(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-28
(45)【発行日】2022-04-05
(54)【発明の名称】RAT間TDOAにおける参照決定のための方法
(51)【国際特許分類】
H04W 64/00 20090101AFI20220329BHJP
H04W 8/22 20090101ALI20220329BHJP
【FI】
H04W64/00
H04W8/22
(21)【出願番号】P 2020520307
(86)(22)【出願日】2018-10-10
(86)【国際出願番号】 SE2018051040
(87)【国際公開番号】W WO2019074435
(87)【国際公開日】2019-04-18
【審査請求日】2020-06-19
(32)【優先日】2017-10-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】598036300
【氏名又は名称】テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
(74)【代理人】
【識別番号】100109726
【氏名又は名称】園田 吉隆
(74)【代理人】
【識別番号】100161470
【氏名又は名称】冨樫 義孝
(74)【代理人】
【識別番号】100194294
【氏名又は名称】石岡 利康
(74)【代理人】
【識別番号】100194320
【氏名又は名称】藤井 亮
(72)【発明者】
【氏名】シオミナ, イアナ
(72)【発明者】
【氏名】グンナルソン, フレデリック
【審査官】青木 健
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2013/0064219(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2014/0213289(US,A1)
【文献】特表2013-501944(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00 - 99/00
H04B 7/24 - 7/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線デバイスにおける、測位参照信号設定情報を取得するための方法であって、前記方法は、
ロケーションサーバに、支援についての要求を送ること(602)であって、支援についての前記要求が、第1の無線アクセス技術(RAT)に従って前記無線デバイスにサーブするセルに関する情報を含む、支援についての要求を送ること(602)と、
支援についての前記要求に応答して、測位参照信号設定情報を受信すること(604)であって、前記測位参照信号設定情報が、前記無線デバイスによる測定のための、第2のRATに従って送信される1つまたは複数の信号を識別する、測位参照信号設定情報を受信すること(604)と、
前記識別された1つまたは複数の信号のうちの少なくとも1つを測定すること(606)と
を含
み、
前記無線デバイスの、前記第1のRAT以外の1つまたは複数のRATについて測位測定を実施する能力を示す能力情報を送ること(904)をさらに含む、方法。
【請求項2】
前記測定された1つまたは複数の信号についての1つまたは複数の測定を報告すること(912)をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記測定された1つまたは複数の信号についての1つまたは複数の測定に基づいて、前記無線デバイスについてのロケーションを推定することをさらに含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記測定すること(606)が、異なる参照信号間の相対時間差を測定することを含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記方法が、前記能力情報を送ることより前に、前記無線デバイスについての測位能力情報についての要求を受信すること(902)をさらに含む、請求項
1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記測位能力情報が、前記無線デバイスの、2つまたはそれ以上のRATの各々に従って信号を測定する能力または測定することについての選好を示す、請求項
1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記測位能力情報は、
マルチRAT動作に関する現在の無線デバイス設定、
1つまたは複数のRATの指示であって、前記無線デバイスが、前記1つまたは複数のRATに従って測位支援データを受信することが可能であるかまたは受信することを選好する、1つまたは複数のRATの指示、
1つまたは複数のRATの指示であって、前記無線デバイスが、前記1つまたは複数のRATに従って測位測定の結果を報告することが可能であるかまたは報告することを選好する、1つまたは複数のRATの指示、
前記無線デバイスが、設定された1次セルを有する、1つまたは複数のRATの指示、
前記無線デバイスが、並列に複数のRATに従って信号の測位測定を実施することが可能であるおよび/または実施することを選好するかどうかの指示、
サポートされるRATのうちの1つまたは複数の各々に従う測位測定のためのセルおよび/または周波数の最大数の指示、
サポートされるRATのうちの1つまたは複数の各々に従う測位測定のためのキャリア周波数のセットまたは範囲の指示、
サポートされるRATのうちの1つまたは複数の各々に従うサポートされる(1つまたは複数の)帯域幅の指示、ならびに
1つまたは複数のサポートされるRATの各々に関する前記無線デバイスのヌメロロジー能力の指示
のうちの1つまたは複数を含む、請求項
1から
6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記方法が、前記第2のRATに従う信号を監視するための測定ギャップを確立すること(1104、1106)をさらに含む、請求項1から
7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記測定ギャップを確立すること(1104、1106)が、前記第1のRATに従って前記無線デバイスにサーブする前記セルを介して測定ギャップを要求すること(1106)を含む、請求項
8に記載の方法。
【請求項10】
前記測定ギャップを確立すること(1104、1106)が、前記測定ギャップを自律的にセットアップすること(1104)を含む、請求項
8に記載の方法。
【請求項11】
前記無線デバイスが、第1のRATに従って動作する1次セルによってサーブされており、前記方法が、前記第2のRATに従って動作する最も強いセルを識別することをさらに含み、支援についての前記要求が、前記第2のRATに従って動作する前記識別された最も強いセルを識別する情報を含む、請求項1から
9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
支援についての前記要求が、第1のRATに従って前記無線デバイスにサーブする1次セルを記述する情報を含む、請求項1から
11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
前記無線デバイスにサーブする前記1次セルを記述する前記情報が、
前記1次セルのためのセル識別子、
前記1次セルのためのキャリア周波数、
サービング同期信号ブロック(サービングSSB)の周波数、
SSBの識別子、
トラッキング参照信号識別子、
チャネル状態情報参照信号の識別子、および
前記1次セルのためのタイミング情報
のうちの1つまたは複数を含む、請求項
12に記載の方法。
【請求項14】
ロケーションサーバにおける、無線デバイスに測位参照信号設定情報を提供するための方法であって、前記方法は、
前記無線デバイスから、支援についての要求を受信すること(802)であって、支援についての前記要求が、第1の無線アクセス技術(RAT)に従って前記無線デバイスにサーブするセルに関する情報を含む情報を含む、支援についての要求を受信すること(802)と、
支援についての前記要求に応答して、前記無線デバイスに測位参照信号設定情報を送ること(804)であって、前記測位参照信号設定情報が、前記無線デバイスによる測定のための、第2のRATに従って送信される1つまたは複数の信号を識別する、測位参照信号設定情報を送ること(804)と
を含
み、
前記無線デバイスから、前記無線デバイスの、前記第1のRAT以外の1つまたは複数のRATについて測位測定を実施する能力を示す能力情報を受信すること(1004)と、
前記受信された能力情報に基づいて前記1つまたは複数の信号を選択することと
をさらに含む、方法。
【請求項15】
前記無線デバイスから、前記識別された1つまたは複数の信号の1つまたは複数の測定のリポートを受信すること(1010)をさらに含む、請求項
14に記載の方法。
【請求項16】
前記リポートが、異なる参照信号間の相対時間差の測定を含む、請求項
14または
15に記載の方法。
【請求項17】
前記リポートに基づいて、前記無線デバイスについてのロケーションを推定すること(1010)をさらに含む、請求項
14から
16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
前記方法が、前記能力情報を受信することより前に、前記無線デバイスについての測位能力情報についての要求を送ること(1002)をさらに含む、請求項
14から17のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
測位参照信号設定情報を取得するように設定された無線デバイス(50)であって、前記無線デバイス(50)が、
ロケーションサーバおよび1つまたは複数の無線通信ネットワークと直接または間接的に通信するために設定されたトランシーバ回路要素(56)と、
前記トランシーバ回路要素(56)に動作可能に結合された処理回路要素(52)とを備え、前記処理回路要素(52)は、
ロケーションサーバに、支援についての要求を送ることであって、支援についての前記要求が、第1の無線アクセス技術(RAT)に従って前記無線デバイスにサーブするセルに関する情報を含む、支援についての要求を送ることと、
支援についての前記要求に応答して、測位参照信号設定情報を受信することであって、前記測位参照信号設定情報が、前記無線デバイスによる測定のための、第2のRATに従って送信される1つまたは複数の信号を識別する、測位参照信号設定情報を受信することと、
前記識別された1つまたは複数の信号のうちの少なくとも1つを測定することと
を行うように設定され
、
前記無線デバイスの、前記第1のRAT以外の1つまたは複数のRATについて測位測定を実施する能力を示す能力情報を送ることを行うようにさらに設定された、無線デバイス(50)。
【請求項20】
無線デバイス(50)に測位参照信号設定情報を提供するように設定されたロケーションサーバ(30)であって、前記ロケーションサーバ(30)が、
前記無線デバイス(50)と直接または間接的に通信するために設定された通信回路要素(38)と、
前記通信回路要素(38)に動作可能に結合された処理回路要素(32)とを備え、前記処理回路要素(32)は、
前記無線デバイス(50)から、支援についての要求を受信することであって、支援についての前記要求が、第1の無線アクセス技術(RAT)に従って前記無線デバイス(50)にサーブするセルに関する情報を含む情報を含む、支援についての要求を受信することと、
支援についての前記要求に応答して、前記無線デバイス(50)に測位参照信号設定情報を送ることであって、前記測位参照信号設定情報が、前記無線デバイス(50)による測定のための、第2のRATに従って送信される1つまたは複数の信号を識別する、測位参照信号設定情報を送ることと
を行うように設定され
、
前記無線デバイスから、前記無線デバイスの、前記第1のRAT以外の1つまたは複数のRATについて測位測定を実施する能力を示す能力情報を受信することと、
前記受信された能力情報に基づいて前記1つまたは複数の信号を選択することと
を行うようにさらに設定された、ロケーションサーバ(30)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に、無線ネットワーク通信の分野に関し、より詳細には、測位参照信号設定情報を提供するロケーションサーバと、測位参照信号設定情報を取得する無線デバイスとに関する。
【背景技術】
【0002】
エボルブドパケットシステム(EPS)は、エボルブド3GPPパケット交換ドメインであり、エボルブドパケットコア(EPC)と拡張ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)とを含む。EPCアーキテクチャは3GPP TS23.401において規定されており、これは、PGW(PDNゲートウェイ)、SGW(サービングゲートウェイ)、PCRF(ポリシーおよび課金ルール機能)、MME(モビリティ管理エンティティ)、およびモバイルデバイス(UE)の規定を与える。第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のメンバーによって指定されているLong-Term Evolution(LTE)無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)は、1つまたは複数のeNB(eノードBとも呼ばれる、LTEネットワークにおける基地局のための3GPP用語)を含む。eNBはX2インターフェースによって互いと相互接続される。eNBはまた、S1インターフェースによってEPC(エボルブドパケットコア)に、より詳細には、S1-MMEインターフェースによってMME(モビリティ管理エンティティ)に、およびS1-Uインターフェースによってサービングゲートウェイ(S-GW)に接続される。
【0003】
ロケーションベースサービスおよび緊急呼測位が、無線ネットワークにおける測位の発展を推進しており、端末における極めて多くのアプリケーションおよびサービスが、位置を利用する。LTEにおける測位は、LTE測位プロトコル(LPP)を介した、UE(ユーザ機器-携帯電話またはマシンツーマシン無線通信デバイスなど、アクセス端末のための3GPP用語)とロケーションサーバ(E-SMLC)との間の直接的な対話を伴って、
図1中のアーキテクチャによってサポートされる。その上、無線リソース制御(RRC)プロトコルを介したeNBとUEとの間の対話によってある程度までサポートされる、LPPアネックス(LPPa)プロトコルを介したロケーションサーバとeNBとの間の対話もある。測位は、MMEとの対話を介して始動され、その始動は、UE、E-SMLCおよびゲートウェイモバイルロケーションセンター(GMLC)からのものであり得る。
【0004】
図2は、5Gまたは新しい無線(NR)測位アーキテクチャを示し、ここで、アクセスおよびモビリティ機能(AMF)が、MMEと同様の役割を有し、ロケーション管理機能(LMF)が、E-SMLCと同様の役割を有し、NG-RANが、この図では、無線ネットワークインフラストラクチャについての総称名である。さらに、アーキテクチャの一部であるが、本発明における無線関係態様の中心でない、統合データ管理(UDM)およびロケーション取出し機能(LRF)がある。
【0005】
たとえば、3GPP TS36.305において説明されるように、いくつかの測位技法がLTEにおいて考慮される。これらは拡張セルIDを含む。本質的に、UEをサービングセルのサービングエリアに関連付けるためにセルID情報が使用され、次いで、より細かいグラニュラリティ位置を決定するために追加情報が使用される。別の技法は、支援GNSS(グローバルナビゲーション衛星システム)を含み、GNSS情報が、UEによって取り出され、E-SMLCからUEに提供される支援情報によってサポートされる。
【0006】
他の測位システムは、UEが、異なる基地局からの参照信号の時間差を推定し、その時間差をマルチラテレーションのためにE-SMLCに送る、OTDOA(観測到達時間差)と、UEが、知られている位置における複数のロケーション測定ユニット(たとえば、eNB)によって検出される特定の波形を送信することを要求される、UTDOA(アップリンクTDOA)とを含む。これらの測定は、マルチラテレーションのためにE-SMLCにフォワーディングされる。
