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特許7045831還元機能を長期維持せしめた強電解アルカリ性還元水を原料水とする化粧品の製造方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-24
(45)【発行日】2022-04-01
(54)【発明の名称】還元機能を長期維持せしめた強電解アルカリ性還元水を原料水とする化粧品の製造方法
(51)【国際特許分類】
   A61K 8/9794 20170101AFI20220325BHJP
   A61K 8/25 20060101ALI20220325BHJP
   A61K 8/19 20060101ALI20220325BHJP
   A61K 8/39 20060101ALI20220325BHJP
   A61Q 19/00 20060101ALI20220325BHJP
【FI】
A61K8/9794
A61K8/25
A61K8/19
A61K8/39
A61Q19/00
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2017207511
(22)【出願日】2017-10-26
(65)【公開番号】P2019077656
(43)【公開日】2019-05-23
【審査請求日】2020-10-12
(73)【特許権者】
【識別番号】501208497
【氏名又は名称】株式会社 ナチュラル
(73)【特許権者】
【識別番号】501072924
【氏名又は名称】久保田 昌治
(74)【代理人】
【識別番号】100068308
【弁理士】
【氏名又は名称】後田 春紀
(72)【発明者】
【氏名】久保田 昌治
(72)【発明者】
【氏名】吉崎 正治
【審査官】長谷部 智寿
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-348208(JP,A)
【文献】特開2002-065835(JP,A)
【文献】特開2002-069497(JP,A)
【文献】特開2006-225273(JP,A)
【文献】特開2004-131387(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61K 8/00-8/99
A61Q 1/00-90/00
C02F 1/46-1/48
C02F 1/68
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の基材であるこんにゃくいもの精粉を水に投入して混合攪拌して、前記こんにゃくいもの精粉を水に溶かし、粘着性が出るまで攪拌作業を続けて、粘着性を有するこんにゃくいも溶液とし、且つ該粘着性を有するこんにゃくいも溶液に、該こんにゃくいも溶液の重量に対して、第2の基材であるトルマリン微粉末30重量%および第3の基材である炭微粉末30重量%をそれぞれ混入すると共に、添加材として角閃石、花崗斑岩等の遠赤外線放射特性を有するセラミックス微粉末5重量%を添加混入して混合攪拌し、且つ前記基材および添加材の混合溶液に、固化材として3重量%の炭酸ナトリウムを混入し、これを熱湯で溶かして半固化せしめて小球体状成型体とし、且つ前記成型体を熱湯に投入して約1~3時間程度煮沸して、該成型体をこんにゃく程度の硬さまで固化せしめた後、該成型体を熱湯から取り出して、-100℃程度で急冷凍し、然る後、前記急冷凍した成型体を40℃程度で真空乾燥させて、前記成型体より水分を除去することにより小球体状の電子生成体を製造する一方、
両端に小径部を備えた円筒体に、通気用小孔を多数穿設した区画壁をそれぞれ固設して、該区画壁間の空隙部を前記電子生成体の収納部とすると共に、該収納部の内周壁面に円周方向に間隔を有して、複数本の環状マグネットを固着して水和電子水生成装置が形成され、
更に、前記水和電子水生成装置の収納部内に前記多数の電子生成体を収納すると共に、一方の小径部を連結チューブを介してブロアに連結し、且つ他方の小径部に送風チューブを連結して、該送風チューブの先端開口部を水槽の水内へ装入し、前記ブロアを起動して収納部内に送風して、送風空気小球体に形成された各電子生成体の表面に接触した後、水和電子水生成装置の他方の小径部において風速を速めて前記送風チューブを介して強風を水槽の水内に噴射し、前記強風が水内に噴射されることにより、前記水槽内の水は乱流混合されて超微細気泡が多数発生して、水和電子水が生成される一方、
室型電解槽を用いて純水を電気分解して得られた還元水であって、生成時におけるpHが12.0~12.5程度であり、且つORPが-200~-900mV程度の強電解アルカリ性還元水に、該強電解アルカリ性還元水の重量に対して、前記生成された水和電子水3~10重量%を添加混合することを特徴とする還元機能を長期維持せしめた強電解アルカリ性還元水を原料水とする化粧品の製造方法。
