(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-23
(45)【発行日】2022-03-31
(54)【発明の名称】粘着テープクリーナ及び粘着テープロール
(51)【国際特許分類】
A47L 25/00 20060101AFI20220324BHJP
B65H 41/00 20060101ALI20220324BHJP
【FI】
A47L25/00 A
B65H41/00 Z
(21)【出願番号】P 2017204705
(22)【出願日】2017-10-23
【審査請求日】2019-10-25
【審判番号】
【審判請求日】2021-06-09
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】517371903
【氏名又は名称】山下 俊哉
(74)【代理人】
【識別番号】110000947
【氏名又は名称】特許業務法人あーく特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】山下 俊哉
【合議体】
【審判長】佐々木 芳枝
【審判官】長馬 望
【審判官】木戸 優華
(56)【参考文献】
【文献】実開昭55-167363(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47L 25/00
B65H 41/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
一方の面が粘着面となる帯状の粘着テープを巻回した粘着テープロールと、前記粘着テープロールを回動自在に支持する支持体とを備える粘着テープクリーナであって、
前記粘着テープロールの粘着面には、前記粘着テープの巻回方向に沿って延びる非粘着部が、前記粘着テープの巻回方向に直交する幅方向の中側に、幅方向に対する複数の位置に間隙を開けて形成されており、
前記支持体に取り付けられ、前記粘着テープの幅方向に対する複数の位置に間隙を開けて接離可能な複数の剥離爪を有する剥離部材を備え、
前記剥離部材の複数の剥離爪の位置は、前記粘着テープロールの非粘着部の位置に対応しており、
前記剥離部材が備える複数の剥離爪のそれぞれは、前記粘着テープロールに形成された異なる非粘着部に接離する
ことを特徴とする粘着テープクリーナ。
【請求項2】
一方の面が粘着面となる帯状の粘着テープを巻回した粘着テープロールと、前記粘着テープロールを回動自在に支持する支持体とを備える粘着テープクリーナであって、
前記粘着テープロールの粘着面には、前記粘着テープの巻回方向に沿って延びる非粘着部が、前記粘着テープの巻回方向に直交する幅方向の中側に、幅方向に対する複数の位置に間隙を開けて形成されており、
前記支持体に取り付けられ、前記粘着テープの幅方向に対する複数の位置に間隙を開けて接離可能な複数の剥離爪を有する剥離部材を備え、
前記粘着テープロールの非粘着部の位置は、前記剥離部材の前記複数の剥離爪の位置に対応しており、
前記粘着テープロールに形成された複数の非粘着部のそれぞれに、前記剥離部材が備える異なる剥離爪が接離する
ことを特徴とする粘着テープクリーナ。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の粘着テープクリーナであって、
前記支持体は、
前記粘着テープロールの中心軸として挿通される軸支部と、
前記粘着テープロールの軸方向に直交する方向に延び、片手で把持可能な把持部と
を備え、
前記剥離部材は、
把持部を把持している手で接離操作が可能な操作部を備える
ことを特徴とする粘着テープクリーナ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、粘着テープを巻回した粘着テープロールと、粘着テープロールを回動自在に支持する支持体とを備える粘着テープクリーナ、及び粘着テープクリーナに使用可能な粘着テープロールに関する。
【背景技術】
【0002】
カーペット、フローリング、洋服等の被清掃体に付着した埃、毛屑、その他各種ゴミ等の異物を除去する掃除用具として、粘着テープを巻回した粘着テープロールを用いた粘着テープクリーナが普及している。粘着テープクリーナを使用する使用者は、粘着テープを巻回した粘着テープロールを往復回動運動させることにより、粘着テープに異物を付着させる。そして、異物を付着させた粘着テープを粘着テープロールから剥離し、切断することにより、新たな粘着面を露出させる。粘着テープは、粘着面にて粘着した状態で巻回されているため、使用後の粘着テープを剥離する剥離作業が困難となる場合もある。
【0003】
そこで、例えば、特許文献1では、粘着テープロールの粘着性の表面の幅方向に剥離用のバーをセットし、バーのエッジを用いて粘着テープを剥離及び切断する粘着テープクリーナが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示された粘着テープクリーナは、バーのセット等の作業が面倒であるという作業性に関する問題がある。
