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7043055検査カメラモジュールの調整装置及びその調整方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-18
(45)【発行日】2022-03-29
(54)【発明の名称】検査カメラモジュールの調整装置及びその調整方法
(51)【国際特許分類】
   G02B 7/02 20210101AFI20220322BHJP
   G03B 17/02 20210101ALI20220322BHJP
【FI】
G02B7/02 C
G02B7/02 Z
G03B17/02
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2017207168
(22)【出願日】2017-10-26
(65)【公開番号】P2019078941
(43)【公開日】2019-05-23
【審査請求日】2020-06-05
(73)【特許権者】
【識別番号】503155555
【氏名又は名称】株式会社カツラ・オプト・システムズ
(74)【代理人】
【識別番号】100078776
【弁理士】
【氏名又は名称】安形 雄三
(74)【代理人】
【識別番号】100121887
【弁理士】
【氏名又は名称】菅野 好章
(74)【代理人】
【識別番号】100200333
【弁理士】
【氏名又は名称】古賀 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100204205
【氏名又は名称】田中 富雄
(72)【発明者】
【氏名】桂 伸一
【審査官】登丸 久寿
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-148694(JP,A)
【文献】特開2012-227701(JP,A)
【文献】特開2015-114370(JP,A)
【文献】特開2005-301168(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02B 7/02
G03B 17/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
調整済の光源ユニットを有する検査カメラモジュール調整装置であって、
前記光源ユニットは、光源と、前記光源から入射された光を拡散光として出射する拡散板と、前記拡散光をテストパターンに変換して出射するチャートと、前記テストパターンを無限遠の平行光に変換して出射するコリメータレンズと、を備え、
前記調整済の光源ユニットは、調整済の基準カメラモジュールとの位置関係に基づいて製作されており、
前記調整済の基準カメラモジュールは、前記基準カメラモジュールにより、反射型基準チャートを撮影した際の電気信号に応じて、前記基準カメラモジュールの基準レンズ系と基準撮像素子との第2の位置関係を調整することにより製作されており、
前記調整済の光源ユニットは、前記調整済の基準カメラモジュールに対して、前記基準カメラモジュールの調整時における前記反射型基準チャートと前記基準カメラモジュールとの物体間距離よりも短い距離に設けられた前記光源ユニットについて、前記チャートと前記コリメータレンズとの第3の位置関係が調整済であり、
前記検査カメラモジュールは、検査レンズ系と、検査撮像素子とを備え、
前記検査カメラモジュールは、前記調整済の光源ユニットに対して、前記調整済の光源ユニットが製作される際に前記基準カメラモジュールが配された距離に設けられ、
前記検査レンズ系によって、前記平行光は前記検査撮像素子の受光面に結像され、前記結像した光を前記検査撮像素子によって、電気信号に変換し、
前記電気信号に応じて、前記検査レンズ系と前記検査撮像素子との第1の位置関係を調整する検査カメラモジュールの調整装置。
【請求項2】
前記第2の位置関係の調整と、前記第3の位置関係の調整とによって、
前記基準カメラモジュールの第1の解像度と、前記検査カメラモジュールの第2の解像度とを、同等とした請求項1に記載の検査カメラモジュールの調整装置。
【請求項3】
前記チャートは、前記拡散光の透過率を制御する透過型である請求項1又は2に記載の検査カメラモジュールの調整装置。
【請求項4】
前記チャートは、半導体プロセス用マスク又はレクチルである請求項3に記載の検査カメラモジュールの調整装置。
【請求項5】
前記調整済の光源ユニットが有限遠の光線を出射するようにした請求項1乃至4のいずれかに記載の検査カメラモジュール調整装置。
【請求項6】
前記光源は、発光ダイオードである請求項1乃至5のいずれかに記載の検査カメラモジュールの調整装置。
【請求項7】
調整された光源ユニットを用いる検査カメラモジュール調整方法であって、
基準カメラモジュールにより基準チャートを撮影した際の電気信号に応じて、前記基準カメラモジュールを調整するステップと、
前記調整された前記基準カメラモジュールに対して、前記基準カメラモジュールの調整時における前記基準チャートと前記基準カメラモジュールとの物体間距離よりも短い距離に設けられた前記光源ユニットを調整するステップと、
