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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-28
(45)【発行日】2022-04-05
(54)【発明の名称】ナンバープレートクリップの構造
(51)【国際特許分類】
   B60R 13/10 20060101AFI20220329BHJP
   G09F 7/18 20060101ALI20220329BHJP
   F16B 2/24 20060101ALI20220329BHJP
   F16B 5/06 20060101ALI20220329BHJP
   B60R 19/50 20060101ALI20220329BHJP
【FI】
B60R13/10
G09F7/18 Z
F16B2/24 A
F16B5/06 B
B60R19/50 F
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2019108489
(22)【出願日】2019-06-11
(65)【公開番号】P2020199896
(43)【公開日】2020-12-17
【審査請求日】2022-01-19
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】390019747
【氏名又は名称】株式会社青木製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100083068
【弁理士】
【氏名又は名称】竹中 一宣
(74)【代理人】
【識別番号】100095407
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 満
(74)【代理人】
【識別番号】100165489
【弁理士】
【氏名又は名称】榊原 靖
(72)【発明者】
【氏名】原田 邦禎
【審査官】村山 禎恒
(56)【参考文献】
【文献】実開昭63-48656(JP,U)
【文献】特開2002-31110(JP,A)
【文献】特開2003-232171(JP,A)
【文献】特開2019-105817(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60R 13/10
G09F 7/18
F16B 2/24
F16B 5/06
B60R 19/50
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ナンバープレートの短辺方向、及び/又は、長辺方向の、少なくとも、両辺部を咥え込むクリップ本体、及びこのクリップ本体の表面に対峙する裏面を備えた対の咥え片と、この対の咥え片の間に設けた立上片と、この立上片に備えた立上壁、及びこの立上片に設け、かつ前記咥え片と対峙する方向になる鰭片部と、でなるクリップであり、
このクリップを、前記ナンバープレートの前記両辺部に咥え込み係止するとともに、この係止した際に、前記鰭片部がナンバープレートフレームの短辺方向、及び/又は、長辺方向の両辺部に形成した、少なくとも、一つの溝に係止されることを特徴としたナンバープレートクリップの構造。
【請求項2】
前記咥え片は、前記クリップの基板となる前記クリップ本体の長辺方向の一辺に折曲げ形成するとともに、この長辺方向と直交する方向に折曲げ形成することを特徴とする請求項1に記載のナンバープレートクリップの構造。
【請求項3】
前記咥え片は、前記クリップの前記クリップ本体の長辺方向の一辺側に一体成形するとともに、この長辺方向と直交する方向に一体成形することを特徴とする請求項1に記載のナンバープレートクリップの構造。
【請求項4】
前記咥え片は、前記方向への前記折曲げ形成の途中より、前記咥え片の自由端側において、前記クリップ本体の前記表面に向かって折曲げ形成することを特徴とする請求項2に記載のナンバープレートクリップの構造。
【請求項5】
前記クリップ本体の前記表面に膨出部を形成することを特徴とする請求項3に記載のナンバープレートクリップの構造。
【請求項6】
前記立上片の立上端片と、前記鰭片部の繋ぎ片は、R角で繋がれていることを特徴とする請求項1に記載のナンバープレートクリップの構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車輌のナンバープレートクリップの構造に関する。
