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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-23
(45)【発行日】2022-03-31
(54)【発明の名称】HARQフィードバック方法および装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 28/04 20090101AFI20220324BHJP
   H04W 4/70 20180101ALI20220324BHJP
   H04W 72/04 20090101ALI20220324BHJP
   H04W 76/10 20180101ALI20220324BHJP
【FI】
H04W28/04 110
H04W4/70
H04W72/04 136
H04W76/10
【請求項の数】 22
(21)【出願番号】P 2020559410
(86)(22)【出願日】2018-04-26
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-08-12
(86)【国際出願番号】 CN2018084680
(87)【国際公開番号】W WO2019205061
(87)【国際公開日】2019-10-31
【審査請求日】2020-10-23
(73)【特許権者】
【識別番号】517188574
【氏名又は名称】ペキン シャオミ モバイル ソフトウェア カンパニー, リミテッド
【氏名又は名称原語表記】BEIJING XIAOMI MOBILE SOFTWARE CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 018, Floor 8, Building 6, Yard 33, Middle Xierqi Road, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100107489
【弁理士】
【氏名又は名称】大塩 竹志
(72)【発明者】
【氏名】牟▲勤▼
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼明
【審査官】深津 始
(56)【参考文献】
【文献】ZTE, Sanechips,On early data transmission for eMTC[online],3GPP TSG RAN WG1 #92 R1-1801619,2018年02月17日,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_92/Docs/R1-1801619.zip>
【文献】ZTE, Sanechips,Remaining issues on UL HARQ-ACK feedback for MTC[online],3GPP TSG RAN WG1 #92b R1-1804175,2018年04月06日,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_92b/Docs/R1-1804175.zip>
【文献】LG Electronics,Discussion on UL aspects in TDD NB-IoT[online],3GPP TSG RAN WG1 #92b R1-1804529,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_92b/Docs/R1-1804529.zip>
【文献】Xiaomi Communications,Discussion on remaining issues of EDT for NB-IoT[online],3GPP TSG RAN WG1 #93 R1-1807137,2018年05月11日,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_93/Docs/R1-1807137.zip>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 -H04B 7/26
H04W 4/00 -H04W 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハイブリッド自動再送要求(HARQ)ィードバック方法であって、
基地局に使用され、前記基地局は、端末に対して、早期データ送信(EDT)サービスを提供するための複数の利用可能なスケジューリングリソースを割り当て、前記利用可能なスケジューリングリソースは、伝送ブロックサイズ(TBS)およびアップリンク伝送の繰り返し回数を含み、前記HARQフィードバック方法は、
各前記利用可能なスケジューリングリソース上で、前記端末から前記基地局に伝送したEDTデータに対してブラインド検出を実行することと、
設定されたルールに従って、前記ブラインド検出に対応するHARQフィードバック時点を決定することと、
前記HARQフィードバック時点に、前記ブラインド検出に対応するHARQ情報を前記端末に送信すること
を含み、
前記設定されたルールは、前記利用可能なスケジューリングリソースのアップリンク伝送の最大繰り返し回数に基づいてHARQ情報をフィードバックすることであり、
前記設定されたルールに従って、前記ブラインド検出に対応するHARQフィードバック時点を決定することは、
各前記利用可能なスケジューリングリソースに含まれる前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、アップリンク伝送の最大繰り返し回数を決定することと、
各前記アップリンク伝送のカットオフ時点に従って、前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定することと、
前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点に従って前記HARQフィードバック時点を決定することであって、決定されたHARQフィードバック時点は、前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置する、ことと
を含む、HARQフィードバック方法。
【請求項2】
前記EDTデータは、ランダムアクセスプロセス中に前記端末によって伝送されたアップリンクデータであり、且つ前記ランダムプロセス中のメッセージ3に配置される請求項1に記載のHARQフィードバック方法。
【請求項3】
記各前記利用可能なスケジューリングリソース上で、前記端末から前記基地局に伝送したEDTデータに対してブラインド検出を実行することは、
各前記利用可能なスケジューリングリソースに含まれる前記TBSおよび前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、各前記利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定することと、
各前記アップリンク伝送のカットオフ時点に、前記EDTデータに対してブラインド検出を実行すること
を含む請求項1に記載のHARQフィードバック方法。
【請求項4】
ハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバック方法であって、
端末に使用され、基地局は、前記端末に対して、早期データ送信(EDT)サービスを提供するための複数の利用可能なスケジューリングリソースを割り当て、前記利用可能なスケジューリングリソースは、伝送ブロックサイズ(TBS)およびアップリンク伝送の繰り返し回数を含み、前記HARQフィードバック方法は、
複数の前記利用可能なスケジューリングリソースから1つの利用可能なスケジューリングリソースを選択し、選択された利用可能なスケジューリングリソース上でEDTデータを基地局に送信することと、
設定されたルールに従って、前記EDTデータに対応するHARQフィードバック時点を決定することと、
前記HARQフィードバック時点に、前記基地局によって送信されたHARQ情報を受信した場合、前記HARQ情報に従って前記EDTデータの伝送結果を決定すること
を含み、
前記設定されたルールは、前記利用可能なスケジューリングリソースのアップリンク伝送の最大繰り返し回数に基づいてHARQ情報をフィードバックすることであり、
前記設定されたルールに従って、前記ブラインド検出に対応するHARQフィードバック時点を決定することは、
各前記利用可能なスケジューリングリソースに含まれる前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、アップリンク伝送の最大繰り返し回数を決定することと、
各前記アップリンク伝送のカットオフ時点に従って、前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定することと、
前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点に従って前記HARQフィードバック時点を決定することであって、決定されたHARQフィードバック時点は、前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置する、ことと
を含む、HARQフィードバック方法。
【請求項5】
前記EDTデータは、前記端末がランダムアクセスプロセス中に伝送する必要があるアップリンクデータであり、且つ前記ランダムプロセス中のメッセージ3に配置される請求項4に記載のHARQフィードバック方法。
【請求項6】
前記利用可能なスケジューリングリソースは、伝送ブロックサイズ(TBS)およびアップリンク伝送の繰り返し回数を含み、
前記各前記利用可能なスケジューリングリソースから1つの利用可能なスケジューリングリソースを選択し、選択された利用可能なスケジューリングリソース上でEDTデータを基地局に送信することは、
前記利用可能なスケジューリングリソースに含まれる前記TBSおよび前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、複数の前記利用可能なスケジューリングリソースから1つの利用可能なスケジューリングリソースを選択することと、
選択された利用可能なスケジューリングリソース上でEDTデータを基地局に送信すること
を含む請求項4に記載のHARQフィードバック方法。
【請求項7】
記設定されたルールに従って、前記EDTデータに対応するHARQフィードバック時点を決定することは、
選択された利用可能なスケジューリングリソースに含まれる前記TBSおよび前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、選択された利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定することと、
選択された利用可能なスケジューリングリソースに含まれる前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、アップリンク伝送の最大繰り返し回数を決定することと、
前記アップリンク伝送のカットオフ時点に従って、前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定することと、
前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点に従って前記HARQフィードバック時点を決定することであって、決定されたHARQフィードバック時点は、前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置すること
を含む請求項6に記載のHARQフィードバック方法。
【請求項8】
前記HARQ情報は、復調成功を表す第1情報または復調失敗を表す第2情報を含み、
前記HARQフィードバック時点に、前記基地局によって送信されたHARQ情報を受信した場合、前記HARQ情報に従って前記EDTデータの伝送結果を決定することは、
前記HARQフィードバック時点に、前記基地局によって送信されたHARQ情報を受信することと、および
前記HARQ情報が前記第1情報である場合、前記EDTデータの伝送結果が伝送成功であると決定すること、または
前記HARQ情報が前記第2情報である場合、前記EDTデータの伝送結果が伝送失敗であると決定することとを含む請求項7に記載のHARQフィードバック方法。
【請求項9】
前記設定されたルールは、各前記利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の全てに対してHARQフィードバックを実行することであり、
前記設定されたルールに従って、前記EDTデータに対応するHARQフィードバック時点を決定することは、
前記選択された利用可能なスケジューリングリソースに含まれる前記TBSおよび前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、前記選択された利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定することと、
前記選択された利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点に対して、前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点を決定することであって、決定されたHARQフィードバック時点は、前記アップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置すること
を含む請求項6に記載のHARQフィードバック方法。
【請求項10】
前記HARQ情報は、復調成功を表す第1情報または復調失敗を表す第2情報を含み、
前記HARQフィードバック時点に、前記基地局によって送信されたHARQ情報を受信した場合、前記HARQ情報に従って前記EDTデータの伝送結果を決定することは、
前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、前記基地局によって送信されたHARQ情報を受信することと、
前記HARQ情報が前記第1情報である場合、前記EDTデータの伝送結果が伝送成功であると決定することと、
前記HARQ情報が前記第2情報である場合、前記EDTデータの伝送結果が伝送失敗であると決定すること
を含む請求項9に記載のHARQフィードバック方法。
【請求項11】
前記設定されたルールは、ブラインド検出結果が復調成功である場合にのみHARQフィードバックを実行することであり、
前記設定されたルールに従って、前記EDTデータに対応するHARQフィードバック時点を決定することは、
前記選択された利用可能なスケジューリングリソースに含まれる前記TBSおよび前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、前記選択された利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定することと、
前記選択された利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点に対して、前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点を決定することであって、決定されたHARQフィードバック時点は、前記アップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置すること
を含む請求項6に記載のHARQフィードバック方法。
【請求項12】
前記HARQ情報は、復調成功を表す第1情報を含み、
前記HARQフィードバック時点に、前記基地局によって送信されたHARQ情報を受信した場合、前記HARQ情報に従って前記EDTデータの伝送結果を決定することは、
前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、前記基地局によって送信されたHARQ情報を受信し、且つ前記HARQ情報が前記第1情報である場合、前記EDTデータの伝送結果が伝送成功であると決定することと、
前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、前記基地局によって送信されたHARQ情報を受信しなかった場合、前記EDTデータの伝送結果が伝送失敗であると決定すること
を含む請求項11に記載のHARQフィードバック方法。
【請求項13】
前記指定された位置は前記基地局によって構成され、且つ前記基地局が前記端末に送信したランダムアクセス応答のアップリンクスケジューリング認可に位置し、または
前記設定されたルールは、前記指定された位置を表す第3情報を含み、前記第3情報は、HARQフィードバック時点と、決定されたアップリンク伝送のカットオフ時点との間の相対関係を指示する請求項7または請求項9または請求項11に記載のHARQフィードバック方法。
【請求項14】
ハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバック装置であって、
基地局に使用され、前記基地局は、端末に対して、早期データ送信(EDT)サービスを提供するための複数の利用可能なスケジューリングリソースを割り当て、前記利用可能なスケジューリングリソースは、伝送ブロックサイズ(TBS)およびアップリンク伝送の繰り返し回数を含み、前記HARQフィードバック装置は、
各前記利用可能なスケジューリングリソース上で、前記端末から前記基地局に伝送したEDTデータに対してブラインド検出を実行するように構成される検出モジュールと、
設定されたルールに従って、前記ブラインド検出に対応するHARQフィードバック時点を決定するように構成される第1決定モジュールと、
前記HARQフィードバック時点に、前記ブラインド検出に対応するHARQ情報を前記端末に送信するように構成される送信モジュール
を備え
前記設定されたルールは、前記利用可能なスケジューリングリソースのアップリンク伝送の最大繰り返し回数に基づいてHARQ情報をフィードバックすることであり、
前記設定されたルールに従って、前記ブラインド検出に対応するHARQフィードバック時点を決定することは、
各前記利用可能なスケジューリングリソースに含まれる前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、アップリンク伝送の最大繰り返し回数を決定することと、
各前記アップリンク伝送のカットオフ時点に従って、前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定することと、
前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点に従って前記HARQフィードバック時点を決定することであって、決定されたHARQフィードバック時点は、前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置する、ことと
を含む、HARQフィードバック装置。
【請求項15】
ハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバック装置であって、
端末に使用され、基地局は、前記端末に対して、早期データ送信(EDT)サービスを提供するための複数の利用可能なスケジューリングリソースを割り当て、前記利用可能なスケジューリングリソースは、伝送ブロックサイズ(TBS)およびアップリンク伝送の繰り返し回数を含み、前記HARQフィードバック装置は、
複数の前記利用可能なスケジューリングリソースから1つの利用可能なスケジューリングリソースを選択し、選択された利用可能なスケジューリングリソース上でEDTデータを基地局に送信するように構成される選択モジュールと、
設定されたルールに従って、前記EDTデータに対応するHARQフィードバック時点を決定するように構成される第2決定モジュールと、
前記HARQフィードバック時点に、前記基地局によって送信されたHARQ情報を受信した場合、前記HARQ情報に従って前記EDTデータの伝送結果を決定するように構成される第3決定モジュール
を備え
前記設定されたルールは、前記利用可能なスケジューリングリソースのアップリンク伝送の最大繰り返し回数に基づいてHARQ情報をフィードバックすることであり、
前記設定されたルールに従って、前記ブラインド検出に対応するHARQフィードバック時点を決定することは、
各前記利用可能なスケジューリングリソースに含まれる前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、アップリンク伝送の最大繰り返し回数を決定することと、
各前記アップリンク伝送のカットオフ時点に従って、前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定することと、
前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点に従って前記HARQフィードバック時点を決定することであって、決定されたHARQフィードバック時点は、前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置する、ことと
を含む、HARQフィードバック装置。
【請求項16】
前記EDTデータは、前記端末がランダムアクセスプロセス中に伝送する必要があるアップリンクデータであり、且つ前記ランダムプロセス中のメッセージ3に配置される請求項15に記載のHARQフィードバック装置。
【請求項17】
記選択モジュールは、
前記利用可能なスケジューリングリソースに含まれる前記TBSおよび前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、複数の前記利用可能なスケジューリングリソースから1つの利用可能なスケジューリングリソースを選択するように構成される選択サブモジュールと、
選択された利用可能なスケジューリングリソース上でEDTデータを基地局に送信するように構成される送信サブモジュール
を備える請求項15に記載のHARQフィードバック装置。
【請求項18】
記第2決定モジュールは、
選択された利用可能なスケジューリングリソースに含まれる前記TBSおよび前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、選択された利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定するように構成される第1時点決定サブモジュールと、
選択された利用可能なスケジューリングリソースに含まれる前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、アップリンク伝送の最大繰り返し回数を決定するように構成される繰り返し回数決定サブモジュールと、
前記アップリンク伝送のカットオフ時点に従って、前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定するように構成される第2時点決定サブモジュールと、
前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点に従って前記HARQフィードバック時点を決定するように構成される第3時点決定サブモジュールであって、決定されたHARQフィードバック時点は、前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置する第3時点決定サブモジュール
を備える請求項17に記載のHARQフィードバック装置。
【請求項19】
コンピュータ命令が記憶された非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムは、請求項13のいずれか一項に記載のHARQフィードバック方法を実行するために使用される非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項20】
コンピュータプログラムが記憶された非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムは、請求項413のいずれか一項に記載のHARQフィードバック方法を実行するために使用される非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項21】
ハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバック装置であって、
基地局に使用され、前記基地局は、端末に対して、早期データ送信(EDT)サービスを提供するための複数の利用可能なスケジューリングリソースを割り当て、前記利用可能なスケジューリングリソースは、伝送ブロックサイズ(TBS)およびアップリンク伝送の繰り返し回数を含み、前記HARQフィードバック装置は、
プロセッサと、
プロセッサ実行可能命令を記憶するように構成されるメモリ
を備え、
前記プロセッサは、
各前記利用可能なスケジューリングリソース上で、前記端末から前記基地局に伝送したEDTデータに対してブラインド検出を実行することと、
設定されたルールに従って、前記ブラインド検出に対応するHARQフィードバック時点を決定することと、
前記HARQフィードバック時点に、前記ブラインド検出に対応するHARQ情報を前記端末に送信することと
を行うように構成され
前記設定されたルールは、前記利用可能なスケジューリングリソースのアップリンク伝送の最大繰り返し回数に基づいてHARQ情報をフィードバックすることであり、
前記設定されたルールに従って、前記ブラインド検出に対応するHARQフィードバック時点を決定することは、
各前記利用可能なスケジューリングリソースに含まれる前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、アップリンク伝送の最大繰り返し回数を決定することと、
各前記アップリンク伝送のカットオフ時点に従って、前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定することと、
前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点に従って前記HARQフィードバック時点を決定することであって、決定されたHARQフィードバック時点は、前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置する、ことと
を含む、HARQフィードバック装置。
【請求項22】
ハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバック装置であって、
端末に使用され、基地局は、前記端末に対して、早期データ送信(EDT)サービスを提供するための複数の利用可能なスケジューリングリソースを割り当て、前記利用可能なスケジューリングリソースは、伝送ブロックサイズ(TBS)およびアップリンク伝送の繰り返し回数を含み、前記HARQフィードバック装置は、
プロセッサと、
プロセッサ実行可能命令を記憶するように構成されるメモリ
を備え、
前記プロセッサは、
複数の前記利用可能なスケジューリングリソースから1つの利用可能なスケジューリングリソースを選択し、選択された利用可能なスケジューリングリソース上でEDTデータを基地局に送信することと、
設定されたルールに従って、前記EDTデータに対応するHARQフィードバック時点を決定することと、
前記HARQフィードバック時点に、前記基地局によって送信されたHARQ情報を受信した場合、前記HARQ情報に従って前記EDTデータの伝送結果を決定することと
を行うように構成され
前記設定されたルールは、前記利用可能なスケジューリングリソースのアップリンク伝送の最大繰り返し回数に基づいてHARQ情報をフィードバックすることであり、
前記設定されたルールに従って、前記ブラインド検出に対応するHARQフィードバック時点を決定することは、
各前記利用可能なスケジューリングリソースに含まれる前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、アップリンク伝送の最大繰り返し回数を決定することと、
各前記アップリンク伝送のカットオフ時点に従って、前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定することと、
前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点に従って前記HARQフィードバック時点を決定することであって、決定されたHARQフィードバック時点は、前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置する、ことと
を含む、HARQフィードバック装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信技術分野に関し、特に、HARQフィードバック方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
狭帯域モノのインターネット(NB-IoT:Narrow band Internet of things)およびマシンタイプ通信(MTC:Machine type communication)は、非常に有望なセルラーIoT技術であり、広く使用されている。さらに、NB-IoTおよびMTCにおいて、伝送遅延をさらに削減し、電力を節約するために、ランダムアクセスプロセス中にアップリンクデータを伝送するメカニズムが導入され、それをデータ抽出伝送(EDT:Early Data Transmission during RACH)と略称する。ここで、RACHとは、ランダムアクセスチャネル(Random Access CHannel)を指す。ただし、既存のEDTプロセスでは、基地局と端末がハイブリッド自動再送要求(HARQ:Hybrid Automatic Repeat request)フィードバックコンテンツと時間が一致しないため、伝送品質が低下する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
関連技術に存在する問題を解決するために、本開示の実施例は、HARQフィードバック方法および装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示の実施例の第1態様によれば、HARQフィードバック方法を提供し、前記方法は基地局に使用され、前記基地局は、端末に対して、早期データ送信(EDT)サービスを提供するための複数の利用可能なスケジューリングリソースを割り当て、前記方法は、
各前記利用可能なスケジューリングリソース上で、前記端末から前記基地局に伝送したEDTデータに対してブラインド検出を実行することと、
設定されたルールに従って、前記ブラインド検出に対応するHARQフィードバック時点を決定することと、
前記HARQフィードバック時点に、前記ブラインド検出に対応するHARQ情報を前記端末に送信することとを含む。
【0005】
一実施例において、前記EDTデータは、ランダムアクセスプロセス中に前記端末によって伝送されたアップリンクデータであり、且つ前記ランダムプロセス中のメッセージ3に配置される。
【0006】
一実施例において、前記利用可能なスケジューリングリソースは、伝送ブロックサイズ(TBS)およびアップリンク伝送の繰り返し回数を含み、
前記各前記利用可能なスケジューリングリソース上で、前記端末から前記基地局に伝送したEDTデータに対してブラインド検出を実行することは、
各前記利用可能なスケジューリングリソースに含まれる前記TBSおよび前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、各前記利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定することと、
各前記アップリンク伝送のカットオフ時点に、前記EDTデータに対してブラインド検出を実行することとを含む。
【0007】
一実施例において、前記設定されたルールは、アップリンク伝送の最大繰り返し回数に基づいてHARQフィードバックを実行することであり、
前記設定されたルールに従って、前記ブラインド検出に対応するHARQフィードバック時点を決定することは、
各前記利用可能なスケジューリングリソースに含まれる前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、アップリンク伝送の最大繰り返し回数を決定することと、
各前記アップリンク伝送のカットオフ時点に従って、前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定することと、
前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点に従って前記HARQフィードバック時点を決定することであって、決定されたHARQフィードバック時点は、前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置することとを含む。
【0008】
一実施例において、前記ブラインド検出に対応するHARQ情報は、復調成功を表す第1情報または復調失敗を表す第2情報を含み、
前記HARQフィードバック時点に、前記ブラインド検出に対応するHARQ情報を前記端末に送信することは、
各前記アップリンク伝送のカットオフ時点のブラインド検出結果に対して、各前記ブラインド検出結果が復調成功を含む場合、前記HARQフィードバック時点に、前記第1情報を前記端末に送信することと、
各前記ブラインド検出結果が前記復調成功を含まない場合、前記HARQフィードバック時点に、前記第2情報を前記端末に送信することとを含む。
【0009】
一実施例において、前記設定されたルールは、各前記利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の全てに対してHARQフィードバックを実行することであり、
前記設定されたルールに従って、前記ブラインド検出に対応するHARQフィードバック時点を決定することは、
任意の前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対して、前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点を決定することを含み、決定されたHARQフィードバック時点は、前記アップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置する。
【0010】
一実施例において、前記ブラインド検出に対応するHARQ情報は、復調成功を表す第1情報または復調失敗を表す第2情報を含み、
前記HARQフィードバック時点に、前記ブラインド検出に対応するHARQ情報を前記端末に送信することは、
任意の前記アップリンク伝送のカットオフ時点のブラインド検出結果に対して、前記ブラインド検出結果が復調成功である場合、前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、前記第1情報を前記端末に送信することと、
前記ブラインド検出結果が復調失敗である場合、前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、前記第2情報を前記端末に送信することとを含む。
【0011】
一実施例において、前記設定されたルールは、ブラインド検出結果が復調成功である場合にのみHARQフィードバックを実行することであり、
前記設定されたルールに従って、前記ブラインド検出に対応するHARQフィードバック時点を決定することは、
任意の前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対して、前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点を決定することを含み、決定されたHARQフィードバック時点は、前記アップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置する。
【0012】
一実施例において、前記ブラインド検出に対応するHARQ情報は、復調成功を表す第1情報を含み、
前記HARQフィードバック時点に、前記ブラインド検出に対応するHARQ情報を前記端末に送信することは、
任意の前記アップリンク伝送のカットオフ時点のブラインド検出結果に対して、前記ブラインド検出結果が復調成功である場合、前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、前記第1情報を前記端末に送信することと、
前記ブラインド検出結果が復調失敗である場合、前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点にHARQフィードバックを実行しないこととを含む。
【0013】
一実施例において、前記指定された位置は前記基地局によって構成され、且つ前記基地局が前記端末に送信したランダムアクセス応答のアップリンクスケジューリング認可に位置し、または
前記設定されたルールは、前記指定された位置を表す第3情報を含み、前記第3情報は、HARQフィードバック時点と、決定されたアップリンク伝送のカットオフ時点との間の相対関係を指示する。
【0014】
本開示の実施例の第2態様によれば、HARQフィードバック方法を提供し、前記方法は端末に使用され、基地局は、前記端末に対して、早期データ送信(EDT)サービスを提供するための複数の利用可能なスケジューリングリソースを割り当て、前記方法は、
各前記利用可能なスケジューリングリソースから1つの利用可能なスケジューリングリソースを選択し、選択された利用可能なスケジューリングリソース上でEDTデータを基地局に送信することと、
設定されたルールに従って、前記EDTデータに対応するHARQフィードバック時点を決定することと、
前記HARQフィードバック時点に、前記基地局によって送信されたHARQ情報を受信した場合、前記HARQ情報に従って前記EDTデータの伝送結果を決定することとを含む。
【0015】
一実施例において、前記EDTデータは、前記端末がランダムアクセスプロセス中に伝送する必要があるアップリンクデータであり、且つ前記ランダムプロセス中のメッセージ3に配置される。
【0016】
一実施例において、前記利用可能なスケジューリングリソースは、伝送ブロックサイズ(TBS)およびアップリンク伝送の繰り返し回数を含み、
前記各前記利用可能なスケジューリングリソースから1つの利用可能なスケジューリングリソースを選択し、選択された利用可能なスケジューリングリソース上でEDTデータを基地局に送信することは、
各前記利用可能なスケジューリングリソースに含まれる前記TBSおよび前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、各前記利用可能なスケジューリングリソースから1つの利用可能なスケジューリングリソースを選択することと、
選択された利用可能なスケジューリングリソース上でEDTデータを基地局に送信することとを含む。
【0017】
一実施例において、前記設定されたルールは、アップリンク伝送の最大繰り返し回数に基づいてHARQフィードバックを実行することであり、
前記設定されたルールに従って、前記EDTデータに対応するHARQフィードバック時点を決定することは、
各前記利用可能なスケジューリングリソースに含まれる前記TBSおよび前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、各前記利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定することと、
各前記利用可能なスケジューリングリソースに含まれる前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、アップリンク伝送の最大繰り返し回数を決定することと、
各前記アップリンク伝送のカットオフ時点に従って、前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定することと、
前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点に従って前記HARQフィードバック時点を決定することであって、決定されたHARQフィードバック時点は、前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置することとを含む。
【0018】
一実施例において、前記HARQ情報は、復調成功を表す第1情報または復調失敗を表す第2情報を含み、
前記HARQフィードバック時点に、前記基地局によって送信されたHARQ情報を受信した場合、前記HARQ情報に従って前記EDTデータの伝送結果を決定することは、
前記HARQフィードバック時点に、前記基地局によって送信されたHARQ情報を受信することと、
前記HARQ情報が前記第1情報である場合、前記EDTデータの伝送結果が伝送成功であると決定することと、
前記HARQ情報が前記第2情報である場合、前記EDTデータの伝送結果が伝送失敗であると決定することとを含む。
【0019】
一実施例において、前記設定されたルールは、各前記利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の全てに対してHARQフィードバックを実行することであり、
前記設定されたルールに従って、前記EDTデータに対応するHARQフィードバック時点を決定することは、
前記選択された利用可能なスケジューリングリソースに含まれる前記TBSおよび前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、前記選択された利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定することと、
前記選択された利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点に対して、前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点を決定することであって、決定されたHARQフィードバック時点は、前記アップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置することとを含む。
【0020】
一実施例において、前記HARQ情報は、復調成功を表す第1情報または復調失敗を表す第2情報を含み、
前記HARQフィードバック時点に、前記基地局によって送信されたHARQ情報を受信した場合、前記HARQ情報に従って前記EDTデータの伝送結果を決定することは、
前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、前記基地局によって送信されたHARQ情報を受信することと、
前記HARQ情報が前記第1情報である場合、前記EDTデータの伝送結果が伝送成功であると決定することと、
前記HARQ情報が前記第2情報である場合、前記EDTデータの伝送結果が伝送失敗であると決定することとを含む。
【0021】
一実施例において、前記設定されたルールは、ブラインド検出結果が復調成功である場合にのみHARQフィードバックを実行することであり、
前記設定されたルールに従って、前記EDTデータに対応するHARQフィードバック時点を決定することは、
前記選択された利用可能なスケジューリングリソースに含まれる前記TBSおよび前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、前記選択された利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定することと、
前記選択された利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点に対して、前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点を決定することであって、決定されたHARQフィードバック時点は、前記アップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置することとを含む。
【0022】
一実施例において、前記HARQ情報は、復調成功を表す第1情報を含み、
前記HARQフィードバック時点に、前記基地局によって送信されたHARQ情報を受信した場合、前記HARQ情報に従って前記EDTデータの伝送結果を決定することは、
前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、前記基地局によって送信されたHARQ情報を受信し、且つ前記HARQ情報が前記第1情報である場合、前記EDTデータの伝送結果が伝送成功であると決定することと、
前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、前記基地局によって送信されたHARQ情報を受信しなかった場合、前記EDTデータの伝送結果が伝送失敗であると決定することとを含む。
【0023】
一実施例において、前記指定された位置は前記基地局によって構成され、且つ前記基地局が前記端末に送信したランダムアクセス応答のアップリンクスケジューリング認可に位置し、または
前記設定されたルールは、前記指定された位置を表す第3情報を含み、前記第3情報は、HARQフィードバック時点と、決定されたアップリンク伝送のカットオフ時点との間の相対関係を指示する。
【0024】
本開示の実施例の第3態様によれば、HARQフィードバック装置を提供し、前記装置は基地局に使用され、前記基地局は、端末に対して、早期データ送信(EDT)サービスを提供するための複数の利用可能なスケジューリングリソースを割り当て、前記装置は、
各前記利用可能なスケジューリングリソース上で、前記端末から前記基地局に伝送したEDTデータに対してブラインド検出を実行するように構成される検出モジュールと、
設定されたルールに従って、前記ブラインド検出に対応するHARQフィードバック時点を決定するように構成される第1決定モジュールと、
前記HARQフィードバック時点に、前記ブラインド検出に対応するHARQ情報を前記端末に送信するように構成される送信モジュールとを備える。
【0025】
一実施例において、前記EDTデータは、ランダムアクセスプロセス中に前記端末によって伝送されたアップリンクデータであり、且つ前記ランダムプロセス中のメッセージ3に配置される。
【0026】
一実施例において、前記利用可能なスケジューリングリソースは、伝送ブロックサイズ(TBS)およびアップリンク伝送の繰り返し回数を含み、
前記検出モジュールは、
各前記利用可能なスケジューリングリソースに含まれる前記TBSおよび前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、各前記利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定するように構成される第1決定サブモジュールと、
各前記アップリンク伝送のカットオフ時点に、前記EDTデータに対してブラインド検出を実行するように構成される検出サブモジュールとを備える。
【0027】
一実施例において、前記設定されたルールは、アップリンク伝送の最大繰り返し回数に基づいてHARQフィードバックを実行することであり、
前記第1決定モジュールは、
各前記利用可能なスケジューリングリソースに含まれる前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、アップリンク伝送の最大繰り返し回数を決定するように構成される第2決定サブモジュールと、
各前記アップリンク伝送のカットオフ時点に従って、前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定するように構成される第3決定サブモジュールと、
前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点に従って前記HARQフィードバック時点を決定するように構成される第4決定サブモジュールであって、決定されたHARQフィードバック時点は、前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置する第4決定サブモジュールとを備える。
【0028】
一実施例において、前記ブラインド検出に対応するHARQ情報は、復調成功を表す第1情報または復調失敗を表す第2情報を含み、
前記送信モジュールは、
各前記アップリンク伝送のカットオフ時点のブラインド検出結果に対して、各前記ブラインド検出結果が復調成功を含む場合、前記HARQフィードバック時点に、前記第1情報を前記端末に送信するように構成される第1送信サブモジュールと、
