(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-23
(45)【発行日】2022-03-31
(54)【発明の名称】単焦点撮像光学系、レンズユニット、及び撮像装置
(51)【国際特許分類】
G02B 13/04 20060101AFI20220324BHJP
G02B 13/18 20060101ALI20220324BHJP
【FI】
G02B13/04 D
G02B13/18
(21)【出願番号】P 2019539600
(86)(22)【出願日】2018-08-29
(86)【国際出願番号】 JP2018032035
(87)【国際公開番号】W WO2019044934
(87)【国際公開日】2019-03-07
【審査請求日】2020-12-23
(31)【優先権主張番号】P 2017165207
(32)【優先日】2017-08-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000001270
【氏名又は名称】コニカミノルタ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109221
【氏名又は名称】福田 充広
(72)【発明者】
【氏名】山下 敦司
【審査官】殿岡 雅仁
(56)【参考文献】
【文献】特開2009-092798(JP,A)
【文献】特開2008-257109(JP,A)
【文献】特開昭61-123810(JP,A)
【文献】特開2006-251437(JP,A)
【文献】特開2004-245982(JP,A)
【文献】特開2017-156570(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02B 9/00 - 17/08
G02B 21/02 - 21/04
G02B 25/00 - 25/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
物体側から順に、
負の屈折力を有する第1レンズと、
両凹形状の第2レンズと、
両凸形状の第3レンズと、
絞りと、
正の屈折力を有する第4レンズと、
近軸領域で物体側面が凸面である負の第5レンズと、
正の屈折力を有する第6レンズと、
から実質的にな
り、
前記第2、第3、第5、及び第6レンズはプラスチックより構成され、以下の条件式を満足する単焦点撮像光学系。
-0.4≦f×Σ(1/fplk)≦-0.2 … (8)
fplk:物体側からk番目のプラスチックレンズの焦点距離
f:全系の焦点距離
【請求項2】
以下の条件式を満足する請求項1に記載の単焦点撮像光学系。
νL4≧65 … (9)
νL4:前記第4レンズのアッベ数
【請求項3】
物体側から順に、
負の屈折力を有する第1レンズと、
両凹形状の第2レンズと、
両凸形状の第3レンズと、
絞りと、
正の屈折力を有する第4レンズと、
近軸領域で物体側面が凸面である負の第5レンズと、
正の屈折力を有する第6レンズと、
から実質的になり、
以下の条件式を満足する単焦点撮像光学系。
νL4≧65 … (9)
νL4:前記第4レンズのアッベ数
【請求項4】
以下の条件式を満足する請求項1
~3のいずれか一項に記載の単焦点撮像光学系。
0.1<(d34/f)/(tan(w/2))<0.8 … (1)
d34:前記第3レンズと前記第4レンズとの間隔
f:全系の焦点距離
w:最大半画角
【請求項5】
以下の条件式を満足する請求項1
~4のいずれか一項に記載の単焦点撮像光学系。
-3≦f2/f≦-1 … (2)
f2:前記第2レンズの焦点距離
f:全系の焦点距離
【請求項6】
以下の条件式を満足する請求項1~
5のいずれか一項に記載の単焦点撮像光学系。
3≦f3/f≦6 … (3)
f3:前記第3レンズの焦点距離
f:全系の焦点距離
【請求項7】
以下の条件式を満足する請求項1~
6のいずれか一項に記載の単焦点撮像光学系。
-3≦f5/f≦-1 … (4)
f5:前記第5レンズの焦点距離
f:全系の焦点距離
【請求項8】
以下の条件式を満足する請求項1~
7のいずれか一項に記載の単焦点撮像光学系。
2≦f1/f2≦5.5 … (5)
f1:前記第1レンズの焦点距離
f2:前記第2レンズの焦点距離
【請求項9】
以下の条件式を満足する請求項1~
8のいずれか一項に記載の単焦点撮像光学系。
-8≦f1/f≦-5 … (6)
f1:前記第1レンズの焦点距離
f:全系の焦点距離
【請求項10】
以下の条件式を満足する請求項1~
9のいずれか一項に記載の単焦点撮像光学系。
1.5≦f4/f≦3 … (7)
f4:前記第4レンズの焦点距離
f:全系の焦点距離
【請求項11】
以下の条件式を満足する請求項1~10のいずれか一項に記載の単焦点撮像光学系。
1.8≦nL1 … (10)
nL1:前記第1レンズの屈折率
【請求項12】
請求項1~11のいずれか一項に記載の単焦点撮像光学系と、
前記単焦点撮像光学系を保持する鏡筒と、
を備えるレンズユニット。
【請求項13】
請求項1~11のいずれか一項に記載の単焦点撮像光学系と、
前記単焦点撮像光学系から得られる像を検出する撮像素子と、
を備える撮像装置。
【請求項14】
前記単焦点撮像光学系を保持する鏡筒を備える請求項13に記載の撮像装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、広角の単焦点撮像光学系、レンズユニット、及び撮像装置に関し、特に180°以上の画角を有する単焦点撮像光学系等に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、車載用の撮像光学系では、180°以上の画角を有し、小型かつ解像度の高いものが要望されている。この種の撮像光学系として、物体側から順に、負レンズ、負レンズ、正レンズ、正レンズ、負レンズ、及び正レンズを配置した6枚構成で、第3レンズの像側の面を平面又は凹面としたものが公知となっている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
しかし、特許文献1の撮像光学系では、広い画角を確保できているが、光学全長が長い、サジタル像面湾曲が大きい、周辺光量比が低い等、光学系の大きさや光学性能の観点で上記要望を十分満たしているとは言えなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【0005】
本発明は、上記背景技術に鑑みてなされたものであり、広い画角を有しつつも小型で高い光学性能を有する単焦点撮像光学系を提供することを目的とする。
【0006】
また、本発明は、上記単焦点撮像光学系を備えたレンズユニット及び撮像装置を提供することを目的とする。
【0007】
上記した目的のうち少なくとも一つを実現するために、本発明の一側面を反映した第1の単焦点撮像光学系は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズと、両凹形状の第2レンズと、両凸形状の第3レンズと、絞りと、正の屈折力を有する第4レンズと、近軸領域で物体側面が凸面である負の第5レンズと、正の屈折力を有する第6レンズとから実質的になり、2、第3、第5、及び第6レンズはプラスチックより構成され、以下の条件式を満足する。
-0.4≦f×Σ(1/fplk)≦-0.2 … (8)
fplk:物体側からk番目のプラスチックレンズの焦点距離
f:全系の焦点距離
上記した目的のうち少なくとも一つを実現するために、本発明の一側面を反映した第2の単焦点撮像光学系は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズと、両凹形状の第2レンズと、両凸形状の第3レンズと、絞りと、正の屈折力を有する第4レンズと、近軸領域で物体側面が凸面である負の第5レンズと、正の屈折力を有する第6レンズとから実質的になり、
以下の条件式を満足する。
νL4≧65 … (9)
νL4:前記第4レンズのアッベ数
【0008】
上記した目的のうち少なくとも一つを実現するために、本発明の一側面を反映したレンズユニットは、上述の単焦点撮像光学系と、単焦点撮像光学系を保持する鏡筒とを備える。
【0009】
上記した目的のうち少なくとも一つを実現するために、本発明の一側面を反映した撮像装置は、上述の単焦点撮像光学系と、単焦点撮像光学系から得られる像を検出する撮像素子とを備える。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の一実施形態である単焦点撮像光学系を備える撮像装置を説明する図である。
【
図2】
図2Aは、実施例1の単焦点撮像光学系の断面図であり、
図2B及び2Cは、実施例1の縦収差図である。
【
図3】
図3Aは、実施例2の単焦点撮像光学系の断面図であり、
図3B及び3Cは、実施例2の縦収差図である。
【
図4】
図4Aは、実施例3の単焦点撮像光学系の断面図であり、
図4B及び4Cは、実施例3の縦収差図である。
【
図5】
図5Aは、実施例4の単焦点撮像光学系の断面図であり、
図5B及び5Cは、実施例4の縦収差図である。
【
図6】
図6Aは、実施例5の単焦点撮像光学系の断面図であり、
図6B及び6Cは、実施例5の縦収差図である。
【
図7】
図7Aは、実施例6の単焦点撮像光学系の断面図であり、
図7B及び7Cは、実施例6の縦収差図である。
【
図8】
図8Aは、実施例7の単焦点撮像光学系の断面図であり、
図8B及び8Cは、実施例7の縦収差図である。
【
図9】
図9Aは、実施例8の単焦点撮像光学系の断面図であり、
図9B及び9Cは、実施例8の縦収差図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1は、本発明の一実施形態に係る撮像装置100を示す図である。撮像装置100は、画像信号を形成するためのカメラモジュール30と、カメラモジュール30を動作させることにより撮像装置100としての機能を発揮させる処理部60とを備える。
【0012】
カメラモジュール30は、単焦点撮像光学系10を内蔵するレンズユニット40と、単焦点撮像光学系10によって形成された被写体像を画像信号に変換するセンサー部50とを備える。カメラモジュール30は、以下に詳述する単焦点撮像光学系10を組み込んでおり、広い画角が確保され、小型で高い光学性能を有する撮像装置100を提供することができる。
【0013】
レンズユニット40は、広角光学系である単焦点撮像光学系10と、単焦点撮像光学系10を組み付けた鏡筒41とを備える。
【0014】
単焦点撮像光学系10は、後に詳述するが、第1~第6レンズL1~L6を備え、絞りSTを挟んで、物体側に前群を構成する第1~第3レンズL1~L3を有し、像側に後群を構成する第4~第6レンズL4~L6を有する。
【0015】
鏡筒41は、金属、樹脂、樹脂にグラスファイバーを混合したもの等で形成され、単焦点撮像光学系10を内部に収納し保持している。鏡筒41を金属、樹脂にグラスファイバーを混合したもので形成する場合、樹脂よりも膨張しにくく、単焦点撮像光学系10を安定して固定することができる。鏡筒41は、物体側からの光線束を入射させる開口OP1を有する。
