(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-22
(45)【発行日】2022-03-30
(54)【発明の名称】情報処理装置及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/06 20120101AFI20220323BHJP
【FI】
G06Q10/06 328
(21)【出願番号】P 2021138439
(22)【出願日】2021-08-26
【審査請求日】2021-08-27
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】513040384
【氏名又は名称】株式会社マネーフォワード
(74)【代理人】
【識別番号】110002789
【氏名又は名称】特許業務法人IPX
(72)【発明者】
【氏名】村上 勝俊
(72)【発明者】
【氏名】今井 義人
【審査官】塩田 徳彦
(56)【参考文献】
【文献】特開2021-092892(JP,A)
【文献】特許第6831165(JP,B1)
【文献】特開2021-093137(JP,A)
【文献】国際公開第2014/024597(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信ネットワークを介して通信を行う通信部を備えた情報処理装置であって、
管理部と、検出部と、特定部とを備え、
前記管理部は、管理対象のサービスを管理可能に構成され、
前記検出部は、
前記通信ネットワークを介して
通信可能な装置から履歴情報を取得し、該取得した履歴情報から利用されているサービスを検出
し、
前記特定部は、前記検出部で検出されたサービスから、前記管理対象ではないサービスを特定する
情報処理装置。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記特定部は、前記検出部で検出されたサービスから、利用頻度が予め定めた値以上のサービスを特定し、該特定したサービスを新たな管理対象として前記管理部に管理させる
情報処理装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置において、
前記特定部は、前記検出部で検出されたサービスを、最初に利用したアカウントを特定する
情報処理装置。
【請求項4】
請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
前記検出部は、会計サービスを提供するサーバから支払情報を取得し、該取得した支払情報に含まれる支払先又は明細から利用されているサービスを検出する
情報処理装置。
【請求項5】
請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
前記検出部は、前記通信ネットワークへの接続を行う接続装置から通信ログを取得し、該取得した通信ログに含まれる通信先から利用されているサービスを検出する
情報処理装置。
【請求項6】
請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
前記検出部は、IDプロバイダから該IDプロバイダが提供するアカウントの利用履歴を取得し、該利用履歴に含まれる利用先から利用されているサービスを検出する
情報処理装置。
【請求項7】
請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
前記検出部は、サービスを利用可能な端末から該端末の利用履歴を取得し、該利用履歴に含まれる利用内容から利用されているサービスを検出する
情報処理装置。
【請求項8】
請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
前記検出部は、サービスを利用可能な利用者からの申告を受け付け、該受け付けた申告の内容から利用されているサービスを検出する
情報処理装置。
【請求項9】
請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
判定部を備え、
前記判定部は、前記管理部が管理するサービスの利用頻度に基づいて、該サービスの解約の可否を判定する
情報処理装置。
【請求項10】
請求項9に記載の情報処理装置において、
前記判定部は、前記管理部が管理するサービスの代替サービスの有無を判定し、該判定結果に基づいて前記解約の可否を判定する
情報処理装置。
【請求項11】
コンピュータを情報処理装置として動作させるプログラムであって、
コンピュータを請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の情報処理装置として機能させる
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、SaaS(Software as a Service)等のネットワークを介したサービスが多く提供され、その利用も拡大している。これにより、会社等の組織においても、サービスの利用を管理することが重要な課題となっている。特許文献1には、ログイン情報を一元管理することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、SaaS等のサービスは、利用のための手続きをオンラインで行うことが可能であり、利用者が容易にサービスの利用を開始することが可能である。このため、組織等の管理者が、当該組織に属している者が利用しているサービスを把握できていない場合もある。
【0005】
本発明では上記事情を鑑み、利用されているサービスを特定することのできる情報処理装置及びプログラムを提供することとした。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、情報処理装置が提供される。この情報処理装置は、管理部と、検出部と、特定部とを備える。管理部は、管理対象のサービスを管理可能に構成される。検出部は、通信ネットワークを介して取得可能な情報に基づいて、利用されているサービスを検出可能に構成される。特定部は、検出部で検出されたサービスから、管理対象ではないサービスを特定する。