【0007】
図3は、UEが、あるRATによってサーブされ、UEが別のRATにおいて測定を提供することを要求される、一般的なシナリオを示す。この一般的なシナリオでは、UE10は、サービング/制御ノード/基地局20によってサーブ/制御される。5Gでは、このノードはgNBと標示される。UEはまた、2つ以上のサービングセルを有し得る。たとえば、キャリアアグリゲーションシステムでは、UEは、1次セル(PCell)と1つまたは複数の2次セル(SCell)とを有し得る。デュアルコネクティビティでは、UEは、PCellおよびPSCellを有し得、SCellをも有し得、サービングセルは、同じRATに属することも属さないこともある。たとえば、非スタンドアロンNRでは、UEは、LTE PCell、NR PSCellによってサーブされ、場合によってはLTEおよび/またはNR SCellによってもサーブされ得る。さらに、そのエリアに、測位参照信号を送信するLTE基地局/eNB30がある。UEはまた、ロケーションサーバ(LS)40によってサポートされ、ロケーションサーバ(LS)40は、EPCではE-SMLCとして、および5Gコア(5GC)ではLMFとして実現される。基地局は参照信号を送信し得、UEは、その参照信号を検出し、関連する到達時間(TOA)を測定することができる。
【0008】
一例では、測位技法はOTDOAであり、これは、UEが、複数のセル(eNB)からの特定の測位参照信号(PRS)のTOAを測定し、各セルと参照セルとの間の相対差を算出する、UE支援方法である。これらの参照信号時間差(RSTD)は、量子化され、精度アセスメントとともに、LTE測位プロトコル(LPP)を介してE-SMLCに報告される。eNBおよびそれらの相互時間同期の知られている位置に基づいて、E-SMLCは、マルチラテレーションを使用してRSTDおよび共分散リポートからUE位置を推定することが可能である。精度は、受信された信号の無線状態、受信された信号の数、ならびに展開に依存し、これは、精度が空間的に変動することを意味する。
図4は、eNB1を参照セルと見なしたときの、OTDOAにおけるマルチラテレーションを示す。
【0009】
測位参照信号は、UEが現在動作している同じキャリア、またはUEが通信のために使用するように設定されたキャリアにおいて、あるいは異なるキャリアにおいて送信され得る。UEが異なるキャリアにおいて測位参照信号を測定するように設定された場合、UEは、測定ギャップ設定を取得するために、サービングeNBに通知することができ、UEは、異なるキャリアにおいて測位参照信号を探索することをサービングキャリアに任せることになる。サービングeNBとの対話は、無線リソース制御(RRC)プロトコルを介したものであり得る。既存のLTE仕様では、UEは、測位参照信号が送信されているときの設定された送信パターン(一般に周期的)と、周波数キャリアとに関してサービングeNBに通知する。
【0010】
LTEにおけるネットワークノードとデバイスとが互いと通信し始める前に、UEは、システムフレーム番号(SFN)情報を含む、対応するセルのタイミングを知る必要がある。UEは、受信のために、ただしUEの送信のためにも、セル探索を実施し、セルタイミングを収集し、また、UE自体のタイミングを調整する。LTEでは、無線フレーム、または(SFNを用いて番号付けされた)システムフレームは、10ミリ秒の長さを有し、対応するSFNは0から1023の間の整数であり得る。サブフレームは1ミリ秒の長さを有し、対応するサブフレーム番号は0から9の間の整数である。1つの無線フレームは10個のサブフレームを備える。各サブフレームは2つのスロットを備える。
【0011】
NR/5Gにおいてサーブされるデバイスのための既存のソリューションでは、現在の合意は、既存のLPPを再使用することである。しかしながら、LPPは、LTE信号を測定しながら、非LTE RATによってサーブされるデバイスをサポートするように設計されていない。LPPは、概して、UEが支援データを受信する、第1のRATまたは第2のRATとは異なる第3のRATにおける測位目的のために無線信号を受信しながら、あるRATによってサーブされ、別の異なるRATにおける測位目的のために無線信号を受信するか、または(たとえば、LTEおよびNRを伴うキャリアアグリゲーションまたはデュアルコネクティビティにおいて)少なくとも第1のRATおよび第2のRATによってサーブされる、デバイスをサポートしない。
【発明の概要】
【0012】
本発明の実施形態は、2つ以上のRATからのサービング基地局があり得るとき、および/または測位参照信号を提供することができる2つ以上の可能なRATがあるとき、たとえば、ターゲット無線デバイス(たとえば、UE)に、ロケーションサーバに情報を提供させることによって、上記で説明された問題に対処する。無線デバイスは、次いで、その情報に基づいて、ロケーションサーバから測位参照信号設定情報を受信する。
【0013】
いくつかの実施形態によれば、2つまたはそれ以上の無線アクセス技術(RAT)に従う動作のために適応された無線デバイスが、ロケーションサーバに、支援についての要求を送ることによって、測位参照信号設定情報を取得し、支援についての要求は、第1のRATに従って無線デバイスにサーブするセルに関する情報を含む。無線デバイスは、支援についての要求に応答して、測位参照信号設定情報を受信し、測位参照信号設定情報は、無線デバイスによる測定のための、第2のRATに従って送信される1つまたは複数の信号を識別する。無線デバイスは、識別された1つまたは複数の信号のうちの少なくとも1つを測定し、測定を報告し、および/または測定に基づいて無線デバイスについてのロケーションを推定し得る。
【0014】
他の実施形態によれば、無線デバイスに測位参照信号設定情報を提供するように設定されたロケーションサーバが、無線デバイスから、支援についての要求を受信し、支援についての要求は、第1の無線アクセス技術(RAT)に従って無線デバイスにサーブするセルに関する情報を含む情報を含む。ロケーションサーバは、支援についての要求に応答して、無線デバイスに測位参照信号設定情報を送り、測位参照信号設定情報は、無線デバイスによる測定のための、第2のRATに従って送信される1つまたは複数の信号を識別する。ロケーションサーバは、識別された1つまたは複数の信号の1つまたは複数の測定のリポートを受信し得、いくつかの実施形態では、リポートに基づいて無線デバイスについてのロケーションを推定し得る。
【0015】
いくつかの実施形態によれば、測位参照信号設定情報を取得するための、無線デバイスによって行われる方法が、ロケーションサーバに、支援についての要求を送ることを含む。支援についての要求は、無線デバイスによって監視される少なくとも1つのセルを記述する情報を含むか、あるいは無線デバイスの、1つまたは複数のRATの各々に従って送信される信号を測定する能力または測定することについての選好に関する情報を含むか、あるいは少なくとも1つの監視されるセルを記述する情報と、無線デバイスの能力に関する情報の両方を含む。本方法は、支援についての要求に応答して、測位参照信号設定情報を受信することをも含む。測位参照信号設定情報は、無線デバイスによる測定のための1つまたは複数の信号を識別する。本方法は、識別された1つまたは複数の信号のうちの少なくとも1つを測定することをさらに含む。
【0016】
いくつかの実施形態によれば、ロケーションサーバにおける、無線デバイスに測位参照信号設定情報を提供するための方法が、無線デバイスから、支援についての要求を受信することを含む。支援についての要求は、無線デバイスによって監視される少なくとも1つのセルを記述する情報を含むか、あるいは無線デバイスの、1つまたは複数のRATの各々に従って送信される信号を測定する能力または測定することについての選好に関する情報を含むか、あるいは少なくとも1つの監視されるセルを記述する情報と、無線デバイスの能力に関する情報の両方を含む。本方法は、支援についての要求に応答して、無線デバイスに測位参照信号設定情報を送ることをも含む。測位参照信号設定情報は、無線デバイスによる測定のための1つまたは複数の信号を識別する。
【0017】
いくつかの実施形態によれば、測位参照信号設定情報を取得するように設定された無線デバイスが、ロケーションサーバおよび1つまたは複数の無線通信ネットワークと直接または間接的に通信するために設定されたトランシーバ回路要素と、トランシーバ回路要素に動作可能に結合された処理回路要素とを含む。処理回路要素は、ロケーションサーバに、支援についての要求を送るように設定される。支援についての要求は、無線デバイスによって監視される少なくとも1つのセルを記述する情報を含むか、あるいは無線デバイスの、1つまたは複数のRATの各々に従って送信される信号を測定する能力または測定することについての選好に関する情報を含むか、あるいは少なくとも1つの監視されるセルを記述する前記情報と、無線デバイスの能力に関する前記情報の両方を含む。処理回路要素は、支援についての要求に応答して、測位参照信号設定情報を受信するように設定される。測位参照信号設定情報は、無線デバイスによる測定のための1つまたは複数の信号を識別する。処理回路要素は、識別された1つまたは複数の信号のうちの少なくとも1つを測定するようにも設定される。
【0018】
いくつかの実施形態によれば、無線デバイスに測位参照信号設定情報を提供するように設定されたロケーションサーバが、無線デバイスと直接または間接的に通信するために設定された通信回路要素と、通信回路要素に動作可能に結合された処理回路要素とを含む。処理回路要素は、無線デバイスから、支援についての要求を受信するように設定される。支援についての要求は、無線デバイスによって監視される少なくとも1つのセルを記述する情報を含むか、あるいは無線デバイスの、1つまたは複数のRATの各々に従って送信される信号を測定する能力または測定することについての選好に関する情報を含むか、あるいは少なくとも1つの監視されるセルを記述する情報と、無線デバイスの能力に関する情報の両方を含む。処理回路要素は、支援についての要求に応答して、無線デバイスに測位参照信号設定情報を送るようにも設定される。測位参照信号設定情報は、無線デバイスによる測定のための1つまたは複数の信号を識別する。
【0019】
本発明のさらなる態様は、上記で要約された方法ならびに上記で要約された装置および無線デバイスの機能的実装形態に対応する、装置、コンピュータプログラム製品またはコンピュータ可読記憶媒体を対象とする。
【0020】
もちろん、本発明は、上記の特徴および利点に限定されない。当業者は、以下の詳細な説明を読み、添付の図面を見ると、追加の特徴および利点を認識されよう。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図3】UEが、あるRATによってサーブされ、UEが別のRATにおける測定を提供することを要求される、一般的なシナリオを示す図である。
【
図4】RSTD測定のマルチラテレーションに基づくOTDOA位置推定を示す図である。
【
図5】いくつかの実施形態による、無線デバイスのブロック図である。
【
図6】いくつかの実施形態による、無線デバイスによる方法の流れ図である。
【
図7】いくつかの実施形態による、ロケーションサーバのブロック図である。
【
図8】いくつかの実施形態による、ロケーションサーバによる方法の流れ図である。
【
図9】いくつかの実施形態による、別の方法の流れ図である。
【
図10】いくつかの実施形態による、別の方法の流れ図である。
【
図11】いくつかの実施形態による、別の方法の流れ図である。
【
図12】いくつかの実施形態による、中間ネットワークを介してホストコンピュータに接続された電気通信ネットワークを概略的に示す図である。
【
図13】いくつかの実施形態による、ロケーションサーバによって支援されるユーザ機器と、部分的無線接続上で基地局を介して通信する、ホストコンピュータの一般化されたブロック図である。
【
図14】ホストコンピュータと、基地局と、ロケーションサーバと、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される例示的な方法を示すフローチャートである。
【
図15】ホストコンピュータと、基地局と、ロケーションサーバと、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される例示的な方法を示すフローチャートである。
【
図16】ホストコンピュータと、基地局と、ロケーションサーバと、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される例示的な方法を示すフローチャートである。
【
図17】ホストコンピュータと、基地局と、ロケーションサーバと、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される例示的な方法を示すフローチャートである。
【
図18】いくつかの実施形態による、無線デバイスの機能的実装形態を示すブロック図である。
【
図19】いくつかの実施形態による、ロケーションサーバの機能的実装形態を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
次に、発明的概念の実施形態の例が示されている添付の図面を参照しながら、本開示の例示的な実施形態が以下でより十分に説明される。しかしながら、発明的概念は、多くの異なる形態で実施され得、本明細書に記載される実施形態に限定されるものとして解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が徹底的かつ完全であり、本発明概念の範囲を当業者に十分に伝えるように提供される。これらの実施形態が相互排他的でないことにも留意されたい。一実施形態からの構成要素が、別の実施形態において存在する/使用されると暗に仮定され得る。
【0023】
本発明の実施形態は、たとえば、サービングRAT、およびターゲットデバイスがどんなRATを扱うことができるか、に関する情報をロケーションサーバに送り、代わりに、測位参照信号設定に関する情報を取得する、ターゲット無線デバイス(たとえば、UE)を伴う。取得された情報によって識別された信号について測定が実施される。
【0024】
一例では、
図5は、いくつかの実施形態による、無線デバイス50として示されている無線デバイスの図を示す。無線デバイス50は、セルラーネットワークにおけるUEなど、ネットワークにおいて動作し得る任意の無線端末を表すと考えられ得る。他の例は、通信デバイス、ターゲットデバイス、デバイスツーデバイス(D2D)UE、マシン型UEまたはマシンツーマシン通信(M2M)が可能なUE、UEを装備したセンサー、PDA(携帯情報端末)、タブレット、モバイル端末、スマートフォン、ラップトップ埋込み機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、USBドングル、顧客構内機器(CPE)などを含み得る。
【0025】
無線デバイス50は、アンテナ54およびトランシーバ回路要素56を介して、ワイドエリアセルラーネットワークにおける無線ネットワークノードまたは基地局と通信するように設定される。トランシーバ回路要素56は、送信機回路と、受信機回路と、結合された制御回路とを含み得、それらはまとめて、セルラー通信サービスを使用するために、無線アクセス技術に従って信号を送信および受信するように設定される。この説明の目的で、この無線アクセス技術は、NRおよびLTEである。
【0026】
無線デバイス50はまた、無線トランシーバ回路要素56に動作可能に結合された1つまたは複数の処理回路要素52を含む。処理回路要素52は、1つまたは複数のデジタル処理回路、たとえば、1つまたは複数のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、複合プログラマブル論理デバイス(CPLD)、特定用途向け集積回路(ASIC)、またはそれらの任意の混合を備える。より一般的には、処理回路要素52は、固定回路要素またはプログラマブル回路要素を備え得、プログラマブル回路要素は、本明細書で教示される機能性を実装するプログラム命令の実行を介して特別に適応されるか、または固定およびプログラムされた回路要素の何らかの混合を備え得る。処理回路要素52はマルチコアであり得る。
