(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-22
(45)【発行日】2022-03-30
(54)【発明の名称】充電器
(51)【国際特許分類】
H02J 7/00 20060101AFI20220323BHJP
H01M 10/44 20060101ALI20220323BHJP
H01M 10/46 20060101ALI20220323BHJP
H01M 50/267 20210101ALI20220323BHJP
【FI】
H02J7/00 301B
H01M10/44 Q
H01M10/46 101
H01M50/267
(21)【出願番号】P 2018016873
(22)【出願日】2018-02-02
【審査請求日】2021-01-28
(73)【特許権者】
【識別番号】507357232
【氏名又は名称】株式会社エンビジョンAESCジャパン
(74)【代理人】
【識別番号】100110928
【氏名又は名称】速水 進治
(74)【代理人】
【識別番号】100127236
【氏名又は名称】天城 聡
(72)【発明者】
【氏名】橋本 陽一
(72)【発明者】
【氏名】田村 裕明
【審査官】杉田 恵一
(56)【参考文献】
【文献】特開平3-155063(JP,A)
【文献】特開平4-267079(JP,A)
【文献】特開平6-217466(JP,A)
【文献】特開平7-37620(JP,A)
【文献】特開平7-335267(JP,A)
【文献】特開平7-335268(JP,A)
【文献】特開平7-335269(JP,A)
【文献】特開平8-287961(JP,A)
【文献】特開平11-155239(JP,A)
【文献】特開平11-275767(JP,A)
【文献】特開2000-188833(JP,A)
【文献】特開2001-238362(JP,A)
【文献】特開2003-91335(JP,A)
【文献】特開2006-79865(JP,A)
【文献】特開2009-219203(JP,A)
【文献】特開2010-206881(JP,A)
【文献】特開2013-99120(JP,A)
【文献】特開2013-140710(JP,A)
【文献】特開2014-100033(JP,A)
【文献】特開2014-135192(JP,A)
【文献】実開平4-10957(JP,U)
【文献】登録実用新案第3122392(JP,U)
【文献】米国特許第5926005(US,A)
【文献】米国特許出願公開第2006/0244418(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2014/0361740(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01M 10/42
H01M 50/267
H02J 7/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体と、
前記筐体に対して取り付け可能かつ取り外し可能になっており、電池パックを保持可能な第1保持体と、
前記筐体に対して取り付け可能かつ取り外し可能になっており、電池パックに電気的に接続可能なコネクタと、
を備え
る充電器。
【請求項2】
請求項
1に記載の充電器において、
前記コネクタは、前記筐体に可動に取り付け可能になっている充電器。
【請求項3】
請求項
2に記載の充電器において、
前記コネクタは、電池パックの前記コネクタへの挿入方向に交差する方向に可動になっている充電器。
【請求項4】
回路基板が搭載された上面と、第1側面と、前記第1側面の反対側の第2側面と、を有する筐体と、
前記筐体の前記第1側面に対して取り付け可能かつ取り外し可能になっており、電池パックを保持可能な第1保持体と、
前記筐体の前記第2側面に対して取り付け可能かつ取り外し可能になっており、電池パックを保持可能な第2保持体と、
を備え
る充電器。
【請求項5】
請求項
4に記載の充電器において、
前記筐体の前記第1側面は、前記上面から
下方に向かう方向に延伸する第1溝を有し、
前記第1保持体は、前記第1保持体の少なくとも一部が前記第1側面の前記第1溝に埋め込まれるように前記第1側面に取り付け可能になっている充電器。
【請求項6】
請求項
4又は5に記載の充電器において、
前記第1側面は、前記上面から
下方に向かうにつれて外側に傾いている充電器。
【請求項7】
請求項
4~6のいずれか一項に記載の充電器において、
前記筐体の前記第1側面の前記第1保持体の取付部分と異なる取付部分に対して取り付け可能かつ取り外し可能になっており、電池パックを保持可能な第3保持体と、
前記筐体の前記第2側面の前記第2保持体の取付部分と異なる取付部分に対して取り付け可能かつ取り外し可能になっており、電池パックを保持可能な第4保持体と、
をさらに備え、
前記第1側面の
前記第1保持体の前記取付部分と前記第1側面の
前記第3保持体の前記取付部分は、前記筐体の前記上面から見て前記第1側面に沿った第1方向に沿って並んでおり、
前記第1側面の
前記第1保持体の前記取付部分と前記第2側面の
前記第2保持体の前記取付部分は、前記筐体の前記上面から見て前記第1方向に直交する第2方向に沿って並んでおり、
前記第1側面の
前記第3保持体の前記取付部分と前記第2側面の
前記第4保持体の前記取付部分は、前記筐体の前記上面から見て前記第2方向に沿って並んでいる充電器。
【請求項8】
請求項7に記載の充電器において、
前記回路基板は、
前記第1保持体の前記取付部分、前記第2保持体の前記取付部分、前記第3保持体の前記取付部分及び前記第4保持体の前記取付部分の中で前記第1保持体の前記取付部分に最も近くにあり、前記第1側面の
