(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-18
(45)【発行日】2022-03-29
(54)【発明の名称】伝票処理装置、伝票処理方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 40/00 20120101AFI20220322BHJP
G06Q 10/10 20120101ALI20220322BHJP
【FI】
G06Q40/00 400
G06Q10/10 340
(21)【出願番号】P 2018030337
(22)【出願日】2018-02-23
【審査請求日】2020-10-20
(73)【特許権者】
【識別番号】593089895
【氏名又は名称】株式会社オービックビジネスコンサルタント
(74)【代理人】
【識別番号】100115749
【氏名又は名称】谷川 英和
(72)【発明者】
【氏名】和田 成史
(72)【発明者】
【氏名】唐鎌 勝彦
【審査官】田中 秀樹
(56)【参考文献】
【文献】特開平09-073492(JP,A)
【文献】特開2010-086059(JP,A)
【文献】特開2001-291047(JP,A)
【文献】特開2005-149161(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
伝票データを識別する識別情報を含み、伝票データを構成する元になる1以上の元データが格納される元データ格納部と、
元データを作成する指示であり、
伝票データを識別する識別情報と伝票データを起票するタイミングに関する属性値とを有する元データ作成指示を受け付ける元データ作成指示受付部と、
前記元データ作成指示が有する識別情報を含む元データを前記元データ格納部に蓄積する元データ作成部と、
前記元データ格納部の元データを用いて、伝票データを入力する伝票入力画面情報を構成する画面構成部と、
前記画面構成部が構成した伝票入力画面情報を出力する伝票入力画面出力部と、
前記伝票入力画面情報に基づく画面に対して入力された情報に基づく伝票データを受け付ける伝票データ受付部と、
前記伝票データを蓄積する伝票データ蓄積部とを具備する伝票処理装置。
【請求項2】
前記元データ作成部は、
前記元データ作成指示が有する属性値と識別情報とを有する元データを前記元データ格納部に蓄積する請求項1記載の伝票処理装置。
【請求項3】
前記元データ作成部は、
前記元データ作成指示が有する属性値から日付を示す1以上の日付情報を取得し、1以上の各日付情報ごとに元データを作成し、前記元データ格納部に蓄積する請求項1記載の伝票処理装置。
【請求項4】
カレンダーに関するカレンダー情報が格納されるカレンダー情報格納部と、
前記元データ格納部の1以上の各元データの起票に関する日付を示す日付情報を、前記元データ格納部の1以上の元データを用いて取得し、カレンダーの当該日付情報が示す日付に前記1以上の各元データの識別情報が対応付いている態様のカレンダー情報である予約伝票カレンダー情報を、前記カレンダー情報格納部のカレンダー情報を用いて構成する予約伝票カレンダー情報構成部と、
前記予約伝票カレンダー情報を出力する予約伝票カレンダー情報出力部とをさらに具備する請求項1記載の伝票処理装置。
【請求項5】
本日の日付を示す本日情報を取得する本日情報取得部をさらに具備し、
前記画面構成部は、
前記本日情報に対応する1以上の元データを用いて、伝票データを入力する伝票入力画面
情報を構成する請求項1から請求項4いずれか一項に記載の伝票処理装置。
【請求項6】
伝票データを識別する識別情報を含み、伝票データを構成する元になる1以上の元データが格納される元データ格納部と、元データ作成指示受付部と、元データ作成部と、画面構成部と、伝票入力画面出力部と、伝票データ受付部と、伝票データ蓄積部とにより実現できる伝票処理方法であって、
前記元データ作成指示受付部が、元データを作成する指示であり、
伝票データを識別する識別情報と伝票データを起票するタイミングに関する属性値とを有する元データ作成指示を受け付ける元データ作成指示受付ステップと、
前記元データ作成部が、前記元データ作成指示が有する識別情報を含む元データを前記元データ格納部に蓄積する元データ作成ステップと、
前記画面構成部が、前記元データ格納部の元データを用いて、伝票データを入力する伝票入力画面情報を構成する画面構成ステップと、
前記伝票入力画面出力部が、前記画面構成ステップで構成された伝票入力画面情報を出力する伝票入力画面出力ステップと、
前記伝票データ受付部が、前記伝票入力画面情報に基づく画面に対して入力された情報に基づく伝票データを受け付ける伝票データ受付ステップと、
前記伝票データ蓄積部が、前記伝票データを蓄積する伝票データ蓄積ステップとを具備する伝票処理方法。
【請求項7】
伝票データを識別する識別情報を含み、伝票データを構成する元になる1以上の元データが格納される元データ格納部にアクセス可能なコンピュータを、
元データを作成する指示であり、
伝票データを識別する識別情報と伝票データを起票するタイミングに関する属性値とを有する元データ作成指示を受け付ける元データ作成指示受付部と、
前記元データ作成指示が有する識別情報を含む元データを前記元データ格納部に蓄積する元データ作成部と、
前記元データ格納部の元データを用いて、伝票データを入力する伝票入力画面情報を構成する画面構成部と、
前記画面構成部が構成した伝票入力画面情報を出力する伝票入力画面出力部と、
前記伝票入力画面情報に基づく画面に対して入力された情報に基づく伝票データを受け付ける伝票データ受付部と、
前記伝票データを蓄積する伝票データ蓄積部として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、伝票データを処理する伝票処理装置等に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、会計事務所の顧問先にて取引内容を会計処理または税務処理特有の記述ルールに基づいた質問に対する回答を入力させ、その結果から事務所側でその勘定科目や税区分を判断するのに役立つ情報を取得するようにしたシステムがあった(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術においては、伝票データを入力する装置において、例えば、予め決まったタイミングで発生する伝票データを、簡易に入力できる仕組みが存在しなかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本第一の発明の伝票処理装置は、伝票データを識別する識別情報を含み、伝票データを構成する元になる1以上の元データが格納される元データ格納部と、元データを作成する指示であり、識別情報と伝票データを起票するタイミングに関する属性値とを有する元データ作成指示を受け付ける元データ作成指示受付部と、元データ作成指示が有する識別情報を含む元データを元データ格納部に蓄積する元データ作成部と、元データ格納部の元データを用いて、伝票データを入力する伝票入力画面情報を構成する画面構成部と、画面構成部が構成した伝票入力画面情報を出力する伝票入力画面出力部と、伝票入力画面情報に基づく画面に対して入力された情報に基づく伝票データを受け付ける伝票データ受付部と、伝票データを蓄積する伝票データ蓄積部とを具備する伝票処理装置である。
【0006】
かかる構成により、予め決まったタイミングで発生する伝票データを簡易に入力できる。
【0007】
また、本第二の発明の伝票処理装置は、第一の発明に対して、元データ作成部は、元データ作成指示が有する属性値と識別情報とを有する元データを元データ格納部に蓄積する伝票処理装置である。
【0008】
かかる構成により、予め決まったタイミングで発生する伝票データを簡易に入力できる。
【0009】
また、本第三の発明の伝票処理装置は、第一の発明に対して、元データ作成部は、元データ作成指示が有する属性値から日付を示す1以上の日付情報を取得し、1以上の各日付情報ごとに元データを作成し、元データ格納部に蓄積する伝票処理装置である。
