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特許7043814画像形成装置と通信可能に構成された端末装置を制御するためのプログラム、および、当該端末装置を制御する方法
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  • 特許-画像形成装置と通信可能に構成された端末装置を制御するためのプログラム、および、当該端末装置を制御する方法 図1
  • 特許-画像形成装置と通信可能に構成された端末装置を制御するためのプログラム、および、当該端末装置を制御する方法 図2
  • 特許-画像形成装置と通信可能に構成された端末装置を制御するためのプログラム、および、当該端末装置を制御する方法 図3
  • 特許-画像形成装置と通信可能に構成された端末装置を制御するためのプログラム、および、当該端末装置を制御する方法 図4
  • 特許-画像形成装置と通信可能に構成された端末装置を制御するためのプログラム、および、当該端末装置を制御する方法 図5
  • 特許-画像形成装置と通信可能に構成された端末装置を制御するためのプログラム、および、当該端末装置を制御する方法 図6
  • 特許-画像形成装置と通信可能に構成された端末装置を制御するためのプログラム、および、当該端末装置を制御する方法 図7
  • 特許-画像形成装置と通信可能に構成された端末装置を制御するためのプログラム、および、当該端末装置を制御する方法 図8
  • 特許-画像形成装置と通信可能に構成された端末装置を制御するためのプログラム、および、当該端末装置を制御する方法 図9
  • 特許-画像形成装置と通信可能に構成された端末装置を制御するためのプログラム、および、当該端末装置を制御する方法 図10
  • 特許-画像形成装置と通信可能に構成された端末装置を制御するためのプログラム、および、当該端末装置を制御する方法 図11
  • 特許-画像形成装置と通信可能に構成された端末装置を制御するためのプログラム、および、当該端末装置を制御する方法 図12
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-22
(45)【発行日】2022-03-30
(54)【発明の名称】画像形成装置と通信可能に構成された端末装置を制御するためのプログラム、および、当該端末装置を制御する方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/12 20060101AFI20220323BHJP
   H04N 1/00 20060101ALI20220323BHJP
【FI】
G06F3/12 353
G06F3/12 326
G06F3/12 305
G06F3/12 332
G06F3/12 336
G06F3/12 354
G06F3/12 355
G06F3/12 357
G06F3/12 392
H04N1/00 127B
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2017233500
(22)【出願日】2017-12-05
(65)【公開番号】P2019101865
(43)【公開日】2019-06-24
【審査請求日】2020-10-13
(73)【特許権者】
【識別番号】000001270
【氏名又は名称】コニカミノルタ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】特許業務法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】村川 彰
【審査官】白石 圭吾
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-099552(JP,A)
【文献】特開2011-243067(JP,A)
【文献】特開2008-210321(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/09-3/12
H04N 1/00
B41J 29/00-29/70
B41J 5/00-5/52;21/00-21/18
G03G 13/34;15/00;15/36;21/00;21/02;21/14;21/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像形成装置と通信可能に構成された端末装置を制御するためのプログラムであって、
前記画像形成装置の機種は複数種類あり、
前記端末装置は、機種別の印刷条件を含む印刷条件テーブル機種別の第1機能データを含む機能テーブルとを記憶するための記憶装置を備え、
前記機種別の第1機能データは、機種が備える機能を示し、
前記プログラムは、前記端末装置に、
前記画像形成装置との通信を確立するステップと、
前記通信を確立した画像形成装置から、当該画像形成装置の機種を特定するための識別番号と、当該画像形成装置の機種が備える機能を示す第2機能データとを取得するステップと、
取得された前記識別番号に基づいて、前記通信を確立した画像形成装置が前記記憶装置に印刷条件が記憶されている機種であるか否かを判定するステップと、
