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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-28
(45)【発行日】2022-04-05
(54)【発明の名称】産業車両
(51)【国際特許分類】
   B66F 9/24 20060101AFI20220329BHJP
【FI】
B66F9/24 P
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2018229807
(22)【出願日】2018-12-07
(65)【公開番号】P2020090383
(43)【公開日】2020-06-11
【審査請求日】2021-03-19
(73)【特許権者】
【識別番号】000003218
【氏名又は名称】株式会社豊田自動織機
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(72)【発明者】
【氏名】山本 公弘
【審査官】太田 義典
(56)【参考文献】
【文献】登録実用新案第3205015(JP,U)
【文献】特開昭59-167498(JP,A)
【文献】特開2005-104652(JP,A)
【文献】特開平8-26693(JP,A)
【文献】特開2019-73390(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B66F 9/00-11/04
B65G 1/00- 1/20
B66C 13/00-15/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
フォークと、
前記フォークにおける荷物を支えるフォーク本体の延在方向の先端に配置された電子部品から延び、ケーブルの先端にコネクタを有するワイヤハーネスと、
前記フォーク本体の延在方向に沿う面のうちの幅狭の面に沿って配置された荷有センサと、を有する産業車両であって、
前記ケーブル及び前記コネクタは、前記幅狭の面に沿って配置されるとともに、前記幅狭の面に沿って配置されたカバーによって覆われ、
前記カバーの内側に、前記幅狭の面に直交する方向へ前記幅狭の面から離間して前記荷有センサの配置空間を区画し、かつ前記荷有センサと前記ケーブルとを隔てた状態で前記ケーブルを沿わせるための配線用プレートを備えることを特徴とする産業車両。
【請求項2】
前記配線用プレートは、前記幅狭の面に直交する方向へ前記カバーに向けて延在するスペーサ部を備える請求項1に記載の産業車両。
【請求項3】
前記ケーブルは、前記配線用プレートに掛止具によって止められている請求項1又は請求項2に記載の産業車両。
【請求項4】
前記配線用プレートは、当該配線用プレートの縁に切り欠きを有する請求項3に記載の産業車両。
【請求項5】
前記フォークは、前記フォーク本体の延在方向に沿って前記幅狭の面に並設された少なくとも2本の突起部と、
少なくとも2本の前記突起部に架設された梁部材と、を備え、
前記ケーブルにおいて前記配線用プレートに沿う部分以外は、前記梁部材に沿って配置されている請求項1~請求項4のうちいずれか一項に記載の産業車両。
【請求項6】
前記配線用プレートは、前記梁部材と一体である請求項5に記載の産業車両。
【請求項7】
前記ケーブルは、前記梁部材に掛止具によって止められている請求項5又は請求項6に記載の産業車両。
【請求項8】
前記カバーは、
前記突起部が挿通される挿通孔と、前記挿通孔の周囲の当接部と、を備え、
前記突起部に挿通され一端が前記フォーク本体の前記幅狭の面に当接するとともに他端が、前記幅狭の面に直交する方向において前記カバーに当接するスペーサと、
前記挿通孔を貫通し、前記カバーの外側に突出した前記突起部に取り付けられた取付部材と、
前記カバーの外側で前記突起部に装着され、前記当接部と前記取付部材との間に挟持された弾性部材と、を有する請求項5~請求項7のうちいずれか一項に記載の産業車両。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子部品がフォーク先端に配置されたフォークを備えた産業車両に関する。
【背景技術】
【0002】
産業車両としてのフォークリフトは近年、操縦者の支援や無人フォークリフトの高機能化を目的として、フォークの先端にカメラ等の電子部品を装着することがある。電子部品はワイヤハーネスを備えており、電子部品と、機台に取り付けられる電子部品のコントローラとは、両者から延びるワイヤハーネスによって、コネクタを介して接続される。
【0003】
また、フォークリフトはフォークを荷物に差し込むことで荷役作業を行うが、ワイヤハーネスは荷物と接触すると、損傷する虞がある。そのため、特許文献1のように、フォークに沿って配置されるワイヤハーネスは、カバーによって覆われている。
【0004】