各前記ブラインド検出結果が前記復調成功を含まない場合、前記HARQフィードバック時点に、前記第2情報を前記端末に送信するように構成される第2送信サブモジュールとを備える。
【0029】
一実施例において、前記設定されたルールは、各前記利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の全てに対してHARQフィードバックを実行することであり、
前記第1決定モジュールは、
任意の前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対して、前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点を決定するように構成される第5決定サブモジュールを備え、決定されたHARQフィードバック時点は、前記アップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置する。
【0030】
一実施例において、前記ブラインド検出に対応するHARQ情報は、復調成功を表す第1情報または復調失敗を表す第2情報を含み、
前記送信モジュールは、
任意の前記アップリンク伝送のカットオフ時点のブラインド検出結果に対して、前記ブラインド検出結果が復調成功である場合、前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、前記第1情報を前記端末に送信するように構成される第3送信サブモジュールと、
前記ブラインド検出結果が復調失敗である場合、前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、前記第2情報を前記端末に送信するように構成される第4送信サブモジュールとを備える。
【0031】
一実施例において、前記設定されたルールは、ブラインド検出結果が復調成功である場合にのみHARQフィードバックを実行することであり、
前記第1決定モジュールは、
任意の前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対して、前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点を決定するように構成される第6決定サブモジュールを備え、決定されたHARQフィードバック時点は、前記アップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置する。
【0032】
一実施例において、前記ブラインド検出に対応するHARQ情報は、復調成功を表す第1情報を含み、
前記送信モジュールは、
任意の前記アップリンク伝送のカットオフ時点のブラインド検出結果に対して、前記ブラインド検出結果が復調成功である場合、前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、前記第1情報を前記端末に送信するように構成される第5送信サブモジュールと、
前記ブラインド検出結果が復調失敗である場合、前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点にHARQフィードバックを実行しないように構成される第6送信サブモジュールとを備える。
【0033】
一実施例において、前記指定された位置は前記基地局によって構成され、且つ前記基地局が前記端末に送信したランダムアクセス応答のアップリンクスケジューリング認可に位置し、または
前記設定されたルールは、前記指定された位置を表す第3情報を含み、前記第3情報は、HARQフィードバック時点と、決定されたアップリンク伝送のカットオフ時点との間の相対関係を指示する。
【0034】
本開示の実施例の第4態様によれば、HARQフィードバック装置を提供し、前記装置は端末に使用され、基地局は、前記端末に対して、早期データ送信(EDT)サービスを提供するための複数の利用可能なスケジューリングリソースを割り当て、前記装置は、
各前記利用可能なスケジューリングリソースから1つの利用可能なスケジューリングリソースを選択し、選択された利用可能なスケジューリングリソース上でEDTデータを基地局に送信するように構成される選択モジュールと、
設定されたルールに従って、前記EDTデータに対応するHARQフィードバック時点を決定するように構成される第2決定モジュールと、
前記HARQフィードバック時点に、前記基地局によって送信されたHARQ情報を受信した場合、前記HARQ情報に従って前記EDTデータの伝送結果を決定するように構成される第3決定モジュールとを備える。
【0035】
一実施例において、前記EDTデータは、前記端末がランダムアクセスプロセス中に伝送する必要があるアップリンクデータであり、且つ前記ランダムプロセス中のメッセージ3に配置される。
【0036】
一実施例において、前記利用可能なスケジューリングリソースは、伝送ブロックサイズ(TBS)およびアップリンク伝送の繰り返し回数を含み、
前記選択モジュールは、
各前記利用可能なスケジューリングリソースに含まれる前記TBSおよび前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、各前記利用可能なスケジューリングリソースから1つの利用可能なスケジューリングリソースを選択するように構成される選択サブモジュールと、
選択された利用可能なスケジューリングリソース上でEDTデータを基地局に送信するように構成される送信サブモジュールとを備える。
【0037】
一実施例において、前記設定されたルールは、アップリンク伝送の最大繰り返し回数に基づいてHARQフィードバックを実行することであり、
前記第2決定モジュールは、
各前記利用可能なスケジューリングリソースに含まれる前記TBSおよび前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、各前記利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定するように構成される第1時点決定サブモジュールと、
各前記利用可能なスケジューリングリソースに含まれる前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、アップリンク伝送の最大繰り返し回数を決定するように構成される繰り返し回数決定サブモジュールと、
各前記アップリンク伝送のカットオフ時点に従って、前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定するように構成される第2時点決定サブモジュールと、
前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点に従って前記HARQフィードバック時点を決定するように構成される第3時点決定サブモジュールであって、決定されたHARQフィードバック時点は、前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置する第3時点決定サブモジュールとを備える。
【0038】
一実施例において、前記HARQ情報は、復調成功を表す第1情報または復調失敗を表す第2情報を含み、
前記第3決定モジュールは、
前記HARQフィードバック時点に、前記基地局によって送信されたHARQ情報を受信するように構成される第1受信サブモジュールと、
前記HARQ情報が前記第1情報である場合、前記EDTデータの伝送結果が伝送成功であると決定するように構成される第1処理サブモジュールと、
前記HARQ情報が前記第2情報である場合、前記EDTデータの伝送結果が伝送失敗であると決定するように構成される第2処理サブモジュールとを備える。
【0039】
一実施例において、前記設定されたルールは、各前記利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の全てに対してHARQフィードバックを実行することであり、
前記第2決定モジュールは、
前記選択された利用可能なスケジューリングリソースに含まれる前記TBSおよび前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、前記選択された利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定するように構成される第4時点決定サブモジュールと、
前記選択された利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点に対して、前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点を決定するように構成される第5時点決定サブモジュールであって、決定されたHARQフィードバック時点は、前記アップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置する第5時点決定サブモジュールとを備える。
【0040】
一実施例において、前記HARQ情報は、復調成功を表す第1情報または復調失敗を表す第2情報を含み、
前記第3決定モジュールは、
前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、前記基地局によって送信されたHARQ情報を受信するように構成される第2受信サブモジュールと、
前記HARQ情報が前記第1情報である場合、前記EDTデータの伝送結果が伝送成功であると決定するように構成される第3処理サブモジュールと、
前記HARQ情報が前記第2情報である場合、前記EDTデータの伝送結果が伝送失敗であると決定するように構成される第4処理サブモジュールとを備える。
【0041】
一実施例において、前記設定されたルールは、ブラインド検出結果が復調成功である場合にのみHARQフィードバックを実行することであり、
前記第2決定モジュールは、
前記選択された利用可能なスケジューリングリソースに含まれる前記TBSおよび前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、前記選択された利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定するように構成される第6時点決定サブモジュールと、
前記選択された利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点に対して、前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点を決定するように構成される第7時点決定サブモジュールであって、決定されたHARQフィードバック時点は、前記アップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置する第7時点決定サブモジュールとを備える。
【0042】
一実施例において、前記HARQ情報は、復調成功を表す第1情報を含み、
前記第3決定モジュールは、
前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、前記基地局によって送信されたHARQ情報を受信し、且つ前記HARQ情報が前記第1情報である場合、前記EDTデータの伝送結果が伝送成功であると決定するように構成される第5処理サブモジュールと、
前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、前記基地局によって送信されたHARQ情報を受信しなかった場合、前記EDTデータの伝送結果が伝送失敗であると決定するように構成される第6処理サブモジュールとを備える。
【0043】
一実施例において、前記指定された位置は前記基地局によって構成され、且つ前記基地局が前記端末に送信したランダムアクセス応答のアップリンクスケジューリング認可に位置し、または
前記設定されたルールは、前記指定された位置を表す第3情報を含み、前記第3情報は、HARQフィードバック時点と、決定されたアップリンク伝送のカットオフ時点との間の相対関係を指示する。
【0044】
本開示の実施例の第5態様によれば、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶され、前記コンピュータプログラムは、上記の第1態様で提供されたHARQフィードバック方法を実行するために使用される。
【0045】
本開示の実施例の第6態様によれば、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶され、前記コンピュータプログラムは、上記の第2態様で提供されたHARQフィードバック方法を実行するために使用される。
【0046】
本開示の実施例の第7態様によれば、HARQフィードバック装置を提供し、前記装置は基地局に使用され、前記基地局は、端末に対して、早期データ送信(EDT)サービスを提供するための複数の利用可能なスケジューリングリソースを割り当て、前記装置は、
プロセッサと、プロセッサ実行可能命令を記憶するように構成されるメモリとを備え、
ここで、前記プロセッサは、
各前記利用可能なスケジューリングリソース上で、前記端末から前記基地局に伝送したEDTデータに対してブラインド検出を実行し、
設定されたルールに従って、前記ブラインド検出に対応するHARQフィードバック時点を決定し、
前記HARQフィードバック時点に、前記ブラインド検出に対応するHARQ情報を前記端末に送信するように構成される。
【0047】
本開示の実施例の第8態様によれば、HARQフィードバック装置を提供し、前記装置は端末に使用され、基地局は、前記端末に対して、早期データ送信(EDT)サービスを提供するための複数の利用可能なスケジューリングリソースを割り当て、前記装置は、
プロセッサと、プロセッサ実行可能命令を記憶するように構成されるメモリとを備え、
ここで、前記プロセッサは、
各前記利用可能なスケジューリングリソースから1つの利用可能なスケジューリングリソースを選択し、選択された利用可能なスケジューリングリソース上でEDTデータを基地局に送信し、
設定されたルールに従って、前記EDTデータに対応するHARQフィードバック時点を決定し、
前記HARQフィードバック時点に、前記基地局によって送信されたHARQ情報を受信した場合、前記HARQ情報に従って前記EDTデータの伝送結果を決定するように構成される。
例えば、本願は以下の項目を提供する。
(項目1)
ハイブリッド自動再送要求(HARQ)のフィードバック方法であって、
基地局に使用され、前記基地局は、端末に対して、早期データ送信(EDT)サービスを提供するための複数の予備スケジューリングリソースを割り当て、前記方法は、
各前記予備スケジューリングリソース上で、前記端末から前記基地局に伝送したEDTデータに対してブラインド検出を実行することと、
設定されたルールに従って、前記ブラインド検出に対応するHARQフィードバック時点を決定することと、
前記HARQフィードバック時点に、前記ブラインド検出に対応するHARQフィードバック情報を前記端末に送信することとを含むことを特徴とする、前記HARQフィードバック方法。
(項目2)
前記EDTデータは、ランダムアクセスプロセス中に前記端末によって伝送されたアップリンクデータであり、且つ前記ランダムプロセス中のメッセージ3に配置されることを特徴とする、
項目1に記載のHARQフィードバック方法。
(項目3)
前記予備スケジューリングリソースは、伝送ブロックサイズ(TBS)およびアップリンク伝送の繰り返し回数を含み、
前記各前記予備スケジューリングリソース上で、前記端末から前記基地局に伝送したEDTデータに対してブラインド検出を実行することは、
各前記予備スケジューリングリソースに含まれる前記TBSおよび前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、各前記予備スケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定することと、
各前記アップリンク伝送のカットオフ時点に、前記EDTデータに対してブラインド検出を実行することとを含むことを特徴とする、
項目1に記載のHARQフィードバック方法。
(項目4)
前記設定されたルールは、アップリンク伝送の最大繰り返し回数に基づいてHARQフィードバックを実行することであり、
前記設定されたルールに従って、前記ブラインド検出に対応するHARQフィードバック時点を決定することは、
各前記予備スケジューリングリソースに含まれる前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、アップリンク伝送の最大繰り返し回数を決定することと、
各前記アップリンク伝送のカットオフ時点に従って、前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定することと、
前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点に従って前記HARQフィードバック時点を決定することであって、決定されたHARQフィードバック時点は、前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置することとを含むことを特徴とする、
項目3に記載のHARQフィードバック方法。
(項目5)
前記ブラインド検出に対応するHARQフィードバック情報は、復調成功を表す第1情報または復調失敗を表す第2情報を含み、
前記HARQフィードバック時点に、前記ブラインド検出に対応するHARQフィードバック情報を前記端末に送信することは、
各前記アップリンク伝送のカットオフ時点のブラインド検出結果に対して、各前記ブラインド検出結果が復調成功を含む場合、前記HARQフィードバック時点に、前記第1情報を前記端末に送信することと、
各前記ブラインド検出結果が前記復調成功を含まない場合、前記HARQフィードバック時点に、前記第2情報を前記端末に送信することとを含むことを特徴とする、
項目4に記載のHARQフィードバック方法。
(項目6)
前記設定されたルールは、各前記予備スケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の全てに対してHARQフィードバックを実行することであり、
前記設定されたルールに従って、前記ブラインド検出に対応するHARQフィードバック時点を決定することは、
任意の前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対して、前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点を決定することを含み、決定されたHARQフィードバック時点は、前記アップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置することを特徴とする、
項目3に記載のHARQフィードバック方法。
(項目7)
前記ブラインド検出に対応するHARQフィードバック情報は、復調成功を表す第1情報または復調失敗を表す第2情報を含み、
前記HARQフィードバック時点に、前記ブラインド検出に対応するHARQフィードバック情報を前記端末に送信することは、
任意の前記アップリンク伝送のカットオフ時点のブラインド検出結果に対して、前記ブラインド検出結果が復調成功である場合、前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、前記第1情報を前記端末に送信することと、
前記ブラインド検出結果が復調失敗である場合、前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、前記第2情報を前記端末に送信することとを含むことを特徴とする、
項目6に記載のHARQフィードバック方法。
(項目8)
前記設定されたルールは、ブラインド検出結果が復調成功である場合にのみHARQフィードバックを実行することであり、
前記設定されたルールに従って、前記ブラインド検出に対応するHARQフィードバック時点を決定することは、
任意の前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対して、前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点を決定することを含み、決定されたHARQフィードバック時点は、前記アップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置することを特徴とする、
項目3に記載のHARQフィードバック方法。
(項目9)
前記ブラインド検出に対応するHARQフィードバック情報は、復調成功を表す第1情報を含み、
前記HARQフィードバック時点に、前記ブラインド検出に対応するHARQフィードバック情報を前記端末に送信することは、
任意の前記アップリンク伝送のカットオフ時点のブラインド検出結果に対して、前記ブラインド検出結果が復調成功である場合、前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、前記第1情報を前記端末に送信することと、
前記ブラインド検出結果が復調失敗である場合、前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点にHARQフィードバックを実行しないこととを含むことを特徴とする、
項目8に記載のHARQフィードバック方法。
(項目10)
前記指定された位置は前記基地局によって構成され、且つ前記基地局が前記端末に送信したランダムアクセス応答のアップリンクスケジューリング認可に位置し、または
前記設定されたルールは、前記指定された位置を表す第3情報を含み、前記第3情報は、HARQフィードバック時点と、決定されたアップリンク伝送のカットオフ時点との間の相対関係を指示することを特徴とする、
項目4または6または8に記載のHARQフィードバック方法。
(項目11)
ハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバック方法であって、
端末に使用され、基地局は、前記端末に対して、早期データ送信(EDT)サービスを提供するための複数の予備スケジューリングリソースを割り当て、前記方法は、
各前記予備スケジューリングリソースから1つの予備スケジューリングリソースを選択し、選択された予備スケジューリングリソース上でEDTデータを基地局に送信することと、
設定されたルールに従って、前記EDTデータに対応するHARQフィードバック時点を決定することと、
前記HARQフィードバック時点に、前記基地局によって送信されたHARQフィードバック情報を受信した場合、前記HARQフィードバック情報に従って前記EDTデータの伝送結果を決定することとを含むことを特徴とする、前記HARQフィードバック方法。
(項目12)
前記EDTデータは、前記端末がランダムアクセスプロセス中に伝送する必要があるアップリンクデータであり、且つ前記ランダムプロセス中のメッセージ3に配置されることを特徴とする、
項目11に記載のHARQフィードバック方法。
(項目13)
前記予備スケジューリングリソースは、伝送ブロックサイズ(TBS)およびアップリンク伝送の繰り返し回数を含み、
前記各前記予備スケジューリングリソースから1つの予備スケジューリングリソースを選択し、選択された予備スケジューリングリソース上でEDTデータを基地局に送信することは、
各前記予備スケジューリングリソースに含まれる前記TBSおよび前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、各前記予備スケジューリングリソースから1つの予備スケジューリングリソースを選択することと、
選択された予備スケジューリングリソース上でEDTデータを基地局に送信することとを含むことを特徴とする、
項目11に記載のHARQフィードバック方法。
(項目14)
前記設定されたルールは、アップリンク伝送の最大繰り返し回数に基づいてHARQフィードバックを実行することであり、
前記設定されたルールに従って、前記EDTデータに対応するHARQフィードバック時点を決定することは、
各前記予備スケジューリングリソースに含まれる前記TBSおよび前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、各前記予備スケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定することと、
