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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-18
(45)【発行日】2022-03-29
(54)【発明の名称】表示装置
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/30 20060101AFI20220322BHJP
   G02F 1/1345 20060101ALI20220322BHJP
   H01L 27/32 20060101ALI20220322BHJP
   H05B 33/02 20060101ALI20220322BHJP
   H01L 51/50 20060101ALI20220322BHJP
【FI】
G09F9/30 330
G02F1/1345
G09F9/30 308Z
H01L27/32
H05B33/02
H05B33/14 A
【請求項の数】 21
(21)【出願番号】P 2018045917
(22)【出願日】2018-03-13
(65)【公開番号】P2019159123
(43)【公開日】2019-09-19
【審査請求日】2021-02-19
(73)【特許権者】
【識別番号】502356528
【氏名又は名称】株式会社ジャパンディスプレイ
(74)【代理人】
【識別番号】110001737
【氏名又は名称】特許業務法人スズエ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】望月 一秀
(72)【発明者】
【氏名】青木 良朗
【審査官】石本 努
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-175632(JP,A)
【文献】実開平06-028840(JP,U)
【文献】特開2002-171033(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2014/0217373(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2017/0179215(US,A1)
【文献】中国実用新案第206058795(CN,U)
【文献】特開2004-119871(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02F1/1343-1/1345
1/135-1/1368
G09F9/30-9/46
H01L27/32
51/50
H05B33/00-33/28
H05K3/32-3/34
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示領域と、パッド領域と、前記表示領域と前記パッド領域との間に位置し第1軸に沿って延在する折り曲げ領域と、を有する絶縁基板と、
前記絶縁基板の上方に配置され前記表示領域側から前記パッド領域側まで前記折り曲げ領域を延在する複数の配線と、を備え、
前記複数の配線は、それぞれ前記表示領域側に位置した第1直線部と、前記第1直線部より前記パッド領域側に位置し前記第1直線部に直に接続された第2直線部と、を含む複数の第1配線を有し、
前記複数の第1配線の複数の第1直線部は、それぞれ前記第1軸に対して第1回転方向に鋭角である第1角度傾斜した第1方向に延在し、前記第1方向に直交する第2方向に間隔を置いて並べられ、
前記複数の第1配線の複数の第2直線部は、それぞれ前記第1軸に対して前記第1回転方向とは逆の回りの第2回転方向に鋭角である第2角度傾斜した第3方向に延在し、前記第3方向に直交する第4方向に間隔を置いて並べられ、
前記複数の第1直線部の長さは、前記第2方向に次第に長くなり、
前記複数の第2直線部の長さは、前記第4方向に次第に長くなり、
前記複数の第1配線のうち互いに隣り合う一対の第1配線において、一方の第1配線の前記第1直線部より他方の第1配線の前記第1直線部が長く、前記他方の第1配線の前記第2直線部より前記一方の第1配線の前記第2直線部が長い、
示装置。
【請求項2】
前記第1角度及び前記第2角度は、同一の角度である、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記第1角度及び前記第2角度は、それぞれ45°以上の鋭角である、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項4】
各々の前記第1配線の前記表示領域側に位置した第1端部と前記パッド領域側に位置した第2端部とを一直線に結ぶ仮想線は、
前記第1軸に平行であり、又は、
前記第1軸に対して前記第1回転方向に前記第1角度未満傾斜し、又は、
前記第1軸に対して前記第2回転方向に前記第2角度未満傾斜している、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項5】
前記複数の配線は、前記表示領域側から前記パッド領域側まで一直線に延在する第4配線及び第5配線の少なくとも一方の配線をさらに有し、
前記第4配線は、前記第1軸に対して前記第2回転方向に前記第2角度以上鋭角に傾斜し、前記複数の第1配線のうち最も長い前記第2直線部を有する前記第1配線に隣り合い、
前記第5配線は、前記第1軸に対して前記第1回転方向に前記第1角度以上鋭角に傾斜し、前記複数の第1配線に対して前記第4配線の反対側に位置し、前記複数の第1配線のうち最も長い前記第1直線部を有する前記第1配線に隣り合っている、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項6】
前記複数の配線は、前記第4配線及び前記第5配線の両方を有し、
前記複数の第1配線は、前記第4配線の前記表示領域側に位置した第1端部と前記第5配線の前記パッド領域側に位置した第2端部とを通り一直線に延在する第1基準線上で、屈曲している、
請求項5に記載の表示装置。
【請求項7】
前記複数の配線は、
前記複数の配線が前記第4配線を有している場合に、前記表示領域側から前記パッド領域側まで一直線に延在する一又は複数の第6配線をさらに有し、
前記複数の配線が前記第5配線を有している場合に、前記表示領域側から前記パッド領域側まで一直線に延在する一又は複数の第7配線をさらに有し、
前記複数の第6配線は、それぞれ前記第1軸に対して前記第2回転方向に前記第2角度を超えて鋭角に傾斜し、前記第4配線に対して前記複数の第1配線の反対側に位置し、
前記複数の第7配線は、それぞれ前記第1軸に対して前記第1回転方向に前記第1角度を超えて鋭角に傾斜し、前記第5配線に対して前記複数の第1配線の反対側に位置し、
前記第4配線及び前記複数の第6配線が前記第1配線から遠ざかるほど、前記第4配線及び前記複数の第6配線の傾斜角は次第に大きくなり、
前記第5配線及び前記複数の第7配線が前記第1配線から遠ざかるほど、前記第5配線及び前記複数の第7配線の傾斜角は次第に大きくなる、
請求項5に記載の表示装置。
【請求項8】
前記複数の配線は、前記第4配線を有し、前記第5配線を有しておらず、
前記複数の配線は、それぞれ、前記表示領域側に位置した第1端部と、前記パッド領域側に位置した第2端部と、を含み、
前記複数の第1配線は、前記第4配線の前記第1端部と第2基準線と第3基準線とが交差する第1基準点とを通り一直線に延在する第4基準線上で、屈曲し、
前記第2基準線は、前記複数の第1配線のうち前記第4配線側とは反対側に位置する端の第1配線の前記第1端部を通り、前記第1軸に対して前記第1回転方向に前記第1角度傾斜し、一直線に延在し、
前記第3基準線は、前記端の第1配線の前記第2端部を通り、前記第1軸に対して前記第2回転方向に前記第2角度傾斜し、一直線に延在し、
前記端の第1配線において、前記第1直線部は前記第2基準線上を延在し、前記第2直線部は前記第3基準線上を延在している、
請求項5に記載の表示装置。
【請求項9】
前記複数の配線は、それぞれ前記表示領域側に位置した第1直線部と前記第1直線部より前記パッド領域側に位置し前記第1直線部に直に接続された第2直線部とを含む複数の第2配線と、前記複数の第1配線と前記複数の第2配線との間に位置する第3配線と、前記複数の第1配線に対して前記第3配線とは反対側に位置し前記表示領域側から前記パッド領域側まで一直線に延在する第4配線と、前記複数の第2配線に対して前記第3配線とは反対側に位置し前記表示領域側から前記パッド領域側まで一直線に延在する第5配線と、を有し、
前記複数の配線は、それぞれ、前記表示領域側に位置した第1端部と、前記パッド領域側に位置した第2端部と、を含み、
前記複数の第2配線の複数の第1直線部は、それぞれ前記第1軸に対して前記第2回転方向に第3角度傾斜した第5方向に延在し、前記第5方向に直交する第6方向に間隔を置いて並べられ、
前記複数の第2配線の複数の第2直線部は、それぞれ前記第1軸に対して前記第1回転方向に第4角度傾斜した第7方向に延在し、前記第7方向に直交する第8方向に間隔を置いて並べられ、
前記複数の第2配線において、前記複数の第1直線部の長さは前記第6方向に次第に変化し、前記複数の第2直線部の長さは前記第8方向に次第に変化し、
各々の前記第2配線において、前記第1直線部の長さが相対的に短い場合前記第2直線部の長さは相対的に長く、前記第1直線部の長さが相対的に長い場合前記第2直線部の長さは相対的に短く、