前記通信を確立した画像形成装置が前記記憶装置に印刷条件が記憶されている機種であると判定された場合、前記印刷条件テーブルに含まれる当該機種に対応する印刷条件を、前記通信を確立した画像形成装置の機種の印刷条件として決定するステップと、
前記通信を確立した画像形成装置が前記記憶装置に印刷条件が記憶されている機種ではないと判定された場合、前記第2機能データと、前記機能テーブルに含まれる前記機種別の第1機能データとを比較して、前記第2機能データが示す機能と一致または類似する機能を備える少なくとも1つの機種を特定し、前記印刷条件テーブルに含まれる前記機種別の印刷条件のうち、前記少なくとも1つの機種の中の一の機種に対応する印刷条件に基づいて前記通信を確立した画像形成装置の機種の印刷条件を決定するステップと、を実行させ
前記識別番号は、機種の新しさを表す数字を含み、
当該数字が大きいほど、新しい機種であることを示し、
前記印刷条件テーブルは、前記識別番号と当該識別番号により特定される機種の印刷条件とを対応付けており、
前記機能テーブルは、前記識別番号と当該識別番号により特定される機種の前記第1機能データとを対応付けており、
前記少なくとも1つの機種として複数の機種が特定された場合、前記少なくとも1つの機種の中の一の機種は、前記少なくとも1つの機種を特定するための前記識別番号に含まれる前記数字のうち、前記通信を確立した画像形成装置から取得した前記識別番号に含まれる前記数字と最も近い数字を含む識別番号により特定される機種である、プログラム。
【請求項2】
前記機種別の第1機能データおよび前記第2機能データは、前記画像形成装置が形成可能な画像のサイズについての情報を含む、請求項に記載のプログラム。
【請求項3】
前記機種別の第1機能データおよび前記第2機能データは、前記画像形成装置が複合機としての機能を備えるか否かの情報を含む、請求項に記載のプログラム。
【請求項4】
前記機種別の第1機能データおよび前記第2機能データは、前記画像形成装置が画像形成をした後の処理についての情報を含む、請求項に記載のプログラム。
【請求項5】
前記プログラムは、前記端末装置に、
前記通信を確立した画像形成装置が前記記憶装置に印刷条件が記憶されている機種ではないと判定された場合に決定した印刷条件当該画像形成装置の機種の印刷条件として前記記憶装置に記憶するステップをさらに実行させる、請求項1~のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項6】
前記プログラムは、前記端末装置に、前記決定した印刷条件に基づく印刷時にエラーが生じた場合に、当該印刷条件を前記記憶装置に記憶させる、請求項1~のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項7】
画像形成装置と通信可能に構成された端末装置を制御する方法であって、
前記画像形成装置の機種は複数種類あり、
前記端末装置は、機種別の印刷条件を含む印刷条件テーブル機種別の第1機能データを含む機能テーブルとを記憶するための記憶装置を備え、
前記機種別の第1機能データは、機種が備える機能を示し、
前記方法は、前記端末装置が、
前記画像形成装置との通信を確立するステップと、
前記通信を確立した画像形成装置から、当該画像形成装置の機種を特定するための識別番号と、当該画像形成装置の機種が備える機能を示す第2機能データとを取得するステップと、
取得された前記識別番号に基づいて、前記通信を確立した画像形成装置が前記記憶装置に印刷条件が記憶されている機種であるか否かを判定するステップと、
前記通信を確立した画像形成装置が前記記憶装置に印刷条件が記憶されている機種であると判定された場合、前記印刷条件テーブルに含まれる当該機種に対応する印刷条件を前記通信を確立した画像形成装置の機種の印刷条件として決定するステップと、
前記通信を確立した画像形成装置が前記記憶装置に印刷条件が記憶されている機種ではないと判定された場合、前記第2機能データと、前記機能テーブルに含まれる前記機種別の第1機能データとを比較して、前記第2機能データが示す機能と一致または類似する機能を備える少なくとも1つの機種を特定し、前記印刷条件テーブルに含まれる前記機種別の印刷条件のうち、前記少なくとも1つの機種の中の一の機種に対応する印刷条件に基づいて前記通信を確立した画像形成装置の機種の印刷条件を決定するステップと、を含み、
前記識別番号は、機種の新しさを表す数字を含み、
当該数字が大きいほど、新しい機種であることを示し、
前記印刷条件テーブルは、前記識別番号と当該識別番号により特定される機種の印刷条件とを対応付けており、
前記機能テーブルは、前記識別番号と当該識別番号により特定される機種の前記第1機能データとを対応付けており、
前記少なくとも1つの機種として複数の機種が特定された場合、前記少なくとも1つの機種の中の一の機種は、前記少なくとも1つの機種を特定するための前記識別番号に含まれる前記数字のうち、前記通信を確立した画像形成装置から取得した前記識別番号に含まれる前記数字と最も近い数字を含む識別番号により特定される機種である、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、画像形成装置に関し、より特定的には画像形成装置の印刷条件の設定に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、モバイル端末を用いて複合機に対して印刷を指示したり、複合機からスキャン画像を受信したりするためのモバイル端末用のアプリケーションの開発が進められている。ユーザーは、モバイル端末内のアプリケーションを介して、複数の複合機に対して各種指示が可能となっており、ユーザーの利便性が向上されている。