各前記予備スケジューリングリソースに含まれる前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、アップリンク伝送の最大繰り返し回数を決定することと、
各前記アップリンク伝送のカットオフ時点に従って、前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定することと、
前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点に従って前記HARQフィードバック時点を決定することであって、決定されたHARQフィードバック時点は、前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置することとを含むことを特徴とする、
項目13に記載のHARQフィードバック方法。
(項目15)
前記HARQフィードバック情報は、復調成功を表す第1情報または復調失敗を表す第2情報を含み、
前記HARQフィードバック時点に、前記基地局によって送信されたHARQフィードバック情報を受信した場合、前記HARQフィードバック情報に従って前記EDTデータの伝送結果を決定することは、
前記HARQフィードバック時点に、前記基地局によって送信されたHARQフィードバック情報を受信することと、
前記HARQフィードバック情報が前記第1情報である場合、前記EDTデータの伝送結果が伝送成功であると決定することと、
前記HARQフィードバック情報が前記第2情報である場合、前記EDTデータの伝送結果が伝送失敗であると決定することとを含むことを特徴とする、
項目14に記載のHARQフィードバック方法。
(項目16)
前記設定されたルールは、各前記予備スケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の全てに対してHARQフィードバックを実行することであり、
前記設定されたルールに従って、前記EDTデータに対応するHARQフィードバック時点を決定することは、
前記選択された予備スケジューリングリソースに含まれる前記TBSおよび前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、前記選択された予備スケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定することと、
前記選択された予備スケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点に対して、前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点を決定することであって、決定されたHARQフィードバック時点は、前記アップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置することとを含むことを特徴とする、
項目13に記載のHARQフィードバック方法。
(項目17)
前記HARQフィードバック情報は、復調成功を表す第1情報または復調失敗を表す第2情報を含み、
前記HARQフィードバック時点に、前記基地局によって送信されたHARQフィードバック情報を受信した場合、前記HARQフィードバック情報に従って前記EDTデータの伝送結果を決定することは、
前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、前記基地局によって送信されたHARQフィードバック情報を受信することと、
前記HARQフィードバック情報が前記第1情報である場合、前記EDTデータの伝送結果が伝送成功であると決定することと、
前記HARQフィードバック情報が前記第2情報である場合、前記EDTデータの伝送結果が伝送失敗であると決定することとを含むことを特徴とする、
項目16に記載のHARQフィードバック方法。
(項目18)
前記設定されたルールは、ブラインド検出結果が復調成功である場合にのみHARQフィードバックを実行することであり、
前記設定されたルールに従って、前記EDTデータに対応するHARQフィードバック時点を決定することは、
前記選択された予備スケジューリングリソースに含まれる前記TBSおよび前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、前記選択された予備スケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定することと、
前記選択された予備スケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点に対して、前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点を決定することであって、決定されたHARQフィードバック時点は、前記アップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置することとを含むことを特徴とする、
項目13に記載のHARQフィードバック方法。
(項目19)
前記HARQフィードバック情報は、復調成功を表す第1情報を含み、
前記HARQフィードバック時点に、前記基地局によって送信されたHARQフィードバック情報を受信した場合、前記HARQフィードバック情報に従って前記EDTデータの伝送結果を決定することは、
前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、前記基地局によって送信されたHARQフィードバック情報を受信し、且つ前記HARQフィードバック情報が前記第1情報である場合、前記EDTデータの伝送結果が伝送成功であると決定することと、
前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、前記基地局によって送信されたHARQフィードバック情報を受信しなかった場合、前記EDTデータの伝送結果が伝送失敗であると決定することとを含むことを特徴とする、
項目18に記載のHARQフィードバック方法。
(項目20)
前記指定された位置は前記基地局によって構成され、且つ前記基地局が前記端末に送信したランダムアクセス応答のアップリンクスケジューリング認可に位置し、または
前記設定されたルールは、前記指定された位置を表す第3情報を含み、前記第3情報は、HARQフィードバック時点と、決定されたアップリンク伝送のカットオフ時点との間の相対関係を指示することを特徴とする、
項目14または16または18に記載のHARQフィードバック方法。
(項目21)
ハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバック装置であって、
基地局に使用され、前記基地局は、端末に対して、早期データ送信(EDT)サービスを提供するための複数の予備スケジューリングリソースを割り当て、前記装置は、
各前記予備スケジューリングリソース上で、前記端末から前記基地局に伝送したEDTデータに対してブラインド検出を実行するように構成される検出モジュールと、
設定されたルールに従って、前記ブラインド検出に対応するHARQフィードバック時点を決定するように構成される第1決定モジュールと、
前記HARQフィードバック時点に、前記ブラインド検出に対応するHARQフィードバック情報を前記端末に送信するように構成される送信モジュールとを備えることを特徴とする、前記HARQフィードバック装置。
(項目22)
前記EDTデータは、ランダムアクセスプロセス中に前記端末によって伝送されたアップリンクデータであり、且つ前記ランダムプロセス中のメッセージ3に配置されることを特徴とする、
項目21に記載のHARQフィードバック装置。
(項目23)
前記予備スケジューリングリソースは、伝送ブロックサイズ(TBS)およびアップリンク伝送の繰り返し回数を含み、
前記検出モジュールは、
各前記予備スケジューリングリソースに含まれる前記TBSおよび前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、各前記予備スケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定するように構成される第1決定サブモジュールと、
各前記アップリンク伝送のカットオフ時点に、前記EDTデータに対してブラインド検出を実行するように構成される検出サブモジュールとを備えることを特徴とする、
項目21に記載のHARQフィードバック装置。
(項目24)
前記設定されたルールは、アップリンク伝送の最大繰り返し回数に基づいてHARQフィードバックを実行することであり、
前記第1決定モジュールは、
各前記予備スケジューリングリソースに含まれる前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、アップリンク伝送の最大繰り返し回数を決定するように構成される第2決定サブモジュールと、
各前記アップリンク伝送のカットオフ時点に従って、前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定するように構成される第3決定サブモジュールと、
前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点に従って前記HARQフィードバック時点を決定するように構成される第4決定サブモジュールであって、決定されたHARQフィードバック時点は、前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置する第4決定サブモジュールとを備えることを特徴とする、
項目23に記載のHARQフィードバック装置。
(項目25)
前記ブラインド検出に対応するHARQフィードバック情報は、復調成功を表す第1情報または復調失敗を表す第2情報を含み、
前記送信モジュールは、
各前記アップリンク伝送のカットオフ時点のブラインド検出結果に対して、各前記ブラインド検出結果が復調成功を含む場合、前記HARQフィードバック時点に、前記第1情報を前記端末に送信するように構成される第1送信サブモジュールと、
各前記ブラインド検出結果が前記復調成功を含まない場合、前記HARQフィードバック時点に、前記第2情報を前記端末に送信するように構成される第2送信サブモジュールとを備えることを特徴とする、
項目24に記載のHARQフィードバック装置。
(項目26)
前記設定されたルールは、各前記予備スケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の全てに対してHARQフィードバックを実行することであり、
前記第1決定モジュールは、
任意の前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対して、前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点を決定するように構成される第5決定サブモジュールを備え、決定されたHARQフィードバック時点は、前記アップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置することを特徴とする、
項目23に記載のHARQフィードバック装置。
(項目27)
前記ブラインド検出に対応するHARQフィードバック情報は、復調成功を表す第1情報または復調失敗を表す第2情報を含み、
前記送信モジュールは、
任意の前記アップリンク伝送のカットオフ時点のブラインド検出結果に対して、前記ブラインド検出結果が復調成功である場合、前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、前記第1情報を前記端末に送信するように構成される第3送信サブモジュールと、
前記ブラインド検出結果が復調失敗である場合、前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、前記第2情報を前記端末に送信するように構成される第4送信サブモジュールとを備えることを特徴とする、
項目26に記載のHARQフィードバック装置。
(項目28)
前記設定されたルールは、ブラインド検出結果が復調成功である場合にのみHARQフィードバックを実行することであり、
前記第1決定モジュールは、
任意の前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対して、前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点を決定するように構成される第6決定サブモジュールを備え、決定されたHARQフィードバック時点は、前記アップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置することを特徴とする、
項目23に記載のHARQフィードバック装置。
(項目29)
前記ブラインド検出に対応するHARQフィードバック情報は、復調成功を表す第1情報を含み、
前記送信モジュールは、
任意の前記アップリンク伝送のカットオフ時点のブラインド検出結果に対して、前記ブラインド検出結果が復調成功である場合、前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、前記第1情報を前記端末に送信するように構成される第5送信サブモジュールと、
前記ブラインド検出結果が復調失敗である場合、前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点にHARQフィードバックを実行しないように構成される第6送信サブモジュールとを備えることを特徴とする、
項目28に記載のHARQフィードバック装置。
(項目30)
前記指定された位置は前記基地局によって構成され、且つ前記基地局が前記端末に送信したランダムアクセス応答のアップリンクスケジューリング認可に位置し、または
前記設定されたルールは、前記指定された位置を表す第3情報を含み、前記第3情報は、HARQフィードバック時点と、決定されたアップリンク伝送のカットオフ時点との間の相対関係を指示することを特徴とする、
項目24または26または28に記載のHARQフィードバック装置。
(項目31)
ハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバック装置であって、
端末に使用され、基地局は、前記端末に対して、早期データ送信(EDT)サービスを提供するための複数の予備スケジューリングリソースを割り当て、前記装置は、
各前記予備スケジューリングリソースから1つの予備スケジューリングリソースを選択し、選択された予備スケジューリングリソース上でEDTデータを基地局に送信するように構成される選択モジュールと、
設定されたルールに従って、前記EDTデータに対応するHARQフィードバック時点を決定するように構成される第2決定モジュールと、
前記HARQフィードバック時点に、前記基地局によって送信されたHARQフィードバック情報を受信した場合、前記HARQフィードバック情報に従って前記EDTデータの伝送結果を決定するように構成される第3決定モジュールとを備えることを特徴とする、前記HARQフィードバック装置。
(項目32)
前記EDTデータは、前記端末がランダムアクセスプロセス中に伝送する必要があるアップリンクデータであり、且つ前記ランダムプロセス中のメッセージ3に配置されることを特徴とする、
項目31に記載のHARQフィードバック装置。
(項目33)
前記予備スケジューリングリソースは、伝送ブロックサイズ(TBS)およびアップリンク伝送の繰り返し回数を含み、
前記選択モジュールは、
各前記予備スケジューリングリソースに含まれる前記TBSおよび前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、各前記予備スケジューリングリソースから1つの予備スケジューリングリソースを選択するように構成される選択サブモジュールと、
選択された予備スケジューリングリソース上でEDTデータを基地局に送信するように構成される送信サブモジュールとを備えることを特徴とする、
項目31に記載のHARQフィードバック装置。
(項目34)
前記設定されたルールは、アップリンク伝送の最大繰り返し回数に基づいてHARQフィードバックを実行することであり、
前記第2決定モジュールは、
各前記予備スケジューリングリソースに含まれる前記TBSおよび前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、各前記予備スケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定するように構成される第1時点決定サブモジュールと、
各前記予備スケジューリングリソースに含まれる前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、アップリンク伝送の最大繰り返し回数を決定するように構成される繰り返し回数決定サブモジュールと、
各前記アップリンク伝送のカットオフ時点に従って、前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定するように構成される第2時点決定サブモジュールと、
前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点に従って前記HARQフィードバック時点を決定するように構成される第3時点決定サブモジュールであって、決定されたHARQフィードバック時点は、前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置する第3時点決定サブモジュールとを備えることを特徴とする、
項目33に記載のHARQフィードバック装置。
(項目35)
前記HARQフィードバック情報は、復調成功を表す第1情報または復調失敗を表す第2情報を含み、
前記第3決定モジュールは、
前記HARQフィードバック時点に、前記基地局によって送信されたHARQフィードバック情報を受信するように構成される第1受信サブモジュールと、
前記HARQフィードバック情報が前記第1情報である場合、前記EDTデータの伝送結果が伝送成功であると決定するように構成される第1処理サブモジュールと、
前記HARQフィードバック情報が前記第2情報である場合、前記EDTデータの伝送結果が伝送失敗であると決定するように構成される第2処理サブモジュールとを備えることを特徴とする、
項目34に記載のHARQフィードバック装置。
(項目36)
前記設定されたルールは、各前記予備スケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の全てに対してHARQフィードバックを実行することであり、
前記第2決定モジュールは、
前記選択された予備スケジューリングリソースに含まれる前記TBSおよび前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、前記選択された予備スケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定するように構成される第4時点決定サブモジュールと、
前記選択された予備スケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点に対して、前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点を決定するように構成される第5時点決定サブモジュールであって、決定されたHARQフィードバック時点は、前記アップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置する第5時点決定サブモジュールとを備えることを特徴とする、
項目33に記載のHARQフィードバック装置。
(項目37)
前記HARQフィードバック情報は、復調成功を表す第1情報または復調失敗を表す第2情報を含み、
前記第3決定モジュールは、
前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、前記基地局によって送信されたHARQフィードバック情報を受信するように構成される第2受信サブモジュールと、
前記HARQフィードバック情報が前記第1情報である場合、前記EDTデータの伝送結果が伝送成功であると決定するように構成される第3処理サブモジュールと、
前記HARQフィードバック情報が前記第2情報である場合、前記EDTデータの伝送結果が伝送失敗であると決定するように構成される第4処理サブモジュールとを備えることを特徴とする、
項目36に記載のHARQフィードバック装置。
(項目38)
前記設定されたルールは、ブラインド検出結果が復調成功である場合にのみHARQフィードバックを実行することであり、
前記第2決定モジュールは、
前記選択された予備スケジューリングリソースに含まれる前記TBSおよび前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、前記選択された予備スケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定するように構成される第6時点決定サブモジュールと、
前記選択された予備スケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点に対して、前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点を決定するように構成される第7時点決定サブモジュールであって、決定されたHARQフィードバック時点は、前記アップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置する第7時点決定サブモジュールとを備えることを特徴とする、
項目33に記載のHARQフィードバック装置。
(項目39)
前記HARQフィードバック情報は、復調成功を表す第1情報を含み、
前記第3決定モジュールは、
前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、前記基地局によって送信されたHARQフィードバック情報を受信し、且つ前記HARQフィードバック情報が前記第1情報である場合、前記EDTデータの伝送結果が伝送成功であると決定するように構成される第5処理サブモジュールと、
前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、前記基地局によって送信されたHARQフィードバック情報を受信しなかった場合、前記EDTデータの伝送結果が伝送失敗であると決定するように構成される第6処理サブモジュールとを備えることを特徴とする、
項目38に記載のHARQフィードバック装置。
(項目40)
前記指定された位置は前記基地局によって構成され、且つ前記基地局が前記端末に送信したランダムアクセス応答のアップリンクスケジューリング認可に位置し、または
前記設定されたルールは、前記指定された位置を表す第3情報を含み、前記第3情報は、HARQフィードバック時点と、決定されたアップリンク伝送のカットオフ時点との間の相対関係を指示することを特徴とする、
項目34または36または38に記載のHARQフィードバック装置。
(項目41)
コンピュータ命令が記憶された非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムは、項目1ないし10のいずれか一項に記載のHARQフィードバック方法を実行するために使用されることを特徴とする、前記非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
(項目42)
コンピュータプログラムが記憶された非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムは、項目11ないし20のいずれか一項に記載のHARQフィードバック方法を実行するために使用されることを特徴とする、前記非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
(項目43)
ハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバック装置であって、
基地局に使用され、前記基地局は、端末に対して、早期データ送信(EDT)サービスを提供するための複数の予備スケジューリングリソースを割り当て、前記装置は、
プロセッサと、
プロセッサ実行可能命令を記憶するように構成されるメモリとを備え、
