IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ キュービック コーポレイションの特許一覧

<>
  • 特許-間接発砲任務訓練システム 図1
  • 特許-間接発砲任務訓練システム 図2
  • 特許-間接発砲任務訓練システム 図3A
  • 特許-間接発砲任務訓練システム 図3B
  • 特許-間接発砲任務訓練システム 図4A
  • 特許-間接発砲任務訓練システム 図4B
  • 特許-間接発砲任務訓練システム 図5A
  • 特許-間接発砲任務訓練システム 図5B
  • 特許-間接発砲任務訓練システム 図5C
  • 特許-間接発砲任務訓練システム 図6
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-22
(45)【発行日】2022-03-30
(54)【発明の名称】間接発砲任務訓練システム
(51)【国際特許分類】
   F41A 33/00 20060101AFI20220323BHJP
   F41F 1/00 20060101ALI20220323BHJP
   F42B 8/12 20060101ALI20220323BHJP
【FI】
F41A33/00
F41F1/00
F42B8/12
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2019570382
(86)(22)【出願日】2017-11-16
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2020-08-13
(86)【国際出願番号】 US2017062027
(87)【国際公開番号】W WO2018236415
(87)【国際公開日】2018-12-27
【審査請求日】2020-11-05
(31)【優先権主張番号】62/522,444
(32)【優先日】2017-06-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】15/813,909
(32)【優先日】2017-11-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】500120059
【氏名又は名称】キュービック コーポレイション
【氏名又は名称原語表記】CUBIC CORPORATION
(74)【代理人】
【識別番号】100137969
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 憲昭
(74)【代理人】
【識別番号】100104824
【弁理士】
【氏名又は名称】穐場 仁
(74)【代理人】
【識別番号】100121463
【弁理士】
【氏名又は名称】矢口 哲也
(72)【発明者】
【氏名】アームストロング,マーティン
(72)【発明者】
【氏名】スマイルズ,ニール
(72)【発明者】
【氏名】パーキンソン,アラステア
(72)【発明者】
【氏名】ブッシェル,デイヴィッド
【審査官】諸星 圭祐
(56)【参考文献】
【文献】米国特許第05201658(US,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0238344(US,A1)
【文献】特開昭55-043392(JP,A)
【文献】特開2012-002457(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0169626(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2009/0305198(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F41A 33/00-33/06
F41F 1/00- 1/10
F41G 3/00- 3/32
F42B 8/12- 8/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つのプロセッサを含む発砲ボックスと、
前記発砲ボックスと通信可能に結合された発砲機構であって、前記発砲機構の作動により、武器のシミュレートされた発砲が引き起こされる発砲機構と、
前記発砲ボックスと通信可能に結合された砲弾センサであって、前記武器に適合可能であり、前記武器の砲尾に挿入されるように動作可能である砲弾に取り付けられるように動作可能である、またはそれと一体化される、砲弾センサと、
前記発砲ボックスと通信可能に結合された砲尾センサであって、前記砲尾センサは、前記砲尾センサと前記砲弾センサとの間の距離を検出し、前記距離が所定の閾値未満であることを決定することにより、前記武器の前記砲尾への前記砲弾の挿入を検出するように構成され、前記砲尾センサは、前記砲弾の挿入を示すデータを前記発砲ボックスに伝達するように構成される、砲尾センサと、
を備える、武器訓練システム。
【請求項2】
前記発砲ボックスと通信可能に結合された少なくとも1つの装薬センサであって、前記武器に適合可能であり、前記武器の前記砲尾に挿入されるように動作可能である少なくとも1つの装薬に取り付けられるように動作可能である、またはそれと一体化される、少なくとも1つの装薬センサ
をさらに備え、
前記砲尾センサは、前記少なくとも1つの装薬センサの検出を介して、前記武器の前記砲尾への前記少なくとも1つの装薬の挿入を検出するように構成される、請求項1に記載の武器訓練システム。
【請求項3】
前記少なくとも1つの装薬センサの検出は、前記少なくとも1つの装薬に関連付けられた装薬の量または装薬のタイプを示す、請求項2に記載の武器訓練システム。
【請求項4】
前記発砲ボックスと通信可能に結合されたスピーカであって、前記武器の前記シミュレートされた発砲を引き起こす前記発砲機構の前記作動に応答して、前記スピーカが音声信号を出力するように構成されている、スピーカをさらに備え、
前記音声信号は前記武器、前記砲弾、前記装薬のタイプ、前記装薬の量のうちの1つまたは複数によって決まる、請求項3に記載の武器訓練システム。
【請求項5】
前記発砲ボックスと通信可能に結合される方位センサであって、前記武器に取り付けられる、またはそれと一体化されるように動作可能であり、前記武器の方位を決定するように構成される方位センサ
をさらに備える、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の武器訓練システム。
【請求項6】
前記発砲ボックスと通信可能に結合された全球測位衛星システム(GNSS)センサであって、前記武器に取り付けられる、またはそれと一体化されるように動作可能であり、前記武器の地理空間位置を決定するように構成されたGNSSセンサ
をさらに備える、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の武器訓練システム。
【請求項7】
前記発砲ボックスと通信可能に結合された評価者装置であって、前記武器の前記シミュレートされた発砲に関連付けられた訓練プロトコルの分析を表示するように構成されており、前記訓練プロトコルの前記分析が、
前記発砲機構が作動されたことの表示、
前記武器の前記シミュレートされた発砲が生じたことの表示、
前記訓練プロトコルの1つまたは複数の要件のそれぞれが満たされたことの表示、および
前記訓練プロトコルの1つまたは複数の要件が満たされなかったことの表示
のうちの1つまたは複数を含む評価者装置
をさらに備える、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の武器訓練システム。
【請求項8】
