(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-29
(45)【発行日】2022-04-06
(54)【発明の名称】ロータブレード
(51)【国際特許分類】
F03D 80/00 20160101AFI20220330BHJP
F03D 1/06 20060101ALI20220330BHJP
【FI】
F03D80/00
F03D1/06 A
(21)【出願番号】P 2016033037
(22)【出願日】2016-02-24
【審査請求日】2019-01-28
【審判番号】
【審判請求日】2020-10-26
(73)【特許権者】
【識別番号】000102692
【氏名又は名称】NTN株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100060759
【氏名又は名称】竹沢 荘一
(74)【代理人】
【識別番号】100083389
【氏名又は名称】竹ノ内 勝
(74)【代理人】
【識別番号】100198317
【氏名又は名称】横堀 芳徳
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 政彦
【合議体】
【審判長】小川 恭司
【審判官】田合 弘幸
【審判官】柿崎 拓
(56)【参考文献】
【文献】特開2006-257886(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F03D 1/00-80/80
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
翼端を上向きとして垂直にした状態の揚力型ブレードにおいて、正面視における翼根部から最大弦長部へかけて弦長を次第に大とし、該最大弦長部から前記翼端へかけて細くし、その側面視において、前記翼根部から前記最大弦長部へかけて、その厚さを次第に薄くし、該ブレードの正面を、前記翼根部から前記最大弦長部へかけて次第に背面方向へ傾斜させた状態で、前記最大弦長部を起点として、それより先端部分を正面方向へ向け、その翼端が前記翼根部の正面よりも前方へ突出するように傾斜する傾斜部とするロータブレードであって、
前記最大弦長部の弦長は、前記ロータブレードの回転半径の40~50%としてあり、
前記傾斜部は、前記ロータブレードの正面と直交する方向へ傾斜して
おり、
弦の幅中央線より後半部で、前記翼根部から前記最大弦長部へかけて、後縁部を次第に正面方向へ傾けていることを特徴とするロータブレード。
【請求項2】
前記翼端を上向きとして垂直にした状態の前記揚力型ブレードの正面は、側面視において前記翼根部を基点として、前記最大弦長部へかけての正面が背面方向へ約2度傾斜して前記翼根部の厚さよりも前記最大弦長部の厚さが薄く形成されるとともに、平面視において、前記翼根部から前記最大弦長部にかけての前記後縁部が、次第に正面方向へ近づくように形成されてなることを特徴とする請求項1に記載のロータブレード。
【請求項3】
前記揚力型ブレードの正面視における前記最大弦長部の長さを、その回転半径の45~50%とし、かつ前記翼根部の弦長を前記最大弦長部の弦長の30~35%として前記正面形を左右対称形とし、側面視において前記最大弦長部から前記翼端部を前記正面方向に向いて傾斜する前記前向傾斜部とし、かつ前記翼根部の側面視における厚さは、前記翼根部の弦長の75%プラスマイナス2%としてなることを特徴とする請求項1または2に記載のロータブレード。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、横軸のロータブレードの諸元を変えて、高能率とした風力発電に適するロータブレードに関する。
【背景技術】
【0002】
ロータブレードの先端部の弦長を長くしたものは、例えば特許文献1や特許文献2に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2006-152957号公報
【文献】特開2008-196425号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記、特許文献1及び2に記載のブレードは、翼端部の弦長を翼根部のそれよりも大としてあるが、いずれも回転半径の40~50%にあたるものがなく、かつ側面視で、正面と背面とは平行になっており、低風速時において抵抗が大となりやすい。