前記プロセッサは、
各前記予備スケジューリングリソース上で、前記端末から前記基地局に伝送したEDTデータに対してブラインド検出を実行し、
設定されたルールに従って、前記ブラインド検出に対応するHARQフィードバック時点を決定し、
前記HARQフィードバック時点に、前記ブラインド検出に対応するHARQフィードバック情報を前記端末に送信するように構成されることを特徴とする、前記HARQフィードバック装置。
(項目44)
ハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバック装置であって、
端末に使用され、基地局は、前記端末に対して、早期データ送信(EDT)サービスを提供するための複数の予備スケジューリングリソースを割り当て、前記装置は、
プロセッサと、
プロセッサ実行可能命令を記憶するように構成されるメモリとを備え、
前記プロセッサは、
各前記予備スケジューリングリソースから1つの予備スケジューリングリソースを選択し、選択された予備スケジューリングリソース上でEDTデータを基地局に送信し、
設定されたルールに従って、前記EDTデータに対応するHARQフィードバック時点を決定し、
前記HARQフィードバック時点に、前記基地局によって送信されたHARQフィードバック情報を受信した場合、前記HARQフィードバック情報に従って前記EDTデータの伝送結果を決定するように構成されることを特徴とする、前記HARQフィードバック装置。
【発明の効果】
【0048】
本開示の実施例によって提供される技術的解決策は、以下の有利な効果を含み得る。
【0049】
本開示における基地局は、各前記利用可能なスケジューリングリソース上で、端末から基地局に伝送したEDTデータに対してブラインド検出を実行し、設定されたルールに従って、ブラインド検出に対応するHARQフィードバック時点を決定し、およびHARQフィードバック時点に、ブラインド検出に対応するHARQ情報を端末に送信することにより、端末は、設定されたルールに従って決定されたHARQフィードバック時点に、基地局によって送信されたHARQ情報を受信することができ、当該HARQ情報に従ってEDTデータの正しい伝送結果を決定することができ、それにより、HARQフィードバックの信頼性を向上させ、EDT伝送の効率も向上させることができる。
【0050】
本開示における端末は、各利用可能なスケジューリングリソースから1つの利用可能なスケジューリングリソースを選択し、選択された利用可能なスケジューリングリソース上でEDTデータを基地局に送信し、設定されたルールに従って、EDTデータに対応するHARQフィードバック時点を決定し、およびHARQフィードバック時点に、基地局によって送信されたHARQ情報を受信した場合、HARQ情報に従ってEDTデータの伝送結果を決定することにより、HARQフィードバックの信頼性を向上させ、EDT伝送の効率も向上させることができる。
【0051】
上記した一般的な説明および後述する詳細な説明は、単なる例示および説明に過ぎず、本開示を限定するものではないことを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0052】
ここでの図面は、本明細書に組み込まれてその一部を構成し、本発明と一致する実施例を示し、明細書とともに本発明の原理を説明するために使用される。
図1】一例示的な実施例によって示されたHARQフィードバック方法のフローチャートである。
図2】一例示的な実施例によって示されたHARQフィードバック方法の適用シナリオの概略図である。
図3A】一例示的な実施例によって示された別のHARQフィードバック方法のフローチャートである。
図3B】一例示的な実施例によって示されたHARQフィードバック方法の情報の相互作用の概略図である。
図4A】一例示的な実施例によって示された別のHARQフィードバック方法のフローチャートである。
図4B】一例示的な実施例によって示された別のHARQフィードバック方法の情報の相互作用の概略図である。
図5A】一例示的な実施例によって示されたHARQフィードバック方法のフローチャートである。
図5B】一例示的な実施例によって示されたHARQフィードバック方法の情報の相互作用の概略図である。
図5C】一例示的な実施例によって示された別のHARQフィードバック方法の情報の相互作用の概略図である。
図6A】一例示的な実施例によって示されたHARQフィードバック方法のフローチャートである。
図6B】一例示的な実施例によって示されたHARQフィードバック方法の情報の相互作用の概略図である。
図6C】一例示的な実施例によって示された別のHARQフィードバック方法の情報の相互作用の概略図である。
図7】一例示的な実施例によって示されたHARQフィードバック方法のフローチャートである。
図8】一例示的な実施例によって示された別のHARQフィードバック方法のフローチャートである。
図9】一例示的な実施例によって示されたさらに別のHARQフィードバック方法のフローチャートである。
図10】一例示的な実施例によって示されたさらに別のHARQフィードバック方法のフローチャートである。
図11】一例示的な実施例によって示されたさらに別のHARQフィードバック方法のフローチャートである。
図12】一例示的な実施例によって示されたHARQフィードバック装置のブロック図である。
図13】一例示的な実施例によって示された別のHARQフィードバック装置のブロック図である。
図14】一例示的な実施例によって示されたさらに別のHARQフィードバック装置のブロック図である。
図15】一例示的な実施例によって示されたさらに別のHARQフィードバック装置のブロック図である。
図16】一例示的な実施例によって示されたさらに別のHARQフィードバック装置のブロック図である。
図17】一例示的な実施例によって示されたさらに別のHARQフィードバック装置のブロック図である。
図18】一例示的な実施例によって示されたさらに別のHARQフィードバック装置のブロック図である。
図19】一例示的な実施例によって示されたさらに別のHARQフィードバック装置のブロック図である。
図20】一例示的な実施例によって示されたHARQフィードバック装置のブロック図である。
図21】一例示的な実施例によって示された別のHARQフィードバック装置のブロック図である。
図22】一例示的な実施例によって示されたさらに別のHARQフィードバック装置のブロック図である。
図23】一例示的な実施例によって示されたさらに別のHARQフィードバック装置のブロック図である。
図24】一例示的な実施例によって示されたさらに別のHARQフィードバック装置のブロック図である。
図25】一例示的な実施例によって示されたさらに別のHARQフィードバック装置のブロック図である。
図26】一例示的な実施例によって示されたさらに別のHARQフィードバック装置のブロック図である。
図27】一例示的な実施例によって示されたさらに別のHARQフィードバック装置のブロック図である。
図28】一例示的な実施例によって示されたHARQフィードバック装置の概略的な構造図である。
図29】一例示的な実施例によって示されたHARQフィードバック装置の概略的な構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0053】
ここで、例示的な実施例について詳細に説明し、その例は図面に示す。特に明記しない限り、以下の説明が添付の図面に関する場合、異なる図面の同じ数字は同じまたは類似の要素を表す。以下の例示的な実施例で説明される実施形態は、本発明と一致するすべての実施形態を表すものではない。むしろ、それらは、添付された特許請求の範囲に詳述されたように、本発明の特定の態様と一致する装置および方法の例である。
【0054】
本開示で使用される用語は、特定の実施例を説明することのみを目的とし、本開示を限定するものではない。本開示および添付された特許請求の範囲で使用された単数形の「1つの」、「前記」および「当該」は、文脈が他の意味を明確に示さない限り、複数形も含むものとする。本明細書で使用される「および/または」という用語は、1つまたは複数の関連する列挙されたアイテムのいずれかまたはすべての可能な組み合わせを指し、それらを含むことを理解されたい。
【0055】
本開示では、「第1」、「第2」、「第3」などの用語を使用して様々な情報を説明することができるが、これらの情報はこれらの用語に限定されないことを理解されたい。これらの用語は、同じタイプの情報をお互いに区別するためにのみ使用される。例えば、本開示の範囲から逸脱することなく、第1の情報は第2の情報とも称し得、同様に、第2の情報は第1の情報とも称し得る。文脈に応じて、本明細書で使用される「…ば」という語は、「…時」または「…場合」または「…決定に応答して」と解釈することができる。
【0056】
図1は、一例示的な実施例によって示されたHARQフィードバック方法のフローチャートであり、図2は、一例示的な実施例によって示されたHARQフィードバック方法の適用シナリオの概略図であり、当該HARQフィードバック方法は基地局に使用されることができ、当該基地局は、端末に対して、EDTサービスを提供するための複数の利用可能なスケジューリングリソースを割り当て、図1に示されたように、当該HARQフィードバック方法は、次のステップ110~130を含み得る。
【0057】
ステップ110において、各利用可能なスケジューリングリソース上で、端末から基地局に伝送したEDTデータに対してブラインド検出を実行する。
【0058】
本開示の実施例では、基地局は、EDTサービスを提供することができ、さらに、EDTサービスを申請した端末に対して、EDTサービスを提供するための複数の利用可能なスケジューリングリソースを割り当てることができる。
【0059】
例えば、基地局は、端末に対して、利用可能なスケジューリングリソース1、利用可能なスケジューリングリソース2、利用可能なスケジューリングリソース3および利用可能なスケジューリングリソース4を割り当て、当該利用可能なスケジューリングリソース1、当該利用可能なスケジューリングリソース2、当該利用可能なスケジューリングリソース3および当該利用可能なスケジューリングリソース4のリソースユニットの数(N_RU:Number of Resource Unit)は全て3であるが、利用可能なスケジューリングリソース1の伝送ブロックサイズ(TBS:Transmission Block Size)およびアップリンク伝送繰り返し(repetition)回数は、それぞれ328ビット(bits)および32回であり、利用可能なスケジューリングリソース2のTBSおよびアップリンク伝送の繰り返し回数は、それぞれ536ビットおよび48回であり、利用可能なスケジューリングリソース3のTBSおよびアップリンク伝送の繰り返し回数は、それぞれ776ビットおよび64回であり、利用可能なスケジューリングリソース4のTBSおよびアップリンク伝送の繰り返し回数は、それぞれ1000ビットおよび96回である。
【0060】
なお、基地局が端末に対して複数の利用可能なスケジューリングリソースを割り当てる目的とは、端末が自体の実際の状況に応じてこれらの利用可能なスケジューリングリソースから1つの利用可能なスケジューリングリソースを選択し、選択された利用可能なスケジューリングリソース上でEDTデータを基地局に送信することができるようにすることであり、当該選択された利用可能なスケジューリングリソースは、端末が実際に使用した利用可能なスケジューリングリソースであるが、基地局は、端末がどの利用可能なスケジューリングリソース上で伝送するかを知らないため、基地局は、各利用可能なスケジューリングリソース上でブラインド検出を実行する。即ち、基地局は、端末が実際に使用した利用可能なスケジューリングリソース上でブラインド検出を実行するとともに、他の利用可能なスケジューリングリソース上でブラインド検出を実行する。
【0061】
一実施例において、EDTデータは、ランダムアクセスプロセス中に端末によって伝送されたアップリンクデータであり、且つランダムプロセス中のメッセージ3(msg3:Scheduled Transmission)に配置されるデータを指し得る。即ち、端末は、EDTデータをメッセージ3に追加し、当該メッセージ3を基地局に送信することができ、このようにして、基地局は、メッセージ3から、当該端末によって伝送されたEDTデータを取得することができる。
【0062】
一実施例において、前記利用可能なスケジューリングリソースは、TBSおよびアップリンク伝送の繰り返し回数を含み、ステップ110を実行する時に、次の実施形態を使用してもよいが、これらに限定されない。
【0063】
(1-1)各利用可能なスケジューリングリソースに含まれるTBSおよびアップリンク伝送の繰り返し回数に従って、各利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定する。
【0064】
(1-2)各アップリンク伝送のカットオフ時点に、EDTデータに対してブラインド検出を実行する。
【0065】
ステップ120において、設定されたルールに従って、ブラインド検出に対応するHARQフィードバック時点を決定する。
【0066】
本開示の実施例では、基地局は、端末が実際に使用した利用可能なスケジューリングリソース上でブラインド検出を実行するとともに、他の利用可能なスケジューリングリソース上でブラインド検出を実行するため、HARQフィードバックをどの時点に実行するかを決定する必要がある。
【0067】
さらに、ブラインド検出に対応するHARQフィードバック時点を決定する時に、設定されたルールに従って決定することができる。当該設定されたルールは、EDT伝送プロトコルで記述されてもよく、このようにして、基地局および端末は、両方とも、EDT伝送プロトコルに従って、設定ルールを取得することができる。
【0068】
なお、基地局と端末の異なるニーズを満たすために、事前に定義された設定されたルールは、次の3つのルールを含み得るが、これらに限定されない。ただし、基地局および端末がどの設定されたルールを使用するかについては、基地局および端末が事前にネゴシエーションすることができる。
【0069】
(2-1)設定されたルールは、アップリンク伝送の最大繰り返し回数に基づいてHARQフィードバックを実行することであり、その具体的な具現プロセスは、図4Aに示された実施例を参照することができる。
【0070】
(2-2)設定されたルールは、各利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の全てに対してHARQフィードバックを実行することであり、その具体的な具現プロセスは、図5Aに示された実施例を参照することができる。
【0071】
(2-3)設定されたルールは、ブラインド検出結果が復調成功である場合にのみHARQフィードバックを実行することであり、その具体的な具現プロセスは、図6Aに示された実施例を参照することができる。
【0072】
ステップ130において、HARQフィードバック時点に、ブラインド検出に対応するHARQ情報を端末に送信する。
【0073】
本開示の実施例では、基地局が、HARQフィードバック時点に、HARQ情報を端末に送信した後、端末は、設定されたルールに従って決定されたHARQフィードバック時点に、基地局によって送信されたHARQ情報を受信した後に、当該HARQ情報に従ってEDTデータの伝送結果を決定することができる。
【0074】
図2に使用された適用シナリオでは、端末および基地局を備える。基地局は、端末に対して、利用可能なスケジューリングリソース1、利用可能なスケジューリングリソース2、利用可能なスケジューリングリソース3および利用可能なスケジューリングリソース4などの複数の利用可能なスケジューリングリソースを割り当て、端末は、これらの利用可能なスケジューリングリソースから1つの利用可能なスケジューリングリソースを選択することができ、例えば、選択された利用可能なスケジューリングリソースが利用可能なスケジューリングリソース2であると、当該端末は、利用可能なスケジューリングリソース2上でEDTデータを基地局に送信することができる。しかし、基地局は、端末に対して複数の利用可能なスケジューリングリソースを割り当てたが、当該基地局は、端末が利用可能なスケジューリングリソース2上で伝送することを知らないため、基地局は、各利用可能なスケジューリングリソース上でEDTデータに対してブラインド検出を実行する必要があり、設定されたルールに従って、ブラインド検出に対応するHARQフィードバック時点を決定し、およびHARQフィードバック時点に、ブラインド検出に対応するHARQ情報を端末に送信し、このようにして、端末は、設定されたルールに従って決定されたHARQフィードバック時点に、基地局によって送信されたHARQ情報を受信した後に、当該HARQ情報に従ってEDTデータの伝送結果を決定することができ、それにより、EDT伝送の信頼性を向上させる。
【0075】
上記の実施例から分かるように、各前記利用可能なスケジューリングリソース上で、端末から基地局に伝送したEDTデータに対してブラインド検出を実行し、設定されたルールに従って、ブラインド検出に対応するHARQフィードバック時点を決定し、およびHARQフィードバック時点に、ブラインド検出に対応するHARQ情報を端末に送信することにより、端末は、設定されたルールに従って決定されたHARQフィードバック時点に、基地局によって送信されたHARQ情報を受信することができ、当該HARQ情報に従ってEDTデータの正しい伝送結果を決定することができ、それにより、HARQフィードバックの信頼性を向上させ、EDT伝送の効率も向上させる。
【0076】
図3Aは、一例示的な実施例によって示された別のHARQフィードバック方法のフローチャートであり、当該HARQフィードバック方法は、基地局に使用されることができ、当該基地局は、端末に対して、EDTサービスを提供するための複数の利用可能なスケジューリングリソースを割り当て、図1に示された方法の基で確立され、前記利用可能なスケジューリングリソースは、TBSおよびアップリンク伝送の繰り返し回数を含み、ステップ110を実行する場合、図3Aに示されたように、次のステップ310~320を含み得る。
【0077】
ステップ310において、各利用可能なスケジューリングリソースに含まれるTBSおよびアップリンク伝送の繰り返し回数に従って、各利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定する。
【0078】
本開示の実施例では、異なるTBSの数に従って、アップリンク伝送のカットオフ時点の数を決定することができる。例えば、TBSの数は4つであり、アップリンク伝送のカットオフ時点の数も4つであり、端末は4つの可能なTBS選択を有し、それらは4つの異なるアップリンク伝送の繰り返し回数に対応するため、EDT伝送中に、4つの可能なアップリンク伝送のカットオフ時点がある。図3Bに示されたように、当該4つの可能なアップリンク伝送のカットオフ時点は、それぞれ、アップリンク伝送の可能なカットオフ時点#1、アップリンク伝送の可能なカットオフ時点#2、アップリンク伝送の可能なカットオフ時点#3、アップリンク伝送の可能なカットオフ時点#4であってもよい。
【0079】
ステップ320において、各アップリンク伝送のカットオフ時点に、EDTデータに対してブラインド検出を実行する。
【0080】
上記の実施例から分かるように、各利用可能なスケジューリングリソースに含まれるTBSおよびアップリンク伝送の繰り返し回数に従って、各利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定し、各アップリンク伝送のカットオフ時点に、EDTデータに対してブラインド検出を実行し、それにより、ブラインド検出の精度を向上させることができる。
【0081】
図4Aは、一例示的な実施例によって示された別のHARQフィードバック方法のフローチャートであり、当該HARQフィードバック方法は、基地局に使用されることができ、当該基地局は、端末に対して、EDTサービスを提供するための複数の利用可能なスケジューリングリソースを割り当て、図3Aに示された方法の基で確立され、設定されたルールは、アップリンク伝送の最大繰り返し回数に基づいてHARQフィードバックを実行することであり、ステップ120を実行する場合、図4Aに示されたように、次のステップ410~430を含み得る。
【0082】
ステップ410において、各利用可能なスケジューリングリソースに含まれるアップリンク伝送の繰り返し回数に従って、アップリンク伝送の最大繰り返し回数を決定する。
【0083】
本開示の実施例では、各利用可能なスケジューリングリソースに含まれるアップリンク伝送の繰り返し回数は異なる可能性があり、当該異なるアップリンク伝送の繰り返し回数から、アップリンク伝送の最大繰り返し回数を決定することができる。
【0084】
例えば、基地局は、端末に対して利用可能なスケジューリングリソース1、利用可能なスケジューリングリソース2、利用可能なスケジューリングリソース3および利用可能なスケジューリングリソース4を割り当て、当該利用可能なスケジューリングリソース1、当該利用可能なスケジューリングリソース2、当該利用可能なスケジューリングリソース3および当該利用可能なスケジューリングリソース4のアップリンク伝送の繰り返し回数が、それぞれ32回、48回、64回、96回であると、当該アップリンク伝送の最大繰り返し回数は96である。
【0085】
ステップ420において、各アップリンク伝送のカットオフ時点に従って、アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定する。
【0086】
本開示の実施例では、アップリンク伝送の最大繰り返し回数は、可能な最大伝送時間に対応し、即ち、可能な最大伝送時間は、アップリンク伝送の最大繰り返し回数で决定される。さらに、アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点は、各アップリンク伝送のカットオフ時点のうちの最後のアップリンク伝送のカットオフ時点であってもよい。図3Bに示されたように、当該最後のアップリンク伝送のカットオフ時点は、アップリンク伝送の可能なカットオフ時点#4であってもよい。
【0087】
ステップ430において、アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点に従って、HARQフィードバック時点を決定し、決定されたHARQフィードバック時点は、前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置する。
【0088】
本開示の実施例では、指定された位置は、プリセットされた固定値であってもよく、基地局が実際の状況に応じて決定した値であってもよく、例えば、指定された位置は、指定された数のサブフレームであり、さらに、当該指定された数の範囲は、一般的に、4より大きいか等しく、1つのサブフレームが1msであると、4つのサブフレームは4msである。
【0089】
例えば、指定された位置は、指定された数のサブフレームの後の位置である。即ち、HARQフィードバック時間は、可能な最大伝送時間(当該可能な最大伝送時間は、アップリンク伝送の最大繰り返し回数で决定される)に指定された数のサブフレームを加えたものに等しく、図3Bに示されたように、アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点はアップリンク伝送の可能なカットオフ時点#4であり、当該アップリンク伝送の可能なカットオフ時点#4をHARQフィードバック基準点として設定し、およびHARQフィードバック基準点の指定された数のサブフレームの後の位置をHARQフィードバック時点として決定する。
【0090】
さらに例えば、指定された位置は、指定された数のサブフレームの後の最初のダウンリンク制御チャネルの伝送位置であり、図4Bに示されたダウンリンク制御チャネルの伝送可能な位置は、HARQフィードバック時点として決定されることができる。
【0091】