前記第4配線は、前記第1軸に対して前記第2回転方向に前記第2角度以上鋭角に傾斜し、前記複数の第1配線のうち最も長い前記第2直線部を有する前記第1配線に隣り合い、
前記第5配線は、前記第1軸に対して前記第1回転方向に前記第4角度以上鋭角に傾斜し、前記複数の第2配線のうち最も長い前記第2直線部を有する前記第2配線に隣り合っている、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項10】
前記複数の第1配線は、前記第4配線の前記第1端部と第5基準線と第6基準線とが交差する第2基準点とを通り一直線に延在する第7基準線上で、屈曲し、
前記複数の第2配線は、前記第5配線の前記第1端部と第8基準線と第9基準線とが交差する第3基準点とを通り一直線に延在する第10基準線上で、屈曲し、
前記第5基準線は、前記第3配線の前記第1端部を通り、前記第1軸に対して前記第1回転方向に前記第1角度傾斜し、一直線に延在し、
前記第6基準線は、前記第3配線の前記第2端部を通り、前記第1軸に対して前記第2回転方向に前記第2角度傾斜し、一直線に延在し、
前記第8基準線は、前記第3配線の前記第1端部を通り、前記第1軸に対して前記第2回転方向に前記第3角度傾斜し、一直線に延在し、
前記第9基準線は、前記第3配線の前記第2端部を通り、前記第1軸に対して前記第1回転方向に前記第4角度傾斜し、一直線に延在し、
前記第3配線は、
前記第5基準線上を延在する第1直線部と、前記第6基準線上を延在し前記第1直線部に直に接続された第2直線部と、を有し、又は、
前記第8基準線上を延在する第1直線部と、前記第9基準線上を延在し前記第1直線部に直に接続された第2直線部と、を有している、
請求項9に記載の表示装置。
【請求項11】
前記第3配線の端部は、前記第1軸に直交する第2軸に平行な方向において、前記複数の配線の中心に位置している、
請求項9に記載の表示装置。
【請求項12】
表示領域と、パッド領域と、前記表示領域と前記パッド領域との間に位置し第1軸に沿って延在する折り曲げ領域と、を有する絶縁基板と、
前記絶縁基板の上方に配置され前記表示領域側から前記パッド領域側まで前記折り曲げ領域を延在する複数の配線と、を備え、
前記複数の配線は、それぞれ、前記表示領域側に位置した第1直線部と前記第1直線部より前記パッド領域側に位置した第2直線部と前記第1直線部と前記第2直線部とに直に接続された第3直線部とを含む複数の第1配線と、前記パッド領域側に位置した第2直線部と前記表示領域側に位置し前記第2直線部に直に接続された第3直線部とを含む第2配線と、前記表示領域側に位置した第1直線部と前記パッド領域側に位置し前記第1直線部に直に接続された第3直線部とを含み前記複数の第1配線に対して前記第2配線の反対側に位置した第3配線と、を有し、
前記複数の第1配線及び前記第3配線の複数の第1直線部は、それぞれ前記第1軸に対して第1回転方向に鋭角である第1角度傾斜した第1方向に延在し、前記第1方向に直交する第2方向に間隔を置いて並べられ、
前記複数の第1配線及び前記第2配線の複数の第2直線部は、それぞれ前記第1軸に対して前記第1回転方向に鋭角である第2角度傾斜した第3方向に延在し、前記第3方向に直交する第4方向に間隔を置いて並べられ、
前記複数の第1配線、前記第2配線、及び前記第3配線の複数の第3直線部は、それぞれ前記第1軸に対して前記第1回転方向とは逆の回りの第2回転方向に鋭角である第3角度傾斜した第5方向に延在し、前記第5方向に直交する第6方向に間隔を置いて並べられ、
前記複数の第1直線部の長さは、前記第2方向に次第に長くなり
前記複数の第2直線部の長さは、前記第4方向に次第に長くなり、
前記複数の第1配線のうち互いに隣り合う一対の第1配線において、一方の第1配線の前記第1直線部より他方の第1配線の前記第1直線部が長く、前記他方の第1配線の前記第2直線部より前記一方の第1配線の前記第2直線部が長い、
示装置。
【請求項13】
前記第1角度、前記第2角度、及び前記第3角度は、同一の角度である、
請求項12に記載の表示装置。
【請求項14】
前記第1角度、前記第2角度、及び前記第3角度は、それぞれ45°以上の鋭角である、
請求項12に記載の表示装置。
【請求項15】
前記複数の配線は、それぞれ、前記表示領域側に位置した第1端部と、前記パッド領域側に位置した第2端部と、を含み、
前記第2配線は、前記第2配線の前記第3直線部と前記第2直線部との接続部で屈曲し、
前記第3配線は、前記第3配線の前記第3直線部と前記第1直線部との接続部で屈曲し、
前記複数の第1配線は、
前記第2配線の前記第1端部と前記第3配線の前記第1直線部と前記第3直線部との前記接続部とを通り一直線に延在する第1基準線上と、
前記第3配線の前記第2端部と前記第2配線の前記第2直線部と前記第3直線部との前記接続部とを通り一直線に延在する第2基準線上とで、屈曲している、
請求項12に記載の表示装置。
【請求項16】
各々の前記第1配線、前記第2配線、及び前記第3配線の前記表示領域側に位置した第1端部と前記パッド領域側に位置した第2端部とを一直線に結ぶ仮想線は、
前記第1軸に平行である、
請求項12に記載の表示装置。
【請求項17】
前記複数の配線は、複数の配線群を前記第1軸に平行な方向に並べて構成され、
各々の前記配線群は、前記複数の第1配線、前記第2配線、及び前記第3配線を含んでいる、
請求項16に記載の表示装置。
【請求項18】
前記折り曲げ領域は、前記第1軸に直交する折り曲げ軸を有し、前記折り曲げ軸を基準に折り曲げられる、
請求項1又は12に記載の表示装置。
【請求項19】
前記複数の配線は、それぞれ、前記表示領域側に位置した第1端部と、前記パッド領域側に位置した第2端部と、を含み、
前記複数の配線の複数の第1端部の位置は、前記第1軸に直交する第2軸に平行な方向に揃い、
前記複数の配線の複数の第2端部の位置は、前記第2軸に平行な方向に揃っている、
請求項1又は12に記載の表示装置。
【請求項20】
前記複数の第1端部は、前記第2軸に平行な方向に等間隔に配置され、
前記複数の第2端部は、前記第2軸に平行な方向に等間隔に配置されている、
請求項19に記載の表示装置。
【請求項21】
前記複数の第2端部の間隔は、前記複数の第1端部の間隔より狭い、
請求項20に記載の表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、フレキシブルな基板を用いたシート状の表示装置の製品化が進められている。このような表示装置は、軽量かつ薄型の表示装置として注目されている。上記のフレキシブルな基板には、例えば、PI膜(ポリイミド前駆体含有溶液の塗膜からなるポリイミドフィルム)が使用されている。表示装置を狭額縁化するために、上記のフレキシブルな基板は、上記基板が折り曲げられた状態で電子機器等に収容される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2014-197181号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本実施形態は、折り曲げ領域に信頼性の高い配線を有する表示装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一実施形態に係る表示装置は、
表示領域と、パッド領域と、前記表示領域と前記パッド領域との間に位置し第1軸に沿って延在する折り曲げ領域と、を有する絶縁基板と、前記絶縁基板の上方に配置され前記表示領域側から前記パッド領域側まで前記折り曲げ領域を延在する複数の配線と、を備え、前記複数の配線は、それぞれ前記表示領域側に位置した第1直線部と、前記第1直線部より前記パッド領域側に位置し前記第1直線部に直に接続された第2直線部と、を含む複数の第1配線を有し、前記複数の第1配線の複数の第1直線部は、それぞれ前記第1軸に対して第1回転方向に鋭角である第1角度傾斜した第1方向に延在し、前記第1方向に直交する第2方向に間隔を置いて並べられ、前記複数の第1配線の複数の第2直線部は、それぞれ前記第1軸に対して前記第1回転方向とは逆の回りの第2回転方向に鋭角である第2角度傾斜した第3方向に延在し、前記第3方向に直交する第4方向に間隔を置いて並べられ、前記複数の第1直線部の長さは、前記第2方向の前方の前記第1直線部になるにつれて次第に大きくなり、前記複数の第2直線部の長さは、前記第4方向の前方の前記第2直線部になるにつれて次第に大きくなり、前記複数の第1配線のうち互いに隣り合う一対の第1配線に注目した場合、一方の第1配線の前記第1直線部より他方の第1配線の前記第1直線部が長く、前記他方の第1配線の前記第2直線部より前記一方の第1配線の前記第2直線部が長い。
【0006】
また、一実施形態に係る表示装置は、