本発明は、実験を重ねた結果として、最大弦長を回転半径の40~50%まで大として、回転抵抗を低下させることのできるロータブレード(以下単にブレードという)を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の具体的な内容は、次の通りである。
【0006】
(1) 翼端を上向きとして垂直にした状態の揚力型ブレードにおいて、正面視における翼根部から最大弦長部へかけて弦長を次第に大とし、該最大弦長部から前記翼端へかけて細くし、その側面視において、前記翼根部から最大弦長部へかけて、その厚さを次第に薄くし、該ブレードの正面を、前記翼根部から最大弦長部へかけて次第に背面方向へ傾斜させた状態で、前記最大弦長部を起点として、それより先端部分を正面方向へ向け、その翼端が前記翼根部の正面よりも前方へ突出するように傾斜する傾斜部とするロータブレードであって、
前記最大弦長部の弦長は、前記ロータブレードの回転半径の40~50%としてあり、
前記傾斜部は、前記ロータブレードの正面と直交する方向へ傾斜しているロータブレード。
【0007】
(2) 前記翼端を上向きとして垂直にした状態の前記揚力型ブレードの正面は、側面視において前記翼根部を基点として、前記最大弦長部へかけての正面が背面方向へ約2度傾斜して前記翼根部の厚さよりも前記最大弦長部の厚さが薄く形成されるとともに、平面視において、前記翼根部から前記最大弦長部にかけての前記後縁部が、次第に正面方向へ寄るように形成されてなる前記(1)に記載のロータブレード。
【0008】
(3) 前記揚力型ブレードの正面視における前記最大弦長部の長さを、その回転半径の45~50%とし、かつ前記翼根部の弦長を前記最大弦長部の弦長の30~35%として前記正面形を左右対称形とし、側面視において前記最大弦長部から前記翼端部を前記正面方向に向いて傾斜する前記前向傾斜部とし、かつ前記翼根部の側面視における厚さは、前記翼根部の弦長の75%プラスマイナス2%としてなる前記(1)または(2)に記載のロータブレード。
【発明の効果】
【0009】
本発明によると、次のような効果が奏せられる。
【0010】
前記(1)に記載の発明では、ロータブレードの翼端部における前縁部の最大厚さが翼根部の厚さよりも薄くされ、側面視でブレードの正面は、翼根部よりも背後方向へ傾斜しているので、回転時に、正面に当る気流は、翼根部から翼端部方向へ自然に移動する。
回転時に、前縁部の最大厚さが、翼端部よりも厚い翼根部では、正面に沿って、弦の後縁方向へコアンダ効果によって通過する気流の速度は、前縁部の最大厚さの薄い翼端部の正面を、弦の後縁方向へ通過する気流よりも早くなる。
前縁部の厚さに違いがある場合、厚い方がコアンダ効果による流速が早くなり、流速の遅い方に対して空気密度が粗くなり、気圧が低下する。気圧が低下すると、その位置よりも高圧の気流が周囲から流入する。
すなわち、一般のロータブレードでは、回転周速の早い翼端部に対して、周速の遅い翼根部分では、翼端部分よりも低圧になりにくいが、本発明のロータブレードでは、翼根部の前縁部分の最大厚さが、翼端部のそれよりも著しく大であるために、回転時に翼根部周辺に、周囲から大量の常圧の気流が吸い込まれる。
この大量の常圧の気流が翼根部付近に急速に集合すると、対比の上で翼端部の方が低圧となり、翼根部付近の気流は翼端部方向へ、気圧の差によって常圧の気流の速度よりも高速で移動し、翼端部の後半部分を回転方向へ押して、回転効率を高める。
【0011】
前記(2)に記載の発明では、前記ブレードの正面は、弦の幅の中央線より前半部分が、翼根部から翼端部へかけて次第に背面方向へ後退しているので、翼根部から移動する気流は移動しやすい。
弦の幅の中央線より後半部分が、翼根部から翼端部へかけて次第に正面方向へ寄っているので、翼根部から移動する気流は、正面が前に寄ってくるのと同じ作用で、ブレードの後半部分に、次第に回転方向への圧力をかけることになり、回転効率を高める。
【0012】