【0010】
かかる構成により、予め決まったタイミングで発生する伝票データを簡易に入力できる。
【0011】
また、本第四の発明の伝票処理装置は、第一の発明に対して、カレンダーに関するカレンダー情報が格納されるカレンダー情報格納部と、元データ格納部の1以上の各元データの起票に関する日付を示す日付情報を、元データ格納部の1以上の元データを用いて取得し、カレンダーの日付情報が示す日付に1以上の各元データの識別情報が対応付いている態様のカレンダー情報である予約伝票カレンダー情報を、カレンダー情報格納部のカレンダー情報を用いて構成する予約伝票カレンダー情報構成部と、予約伝票カレンダー情報を出力する予約伝票カレンダー情報出力部とをさらに具備する伝票処理装置である。
【0012】
かかる構成により、例えば、予め決まったタイミングで発生する伝票データをカレンダーと共に一覧できる。
【0013】
また、本第五の発明の伝票処理装置は、第一から第四いずれか1つの発明に対して、本日の日付を示す本日情報を取得する本日情報取得部をさらに具備し、画面構成部は、本日情報に対応する1以上の元データを用いて、伝票データを入力する伝票入力画面情報を構成する伝票処理装置である。
【0014】
かかる構成により、本日に対応する予約伝票データを提示できる。
【発明の効果】
【0015】
本発明による伝票処理装置によれば、伝票データを入力する装置において、例えば、予め決まったタイミングで発生する伝票データを簡易に入力できる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】実施の形態1における伝票処理システムAの概念図
【
図4】同伝票処理装置1の動作例について説明するフローチャート
【
図5】同元データ作成処理の例について説明するフローチャート
【
図6】同予約伝票カレンダー情報構成処理の例について説明するフローチャート
【
図7】同端末装置2の動作例について説明するフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、伝票処理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
【0018】
(実施の形態1)
本実施の形態において、伝票データを構成するための元になる元データと属性値とを用いて、適切な予約伝票データを生成する伝票処理装置を具備する伝票処理システムについて説明する。
【0019】
また、本実施の形態において、予約伝票データを用いて、簡易に伝票データを作成できる伝票処理装置を具備する伝票処理システムについて説明する。
【0020】
さらに、本実施の形態において、予約伝票データをカレンダー表示できる伝票処理装置を具備する伝票処理システムについて説明する。
【0021】
図1は、本実施の形態における伝票処理システムAの概念図である。伝票処理システムAは、伝票処理装置1、および1または2以上の端末装置2を備える。伝票処理装置1は、例えば、いわゆるクラウドサーバ、ASPサーバ等のサーバ装置である。伝票処理装置1は、伝票データに関する処理を行う装置である。端末装置2は、ユーザが使用する端末である。端末装置2は、いわゆるパーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン等であり、その形状、種類等は問わないことは言うまでもない。
【0022】
図2は、本実施の形態における伝票処理システムAのブロック図である。
図3は、伝票処理装置1のブロック図である。
【0023】
伝票処理装置1は、格納部11、受付部12、処理部13、および出力部14を備える。 格納部11は、画面格納部111、元データ格納部112、伝票データ格納部113、およびカレンダー情報格納部114を備える。受付部12は、元データ作成指示受付部121、および伝票データ受付部122を備える。処理部13は、元データ作成部131、画面構成部132、伝票データ蓄積部133、予約伝票カレンダー情報構成部134、および本日情報取得部135を備える。出力部14は、元データ作成指示入力画面出力部141、伝票入力画面出力部142、および予約伝票カレンダー情報出力部143を備える。
【0024】
端末装置2は、端末格納部21、端末受付部22、端末処理部23、端末送信部24、端末受信部25、および端末出力部26を備える。
【0025】
伝票処理装置1を構成する格納部11には、種々の情報が格納し得る。種々の情報とは、例えば、後述する種々の画面情報、後述する元データ、後述する伝票データ、後述するカレンダー情報、ユーザ情報等である。ユーザ情報とは、ユーザに関する情報である。また、ユーザ情報は、通常、ユーザを識別するユーザ識別子を有する。ユーザ識別子は、例えば、ID、メールアドレス、電話番号等であり、ユーザを識別できる情報であれば何でも良い。ユーザ情報は、例えば、ユーザの氏名、所属、住所、通知先情報等のユーザの属性値を有しても良い。通知先情報とは、通常、メールアドレスであるが、電話番号、FAX番号、ユーザが使用する端末装置2のIPアドレス、MACアドレス等でも良い。
【0026】
画面格納部111には、1または2以上の画面情報が格納される。画面情報は、画面を構成するための情報である。画面情報は、例えば、端末装置2で出力される画面を構成するための情報である、画面情報は、例えば、元データ作成指示入力画面情報、伝票入力画面情報、エラー画面情報である。なお、元データ作成指示入力画面情報は、元データ作成指示入力画面を構成するための情報である。元データ作成指示入力画面は、元データ作成指示を入力するための画面である。また、伝票入力画面情報は、伝票データを入力する画面である伝票入力画面を構成するための情報である。また、エラー画面情報は、エラー画面を構成するための情報である。また、画面情報の構造、記述言語等は問わない。画面情報は、例えば、HTML、XML、プログラム言語、スクリプト等で記述されている。また、画面情報は画面そのものでも良い。
【0027】
元データ格納部112には、1または2以上の元データが格納される。元データとは、伝票データを構成する元になる情報である。元データは、通常、伝票データを識別する識別情報を含む。ここで、識別情報とは、例えば、伝票データ名、伝票データを識別するIDである。伝票データ名は、例えば、「交通費」「新聞代」「電気代」「ガス代」「A社支払い」などである。元データは、属性値を有しても有さなくても良い。元データが属性値を有さない場合、元データは、日付を特定する日付情報を有する。元データは、伝票データを構成する一部の情報が含まれていることは好適である。なお、かかる一部の情報は、通常、固定的な情報であり、固定情報と言っても良い。固定情報は、例えば、部門を識別する部門識別子、勘定科目、金額である。また、元データは、ユーザ識別子に対応付いていても良い。また、元データは、元データ識別子に対応付いていても良い。元データ識別子とは、元データを識別する情報である。元データ識別子は、例えば、ID、識別情報と日付情報等であるが、その内容は問わない。
【0028】
元データは、例えば、「識別情報:交通費,属性値:毎週,月曜日」、「識別情報:交通費,日付情報:2月5日,2月12日,2月19日,・・・」、「識別情報:交通費,属性値:月末」等である。つまり、元データは、属性値を有していても良いし、属性値から取得された1以上の日付情報を有していても良い。
【0029】
伝票データ格納部113には、1または2以上の伝票データが格納され得る。伝票データは、ユーザ識別子に対応付いていても良い。伝票データは、伝票についての情報である。伝票データは、例えば、日付、摘要、科目、税区分、入金、出金等の情報を有する。
【0030】
カレンダー情報格納部114は、カレンダー情報が格納される。カレンダー情報は、カレンダーに関する情報である。カレンダー情報は、カレンダーを構成するための情報である。カレンダー情報は、例えば、月日と曜日とを有するデータ、年月日と曜日とを有するデータ、表示されるカレンダーを構成する日付のデータの集合である。カレンダー情報は、かかるデータに加えて、表示されるカレンダーの枠や背景等の図柄を構成するための情報等を有しても良い。カレンダー情報の構造は問わないことは言うまでもない。
