべての未読メッセージに関するダイアログボックスを表示する。
【0100】
上記で記述したS604の後、事前設定しきい値は数と比較されてよく、数が事前設定しきい値よりも大きいとき、すべての未読メッセージの第1のメッセージ内容を要約して、第2のメッセージ内容を得る。さらに、通信記録インタフェースの指定表示領域内に第2のメッセージ内容を表示する。
図4b~
図4dに示すように、指定表示領域は、通信記録インタフェースに重なる表示領域であり、具体的には、ステップS606により提供される任意選択の実施形態では、すべての未読メッセージを表示するための閲覧ダイアログボックスであってよい。このときユーザが第2のタイプのメッセージを即座に、効率的に見ることができるように、第2のメッセージ内容を目立つように表示するという技術的結果を達成することが可能である。
【0101】
第1のメッセージ内容は、未読メッセージのすべてであることに留意されたい。第2のメッセージ内容は、NLP技術を用いて第1のメッセージ内容を要約することにより得られる要約されたメッセージであってよい。さらに、第2のメッセージ内容のバイト数は、前記第1のメッセージ内容のバイト数よりも小さい。
【0102】
ステップS608:ダイアログボックス内のメッセージを処理する必要があるか否かを評価する。
【0103】
ステップS608での評価結果が、ダイアログボックス内のメッセージを処理する必要があるという評価結果である場合、ステップS616が実行される。評価結果が、前記ダイアログボックス内のメッセージを処理する必要がないという評価結果である場合、ステップS610が実行される。
ステップS610:他のダイアログの未読メッセージを閲覧する必要があるか?
【0104】
上記で記述したS610において、他のダイアログの未読メッセージを閲覧する必要があるか否かに関して評価を行う。評価結果が、他のダイアログ内の未読メッセージを閲覧する必要があるという評価結果である場合、ステップS614が実行される。評価結果が、他のダイアログ内の未読メッセージを閲覧する必要がないという評価結果である場合、ステップS612が実行される。
【0105】
ステップS612:通信記録インタフェース上の別の領域をタップし、ダイアログボックスは消滅する。
【0106】
ステップS612において、ユーザ端末は、通信記録インタフェースの別の領域内でユーザからタップ命令またはクリック命令を受信し、タップ命令またはクリック命令によりトリガされて、通信記録インタフェースから指定表示領域をクリアしてよく、すなわち、ダイアログボックスは消滅する。
【0107】
ステップS614:通信記録インタフェース上で「前」アイコンまたは「次」アイコンをタップまたはタッチすることにより、複数の未読メッセージの第1のメッセージ内容を上または下に切り替えさせる。
【0108】
図4b~
図4dに示すように、本出願のある実施形態では、ユーザはまた、ステップS614で、通信記録インタフェース上で「前」アイコンまたは「次」アイコンをタップまたはタッチして、複数の未読メッセージの第1のメッセージ内容を上または下に切り替えてよい。たとえば、ユーザは、通信記録インタフェース上で
図4bに示す「前」アイコンをタップして、前の未読メッセージを閲覧してよい、または通信記録インタフェース上で
図4bに示す「次」アイコンをタップして、次の未読メッセージを閲覧してよい。
【0109】
ステップS616:ダイアログボックス内のメッセージが返信を必要とするかどうかを評価する。
【0110】
任意選択的な実施形態では、通信記録インタフェースに重なる指定表示領域内に第2のメッセージ内容を表示後、指定表示領域はまた、「返信」、「既読にする」、「いいね」、または他の動作命令などのユーザ動作命令を受信してよい。任意選択的な実施形態では、ユーザは、タップまたはタッチによって動作命令をトリガし、次いでダイアログボックス内のメッセージが処理を必要とするかどうかを評価してよい。
【0111】
任意選択的な実施形態では、処理は、すべての未読メッセージへの返信、すべての未読メッセージの未読状態および既読状態の調節、およびすべての未読メッセージの評価という形態のうち少なくとも1つをとってよい。
【0112】
上記のステップS616での評価結果がYesである場合、以下のステップS620が実行される。上記のステップS616での評価結果がNoである場合、以下のステップS618が実行される。
【0113】
ステップS618:「既読にする」アイコンをタップする。ダイアログボックスは消滅し、ダイアログページ上のカウントアイコンは消滅する。
【0114】
ステップS618において、
図4b~
図4dに示す「既読にする」アイコンにタップまたはタッチすることにより、すべての未読メッセージの未読状態または既読状態を調節することが可能である。さらに、「既読にする」アイコンをタップした後、ダイアログボックスは消滅し、ダイアログページ上のカウントアイコンは消滅する。
【0115】
ステップS620:返信するためにダイアログページに入力する必要があるか否かを評価する。
【0116】
ステップS622:ダイアログページに入力する。
【0117】