【0016】
単焦点撮像光学系10を構成する第1~第6レンズL1~L6は、それらのフランジ部若しくは外周部において鏡筒41の内面側に直接的又は間接的に保持されており、光軸AX方向及び光軸AXに垂直な方向に関しての位置決めがなされている。
【0017】
センサー部50は、単焦点撮像光学系10によって形成された被写体像を光電変換する固体撮像素子51と、この固体撮像素子51を背後から支持するとともに配線、周辺回路等を設けた基板52と、基板52を介して固体撮像素子51を保持するセンサーホルダー53とを備える。固体撮像素子51は、例えばCMOS型のイメージセンサーである。基板52は、固体撮像素子51を動作させるための配線、周辺回路等を備える。センサーホルダー53は、樹脂その他の材料で形成され、固体撮像素子51を光軸AX対して位置決めするだけでなく、固体撮像素子51に対向するように平行平板Fを支持している。レンズユニット40の鏡筒41はセンサーホルダー53に嵌合するように位置決めされた状態で固定されている。
【0018】
固体撮像素子(撮像素子)51は、撮像面Iを有する光電変換部51aを備え、その周囲には、不図示の信号処理回路が形成されている。なお、固体撮像素子51は、上述のCMOS型のイメージセンサーに限るものでなく、CCDその他を適用したものであってもよい。
【0019】
単焦点撮像光学系10と固体撮像素子51との間に配置された平行平板Fは、光学的ローパスフィルター、固体撮像素子のシールガラス、IRカットフィルター、波長選択フィルター等である。
【0020】
処理部60は、駆動部61と、入力部62と、記憶部63と、表示部64と、制御部68とを備える。駆動部61は、制御部68からデジタル制御信号等の供給を受けることによって、固体撮像素子51を動作させている。駆動部61は、固体撮像素子51から画像データとしてYUVその他のデジタル画素信号を受け取って制御部68に転送する。入力部62は、ユーザーの操作或いは外部装置からのコマンドを受け付ける部分であり、記憶部63は、撮像装置100の動作に必要な情報、カメラモジュール30によって取得した画像データ等を保管する部分であり、表示部64は、ユーザーに提示すべき情報、撮影した画像等を表示する部分である。制御部68は、駆動部61、入力部62、記憶部63等の動作を統括的に制御しており、例えばカメラモジュール30によって得た画像データに対して種々の画像処理を行うことができ、かかる画像データを外部回路へ出力することができる。
【0021】
以下、
図1を参照して、実施形態の単焦点撮像光学系10の詳細について説明する。なお、
図1で例示した単焦点撮像光学系10は、後述する実施例1の単焦点撮像光学系10Aと同一の構成となっている。
【0022】
図示の単焦点撮像光学系10は、固体撮像素子51の撮像面Iに被写体像を結像させる広角レンズであって、物体側からの順で、負の屈折力を有する第1レンズL1、両凹形状の第2レンズL2、両凸形状の第3レンズL3、絞りST、正の屈折力を有する第4レンズL4、近軸領域で物体側面が凸面である負の第5レンズL5、及び正の屈折力を有する第6レンズL6からなる。ここで、第1レンズL1は、ガラスで形成され、球面で構成される球面タイプのレンズであり、第4レンズL4は、ガラスで形成され、非球面で構成される非球面タイプのレンズである。第2、第3、第5、及び第6レンズL2,L3,L5,L6は、プラスチックでそれぞれ形成され、少なくとも1つの非球面形状をそれぞれ有する。
【0023】
この単焦点撮像光学系10は、180°以上の画角を有する広角レンズであり、負レンズ先行のレトロフォーカス型とすることにより前玉径を小さくでき、各種フィルターとして機能する平行平板F、固体撮像素子51の封止ガラス等を設置するのに十分なバックフォーカスを確保できる。また、負レンズを第1及び第2レンズL1,L2の2枚構成とすることで、負のパワーを分割し、負レンズが1枚のときよりも性能向上及び誤差感度低減を図ることができる。また、第3レンズL3を両凸形状とすることで十分な正パワーを確保し、絞りSTより前のレンズ群において、第1レンズL1や第2レンズL2の負レンズで発生する収差を打消し良好な光学性能を確保できる。さらに、第4レンズL4、第5レンズL5、及び第6レンズL6を正負正のパワー配置とすることで、いわゆるトリプレットとなり、絞りSTより後ろのレンズ群での収差補正が良好となる。さらに、第5レンズL5の物体側面S51が近軸領域で凸面であると、第4レンズL4と第5レンズL5との主点間隔は広がり、第4及び第5レンズL4,L5がそれぞれ同じパワーでも、第4レンズL4と第5レンズL5との合成パワーを主点間隔が狭いときよりも強めることができるため、第4及び第5レンズL4,L5のそれぞれで発生する収差や誤差感度を抑制しながら単焦点撮像光学系10を小型化することができる。なお、色収差、球面収差や誤差感度抑制のため、第4及び第5レンズL4,L5や、第5及び第6レンズL5,L6等を互いに接合してもよい。
【0024】
単焦点撮像光学系10は、以下の条件式(1)を満たす。
0.1<(d34/f)/(tan(w/2))<0.8 … (1)
ここで、値d34は第3レンズL3と第4レンズL4との間隔であり、値fは全系の焦点距離であり、値wは最大半画角である。
【0025】
上記条件式(1)の値(d34/f)/(tan(w/2))が下限を上回ることで、第3レンズL3と第4レンズL4との間隔が狭くなりすぎず、干渉を防げたり、両レンズの誤差感度を抑制したりすることができる。一方、上記条件式の値(d34/f)/(tan(w/2))が上限を下回ることで光学系の大型化を防ぐことができる。
【0026】
単焦点撮像光学系10は、以下の条件式(2)を満たす。
-3≦f2/f≦-1 … (2)
ここで、値f2は第2レンズL2の焦点距離である。
【0027】
上記条件式(2)の値f2/fを上限以下とすることで、第2レンズL2の屈折力が強くなりすぎず、ここで発生する非点収差や、製造誤差による性能変動を抑えることができる。一方、上記条件式(2)の値f2/fを下限以上とすることで、第2レンズL2の屈折力が弱くなりすぎず、光学系を小型に維持することができる。
【0028】
単焦点撮像光学系10は、以下の条件式(3)を満たす。
3≦f3/f≦6 … (3)
ここで、値f3は第3レンズL3の焦点距離である。
【0029】
上記条件式(3)の値f3/fを下限以上とすることで、第3レンズL3の屈折力が強くなりすぎず、ここで発生する球面収差及びコマ収差や、製造誤差による性能変動を抑えることができる。一方、上記条件式(3)の値f3/fを上限以下とすることで、第3レンズL3の屈折力が弱くなりすぎず、光学系を小型に維持することができる。
【0030】
単焦点撮像光学系10は、以下の条件式(4)を満たす。
-3≦f5/f≦-1 … (4)
ここで、値f5は第5レンズの焦点距離である。
【0031】
上記条件式(4)の値f5/fを上限以下とすることで、第5レンズL5の屈折力が強くなりすぎず、ここで発生する非点収差や、製造誤差による性能変動を抑えることができる。一方、上記条件式(4)の値f5/fを下限以上とすることで、第5レンズL5の屈折力が弱くなりすぎず、光学系を小型に維持することができる。
【0032】
単焦点撮像光学系10は、以下の条件式(5)を満たす。
2≦f1/f2≦5.5 … (5)
【0033】
上記条件式(5)の値f1/f2を下限以上とすることで、第1レンズL1の屈折力が第2レンズL2に対し強くなりすぎず、第1レンズL1の負担を比較的減らせるため、第1レンズL1で発生する非点収差や誤差感度を抑制できる。一方、上記条件式(5)の値f1/f2を上限以下とすることで、第2レンズL2の屈折力が第1レンズL1に対し強くなりすぎず、第2レンズL2の負担を比較的減らすことができるため、この第2レンズL2で発生する非点収差や誤差感度を抑制できる。
【0034】
単焦点撮像光学系10は、以下の条件式(6)を満たす。
-8≦f1/f≦-5 … (6)
【0035】
上記条件式(6)の値f1/fを上限以下とすることで、第1レンズL1の屈折力が強くなりすぎず、ここで発生する非点収差や、製造誤差による性能変動を抑えることができる。一方、上記条件式(6)の値f1/fを下限以上とすることで、第1レンズL1の屈折力が弱くなりすぎず、前玉径が大きくなりすぎず、ひいては光学系を小型に維持することができる。
【0036】
単焦点撮像光学系10は、以下の条件式(7)を満たす。
1.5≦f4/f≦3 … (7)
ここで、値f4は第4レンズL4の焦点距離である。
【0037】
上記条件式(7)の値f4/fを下限以上とすることで、第4レンズL4の屈折力が強くなりすぎず、ここで発生する球面収差及びコマ収差や、製造誤差による性能変動を抑えることができる。一方、上記条件式(7)の値f4/fを上限以下とすることで、第4レンズL4の屈折力が弱くなりすぎず、光学系を小型に維持することができる。
【0038】
単焦点撮像光学系10は、以下の条件式(8)を満たす。
-0.4≦f×Σ(1/fplk)≦-0.2 … (8)
ここで、値fplkは物体側からk番目のプラスチックレンズの焦点距離である。
【0039】
上記のように、第2レンズL2、第3レンズL3、第5レンズL5、及び第6レンズL6をプラスチックレンズとすることにより、絞りの前後において正及び負のパワーのプラスチックレンズを1組ずつ配置でき、温度変化時のピント移動や収差変動を抑えることができる。ここで、第2レンズL2はk=1、第3レンズL3はk=2、第5レンズL5はk=3、第6レンズL6はk=4である。また、上記条件式(8)の値f×Σ(1/fplk)を下限以上とすることで、プラスチックレンズの焦点距離の和が負の値側に大きくなりすぎないので、温度が高温側に変化したときのレンズから焦点までの距離が短くなりすぎなくてすみ、温度が低温側に変化したときのレンズから焦点までの距離が長くなりすぎなくてすむ。一方、上記条件式(8)の値f×Σ(1/fplk)を上限以下とすることで、プラスチックレンズの焦点距離の和が負の値側に小さくなりすぎないので、温度が高温側に変化したときのレンズから焦点までの距離が長くなりすぎなくてすみ、温度が低温側に変化したときのレンズから焦点までの距離が短くなりすぎなくてすむ。また、レンズL2,L3,L5,L6をプラスチック化することで光学系を軽量化したり、射出成形等により非球面を付加することで球面時よりも形状自由度が増し、収差を良好に補正したりすることができる。
【0040】
単焦点撮像光学系10は、以下の条件式(9)を満たす。
νL4≧65 … (9)
ここで、値νL4は第4レンズL4のアッベ数である。
【0041】
上記条件式(9)を満たすことで、第4レンズL4で発生する色収差を小さく抑えることができる。なお、値νL4については、
νL4≧70
にすれば効果が高まり、
νL4≧75
にすればさらに効果が高まる。
【0042】
単焦点撮像光学系10は、以下の条件式(10)を満たす。
1.8≦nL1 … (10)
ここで、値nL1は第1レンズL1の屈折率である。
【0043】