前記第1保持体の前記取付部分に取り付けられた電池パックの充電を制御するための回路を有する第1領域と、
前記第1保持体の前記取付部分、前記第2保持体の前記取付部分、前記第3保持体の前記取付部分及び前記第4保持体の前記取付部分の中で前記第2保持体の前記取付部分に最も近くにあり、前記第2側面の
前記第2保持体の前記取付部分に取り付けられた電池パックの充電を制御するための回路を有する第2領域と、
前記第1保持体の前記取付部分、前記第2保持体の前記取付部分、前記第3保持体の前記取付部分及び前記第4保持体の前記取付部分の中で前記第3保持体の前記取付部分に最も近くにあり、前記第1側面の
前記第3保持体の前記取付部分に取り付けられた電池パックの充電を制御するための回路を有する第3領域と、
前記第1保持体の前記取付部分、前記第2保持体の前記取付部分、前記第3保持体の前記取付部分及び前記第4保持体の前記取付部分の中で前記第4保持体の前記取付部分に最も近くにあり、前記第2側面の
前記第4保持体の前記取付部分に取り付けられた電池パックの充電を制御するための回路を有する第4領域と、
を含
む充電器。
【請求項9】
請求項
4~8のいずれか一項に記載の充電器において、
電池パックに電気的に接続可能なコネクタをさらに備え、
前記コネクタは、前記筐体に対して、取り付け可能かつ取り外し可能になっている充電器。
【請求項10】
請求項9に記載の充電器において、
前記コネクタは、前記筐体に可動に取り付け可能になっている充電器。
【請求項11】
請求項10に記載の充電器において、
前記コネクタは、電池パックの前記コネクタへの挿入方向に交差する方向に可動になっている充電器。
【請求項12】
請求項
1~11のいずれか一項に記載の充電器において、
前記第1保持体は、電池パックを案内するための案内路を有する充電器。
【請求項13】
筐体と、
前記筐体に対して可動に取り付け可能かつ前記筐体に対して取り外し可能になっており、電池パックに電気的に接続可能なコネクタと、
を備え
る充電器。
【請求項14】
請求項13に記載の充電器において、
前記コネクタは、電池パックの前記コネクタへの挿入方向に交差する方向に可動になっている充電器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、充電器に関する。
【背景技術】
【0002】
電池を充電するため、充電器が用いられる。近年、例えば特許文献1及び2に記載されているように様々な充電器が開発されている。
【0003】
特許文献1には、携帯電話機に電力を供給するための充電器が記載されている。充電器は、取り付け可能かつ取り外し可能なコネクタを有している。特許文献1には、携帯電話機のタイプに応じてコネクタを交換することで、様々なタイプの携帯電話機に充電器が対応することができることが記載されている。
【0004】
特許文献2には、フローティングコネクタを有する充電器が記載されている。特許文献2では、電池ユニットが収容部に収容され、フローティングコネクタは、電池ユニットの収容部への挿入方向に交差する方向に可動になっている。
【0005】
さらに、特許文献3には、携帯型パーソナルコンピュータ(PC)に電池パックを取り付けることについて記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】実用新案登録第3122392号公報
【文献】特開2013-140710号公報
【文献】特開2003-91335号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明者は、積層された複数の電池セル(例えば、リチウムイオン二次電池)を有する電池パックを充電するための充電器の構造を検討した。
【0008】
本発明の目的は、新規な構造を有する充電器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明によれば、
筐体と、
前記筐体に対して取り付け可能かつ取り外し可能になっており、電池パックを保持可能な第1保持体と、
前記筐体に対して取り付け可能かつ取り外し可能になっており、電池パックに電気的に接続可能なコネクタと、
を備える充電器が提供される。
本発明によれば、
回路基板が搭載された上面と、第1側面と、前記第1側面の反対側の第2側面と、を有する筐体と、
前記筐体の前記第1側面に対して取り付け可能かつ取り外し可能になっており、電池パックを保持可能な第1保持体と、
前記筐体の前記第2側面に対して取り付け可能かつ取り外し可能になっており、電池パックを保持可能な第2保持体と、
を備える充電器が提供される。
本発明によれば、
筐体と、
前記筐体に対して可動に取り付け可能かつ前記筐体に対して取り外し可能になっており、電池パックに電気的に接続可能なコネクタと、
を備える充電器が提供される。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、新規な構造を有する充電器が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図3】(a)は、
図1に示した保持体の斜視図であり、(b)は、(a)に示した保持体を(a)とは反対側から見た斜視図である。
【
図5】可動部の詳細の一例を説明するための図である。
【
図6】
図1に示した充電器に搭載可能な電池パックの一例の斜視図である。
【
図7】
図6に示した電池パックを
図6の反対側から見た斜視図である。
【
図8】
図6及び
図7に示した電池パックのケースに収容された電池モジュールの斜視図である。
【
図9】
図1の第1の変形例を説明するための図である。
【
図10】
図1の第2の変形例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