ステップS620において、評価結果が、返信するためにダイアログページに入力する必要があるということである場合、ステップS622を実行する(すなわち、ダイアログページに入力する)。評価結果が、返信するためにダイアログページに入力する必要がないという評価結果である場合、それは、返信することが、ユーザの返信する方法ではないことを意味し、むしろ「いいね」にすることにより評価し、ステップS624を実行する。
【0118】
ステップS624:「いいね」アイコンをタップし、ダイアログボックスは消滅し、ダイアログページ上に「いいね」を表示する。
【0119】
ステップS624でにおいて
図4b~
図4dに示す「いいね」アイコンをタップまたはタッチすることにより、前記すべての未読メッセージを「いいね」にすることが可能である。さらに、「いいね」をタップした後、ダイアログボックスは消滅し、ダイアログページは「いいね」を表示する。
【0120】
上記で記述した実施形態から、
図4b~
図4dに示すように、ユーザは、未読メッセージ内容を手早く閲覧するために、カウントアイコンをタップまたはタッチする必要があるだけであることは明らかである。さらに、メッセージダイアログボックスを開くことなく、ユーザは、「いいね」、「既読としてマーク」、または「返信」などの動作を遂行してよく、したがって、ユーザが未読メッセージを閲覧し、メッセージに返信し、メッセージを「いいね」にして、インスタントメッセージングツールを使用する過程で未読メッセージを効率的に処理するのを便利にする動作経路を短縮する。
【0121】
記述を簡略化するために、上記で記述した方法の実施形態について、活動の一連の組合せとして提示してきたことに留意されたい。しかしながら、本出願は、記述する活動シーケンスにより制限されないことを当業者はよく知っているはずであり、なぜかというと、ステップの一部は、別のシーケンスを利用してよい、または本出願に従って同時に実装されてよいからである。さらに、当業者はまた、本明細書で記述する実施形態が好ましい実施形態であること、および本明細書に伴う活動およびモジュールは、本出願に必ずしも必要ではないこともよく知っているはずである。
【0122】
上記の実装形態の記述を通して、当業者は、上記の実施形態に基づく方法を、必要な汎用ハードウェアプラットフォームと共にソフトウェアによって実現してよいことを明確に理解することができる。当然のことながら、ハードウェアもまた使用してよいが、多くの事例では、ソフトウェアは好ましい実装形態である。そのような理解に基づき、本出願の技術的解決手段は、本質的にせよ、従来技術に寄与する部分に関してにせよ、ソフトウェア製品の形態で実現できる。これらのコンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(たとえば、ROM/RAM、磁気ディスク、および/または光ディスク)上に記憶することができ、1つの端末設備(移動体電話機、コンピュータ、サーバ、またはネットワーク設備とすることができる)に本出願の実施形態で記述する方法を実行させるために使用する一定数の命令を含むことができる。
【0123】
実施形態2
本出願のある実施形態は、未読メッセージ表示方法を実装するための手段をさらに提供する。
図8は、本出願のある実施形態による未読メッセージ表示手段の構造構成図である。
図8に示すように、未読メッセージ表示手段は、第1の取得モジュール701、比較モジュール703、要約モジュール705、および表示モジュール707を備える。
【0124】
取得モジュール701は、指定されたオブジェクトに対応するすべての未読メッセージの数を取得するためにあり、比較モジュール703は、数を事前設定しきい値と比較するためにあり、要約モジュール705は、数が事前設定しきい値よりも大きいとき、第2のメッセージ内容を得るように、すべての未読メッセージの第1のメッセージ内容を要約するためにあり、第2のメッセージ内容のバイト数は、前記第1のメッセージ内容のバイト数よりも小さく、表示モジュール707は、第2のメッセージ内容を表示するためにある。
【0125】
第1の取得モジュール701、比較モジュール703、要約モジュール705、および表示モジュール707は、実施形態1のステップS202~S208に対応することに留意されたい。同じ例および適用状況は、上記のモジュールの各々により、および対応するステップにより実装されるが、上記の実施形態1により開示される内容に限定されない。手段の一部として、実施形態1により提供されるコンピュータ端末10で前記モジュールを実行してよいことに留意されたい。
【0126】
それに加えて、本実施形態の任意選択の実装形態または好ましい実装形態に関して、実施形態1の適切な記述を参照してよいことにもまた留意されたい。本実施形態の任意選択の実装形態または好ましい実装形態については、ここでさらに記述しない。
【0127】
実施形態3
本出願のある実施形態は、
図9に示すように、メッセージ処理方法を提供する。
図9は、本出願のある実施形態によるメッセージ処理方法のフローチャートである。本出願により提供されるメッセージ処理方法のための実行主体は、
図1のコンピュータ端末10であってよいことに留意されたい。方法は、QQ、WeChat、Wangwang、および他のインスタント通信ソフトウェアなどのさまざまなタイプのインスタント通信ツールに適用されてよいが、それに限定されない。
図9に示すように、本出願により提供される方法処理方法は、以下のステップを通して実装されてよい。
【0128】