上記条件式(10)を満たすことで、第1レンズL1が同じパワーでも曲率半径を緩くすることができ、この面で発生する非点収差等を小さく抑えることができる。また、前玉小径化のために第1レンズL1のパワーを強くしても比較的収差が発生しにくく、光学系の小型化と高性能化とを両立できる。
【0044】
なお、単焦点撮像光学系10は、実質的に屈折力を有しないその他の光学素子(例えばレンズ、フィルター部材等)をさらに有するものであってもよい。
【0045】
本実施形態の単焦点撮像光学系10は、フォーカス機能のない固定焦点用のカメラモジュール30又は撮像装置100に用いることを前提としている。つまり、鏡筒41には、レンズの可動機構を設けていない。
【0046】
平行平板Fは、必須のものではなく、例えば波長選択用のフィルターは、別体として配置する構造とせずその機能をレンズに付与することが望ましい。例えば、赤外カットフィルターの場合、赤外カットコートを1枚又は複数枚のレンズ表面上に実施してもよい。
【0047】
単焦点撮像光学系10又は撮像装置100の用途としては、監視カメラ、ドアホンカメラ、認証用カメラなどのセキュリティカメラ又はマーケティングカメラ用レンズ、自動車やその他移動体に搭載される車載カメラ用レンズ、医用内視鏡やヘルスケア測定、工業内視鏡その他の医療又は産業光学用レンズ等が挙げられる。なお、これら以外にも広角化が求められる用途に対して、上記単焦点撮像光学系10又は撮像装置100を応用しても、もちろん構わない。
【0048】
〔実施例〕
以下、本発明に係る単焦点撮像光学系の実施例を示す。各実施例に使用する記号は下記の通りである。なお、長さに関するものの単位は特に示さない場合mmであり、角度の単位は°(度)である。
Fno :F値
w :最大半画角
R :曲率半径
d :軸上面間隔
nd :レンズ材料のd線に対する屈折率
νd :レンズ材料のアッベ数
ymax:最大像高
TL :光学全長
BF :最終面から後側焦点までの距離
【0049】
各実施例において、各面番号の後に「*」が記載されている面が非球面形状を有する面であり、非球面の形状は、面の頂点を原点とし、光軸方向にX軸をとり、光軸と垂直方向の高さをhとして以下の「数1」で表す。
【数1】
ただし、
Ai:i次の非球面係数
R :曲率半径
K :円錐定数
【0050】
(実施例1)
実施例1の単焦点撮像光学系の全体諸元を以下の表1に示す。
〔表1〕
f(mm) 1.28
Fno 2.0
w(°) 110.0
ymax(mm) 2.64
TL(mm) 17.28
BF(mm) 2.41
【0051】
実施例1の単焦点撮像光学系のレンズ面のデータを以下の表2に示す。なお、以下の表1等において、面番号を「Surf. N」で表し、開口絞りを「ST」で表し、無限大を「INF」で表している。また、「image」は撮像素子の撮像面I(又は単焦点撮像光学系の結像面)を表している。
〔表2〕
Surf.N R(mm) d(mm) nd νd
1 14.948 1.95 1.80422 46.5
2 4.478 2.84
3* -15.768 0.80 1.54537 56.1
4* 1.522 1.86
5* 3.579 2.70 1.63414 23.8
6* -91.690 0.10
7(ST) INF 0.19
8* 3.991 1.56 1.49707 81.5
9* -1.771 0.10
10* 83.435 0.50 1.63414 23.8
11* 1.661 0.21
12* 4.703 1.83 1.54537 56.1
13* -2.402 1.75
14 INF 0.70 1.51680 64.2
15 INF 0.19
image INF
【0052】
実施例1の単焦点撮像光学系のレンズ面の非球面係数を以下の表3に示す。なお、これ以降(表のレンズデータを含む)において、10のべき乗数(たとえば2.5×10-02)をE(たとえば2.5E-02)を用いて表すものとする。
〔表3〕
第3面
K=8.177, A3=2.9122E-03, A4=6.8859E-03, A5=1.2882E-04,
A6=-1.4675E-03, A7=5.4797E-06, A8=3.7579E-04, A10=-1.1690E-04,
A12=2.5813E-05, A14=-3.5407E-06, A16=2.8986E-07, A18=-1.3003E-08,
A20=2.4619E-10
第4面
K=-0.618, A3=-1.8403E-02, A4=2.7319E-02, A5=-1.7877E-02,
A6=6.8163E-02, A7=1.4196E-03, A8=-1.4395E-01, A10=1.7561E-01,
A12=-1.2736E-01, A14=5.6561E-02, A16=-1.5128E-02, A18=2.2408E-03,
A20=-1.4118E-04
第5面
K=-1.339, A3=5.6058E-03, A4=-8.3782E-03, A5=7.4303E-03,
A6=5.0572E-03, A7=-4.3043E-03, A8=-6.8056E-04, A10=1.1515E-03,
A12=-2.6825E-04, A14=2.4781E-05, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
20=0.0000E+00
第6面
K=50.000, A3=1.1601E-02, A4=-4.2851E-02, A5=3.9594E-02,
A6=9.3009E-03, A7=-3.0137E-02, A8=1.5370E-02, A10=4.0880E-03,
A12=-3.7404E-03, A14=1.9481E-03, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第8面
K=1.566, A3=0.0000E+00, A4=-2.5562E-02, A5=0.0000E+00,
A6=5.1635E-03, A7=0.0000E+00, A8=1.8542E-03, A10=6.4855E-04,
A12=0.0000E+00, A14=0.0000E+00, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第9面
K=-1.279, A3=0.0000E+00, A4=-3.5301E-02, A5=0.0000E+00,
A6=4.7025E-02, A7=0.0000E+00, A8=-2.9033E-02, A10=7.2750E-03,
A12=0.0000E+00, A14=0.0000E+00, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第10面
K=-50.000, A3=8.2491E-03, A4=-1.7870E-01, A5=-3.1470E-02,
A6=1.4931E-01, A7=4.5245E-03, A8=-7.4142E-02, A10=2.1139E-02,
A12=-2.4474E-03, A14=0.0000E+00, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第11面
K=-5.043, A3=5.7907E-03, A4=-3.5754E-02, A5=-7.1703E-03,
A6=2.3103E-02, A7=9.6540E-04, A8=-5.9669E-03, A10=1.3702E-04,
A12=2.4155E-04, A14=-3.7281E-05, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第12面
K=2.031, A3=-1.4788E-03, A4=2.6926E-02, A5=8.8579E-04,
A6=-2.7672E-02, A7=-1.7193E-04, A8=1.2452E-02, A10=-3.0937E-03,
A12=4.0798E-04, A14=-2.1747E-05, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第13面
K=-1.597, A3=1.2010E-02, A4=-1.8975E-02, A5=3.3317E-03,
A6=1.8603E-03, A7=-7.8071E-04, A8=1.4932E-03, A10=-8.8219E-04,
A12=2.4340E-04, A14=-2.1285E-05, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
【0053】
図2Aは、実施例1の単焦点撮像光学系10A等の断面図である。具体的には、単焦点撮像光学系10Aは、物体側から順に、負の第1レンズL1、負の第2レンズL2、正の第3レンズL3、絞り(又は開口絞り)ST、正の第4レンズL4、負の第5レンズL5、及び正の第6レンズL6から実質的になる。ここで、第1及び第4レンズL1,L4は、ガラスで形成され、第2、第3、第5、及び第6レンズL2,L3,L5,L6は、プラスチックで形成されている。第6レンズL6と固体撮像素子51との間には、適当な厚さの平行平板(フィルター)Fが配置されている。平行平板(フィルター)Fは、光学的ローパスフィルター、IRカットフィルター、固体撮像素子51のシールガラス等を想定した平行平板である。符号Iは、固体撮像素子51の被投影面である撮像面を示す。なお、符号F,Iについては、以降の実施例でも同様である。
【0054】
図2B及び2Cは、実施例1の単焦点撮像光学系10Aの縦収差図(球面収差及び非点収差)を示している。上記球面収差図において、「F2.0」はF値を表す。上記非点収差図では、実線がサジタル像面を表し、点線がメリジオナル像面を表す。
【0055】
実施例1の単焦点撮像光学系10Aにおいて、プラスチックレンズ(具体的には、第2、第3、第5、及び第6レンズL2,L3,L5,L6)の温度変化によるピント移動量(常温(25℃)から105℃に変化したときの移動量)は、-0.012mmである。
【0056】
(実施例2)
実施例2の単焦点撮像光学系の全体諸元を以下の表4に示す。
〔表4〕
f(mm) 1.29
Fno 2.0
w(°) 110.0
ymax(mm) 2.63
TL(mm) 17.08
BF(mm) 2.41
【0057】
実施例2の単焦点撮像光学系のレンズ面のデータを以下の表5に示す。
〔表5〕
Surf.N R(mm) d(mm) nd νd
1 13.676 1.52 1.80422 46.5
2 4.215 3.15
3* -14.962 0.72 1.54537 56.1
4* 1.562 1.52
5* 4.199 1.83 1.63414 23.8
6* -14.009 1.07
7(ST) INF 0.31
8* 3.425 1.49 1.49707 81.5
9* -2.071 0.10
10* 14.034 0.50 1.63414 23.8
11* 1.532 0.22
12* 4.648 1.99 1.54537 56.1