図11に示すように、特許文献1においては、フォーク93の先端には電子部品としてのCCDカメラ91が内蔵されており、CCDカメラ91からのケーブル92(ワイヤハーネス)は、フォーク93の側面に設けられた鉄製の角パイプ94に通されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2005-104652号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
フォークリフトにおいては、フォークに荷物が支えられたことを検出するための荷有センサが設けられており、荷有センサは、フォークの側面に沿って配置される場合が多い。しかし、特許文献1のようにフォークの側面にケーブルが配置される構造においては、荷有センサとケーブルとが干渉しないようにケーブルを配線しつつ、角パイプを荷有センサを避けて配置する必要があり、ケーブルの配線が非常に面倒である。
【0007】
本発明は、前記の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、電子部品から延びるワイヤハーネスの配置作業を容易に行うことができる産業車両を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記問題点を解決するための産業車両は、フォークと、前記フォークにおける荷物を支えるフォーク本体の延在方向の先端に配置された電子部品から延び、ケーブルの先端にコネクタを有するワイヤハーネスと、前記フォーク本体の延在方向に沿う面のうちの幅狭の面に沿って配置された荷有センサと、を有する産業車両であって、前記ケーブル及び前記コネクタは、前記幅狭の面に沿って配置されるとともに、前記幅狭の面に沿って配置されたカバーによって覆われ、前記カバーの内側に、前記幅狭の面に直交する方向へ前記幅狭の面から離間して前記荷有センサの配置空間を区画し、かつ前記荷有センサと前記ケーブルとを隔てた状態で前記ケーブルが沿う配線用プレートを備えることを要旨とする。
【0009】
これによれば、フォーク本体の幅狭の面に沿わせたケーブル及びコネクタを、それらを覆うようにフォーク本体に取り付けられたカバーによって保護でき、ワイヤハーネスにおけるケーブル及びコネクタの損傷を抑制する。カバーによってワイヤハーネスのケーブル及びコネクタを保護する構成において、フォーク本体の幅狭の面に配置された配線用プレートにケーブルを沿わせるだけで、ケーブルを幅狭の面に沿わせつつ荷有センサを避けた状態にできる。そして、幅狭の面を覆うようにカバーを取り付けるだけで、荷有センサを避けつつ幅狭の面に沿って配置されたケーブル及びコネクタをカバーで保護できる。したがって、荷有センサを避けて幅狭の面にワイヤハーネスを配置する構成であっても、配線用プレートを用いることでワイヤハーネスの配置作業が容易になる。
【0010】
また、産業車両について、前記配線用プレートは、前記幅狭の面に直交する方向へ前記カバーに向けて延在するスペーサ部を備えていてもよい。
これによれば、幅狭の面に直交する方向における、配線用プレートとカバーとの間には、ワイヤハーネスが配置されるとともに、スペーサ部が介在している。このため、幅狭の面に直交する方向の外力がカバーの外側から加わっても、スペーサ部によって、配線用プレートに沿わせたワイヤハーネスに向けてカバーが変形することを抑制でき、ワイヤハーネスを保護できる。
【0011】
また、産業車両について、前記ケーブルは、前記配線用プレートに掛止具によって止められていてもよい。
これによれば、配線用プレートに対しケーブルを止めることができる。
【0012】
また、産業車両について、前記配線用プレートは、当該配線用プレートの縁に切り欠きを有していてもよい。
これによれば、切り欠きにより、掛止具を掛止させる位置を視認できる。また、切り欠きに掛止具が掛止されることにより、掛止具が配線用プレートから外れることを抑制して、配線用プレートにケーブルを束ねることができる。
【0013】
また、産業車両について、前記フォークは、前記フォーク本体の延在方向に沿って前記幅狭の面に並設された少なくとも2本の突起部と、少なくとも2本の前記突起部に架設された梁部材と、を備え、前記ケーブルにおいて前記配線用プレートに沿う部分以外は、前記梁部材に沿って配置されていてもよい。
【0014】
これによれば、ケーブルのうち、配線用プレートに沿う部分以外を梁部材に沿わせることで、ケーブルをフォーク本体の幅狭の面に沿わせやすく、ケーブルに一体のコネクタも、幅狭の面に沿って配置しやすくなり、ワイヤハーネスの配置作業が容易となる。
【0015】
また、産業車両について、前記配線用プレートは、前記梁部材と一体であってもよい。
これによれば、梁部材を少なくとも2本の突起部に架設することで、梁部材とともに配線用プレートを幅狭の面に沿って配置でき、配線用プレートの配置作業が容易となる。
【0016】
また、産業車両について、前記ケーブルは、前記梁部材に掛止具によって止められていてもよい。