ステップS902:ダイアログメッセージから未読メッセージを取得する。
【0129】
ステップS902において,ダイアログメッセージは、グループチャットオブジェクトまたは個人チャットオブジェクトのダイアログメッセージを含んでよいが、それらに限定されない。未読メッセージは、ユーザが未読のダイアログメッセージである。
【0130】
任意選択的な実施形態では、サーバは、ユーザ端末を通してユーザにより送信されたカウントリクエストを受信後、ダイアログメッセージから未読メッセージを取得してよいが、それに限定されない。すなわちユーザは、ユーザ端末により提供されるヒューマン-マシンインタフェース内のすべての未読メッセージに関するカウントアイコンをクリック、タップ、またはタッチしてよく、前記ユーザ端末は、次いでカウントリクエストをサーバに送信する。前記ユーザ端末は、スマートホン(たとえば、Android電話機またはiOS電話機)、タブレットコンピュータ(たとえば、iPad)、コンピュータ、または他の端末機器であってよい。
【0131】
それに加えてサーバはまた、ダイアログメッセージから未読メッセージを自動的に取得してよい。たとえば、サーバは、複数の事前に設定された時点に、または1つまたは複数の設定された時間間隔後に、ダイアログメッセージから未読メッセージを自動的に取得する。
【0132】
ステップS904:未読メッセージを要約して、未読メッセージの要約されたメッセージ内容を得る。
【0133】
任意選択の実施形態では、比較に従って前記未読メッセージの数が事前設定しきい値よりも大きいとき、それは、すべての未読メッセージの現在の数が比較的大きいこと、またはグループチャットオブジェクト内の多くのユーザがメッセージ投稿に積極的に関与していることを示す。次いで、NLP技術を使用して、未読メッセージを要約して、要約されたメッセージ内容を得ることが可能である。それに加えて、未読メッセージの数が事前設定しきい値以下であるとき、要約することなくすべての未読メッセージの本来の内容をユーザに示すことを選ぶことが優先されてよい。
【0134】
要約されたメッセージ内容は、NLP技術を用いて未読メッセージ内容を要約することにより得られる要約されたメッセージであってよいことに留意されたい。さらに、要約されたメッセージ内容のバイト数は、未読メッセージ内容のバイト数よりも小さい。
【0135】
それに加えて、グループチャットメッセージを速やかに見る過程で、比較結果が、グループチャットメッセージの数の未読メッセージの数が事前設定しきい値よりも大きいことを示す場合、現在の情報から最上位3つのメッセージ投稿者を選択する。次いで、ユーザが自分へのグループチャットメッセージの値を評価するのを手助けすること、およびユーザが未読メッセージを閲覧し、返信することにより費やす時間を低減することが可能である。
【0136】
ステップS906:要約されたメッセージ内容をユーザに示す。
【0137】
任意選択的な実施形態では、未読メッセージの要約されたメッセージ内容を得たとき、ユーザ端末上で前記要約されたメッセージ内容をユーザが手早く閲覧することができる指定表示領域を生成し、指定表示領域上に要約されたメッセージ内容をユーザに示すこともまた可能である。
【0138】
上記の実施形態により規定される枠組みから、ダイアログメッセージから未読メッセージを取得すること、未読メッセージを要約して、未読メッセージの要約されたメッセージ内容を得ること、要約されたメッセージ内容をユーザに示すことが明らかになる。
【0139】
本出願の上記の実施形態により提供される枠組みによって、ユーザがインスタントメッセージングツールを使用する過程で未読メッセージを効率的に処理するのを便利にするという目的を達成し、その結果、改善されたユーザ体験という技術的結果を達成することが可能である。インスタントメッセージングツールを使用している間、ユーザによる未読メッセージの処理が非効率であるという技術的問題は、このように解決される。
【0140】
任意選択的な実施形態では、要約されたメッセージ内容を示すステップは、指定されたオブジェクトが位置する通信記録インタフェースの指定表示領域内に要約されたメッセージ内容を表示することを備え、前記指定表示領域は、前記通信記録インタフェースに重なる表示領域である。
【0141】
任意選択的な実施形態では、通信記録インタフェースの指定表示領域内に要約されたメッセージ内容を表示してよい。次いで、要約されたメッセージ内容をユーザに提示してよい。指定表示領域は、通信記録インタフェースに重なる表示領域である。このとき、要約されたメッセージ内容を目立つように表示するという技術的結果を実装して、要約されたメッセージ内容をユーザが即座に、効率的に閲覧するのを容易にすることが可能である。これにより、インスタントメッセージングツールを使用する過程でユーザにより未読メッセージを効率的に処理するのを容易にするという目的が達成され、その結果、ユーザの使用体験を改善するという技術的結果が達成される。
任意選択の実施形態は、前記要約されたメッセージ内容を示すステップの後に以下のステップをさらに備える。
【0142】
ステップS1002:指定表示領域内で前記未読メッセージに向けた動作命令を受信する。
【0143】
ステップS1004:動作命令に従って、未読メッセージに向けた、前記動作命令に対応する動作を遂行する。