前記調整された光源ユニットに対して、前記調整された光源ユニットが調整される際に前記基準カメラモジュールが配された距離に検査カメラモジュールを設けるステップと、
前記調整された光源ユニットを用いて、拡散板によって、光源と、前記光源から入射された光を拡散光として出射するステップと、
チャートによって、前記拡散光をテストパターンに変換して出射するステップと、
コリメータレンズによって、前記テストパターンを無限遠の平行光に変換して出射するステップと、
前記検査カメラモジュールが備える検査レンズ系によって、前記平行光が検査撮像素子の受光面に結像するステップと、
前記検査カメラモジュールが備える前記検査撮像素子によって、前記結像した光を電気信号に変換するステップと、
前記電気信号に応じて、前記検査レンズ系と前記検査撮像素子との第1の位置関係を調整するステップと、から成ることを特徴とする検査カメラモジュール調整方法。
【請求項8】
前記基準カメラモジュールにより反射型基準チャートを撮影した際の電気信号に応じて、前記基準カメラモジュールの基準レンズ系と基準撮像素子との第2の位置関係を調整し、
前記第2の位置関係を調整した前記基準カメラモジュールに対して、前記基準カメラモジュールの調整時における前記反射型基準チャートと前記基準カメラモジュールとの物体間距離よりも短い距離に設けられた前記光源ユニットの前記拡散板と前記コリメータレンズとの第3の位置関係を調整する、請求項7に記載の検査カメラモジュールの調整方法。
【請求項9】
前記第2の位置関係の調整と、前記第3の位置関係の調整とによって、
前記基準カメラモジュールの第1の解像度と、前記検査カメラモジュールの第2の解像度とを、同等とした請求項8に記載の検査カメラモジュール調整方法。
【請求項10】
前記チャートは、前記拡散光の透過率を制御する透過型である請求項7乃至9のいずれかに記載の検査カメラモジュールの調整方法。
【請求項11】
前記チャートは、半導体プロセス用マスク又はレクチルである請求項10に記載の検査カメラモジュールの調整方法。
【請求項12】
前記光源は、発光ダイオードである請求項7乃至11のいずれかに記載の検査カメラモジュールの調整方法。
【請求項13】
調整済の光源ユニットを用いる、検査カメラモジュール調整装置を機能させるためのプログラムであって、
基準カメラモジュールにより基準チャートを撮影した際の電気信号に応じて、前記基準カメラモジュールを調整するステップと、
前記調整済の前記基準カメラモジュールに対して、前記基準カメラモジュールの調整時における前記基準チャートと前記基準カメラモジュールとの物体間距離よりも短い距離に設けられた前記光源ユニットを調整するステップと、
前記調整済の光源ユニットに対して、前記調整済の光源ユニットが調整される際に前記基準カメラモジュールが配された距離に検査カメラモジュールを設けるステップと、
前記調整済の光源ユニットを用いて、拡散板によって、光源と、前記光源から入射された光を拡散光として出射させるステップと、
チャートによって、前記拡散光をテストパターンに変換して出射させるステップと、
コリメータレンズによって、前記テストパターンを無限遠の平行光に変換して出射させるステップと、
前記検査カメラモジュールが備える検査レンズ系によって、前記平行光を検査撮像素子の受光面に結像させるステップと、
前記検査カメラモジュールが備える前記検査撮像素子によって、前記結像した光を電気信号に変換するステップと、
前記電気信号に応じて、前記検査レンズ系と前記検査撮像素子との第1の位置関係を調整するステップと、から成ることを特徴とする検査カメラモジュール調整装置を機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カメラモジュール調整装置に関する。また、より特定的には、カメラモジュールの調整に使用される、基準となるチャート(以下、基準チャートとする。例えば、反射型チャートである。)とカメラモジュールとの距離が大きく離れてしまう場合でも、基準チャートを使用する方式と同等にカメラモジュールの調整が行えるような光源ユニットを用いることによって、省スペース化が可能なように改良されたカメラモジュール調整装置及びその調整方法に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話又はスマートフォン用カメラモジュールは、近年、にわかに搭載率が上昇し、生産数量が増大している。このカメラモジュールは、携帯電話又はスマートフォン等に使用されるので、基本的には小型、薄型となり、35mm判カメラ等の通常カメラに比較して、レンズ外形が著しく小さいという特徴をもつ。このような背景のもと、カメラモジュールに使用される撮像素子センサー(例えば、CCD(Charge Coupled Device),CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor))の高画素化に連動して、レンズユニットも高性能、高機能(AF(Auto Focus),ズーム等)のものが使用される。そして、無限遠のみならず、複数の有限遠の撮像距離に対しても、画像がボケないことが要求される。このため、高解像度のチャートを検査するカメラモジュールから離して撮影し、カメラモジュールにおけるレンズユニットと撮像素子との距離を調整することが要求されるようになってきた。