表示領域と、パッド領域と、前記表示領域と前記パッド領域との間に位置し第1軸に沿って延在する折り曲げ領域と、を有する絶縁基板と、前記絶縁基板の上方に配置され前記表示領域側から前記パッド領域側まで前記折り曲げ領域を延在する複数の配線と、を備え、前記複数の配線は、それぞれ、前記表示領域側に位置した第1直線部と前記第1直線部より前記パッド領域側に位置した第2直線部と前記第1直線部と前記第2直線部とに直に接続された第3直線部とを含む複数の第1配線と、前記パッド領域側に位置した第2直線部と前記表示領域側に位置し前記第2直線部に直に接続された第3直線部とを含む第2配線と、前記表示領域側に位置した第1直線部と前記パッド領域側に位置し前記第1直線部に直に接続された第3直線部とを含み前記複数の第1配線に対して前記第2配線の反対側に位置した第3配線と、を有し、前記複数の第1配線及び前記第3配線の複数の第1直線部は、それぞれ前記第1軸に対して第1回転方向に鋭角である第1角度傾斜した第1方向に延在し、前記第1方向に直交する第2方向に間隔を置いて並べられ、前記複数の第1配線及び前記第2配線の複数の第2直線部は、それぞれ前記第1軸に対して前記第1回転方向に鋭角である第2角度傾斜した第3方向に延在し、前記第3方向に直交する第4方向に間隔を置いて並べられ、前記複数の第1配線、前記第2配線、及び前記第3配線の複数の第3直線部は、それぞれ前記第1軸に対して前記第1回転方向とは逆の回りの第2回転方向に鋭角である第3角度傾斜した第5方向に延在し、前記第5方向に直交する第6方向に間隔を置いて並べられ、前記複数の第1直線部の長さは、前記第2方向の前方の前記第1直線部になるにつれて次第に大きくなり、前記複数の第2直線部の長さは、前記第4方向の前方の前記第2直線部になるにつれて次第に大きくなり、前記複数の第1配線のうち互いに隣り合う一対の第1配線に注目した場合、一方の第1配線の前記第1直線部より他方の第1配線の前記第1直線部が長く、前記他方の第1配線の前記第2直線部より前記一方の第1配線の前記第2直線部が長い。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1は、第1の実施形態に係る表示装置の構成を示す斜視図である。
図2図2は、図1に示した表示装置の表示領域を示す断面図である。
図3図3は、図1に示した表示装置を示す他の断面図であり、非表示領域などを示す図である。
図4図4は、上記表示装置を示す断面図であり、表示パネルの折り曲げ領域が折り曲がっている状態を示す図である。
図5図5は、上記表示パネルの第1基板の一部を示す平面図であり、折り曲げ領域などを示す図である。
図6図6は、第1配線を除き、図5に示した第1基板を示す平面図である。
図7図7は、上記第1の実施形態の変形例1に係る表示装置の表示パネルの第1基板の一部を示す平面図であり、折り曲げ領域などを示す図である。
図8図8は、上記第1の実施形態の変形例2に係る表示装置の表示パネルの第1基板の一部を示す平面図であり、折り曲げ領域などを示す図である。
図9図9は、上記第1の実施形態の変形例3に係る表示装置の表示パネルの第1基板の一部を示す平面図であり、折り曲げ領域などを示す図である。
図10図10は、上記第1の実施形態の変形例4に係る表示装置の表示パネルの第1基板の一部を示す平面図であり、折り曲げ領域などを示す図である。
図11図11は、第1配線、第2配線、及び第3配線を除き、図10に示した第1基板を示す平面図である。
図12図12は、比較例1に係る表示装置の表示パネルの第1基板の一部を示す平面図であり、折り曲げ領域などを示す図である。
図13図13は、比較例2に係る表示装置の表示パネルの第1基板の一部を示す平面図であり、折り曲げ領域などを示す図である。
図14図14は、第2の実施形態に係る表示装置の表示パネルの第1基板の一部を示す平面図であり、折り曲げ領域などを示す図である。
図15図15は、配線を除き、図14に示した第1基板を示す平面図である。
図16図16は、上記第2の実施形態の変形例1に係る表示装置の表示パネルの第1基板の一部を示す平面図であり、折り曲げ領域などを示す図である。
図17図17は、上記第2の実施形態の変形例2に係る表示装置の表示パネルの第1基板の一部を示す平面図であり、折り曲げ領域などを示す図である。
図18図18は、上記第2の実施形態の変形例3に係る表示装置の表示パネルの第1基板の一部を示す平面図であり、折り曲げ領域などを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
【0009】
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態に係る表示装置について詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る表示装置DSPの構成を示す斜視図である。
図1に示すように、X方向及びY方向は互いに直交している。Z方向は、X方向及びY方向にそれぞれ直交している。なお、本実施形態と異なり、X方向及びY方向は、90°以外の角度で交差していてもよい。以下、本実施形態において、表示装置が有機エレクトロルミネッセンス(EL:Electro-Luminescent)表示装置である場合について説明する。
【0010】
本実施形態においては、第1基板SUB1から偏光板POLに向かう側(Z方向の矢印の先端に向かう方向)を上と定義し、偏光板POLから第1基板SUB1に向かう側(Z方向の矢印の先端に向かう方向とは反対側の方向)を下と定義する。「第1部材の上の第2部材」及び「第1部材の下の第2部材」とした場合、第2部材は、第1部材に接していてもよく、第1部材から離れて位置していてもよい。
【0011】
表示装置DSPは、表示パネルPNLと、配線基板1と、配線基板2と、を備えている。表示パネルPNLは、第1基板SUB1と、第1基板SUB1に対向配置された偏光板POLと、支持部材5と、を備えている。本実施形態において、表示パネルPNLは、電気光学素子としての有機EL素子を有する有機EL表示パネルである。
【0012】
表示パネルPNLは、画像を表示する表示領域DAと、表示領域DAの外側の非表示領域NDAと、を備えている。表示パネルPNLは、表示領域DAにおいて、複数の画素PXを備えている。複数の画素PXは、X方向及びY方向にマトリクス状に並べられている。
【0013】
第1基板SUB1は、偏光板POLと重なる領域よりも外側に位置したパッド領域MTを有している。より具体的には、第1基板SUB1の3つの側縁は、Z方向において、偏光板POLの3つの側縁と揃っている。第1基板SUB1のX方向に平行な側縁の長さは、偏光板POLのX方向に平行な側縁の長さと実質等しい。また、第1基板SUB1のY方向に平行な側縁の長さは、偏光板POLのY方向に平行な側縁の長さより大きい。つまり、第1基板SUB1のX-Y平面に平行な面積は、偏光板POLのX-Y平面に平行な面積より大きい。ここで、X-Y平面は、X方向とY方向とで規定される平面である。
【0014】
図示した例では、配線基板1は、非表示領域NDAにおいて、パッド領域MT上に実装されている。図示した例では、配線基板1のX方向に平行な側縁の長さは、第1基板SUB1及び偏光板POLのX方向に平行な側縁の長さに比べて小さいが、同等であってもよい。配線基板1は、表示パネルPNLに連結されている。配線基板2は、配線基板1の下に配置され、配線基板1に連結されている。
配線基板1,2は、例えば可撓性を有するフレキシブル基板である。なお、本実施形態で適用可能なフレキシブル基板とは、その少なくとも一部分に、屈曲可能な材料によって形成されたフレキシブル部を備えていればよい。
【0015】
ここで、本実施形態においては、表示装置DSPは、電子機器等の筐体に収容される際に折り曲げられる領域である折り曲げ領域BAを有している。図中、折り曲げ領域BAに斜線を付している。すなわち、配線基板1及び配線基板2が表示領域DAの下側に配置されるように、折り曲げ領域BAが折り曲げられる。折り曲げ領域BAは、非表示領域NDA内に位置している。
支持部材5は、表示パネルPNLの下に位置し第1基板SUB1に貼り付けられている。なお、支持部材5は、Z方向に折り曲げ領域BAと対向する位置には配置されていない。また、第1絶縁基板10は、表示領域DAと、折り曲げ領域BAと、パッド領域MTと、を有している。
【0016】
図2は、図1に示した表示装置DSPの表示領域DAを示す断面図である。
図2に示すように、第1基板SUB1は、第1絶縁基板10、複数のスイッチング素子SW、複数の光反射層4、複数の有機EL素子OLED、封止層41、支持部材5などを備えている。上記画素PXは、複数の副画素SPXを有している。本実施形態では、画素PXは、3個の副画素SPXを有している。各副画素SPXは、単個のスイッチング素子SW、単個の有機EL素子OLEDなどを備えている。図2の説明において、単個の副画素SPXの構成について説明するが、他の副画素SPXの構成も同様である。
【0017】
第1絶縁基板10は、有機絶縁材料を用いて形成され、例えば、ポリイミド(PI)を用いて形成される。このため、第1絶縁基板10を、有機絶縁基板(樹脂基板)と称した方が適当な場合があり得る。又は、第1絶縁基板10を、絶縁層、有機絶縁層、又は樹脂層と称した方が適当な場合があり得る。第1絶縁基板10は、第1面10Aと、第1面10Aとは反対側の第2面10Bとを有している。第1絶縁基板10は、第1絶縁層11によって覆われている。
【0018】
スイッチング素子SWは、第1絶縁層11の上に形成されている。図示した例では、スイッチング素子SWは、トップゲート型の薄膜トランジスタで構成されているが、ボトムゲート型の薄膜トランジスタで構成されていてもよい。スイッチング素子SWは、第1絶縁層11の上に形成された半導体層SCを備えている。半導体層SCは、第2絶縁層12によって覆われている。また、第2絶縁層12は、第1絶縁層11の上にも配置されている。