これによれば、梁部材に対しケーブルを止めることができる。
【0017】
また、産業車両について、前記カバーは、前記突起部が挿通された挿通孔と、前記挿通孔の周囲の当接部と、を備え、前記突起部に挿通され一端が前記フォーク本体の前記幅狭の面に当接するとともに他端が、前記幅狭の面に直交する方向において前記カバーに当接するスペーサと、前記挿通孔を貫通し、前記カバーの外側に突出した前記突起部に取り付けられた取付部材と、前記カバーの外側で前記突起部に装着され、前記当接部と前記取付部材との間に挟持された弾性部材と、を有していてもよい。
【0018】
これによれば、カバーがフォーク本体の変形を許容できる構造をとるため、フォーク本体が曲がった場合でも、カバーが損傷することを抑制できる。また、スペーサにより取付部材の位置が規制され、弾性部材の変形によって、カバーが適度な軸力でもってフォーク本体に取り付けられた状態を維持できる。また、カバーが外力を受けたとき、弾性部材の変形によりカバーの変形を許容でき、カバーが損傷することを抑制できる。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、電子部品から延びるワイヤハーネスの配置作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】産業車両としてのフォークリフトの側面図。
図2】実施形態のフォークの全体構成を示す斜視図。
図3】フォーク先端の構成を示す分解斜視図。
図4】カバーを取り外した状態でのフォーク本体の側面図。
図5】カバーの取付構造を示す断面図。
図6】フォーク本体側面に配置された部品を示す斜視図。
図7】カバーを内面側から示す斜視図。
図8】カバー及び配線用プレートを示す図2の8-8線断面図。
図9】フォーク本体側面及びカバーを示す分解斜視図。
図10】フォーク本体側面及びカバーの取付構造を示す分解斜視図。
図11】従来技術のフォークの斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、産業車両を具体化した一実施形態を図1図10にしたがって説明する。
図1に示すように、産業車両であるフォークリフト10は、車体11のほぼ中央に運転席12を備える。また、フォークリフト10は、運転席12から見て車体11の進行方向前方に、フォーク13及びマスト14を備える。フォークリフト10を運転する操縦者は、フォーク13を荷役したい荷物(図示せず)の下部に差し込み、マスト14に沿って上下させた後、車体11を移動し、マスト14を傾動させたりするなどによって荷役作業を行う。また、近年では、操縦者によって操縦されず、コンピュータからの指令によって操縦されることで無人運転する、無人フォークリフトが実用化されている。本実施形態では、運転席12を備えた無人フォークリフトについて適用されることも踏まえて説明する。
【0022】
フォーク13は、車体11の車幅方向から見て屈曲した形状であり、L字状である。フォーク13は、荷物を支えるL字状のフォーク本体21を備える。なお、図2に示すように、フォーク本体21において、水平方向に延びる部分の上面21aに沿い、かつフォーク本体21の延在方向へ直交する方向を、幅方向とする。なお、フォーク本体21の幅方向は、フォーク13の幅方向でもある。
【0023】
フォーク本体21は、水平に延びる部分における幅方向の両側面に、フォーク本体21の延在方向に延びるフォーク本体側面21bを有する。荷物を支えることになるフォーク本体21の上面21aは、左右両側のフォーク本体側面21bより幅が広い。よって、フォーク本体側面21bは、上面21a、及び上面21aに平行な下面21cよりも幅が狭くなっており、フォーク本体側面21bが、フォーク本体21の延在方向に延びる幅狭の面を構成する。
【0024】
フォーク13は、フォーク本体21の一対のフォーク本体側面21bのうち、内側に位置するフォーク本体側面21bに取り付けられる金属製のカバー31を備える。カバー31は、フォーク本体21と一体になってフォーク13を構成する。なお、フォーク13の延在方向への寸法は、機台の仕様によって異なる。
【0025】
フォークリフト10は、一対のフォーク本体側面21bのうち、内側のフォーク本体側面21bに沿って配置された荷有センサとしての荷有センサレバー20を備える。荷有センサレバー20は、フォーク本体21の延在方向に長手が延びる棒状である。荷有センサレバー20は、フォーク13の屈曲部35寄りに長手方向の一端部が支持され、長手方向の他端側に曲げ部20aを有する。荷有センサレバー20は、長手方向の一端部を揺動中心として上下方向へ揺動可能にフォーク本体21に支持されている。荷有センサレバー20は、車体11に搭載されたコントローラ(図示せず)に信号接続されている。
【0026】