【0014】
【0015】
図1を用いて、充電器20の概要を説明する。充電器20は、筐体300、保持体310及びコネクタ400を備えている。保持体310は、電池パック10を保持可能なものである。コネクタ400は、電池パック10に電気的に接続可能なものである。保持体310は、筐体300に対して、取り付け可能かつ取り外し可能になっている。コネクタ400は、筐体300に対して、取り付け可能かつ取り外し可能になっている。
【0016】
上述した構成によれば、電池パック10が保持体310に適合しなくても、充電器20全体を交換することなく、保持体310の交換のみで電池パック10の充電が可能となる。電気的に互いに適合しない充電器と電池パックの相互接続を防ぐべく、充電器の保持体は、当該充電器に電気的に適合する電池パックにのみ機械的に適合可能にする場合がある。この場合、仮に、保持体が筐体と一体になっていると、保持体に機械的に適合しない電池パックを充電するためには、充電器全体を別の充電器に交換する必要がある。これに対して、上述した構成においては、保持体310は、筐体300に対して、取り付け可能かつ取り外し可能になっている。したがって、電池パック10が保持体310に適合しなくても、充電器20全体を交換することなく、保持体310の交換のみで電池パック10の充電が可能となる。
【0017】
上述した構成によれば、保持体310が損傷しても、充電器20全体を交換することなく、保持体310の交換のみで充電器20を維持することができる。仮に、保持体が筐体と一体になっていると、保持体が損傷したとき充電器全体を別の充電器に交換する必要がある。これに対して、上述した構成においては、保持体310は、筐体300に対して、取り付け可能かつ取り外し可能になっている。したがって、保持体310が損傷しても、充電器20全体を交換することなく、保持体310の交換のみで充電器20を維持することができる。つまり、充電器20を低コストで維持することができる。
【0018】
上述した構成によれば、電池パック10がコネクタ400に適合しなくても、充電器20全体を交換することなく、コネクタ400の交換のみで電池パック10の充電が可能となる。電気的に互いに適合しない充電器と電池パックの相互接続を防ぐべく、充電器のコネクタは、当該充電器に電気的に適合する電池パックにのみ機械的に適合可能にする場合がある。この場合、仮に、コネクタが筐体と一体になっていると、コネクタに機械的に適合しない電池パックを充電するためには、充電器全体を別の充電器に交換する必要がある。これに対して、上述した構成においては、コネクタ400は、筐体300に対して、取り付け可能かつ取り外し可能になっている。したがって、電池パック10がコネクタ400に適合しなくても、充電器20全体を交換することなく、コネクタ400の交換のみで電池パック10の充電が可能となる。
【0019】
上述した構成によれば、コネクタ400が損傷しても、充電器20全体を交換することなく、コネクタ400の交換のみで充電器20を維持することができる。仮に、コネクタが筐体と一体になっていると、コネクタが損傷したとき充電器全体を別の充電器に交換する必要がある。これに対して、上述した構成においては、コネクタ400は、筐体300に対して、取り付け可能かつ取り外し可能になっている。したがって、コネクタ400が損傷しても、充電器20全体を交換することなく、コネクタ400の交換のみで充電器20を維持することができる。つまり、充電器20を低コストで維持することができる。
【0020】
【0021】
筐体300は、底面302a、上面302b、第1側面304a、第2側面304b、第3側面304c及び第4側面304dを有している。上面302bは、底面302aの反対側にある。第1側面304aは、上面302bから底面302aに向かうにつれて外側に向けて傾いている。第2側面304bは、第1側面304aの反対側にあって、上面302bから底面302aに向かうにつれて外側に傾いている。第3側面304cは、第1側面304aと第2側面304bの間にある。第4側面304dは、第3側面304cの反対側にある。
【0022】
保持体310は、筐体300の第1側面304a又は第2側面304bに取り付け可能になっている。つまり、電池パック10は、保持体310を介して筐体300の第1側面304a又は第2側面304bに取り付け可能になっている。第1側面304a及び第2側面304bの傾斜によって、電池パック10は、電池パック10のうちの上側部分が筐体300の内側に向けて傾いて筐体300に搭載される。したがって、電池パック10を筐体300に安定して搭載することが可能となり、筐体300からの電池パック10の離脱のおそれを抑えることができる。
【0023】
図1に示す例では、第1側面304a及び第2側面304bのそれぞれは、溝306を有している。溝306は、上面302bから底面302aに向かう方向に延伸している。保持体310は、保持体310の少なくとも一部が溝306に埋め込まれるように第1側面304a又は第2側面304bに取り付け可能になっている。つまり、電池パック10は、電池パック10の少なくとも一部が溝306に埋め込まれるように第1側面304a又は第2側面304bに取り付け可能になっている。電池パック10の少なくとも一部が溝306に埋め込まれることで、電池パック10の安定的な搭載が可能になる。さらに、電池パック10の少なくとも一部が溝306に埋め込まれることで、電池パック10を筐体300に搭載したときの電池パック10の嵩張りを抑えることが可能となる。
【0024】