13* -2.386 1.80
14 INF 0.70 1.51680 64.2
15 INF 0.16
image INF
【0058】
実施例2の単焦点撮像光学系のレンズ面の非球面係数を以下の表6に示す。
〔表6〕
第3面
K=7.566, A3=2.4059E-03, A4=6.7886E-03, A5=1.5876E-04,
A6=-1.4531E-03, A7=1.0861E-05, A8=3.7756E-04, A10=-1.1694E-04,
A12=2.5800E-05, A14=-3.5419E-06, A16=2.8990E-07, A18=-1.3000E-08,
A20=2.4614E-10
第4面
K=-0.636, A3=-1.7963E-02, A4=2.6297E-02, A5=-2.2119E-02,
A6=6.7525E-02, A7=2.3796E-03, A8=-1.4308E-01, A10=1.7545E-01,
A12=-1.2752E-01, A14=5.6559E-02, A16=-1.5110E-02, A18=2.2467E-03,
A20=-1.4344E-04
第5面
K=-6.071, A3=1.1727E-02, A4=-1.7362E-02, A5=8.1756E-03,
A6=6.3251E-03, A7=-5.2786E-03, A8=-1.8255E-03, A10=1.1291E-03,
A12=-7.9217E-05, A14=-1.6051E-05, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第6面
K=50.000, A3=1.4495E-02, A4=-3.7973E-02, A5=2.0198E-02,
A6=6.2818E-03, A7=-2.4038E-02, A8=1.6241E-02, A10=-3.5043E-03,
A12=7.4491E-04, A14=-7.9312E-05, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第8面
K=2.735, A3=0.0000E+00, A4=-1.6443E-02, A5=0.0000E+00,
A6=-3.5398E-03, A7=0.0000E+00, A8=1.9832E-04, A10=-5.3842E-05,
A12=0.0000E+00, A14=0.0000E+00, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第9面
K=-2.435, A3=0.0000E+00, A4=-2.7758E-02, A5=0.0000E+00,
A6=4.2115E-02, A7=0.0000E+00, A8=-2.6062E-02, A10=5.9446E-03,
A12=0.0000E+00, A14=0.0000E+00, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第10面
K=46.757, A3=3.2300E-03, A4=-1.7990E-01, A5=-2.7138E-02,
A6=1.4965E-01, A7=3.2825E-03, A8=-7.5182E-02, A10=2.1153E-02,
A12=-2.2887E-03, A14=0.0000E+00, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第11面
K=-5.011, A3=5.2164E-03, A4=-3.5735E-02, A5=-6.9588E-03,
A6=2.3178E-02, A7=9.2811E-04, A8=-6.0244E-03, A10=1.3699E-04,
A12=2.5233E-04, A14=-3.8502E-05, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第12面
K=2.133, A3=-1.7423E-03, A4=2.6953E-02, A5=1.0065E-03,
A6=-2.7602E-02, A7=-1.4967E-04, A8=1.2445E-02, A10=-3.1059E-03,
A12=4.0522E-04, A14-2.1178E-05, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第13面
K=-1.436, A3=1.6256E-02, A4=-1.9462E-02, A5=3.3046E-03,
A6=1.8950E-03, A7=-7.8831E-04, A8=1.4717E-03, A10=-8.9090E-04,
A12=2.4211E-04, A14=-2.1108E-05, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
【0059】
図3Aは、実施例2の単焦点撮像光学系10B等の断面図である。具体的には、単焦点撮像光学系10Bは、物体側から順に、負の第1レンズL1、負の第2レンズL2、正の第3レンズL3、絞り(又は開口絞り)ST、正の第4レンズL4、負の第5レンズL5、及び正の第6レンズL6から実質的になる。ここで、第1及び第4レンズL1,L4は、ガラスで形成され、第2、第3、第5、及び第6レンズL2,L3,L5,L6は、プラスチックで形成されている。第6レンズL6と固体撮像素子51との間には、適当な厚さの平行平板Fが配置されている。
【0060】
図3B及び3Cは、実施例2の単焦点撮像光学系10Bの縦収差図(球面収差及び非点収差)を示している。
【0061】
実施例2の単焦点撮像光学系10Bにおいて、プラスチックレンズ(具体的には、第2、第3、第5、及び第6レンズL2,L3,L5,L6)の温度変化によるピント移動量(常温(25℃)から105℃に変化したときの移動量)は、-0.012mmである。
【0062】
(実施例3)
実施例3の単焦点撮像光学系の全体諸元を以下の表7に示す。
〔表7〕
f(mm) 1.29
Fno 2.0
w(°) 110.0
ymax(mm) 2.64
TL(mm) 16.86
BF(mm) 2.30
【0063】
実施例3の単焦点撮像光学系のレンズ面のデータを以下の表8に示す。
〔表8〕
Surf.N R(mm) d(mm) nd νd
1 14.663 1.89 1.80422 46.5
2 4.505 2.87
3* -14.840 0.72 1.54537 56.1
4* 1.486 1.43
5* 3.585 2.70 1.63414 23.8
6* -18.621 0.32
7(ST) INF 0.19
8* 4.679 1.54 1.49707 81.5
9* -1.915 0.10
10* 64.813 0.50 1.63414 23.8
11* 1.658 0.20
12* 4.717 1.86 1.54537 56.1
13* -2.290 1.66
14 INF 0.70 1.51680 64.2
15 INF 0.18
image INF
【0064】
実施例3の単焦点撮像光学系のレンズ面の非球面係数を以下の表9に示す。
〔表9〕
第3面
K=7.594, A3=2.1971E-03, A4=6.8202E-03, A5=1.5609E-04,
A6=-1.4519E-03, A7=1.1047E-05, A8=3.7732E-04, A10=-1.1694E-04,
A12=2.5796E-05, A14=-3.5415E-06, A16=2.8988E-07, A18=-1.2996E-08,
A20=2.4596E-10
第4面
K=-0.633, A3=-1.6093E-02, A4=2.5740E-02, A5=-2.1820E-02,
A6=6.7827E-02, A7=2.3139E-03, A8=-1.4322E-01, A10=1.7541E-01,
A12=-1.2750E-01, A14=5.6569E-02, A16=-1.5110E-02, A18=2.2451E-03,
A20=-1.4329E-04
第5面
K=-3.180, A3=9.8086E-03, A4=-1.3714E-02, A5=9.1916E-03,
A6=5.9973E-03, A7=-5.1223E-03, A8=-1.5073E-03, A10=1.1719E-03,
A12=-1.2353E-04, A14=-9.5201E-06, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第6面
K=50.000, A3=1.2089E-02, A4=-4.5584E-02, A5=2.8040E-02,
A6=7.3616E-03, A7=-2.6162E-02, A8=1.5622E-02, A10=-3.3147E-03,
A12=1.7671E-03, A14=-5.5140E-04, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第8面
K=-0.869, A3=0.0000E+00, A4=-2.4364E-02, A5=0.0000E+00,
A6=1.1239E-03, A7=0.0000E+00, A8=-5.2247E-03, A10=1.8589E-03,
A12=0.0000E+00, A14=0.0000E+00, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第9面
K=-1.459, A3=0.0000E+00, A4=-3.9516E-02, A5=0.0000E+00,
A6=4.1884E-02, A7=0.0000E+00, A8=-2.6548E-02, A10=5.8226E-03,
A12=0.0000E+00, A14=0.0000E+00, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第10面
K=50.000, A3=4.5611E-03, A4=-1.8509E-01, A5=-2.8912E-02,
A6=1.4998E-01, A7=3.8652E-03, A8=-7.4621E-02, A10=2.1403E-02,
A12=-2.3352E-03, A14=0.0000E+00, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第11面
K=-5.031, A3=2.0367E-03, A4=-3.6268E-02, A5=-7.1188E-03,
A6=2.3226E-02, A7=1.0057E-03, A8=-5.9646E-03, A10=1.4466E-04,
A12=2.4795E-04, A14=-3.9311E-05, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第12面
K=2.124, A3=-2.6877E-03, A4=2.6488E-02, A5=9.5379E-04,