【0019】
スイッチング素子SWのゲート電極WGは、第2絶縁層12の上に形成され、半導体層SCの直上に位置している。ゲート電極WGは、第3絶縁層13によって覆われている。また、第3絶縁層13は、第2絶縁層12の上にも配置されている。
このような第1絶縁層11、第2絶縁層12、及び、第3絶縁層13は、例えば、シリコン酸化物、シリコン窒化物などの無機絶縁材料によって形成されている。
【0020】
スイッチング素子SWのソース電極WS及びドレイン電極WDは、第3絶縁層13の上に形成されている。ソース電極WS及びドレイン電極WDは、それぞれ第2絶縁層12及び第3絶縁層13を貫通するコンタクトホールを通して半導体層SCと電気的に接続されている。スイッチング素子SWは、第5絶縁層15によって覆われている。第5絶縁層15は、第3絶縁層13の上にも配置されている。このような第5絶縁層15は、例えば、透明な樹脂等の有機絶縁材料によって形成されている。
【0021】
光反射層4は、第5絶縁層15の上に配置されている。光反射層4は、アルミニウムや銀等の光反射率の高い金属材料で形成される。なお、光反射層4の表面(つまり、偏光板POL側の面)は、平坦面であってもよいし、光散乱性を付与するための凹凸面であってもよい。
【0022】
有機EL素子OLEDは、第5絶縁層15の上に形成されている。図示した例では、有機EL素子OLEDはスイッチング素子SWと電気的に接続されている。例えば、画素PXは、赤色光を放射する有機EL素子OLEDと、緑色光を放射する有機EL素子OLEDと、青色光を放射する有機EL素子OLEDと、を有している。但し、有機EL素子OLEDが放射する光の色は本実施形態に限定されるものではなく種々変形可能である。
なお、本実施形態と異なり、有機EL素子OLEDは、白色光を放射するように構成されていてもよい。この場合、表示パネルPNLは、カラーフィルタを備えていてもよい。
【0023】
有機EL素子OLEDは、光反射層4の上に形成された画素電極PEを備えている。画素電極PEは、例えば、アルミニウム、銀などの金属材料やインジウム・ティン・オキサイド(ITO)、インジウム・ジンク・オキサイド(IZO)などの透明な導電材料によって形成されている。
【0024】
第5絶縁層15及び画素電極PEの上には、隔壁絶縁層17が設けられている。隔壁絶縁層17には、画素電極PEに対応した位置に貫通孔が設けられているか、或いは、画素電極PEが形成する列又は行に対応した位置にスリットが設けられている。ここでは、一例として、隔壁絶縁層17は、画素電極PEに対応した位置に貫通孔を有している。
【0025】
有機EL素子OLEDは、さらに、有機発光層ORG及び共通電極CEを備えている。画素電極PE及び共通電極CEのうち、一方が陽極であり、他方が陰極である。有機発光層ORGは、画素電極PEの上に位置している。
【0026】
共通電極CEは、有機発光層ORG及び隔壁絶縁層17の上に位置している。共通電極CEは、例えば、ITO、IZOなどの透明な導電材料によって形成されている。図示した例では、有機EL素子OLEDは、それぞれ隔壁絶縁層17によって区画されている。なお、図示しないが、有機EL素子OLEDは、透明な封止膜によって封止されていることが望ましい。
なお、本実施形態と異なり、有機EL素子は、第1絶縁基板10の側に向かって光を放射するいわゆるボトムエミッションタイプとして構成されてもよい。この場合、光反射層4の位置など、種々調整される。
【0027】
封止層41は、酸素や水分の侵入を抑制するため、有機EL素子OLEDを覆い、素子の劣化を防止している。なお、封止層41は、無機膜と有機膜の積層体から構成されていてもよい。偏光板POLは、接着層AD5によって封止層41に接着されている。
【0028】
支持部材5は、樹脂フィルムであり、第1基板SUB1の下に配置されている。支持部材5は、第1絶縁基板10の第2面10Bに接着層AD2によって接着されている。支持部材5の材料としては、例えば、耐熱性、ガス遮断性、防湿性、強度に優れ、尚且つ安価な材料が好ましい。支持部材5は、例えば、表示装置DSPを製造する過程でのプロセス温度にて変質、変形しない程度の耐熱性を有する。また、支持部材5は、例えば、第1絶縁基板10より大きな強度を有し、支持層として機能する。支持部材5を付加することにより、表示パネルPNLは、外部からの応力がかからない状態にて湾曲し難くなる。また、支持部材5は、例えば、第1絶縁基板10への水分等の侵入を抑制する防湿性やガスの侵入を抑制するガス遮断性等を有し、バリア層として機能する。本実施形態においては、支持部材5は、例えば、ポリエチレンテレフタレートを用いて形成されたフィルムである。
なお、図1に示した画素PXは、例えば、カラー画像を構成する最小単位であり、上記の有機EL素子OLEDを備えている。
【0029】
図3は、図1に示した表示装置DSPを示す他の断面図であり、非表示領域NDAなどを示す図である。
図3に示すように、支持部材5は、第1部分5aと、第1部分5aに間隔を置いて配置された第2部分5bと、を有している。また、表示パネルPNLは、第1領域AR1と、第1領域AR1に隣接する第2領域AR2と、第2領域AR2に隣接する第3領域AR3と、を有している。第2領域AR2は、第1領域AR1と第3領域AR3との間に位置している。
【0030】
ここで、本実施形態においては、偏光板POLから第1基板SUB1を見ることを平面視と定義する。第1領域AR1は、平面視で第1部分5aと重なる領域に相当する。第2領域AR2は、平面視で支持部材5が配置されていない領域に相当する。図1にも示した折り曲げ領域BAは、第2領域AR2に含まれている。もしくは、折り曲げ領域BAは、第2領域AR2と同等の領域である。第3領域AR3は、パッド領域MTであり、平面視で第2部分5bと重なる領域に相当する。また、第1部分5aは、接着層AD2によって第1領域AR1に接着され、第2部分5bは、接着層AD2によって第3領域AR3に接着されている。
【0031】
信号線6は、第3絶縁層13の上に配置され、少なくとも表示領域DAに位置している。配線Wは、第1絶縁基板10の上方に配置され、表示領域DA側からパッド領域MT側まで折り曲げ領域BAを連続して延在している。配線Wは、電源線や各種制御用配線などに相当する。接続配線9は、第2絶縁層12の上に配置され、パッド領域MTに位置している。
【0032】
図3に示す配線Wは、少なくとも第2絶縁層12の上に配置され、信号線6及び接続配線9と一体に形成されている。配線Wは、表示領域DA側に位置した第1端部E1と、パッド領域MT側に位置した第2端部E2と、を有している。第1端部E1は、表示領域DAと非表示領域NDAとの境界から、第1領域AR1と折り曲げ領域BAとの境界までの間の領域に位置している。第2端部E2は、折り曲げ領域BAとパッド領域MTとの境界、又はパッド領域MTに位置している。図3に示す例では、第1端部E1は、表示領域DAと非表示領域NDAとの境界に位置し、第2端部E2は、折り曲げ領域BAとパッド領域MTとの境界に位置している。
【0033】
第1基板SUB1は、第4絶縁層14、及び第2保護膜PF2をさらに有している。第4絶縁層14は、信号線6、配線W、及び接続配線9の上に配置され、第1領域AR1、第2領域AR2、及び第3領域AR3に位置している。第5絶縁層15は、第4絶縁層14の上に配置されている。第5絶縁層15は、表示領域DA(第1領域AR1)の他、第2領域AR2及び第3領域AR3にも位置している。非表示領域NDAにおいて、第5絶縁層15は、少なくとも折り曲げ領域BAに位置している。第5絶縁層15は、折り曲げ領域BAにて、第1保護膜PF1を形成している。第1保護膜PF1は、配線Wなどを保護している。
【0034】
第2保護膜PF2は、第5絶縁層15の上に配置されている。第2保護膜PF2は、少なくとも折り曲げ領域BAに位置している。本実施形態において、第2保護膜PF2は、第1領域AR1の一部及び第3領域AR3にも位置している。図示した例では、第2保護膜PF2は、隔壁絶縁層17の端部、封止層41の端部、導電材料である異方性導電膜8の端部を覆っている。パッドPDは、第3領域AR3に位置している。パッドPDは、第1保護膜PF1の上に配置され、第4絶縁層14及び第1保護膜PF1に形成されたコンタクトホールCHを通り接続配線9と電気的に接続されている。
【0035】
配線基板1は、異方性導電膜8を介して第3領域AR3に実装されている。配線基板1は、コア基板200と、コア基板200の下面側に配置された接続配線100と、コア基板200の下面側に配置された駆動ICチップ3と、を備えている。駆動ICチップ3は、表示パネルPNLを駆動するのに必要な信号を供給する信号供給源等として機能する。なお、本実施形態と異なり、表示装置DSPがコア基板200及び接続配線100を用いること無く、駆動ICチップ3が第3領域AR3に実装されていてもよい。
【0036】
ここで、折り曲げ領域BAが折り曲げられることによって、パッドPDは、表示パネルPNLの背面側へ配置される。
【0037】
図4は、上記表示装置DSPを示す断面図であり、表示パネルPNLの折り曲げ領域BAが折り曲がっている状態を示す図である。