【0031】
受付部12は、指示や情報等を受け付ける。指示や情報等とは、例えば、後述する元データ作成指示、伝票データ、伝票入力要求、カレンダー画面要求である。伝票入力要求とは、伝票データの作成の要求である。伝票入力要求は、通常、ここでは元データを用いた伝票データの作成の要求である。伝票入力要求は、1または2以上の元データ識別子を有しても良いし、元データ識別子を有さなくても良い。元データ識別子は、元データを識別する情報である。元データ識別子は、例えば、IDであるが、元データを識別できれば何でも良い。カレンダー画面要求とは、予約伝票カレンダー情報を含む画面の画面情報の要求である。カレンダー画面要求は、予約伝票カレンダー情報の要求でも良い。
【0032】
ここで、受け付けとは、通常、端末装置2からの受信である。ただし、受け付けとは、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念であると考えても良い。
【0033】
元データ作成指示受付部121は、元データ作成指示を受け付ける。元データ作成指示とは、元データを作成する指示である。元データ作成指示は、通常、識別情報と属性値とを有する。属性値は、ここでは、伝票データを起票するタイミングに関する情報である。属性値は、例えば、「月末」「毎週」「毎週,金曜日」、1以上の具体的な日付情報である。
【0034】
伝票データ受付部122は、伝票入力画面に対して入力された情報に基づく伝票データを受け付ける。
【0035】
処理部13は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、元データ作成部131、画面構成部132、伝票データ蓄積部133、予約伝票カレンダー情報構成部134、本日情報取得部135が行う処理である。
【0036】
元データ作成部131は、1または2以上の元データを元データ格納部112に蓄積する。元データ作成部131が蓄積する元データは、通常、元データ作成指示受付部121が受け付けた元データ作成指示が有する識別情報を含む情報である。元データ作成部131は、例えば、元データ作成指示が有する属性値に従ったタイミングで伝票データが起票されるように元データを取得し、当該元データを元データ格納部112に蓄積する。元データ作成部131は、例えば、元データ作成指示が有する属性値に対応する1以上の日付情報を取得し、当該1以上の各日付情報を有する1以上の元データを構成し、当該1以上の元データを元データ格納部112に蓄積する。
【0037】
元データ作成部131は、例えば、元データ作成指示が有する属性値と識別情報とを有する元データを元データ格納部112に蓄積する。
【0038】
元データ作成部131は、例えば、元データ作成指示が有する属性値を用いて、日付を示す1以上の日付情報を取得し、1以上の各日付情報ごとに元データを作成し、元データ格納部112に蓄積する。かかる場合、元データは、通常、識別情報と生成された日付情報とを有する。なお、2以上の元データが、一の識別情報を共用しても良い。
【0039】
なお、元データ作成部131が属性値を用いて1以上の日付情報を取得する処理は、以下のような処理である。
【0040】
属性値が、例えば、「1週間ごと」であれば、元データ作成部131は、例えば、カレンダー情報を用いて、予め決められた曜日(例えば、月曜日、または金曜日)、またはランダムな曜日の情報(週によって、曜日が異なっていても良い。)を取得し、本日の情報である本日情報を図示しない時計から取得し、2以上の日付の情報(例えば、2018/2/13、2018/2/20、・・・)を取得する。
【0041】
属性値が、例えば、「1週間ごと,水曜日」であれば、元データ作成部131は、カレンダー情報を用いて、毎週、水曜日の日付の日付情報を取得する。
【0042】
また、属性値が、例えば、「月ごと」である場合、元データ作成部131は、例えば、毎月、月末の日付の日付情報(例えば、2018/2/28,2018/3/31等)を取得する。ただし、属性値が、例えば、「月ごと」である場合、元データ作成部131は、例えば、毎月、予め決められた日(例えば、1日、15日、25日、月~金である25日または25日も最も近い25日より前の日、土日または祝日ではない日である25日または25日も最も近い25日より前の日など)の日付情報を取得しても良いし、月によってランダムに日を決定し、当該日を示す日付情報を取得しても良い。
【0043】
また、属性値が、例えば、「毎月,15日」である場合、元データ作成部131は、毎月、15日の日付情報(例えば、2018/2/15,2018/3/15等)を取得する。
【0044】
また、属性値が、例えば、「不定期,2018/2/15,2018/4/15・・・」である場合、元データ作成部131は、属性値が有する日付情報(例えば、2018/2/15,2018/4/15・・・)を取得する。
【0045】
画面構成部132は、元データ格納部112の元データを用いて、伝票データを入力する伝票入力画面情報を構成する。伝票入力画面情報は、伝票データを入力するための画面情報であり、その構造等は問わない。
【0046】
画面構成部132は、本日情報に対応する1以上の元データを用いて、伝票データを入力する伝票入力画面情報を構成することは好適である。画面構成部132は、例えば、本日情報に対応する1以上の元データを含む伝票入力画面情報を構成する。1以上の元データを含む伝票入力画面情報は、1以上の各元データに対応する伝票データを入力するための画面の情報である。なお、本日情報に対応する1以上の元データは、例えば、本日情報を含む元データである。また、本日情報に対応する1以上の元データは、例えば、本日情報が示す日に最も近い先の日を示す日付情報を有する元データである。また、本日情報に対応する1以上の元データは、例えば、本日情報が示す日が属する月の日付情報を有する元データである。本日情報に対応する1以上の元データは、本日情報が示す日に対して予め決められた条件を満たすほど近い日を示す日付情報を有する元データである。
【0047】
画面構成部132は、例えば、1以上の各元データを用いて、伝票元情報を構成する。伝票元情報は、伝票データの元になる情報である。伝票元情報は、通常、伝票データを構成する一部の情報を含む。伝票元情報は、伝票データそのものでも良い。画面構成部132が構成する伝票入力画面は、2以上の伝票元情報を有しても良い。
【0048】
なお、元データが日付情報を有さない場合、画面構成部132は、元データが有する属性値を用いて、1以上の日付情報を取得し、当該1以上各日付情報を有する伝票元情報を構成する。また、元データが日付情報を有する場合、画面構成部132は、元データが有する日付情報を取得し、当該日付情報を有する伝票元情報を構成する。
【0049】
そして、画面構成部132は、例えば、1以上の伝票元情報を用いて、伝票データの元になる情報を含む伝票入力画面情報を構成する。
【0050】
伝票データ蓄積部133は、伝票データ受付部122が受け付けた伝票データを蓄積する。伝票データ蓄積部133は、例えば、伝票データ受付部122が受け付けた伝票データを伝票データ格納部113に蓄積する。なお、伝票データ蓄積部133は、図示しない外部の装置に伝票データを蓄積しても良い。
【0051】
予約伝票カレンダー情報構成部134は、予約伝票カレンダー情報を、カレンダー情報格納部114のカレンダー情報を用いて構成する。予約伝票カレンダー情報とは、カレンダーの日付の領域に、元データの識別情報が対応付いている態様のカレンダーの情報である。なお、予約伝票カレンダー情報とは、予約伝票が示されたカレンダーの情報である。予約伝票とは、作成する必要がある伝票である。予約伝票は、伝票元情報に対応付いている。
【0052】