図2に示すように、フォーク本体21の上方に荷物が無い状態では、荷有センサレバー20の曲げ部20aがフォーク本体21の上面21aより僅かに突出する状態である。図示しないが、フォーク本体21の上面21aに荷物が載ると、荷有センサレバー20は荷物によって押下され、下方へ揺動して荷物が上面21aに載ったことを検出する。
【0027】
フォーク13は、当該フォーク13の先端にセンシング部15を備える。センシング部15は、電子部品15aと、電子部品15aの上部を覆う上部片16と、電子部品15aの下部を覆う下部片17を備える。電子部品15aは、操縦者が荷役する際の作業支援や、フォークリフト10の無人運転化のために用いられ、製品例としては、CCDカメラや測距センサが挙げられる。
【0028】
図3に示すように、上部片16は、フォーク本体21の先端に取り付けられる。上部片16の上面はフォーク13の積載面が平坦になるよう、フォーク本体21の上面21aと面一で、溶接により一体化される。また、上部片16は、フォーク13の幅方向の両端に位置する縁から下方へ延びる上部取付片16aを複数備え、複数の上部取付片16aは取付孔16bを備える。
【0029】
下部片17には電子部品15aが搭載される。下部片17は、フォーク13の幅方向の両側に下部取付片18を複数備え、複数の下部取付片18は雌ねじを備えた取付孔18aを備える。下部片17は、ボルト19が上部片16の取付孔16bを通り、下部片17の取付孔18aに螺入されることで、上部片16に固定される。この方法によって、下部片17及び電子部品15aは、上部片16に取り付けられるとともに、フォーク本体21に取り付けられる。また、下部片17の下面17bは、フォーク13の非積載面が平坦になるように、フォーク本体21の下面21cと面一である。このように、電子部品15aはフォーク本体21の先端に配置されるとともに、フォーク13の先端が上部片16及び下部片17によって構成される。
【0030】
図3及び図4に示すように、電子部品15aは、電力の供給や情報通信を行うためのケーブル22を備え、各ケーブル22の先端には接続部品としてのコネクタ24aが装着される。また、電子部品15aから延びる複数のケーブル22(本実施形態では3本)及びコネクタ24aは、テープ等で纏められ、ワイヤハーネス23aを構成する。電子部品15aから延びるワイヤハーネス23aと、車体11に搭載されたコントローラ(図示せず)から延びるワイヤハーネス23bとは、互いのワイヤハーネス23a,23bに設けられたコネクタ24a,24bによって接続される。よって、コントローラから延びるワイヤハーネス23bも、電子部品15aから延びるワイヤハーネスとして捉えることができる。
【0031】
図4又は図9に示すように、フォーク13は、一方のフォーク本体側面21bに突起部としてのスタッドボルト32を複数備える(本実施形態では2本)。一対のスタッドボルト32は、フォーク本体21の延在方向に間隔を空けて並設されている。スタッドボルト32は、一端の雄ねじ32aをフォーク本体21の雌ねじ21dに螺合した状態で、フォーク本体側面21bから突出するようにフォーク本体21に固定される。また、スタッドボルト32の他端の雄ねじ32bはフォーク本体側面21bから突出している。スタッドボルト32にはスペーサ33が装着される。スペーサ33は金属製であり、円筒形状である。
【0032】
図2図7又は図8に示すように、カバー31の長手方向への寸法は、フォーク本体21の延在方向に沿う寸法であって、フォーク本体21が折り曲げられた箇所である屈曲部35と、フォーク本体21の先端との間の寸法とほぼ同じである。カバー31における、フォーク13の幅方向における断面形状はコ字状である。カバー31は、フォーク本体21の幅方向においてフォーク本体側面21bに対向する矩形板状の側壁36と、側壁36の上端の縁から突出した板状の上側壁37と、側壁36の下端の縁から突出した矩形板状の下側壁38とを有する。
【0033】
上側壁37は、フォーク13の屈曲部35寄りの一部に開口形成部37aを備え、下側壁38は、フォーク13の屈曲部35寄りの一部に開口形成部38aを備える。フォーク13を上側から見た平面視では、フォーク本体側面21bと開口形成部37aとの間には開口部が区画され、この開口部には、フォーク本体側面21bに沿う荷有センサレバー20が配置される。よって、上側壁37に開口形成部37aを設けることにより、荷有センサレバー20はカバー31の上側壁37に干渉せずに揺動自在である。
【0034】
上側壁37のうち開口形成部37aを除いた部分及び下側壁38のうち開口形成部38aを除いた部分におけるフォーク13の幅方向への寸法と、フォーク本体21におけるフォーク13の幅方向への寸法との合計は、上部片16におけるフォーク13の幅方向への寸法と等しい。この構成により、フォーク本体21とカバー31とからなるフォーク13の側面は面一となり、フォーク13を荷役したい荷物の下に差し込む際に、フォーク13の側面が荷物に引っ掛かりにくい。
【0035】