【請求項2】
第1の基材であるこんにゃくいもの精粉を水に投入して混合攪拌して、前記こんにゃくいもの精粉を水に溶かし、粘着性が出るまで攪拌作業を続けて、粘着性を有するこんにゃくいも溶液とし、且つ該粘着性を有するこんにゃくいも溶液に、該こんにゃくいも溶液の重量に対して、第2の基材であるトルマリン微粉末30重量%および第3の基材である炭微粉末30重量%をそれぞれ混入すると共に、添加材として角閃石、花崗斑岩等の遠赤外線放射特性を有するセラミックス微粉末5重量%を添加混入して混合攪拌し、且つ前記基材および添加材の混合溶液に、固化材として3重量%の炭酸ナトリウムを混入し、これを熱湯で溶かして半固化せしめて小球体状成型体とし、且つ前記成型体を熱湯に投入して約1~3時間程度煮沸して、該成型体をこんにゃく程度の硬さまで固化せしめた後、該成型体を熱湯から取り出して、-100℃程度で急冷凍し、然る後、前記急冷凍した成型体を40℃程度で真空乾燥させて、前記成型体より水分を除去することにより小球体状の電子生成体を製造する一方、
両端に小径部を備えた円筒体に、通気用小孔を多数穿設した区画壁をそれぞれ固設して、該区画壁間の空隙部を前記電子生成体の収納部とすると共に、該収納部の内周壁面に円周方向に間隔を有して、複数本の環状マグネットを固着して水和電子水生成装置が形成され、
更に、前記水和電子水生成装置の収納部内に前記多数の電子生成体を収納すると共に、一方の小径部を連結チューブを介してブロアに連結し、且つ他方の小径部に送風チューブを連結して、該送風チューブの先端開口部を水槽の水内へ装入し、前記ブロアを起動して収納部内に送風して、送風空気小球体に形成された各電子生成体の表面に接触した後、水和電子水生成装置の他方の小径部において風速を速めて前記送風チューブを介して強風を水槽の水内に噴射し、前記強風が水内に噴射されることにより、前記水槽内の水は乱流混合されて超微細気泡が多数発生して、水和電子水が生成される一方、
室型電解槽を用いて純水を電気分解して得られた還元水であって、生成時におけるpHが12.0~12.5程度であり、且つORPが-200~-900mV程度の強電解アルカリ性還元水に、該強電解アルカリ性還元水の重量に対して、前記生成された水和電子水3.5重量%と、活性剤としてヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル1.0~5.0重量%、またはラウリルグルコシド1.0~5.0重量%のいずれかを添加混合することを特徴とする還元機能を長期維持せしめた強電解アルカリ性還元水を原料水とする化粧品の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、強電解アルカリ性還元水に、水和電子水を添加混合、または前記水和電子水と活性剤とを添加混合することにより、前記強電解アルカリ性還元水が少なくとも6ヶ月以上の長期に亘ってORP(酸化還元電位)がマイナス電位を持続して、その間洗浄能、浸透性、保湿性、殺菌能等の還元機能を維持せしめた強電解アルカリ性還元水を原料水とする化粧品の製造方法であって、紫外線に起因するシミ、ソバカスや老化等の肌のトラブルを防止または回復機能等の美肌効果を長期に亘って維持することができる還元機能を長期維持せしめた強電解アルカリ性還元水を原料水とするローションやクリーム等の化粧品の製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的に、ORPが+200mV(vs.Ag./AgCl)以下であれば還元機能があるといわれている。一方、強電解アルカリ性還元水は、pH11以上、ORP-200~-800mV程度で優れた洗浄能、浸透性、保湿性、殺菌能等の還元機能を有する活性水であり機能水といわれている。前記優れた特性を有する強電解アルカリ性還元水は、現在多くのアストリンゼントやローション等の化粧水、またはクリーム等の化粧品の原料水として広く使用されている。そして、特に前記強電解アルカリ性還元水を、化粧水または化粧品の原料水として使用する場合は、特に、ORP値のマイナス電位が大きい方が望ましいと考えられている。前記強電解アルカリ性還元水のpHは比較的安定であるが、ORP値は時間の経過と共に容易に上昇し、マイナス電位からプラス電位に移行する。また、前記強電解アルカリ性還元水の還元機能は、主として水の電気分解により生成した水素に起因していると考えられる。このことは、実際に溶存水素計で水素濃度を測定すると、水素が検出されることからも明らかである。しかし、水素は水に溶けにくいガスであるため、容易に蒸散してしまう。そのため、ORP値は時間の経過と共に容易に上昇し、マイナス電位からプラス電位になってしまう。それに伴い、強電解アルカリ性還元水の洗浄能、浸透性、保湿性、殺菌能等の還元機能が徐々に失われてしまうので、前記強電解アルカリ性還元水を原料水とする化粧水または化粧品では、シミ、ソバカスや老化等の肌のトラブルの防止または回復機能等の美肌効果も徐々に失われてしまうという課題があった。