図1に示す例では、溝306の上端は、筐体300の上面302bに交わっており、溝306の下端は、筐体300の底面302aに達していない。したがって、保持体310及び電池パック10は、筐体300の上面302bから溝306に差し込むことができる。さらに、溝306の下端において保持体310及び電池パック10を安定して支持することができる。
【0025】
筐体300の上面302bには、回路基板320が搭載されている。
図2を用いて詳細を後述するように、回路基板320は、筐体300に取り付けられた電池パックの充電を制御するための回路を有している。
【0026】
筐体300の上面302bには、把手330が取り付けられている。充電器20のユーザは、把手330を握って充電器20を持ち運ぶことができる。
図1に示す例では、把手330は、回路基板320を跨いで設けられている。
【0027】
コネクタ400は、筐体300に対して可動に取り付け可能になっている。つまり、コネクタ400は、フローティングコネクタとして機能することができる。したがって、コネクタ400は、コネクタ400の可動範囲内で電池パック10に追従することができる。したがって、電池パック10をコネクタ400に接続させるための自由度を高くすることができる。
【0028】
図1に示す例では、コネクタ400は、可動部410を介して筐体300に取り付け可能になっている。可動部410は、筐体300に対して可動になっている。したがって、コネクタ400は、可動部410を介して、筐体300に対して可動になる。
【0029】
コネクタ400、すなわち、可動部410は、電池パック10のコネクタ400への挿入方向に交差する、より具体的には直交する方向に可動にしてもよい。
図1に示す例では、可動部410は、コネクタ400の幅方向(
図1内の方向d1)及び高さ方向(
図1内の方向d2)に可動になっている。
【0030】
図2は、
図1に示した充電器20の上面図である。
図2では、説明のため、
図1に示した把手330を取り除いている。
【0031】
筐体300は、複数の溝306、すなわち、第1溝306a、第2溝306b、第3溝306c及び第4溝306dを有している。第1溝306a及び第3溝306cは、筐体300の第1側面304aに形成されており、第2溝306b及び第4溝306dは、筐体300の第2側面304bに形成されている。筐体300の上面302bから見て、第1溝306a及び第3溝306cは、第1側面304aに沿った方向(図内の第1方向D1)に沿って並んでおり、第1溝306a及び第2溝306bは、第1方向D1に直交する方向(図内の第2方向D2)に沿って並んでおり、第3溝306c及び第4溝306dは、第2方向D2に沿って並んでいる。
【0032】
図1に示した保持体310は、第1溝306a(第1側面304aの第1部分)、第2溝306b(第2側面304bの第1部分)、第3溝306c(第1側面304aの第2部分)及び第4溝306d(第2側面304bの第2部分)のそれぞれに取り付け可能になっている。
【0033】
保持体310を筐体300に取り付けるための構造は、
図1及び
図2に示した溝(溝306)に限定されるものではない。他の例において、保持体310は、筐体300内の平坦な側面(例えば、溝306が形成されていない第1側面304a又は第2側面304b)上に搭載されていてもよい。
【0034】
回路基板320は、第1領域320a、第2領域320b、第3領域320c及び第4領域320dを有している。第1領域320aは、第1溝306aに取り付けられた電池パックの充電を制御するための回路を有しており、第2領域320bは、第2溝306bに取り付けられた電池パックの充電を制御するための回路を有しており、第3領域320cは、第3溝306cに取り付けられた電池パックの充電を制御するための回路を有しており、第4領域320dは、第4溝306dに取り付けられた電池パックの充電を制御するための回路を有している。つまり、各溝306に取り付けられた電池パックを制御するための回路を単一の回路基板(回路基板320)が共有している。
【0035】
回路基板320の第1領域320a、第2領域320b、第3領域320c及び第4領域320dは、第1溝306a、第2溝306b、第3溝306c及び第4溝306dの中で第1溝306a、第2溝306b、第3溝306c及び第4溝306dにそれぞれ最も近くにある。したがって、各溝306に取り付けられた電池パックと当該電池パックの充電を制御するための回路の間の距離を短くすることができる。
【0036】
図2に示す例では、回路基板320は、回路基板320のうちの一端が第1溝306aと第3溝306cの間に位置し、かつ回路基板320のうちの反対側の一端が第2溝306bと第4溝306dの間に位置するように第2方向D2に延伸している。
【0037】
回路基板320のうちの第1領域320aの少なくとも一部及び第3領域320cの少なくとも一部は、第1溝306aと第3溝306cの間にあってもよく、
図2に示す例では、回路基板320のうちの第1領域320aの一部及び第3領域320cの一部が第1溝306aと第3溝306cの間にある。つまり、第1溝306aと第3溝306cの間の凸状の領域が、回路基板320の一部分を配置させるための領域として機能している。
【0038】
回路基板320のうちの第2領域320bの少なくとも一部及び第4領域320dの少なくとも一部は、第2溝306bと第4溝306dの間にあってもよく、
図2に示す例では、回路基板320のうちの第2領域320bの一部及び第4領域320dの一部が第2溝306bと第4溝306dの間にある。つまり、第2溝306bと第4溝306dの間の凸状の領域が、回路基板320の一部分を配置させるための領域として機能している。
【0039】
図3(a)は、
図1に示した保持体310の斜視図である。
図3(b)は、
図3(a)に示した保持体310を