【0006】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、剥離部材を備えることにより、粘着テープロールから粘着テープを容易に剥離することができる粘着テープクリーナ、及び粘着テープを容易に剥離可能な粘着テープロールの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本願記載の粘着テープクリーナは、一方の面が粘着面となる帯状の粘着テープを巻回した粘着テープロールと、前記粘着テープロールを回動自在に支持する支持体とを備える粘着テープクリーナであって、前記支持体に取り付けられ、前記粘着テープロールの幅方向の中側に接離可能な剥離部材を備えることを特徴とする。
【0008】
また、本願記載の粘着テープクリーナにおいて、前記粘着テープロールの粘着面は、前記剥離部材が接する位置に、長手方向に沿って延びる非粘着部を有することを特徴とする。
【0009】
また、本願記載の粘着テープクリーナにおいて、前記支持体は、前記粘着テープロールの中心軸として挿通される軸支部と、前記粘着テープロールの軸方向に直交する方向に延び、片手で把持可能な把持部とを備え、前記剥離部材は、把持部を把持している手で接離操作が可能な操作部を備えることを特徴とする。
【0010】
また、本願記載の粘着テープクリーナにおいて、前記剥離部材は、更に、前記粘着テープロールの幅方向の端部に接離可能に形成されていることを特徴とする。
【0011】
本願記載の粘着テープロールは、一方の面が粘着面となる帯状の粘着テープを巻回した粘着テープロールであって、粘着面の幅方向に対する中側に、長手方向に沿って延びる非粘着部を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本願記載の粘着テープクリーナは、粘着テープロールの中側に接離可能な剥離部材を備えることにより、また、粘着テープロールは、中側に非粘着部を有することにより、巻回された粘着テープを容易に剥離することができる等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本願記載の粘着テープクリーナの一例を概略的に示す外観斜視図である。
【
図2】本願記載の粘着テープクリーナの一例を概略的に示す外観図である。
【
図3】本願記載の粘着テープクリーナにて使用可能な粘着テープロールの一例を概略的に示す外観斜視図である。
【
図4】本願記載の粘着テープクリーナの使用時の状態を概略的に示す正面図である。
【
図5】本願記載の粘着テープクリーナの一例を概略的に示す外観図である。
【
図6】本願記載の粘着テープクリーナの一例を概略的に示す外観斜視図である。
【
図7】本願記載の粘着テープクリーナにて使用可能な粘着テープロールの一例を概略的に示す外観斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具現化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
【0015】
<実施形態1>
図1は、本願記載の粘着テープクリーナ1の一例を概略的に示す外観斜視図である。
図2は、本願記載の粘着テープクリーナ1の一例を概略的に示す外観図である。なお、
図2(a)は、正面図であり、
図2(b)は、右側面図である。
図3は、本願記載の粘着テープクリーナ1にて使用可能な粘着テープロール2の一例を概略的に示す外観斜視図である。本願記載の粘着テープクリーナ1は、カーペット、フローリング、洋服、機械設備等の被清掃体に付着した埃、毛屑、その他各種ゴミ等の異物を除去する掃除用具として使用される。粘着テープクリーナ1は、一方の面が粘着面となる帯状の粘着テープを、粘着面が表面となるように巻回した粘着テープロール2と、粘着テープロール2を回動自在に支持する支持体10とを備えている。
【0016】
図3に例示した外観斜視図は、粘着テープロール2から、巻回されている粘着テープの一部を剥がした状態を示している。粘着テープロール2は、円筒状をなしており、巻回された帯状の粘着テープは、表面側に粘着剤が塗布された粘着部20となっている。また、粘着テープの表面側の幅方向の中央近傍には粘着剤が塗布されていない非粘着部21が長手方向に沿って延びている。
図1乃至
図3では、粘着剤が塗布された粘着部20を点描にて示し、粘着剤が塗布されていない非粘着部21を白抜きにて示している。
【0017】
粘着テープロール2を支持する支持体10は、屈曲した一本の金属棒を用いて形成されており、金属棒の一端側は、円筒状をなす粘着テープロール2の中心軸の位置に挿通され、粘着テープロール2を回動自在に支持する軸支部100となっている。支持体10に用いられる金属棒の他端側は屈曲したアーム部101となっており、アーム部101は、軸支部100と繋がっており、軸支部100により粘着テープロール2を片持ち状態で支持している。
【0018】