前記発砲ボックスおよび前記砲弾センサの一方または両方と通信可能に結合された信管セット装置であって、前記砲弾の信管に関連付けられた信管設定を変更するように構成される信管セット装置
をさらに備える、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の武器訓練システム。
【請求項9】
前記発砲機構が、ボタン、ノブ、スイッチ、レバー、プルコードおよびタッチスクリーンのうちの1つまたは複数を備える、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の武器訓練システム。
【請求項10】
前記発砲機構が前記発砲ボックスと一体化され、前記発砲ボックスが前記武器に取り付けられるように動作可能である、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の武器訓練システム。
【請求項11】
前記砲尾センサは、前記発砲ボックスと一体化され、前記発砲ボックスは、前記武器の前記砲尾の閾値距離内で前記武器に取り付けられるように動作可能である、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の武器訓練システム。
【請求項12】
前記武器と適合可能な砲弾が挿入され得る前記砲尾を備える前記武器
さらに備える、請求項1乃至11のいずれか一項に記載の武器訓練システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願への相互参照
[0001]本出願は、「間接発砲任務訓練システム」と題された2017年6月20日に提出された米国仮特許出願第62/522,444号の優先権の利益を主張する、「間接発砲任務訓練システム」と題された2017年11月15日に提出された米国非仮出願第15/813,909号の優先権を主張しており、それらの内容全体が本書に組み込まれている。
【背景技術】
【0002】
[0002]個人およびチームレベルでは、間接発砲訓練(例えば大砲、迫撃砲、ロケット、グレネードランチャ、機関銃など)は通常、実弾を使用する、弾薬を使用しない(空撃ち訓練)、または専門の個別のタスクトレーナーの利用によって行われる。実弾の使用が安全性によって制約される集団訓練レベルでは、発射台/武器の空撃ち演習を、戦場で戦術的に使用されている機器を搭載した集団訓練システムと対応付けることは現行では不可能である。その結果、間接発砲システムは訓練を支援するように演習させることはできるが、発砲の指示は、砲兵部隊によるいかなる動作も必要とせずに人工的に模倣されるため、すべての参加者に対する訓練値を有意に低下させる。したがって、間接発砲訓練を改善するには、新たなシステム、方法およびその他の技術が必要とされる。
【発明の概要】
【0003】
[0003]本明細書で説明される実施形態は、武器訓練システムを実施するための方法、システムおよび他の技術を含み得る。武器訓練システムは、少なくとも1つのプロセッサを含む発砲ボックスを含んでよい。武器訓練システムはまた、発砲ボックスと通信可能に結合された発砲機構を含んでもよい。いくつかの実施形態では、発砲機構の作動により、武器のシミュレートされた発砲が引き起こされる。武器訓練システムは、発砲ボックスと通信可能に結合された砲弾センサをさらに含んでもよい。いくつかの実施形態では、砲弾センサは、武器と適合可能な砲弾に取り付けられる、またはそれと一体化されるように動作可能である。いくつかの実施形態では、砲弾は武器の砲尾に挿入されるように動作可能である。武器訓練システムは、発砲ボックスと通信可能に結合された砲尾センサを含んでもよい。いくつかの実施形態では、砲尾センサは、砲弾センサの検出を介して武器の砲尾への砲弾の挿入を検出するように構成される。
【0004】
[0004]いくつかの実施形態では、武器訓練システムは、発砲ボックスと通信可能に結合された少なくとも1つの装薬センサを含む。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの装薬センサは、武器に適合可能な少なくとも1つの装薬に取り付けられる、またはそれと一体化されるように動作可能である。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの装薬は、武器の砲尾に挿入されるように動作可能である。いくつかの実施形態では、砲尾センサは、少なくとも1つの装薬センサの検出を介して武器の砲尾への少なくとも1つの装薬の挿入を検出するように構成される。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの装薬センサの検出は、少なくとも1つの装薬に関連付けられた装薬の量または装薬のタイプを示している。いくつかの実施形態では、武器訓練システムは、発砲ボックスと通信可能に結合されたスピーカを含む。いくつかの実施形態において、武器のシミュレートされた発砲を引き起こす発砲機構の作動に応答して、スピーカは音声信号を出力するように構成される。いくつかの実施形態では、音声信号は、武器、砲弾、装薬のタイプおよび装薬の量のうちの1つまたは複数によって決まる。
【0005】
[0005]いくつかの実施形態では、武器訓練システムは、発砲ボックスと通信可能に結合された方位センサを含む。いくつかの実施形態では、方位センサは、武器に取り付けられるか、武器と一体化されるように動作可能である。いくつかの実施形態では、方位センサは、武器の方位を決定するように構成される。いくつかの実施形態において、武器訓練システムは、発砲ボックスと通信可能に結合された全球測位衛星システム(GNSS)センサを含んでおり、GNSSセンサは、武器に取り付けられるか、またはそれと一体化されるように動作可能である。一部の実施形態では、GNSSセンサは、武器の地理空間位置を決定するように構成される。いくつかの実施形態では、武器訓練システムは、発砲ボックスと通信可能に結合された評価者装置を含む。いくつかの実施形態では、評価者装置は、武器のシミュレートされた発砲に関連付けられた訓練プロトコルの分析を表示するように構成される。いくつかの実施形態では、訓練プロトコルの分析は、発砲機構が作動したことの表示、武器のシミュレートされた発砲が生じたことの表示、訓練プロトコルの1つまたは複数の要件の各々が満たされたことの表示、および訓練プロトコルの1つまたは複数の要件が満たされなかったことの表示のうちの1つまたは複数を含む。
【0006】
[0006]いくつかの実施形態では、武器訓練システムは、発砲ボックスおよび砲弾センサの一方またはその両方と通信可能に結合された信管セット装置を含む。いくつかの実施形態では、信管セット装置は、砲弾の信管に関連付けられた信管設定を修正するように構成される。いくつかの実施形態では、発砲機構は、ボタン、ノブ、スイッチ、レバー、プルコードおよびタッチスクリーンのうちの1つまたは複数を含む。いくつかの実施形態では、発砲機構は発砲ボックスと一体化されている。いくつかの実施形態では、発砲ボックスは、武器に取り付けられるように動作可能である。いくつかの実施形態では、砲尾センサは発砲ボックスと一体化される。いくつかの実施形態では、発砲ボックスは、武器の砲尾の閾値距離内で武器に取り付けられるように動作可能である。
【0007】
[0007]添付の図面は、本発明のさらなる理解を提供するために含まれており、本明細書に組み込まれ、その一部を構成し、本発明の実施形態を例示し、詳細な説明と共に本発明の原理を説明する役目を果たしている。本発明の基本的な理解のために、および本発明が実施され得る様々な方法に必要とされ得る程度の詳細さで本発明の構造的詳細を示す試みがなされている。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本開示のいくつかの実施形態による、武器訓練システムの一例を示す図である。