【0003】
ところで、本願出願人は、下記特許文献1に示す「発明の名称 強電解アルカリ性還元水を用いた化粧水または化粧品」につき、特許第4390125号を所有している。前記したように、前記特許の化粧水または化粧品の原料水である強電解アルカリ性還元水のpHは比較的安定であるが、ORP値は時間の経過と共に、容易に上昇しマイナス電位からプラス電位に移行してしまい、その結果強電解アルカリ性還元水の洗浄能、浸透性、保湿性、殺菌能等の還元機能が徐々に失われてしまうので、美肌効果も失われてしまうという課題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特許第4390125号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、前記課題を解決すべくなされたものであって、pH12.0~12.5程度で、且つORP-200~-900mV程度の強電解アルカリ性還元水に、水和電子水を添加混合、または前記水和電子水と活性剤とを添加混合することにより、ORPが-50mV以下のマイナス電位を持続して、少なくとも6ヶ月以上の長期に亘って還元機能を維持せしめると共に、前記長期に亘って還元機能を維持せしめた強電解アルカリ性還元水を、化粧品の原料水として使用することにより、シミ、ソバカスや老化等の肌のトラブルを防止または回復機能等の美肌効果を長期に亘って維持することができる還元機能を長期維持せしめた強電解アルカリ性還元水を原料水とする化粧品の製造方法を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、第1の基材であるこんにゃくいもの精粉を水に投入して混合攪拌して、前記こんにゃくいもの精粉を水に溶かし、粘着性が出るまで攪拌作業を続けて、粘着性を有するこんにゃくいも溶液とし、且つ該粘着性を有するこんにゃくいも溶液に、該こんにゃくいも溶液の重量に対して、第2の基材であるトルマリン微粉末30重量%および第3の基材である炭微粉末30重量%をそれぞれ混入すると共に、添加材として角閃石、花崗斑岩等の遠赤外線放射特性を有するセラミックス微粉末5重量%を添加混入して混合攪拌し、且つ前記基材および添加材の混合溶液に、固化材として3重量%の炭酸ナトリウムを混入し、これを熱湯で溶かして半固化せしめて小球体状成型体とし、且つ前記成型体を熱湯に投入して約1~3時間程度煮沸して、該成型体をこんにゃく程度の硬さまで固化せしめた後、該成型体を熱湯から取り出して、-100℃程度で急冷凍し、然る後、前記急冷凍した成型体を40℃程度で真空乾燥させて、前記成型体より水分を除去することにより小球体状の電子生成体を製造する一方、
両端に小径部を備えた円筒体に、通気用小孔を多数穿設した区画壁をそれぞれ固設して、該区画壁間の空隙部を前記電子生成体の収納部とすると共に、該収納部の内周壁面に円周方向に間隔を有して、複数本の環状マグネットを固着して水和電子水生成装置が形成され、
更に、前記水和電子水生成装置の収納部内に前記多数の電子生成体を収納すると共に、一方の小径部を連結チューブを介してブロアに連結し、且つ他方の小径部に送風チューブを連結して、該送風チューブの先端開口部を水槽の水内へ装入し、前記ブロアを起動して収納部内に送風して、送風空気小球体に形成された各電子生成体の表面に接触した後、水和電子水生成装置の他方の小径部において風速を速めて前記送風チューブを介して強風を水槽の水内に噴射し、前記強風が水内に噴射されることにより、前記水槽内の水は乱流混合されて超微細気泡が多数発生して、水和電子水が生成される一方、
3室型電解槽を用いて純水を電気分解して得られた還元水であって、生成時におけるpHが12.0~12.5程度であり、且つORP-200~-900mV程度の強電解アルカリ性還元水に、該強電解アルカリ性還元水の重量に対して、前記生成された水和電子水3.0~10.0重量%を、あるいは前記強電解アルカリ性還元水に、前記水和電子水3.0~5.0重量%と、活性剤としてヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル1.0~5.0重量%、またはラウリルグルコシド1.0~5.0重量%のいずれかを添加混合するという手段を採用することにより、上記課題を解決した。
【発明の効果】
【0007】
