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▶ 神田 久一の特許一覧

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  • 特許-包装食品用ホルダー 図1
  • 特許-包装食品用ホルダー 図2
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  • 特許-包装食品用ホルダー 図5
  • 特許-包装食品用ホルダー 図6
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-23
(45)【発行日】2022-03-31
(54)【発明の名称】包装食品用ホルダー
(51)【国際特許分類】
   B65D 25/20 20060101AFI20220324BHJP
   A45C 11/20 20060101ALI20220324BHJP
【FI】
B65D25/20 Z
A45C11/20 Z
【請求項の数】 1
(21)【出願番号】P 2019186356
(22)【出願日】2019-09-21
(65)【公開番号】P2021050036
(43)【公開日】2021-04-01
【審査請求日】2021-06-07
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】515240887
【氏名又は名称】神田 久一
(72)【発明者】
【氏名】神田 久一
(72)【発明者】
【氏名】神田 孝子
【審査官】金丸 治之
(56)【参考文献】
【文献】特開2006-103733(JP,A)
【文献】特開2016-216089(JP,A)
【文献】特開2014-162515(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 25/20
A45C 11/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
四角形の底面(1)の左右両端に、外側に凸となるように湾曲させて弾性をもたせた左腕面(2)と右腕面(3)を左右一対に対向させて設けると共に、前記左腕面(2)と前記右腕面(3)のそれぞれの上端部内側に、包装食品容器(4)のつば(5)を挟んでスライド着脱する左溝ガイド部(2’)と右溝ガイド部(3’)を対向させて設け、かつ、左右対称形状を特徴とした包装食品用ホルダー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、電子レンジで加熱することが出来る無菌パックと称される包装食品に使用する包装食品用ホルダー関する。
【背景技術】
【0002】
従来、種々の包装食品は包装状態のまま、直接電子レンジで加熱される包装食品は特に、包装米飯(通称パックごはん)が普及している。
この様な包装食品用品としては、例えば下記特許文献で開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】実願2016-003575号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、直接電子レンジで加熱した包装食品は、厚みのない合成樹脂製の容器で、手で持つと熱さが直接伝わり、又、強度も無く柔らか過ぎた。
そのうえ、形状も浅型容器なので不安定であり、卓上に置いて食べるか、お茶碗のように持って食べるには、少し冷えるのを待たなければならなかった。
又、卵かけご飯や、お茶漬けは容器につばが有って、食べづらかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
底面(1)の両側に内方向に湾曲させて弾性をもたせた左腕面(2)と右腕面(3)を対向させて設けると共に、それぞれの上端部に包装食品容器(4)のつば(5)を挟む、左溝ガイド部(2’)と右溝ガイド部(3’)を対向させて設けた左右対称形状の包装食品用ホルダー。
【発明の効果】
【0006】
本発明の構成は上記のとおり単純な構造で、電子レンジで加熱した包装食品の容器に装着して使用するもので包装食品が熱くとも、容器をお茶碗のように手で持って食べる事を容易にした。
特に、包装米飯はホルダーの構成に弾力性が有るので、卵かけご飯やお茶漬けにも対応した。
又、包装食品がお茶碗のように扱えることにより、病人や介護人にも優しく扱い易くなるので、介護用品としても使える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明に係る包装食品用ホルダーを示す斜視図。
図2】同、包装食品用ホルダーを示す形態図
図3】同、包装食品用ホルダーを示す形態図
図4】同、包装食品用ホルダーを示す形態図
図5】同、包装食品用ホルダーを示す形態図
図6】同、包装食品用ホルダーを示す形態図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を実施するための形態について図1から図6に基づき説明する。
【0009】
図1は本発明の構成を示す斜視図であって、
イ、図1の包装食品用ホルダー(A)に熱くなった、包装食品容器(4)のふたである密着シールを剥がしたら、図2のように、左右対称形状なので方向性が無く、どちら側からでも差し込めるので、包装食品容器(4)のつば(5)の先を、左右の溝ガイド部(2’)、(3’)に、狭ければ少し広げて差し込んでスライドさせ、包装食品用ホルダー(A)を包装食品容器(4)の中央に移動させる。
なお、左右の溝ガイド部の形状の上側は、親指を掛けるので左右対称形状なら、平らでも良いが、溝の下側は図のように丸ければ、つば(5)の長さが製造メーカで異なって長い場合でも、溝の深さで停まらずに下側に沿って進むので対応できる。
ロ、図3のように一般のお茶碗の底に設けてある高台(6)や、滑り止め、を設ければ、扱い易いが、無くとも良い。
ハ、図4は卵かけご飯や、お茶漬けではホルダー(A)を持ったまま、両腕面に鷲づかみのように力を加えると、容器の中央に谷ができるので、そこに口を近づけて、かき込んで食べることができることを示す図。そして、手の力を抜くと元の形状に戻る。
ニ、図5は底面(1)が平らに限定しない実施例であって(a)のように湾曲した底面は置いた場合に安定しないのでお茶碗のような高台(6)が必要である。
又、底面が平らであっても、図4のようにかなり容器を湾曲させるときに弾力性に影響させない為に、高台(6)は図6で示すように小判型でも良く、又、図5の(b)のように川の字状の滑り止めを設けてもよい。
又、本発明は包装食品用ホルダーとしたが、店舗から持ち帰りのお惣菜や鰻丼弁当などの各弁当に使用すると重宝する。
又、本発明の構成は単純な構造でコストも安いので、百円ショップや包装食品会社のロゴやネームを入たり、キャラクターやイラスト入りで販促商品にも利用できる。
そして、包装食品用ホルダーを使用しない時は、包装食品に使用するときの様にあらかじめ、セットしておけば保管場所を探す事もなく、邪魔にもならない。
【符号の説明】
【0010】
(A):包装食品用ホルダー
(1):底面
(2):左腕面
(3):右腕面
(2’):左溝ガイド部
(3’):右溝ガイド部
(4):包装食品容器
(5):つば
(6):高台
図1
図2
図3
図4
図5
図6