【0027】
処理回路要素52はメモリ64をも含む。メモリ64は、いくつかの実施形態では、1つまたは複数のコンピュータプログラム66および、随意に、設定データ68を記憶する。メモリ64は、コンピュータプログラム66のための非一時的ストレージを与え、非一時的ストレージは、ディスクストレージ、ソリッドステートメモリストレージ、またはそれらの任意の混合など、1つまたは複数のタイプのコンピュータ可読媒体を備え得る。ここで、「非一時的」は、永続的、半永続的、または少なくとも一時的に永続的なストレージを意味し、不揮発性メモリ中の長期ストレージと、たとえば、プログラム実行のためのワーキングメモリ中のストレージとの両方を包含する。非限定的な例として、メモリ64は、処理回路要素52中にあり、および/または処理回路要素52とは別個であり得る、SRAM、DRAM、EEPROM、およびFLASHメモリのうちの任意の1つまたは複数を備える。メモリ64は、無線デバイス50によって使用される任意の設定データ68をも記憶し得る。処理回路要素52は、たとえば、メモリ64に記憶された適切なプログラムコードの使用によって、以下で詳述される方法および/またはシグナリングプロセスのうちの1つまたは複数を行うように設定され得る。
【0028】
無線デバイス50の処理回路要素52は、いくつかの実施形態によれば、無線デバイス50に測位参照信号設定情報を取得させるように設定される。処理回路要素52は、ロケーションサーバに、支援についての要求を送るように設定される。支援についての要求は、無線デバイスによって監視される少なくとも1つのセルを記述する情報を含むか、無線デバイスの、1つまたは複数のRATの各々に従って送信される信号を測定する能力または測定することについての選好に関する情報を含むか、あるいは少なくとも1つの監視されるセルを記述する情報と、無線デバイスの能力に関する情報の両方を含む。処理回路要素52は、支援についての要求に応答して、測位参照信号設定情報を受信するようにも設定される。測位参照信号設定情報は、無線デバイスによる測定のための1つまたは複数の信号を識別する。処理回路要素52は、識別された1つまたは複数の信号のうちの少なくとも1つを測定するようにも設定される。
【0029】
処理回路要素52は、
図6に示されている、対応する方法600を実施するようにも設定される。方法600は、ロケーションサーバに、支援についての要求を送ること(ブロック602)を含み、支援についての要求は、上記で説明された情報を含み得る。方法600は、支援についての要求に応答して、測位参照信号設定情報を受信すること(ブロック604)をも含む。上記で説明されたように、測位参照信号設定情報は、無線デバイスによる測定のための1つまたは複数の信号を識別する。方法600は、識別された1つまたは複数の信号のうちの少なくとも1つを測定すること(ブロック606)をさらに含む。
【0030】
方法600は、測定された1つまたは複数の信号についての1つまたは複数の測定を報告すること、および/または測定された1つまたは複数の信号についての1つまたは複数の測定に基づいて、無線デバイスについてのロケーションを推定することを含み得る。
【0031】
いくつかの場合には、方法600は、送ることより前に、無線デバイスについての測位能力情報についての要求を受信することと、測位能力情報についての要求に応答して、無線デバイスについての測位能力情報を送ることとを含む。測位能力情報は、無線デバイスの、1つまたは複数のRATの各々に従って信号を測定する能力または測定することについての選好を示し得る。測位能力情報は、マルチRAT動作に関する現在の無線デバイス設定、1つまたは複数のRATの指示であって、無線デバイスが、1つまたは複数のRATに従って測位支援データを受信することが可能であるかまたは受信することを選好する、1つまたは複数のRATの指示、1つまたは複数のRATの指示であって、無線デバイスが、1つまたは複数のRATに従って測位測定の結果を報告することが可能であるかまたは報告することを選好する、1つまたは複数のRATの指示、無線デバイスが、設定された1次セルを有する、1つまたは複数のRATの指示、無線デバイスが、並列に複数のRATに従って信号の測位測定を実施することが可能であるおよび/または実施することを選好するかどうかの指示、サポートされるRATのうちの1つまたは複数の各々に従う測位測定のためのセルおよび/または周波数の最大数の指示、サポートされるRATのうちの1つまたは複数の各々に従う測位測定のためのキャリア周波数のセットまたは範囲の指示、サポートされるRATのうちの1つまたは複数の各々に従うサポートされる(1つまたは複数の)帯域幅の指示、ならびに/あるいは1つまたは複数のサポートされるRATの各々に関する無線デバイスのヌメロロジー能力の指示を含み得る。
【0032】
無線デバイスは、第1のRATに従って動作する1次セルによってサーブされ得、方法600は、第1のRATとは異なる、第2のRATに従って動作する最も強いセルを識別することを含み得る。支援についての要求は、第2のRATに従って動作する識別された最も強いセルを識別する情報を含み得る。方法600は、最も強いセルを識別することより前に、第2のRATに従う信号を監視するための測定ギャップを確立することをさらに含み得る。この、測定ギャップを確立することは、第1のRATにおける1次セルを介して測定ギャップを要求すること、または測定ギャップを自律的にセットアップすることを含み得る。
【0033】
いくつかの場合には、支援についての要求は、第1のRATに従って無線デバイスにサーブする1次セルを記述する情報を含み得る。この情報は、1次セルのためのセル識別子、1次セルのためのキャリア周波数、サービング同期信号ブロック(サービングSSB)の周波数、SSBの識別子、トラッキング参照信号識別子、チャネル状態情報参照信号の識別子、および1次セルのためのタイミング情報を含み得る。
【0034】
支援についての要求は、無線デバイスにサーブする1次セル以外の、無線デバイスにサーブする1つまたは複数のセルを記述する情報を含み得る。測位参照信号設定情報は、無線デバイスによる測定のための識別された信号のうちの1つまたは複数のためのタイミング情報を含み得る。無線デバイスによる、識別された1つまたは複数の信号のうちの少なくとも1つの測定は、タイミング情報を使用することを含み得る。
【0035】
対応して、
図7は、ロケーションサーバ30として示されている、無線デバイスに測位参照信号設定情報を提供するように設定され得るロケーションサーバの図を示す。ロケーションサーバ30、または少なくともロケーションサーバ30の機能性は、1つまたは複数のノード中にあり得る。ロケーションサーバ30は、基地局(たとえば、eNBおよび/またはgNB)からなる無線アクセスネットワーク(RAN)内にあり得るか、あるいはロケーションサーバ30は、RANの一部であるか、または完全に外部にあり得る。ロケーションサーバ30は、いくつかの場合には、基地局の一部であるか、または基地局中にあり得る。以下で説明される非限定的な実施形態では、ロケーションサーバ30は、無線デバイスに測位参照信号設定情報を提供するように設定されているものとして説明され、これは、LTEネットワークまたはNRネットワークにおけるセルラーネットワークアクセスノード内での無線デバイスの動作を支援し得る。
【0036】
当業者は、ロケーションサーバ30、またはロケーションサーバ30の機能性を提供する複数のノードが、たとえば、処理回路要素32による実行のための適切なプログラム命令の変更および/または追加を通して、どのように、本明細書で説明される方法およびシグナリングプロセスのうちの1つまたは複数を行うように適応され得るかを容易に諒解するであろう。
【0037】
ロケーションサーバ30は、測位参照信号設定情報を受信すべきである無線デバイス50と、直接または間接的にのいずれかで通信するための通信回路要素を含む。通信回路要素は、無線デバイス50との通信の性質に応じて、無線デバイス50と通信していることがある、コアネットワークにおける他のノード、無線ノード、および/またはネットワークにおける他のタイプのノードと通信するための通信インターフェース回路要素38を含み得る。ロケーションサーバ30はまた、アンテナ34およびトランシーバ回路要素36を使用して、無線デバイスと直接通信し得る。トランシーバ回路要素36は、送信機回路と、受信機回路と、結合された制御回路とを含み得、それらはまとめて、セルラー通信サービスを提供するおよび/またはセルラー通信サービスを支援するために、無線アクセス技術に従って信号を送信および受信するように設定される。
【0038】
ロケーションサーバ30は、トランシーバ回路要素36、およびいくつかの場合には、通信インターフェース回路要素38に動作可能に結合された、1つまたは複数の処理回路要素32をも含む。処理回路要素32は、1つまたは複数のデジタルプロセッサ42、たとえば、1つまたは複数のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、DSP、FPGA、CPLD、ASIC、またはそれらの任意の混合を備える。より一般的には、処理回路要素32は、固定回路要素またはプログラマブル回路要素を備え得、プログラマブル回路要素は、本明細書で教示される機能性を実装するプログラム命令の実行を介して特別に設定されるか、または固定およびプログラムされた回路要素の何らかの混合を備え得る。プロセッサ42は、マルチコアであり、すなわち、向上した性能、低減された電力消費、および複数のタスクのより効率的な同時処理のために利用される2つまたはそれ以上のプロセッサコアを有し得る。
【0039】
処理回路要素32はメモリ44をも含む。メモリ44は、いくつかの実施形態では、1つまたは複数のコンピュータプログラム46および、随意に、設定データ48を記憶する。メモリ44は、コンピュータプログラム46のための非一時的ストレージを与え、非一時的ストレージは、ディスクストレージ、ソリッドステートメモリストレージ、またはそれらの任意の混合など、1つまたは複数のタイプのコンピュータ可読媒体を備え得る。非限定的な例として、メモリ44は、処理回路要素32中にあり、および/または処理回路要素32とは別個であり得る、SRAM、DRAM、EEPROM、およびFLASHメモリのうちの任意の1つまたは複数を備える。メモリ44は、ネットワークアクセスノード30によって使用される任意の設定データ48をも記憶し得る。処理回路要素32は、たとえば、メモリ44に記憶された適切なプログラムコードの使用によって、以下で詳述される方法および/またはシグナリングプロセスのうちの1つまたは複数を行うように設定され得る。
【0040】
ロケーションサーバ30の処理回路要素32は、いくつかの実施形態によれば、無線デバイスに測位参照信号設定情報を提供するように設定される。処理回路要素32は、無線デバイスから、支援についての要求を受信するように設定される。支援についての要求は、無線デバイスによって監視される少なくとも1つのセルを記述する情報を含むか、無線デバイスの、1つまたは複数のRATの各々に従って送信される信号を測定する能力または測定することについての選好に関する情報を含むか、あるいは少なくとも1つの監視されるセルを記述する情報と、無線デバイスの能力に関する情報の両方を含む。処理回路要素32は、支援についての要求に応答して、無線デバイスに測位参照信号設定情報を送るようにも設定される。測位参照信号設定情報は、無線デバイスによる測定のための1つまたは複数の信号を識別する。測位参照信号設定情報中に含まれ得るものの例は、無線デバイスの説明において上記で提供された。
【0041】
ロケーションサーバ30の処理回路要素32は、
図8に示されているような、対応する方法800を実施するようにも設定され得る。方法800は、無線デバイスから、支援についての要求を受信すること(ブロック802)を含む。支援についての要求は、上記で説明された情報を含む。方法800は、支援についての要求に応答して、無線デバイスに測位参照信号設定情報を送ること(ブロック804)をも含む。測位参照信号設定情報は、無線デバイスによる測定のための1つまたは複数の信号を識別する。
【0042】
方法800は、無線デバイスから、識別された1つまたは複数の信号の1つまたは複数の測定のリポートを受信することをさらに含み得る。方法800は、次いで、リポートに基づいて、無線デバイスについてのロケーションを推定することを含み得る。
【0043】
いくつかの場合には、方法800は、支援についての要求を受信することより前に、無線デバイスについての測位能力情報についての要求を送ることと、測位能力情報についての要求に応答して、無線デバイスについての測位能力情報を受信することとを含む。方法800は、1つまたは複数のRATの各々に従って信号を測定する示された能力または測定することについての選好に基づいて、無線デバイスによる測定のための1つまたは複数の信号を選択することをも含み得る。
【0044】
支援についての要求は、第1のRATとは異なる第2のRATに従って動作するセルを識別する情報を含み得、無線デバイスが第1のRATに従ってサーブされており、方法800は、次いで、識別されたセルに基づいて、無線デバイスによる測定のための1つまたは複数の信号を選択することを含み得る。支援についての要求は、第1のRATに従って無線デバイスにサーブする1次セルを記述する情報をも含み得、方法800は、次いで、1次セルを記述する情報に基づいて、無線デバイスによる測定のための1つまたは複数の信号を選択することを含み得る。
【0045】
図9は、いくつかの実施形態による、これらの技法の方法900の例示的な全体的流れ図を示す。随意に、ターゲット無線デバイス(たとえば、無線デバイス50)は、ロケーションサーバ(たとえば、ロケーションサーバ30)によって、測位に関連するUE能力を提供することを要求され(ブロック902)、随意に、ターゲットデバイスは、ロケーションサーバにそのようなUE能力を提供する(ブロック904)。UE能力のセットは、ターゲットデバイスがどんなRAT上で測定することが可能であるかまたは測定することを選好するかを含み得る。
【0046】
無線デバイスは、ロケーションサーバに支援データを要求する(ブロック906)。要求は、(1つまたは複数の)サービング基地局におけるサーブされる(1つまたは複数の)セルの拡張された記述、および/またはターゲットデバイスがどんなRATを扱うことができるかに関する情報を含む。代わりに、ターゲットデバイスは、異なるまたは同じRATにおける基地局からの信号に関係する測位参照信号設定情報を取得する(ブロック908)。ターゲットデバイスは、測位参照信号を探索するとき、および測位参照信号に対して測定するとき、設定情報を使用する(ブロック910)。随意に、ターゲットデバイスは、ロケーションサーバに、測位測定を提供し、および/または位置を推定し、および測位推定を提供する(ブロック912)。
【0047】
図10は、いくつかの実施形態による、ロケーションサーバの観点からのそのような技法のための方法1000を示す。随意に、ロケーションサーバは、測位に関連するUE能力を提供することをターゲットデバイスに要求し(ブロック1002)、随意に、ロケーションサーバは、ターゲットデバイスから、そのようなUE能力を取得する(ブロック1004)。UE能力のセットは、UEがどんなRAT上で測定することが可能であるかを含み得る。
【0048】
ロケーションサーバは、次いで、ターゲットデバイスから、支援データ要求を取得する(ブロック1006)。要求は、サーブされる1次セルの拡張された記述および/またはターゲットデバイスがどんなRATを扱うことができるかに関する情報を含む。要求は、サービング基地局におけるサーブされる1次セルの拡張された記述、および/またはターゲットデバイスがどんなRATを扱うことができるかに関する情報を含む。代わりに、ロケーションサーバは、異なるRATまたは同じRATにおける基地局からの信号についての測位測定のための無線信号設定を提供する(ブロック1008)。随意に、ロケーションサーバは、ターゲットデバイスから測位測定および/または位置推定を取得する(ブロック1010)。UEは、測定を実施し、それらの測定をネットワークノードに報告し得る。UEは、UEのロケーションを決定するためにそれらの測定を使用するか、あるいはそれらの測定および/またはUEのロケーションを、UE中のロケーションアプリケーションまたはロケーションベースアプリケーションに提供し得る。