図3(a)とは反対側から見た斜視図である。
【0040】
保持体310は、底板312、第1側壁314a、第2側壁314b及び第3側壁314cを有している。第1側壁314aは、底板312上にある。第2側壁314bは、底板312上において第1側壁314aの反対側にある。第3側壁314cは、底板312上において第1側壁314aと第2側壁314bの間にある。電池パック10を入り込ませるための空間が底板312、第1側壁314a、第2側壁314b及び第3側壁314cによって画定されており、この空間は、第3側壁314cの反対側で外側に向けて開放されている。したがって、第3側壁314cの反対側から第3側壁314cに向けて電池パックを通すことが可能となっている。
【0041】
保持体310は、案内路316を有している。案内路316は、電池パックを案内するためのものである。
図3に示す例では、保持体310は、複数の案内路316、すなわち、第1案内路316a、第2案内路316b、第3案内路316c及び第4案内路316dを有している。第1案内路316aは、第1側壁314a上にある。第2案内路316bは、第2側壁314b上にある。第3案内路316cは、第1側壁314a上にあり、第1案内路316aよりも第3側壁314cから近くにある。第4案内路316dは、第2側壁314b上にあり、第2案内路316bよりも第3側壁314cから近くにある。
【0042】
保持体310は、穴318を有している。穴318は、第3側壁314cに形成されている。充電器20のコネクタ400(
図1)は、穴318から露出し、電池パック10のコネクタ200(後述する
図7)と接続することができる。つまり、コネクタ400(
図1)は、保持体310の第3側壁314cから露出するように設けられている。
【0043】
図4は、
図1に示したコネクタ400の斜視図である。
【0044】
コネクタ400は、ベース400a、第1端子402a、第2端子402b、第3端子402c、第1案内部404a及び第1案内部404aを有している。第1端子402a、第2端子402b、第3端子402c、第1案内部404a及び第1案内部404aは、ベース400aから突出している。
【0045】
第1端子402aは、電源端子及び接地端子のうちの一方であり、第2端子402bは、電源端子及び接地端子のうちのもう一方であり、第3端子402cは、センス端子である。
図3に示す例では、第1端子402aと第2端子402bは、第3端子402cを挟んで互いに離間している。したがって、第1端子402aと第2端子402bの間の絶縁耐圧を確保することができる。
【0046】
第1案内部404aと第1案内部404aは、第1端子402a、第2端子402b及び第3端子402cを挟んで互いに離間している。第1案内部404aは、第1端子402aの隣に位置している。第1案内部404aは、第2端子402bの隣に位置している。
【0047】
図5は、可動部410の詳細の一例を説明するための図である。
【0048】
可動部410は、第1面412、第2面414及び穴416を有している。第2面414は、第1面412の反対側にある。穴416は、第1面412から第2面414にかけて可動部410を貫通している。
【0049】
筐体300は、軸部材350を有している。軸部材350は、可動部410の穴416を貫通している。穴416の幅は、軸部材350の幅より広くなっている。したがって、可動部410は、軸部材350の幅方向(
図5内の方向d1)及び軸方向(
図5内の方向d2)に移動可能になっている。このようにして、
図1に示したように、可動部410は、コネクタ400の幅方向(
図1内の方向d1)及び高さ方向(
図1内の方向d2)に可動になる。
【0050】
軸部材350には、固定具550が取り付けられている。固定具550は、可動部410の第2面414側から第1面412側に向けて軸部材350に埋め込まれている。
図2に示す例において、固定具550は、ネジである。
【0051】
筐体300は、ストッパ352を有しており、固定具550は、ストッパ552を有している。軸部材350は、ストッパ352とストッパ552の間に位置している。ストッパ352及びストッパ552は、可動部410における軸部材350の軸方向(
図5内の方向d2)の可動範囲を制限している。
【0052】
図6は、
図1に示した充電器20に搭載可能な電池パック10の一例の斜視図である。
図7は、
図6に示した電池パック10を
図6の反対側から見た斜視図である。
【0053】
電池パック10は、ケース110、複数のスライド部116及びコネクタ200を有している。
【0054】
ケース110は、複数の面、すなわち、底面112a、上面112b、第1側面114a、第2側面114b、第3側面114c及び第4側面114dを有している。上面112bは、底面112aの反対側にある。第1側面114a、第2側面114b、第3側面114c及び第4側面114dは、底面112aと上面112bの間にある。第2側面114bは、第1側面114aの反対側にある。第3側面114cは、第1側面114aと第2側面114bの間にある。第4側面114dは、第3側面114cの反対側にある。
【0055】
ケース110は、底面112aと上面112bの間に高さ方向を有しており、第1側面114aと第2側面114bの間に長さ方向を有しており、第3側面114cと第4側面114dの間に幅方向を有している。
図6及び
図7に示す例では、ケース110の長さ方向の長さ(第1側面114aと第2側面114bの間の長さ)は、ケース110の幅方向の長さ(第3側面114cと第4側面114dの間の長さ)より長くなっている。
【0056】
ケース110は、
図8を用いて後述する電池モジュール12を収容している。
図6及び