【背景技術】
【0002】
車輌のナンバープレートを、ナンバープレートフレーム(フレーム框)に固定する構造は種々ある。例えば、先行文献によれば、ナンバープレートの周縁に沿った方形のフレーム部と、フレーム部の各枠辺における一部裏側に掛り止め用爪を設け、各掛り止め用爪と各枠辺の間にナンバープレートの周縁を嵌合する各係止溝を形成し、かつフレーム部は弾性を有して屈曲できる材質で形成することで、このフレーム部を、ナンバープレートに被嵌、かつ係止することを特徴とする(文献1で、特開2001-347901号公報である)。また、保護カバーの係合凹部内にクリップの係合片が差込まれ、ばね片を弾性変形させつつ、クリップの狭持片が、ナンバープレート裏面に差込まれ、かつ係止突起が係止爪部を乗越えた時点で、ばね片が弾性復帰し、クリップの抜止め係合と、併せて、保護カバーの端縁と狭持片との間でナンバープレートを狭持固定する(文献2で、実用新案登録第3136928号公報である)。尚、車輌のナンバープレートクリップではないが、フレーム(上下框)と看板(プレート)を固定するクリップに関する先行文献で、フレームの四辺框に表示板を嵌合一体化する枠組み構造があり、フレームに設けた係止部と、看板(表示板)の差込み四辺の間にクリップを付設する構造が開示されている(文献3で、特許第6452796号公報である)。
【文献】特開2001-347901号公報
【文献】実用新案登録第3136928号公報
【文献】特許第6452796号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
文献(1)は、車輌のナンバープレートを、ナンバープレートフレームに固定する構造である。しかしながら、この一例は、クリップを、短辺方向の両辺部に外面側より差込み係止する構造で、このクリップは外付け形式となっていることを考慮すると安定性に欠けることが考えられる。
【0004】
文献(2)は、ナンバープレートフレームの下框及び/又は、左右框の拡開と復帰で、差し込み緊締等をする構造であり、物理的に、無理があり、改良の余地がある。
【0005】
また、文献(3)は、フレームの長辺方向に差込み支持した複数のクリップで、表止板の長辺方向の複数箇所を支持する構造であり、この構造は、車輌の動きを考慮したものとは考えられない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記に鑑み、本発明は、ナンバープレートの短辺方向、及び/又は、長辺方向の、少なくとも、両辺部に係止され、折曲げ形成、又は一体成形した対の咥え片と、この対の咥え片の間に形成した立上片と、この立上片の立上壁に形成し、かつこの咥え片と対峙する方向に折曲げ形成、又は一体成形した鰭片部でなるクリップであり、
前記クリップを、前記ナンバープレートの両辺部に咥え込み係止し、係止時に、前記鰭片部がナンバープレートフレームの短辺方向の両辺部に形成した、少なくとも、一つの溝に係止されるナンバープレートクリップの構造を提案する。
その好ましい一例を、請求項1-6として提案する。
【発明の効果】
【0007】
請求項1は、ナンバープレートの短辺方向、及び/又は、長辺方向の、少なくとも、両辺部を咥え込むクリップ本体、及びクリップ本体の表面に対峙する裏面を備えた対の咥え片と、対の咥え片の間に形成した立上片と、立上片に備えた立上壁、及び立上片に設け、かつ咥え片と対峙する方向になる鰭片部と、でなるクリップであり、
クリップを、ナンバープレートの両辺部に咥え込み係止するとともに、係止した際に、鰭片部がナンバープレートフレームの短辺方向、及び/又は、長辺方向の両辺部に形成した、少なくとも、一つの溝に係止されることを特徴としたナンバープレートクリップの構造である。
【0008】
従って、ナンバープレートとナンバープレートフレームは、車輌の動きで振動することがあっても、両者の連繋と、車輌への取付が確保されること、又はクリップの各鰭片部と各溝との連繋強化が図れること、ガタが発生しないこと、及び/又は、ナンバープレートの膨出条(補強用膨出条)補強とクリップの簡易で、かつ確実な連繋が図れること等の特徴がある。
【0009】
請求項2は、咥え片は、クリップの基板となるクリップ本体の長辺方向の一辺に折曲げ形成するとともに、長辺方向と直交する方向に折曲げ形成することを特徴とするナンバープレートクリップの構造である。
【0010】