予約伝票カレンダー情報構成部134は、例えば、元データ格納部112の1以上の各元データに対応する日付情報を取得し、当該日付情報が示す日付の領域に元データが有する識別情報が対応付いたカレンダーの情報である予約伝票カレンダー情報を構成する。
【0053】
なお、元データに対応する日付情報とは、例えば、元データが有する日付情報である。また、元データに対応する日付情報とは、例えば、元データが有する属性値を用いて取得された日付情報である。
【0054】
なお、予約伝票カレンダー情報構成部134が属性値を用いて日付情報を取得する処理は、上述した元データ作成部131が属性値を用いて1以上の日付情報を取得する処理と同様であるので説明は省略する。
【0055】
本日情報取得部135は、本日の日付を示す本日情報を取得する。本日情報取得部135は、図示しない時計から本日情報を取得する。なお、図示しない時計は、外部の装置に存在していても良い。
【0056】
出力部14は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、例えば、元データ作成指示入力画面、伝票入力画面、予約伝票カレンダー情報である。
【0057】
ここでの出力とは、通常、外部の装置(通常、端末装置2)への送信であるが、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念であると考えても良い。
【0058】
元データ作成指示入力画面出力部141は、画面格納部111に格納されている元データ作成指示入力画面情報を出力する。元データ作成指示入力画面出力部141は、通常、端末装置2に元データ作成指示入力画面情報を送信する。
【0059】
伝票入力画面出力部142は、画面構成部132が構成した伝票入力画面情報を出力する。伝票入力画面出力部142は、通常、端末装置2に伝票入力画面情報を送信する。
【0060】
予約伝票カレンダー情報出力部143は、予約伝票カレンダー情報を出力する。予約伝票カレンダー情報出力部143は、通常、端末装置2に予約伝票カレンダー情報を送信する。
【0061】
端末装置2を構成する端末格納部21は、各種の情報を格納し得る。各種の情報とは、例えば、ユーザ識別子である。
【0062】
端末受付部22は、ユーザから指示や情報等を受け付ける。指示や情報等は、例えば、元データ作成指示、伝票入力要求、カレンダー画面要求、伝票データ等である。
【0063】
指示や情報等の入力手段は、タッチパネルやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。端末受付部22は、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
【0064】
端末処理部23は、各種の処理を行う。端末処理部23は、例えば、端末受付部22が受け付けた指示や情報等から、送信する指示や情報等を構成する処理である。端末処理部23は、例えば、端末受信部25が受信した画面情報を用いて、出力する画面を構成する。
【0065】
端末送信部24は、各種の指示や情報等を伝票処理装置1に送信する。各種の指示や情報等は、例えば、元データ作成指示、カレンダー画面要求、伝票データ等である。
【0066】
端末受信部25は、各種の情報を伝票処理装置1から受信する。各種の情報は、例えば、各種の画面情報である。各種の情報は、例えば、予約伝票カレンダー情報である。
【0067】
端末出力部26は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、例えば、各種の画面である。各種の画面は、例えば、元データ作成指示入力画面、伝票入力画面、予約伝票カレンダーを有する画面である。ここで、出力とは、通常、ディスプレイへの表示であるが、外部の装置への送信、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念であると考えても良い。
【0068】
格納部11、画面格納部111、元データ格納部112、伝票データ格納部113、カレンダー情報格納部114、および端末格納部21は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
【0069】
格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよい。
【0070】
処理部13、元データ作成部131、画面構成部132、伝票データ蓄積部133、予約伝票カレンダー情報構成部134、本日情報取得部135、および端末処理部23は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理部13の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
【0071】
受付部12、元データ作成指示受付部121、および伝票データ受付部122、端末受信部25は、例えば、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
【0072】
出力部14、元データ作成指示入力画面出力部141、伝票入力画面出力部142、予約伝票カレンダー情報出力部143、および端末送信部24は、例えば、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
【0073】
端末出力部26は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。端末出力部26は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
【0074】
次に、伝票処理システムAの動作例について説明する。まず、伝票処理装置1の動作について、
図4のフローチャートを用いて説明する。
【0075】
(ステップS401)元データ作成指示受付部121は、端末装置2から、元データ作成指示を受信したか否かを判断する。元データ作成指示を受信した場合はステップS402に行き、元データ作成指示を受信しなかった場合はステップS403に行く。
【0076】
(ステップS402)元データ作成部131は、元データ作成指示に応じて、元データ作成処理を行う。ステップS401に戻る。なお、元データ作成処理の例について、
図5のフローチャートを用いて説明する。
【0077】
(ステップS403)受付部12は、端末装置2から、伝票入力要求を受信したか否かを判断する。伝票入力要求を受信した場合はステップS404に行き、伝票入力要求を受信しなかった場合はステップS410に行く。
【0078】
(ステップS404)画面構成部132は、伝票入力要求が元データ識別子を有するか否かを判断する。伝票入力要求が元データ識別子を有する場合はステップS405に行き、伝票入力要求が元データ識別子を有さない場合はステップS406に行く。
【0079】
(ステップS405)画面構成部132は、伝票入力要求が有する1以上の各元データ識別子に対応する元データを元データ格納部112から取得する。
【0080】
(ステップS406)画面構成部132は、図示しない時計から本日情報を取得する。
【0081】
(ステップS407)画面構成部132は、ステップS406で取得した本日情報が示す日に対応する1以上の元データを元データ格納部112から取得する。
【0082】
(ステップS408)画面構成部132は、ステップS405またはステップS407で取得した1以上の元データを用いて、伝票入力画面情報を構成する。画面構成部132は、例えば、画面格納部111に格納されている伝票入力画面情報に、取得した1以上の元データを加え、送信する伝票入力画面情報を構成する。
【0083】
(ステップS409)伝票入力画面出力部142は、ステップS408で構成された伝票入力画面情報を端末装置2に送信する。ステップS401に戻る。
【0084】
(ステップS410)受付部12は、カレンダー画面要求を受信したか否かを判断する。カレンダー画面要求を受信した場合はステップS411に行き、カレンダー画面要求を受信しなかった場合はステップS413に行く。