図2】本開示のいくつかの実施形態による、様々なセンサが取り付けられた武器システムの一例を示す図である。
図3A】本開示のいくつかの実施形態による、間接発砲武器の一例を示す図である。
図3B】本開示のいくつかの実施形態による、間接発砲武器の一例を示す図である。
図4A】本開示のいくつかの実施形態による、間接発砲武器と適合可能な様々な装薬の一例を示す図である。
図4B】本開示のいくつかの実施形態による、間接発砲武器と適合可能な様々な装薬の一例を示す図である。
図5A】本開示のいくつかの実施形態による、間接発砲武器の装填の段階を示す図である。
図5B】本開示のいくつかの実施形態による、間接発砲武器の装填の段階を示す図である。
図5C】本開示のいくつかの実施形態による、間接発砲武器の装填の段階を示す図である。
図6】本開示のいくつかの実施形態による、簡略化されたコンピュータシステムの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[0016]添付の図では、類似の構成要素および/または機能は同一の数字の参照ラベルを有してよい。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に文字を付ける、または参照ラベルの後にダッシュを付けて、類似の構成要素および/または機能から区別する第2の数字の参照ラベルを後に付けることによって区別されてよい。第1の数字の参照ラベルのみが本明細書で使用される場合、この説明は、接尾辞に関係なく、同じ第1の数字の参照ラベルを有する類似の構成要素および/または機能のうちのいずれか1つに適用可能である。
【0010】
[0017]本明細書の一部を構成する添付の図面を参照して、様々な特定の実施形態を以下に説明する。本開示の様々な例の構造部品および構成要素は、例えば「前」、「後」、「上」、「下」、「左」、「右」などの方向を表す用語を本開示において使用することによって説明されるが、これらの用語は、便宜上の説明の目的のためにのみ使用されており、添付の図面に表示される例示的な方向に基づいて決められることを理解されたい。本開示によって開示される実施形態は、異なる方向に従って設定される場合があるため、方向を表すこれらの用語は、限定するのではなく、説明するためにのみ使用される。可能な条件下で、本開示で使用される同一または類似の参照番号は同一の構成要素を示す。
【0011】
[0018]本開示の実施形態は、武器訓練システムに関する。開示される武器訓練システムは、重大な欠点を有する実射訓練および空撃ち訓練の代替手段を提供する。例えば、実射訓練は費用がかかり、環境に損害を与え、規制上および安全上の理由から任意の潜在的な発砲ゾーンからかなり離れた距離に留まらなければならないダウンレンジの歩兵隊に対して現実的な経験を提供しない。一方、空撃ち訓練では、砲兵部隊が発砲プロトコルのすべての動作を経験することはできないため、これにより訓練値は大幅に低下する。さらに、空撃ち訓練では、インストラクタが発砲演習の各段階で個々の動作を視覚的に確認しなければならないことを除いて、発砲プロトコルに従ったかどうかを判断する手段が提供されない。空撃ち訓練ではまた、潜在的な発砲ゾーンが適切に標的にされたかどうかも監視されない。
【0012】
[0019]本明細書で説明する武器訓練システムにより、部隊が武器/発射台に対して正しい演習を実施し、それらの演習を、より幅広い実演の、バーチャルな、建設的な訓練システムの一部として電子的に取り込むことが可能になる。間接発砲任務訓練システムのデータを使用して、要員を訓練し、彼らが有能であり、広く通用することを確実にすることができる。データはまた、既存の実演の、バーチャルな、および建設的な訓練ドメインに入力されてもよく、これにより間接発砲発射台を全体的な訓練システムに統合することが可能になる。一部の例では、データは、訓練のレビューのために記録され、認定のための訓練記録に入力される。武器訓練のリアルタイムの分析は、インストラクタによって使用される評価者装置に提示されてよい。評価者装置は、訓練プロトコルの1つまたは複数の要件が満たされているかどうかを示すことができ、また現行の武器訓練をシステム全体の平均値またはベンチマークと比較することもできる。
【0013】
[0020]本明細書で説明する武器訓練システムにより、火砲部隊が軍務で機器を使用して、訓練に必要とされる完全な範囲の演習を実施し、技量および通用性を維持することが可能になる。部隊は、彼らが正しいことを保証するために取った動作を取り込み、それを記録するために装備された間接発砲システムのすべての要素によって弾薬を装填することが可能である。例えば、部隊は実際の砲弾または模造砲弾を実際の間接発砲武器に装填することが可能であり、それらの砲弾は意図的に抜き取られるまで砲身内で積み重ねられた状態である。評価者装置により、インストラクタは部隊の動作を視覚的および/または電子的に監視して、正しい装填および発砲プロトコルに従っていることを保証することが可能である。同じインターフェースを介して、インストラクタは部隊に対して対処すべき障害を差し込む場合もある。
【0014】
[0021]分散インタラクティブシミュレーション(DIS)および/または高レベルアーキテクチャ(HLA)を使用することで、システムの出力によって、銃砲位置での演習が、より建設的な訓練システムの中で実施される他の演習と相互に作用することを可能にし得る。例えば、銃砲位置を調整して、友軍を支援し、敵軍を回避することができる。武器訓練システムは、発砲を表すために使用される同じスピーカで音響キューを再生することによって、敵の間接発砲(対砲兵発砲)のその位置での影響を表すことができる。目標の終わりに、友軍および/または敵軍は、シミュレートされた負傷および/または死亡通知など、シミュレートされた発砲の結果を受ける場合もある。銃砲位置での部隊は、ダウンレンジの友軍から可能性のある敵軍の場所の通知を受け取る場合もあり、これは、銃砲の方位角、高さ、トラニオン傾斜角、装薬のタイプ、装薬の量、信管および/または間接発砲武器に関連付けられた弾薬のタイプを変更することによってその後標的とされる場合がある。
【0015】
[0022]図1は、本開示のいくつかの実施形態による、武器訓練システム100の一例を示している。一実装形態では、武器訓練システム100は、部隊の1人または複数の個人が、間接発砲武器152、装薬158および砲弾160を含み得る武器システム150を使用して訓練することを可能にする。間接発砲武器152は、武器と標的との間の直接の見通し線に依存せずに発砲体を発砲する幅広い武器の中のいずれか1つであってよく、これに限定されないが大砲、戦車、迫撃砲、ロケット、ロケットランチャ、グレネードランチャ、重機関銃、海軍銃などが含まれる。間接発砲武器152は、他の可能性の中でも特に、実弾を発砲することが可能な実際の武器であってよい、または武器訓練システム100の目的のために製造された模造武器であってもよい。
【0016】
[0023]砲弾160は、装薬158の点火に応答して標的に向かって推進されるあらゆるタイプの発砲体であってよい。いくつかの実施形態では、砲弾160は、砲弾160および装薬158が両方ともある程度金属性のケーシングによって囲まれるように、装薬158と一体化されてもよい。砲弾160は、間接発砲武器152の砲身156の一端にある砲尾154に砲弾160が挿入されるように、間接発砲武器152と適合可能であってよい。したがって、砲弾160は、砲身156の内径と等しい、またはそれに満たない直径を有してよい。いくつかの実施形態では、砲弾160は、砲弾160が、実際の砲弾と同様のサイズ、重量および/または寸法を有し得るように、上記に記載したものの安価で安全な模造品である。