また、フォーク本体21における幅方向への寸法は、上部片16及び下部片17におけるフォーク13の幅方向への寸法よりも、上側壁37及び下側壁38におけるフォーク13の幅方向への寸法だけ短い。これにより、幅方向に沿った上部取付片16aとフォーク本体側面21bとの間には隙間が形成されている。
【0036】
次に、カバー31の取り付け構造について説明する。
図5又は図10に示すように、カバー31は、側壁36の長手方向の両側に凹部41を備え、凹部41の底となる部分に当接部42を備える。また、カバー31は、当接部42で囲まれた挿通孔43を備える。カバー31の挿通孔43には、スタッドボルト32及びスペーサ33が挿通される。なお、フォーク本体側面21bから突出するスタッドボルト32は、凹部41内に位置し、側壁36の外面から突出しない長さとなっている。
【0037】
カバー31の当接部42から側壁36に向けて突出したスペーサ33の外周側には、弾性部材44が装着される。弾性部材44はウレタン製であり、円環形状である。弾性部材44は当接部42のうち、凹部41の内底面となる部分に支持される。また、フォーク本体側面21bから突出するスタッドボルト32の雄ねじ32bには、ワッシャ45が装着されるとともに、ワッシャ45はスペーサ33に接触する。スタッドボルト32の雄ねじ32bには、ワッシャ45を介して取付部材としてのナット46が螺合される。ナット46の螺合により、カバー31がフォーク本体21のフォーク本体側面21bに取り付けられる。
【0038】
カバー31において、上側壁37のフォーク本体側面21bに対向する先端面及び下側壁38のフォーク本体側面21bに対向する先端面は、フォーク本体側面21bに当接する。フォーク本体側面21bから突出するスタッドボルト32には、弾性部材44及びワッシャ45が挿入された後、ナット46が雄ねじ32bに螺合されるが、これにより、弾性部材44は、当接部42とワッシャ45の間に挟持され、圧縮状態にある。
【0039】
スペーサ33の軸方向の一端は、フォーク本体側面21bに当接するとともに、スペーサ33の軸方向の他端は、ワッシャ45を介してナット46に当接する。スペーサ33により、ナット46の螺合される位置がフォーク本体側面21bから一定距離離れた位置に決められ、それ以上の螺合が規制される。ナット46の螺合が規制された状態では、弾性部材44が圧縮状態に変形し、カバー31をフォーク本体21に取り付けるための軸力をもたらす。
【0040】
図4又は図9に示すように、フォーク本体側面21bには、電子部品15a及びコントローラから延びるワイヤハーネス23a,23bが配置される。ワイヤハーネス23a,23bは、フォーク本体側面21bに沿って配置される。
【0041】
次に、ワイヤハーネス23a,23bをフォーク本体側面21bに沿って配置するための梁部材34及び配線用プレート50について説明する。
梁部材34は、金属製の長尺の棒である。梁部材34の長手方向への寸法は、荷有センサレバー20の先端とフォーク本体21の先端との間の寸法より若干短く、一対のスタッドボルト32間の寸法より若干長い。梁部材34には、長手方向の両側に上記スペーサ33が一体化されている。一対のスペーサ33のピッチは、フォーク本体側面21bから突出する一対のスタッドボルト32のピッチとほぼ同じである。
【0042】
図6又は図9に示すように、配線用プレート50は、梁部材34の長手方向の一端側に溶接によって固定され、梁部材34と配線用プレート50は一体化されている。配線用プレート50は、金属板製である。配線用プレート50の短手方向への寸法は、フォーク本体側面21bの上下方向への寸法より小さい。配線用プレート50は、矩形平板状のプレート本体51を有する。また、配線用プレート50は、プレート本体51の長手方向一端に連続する第1板部52を有し、第1板部52はプレート本体51に対し斜めに交差する。また、配線用プレート50は、第1板部52に連続する矩形板状の接合部54を有する。この接合部54に梁部材34の長手方向の一端側が固定されている。
【0043】
配線用プレート50は、プレート本体51の長手方向他端に連続する矩形板状の第2板部53を有し、第2板部53はプレート本体51に対し直交する。また、配線用プレート50は、第2板部53に連続する矩形板状の接触部55を有する。配線用プレート50は、第1板部52及び第2板部53により、プレート本体51に対し、接合部54と接触部55が配線用プレート50の板厚方向に離間した形状である。配線用プレート50の板厚方向の両面のうち、接合部54及び接触部55からプレート本体51が離れる方向の先に位置する面を表面50aとし、表面50aに平行な面を裏面50bとする。梁部材34の長手方向の一端部は、配線用プレート50の表面50aのうち、接合部54における表面50aに固定されている。
【0044】