【0049】
UE能力ハンドリング
本明細書の実施形態によれば、UEがUEの能力を提供し得、ロケーションサーバ(たとえば、ネットワークノード、基地局、測位ノードまたは測位サーバ)がUE能力を受信し得る。さらに、ロケーションサーバはまた、UEにそのような能力を要求し得、UEはそのような要求を受信し得る。さらに、UE能力を受信すると、ロケーションサーバは、UEが測位測定を実施することを可能にするために、支援データを作成し、UEにその支援データを提供すること、UEの能力に従う測位測定のためにUEによって使用されるべき1つまたは複数の信号を設定すること、UEのための測位測定のために(1つまたは複数の)RATを選択すること、UEに測位支援データを提供するために(1つまたは複数の)RATを選択すること(たとえば、支援データは、LTE PCellおよび/またはNR PSCellを介して提供され得、異なる測定または測定タイプが異なるRATを介して要求され得る)、UEによって測位測定のUEの1つまたは複数の結果を報告するために(1つまたは複数の)RATを選択すること、ならびに/あるいは測位測定のために、第1のRATに属するセルの第1のセットおよび/または数、および第2のRATに属するセルの第2のセットおよび/または数を決定することを行うために、この能力情報を使用し得る。
【0050】
図9中の904において、UEは、マルチRATネットワーク展開において動作するUEのアビリティ(ability)に関係するUEの能力を提供する。一例では、RATに関係するUE能力は、静的であり得、すなわち、UEは、常にこれが可能である。別の例では、UE能力は、現在の(1つまたは複数の)UEサービングセル設定に基づきおよび依存し得、たとえば、提供される能力は、UEが1つのサービングセルを伴って設定されたとき、UEが2つまたはそれ以上のサービングセルまたはキャリアアグリゲーションを伴って設定されたとき、UEがデュアルコネクティビティまたはマルチコネクティビティ(たとえば、PCellおよび1つまたは複数のPSCell)を伴って設定されたとき、異なり得る。また別の例では、提供される能力は、PCellがどのRATに属するかに依存する。また別の例では、提供される能力は、その能力についての要求がどのRATから受信されるか、またはその要求が(同じRATまたは異なるRATのものであり得る)PSCellから受信されるのかPCellから受信されるのかに依存する。
【0051】
提供される能力は、UEが、常にまたは現在のUE設定を用いて、測位目的のために測定を実施することが可能であるかまたは実施することを選好する、1つまたは複数のRATの指示、UEが、UEが測位測定を実施することを可能にする測位支援データ(たとえば、OTDOA支援データまたはE-CID支援データ)を受信することが可能であるかまたは受信することを選好する、(1つまたは複数の)RATの指示、UEが、測位測定の1つまたは複数の結果を報告することが可能であるかまたは報告することを選好する、(1つまたは複数の)RATの指示、UEがPCellおよび/またはPSCellを設定され得るかまたは設定される、(1つまたは複数の)RATの指示(たとえば、LTEはPCellであり得るが、NRはPCellでないことがある、またはLTEはPCellであり、NRはPSCellであるか、もしくはNRはPCellである、など)、UEが、並列に複数のRATにおいて測位測定を実施することが可能であるおよび/または実施することを選好するかどうかの指示、サポートされるRATのうちの1つまたは複数の各々における測位測定のためのセルおよび/または周波数の最大数、サポートされるRATのうちの1つまたは複数の各々における測位測定のためのキャリア周波数のセットまたは範囲の指示、サポートされるRATのうちの1つまたは複数の各々におけるサポートされる(1つまたは複数の)帯域幅の指示、ならびに/あるいは特定の(1つまたは複数の)キャリア周波数および/またはRATにさらに関連し得るUEヌメロロジー能力(たとえば、CP長、サブキャリア間隔、ミニスロット長、シンボル長、何らかの期間にわたるまたはシンボルもしくはサブフレームなど、同じ時間インスタンスにおける並列の複数のヌメロロジーのサポートの指示)を含み得る。
【0052】
拡張された支援データ要求
レガシープロセスでは、ターゲットデバイスは、(1つまたは複数の)サービングセルに関する情報(たとえば、LTE PCellおよび/またはNR PCellおよび/またはNR PSCell)を、そのセルの物理セル識別子を使用してロケーションサーバに提供する。さらに、ターゲットデバイスは、支援データのタイプ、LTE測位参照信号または狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)測位参照信号に関する情報を提供することができる。LPP要求は、以下の通りである。
【0053】
一実施形態では、ターゲットデバイスは、E-UTRANまたはNRなど、特定のRATのための支援データを要求し得る。1つの例示的なモードでは、シグナリングは、一部分が太字で強調された、以下の例に記載のようなものであり得る。
【0054】
ブロック908の詳細は、2つの主要な代替形態、すなわち、LTEセルを検出し、参照としてそのLTEセルを使用すること、または参照としてサービングセルを使用することとともに、このセクションでさらに説明される。
【0055】
参照としての検出されたLTEセル
一実施形態では、ターゲットデバイスは、OTDOA支援データ要求を送信する前に、最も強いLTEセルを検出および識別しなければならない。
図11のフローチャートは、この実施形態の詳細なステップの方法1100について説明する。UEは、支援データ要求を始動することを決定する(ブロック1102)。UEが、異なるRATを監視するために測定ギャップを必要とし、自律ギャップを始動することを可能にされる場合、UEは、自律ギャップを始動することになる(ブロック1104)。自律ギャップは、UEによって決定されるギャップであり、UEは、ギャップ中にアップリンク送信およびダウンリンク送信を無視する。あるモードでは、UEは、サービング基地局による自律ギャップを使用するための許可を要求する。別のモードでは、UEは、自律ギャップを使用するように事前設定される。
【0056】
代替的に、UEは、サービング基地局に測定ギャップを要求し得る(ブロック1106)。測定ギャップ中に、UEは、いかなるダウンリンク送信もいかなるアップリンクグラントも予想しない。次いで、UEは、異なるRATにおいて、最も好都合な、または少なくとも許容できるセルを探索し、物理セルIDおよび/または時間同期情報(たとえば、SFN)を取り出す(ブロック1108)。この情報を用いて、UEは、支援データ要求を準備する(ブロック1110)。
【0057】
参照としてのサービングセル
代替的に、ターゲットデバイスは、サービングRATからの情報を使用する。ターゲットデバイスが、いくつかのRATのうちの1つによってサーブされ得る場合、ターゲットデバイスは、そのRATに関するより多くの情報をも提供する必要がある。一実施形態では、ターゲットデバイスは、サービングセルのRATをも提供する。これをサポートするためのシグナリングは、サービングセルのRATを示す情報エレメントに基づき得る。
【0058】
その実施形態のあるモードでは、RATタイプが省略される場合、ロケーションサーバは、たとえば、RATタイプがLTE/E-UTRANまたはNRであるデフォルトRATを仮定することができる。
【0059】
その実施形態の別のモードでは、LPPにおけるOTDOA支援データ要求は、以下に従って変更される。
【0060】
その上、物理セル識別子の範囲があまりに狭いことがある。したがって、一実施形態では、ターゲットデバイスは、拡張された値範囲を介して情報を提供する必要があり得る。
【0061】
たとえば、ターゲットデバイスは、随意のより上位のビットを提供し得る。その場合、範囲0~1007におけるNR物理セル識別情報とLTE物理セル識別情報0~503とを用いて、以下のように、1つの追加のビットのみを用いて、拡張された範囲を表すことが可能である。
physCellId-ext INTEGER(1) OPTIONAL
physCellId-extが提供される場合、
physCellID+504
として、符号化された物理セルIDを規定するテキストをもつ。
他の符号化も可能である、たとえば、
physCellId-ext INTEGER(504) OPTIONAL
physCellId-extが提供される場合、
physCellID+physCellId-ext
として、符号化された物理セルIDを規定するテキストをもつ。
これはまた、以下のように、拡張のためにオープンにすることによって古くならないようにされ得る。
physCellId-ext ENUMERATE(504、...) OPTIONAL
physCellId-extが提供される場合、
physCellID+physCellId-ext
として、符号化された物理セルIDを規定するテキストをもつ。
【0062】
さらに、NRは、複数のビームに基づく実装形態をサポートするので、ターゲットデバイスは、また別の実施形態では、そのようなビームに関する情報をも提供することができる。NRの物理セル識別情報は、各々がSSブロックIDを有する、1つまたは複数のSS(同期ソース)ブロック(SSB)に関連付けられ得る。その上、SSブロックは、キャリア周波数を中心とする無線リソースを割り振られ得るが、オフセットをもつ周波数リソースをも割り振られ得る。このオフセットは、SSブロック固有であり得る。ターゲットデバイスはまた、ターゲットデバイスが同期参照として使用する、トラッキング参照信号(TRS)と標示される、特定のビームフォーミングされた参照信号によってサーブされ得る。さらに、この参照信号に関連する異なるビームが、TRSに関連する個々の参照信号(チャネル状態情報参照信号(CSI-RS))を割り振られ得る。NR固有情報は、サービングSSブロックの周波数、関連するSSB、またはSSB ID、TRS ID、および/あるいはCSI-RS-IDを含み得る。
【0063】
1つのRATにおけるセルのタイミングが、測位参照信号が送信されるRATにおけるセルのタイミングとは異なり得るので、一実施形態では、SFNに関する情報を含めることも重要であり得る。たとえば、拡張された支援データ要求(またはロケーションサーバに送られるUE情報、このUE情報に基づいてロケーションサーバはUEに支援データを提供することが可能になる)は、設定されたおよび/またはアクティブ化された(1つまたは複数の)UEサービングセルのセットまたはリスト(たとえば、PCell、PSCell、SCellなどのうちのいずれか1つまたは複数)ならびに/あるいはサービングセルの関連する(1つまたは複数の)RATの指示を含み得る。
【0064】
サービングセルは、たとえば、PCI(すべてのサポートされるまたは示されるRATについて同じPCI範囲を有することも有しないこともある)、CGI(セルグローバル識別)など、識別情報によって記述され得る。1つまたは複数のセルが、キャリア周波数、帯域幅、または以下に記載される情報タイプのいずれかにさらに関連し得る。
【0065】
拡張された支援データ要求は、RATのセットが、PCellのRATを含むことも含まないこともある、測位測定のためにUEによってサポートされる1つまたは複数のRATにおいて送信される無線信号の1つまたは複数の設定パラメータ(たとえば、SSブロック設定、PRS設定、CSI-RS設定など)、RATのセットが、PCellのRATを含むことも含まないこともある、キャリア周波数、ARFCN、または測位測定のためのUEによってサポートされる1つまたは複数のRATの(1つまたは複数の)周波数範囲、RATのセットが、PCellのRATを含むことも含まないこともある、測位測定のための、UEによってサポートされる1つまたは複数のRATの帯域幅(チャネル帯域幅、UE測定帯域幅、UE動作帯域幅、現在のUE RF帯域幅、(1つまたは複数の)特定の無線信号送信帯域幅など)、ならびに/あるいは、RATのセットが、PCellのRATを含むことも含まないこともある、キャリア周波数および/または(1つまたは複数の)RATに関連するヌメロロジー設定(たとえば、CP長、サブキャリア間隔、スロット長、ミニスロット長、シンボル長など)をも含み得る。
【0066】
拡張された支援データ要求は、第2のRATが参照RATまたはPCell RATとは異なる、第2のRATのタイミング情報、あるいは第1のRATに関する第2のRATのタイミング情報をも含み得る。たとえば、これは、LTE SFN#xとNR SFN#yとの間のオフセット、2つのRATの2つの特定の無線フレーム間のまたは無線フレーム境界間のオフセット、2つのRATの2つの特定のサブフレーム間のまたはサブフレーム境界間のオフセット、あるいは2つのRAT間の同期レベルの指示などであり得る。
【0067】
UEは、各RATについての情報を(たとえば、その情報が、参照RATまたはあらかじめ規定されたRATと比較して、たとえば、LTEと比較してまたはPCellのRATと比較して、同じであるのか異なるのかを示すことによって)明示的にまたは暗黙的に提供し得る。
【0068】
測位測定のための無線信号設定
測位測定のための無線信号設定は、たとえば、UEが、測位測定のために使用されるべき信号がUEによる受信のためにいつ送信され、利用可能であるかを正しく決定することを可能にするために、明確に規定されたタイミング参照に関連付けられる必要があり得る。測位測定のための無線信号設定は、測位測定のための支援データにおいて提供され得る。測位測定の例は、UEロケーションを決定するために使用され得るタイミング測定、たとえば、RSTD、TOA、TDOA、OTDOA測定、Rx-Tx時間差測定、ラウンドトリップタイムなどである。無線信号の例は、測位参照信号(PRS)、NR SSブロック中に備えられる1つまたは複数の信号、同期信号、DMRS信号、CSI-RS信号などである。
【0069】
一実施形態では、タイミング参照は、サービングRATおよびサービングセルのタイミングに関連する。NRのためのあるモードでは、これは、NRシステムフレーム番号#x、たとえば、NR SFN0またはNR SFN#y mod 最大LTE SFNである。別の例では、タイミング参照は、NR SFNおよびLTE SFNに応じて決定される。
【0070】
別の実施形態では、タイミング参照はLTEに関連する。これは、UEが、サービングLTEセルからのおよび/または(一般に)最も強いLTEセルからのLTEシステム情報からシステムフレーム番号を取り出す必要があることを意味する。
【0071】
支援データ設定
本明細書では、UEは、ロケーションサーバまたはネットワークノードからの支援データを受信しており、「理解しており」、使用しており、ロケーションサーバは、UEにおける測位測定を可能にするために、支援データを作成しており、支援データをUEに送っている。UEは、測位測定のために、測位測定を実施するために、測位測定の1つまたは複数の結果をロケーションサーバに報告するために、UEのロケーションを決定するためになど、無線信号を受信するようにUEの受信機を設定するために、支援データを使用し得る。
【0072】
支援データは、少なくとも、拡張された支援データ要求中でUEによって提供される情報に基づき、UE能力にも基づき得る。たとえば、TDOA測定のための参照セルは、UEによって提供される情報に基づいて選択され得る。測定されるべきセルのセットまたはリストは、UEによって提供される情報に基づいて決定され得る。UEが測位測定を実施することを要求されるRATのセットは、UEによって提供される情報に基づいて決定され得る。(たとえば、参照セルおよび測定されたセルの2つの時間インスタンス間の)時間のオフセットが、UEによって提供される情報に基づいて決定され得、オフセットが関係するRATのSFN範囲にさらに依存し得る。測位測定のために使用されるべき帯域幅は、UEによって提供される情報に基づいて決定され得る。要求された測定は、UEによってサポートまたは選好されるヌメロロジーのうちの1つまたは複数におけるものであり得る。参照セルおよびすべての測定されたセルは、UEによってサポートされる同じ1つのヌメロロジーに基づくように選択され得る。UEが、第1のRATにおける少なくとも1つのサービングセル(たとえば、PCell)と、第2のRATにおける少なくとも第2のサービングセル(たとえば、PSCellまたはSCell)とを伴って設定されたとき、OTDOA測定のための複数の参照セル、たとえば、RATごとに1つの参照セルが、UEに提供され得る。(たとえば、RSTDまたはOTDOA測定などのための)参照セルに加えて、支援データは、参照RATをも含み得る。