【0085】
(ステップS411)予約伝票カレンダー情報構成部134は、予約伝票カレンダー情報を構成する処理を行う。かかる予約伝票カレンダー情報構成処理の例について、
図6のフローチャートを用いて説明する。
【0086】
(ステップS412)予約伝票カレンダー情報出力部143は、ステップS411で構成された予約伝票カレンダー情報を含む画面の画面情報を端末装置2に送信する。ステップS401に戻る。
【0087】
(ステップS413)伝票データ受付部122は、1以上の伝票データを受信したか否かを判断する。伝票データを受信した場合はステップS414に行き、伝票データを受信しなかった場合はステップS401に戻る。
【0088】
(ステップS414)伝票データ蓄積部133は、ステップS413で受信された1以上の伝票データを伝票データ格納部113に蓄積する。ステップS401に戻る。
【0089】
なお、
図4のフローチャートにおいて、伝票処理装置1は、端末装置2から画面の要求を受信した場合、当該要求に対応する画面情報を取得し、端末装置2に送信する。
【0090】
また、
図4のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0091】
次に、ステップS402の元データ作成処理の例について、
図5のフローチャートを用いて説明する。
【0092】
(ステップS501)元データ作成部131は、受信された元データ作成指示が有する属性値を取得する。
【0093】
(ステップS502)元データ作成部131は、属性値に対応する1以上の日付情報を取得し、図示しないバッファに蓄積する。元データ作成部131は、例えば、カレンダー情報を用いて、属性値に対応する1以上の日付情報を取得する。元データ作成部131は、例えば、元データ作成指示または属性値が有する1以上の日付情報を取得する。
【0094】
(ステップS503)元データ作成部131は、カウンタiに1を代入する。
【0095】
(ステップS504)元データ作成部131は、属性値に対応するi番目の日付情報が図示しないバッファに存在するか否かを判断する。i番目の日付情報が存在する場合はステップS505に行き、存在しない場合は上位処理にリターンする。
【0096】
(ステップS505)元データ作成部131は、受信された元データ作成指示に含まれる識別情報とi番目の日付情報とを有する元データを構成する。
【0097】
(ステップS506)元データ作成部131は、ステップS505で構成した元データを元データ格納部112に蓄積する。
【0098】
(ステップS507)元データ作成部131は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS504に戻る。
【0099】
次に、ステップS411の予約伝票カレンダー情報構成処理の例について、
図6のフローチャートを用いて説明する。
【0100】
(ステップS601)予約伝票カレンダー情報構成部134は、カウンタiに1を代入する。
【0101】
(ステップS602)予約伝票カレンダー情報構成部134は、予約伝票カレンダー情報に含めるi番目の月が存在するか否かを判断する。i番目の月が存在する場合はステップS603に行き、i番目の月が存在しない場合はステップS611に行く。なお、例えば、iの最大値は予め格納部11に格納されている。iの最大値は、例えば、「1」「12」等である。
【0102】
(ステップS603)予約伝票カレンダー情報構成部134は、i番目の月のカレンダー画像を格納部11から取得する。
【0103】
(ステップS604)予約伝票カレンダー情報構成部134は、カウンタjに1を代入する。
【0104】
(ステップS605)予約伝票カレンダー情報構成部134は、元データ格納部112にj番目の元データが存在するか否かを判断する。j番目の元データが存在する場合はステップS606に行き、j番目の元データが存在しない場合はステップS610に行く。
【0105】
(ステップS606)予約伝票カレンダー情報構成部134は、j番目の元データに対応する1以上の日付情報を取得する。
【0106】
(ステップS607)予約伝票カレンダー情報構成部134は、ステップS606で取得した日付情報が示す日がi番目の月の日であるか否かを判断する。日付情報が示す日がi番目の月の日である場合はステップS608に行き、i番目の月の日でない場合はステップS609に行く。
【0107】
(ステップS608)予約伝票カレンダー情報構成部134は、ステップS606で取得した日付情報に対応するカレンダー内の領域にj番目の元データが有する識別情報等を配置する。なお、識別情報等とは、識別情報だけでも良いし、識別情報の一部でも良いし、識別情報を含まない元データを特定する情報でも良い。なお、ここで、予約伝票カレンダー情報構成部134は、j番目の元データを元データ格納部112から削除しても良い。また、ここで、予約伝票カレンダー情報構成部134は、j番目の元データを再度使用しないように、フラグを立てる等の処理を行っても良い。
【0108】
(ステップS609)予約伝票カレンダー情報構成部134は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS605に戻る。
【0109】
(ステップS610)予約伝票カレンダー情報構成部134は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS602に戻る。
【0110】
(ステップS611)予約伝票カレンダー情報構成部134は、各月のカレンダー画像に対応する元データの識別情報等が配置された情報を用いて、予約伝票カレンダー情報を構成する。上位処理にリターンする。
【0111】
次に、端末装置2の動作例について、
図7のフローチャートを用いて説明する。
【0112】
(ステップS701)端末受付部22は、元データ作成指示を受け付けたか否かを判断する。元データ作成指示を受け付けた場合はステップS702に行き、元データ作成指示を受け付けなかった場合はステップS704に行く。
【0113】
(ステップS702)端末処理部23は、ステップS701における元データ作成指示の受け付けに応じて、送信する元データ作成指示を構成する。端末処理部23は、例えば、入力された識別情報と属性値、および端末格納部21のユーザ識別子を用いて、送信する元データ作成指示を構成する。
【0114】
(ステップS703)端末送信部24は、ステップS702で構成された元データ作成指示を伝票処理装置1に送信する。ステップS701に戻る。
【0115】
(ステップS704)端末受付部22は、伝票入力要求を受け付けたか否かを判断する。伝票入力要求を受け付けた場合はステップS705に行き、伝票入力要求を受け付けなかった場合はステップS707に行く。
【0116】
(ステップS705)端末処理部23は、ステップS704における伝票入力要求の受け付けたに応じて、送信する伝票入力要求を構成する。端末処理部23は、例えば、端末格納部21のユーザ識別子を用いて、送信する元データ作成指示を構成する。
【0117】
(ステップS706)端末送信部24は、ステップS705で構成された伝票入力要求を伝票処理装置1に送信する。ステップS701に戻る。
【0118】
(ステップS707)端末受付部22は、カレンダー画面要求を受け付けたか否かを判断する。カレンダー画面要求を受け付けた場合はステップS708に行き、カレンダー画面要求を受け付けなかった場合はステップS710に行く。
【0119】
(ステップS708)端末処理部23は、ステップS707におけるカレンダー画面要求の受け付けに応じて、送信するカレンダー画面要求を構成する。端末処理部23は、例えば、端末格納部21のユーザ識別子を用いて、送信するカレンダー画面要求を構成する。
【0120】
(ステップS709)端末送信部24は、ステップS708で構成されたカレンダー画面要求を伝票処理装置1に送信する。ステップS701に戻る。
【0121】