【0144】
上記の任意選択的な実施形態では、通信記録インタフェースに重なる指定表示領域内に第2のメッセージ内容を表示後、指定表示領域はまた、「返信」、「既読にする」、「いいね」、または他の動作命令などのユーザ動作命令を受信してよい。任意選択的な実施形態では、ユーザは、クリック、タップ、またはタッチすることにより動作命令をトリガしてよい。
【0145】
任意選択的な実施形態では、動作命令に従って、未読メッセージに向けた、前作命令に対応する操作の実行は、以下のうち少なくとも1つを含む。
【0146】
すべての未読メッセージに返信する。任意選択で、この処理は、指定表示領域内で返信する形態、または動作命令を受信した後、すべての未読メッセージが位置するダイアログページに進み、ダイアログページ上のダイアログボックス内で返信する形態をとってよい。
【0147】
すべての未読メッセージの未読状態または既読状態を調節する。たとえば、未読状態を既読状態に変更し、未読状態を既読状態に変更した後、指定表示領域を閉じる。
【0148】
すべての未読メッセージを評価する。たとえば、すべての未読メッセージに対して、「いいね」または他のそのような動作を遂行する。
任意選択の実施形態では、前記要約されたメッセージ内容をユーザに提示した後、方法は以下のステップをさらに備える。
【0149】
ステップS1102:ダイアログメッセージに関連するグループ内の指定されたメッセージ投稿オブジェクトを決定し、指定されたメッセージ投稿オブジェクトは、グループオブジェクト内で最高優先度レベルのメッセージ投稿オブジェクト、または前記グループオブジェクト内で最も多く投稿されたメッセージを伴うN個のメッセージ投稿オブジェクトを備え、Nは1以上の自然数である。
【0150】
ステップS1104:指定されたメッセージ投稿オブジェクトによりグループ内に投稿されたメッセージの数をカウントする。
【0151】
ステップS1106:指定されたメッセージ投稿オブジェクトにより投稿されたメッセージの数を示す。
【0152】
任意選択の実施形態では、最高優先度レベルのメッセージ投稿オブジェクトは、グループチャットオブジェクト内のグループ監理者、重役、またはチームリーダであってよいが、それらに限定されない。本出願では、メッセージ投稿オブジェクトの優先度レベルを設定してよい。たとえば、現在のグループオブジェクトが業務グループチャットである場合、グループ監理者の優先度レベルを最高のレベルに、続いて企業の総支配人、副支配人、および他の上級監理者を、次いで通常のユーザを設定してよい。
【0153】
本開示の実施形態はまた、グループチャットオブジェクト内に最も多くのメッセージを投稿された3つのメッセージ投稿オブジェクトのカウントを行い、投稿されたメッセージ数に従って、3つの最上位のメッセージ投稿オブジェクトをダイアログボックス内のランク位置にランクづけしてよいが、それに限定されない。したがって、本開示の実施形態は、複数の未読メッセージダイアログが存在するときにユーザが各ダイアログ内の未読メッセージ内容を取得する経路を短縮することができる。同時に、本開示の実施形態は、ユーザがインスタントメッセージングツールを使用する過程で未読メッセージを効率的に処理することができるように、未読メッセージを閲覧し、メッセージに返信し、未読メッセージを「いいね」にする経路を短縮する。
【0154】
それに加えて、本出願のある実施形態では、本出願は、アイコンまたはコーナーマーク内で、前記指定されたメッセージ投稿オブジェクトにより投稿されたメッセージの数をユーザに提示してよいが、それに限定されない。
任意選択の実施形態では、未読メッセージを要約する前に、方法は以下をさらに備える。
【0155】
ステップS1202:ダイアログメッセージに関連するグループ内の未読メッセージの数を取得する。
【0156】
ステップS1204:数を事前設定しきい値と比較する。
【0157】
ステップS1206:比較結果に基づき未読メッセージの要約をトリガすべきかどうかを判断し、未読メッセージの要約は、数が事前設定しきい値よりも大きいことを比較結果が示すときにトリガされる。
【0158】
任意選択の実施形態では、未読メッセージを要約する前に、ダイアログメッセージに関連するグループの未読メッセージの数を取得し、数を事前設定しきい値と比較し、数が事前設定しきい値よりも大きいことを比較結果が示すときに未読メッセージを要約し、その結果、要約されたメッセージ内容を得ることが可能である。次いで、通信記録インタフェースの指定表示領域内に要約されたメッセージ内容を表示することができ、指定表示領域は、通信記録インタフェースに重なる表示領域である。
【0159】
このとき上記の実施形態を用いて、ユーザが要約されたメッセージ内容を即座に、効率的に閲覧することができるように、要約されたメッセージ内容を目立つように表示するという技術的結果を達成することが可能である。
【0160】
実施形態4
本出願のある実施形態は、メッセージ処理方法を実装するための手段をさらに提供する。
図10は、本出願のある実施形態によるメッセージ処理手段の構造構成図である。
図10に示すように、メッセージ処理手段は、第2の取得モジュール1001、要約モジュール1003、および提示モジュール1005を備える。
【0161】