【0017】
[0024]砲弾160は、砲弾160の本体に取り付けられる、またはそれと一体化された信管162を含み得る。信管162は、他の可能性の中でも特に、間接発砲武器152から発砲されてからの経過時間に基づいた、または標的からの距離に基づいた特定の時間に砲弾160を点火することができるプログラム可能な装置であり得る。例えば、信管162は、砲弾160が到達しようとする標的からおよそ50フィートのところにあるとき、砲弾160を点火するように構成されてよい。別の例として、信管162は、標的に命中してからおよそ1秒で砲弾160を点火するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、信管162は、信管162が実際の信管と同様のサイズ、重量、および/または寸法を有することができるように、上記のものの安価で安全な模造品である。
【0018】
[0025]装薬158は、砲弾160を標的に向けて推進するための推進剤として使用されるあらゆるタイプの爆薬を含み得る。装薬158は、爆燃するが爆発はしない低爆発物であってよい。装薬158は、装薬158が砲尾154に挿入されるように、また装薬158の点火によって生じる力が砲身156の容量よりも小さくなるように間接発砲武器152と適合可能であってよい。装薬158は、タイプが異なる(すなわち装薬のタイプ)場合がある、および/または砲尾154に挿入される装薬158の数(すなわち装薬の量)が異なる場合もある。例えば、第1の砲弾160はタイプAの装薬158の5ポンドバッグを2つ必要とし、第2の砲弾160はタイプAの装薬158の5ポンドバッグを1つ必要とし、第3の砲弾160はタイプBの装薬158の5ポンドバッグを1つ必要とする場合がある。いくつかの実施形態では、装薬158は、装薬158が実際の装薬と同様のサイズ重量、および/または寸法を有することができるように、上記のものの安価で安全な模造品である。
【0019】
[0026]武器訓練システム100は、互いに通信可能に結合された様々な構成要素を含んでよく、これらに限定されないが、発砲ボックス110、発砲機構112、安全装置114、方位センサ116、全球測位衛星システム(GNSS)センサ118、装薬センサ120、砲弾センサ122、砲尾センサ124、信管セット装置126、カメラ128、スピーカ130、評価者装置132および出力インターフェース134が含まれる。いくつかの実施形態では、発砲ボックス110は、列挙された構成要素のそれぞれによって生成されたデータの中央受信機およびプロセッサとして機能する。いくつかの実施形態では、列挙された構成要素のそれぞれによって生成されたデータは、1つまたは複数の通信技術を使用して発砲ボックス110に直接送信される。いくつかの実施形態において、列挙された構成要素のうちの1つまたは複数によって生成されたデータは、発砲ボックス110によって受信される前に、1つまたは複数の異なる構成要素を介して最初に通信される。列挙された構成要素によって採用されている通信技術には、Bluetooth(登録商標)、Bluetooth(登録商標)Low Energy(LE)、Wi-Fi、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11、マイクロ波アクセスの世界的な相互運用性(WiMAX)、ロングタームエヴォリューション(LTE)、3G、4G、自由空間光通信、光ファイバ、有線通信、ユニバーサルシリアルバス(USB)などが含まれてよい。
【0020】
[0027]発砲ボックス110は、図1の様々な構成要素によって生成されたデータを受信し、処理するように構成されてよい。発砲ボックス110は、1つまたは複数プロセッサおよび1つまたは複数の記憶装置を含んでよい。いくつかの実施形態では、発砲ボックス110は、間接発砲武器152に取り付けることができることで、発砲部隊の個人が容易にアクセスすることができるようにする物理的なボックスを備える。一部の例では、発砲ボックス110は、間接発砲武器152の実際の発砲機構の代わりをし、それを模倣するように配置される。発砲機構112は、発砲ボックス110と通信可能に結合されてよい、および/または発砲ボックス110と一体化されてもよい。例えば、発砲機構112は、発砲ボックス110から突出してもよい。いくつかの実施形態では、発砲機構112は、ボタン、ノブ、スイッチ、レバー、プルコードおよびタッチスクリーンのうちの1つまたは複数を備えてもよい。発砲機構112の作動(例えば、ボタンを押す、ノブを回す、スイッチを弾くなどによる)は、間接発砲武器152のシミュレートされた発砲を引き起こしてよい。作動に応答して、発砲機構112は、作動を示すデータを発砲ボックス110に送信してよい。安全装置114は、発砲ボックス110と通信可能に結合されてよい、および/または発砲ボックス110と一体化されてもよく、発砲機構112の作動を防止するように構成されてよい。
【0021】
[0028]方位センサ116は、発砲ボックス110と通信可能に結合されてもよく、いくつかの実施形態では、間接発砲武器152に取り付けられる、またはそれと一体化されてもよい。方位センサ116は、砲身156の方位に対応する間接発砲武器152の方位を決定するための1つまたは複数の加速器および/または1つまたは複数のジャイロスコープを含むことができる。間接発砲武器152の向きは、3次元値であってよく、またはいくつかの実施形態では、砲身156と地面によって、または砲身156の高さによって形成される角度に対応する単一の値であってもよい。いくつかの実施形態では、方位センサは、武器の発射台の方位角、仰角およびトラニオン傾斜角を監視し得る。一実装形態において、方位センサは、充電式電源を含み、Bluetooth(登録商標)LEを介して発砲ボックス110にデータ(例えば、間接発砲武器152の方位)を伝達する。
【0022】
[0029]GNSSセンサ118は、発砲ボックス110と通信可能に結合されてもよく、いくつかの実施形態では、間接発砲武器152に取り付けられる、またはそれと一体化されてもよい。GNSSセンサ118は、砲身156の地理空間位置に対応し得る間接発砲武器152の地理空間位置を決定するように構成され得る。GNSSセンサ118は、1つまたは複数の衛星によって送信された無線信号を受信するように構成されたGNSS受信機を備えてもよく、間接発砲武器152の3次元または2次元地理空間位置を決定するために三辺測量技術を実行してもよい。3次元の地理空間位置は、X、YおよびZの値を含む場合がある、または他の可能性の中でも、経度、緯度および標高の値を含む場合もある。2次元の地理空間位置は、他の可能性の中でも、X値とY値を含む、または経度値と緯度値を含む場合もある。
【0023】
[0030]発砲機構112の作動に応答して、発砲ボックス110は、他のセンサからのデータとともに、方位センサ116およびGNSSセンサ118からデータを(生の形態または処理された形態のいずれかで)受信する/取り出す/取得することができる。次に、発砲ボックス110は、間接発砲武器152の地理空間位置、間接発砲武器152の方位、発砲された砲弾の軌道、および発砲された砲弾に関連する損傷領域などのうちの1つまたは複数を決定することができる。発砲された砲弾の決定された軌道は、砲弾160の地理空間位置、方位および出口速度に基づいてもよい(これは、砲弾160、および装薬センサ120および砲弾センサ122によって決定された装薬158に基づいて決定される場合もある)。いくつかの実施形態では、決定された軌道は、発砲ボックス110に格納された古典的な力学方程式および/またはルックアップテーブルを使用して計算されてよい。例えば、出口速度はルックアップテーブルを使用して決定され、発砲された砲弾の軌道は少なくとも3つの変数:位置、方位および出口速度を有する古典力学方程式に基づいて決定されてよい。