そして、梁部材34のスペーサ33にスタッドボルト32を挿入し、接合部54と接触部55での裏面50bをフォーク本体側面21bに当接、又は近接させたとき、第1板部52及び第2板部53によって、プレート本体51での裏面50bは、フォーク本体側面21bに直交する方向へ当該フォーク本体側面21bから離間する。そして、フォーク本体側面21bと、プレート本体51の裏面50bとの間には、荷有センサレバー20の配置空間Sが区画されるようになっている。
【0045】
なお、接合部54及び接触部55での裏面50bからプレート本体51での裏面50bまでの寸法は、第1板部52及び第2板部53の寸法により決定される。プレート本体51に対し第1板部52が直交に近づくほど、接合部54及び接触部55での裏面50bからプレート本体51での裏面50bまでの寸法は大きくなる。
【0046】
そして、フォーク本体側面21bに直交する方向へのフォーク本体側面21bとプレート本体51での裏面50bとの寸法が、荷有センサレバー20の直径より大きくなるように、第1板部52の傾斜角度を調節することにより、配置空間Sには、下方へ揺動した荷有センサレバー20を入り込ませることが可能になる。第1板部52の傾斜角度の調節は、プレート本体51と第1板部52との交点及び第1板部52と接合部54との交点を折り曲げることで行うことができる。配置空間Sを設けることで、フォーク本体側面21bに沿う位置での荷有センサレバー20の揺動を自在とする。揺動する荷有センサレバー20が配線用プレート50と干渉することを無くすため、接合部54に対する梁部材34の固定位置が調節されている。なお、第1板部52の傾斜角度の調節を行う際には、カバー31の側壁36と、後述するスペーサ部56との接触を考慮して調節する。
【0047】
配線用プレート50は、プレート本体51の長手方向に延びる下端縁から表面50a側に延出する矩形板状のスペーサ部56を有する。配線用プレート50は、プレート本体51において、スペーサ部56の長手方向両端縁のうちの第2板部53寄りの端縁に沿う部位に第1切り欠き51aを備える。第1切り欠き51aは、プレート本体51の下端縁の一部を切り欠いて形成されている。配線用プレート50は、第1板部52の下端縁の一部を切り欠いた第2切り欠き52aを備える。
【0048】
配線用プレート50のプレート本体51、第1板部52、第2板部53、接合部54、接触部55、及びスペーサ部56は金属板を曲げ加工して形成されている。
次に、本実施形態の構成における、ワイヤハーネスの配置作業及びコネクタの結合(着脱)作業について説明する。
【0049】
まず、フォーク本体21の先端に設けられた上部片16に、電子部品15aを搭載した下部片17をボルト19によって取り付ける。このとき、電子部品15aから延びるワイヤハーネス23aは、上部取付片16aとフォーク本体側面21bとの間に形成される隙間の間に通す。
【0050】
次に、図4又は図9に示すように、スタッドボルト32に、梁部材34と一体となったスペーサ33を挿入し、梁部材34をスタッドボルト32に架設する。すると、梁部材34及び配線用プレート50がフォーク本体側面21bに沿って配置される。配線用プレート50の接合部54及び接触部55の裏面50bをフォーク本体側面21bに当接又は近接させ、フォーク本体側面21bとプレート本体51との間に配置空間Sが区画される。
【0051】
そして、電子部品15aから延びるワイヤハーネス23aを梁部材34に沿って配置し、掛止具47によって、ワイヤハーネス23aと梁部材34を束ねて取り付ける。同様に、コントローラから延びるワイヤハーネス23bを配線用プレート50及び梁部材34に沿って配置し、掛止具47によって、ワイヤハーネス23bと配線用プレート50、及びワイヤハーネス23bと梁部材34を束ねて取り付ける。このとき、配線用プレート50の第1切り欠き51a及び第2切り欠き52aに掛止具47を引っ掛けて掛止具47を配線用プレート50に取り付ける。そして、電子部品15aから延びるワイヤハーネス23aのコネクタ24aとコントローラから延びるワイヤハーネス23bのコネクタ24bとを結合する。
【0052】
コネクタ24a及びコネクタ24bの結合後、スタッドボルト32及びスペーサ33をカバー31の挿通孔43に挿入するとともに、当接部42から突出したスタッドボルト32に、弾性部材44及びワッシャ45を挿入し、弾性部材44をスタッドボルト32の軸方向に押さえ付けるように、スタッドボルト32にナット46を螺入する。
【0053】
図5に示すように、弾性部材44が変形可能な状態で、フォーク本体21にカバー31が取り付けられる。その結果、フォーク本体側面21bに沿って配置されたワイヤハーネス23a,23bがカバー31により覆われるとともに、フォーク13が形成される。
【0054】
また、図8に示すように、フォーク13において、カバー31の内側には、フォーク本体側面21bに直交する方向へプレート本体51からカバー31の側壁36に向けてスペーサ部56が延在している。スペーサ部56において、カバー31の側壁36に対向する先端面は、側壁36の内面に当接又は近接している。そして、プレート本体51での表面50aと、カバー31における側壁36の内面との間には、ワイヤハーネス23bを配置するための空間が確保されている。