【0073】
UEは、支援データを要求するために関連情報をどのように取り出すかを決定するように設定され得る。あるモードでは、UEの処理回路要素は、UEの無線回路要素に、セル識別子を取り出すために、E-UTRANに移り、E-UTRANセル情報を検出および復号するように命令するように設定される。別のモードでは、処理回路要素は、無線回路要素に、サービングNRセル情報から情報を取り出すように命令するように設定される。処理回路要素は、測定ギャップの必要を決定し、必要であると見なされる場合、いずれか、UEの無線回路要素に、サービング基地局に測定ギャップを要求するように命令するようにも設定され得る。
【0074】
UEの処理回路要素は、ロケーションサーバによって提供される情報とともに無線回路要素を介して取り出されるタイミング情報に基づいて、測位参照信号および/または他の信号のタイミングを決定するようにさらに設定され得る。UEのメモリは、サービングNR基地局およびセルに関連する情報、ならびに異なるRATにおけるセルおよび/または信号に関する情報を記憶するように設定され得る。UEの無線回路要素は、サーブされるUEからの測定報告を設定することを含む、サーブされるUEと通信することを行うように設定され得る。無線回路要素は、ロケーションサーバへのUEの測定報告を再設定するように設定され得る。
【0075】
図12は、いくつかの実施形態による、無線アクセスネットワークなどのアクセスネットワーク1211とコアネットワーク1214とを備える、3GPPタイプセルラーネットワークなどの電気通信ネットワーク1210を含む通信システムを示す。アクセスネットワーク1211は、NB、eNB、gNBまたは他のタイプの無線アクセスポイントなど、複数の基地局1212a、1212b、1212cを備え、各々、対応するカバレッジエリア1213a、1213b、1213cを規定する。各基地局1212a、1212b、1212cは、有線接続または無線接続1215を介してコアネットワーク1214に接続可能である。カバレッジエリア1213c中に位置する第1のユーザ機器(UE)1291は、対応する基地局1212cに無線で接続するか、または対応する基地局1212cによってページングされるように設定される。カバレッジエリア1213a中の第2のUE1292が、対応する基地局1212aに無線で接続可能である。この例では複数のUE1291、1292が示されているが、開示される実施形態は、唯一のUEがカバレッジエリア中にある状況、または唯一のUEが対応する基地局1212に接続している状況に等しくに適用可能である。
【0076】
ロケーションサーバ1240は、UEに測位参照信号設定情報を提供するために存在し得る。ロケーションサーバ1240は、アクセスネットワーク1211の中および/または外にあり得る1つまたは複数のノードからなり得る。いくつかの場合には、ロケーションサーバ1240は、電気通信ネットワーク1210中にある。他の場合には、ロケーションサーバ1240は、電気通信ネットワーク1210の外側に位置する。
【0077】
電気通信ネットワーク1210は、それ自体、ホストコンピュータ1230に接続され、ホストコンピュータ1230は、スタンドアロンサーバ、クラウド実装サーバ、分散型サーバのハードウェアおよび/またはソフトウェアで、あるいはサーバファーム中の処理リソースとして具現され得る。ホストコンピュータ1230は、サービスプロバイダの所有または制御下にあり得るか、あるいはサービスプロバイダによってまたはサービスプロバイダの代わりに動作され得る。電気通信ネットワーク1210とホストコンピュータ1230との間の接続1221、1222が、コアネットワーク1214からホストコンピュータ1230まで直接延び得るか、または随意の中間ネットワーク1220を介して進み得る。中間ネットワーク1220は、公衆ネットワーク、プライベートネットワーク、またはホストされたネットワークのうちの1つ、あるいはそれらのうちの2つ以上の組合せであり得、中間ネットワーク1220は、もしあれば、バックボーンネットワークまたはインターネットであり得、特に、中間ネットワーク1220は、2つまたはそれ以上のサブネットワーク(図示せず)を備え得る。
【0078】
図12の通信システムは全体として、接続されたUE1291、1292のうちの1つとホストコンピュータ1230との間のコネクティビティを可能にする。コネクティビティは、オーバーザトップ(OTT:over-the-top)接続1250として説明され得る。ホストコンピュータ1230および接続されたUE1291、1292は、アクセスネットワーク1211、コアネットワーク1214、任意の中間ネットワーク1220および可能なさらなるインフラストラクチャ(図示せず)を媒介として使用して、OTT接続1250を介して、データおよび/またはシグナリングを通信するように設定される。OTT接続1250は、OTT接続1250が通過する、参加する通信デバイスが、アップリンクおよびダウンリンク通信のルーティングに気づいていないという点で、透過的であり得る。たとえば、基地局1212は、接続されたUE1291にフォワーディング(たとえば、ハンドオーバ)されるべき、ホストコンピュータ1230から発生したデータを伴う着信ダウンリンク通信の過去のルーティングに関して、通知されないことがあり、または通知される必要がない。同様に、基地局1212は、UE1291から発生してホストコンピュータ1230に向かう発信アップリンク通信の将来ルーティングに気づいている必要がない。
【0079】
次に、一実施形態による、前の段落において説明されたUE、基地局およびホストコンピュータの例示的な実装形態が、
図13を参照しながら説明される。通信システム1300では、ホストコンピュータ1310は、通信システム1300の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線接続または無線接続をセットアップおよび維持するように設定された通信インターフェース1316を含む、ハードウェア1315を備える。ホストコンピュータ1310は、記憶能力および/または処理能力を有し得る、処理回路要素1318をさらに備える。特に、処理回路要素1318は、命令を実行するように適応された、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイまたはこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。ホストコンピュータ1310はソフトウェア1311をさらに備え、ソフトウェア1311は、ホストコンピュータ1310に記憶されるかまたはホストコンピュータ1310によってアクセス可能であり、処理回路要素1318によって実行可能である。ソフトウェア1311は、ホストアプリケーション1312を含む。ホストアプリケーション1312は、UE1330およびホストコンピュータ1310において終端するOTT接続1350を介して接続するUE1330など、リモートユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。リモートユーザにサービスを提供する際に、ホストアプリケーション1312は、OTT接続1350を使用して送信されるユーザデータを提供し得る。
【0080】
通信システム1300は、電気通信システム中に与えられる基地局1320をさらに含み、基地局1320は、基地局1320がホストコンピュータ1310およびUE1330と通信することを可能にするハードウェア1325を備える。ハードウェア1325は、通信システム1300の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線接続または無線接続をセットアップおよび維持するための通信インターフェース1326、ならびに基地局1320によってサーブされるカバレッジエリア(
図13に図示せず)中に位置するUE1330との少なくとも無線接続1370をセットアップおよび維持するための無線インターフェース1327を含み得る。通信インターフェース1326は、ホストコンピュータ1310への接続1360を容易にするように設定され得る。接続1360は直接であり得るか、あるいは接続1360は、電気通信システムのコアネットワーク(
図13に図示せず)を、および/または電気通信システムの外側の1つまたは複数の中間ネットワークを通過し得る。図示の実施形態では、基地局1320のハードウェア1325は、処理回路要素1328をさらに含み、処理回路要素1328は、命令を実行するように適応された、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。基地局1320は、内部的に記憶されるかまたは外部接続を介してアクセス可能なソフトウェア1321をさらに有する。
【0081】
通信システム1300は、電気通信システムの中または外に与えられるロケーションサーバ1380をさらに含み得、ロケーションサーバ1380は、ロケーションサーバ1380がUE1330と通信することを可能にするハードウェア1385を備える。ハードウェア1385は、UE1330に測位参照信号設定情報を提供するために、場合によっては基地局1320を通して、UE1330と間接的に通信するための通信インターフェース1386、および/またはUE1330との無線接続をセットアップおよび維持するための無線インターフェース1387を含み得る。図示の実施形態では、ロケーションサーバ1380のハードウェア1385は、処理回路要素1388をさらに含み、処理回路要素1388は、命令を実行するように適応された、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。ロケーションサーバ1380は、内部的に記憶されるかまたは外部接続を介してアクセス可能なソフトウェア1381をさらに有する。
【0082】
通信システム1300は、すでに言及されたUE1330をさらに含む。そのハードウェア1335は、UE1330が現在位置するカバレッジエリアをサーブする基地局および場合によってはロケーションサーバ1380との無線接続1370をセットアップおよび維持するように設定された無線インターフェース1337を含み得る。UE1330のハードウェア1335は、処理回路要素1338をさらに含み、処理回路要素1338は、命令を実行するように適応された、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。UE1330はソフトウェア1331をさらに備え、ソフトウェア1331は、UE1330に記憶されるかまたはUE1330によってアクセス可能であり、処理回路要素1338によって実行可能である。ソフトウェア1331はクライアントアプリケーション1332を含む。クライアントアプリケーション1332は、ホストコンピュータ1310のサポートを伴って、UE1330を介して人間のまたは人間でないユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。ホストコンピュータ1310では、実行しているホストアプリケーション1312は、UE1330およびホストコンピュータ1310において終端するOTT接続1350を介して、実行しているクライアントアプリケーション1332と通信し得る。ユーザにサービスを提供する際に、クライアントアプリケーション1332は、ホストアプリケーション1312から要求データを受信し、要求データに応答してユーザデータを提供し得る。OTT接続1350は、要求データとユーザデータの両方を転送し得る。クライアントアプリケーション1332は、クライアントアプリケーション1332が提供するユーザデータを生成するためにユーザと対話し得る。
【0083】
図13に示されているホストコンピュータ1310、基地局1320、UE1330、ロケーションサーバ1340は、それぞれ、
図12のホストコンピュータ1230、基地局1212a、1212b、1212cのうちの1つ、UE1291、1292のうちの1つ、およびロケーションサーバ1240と同等であり得ることに留意されたい。つまり、これらのエンティティの内部の働きは、
図13に示されているものであり得、別個に、周囲のネットワークトポロジーは、
図12のものであり得る。
【0084】
図13では、OTT接続1350は、中間デバイスとこれらのデバイスを介したメッセージの正確なルーティングとへの明示的言及なしに、基地局1320を介したホストコンピュータ1310とユーザ機器1330との間の通信を示すために、抽象的に描かれている。ネットワークインフラストラクチャが、ルーティングを決定し得、ネットワークインフラストラクチャは、UE1330からまたはホストコンピュータ1310を動作させるサービスプロバイダから、またはその両方からルーティングを隠すように設定され得る。OTT接続1350がアクティブである間、ネットワークインフラストラクチャは、さらに、ネットワークインフラストラクチャが、(たとえば、ネットワークの負荷分散考慮事項または再設定に基づいて)ルーティングを動的に変更する決定を行い得る。
【0085】
UE1330と基地局1320との間の無線接続1370、およびロケーションサーバ1380によって提供される支援は、ロケーションサーバ1380に関与する対応する方法600および800~1100とともに、無線デバイス50およびロケーションサーバ30のために提供されるものなど、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示によるものである。本明細書で説明される様々な実施形態は、UE1330が、ロケーションサーバ1380から測位参照信号設定情報を受信することを可能にする。これは、UE1330が、より正確な測位情報を有することになることを意味する。したがって、これらの実施形態の教示は、OTT接続1350を使用して、ネットワークおよびUE1330のためのデータレート、容量、品質、レイテンシおよび/または電力消費を改善し、それにより、低減されたユーザ待ち時間、より多くの容量、より良いサービス、より良い応答性、およびより良いデバイスバッテリー時間などの利益を提供し得る。
【0086】
1つまたは複数の実施形態が改善する、データレート、レイテンシおよび他のファクタを監視する目的での、測定プロシージャが提供され得る。測定結果の変動に応答して、ホストコンピュータ1310とUE1330との間のOTT接続1350を再設定するための随意のネットワーク機能性がさらにあり得る。測定プロシージャおよび/またはOTT接続1350を再設定するためのネットワーク機能性は、ホストコンピュータ1310のソフトウェア1311においてまたはUE1330のソフトウェア1331において、またはその両方において実装され得る。実施形態では、OTT接続1350が通過する通信デバイスにおいて、またはその通信デバイスに関連して、センサー(図示せず)が展開され得、センサーは、上記で例示された監視された量の値を供給すること、またはソフトウェア1311、1331が監視された量を算出または推定し得る他の物理量の値を供給することによって、測定プロシージャに参加し得る。OTT接続1350の再設定は、メッセージフォーマット、再送信セッティング、好ましいルーティングなどを含み得、再設定は、基地局1320に影響を及ぼす必要がなく、再設定は、基地局1320に知られていないかまたは知覚不可能であり得る。そのようなプロシージャおよび機能性は、当技術分野において知られ、実施され得る。いくつかの実施形態では、測定は、スループット、伝搬時間、レイテンシなどのホストコンピュータ1310の測定を容易にするプロプライエタリUEシグナリングを伴い得る。測定は、ソフトウェア1311、1331が、伝搬時間、エラーなどを監視しながら、ソフトウェア1311、1331が、OTT接続1350を使用して、メッセージ、特に、空のまたは「ダミー」メッセージを送信させるという点で実装され得る。