【0007】
本発明の一態様によれば、利用されているサービスの把握が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の実施形態に係る情報処理装置1の配置例を示した図である。
【
図3】情報処理装置1の機能的な構成を示すブロック図である。
【
図4】検出部102によるサービスの検出を説明するための図である。
【
図5】検出部102によるサービスの検出を説明するための図である。
【
図6】検出部102によるサービスの検出を説明するための図である。
【
図7】検出部102によるサービスの検出を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
【0010】
ところで、本実施形態に登場するソフトウェアを実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体(Non-Transitory Computer-Readable Medium)として提供されてもよいし、外部のサーバからダウンロード可能に提供されてもよいし、外部のコンピュータで当該プログラムを起動させてクライアント端末でその機能を実現(いわゆるクラウドコンピューティング)するように提供されてもよい。
【0011】
また、本実施形態において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらのハードウェア資源によって具体的に実現されうるソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含みうる。また、本実施形態においては様々な情報を取り扱うが、これら情報は、例えば電圧・電流を表す信号値の物理的な値、0又は1で構成される2進数のビット集合体としての信号値の高低、又は量子的な重ね合わせ(いわゆる量子ビット)によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行されうる。
【0012】
また、広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)、及びメモリ(Memory)等を少なくとも適当に組み合わせることによって実現される回路である。すなわち、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等を含むものである。
【0013】
1.全体構成
図1は、本発明の実施形態に係る情報処理装置1の配置例を示した図である。同図に示すように、情報処理装置1は、複数の利用者端末2とネットワーク3を介して通信可能に接続されている。また、ネットワーク3には、サービスを提供するサーバ4、サーバ5、サーバ6等が通信可能に接続されているものとする。サーバ4、サーバ5、サーバ6は、それぞれ異なるサービスを提供するもので、例えば、サーバ4は、サービスAを提供し、サーバ5は、サービスBを提供し、サーバ6は、サービスCを提供する。
【0014】
情報処理装置1は、サーバ4、サーバ5、サーバ6が提供するサービスの利用を管理する装置である。なお、情報処理装置1の詳細については後述する。
【0015】
利用者端末2は、利用者が用いる端末であり、ウェブブラウザが動作するパーソナルコンピュータやタブレット、スマートフォン等である。
【0016】
ネットワーク3は、情報処理装置1と、利用者端末2とを通信可能にするネットワークであり、例えば、インターネットを含むものである。
【0017】
2.情報処理装置の構成
次に、情報処理装置1の構成について説明する。
図2は、情報処理装置1の構成を示した図である。同図に示すように、情報処理装置1は、処理部11と、記憶部12と、一時記憶部13と、外部装置接続部14と、通信部15とを有しており、これらの構成要素が情報処理装置1の内部において通信バス16を介して電気的に接続されている。
【0018】
処理部11は、例えば、中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)により実現されるもので、記憶部12に記憶された所定のプログラムに従って動作し、種々の機能を実現する。
【0019】
記憶部12は、様々な情報を記憶する不揮発性の記憶媒体である。これは、例えばハードディスクドライブ(Hard Disk Drive:HDD)やソリッドステートドライブ(Solid State Drive:SSD)等のストレージデバイスにより実現される。なお、記憶部12は、情報処理装置1と通信可能な別の装置に配するようにすることも可能である。
【0020】
一時記憶部13は、揮発性の記憶媒体である。これは、例えばランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)等のメモリにより実現され、処理部11が動作する際に一時的に必要な情報(引数、配列等)を記憶する。
【0021】
外部装置接続部14は、例えばユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus:USB)や高精細度マルチメディアインターフェース(High-Definition Multimedia Interface:HDMI)といった規格に準じた接続部であり、キーボード等の入力装置やモニタ等の表示装置を接続可能としている。
【0022】
通信部15は、例えばローカルエリアネットワーク(Local Area Network:LAN)規格に準じた通信手段であり、情報処理装置1とローカルエリアネットワークやこれを介したインターネット等のネットワーク3との間の通信を実現する。
【0023】
なお、情報処理装置1には、汎用のサーバ向けのコンピュータやパーソナルコンピュータ等を利用することが可能であり、複数のコンピュータを用いて情報処理装置1を構成することも可能である。