【0024】
[0031]装薬センサ120は、発砲ボックス110と通信可能に結合されてもよく、いくつかの実施形態では、装薬158に取り付けられる、または装薬158と一体化されてもよい。装薬センサ120は、装薬158に関連付けられた装薬タイプおよび/または装薬量を識別する情報によってコード化されてもよい。例えば、装薬センサ120は、装薬158に取り付けられたアクティブまたはパッシブ無線周波数識別(RFID)タグを含むことができ、砲尾センサ124による装薬センサ120の検出は、砲尾センサ124が装薬のタイプおよび/または装薬の量を決定することを可能にし得る。いくつかの実施形態では、装薬センサ120は、装薬タイプおよび/または装薬量を示すデータを発砲ボックス110に直接通信することができる。他の実施形態(または同じ実施形態)では、装薬センサ120は、装薬タイプおよび/または装薬量を示すデータを砲尾センサ124に伝達し、砲尾センサ124が発砲ボックス110にデータを伝達する場合もある。一実装形態では、装薬158は実際の装薬の模造品であり、装薬センサ120と一体化される。そのような統合は、実際の爆発物を使用せずに武器訓練システム100を使用して訓練することを望む発砲部隊に対して、より安全で安価な代替手段を提供し得る。しかしながら、より現実的なものが必要とされるいくつかの実装形態では、装薬158は実際の爆発物を含む場合もあり、装薬センサ120が、外付けで装薬158に取り付けられる場合もある。
【0025】
[0032]砲弾センサ122は、発砲ボックス110と通信可能に結合されてもよく、いくつかの実施形態では、砲弾160に取り付けられる、またはそれと一体化されてもよい。例えば、砲弾センサ122は、信管162に取り付けられる、信管162と一体化される、砲弾160の本体(信管162ではない砲弾160の部分)に取り付けられる、および/または砲弾160の本体と一体化される場合がある。砲弾センサ122は、砲弾タイプ(例えば、高爆発性、低爆発性、煙、ナパームなど)を識別する情報によってコード化されてもよい。いくつかの実施形態では、砲弾センサ122は、信管162に関連付けられた信管設定を識別する情報によってコード化される。信管設定は、別のデバイス(例えば、信管セット装置126)によってプログラムされてもよく、間接発砲武器152のシミュレートされた発砲からシミュレートされた点火までの時間量、間接発砲武器152のシミュレートされた発砲からシミュレートされた点火までに移動した距離、標的に到達してからの時間、標的に命中してからの距離、標的に到達した後の時間などを含んでよい。いくつかの実施形態では、砲弾センサ122は、砲弾のタイプおよび/または信管設定を示すデータを発砲ボックス110に直接通信することができる。他の実施形態(または同じ実施形態)では、砲弾センサ122は、砲弾のタイプおよび/または信管設定を示すデータを砲尾センサ124に伝達し、砲尾センサ124が、発砲ボックス110にデータを伝達する場合もある。
【0026】
[0033]砲尾センサ124は、発砲ボックス110と通信可能に結合されてもよく、いくつかの実施形態では、間接発砲武器152に取り付けられる、またはそれと一体化されてもよい。いくつかの実施形態では、砲弾センサ122および/または装薬センサ120をそれぞれ検出することによって、装薬センサ120が砲弾160の砲尾154への挿入および/または装薬158の砲尾154への挿入を検出することができるように、砲尾センサ124は、砲尾154の近く(閾値の距離内)で間接発砲武器152に取り付けられる。いくつかの実施形態では、砲尾センサ124は、距離センサを備えてもよく、砲尾センサ124と砲弾センサ122との間、または砲尾センサ124と装薬センサ120との間の検出距離が所定の閾値(0.25メートルなど)未満である場合、砲弾160または装薬158が砲尾154に挿入されたと判断してよい。例えば、一実施形態では、砲尾センサ124はRFIDリーダを備えてもよく、砲弾センサ122および/または装薬センサ120はRFIDタグを備えてもよい。いくつかの実施形態では、砲尾センサ124は方向センサを備えてもよく、砲尾センサ124に対する砲弾センサ122または装薬センサ120の検出された方向が、砲弾センサ122または装薬センサ120の位置が砲身156の内部に違いない場合、砲弾160または装薬158が砲尾154に挿入されたと判断してよい。
【0027】
[0034]一実施形態では、砲尾センサ124は、無線周波数(RF)信号を使用して砲尾154の状態(例えば、開いている、幾分開いている、閉じている)を監視し送信する。省電力モードでは、砲尾154が閉じているとき砲弾センサ122および/または装薬センサ120をスキャンする必要がないため、砲尾センサ124は、砲尾154が閉じられるとオフになり、砲尾154が開くとオンになるように構成されてもよい。そのような実施形態では、砲尾154は、砲尾センサ124が開閉される際、砲尾センサ124に関連付けられたオン/オフスイッチをトリガすることができる。一実施形態では、砲尾センサ124は、再充電可能な電源を有する。
【0028】
[0035]信管セット装置126は、発砲ボックス110および/または砲弾センサ122と通信可能に結合されてもよく、信管162に関連する信管設定を修正するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、信管セット装置126は、信管設定のための選択肢の個別のセットを備えた機械装置(例えば、スイッチ)を備える。いくつかの実施形態では、信管セット装置126は信管162と一体化される。いくつかの実施形態では、信管セット装置126は、間接発砲武器152の実際の信管セット装置の代わりをし、これを模倣する。いくつかの実施形態では、信管セット装置126は、現在の信管設定を決定し、例えばグラフィカルユーザインターフェース(GUI)を介してユーザに出力する。GUIを使用して、現在の信管設定を変更する場合もある。一実装形態では、信管セット装置126は再充電可能な電源を有する。
【0029】
[0036]カメラ128は、発砲ボックス110と通信可能に結合されてもよく、いくつかの実施形態では、間接発砲武器152に取り付けられる、またはそれと一体化されてもよい。いくつかの実施形態では、カメラ128は、発砲部隊によって実行される動作を取り込むように配置される。カメラ128によって取り込まれたビデオおよび画像は、有線または無線接続を介して、発砲ボックス110および/または評価者装置132に送信され、発砲部隊が行った動作がインストラクタによって評価されてよい。いくつかの実装形態では、間接発砲武器152に近い(または遠い)様々な位置および角度に配置された複数のカメラを使用されてもよい。加えて、カメラ128は、発砲部隊が友軍および/または敵軍の位置を突き止めることができるように、標的の端の近くに配置されてもよい。
【0030】