【0087】
図14は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、
図12および
図13を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、
図14への図面参照のみがこのセクションに含まれる。方法の第1のステップ1410において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。第1のステップ1410の随意のサブステップ1411において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。第2のステップ1420において、ホストコンピュータは、UEにユーザデータを搬送する送信を始動する。随意の第3のステップ1430において、基地局は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、ホストコンピュータが始動した送信において搬送されたユーザデータをUEに送信する。随意の第4のステップ1440において、UEは、ホストコンピュータによって実行されたホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行する。
【0088】
図15は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、
図12および
図13を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、
図15への図面参照のみがこのセクションに含まれる。方法の第1のステップ1510において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。随意のサブステップ(図示せず)において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。第2のステップ1520において、ホストコンピュータは、UEにユーザデータを搬送する送信を始動する。送信は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、基地局を介して進み得る。随意の第3のステップ1530において、UEは、送信において搬送されたユーザデータを受信する。
【0089】
図16は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、
図12および
図13を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、
図16への図面参照のみがこのセクションに含まれる。方法の随意の第1のステップ1610において、UEは、ホストコンピュータによって提供された入力データを受信する。追加または代替として、随意の第2のステップ1620において、UEはユーザデータを提供する。第2のステップ1620の随意のサブステップ1621において、UEは、クライアントアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。第1のステップ1610のさらなる随意のサブステップ1611において、UEは、ホストコンピュータによって提供された受信された入力データに反応してユーザデータを提供する、クライアントアプリケーションを実行する。ユーザデータを提供する際に、実行されたクライアントアプリケーションは、ユーザから受信されたユーザ入力をさらに考慮し得る。ユーザデータが提供された特定の様式にかかわらず、UEは、随意の第3のサブステップ1630において、ホストコンピュータへのユーザデータの送信を始動する。方法の第4のステップ1640において、ホストコンピュータは、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、UEから送信されたユーザデータを受信する。
【0090】
図17は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、
図12および
図13を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、
図17への図面参照のみがこのセクションに含まれる。方法の随意の第1のステップ1710において、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、基地局は、UEからユーザデータを受信する。随意の第2のステップ1720において、基地局は、ホストコンピュータへの、受信されたユーザデータの送信を始動する。第3のステップ1730において、ホストコンピュータは、基地局によって始動された送信において搬送されたユーザデータを受信する。
【0091】
上記で詳細に説明されたように、本明細書で説明される技法は、たとえば、
図6および
図8~
図11のプロセスフロー図に示されているように、全体的にまたは部分的に、1つまたは複数のプロセッサによって実行されるコンピュータプログラム命令を使用して実装され得る。これらの技法の機能的実装形態が、機能モジュールに関して表され得、ここで、各機能モジュールが、適切なプロセッサ中で実行するソフトウェアの機能ユニットに、または機能的デジタルハードウェア回路に、またはその両方の何らかの組合せに対応することが諒解されよう。
【0092】
図18は、無線デバイス50においてなど、無線デバイスにおいて実装され得るような、例示的な機能モジュールまたは回路アーキテクチャを示す。機能的実装形態は、ロケーションサーバに、支援についての要求を送るための送信モジュール1802を含む。支援についての要求は、無線デバイスによって監視される少なくとも1つのセルを記述する情報を含むか、あるいは無線デバイスの、1つまたは複数のRATの各々に従って送信される信号を測定する能力または測定することについての選好に関する情報を含むか、あるいは少なくとも1つの監視されるセルを記述する情報と、無線デバイスの能力に関する情報の両方を含む。実装形態は、支援についての要求に応答して、測位参照信号設定情報を受信するための受信モジュール1804をも含む。測位参照信号設定情報は、無線デバイスによる測定のための1つまたは複数の信号を識別する。実装形態は、識別された1つまたは複数の信号のうちの少なくとも1つを測定するための測定モジュール1806をさらに含む。
【0093】
図19は、ロケーションサーバ30においてなど、ロケーションサーバにおいて実装され得るような、例示的な機能モジュールまたは回路アーキテクチャを示す。機能的実装形態は、無線デバイスから、支援についての要求を受信するための受信モジュール1902を含む。支援についての要求は、無線デバイスによって監視される少なくとも1つのセルを記述する情報を含むか、あるいは無線デバイスの、1つまたは複数のRATの各々に従って送信される信号を測定する能力または測定することについての選好に関する情報を含むか、あるいは少なくとも1つの監視されるセルを記述する前記情報と、無線デバイスの能力に関する前記情報の両方を含む。実装形態は、支援についての要求に応答して、測位参照信号設定情報を無線デバイスに送るための送信モジュール1904をも含む。測位参照信号設定情報は、無線デバイスによる測定のための1つまたは複数の信号を識別する。
【0094】
例示的な実施形態
例示的な実施形態は、限定はしないが、以下の列挙された例を含むことができる。
1.無線デバイスにおける、測位参照信号設定情報を取得するための方法であって、方法は、
ロケーションサーバに、支援についての要求を送ることであって、支援についての要求が、無線デバイスによって監視される少なくとも1つのセルを記述する情報を含むか、あるいは無線デバイスの、1つまたは複数の無線アクセス技術(RAT)の各々に従って送信される信号を測定する能力または測定することについての選好に関する情報を含むか、あるいは少なくとも1つの監視されるセルを記述する前記情報と、無線デバイスの能力に関する前記情報の両方を含む、支援についての要求を送ることと、
支援についての要求に応答して、測位参照信号設定情報を受信することであって、測位参照信号設定情報が、無線デバイスによる測定のための1つまたは複数の信号を識別する、測位参照信号設定情報を受信することと、
識別された1つまたは複数の信号のうちの少なくとも1つを測定することと
を含む、方法。
2.測定された1つまたは複数の信号についての1つまたは複数の測定を報告することをさらに含む、例示的な実施形態1に記載の方法。
3.測定された1つまたは複数の信号についての1つまたは複数の測定に基づいて、無線デバイスについてのロケーションを推定することをさらに含む、例示的な実施形態1に記載の方法。
4.方法が、
前記送ることより前に、無線デバイスについての測位能力情報についての要求を受信することと、
測位能力情報についての要求に応答して、無線デバイスについての測位能力情報を送ることと
をさらに含む、例示的な実施形態1から3のいずれか1つに記載の方法。
5.測位能力情報が、無線デバイスの、1つまたは複数のRATの各々に従って信号を測定する能力または測定することについての選好を示す、例示的な実施形態4に記載の方法。
6.測位能力情報は、
マルチRAT動作に関する現在の無線デバイス設定、
1つまたは複数のRATの指示であって、無線デバイスが、1つまたは複数のRATに従って測位支援データを受信することが可能であるかまたは受信することを選好する、1つまたは複数のRATの指示、
1つまたは複数のRATの指示であって、無線デバイスが、1つまたは複数のRATに従って測位測定の結果を報告することが可能であるかまたは報告することを選好する、1つまたは複数のRATの指示、
無線デバイスが、設定された1次セルを有する、1つまたは複数のRATの指示、
無線デバイスが、並列に複数のRATに従って信号の測位測定を実施することが可能であるおよび/または実施することを選好するかどうかの指示、
サポートされるRATのうちの1つまたは複数の各々に従う測位測定のためのセルおよび/または周波数の最大数の指示、
サポートされるRATのうちの1つまたは複数の各々に従う測位測定のためのキャリア周波数のセットまたは範囲の指示、
サポートされるRATのうちの1つまたは複数の各々に従うサポートされる(1つまたは複数の)帯域幅の指示、ならびに
1つまたは複数のサポートされるRATの各々に関する無線デバイスのヌメロロジー能力の指示
のうちの1つまたは複数を含む、例示的な実施形態4または5に記載の方法。
7.無線デバイスが、第1のRATに従って動作する1次セルによってサーブされており、方法が、第1のRATとは異なる、第2のRATに従って動作する最も強いセルを識別することをさらに含み、支援についての要求が、第2のRATに従って動作する識別された最も強いセルを識別する情報を含む、例示的な実施形態1から6のいずれか1つに記載の方法。
8.方法が、最も強いセルを識別することより前に、第2のRATに従う信号を監視するための測定ギャップを確立することをさらに含む、例示的な実施形態7に記載の方法。
9.測定ギャップを確立することが、第1のRATにおける1次セルを介して測定ギャップを要求することを含む、例示的な実施形態8に記載の方法。
10.測定ギャップを確立することが、測定ギャップを自律的にセットアップすることを含む、例示的な実施形態8に記載の方法。
11.支援についての要求が、第1のRATに従って無線デバイスにサーブする1次セルを記述する情報を含む、例示的な実施形態1から10のいずれか1つに記載の方法。
12.無線デバイスにサーブする1次セルを記述する情報が、
1次セルのためのセル識別子、
1次セルのためのキャリア周波数、
サービング同期信号ブロック(サービングSSB)の周波数、
SSBの識別子、
トラッキング参照信号識別子、
チャネル状態情報参照信号の識別子、および
1次セルのためのタイミング情報
のうちの1つまたは複数を含む、例示的な実施形態11に記載の方法。
13.支援についての要求が、無線デバイスにサーブする1次セル以外の、無線デバイスにサーブする1つまたは複数のセルを記述する情報を含む、例示的な実施形態1から12のいずれか1つに記載の方法。
14.測位参照信号設定情報が、無線デバイスによる測定のための識別された信号のうちの1つまたは複数のためのタイミング情報を含み、識別された1つまたは複数の信号のうちの少なくとも1つを前記測定することが、タイミング情報を使用することを含む、例示的な実施形態1から13のいずれか1つに記載の方法。
15.ロケーションサーバにおける、無線デバイスに測位参照信号設定情報を提供するための方法であって、方法は、
無線デバイスから、支援についての要求を受信することであって、支援についての要求が、無線デバイスによって監視される少なくとも1つのセルを記述する情報を含むか、あるいは無線デバイスの、1つまたは複数の無線アクセス技術(RAT)の各々に従って送信される信号を測定する能力または測定することについての選好に関する情報を含むか、あるいは少なくとも1つの監視されるセルを記述する前記情報と、無線デバイスの能力に関する前記情報の両方を含む、支援についての要求を受信することと、
支援についての要求に応答して、無線デバイスに測位参照信号設定情報を送ることであって、測位参照信号設定情報が、無線デバイスによる測定のための1つまたは複数の信号を識別する、測位参照信号設定情報を送ることと
を含む、方法。
16.無線デバイスから、識別された1つまたは複数の信号の1つまたは複数の測定のリポートを受信することをさらに含む、例示的な実施形態15に記載の方法。
17.リポートに基づいて、無線デバイスについてのロケーションを推定することをさらに含む、例示的な実施形態16に記載の方法。
18.方法が、
支援についての要求を受信することより前に、無線デバイスについての測位能力情報についての要求を送ることと、
測位能力情報についての要求に応答して、無線デバイスについての測位能力情報を受信することと
をさらに含む、例示的な実施形態15から17のいずれか1つに記載の方法。
19.測位能力情報が、無線デバイスの、1つまたは複数のRATの各々に従って信号を測定する能力または測定することについての選好を示し、方法が、1つまたは複数のRATの各々に従って信号を測定する示された能力または測定することについての選好に基づいて、無線デバイスによる測定のための1つまたは複数の信号を選択することをさらに含む、例示的な実施形態18に記載の方法。
20.測位能力情報は、
マルチRAT動作に関する現在の無線デバイス設定、
1つまたは複数のRATの指示であって、無線デバイスが、1つまたは複数のRATに従って測位支援データを受信することが可能であるかまたは受信することを選好する、1つまたは複数のRATの指示、
1つまたは複数のRATの指示であって、無線デバイスが、1つまたは複数のRATに従って測位測定の結果を報告することが可能であるかまたは報告することを選好する、1つまたは複数のRATの指示、
無線デバイスが、設定された1次セルを有する、1つまたは複数のRATの指示、
無線デバイスが、並列に複数のRATに従って信号の測位測定を実施することが可能であるおよび/または実施することを選好するかどうかの指示、
サポートされるRATのうちの1つまたは複数の各々に従う測位測定のためのセルおよび/または周波数の最大数の指示、
サポートされるRATのうちの1つまたは複数の各々に従う測位測定のためのキャリア周波数のセットまたは範囲の指示、
サポートされるRATのうちの1つまたは複数の各々に従うサポートされる(1つまたは複数の)帯域幅の指示、ならびに
1つまたは複数のサポートされるRATの各々に関する無線デバイスのヌメロロジー能力の指示
のうちの1つまたは複数を含む、例示的な実施形態18または19に記載の方法。
21.支援についての要求が、第1のRATとは異なる第2のRATに従って動作するセルを識別する情報を含み、無線デバイスが第1のRATに従ってサーブされており、方法が、識別されたセルに基づいて、無線デバイスによる測定のための1つまたは複数の信号を選択することをさらに含む、例示的な実施形態15から20のいずれか1つに記載の方法。