図4に示すように、折り曲げ領域BAは、第1部分5aと第2部分5bとが対向するように折れ曲がっている。表示パネルPNLは、支持部材5が配置されていない第2領域AR2を有している。このため、折り曲げ領域BAの曲率半径を小さくすることが可能である。台座部7は、第1領域AR1と配線基板1との間に配置されている。
【0038】
接着層A1は、第1領域AR1と台座部7との間に配置され、両者を接着している。また、接着層A2は、配線基板1と台座部7との間に配置され、両者を接着している。なお、接着層A1及びA2は、図示したようにつながって形成されていてもよいし、別々に形成されていてもよい。接着層A1及びA2は、例えば両面テープである。
表示装置DSPは、上記のように構成されている。
【0039】
上記のように、表示パネルPNLの折り曲げ領域BAを折り曲げることによって、表示パネルPNLを収容する電子機器等を狭額縁化もしくは小型化することが可能となる。また、表示パネルPNLの非表示領域NDAの幅を縮めることなく収容体積を縮小することができる。上記のように、表示パネルPNLを折り曲げる観点から、表示パネルPNLの第2領域AR2に、支持部材5は配置されていない。
【0040】
次に、上記表示パネルPNLの非表示領域NDA、特に折り曲げ領域BAについて説明する。図5は、上記表示パネルPNLの第1基板SUB1の一部を示す平面図であり、折り曲げ領域BAなどを示す図である。なお、図5では、折り曲げ領域BAが折り曲げられる前の状態を示している。
【0041】
図5に示すように、表示領域DAにおいて、複数の副画素SPXが、第1絶縁基板10の上に配置されている。複数の信号線6は、Y方向に延在し、X方向に間隔を置いて並んでいる。本実施形態において、複数の信号線6は、X方向に等間隔に配置されている。各々の信号線6には、複数の副画素SPXが接続されている。
【0042】
第1絶縁基板10の折り曲げ領域BAは、第1軸AX1に沿って延在している。本実施形態において、第1軸AX1は、Y方向に平行な軸である。また、第1絶縁基板10の折り曲げ領域BAの幅は、表示領域DAからパッド領域MTに向かって次第に狭くなっている。そのような折り曲げ領域BAの形状は、例えば、折り曲げ領域BA側の表示領域DAの隅が直角の矩形状に留まらず、円形や楕円形などといった非矩形への対応を図ることができる。そして、本実施形態において、パッド領域MTは、第1絶縁基板10におけるX方向の中央に位置している。
【0043】
折り曲げ領域BAは、第1軸AX1に直交する折り曲げ軸AXbを有している。本実施形態において、折り曲げ軸AXbは、X方向に平行な軸である。折り曲げ軸AXbは、第1基板SUB1を折り曲げる際の基準となる軸である。折り曲げ領域BAは、折り曲げ軸AXbを基準に折り曲げられる。折り曲げ領域BAが折り曲がっている状態にて、折り曲げ軸AXbの位置における第1基板SUB1の接線はZ方向に平行である。なお、折り曲げ軸AXbを、以下、第2軸AX2と称する場合がある。
【0044】
複数の配線Wは、複数の第1配線W1、第4配線W4、及び第5配線W5を有している。各々の第1配線W1は、表示領域DA側に位置した第1直線部W1aと、第1直線部W1aよりパッド領域MT側に位置し第1直線部W1aに直に接続された第2直線部W1bと、を含んでいる。
【0045】
複数の第1配線W1の複数の第1直線部W1aは、それぞれ、第1方向d1に延在し、第1方向d1に直交する第2方向d2に間隔を置いて並べられている。ここで、第1方向d1は、第1軸AX1に対して第1回転方向dr1に鋭角である第1角度θ1傾斜した方向である。
複数の第1配線W1の複数の第2直線部W1bは、それぞれ、第3方向d3に延在し、第3方向d3に直交する第4方向d4に間隔を置いて並べられている。ここで、第3方向d3は、第1軸AX1に対して第1回転方向dr1とは逆の回りの第2回転方向dr2に鋭角である第2角度θ2傾斜した方向である。
【0046】
複数の第1直線部W1aの長さは、第2方向d2に次第に変化している。複数の第2直線部W1bの長さは、第4方向d4に次第に変化している。各々の第1配線W1において、第1直線部W1aの長さが相対的に短い場合第2直線部W1bの長さは相対的に長く、第1直線部W1aの長さが相対的に長い場合第2直線部W1bの長さは相対的に短い。
【0047】
第4配線W4、及び第5配線W5は、それぞれ、表示領域DA側からパッド領域MT側まで一直線に延在している。第5配線W5は、複数の第1配線W1に対して第4配線W4の反対側に位置している。
第4配線W4は、第1軸AX1に対して第2回転方向dr2に第2角度θ2以上鋭角に傾斜している。第4配線W4は、複数の第1配線W1のうち最も長い第2直線部W1bを有する第1配線にW1隣り合っている。
第5配線W5は、第1軸AX1に対して第1回転方向dr1に第1角度θ1以上鋭角に傾斜している。第5配線W5は、複数の第1配線W1のうち最も長い第1直線部W1aを有する第1配線W1に隣り合っている。
【0048】
本実施形態において、第1直線部W1aの傾斜角と、第5配線W5の傾斜角とは、同一である。また、第2直線部W1bの傾斜角と、第4配線W4の傾斜角とは、同一である。さらに、第1角度θ1及び第2角度θ2は、同一の角度である。
【0049】
配線Wは、第1軸AX1に対して傾斜して延在しているため、折り曲げ領域BAにおいて信頼性の高い配線Wを得ることができる。なぜなら、折り曲げ領域BAが折り曲がっている状態にて配線Wが曲げ応力による悪影響を受け難くなるためである。これにより、配線Wの断線、配線Wへのクラックの発生、配線Wの剥離など、配線Wの破損を抑制することができる。信頼性の高い配線Wを得る観点から、例えば、第1角度θ1及び第2角度θ2は、それぞれ45°以上の鋭角である方が望ましい。なお、望ましい第1角度θ1及び第2角度θ2は、例えば、配線Wの材料や、第4絶縁層14、第1保護膜PF1などの配線Wの周囲に位置し配線Wに応力を加え得る部材の材料によって変化し得る。
【0050】
複数の配線Wは、それぞれ、表示領域DA側に位置した第1端部E1と、パッド領域MT側に位置した第2端部E2と、を含んでいる。複数の配線Wの複数の第1端部E1の位置は、第2軸AX2に平行な方向に揃っている。複数の配線Wの複数の第2端部E2の位置は、第2軸AX2に平行な方向に揃っている。複数の第1端部E1は、第2軸AX2に平行な方向に等間隔に配置されている。本実施形態において、複数の第1端部E1の間隔S1は、信号線6の間隔と同一である。複数の第2端部E2は、第2軸AX2に平行な方向に等間隔に配置されている。本実施形態において、複数の第2端部E2の間隔S2は、複数の第1端部E1の間隔S1より狭い。
【0051】
複数の第1配線W1は、第1基準線Lr1上で、屈曲している。ここで、第1基準線Lr1は、第4配線W4の第1端部E1と第5配線W5の第2端部E2とを通り、一直線に延在している。
各々の第1配線W1の屈曲部(屈曲点)は、1個である。各々の第1配線W1の屈曲部が複数(多数)存在する場合と比較して、信頼性の高い第1配線W1を得る。なぜなら、配線Wは、屈曲部において破損する確立が高いためである。
なお、第4配線W4及び第5配線W5は、それぞれ屈曲していない。なぜなら、第4配線W4は第2角度θ2傾斜し、第5配線W5は第1角度θ1傾斜しているためである。言い換えると、第4配線W4及び第5配線W5が屈曲部を有していなくとも、信頼性の高い第4配線W4及び第5配線W5を得ることができるためである。
【0052】
ここで、複数の第1配線W1を屈曲させる理由について説明する。図6は、第1配線W1を除き、図5に示した第1基板SUB1を示す平面図である。図6には、便宜上、各々の第1配線W1の第1端部E1と第2端部E2とを一直線に結ぶ仮想線Liを示している。
図6に示すように、本実施形態の仮想線Liは、仮想線Li1、仮想線Li2、及び仮想線Li3に分類される。仮想線Li1は、第1軸AX1に平行である。仮想線Li3は、第1軸AX1に対して第1回転方向dr1に第1角度θ1未満傾斜している。仮想線Li2は、第1軸AX1に対して第2回転方向dr2に第2角度θ2未満傾斜している。上記のことから、第1配線W1に屈曲部を持たせることにより、信頼性の高い第1配線W1を得ることができる。
【0053】
上記のように構成された第1の実施形態に係る表示装置DSPによれば、表示装置DSPは、複数の第1配線W1など、折り曲げ領域BAを延在する複数の配線Wを備えている。第1配線W1は、第1角度θ1傾斜した第1直線部W1aと、第2角度θ2傾斜した第2直線部W1bとを含み、屈曲している。
上記のことから、折り曲げ領域BAに信頼性の高い配線Wを有する表示装置DSPを得ることができる。また、表示パネルPNLを折り曲げ領域BAにて折り曲げる工程において、配線Wの破損を抑制することができる。そのため、製造歩留まりの高い表示装置DSPを得ることができる。
【0054】
(第1の実施形態の変形例1)
次に、第1の実施形態の変形例1に係る表示装置について説明する。図7は、上記第1の実施形態の変形例1に係る表示装置DSPの表示パネルPNLの第1基板SUB1の一部を示す平面図であり、折り曲げ領域BAなどを示す図である。なお、図7では、折り曲げ領域BAが折り曲げられる前の状態を示している。
図7に示すように、本変形例1において、パッド領域MTは、第1絶縁基板10におけるX方向の中央より右側にずれて位置している。