一実施例において、前記指定された位置は前記基地局によって構成され、ランダムアクセス応答(RAR:Random Access Preamble)のアップリンクスケジューリング認可(UL grant:uplink grant)に位置する。即ち、基地局は、指定された位置をランダムアクセス応答のアップリンクスケジューリング認可に追加し、当該ランダムアクセス応答を端末に送信することができ、このようにして、端末は、ランダムアクセス応答に従って、基地局によって構成された、指定された位置を決定することができる。または、前記設定されたルールは、前記指定された位置を表す第3情報を含み、前記第3情報は、HARQフィードバック時点と、決定されたアップリンク伝送のカットオフ時点との間の相対関係を指示する。即ち、指定された位置の具体的な内容は、設定されたルールで記述され、このようにして、基地局および端末は、両方とも、設定されたルールの第3情報に従って、当該指定された位置を決定することができる。
【0092】
一実施例において、前記ブラインド検出に対応するHARQ情報は、復調成功を表す第1情報または復調失敗を表す第2情報を含み、ステップ130を実行する場合、図4Aに示されたように、次のステップ440~450を含み得る。
【0093】
ステップ440において、各アップリンク伝送のカットオフ時点のブラインド検出結果に対して、各ブラインド検出結果が復調成功を含む場合、HARQフィードバック時点に、復調成功を表す第1情報を端末に送信する。
【0094】
本開示の実施例では、各アップリンク伝送のカットオフ時点のブラインド検出結果は復調成功であってもよく、復調失敗であってもよい。図3Bに示されたように、アップリンク伝送の可能なカットオフ時点#1のブラインド検出結果が復調失敗であり、アップリンク伝送の可能なカットオフ時点#2のブラインド検出結果が復調成功であり、アップリンク伝送の可能なカットオフ時点#3のブラインド検出結果が復調失敗であり、アップリンク伝送の可能なカットオフ時点#4のブラインド検出結果が復調失敗であると、決定されたHARQフィードバック時点に、復調成功を表す第1情報を端末に送信することができる。
【0095】
ステップ450において、各ブラインド検出結果が復調成功を含まない場合、HARQフィードバック時点に、復調失敗を表す第2情報を端末に送信する。
【0096】
本開示の実施例では、ブラインド検出結果は復調成功であってもよく、復調失敗であってもよい。図3Bに示されたように、アップリンク伝送の可能なカットオフ時点#1のブラインド検出結果が復調失敗であり、アップリンク伝送の可能なカットオフ時点#2のブラインド検出結果が復調失敗であり、アップリンク伝送の可能なカットオフ時点#3のブラインド検出結果が復調失敗であり、アップリンク伝送の可能なカットオフ時点#4のブラインド検出結果が復調失敗であると、決定されたHARQフィードバック時点に、復調失敗を表す第2情報を端末に送信することができる。
【0097】
上記の実施例から分かるように、設定されたルールが、アップリンク伝送の最大繰り返し回数に基づいてHARQフィードバックを実行することである場合、各利用可能なスケジューリングリソースに含まれるアップリンク伝送の繰り返し回数に従って、アップリンク伝送の最大繰り返し回数を決定し、アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定し、およびアップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点に従って、HARQフィードバック時点を決定することができ、決定されたHARQフィードバック時点は、前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置し、それにより、アップリンク伝送の最大繰り返し回数に基づいてHARQフィードバックという機能を実現し、さらに、端末が正しいHARQ情報を受信することができることを保証し、HARQフィードバックのサービス品質も向上させる。
【0098】
図5Aは、一例示的な実施例によって示された別のHARQフィードバック方法のフローチャートであり、当該HARQフィードバック方法は、基地局に使用されることができ、当該基地局は、端末に対して、EDTサービスを提供するための複数の利用可能なスケジューリングリソースを割り当て、図3Aに示された方法の基で確立され、前記設定されたルールは、各利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の全てに対してHARQフィードバックを実行することであり、ステップ120を実行する場合、図5Aに示されたように、次のステップ510を含み得る。
【0099】
ステップ510において、任意のアップリンク伝送のカットオフ時点に対して、当該アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点を決定し、決定されたHARQフィードバック時点は、当該アップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置する。
【0100】
本開示の実施例では、各アップリンク伝送のカットオフ時点に対して、基地局の全ては、当該アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点を決定する必要がある。例えば、図3Bに示されたように、当該4つの可能なアップリンク伝送のカットオフ時点は、それぞれ、アップリンク伝送の可能なカットオフ時点#1、アップリンク伝送の可能なカットオフ時点#2、アップリンク伝送の可能なカットオフ時点#3、アップリンク伝送の可能なカットオフ時点#4であってもよく、基地局は、4つの可能なアップリンク伝送のカットオフ時点のそれぞれのHARQフィードバック時点を決定する必要がある。
【0101】
なお、各アップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置は、プリセットされた固定値であってもよく、基地局が実際の状況に応じて決定した値であってもよく、例えば、指定された位置は、指定された数のサブフレームである。
【0102】
例えば、指定された位置は、指定された数のサブフレームの後の位置であり、こうして決定されたHARQフィードバック時点は、図5Bに示された#1のHARQフィードバック時点、#2のHARQフィードバック時点、#3のHARQフィードバック時点、#4のHARQフィードバック時点など、各アップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された数のサブフレームの後の位置に位置する。ここで、ACKは、復調成功を表す第1情報であり、NACKは、復調失敗を表す第2情報である。
【0103】
さらに例えば、指定された位置は、指定された数のサブフレームの後の最初のダウンリンク制御チャネルの伝送位置であり、こうして決定されたHARQフィードバック時点は、各アップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された数のサブフレームの後の最初のダウンリンク制御チャネルの伝送位置に位置し、例えば、図5Cに示された#1のダウンリンク制御チャネルの伝送可能な位置、#2のダウンリンク制御チャネルの伝送可能な位置、#3のダウンリンク制御チャネルの伝送可能な位置、#4のダウンリンク制御チャネルの伝送可能な位置の全ては、HARQフィードバック時点である。ここで、ACKは、復調成功を表す第1情報であり、NACKは、復調失敗を表す第2情報である。
【0104】
一実施例において、前記指定された位置は前記基地局によって構成され、且つ前記基地局が前記端末に送信したランダムアクセス応答のアップリンクスケジューリング認可に位置する。即ち、基地局は、指定された位置をランダムアクセス応答のアップリンクスケジューリング認可に追加し、当該ランダムアクセス応答を端末に送信することができ、このようにして、端末は、ランダムアクセス応答に従って、基地局によって構成された、指定された位置を決定することができる。または、前記設定されたルールは、前記指定された位置を表す第3情報を含み、前記第3情報は、HARQフィードバック時点と、決定されたアップリンク伝送のカットオフ時点との間の相対関係を指示する。即ち、指定された位置の具体的な内容は、設定されたルールで記述され、このようにして、基地局および端末は、両方とも、設定されたルールの第3情報に従って、当該指定された位置を決定することができる。
【0105】
一実施例において、前記ブラインド検出に対応するHARQ情報は、復調成功を表す第1情報または復調失敗を表す第2情報を含み、ステップ130を実行する場合、図5Aに示されたように、次のステップ520~530を含み得る。
【0106】
ステップ520において、任意のアップリンク伝送のカットオフ時点のブラインド検出結果に対して、ブラインド検出結果が復調成功である場合、前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、復調成功を表す第1情報を端末に送信する。
【0107】
ステップ530において、ブラインド検出結果が復調失敗である場合、当該アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、復調失敗を表す第2情報を端末に送信する。
【0108】
上記の実施例から分かるように、設定されたルールが、各利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の全てに対してHARQフィードバックを実行することである場合、先ず、各アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点を決定し、任意のアップリンク伝送のカットオフ時点のブラインド検出結果に対して、ブラインド検出結果が復調成功である場合、当該アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、復調成功を表す第1情報を端末に送信し、ブラインド検出結果が復調失敗である場合、当該アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に復調失敗を表す第2情報を端末に送信し、それにより、各利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の全てに対してHARQフィードバックを実行するという機能を実現することができることとものに、端末が正しいHARQ情報を受信することができることを保証するため、HARQフィードバックのサービススタイルが豊富になる。
【0109】
図6Aは、一例示的な実施例によって示された別のHARQフィードバック方法のフローチャートであり、当該HARQフィードバック方法は、基地局に使用されることができ、当該基地局は、端末に対して、EDTサービスを提供するための複数の利用可能なスケジューリングリソースを割り当て、図3Aに示された方法の基で確立され、前記設定されたルールは、ブラインド検出結果が復調成功である場合にのみHARQフィードバックを実行することであり、ステップ120を実行する場合、図6Aに示されたように、次のステップ610を含み得る。
【0110】
ステップ610において、任意のアップリンク伝送のカットオフ時点に対して、当該アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点を決定し、決定されたHARQフィードバック時点は、当該アップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置する。
【0111】
本開示の実施例では、各アップリンク伝送のカットオフ時点に対して、基地局の全ては、当該アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点を決定する必要がある。例えば、図3Bに示されたように、当該4つの可能なアップリンク伝送のカットオフ時点は、それぞれ、アップリンク伝送の可能なカットオフ時点#1、アップリンク伝送の可能なカットオフ時点#2、アップリンク伝送の可能なカットオフ時点#3、アップリンク伝送の可能なカットオフ時点#4であってもよく、基地局は、4つの可能なアップリンク伝送のカットオフ時点のそれぞれのHARQフィードバック時点を決定する必要がある。
【0112】
なお、各アップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置は、プリセットされた固定値であってもよく、基地局が実際の状況に応じて決定した値であってもよく、例えば、指定された位置は、指定された数のサブフレームである。
【0113】
例えば、指定された位置は、指定された数のサブフレームの後の位置であり、こうして決定されたHARQフィードバック時点は、各アップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された数のサブフレームの後の位置に位置し、図6Bに示されたアップリンク伝送の可能なカットオフ時点#2は、実際の伝送のカットオフ時点である。ここで、ACKは、復調成功を表す第1情報であり、即ち、アップリンク伝送の可能なカットオフ時点#2のブラインド検出結果が復調成功である場合のみに、指定された数のサブフレームの後の位置で、復調成功を表す第1情報、即ちACKを端末に送信する。
【0114】
さらに例えば、指定された位置は、指定された数のサブフレームの後の最初のダウンリンク制御チャネルの伝送位置であり、こうして決定されたHARQフィードバック時点は、各アップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された数のサブフレームの後の最初のダウンリンク制御チャネルの伝送位置に位置し、図6Cに示されたアップリンク伝送の可能なカットオフ時点#2は、実際の伝送のカットオフ時点である。ここで、ACKは、復調成功を表す第1情報であり、即ち、アップリンク伝送の可能なカットオフ時点#2のブラインド検出結果が復調成功である場合のみに、ダウンリンク制御チャネルの伝送可能な位置で、復調成功を表す第1情報、即ちACKを端末に送信する。
【0115】
一実施例において、前記指定された位置は前記基地局によって構成され、且つ前記基地局が前記端末に送信したランダムアクセス応答のアップリンクスケジューリング認可に位置する。即ち、基地局は、指定された位置をランダムアクセス応答のアップリンクスケジューリング認可に追加し、当該ランダムアクセス応答を端末に送信することができ、このようにして、端末は、ランダムアクセス応答に従って、基地局によって構成された、指定された位置を決定することができる。または、前記設定されたルールは、前記指定された位置を表す第3情報を含み、前記第3情報は、HARQフィードバック時点と、決定されたアップリンク伝送のカットオフ時点との間の相対関係を指示する。即ち、指定された位置の具体的な内容は、設定されたルールで記述され、このようにして、基地局および端末は、両方とも、設定されたルールの第3情報に従って、当該指定された位置を決定することができる。
【0116】
一実施例において、前記ブラインド検出に対応するHARQ情報は、復調成功を表す第1情報を含み、ステップ130を実行する場合、図6Aに示されたように、次のステップ620~630を含み得る。
【0117】
ステップ620において、任意のアップリンク伝送のカットオフ時点のブラインド検出結果に対して、ブラインド検出結果が復調成功である場合、当該アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、復調成功を表す第1情報を端末に送信する。
【0118】
ステップ630において、ブラインド検出結果が復調失敗である場合、当該アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点にHARQフィードバックを実行しない。
【0119】
上記の実施例から分かるように、設定されたルールが、ブラインド検出結果が復調成功である場合にのみ、HARQフィードバックを実行することである場合、まず、各アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点を決定し、任意のアップリンク伝送のカットオフ時点のブラインド検出結果に対して、ブラインド検出結果が復調成功である場合、当該アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、復調成功を表す第1情報を端末に送信し、ブラインド検出結果が復調失敗である場合、当該アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点にHARQフィードバックを実行せず、それにより、ブラインド検出結果が復調成功である場合にのみ、HARQフィードバックを実行するという機能を実現することができ、端末が正しいHARQ情報を受信することができることを前提として、HARQフィードバックコンテンツおよびフィードバック回数が削減され、HARQフィードバックの効率が向上する。
【0120】
図7は、一例示的な実施例によって示された別のHARQフィードバック方法のフローチャートであり、当該HARQフィードバック方法は、端末に使用され、基地局は、当該端末に対して、EDTサービスを提供するための複数の利用可能なスケジューリングリソースを割り当て、図7に示されたように、当該HARQフィードバック方法は、次のステップ710~730を含み得る。
【0121】
ステップ710において、各利用可能なスケジューリングリソースから1つの利用可能なスケジューリングリソースを選択し、選択された利用可能なスケジューリングリソース上でEDTデータを基地局に送信する。
【0122】
一実施例において、EDTデータは、端末がランダムアクセスプロセス中に伝送する必要があるアップリンクデータであり、且つランダムプロセス中のメッセージ3に配置される。即ち、端末は、EDTデータをメッセージ3に追加し、当該メッセージ3を基地局に送信することができ、このようにして、基地局は、メッセージ3から、当該端末によって伝送されたEDTデータを取得することができる。
【0123】
ステップ720において、設定されたルールに従って、EDTデータに対応するHARQフィードバック時点を決定する。
【0124】
本開示の実施例では、基地局と端末の異なるニーズを満たすために、事前に定義された設定されたルールは、次の3つのルールを含み得るが、これらに限定されない。ただし、基地局および端末がどの設定されたルールを使用するかについては、基地局および端末が事前にネゴシエーションすることができる。
【0125】
(3-1)設定されたルールは、アップリンク伝送の最大繰り返し回数に基づいてHARQフィードバックを実行することであり、その具体的な具現プロセスは、図9に示された実施例を参照することができる。
【0126】
(3-2)設定されたルールは、各利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の全てに対してHARQフィードバックを実行することであり、その具体的な具現プロセスは、図10に示された実施例を参照することができる。
【0127】
(3-3)設定されたルールは、ブラインド検出結果が復調成功である場合にのみHARQフィードバックを実行することであり、その具体的な具現プロセスは、図11に示された実施例を参照することができる。
【0128】
ステップ730において、HARQフィードバック時点に、基地局によって送信されたHARQ情報を受信した場合、HARQ情報に従ってEDTデータの伝送結果を決定する。
【0129】
上記の実施例から分かるように、各利用可能なスケジューリングリソースから1つの利用可能なスケジューリングリソースを選択し、選択された利用可能なスケジューリングリソース上でEDTデータを基地局に送信し、設定されたルールに従って、EDTデータに対応するHARQフィードバック時点を決定し、およびHARQフィードバック時点に、基地局によって送信されたHARQ情報を受信した場合、HARQ情報に従ってEDTデータの伝送結果を決定することにより、HARQフィードバックの信頼性を向上させ、EDT伝送の効率も向上させることができる。
【0130】
図8は、一例示的な実施例によって示された別のHARQフィードバック方法のフローチャートであり、当該HARQフィードバック方法は、端末に使用されることができ、基地局は、当該端末に対して、EDTサービスを提供するための複数の利用可能なスケジューリングリソースを割り当て、図7に示された方法の基で確立され、前記利用可能なスケジューリングリソースは、TBSおよびアップリンク伝送の繰り返し回数を含み、ステップ710を実行する場合、図8に示されたように、次のステップ810~820を含み得る。
【0131】
ステップ810において、各利用可能なスケジューリングリソースに含まれるTBSおよびアップリンク伝送の繰り返し回数に従って、各利用可能なスケジューリングリソースから1つの利用可能なスケジューリングリソースを選択する。
【0132】
ステップ820において、選択された利用可能なスケジューリングリソース上でEDTデータを基地局に送信する。
【0133】
上記の実施例から分かるように、各利用可能なスケジューリングリソースに含まれるTBSおよびアップリンク伝送の繰り返し回数に従って、各利用可能なスケジューリングリソースから1つの利用可能なスケジューリングリソースを選択し、選択された利用可能なスケジューリングリソース上でEDTデータを基地局に送信することができ、それにより、利用可能なスケジューリングリソースの精度を選択する。
【0134】
図9は、一例示的な実施例によって示されたさらに別のHARQフィードバック方法のフローチャートであり、当該HARQフィードバック方法は、端末に使用されることができ、基地局は、当該端末に対して、EDTサービスを提供するための複数の利用可能なスケジューリングリソースを割り当て、図8に示された方法の基で確立され、前記設定されたルールは、アップリンク伝送の最大繰り返し回数に基づいてHARQフィードバックを実行することであり、ステップ720を実行する場合、図9に示されたように、次のステップ910~950を含み得る。
【0135】
ステップ910において、各利用可能なスケジューリングリソースに含まれるTBSおよびアップリンク伝送の繰り返し回数に従って、各利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定する。
【0136】
ステップ920において、各利用可能なスケジューリングリソースに含まれるアップリンク伝送の繰り返し回数に従って、アップリンク伝送の最大繰り返し回数を決定する。
【0137】
ステップ930において、各アップリンク伝送のカットオフ時点に従って、アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定する。
【0138】
ステップ940において、アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点に従ってHARQフィードバック時点を決定し、決定されたHARQフィードバック時点は、アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置する。
【0139】
一実施例において、前記指定された位置は前記基地局によって構成され、且つ前記基地局が前記端末に送信したランダムアクセス応答のアップリンクスケジューリング認可に位置する。即ち、基地局は、指定された位置をランダムアクセス応答のアップリンクスケジューリング認可に追加し、当該ランダムアクセス応答を端末に送信することができ、このようにして、端末は、ランダムアクセス応答に従って、基地局によって構成された、指定された位置を決定することができる。または、前記設定されたルールは、前記指定された位置を表す第3情報を含み、前記第3情報は、HARQフィードバック時点と、決定されたアップリンク伝送のカットオフ時点との間の相対関係を指示する。即ち、指定された位置の具体的な内容は、設定されたルールで記述され、このようにして、基地局および端末は、両方とも、設定されたルールの第3情報に従って、当該指定された位置を決定することができる。
【0140】
一実施例において、前記HARQ情報は、復調成功を表す第1情報または復調失敗を表す第2情報を含み、ステップ730を実行する場合、図9に示されたように、次のステップ950~970を含み得る。
【0141】
ステップ950において、HARQフィードバック時点に、基地局によって送信されたHARQ情報を受信する。
【0142】
ステップ960において、HARQ情報が、復調成功を表す第1情報である場合、EDTデータの伝送結果が伝送成功であると決定する。
【0143】
ステップ970において、HARQ情報が、復調失敗を表す第2情報である場合、EDTデータの伝送結果が伝送失敗であると決定する。
【0144】