本発明製造方法によって得られた化粧品は、pH12.0~12.5程度で、且つORP-200~-900mV程度の強電解アルカリ性還元水に、水和電子水を添加混合、または前記水和電子水と活性剤とを添加混合することにより、ORPが-50mV以下のマイナス電位を持続して、少なくとも6ヶ月以上の長期に亘って還元機能を維持せしめると共に、前記長期に亘って還元機能を維持せしめた強電解アルカリ性還元水を、ローション、クリーム等の化粧品の原料水として使用しているため、シミ、ソバカスや老化等の肌のトラブルを防止、または回復機能等の美肌効果を長期に亘って維持することができるので、化粧品として長期使用が可能で、消費者にとっては極めて有益な商品である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明還元機能を長期維持せしめた強電解アルカリ性還元水を原料水とする化粧品の製造方法において、その原料水となる強電解アルカリ性還元水の還元機能の長期維持化方法に使用する水和電子水の生成装置を示す縦断面図である。
図2】本発明還元機能を長期維持せしめた強電解アルカリ性還元水を原料水とする化粧品の製造方法において、その原料水となる強電解アルカリ性還元水に添加混合する水和電子水の混合割合を変えて生成した水和電子水混合強電解アルカリ性還元水と、水和電子水を混合していない強電解アルカリ性還元水のORP値の経時変化を示すグラフである。
図3】本発明還元機能を長期維持せしめた強電解アルカリ性還元水を原料水とする化粧品の製造方法において、その原料水となる強電解アルカリ性還元水の還元機能の長期維持化方法によって製造された水和電子水混合強電解アルカリ性還元水と、比較のために汎用の精製水および水和電子水を添加混合していない強電解アルカリ性還元水とを、化粧として使用し、複数人の女性の素肌に塗布した後の美肌効果テストの評価表である。
【実施例
【0009】
本発明の実施例につき詳細に説明する。先ず、電子はマイナスの電荷を持ち、還元作用の基本物質である。酸化還元の定義からも明らかなように、ある物質が電子を得ることが還元であり、電子を失うことが酸化である。電子は、これが水中で水に囲まれた、所謂、水和電子水の状態ではかなり安定に存在することが知られている。このような水和電子水は、ORP計で計測すると、マイナス電位を示し、実際に還元機能があることを本発明者らは確認している。しかしながら、還元機能を有するのは水素ではないので、溶存水素計では水素は検出されない。
【0010】
本発明者らは、強電解アルカリ性還元水、例えば、前記特許文献1に記載されたようなORP-200~-900mV程度の強電解アルカリ性還元水に、いろいろな方法により製造された水和電子水を添加してテストを繰り返し、少なくとも6ヶ月以上の長期に亘って還元機能を持続し、これにより強電解アルカリ性還元水の洗浄能、浸透性、保湿性、殺菌能等の還元機能を長期に亘って維持することができる水和電子水を探し求めた。そして、本発明者らは、特許第3850645号に開示されたマイナスイオン水の製造方法を利用して製造した水和電子水を、強電解アルカリ性還元水に添加混合することにより、少なくとも6ヶ月以上の長期に亘って、強電解アルカリ性還元水の洗浄能、浸透性、保湿性、殺菌能等の還元機能を長期に亘って維持できることを確認し、本発明を完成した。
【0011】
本発明化粧品の原料水として使用する強電解アルカリ性還元水は、前記特許文献1記載の方法によって製造される。すなわち、特許文献1の図1記載の、カソード室1とアノード室2との間に、間隔を有して隔膜3・4を配設して中間室5を設け、且つ前記カソード室1とアノード室2の中に、それぞれカソード極6とアノード極7を配設して形成した3室型電解槽Aを使用して製造する。
【0012】
前記カソード室1とアノード室2に純水を入れると共に、中間室5に食塩を入れて電気分解すると、カソード室1内においては還元水(アルカリイオン水)が生成され、一方アノード室2内においては酸性水が生成される。本発明においては、カソード室1内において生成された還元水を使用する。そして、前記還元水の生成時におけるpHとORPを測定すると、pHは10.5~12.5、ORPは-150~-900mVであるが、本発明においては、pH12.0~12.5程度、ORP-200~-900mV程度の強電解アルカリ性還元水を使用する。
【0013】
そして、前記強電解アルカリ性還元水に添加混合することができる、水和電子水は、特許第3850645号に開示されたマイナスイオン水の製造方法を利用して製造する。前記マイナスイオン水の製造方法を利用して製造された水和電子水、または前記水和電子水と活性剤とを、前記電解アルカリ性還元水に添加混合することにより、本発明が目的とする、少なくとも6ヶ月以上の長期に亘って、強電解アルカリ性還元水の洗浄能、浸透性、保湿性、殺菌能等の還元機能を長期に亘って維持することができることを確認した。
【0014】
前記強電解アルカリ性還元水に添加混合することができる、水和電子水は、特許第3850645号に開示されたマイナスイオン水の製造方法を利用して生成する。すなわち、本発明において使用する水和電子水は、こんにゃくいもの精粉、トルマリン微粉末、炭微粉末を基材とし、更に遠赤外線放射特性を有するセラミックス微粉末を添加材と製造された電子生成体により生成された電子を水中に噴射することにより生成される。