【0003】
従来、カメラモジュールのフォーカス調整は、チャートをカメラモジュールで撮影し、撮影画像に合焦するように、カメラモジュール内のレンズ系と撮像素子との距離を調整していた。図1は、従来のカメラモジュールのフォーカス調整の方法を示す図である。カメラモジュール102を用いて基準チャート106を撮影し、撮影した画像に基づいて、レンズ系102aと撮像素子102bとの距離又は位置関係を調整する。
【0004】
特開2005-024996号公報(特許文献1)には、固体撮像素子が備えられたカメラモジュールの各レンズの位置、角度を調整する技術が開示されている。ここでは、カメラモジュールによりチャートを撮像し、撮像した画像の状態に基づき各レンズの位置、角度をステージにより調整するレンズ組立調整装置が開示されている。
【0005】
特開2007-047586号公報(特許文献2)には、複数のレンズを介して撮像する固体撮像素子を備えるカメラモジュールに対して、光軸調整用の調整光をレンズに入射させて、レンズを通過した後に反射して戻ってくる反射光の干渉模様を用いて光軸調整を行い、画像調整用のチャートを固体撮像素子により撮像して、撮像されたチャートの画像の状態により固体撮像素子及びレンズの調整を行うことにより、レンズおよび固体撮像素子の調整を個別の組立調整装置で行う必要がなく、一個の組立調整装置により調整を行うことができるカメラモジュールの組立調整装置が開示されている。
【0006】
特開2009-213008号公報(特許文献3)には、背景とは異なる明度の円形又は同心円状の円環形のチャート図形を有する固体撮像装置用テストチャート備え、MTF(Modulation Transfer Function)手法を用いて解像度の算出を行うことが可能となることによって、撮像装置の視野角範囲内において予め有限責任中間法人カメラ映像機器工業会(CIPA)によって規定された所定の位置にチャート図形が配置されるようにテストチャートを設置する必要がないため、テストチャートの小型化が実現可能な固体撮像装置の画質テストを行うためのテストチャート及びその使用法、チャート盤、並びにテスト装置が開示されている。
【0007】
特開2014-155063号公報(特許文献4)には、黒色の線状パターンと白色の線状パターンとが解像度測定用チャートの平面全域に交互に配置されてなる縞模様状のパターン解像度測定用チャートを、カメラモジュールの解像度の測定に用いることにより、固定座標で像高別解像度(例えば、空間周波数応答(Special Frequency Response))を測定することが可能となることによって、携帯電話やスマートフォン等の小型電子機器に搭載されるカメラモジュールにおけるレンズユニットと撮像センサーとの位置関係を高速に測定して、調整カメラモジュールの製造時間を短縮する技術(解像度測定方法、カメラモジュールにおける位置調整方法及びカメラモジュールの製造方法)が開示されている。
【0008】
特開2013-007971号公報(特許文献5)には、一般的なカメラモジュールのフォーカス調整装置が開示されている。フォーカス調整装置の概略構成を示すブロック図を図2に示す。
【0009】
図2が示すように、フォーカス調整装置1は、カメラモジュール2、ソケットボード3、パソコン4、チャート6及びフォーカスレンズ駆動装置7を備えており、また、パソコン4は、検出部4a、演算部4bおよびフォーカス調整部4cを備えて、パソコン4に形成されるこれらの機能ブロックは、フォーカス調整プログラムをパソコン4において実行することにより形成され、カメラモジュール2の個体撮像素子が撮像した撮像画像データは、ソケットボード3からパソコン4の検出部4aに転送され、演算部4b及びフォーカス調整部4cが撮像画像データに基づいて、フォーカス調整することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【文献】特開2005-024996号公報
【文献】特開2007-047586号公報
【文献】特開2009-213008号公報
【文献】特開2014-155063号公報
【文献】特開2013-007971号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
従来の調整装置のように、チャートをカメラモジュールから離してチャートをカメラモジュールで撮影して、カメラモジュールを調整する方式では、カメラモジュール調整装置自体が、離した距離に応じて、大型化するという問題が生じている。
【0012】
このような問題は、前記特許文献1~5に開示された技術を持ってしても解決することができない。
【0013】
例えば、特許文献1に記載されたレンズ組立調整装置には、撮影チャートの解像度が高くなるに連れて、その面積が大きくなった場合、撮影チャートとカメラユニットとの距離を縮めるような技術は見られない。