(ステップS710)端末受信部25は、伝票処理装置1から画面情報を受信したか否かを判断する。画面情報を受信した場合はステップS711に行き、画面情報を受信しなかった場合はステップS713に行く。
【0122】
(ステップS711)端末処理部23は、ステップS710で受信された画面情報を用いて、出力する画面を構成する。
【0123】
(ステップS712)端末出力部26は、ステップS711で構成された画面を出力する。ステップS701に戻る。
【0124】
(ステップS713)端末受付部22は、伝票データの入力を受け付けたか否かを判断する。伝票データの入力を受け付けた場合はステップS714に行き、伝票データの入力を受け付けなかった場合はステップS701に戻る。
【0125】
(ステップS714)端末処理部23は、ステップS713で受け付けられた伝票データを用いて、送信する情報を構成する。送信する情報は、通常、完成された伝票データを含む。送信する情報は、例えば、伝票データを特定する識別子、ユーザ識別子を含む。
【0126】
(ステップS715)端末送信部24は、ステップS714で構成された伝票データを伝票処理装置1に送信する。ステップS701に戻る。
【0127】
以下、本実施の形態における伝票処理システムAの具体的な動作について説明する。伝票処理システムAの概念図は
図1である。
【0128】
今、伝票処理装置1の画面格納部111には、図示しないが、元データ作成指示入力画面情報、伝票入力画面情報、エラー画面情報等の画面情報が格納されている。画面情報は、端末装置2で出力される画面を構成する情報そのものでも良いし、端末装置2で出力される画面を構成する元になる情報でも良い。
【0129】
また、元データ格納部112には、
図8に示す構造を有する元データ管理表が格納されている。元データ管理表は、元データを管理する表である。元データ管理表は、「ID」「識別情報」「属性値」「伝票雛形情報」を有する1以上のレコードを管理する。「ID」はレコードを識別する情報である。「属性値」は「起票予定基本情報」「休日回避情報」を有する。「起票予定基本情報」は、伝票データを起票するタイミングに関する基本的な情報を示す属性値である。「起票予定基本情報」は、ここでは「0」「1」「2」「3」のいずれかを採り得る。「0」は、起票は1回だけであることを示す。「1」は、週ごとの起票であることを示す。「2」は、月ごとの起票であることを示す。「3」は、起票が不定期であることを示す。「起票予定基本情報」は、元データの期間を含み得る。また、起票予定基本情報が「1」である場合、起票予定基本情報は曜日の情報を含み得る。また、起票予定基本情報が「2」である場合、起票予定基本情報は1~31までの日の情報を含み得る。また、起票予定基本情報が「0」または「3」である場合、起票予定基本情報は具体的な1以上の日付情報を含み得る。「休日回避情報」は、対応する日が休日である場合に、当該休日を回避するための情報である。「休日回避情報」は、ここでは「1」または「2」のいずれかを採り得る。「1」は、対応する日が休日である場合に、当該日の翌日を起票の日とすることを示す。「2」は、対応する日が休日である場合に、当該日の前日を起票の日とすることを示す。「伝票雛形情報」は、伝票データを構成する一部の情報である。なお、「伝票雛形情報」は、伝票データの作成時に修正されても良い。また、元データ管理表のレコードは、レコードにより、または属性により、NULLであっても良い。
【0130】
また、伝票データ格納部113には、
図9に示す伝票管理表が格納されている、とする。伝票管理表は、伝票データを管理する表である。伝票管理表は、「ID」「ユーザ識別子」「伝票データ」「種類情報」を有する1以上のレコードを管理している。「伝票データ」は、「日付」「摘要」「科目」「税区分」「入金」「出金」を有する。「ID」はレコードを識別する情報である。「日付」は取引の日付を示す。「ユーザ識別子」は顧問先のユーザのユーザ識別子である。また、「種類情報」は、例えば、「領収書」「銀行」「カード」または「NULL」の値を採り得る。「領収書」は原始データが領収書画像であることを示す。「銀行」は原始データが銀行取引情報であることを示す。また、「カード」は原始データがカード取引情報であることを示す。
【0131】
さらに、カレンダー情報格納部114には、図示しないがカレンダーを構成するためのカレンダー情報が格納されている。
【0132】
かかる状況において、ユーザ「usrX」は、元データ作成のための画面である元データ作成画面の要求を端末装置2に入力した、とする。すると、端末受付部22は、かかる要求を受け付ける。そして、端末処理部23は、送信する要求を構成する。次に、端末送信部24は、元データ作成画面の要求を伝票処理装置1に送信する。
【0133】
次に、伝票処理装置1の受付部12は、元データ作成画面の要求を受信する。次に、処理部13は、元データ作成画面情報を格納部11から取得する。次に、出力部14は、取得された元データ作成画面情報をusrXの端末装置2に送信する。
【0134】
次に、端末装置2の端末受信部25は、元データ作成画面情報を受信する。そして、端末処理部23は、元データ作成画面情報から元データ作成画面を構成する。次に、端末出力部26は、元データ作成画面を出力する。かかる画面の例は、
図10である。
図10において、1001は、起票予定基本情報を入力する領域である。1001では、伝票データの起票のタイミングが「1回だけ(値は「0」)」「月ごと(値は「1」)」「週ごと(値は「2」)」「不定期(値は「3」)」のいずれかが選択される。また、1002は、休日回避情報を入力する領域である。1002において、「前日に起票する(値は「1」)」「翌日に起票する(値は「2」)」のいずれかが選択される。1003は、識別情報が入力される領域である。1004は、元データを作成する際に、登録済みの伝票データを画面上に呼び出す場合に、チェックする領域である。つまり、1004にチェックを入力すると、伝票データ格納部113の1以上の伝票データを呼び出し、画面に表示できる。1005は、元データを作成する際に、他の元データ(定期仕訳伝票と言っても良い)を画面上に呼び出す場合に、チェックする領域である。つまり、1005にチェックを入力すると、元データ格納部112の1以上の元データを呼び出し、画面に表示できる。
【0135】
次に、usrXは、
図10に示すように、起票予定日1001の領域に「週ごと」を入力し、かつ曜日「月」を選択し、かつ期間「平成30年2月5日~」を入力した、とする。また、usrXは、1002の「前日に起票する」を選択し、1003に「交通費精算」を入力した、とする。また、usrXは、1006の伝票雛形情報の入力欄にも、
図10に示す情報を入力した、とする。
【0136】
つまり、usrXは、元データ作成指示「<識別情報>交通費精算 <属性値>2,月,平成30年2月5日~ <伝票雛形情報><借方><部門>740<勘定科目>旅費交通費<補助科目>課仕入 8.0%<金額>0</借方><貸方><部門>100<勘定科目>現金<金額>0</貸方></伝票雛形情報>」を端末装置2に入力した、とする。
【0137】
すると、端末受付部22は、かかる元データ作成指示を受け付ける。次に、端末処理部23は、端末格納部21のユーザ識別子「usrX」を読み出し、ユーザ識別子「usrX」をも有する元データ作成指示を構成する。端末送信部24は、構成された元データ作成指示を伝票処理装置1に送信する。
【0138】
次に、伝票処理装置1の元データ作成指示受付部121は、端末装置2から、ユーザ識別子「usrX」を有する元データ作成指示を受信する。
【0139】
次に、元データ作成部131は、受信された元データ作成指示が有する「<識別情報>交通費精算 <属性値>2,月,平成30年2月5日~ <伝票雛形情報><借方><部門>740<勘定科目>旅費交通費<補助科目>課仕入 8.0%<金額>0</借方><貸方><部門>100<勘定科目>現金<金額>0</貸方>」から蓄積する元データを構成する。そして、元データ作成部131は、構成した元データを、ユーザ識別子「usrX」に対応付けて、元データ管理表に蓄積する。かかる元データは、