第2の取得モジュール1001は、ダイアログメッセージから未読メッセージを取得するためにあり、要約モジュール1003は、未読メッセージを要約して、未読メッセージの要約されたメッセージ内容を得るためにあり、提示モジュール1005は、要約されたメッセージ内容をユーザに示すためにある。
【0162】
第2の取得モジュール1001、要約モジュール1003、および提示モジュール1005は、実施形態3のステップS902~S906に対応する。同じ例および適用状況は、上記のモジュールの各々により、および対応するステップにより実装されるが、上記の実施形態3により開示される内容に限定されない。手段の一部として、実施形態1により提供されるコンピュータ端末10でモジュールを実行させてよいことに留意されたい。
【0163】
それに加えて、本実施形態の任意選択的な実装形態または好ましい実装形態に関して、実施形態1および3の関係のある記述を参照してよいことにもまた留意されたい。本実施形態の任意選択の実装形態または好ましい実装形態については、ここでさらに記述しない。
【0164】
実施形態5
本出願のある実施形態は、端末を提供してよい。端末は、端末のグループ内の任意のコンピュータ端末機器であってよい。任意選択で、本実施形態では、前記コンピュータ端末はまた、移動体端末などの端末機器に置換されてよい。
【0165】
任意選択的に、本実施形態では、端末は、コンピュータネットワークの複数のネットワーク機器の中の少なくとも1つのネットワーク機器上に位置してよい。
【0166】
任意選択的に、本実施形態では、コンピュータ端末は、コンピュータネットワークの複数のネットワーク機器の中の少なくとも1つのネットワーク機器上に位置してよい。
【0167】
本実施形態では、端末は、プロセッサであって、指定されたオブジェクトに対応するすべての未読メッセージの数を取得し、数を事前設定しきい値と比較し、数が事前設定しきい値よりも大きいときにすべての未読メッセージの第1のメッセージ内容を要約して、バイト数が第1のメッセージ内容のバイト数よりも小さい第2のメッセージ内容を得るためのプロセッサと、第2のメッセージ内容を表示するための表示手段とを備える。
【0168】
任意選択的に、端末は、端末のグループ内の任意のコンピュータ端末機器であってよい。
図1に示すように、コンピュータ端末は、1つまたは複数のプロセッサ、メモリ、および伝送手段を備えてよい。
【0169】
メモリを使用して、ソフトウェアプログラムおよびモジュールを、たとえば、本出願のある実施形態の安全な未読メッセージ表示方法および手段に対応するプログラム命令/モジュールを記憶してよい。メモリに記憶したソフトウェアプログラムおよびモジュールを実行させることにより、プロセッサは、さまざまな機能アプリケーションおよびデータ処理を実行する、すなわち、前記未読メッセージ表示方法を実装する。メモリは、高速ランダムアクセスメモリを備えてよい。メモリは、1つまたは複数の磁気記憶装置、フラッシュメモリ、または他の不揮発性固体メモリなどの不揮発性メモリをさらに備えてよい。いくつかの実施形態では、メモリは、プロセッサに対して遠隔に配置されたメモリをさらに備えてよい。そのような遠隔メモリは、ネットワークを介して端末Aに接続されてよい。上記で記述するネットワークの例は、インターネット、会社のイントラネット、ローカルエリアネットワーク、移動体通信ネットワーク、およびそれらの組合せを含むが、それらに限定されない。
【0170】
本実施形態では、前記コンピュータ端末は、出願の未読メッセージ表示方法で、指定されたオブジェクトに対応するすべての未読メッセージの数を取得するステップ、前記数を事前設定しきい値と比較するステップ、前記数が事前設定しきい値よりも大きいときに前記すべての未読メッセージの第1のメッセージ内容を要約して、第2のメッセージ内容を得るステップであって、前記第2のメッセージ内容のバイト数は、前記第1のメッセージ内容のバイト数よりも小さいステップ、および前記第2のメッセージ内容を表示するステップのためのプログラムコードを実行することができる。
【0171】
プロセッサは、伝送手段を介して、メモリに記憶されている情報およびアプリケーションを呼び出して、指定されたオブジェクトに対応するすべての未読メッセージの数を取得するステップ、数を事前設定しきい値と比較するステップ、数が事前設定しきい値よりも大きいときにすべての未読メッセージの第1のメッセージ内容を要約して、第2のメッセージ内容を得るステップであって、第2のメッセージ内容のバイト数は、第1のメッセージ内容のバイト数よりも小さいステップ、および第2のメッセージ内容を表示するステップを実行してよい。
【0172】
任意選択的に、プロセッサは、指定されたオブジェクトが位置する通信記録インタフェースの指定表示領域内に第2のメッセージ内容を表示するステップのためのプログラムコードをさらに実行してよく、指定表示領域は、通信記録インタフェースに重なる表示領域である。
【0173】
任意選択的に、セッサは、指定表示領域内で前記すべての未読メッセージに向けた動作命令を受信するステップ、および動作命令に従って、すべての未読メッセージに向けた、動作命令に対応する動作を遂行するステップのためのプログラムコードをさらに実行してよい。
【0174】