従って、請求項1の特徴を達成でき、かつ最適な折曲げ形成の咥え片の提供ができる。
【0011】
請求項3では、咥え片は、クリップのクリップ本体の長辺方向の一辺側に一体成形するとともに、この長辺方向と直交する方向に一体成形することを特徴とするナンバープレートクリップの構造である。
【0012】
従って、請求項1の特徴を達成でき、かつ最適な一体成形の咥え片の提供ができる。
【0013】
請求項4では、咥え片は、前記方向への折曲げ形成の途中より、咥え片の自由端側において、クリップ本体の表面に向かって折曲げ形成することを特徴とするナンバープレートクリップの構造である。
【0014】
従って、請求項1の特徴を達成でき、かつ最適な折曲げ形成の咥え片の提供ができる。
【0015】
請求項5では、クリップ本体の表面に膨出部を形成することを特徴とするナンバープレートクリップの構造である。
【0016】
従って、請求項1の特徴を達成でき、かつ最適な一体成形の咥え片の提供ができる。
【0017】
請求項6では、立上片の立上端片と、鰭片部の繋ぎ片は、R角で繋がれていることを特徴とするナンバープレートクリップの構造である。
【0018】
従って、請求項1の特徴を達成でき、かつ最適な繋ぎ片の提供ができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の折曲げ形成の第1のクリップの俯瞰斜視図
図2図1の平面図
図3図1の左側面図
図4図2のA-A断面図
図5】ナンバープレートとナンバープレートフレーム、及び第1のクリップとの関係を示した要部の端面図
図6】ナンバープレートの短辺方向の両辺部に第1のクリップを取付けた状態の正面図
図7図6の要部の拡大正面図
図8】ナンバープレートの短辺方向の両辺部に第1のクリップを利用し、ナンバープレートフレームを取付けた状態の正面図で、ナンバープレートの正規の使用である
図9】本発明の一体成形の第2のクリップの俯瞰斜視図
図10図9の平面図
図11図9の左側面図
図12図10のA-A断面図
図13】ナンバープレートとナンバープレートフレーム、及び第2のクリップとの関係を示した要部の端面図
図14】ナンバープレートの短辺方向の両辺部に第2のクリップを取付けた状態の正面図
図15図14の要部の拡大正面図
図16】ナンバープレートの短辺方向の両辺部に第2のクリップを利用し、ナンバープレートフレームを取付けた状態の正面図で、ナンバープレートの正規の使用である
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の好ましい一実施例を説明する。
【0021】
図1図8の例は、折曲げ形成の第1のクリップを説明する図であり、以下に説明する。
【0022】
図1図4において、クリップ1は主として金属等の素材(例えば、板材)で形成される、望ましくは、バネ素材で形成した第1のクリップ(クリップ1とする)で、このクリップ1は、板状素材を基材として折曲げ形成した構成である。一例であり、限定されない。
【0023】
クリップ1は、クリップ1の基板となり、かつ後述するナンバープレートの短辺方向10-2、及び/又は、長辺方向10-1であって、少なくとも、いずれかの両辺部裏面に添設されるクリップ本体2と、このクリップ本体2の長辺方向2-1の適所、例えば、端部位2cであって、クリップ本体2の表裏面2a、2bの端辺2a1、2b1より、対峙する他の端辺2a2に向かって、例えは、R角3bを介して折曲形成した対の咥え片3と、この咥え片3の折曲げ方向3-1の適所、例えば、真ん中近辺に形成した山方折曲げ部3aと、前記クリップ本体2の長辺方向2-1の適所、例えば、前記対の咥え片3の間2dであって、クリップ本体2の表面2aの端辺2a1より立ち上がった、少なくとも、一片の立上片5と、この立上片5を構成する立上壁5a、及び立上壁5aよりR角の繋ぎ片5b、並びに繋ぎ片5bより表面2aの端辺2a1外で、例えば、咥え片3と対峙方向に折れ曲り下った鰭片部6と、で構成されている。
【0024】
このクリップ1は、図5の如く、車輌のナンバープレート10とナンバープレートフレーム20を繋ぎ、かつこのナンバープレートフレーム20は、ナンバープレート10に被嵌・固止する。
【0025】