[0037]スピーカ130は、発砲ボックス110と通信可能に結合されてもよく、いくつかの実施形態では、間接発砲武器152に取り付けられるか、またはそれと一体化されてもよい。間接発砲武器152のシミュレートされた発砲に応答して、スピーカ130は、武器の発砲を示す音声信号を出力するように構成されてよい。音声信号は、間接発砲武器152、砲弾タイプ、装薬タイプ、装薬量など、いくつかの要因に依存する場合がある。いくつかの実施形態では、武器、砲弾タイプ、装薬のタイプおよび装薬の量の各々の可能な組み合わせに関連付けられた音声ファイルが、発砲ボックス110に格納され、シミュレートされた発砲が発生したときに取り出すことができる。いくつかの実施形態では、スピーカ130は、発砲位置での敵の直接の、および/または間接的な発砲を示す音声信号を出力するように構成されてもよい。さらに、音声信号は、残り時間や訓練任務がいつ終了したかなどの訓練任務を示す情報を含んでもよい。
【0031】
[0038]評価者装置132は、発砲ボックス110と通信可能に結合されてもよく、武器訓練システム100の様々な構成要素のうちの1つまたは複数によって生成されたデータを取り出すように構成されてもよい。一部の例では、評価者装置132は、正しい発砲プロトコルに従っていることを保証するために発砲部隊の動作を監視するためにインストラクタによって使用される。いくつかの実施形態では、評価者装置132は、カメラ128を使用して取り込まれた画像およびビデオ、ならびに訓練プロトコルおよび他の統計の分析を表示するように構成されたGUIを備えたデジタルディスプレイを含む。訓練プロトコルの分析は、発砲機構112が作動されたことの表示、間接発砲武器152のシミュレートされた発砲が生じたことの表示、訓練プロトコルの1つまたは複数の要件のそれぞれが満たされたことの表示および訓練プロトコルの1つまたは複数の要件が満たされなかったことの表示のうちの1つまたは複数を含み得る。
【0032】
[0039]いくつかの実施形態では、インストラクタは、評価者装置132を使用して訓練任務に障害を取り入れる場合もある。例えば、インストラクタは、間接発砲武器152のシミュレートされた誤動作を引き起こすGUIを使用する選択肢を選択してもよい。評価者装置132は、武器の誤動作を解決するために満たす必要がある要件、ならびに各要件が満たされたかどうかの表示を表示してよい。いくつかの実施形態では、インストラクタは、評価者装置132を使用して、訓練任務の開始前に予備の指示を与えたいと望む、または訓練任務の間またはその完了後にフィードバックを与えたいと望む発砲部隊と通信する場合がある。例えば、音声通信は、評価者装置132を使用して受信/記録されてもよく、発砲部隊の近くに配置されたスピーカ130によって出力されてもよい。一実装形態では、評価者装置132は、インストラクタのために間接発砲武器152の一般的な状態を表示する。間接発砲武器152の一般的な状態は、武器の地理空間位置、武器の向き、武器の温度、武器の健康状態、発砲された砲弾の数、命中した標的の数、逃した標的の数、武器の精度(例えば、標的から砲弾が命中した場所までの平均距離)を含んでよい。
【0033】
[0040]いくつかの実施形態では、武器訓練システム100によって生成された情報は、出力インターフェース134を使用して外部システムに出力されてよい。いくつかの実施形態では、出力インターフェース134は、DISおよび/またはHLAを利用してもよい。武器訓練システム100の出力には、発砲された砲弾の軌道、発砲された砲弾の信管設定、砲弾のタイプ、発砲された砲弾に関連する損傷領域、間接発砲武器152が破壊されたことの指示、間接発砲武器152に関連付けられた発砲部隊が除外されたことの指示、発砲部隊からダウンレンジの友軍への通信などのうちの1つまたは複数が含まれてよい。武器訓練システム100の出力はまた、任務の成功、任務の失敗、完了した目標の数などの訓練任務からの全体的な結果を含んでもよい。いくつかの実施形態では、武器訓練システム100は、出力インターフェース134を介して外部システムからデータを受信する場合もある。一実装形態では、出力インターフェース134はLTE技術を使用する。
【0034】
[0041]図2は、本開示のいくつかの実施形態による、様々なセンサが取り付けられた武器システム150の例を示す。図2に示される実施形態では、方位センサ116は、方位センサ116の一部が砲身156と整列するように長手方向で砲身156に取り付けられる。示される実装形態では、GNSSセンサ118は砲身156の近くで間接発砲武器152に取り付けられ、砲尾センサ124は砲尾154の底面に取り付けられている。示される実装形態では、装薬センサ120は装薬158の外側に取り付けられ、砲弾センサ122は信管162の外側に取り付けられている。他の実装形態も可能である。
【0035】
[0042]図3Aは、本開示のいくつかの実施形態による、間接発砲武器152の一例を示す。図3Aに示される実施形態では、発砲機構112を有する発砲ボックス110は、砲尾154のドアに配置された実際の発砲機構112を模倣するために、砲尾154のドアに取り付けられる。いくつかの実施形態において、発砲ボックス110は、砲尾154のドアへの磁気的接続、接着剤による接続または機械的接続を介して取り付けられてよい。
【0036】
[0043]図3Bは、本開示のいくつかの実施形態による、間接発砲武器152の一例を示す。図3Bに示される実装形態では、発砲機構112を有する発砲ボックス110は、間接発砲武器152の脚部に配置された実際の発砲機構112を模倣するために間接発砲武器152の脚部に取り付けられる。
【0037】
[0044]図4Aは、本開示のいくつかの実施形態による、間接発砲武器152と適合可能な様々な装薬158の一例を示す。図4Aに示す実装形態では、1つの装薬の量を示す装薬センサ120-1が1つの装薬を中に含む装薬バッグに取り付けられ、2つの装薬の量を示す装薬センサ120-2が2つの装薬を中に含む装薬バッグに取り付けられ、3つの装薬の量を示す装薬センサ120-3が、3つの装薬を中に含む装薬バッグに取り付けられ、4つの装薬の量を示す装薬センサ120-4が、4つの装薬を中に含む装填バッグに取り付けられ、5つの装薬の量を示す装薬センサ120-5が、5つの装薬を中に含む装薬バッグに取り付けられる。装薬センサ120のそれぞれは、装薬のタイプを示してもよい。このようにして、砲尾センサ124による単一の装薬センサ120の検出は、装薬の量および装薬のタイプを示してよい。
【0038】
[0045]図4Bは、本開示のいくつかの実施形態による、間接発砲武器152と適合可能な様々な装薬158の別の例を示す。図4Bに示される実装形態では、1つの装薬の量を示す装薬センサ120-1が各装薬バッグに取り付けられている。特定の訓練任務がより多くの装薬量を必要とする場合、複数の装薬バッグが砲尾154に挿入される場合もある。装薬センサ120-1のそれぞれは、装薬のタイプを示してもよい。このようにして、砲尾センサ124による複数の装薬センサ120-1の検出は、装薬の量および装薬のタイプを示し得る。
【0039】
[0046]図5A図5Cは、本開示のいくつかの実施形態による、間接発砲武器152を装填する様々な段階を示す。図5Aを参照すると、第1の砲弾160-1および第1の装薬158-1が、砲尾154に順次挿入され、検出ゾーン125を有する砲尾センサ124によって検出される。示される実装形態では、第1の砲弾160-1および第1の装薬158-1は、それぞれ模造砲弾および模造装薬である。例えば、第1の砲弾160-1は、追加の砲弾が第1の砲弾160-1に挿入されて所定の位置にロックされ得るように、中空であり、基端部で開いていてよい。さらに、第1の装薬158-1は、追加の砲弾が挿入される際、ある程度平らにされ、第1の砲弾160-1の基端の開口部に押し込まれるように圧縮可能であってもよい。第1の装薬158-1は、圧縮可能な材料(例えば、発泡体、インフレータブルなど)で構成されてもよく、第1の装薬158-1の圧縮時に、第1の装薬158-1に取り付けられた、またはそれと一体化された第1の装薬センサ120-1を破壊(または保存)する場合もある。