【0003】
モバイル端末用のアプリケーションに関する技術の一例として、特開2011-059878号公報(特許文献1)は、「描画データに対して設定されている印刷設定値が前記禁則に従っているかの判定を行い、前記描画手段は、前記機能管理手段による判定結果に応じた印刷データを生成する」プリンタドライバを開示している([課題を解決するための手段]参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2011-059878号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のモバイル端末用のアプリケーションは、本来、新機種の画像形成装置がリリースされるごとに、当該機種の機能に適合した印刷条件をアップデートされる必要がある。しかしながら、当該アップデート処理は労力、コスト、時間を要する。そのため、新たにリリースされた画像形成装置の印刷条件を適切に設定(推測)するための技術が必要とされている。
【0006】
それに対して、上記の特許文献1は、新機種(つまり、未知の機種)の画像形成装置の印刷条件を設定する技術について、何ら言及していない。
【0007】
本開示は、上記問題点を解決するためになされたものであり、ある局面における目的は、画像形成装置を操作するための端末用アプリケーションにおいて、印刷条件が登録されていない機種に対して、適切な印刷条件を設定することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
ある局面に従うと、画像形成装置と通信可能に構成された端末装置を制御するためのプログラムであって、端末装置は、複数の画像形成装置の機種ごとに、印刷条件に関する機種データと機能に関する機能データとを記憶するための記憶装置を備える。プログラムは、端末装置に、画像形成装置との通信を確立するステップと、通信を確立した画像形成装置から、当該画像形成装置の機種を特定するための機種データと、当該画像形成装置の機種の機能に関する機能データとを取得するステップと、取得された機種データに基づいて、通信を確立した画像形成装置の機種が記憶装置に登録されているか否かを判定するステップと、通信を確立した画像形成装置の機種が登録されていると判定された場合、当該機種に対応する機種データに基づいて、通信を確立した画像形成装置の機種の印刷条件を決定するステップと、通信を確立した画像形成装置の機種が登録されていないと判定された場合、取得された機能データと、記憶装置に記憶された機能データとを比較して、記憶装置に記憶された複数の機種データのうち一の機種データを特定し、特定された機種データに基づいて通信を確立した画像形成装置の機種の印刷条件を決定するステップと、を実行させる。
【0009】
好ましくは、機種が登録されていないと判定された場合に印刷条件を決定するステップは、取得された機能データと、記憶装置に記憶された機能データとを比較して、取得された機能データにおける機能と一致または類似する機能を備える機種の機種データに基づいて、通信を確立した画像形成装置の機種の印刷条件を決定することを含む。
【0010】
好ましくは、機能データは、画像形成装置が形成可能な画像のサイズについての情報を含む。
【0011】
好ましくは、機能データは、画像形成装置が複合機としての機能を備えるか否かの情報を含む。
【0012】
好ましくは、機能データは、画像形成装置が画像形成をした後の処理についての情報を含む。
【0013】
好ましくは、機種データは、機種の新しさを表す識別番号を含む。機種が登録されていないと判定された場合に印刷条件を決定するステップは、取得された機能データにおける機能と一致または類似する機能を備える1以上の機種の中で、識別番号が最も近い機種の機種データに基づいて、通信を確立した画像形成装置の機種の印刷条件を決定することを含む。
【0014】
好ましくは、プログラムは、端末装置に、通信を確立した画像形成装置の機種が登録されていないと判定された場合、特定した一の印刷条件と、当該画像形成装置の機種データとを記憶装置に記憶するステップをさらに実行させる。
【0015】
好ましくは、プログラムは、端末装置に、決定された印刷条件に基づく印刷時にエラーが生じた場合に、当該印刷条件を記憶装置に記憶させる。
【0016】
好ましくは、画像形成装置は、機種に依存しない印刷機能としての基本機能を備える。通信を確立した画像形成装置の機種が記憶装置に登録されていないと判定された場合、プログラムは、端末装置に、基本機能に基づいて通信を確立した画像形成装置の機種の印刷条件を決定するステップをさらに実行させる。
【0017】