図8の「ID=1」のレコードである。
【0140】
また、usrXは、次の元データを作成しようと、
図11に示すように、起票予定日1101の領域に「月ごと」を入力し、かつ日「月末」を選択し、かつ期間「平成30年2月5日~」を入力した、とする。また、usrXは、1102の休日回避情報「前日に起票する」を選択した、とする。また、usrXは、領域1103に「新聞代支払」を入力した、とする。また、usrXは、1104の伝票雛形情報の入力欄にも、
図11示す情報を入力した、とする。
【0141】
つまり、usrXは、元データ作成指示「<識別情報>新聞代支払 <属性値>1,月末,平成30年2月5日~ <伝票雛形情報><借方><部門>500<勘定科目>雑費<金額>4000</借方><貸方><部門>101<勘定科目>現金<金額>4000</貸方></伝票雛形情報>」を端末装置2に入力した、とする。
【0142】
すると、端末受付部22は、かかる元データ作成指示を受け付ける。次に、端末処理部23は、端末格納部21のユーザ識別子「usrX」を読み取り、ユーザ識別子「usrX」をも有する元データ作成指示を構成する。端末送信部24は、構成された元データ作成指示を伝票処理装置1に送信する。
【0143】
次に、伝票処理装置1の元データ作成指示受付部121は、端末装置2から、ユーザ識別子「usrX」を有する元データ作成指示を受信する。
【0144】
次に、元データ作成部131は、受信された元データ作成指示が有する「<識別情報>新聞代支払 <属性値>1,月末,平成30年2月5日~ <伝票雛形情報><借方><部門>500<勘定科目>雑費<金額>4000</借方><貸方><部門>101<勘定科目>現金<金額>4000</貸方></伝票雛形情報>」から蓄積する元データを構成する。そして、元データ作成部131は、構成した元データを、ユーザ識別子「usrX」に対応付けて、元データ管理表に蓄積する。かかる元データは、
図8の「ID=2」のレコードである。
【0145】
次に、usrXは、
図12に示すように、起票予定日1201の領域に「不定期」を入力し、かつ日付「平成30年2月15日(木),平成30年4月15日(日),・・・,平成30年12月15日(土)」を入力した、とする。また、usrXは、1002に「○○代支払」を入力した、とする。また、usrXは、1006の伝票雛形情報の入力欄にも、
図12に示す情報を入力した、とする。
【0146】
つまり、usrXは、元データ作成指示「<識別情報>○○代支払 <属性値>3,平成30年2月15日(木),平成30年4月15日(日),・・・,平成30年12月15日(土)<伝票雛形情報><借方><部門>650<勘定科目>会議費</借方><貸方><部門>310<勘定科目>現金</貸方></伝票雛形情報>」を端末装置2に入力した、とする。
【0147】
すると、端末受付部22は、かかる元データ作成指示を受け付ける。次に、端末処理部23は、端末格納部21のユーザ識別子「usrX」を読み取り、ユーザ識別子「usrX」をも有する元データ作成指示を構成する。端末送信部24は、構成された元データ作成指示を伝票処理装置1に送信する。
【0148】
次に、伝票処理装置1の元データ作成指示受付部121は、端末装置2から、ユーザ識別子「usrX」を有する元データ作成指示を受信する。
【0149】
次に、元データ作成部131は、受信された元データ作成指示が有する「<識別情報>○○代支払 <属性値>3,平成30年2月15日(木),平成30年4月15日(日),・・・,平成30年12月15日(土)<伝票雛形情報><借方><部門>650<勘定科目>会議費</借方><貸方><部門>310<勘定科目>現金</貸方></伝票雛形情報>」から蓄積する元データを構成する。そして、元データ作成部131は、構成した元データを、ユーザ識別子「usrX」に対応付けて、元データ管理表に蓄積する。かかる元データは、
図8の「ID=3」のレコードである。
【0150】
次に、同様に、usrXは、次の元データを作成し、端末装置2に入力した、とする。そして、伝票処理装置1は、
図8の「ID=4」のレコードをユーザ識別子「usrX」に対応付けて、元データ管理表に蓄積した、とする。
【0151】
次に、ユーザ「usrX」は、カレンダー画面要求を端末装置2に入力した、とする。すると、端末受付部22は、カレンダー画面要求を受け付ける。次に、端末処理部23は、カレンダー画面要求の受け付けに応じて、端末格納部21のユーザ識別子「usrX」を読み出し、ユーザ識別子「usrX」をも有するカレンダー画面要求を構成する。端末送信部24は、構成されたカレンダー画面要求を伝票処理装置1に送信する。
【0152】
次に、伝票処理装置1の受付部12は、カレンダー画面要求を受信する。そして、予約伝票カレンダー情報構成部134は、以下のように予約伝票カレンダー情報を構成する。
【0153】
まず、予約伝票カレンダー情報構成部134は、各元データが有する属性値を用いて日付情報を取得する。つまり、
図8の「ID=1」の元データを用いて、予約伝票カレンダー情報構成部134は、平成30年2月5日以降の日であり、休日ではない月曜日の日または休日の場合は月曜日に最も近い休日ではない日の日付情報を、カレンダー情報を用いて、週ごとに取得する。かかる処理は上述し、かつ公知技術でもあるので、ここでの説明は省略する。また、予約伝票カレンダー情報構成部134は、取得した各日付情報と識別情報「交通費精算」とを対応付けた情報を、日付情報ごとに取得する。
【0154】
また、予約伝票カレンダー情報構成部134は、
図8の「ID=2」の元データを用いて、休日ではない毎月月末または休日の場合は月末に近い休日ではない日の日付情報を、カレンダー情報を用いて、月ごとに取得する。かかる処理は上述し、かつ公知技術でもあるので、ここでの説明は省略する。また、予約伝票カレンダー情報構成部134は、取得した各日付情報と識別情報「新聞代支払」とを対応付けた情報を、日付情報ごとに取得する。
【0155】
また、予約伝票カレンダー情報構成部134は、
図8の「ID=3」の元データを用いて、属性値が有する日付情報「平成30年2月15日(木),平成30年4月15日(日),・・・,平成30年12月15日(土)」を取得する。また、予約伝票カレンダー情報構成部134は、取得した各日付情報と識別情報「○○代支払」とを対応付けた情報を、日付情報ごとに取得する。
【0156】
また、予約伝票カレンダー情報構成部134は、
図8の「ID=4」の元データを用いて、属性値が有する日付情報「平成30年3月30日(金)」を取得する。また、予約伝票カレンダー情報構成部134は、取得した日付情報と識別情報「年度末支払」とを対応付けた情報を取得する。
【0157】
次に、予約伝票カレンダー情報構成部134は、月ごとに、取得された日付情報の中に、当該月に対応する日付情報が存在する場合、当該日付情報と対になる識別情報を、日付情報に対応する領域に配置し、各月の予約伝票付きのカレンダー情報を取得する。そして、予約伝票カレンダー情報構成部134は、1または2以上の月の予約伝票付きのカレンダー情報から予約伝票カレンダー情報を含む画面情報を構成する。
【0158】
次に、予約伝票カレンダー情報出力部143は、構成された予約伝票カレンダー情報を含む画面情報を端末装置2に送信する。
【0159】
次に、端末受信部25は、伝票処理装置1から予約伝票カレンダー情報を含む画面情報を受信する。そして、端末処理部23は、当該受信された画面情報を用いて、出力する画面を構成する。次に、端末出力部26は、予約伝票カレンダー情報を含む画面を出力する。かかる出力例は、
図13である。
図13は、平成31年1月の予約伝票カレンダーである。
図13の1301は、交通費精算の予約伝票である。1302は、新聞代支払の予約伝票である。
【0160】
次に、ユーザは、平成31年1月7日の伝票データを起票しようと、