A6=-2.7549E-02, A7=-9.8604E-05, A8=1.2480E-02, A10=-3.0961E-03,
A12=4.0643E-04, A14=-2.1539E-05, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第13面
K=-1.458, A3=1.2938E-02, A4=-1.9467E-02, A5=3.2776E-03,
A6=1.9054E-03, A7=-7.5042E-04, A8=1.5131E-03, A10=-8.7550E-04,
A12=2.4485E-04, A14=-2.1154E-05, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
【0065】
図4Aは、実施例3の単焦点撮像光学系10C等の断面図である。具体的には、単焦点撮像光学系10Cは、物体側から順に、負の第1レンズL1、負の第2レンズL2、正の第3レンズL3、絞り(又は開口絞り)ST、正の第4レンズL4、負の第5レンズL5、及び正の第6レンズL6から実質的になる。ここで、第1及び第4レンズL1,L4は、ガラスで形成され、第2、第3、第5、及び第6レンズL2,L3,L5,L6は、プラスチックで形成されている。第6レンズL6と固体撮像素子51との間には、適当な厚さの平行平板Fが配置されている。
【0066】
図4B及び4Cは、実施例3の単焦点撮像光学系10Cの縦収差図(球面収差及び非点収差)を示している。
【0067】
実施例3の単焦点撮像光学系10Cにおいて、プラスチックレンズ(具体的には、第2、第3、第5、及び第6レンズL2,L3,L5,L6)の温度変化によるピント移動量(常温(25℃)から105℃に変化したときの移動量)は、-0.012mmである。
【0068】
(実施例4)
実施例4の単焦点撮像光学系の全体諸元を以下の表10に示す。
〔表10〕
f(mm) 1.29
Fno 2.0
w(°) 110.0
ymax(mm) 2.64
TL(mm) 16.83
BF(mm) 2.26
【0069】
実施例4の単焦点撮像光学系のレンズ面のデータを以下の表11に示す。
〔表11〕
Surf.N R(mm) d(mm) nd νd
1 14.657 1.89 1.80422 46.5
2 4.507 2.87
3* -14.852 0.72 1.54537 56.1
4* 1.486 1.43
5* 3.553 2.69 1.63414 23.8
6* -19.085 0.31
7(ST) INF 0.19
8* 4.755 1.56 1.49707 81.5
9* -2.075 0.10
10* 74.903 0.50 1.63414 23.8
11* 1.660 0.20
12* 4.719 1.85 1.54537 56.1
13* -2.276 1.63
14 INF 0.70 1.51680 64.2
15 INF 0.16
image INF
【0070】
実施例4の単焦点撮像光学系のレンズ面の非球面係数を以下の表12に示す。
〔表12〕
第3面
K=7.569, A3=2.2076E-03, A4=6.8225E-03, A5=1.5660E-04,
A6=-1.4518E-03, A7=1.1071E-05, A8=3.7732E-04, A10=-1.1694E-04,
A12=2.5796E-05, A14=-3.5415E-06, A16=2.8988E-07, A18=-1.2996E-08,
A20=2.4597E-10
第4面
K=-0.632, A3=-1.5977E-02, A4=2.5841E-02, A5=-2.1768E-02,
A6=6.7851E-02, A7=2.3251E-03, A8=-1.4322E-01, A10=1.7541E-01,
A12=-1.2750E-01, A14=5.6569E-02, A16=-1.5110E-02, A18=2.2451E-03,
A20=-1.4330E-04
第5面
K=-3.192, A3=9.7628E-03, A4=-1.3750E-02, A5=9.1553E-03,
A6=5.9684E-03, A7=-5.1419E-03, A8=-1.5193E-03, A10=1.1679E-03,
A12=-1.2491E-04, A14=-1.0061E-05, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第6面
K=50.000, A3=1.2670E-02, A4=-4.6119E-02, A5=2.7324E-02,
A6=6.8200E-03, A7=-2.6430E-02, A8=1.5607E-02, A10=-3.0660E-03,
A12=1.9365E-03, A14=-6.5841E-04, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第8面
K=-0.324, A3=0.0000E+00, A4=-2.3699E-02, A5=0.0000E+00,
A6=1.8906E-03, A7=0.0000E+00, A8=-4.9243E-03, A10=1.6463E-03,
A12=0.0000E+00, A14=0.0000E+00, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第9面
K=-1.487, A3=0.0000E+00, A4=-3.9228E-02, A5=0.0000E+00,
A6=4.1926E-02, A7=0.0000E+00, A8=-2.6513E-02, A10=5.8457E-03,
A12=0.0000E+00, A14=0.0000E+00, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第10面
K=-0.272, A3=3.5746E-03, A4=-1.8542E-01, A5=-2.9014E-02,
A6=1.4994E-01, A7=3.8404E-03, A8=-7.4640E-02, A10=2.1391E-02,
A12=-2.3400E-03, A14=0.0000E+00, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第11面
K=-4.999, A3=2.1857E-03, A4=-3.6230E-02, A5=-7.1083E-03,
A6=2.3230E-02, A7=1.0081E-03, A8=-5.9632E-03, A10=1.4502E-04,
A12=2.4795E-04, A14=-3.9367E-05, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第12面
K=2.124, A3=-2.7572E-03, A4=2.6476E-02, A5=9.5377E-04,
A6=-2.7547E-02, A7=-9.7711E-05, A8=1.2480E-02, A10=-3.0960E-03,
A12=4.0649E-04, A14=-2.1514E-05, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第13面
K=-1.470, A3=1.3169E-02, A4=-1.9395E-02, A5=3.3022E-03,
A6=1.9137E-03, A7=-7.4771E-04, A8=1.5139E-03, A10=-8.7547E-04,
A12=2.4483E-04, A14=-2.1162E-05, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
【0071】
図5Aは、実施例4の単焦点撮像光学系10D等の断面図である。具体的には、単焦点撮像光学系10Dは、物体側から順に、負の第1レンズL1、負の第2レンズL2、正の第3レンズL3、絞り(又は開口絞り)ST、正の第4レンズL4、負の第5レンズL5、及び正の第6レンズL6から実質的になる。ここで、第1及び第4レンズL1,L4は、ガラスで形成され、第2、第3、第5、及び第6レンズL2,L3,L5,L6は、プラスチックで形成されている。第6レンズL6と固体撮像素子51との間には、適当な厚さの平行平板Fが配置されている。
【0072】
図5B及び5Cは、実施例4の単焦点撮像光学系10Dの縦収差図(球面収差及び非点収差)を示している。
【0073】
実施例4の単焦点撮像光学系10Dにおいて、プラスチックレンズ(具体的には、第2、第3、第5、及び第6レンズL2,L3,L5,L6)の温度変化によるピント移動量(常温(25℃)から105℃に変化したときの移動量)は、-0.012mmである。
【0074】
(実施例5)
実施例5の単焦点撮像光学系の全体諸元を以下の表13に示す。
〔表13〕
f(mm) 1.36
Fno 2.0
w(°) 110.0
ymax(mm) 2.64
TL(mm) 19.93
BF(mm) 2.59
【0075】
実施例5の単焦点撮像光学系のレンズ面のデータを以下の表14に示す。
〔表14〕
Surf.N R(mm) d(mm) nd νd
1 13.641 1.27 2.00100 29.1
2 4.441 3.23
3* -12.988 1.08 1.54438 55.9
4* 1.795 1.36
5* 3.018 4.70 1.63469 23.9
6* -14.499 0.17
7(ST) INF 0.33
8* 33.773 1.60 1.49710 81.6
9* -1.826 0.20
10* 17.013 0.59 1.63469 23.9
11* 1.718 0.22
12* 4.624 2.34 1.54438 55.9
13* -2.431 2.01
14 INF 0.70 1.51680 64.2
15 INF 0.12
image INF
【0076】
実施例5の単焦点撮像光学系のレンズ面の非球面係数を以下の表15に示す。
〔表15〕
第3面
K=9.411, A3=0.0000E+00, A4=-2.0521E-02, A5=0.0000E+00,
A6=1.2479E-02, A7=0.0000E+00, A8=-3.7741E-03, A10=7.2014E-04,
A12=-9.0731E-05, A14=7.5339E-06, A16=-3.9609E-07, A18=1.1935E-08,
A20=-1.5674E-10
第4面
K=-1.485, A3=0.0000E+00, A4=-2.3021E-02, A5=0.0000E+00,
A6=1.9503E-02, A7=0.0000E+00, A8=8.3480E-04, A10=-4.9068E-03,
A12=2.4011E-03, A14=-6.1203E-04, A16=9.0950E-05, A18=-7.4581E-06,
A20=2.6142E-07
第5面
K=-1.450, A3=0.0000E+00, A4=-1.0160E-03, A5=0.0000E+00,