他の局面に従うと、画像形成装置と通信可能に構成された端末装置を制御する方法が提供される。端末装置は、複数の画像形成装置の機種ごとに、印刷条件に関する機種データと機能に関する機能データとを記憶するための記憶装置を備える。上記方法は、端末装置が、画像形成装置との通信を確立するステップと、通信を確立した画像形成装置から、当該画像形成装置の機種を特定するための機種データと、当該画像形成装置の機種の機能に関する機能データとを取得するステップと、取得された機種データに基づいて、通信を確立した画像形成装置の機種が記憶装置に登録されているか否かを判定するステップと、機種が登録されていると判定された場合、当該機種に対応する機種データに基づいて、印刷条件を決定するステップと、機種が登録されていないと判定された場合、取得された機能データと、記憶装置に記憶された機能データとを比較して、記憶装置に記憶された複数の機種データのうち一の機種データを特定し、特定された機種データに基づいて印刷条件を決定するステップと、を含む。
【0018】
上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解される次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】実施の形態に従う画像形成システムの構成を示す図である。
図2】実施形態に従う画像形成装置の構成の一例を表すブロック図である。
図3】実施形態に従う端末装置の構成の一例を表すブロック図である。
図4】画像形成システムの機能構成を示す図である。
図5】機種データの一例を示す図である。
図6】機能データの一例を示す図である。
図7】機種テーブルの一例を示す図である。
図8】機能テーブルの一例を示す図である。
図9】印刷条件テーブルの一例を示す図である。
図10】印刷条件の登録処理の手順を示すフローチャートである。
図11】印刷処理の手順を示すフローチャートである。
図12】変形例における処理手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、図面を参照しつつ、本発明に従う各実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらについての詳細な説明は繰り返さない。なお、以下で説明される各実施の形態および各変形例は、適宜選択的に組み合わされてもよい。
【0021】
[1.全体構成]
図1を参照して、実施の形態に係る画像形成システム10の構成を説明する。図1は、実施の形態に従う画像形成システム10の構成を示す図である。
【0022】
実施形態に従う画像形成システム10は、画像形成装置100と、端末装置200と、サーバー300とを有する。画像形成装置100は、端末装置200と通信可能に構成される。端末装置200は、ネットワーク400を介してサーバー300と通信可能に構成される。画像形成装置100は、ディスプレイを含む操作パネル110を有する。
【0023】
端末装置200は、画像形成装置100と連携するための制御プログラム(以下、アプリケーションともいう)を含む。端末装置200のプロセッサは、このアプリケーションを読み込んで実行することにより、画像形成装置100に対して、各種指示をすることができる。一例として、ユーザーは、端末装置200に記憶されている画像データを、画像形成装置100へ送信し、印刷を実行させることができる。
【0024】
[2.ハードウェア構成]
(画像形成装置100)
図2は、実施形態に従う画像形成装置100の構成の一例を表すブロック図である。図2を参照して、画像形成装置100は、CPU(Central Processing Unit)510と、RAM(Random Access Memory)515と、ROM(Read Only Memory)520と、画像形成部525と、記憶装置530と、操作パネル110と、VRAM(Video Random Access Memory)545と、画像読取装置550と、無線インターフェイス(I/F)555とを有する。
【0025】
CPU510は、ROM520に格納される制御プログラム522を読み込んで実行することにより、画像形成装置100の動作を制御する。RAM515は、CPU510が制御プログラム522を実行する際のワーキングメモリとして機能する。画像形成部525は、画像読取装置550で生成された原稿データ、または無線インターフェイス(I/F)555を介して入力された画像データに基づいて、記録媒体に画像を形成する。
【0026】
記憶装置530は、不揮発性メモリによって構成される。記憶装置530は、画像読取装置550で生成された原稿データ532を記憶する。操作パネル110は、ディスプレイ535と、タッチパネル540とを含む。操作パネル110は、タッチパネル540によってユーザーに選択された位置(座標)の情報をCPU510に出力する。VRAM545は、ディスプレイ535に表示される内容を保持するためのメモリとして機能する。
【0027】
画像読取装置550は、図示しないプラテンガラス上に載置された原稿を光学的に読み込んで原稿データを生成する。無線I/F555は、後述する端末装置200が有する無線I/F650と通信可能に構成される。無線I/F555と無線I/F650とは、例えば、WiFi(Wireless Fidelity)、Bluetooth(登録商標)、NFC(Near Field Communication)等の規格に従い通信し得る。
【0028】
(端末装置200)
図3は、実施形態に従う端末装置200の構成の一例を表すブロック図である。端末装置200は、CPU610と、ROM620と、記憶装置630と、ディスプレイ635と、VRAM640と、タッチパネル645と、無線I/F650と、通信I/F655とを有する。