【0024】
3.情報処理装置1の機能
次に、情報処理装置1の機能について説明する。情報処理装置1は、サービスの利用を管理するもので、プログラムにしたがって動作することで、後述する各機能部を実現する。このプログラムは、コンピュータを情報処理装置として動作又は機能させるプログラムである。
【0025】
図3は、情報処理装置1の機能的な構成を示すブロック図である。同図に示すように、情報処理装置は1、管理部101と、検出部102と、特定部103と、判定部104とを備える。
【0026】
管理部101は、管理対象のサービスを管理可能に構成される。具体的には、管理部101は、利用者が利用しているサービスの名称を少なくとも管理し、許諾を得られている場合には、各サービスの管理者アカウントを管理する。この管理者アカウントは、サービスの利用者が用いるアカウントのうち、管理者権限が付与されているアカウントであり、情報処理装置1を利用する管理者とは別の意味のものである。
【0027】
検出部102は、ネットワーク3を介して取得可能な情報に基づいて、利用されているサービスを検出可能に構成される。このとき、可能であれば、サービスとともに、当該サービスを利用しているアカウントを取得する。アカウントは管理者アカウントであることが好ましいが、利用者アカウントであってもよい。なお、検出部102が取得する情報の具体例については、後述する。
【0028】
特定部103は、検出部102で検出されたサービスから、管理対象ではないサービス、つまり、管理部101で管理されていないサービスを特定する。また、特定部103は、検出部102で検出されたサービスから、利用頻度が予め定めた値以上のサービスを特定し、その特定したサービスを新たな管理対象として管理部101に管理させる。利用頻度が低いサービスは、トライアル等で利用したサービスも含まれ、必ずしも管理の対象とするものではないため、利用頻度に基づく特定を行うことで、管理不要なサービスを除外することができる。もちろん、利用頻度が0以上のサービスを特定するようにすれば、検出部102で検出されたサービスの全てを、管理対象として特定することができる。
また、特定部103は、新たなサービスつまり、管理部101で管理されていないサービスを特定した場合には、予め指定された通知先に、新たなサービスが検出された旨を示す警告を発するようにしてもよい。この警告は、特定部103で行うようにしてもよいが、情報処理装置1に図示しない警告部を設けるようにしてもよい。また、警告は、新たなサービスのうち、新たな管理対象として管理部101に管理させるものとして特定した場合にのみ行ってもよい。
【0029】
また、特定部103は、検出部102で検出されたサービスを、最初に利用したアカウントを特定する。サービスを最初に利用したアカウントは、例えば、後述する接続装置20から通信ログを取得してサービスの検出を行う場合には、最初にアクセスした利用者を特定することにより行う。サービスを最初に利用した利用者は、管理者権限を有している可能性が高く、仮に、当該利用者が他の利用者に管理者権限を移譲している場合であっても、その移譲先を知り得ている可能性が高いため、そのアカウントを管理部101で管理することの承諾を得る際に有意である。また、特定した管理者に管理部101による管理のためのアカウント(管理者権限が付与されたもの)を発行してもらうようにすることも可能である。
【0030】
判定部104は、管理部が管理するサービスの利用頻度を集計し、当該サービスの今後の利用の有無を推測し、その結果に基づいて、当該サービスの解約の可否を判定する。この推測は、例えば、アクティビティログを用いて行うことができ、サービスの利用頻度、利用人数割合から、一定の割合を下回るサービスは今後の利用可能性が低いとみなす等の推測を行う。具体的には、利用(アクセス)が所定日数、例えば45日以上ない場合、または利用を継続している利用者の割合が所定割合、例えば、10%以下である場合に、利用可能性が低いとみなす。
このとき、今後の利用の有無の推測は省略し、利用頻度のみに基づいて、当該サービスの解約の可否を判定してもよい。
【0031】
また、判定部104は、管理部101が管理するサービスの代替サービスの有無を判定し、その判定結果に基づいて解約の可否を判定するようにしてもよい。代替サービスは、管理部101が管理しているサービスである。代替サービスは、例えば、類似するサービスを利用している利用者の特徴から、代替サービスを特定する、類似するサービスは、サービスの用途やカテゴリから判断し、価格や利用頻度を参考にするようにしてもよい。このため、管理部101は、サービスの内容と価格等を併せて管理するようにしてもよい。判定部104は、判定により解約が可能であると判定されたサービスが存在した場合には、その旨をアラートとして管理者に報知する。なお、判定部104は、ルールベースで判定を行ってもよく、機械学習による学習結果を用いて判定を行うようにしてもよい。
【0032】
4.検出部102の動作
次に、検出部102によるサービスの検出について説明する。
図4乃至
図7は、検出部102によるサービスの検出を説明するための図である。なお、検出部102によるサービスの検出は、以下に説明するいずれかの方法で行ってもよく、これらを適宜組み合わせて行ってもよい。
【0033】
図4に示すように、検出部102は、会計サービスを提供するサーバ7から支払情報を取得し、該取得した支払情報に含まれる支払先又は明細から利用されているサービスを検出する。サーバ7は、クラウドで、支払いを記録、管理、実行するサービス、具体的には、会計サービス、経費サービス、プリペイドカードサービス等を提供するもので、このサーバ7から支払情報として、請求書情報等を取得することで、会社等の組織内で利用されているサービスを検出することができる。また、サーバ7に代えて、クレジットカード会社が提供する利用明細や、銀行が提供する出金明細等を取得して、これらの情報から利用されているサービスを検出することができる。
【0034】
また、