図13の1303を選択(例えば、クリック)した、とする。すると、端末装置2の端末受付部22は、伝票入力要求を受け付ける。次に、端末処理部23は、送信する伝票入力要求を構成する。ここで、伝票入力要求は、ユーザ識別子「usrX」、元データ識別子「1」、および日付情報「平成31年1月7日」を有する。次に、端末送信部24は、構成された伝票入力要求を伝票処理装置1に送信する。
【0161】
次に、伝票処理装置1の受付部12は、端末装置2から、伝票入力要求を受信する。そして、画面構成部132は、伝票入力要求からユーザ識別子「usrX」、元データ識別子「1」、および日付情報「平成31年1月7日」を取得する。
【0162】
次に、画面構成部132は、ユーザ識別子「usrX」、元データ識別子「1」と対になる元データを
図8の元データ管理表から取得する。
【0163】
次に、画面構成部132は、取得した元データを用いて、伝票元情報を構成する。伝票元情報は、例えば、「<識別情報>交通費精算 <属性値>2,月,平成30年2月5日~ <伝票雛形情報><借方><部門>740<勘定科目>旅費交通費<補助科目>課仕入 8.0%<金額>0</借方><貸方><部門>100<勘定科目>現金<金額>0</貸方></伝票雛形情報><日付情報>平成31年1月7日」である。
【0164】
次に、画面構成部132は、当該伝票元情報を有する伝票入力画面情報を構成する。
【0165】
次に、伝票入力画面出力部142は、構成された伝票入力画面情報を端末装置2に送信する。
【0166】
次に、端末装置2の端末受信部25は、伝票処理装置1から伝票入力画面情報を受信する。そして、端末処理部23は、受信された画面情報を用いて、出力する伝票入力画面を構成する。次に、端末出力部26は、構成された伝票入力画面を出力する。かかる出力例は、
図14である。
図14の1401等は、伝票元情報の例である。
【0167】
次に、usrXは、
図14の画面に対して、不足している情報を入力し、蓄積する伝票データを完成させる。次に、端末受付部22は、伝票データの入力を受け付ける。次に、端末処理部23は、受け付けられた伝票データを用いて、送信する情報を構成する。送信する情報は、通常、完成された伝票データを含む。送信する情報は、例えば、伝票データを特定する識別子、ユーザ識別子を含む。次に、端末送信部24は、構成された伝票データを伝票処理装置1に送信する。
【0168】
次に、伝票処理装置1の伝票データ受付部122は、伝票データを受信する。次に、伝票データ蓄積部133は、受信された伝票データを伝票管理表に蓄積する。新たに伝票データが蓄積された伝票管理表の例は、
図15である。
図15の「ID=51」のレコードが新たに蓄積された伝票データである。
【0169】
以上、本実施の形態によれば、予め決まったタイミングで発生する伝票データを、簡易に入力できる。また、本実施の形態によれば、予め決まったタイミングで発生する伝票データを、忘れずに入力できる。
【0170】
また、本実施の形態によれば、予め決まったタイミングで発生する伝票データに関する情報をカレンダーと共に一覧できる。
【0171】
さらに、本実施の形態によれば、本日に対応する予約伝票データを提示できる。
【0172】
なお、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD-ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における伝票処理装置1を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、例えば、伝票データを識別する識別情報を含み、伝票データを構成する元になる1以上の元データが格納される元データ格納部にアクセス可能なコンピュータを、元データを作成する指示であり、識別情報と伝票データを起票するタイミングに関する属性値とを有する元データ作成指示を受け付ける元データ作成指示受付部と、前記元データ作成指示が有する識別情報を含む元データを前記元データ格納部に蓄積する元データ作成部と、前記元データ格納部の元データを用いて、伝票データを入力する伝票入力画面情報を構成する画面構成部と、前記画面構成部が構成した伝票入力画面情報を出力する伝票入力画面出力部と、前記伝票入力画面情報に基づく画面に対して入力された情報に基づく伝票データを受け付ける伝票データ受付部と、前記伝票データを蓄積する伝票データ蓄積部として機能させるためのプログラムである。
【0173】
また、
図16は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の伝票処理装置1等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。
図16は、このコンピュータシステム300の概観図であり、
図17は、システム300のブロック図である。
【0174】
図16において、コンピュータシステム300は、CD-ROMドライブを含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
【0175】
図17において、コンピュータ301は、CD-ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、CD-ROMドライブ3012等に接続されたバス3014と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3015と、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3016と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3017とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
【0176】
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態の伝票処理装置1等の機能を実行させるプログラムは、CD-ROM3101に記憶されて、CD-ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD-ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
【0177】
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態の伝票処理装置1等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
【0178】
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
【0179】
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
【0180】
また、上記各実施の形態において、各処理は、単一の装置によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
【0181】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0182】
以上のように、本発明にかかる伝票処理装置は、予め決まったタイミングで発生する伝票データを簡易に入力できるという効果を有し、伝票処理装置等として有用である。
【符号の説明】
【0183】
1 伝票処理装置
2 端末装置
11 格納部
12 受付部
13 処理部
14 出力部
21 端末格納部
22 端末受付部
23 端末処理部
24 端末送信部
25 端末受信部
26 端末出力部
111 画面格納部
112 元データ格納部
113 伝票データ格納部
114 カレンダー情報格納部
121 元データ作成指示受付部
122 伝票データ受付部
131 元データ作成部
132 画面構成部
133 伝票データ蓄積部
134 予約伝票カレンダー情報構成部
135 本日情報取得部
141 元データ作成指示入力画面出力部
142 伝票入力画面出力部
143 予約伝票カレンダー情報出力部