【0029】
ROM620は、制御プログラム622を記憶している。ある局面において、制御プログラム622は、ネットワーク400を介してサーバー300からダウンロードされ得る。他の局面において、制御プログラム622は、USBメモリ等の外部記憶装置からROM620に格納され得る。CPU610は、制御プログラム622を読み込んで実行することにより、画像形成装置100と連携する。
【0030】
制御プログラム522および622は、単体のプログラムとしてではなく、モジュールとしての任意のプログラムの一部に組み込まれて提供されてもよい。この場合、本実施の形態に従う制御処理は、任意のプログラムと協働して実現される。このような一部のモジュールを含まないプログラムであっても、本実施の形態に従う制御プログラム622の趣旨を逸脱するものではない。
【0031】
記憶装置630は、不揮発性メモリによって構成される。記憶装置630は、機種テーブルT1と、機能テーブルT2と、印刷条件テーブルT3とを記憶している。これらテーブルについての詳細は後述する。
【0032】
VRAM640は、ディスプレイ635に表示される内容を保持するためのメモリとして機能する。タッチパネル645は、ユーザーに選択された位置(座標)の情報をCPU610に出力する。通信I/F655は、ネットワーク400に接続するためのインターフェイスとして機能する。端末装置200は、通信I/F655を用いてサーバー300と通信する。
【0033】
ある局面において、画像形成装置100は、端末装置200の制御プログラム622からの指示に従って、画像読取装置550によって原稿データを生成する。この場合、画像形成装置100は、生成した原稿データを無線I/F555を介して端末装置200に送信する。端末装置200は、受信した原稿データを、通信I/F655を介してサーバー300(クラウド)に送信する。このような端末装置200は、例えば、スマートフォン、タブレット、ファブレット、およびラップトップ型のコンピュータ等によって実現され得る。
【0034】
[3.機能構成]
図4を参照して、本実施形態における画像形成システム10の機能構成を説明する。図4は、画像形成システム10の機能構成を示す図である。
【0035】
図4に示すように、画像形成装置100は、CPU510と記憶装置530とを備える。CPU510は、制御プログラム522を実行することにより通信確立部511と、送信部513として機能する。記憶装置530は、機種データD1と、機能データD2とを記憶する。機種データD1および機能データD2の詳細は後述する。CPU610は、制御プログラム622を実行することにより、通信確立部611、取得部613、比較部615、および決定部617として機能する。記憶装置630は、機種テーブルT1と、機能テーブルT2と、印刷条件テーブルT3とを記憶する。
【0036】
通信確立部511は、通信確立部611として機能するCPU610からの要求に応じて、画像形成装置100と端末装置200との通信を確立する。画像形成装置100と端末装置200との通信が確立されると、送信部513は、記憶装置530に記憶されている機種データD1と、機能データD2とを、端末装置200に送信する。
【0037】
通信確立部611は、通信確立部511に対して、通信の確立を要求する。取得部613は、送信部513から送信された機種データD1と機能データD2とを取得する。
【0038】
比較部615は、取得された機種データD1と、記憶装置630に記憶されている機種テーブルT1とを比較して、機種データD1に該当する機種が機種テーブルT1に登録されているか否かを判定する。決定部617は、比較部615の比較結果に基づいて、画像形成装置100の印刷条件を決定する。決定部617の処理の詳細は後述する。
【0039】
[4.データ構造]
図5図9を参照して、第1の実施の形態に係る画像形成システム10におけるデータ構造を説明する。図5は、機種データD1の一例を示す図である。図6は、機能データD2の一例を示す図である。図7は、機種テーブルT1の一例を示す図である。図8は、機能テーブルT2の一例を示す図である。図9は、印刷条件テーブルT3の一例を示す図である。
【0040】
図5を参照して、機種データD1について説明する。機種データD1は、画像形成装置100の機種を示すデータである。図5に示すように、機種データD1は、機種ID710と、印刷条件720とを含む。
【0041】
機種ID710は、画像形成装置の機種を特定する識別番号である。機種IDは、機種の新しさを表す識別番号を含むことができ、本実施形態における機種IDでは、下4ケタの数字が大きいほど、新しい機種であることを意味する。
【0042】
印刷条件720は、画像形成装置100において設定可能な(または不可能な)印刷条件についての情報である。ただし、当該印刷条件は、データフォーマットが異なるため、端末装置200にインストールされたアプリケーションで画像形成装置100を操作する場合に、印刷条件の内容を参照して設定することはできない。
【0043】
図6を参照して、機能データD2について説明する。機能データD2は、画像形成装置100の機種と、当該機種が備える機能とを示すデータである。図6に示すように、機能データD2は、一例として、機種ID710と、画像サイズ730と、タイプ740と、後処理750とを含む。