【0055】
複数の配線Wは、複数の第1配線W1、第4配線W4を有し、第5配線W5を有していない。第4配線W4の傾斜角θは、第2角度θ2以上の鋭角である。複数の配線Wは第4配線W4を有しているため、複数の配線Wは、一又は複数の第6配線W6をさらに有している。本変形例1において、複数の配線Wは、複数の第6配線W6を有している。各々の第6配線W6は、表示領域DA側からパッド領域MT側まで一直線に延在している。
【0056】
複数の第6配線W6は、それぞれ第1軸AX1に対して第2回転方向dr2に第2角度θ2を超えて鋭角に傾斜している。各々の第6配線W6の傾斜角θは、第4配線W4の傾斜角θを超えている。複数の第6配線W6は、第4配線W4に対して複数の第1配線W1の反対側に位置している。第4配線W4及び複数の第6配線W6が第1配線W1から遠ざかるほど、第4配線W4及び複数の第6配線W6の傾斜角θは次第に大きくなっている。
【0057】
複数の第1配線W1は、第4基準線Lr4上で、屈曲している。第4基準線Lr4は、第4配線W4の第1端部E1と、第2基準線Lr2と第3基準線Lr3とが交差する第1基準点Pr1とを通り、一直線に延在している。ここで、第2基準線Lr2は、複数の第1配線W1のうち第4配線W4側とは反対側に位置する端の第1配線W1の第1端部E1を通り、第1軸AX1に対して第1回転方向dr1に第1角度θ1傾斜し、一直線に延在している。第3基準線Lr3は、上記端の第1配線W1の第2端部E2を通り、第1軸AX1に対して第2回転方向dr2に第2角度θ2傾斜し、一直線に延在している。上記端の第1配線W1において、第1直線部W1aは第2基準線Lr2上を延在し、第2直線部W1bは第3基準線Lr3上を延在している。本変形例1において、上記端の第1配線W1は、右端の第1配線W1である。
【0058】
第4配線W4と同様、各々の第6配線W6は屈曲部を有していない。第6配線W6の傾斜角θは、第2角度θ2を超えているためである。
上記のように構成された第1の実施形態の変形例1に係る表示装置DSPにおいても、上記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0059】
(第1の実施形態の変形例2)
次に、第1の実施形態の変形例2に係る表示装置について説明する。図8は、上記第1の実施形態の変形例2に係る表示装置DSPの表示パネルPNLの第1基板SUB1の一部を示す平面図であり、折り曲げ領域BAなどを示す図である。なお、図8では、折り曲げ領域BAが折り曲げられる前の状態を示している。また、図8には、便宜上、右端の第1配線W1の第1端部E1と第2端部E2とを一直線に結ぶ仮想線Li2を示している。
【0060】
図7に示すように、本変形例2のパッド領域MTは、上記変形例1と比較し、さらに右側にずれて位置していてもよい。仮想線Li2は、第1軸AX1に対して第2回転方向dr2に第2角度θ2未満傾斜している。本変形例2の複数の第1配線W1に関連する仮想線Liとしては、上記実施形態と異なっている。第1配線W1に関連する仮想線Liとしては、仮想線Li2のみであり、仮想線Li1,Li3は存在していない。
【0061】
本変形例2においても、上記変形例1と同様、複数の第1配線W1は、第4基準線Lr4上で、屈曲している。第2基準線Lr2は右端の第1配線W1の第1端部E1を通り、第3基準線Lr3は右端の第1配線W1の第2端部E2を通っている。
上記のように構成された第1の実施形態の変形例2に係る表示装置DSPにおいても、上記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0062】
(第1の実施形態の変形例3)
次に、第1の実施形態の変形例3に係る表示装置について説明する。図9は、上記第1の実施形態の変形例3に係る表示装置DSPの表示パネルPNLの第1基板SUB1の一部を示す平面図であり、折り曲げ領域BAなどを示す図である。なお、図9では、折り曲げ領域BAが折り曲げられる前の状態を示している。
【0063】
本変形例3の配線Wは、上記第1の実施形態以上に、表示領域DA側からパッド領域MT側に向かって絞られている。本変形例3の折り曲げ領域BAの第1軸AX1に沿った長さは、上記第1の実施形態と比較して短い。なおここで述べる本変形例3の技術は、複数の配線Wの第2端部E2が、上記第1の実施形態以上に密集している場合にも適用可能である。
【0064】
図7に示すように、本変形例3において、第4配線W4の傾斜角θは、第2角度θ2以上の鋭角である。第5配線W5の傾斜角θは、第1角度θ1以上の鋭角である。複数の配線Wは第4配線W4を有しているため、複数の配線Wは、一又は複数の第6配線W6をさらに有している。本変形例3において、複数の配線Wは、複数の第6配線W6を有している。各々の第6配線W6は、表示領域DA側からパッド領域MT側まで一直線に延在している。また、複数の配線Wは第5配線W5を有しているため、複数の配線Wは、一又は複数の第7配線W7をさらに有している。本変形例3において、複数の配線Wは、複数の第7配線W7を有している。各々の第7配線W7は、表示領域DA側からパッド領域MT側まで一直線に延在している。
【0065】
複数の第1配線W1は、第1基準線Lr1上で、屈曲している。上記第1の実施形態と同様、第1基準線Lr1は、第4配線W4の第1端部E1と第5配線W5の第2端部E2とを通り、一直線に延在している。
【0066】
複数の第6配線W6は、それぞれ第1軸AX1に対して第2回転方向dr2に第2角度θ2を超えて鋭角に傾斜している。各々の第6配線W6の傾斜角θは、第4配線W4の傾斜角θを超えている。複数の第6配線W6は、第4配線W4に対して複数の第1配線W1の反対側に位置している。第4配線W4及び複数の第6配線W6が第1配線W1から遠ざかるほど、第4配線W4及び複数の第6配線W6の傾斜角θは次第に大きくなっている。
【0067】
複数の第7配線W7は、それぞれ第1軸AX1に対して第1回転方向dr1に第1角度θ1を超えて鋭角に傾斜している。各々の第7配線W7の傾斜角θは、第5配線W5の傾斜角θを超えている。複数の第7配線W7は、第5配線W5に対して複数の第1配線W1の反対側に位置している。第5配線W5及び複数の第7配線W7が第1配線W1から遠ざかるほど、第5配線W5及び複数の第7配線W7の傾斜角θは次第に大きくなっている。
【0068】
第4配線W4と同様、各々の第6配線W6は屈曲部を有していない。第6配線W6の傾斜角θは、第2角度θ2を超えているためである。
また、第5配線W5と同様、各々の第7配線W7は屈曲部を有していない。第7配線W7の傾斜角θは、第1角度θ1を超えているためである。
上記のように構成された第1の実施形態の変形例3に係る表示装置DSPにおいても、上記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0069】
(第1の実施形態の変形例4)
次に、第1の実施形態の変形例4に係る表示装置について説明する。図10は、上記第1の実施形態の変形例4に係る表示装置DSPの表示パネルPNLの第1基板SUB1の一部を示す平面図であり、折り曲げ領域BAなどを示す図である。なお、図10では、折り曲げ領域BAが折り曲げられる前の状態を示している。
上記変形例3と同様、本変形例4の配線Wは、上記第1の実施形態以上に表示領域DA側からパッド領域MT側に向かって絞られている。
【0070】
図10に示すように、本変形例4において、複数の配線Wは、複数の第1配線W1、第4配線W4、及び第5配線W5だけではなく、複数の第2配線W2、第3配線W3、一又は複数の第6配線W6、及び一又は複数の第7配線W7をさらに有している。
【0071】
複数の第1配線W1は、第7基準線Lr7上で屈曲している。第7基準線Lr7は、第4配線W4の第1端部E1と、第5基準線Lr5と第6基準線Lr6とが交差する第2基準点Pr2とを通り、一直線に延在している。第5基準線Lr5は、第3配線W3の第1端部E1を通り、第1軸AX1に対して第1回転方向dr1に第1角度θ1傾斜し、一直線に延在している。第6基準線Lr6は、第3配線W3の第2端部E2を通り、第1軸AX1に対して第2回転方向dr2に第2角度θ2傾斜し、一直線に延在している。
【0072】
各々の第2配線W2は、表示領域DA側に位置した第1直線部W2aと、第1直線部W2aよりパッド領域MT側に位置し第1直線部W2aに直に接続された第2直線部W2bと、を含んでいる。
【0073】
複数の第2配線W2の複数の第1直線部W2aは、それぞれ第5方向d5に延在し、第5方向d5に直交する第6方向d6に間隔を置いて並べられている。第5方向d5は、第1軸AX1に対して第2回転方向dr2に第3角度θ3傾斜している。複数の第2配線W2の複数の第2直線部W2bは、それぞれ第7方向d7に延在し、第7方向d7に直交する第8方向d8に間隔を置いて並べられている。第7方向d7は、第1軸AX1に対して第1回転方向dr1に第4角度θ4傾斜している。
【0074】
複数の第2配線W2において、複数の第1直線部W2aの長さは第6方向d6に次第に変化し、複数の第2直線部W2bの長さは第8方向d8に次第に変化している。各々の第2配線W2において、第1直線部W2aの長さが相対的に短い場合第2直線部W2bの長さは相対的に長く、第1直線部W2aの長さが相対的に長い場合第2直線部W2bの長さは相対的に短い。