図7に示す例では、ケース110は、第1ケース部材110a及び第2ケース部材110bを有している。第1ケース部材110a及び第2ケース部材110bは、電池モジュール12(
図8)を収容するための空間を画定するように互いに接合している。第1ケース部材110aは、ケース110の底面112aを構成し、ケース110の第1側面114a、第2側面114b、第3側面114c及び第4側面114dのそれぞれの一部を構成し、電池モジュール12(
図8)の下方を覆っている。第2ケース部材110bは、ケース110の上面112bを構成し、ケース110の第1側面114a、第2側面114b、第3側面114c及び第4側面114dのそれぞれの一部を構成し、電池モジュール12(
図8)の上方を覆っている。
【0057】
複数のスライド部116は、ケース110の底面112a側(第1ケース部材110a)に配置されており、上面112bよりも底面112aの近くに配置されている。
【0058】
複数のスライド部116は、第1スライド部116a、第2スライド部116b、第3スライド部116c及び第4スライド部116dを含んでいる。第1スライド部116a及び第3スライド部116cは、第3側面114cに沿って並んでいる。第1スライド部116aの方が第3スライド部116cよりも第1側面114aの近くにある。
図6及び
図7に示す例では、第1スライド部116aは、第2側面114bよりも第1側面114aの近くにあり、第3スライド部116cは、第1側面114aよりも第2側面114bの近くにある。第2スライド部116b及び第4スライド部116dは、第4側面114dに沿って並んでいる。第2スライド部116bの方が第4スライド部116dよりも第1側面114aの近くにある。
図6及び
図7に示す例では、第2スライド部116bは、第2側面114bよりも第1側面114aの近くにあり、第4スライド部116dは、第2側面114bよりも第1側面114aの近くにある。
【0059】
ケース110の第1スライド部116a、第2スライド部116b、第3スライド部116c及び第4スライド部116dは、ケース110の第2側面114bが保持体310の第3側壁314c(
図3)に対向するように、保持体310の第1案内路316a、第2案内路316b、第3案内路316c及び第4案内路316d(
図3)に沿ってそれぞれスライド可能になっている。このようにして、保持体310の案内路316は、電池パック10を案内することができる。
【0060】
ケース110の第1スライド部116a及び第3スライド部116cは、保持体310の第2案内路316b又は第4案内路316d(
図3)に適合しないようにしてもよく、ケース110の第2スライド部116b及び第4スライド部116dは、保持体310の第1案内路316a又は第3案内路316c(
図3)に適合しないようにしてもよい。この場合、電池パック10が誤った方向に保持体310に取り付けられること、すなわち、ケース110の第1側面114aが保持体310の第3側壁314cに対向するように電池パック10が保持体310に取り付けられることを防ぐことができる。一例において、第1スライド部116aの形状及び第3スライド部116cの形状は、それぞれ、第2スライド部116bの形状及び第4スライド部116dの形状に対して非対称にしてもよく、第1案内路316aの形状及び第3案内路316cの形状は、それぞれ、第2案内路316bの形状及び第4案内路316dの形状に対して非対称にしてもよい。あるいは、ケース110の底面112aから第3スライド部116cまでの距離と、底面112aから第4スライド部116dまでの距離とを異ならせてもよい。また、保持体の底板312からの第1案内路316cまでの距離と、底板312から第3案内路316dまでの距離とを異ならせてもよい。
【0061】
本実施形態においては、ケース110のスライド部116(
図7)は凹部であり、保持体310の案内路316(
図3)はスライド部116(凹部)に適合可能な凸部である。他の例において、ケース110のスライド部116(
図7)が凸部であり、保持体310の案内路316(
図3)がスライド部116(凸部)に適合可能な凹部であってもよい。
【0062】
コネクタ200は、ケース110の第2側面114b側に配置されている。コネクタ200は、ケース110の底面112a側(第1ケース部材110a)に配置されており、上面112bよりも底面112aの近くに配置されている。
【0063】
コネクタ200は、第1端子202a、第2端子202b、第3端子202c、第1アジャスタ204a及び第2アジャスタ204bを有している。第1端子202a、第2端子202b、第3端子202c、第1アジャスタ204a及び第2アジャスタ204bは、ケース110から露出している。
【0064】
第1端子202aは、電源端子及び接地端子のうちの一方であり、第2端子202bは、電源端子及び接地端子のうちのもう一方であり、第3端子202cは、センス端子である。
図7に示す例では、第1端子202aと第2端子202bは、第3端子202cを挟んで互いに離間している。したがって、第1端子202aと第2端子202bの間の絶縁耐圧を確保することができる。
【0065】
第1アジャスタ204aと第2アジャスタ204bは、第1端子202a、第2端子202b及び第3端子202cを挟んで互いに離間している。第1アジャスタ204aは、第1端子202aの隣に位置している。第2アジャスタ204bは、第2端子202bの隣に位置している。
【0066】
コネクタ200の第1端子202a、第2端子202b及び第3端子202cは、コネクタ400の第1端子402a、第2端子402b及び第3端子402c(
図4)にそれぞれ接続可能になっている。このようにして、電池パック10は、充電器20に電気的に接続することができる。