図5に示すように、検出部102は、ネットワーク3への接続を行う接続装置20から通信ログを取得し、該取得した通信ログに含まれる通信先から利用されているサービスを検出する。また、検出部102は、サービスを利用可能な利用者端末2から、その利用者端末の利用履歴を取得し、取得した利用履歴に含まれる利用内容から利用されているサービスを検出する。接続装置20は、例えば、ルータやプロキシサーバであり、接続先のアドレスから、利用されているサービスを検出する。また、利用者端末2が、接続装置20を介さずにネットワーク3に接続されている場合には、利用者端末2でウィンドウのタイトルや通信先等を利用履歴として記録するエージェントプログラムを動作させており、そのエージェントプログラムから、利用されているサービスを検出する。利用履歴は、ブラウザの閲覧履歴であってもよい。また、これらに代えて、メールサーバや、メーラーから、メールの送受信履歴を取得し、その送受信履歴から利用されているサービスを検出するようにしてもよい。
【0035】
また、
図6に示すように、検出部102は、IDプロバイダのサーバ8から当該IDプロバイダが提供するアカウントの利用履歴を取得し、該利用履歴に含まれる利用先から利用されているサービスを検出する。これは、多くのサービスが「AAAアカウントでログイン」等のように、IDプロバイダが提供しているアカウントでログインすることを認めている場合に行うことができるもので、そのIDプロバイダから、利用者の利用履歴を取得することで、サービスを検出することができる。
【0036】
また、
図7に示すように、検出部102は、サービスを利用可能な利用者からの申告を受け付け、該受け付けた申告の内容から利用されているサービスを検出する。具体的には、検出部102は、サービスの利用を申告するための申告画面(webページ)を、利用者端末2に提供し、この申告画面に入力された内容を取得することで、利用者からの申告を取得することができる。なお、サービス利用の申告は、申告画面の利用に限らず、ファイルのアップロード、例えば、サービスの契約内容が記載されたファイル(サービスから出力されたもの等)を、検出部102にアップロードすることで、申告とするようにしてもよい。
【0037】
5.その他
検出部102により検出する対象をまとめると、
・サービス(SaaS等)を見つける
・サービスの利用アカウントを見つける、かつ、最初のアカウントを見つける
・利用状況(アクティビティログ)を見つける
・支払データ、支払日を見つける
・セキュリティ設定状況(具体的には2要素認証の設定状況) をみつける
となる。
【0038】
本発明は、次に記載の各態様で提供されてもよい。
前記情報処理装置において、前記特定部は、前記検出部で検出されたサービスから、利用頻度が予め定めた値以上のサービスを特定し、該特定したサービスを新たな管理対象として前記管理部に管理させる情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記特定部は、前記検出部で検出されたサービスを、最初に利用したアカウントを特定する情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記検出部は、会計サービスを提供するサーバから支払情報を取得し、該取得した支払情報に含まれる支払先又は明細から利用されているサービスを検出する情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記検出部は、前記通信ネットワークへの接続を行う接続装置から通信ログを取得し、該取得した通信ログに含まれる通信先から利用されているサービスを検出する情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記検出部は、IDプロバイダから該IDプロバイダが提供するアカウントの利用履歴を取得し、該利用履歴に含まれる利用先から利用されているサービスを検出する情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記検出部は、サービスを利用可能な端末から該端末の利用履歴を取得し、該利用履歴に含まれる利用内容から利用されているサービスを検出する情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記検出部は、サービスを利用可能な利用者からの申告を受け付け、該受け付けた申告の内容から利用されているサービスを検出する情報処理装置。
前記情報処理装置において、判定部を備え、前記判定部は、前記管理部が管理するサービスの利用頻度に基づいて、該サービスの解約の可否を判定する情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記判定部は、前記管理部が管理するサービスの代替サービスの有無を判定し、該判定結果に基づいて前記解約の可否を判定する情報処理装置。
コンピュータを情報処理装置として動作させるプログラムであって、コンピュータを前記情報処理装置として機能させるプログラム。
もちろん、この限りではない。
【符号の説明】
【0039】
1 :情報処理装置
2 :利用者端末
3 :ネットワーク
4 :サーバ
5 :サーバ
6 :サーバ
7 :サーバ
8 :サーバ
11 :処理部
12 :記憶部
13 :一時記憶部
14 :外部装置接続部
15 :通信部
16 :通信バス
20 :接続装置
101 :管理部
102 :検出部
103 :特定部
104 :判定部
【要約】
【課題】利用されているサービスを特定することのできる情報処理装置及びプログラムを提供すること。
【解決手段】本発明の一態様によれば、情報処理装置が提供される。この情報処理装置は、管理部と、検出部と、特定部とを備える。管理部は、管理対象のサービスを管理可能に構成される。検出部は、通信ネットワークを介して取得可能な情報に基づいて、利用されているサービスを検出可能に構成される。特定部は、検出部で検出されたサービスから、管理対象ではないサービスを特定する。
【選択図】
図1