【0075】
複数の第2配線W2は、第10基準線Lr10上で屈曲している。第10基準線Lr10は、第5配線W5の第1端部E1と、第8基準線Lr8と第9基準線Lr9とが交差する第3基準点Pr3とを通り、一直線に延在している。第8基準線Lr8は、第3配線W3の第1端部E1を通り、第1軸AX1に対して第2回転方向dr2に第3角度θ3傾斜し、一直線に延在している。第9基準線Lr9は、第3配線W3の第2端部E2を通り、第1軸AX1に対して第1回転方向dr1に第4角度θ4傾斜し、一直線に延在している。
【0076】
第3配線W3は、複数の第1配線W1と複数の第2配線W2との間に位置している。第3配線W3は、第1直線部W3aと、第1直線部W3aに直に接続された第2直線部W3bと、を有している。第3配線W3において、第1直線部W3aは第5基準線Lr5上を延在し、第2直線部W3bは第6基準線Lr6上を延在している。又は、第3配線W3において、第1直線部W3aは第8基準線Lr8上を延在し、第2直線部W3bは第9基準線Lr9上を延在している。本変形例4において、第1直線部W3aは第5基準線Lr5上を延在し、第2直線部W3bは第6基準線Lr6上を延在している。また、本変形例4において、第3配線W3は、複数の配線WのX方向の中心に位置している。
【0077】
第4配線W4は、複数の第1配線W1に対して第3配線W3とは反対側に位置し、表示領域DA側からパッド領域MT側まで一直線に延在している。第4配線W4は、第1軸AX1に対して第2回転方向dr2に第2角度θ2以上鋭角に傾斜している。第4配線W4は、複数の第1配線W1のうち最も長い第2直線部W1bを有する第1配線W1に隣り合っている。
【0078】
第5配線W5は、複数の第2配線W2に対して第3配線W3とは反対側に位置し、表示領域DA側からパッド領域MT側まで一直線に延在している。第5配線W5は、第1軸AX1に対して第1回転方向dr1に第4角度θ4以上鋭角に傾斜している。第5配線W5は、複数の第2配線W2のうち最も長い第2直線部W2bを有する第2配線W2に隣り合っている。
【0079】
本変形例4において、複数の配線Wは、複数の第6配線W6と、複数の第7配線W7と、を有している。
複数の第6配線W6は、それぞれ第1軸AX1に対して第2回転方向dr2に第2角度θ2を超えて鋭角に傾斜している。各々の第6配線W6の傾斜角θは、第4配線W4の傾斜角θを超えている。複数の第6配線W6は、第4配線W4に対して複数の第1配線W1の反対側に位置している。第4配線W4及び複数の第6配線W6が第1配線W1から遠ざかるほど、第4配線W4及び複数の第6配線W6の傾斜角θは次第に大きくなっている。
【0080】
複数の第7配線W7は、それぞれ第1軸AX1に対して第1回転方向dr1に第4角度θ4を超えて鋭角に傾斜している。各々の第7配線W7の傾斜角θは、第5配線W5の傾斜角θを超えている。複数の第7配線W7は、第5配線W5に対して複数の第2配線W2の反対側に位置している。第5配線W5及び複数の第7配線W7が第2配線W2から遠ざかるほど、第5配線W5及び複数の第7配線W7の傾斜角θは次第に大きくなっている。
【0081】
信頼性の高い配線Wを得る観点から、例えば、第1角度θ1及び第2角度θ2だけではなく第3角度θ3及び第4角度θ4も、それぞれ45°以上の鋭角である方が望ましい。本変形例4において、第1角度θ1、第2角度θ2、第3角度θ3、及び第4角度θ4は、同一の角度である。
【0082】
ここで、複数の第1配線W1、複数の第2配線W2、及び第3配線W3を屈曲させる理由について説明する。図11は、第1配線W1、第2配線W2、及び第3配線W3を除き、図10に示した第1基板SUB1を示す平面図である。図11には、便宜上、第1端部E1と第2端部E2とを一直線に結ぶ仮想線Liを示している。
【0083】
図11に示すように、本変形例4の仮想線Liは、仮想線Li1、仮想線Li2、及び仮想線Li3に分類される。仮想線Li1は、第3配線W3の第1端部E1と第2端部E2とを一直線に結んでいる。仮想線Li1は、第1軸AX1に平行である。仮想線Li2は、各々の第1配線W1の第1端部E1と第2端部E2とを一直線に結んでいる。仮想線Li2は、第1軸AX1に対して第2回転方向dr2に第2角度θ2未満傾斜している。仮想線Li3は、各々の第2配線W2の第1端部E1と第2端部E2とを一直線に結んでいる。仮想線Li3は、第1軸AX1に対して第1回転方向dr1に第4角度θ4未満傾斜している。上記のことから、第1配線W1、第2配線W2、及び第3配線W3に屈曲部を持たせることにより、信頼性の高い第1配線W1を得ることができる。
【0084】
上記のように構成された第1の実施形態の変形例4に係る表示装置DSPにおいても、上記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。複数の配線Wの負荷は、中央の第3配線W3を基準に左右対称に変化する。そのため、表示パネルPNLが表示する画像に生じ得る表示ムラの発生を抑制することができる。
【0085】
(比較例1)
次に、比較例1に係る表示装置について説明する。図12は、比較例1に係る表示装置DSPの表示パネルPNLの第1基板SUB1の一部を示す平面図であり、折り曲げ領域BAなどを示す図である。なお、図12では、折り曲げ領域BAが折り曲げられる前の状態を示している。
【0086】
図12に示すように、複数の配線Wは、複数の第1配線W1、第4配線W4、及び第5配線W5を有している。比較例1の複数の第1配線W1は、屈曲していない点で、上記第1の実施形態と相違している。複数の第1配線W1としては、第1軸AX1に平行な第1配線W1、第1軸AX1に対して第1回転方向dr1に第1角度θ1未満傾斜している第1配線W1、及び第1軸AX1に対して第2回転方向dr2に第2角度θ2未満傾斜している第1配線W1が挙げられる。例えば、比較例1の複数の第1配線W1の軌道は、図6に示した複数の仮想線Liの軌道と一致している。
比較例1において、信頼性の高い第1配線W1を得ることは困難である。なぜなら、折り曲げ軸AXbに対する第1配線W1の傾斜角が大きくなり過ぎるためである。
【0087】
(比較例2)
次に、比較例2に係る表示装置について説明する。図13は、比較例2に係る表示装置DSPの表示パネルPNLの第1基板SUB1の一部を示す平面図であり、折り曲げ領域BAなどを示す図である。なお、図13では、折り曲げ領域BAが折り曲げられる前の状態を示している。
【0088】
図13に示すように、複数の配線Wは、複数の第1配線W1、第4配線W4、及び第5配線W5を有している。比較例1の各々の配線Wがジグザグパターンの線である点で、上記第1の実施形態と相違している。比較例1の各々の配線Wは、対応する第1端部E1と第2端部E2との間を折れ曲がりながら延在している。
比較例2において、信頼性の高い配線Wを得ることは困難である。なぜなら、配線Wに屈曲部が、多数、存在しているためである。
【0089】
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る表示装置DSPについて説明する。第2の実施形態に係る表示装置DSPは、後述する点以外、上記第1の実施形態と同様に構成されている。図14は、第2の実施形態に係る表示装置DSPの表示パネルPNLの第1基板SUB1の一部を示す平面図であり、折り曲げ領域BAなどを示す図である。なお、図14では、折り曲げ領域BAが折り曲げられる前の状態を示している。
【0090】
図14に示すように、複数の第1端部E1は、第2軸AX2に平行な方向に等間隔に配置されている。複数の第2端部E2は、第2軸AX2に平行な方向に等間隔に配置されている。本実施形態において、複数の第2端部E2の間隔S2は、複数の第1端部E1の間隔S1と同一である。
【0091】
複数の配線Wは、複数の第1配線W1と、第2配線W2と、第3配線W3と、を有している。各々の第1配線W1は、表示領域DA側に位置した第1直線部W1aと、第1直線部W1aよりパッド領域MT側に位置した第2直線部W1bと、第1直線部W1aと第2直線部W1bとに直に接続された第3直線部W1cと、を含んでいる。第2配線W2は、パッド領域MT側に位置した第2直線部W2bと、表示領域DA側に位置し第2直線部W2bに直に接続された第3直線部W2cと、を含んでいる。第3配線W3は、表示領域DA側に位置した第1直線部W3aと、パッド領域MT側に位置し第1直線部W3aに直に接続された第3直線部W3cと、を含んでいる。第3配線W3は、複数の第1配線W1に対して第2配線W2の反対側に位置している。
【0092】
複数の第1配線W1及び第3配線W3の複数の第1直線部W1a,W3aは、それぞれ第1方向d1に延在し、第1方向d1に直交する第2方向d2に間隔を置いて並べられている。第1方向d1は、第1軸AX1に対して第1回転方向dr1に鋭角である第1角度θ1傾斜した方向である。
複数の第1配線W1及び第2配線W2の複数の第2直線部W1b,W2bは、それぞれ第3方向d3に延在し、第3方向d3に直交する第4方向d4に間隔を置いて並べられている。第3方向d3は、第1軸AX1に対して第1回転方向dr1に鋭角である第2角度θ2傾斜した方向である。