上記の実施例から分かるように、設定されたルールが、アップリンク伝送の最大繰り返し回数に基づいてHARQフィードバックを実行することである場合、各利用可能なスケジューリングリソースに含まれるTBSおよびアップリンク伝送の繰り返し回数に従って、各利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定し、およびアップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点に従って、およびアップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点に従って、HARQフィードバック時点を決定することができ、決定されたHARQフィードバック時点は、前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置し、それにより、アップリンク伝送の最大繰り返し回数に基づいてHARQフィードバックを実行するという機能を実現し、さらに、端末が正しいHARQ情報を受信することができることを保証し、HARQフィードバックのサービス品質も向上させる。
【0145】
図10は、一例示的な実施例によって示されたさらに別のHARQフィードバック方法のフローチャートであり、当該HARQフィードバック方法は、端末に使用されることができ、基地局は、当該端末に対して、EDTサービスを提供するための複数の利用可能なスケジューリングリソースを割り当て、図8に示された方法の基で確立され、前記設定されたルールは、各前記利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の全てに対してHARQフィードバックを実行することであり、ステップ720を実行する場合、図10に示されたように、次のステップ1010~1020を含み得る。
【0146】
ステップ1010において、選択された利用可能なスケジューリングリソースに含まれるTBSおよびアップリンク伝送の繰り返し回数に従って、当該選択された利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定する。
【0147】
ステップ1020において、選択された利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点に対して、前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点を決定し、決定されたHARQフィードバック時点は、当該アップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置する。
【0148】
一実施例において、前記指定された位置は前記基地局によって構成され、且つ前記基地局が前記端末に送信したランダムアクセス応答のアップリンクスケジューリング認可に位置する。即ち、基地局は、指定された位置をランダムアクセス応答のアップリンクスケジューリング認可に追加し、当該ランダムアクセス応答を端末に送信することができ、このようにして、端末は、ランダムアクセス応答に従って、基地局によって構成された、指定された位置を決定することができる。または、前記設定されたルールは、前記指定された位置を表す第3情報を含み、前記第3情報は、HARQフィードバック時点と、決定されたアップリンク伝送のカットオフ時点との間の相対関係を指示する。即ち、指定された位置の具体的な内容は、設定されたルールで記述され、このようにして、基地局および端末は、両方とも、設定されたルールの第3情報に従って、当該指定された位置を決定することができる。
【0149】
一実施例において、前記HARQ情報は、復調成功を表す第1情報または復調失敗を表す第2情報を含み、ステップ730を実行する場合、図10に示されたように、次のステップ1030~1050を含み得る。
【0150】
ステップ1030において、当該アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、基地局によって送信されたHARQ情報を受信する。
【0151】
ステップ1040において、HARQ情報が、復調成功を表す第1情報である場合、EDTデータの伝送結果が伝送成功であると決定する。
【0152】
ステップ1050において、HARQ情報が、復調失敗を表す第2情報である場合、EDTデータの伝送結果が伝送失敗であると決定する。
【0153】
上記の実施例から分かるように、設定されたルールが、各前記利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の全てに対してHARQフィードバックを実行することである場合、選択された利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点、および当該アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点のみを決定し、当該アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、基地局によって送信されたHARQ情報を受信し、およびHARQ情報が、復調成功を表す第1情報である場合、EDTデータの伝送結果が伝送成功であると決定し、HARQ情報が、復調失敗を表す第2情報である場合、EDTデータの伝送結果が伝送失敗であると決定ことができ、それにより、伝送結果の精度を向上させる。
【0154】
図11は、一例示的な実施例によって示されたさらに別のHARQフィードバック方法のフローチャートであり、当該HARQフィードバック方法は、端末に使用されることができ、基地局は、当該端末に対して、EDTサービスを提供するための複数の利用可能なスケジューリングリソースを割り当て、図8に示された方法の基で確立され、前記設定されたルールは、ブラインド検出結果が復調成功である場合にのみHARQフィードバックを実行することであり、ステップ720を実行する場合、図11に示されたように、次のステップ1110~1120を含み得る。
【0155】
ステップ1110において、選択された利用可能なスケジューリングリソースに含まれるTBSおよびアップリンク伝送の繰り返し回数に従って、当該選択された利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定する。
【0156】
ステップ1120において、選択された利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点に対して、当該アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点を決定し、決定されたHARQフィードバック時点は、前記アップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置する。
【0157】
一実施例において、前記指定された位置は前記基地局によって構成され、且つ前記基地局が前記端末に送信したランダムアクセス応答のアップリンクスケジューリング認可に位置する。即ち、基地局は、指定された位置をランダムアクセス応答のアップリンクスケジューリング認可に追加し、当該ランダムアクセス応答を端末に送信することができ、このようにして、端末は、ランダムアクセス応答に従って、基地局によって構成された、指定された位置を決定することができる。または、前記設定されたルールは、前記指定された位置を表す第3情報を含み、前記第3情報は、HARQフィードバック時点と、決定されたアップリンク伝送のカットオフ時点との間の相対関係を指示する。即ち、指定された位置の具体的な内容は、設定されたルールで記述され、このようにして、基地局および端末は、両方とも、設定されたルールの第3情報に従って、当該指定された位置を決定することができる。
【0158】
一実施例において、前記HARQ情報は、復調成功を表す第1情報を含み、ステップ730を実行する場合、図11に示されたように、次のステップ1130~1140を含み得る。
【0159】
ステップ1130において、当該アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、基地局によって送信されたHARQ情報を受信し、且つHARQ情報が復調成功を表す第1情報である場合、EDTデータの伝送結果が伝送成功であると決定する。
【0160】
ステップ1140において、当該アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、基地局によって送信されたHARQ情報を受信しなかった場合、EDTデータの伝送結果が伝送失敗であると決定する。
【0161】
上記の実施例から分かるように、設定されたルール是ブラインド検出結果が復調成功である場合にのみHARQフィードバックを実行する場合、選択された利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点、および当該アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点のみを決定し、当該アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、基地局によって送信されたHARQ情報を受信し、且つHARQ情報が復調成功を表す第1情報である場合、EDTデータの伝送結果が伝送成功であると決定し、当該アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、基地局によって送信されたHARQ情報を受信しなかった場合、EDTデータの伝送結果が伝送失敗であると決定することができ、それにより、伝送結果の精度を保証する以外にも、HARQフィードバックコンテンツおよびフィードバック次数を削減して、HARQフィードバックの効率を向上させる。
【0162】
上記したHARQフィードバック方法の実施例に対応して、本開示は、HARQフィードバック装置の実施例をさらに提供する。
【0163】
図12は、一例示的な実施例によって示されたHARQフィードバック装置のブロック図であり、当該装置は、基地局に使用されることができ、当該基地局は、端末に対して、EDTサービスを提供するための複数の利用可能なスケジューリングリソースを割り当て、図1に示されたHARQフィードバック方法を実行するように構成され、図12に示されたように、当該HARQフィードバック装置は、
各前記利用可能なスケジューリングリソース上で、前記端末から前記基地局に伝送したEDTデータに対してブラインド検出を実行するように構成される検出モジュール121と、
設定されたルールに従って、前記ブラインド検出に対応するHARQフィードバック時点を決定するように構成される第1決定モジュール122と、
前記HARQフィードバック時点に、前記ブラインド検出に対応するHARQ情報を前記端末に送信するように構成される送信モジュール123とを備えることができる。
【0164】
上記の実施例から分かるように、各前記利用可能なスケジューリングリソース上で、端末から基地局に伝送したEDTデータに対してブラインド検出を実行し、設定されたルールに従って、ブラインド検出に対応するHARQフィードバック時点を決定し、およびHARQフィードバック時点に、ブラインド検出に対応するHARQ情報を端末に送信することにより、端末は、設定されたルールに従って決定されたHARQフィードバック時点に、基地局によって送信されたHARQ情報を受信することができ、当該HARQ情報に従ってEDTデータの正しい伝送結果を決定することができ、それにより、HARQフィードバックの信頼性を向上させ、EDT伝送の効率も向上させる。
【0165】
一実施例において、図12に示された装置の確立の基で、前記EDTデータは、ランダムアクセスプロセス中に前記端末によって伝送されたアップリンクデータであり、且つ前記ランダムプロセス中のメッセージ3に配置される。
【0166】
一実施例において、図12に示された装置の確立の基で、前記利用可能なスケジューリングリソースは、伝送ブロックサイズ(TBS)およびアップリンク伝送の繰り返し回数を含み、図13に示されたように、前記検出モジュール121は、
各前記利用可能なスケジューリングリソースに含まれる前記TBSおよび前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、各前記利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定するように構成される第1決定サブモジュール131と、
各前記アップリンク伝送のカットオフ時点に、前記EDTデータに対してブラインド検出を実行するように構成される検出サブモジュール132とを備えることができる。
【0167】
上記の実施例から分かるように、各利用可能なスケジューリングリソースに含まれるTBSおよびアップリンク伝送の繰り返し回数に従って、各利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定し、各アップリンク伝送のカットオフ時点に、EDTデータに対してブラインド検出を実行し、それにより、ブラインド検出の精度を向上させることができる。
【0168】
一実施例において、図13に示された装置の確立の基で、前記設定されたルールは、アップリンク伝送の最大繰り返し回数に基づいてHARQフィードバックを実行することであり、図14に示されたように、前記第1決定モジュール122は、
各前記利用可能なスケジューリングリソースに含まれる前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、アップリンク伝送の最大繰り返し回数を決定するように構成される第2決定サブモジュール141と、
各前記アップリンク伝送のカットオフ時点に従って、前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定するように構成される第3決定サブモジュール142と、
前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点に従って前記HARQフィードバック時点を決定するように構成される第4決定サブモジュール143であって、決定されたHARQフィードバック時点は、前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置する第4決定サブモジュール143とを備えることができる。
【0169】
一実施例において、図14に示された装置の確立の基で、前記ブラインド検出に対応するHARQ情報は、復調成功を表す第1情報または復調失敗を表す第2情報を含み、図15に示されたように、前記送信モジュール123は、
各前記アップリンク伝送のカットオフ時点のブラインド検出結果に対して、各前記ブラインド検出結果が復調成功を含む場合、前記HARQフィードバック時点に、前記第1情報を前記端末に送信するように構成される第1送信サブモジュール151と、
各前記ブラインド検出結果が前記復調成功を含まない場合、前記HARQフィードバック時点に、前記第2情報を前記端末に送信するように構成される第2送信サブモジュール152とを備えることができる。
【0170】
上記の実施例から分かるように、設定されたルールが、アップリンク伝送の最大繰り返し回数に基づいてHARQフィードバックを実行することである場合、各利用可能なスケジューリングリソースに含まれるアップリンク伝送の繰り返し回数に従って、アップリンク伝送の最大繰り返し回数を決定し、アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定し、およびアップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点に従って、HARQフィードバック時点を決定することができ、決定されたHARQフィードバック時点は、前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置し、それにより、アップリンク伝送の最大繰り返し回数に基づいてHARQフィードバックという機能を実現し、さらに、端末が正しいHARQ情報を受信することができることを保証し、HARQフィードバックのサービス品質も向上させる。
【0171】
一実施例において、図13に示された装置の確立の基で、前記設定されたルールは、各前記利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の全てに対してHARQフィードバックを実行することであり、図16に示されたように、前記第1決定モジュール122は、
任意の前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対して、前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点を決定するように構成される第5決定サブモジュール161を備えることができ、決定されたHARQフィードバック時点は、当該アップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置する。
【0172】
一実施例において、図16に示された装置の確立の基で、図17に示されたように、前記送信モジュール123は、
任意の前記アップリンク伝送のカットオフ時点のブラインド検出結果に対して、前記ブラインド検出結果が復調成功である場合、当該アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、前記第1情報を前記端末に送信するように構成される第3送信サブモジュール171と、
前記ブラインド検出結果が復調失敗である場合、当該アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、前記第2情報を前記端末に送信するように構成される第4送信サブモジュール172とを備えることができる。
【0173】
上記の実施例から分かるように、設定されたルールが、各利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の全てに対してHARQフィードバックを実行することである場合、先ず、各アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点を決定し、任意のアップリンク伝送のカットオフ時点のブラインド検出結果に対して、ブラインド検出結果が復調成功である場合、当該アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、復調成功を表す第1情報を端末に送信し、ブラインド検出結果が復調失敗である場合、当該アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に復調失敗を表す第2情報を端末に送信し、それにより、各利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の全てに対してHARQフィードバックを実行するという機能を実現することができることとものに、端末が正しいHARQ情報を受信することができることを保証するため、HARQフィードバックのサービススタイルが豊富になる。
【0174】
一実施例において、図13に示された装置の確立の基で、前記設定されたルールは、ブラインド検出結果が復調成功である場合にのみHARQフィードバックを実行することであり、図18に示されたように、前記第1決定モジュール122は、
任意の前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対して、当該アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点を決定するように構成される第6決定サブモジュール181を備えることができ、決定されたHARQフィードバック時点は、当該アップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置する。
【0175】
一実施例において、図18に示された装置の確立の基で、図19に示されたように、前記送信モジュール123は、
任意の前記アップリンク伝送のカットオフ時点のブラインド検出結果に対して、前記ブラインド検出結果が復調成功である場合、当該アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、前記第1情報を前記端末に送信するように構成される第5送信サブモジュール191と、
前記ブラインド検出結果が復調失敗である場合、当該アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点にHARQフィードバックを実行しないように構成される第6送信サブモジュール192とを備えることができる。
【0176】
上記の実施例から分かるように、設定されたルールが、ブラインド検出結果が復調成功である場合にのみ、HARQフィードバックを実行することである場合、まず、各アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点を決定し、任意のアップリンク伝送のカットオフ時点のブラインド検出結果に対して、ブラインド検出結果が復調成功である場合、当該アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、復調成功を表す第1情報を端末に送信し、ブラインド検出結果が復調失敗である場合、当該アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点にHARQフィードバックを実行せず、それにより、ブラインド検出結果が復調成功である場合にのみ、HARQフィードバックを実行するという機能を実現することができ、端末が正しいHARQ情報を受信することができることを前提として、HARQフィードバックコンテンツおよびフィードバック回数が削減され、HARQフィードバックの効率が向上する。
【0177】
一実施例において、図14、16、18に示された装置の確立の基で、前記指定された位置は前記基地局によって構成され、且つ前記基地局が前記端末に送信したランダムアクセス応答のアップリンクスケジューリング認可に位置し、または
前記設定されたルールは、前記指定された位置を表す第3情報を含み、前記第3情報は、HARQフィードバック時点と、決定されたアップリンク伝送のカットオフ時点との間の相対関係を指示する。
【0178】
図20は、一例示的な実施例によって示されたHARQフィードバック装置のブロック図であり、当該装置は、端末に使用されることができ、基地局は、当該端末に対して、EDTサービスを提供するための複数の利用可能なスケジューリングリソースを割り当て、図7に示されたHARQフィードバック方法を実行するように構成され、図20に示されたように、当該HARQフィードバック装置は、
各前記利用可能なスケジューリングリソースから1つの利用可能なスケジューリングリソースを選択し、選択された利用可能なスケジューリングリソース上でEDTデータを基地局に送信するように構成される選択モジュール201と、
設定されたルールに従って、前記EDTデータに対応するHARQフィードバック時点を決定するように構成される第2決定モジュール202と、
前記HARQフィードバック時点に、前記基地局によって送信されたHARQ情報を受信した場合、前記HARQ情報に従って前記EDTデータの伝送結果を決定するように構成される第3決定モジュール203とを備えることができる。
【0179】
上記の実施例から分かるように、各利用可能なスケジューリングリソースから1つの利用可能なスケジューリングリソースを選択し、選択された利用可能なスケジューリングリソース上でEDTデータを基地局に送信し、設定されたルールに従って、EDTデータに対応するHARQフィードバック時点を決定し、およびHARQフィードバック時点に、基地局によって送信されたHARQ情報を受信した場合、HARQ情報に従ってEDTデータの伝送結果を決定することにより、HARQフィードバックの信頼性を向上させ、EDT伝送の効率も向上させることができる。
【0180】
一実施例において、図20に示された装置の確立の基で、前記EDTデータは、前記端末がランダムアクセスプロセス中に伝送する必要があるアップリンクデータであり、且つ前記ランダムプロセス中のメッセージ3に配置される。
【0181】
一実施例において、図20に示された装置の確立の基で、前記利用可能なスケジューリングリソースは、伝送ブロックサイズ(TBS)およびアップリンク伝送の繰り返し回数を含み、図21に示されたように、前記選択モジュール201は、