前記(3)に記載の発明は、翼端部の最大弦長を回転半径の45~50%としてあるので、受風面積を最大に得ることができる。正面における翼根部の弦長を最大弦長の30~35%としてあるので、回転時において、回転前方からの相対流を十分に受けることができる。
側面視における前記翼根部の厚さは、前記翼根部の弦長の75%プラスマイナス2%としてあるので、コアンダ効果による弦方向の流速を効果的に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図14】本発明のロータブレードを3枚取付けたロータの正面図である。
【
図15】気流の変化を示すロータブレードの側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下本発明を、図面を参照して説明する。図面は実験を重ねた結果、最良の形を示しており、数値は、変化の許容範囲を示している。
図1において、ロータブレード1は揚力型ブレード(以下単にブレードという)であり、翼端1Hを上向きとした状態で正面の形状は左右対称として示されているが、非対称形のものを使用することもある。
【0015】
ブレード1の正面1Dにおいて、翼根部1Aから最大弦長部1Bにかけて、次第に弦長を大としてあり、該最大弦長部1Bの弦長は、ブレード1の回転半径の45~50%としてある。
これより弦長が短いと受風面積が小となり、翼端部に傾斜部1Cを備えた揚力型ブレード1の回転効率が上がりにくい。
また50%を越えると、ハブ3に固定されて回転方向の前位置のブレード1による乱流の影響が生じるので、回転効率が上りにくい。
【0016】
ブレード1の正面1Dにおける最大弦長部1Bに対して、翼根部1Aの弦長は例えば約3分の1、すなわち30~35%に設定されている。
翼根部1Aの弦長が、これより大では、回転時に気流の通過性が低下し、かつ通過時間が大となり、また、弦長がこれより小では、強度とコアンダ効果による気流の通過速度が低下する。
【0017】
図2に示すように、ブレード1の右側面形は、翼根部1Aの厚さが厚く、先端1Hへかけて次第に薄くされ、先端1Hは、半円形とされている。翼端部の厚さは例えば翼根部1Aの厚さの約3分の1、すなわち30~35%に設定されている。
【0018】
また、最大弦長部1Bより翼端部を、正面1Dにおける最大弦長部1Bを起点として、正面1Dの前方向に傾斜する傾斜部1Cが形成されている。
この傾斜部1Cは、
図3にA矢示で示す正面1Dと直交する方向へ傾斜しており、
キャンバ(反り角)を例えば17度とすると、このA矢示方向も17度ほど後縁部1G方向へ向く。
【0019】
これにより、翼根部1Aから移動して、傾斜部1Cの正面1Dを通過する気流は、この傾斜部1Cの先端1H方向(A矢示)と、回転方向における後縁部1Gとの中間方向(B矢示方向)へ通過し、その反作用で、ブレード1の回転効率が高められる。
【0020】
すなわち、このブレード1は、正面1Dに気流を受けて回転する時に、気流がブレード1の回転直径内を、背面1E方向へ通過することがなく、傾斜部1Cの背面1E方向、すなわち
図1及び
図2におけるC矢示方向の、回転後方向の斜め遠心方向へ流れる。従って、
図1におけるC矢示方向へ流れる気流の反作用は、その反対方向へ向くので、ブレード1を、風速よりも早く回転方向へ効率良く回転させる。
【0021】
図5は、
図1におけるA-A線断面図である。この箇所は最大弦長部1Bにあたり、前縁部1Fは半円としてあり、直径の長さと厚さを同じくし、後縁部1Gにかけて次第に薄くされている。
翼根1Aの弦長に対して、翼端部の厚さは約3分の1としてあるが、これは、正面1Dが背面1E方向へ約2度ほど傾斜してバランスが取れる数値である。
【0022】
最大弦長部1Bにおける前縁部1Fの最大厚さは、弦長の12%プラスマイナス1%としてある。前縁部1Fの断面は半円形であるため、回転時に、どちらの方向から相対流が当っても、円滑に流れる。
【0023】
このように、弦長が長くても
、キャンバをゼロ度に近づけると抵抗を小とすることができるが、トルクも小となるので、
図5に示すように、正面1Dが回転方向に対して約5度、後縁部1Gを背面1E方向に傾斜させておくと、回転に伴うコアンダ効果による弦方向での通過流による反発と、受風による回転も、円滑にできる
【0024】
図6は、