アーム部101は、軸支部100に接続された部位で略直角に屈曲し、粘着テープロール2の回動に支障が発生しない位置で粘着テープロール2の中央側に向けて鈍角に屈曲し、更に、粘着テープロール2に対して反対側へ、粘着テープロール2の軸方向に直交する方向へ向けて屈曲している。アーム部101の他端には、使用者が片手で把持するための樹脂製の把持部102が取り付けられている。
【0019】
支持体10のアーム部101には、粘着テープロール2の幅方向の中央近傍に設けられた非粘着部21に接離可能な剥離部材11が取り付けられている。剥離部材11は、棒状をなし、アーム部101の他端側に沿って配置される軸部110を備えている。剥離部材11の軸部110の一端側となる粘着テープロール2側の先端には、巻回された粘着テープを剥離する剥離爪111が設けられており、他端側は、剥離部材11を操作する操作部112となっている。剥離部材11は、軸部110の軸方向に移動可能となるように、取付部113により支持体10に取り付けられている。取付部113には、伸長方向に付勢する圧縮コイルバネ等の付勢部材114が用いられており、剥離部材11が粘着テープロール2から離れる他端側へ付勢している。使用者は、把持部102を片手で把持し、把持している手で操作部112を粘着テープロール2側へ押し込む操作を行うことにより、剥離部材11が粘着テープロール2側へ移動し、剥離爪111が粘着テープロール2に接触する。剥離爪111は、粘着テープロール2に対し、粘着面の非粘着部21に接触するように配置されている。使用者が、操作部112に加えた力を解放すると、付勢部材114により、剥離部材11は粘着テープロール2の反対側へ移動し、剥離爪111が粘着テープロール2から離れる。即ち、使用者は、操作部112により、把持部102を把持している手で接離操作が可能である。
【0020】
以上のように構成された粘着テープクリーナ1の使用方法について説明する。
図4は、本願記載の粘着テープクリーナ1の使用時の状態を概略的に示す正面図である。
図4(a)は、各種ゴミ等の異物を除去する際の状態を示している。使用者は、
図4(a)に示す状態の粘着テープクリーナ1の把持部102を把持し、粘着テープロール2の粘着面を被清掃体に当接させた状態で、粘着テープロール2が往復回動運動をするように、粘着テープクリーナ1を往復させる。粘着テープロール2が往復回動運動することにより、異物が粘着テープの粘着面に付着し、被清掃体から異物が除去される。
【0021】
図4(b)は、
図4(a)に示す状態から、操作部112を押し込み、剥離部材11が粘着テープロール2に接触した状態を示している。使用者が操作部112を押し込み、剥離部材11が移動することにより、先端の剥離爪111が粘着テープロール2の粘着面の非粘着部21に対応する位置に接触する。
【0022】
図4(c)は、
図4(b)に示す状態から、粘着テープロール2を回転させた状態を示している。剥離爪111が粘着テープロール2の粘着面の非粘着部21に対応する位置に接触した状態で、粘着テープロール2を回転させることにより、巻回された粘着テープの端部から、長手方向に延びる非粘着部21に沿って、剥離爪111が粘着テープの下層に潜り込む。巻回された粘着テープの端部から剥離爪111が潜り込んだ状態で更に粘着テープロール2を回転させることにより、巻回されている粘着テープが端部から剥がされる。
図4(c)は、略1周分の粘着テープが剥がされた状態を示しており、この状態で、剥がされた略1周分の粘着テープを切断することにより、粘着テープロール2の表面に露出する粘着面が更新される。なお、粘着テープは、容易に切断可能なように、幅方向にミシン目等の加工が施されている。粘着テープロール2を切断後、操作部112に加えた力を解放することにより、剥離部材11は粘着テープロール2の反対側へ移動し、剥離爪111が粘着テープロール2から離れ、
図4(a)に示す状態となる。
【0023】
以上説明したように、本願記載の粘着テープクリーナ1は、粘着テープロール2に巻回された粘着テープに、長手方向に延びる非粘着部21を有している。そして、使用者は、剥離部材11を操作して剥離爪111を非粘着部21に潜り込ませて、粘着テープクリーナ1を回転させることにより、粘着テープロール2に巻回された粘着テープを容易に剥離することができる。
【0024】
<実施形態2>
実施形態2は、実施形態1において、剥離部材11の形状及び取付方法を変更した形態である。以降の説明において、実施形態1と同様の構成については、実施形態1と同様の符号を付し、実施形態1の説明を参照するものとし、その説明を省略する。
【0025】
図5は、本願記載の粘着テープクリーナ1の一例を概略的に示す外観図である。なお、
図5(a)は、正面図であり、
図5(b)は、右側面図である。実施形態2の剥離部材11は、若干婉曲した棒状をなし、軸部110の中央近傍の取付部113にて支持体10の側部に前後方向に揺動自在に軸支されている。剥離部材11を軸支する取付部113の位置が梃子の支点となり、一端側の先端で作用点となる剥離爪111が後方に傾いており、他端側の先端で力点となる操作部112が前方に傾いている。伸長方向に付勢する圧縮コイルバネ等の付勢部材114は、支点より操作部112側の軸部110と支持体10のアーム部101とを連結しており、剥離爪111が粘着テープロール2から離れるように付勢している。