複数の第1配線W1、第2配線W2、及び第3配線W3の複数の第3直線部W1c,W2c,W3cは、それぞれ第5方向d5に延在し、第5方向d5に直交する第6方向d6に間隔を置いて並べられている。第5方向d5は、第1軸AX1に対して第2回転方向dr2に鋭角である第3角度θ3傾斜した方向である。
【0093】
複数の第1直線部W1a,W3aの長さは、第2方向d2に次第に変化している。複数の第2直線部W1b,W2bの長さは、第6方向d6に次第に変化している。各々の第1配線W1において、第1直線部W1aの長さが相対的に短い場合第2直線部W1bの長さは相対的に長く、第1直線部W1aの長さが相対的に長い場合第2直線部W1bの長さは相対的に短い。例えば、複数の第3直線部W1c,W2c,W3cの長さは、同一である。
【0094】
本実施形態において、第1角度θ1、第2角度θ2、及び第3角度θ3は、同一の角度である。配線Wは、第1軸AX1に対して傾斜して延在しているため、折り曲げ領域BAにおいて信頼性の高い配線Wを得ることができる。信頼性の高い配線Wを得る観点から、例えば、第1角度θ1、第2角度θ2、及び第3角度θ3は、それぞれ45°以上の鋭角である方が望ましい。
【0095】
第2配線W2は、第2配線W2の第3直線部W2cと第2直線部W2bとの接続部J2で屈曲している。第3配線W3は、第3配線W3の第3直線部W3cと第1直線部W3aとの接続部J3で屈曲している。
複数の第1配線W1は、第1基準線Lr1上と、第2基準線Lr2上とで、屈曲している。第1基準線Lr1は、第2配線W2の第1端部E1と接続部J3とを通り、一直線に延在している。第2基準線Lr2は、第3配線W3の第2端部E2と接続部J2とを通り、一直線に延在している。
【0096】
ここで、複数の配線Wを屈曲させる理由について説明する。図15は、配線Wを除き、図14に示した第1基板SUB1を示す平面図である。図15には、便宜上、各々の配線Wの第1端部E1と第2端部E2とを一直線に結ぶ仮想線Li1を示している。
図15に示すように、仮想線Li1は、第1軸AX1に平行である。上記のことから、配線Wに屈曲部を持たせることにより、信頼性の高い配線Wを得ることができる。
【0097】
上記のように構成された第2の実施形態に係る表示装置DSPによれば、表示装置DSPは、折り曲げ領域BAを延在する複数の配線Wを備えている。配線Wは、第1角度θ1傾斜した直線部、及び第2角度θ2傾斜した直線部を含み、屈曲している。各々の配線Wの屈曲部(屈曲点)を、2個以下に抑えることができる。
【0098】
上記のことから、折り曲げ領域BAに信頼性の高い配線Wを有する表示装置DSPを得ることができる。また、表示パネルPNLを折り曲げ領域BAにて折り曲げる工程において、配線Wの破損を抑制することができる。そのため、製造歩留まりの高い表示装置DSPを得ることができる。
【0099】
(第2の実施形態の変形例1)
次に、第2の実施形態の変形例1に係る表示装置について説明する。図16は、上記第2の実施形態の変形例1に係る表示装置DSPの表示パネルPNLの第1基板SUB1の一部を示す平面図であり、折り曲げ領域BAなどを示す図である。なお、図16では、折り曲げ領域BAが折り曲げられる前の状態を示している。本変形例1の折り曲げ領域BAの第1軸AX1に沿った長さは、上記第2の実施形態と比較して長い。
【0100】
図16に示すように、本変形例1の複数の配線Wのレイアウトの手法は、上記第2の実施形態と同様である。但し、本変形例1の折り曲げ領域BAは長いため、複数の第1配線W1、第2配線W2、及び第3配線W3の複数の第3直線部W1c,W2c,W3cは、密集し易くなる。複数の第3直線部W1c,W2c,W3cの第6方向d6の間隔は、上記第2の実施形態と比較して狭くなる。そのため、配線WのL/S(Line & Space)が基準値を超えない範囲で、折り曲げ領域BAの長さを調整すればよい。なお、上記L/Sは、配線W(直線部)の幅の中心同士の距離を表す。
上記のように構成された第2の実施形態の変形例1に係る表示装置DSPにおいても、上記第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0101】
(第2の実施形態の変形例2)
次に、第2の実施形態の変形例2に係る表示装置について説明する。図17は、上記第2の実施形態の変形例2に係る表示装置DSPの表示パネルPNLの第1基板SUB1の一部を示す平面図であり、折り曲げ領域BAなどを示す図である。なお、図17では、折り曲げ領域BAが折り曲げられる前の状態を示している。本変形例2の折り曲げ領域BAの第1軸AX1に沿った長さは、上記第2の実施形態の比較例1と比較して長い。
【0102】
図17に示すように、複数の配線Wは、複数の配線群WGを有している。複数の配線Wは、複数の配線群WGを第1軸AX1に平行な方向にn回繰り返し並べて構成されている。上記nは、2以上の整数である。本変形例2において、nは2である(n=2)。各々の配線群WGは、複数の第1配線W1、第2配線W2、及び第3配線W3を含んでいる。
【0103】
一方の配線群WGの第1配線W1は、他方の配線群WGの第1配線W1に直に接続されている。それら2個の第1配線W1は、同一の形状を有している。一方の配線群WGの第2配線W2は、他方の配線群WGの第2配線W2に直に接続されている。それら2個の第2配線W2は、同一の形状を有している。一方の配線群WGの第3配線W3は、他方の配線群WGの第3配線W3に直に接続されている。それら2個の第3配線W3は、同一の形状を有している。
【0104】
上記のように構成された第2の実施形態の変形例1に係る表示装置DSPにおいても、上記第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。そして、折り曲げ領域BAが長くなる場合であっても、配線Wの傾斜角を第1角度θ1、第2角度θ2、及び第3角度θ3に保つことができ、配線Wの屈曲部の個数を抑えることができ、配線WのL/Sが基準値を超えない範囲に抑えることができる。
【0105】
(第2の実施形態の変形例3)
次に、第2の実施形態の変形例3に係る表示装置について説明する。図18は、上記第2の実施形態の変形例3に係る表示装置DSPの表示パネルPNLの第1基板SUB1の一部を示す平面図であり、折り曲げ領域BAなどを示す図である。なお、図18では、折り曲げ領域BAが折り曲げられる前の状態を示している。
【0106】
図18に示すように、本変形例3の複数の配線Wのレイアウトの手法は、上記第2の実施形態と同様である。但し、本変形例3において、複数の第2端部E2の間隔S2は、複数の第1端部E1の間隔S1より狭い。そのため、複数の第3直線部W1c,W2c,W3cの長さは、第6方向d6に次第に変化している。各々の第1配線W1において、第1直線部W1aの長さが相対的に短い場合第3直線部W1cの長さは相対的に長く、第1直線部W1aの長さが相対的に長い場合第3直線部W1cの長さは相対的に短い。
上記のように構成された第2の実施形態の変形例3に係る表示装置DSPにおいても、上記第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0107】
ここで、上記第2の実施形態においても、図12に示したように、屈曲しておらず、傾斜角が第1角度θ1、第2角度θ2、及び第3角度θ3未満である配線Wを用いることは望ましくない。また、上記第2の実施形態においても、図13に示したように、ジグザグパターンの配線Wを用いることは望ましくない。これらの場合、信頼性の高い配線Wを得ることは困難である。
【0108】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【0109】
例えば、複数の第1端部E1の間隔S1は、信号線6の間隔にもよるが、均等な間隔ではなく、不均等な間隔であってもよい。また、複数の第2端部E2の間隔S2は、均等な間隔ではなく、不均等な間隔であってもよい。
上述した表示パネル及び表示装置は、有機EL表示パネル及び有機EL表示装置に限定されるものではない。例えば、上述した実施形態は、電気光学素子として液晶素子を有する液晶表示パネル及び液晶表示装置に適用することも可能である。その場合、表示パネルPNLは、液晶表示パネルであり、例えば、第1基板SUB1と、第2基板と、第1基板と第2基板との間に保持された液晶層と、必要に応じて液晶層の上下両方に偏光板を備えている。
【符号の説明】
【0110】
DSP…表示装置、PNL…表示パネル、SUB1…第1基板、10…第1絶縁基板、
DA…表示領域、NDA…非表示領域、BA…折り曲げ領域、MT…パッド領域、
W,W1,W2,W3,W4,W5,W6,W7…配線、 E1,E2…端部、
W1a,W1b,W1c,W2a,W2b,W2c,W3a,W3b,W3c…直線部、
WG…配線群、J2,J3…接続部、AX1,AX2,AXb…軸、
d1,d2,d3,d4,d5,d6,d7,d8…方向、dr1,dr2…回転方向、
θ1,θ2,θ3,θ4…角度、S1,S2…間隔、Pr1,Pr2,Pr3…基準点、
Lr1,Lr2,Lr3,Lr4,Lr5,Lr6,Lr7,Lr8,Lr9,Lr10…基準線、Li,Li1,Li2,Li3…仮想線。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18