各前記利用可能なスケジューリングリソースに含まれる前記TBSおよび前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、各前記利用可能なスケジューリングリソースから1つの利用可能なスケジューリングリソースを選択するように構成される選択サブモジュール211と、
選択された利用可能なスケジューリングリソース上でEDTデータを基地局に送信するように構成される送信サブモジュール212とを備えることができる。
【0182】
上記の実施例から分かるように、各利用可能なスケジューリングリソースに含まれるTBSおよびアップリンク伝送の繰り返し回数に従って、各利用可能なスケジューリングリソースから1つの利用可能なスケジューリングリソースを選択し、選択された利用可能なスケジューリングリソース上でEDTデータを基地局に送信することができ、それにより、利用可能なスケジューリングリソースの精度を選択する。
【0183】
一実施例において、図21に示された装置の確立の基で、前記設定されたルールは、アップリンク伝送の最大繰り返し回数に基づいてHARQフィードバックを実行することであり、図22に示されたように、前記第2決定モジュール202は、
各前記利用可能なスケジューリングリソースに含まれる前記TBSおよび前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、各前記利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定するように構成される第1時点決定サブモジュール221と、
各前記利用可能なスケジューリングリソースに含まれる前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、アップリンク伝送の最大繰り返し回数を決定するように構成される繰り返し回数決定サブモジュール222と、
各前記アップリンク伝送のカットオフ時点に従って、前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定するように構成される第2時点決定サブモジュール223と、
前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点に従って前記HARQフィードバック時点を決定するように構成される第3時点決定サブモジュール224であって、決定されたHARQフィードバック時点は、前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置する第3時点決定サブモジュール224とを備えることができる。
【0184】
一実施例において、図22に示された装置の確立の基で、図23に示されたように、前記第3決定モジュール203は、
前記HARQフィードバック時点に、前記基地局によって送信されたHARQ情報を受信するように構成される第1受信サブモジュール231と、
前記HARQ情報が前記第1情報である場合、前記EDTデータの伝送結果が伝送成功であると決定するように構成される第1処理サブモジュール232と、
前記HARQ情報が前記第2情報である場合、前記EDTデータの伝送結果が伝送失敗であると決定するように構成される第2処理サブモジュール233とを備えることができる。
【0185】
上記の実施例から分かるように、設定されたルールが、アップリンク伝送の最大繰り返し回数に基づいてHARQフィードバックを実行することである場合、各利用可能なスケジューリングリソースに含まれるTBSおよびアップリンク伝送の繰り返し回数に従って、各利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定し、およびアップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点に従って、およびアップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点に従って、HARQフィードバック時点を決定することができ、決定されたHARQフィードバック時点は、前記アップリンク伝送の最大繰り返し回数に対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置し、それにより、アップリンク伝送の最大繰り返し回数に基づいてHARQフィードバックを実行するという機能を実現し、さらに、端末が正しいHARQ情報を受信することができることを保証し、HARQフィードバックのサービス品質も向上させる。
【0186】
一実施例において、図21に示された装置の確立の基で、前記設定されたルールは、各前記利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の全てに対してHARQフィードバックを実行することであり、図24に示されたように、前記第2決定モジュール202は、
前記選択された利用可能なスケジューリングリソースに含まれる前記TBSおよび前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、前記選択された利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定するように構成される第4時点決定サブモジュール241と、
前記選択された利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点に対して、前記アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点を決定するように構成される第5時点決定サブモジュール242であって、決定されたHARQフィードバック時点は、前記アップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置する第5時点決定サブモジュール242とを備えることができる。
【0187】
一実施例において、図24に示された装置の確立の基で、前記HARQ情報は、復調成功を表す第1情報または復調失敗を表す第2情報を含み、図25に示されたように、前記第3決定モジュール203は、
当該アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、前記基地局によって送信されたHARQ情報を受信するように構成される第2受信サブモジュール251と、
前記HARQ情報が前記第1情報である場合、前記EDTデータの伝送結果が伝送成功であると決定するように構成される第3処理サブモジュール252と、
前記HARQ情報が前記第2情報である場合、前記EDTデータの伝送結果が伝送失敗であると決定するように構成される第4処理サブモジュール253とを備えることができる。
【0188】
上記の実施例から分かるように、設定されたルールが、各前記利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点の全てに対してHARQフィードバックを実行することである場合、選択された利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点、および当該アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点のみを決定し、当該アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、基地局によって送信されたHARQ情報を受信し、およびHARQ情報が、復調成功を表す第1情報である場合、EDTデータの伝送結果が伝送成功であると決定し、HARQ情報が、復調失敗を表す第2情報である場合、EDTデータの伝送結果が伝送失敗であると決定ことができ、それにより、伝送結果の精度を向上させる。
【0189】
一実施例において、図21に示された装置の確立の基で、前記設定されたルールは、ブラインド検出結果が復調成功である場合にのみHARQフィードバックを実行することであり、図26に示されたように、前記第2決定モジュール202は、
前記選択された利用可能なスケジューリングリソースに含まれる前記TBSおよび前記アップリンク伝送の繰り返し回数に従って、前記選択された利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点を決定するように構成される第6時点決定サブモジュール261と、
前記選択された利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点に対して、当該アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点を決定するように構成される第7時点決定サブモジュール262であって、決定されたHARQフィードバック時点は、当該アップリンク伝送のカットオフ時点の後の指定された位置に位置する第7時点決定サブモジュール262とを備えることができる。
【0190】
一実施例において、図26に示された装置の確立の基で、図27に示されたように、前記第3決定モジュール203は、
当該アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、前記基地局によって送信されたHARQ情報を受信し、且つ前記HARQ情報が前記第1情報である場合、前記EDTデータの伝送結果が伝送成功であると決定するように構成される第5処理サブモジュール271と、
当該アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、前記基地局によって送信されたHARQ情報を受信しなかった場合、前記EDTデータの伝送結果が伝送失敗であると決定するように構成される第6処理サブモジュール272とを備えることができる。
【0191】
上記の実施例から分かるように、設定されたルール是ブラインド検出結果が復調成功である場合にのみHARQフィードバックを実行する場合、選択された利用可能なスケジューリングリソースに対応するアップリンク伝送のカットオフ時点、および当該アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点のみを決定し、当該アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、基地局によって送信されたHARQ情報を受信し、且つHARQ情報が復調成功を表す第1情報である場合、EDTデータの伝送結果が伝送成功であると決定し、当該アップリンク伝送のカットオフ時点に対応するHARQフィードバック時点に、基地局によって送信されたHARQ情報を受信しなかった場合、EDTデータの伝送結果が伝送失敗であると決定することができ、それにより、伝送結果の精度を保証する以外にも、HARQフィードバックコンテンツおよびフィードバック次数を削減して、HARQフィードバックの効率を向上させる。
【0192】
一実施例において、図22、または図24、または図26に示された装置の確立の基で、前記指定された位置は前記基地局によって構成され、且つ前記基地局が前記端末に送信したランダムアクセス応答のアップリンクスケジューリング認可に位置し、または
前記設定されたルールは、前記指定された位置を表す第3情報を含み、前記第3情報は、HARQフィードバック時点と、決定されたアップリンク伝送のカットオフ時点との間の相対関係を指示する。
【0193】
装置の実施例において、それらは基本的に方法の実施例に対応するので、関連する部分は方法の実施例の説明の部分を参照することができる。上記で説明された装置の実施例は例示的なものに過ぎず、ここで、前記分離部材として説明されたユニットは、物理的に分離されている場合とされていない場合があり、ユニットとして表示された部材は、物理ユニットである場合もそうでない場合もあり、1箇所に配置される場合もあれば、複数のネットワークユニットに分散される場合もある。実際のニーズに応じて、その中の一部または全てのモジュールを選択して本開示の技術案の目的を実現することができる。当業者は、創造的な努力なしに、理解して実施することができる。
【0194】
本開示は、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、前記記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶され、前記コンピュータプログラムは、上記の図1ないし図6Cのいずれか1つに記載のHARQフィードバック方法を実行するために使用される。
【0195】
本開示は、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、前記記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶され、前記コンピュータプログラムは、上記の図7ないし図11のいずれか1つに記載のHARQフィードバック方法を実行するために使用される。
【0196】
本開示は、HARQフィードバック装置をさらに提供し、前記装置は基地局に使用され、前記基地局は、端末に対して、EDTサービスを提供するための複数の利用可能なスケジューリングリソースを割り当て、前記装置は、
プロセッサと、
プロセッサ実行可能命令を記憶するように構成されるメモリを備え、
ここで、前記プロセッサは、
各前記利用可能なスケジューリングリソース上で、前記端末から前記基地局に伝送したEDTデータに対してブラインド検出を実行し、
設定されたルールに従って、前記ブラインド検出に対応するHARQフィードバック時点を決定し、
前記HARQフィードバック時点に、前記ブラインド検出に対応するHARQ情報を前記端末に送信するように構成される。
【0197】
図28に示されたように、図28は、一例示的な実施例によって示されたHARQフィードバック装置の概略的な構造図である。装置2800は、基地局として提供されてもよい。図28を参照すると、装置2800は、処理コンポーネント2822、無線送信/受信コンポーネント2824、アンテナコンポーネント2826、および無線インターフェースに固有の信号処理部を備え、処理コンポーネント2822は、さらに、1つまたは複数のプロセッサを備えることができる。
【0198】
処理コンポーネント2822における1つのプロセッサは、上述のいずれか1つに記載のHARQフィードバック方法を実行するように構成される。
【0199】
本開示は、HARQフィードバック装置をさらに提供し、前記装置は端末に使用され、基地局は、前記端末に対して、早期データ送信(EDT)サービスを提供するための複数の利用可能なスケジューリングリソースを割り当て、前記装置は、
プロセッサと、
プロセッサ実行可能命令を記憶するように構成されるメモリを備え、
ここで、前記プロセッサは、
各前記利用可能なスケジューリングリソースから1つの利用可能なスケジューリングリソースを選択し、選択された利用可能なスケジューリングリソース上でEDTデータを基地局に送信し、
設定されたルールに従って、前記EDTデータに対応するHARQフィードバック時点を決定し、
前記HARQフィードバック時点に、前記基地局によって送信されたHARQ情報報を受信した場合、前記HARQ情報に従って前記EDTデータの伝送結果を決定するように構成される。
【0200】
図29は、一例示的な実施例によって示されたHARQフィードバック装置の概略的な構造図である。図29に示されたように、一例示的な実施例によって示されたHARQフィードバック装置2900によれば、当該装置2900は、コンピュータ、携帯電話、デジタル放送端末、メッセージングデバイス、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療機器、フィットネス機器、携帯情報端末などの端末であってもよい。
【0201】
図29を参照すると、装置2900は、処理コンポーネント2901、メモリ2902、電力コンポーネント2903、マルチメディアコンポーネント2904、オーディオコンポーネント2905、入力/出力(I/O)インターフェース2906、センサコンポーネント2907、及び通信コンポーネント2908のうちの1つまたは複数のコンポーネットを備えることができる。
【0202】
処理コンポーネント2901は、一般的に、ディスプレイ、電話の呼び出し、データ通信、カメラ操作及び記録操作に関する操作のような装置2900の全般的な操作を制御する。処理コンポーネント2901は、上記の方法のステップのすべてまたは一部を完了するために、1つまたは複数のプロセッサ2909を備えて命令を実行することができる。加えて、処理コンポーネント2901は、処理コンポーネント2901と他のコンポーネントの間の相互作用を容易にするために、1つまたは複数のモジュールを備えることができる。例えば、処理コンポーネント2901は、マルチメディアコンポーネント2904と処理コンポーネント2901との間の相互作用を容易にするために、マルチメディアモジュールを備えることができる。
【0203】
メモリ2902は、装置2900での操作をサポートするために、様々なタイプのデータを格納するように構成される。これらのデータの例には、装置2900で動作する任意のアプリケーションまたは方法の命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、写真、ビデオ等が含まれる。メモリ2902は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的に消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(EEPROM)、消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(EPROM)、プログラム可能な読み取り専用メモリ(PROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスクまたは光ディスクなど、あらゆるタイプの揮発性または不揮発性ストレージデバイスまたはそれらの組み合わせによって実現されることができる。
【0204】
電力コンポーネント2903は、装置2900の様々なコンポーネントに電力を提供する。電力コンポーネント2903は、電力管理システム、1つまたは複数の電源、及び装置2900の電力の生成、管理および分配に関する他のコンポーネントを備えることができる。
【0205】
マルチメディアコンポーネント2904は、前記バッテリの充電装置2900とユーザとの間の、出力インターフェースを提供するスクリーンを備える。いくつかの実施例において、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)及びタッチパネル(TP)を備えることができる。スクリーンがタッチパネルを備える場合、スクリーンは、ユーザからの入力信号を受信するためのタッチスクリーンとして実装されることができる。タッチパネルは、タッチ、スワイプ及びタッチパネルでのジェスチャーを検知するための1つまたは複数のタッチセンサを備える。前記タッチセンサは、タッチまたはスワイプの操作の境界を感知するだけでなく、前記タッチまたはスワイプ動作に関連する持続時間及び圧力も検出することができる。いくつかの実施例において、マルチメディアコンポーネント2904は、1つのフロントカメラおよび/またはリアカメラを備える。装置2900が撮影モードまたはビデオモードなどの動作モードにあるとき、フロントカメラおよび/またはリアカメラは、外部のマルチメディアデータを受信することができる。各フロントカメラ及びリアカメラは、固定された光学レンズシステムであり、または焦点距離と光学ズーム機能を持つことができる。
【0206】
オーディオコンポーネント2905は、オーディオ信号を出力および/または入力するように構成される。例えば、オーディオコンポーネント2905は、1つのマイクロフォン(MIC)を備え、装置2900が通話モード、録音モード及び音声認識モードなどの動作モードにあるとき、マイクロフォンは、外部オーディオ信号を受信するように構成される。受信されたオーディオ信号は、メモリ2902にさらに記憶されてもよく、または通信コンポーネント2908を介して送信されてもよい。 いくつかの実施例において、オーディオコンポーネント2905は、オーディオ信号を出力するためのスピーカをさらに備える。
【0207】
I/Oインターフェース2906は、処理コンポーネント2901と周辺インターフェースモジュールとの間にインターフェースを提供し、前記周辺インターフェースモジュールは、キーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、ボリュームボタン、スタートボタン、ロックボタンを備えることができるが、これらに限定されない。
【0208】
センサコンポーネント2907は、装置2900に各態様の状態の評価を提供するための1つまたは複数のセンサを備える。例えば、センサコンポーネント2907は、機器2900のオン/オフ状態と、装置2900のディスプレイやキーパッドなどのコンポーネントの相対的な位置づけを検出することができ、センサコンポーネント2907は、装置2900または装置2900のコンポーネントの位置の変化、ユーザとの装置2900の接触の有無、装置2900の向きまたは加速/減速、及び装置2900の温度の変化も検出することができる。センサコンポ―ネット2907は、物理的接触なしに近くの物体の存在を検出するように構成された近接センサを備えることができる。センサコンポーネント2907は、撮像用途で使用するためのCMOSまたはCCD画像センサなどの光センサをさらに備えることができる。いくつかの実施例において、当該センサコンポーネント2907は、加速度センサ、ジャイロスコープセンサ、磁気センサ、圧力センサまたは温度センサをさらに備えることができる。
【0209】
通信コンポーネント2908は、装置2900と他の装置の間の有線または無線通信を容易にするように構成される。装置2900は、WiFi、2Gまたは3G、またはそれらの組み合わせなどの通信規格に基づく無線ネットワークにアクセスすることができる。一例示的な実施例において、前記通信コンポーネント2908は、放送チャンネルを介して外部放送管理システムからの放送信号または放送関連情報を受信する。一例示的な実施例において、前記通信コンポーネント2908は、短距離通信を促進するために、近距離通信(NFC)モジュールをさらに備える。例えば、NFCモジュールは、無線周波数識別(RFID)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(登録商標)(BT)技術及び他の技術に基づいて具現することができる。
【0210】
例示的な実施例において、装置2900は、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサまたは他の電子素子によって具現されることができ、上記の方法を実行するように構成される。
【0211】
例示的な実施例において、命令を含むメモリ2902などの、命令を含む非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、前記命令は、装置2900のプロセッサ2909によって実行されて上記の方法を完了することができる。例えば、前記非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、ROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD-ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスクおよび光学データ記憶装置などであってもよい。
【0212】
ここで、前記記憶媒体の指令が前記プロセッサによって実行される時に、装置2900が、上述のいずれか1つに記載のHARQフィードバック方法を実行することができるようにする。
【0213】
本開示は、上記に既に説明し且つ図面に示した正確な構造に限定されるものではなく、その範囲から逸脱することなく様々な修正及び変更を行うことができることを理解されたい。本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲によってのみ制限される。
図1
図2
図3A
図3B
図4A
図4B
図5A
図5B
図5C
図6A
図6B
図6C
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29