【0014】
さらに、特許文献2に記載されたカメラモジュールの組立調整装置、特許文献3に記載された固体撮像装置の画質テストを行うためのテストチャート及びそのテストチャートを用いたテスト装置、特許文献4に記載されたカメラモジュールにおける位置調整方法、及び特許文献5に記載されたフォーカス調整装置についても、同様に撮影チャートとカメラユニットとの距離を縮めるような技術は見られない。
【0015】
本発明は上述のような事情に基づいてなされたものであり、本発明の目的は、テストチャートとカメラモジュールとの距離が大きく離れてしまう場合であっても、テストチャートを使用する方式と同等にカメラモジュール調整が行えるような光源ユニットを用いることによって、省スペース化を図ったカメラモジュール調整装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明に係る検査カメラモジュール調整装置の上記目的は、調整済の光源ユニットを有する検査カメラモジュール調整装置であって、前記光源ユニットは、光源と、前記光源から入射された光を拡散光として出射する拡散板と、前記拡散光をテストパターンに変換して出射するチャートと、前記テストパターンを無限遠の平行光に変換して出射するコリメータレンズと、を備え、前記調整済の光源ユニットは、調整済の基準カメラモジュールとの位置関係に基づいて製作されており、前記調整済の基準カメラモジュールは、前記基準カメラモジュールにより、反射型基準チャートを撮影した際の電気信号に応じて、前記基準カメラモジュールの基準レンズ系と基準撮像素子との第2の位置関係を調整することにより製作されており、前記調整済の光源ユニットは、前記調整済の基準カメラモジュールに対して、前記基準カメラモジュールの調整時における前記反射型基準チャートと前記基準カメラモジュールとの物体間距離よりも短い距離に設けられた前記光源ユニットについて、前記チャートと前記コリメータレンズとの第3の位置関係が調整済であり、前記検査カメラモジュールは、検査レンズ系と、検査撮像素子とを備え、前記検査カメラモジュールは、前記調整済の光源ユニットに対して、前記調整済の光源ユニットが製作される際に前記基準カメラモジュールが配された距離に設けられ、前記検査レンズ系によって、前記平行光は前記検査撮像素子の受光面に結像され、前記結像した光を前記検査撮像素子によって、電気信号に変換し、前記電気信号に応じて、前記検査レンズ系と前記検査撮像素子との第1の位置関係を調整することにより達成される。
【0017】
また、本発明に係る検査カメラモジュール調整装置の上記目的は、前記第2の位置関係の調整と、前記第3の位置関係の調整とによって、前記基準カメラモジュールの第1の解像度と、前記検査カメラモジュールの第2の解像度とを、同等としたことにより、或いは前記チャートは、前記拡散光の透過率を制御する透過型であることにより、或いは、前記チャートは、半導体プロセス用マスク又はレクチルであることにより、或いは、前記調整済の光源ユニットが有限遠の光線を出射するようにしたことにより、或いは前記光源は、発光ダイオードであることにより、より効果的に達成される。
【0018】
また、本発明に係る検査カメラモジュール調整方法の上記目的は、基準カメラモジュールにより基準チャートを撮影した際の電気信号に応じて、前記基準カメラモジュールを調整するステップと、前記調整された前記基準カメラモジュールに対して、前記基準カメラモジュールの調整時における前記基準チャートと前記基準カメラモジュールとの物体間距離よりも短い距離に設けられた前記光源ユニットを調整するステップと、前記調整された光源ユニットに対して、前記調整された光源ユニットが調整される際に前記基準カメラモジュールが配された距離に検査カメラモジュールを設けるステップと、前記調整された光源ユニットを用いて、拡散板によって、光源と、前記光源から入射された光を拡散光として出射するステップと、チャートによって、前記拡散光をテストパターンに変換して出射するステップと、コリメータレンズによって、前記テストパターンを無限遠の平行光に変換して出射するステップと、前記検査カメラモジュールが備える検査レンズ系によって、前記平行光が検査撮像素子の受光面に結像するステップと、前記検査カメラモジュールが備える前記検査撮像素子によって、前記結像した光を電気信号に変換するステップと、前記電気信号に応じて、前記検査レンズ系と前記検査撮像素子との第1の位置関係を調整するステップと、から成ることより達成される。
【0019】
また、本発明に係る検査カメラモジュール調整方法の上記目的は、前記基準カメラモジュールにより反射型基準チャートを撮影した際の電気信号に応じて、前記基準カメラモジュールの基準レンズ系と基準撮像素子との第2の位置関係を調整し、
前記第2の位置関係を調整した前記基準カメラモジュールに対して、前記基準カメラモジュールの調整時における前記反射型基準チャートと前記基準カメラモジュールとの物体間距離よりも短い距離に設けられた前記光源ユニットの前記拡散板と前記コリメータレンズとの第3の位置関係を調整することにより、或いは前記第2の位置関係の調整と、前記第3の位置関係の調整とによって、前記基準カメラモジュールの第1の解像度と、前記検査カメラモジュールの第2の解像度と、同等としたことにより、