好ましい一例では、例えば、図6図8において、ナンバープレート10の短辺方向10-2の両辺部10a、10a(以下、対の例では、一方で説明する)において、各咥え片3、3(以下、複数の例では、一方で説明する)の裏面3cと、クリップ本体2の表面2aの間に、図5の如く、ナンバープレート10の表裏面10a1、10a2を添設圧入する。その際に、ナンバープレート10の膨出部10-3の表面(又はナンバープレート10の表面10a1)と、ナンバープレート10の裏面10a2を、例えば、咥え片3の裏面3cと、クリップ本体2の表面2aで咥え込むことが望ましい(図5参照)。この咥え込みは、R角3bを利用して弾性的な咥え込みが可能となり、例えば、衝撃緩和に有益である。そして、この状態が、図6図8に示されている。
【0026】
続いて、ナンバープレートフレーム20を被嵌・固止するには、クリップ1付きのナンバープレート10の上からナンバープレートフレーム20を圧嵌することで、立上片5を、ナンバープレートフレーム20のフレーム20aが咥え込む構造であって、このフレーム20aに形成した溝21、22に繋ぎ片5b、及び/又は、鰭片部6を差込み支持する。この作業で、クリップ1により、車体に固止されているナンバープレート10に、ナンバープレートフレーム20が圧嵌支持される(取付けられる)。尚、溝21、22の形態は一例であり限定されないことと、変更に応じ立上片5の形態も異なる。いずれにしても、ナンバープレート10の上からナンバープレートフレーム20を圧嵌することで、嵌合、及び/又は、固定される形態が望ましい。
【0027】
尚、ナンバープレート10からのナンバープレートフレーム20の取り外しは、原則として、前記取付け作業の逆となる。
【0028】
その他の好ましい一例では、図示しないが、ナンバープレート10の長辺方向10-1の両辺部10bの表裏面10b1、10b2に、クリップ本体2の表面2aと各咥え片3の裏面3cを添設圧入する。その際に、ナンバープレート10の膨出部10-3を、例えば、クリップ本体2の表面2aと、咥え片3の裏面3cで咥え込むことが望ましい。この咥え込みは、R角3bを利用して弾性的な咥え込みが可能となり、例えば、衝撃緩和に有益である。この状態は、図示しない。その他は、前述の例に準ずる。
【0029】
尚、また図示しないが、クリップ1は、短辺方向10-2の辺部10aと、長辺方向10-1の辺部10bに設ける等の、他の例も有り得る。
【0030】
図9図16の例は、一体成形の第2のクリップを説明する図であり、以下に説明する。この例では、100は主として金属、又はプラスチック等の素材で形成される、望ましくは、プラスチック素材で形成した第2のクリップ(クリップ100とする)で、このクリップ100は、例えば、溶解素材を基材として構成した成形製品も可能である。
【0031】
クリップ100は、クリップ100の基板となり、かつナンバープレートの短辺方向10-2、及び/又は、長辺方向10-1であって、少なくとも、その両辺部裏面に添設されるクリップ本体200と、このクリップ本体200の長辺方向200-1の適所、例えば、両端部位200cであって、クリップ本体200の表面200aの端辺200a1より対峙する他の端辺200a2に向かって、例えは、延設成形したフラットか、傾斜でなる(後述する)対の咥え片300と、望ましくは、前記クリップ本体200の表面200aに形成した膨出部200eと、前記クリップ本体200の長辺方向200-1の適所、例えば、前記対の咥え片300の間200dにあって、クリップ本体200の表面200aの端辺200a1より膨出した、少なくとも、一片の立上片500と、この立上片500を構成する立上壁500a、及び立上壁500aより下がった繋ぎ片500b、並びに繋ぎ片500bより表面200aの端辺200a1外で、例えば、下がった鰭片部600と、で構成されている。
【0032】
このクリップ100は、図13の如く、車輌のナンバープレート10とナンバープレートフレーム20を繋ぎ、かつこのナンバープレートフレーム20は、ナンバープレート10に被嵌・固止する。一例では、例えば、ナンバープレート10の短辺方向10-2の両辺部10a、10a(以下、対の例では、一方で説明する)において、ナンバープレート10の裏面10a2と、ナンバープレート10の表面10a1に、クリップ本体200の表面200aと咥え片300の裏面300cを添設圧入する。その際に、ナンバープレート10の膨出部10-3を、例えば、クリップ本体200の表面200aと咥え片300の裏面300cで咥え込むことが望ましい(図13参照)。この咥え込みは、膨出部200eを利用して弾性的な咥え込みが可能となり、例えば、衝撃緩和に有益である。そして、この状態が、図14図15に示されている。