22.支援についての要求が、第1のRATに従って無線デバイスにサーブする1次セルを記述する情報を含み、方法が、1次セルを記述する情報に基づいて、無線デバイスによる測定のための1つまたは複数の信号を選択することをさらに含む、例示的な実施形態15から21のいずれか1つに記載の方法。
23.無線デバイスにサーブする1次セルを記述する情報が、
1次セルのためのセル識別子、
1次セルのためのキャリア周波数、
サービング同期信号ブロック(サービングSSB)の周波数、
SSBの識別子、
トラッキング参照信号識別子、
チャネル状態情報参照信号の識別子、および
1次セルのためのタイミング情報
のうちの1つまたは複数を含む、例示的な実施形態22に記載の方法。
24.支援についての要求が、無線デバイスにサーブする1次セル以外の、無線デバイスにサーブする1つまたは複数のセルを記述する情報を含む、例示的な実施形態15から23のいずれか1つに記載の方法。
25.測位参照信号設定情報が、無線デバイスによる測定のための識別された信号のうちの1つまたは複数のためのタイミング情報を含む、例示的な実施形態15から24のいずれか1つに記載の方法。
26.測位参照信号設定情報を取得するように設定された無線デバイスであって、無線デバイスが、
ロケーションサーバおよび1つまたは複数の無線通信ネットワークと直接または間接的に通信するために設定されたトランシーバ回路要素と、
トランシーバ回路要素に動作可能に結合された処理回路要素とを備え、処理回路要素は、
ロケーションサーバに、支援についての要求を送ることであって、支援についての要求が、無線デバイスによって監視される少なくとも1つのセルを記述する情報を含むか、あるいは無線デバイスの、1つまたは複数の無線アクセス技術(RAT)の各々に従って送信される信号を測定する能力または測定することについての選好に関する情報を含むか、あるいは少なくとも1つの監視されるセルを記述する前記情報と、無線デバイスの能力に関する前記情報の両方を含む、支援についての要求を送ることと、
支援についての要求に応答して、測位参照信号設定情報を受信することであって、測位参照信号設定情報が、無線デバイスによる測定のための1つまたは複数の信号を識別する、測位参照信号設定情報を受信することと、
識別された1つまたは複数の信号のうちの少なくとも1つを測定することと
を行うように設定された、無線デバイス。
27.処理回路要素が、測定された1つまたは複数の信号についての1つまたは複数の測定を報告するように設定された、例示的な実施形態26に記載の無線デバイス。
28.処理回路要素が、測定された1つまたは複数の信号についての1つまたは複数の測定に基づいて、無線デバイスについてのロケーションを推定するように設定された、例示的な実施形態26に記載の無線デバイス。
29.処理回路要素が、
前記送ることより前に、無線デバイスについての測位能力情報についての要求を受信することと、
測位能力情報についての要求に応答して、無線デバイスについての測位能力情報を送ることと
を行うように設定された、例示的な実施形態26から28のいずれか1つに記載の無線デバイス。
30.測位能力情報が、無線デバイスの、1つまたは複数のRATの各々に従って信号を測定する能力または測定することについての選好を示す、例示的な実施形態29に記載の無線デバイス。
31.測位能力情報は、
マルチRAT動作に関する現在の無線デバイス設定、
1つまたは複数のRATの指示であって、無線デバイスが、1つまたは複数のRATに従って測位支援データを受信することが可能であるかまたは受信することを選好する、1つまたは複数のRATの指示、
1つまたは複数のRATの指示であって、無線デバイスが、1つまたは複数のRATに従って測位測定の結果を報告することが可能であるかまたは報告することを選好する、1つまたは複数のRATの指示、
無線デバイスが、設定された1次セルを有する、1つまたは複数のRATの指示、
無線デバイスが、並列に複数のRATに従って信号の測位測定を実施することが可能であるおよび/または実施することを選好するかどうかの指示、
サポートされるRATのうちの1つまたは複数の各々に従う測位測定のためのセルおよび/または周波数の最大数の指示、
サポートされるRATのうちの1つまたは複数の各々に従う測位測定のためのキャリア周波数のセットまたは範囲の指示、
サポートされるRATのうちの1つまたは複数の各々に従うサポートされる(1つまたは複数の)帯域幅の指示、ならびに
1つまたは複数のサポートされるRATの各々に関する無線デバイスのヌメロロジー能力の指示
のうちの1つまたは複数を含む、例示的な実施形態29または30に記載の無線デバイス。
32.無線デバイスが、第1のRATに従って動作する1次セルによってサーブされており、処理回路要素が、第1のRATとは異なる、第2のRATに従って動作する最も強いセルを識別するように設定され、支援についての要求が、第2のRATに従って動作する識別された最も強いセルを識別する情報を含む、例示的な実施形態26から31のいずれか1つに記載の無線デバイス。
33.処理回路要素が、最も強いセルを識別することより前に、第2のRATに従う信号を監視するための測定ギャップを確立するように設定された、例示的な実施形態32に記載の無線デバイス。
34.処理回路要素が、第1のRATにおける1次セルを介して測定ギャップを要求することによって、測定ギャップを確立するように設定された、例示的な実施形態33に記載の無線デバイス。
35.測定ギャップを確立することが、測定ギャップを自律的にセットアップすることを含む、例示的な実施形態33に記載の無線デバイス。
36.支援についての要求が、第1のRATに従って無線デバイスにサーブする1次セルを記述する情報を含む、例示的な実施形態26から35のいずれか1つに記載の無線デバイス。
37.無線デバイスにサーブする1次セルを記述する情報が、
1次セルのためのセル識別子、
1次セルのためのキャリア周波数、
サービング同期信号ブロック(サービングSSB)の周波数、
SSBの識別子、
トラッキング参照信号識別子、
チャネル状態情報参照信号の識別子、および
1次セルのためのタイミング情報
のうちの1つまたは複数を含む、例示的な実施形態36に記載の無線デバイス。
38.支援についての要求が、無線デバイスにサーブする1次セル以外の、無線デバイスにサーブする1つまたは複数のセルを記述する情報を含む、例示的な実施形態26から37のいずれか1つに記載の無線デバイス。
39.測位参照信号設定情報が、無線デバイスによる測定のための識別された信号のうちの1つまたは複数のためのタイミング情報を含み、識別された1つまたは複数の信号のうちの少なくとも1つを前記測定することが、タイミング情報を使用することを含む、例示的な実施形態26から38のいずれか1つに記載の無線デバイス。
40.無線デバイスに測位参照信号設定情報を提供するように設定されたロケーションサーバであって、ロケーションサーバが、
無線デバイスと直接または間接的に通信するために設定された通信回路要素と、
通信回路要素に動作可能に結合された処理回路要素とを備え、処理回路要素は、
無線デバイスから、支援についての要求を受信することであって、支援についての要求が、無線デバイスによって監視される少なくとも1つのセルを記述する情報を含むか、あるいは無線デバイスの、1つまたは複数の無線アクセス技術(RAT)の各々に従って送信される信号を測定する能力または測定することについての選好に関する情報を含むか、あるいは少なくとも1つの監視されるセルを記述する前記情報と、無線デバイスの能力に関する前記情報の両方を含む、支援についての要求を受信することと、
支援についての要求に応答して、無線デバイスに測位参照信号設定情報を送ることであって、測位参照信号設定情報が、無線デバイスによる測定のための1つまたは複数の信号を識別する、測位参照信号設定情報を送ることと
を行うように設定された、ロケーションサーバ。
41.処理回路要素が、無線デバイスから、識別された1つまたは複数の信号の1つまたは複数の測定のリポートを受信するように設定された、例示的な実施形態40に記載のロケーションサーバ。
42.処理回路要素が、リポートに基づいて、無線デバイスについてのロケーションを推定するように設定された、例示的な実施形態41に記載のロケーションサーバ。
43.処理回路要素が、
支援についての要求を受信することより前に、無線デバイスについての測位能力情報についての要求を送ることと、
測位能力情報についての要求に応答して、無線デバイスについての測位能力情報を受信することと
を行うように設定された、例示的な実施形態40から42のいずれか1つに記載のロケーションサーバ。
44.測位能力情報が、無線デバイスの、1つまたは複数のRATの各々に従って信号を測定する能力または測定することについての選好を示し、処理回路要素が、1つまたは複数のRATの各々に従って信号を測定する示された能力または測定することについての選好に基づいて、無線デバイスによる測定のための1つまたは複数の信号を選択するように設定された、例示的な実施形態43に記載のロケーションサーバ。
45.測位能力情報は、
マルチRAT動作に関する現在の無線デバイス設定、
1つまたは複数のRATの指示であって、無線デバイスが、1つまたは複数のRATに従って測位支援データを受信することが可能であるかまたは受信することを選好する、1つまたは複数のRATの指示、
1つまたは複数のRATの指示であって、無線デバイスが、1つまたは複数のRATに従って測位測定の結果を報告することが可能であるかまたは報告することを選好する、1つまたは複数のRATの指示、
無線デバイスが、設定された1次セルを有する、1つまたは複数のRATの指示、
無線デバイスが、並列に複数のRATに従って信号の測位測定を実施することが可能であるおよび/または実施することを選好するかどうかの指示、
サポートされるRATのうちの1つまたは複数の各々に従う測位測定のためのセルおよび/または周波数の最大数の指示、
サポートされるRATのうちの1つまたは複数の各々に従う測位測定のためのキャリア周波数のセットまたは範囲の指示、
サポートされるRATのうちの1つまたは複数の各々に従うサポートされる(1つまたは複数の)帯域幅の指示、ならびに
1つまたは複数のサポートされるRATの各々に関する無線デバイスのヌメロロジー能力の指示
のうちの1つまたは複数を含む、例示的な実施形態43または44に記載のロケーションサーバ。
46.支援についての要求が、第1のRATとは異なる第2のRATに従って動作するセルを識別する情報を含み、無線デバイスが第1のRATに従ってサーブされており、処理回路要素が、識別されたセルに基づいて、無線デバイスによる測定のための1つまたは複数の信号を選択するように設定された、例示的な実施形態40から45のいずれか1つに記載のロケーションサーバ。
47.支援についての要求が、第1のRATに従って無線デバイスにサーブする1次セルを記述する情報を含み、処理回路要素が、1次セルを記述する情報に基づいて、無線デバイスによる測定のための1つまたは複数の信号を選択するように設定された、例示的な実施形態40から46のいずれか1つに記載のロケーションサーバ。
48.無線デバイスにサーブする1次セルを記述する情報が、
1次セルのためのセル識別子、
1次セルのためのキャリア周波数、
サービング同期信号ブロック(サービングSSB)の周波数、
SSBの識別子、
トラッキング参照信号識別子、
チャネル状態情報参照信号の識別子、および
1次セルのためのタイミング情報
のうちの1つまたは複数を含む、例示的な実施形態47に記載のロケーションサーバ。
49.支援についての要求が、無線デバイスにサーブする1次セル以外の、無線デバイスにサーブする1つまたは複数のセルを記述する情報を含む、例示的な実施形態40から48のいずれか1つに記載のロケーションサーバ。
50.測位参照信号設定情報が、無線デバイスによる測定のための識別された信号のうちの1つまたは複数のためのタイミング情報を含む、例示的な実施形態40から49のいずれか1つに記載のロケーションサーバ。
51.無線デバイスの処理回路によって実行されたとき、無線デバイスに、
ロケーションサーバに、支援についての要求を送ることであって、支援についての要求が、無線デバイスによって監視される少なくとも1つのセルを記述する情報を含むか、あるいは無線デバイスの、1つまたは複数の無線アクセス技術(RAT)の各々に従って送信される信号を測定する能力または測定することについての選好に関する情報を含むか、あるいは少なくとも1つの監視されるセルを記述する前記情報と、無線デバイスの能力に関する前記情報の両方を含む、支援についての要求を送ることと、
支援についての要求に応答して、測位参照信号設定情報を受信することであって、測位参照信号設定情報が、無線デバイスによる測定のための1つまたは複数の信号を識別する、測位参照信号設定情報を受信することと、
識別された1つまたは複数の信号のうちの少なくとも1つを測定することと
を行わせる、コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体。
52.ロケーションサーバの処理回路によって実行されたとき、ロケーションサーバに、
無線デバイスから、支援についての要求を受信することであって、支援についての要求が、無線デバイスによって監視される少なくとも1つのセルを記述する情報を含むか、あるいは無線デバイスの、1つまたは複数の無線アクセス技術(RAT)の各々に従って送信される信号を測定する能力または測定することについての選好に関する情報を含むか、あるいは少なくとも1つの監視されるセルを記述する前記情報と、無線デバイスの能力に関する前記情報の両方を含む、支援についての要求を受信することと、
支援についての要求に応答して、無線デバイスに測位参照信号設定情報を送ることであって、測位参照信号設定情報が、無線デバイスによる測定のための1つまたは複数の信号を識別する、測位参照信号設定情報を送ることと
を行わせる、コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体。
53.例示的な実施形態1から14のいずれか1つに記載の方法を実施するように適応された、無線デバイス。
54.例示的な実施形態15から25のいずれか1つに記載の方法を実施するように適応された、ロケーションサーバまたは1つまたは複数のノード。
55.少なくとも1つの処理回路上で実行されたとき、少なくとも1つの処理回路に、例示的な実施形態1から25のいずれか1つに記載の方法を行わせる命令を備える、コンピュータプログラム製品。
56.例示的な実施形態55に記載のコンピュータプログラム製品を含んでいるキャリアであって、電子信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ可読記憶媒体のうちの1つである、キャリア。
57.ホストコンピュータを含む通信システムであって、
ユーザデータを提供するように設定された処理回路要素と、
ユーザ機器(UE)への送信のためにユーザデータをセルラーネットワークにフォワーディングするように設定された通信インターフェースと
を備え、
セルラーネットワークが基地局を備え、
UEが、通信回路要素と処理回路要素とを有するロケーションサーバから測位参照信号設定情報を提供するように設定され、ロケーションサーバの処理回路要素は、
UEから、支援についての要求を受信することであって、支援についての要求が、UEによって監視される少なくとも1つのセルを記述する情報を含むか、あるいはUEの、1つまたは複数の無線アクセス技術(RAT)の各々に従って送信される信号を測定する能力または測定することについての選好に関する情報を含むか、あるいは少なくとも1つの監視されるセルを記述する前記情報と、UEの能力に関する前記情報の両方を含む、支援についての要求を受信することと、
支援についての要求に応答して、UEに測位参照信号設定情報を送ることであって、測位参照信号設定情報が、UEによる測定のための1つまたは複数の信号を識別する、測位参照信号設定情報を送ることと
を行うように設定された、通信システム。
58.基地局および/またはロケーションサーバをさらに含む、例示的な実施形態57に記載の通信システム。
59.UEをさらに含み、UEがロケーションサーバと直接または間接的に通信するように設定された、例示的な実施形態58に記載の通信システム。
60.