【0015】
前記電子生成体は、前記特許第3850645号の第1工程~第4工程により製造される。すなわち、第1の基材であるこんにゃくいもの精粉(こんにゃく粉)を水に投入して混合攪拌して、前記こんにゃくいもの精粉を充分に水に溶かし、粘着性が出るまで攪拌作業を続けて、粘着性を有するこんにゃくいも溶液とし、且つ前記得られた粘着性を有するこんにゃくいも溶液に、該こんにゃくいも溶液の重量に対して、第2の基材であるトルマリン微粉末30重量%および第3の基材である炭微粉末30重量%をそれぞれ混入すると共に、添加材として角閃石、花崗斑岩等の遠赤外線放射特性を有するセラミックス微粉末5重量%を添加混入して混合攪拌し、更に前記基材および添加材の混合溶液に、固化材として3重量%の炭酸ナトリウムを混入し、これを熱湯で溶かして、つきたての餅程度まで半固化せしめて多数の小球体状の成型体に成型し、且つ前記得られた成型体を、熱湯に投入して約1~3時間程度煮沸して、該成型体をこんにゃく程度の硬さまで固化せしめた後、該煮沸した成型体を熱湯から取り出して、-100℃程度で急冷凍し、然る後、前記急冷凍した成型体を40℃程度で真空乾燥させて、前記成型体より水分を除去することにより、小球体状の電子生成体を製造する。
【0016】
前記製造された電子生成体は、前記急冷真空乾燥させて水分を除去することにより、こんにゃくいもの繊維質が収縮して強固に絡まり合うと共に、該各繊維質間にトルマリン微粉末、炭微粉末およびセラミックス微粉末が混合した形で取り込まれて一体化され、更に前記水分除去により前記こんにゃくいもの繊維質部分のみがスポンジ状態で残るため、前記トルマリン微粉末、炭微粉末およびセラミックス微粉末を一体に取り込んだ電子生成体は多孔質となり、従ってこれにより表面積が大となると共に、該トルマリン微粉末、炭微粉末およびセラミックス微粉末と大気との接触面積が大となる。
【0017】
前記電子生成体による電子生成メカニズムは、基材であるトルマリンはどんなに小さく砕き、粉体にしても常にその結晶状態は一定の形を保ち、その両端に陽極と陰極の電極が発生して、陽極が周辺の大気や液体に存在する電子を引きつけて結晶内に取り入れ、この電子を陰極へ搬送して、該陰極から電子を放出し続けるという電気的特性を有している。
【0018】
前記電気特性により電子を放出し続けるトルマリンに、炭素を主成分とする炭が保有する電気的誘導特性、および角閃石および花崗斑岩等のセラミックスが放射する遠赤外線による光感現象が作用して、その両作用の相乗効果により、トルマリンの結晶内に周辺の大気や液体に存在する電子を更に多く引きつけて取り入れ、その分多くの電子を放出すると共に、前記トルマリンが微粉末であるため、前記のように大気や液体との接触面積が大となり、大気からトルマリンが取り入れる電子が多くなり、従って、前記トルマリンから更に多くの電子を多く発生させることができるのである。
【0019】
本発明に係る化粧品は、前記のように製造された電子生成体を使用して生成された水和電子水を使用して製造される。すなわち、本発明において使用する水和電子水は、前記特許第3850645号の図1に示すとほぼ同様に、前記こんにゃくいも成型体を急冷真空乾燥させて水分を除去することにより、こんにゃくいもの繊維質が収縮して強固に絡まり合うと共に、該各繊維質間にトルマリン微粉末、炭微粉末およびセラミックス微粉末が混合した形で取り込まれて一体化されて製造された電子生成体1を水和電子水生成装置2に収納して製造する。前記水和電子水生成装置2に収納される電子生成体1は、前記したように、多数の小球体に形成されている。
【0020】
前記水和電子水生成装置2は、図1に示すように、両端に小径部3・4を一体に備えた円筒体5の、前記小径部3・4内方寄りに通気用小孔6を多数穿設した区画壁7・8をそれぞれ固設して、該区画壁7・8間の空隙部を電子生成体1の収納部9とすると共に、該収納部9の内周壁面には、円周方向に間隔を有して、複数本の環状マグネット10が固着されて形成されている。図中、11は区画壁7・8を保持固定する取り付けボルトである。
【0021】
そして、前記水和電子水生成装置2の収納部9内に多数の電子生成体1を収納すると共に、一方の小径部3を、連結チューブ12を介してブロア13に連結し、且つ他方の小径部4に送風チューブ14を連結して、該送風チューブ14の先端開口部を水槽15の水16内へ装入する。
【0022】
前記水和電子水生成装置2の送風チューブ14の先端開口部を水槽15の水16内へ装入して、ブロア13を起動して収納部9内に送風すると、空気が小球体に形成された各電子生成体1の表面に接触して乱流して、前記各電子生成体1を構成するトルマリン微粉末を刺激して、該トルマリン微粉末を活性化させ、その両端に発生した陽極と陰極の電極のうち、陽極が周辺の大気や液体に存在する電子を引きつけて結晶内に取り入れ、この電子を陰極へ搬送して、該陰極から電子を放出し続けるという電気的特性により、多孔質の電子生成体1内の孔部分に空気が入り込んで、該空気より電子生成体1を構成するトルマリン微粉末に多くの電子が取り込まれて、電子生成体1から多くの電子が放出されると共に、複数本の環状マグネット10によるローレンツ力の作用により、電子生成体1からの電子の生成の手助けをし、前記電子生成体1から更に多くの電子を放出することができる。