任意選択的に、プロセッサは、すべての未読メッセージに返信するステップ、すべての未読メッセージの未読状態および既読状態を調節するステップ、およびすべての未読メッセージを評価するステップのためのプログラムコードをさらに実行してよい。
【0175】
任意選択的に、プロセッサは、すべての未読メッセージのカウントアイコンに関するユーザトリガ命令を受信するステップのためのプログラムコードをさらに実行してよい。トリガ命令は、指定表示領域の表示をトリガするためにある。
【0176】
任意選択的に、プロセッサは、指定表示領域内のグループオブジェクト内の指定されたメッセージ投稿オブジェクトの投稿されたメッセージの数を表示するステップのためのプログラムコードをさらに実行してよい。指定されたメッセージ投稿オブジェクトは、グループオブジェクト内の最高優先度レベルのメッセージ投稿オブジェクト、またはグループオブジェクト内で最も投稿されたメッセージを伴うN個のメッセージ投稿オブジェクトを備え、Nは1以上の自然数である。
【0177】
任意選択的に、プロセッサは、数が事前設定しきい値よりも小さいとき、指定表示領域内に第1のメッセージ内容を表示するステップのためのプログラムコードをさらに実行してよい。
【0178】
任意選択的に、プロセッサは、指定表示領域内ですべての未読メッセージの第1のメッセージ内容に関する選択命令を受信するステップ、選択命令に従って、指定表示領域内に表示される第1のメッセージ内容を決定するステップのためのプログラムコードをさらに実行してよい。
【0179】
任意選択的に、プロセッサは、通信記録インタフェース内の別の領域に関してユーザからタップ命令またはクリック命令を受信するステップ、別の領域は、通信記録インタフェース上の指定表示領域以外の領域であり、タップ命令またはクリック命令によりトリガされたとき、指定表示領域を閉じるステップのためのプログラムコードをさらに実行してよい。
【0180】
本出願のある実施形態により未読メッセージを表示するための枠組みを提供する。指定されたオブジェクトに対応するすべての未読メッセージの数を取得し、数を事前設定しきい値と比較し、数が事前設定しきい値よりも大きいとき、すべての未読メッセージの第1のメッセージを要約して、第2のメッセージ内容を得て、第2のメッセージ内容のバイト数は、第1のメッセージ内容のバイト数よりも小さく、第2のメッセージ内容を表示する。それにより、インスタントメッセージングツールを使用する過程においてユーザが未読メッセージを効率的に処理することを容易にするという目的を達成し、インスタントメッセージングツールを使用している間、ユーザによる未読メッセージの処理が非効率であるという技術的問題は、このように解決される。
【0181】
本実施形態では、コンピュータ端末は、出願の未読メッセージ表示方法で、ダイアログメッセージから未読メッセージを取得するステップ、未読メッセージを要約して、未読メッセージの要約されたメッセージ内容を得るステップ、要約されたメッセージ内容をユーザに示すステップのためのプログラムコードをさらに実行してよい。
【0182】
任意選択的に、プロセッサは、指定されたオブジェクトが位置する通信記録インタフェースの指定表示領域内に要約されたメッセージ内容を表示するステップのためのプログラムコードをさらに実行してよい。指定表示領域は、通信記録インタフェースに重なる表示領域である。
【0183】
任意選択的に、記プロセッサは、指定表示領域内で未読メッセージに向けた動作命令を受信するステップ、および動作命令に従って、未読メッセージに向けた、動作命令に対応する操作を実行するステップのためのプログラムコードをさらに実行してよい。
【0184】
任意選択において、プロセッサは、ダイアログメッセージに関連するグループ内の指定されたメッセージ投稿オブジェクトを決定するステップ、指定されたメッセージ投稿オブジェクトは、グループオブジェクト内の最高優先度レベルのメッセージ投稿オブジェクト、またはグループオブジェクト内で最も多く投稿されたメッセージを伴うN個のメッセージ投稿オブジェクトを備え、Nは1以上の自然数であり、指定されたメッセージ投稿オブジェクトによりグループ内に投稿されたメッセージの数をカウントするステップ、指定されたメッセージ投稿オブジェクトにより投稿されたメッセージの数を示すステップのためのプログラムコードをさらに実行してよい。
【0185】
任意選択的に、プロセッサは、ダイアログメッセージに関連するグループの未読メッセージの数を取得するステップ、数を事前設定しきい値と比較するステップ、比較結果に基づき未読メッセージの要約をトリガすべきか否かを判断するステップのためのプログラムコードをさらに実行してよい。未読メッセージの要約は、数が事前設定しきい値よりも大きいことを比較結果が示すときにトリガされる。
【0186】
本出願のある実施形態により未読メッセージを表示する枠組みを提供する。ダイアログメッセージから未読メッセージを取得し、未読メッセージを要約して、未読メッセージの要約されたメッセージ内容を得る。要約されたメッセージ内容をユーザに示す。それにより、ユーザがインスタントメッセージングツールを使用する過程で未読メッセージを効率的に処理するのを便利にするという目的を達成することが可能である。インスタントメッセージングツールを使用している間、ユーザによる未読メッセージの処理が非効率であるという技術的問題は、このように解決される。
【0187】
当業者は、