【0044】
画像サイズ730は、画像形成装置が画像形成を実施できる最大の画像サイズを意味する。本実施形態では、一例として、画像サイズが「A4」、または「A3」に設定されている。
【0045】
タイプ740は、画像形成装置のタイプを意味する。本実施形態では、一例として、「複合機」、または「プリンタ」のいずれかのタイプが設定される。
【0046】
後処理750は、画像形成装置の機能として、後処理を実行可能か否かを表す。ここでいう後処理とは、印刷処理が実行された後の用紙に対するパンチ、ステープル、スタンプなどの追加処理のことである。他の局面において、後処理750は、画像形成装置が後処理を実行するための後処理装置に接続されているか否かを表す。
【0047】
図7を参照して、機種テーブルT1について説明する。機種テーブルT1は、複数の画像形成装置の機種ごとの印刷条件を記憶する。
【0048】
図8を参照して、機能テーブルT2について説明する。機能テーブルT2は、複数の画像形成装置の機種ごとの機能を記憶する。
【0049】
図9を参照して、印刷条件テーブルT3について説明する。印刷条件テーブルT3は、各印刷条件において設定可能な組み合わせと設定不可能な組み合わせとを規定している。以下において、設定不可能な印刷条件の組み合わせを禁則条件ともいう。
【0050】
図9に示す例では、印刷条件としてパンチ処理、ステープル処理、およびスタンプ処理が示されている。パンチ処理は、印刷後の用紙の所定位置を穿孔する処理である。ステープル処理は、印刷後の複数の用紙を針で綴じる処理である。スタンプ処理は、印刷時に設定されたマーク(例えば、画像中に秘密情報が含まれることを表すマーク)を用紙に印字する処理である。
【0051】
ここで、印刷条件Aでは、パンチ処理とステープル処理は組み合わせて設定できない禁則条件であることが示されている。一方、パンチ処理およびスタンプ処理並びにステープル処理およびスタンプ処理の組み合わせは設定可能であることが読み取れる。一例として、印刷条件テーブルT3は、機種IDと印刷条件とに対応する形で記憶装置630に記憶される。
【0052】
[5.印刷条件の決定方法]
以下において、図4図8を再度参照し、CPU610による画像形成装置100における印刷条件の決定処理を説明する。
【0053】
図4を参照して上述したとおり、端末装置200の通信確立部611と、画像形成装置100の通信確立部511との間で通信が確立されると、端末装置200の取得部613は、画像形成装置100の送信部513を介して、画像形成装置100の機種データD1と 機能データD2とを取得する。
【0054】
比較部615は、取得された機種ID710と機種テーブルT1に保持される機種ID710とを比較する。取得された機種ID710と一致する機種ID710が機種テーブルT1に存在する場合、決定部617は、機種テーブルT1における印刷条件720のうち、上記一致した機種ID710に対応する印刷条件720を、画像形成装置100の印刷条件として決定する。
【0055】
一方、取得された機種ID710と一致する機種ID710が機種テーブルT1に存在しない場合、決定部617は、取得された機能データD2と、機能テーブルT2に保持される機能データとを比較して、機種テーブルT1に規定されている一の機種データを特定し、特定された機種データに基づいて画像形成装置100の印刷条件を決定する。
【0056】
より具体的には、決定部617は、機能テーブルT2に保持される機能データのうち、取得された機能データD2における機能と一致または類似する機能を備える機種データに対応する機種を特定する。決定部617は、特定された機種の印刷条件に基づいて、通信を確立した画像形成装置100の機種の印刷条件を決定する。
【0057】
ここで、機能の一致とは、機能データD2に規定されている機能(図6に示す例では、画像サイズ730、タイプ740、後処理750)と機能テーブルT2に規定されている機能とが全て同じであることを意味する。
【0058】
また、機能の類似とは、機能データD2に規定されている機能(図6に示す例では、画像サイズ730、タイプ740、後処理750)と機能テーブルT2に規定されている機能との一部が同じであることを意味する。
【0059】
図5図8に示す例では、画像形成装置100の機種データD1では、機種IDは「0045」となっており、該当する機種IDが機種テーブルT1に存在しない。そのため、決定部617は、機能データD2と機能テーブルT2とを比較して、画像形成装置100と機能が一致する機種が登録されているか否かを判断する。
【0060】
図6および図8に示す例では、機能データD2の画像サイズ730、タイプ740、後処理750とすべて一致する機種は機能テーブルT2に存在しない。そこで、決定部617は、画像形成装置100と機能が類似する機種が登録されているか否かを判断する。
【0061】
決定部617は、一例として、機能データD2と機能テーブルT2とを比較し、機能データD2における画像サイズ730(「A4」)と同じ画像サイズ730を備える機種「P0031」の印刷条件(印刷条件C)、または、機種「P0041」の印刷条件(印刷条件D)を、画像形成装置100の印刷条件として決定する。
【0062】
または、決定部617は、機能データD2におけるタイプ740(「プリンタ」)と同じタイプ740を備える機種「P0021」の印刷条件(印刷条件B)を画像形成装置100の印刷条件として決定する。