A6=4.0835E-03, A7=0.0000E+00, A8=-1.2125E-03, A10=2.0421E-04,
A12=-1.6490E-05, A14=5.0560E-07, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第6面
K=-19.954, A3=0.0000E+00, A4=1.7114E-02, A5=0.0000E+00,
A6=-6.2859E-03, A7=0.0000E+00, A8=1.6752E-02, A10=-1.3667E-02,
A12=5.8355E-03, A14=-5.4258E-04, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第8面
K=35.954, A3=0.0000E+00, A4=8.4661E-04, A5=0.0000E+00,
A6=-3.2797E-03, A7=0.0000E+00, A8=4.6050E-03, A10=-6.5564E-04,
A12=0.0000E+00, A14=0.0000E+00, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第9面
K=-0.485, A3=0.0000E+00, A4=-1.3434E-02, A5=0.0000E+00,
A6=3.4984E-02, A7=0.0000E+00, A8=-1.6539E-02, A10=2.9138E-03,
A12=0.0000E+00, A14=0.0000E+00, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第10面
K=-1.579, A3=0.0000E+00, A4=-1.3202E-01, A5=0.0000E+00,
A6=8.0986E-02, A7=0.0000E+00, A8=-2.8289E-02, A10=4.2125E-03,
A12=-1.6899E-04, A14=0.0000E+00, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第11面
K=-3.272, A3=0.0000E+00, A4=-4.2411E-02, A5=0.0000E+00,
A6=1.7833E-02, A7=0.0000E+00, A8=-2.5238E-03, A10=-6.2600E-04,
A12=2.2990E-04, A14=-2.1021E-05, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第12面
K=1.767, A3=0.0000E+00, A4=3.2863E-02, A5=0.0000E+00,
A6=-3.2693E-02, A7=0.0000E+00, A8=1.4089E-02, A10=-3.3373E-03,
A12=4.2143E-04, A14=-2.2024E-05, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第13面
K=-7.853, 0A3=.0000E+00, A4=-5.0370E-02, A5=0.0000E+00,
A6=1.9921E-02, A7=0.0000E+00, A8=-6.0639E-03, A10=1.2533E-03,
A12=-1.6018E-04, A14=1.1544E-05, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
【0077】
図6Aは、実施例5の単焦点撮像光学系10E等の断面図である。具体的には、単焦点撮像光学系10Eは、物体側から順に、負の第1レンズL1、負の第2レンズL2、正の第3レンズL3、絞り(又は開口絞り)ST、正の第4レンズL4、負の第5レンズL5、及び正の第6レンズL6から実質的になる。ここで、第1及び第4レンズL1,L4は、ガラスで形成され、第2、第3、第5、及び第6レンズL2,L3,L5,L6は、プラスチックで形成されている。第6レンズL6と固体撮像素子51との間には、適当な厚さの平行平板Fが配置されている。
【0078】
図6B及び6Cは、実施例5の単焦点撮像光学系10Eの縦収差図(球面収差及び非点収差)を示している。
【0079】
実施例5の単焦点撮像光学系10Eにおいて、プラスチックレンズ(具体的には、第2、第3、第5、及び第6レンズL2,L3,L5,L6)の温度変化によるピント移動量(常温(25℃)から105℃に変化したときの移動量)は、0.009mmである。
【0080】
(実施例6)
実施例6の単焦点撮像光学系の全体諸元を以下の表16に示す。
〔表16〕
f(mm) 1.27
Fno 2.0
w(°) 110.0
ymax(mm) 2.64
TL(mm) 16.00
BF(mm) 2.07
【0081】
実施例6の単焦点撮像光学系のレンズ面のデータを以下の表17に示す。
〔表17〕
Surf.N R(mm) d(mm) nd νd
1 14.150 1.40 1.80422 46.5
2 4.102 2.65
3* -13.284 0.82 1.54537 56.1
4* 1.482 1.28
5* 3.410 2.70 1.63414 23.8
6* -11.084 0.29
7(ST) INF 0.25
8* 4.230 1.53 1.49707 81.5
9* -1.750 0.10
10* 11.666 0.53 1.63414 23.8
11* 1.445 0.22
12* 4.636 1.92 1.54537 56.1
13* -2.257 1.43
14 INF 0.70 1.51680 64.2
15 INF 0.18
image INF
【0082】
実施例6の単焦点撮像光学系のレンズ面の非球面係数を以下の表18に示す。
〔表18〕
第3面
K=6.579, A3=6.4975E-04, A4=6.7423E-03, A5=2.2214E-04,
A6=-1.4220E-03, A7=1.9470E-05, A8=3.7876E-04, A10=-1.1713E-04,
A12=2.5771E-05, A14=-3.5424E-06, A16=2.9004E-07, A18=-1.2980E-08,
A20=2.4437E-10
第4面
K=-0.670, A3=-1.5731E-02, A4=1.9560E-02, A5=-2.0805E-02,
A6=6.9759E-02, A7=3.1993E-03, A8=-1.4333E-01, A10=1.7498E-01,
A12=-1.2757E-01, A14=5.6619E-02, A16=-1.5082E-02, A18=2.2492E-03,
A20=-1.4727E-04
第5面
K=-6.494, A3=1.6669E-02, A4=-1.2493E-02, A5=1.2528E-02,
A6=7.5195E-03, A7=-6.1190E-03, A8=-2.7179E-03, A10=1.2896E-03,
A12=1.6865E-04, A14=-8.2402E-05, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第6面
K=50.000, A3=1.0915E-02, A4=-3.5326E-02, A5=3.2086E-02,
A6=9.0935E-03, A7=-3.0279E-02, A8=1.0125E-02, A10=7.9541E-03,
A12=-4.9947E-03, A14=9.3447E-04, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第8面
K=2.858, A3=0.0000E+00, A4=-1.6199E-02, A5=0.0000E+00,
A6=-6.5537E-03, A7=0.0000E+00, A8=2.8076E-03, A10=-6.5350E-04,
A12=0.0000E+00, A14=0.0000E+00, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第9面
K=-2.419, A3=0.0000E+00, A4=-3.5022E-02, A5=0.0000E+00,
A6=3.9984E-02, A7=0.0000E+00, A8=-2.4908E-02, A10=5.6758E-03,
A12=0.0000E+00, A14=0.0000E+00, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第10面
K=45.051, A3=-6.6149E-03, A4=-1.8398E-01, A5=-2.6159E-02,
A6=1.5133E-01, A7=4.4296E-03, A8=-7.4396E-02, A10=2.1255E-02,
A12=-2.5019E-03, A14=0.0000E+00, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第11面
K=-5.266, A3=1.1979E-03, A4=-3.6641E-02, A5=-6.7638E-03,
A6=2.3594E-02, A7=1.2222E-03, A8=-5.8581E-03, A10=1.7421E-04,
A12=2.5236E-04, A14=-4.4786E-05, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第12面
K=2.195, A3=-3.7655E-03, A4=2.6364E-02, A5=1.0950E-03,
A6=-2.7424E-02, A7=-3.7578E-05, A8=1.2497E-02, A10=-3.1019E-03,
A12=4.0391E-04, A14=-2.1616E-05, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第13面
K=-1.594, A3=1.8128E-02, A4=-1.8119E-02, A5=3.9880E-03,
A6=2.1913E-03, A7=-6.9970E-04, A8=1.4922E-03, A10=-8.9053E-04,
A12=2.4217E-04, A14=-2.1167E-05, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
【0083】
図7Aは、実施例6の単焦点撮像光学系10F等の断面図である。具体的には、単焦点撮像光学系10Fは、物体側から順に、負の第1レンズL1、負の第2レンズL2、正の第3レンズL3、絞り(又は開口絞り)ST、正の第4レンズL4、負の第5レンズL5、及び正の第6レンズL6から実質的になる。ここで、第1及び第4レンズL1,L4は、ガラスで形成され、第2、第3、第5、及び第6レンズL2,L3,L5,L6は、プラスチックで形成されている。第6レンズL6と固体撮像素子51との間には、適当な厚さの平行平板Fが配置されている。