或いは前記チャートは、前記拡散光の透過率を制御する透過型であることにより、或いは前記チャートは、半導体プロセス用マスク又はレクチルであることにより、或いは前記光源は、発光ダイオードであることにより、より効果的に達成される。
【0020】
また、本発明に係る検査カメラモジュール調整装置を機能させるためのプログラムの上記目的は、調整済の光源ユニットを用いる、検査カメラモジュール調整装置を機能させるためのプログラムであって、基準カメラモジュールにより基準チャートを撮影した際の電気信号に応じて、前記基準カメラモジュールを調整するステップと、前記調整済の前記基準カメラモジュールに対して、前記基準カメラモジュールの調整時における前記基準チャートと前記基準カメラモジュールとの物体間距離よりも短い距離に設けられた前記光源ユニットを調整するステップと、前記調整済の光源ユニットに対して、前記調整済の光源ユニットが調整される際に前記基準カメラモジュールが配された距離に検査カメラモジュールを設けるステップと、前記調整済の光源ユニットを用いて、拡散板によって、光源と、前記光源から入射された光を拡散光として出射させるステップと、チャートによって、前記拡散光をテストパターンに変換して出射させるステップと、コリメータレンズによって、前記テストパターンを無限遠の平行光に変換して出射させるステップと、前記検査カメラモジュールが備える検査レンズ系によって、前記平行光を検査撮像素子の受光面に結像させるステップと、前記検査カメラモジュールが備える前記検査撮像素子によって、前記結像した光を電気信号に変換するステップと、前記電気信号に応じて、前記検査レンズ系と前記検査撮像素子との第1の位置関係を調整するステップと、から成ることにより達成される。
【発明の効果】
【0021】
本発明に係るカメラモジュール調整装置及びその調整方法によれば、テストチャートとカメラモジュールとの距離が大きく離れてしまう場合であっても、テストチャートを使用する方式と同等の調整が行えるような光源ユニットを用いることによって、カメラモジュール調整装置の省スペース化を図ることができるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】従来のカメラモジュールのフォーカス調整の方法を示す図である。
図2】従来のフォーカス調整装置の概略構成を示すブロック図である。
図3】本発明の実施形態のカメラモジュール調整装置の概略構成を示すブロック図である。
図4】本発明の実施形態のカメラモジュール調整装置における光源ユニットの構成を示す図である。
図5】本発明の実施形態のカメラモジュール調整装置における基準カメラモジュールの調整の方法を示す図である。
図6】本発明の実施形態のカメラモジュール調整装置における光源ユニットの調整の方法を示す図である。
図7】本発明の実施形態のカメラモジュール調整装置における検査カメラモジュールの調整の方法を示す図である。
図8】本発明の実施形態におけるカメラモジュールのフォーカス調整装置による検査カメラモジュールのフォーカス調整の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本発明のカメラモジュール調整装置は、光源から入射された光を拡散光として出射する拡散板と、拡散光をテストパターンとして出射するチャート(例えば、透過方式のチャート、解像度検査用チャートがパターン化されたレクチル又はマスク)と、テストパターンを無限遠の平行光に変換して出射するようなコリメータレンズとを備えた光源ユニットを用いることによって、通常の反射型チャート(例えば、テスト用チャート、解像度検査用チャート)を使用する方式と同等の調整が行え、かつカメラモジュール調整装置の省スペース化を図ることができる。
【0024】
以下に図面を参照して、実施形態にかかる、カメラモジュール調整装置及びその方法について詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。
【0025】
図3は、実施形態のカメラモジュール調整装置の概略構成を示すブロック図である。カメラモジュール調整装置10は、カメラモジュールを調整するための装置又はシステムである。図3には、カメラモジュール調整装置10を構成する部材として、基準チャートの光パターンを出射する光源ユニット11と、光パターンが入射され、検査対象となるカメラモジュール12と、カメラモジュール12を固定する装着部13(例えば、ソケットボード)、カメラモジュール12から出力される信号を用いて、算出した解像度に基づいて、カメラモジュール12のフォーカス(例えば、カメラモジュール12のレンズ系と撮像素子との距離又は位置関係)を調整する制御信号を出力する処理部14(例えば、パソコン)、及び制御信号に基づいて、フォーカス位置を調整するフォーカス位置駆動部15が示されている。
【0026】