【0063】
または、決定部617は、機能データD2における後処理750(「あり」)と同じ後処理750を備える機種「P0011」の印刷条件(印刷条件A)、または、「P0031」の印刷条件(印刷条件C)を、画像形成装置100の印刷条件として決定する。
【0064】
ここで、好ましくは、取得された機能データにおける機能と一致または類似する機能を備える機種が複数ある場合には、識別番号が最も近い機種の印刷条件を、画像形成装置100の印刷条件として決定する。このようにすることで、通信を確立した画像形成装置100と近い時期にリリースされた機種の印刷条件が、画像形成装置100の印刷条件として決定される。
【0065】
一般的に、リリース時期の近い複数の機種の印刷条件は類似する傾向にある。そのため、実施形態に従うアプリケーションは、上記のように画像形成装置100の機種と近い時期にリリースされた機種の印刷条件を画像形成装置100の印刷条件として決定することにより、当該印刷条件と画像形成装置100の印刷条件Eとの整合性を向上させ得る。
【0066】
決定部617は、上記処理により機種IDが登録されていない画像形成装置100の印刷条件を決定すると、機種テーブルT1、機能テーブルT2に機種ID、機能情報、および、決定された印刷条件を登録する。
【0067】
[6.処理手順]
図10および図12を参照して、第1の実施の形態に係る処理の手順を説明する。図10は、印刷条件の登録処理の手順を示すフローチャートである。図11は、印刷処理の手順を示すフローチャートである。当該処理は、たとえば制御装置として機能するCPU610(以下、「制御装置610」とも言う)が所与のプログラムを実行することによって実現される。
【0068】
ステップS1010において、端末装置200の制御装置610は、通信確立部611として、画像形成装置100との通信を確立する。制御装置610は、ステップS1020へ処理を進める。
【0069】
ステップS1020において、制御装置610は、取得部613として、機種データD1を取得する。 制御装置610は、ステップS1030へ処理を進める。
【0070】
ステップS1030において、制御装置610は、比較部615として、機種データD1の機種IDが、機種テーブルT1に登録済か否かを判定する。登録済みの場合(ステップS1040においてYES)、制御装置610は、処理を終了する。そうでない場合(ステップS1040においてNO)、制御装置610は、ステップS1050へ処理を進める。
【0071】
ステップS1050において、制御装置610は、取得部613として、機能データD2を取得する。制御装置610は、ステップS1060へ処理を進める。
【0072】
ステップS1060において、制御装置610は、決定部617として、機能データD2に規定されている機能と同一または類似の機能を持つ機種を、機能テーブルT2から検索する。制御装置610は、ステップS1070へ処理を進める。
【0073】
ステップS1070において、制御装置610は、検索された機種の印刷条件を、画像形成装置100の印刷条件として設定する。制御装置610は、ステップS1080へ処理を進める。
【0074】
ステップS1080において、制御装置610は、画像形成装置100の機種IDとステップS1070で決定された印刷条件とを、機種テーブルT1および機能テーブルT2に登録する。
【0075】
図11を参照して、印刷処理について説明する。印刷処理(S1100)のステップS1110において、制御装置610は、画像形成装置100の機種IDに対応する印刷条件を印刷条件テーブルT3の中から検索する。制御装置610は、処理をステップS1115へ進める。
【0076】
ステップS1115において、制御装置610は、ユーザから画像形成装置100を利用した印刷指示を受け付ける。この印刷指示は、どのような条件で印刷するかを表す印刷条件を含む。制御装置610は、処理をステップS1120へ進める。
【0077】
ステップS1120において、制御装置610は、受け付けた印刷指示に含まれる印刷条件で過去にエラーが発生しているか否かを判定する。この判定処理を行なうために必要なデータの登録処理は、後述するステップS1150で実施する。エラーが発生している場合(ステップS1120においてYES)、制御装置610は、ステップS1125へ処理を進める。そうでない場合(ステップS1120においてNO)、制御装置610は、ステップS1130へ処理を進める。
【0078】
ステップS1125において、制御装置610は、印刷指示に含まれる印刷条件を変更する旨のエラーメッセージを表示し、ステップS1115の処理を再び実行する。
【0079】
一方、ステップS1130において、制御装置610は、受け付けた印刷指示に含まれる印刷条件で印刷処理を実行する旨の命令を画像形成装置100に出力する。制御装置610は、ステップS1140へ処理を進める。
【0080】
ステップS1140において、制御装置610は、ステップS1130における印刷処理においてエラーが発生したか否かを判定する。一例として、制御装置610は、画像形成装置100からエラーメッセージを受け取った場合、エラーが発生したと判断する。エラーが発生した場合(ステップS1140においてYES)、制御装置610は、ステップS1150へ処理を進める。そうでない場合(ステップS1140においてNO)、制御装置610は、処理を終了する。