図1に示す構造が単なる例示であることを理解することができる。コンピュータ端末はまた、スマートホン(Android電話機またはiOS電話機など)、タブレットコンピュータ、パームトップコンピュータ、移動体インターネット機器(mobile Internet device、MID)、PAD、または別の端末機器とすることができる。
図1は、上記で記述した電子機器の構造に制約を課さない。たとえば、コンピュータ端末10は、
図1に示すよりも多くの、または少ない構成要素(ネットワークインタフェースおよび表示機器など)をさらに備えてよい、または
図1に示す構成と異なる構成を有してよい。
【0188】
当業者は、上記で記述した実施形態のさまざまな方法のステップのすべてまたは一部を、コンピュータ端末関連ハードウェアに命令するプログラムを使用することにより完了してよいことを理解することができる。プログラムをコンピュータ可読記憶媒体に記憶してよく、記憶媒体は、フラッシュドライブ、読出し専用メモリ(read-only memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、磁気ディスク、または光ディスクを備えてよい。
【0189】
実施形態6
本出願のある実施形態は、記憶媒体を提供する。任意選択的に、本実施形態では前記記憶媒体を使用して、上記の実施形態1により提供される未読メッセージ表示方法により実行されるプログラムコードを保存してよい。
【0190】
任意選択で、本実施形態において記憶媒体は、コンピュータネットワーク内にあるコンピュータ端末グループ内部の任意のコンピュータ上に、または移動体端末グループ内部の任意の移動体端末上に位置してよい。
【0191】
任意選択的に、本実施形態において記憶媒体は、指定されたオブジェクトに対応するすべての未読メッセージの数を取得するステップ、数を事前設定しきい値と比較するステップ、数が事前設定しきい値よりも大きいときにすべての未読メッセージの第1のメッセージ内容を要約して、第2のメッセージ内容を得るステップで、第2のメッセージ内容のバイト数は、第1のメッセージ内容のバイト数よりも小さく、および第2のメッセージ内容を表示するステップを実行するためのプログラムコードを記憶するようにセットアップされてよい。
【0192】
任意選択的に、記憶媒体は、指定されたオブジェクトが位置する通信記録インタフェースの指定表示領域内に前記第2のメッセージ内容を表示するステップを実行するためのプログラムコードを記憶するようにさらにセットアップされてよい。指定表示領域は、通信記録インタフェースに重なる表示領域である。
【0193】
任意選択的に、記憶媒体は、指定表示領域内で、すべての未読メッセージに向けた動作命令を受信するステップ、および動作命令に従って、すべての未読メッセージに向けた、動作命令に対応する操作を実行するステップを実行するためのプログラムコードを記憶するようにさらにセットアップされてよい。
【0194】
任意選択的に、記憶媒体は、すべての未読メッセージに返信するステップ、すべての未読メッセージの未読状態および既読状態を調節するステップ、およびすべての未読メッセージを評価するステップを実行するためのプログラムコードを記憶するようにさらにセットアップされてよい。
【0195】
任意選択で、記憶媒体は、すべての未読メッセージのカウントアイコンに関するユーザトリガ命令を受信するステップを実行するためのプログラムコードを記憶するようにさらにセットアップされてよい。トリガ命令は、前記指定表示領域の表示をトリガするためにある。
【0196】
任意選択的に、記憶媒体は、指定表示領域内のグループオブジェクト内の指定されたメッセージ投稿オブジェクトの投稿されたメッセージの数を表示するステップを実行するためのプログラムコードを記憶するようにさらにセットアップされてよい。指定されたメッセージ投稿オブジェクトは、グループオブジェクト内の最高優先度レベルのメッセージ投稿オブジェクト、またはグループオブジェクト内で最も多く投稿されたメッセージを伴うN個のメッセージ投稿オブジェクトを備え、Nは1以上の自然数である。
【0197】
任意選択的に、記憶媒体は、数が事前設定しきい値よりも小さいとき、指定表示領域内に第1のメッセージ内容を表示するステップを実行するためのプログラムコードを記憶するようにさらにセットアップされてよい。
【0198】
任意選択的に、記憶媒体は、指定表示領域内で前記すべての未読メッセージの第1のメッセージ内容に関する選択命令を受信するステップ、選択命令に従って、指定表示領域内に表示される第1のメッセージ内容を決定するステップを実行するためのプログラムコードを記憶するようにさらにセットアップされてよい。
【0199】
任意選択的に、記憶媒体は、通信記録インタフェース内の別の領域に関してユーザからタップ命令またはクリック命令を受信するステップ、別の領域は、通信記録インタフェース上の指定表示領域以外の領域であり、タップ命令またはクリック命令によりトリガされたとき、指定表示領域を閉じるステップを実行するためのプログラムコードを記憶するようにさらにセットアップされてよい。
【0200】
本実施形態において記憶媒体は、ダイアログメッセージから未読メッセージを取得するステップ、未読メッセージを要約して、未読メッセージの要約されたメッセージ内容を得るステップ、要約されたメッセージ内容をユーザに示すステップを実行するためのプログラムコードを記憶するようにセットアップされてよい。