また、カメラモジュール12は、光源ユニット11から入射される光パターンに応じた信号を処理部14に出力する。処理部14においては、制御部14cは、信号検出部14aに対して、カメラモジュール12から出力される信号の読み込みを指示する読み込み信号を出力する。信号検出部14aは、制御部14cからの読み込み信号に応じて、カメラモジュール12から出力される信号を、装着部13を介して検出し、順次デジタルデータとして解像度演算部14bに送信する。そして、解像度演算部14bは、そのデジタルデータを用いて、解像度を算出し、解像度及びタイミング信号を制御部14c及び位置調整部14dに送信する。タイミング信号に応じて、制御部14cは、位置調整部14dにフォーカス位置を移動させる制御信号をフォーカス位置駆動部15に出力する。そして、制御部14cは、フォーカス位置と解像度との対応関係を記憶部14eに格納する。格納終了後に、制御部14cは、フォーカス位置の移動範囲における解像度のデータに基づいて、最適なフォーカス位置を算出する。
【0027】
なお、カメラモジュール12の用途としては、例えば、カメラ付き携帯端末、デジタルカメラ又はスマートフォン等の電子機器用である。
【0028】
次に、光源ユニット11の構成及び機能について説明する。光源ユニット11の構成を図4に示す。
【0029】
図4に示すように、光源ユニット11は、光源11aと、光源11aから入射された光を拡散光として出射する拡散板11bと、拡散光をテストパターン(又は、光パターン)として出射するチャート11cと、テストパターンを無限遠の平行光に変換して出射するようなコリメータ(コリメータレンズ)11dとを備えている。図4では、チャート11cとコリメータ11dとの距離をコリメータ11dの焦点距離fに合わせたものを示す。
【0030】
なお、光源11aは、LEDを採用しても良く、特に、白色LEDであれば、本発明のカメラモジュール調整装置に好適である。また、チャート11bは、透過方式のチャート、カメラの解像度検査用チャートがパターン化されたレクチル又はマスクのいずれでも良い。
【0031】
次に、本発明の実施形態のカメラモジュール調整装置では、カメラモジュールの調整に使用される基準チャート6を、フォーカス調整のために基準とするカメラモジュール(以下、基準カメラモジュールとする。)16で撮影して、基準カメラモジュール16を調整する。続いて、基準カメラモジュール16を用いて、光源ユニット11を調整する。先ず、基準カメラモジュール16を調整する方法を図5に示す。その調整の方法は、基準カメラモジュール16のレンズ系(フォーカスレンズ系)16aと撮像素子16bとの距離Fsを調整して、レンズ系16aの焦点距離に撮像素子16bの位置が合うように調整するようにする。また、撮像素子16bの出力する電子信号をデータ解析し、高い解像度を得られるようにレンズ系16aと撮像素子16bとの相対的位置関係に調整するようにしても良い。
【0032】
次に、光源ユニット11の調整について説明する。
【0033】
光源ユニット11の調整の方法を図6に示す。その調整の方法については、基準カメラモジュール16の光軸と光源ユニット11の光軸を合わせ、基準カメラモジュール16と光源ユニット11との距離を所定値L1に合わせる。所定値L1は、基準カメラモジュール16の調整時における基準チャート6と基準カメラモジュール16との物体間距離L0(>L1)より小さく設定される。距離の調整後、基準カメラモジュール16を調整した際と同じ解像度を得られるように、チャート11cとコリメータ11dとの距離又は位置関係を調整する。チャート11cからの光が無限遠から来るのと同等にする場合、光源ユニット11のチャート11cとコリメータ11dとの距離Fc又は位置関係を調整して、コリメータ11cが略平行光を出射するようにしても、また、基準カメラモジュール16に平行光束が正常に入射することを確認しても良い。
【0034】
次に、検査するカメラモジュール(以下、検査カメラモジュールとする。)の調整について説明する。
【0035】
ここで、検査カメラモジュール17の調整の方法を図7に示す。その調整の方法については、検査カメラモジュール17の光軸と光源ユニット11の光軸を合わせ、検査カメラモジュール17と光源ユニット11との距離を所定値L1に維持する。そして、レンズ系17aと撮像素子17bとの距離Fkを調整して、基準カメラモジュール16を調整した際と同じ解像度を得られるようにする。また、撮像素子17bの出力する電子信号をデータ解析し、高い解像度を得られるようにレンズ系17aと撮像素子17bとの相対的位置関係に調整するようにしても良い。
【0036】
次に、カメラモジュールのフォーカス調整の手順について説明する。
【0037】
ここで、カメラモジュールのフォーカス調整のフローチャートを図8に示す。
【0038】
第1の工程として、基準チャート6による基準カメラモジュール16のフォーカス調整を行う。
【0039】
先ず、基準チャート6と、基準カメラモジュール16と、を設置し、基準カメラモジュール16の光軸が基準チャート6の中心(中心座標)を通るように調整する(ステップS10)。
【0040】
そして、基準カメラモジュール16で基準チャート6を撮影する(ステップS20)。