【0084】
図7B及び7Cは、実施例6の単焦点撮像光学系10Fの縦収差図(球面収差及び非点収差)を示している。
【0085】
実施例6の単焦点撮像光学系10Fにおいて、プラスチックレンズ(具体的には、第2、第3、第5、及び第6レンズL2,L3,L5,L6)の温度変化によるピント移動量(常温(25℃)から105℃に変化したときの移動量)は、-0.009mmである。
【0086】
(実施例7)
実施例7の単焦点撮像光学系の全体諸元を以下の表19に示す。
〔表19〕
f(mm) 1.07
Fno 2.0
w(°) 110.0
ymax(mm) 2.64
TL(mm) 16.13
BF(mm) 2.06
【0087】
実施例7の単焦点撮像光学系のレンズ面のデータを以下の表20に示す。
〔表20〕
Surf.N R(mm) d(mm) nd νd
1 14.125 1.42 1.80422 46.5
2 4.144 2.69
3* -13.595 1.01 1.54537 56.1
4* 1.640 1.31
5* 4.216 2.70 1.63414 23.8
6* -27.384 0.16
7(ST) INF 0.19
8* 4.608 1.61 1.49707 81.5
9* -1.583 0.10
10* 11.574 0.51 1.63414 23.8
11* 1.456 0.22
12* 4.561 1.92 1.54537 56.1
13* -1.771 1.45
14 INF 0.70 1.51680 64.2
15 INF 0.15
image INF
【0088】
実施例7の単焦点撮像光学系のレンズ面のデータを以下の表21に示す。
〔表21〕
第3面
K=7.158, A3=7.3834E-04, A4=6.7154E-03, A5=2.0025E-04,
A6=-1.4309E-03, A7=1.6688E-05, A8=3.7828E-04, A10=-1.1705E-04,
A12=2.5776E-05, A14=-3.5417E-06, A16=2.9006E-07, A18=-1.2982E-08,
A20=2.4376E-10
第4面
K=-0.689, A3=-2.4056E-02, A4=1.7165E-02, A5=-2.1175E-02,
A6=6.9920E-02, A7=3.4129E-03, A8=-1.4319E-01, A10=1.7501E-01,
A12=-1.2757E-01, A14=5.6617E-02, A16=-1.5083E-02, A18=2.2492E-03,
A20=-1.4706E-04
第5面
K=-7.053, A3=1.6840E-02, A4=-1.2165E-02, A5=1.3055E-02,
A6=8.1724E-03, A7=-5.5198E-03, A8=-2.2639E-03, A10=1.4295E-03,
A12=1.7306E-04, A14=-1.0871E-04, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第6面
K=50.000, A3=1.5247E-02, A4=-2.9329E-02, A5=3.8947E-02,
A6=1.4564E-02, A7=-2.5513E-02, A8=2.8903E-03, A10=6.4435E-03,
A12=6.7087E-03, A14=-1.3860E-02, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第8面
K=6.087, A3=0.0000E+00, A4=-1.5232E-02, A5=0.0000E+00,
A6=-9.0436E-03, A7=0.0000E+00, A8=9.5526E-03, A10=-2.4041E-03,
A12=0.0000E+00, A14=0.0000E+00, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第9面
K=-1.982, A3=0.0000E+00, A4=-3.9632E-02, A5=0.0000E+00,
A6=3.2304E-02, A7=0.0000E+00, A8=-2.4628E-02, A10=6.7747E-03,
A12=0.0000E+00, A14=0.0000E+00, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第10面
K=49.657, A3=-8.2791E-03, A4=-1.8283E-01, A5=-2.5925E-02,
A6=1.5079E-01, A7=5.0445E-03, A8=-7.4581E-02, A10=2.0868E-02,
A12=-2.3734E-03, A14=0.0000E+00, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第11面
K=-5.465, A3=3.3463E-03, A4=-3.5408E-02, A5=-6.0857E-03,
A6=2.3687E-02, A7=1.0441E-03, A8=-5.9928E-03, A10=1.6147E-04,
A12=2.6892E-04, A14=-4.3189E-05, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第12面
K=2.539, A3=-1.9652E-03, A4=2.7659E-02, A5=1.4953E-03,
A6=-2.7396E-02, A7=-3.1694E-04, A8=1.2428E-02, A10=-3.1115E-03,
A12=4.0456E-04, A14=-2.0988E-05, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第13面
K=-1.702, A3=2.4906E-02, A4=-1.7199E-02, A5=4.5703E-03,
A6=2.5241E-03, A7=-5.3121E-04, A8=1.5726E-03, A10=-8.7597E-04,
A12=2.4187E-04, A14=-2.3913E-05, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
【0089】
図8Aは、実施例7の単焦点撮像光学系10G等の断面図である。具体的には、単焦点撮像光学系10Gは、物体側から順に、負の第1レンズL1、負の第2レンズL2、正の第3レンズL3、絞り(又は開口絞り)ST、正の第4レンズL4、負の第5レンズL5、及び正の第6レンズL6から実質的になる。ここで、第1及び第4レンズL1,L4は、ガラスで形成され、第2、第3、第5、及び第6レンズL2,L3,L5,L6は、プラスチックで形成されている。第6レンズL6と固体撮像素子51との間には、適当な厚さの平行平板Fが配置されている。
【0090】
図8B及び8Cは、実施例7の単焦点撮像光学系10Gの縦収差図(球面収差及び非点収差)を示している。
【0091】
実施例7の単焦点撮像光学系10Gにおいて、プラスチックレンズ(具体的には、第2、第3、第5、及び第6レンズL2,L3,L5,L6)の温度変化によるピント移動量(常温(25℃)から105℃に変化したときの移動量)は、-0.009mmである。
【0092】
(実施例8)
実施例8の単焦点撮像光学系の全体諸元を以下の表22に示す。
〔表22〕
f(mm) 1.24
Fno 2.0
w(°) 110.0
ymax(mm) 2.65
TL(mm) 16.56
BF(mm) 2.13
【0093】
実施例8の単焦点撮像光学系のレンズ面のデータを以下の表23に示す。
〔表23〕
Surf.N R(mm) d(mm) nd νd
1 13.418 1.32 1.80422 46.5
2 4.702 3.19
3* -12.487 0.72 1.54537 56.1
4* 1.162 1.32
5* 2.749 2.70 1.63414 23.8
6* -100.000 0.17
7(ST) INF 0.19
8* 3.798 1.65 1.49707 81.5
9* -1.816 0.10
10* 20.577 0.50 1.63414 23.8
11* 1.784 0.19
12* 4.634 2.15 1.54537 56.1
13* -2.444 1.44
14 INF 0.70 1.51680 64.2
15 INF 0.23
image INF
【0094】
実施例8の単焦点撮像光学系のレンズ面のデータを以下の表24に示す。
〔表24〕
第3面
K=7.017, A3=5.7919E-04, A4=6.7082E-03, A5=2.1047E-04,
A6=-1.4269E-03, A7=1.7778E-05, A8=3.7834E-04, A10=-1.1698E-04,
A12=2.5788E-05, A14=-3.5416E-06, A16=2.8993E-07, A18=-1.3000E-08,
A20=2.4611E-10
第4面
K=-0.713, A3=-3.5889E-02, A4=1.4728E-02, A5=-2.3360E-02,
A6=6.8572E-02, A7=2.6735E-03, A8=-1.4350E-01, A10=1.7502E-01,
A12=-1.2755E-01, A14=5.6620E-02, A16=-1.5084E-02, A18=2.2485E-03,
A20=-1.4695E-04
第5面
K=-3.774, A3=1.0295E-02, A4=-9.7277E-03, A5=1.3521E-02,
A6=7.2958E-03, A7=-6.0377E-03, A8=-2.4540E-03, A10=1.3919E-03,
A12=1.3304E-04, A14=-7.5736E-05, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第6面
K=50.000, A3=1.1510E-02, A4=-3.4966E-02, A5=3.6406E-02,
A6=1.3446E-02, A7=-2.9067E-02, A8=6.3956E-03, A10=3.6388E-03,
A12=8.2252E-03, A14=-5.5157E-03, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第8面
K=3.959, A3=0.0000E+00, A4=-1.4884E-02, A5=0.0000E+00,
A6=1.8110E-03, A7=0.0000E+00, A8=2.3045E-03, A10=-1.1241E-03,
A12=0.0000E+00, A14=0.0000E+00, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第9面