【0023】
前記構成より成る水和電子水生成装置2を用いて本発明方法に使用する水和電子水を生成する工程は、前記収納部9内に多数の電子生成体1を収納すると共に、一方の小径部3を連結チューブ12を介してブロア13に連結し、且つ他方の小径部4に送風チューブ14を連結して、該送風チューブ14の先端開口部を水槽15の水16内へ装入し、然る後、前記ブロア13を起動して収納部9内に送風して、送風空気を小球体に形成された各電子生成体1の表面に接触した後、水和電子水生成装置2の他方の小径部4が小径に絞られているため、該小径部4において風速を速めて、前記送風チューブ14を介して強風を水槽15の水16内に噴射し、前記強風が水16内に噴射されることにより、前記水槽15内の水16は乱流混合されて超微細気泡が多数発生して水和電子水が生成されるのである
【0024】
本発明者らは、前記特許文献1に記載された方法によって製造される、pH12.0~12.5で、ORP-200~-900mV程度の強電解アルカリ性還元水のうち、pH12.0でORP-750mVの強電解アルカリ性還元水、pH12.0でORP-700mVの強電解アルカリ性還元水、およびpH12.0でORP-600mVの強電解アルカリ性還元水の3種類の強電解アルカリ性還元水に、前記方法によって生成された水和電子水を添加混合する割合を種々変えて製造された3種類の水和電子水混合還元水、並びに比較のため全く水和電子水を添加混合していないpH12.0でORP-800mVの強電解アルカリ性還元水との、それぞれのORP値の経時変化を測定した結果を図2に示す。
【0025】
図2は、平成28年4月26日から同10月23日までのORPの経時変化を示すグラフで、測定開始から終了日までいずれも緩やかにORP値が上昇して行くが、水和水素水の添加混合量が多い程、ORP値の上昇率が緩やかである。すなわち、水和電子水を添加混合していないpH12.0でORP-800mVの強電解アルカリ性還元水(図2のa)は、測定最終日である7ヶ月後にはORPは+270mVまで上昇して、還元機能がなくなった。
【0026】
一方、水和電子水を1重量%添加したpH12.0でORP-600mVの強電解アルカリ性還元水(図2のb)は、測定最終日である7ヶ月後にはORPは+100mVまで上昇して、還元機能がかなり低下したことを確認した。そして、水和電子水を3重量%添加したpH12.0でORP-750mVの強電解アルカリ性還元水(図2のc)は、測定最終日である7ヶ月後にはORPは-50mVまでしか上昇せず、更に、水和電子水を5重量%添加したpH12.0でORP-700mVの強電解アルカリ性還元水(図2のd)は、測定最終日である7ヶ月後にはORPは-100mVまでしか上昇せず、いずれも還元機能を維持していることを確認した。
【0027】
前記図2の測定結果から、図2のc~dに示すように、水和電子水の添加混合量が多い程、ORP値の上昇を低く抑え、いずれもORP値もマイナス電位を維持し、還元機能を維持していることを確認することができた。そして、前記図2のc~dに示す水和電子水混合還元水のORP値が、少なくとも6ヶ月以上の長期に亘って、-50mVから-200mVのマイナス電位で還元機能を維持できる範囲内にあるのは、前記水和電子水の製造過程において、水中に多数取り込まれた電子が、水中で水に囲まれて水和電子水となっていて、電子の蒸散が押さえられているためであると、本発明者らは推測した。更に、本発明者らは、前記テスト結果から、ORP-200~-550mV程度の強電解アルカリ性還元水であっても、前記水和電子水の添加混合量を多くすれば、ORP値の上昇を低く抑え、いずれもORP値がマイナス電位を維持し、還元機能を長期に亘って維持できると判断した。
【0028】
本発明者らは、前記測定結果を得て、複数人の女性に被験者になってもらい、本発明化粧品の製造方法の原料水となる強電解アルカリ性還元水を化粧として素肌に塗布した後の、美肌効果についてのテストを実施した。そのテスト評価表を図3に示した。テストは、図3に示すように、検体として、「1 精製水」および「2 強電解アルカリ性還元水」のみと、「3 強電解アルカリ性還元水+水和電子水1.0重量%添加混合」、「4 強電解アルカリ性還元水+水和電子水3.0重量%添加混合」、「5 強電解アルカリ性還元水+水和電子水5.0重量%添加混合」および「6 強電解アルカリ性還元水+水和電子水10.0重量%添加混合」した還元水を使用してテストした。前記各テストは、素肌に還元水等を塗布してのテストを3回ずつ繰り返して実施した。なお、前記強電解アルカリ性還元水はいずれも、pH12.0でORP-800mVの強電解アルカリ性還元水を使用し、また水和電子水は前記製造方法によって生成された水和電子水を使用した。そして、前記テストに使用した水和電子水混合強電解アルカリ性還元水は、いずれも平成26年4月26日に製造したものを使用し、8ヶ月後の平成26年12月20日にテストを実施した。