【0067】
本実施形態においては、コネクタ200の第1端子202a、第2端子202b及び第3端子202c(
図7)のそれぞれは凹部であり、コネクタ400の第1端子402a、第2端子402b及び第3端子402c(
図4)のそれぞれは、コネクタ200の第1端子202a、第2端子202b及び第3端子202cのそれぞれ(凹部)に適合可能な凸部である。他の例において、コネクタ200の第1端子202a、第2端子202b及び第3端子202c(
図7)のそれぞれが凸部であり、コネクタ400の第1端子402a、第2端子402b及び第3端子402c(
図4)のそれぞれがコネクタ200の第1端子202a、第2端子202b及び第3端子202cのそれぞれ(凸部)に適合可能な凹部であってもよい。
【0068】
コネクタ200の第1アジャスタ204a及び第2アジャスタ204bは、コネクタ400の第1案内部404a及び第2案内部404b(
図4)に沿ってそれぞれスライド可能になっている。このようにして、コネクタ400の第1案内部404a及び第2案内部404bは、コネクタ200の第1端子202a、第2端子202b及び第3端子202cがコネクタ400の第1端子402a、第2端子402b及び第3端子402cにそれぞれ接続するように、コネクタ200の第1アジャスタ204a及び第2アジャスタ204bをそれぞれ案内可能になっている。
【0069】
本実施形態においては、コネクタ200の第1アジャスタ204a及び第2アジャスタ204b(
図7)のそれぞれは凹部であり、コネクタ400の第1案内部404a及び第2案内部404b(
図4)のそれぞれは、コネクタ200の第1アジャスタ204a及び第2アジャスタ204bのそれぞれ(凹部)に適合可能な凸部である。他の例において、コネクタ200の第1アジャスタ204a及び第2アジャスタ204b(
図7)のそれぞれが凸部であり、コネクタ400の第1案内部404a及び第2案内部404b(
図4)のそれぞれがコネクタ200の第1アジャスタ204a及び第2アジャスタ204bのそれぞれ(凸部)に適合可能な凹部であってもよい。
【0070】
図8は、
図6及び
図7に示した電池パック10のケース110に収容された電池モジュール12の斜視図である。
【0071】
電池モジュール12は、複数の電池セル100、回路基板120、ホルダ122、配線124及びコネクタ200を有している。
【0072】
各電池セル100は、非水電解液二次電池、例えば、リチウムイオン二次電池であり、正極、負極、セパレータ及び外装材を有している。正極、負極及び負極は、隣り合う正極及び負極がセパレータによって互いに隔てられるように積層されている。外装材は、正極、負極及びセパレータを含む積層体を封止している。
【0073】
複数の電池セル100は、ホルダ122を介して回路基板120上に搭載されている。各電池セル100は、配線124を介して回路基板120に電気的に接続されている。
図3に示す例において、回路基板120は、Battery Management Unit(BMU)である。
【0074】
コネクタ200は、回路基板120に取り付けられている。コネクタ200は、回路基板120及び配線124を介して各電池セル100に電気的に接続している。したがって、各電池セル100によって発生する電力は、配線124及び回路基板120を介してコネクタ200に供給されることができる。
【0075】
図9は、
図1の第1の変形例を説明するための図である。
【0076】
図9に示す例では、コネクタ400の少なくとも一部分(第1端子402a及び第2端子402b)が保持体310の底板312から露出している。
図9に示す例では、
図6及び
図7に示した電池パック10は、底面112a上にコネクタ200を有することになる。この場合、ケース110の底面112aが筐体300の底板312に対向するように電池パック10が保持体310に取り付けられたとき、電池パック10のコネクタ200と充電器20のコネクタ400が接続することができるようになる。
【0077】
図10は、
図1の第2の変形例を説明するための図である。
【0078】
図10に示す例では、コネクタ200(
図1)は、第3側壁314c側に位置しており、電池パック10(
図6及び
図7)が保持体310に取り付けられている場合を除いて、シャッタ319によって覆われている。一例において、シャッタ319は、電池パック10が保持体310に取り付けられた場合に機械的に開くようになっていてもよい。この例においては、例えば、保持体310への電池パック10の取り付けに機械的に連動する部材によってシャッタ319を開かせることができる。他の例において、シャッタ319は、電池パック10が保持体310に取り付けられた場合に電気的に開くようになっていてもよい。この例においては、例えば、保持体310への電池パック10の取り付けの検知結果を示す電気信号によってシャッタ319を開かせることができる。
【0079】
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
以下、参考形態の例を付記する。
1. 筐体と、
電池パックを保持可能な第1保持体と、
を備え、
前記第1保持体は、前記筐体に対して、取り付け可能かつ取り外し可能になっている充電器。
2. 1.に記載の充電器において、
前記第1保持体は、電池パックを案内するための案内路を有する充電器。
3. 1.又は2.に記載の充電器において、
前記筐体は、底面と、前記底面の反対側の上面と、前記底面と前記上面の間の第1側面と、を有し、
前記第1保持体は、前記第1側面のうちの第1部分に取り付け可能になっている充電器。
4. 1.又は2.に記載の充電器において、