ホストコンピュータの処理回路要素が、ホストアプリケーションを実行し、それによりユーザデータを提供するように設定され、
UEが、ホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行するように設定された処理回路要素を備える、
例示的な実施形態59に記載の通信システム。
61.ホストコンピュータと、基地局と、ロケーションサーバと、ユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実装される方法であって、方法が、
ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、
ホストコンピュータにおいて、基地局を備えるセルラーネットワークを介してUEにユーザデータを搬送する送信を始動することと
を含み、ロケーションサーバが、UEに測位参照信号設定情報を提供し、方法は、ロケーションサーバにおいて、
UEから、支援についての要求を受信することであって、支援についての要求が、UEによって監視される少なくとも1つのセルを記述する情報を含むか、あるいはUEの、1つまたは複数の無線アクセス技術(RAT)の各々に従って送信される信号を測定する能力または測定することについての選好に関する情報を含むか、あるいは少なくとも1つの監視されるセルを記述する前記情報と、UEの能力に関する前記情報の両方を含む、支援についての要求を受信することと、
支援についての要求に応答して、UEに測位参照信号設定情報を送ることであって、測位参照信号設定情報が、UEによる測定のための1つまたは複数の信号を識別する、測位参照信号設定情報を送ることと
を含む、方法。
62.
基地局において、ユーザデータを送信すること
をさらに含む、例示的な実施形態61に記載の方法。
63.ユーザデータが、ホストアプリケーションを実行することによって、ホストコンピュータにおいて提供され、方法が、
UEにおいて、ホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行すること
をさらに含む、例示的な実施形態62に記載の方法。
64.ホストコンピュータを含む通信システムであって、
ユーザデータを提供するように設定された処理回路要素と、
ユーザ機器(UE)への送信のためにユーザデータをセルラーネットワークにフォワーディングするように設定された通信インターフェースと
を備え、
UEが、ロケーションサーバから測位参照信号設定情報を取得するように設定され、UEが、無線インターフェースと処理回路要素とを備え、処理回路要素は、
ロケーションサーバに、支援についての要求を送ることであって、支援についての要求が、UEによって監視される少なくとも1つのセルを記述する情報を含むか、あるいはUEの、1つまたは複数の無線アクセス技術(RAT)の各々に従って送信される信号を測定する能力または測定することについての選好に関する情報を含むか、あるいは少なくとも1つの監視されるセルを記述する前記情報と、UEの能力に関する前記情報の両方を含む、支援についての要求を送ることと、
支援についての要求に応答して、測位参照信号設定情報を受信することであって、測位参照信号設定情報が、UEによる測定のための1つまたは複数の信号を識別する、測位参照信号設定情報を受信することと、
識別された1つまたは複数の信号のうちの少なくとも1つを測定することと
を行うように設定された、通信システム。
65.UEをさらに含む、例示的な実施形態64に記載の通信システム。
66.セルラーネットワークが、UEと通信するように設定されたロケーションサーバおよび/または基地局をさらに含む、例示的な実施形態65に記載の通信システム。
67.
ホストコンピュータの処理回路要素が、ホストアプリケーションを実行し、それによりユーザデータを提供するように設定され、
UEの処理回路要素が、ホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行するように設定された、
例示的な実施形態65または66に記載の通信システム。
68.ホストコンピュータと、基地局と、ロケーションサーバと、ユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実装される方法であって、方法が、
ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、
ホストコンピュータにおいて、基地局を備えるセルラーネットワークを介してUEにユーザデータを搬送する送信を始動することと
を含み、UEが、ロケーションサーバから測位参照信号設定情報を取得し、方法は、UEにおいて、
ロケーションサーバに、支援についての要求を送ることであって、支援についての要求が、無線デバイスによって監視される少なくとも1つのセルを記述する情報を含むか、あるいは無線デバイスの、1つまたは複数の無線アクセス技術(RAT)の各々に従って送信される信号を測定する能力または測定することについての選好に関する情報を含むか、あるいは少なくとも1つの監視されるセルを記述する前記情報と、無線デバイスの能力に関する前記情報の両方を含む、支援についての要求を送ることと、
支援についての要求に応答して、測位参照信号設定情報を受信することであって、測位参照信号設定情報が、無線デバイスによる測定のための1つまたは複数の信号を識別する、測位参照信号設定情報を受信することと、
識別された1つまたは複数の信号のうちの少なくとも1つを測定することと
を含む、方法。
69.
UEにおいて、基地局からユーザデータを受信すること
をさらに含む、例示的な実施形態68に記載の方法。
70.ホストコンピュータを含む通信システムであって、
ユーザ機器(UE)から基地局への送信から発生したユーザデータを受信するように設定された通信インターフェース
を備え、
UEが、ロケーションサーバから測位参照信号設定情報を取得するように設定され、無線インターフェースと処理回路要素とを備え、UEの処理回路要素は、
ロケーションサーバに、支援についての要求を送ることであって、支援についての要求が、UEによって監視される少なくとも1つのセルを記述する情報を含むか、あるいはUEの、1つまたは複数の無線アクセス技術(RAT)の各々に従って送信される信号を測定する能力または測定することについての選好に関する情報を含むか、あるいは少なくとも1つの監視されるセルを記述する前記情報と、UEの能力に関する前記情報の両方を含む、支援についての要求を送ることと、
支援についての要求に応答して、測位参照信号設定情報を受信することであって、測位参照信号設定情報が、UEによる測定のための1つまたは複数の信号を識別する、測位参照信号設定情報を受信することと、
識別された1つまたは複数の信号のうちの少なくとも1つを測定することと
を行うように設定された、通信システム。
71.UEをさらに含む、例示的な実施形態70に記載の通信システム。
72.ロケーションサーバおよび/または基地局をさらに含み、基地局が、UEと通信するように設定された無線インターフェースと、UEから基地局への送信によって搬送されるユーザデータをホストコンピュータにフォワーディングするように設定された通信インターフェースとを備える、例示的な実施形態71に記載の通信システム。
73.
ホストコンピュータの処理回路要素が、ホストアプリケーションを実行するように設定され、
UEの処理回路要素が、ホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行し、それによりユーザデータを提供するように設定された、
例示的な実施形態71または72に記載の通信システム。
74.
ホストコンピュータの処理回路要素が、ホストアプリケーションを実行し、それにより要求データを提供するように設定され、
UEの処理回路要素が、ホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行し、それにより要求データに応答してユーザデータを提供するように設定された、
例示的な実施形態71または72に記載の通信システム。
75.測位参照信号設定情報を取得するユーザ機器(UE)において実装される方法であって、
ロケーションサーバに、支援についての要求を送ることであって、支援についての要求が、UEによって監視される少なくとも1つのセルを記述する情報を含むか、あるいはUEの、1つまたは複数の無線アクセス技術(RAT)の各々に従って送信される信号を測定する能力または測定することについての選好に関する情報を含むか、あるいは少なくとも1つの監視されるセルを記述する前記情報と、UEの能力に関する前記情報の両方を含む、支援についての要求を送ることと、
支援についての要求に応答して、測位参照信号設定情報を受信することであって、測位参照信号設定情報が、UEによる測定のための1つまたは複数の信号を識別する、測位参照信号設定情報を受信することと、
識別された1つまたは複数の信号のうちの少なくとも1つを測定することと
を含む、方法。
76.
ユーザデータを提供することと、
基地局への送信を介してホストコンピュータにユーザデータをフォワーディングすることと
をさらに含む、例示的な実施形態75に記載の方法。
77.ホストコンピュータと、基地局と、ロケーションサーバと、ユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実装される方法であって、方法が、
ホストコンピュータにおいて、UEから基地局に送信されるユーザデータを受信することを含み、方法は、UEにおいて、
ロケーションサーバに、支援についての要求を送ることであって、支援についての要求が、UEによって監視される少なくとも1つのセルを記述する情報を含むか、あるいはUEの、1つまたは複数の無線アクセス技術(RAT)の各々に従って送信される信号を測定する能力または測定することについての選好に関する情報を含むか、あるいは少なくとも1つの監視されるセルを記述する前記情報と、UEの能力に関する前記情報の両方を含む、支援についての要求を送ることと、
支援についての要求に応答して、測位参照信号設定情報を受信することであって、測位参照信号設定情報が、UEによる測定のための1つまたは複数の信号を識別する、測位参照信号設定情報を受信することと、
識別された1つまたは複数の信号のうちの少なくとも1つを測定することと
を含む、方法。
78.
UEにおいて、基地局にユーザデータを提供すること
をさらに含む、例示的な実施形態77に記載の方法。
79.
UEにおいて、クライアントアプリケーションを実行し、それにより送信されるべきユーザデータを提供することと、
ホストコンピュータにおいて、クライアントアプリケーションに関連するホストアプリケーションを実行することと
をさらに含む、例示的な実施形態78に記載の方法。
80.
UEにおいて、クライアントアプリケーションを実行することと、
UEにおいて、クライアントアプリケーションへの入力データを受信することであって、入力データが、クライアントアプリケーションに関連するホストアプリケーションを実行することによってホストコンピュータにおいて提供される、入力データを受信することと
をさらに含み、
送信されるべきユーザデータが、入力データに応答してクライアントアプリケーションによって提供される、
例示的な実施形態78に記載の方法。
81.ユーザ機器(UE)から基地局への送信から発生したユーザデータを受信するように設定された通信インターフェースを備えるホストコンピュータを含む通信システムであって、ロケーションサーバが、UEに測位参照信号設定情報を提供するように設定され、ロケーションサーバが、通信回路要素と処理回路要素とを備え、処理回路要素は、
UEから、支援についての要求を受信することであって、支援についての要求が、UEによって監視される少なくとも1つのセルを記述する情報を含むか、あるいはUEの、1つまたは複数の無線アクセス技術(RAT)の各々に従って送信される信号を測定する能力または測定することについての選好に関する情報を含むか、あるいは少なくとも1つの監視されるセルを記述する前記情報と、UEの能力に関する前記情報の両方を含む、支援についての要求を受信することと、
支援についての要求に応答して、UEに測位参照信号設定情報を送ることであって、測位参照信号設定情報が、UEによる測定のための1つまたは複数の信号を識別する、測位参照信号設定情報を送ることと
を行うように設定された、通信システム。
82.基地局をさらに含む、例示的な実施形態81に記載の通信システム。
83.UEをさらに含み、UEがロケーションサーバおよび基地局と直接または間接的に通信するように設定された、例示的な実施形態82に記載の通信システム。
84.
ホストコンピュータの処理回路要素が、ホストアプリケーションを実行するように設定され、
UEが、ホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行し、それによりホストコンピュータによって受信されるべきユーザデータを提供するように設定された、
例示的な実施形態83に記載の通信システム。
85.ホストコンピュータと、基地局と、ロケーションサーバと、ユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実装される方法であって、方法が、
ホストコンピュータにおいて、基地局から、基地局がUEから受信した送信から発生したユーザデータを受信すること
を含み、UEが、測位参照信号設定情報を取得し、方法は、ロケーションサーバにおいて、
UEから、支援についての要求を受信することであって、支援についての要求が、UEによって監視される少なくとも1つのセルを記述する情報を含むか、あるいはUEの、1つまたは複数の無線アクセス技術(RAT)の各々に従って送信される信号を測定する能力または測定することについての選好に関する情報を含むか、あるいは少なくとも1つの監視されるセルを記述する前記情報と、UEの能力に関する前記情報の両方を含む、支援についての要求を受信することと、
支援についての要求に応答して、UEに測位参照信号設定情報を送ることであって、測位参照信号設定情報が、UEによる測定のための1つまたは複数の信号を識別する、測位参照信号設定情報を送ることと
を含む、方法。
86.
基地局において、UEからユーザデータを受信すること
をさらに含む、例示的な実施形態85に記載の方法。
87.
基地局において、受信されたユーザデータのホストコンピュータへの送信を始動すること
をさらに含む、例示的な実施形態86に記載の方法。
88.測位参照信号設定情報を取得するように設定された無線デバイスであって、無線デバイスは、
ロケーションサーバに、支援についての要求を送るための送信モジュールであって、支援についての要求が、無線デバイスによって監視される少なくとも1つのセルを記述する情報を含むか、あるいは無線デバイスの、1つまたは複数の無線アクセス技術(RAT)の各々に従って送信される信号を測定する能力または測定することについての選好に関する情報を含むか、あるいは少なくとも1つの監視されるセルを記述する前記情報と、無線デバイスの能力に関する前記情報の両方を含む、送信モジュールと、
支援についての要求に応答して、測位参照信号設定情報を受信するための受信モジュールであって、測位参照信号設定情報が、無線デバイスによる測定のための1つまたは複数の信号を識別する、受信モジュールと、
識別された1つまたは複数の信号のうちの少なくとも1つを測定するための測定モジュールと
を備える、無線デバイス。
89.無線デバイスに測位参照信号設定情報を提供するように設定されたロケーションサーバであって、ロケーションサーバは、
無線デバイスから、支援についての要求を受信するための受信モジュールであって、支援についての要求が、無線デバイスによって監視される少なくとも1つのセルを記述する情報を含むか、あるいは無線デバイスの、1つまたは複数の無線アクセス技術(RAT)の各々に従って送信される信号を測定する能力または測定することについての選好に関する情報を含むか、あるいは少なくとも1つの監視されるセルを記述する前記情報と、無線デバイスの能力に関する前記情報の両方を含む、受信モジュールと、
支援についての要求に応答して、無線デバイスに測位参照信号設定情報を送るための送信モジュールであって、測位参照信号設定情報が、無線デバイスによる測定のための1つまたは複数の信号を識別する、送信モジュールと
を備える、ロケーションサーバ。
【0095】
本発明的概念の原理から実質的に逸脱することなしに、実施形態に対して多くの変形および変更が行われ得る。すべてのそのような変形および変更は、本発明的概念の範囲内で本明細書に含まれるものとする。したがって、上記で開示された主題は、例示であり、限定するものではないと見なされるべきであり、実施形態の例は、本発明的概念の趣旨および範囲内に入る、すべてのそのような変更、拡張、および他の実施形態を包含するものとする。したがって、法によって最大限に許容される限りにおいて、本発明的概念の範囲は、実施形態の前述の例、以下の特許請求の範囲、およびそれらの等価物を含む、本開示の最も広い許容可能な解釈によって決定されるべきであり、上記の詳細な説明によって制限または限定されるべきでない。