【0029】
前記テストの結果は、図3に示すように、検体「1」と「2」が「評価1」で、シミ、ソバカスや老化等の肌のトラブル防止または回復機能等の美肌効果が劣り、検体「3」が「評価2」で美肌効果がまあまあであり、検体「4」~「6」がいずれも「評価3」で美肌効果が良いという評価であった。前記図3の評価結果から、本発明者らは、原料水である「還元水」に対して図3の検体「4」~「6」の配合比率で添加混合することにより、水和電子水混合強電解アルカリ性還元水の還元機能を長期に亘って維持するするできることを確認した。
【0030】
なお、前記図3においては、「5 強電解アルカリ性還元水+水和電子水5.0重量%添加混合」と「6 強電解アルカリ性還元水+水和電子水10.0重量%添加混合」の間の中間値である「強電解アルカリ性還元水+水和電子水7.5重量%添加混合」のテストを実施していない。前記図3のテスト結果から、前記検体「5」および「6」の美肌効果はいずれも「評価3」であるので、当然、その中間値である「強電解アルカリ性還元水+水和電子水7.5重量%添加混合」は「評価3」であることが予測できるのである。また、図3の評価結果から、水和電子水の添加量5重量%と添加量10重量%の評価はいずれも「評価3」であるので、水和電子水の添加量を多くしても、多くて10重量%までで充分であると判断した。
【0031】
本発明者らは、前記図3のテスト結果から、pH12.0程度であって、ORP-200~-900mV程度の強電解アルカリ性還元水に、前記製造方法によって生成された水和電子水3.0~10.0重量%を添加混合して、水和電子水混合強電解アルカリ性還元水を生成し、これを化粧として使用すると、少なくとも6ヶ月程度の長期に亘って美肌効果を維持することができることを確認した。
【0032】
なお、図2のcにおいて、pH12.0でORP-700mVの強電解アルカリ性還元水に、水和電子水3.0重量%添加混合した水和電子水混合強電解アルカリ性還元水が長期に亘り還元機能を持続することを記載した。そして、本発明者らは、前記水和水素水3.0重量%より添加混合量の多い、水和電子水3.5重量%をpH12.0でORP-300mVの強電解アルカリ性還元水に添加混合すると共に、更に、活性剤としてヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル2.0重量%を添加混合して、活性剤入り水和電子水混合強電解アルカリ性還元水を生成し、平成28年4月26日から同10月23日までのORPの経時変化を測定し、その結果を図2のeとして示した。すなわち、図2のeに示すように、活性剤入り水和電子水混合強電解アルカリ性還元水のORP値は、測定開始時にORP-300mVであったものが、終了日にはORP-200mVで、わずかに100mV上昇したに過ぎず、前記図2のc~dの水和電子水混合強電解アルカリ性還元水より優れていることが分かった。これは水和電子水の添加混合量が少なくても、前記活性剤を更に添加することにより、洗浄能を長期に亘って維持できるのは、前記ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリルは洗浄剤として知られているが、これを活性剤として使用すると、前記ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリルが浸透性において優れているという特性により、前記水和電子水混合強電解アルカリ性還元水を活性化させ、還元機能を長期に亘って維持できるものであると推測する。なお、前記テストにおけるヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリルの添加量は2.0重量%であるが、前記ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリルの添加量を1.0~5.0重量%の範囲内としても、その差は極めて微量であるので、テスト結果に大差はないものと考える。また更に、前記テストにおける水和電子水の添加量は3.5重量%であるが、前記水和電子水の添加量を3.0~5.0重量%の範囲内としても、その差は極めて微量であるので、テスト結果に大差はないものと考える。
【0033】