【0041】
次に、基準カメラモジュール16の解像度を算出し、撮影したときの距離と解像度とを関連付けをして記憶する(ステップS30)。
【0042】
続いて、基準カメラモジュール16における基準レンズ系16aと基準撮像素子16bとの距離について、所定ステップ幅をずらす(ステップS40)。
【0043】
次に、基準レンズ系16aと基準撮像素子16bとの距離が、移動可能な範囲外(具体的には、距離<移動可能な最小値、又は移動可能な最大値<距離)か否かを判断する(ステップS50)。ステップ50において、判断がNO(距離が、移動可能な範囲内)であれば、ステップ20に戻る。判断がYES(距離が、移動可能な範囲外)であれば、後述のステップ60に進む。
【0044】
続いて、駆動した距離に対応する解像度のデータを用いて、基準カメラモジュール16(基準レンズ系16a-基準撮像素子16bの距離)を調整する(ステップS60)。
【0045】
そして、基準チャート6をカメラモジュール調整装置10から取り外す(ステップ70)。このステップで、カメラモジュールの調整を完了する。
【0046】
第2の工程として、光源ユニットの調整を行う。
【0047】
先ず、光源ユニット11をカメラモジュール調整装置10内に設置し、光源ユニット11をON(点灯)する(ステップS80)。
【0048】
次に、光源ユニット11の光軸と基準カメラモジュール16の光軸とを合わせるように調整する(ステップS90)。
【0049】
チャート11cとコリメータレンズ11dとの距離を(例えば、光源ユニット11において無限遠からの平行光が出射されるように)調整する(ステップS100)。
【0050】
そして、基準カメラモジュール16をカメラモジュール調整装置10から取り外す(ステップS110)。ここまでの処理で、光源ユニット11の調整を完了する。
【0051】
第3の工程として、検査カメラユニット17のフォーカス調整を行う。
【0052】
先ず、検査カメラモジュール17を設置し、光源ユニット11の光軸と検査カメラモジュール17の光軸とを合わせるように、調整する(ステップS120)。
【0053】
次に、検査カメラモジュール17で光源ユニット11を撮影する(ステップS130)。
【0054】
そして、検査カメラモジュール17の解像度を算出し、撮影したときの距離と解像度との関連付けをして記憶する(ステップS140)。
【0055】
続いて、検査カメラモジュール17における検査レンズ系17aと検査撮像素子17bとの距離について、所定ステップ幅をずらす(ステップS150)。
【0056】
次に、検査カメラモジュール17の検査レンズ系17aと検査撮像素子17bとの距離が、移動可能な範囲外(具体的には、距離<移動可能な最小値、又は移動可能な最大値<距離)か否かを判断する(ステップS160)。ステップ160において、判断がNO(距離が、移動可能な範囲内)であれば、ステップ120に戻る。判断がYES(距離が、移動可能な範囲外)であれば、後述するステップ170に進む。
【0057】
そして、駆動した距離に対応する解像度のデータを用いて、検査カメラモジュール17(検査レンズ系17a-検査撮像素子17bの距離)を調整する(ステップS170)。
【0058】
ステップS10~ステップS170の工程を経て、検査カメラモジュールの解像度が、基準カメラモジュール調整時の解像度と同等になるように、検査カメラモジュール17の検査レンズ系17aと検査撮像素子17bとの距離又は位置関係を調整する。その際、検査レンズ系17a又は検査撮像素子17bがフォーカス位置駆動部と連動するように配置して、その位置関係を調整しても良い。また、検査カメラモジュールにオートフォーカス(以下、AFと略す。)駆動部が付加されていれば、AF駆動するようにしても良い。
【0059】
検査カメラモジュール17をカメラモジュール調整装置10から取り外し、光源ユニットをOFF(消灯)する(ステップS180)。
【0060】
検査カメラモジュール17の調整が終了したか否かを判断する(ステップS190)。ステップ190において、判断がNOであれば、ステップ130に戻り、次の検査カメラモジュール17の調整を行う。判断がYESであれば、検査カメラモジュール17のフォーカス調整の工程を終了する。
【0061】
また、検査カメラモジュール17のフォーカス調整後、検査レンズ系17a検査と撮像素子17bの位置関係(調整した基準カメラモジュール17と同等の状態)を固定するため、例えば、熱硬化型接着剤を塗布して硬化して固定する、又は紫外線硬化型樹脂を塗布して、紫外線を照射して固定する等の処理を行うことが好適である。なお、撮像素子とレンズ系の位置関係を安定的に固定ができれば、接着剤の材質はどのようなものでも良い。
【0062】
以上のように、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【0063】
例えば、明細書中および図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理に用いたパラメータを含む情報、信号、または、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0064】