【0081】
ステップS1150において、制御装置610は、 記憶装置630にエラーが発生した印刷条件を保存する。制御装置610は、処理を終了する。
【0082】
[7.小括]
以上のようにして、本実施の形態では、端末装置200の制御装置610は、通信を確立した画像形成装置100から、画像形成装置100の機種を特定するための機種データD1と、画像形成装置100の機種の機能に関する機能データD2とを取得する。制御装置610は、取得された機種データD1に基づいて、画像形成装置100の機種が記憶装置630に登録されているか否かを判定する。
【0083】
画像形成装置100の機種が記憶装置630に登録されていると判定された場合、制御装置610は、当該機種に対応する機種データに基づいて、画像形成装置100の機種の印刷条件を決定する。画像形成装置100の機種が記憶装置630に登録されていないと判定された場合、制御装置610は、取得された機種データD1と、記憶装置630に記憶された機種テーブルT1とを比較して、機種テーブルT1の複数の機種データのうちから一の機種データを特定し、特定された機種データに基づいて画像形成装置の機種の印刷条件を決定する。
【0084】
上記構成とすることにより、端末装置200の記憶装置630に印刷条件が登録されていない機種について、既に登録されている機種の印刷条件を適用することが可能となり、印刷条件が登録されていない機種についても印刷を実行することが可能となる。
【0085】
[8.変形例]
図12は、変形例における処理手順を示すフローチャートである。上記実施の形態では、機種の登録処理と印刷処理とを別のタイミングで実施していた。それに対して、変形例においては、印刷処理を実行する際に登録処理を実施可能に構成されている。
【0086】
ステップS1210において、ユーザーは画像形成装置100と端末装置200とを接触させることにより、NFCにより通信を確立する。
【0087】
ステップS1220において、端末装置200の制御装置610は、記憶装置630の機種テーブルに、通信を確立した画像形成装置100の機種が登録されているか否かを判定する。登録されている場合(ステップS1220においてYES)、制御装置610は、ステップS1100へ処理を進める。そうでない場合(ステップS1220においてNO)、制御装置610は、ステップS1020以降へ処理を進める。ステップS1100の処理および、ステップS1020~ステップS1080の処理は、図10および図11と同様のため説明は繰り返さない。
【0088】
以上の構成とすることにより、ユーザーは、通信を確立しようとする画像形成装置の機種が、端末装置200の記憶装置630に登録されているか否かを意識することなく印刷操作を実行することが可能となり、ユーザーの利便性が一層向上する。
【0089】
[9.他の実施形態]
なお、本開示に係る技術的思想の適用範囲は、上記実施形態に限定されない。例えば、機種IDとしては、SysObjectIDなどの既存のIDを適用してもよい。また、機能としては、上記機能テーブルに例示されているものに限定されず、たとえば、用紙の搬送速度や出力速度などの他の物理量を用いてもよい。
【0090】
また、印刷条件テーブルT3において、上記実施の形態のように、全ての印刷条件の組み合わせを規定する構成以外にも、組み合わせによりエラーが発生する項目のみ印刷条件テーブルに規定してもよく、または、初期設定と異なる設定を行っている印刷条件の組み合わせのみを印刷条件テーブルに規定させてもよい。印刷条件テーブルに規定する項目を多くすればするほど、機種毎の差異を考慮する必要性が低くなる。
【0091】
あるいは、画像形成装置は、機種に依存しない印刷機能としての基本機能(例えば、部数設定、カラー選択、給紙トレイ選択、印刷種類(片面/両面)など)を備え、通信を確立した画像形成装置の機種IDが機種テーブルT1に登録されていないと判定された場合、端末装置の制御装置は、基本機能に基づいて通信を確立した画像形成装置の機種の印刷条件を決定してもよい。このようにしても、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0092】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0093】
10 画像形成システム、100 画像形成装置、110 操作パネル、200 端末装置、300 サーバー、400 ネットワーク、511,611 通信確立部、513 送信部、515,640 RAM、520,620 ROM、522,622 制御プログラム、525 画像形成部、530,630 記憶装置、532 原稿データ、535,635 ディスプレイ、540,645 タッチパネル、550 読取装置、610 制御装置、613 取得部、615 比較部、617 決定部、624 アプリケーション、720 印刷条件、730 画像サイズ、740 タイプ、750 後処理、D1 機種データ、D2 機能データ、T1 機種テーブル、T2 機能テーブル、T3 印刷条件テーブル。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12