【0055】
また、図2に示すように、カバー31の上側壁37の開口形成部37aからは、荷有センサレバー20が上方へ突出し、荷有センサレバー20の曲げ部20aは、フォーク本体21の上面21aよりも上方に位置している。
【0056】
実施形態により、以下に示す作用効果を得ることができる。
(1)フォーク本体側面21bに沿って配置される配線用プレート50を備え、配線用プレート50は、フォーク本体側面21bとの間に配置空間Sを区画する。このため、配線用プレート50に、ケーブル22を沿わせるだけで、ワイヤハーネス23bをフォーク本体側面21bに沿わせつつ荷有センサレバー20を避けて配置できる。そして、フォーク本体側面21bを覆うようにカバー31をフォーク本体21に取り付けるだけで、荷有センサレバー20を避けつつフォーク本体側面21bに沿って配置されたワイヤハーネス23bをカバー31で保護でき、ワイヤハーネス23bの配置作業が容易となる。
【0057】
(2)ワイヤハーネス23a,23bは、フォーク本体21のフォーク本体側面21bに配置される。このため、ワイヤハーネス23a,23bを保護するカバー31を取り外した状態で、ワイヤハーネス23a,23bのケーブル22の配置作業や、コネクタ24a,24bの着脱作業を行うことができる。そのため、例えば、角パイプの中にワイヤハーネス23a,23bを通す場合と比べると、ワイヤハーネス23a,23bの配置作業が容易に行うことができるとともに、コネクタ24a,24bの着脱作業も容易に行うことができる。
【0058】
(3)配線用プレート50は、スペーサ部56を備え、スペーサ部56はカバー31の側壁36に向けて延在する。このため、フォーク本体側面21bに直交する方向における、プレート本体51とカバー31の側壁36との間には、ワイヤハーネス23bが配置される。フォーク本体側面21bに直交する方向の外力がカバー31の外側から加わっても、スペーサ部56によって、配線用プレート50のプレート本体51に沿わせたワイヤハーネス23bに向けてカバー31が変形することを抑制でき、ワイヤハーネス23bを保護できる。
【0059】
(4)ワイヤハーネス23bは掛止具47によって配線用プレート50に止められる。このため、配線用プレート50に沿ってワイヤハーネス23bが配置された状態を維持でき、カバー31をフォーク本体21へ取り付ける際、配線用プレート50に沿ってワイヤハーネス23bが配置された状態を維持でき、ワイヤハーネス23bが邪魔にならずにカバー31の取り付け作業を行うことができる。
【0060】
(5)配線用プレート50は、第1切り欠き51a及び第2切り欠き52aを有する。これら第1及び第2切り欠き51a,52aにより、掛止具47を掛止させる位置を視認できる。
【0061】
(6)配線用プレート50は、スペーサ部56の長手方向の一つの端縁に沿う第1切り欠き51aを備える。スペーサ部56は、プレート本体51の長手方向に沿って金属板を曲げ加工し、しかもプレート本体51に対し直交するように曲げ加工して形成されているが、第1切り欠き51aがスペーサ部56に沿う位置に設けられることで、スペーサ部56の曲げ加工が行いやすくなる。
【0062】
(7)フォーク13は、フォーク本体側面21bに一対のスタッドボルト32を備えるとともに、それらスタッドボルト32に架設される梁部材34を備える。そして、ワイヤハーネス23a,23bは、梁部材34に沿って配置されている。これにより、ワイヤハーネス23a,23bをフォーク本体側面21bに沿わせやすく、ワイヤハーネス23a,23bに一体のコネクタ24a,24bも、フォーク本体側面21bに沿って配置しやすくなり、ワイヤハーネス23a,23bの配置作業が容易となる。
【0063】
(8)配線用プレート50は、梁部材34と一体である。このため、梁部材34をスタッドボルト32に架設することで、配線用プレート50をフォーク本体側面21bに沿って配置でき、配線用プレート50の配置が容易となる。
【0064】
(9)電子部品15aから延びるワイヤハーネス23aは、梁部材34に掛止具47によって掛止される。このため、梁部材34に沿ってワイヤハーネス23aが配置された状態を維持でき、カバー31をフォーク本体21へ取り付ける際、ワイヤハーネス23aが邪魔にならずにカバー31の取り付け作業を行うことができる。
【0065】
(10)カバー31は、上側壁37の先端面及び下側壁38の先端面がフォーク本体側面21bに当接した状態でフォーク本体21に取り付けられる。また、カバー31の取付状態において、弾性部材44は、当接部42とワッシャ45の間に挟持され、圧縮状態にある。この圧縮された弾性部材44により、カバー31をフォーク本体21に取り付ける適切な軸力をもたらすとともに、フォーク本体21の曲げ変形を許容できる。
【0066】