また、本発明のカメラモジュール調整装置10に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。例えば、カメラモジュール調整装置10の各装置が備える処理機能、特に、処理部14にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて、解釈実行されるプログラムによって、実現しても良い。
【0065】
なお、プログラムは、後述する、コンピュータに本発明に係る方法を実行させるためのプログラム化された命令を含む、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて処理部14に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDDなどの記憶部14eなどには、OS(Operating System)と協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
【0066】
また、このコンピュータプログラムは、処理部14に対して、任意のネットワークを介して、接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
【0067】
また、本発明に係るプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USBメモリ、SDカード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM、EEPROM、CD-ROM、MO、DVD、および、Blu-ray(登録商標)Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
【0068】
また、「プログラム」とは、任意の言語や記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードやバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、本発明の実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成、読み取り手順、あるいは、読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
【0069】
また、処理部14は、既知のパーソナルコンピュータ等の情報処理装置として構成してもよく、また、該情報処理装置に任意の周辺装置を接続して構成してもよい。また、処理部14は、該情報処理装置に本発明の方法を実現させるソフトウェア(プログラム、データ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
【0070】
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じて、または、機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
【0071】
また、本発明も実施形態では、光源ユニットのチャートとコリメータとの距離を調整して、無限遠の平行光を出射するものを示したが、調整によって、有限遠の光線を出射するようにしても良く、例えば、基準チャートから出射されるように光源ユニットのチャートとコリメータとの距離を調整することは好適である。
【0072】
また、カメラモジュールの解像度を算出する際、例えば、MTF(Modulation Transfer Function)手法を用いて解像度の算出を行っても良い。なお、光学系が対象とする物体は、模様、大きさが様々で、粗い明暗模様から細かい明暗模様までを集めた集合体と捉えることができるが、MTFは、これらの明暗模様(コントラスト)がどれだけ忠実に像で再現できるかを表した指標である。また、カメラモジュールの撮像データから算出した空間周波数に基づいて、解像度を算出するようにしても良い。
【符号の説明】
【0073】
10 カメラモジュール調整装置
11 光源ユニット
11a 光源
11b 拡散板
11c チャート
11d コリメータ(コリメータレンズ)
12 カメラモジュール
13 装着部
14 処理部
14a 信号検出部
14b 解像度演算部
14c 制御部
14d 位置調整部
14e 記憶部
15 フォーカス位置駆動部
16 基準カメラモジュール
16a 基準レンズ系
16b 基準撮像素子
17 検査カメラモジュール
17a 検査レンズ系
17b 検査撮像素子
18 基準チャート
101 フォーカス調整装置
102 カメラモジュール
102a レンズ系
102b 撮像素子
103 ソケットボード
104 パソコン
104a 検出部
104b 演算部
104c フォーカス調整部
106 基準チャート
107 フォーカスレンズ駆動装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8