K=-1.398, A3=0.0000E+00, A4=-4.2153E-02, A5=0.0000E+00,
A6=4.4877E-02, A7=0.0000E+00, A8=-2.5818E-02, A10=6.2878E-03,
A12=0.0000E+00, A14=0.0000E+00, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第10面
K=7.820, A3=1.2785E-02, A4=-1.8787E-01, A5=-3.2084E-02,
A6=1.4737E-01, A7=1.9645E-03, A8=-7.5871E-02, A10=2.1014E-02,
A12=-2.0402E-03, A14=0.0000E+00, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第11面
K=-4.916, A3=8.4659E-05, A4=-3.6431E-02, A5=-7.2906E-03,
A6=2.3027E-02, A7=9.0030E-04, A8=-5.9835E-03, A10=1.4559E-04,
A12=2.4641E-04, A14=-3.8138E-05, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第12面
K=2.018, A3=-2.3330E-03, A4=2.6362E-02, A5=9.9768E-04,
A6=-2.7589E-02, A7=-1.7034E-04, A8=1.2436E-02, A10=-3.0927E-03,
A12=4.1095E-04, A14=-2.2867E-05, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第13面
K=-1.594, A3=1.2997E-02, A4=-1.8900E-02, A5=3.1613E-03,
A6=1.7400E-03, A7=-8.7963E-04, A8=1.4297E-03, A10=-8.9773E-04,
A12=2.4196E-04, A14=-2.0355E-05, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
【0095】
図9Aは、実施例8の単焦点撮像光学系10H等の断面図である。具体的には、単焦点撮像光学系10Hは、物体側から順に、負の第1レンズL1、負の第2レンズL2、正の第3レンズL3、絞り(又は開口絞り)ST、正の第4レンズL4、負の第5レンズL5、及び正の第6レンズL6から実質的になる。ここで、第1及び第4レンズL1,L4は、ガラスで形成され、第2、第3、第5、及び第6レンズL2,L3,L5,L6は、プラスチックで形成されている。第6レンズL6と固体撮像素子51との間には、適当な厚さの平行平板Fが配置されている。
【0096】
図9B及び9Cは、実施例8の単焦点撮像光学系10Hの縦収差図(球面収差及び非点収差)を示している。
【0097】
実施例8の単焦点撮像光学系10Hにおいて、プラスチックレンズ(具体的には、第2、第3、第5、及び第6レンズL2,L3,L5,L6)の温度変化によるピント移動量(常温(25℃)から105℃に変化したときの移動量)は、-0.010mmである。
【0098】
(実施例9)
実施例9の単焦点撮像光学系の全体諸元を以下の表25に示す。
〔表25〕
f(mm) 1.33
Fno 2.0
w(°) 110.0
ymax(mm) 2.65
TL(mm) 15.98
BF(mm) 2.16
【0099】
実施例9の単焦点撮像光学系のレンズ面のデータを以下の表26に示す。
〔表26〕
Surf.N R(mm) d(mm) nd νd
1 14.041 1.40 1.80422 46.5
2 4.133 2.68
3* -13.451 0.72 1.54537 56.1
4* 1.563 1.36
5* 3.498 2.70 1.63414 23.8
6* -9.793 0.24
7(ST) INF 0.19
8* 4.602 1.51 1.49707 81.5
9* -1.611 0.10
10* 18.420 0.50 1.63414 23.8
11* 1.358 0.23
12* 4.622 1.94 1.54537 56.1
13* -2.200 1.49
14 INF 0.70 1.51680 64.2
15 INF 0.21
image INF
【0100】
実施例9の単焦点撮像光学系のレンズ面のデータを以下の表27に示す。
〔表27〕
第3面
K=6.221, A3=7.3013E-04, A4=6.7925E-03, A5=2.3405E-04,
A6=-1.4211E-03, A7=1.9111E-05, A8=3.7838E-04, A10=-1.1718E-04,
A12=2.5769E-05, A14=-3.5421E-06, A16=2.9008E-07, A18=-1.2979E-08,
A20=2.4388E-10
第4面
K=-0.658, A3=-5.2209E-03, A4=2.0854E-02, A5=-2.0642E-02,
A6=6.9791E-02, A7=3.1455E-03, A8=-1.4333E-01, A10=1.7499E-01,
A12=-1.2758E-01, A14=5.6613E-02, A16=-1.5085E-02, A18=2.2487E-03,
A20=-1.4685E-04
第5面
K=-5.620, A3=1.5442E-02, A4=-1.2406E-02, A5=1.1971E-02,
A6=7.0014E-03, A7=-6.3827E-03, A8=-2.7543E-03, A10=1.3501E-03,
A12=1.7973E-04, A14=-9.3478E-05, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第6面
K=50.000, A3=1.0652E-02, A4=-3.4728E-02, A5=3.2590E-02,
A6=9.5929E-03, A7=-2.9992E-02, A8=1.0113E-02, A10=7.6351E-03,
A12=-4.7981E-03, A14=1.2353E-03, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第8面
K=3.488, A3=0.0000E+00, A4=-1.5265E-02, A5=0.0000E+00,
A6=-4.9879E-03, A7=0.0000E+00, A8=1.5319E-03, A10=-5.6578E-04,
A12=0.0000E+00, A14=0.0000E+00, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第9面
K=-2.914, A3=0.0000E+00, A4=-3.3676E-02, A5=0.0000E+00,
A6=3.7133E-02, A7=0.0000E+00, A8=-2.5632E-02, A10=6.2236E-03,
A12=0.0000E+00, A14=0.0000E+00, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第10面
K=19.602, A3=-5.9653E-03, A4=-1.8697E-01, A5=-2.6983E-02,
A6=1.5132E-01, A7=4.5507E-03, A8=-7.4239E-02, A10=2.1448E-02,
A12=-2.4078E-03, A14=0.0000E+00, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第11面
K=-5.322, A3=-2.0360E-04, A4=-3.7114E-02, A5=-6.9115E-03,
A6=2.3592E-02, A7=1.2559E-03, A8=-5.8416E-03, A10=1.6498E-04,
A12=2.4463E-04, A14=-4.1757E-05, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第12面
K=2.101, A3=-4.1546E-03, A4=2.6090E-02, A5=1.0482E-03,
A6=-2.7428E-02, A7=-4.9701E-05, A8=1.2484E-02, A10=-3.1061E-03,
A12=4.0373E-04, A14=-2.1326E-05, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
第13面
K=-1.415, A3=1.2862E-02, A4=-1.9037E-02, A5=3.7960E-03,
A6=2.1670E-03, A7=-6.8386E-04, A8=1.5108E-03, A10=-8.8421E-04,
A12=2.4270E-04, A14=-2.1598E-05, A16=0.0000E+00, A18=0.0000E+00,
A20=0.0000E+00
【0101】
図10Aは、実施例9の単焦点撮像光学系10I等の断面図である。具体的には、単焦点撮像光学系10Iは、物体側から順に、負の第1レンズL1、負の第2レンズL2、正の第3レンズL3、絞り(又は開口絞り)ST、正の第4レンズL4、負の第5レンズL5、及び正の第6レンズL6から実質的になる。ここで、第1及び第4レンズL1,L4は、ガラスで形成され、第2、第3、第5、及び第6レンズL2,L3,L5,L6は、プラスチックで形成されている。第6レンズL6と固体撮像素子51との間には、適当な厚さの平行平板Fが配置されている。
【0102】
図10B及び10Cは、実施例9の単焦点撮像光学系10Iの縦収差図(球面収差及び非点収差)を示している。
【0103】
実施例9の単焦点撮像光学系10Iにおいて、プラスチックレンズ(具体的には、第2、第3、第5、及び第6レンズL2,L3,L5,L6)の温度変化によるピント移動量(常温(25℃)から105℃に変化したときの移動量)は、-0.012mmである。
【0104】
以下の表28は、参考のため、各条件式(1)~(10)に対応する各実施例1~9の値をまとめたものである。
〔表28〕
【0105】
以上、実施形態に係る単焦点撮像光学系について説明したが、本発明に係る単焦点撮像光学系は、上記例示のものには限られない。例えば、上記実施形態において、第1~第6レンズL1~L6の間、又はその像側若しくは物体側には、実質的に屈折力を有しないレンズ等を追加することができる。
【0106】
また、上記実施形態において、平行平板Fについては、車載カメラや監視カメラ等の用途における可視光又は近赤外光での撮像の際に、平行平板であるフィルターを2枚に分割してそれぞれ別の役割を持たせる等の構成をとることもできる。