(11)配線用プレート50は、プレート本体51に交差するスペーサ部56を備える。スペーサ部56は、プレート本体51に沿わせたワイヤハーネス23bを下から支え、フォーク本体側面21bからワイヤハーネス23bが垂れ下がることを抑制できる。このため、カバー31をフォーク本体側面21bに取り付けるとき、配線用プレート50に沿わせたワイヤハーネス23bが邪魔にならずに済み、カバー31の組付け作業が容易となる。
【0067】
実施形態は上記に限定されるものではなく、以下のように変更してもよい。
○ 配線用プレート50において、プレート本体51の上端縁からもスペーサ部56を延設しつつ、プレート本体51の上端縁に第1切り欠き51aを形成するとともに、第1板部52の上端縁にも第2切り欠き52aを形成する。そして、配線用プレート50を、その長手方向に延びる中心軸線を中心に対称な形状としてもよい。このように構成すると、1種類の形の配線用プレート50であっても、左右両側のフォーク本体側面21bに取り付けることができる。
【0068】
○ 配線用プレート50において、プレート本体51に対する第1板部52や第2板部53の交差する角度は適宜変更してもよい。
○ 配線用プレート50は、梁部材34と別体であってもよく、この場合は、配線用プレート50は、例えばボルト固定等によってフォーク本体側面21bに取り付けられる。
【0069】
○ カバー31の内側において、ワイヤハーネス23a,23bをフォーク本体側面21bに沿わせるために、フォーク本体側面21bには配線用プレート50だけを配置し、梁部材34は省略してもよい。
【0070】
○ 電子部品15aは測距センサや、フォーク13が差し込まれる荷物の孔を検出するセンサであってもよい。
○ 荷有センサは、荷物に接触して荷物を検出する荷有センサレバー20でなくてもよく、例えば荷物に非接触で検出するセンサであってもよい。
【0071】
○ フォーク13の先端に電子部品15aを設置可能な空間を設ける方法として、上部片16をフォーク本体21に溶接して設けることに限らず、例えばフォーク本体21の先端を切削加工やフォークの鋳造時における鋳型等によって設けるように製作されてもよい。
【0072】
○ ワイヤハーネス23a,23bを構成する接続部品の例としてコネクタ24a,24bを示したが、ケーブル22を電気的に接続できるのであれば構わないため、コネクタは例えばソケットやプラグ、ギボシ端子等であっても構わない。
【0073】
○ フォーク本体側面21bに設けられるスタッドボルト32は、2本に限らず、3本以上であってもよい。この場合、スタッドボルト32の本数はフォーク13の長さに応じて適宜設けるのが好ましい。
【0074】
○ 梁部材34及び配線用プレート50は金属製に限らず、ワイヤハーネス23a,23bを配置された状態を維持することができればよいため、たとえば金属より安価に製作できる、樹脂で製作されていてもよい。
【0075】
○ 掛止具47は結束バンドや紐に限らず、ワイヤハーネス23aを梁部材34に対して取り付けることができるものであればよいため、例えば、S字フック等に引っ掛けて係止する方法等であってもよい。同様に、掛止具47は結束バンドや紐に限らず、ワイヤハーネス23bを配線用プレート50に対して取り付けることができるものであればよいため、例えば、S字フック等に引っ掛けて係止する方法等であってもよい。
【0076】
○ 配線用プレート50の第1切り欠き51a及び第2切り欠き52aの少なくとも一方は無くてもよい。
○ 配線用プレート50の上端縁にも第1切り欠き51a及び第2切り欠き52aの少なくとも一方を設けてもよい。
【0077】
○ カバー31は金属製に限らずワイヤハーネス23a,23bを保護することができればよいため、たとえば金属より安価に製作できる、樹脂で製作されていてもよい。
○ 取付部材はスタッドボルト32に螺入されるナット46に限らず、例えばスタッドボルト32に設けられた横穴にピンを通して固定するようにしてもよい。
【0078】
○ 配線用プレート50のスペーサ部56は無くてもよい。
○ 産業車両は、カウンタウエイト式のフォークリフトであってもよいし、リーチ式フォークリフトであってもよい。
【符号の説明】
【0079】
S…配置空間、10…産業車両としてのフォークリフト、13…フォーク、15a…電子部品、20…荷有センサとしての荷有センサレバー、21…フォーク本体、21b…幅狭の面としてのフォーク本体側面、22…ケーブル、23a,23b…ワイヤハーネス、24a,24b…コネクタ、31…カバー、32…突起部としてのスタッドボルト、33…スペーサ、34…梁部材、37…上側壁、42…当接部、43…挿通孔、44…弾性部材、46…取付部材としてのナット、47…掛止具、50…配線用プレート、51a…第1切り欠き、52a…第2切り欠き、56…スペーサ部。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11