【0033】
好ましい一例では、ナンバープレート10の短辺方向10-2の両辺部10a、10a(以下、対の例では、一方で説明する)の表裏面10a1、10a2を、各咥え片300、300(以下、複数の例では、一方で説明する)の裏面300cと、図13の如く、クリップ本体200の表面200aの間に、添設圧入する。その際に、クリップ本体200の膨出部200eを、例えば、山形形状とし、この膨出部200eでナンバープレート10の裏面10a2を、また、咥え片300の裏面300cでナンバープレート10の表面10a1を、それぞれ咥え込むことが望ましい(図13参照)。この咥え込みは、素材を利用して弾性的な咥え込みが可能となり、例えば、衝撃緩和に有益である。そして、この状態が、図14図15に示されている。また、このクリップ本体200の膨出部200eの表面は、ナンバープレート10の膨出部10bの裏面10a2に接触することが望ましいが限定されない(他の例も同じ)。
【0034】
続いて、ナンバープレートフレーム20を被嵌・固止するには、クリップ100付きのナンバープレート10の上からナンバープレートフレーム20を圧嵌することで、立上片500を、ナンバープレートフレーム20のフレーム20aが咥え込む構造であって、このフレーム20aに形成した溝21、22に繋ぎ片500b、及び/又は、鰭片部600を差込み支持する。この作業で、クリップ100により、車体に固止されているナンバープレート10に、ナンバープレートフレーム20が圧嵌支持される(取付けられる)。尚、溝21、22の形態は一例であり限定されないことと、変更に応じ立上片500の形態も異なる。いずれにしても、ナンバープレート10の上からナンバープレートフレーム20を圧嵌することで、嵌合、及び/又は、固定される形態が望ましい。
【0035】
尚、ナンバープレート10からのナンバープレートフレーム20の取り外しは、原則として、前記取付け作業の逆となる。
【0036】
その他の好ましい一例では、図示しないが、ナンバープレート10の長辺方向10-1の両辺部10bの表裏面10b1、10b2に、クリップ本体200の表面200aと各咥え片300の裏面300cを添設圧入する。その際に、ナンバープレート10の膨出部10-3を、例えば、クリップ本体200の表面200aと、咥え片300の裏面300cで咥え込むことが望ましい。この咥え込みは、膨出部200eを利用して弾性的な咥え込みが可能となり、例えば、衝撃緩和に有益である。この状態は、図示しない。その他は、前述の例に準ずる。
【0037】
尚、また図示しないが、クリップ100は、短辺方向10-2の辺部10aと、長辺方向10-1の辺部10bに設ける他の例も有り得る。
【0038】
また、クリップ1、100で、ナンバープレート10とナンバープレートフレーム20を固止した後に、螺子止めとか、接着等の手段をすることも有り得る。
【0039】
以上で説明した各構造・特徴等は、本発明の好ましい一例の説明である。従って、本発明は上述した各実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨の範囲において構成の一部を変更する構造とか、同じ特徴と効果を達成できる構造、等は、本発明の範疇である。
【符号の説明】
【0040】
1 クリップ
2 クリップ本体
2-1 長辺方向
2a 表面
2a1 端辺
2a2 端辺
2b 裏面
2b1 端辺
2c 端部位
2d 間
3 咥え片
3-1 折曲げ方向
3a 山方折曲げ部
3b R角
3c 裏面
5 立上片
5a 立上壁
5b 繋ぎ片
6 鰭片部
10 ナンバープレート
10-1 長辺方向
10b 辺部
10b1 表面
10b2 裏面
10-2 短辺方向
10a 辺部
10a1 表面
10a2 裏面
10-3 膨出部
20 ナンバーフレートフレーム
20a フレーム
21 溝
22 溝
100 クリップ
200 クリップ本体
200-1 長辺方向
200a 表面
200b 裏面
200a1 端辺
200a2 端辺
200c 端部位
200d 間
200e 膨出部
300 咥え片
300c 裏面
500 立上片
500a 立上壁
500b 繋ぎ片
600 鰭片部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16