そして、前記平成28年4月26日に製造し、8ヶ月後の平成28年12月20日に、前記水和電子水3.5重量%をpH12.0でORP-300mVの強電解アルカリ性還元水に添加混合すると共に、更に、活性剤としてヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル2.0重量%を添加混合して生成された活性剤入り水和電子水混合強電解アルカリ性還元水を使用して、複数人の女性に被験者になってもらい、素肌に前記活性剤入り水和電子水混合強電解アルカリ性還元水を塗布して素肌の美肌効果のテストを実施した。前記テストは、前記活性剤入り水和電子水混合強電解アルカリ性還元水を塗布してのテストを3回ずつ繰り返して実施した。
【0034】
そして、前記テストに使用した洗浄剤入り水和電子水混合強電解アルカリ性還元水は、平成28年4月26日に製造したものを使用し、8ヶ月後の平成28年12月20日にテストを実施した。前記テストの評価表は図3の「7」に「評価3」として示した。このテスト結果により、活性剤を追加混入しても、長期に亘って美肌効果を維持していることを確認することできた。
【0035】
なお、前記図3は、活性剤として、ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル2.0重量%を追加混入しているが、該ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリルと同等の作用を有するラウリルグルコシド2.0重量%を追加混入しても、詳細な説明は省略するが、前記ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル洗浄剤2.0重量%を追加混入したものと、同一の結果が得られた。前記ラウリルグルコシドは、前記ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリルと同等作用を有するものであり、水和電子水の添加混合量が少なくても、前記ラウリルグルコシドを活性剤として更に添加することにより、美肌効果を長期に亘って維持できるのは、前記ラウリルグルコシドは洗浄剤として知られているが、これを活性剤として使用すると、前記ラウリルグルコシドが浸透性において優れているという特性により、前記水和電子水混合強電解アルカリ性還元水を活性化させ、還元機能を長期に亘って維持できるものであると推測する。なお、前記テストにおけるラウリルグルコシドの添加量は2.0重量%であるが、前記ラウリルグルコシドの添加量を1.0~5.0重量%の範囲内としても、その差は極めて微量であるので、テスト結果に大差はないものと考える。また更に、前記テストにおける水和電子水の添加量は3.5重量%であるが、前記水和電子水の添加量を3.0~5.0重量%の範囲内としても、その差は極めて微量であるので、テスト結果に大差はないものと考える。
【0036】
前記活性剤は、光洋ファインケミカル株式会社製の商品名「ハイバーオイルHE」(商品の一般名称は、「ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセル」で、浸透性において優れ、メイク落とし洗浄剤として使用されている)、および花王株式会社製の「マイドール12」(商品の一般名称は、「ラウリルグルコシド」で、浸透性において優れ、メイク落とし洗浄剤として使用されている)を使用した。また、前記テストは、前記活性剤入り水和電子水混合強電解アルカリ性還元水を素肌に塗布してのテストを3回ずつ繰り返して実施した。なお、前記水和電子水3.5重量%をpH12.0でORP-300mVの強電解アルカリ性還元水に添加混合すると共に、更に、活性剤としてヤシ油脂肪酸PEG-7グリセル2.0重量%を添加混合して生成された活性剤入り水和電子水混合強電解アルカリ性還元水を使用した。
【0037】
そして、前記図2図3において、pH値が12.0の強電解アルカリ性還元水を使用して測定およびテストをし、pH値が12.5の強電解アルカリ性還元水を使用しての測定およびテストをしていないが、pH値が0.5上がるだけなので、前記図2図3の示す測定およびテスト結果とほぼ同様の測定値およびテスト結果が得られるえられるものと推測する。
【0038】
前記各テストの結果、強電解アルカリ性還元水に、水和電子水を添加混合、または前記水和電子水と活性剤とを添加混合した強電解アルカリ性還元水を素肌に塗布することにより、ORPが-50mV以下のマイナス電位を持続して、少なくとも6ヶ月以上の長期に亘って美肌効果を維持せしめることを確認できたので、前記pH12.0~12.5程度で、且つORP-200~-900mV程度の強電解アルカリ性還元水に、水和電子水を添加混合、または前記水和電子水と活性剤とを添加混合した強電解アルカリ性還元水を、原料水としてローションやクリーム等の化粧品に添加混合して、化粧品として使用すると、その化粧品は、シミ、ソバカスや老化等の肌のトラブルを防止または回復機能等の美肌効果を長期に亘って維持することができるものであると判断する。
図1
図2
図3