【0201】
任意選択的に、記憶媒体は、指定されたオブジェクトが位置する通信記録インタフェースの指定表示領域内に前記要約されたメッセージ内容を表示するステップを実行するためのプログラムコードを記憶するようにさらにセットアップされてよい。指定表示領域は、通信記録インタフェースに重なる表示領域である。
【0202】
任意選択的に、記憶媒体は、指定表示領域内で未読メッセージに向けた動作命令を受信するステップ、および動作命令に従って、未読メッセージに向けた、動作命令に対応する操作を実行するステップを実行するためのプログラムコードを記憶するようにさらにセットアップされてよい。
【0203】
任意選択的に、記憶媒体は、ダイアログメッセージに関連するグループ内の指定されたメッセージ投稿オブジェクトを決定するステップ、指定されたメッセージ投稿オブジェクトは、グループオブジェクト内の最高優先度レベルのメッセージ投稿オブジェクト、またはグループオブジェクト内でも最も多く投稿されたメッセージを伴うN個のメッセージ投稿オブジェクトを備え、Nは1以上の自然数であり、指定されたメッセージ投稿オブジェクトによりグループ内に投稿されたメッセージの数をカウントするステップ、指定されたメッセージ投稿オブジェクトにより投稿されたメッセージの数を示すステップを実行するためのプログラムコードを記憶するようにさらにセットアップされてよい。
【0204】
任意選択的に、記憶媒体は、ダイアログメッセージに関連するグループの未読メッセージの数を取得するステップ、数を事前設定しきい値と比較するステップ、比較結果に基づき前記未読メッセージの要約をトリガすべきか否かを判断するステップを実行するためのプログラムコードを記憶するようにさらにセットアップされてよい。未読メッセージの要約は、数が事前設定しきい値よりも大きいことを記比較結果が示すときにトリガされる。
【0205】
上記で記述した実施形態の連番は、単に記述するためのものでしかなく、実施形態の相対的優位性または劣等性を表しているのではない。
【0206】
上記で記述した本出願の実施形態では、各実施形態の記述には、各実施形態それぞれの強調点があり、実施形態の一部については、詳細には記述していない。関連する記述については他の実施形態を参照してよい。
【0207】
本出願で提供するいくつかの実施形態では、開示する技術的内容を他の様式で実装してよいことを理解されたい。上記で記述した手段の実施形態は、例示でしかない。たとえば、前記ユニットへの分割は、論理機能による分割でしかない。実際に実装するとき、他の形態の分割が存在してよい。たとえば、複数のユニットまたは構成要素を別のシステムの中に組み合わせてよい、もしくは統合してよい、またはいくつかの特徴を省略してよい、もしくは実行しなくてよい。また、表示または議論されているものの間の連結もしくは直接連結、または通信接続は、いくつかのインタフェースを通してよい。ユニットまたはモジュールの間の間接的な連結または通信接続は、電気的であっても、他の方法によってもよい。
【0208】
別個の構成要素として記述したユニットは、物理的に別個であっても、そうではなくてもよく、ユニットとして表示される構成要素は、物理的ユニットであっても、そうではなくてもよい。ユニットを1つの場所に配置することができる、またはユニットを複数のネットワークユニットにわたり分散させることができる。本実施形態の実施形態枠組みを、実際の必要性に従ってユニットの一部またはすべてを選択することにより実現することができる。
【0209】
それに加えて、本出願の実施形態の各々の各機能ユニットは、処理ユニットに統合されてよい、または各ユニットは、独立して物理的に存在してよい。または2つ以上のユニットを1つのユニットに統合してよい。上記で記述した統合ユニットをハードウェアの形で実装してよい、またはソフトウェア機能ユニットの形で実装してよい。
【0210】
統合ユニットは、ソフトウェアの機能ユニットの形で実装し、独立した製品として販売または使用する場合、コンピュータ可読媒体に記憶されてよい。そのように理解したうえで、本出願の技術的枠組みは、本質的にせよ、従来技術に寄与する部分にせよ、技術的枠組みのすべてまたは一部にせよ、ソフトウェア製品の形で具体化されてよい。これらのコンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワーク機器とすることができる)コンピュータ機器に本出願のさまざまな実施形態により記述した方法のステップのすべてまたは一部を実行させるためのいくつかの命令を備える。上記で記述した記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、読出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、携帯型ハードドライブ、磁気ディスクもしくは光ディスク、またはプログラムコードを記憶することができるさまざまな他の媒体を包含する。
【0211】
上記は、本出願の好ましい実施形態でしかない。当業者はまた、一定の改善および装飾を行うことができること、ならびにこれらの改善および装飾はまた、本出願の原理を逸脱しない限り、本出願の保護範囲の中に入ると見なされるべきであることに留意されたい。