【0040】
[0047]図5Bを参照すると、第2の砲弾160-2および第2の装薬158-2が砲尾154に順次挿入され、砲尾センサ124によって検出され、第2の砲弾160-2を第1の砲弾160-1に挿入させ、第1の装薬158-1の圧縮を生じさせる。示される実装形態では、第2の砲弾160-2および第2の装薬158-2は、それぞれ第1の砲弾160-1および第1の装薬158-1と同様に模造砲弾および模造装薬である。図5Cを参照すると、第3の砲弾160-3および第3の装薬158-3が、砲尾154に順次挿入され、砲尾センサ124によって検出され、第2の砲弾160-2への第3の砲弾160-3の挿入および第2の装薬158-2の圧縮を生じさせる。示される実装形態では、第3の砲弾160-3および第3の装薬158-3は、それぞれ第1の砲弾160-1および第1の装薬158-2と同様に模造砲弾および模造装薬である。訓練任務の完了後、抽出機構を挿入することにより、砲身156から1つまたは複数の砲弾および装薬を取り除くことができる。いくつかの実施形態では、抽出機構は、それが最後の挿入された砲弾に挿入され、その中でロックされ、すべての挿入された砲弾の除去を可能にするように、挿入された砲弾と同様の形状である。他の実施形態(または同じ実施形態)では、抽出機構を使用して、挿入された砲弾が一度に1つずつ除去される。
【0041】
[0048]図6は、本開示のいくつかの実施形態による、簡略化されたコンピュータシステム600の一例を示す。図6に示すコンピュータシステム600は、発砲ボックス110、方位センサ116、GNSSセンサ118、装薬センサ120、砲弾センサ122、砲尾センサ124、信管セット装置126および評価者装置132などの装置に組み込まれてよい。図6は、様々な実施形態によって提供される方法のステップの一部またはすべてを実行できるコンピュータシステム600の一実施形態の概略図を提供する。図6は、そのうちのいずれか、またはすべてが適切に利用され得る様々な構成要素の一般化された図を提供することのみを意図していることに留意されたい。したがって、図6は、個々のシステム要素が比較的分離された方法または比較的より統合された方法でどのように実装されるかを広く示している。
【0042】
[0049]コンピュータシステム600は、バス605を介して電気的に結合することができる、または必要に応じて通信することができるハードウェア要素を含むように示されている。ハードウェア要素は、限定ではなく1つまたは複数の汎用プロセッサおよび/またはデジタル信号処理チップ、グラフィックス加速プロセッサなどの1つまたは複数の専用プロセッサを含む1つまたは複数のプロセッサ610と、限定ではなくマウス、キーボード、カメラなどを含む1つまたは複数の入力装置615と、限定ではなく、ディスプレイデバイス、プリンタおよび/または同様のものなどを含むことができる1つまたは複数の出力装置620とを含んでよい。
【0043】
[0050]コンピュータシステム600は、限定ではなくローカルおよび/またはネットワークアクセス可能なストレージを含むことができる、および/または限定ではなく、ディスクドライブ、ドライブアレイ、光記憶装置、ランダムアクセスメモリ(「RAM」)などのソリッドステート記憶装置、および/またはプログラム可能、フラッシュ更新可能であり得る読み取り専用メモリ(「ROM」)などを含むことができる1つまたは複数の非一時的記憶装置625をさらに含んでよい、および/またはそれと通信してもよい。そのような記憶装置は、限定ではなく様々なファイルシステム、データベース構造などを含む、任意の適切なデータストアを実装するように構成されてもよい。
【0044】
[0051]コンピュータシステム600はまた、限定ではなくモデム、ネットワークカード(無線または有線)、赤外線通信デバイス、無線通信デバイス、および/またはBluetooth(登録商標)デバイス、802.11デバイス、Wi-Fiデバイス、WiMAX(商標)デバイス、セルラー通信設備などのチップセット、および/または同様のものを含むことができる通信サブシステム630を含む場合もある。通信サブシステム630は、1つまたは複数の入力および/または出力通信インターフェースを含み、一例として挙げるために以下に説明するネットワークなどのネットワーク、他のコンピュータシステム、テレビ、および/または本明細書に記載の他の装置とデータを交換することを可能にする。所望の機能および/または他の実装形態の懸念に応じて、携帯電子機器または同様の機器が、通信サブシステム630を介して画像および/または他の情報を通信することができる。他の実施形態では、携帯用電子機器、例えば第1の電子装置は、例えば、入力装置615としての電子装置など、コンピュータシステム600に組み込まれてもよい。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、上述のように、RAMまたはROMデバイスを含むことができるワーキングメモリ635をさらに含むであろう。
【0045】
[0052]コンピュータシステム600はまた、オペレーティングシステム640、デバイスドライバ、実行可能ライブラリおよび/または1つまたは複数のアプリケーションプログラム645などの他のコードを含む、ワーキングメモリ635内に現在位置するものとして示されるソフトウェア要素を含むこともでき、これらは、様々な実施形態により提供されるコンピュータプログラムを含んでよく、および/または本明細書に記載される他の実施形態によって提供される方法を履行する、および/またはそのように提供されるシステムを構成するように設計されてもよい。単に例として、図6に関連して説明したものなど、上記で考察した方法に関して説明した1つまたは複数の手順は、コンピュータおよび/またはコンピュータ内のプロセッサによって実行可能なコードおよび/または命令として実装されてよく、ある態様では、この場合そのようなコードおよび/または命令を使用して、説明した方法に従って1つまたは複数の動作を実行するように汎用コンピュータまたは他の装置を構成する、および/または適合させることができる。
【0046】
[0053]これらの命令および/またはコードのセットは、上記の記憶装置625などの非一時的なコンピュータ可読記憶媒体に格納されてもよい。一部の例では、記憶媒体は、コンピュータシステム600などのコンピュータシステム内に組み込まれる場合もある。他の実施形態では、記憶媒体を使用して、そこに格納された命令/コードによって汎用コンピュータをプログラムする、構成する、および/または適合させることができるように、記憶媒体は、例えば、コンパクトディスクなどの取り外し可能媒体などコンピュータシステムとは別個であってよい、および/またはインストールパッケージで提供されてもよい。これらの命令は、コンピュータシステム600によって実行可能な実行可能コードの形態を採る場合がある、および/またはコンピュータシステム600上でのコンパイル時および/またはインストール時に、例えば様々な一般的に利用可能なコンパイラ、インストールプログラム、圧縮/解凍ユーティリティなどのいずれかを利用して、その後実行可能コードの形式を採るソースおよび/またはインストール可能なコードの形態を採る場合もある。
【0047】
[0054]当業者には、特定の要件に従って実質的な変更を行うことができることは明らかであろう。例えば、カスタマイズされたハードウェアが使用される場合もある、および/または特定の要素がハードウェア、アプレットなどのポータブルソフトウェアを含むソフトウェア、またはその両方に実装される場合もある。さらに、ネットワーク入力/出力デバイスなどの他のコンピューティングデバイスへの接続が採用されてもよい。