前記筐体は、底面と、前記底面の反対側の上面と、前記底面と前記上面の間の第1側面と、を有し、
前記筐体の前記第1側面は、前記上面から前記底面に向かう方向に延伸する第1溝を有し、
前記第1保持体は、前記第1保持体の少なくとも一部が前記第1側面の前記第1溝に埋め込まれるように前記第1側面に取り付け可能になっている充電器。
5. 3.又は4.に記載の充電器において、
前記第1側面は、前記上面から前記底面に向かうにつれて外側に傾いている充電器。
6. 3.に記載の充電器において、
電池パックを保持可能な第2保持体をさらに備え、
前記第2保持体は、前記筐体に対して、取り付け可能かつ取り外し可能になっており、
前記筐体は、前記第1側面の反対側の第2側面を有し、
前記第2保持体は、前記第2側面のうちの第1部分に取り付け可能になっている充電器。
7. 6.に記載の充電器において、
電池パックを保持可能な第3保持体と、電池パックを保持可能な第4保持体と、をさらに備え、
前記第3保持体は、前記筐体に対して、取り付け可能かつ取り外し可能になっており、
前記第4保持体は、前記筐体に対して、取り付け可能かつ取り外し可能になっており、
前記第3保持体は、前記第1側面のうちの第2部分に取り付け可能になっており、
前記第4保持体は、前記第2側面のうちの第2部分に取り付け可能になっており、
前記第1側面のうちの前記第1部分と前記第1側面のうちの前記第2部分は、前記筐体の前記上面から見て前記第1側面に沿った第1方向に沿って並んでおり、
前記第1側面のうちの前記第1部分と前記第2側面のうちの前記第1部分は、前記筐体の前記上面から見て前記第1方向に直交する第2方向に沿って並んでおり、
前記第1側面のうちの前記第2部分と前記第2側面のうちの前記第2部分は、前記筐体の前記上面から見て前記第2方向に沿って並んでいる充電器。
8. 7.に記載の充電器において、
前記筐体の前記上面上に搭載された回路基板を備え、
前記回路基板は、前記第1側面の前記第1部分に取り付けられた電池パックの充電を制御するための回路を有する第1領域と、前記第2側面の前記第1部分に取り付けられた電池パックの充電を制御するための回路を有する第2領域と、前記第1側面の前記第2部分に取り付けられた電池パックの充電を制御するための回路を有する第3領域と、前記第2側面の前記第2部分に取り付けられた電池パックの充電を制御するための回路を有する第4領域と、を含み、
前記回路基板の前記第1領域は、前記第1側面の前記第1部分及び前記第2部分並びに前記第2側面の前記第1部分及び前記第2部分の中で前記第1側面の前記第1部分に最も近くにあり、
前記回路基板の前記第2領域は、前記第1側面の前記第1部分及び前記第2部分並びに前記第2側面の前記第1部分及び前記第2部分の中で前記第2側面の前記第1部分に最も近くにあり、
前記回路基板の前記第3領域は、前記第1側面の前記第1部分及び前記第2部分並びに前記第2側面の前記第1部分及び前記第2部分の中で前記第1側面の前記第2部分に最も近くにあり、
前記回路基板の前記第4領域は、前記第1側面の前記第1部分及び前記第2部分並びに前記第2側面の前記第1部分及び前記第2部分の中で前記第2側面の前記第2部分に最も近くにある充電器。
9. 1.から8までのいずれか一つに記載の充電器において、
電池パックに電気的に接続可能なコネクタをさらに備え、
前記コネクタは、前記筐体に対して、取り付け可能かつ取り外し可能になっている充電器。
10. 9.に記載の充電器において、
前記コネクタは、前記筐体に可動に取り付け可能になっている充電器。
11. 10.に記載の充電器において、
前記コネクタは、電池パックの前記コネクタへの挿入方向に交差する方向に可動になっている充電器。
12. 筐体と、
電池パックに電気的に接続可能なコネクタと、
を備え、
前記コネクタは、前記筐体に対して、取り付け可能かつ取り外し可能になっている充電器。
13. 12.に記載の充電器において、
前記コネクタは、前記筐体に可動に取り付け可能になっている充電器。
14. 13.に記載の充電器において、
前記コネクタは、電池パックの前記コネクタへの挿入方向に交差する方向に可動になっている充電器。
【符号の説明】
【0080】
10 電池パック
12 電池モジュール
20 充電器
100 電池セル
110 ケース
110a 第1ケース部材
110b 第2ケース部材
112a 底面
112b 上面
114a 第1側面
114b 第2側面
114c 第3側面
114d 第4側面
116 スライド部
116a 第1スライド部
116b 第2スライド部
116c 第3スライド部
116d 第4スライド部
120 回路基板
122 ホルダ
124 配線
200 コネクタ
202a 第1端子
202b 第2端子
202c 第3端子
204a 第1アジャスタ
204b 第2アジャスタ
300 筐体
302a 底面
302b 上面
304a 第1側面
304b 第2側面
304c 第3側面
304d 第4側面
306 溝
306a 第1溝
306b 第2溝
306c 第3溝
306d 第4溝
310 保持体
312 底板
314a 第1側壁
314b 第2側壁
314c 第3側壁
316 案内路
316a 第1案内路
316b 第2案内路
316c 第3案内路
316d 第4案内路
318 穴
319 シャッタ
320 回路基板
320a 第1領域
320b 第2領域
320c 第3領域
320d 第4領域
330 把手
350 軸部材
352 ストッパ
400 コネクタ
400a ベース
402a 第1端子
402b 第2端子
402c 第3端子
404a 第1案内部
404b 第2案内部
410 可動部
412 第1面
414 第2面
416 穴
550 固定具
552 ストッパ