【0026】
以上のように構成された粘着テープクリーナ1の使用方法について説明する。使用者は、
図5に示す状態の粘着テープクリーナ1の把持部102を把持し、粘着テープロール2の粘着面を被清掃体に当接させた状態で、粘着テープロール2が往復回動運動をするように、粘着テープクリーナ1を往復させる。粘着テープロール2が往復回動運動することにより、異物が粘着テープの粘着面に付着し、被清掃体から異物が除去される。そして、
図5に示す状態から、前方に傾いている操作部112を、支持体10側に押さえて揺動させることにより、先端の剥離爪111が粘着テープロール2の粘着面の非粘着部21に対応する位置に接触する。そして、剥離爪111が粘着テープロール2に接触した状態で、粘着テープロール2を回転させることにより、巻回されている粘着テープが端部から剥がされ、剥がされた粘着テープを切断して、粘着テープロール2の表面に露出する粘着面を更新することができる。
【0027】
<実施形態3>
実施形態3は、実施形態1において、剥離部材11の形状を変形した形態である。以降の説明において、実施形態1と同様の構成については、実施形態1と同様の符号を付し、実施形態1の説明を参照するものとし、その説明を省略する。
【0028】
図6は、本願記載の粘着テープクリーナ1の一例を概略的に示す外観斜視図である。
図7は、本願記載の粘着テープクリーナ1にて使用可能な粘着テープロール2の一例を概略的に示す外観斜視図である。実施形態3の剥離部材11は、支持体10の軸部110が粘着テープロール2側に向けて三つ叉に分岐しており、それぞれ粘着テープロール2の中央近傍及び両端部に接離する位置に対応するように剥離爪111が設けられている。
【0029】
図7に例示した外観斜視図は、粘着テープロール2から、巻回されている粘着テープの一部を剥がした状態を示している。粘着テープロール2に巻回された帯状の粘着テープは、表面側に粘着剤が塗布されているが、粘着テープの幅方向の中央近傍及び両端部には粘着剤が塗布されていない三ヶ所の非粘着部21が長手方向に沿って延びている。
【0030】
以上のように構成された粘着テープクリーナ1の使用方法について説明する。使用者は、粘着テープクリーナ1の把持部102を把持し、粘着テープロール2の粘着面を被清掃体に当接させた状態で、粘着テープロール2が往復回動運動をするように、粘着テープクリーナ1を往復させる。粘着テープロール2が往復回動運動することにより、異物が粘着テープの粘着面に付着し、被清掃体から異物が除去される。そして、使用者が操作部112を押し込み、剥離部材11が移動することにより、三つ叉に分岐した先端の三本の剥離爪111が粘着テープロール2の粘着面の中央近傍及び両端部の非粘着部21に対応する位置に接触する。そして、剥離爪111が粘着テープロール2に接触した状態で、粘着テープロール2を回転させることにより、巻回されている粘着テープが端部から剥がされ、剥がされた粘着テープを切断して、粘着テープロール2の表面に露出する粘着面を更新することができる。
【0031】
本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、他のいろいろな形態で実施することが可能である。そのため、上述した実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。更に、請求の範囲の均等範囲に属する変形及び変更は、全て本発明の範囲内のものである。
【0032】
例えば、前記実施形態では、粘着テープの幅方向の中央近傍に直線状に連続して延びる非粘着部21を設けた形態を例示したが、本発明は、これに限らず、適宜設計することが可能である。例えば、幅方向に対して端部以外の中側であれば、中央近傍から外れた位置に非粘着部21を設けても良く、その場合、粘着部20を三分割するように二ヶ所に非粘着部21を設けても良い。また、非粘着部21は、破線状に断続して延びるように非粘着部21を設けるようにしても良く、その場合、非粘着部21が設けられている領域で粘着テープが切断されるようにミシン目加工をすることが望ましい。更に、その場合の非粘着部21の形状は、矩形、菱形、その他の四角形、三角形その他の多角形、円形、楕円形、長円形等、様々な形状に形成することが可能である。
【0033】
また、例えば、前記実施形態では、粘着テープロール2を片持ち状態で指示する形態を示したが、本発明はこれに限らず、支持体10の材質及び形状は用途に応じて適宜選択することが可能である。例えば、支持体10が、粘着テープロール2を両持ち状態で支持するように形成し、使用時の粘着テープロール2の回動の安定性を向上させることも可能である。
【符号の説明】
【0034】
1 粘着テープクリーナ
10 支持体
100 軸支部
101 アーム部
102 把持部
11 剥離部材
110 軸部
111 剥離爪
112 操作部
113 取付部
114 付勢部材
2 粘着テープロール
20 粘着部
21 非粘着部