【0048】
[0055]上述のように、一態様では、いくつかの実施形態は、コンピュータシステム600などのコンピュータシステムを使用して、本技術の様々な実施形態による方法を実行することができる。一組の実施形態によれば、そのような方法の手順の一部またはすべては、オペレーティングシステム640および/またはワーキングメモリ635に含まれるアプリケーションプログラム645などの他のコードに組み込まれ得る1つまたは複数の命令の1つまたは複数のシーケンスを実行するプロセッサ610に応じて、コンピュータシステム600によって実行される。そのような命令は、1つまたは複数の記憶装置625などの別のコンピュータ可読媒体からワーキングメモリ635に読み込まれてもよい。単に例として、ワーキングメモリ635に含まれる命令のシーケンスの実行により、プロセッサ610に、本明細書で説明する方法の1つまたは複数の手順を実行させることができる。追加で、または代替として、本明細書で説明される方法の一部は、専用ハードウェアを介して実行されてもよい。
【0049】
[0056]本明細書で使用される「機械可読媒体」および「コンピュータ可読媒体」という用語は、機械を特定の方法で動作させるデータの提供に関与する任意の媒体を指す。コンピュータシステム600を使用して実施される一実施形態では、様々なコンピュータ可読媒体が、実行のためにプロセッサ610に命令/コードを提供することに関与し得る、および/またはそのような命令/コードを格納する、および/または伝達するのに使用される場合もある。多くの実装形態では、コンピュータ可読媒体は物理的および/または有形の記憶媒体である。そのような媒体は、不揮発性媒体または揮発性媒体の形を採る場合がある。不揮発性媒体には、例えば、記憶装置625などの光学および/または磁気ディスクが含まれる。揮発性媒体には、ワーキングメモリ635などのダイナミックメモリが含まれるが、これに限定されるものではない。
【0050】
[0057]物理的および/または有形のコンピュータ可読媒体の一般的な形式には、例えば、フロッピーディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープまたはその他の磁気媒体、CD-ROM、その他の光学媒体、パンチカード、穿孔テープ、穴のパターンを持つ任意の他の物理的媒体、RAM、PROM、EPROM、FLASH-EPROM、任意の他のメモリチップまたはカートリッジ、あるいはコンピュータが命令および/またはコードを読み取ることができる任意の他の媒体が含まれる。
【0051】
[0058]様々な形態のコンピュータ可読媒体は、実行のために1つまたは複数の命令の1つまたは複数のシーケンスをプロセッサ610に伝達することに関与してよい。単に例として、命令は最初にリモートコンピュータの磁気ディスクおよび/または光ディスクで伝達されてもよい。リモートコンピュータは、その動的メモリに命令をロードし、コンピュータシステム600によって受信および/または実行される伝送媒体を介して信号として命令を送信する場合がある。
【0052】
[0059]通信サブシステム630および/またはその構成要素が大まかに信号を受信し、バス605が次に、信号によって伝達された信号および/またはデータ、命令などをワーキングメモリ635に伝達することができ、そこからプロセッサ610が命令を取り出し実行する。ワーキングメモリ635によって受信された命令は、プロセッサ610による実行の前または後のいずれかに、非一時的記憶装置625に任意選択で格納されてもよい。
【0053】
[0060]上記で考察した方法、システムおよびデバイスは例である。様々な構成では、必要に応じて様々な手順または構成要素を省略、置換または追加することができる。例えば、代替の構成では、方法は説明された順序とは異なる順序で実行されてもよく、および/または様々な段階が追加される、省略される、および/または組み合わされてもよい。また、特定の構成に関して説明した機能は、様々な他の構成で組み合わせることもできる。構成の様々な態様および要素は、同様の方法で組み合わせることもできる。また、技術は進化しているため、要素の多くは例であり、本開示の範囲または特許請求の範囲を限定するものではない。
【0054】
[0061]実装形態を含む例示的な構成の完全な理解を提供するために、特定の詳細が説明に提供されている。しかしながら、これらの特定の詳細なしでも構成は実行されてよい。例えば、よく知られている回路、プロセス、アルゴリズム、構造および技術は、構成が不明瞭になることを避けるために不必要な詳細なしで示されている。この説明は構成例のみを提供するものであり、特許請求の範囲、適用可能性または構成を制限するものではない。むしろ、構成の前述の説明は、記載された技術を実施するための実施可能な説明を当業者に提供するであろう。本開示の精神または範囲から逸脱することなく、要素の機能および配置に様々な変更が加えられてもよい。
【0055】
[0062]また、構成は、概略フローチャートまたはブロック図として描かれるプロセスとして説明される場合もある。それぞれが操作を逐次プロセスとして説明する場合もあるが、操作の多くは並行して、または同時に実行することができる。さらに、操作の順序を並べ替えることもできる。プロセスには、図に含まれていない追加のステップがある場合もある。さらに、方法の例は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語またはそれらの任意の組み合わせによって実装されてもよい。ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、またはマイクロコードで実装される場合、必要なタスクを実行するためのプログラムコードまたはコードセグメントは、記憶媒体などの非一時的なコンピュータ可読媒体に格納されてよい。プロセッサは、説明されているタスクを実行してよい。
【0056】
[0063]いくつかの例示的な構成を説明してきたが、本開示の精神から逸脱することなく、様々な修正、代替構成および同等物が使用されてよい。例えば、上記の要素は、より大きなシステムの構成要素である場合もあり、その場合、他のルールが技術の利用より優先されるか、そうでなければ技術の利用の変更を行う場合がある。また、上記の要素を検討する前、検討中、または検討後に、いくつかのステップに取りかかる場合もある。したがって、上記の説明は特許請求の範囲を拘束するものではない。
【0057】
[0064]本明細書および添付の特許請求の範囲で使用されるように、単数形「a」、「an」および「the」は、文脈からそうでないことが明確に示されない限り、複数の参照も含んでいる。したがって、例えば、「ユーザ」への言及には複数のそのようなユーザが含まれ、「プロセッサ」への言及には、1つまたは複数のプロセッサ、および当業者に知られている同等物などへの言及が含まれる。
【0058】
[0065]また、「備える(comprise)」、「備えている(comprising)」、「包含する(contains)」、「包含している(containing)」、「含む(include)」、「含んでいる(including)」、および「含む(includes)」という言葉は、本明細書および下記の特許請求の範囲で使用される際、記載された機能、整数、構成要素またはステップの存在を特定することを意図しているが、それらは、1つまたは複数の他の機能、整数、構成要素またはステップ、行為または集合の存在または追加を排除するものではない。
図1
図2
図3A
図3B
図4A
図4B
図5A
図5B
図5C
図6