図1におけるB-B線断面図である。前縁部1Fの最大厚さは、弦長の20%プラスマイナス2%としてある。
図8に示す翼根部1Aとの比較では、約4分の1となっており、回転時の抵抗は小さい。
【0025】
図7は、
図1におけるC-C線断面図である。前縁部1Fにおける最大厚さは、弦長の38%プラスマイナス2%とされている。
これで
もキャンバがゼロ度でも、回転に伴うコアンダ効果による、弦方向での通
過流による反作用と、受風による回転も円滑にできる。
【0026】
図8は、
図1におけるD-D線断面図である。翼根部1Aにおける前縁部1Fの最大厚さは
、図において弦長の75%プラスマイナス2%とされており、正面1Dは
上部よりも後縁が背面1E方向へ傾斜している。
【0027】
翼根部1Aの弦長が大となると、翼根部1Aにおける正面1Dの回転方向に対する交差角度が甘くなる。この翼根部1Aにおける正面1Dと、回転方向との交差角度は45度が好ましいが、これより交差角度が小となると、気流でブレード1を回転方向へ押す力が小となり、回転力が低下する。
【0028】
図5~
図8において
、前縁部1Fの最大厚さと、弦長との比率が大きいほど、回転時に生じるコアンダ効果による流速は大となる。
従って、翼端1H部よりも翼根部1Aの方が、コアンダ効果による正面1Dに沿って通過する流速は速い。
【0029】
図1において、一般的には、翼根部1Aよりも翼端1H部の方が周速が速い。従って、最大弦長部1Bの周面に沿って、コアンダ効果により高速となって通過する気流は、空気密度が粗くなるために気圧が低下し、周囲から常圧の気流を呼び込む。
【0030】
図5~
図8において、前縁部1Fの最大厚さが厚いほど、コアンダ効果によって通過する気流の速度が速くなる。そのため、流速に比例して流量が増加し、反作用としてブレード1の回転力が高まる。
【0031】
また、高速流は周囲よりも気圧が低下するので、
図5~
図8において、弦の幅の中央線Sより後縁部1G方向に、正面1D前方からの常圧の気流を呼び込むこととなり、回転効率が高められる。
【0032】
同時に、
図2に示すように、正面1Dは、翼根部1Aより最大弦長部1Bが、背面1E方向へ傾斜しているため、正面1Dを遠心方向へ滑る気流は、翼根部1Aから先端1H方向へ移動し、傾斜部1Cに当り、
図3におけるB矢示方向に通過し、反作用としてブレード1を回転方向に押し、回転力を高める。
【0033】
図14は、ロータ2のハブ3に、ブレード1を装着した状態を示す正面図である。ブレード1は、ハブ3に、最大弦長部1Bの
キャンバをゼロ度として装着したものが示されている。
一般的に、翼端1Hにかけて迎角が大となるように捩ってあるため、高速回転をすると、ハブ3に接する翼根部1Aで、キャビテ-ションが生じる。
【0034】
本発明では、
図2に示すように、側面視で、捩れは見られないが、翼端1H部を翼根部1Aよりも厚さを薄くしたことにより、正面1Dが翼根部1Aから最大弦長部1Bへかけて、図面上で次第に約2度ほど背面1E方向へ傾斜しており、翼根部1Aから最大弦長部1B方向へ移動する気流が移動しやすくなっている。
【0035】
また、翼根部1Aが厚く、翼端部では薄いために、
図5~
図8に示すように、後縁部1Gの位置が、翼根部1Aでは背面1Eに近いが、最大弦長部1Bに近づくほど、後縁部1Gの位置は、正面1D方向へ近づいている。
【0036】
すなわち、正面1Dにおける弦の幅中央線Sの前半部では、翼根部1Aよりも先端1Hが背面1E方向へ傾斜しているが、弦の幅の中央線Sの後半部では、翼根部1Aから先端1Hへかけて、次第に、正面1Dの前方向に寄っている。
【0037】
そのため、回転時に、翼根部1Aから最大弦長部1B方向へ移動する気流が、弦の後縁部1G寄りの位置では、ブレード1の最大弦長部1Bへ近づくほど、正面方向へ近づくことになる。
【0038】
その結果、ブレード1の正面1Dに当る気流は、翼根部1Aから最大弦長部1Bへ近づくほど、次第に風圧が高まって当ることになり、傾斜部1Cに強い風力がかかり、梃子の原理で効率の良い回転トルクを得ることができる。
【0039】
図15は、正面1D全体の傾斜と、傾斜部1Cによる気流変化の作用の説明図である。
図15において、左方から、W
1、W
2、W3矢示の気流が当って、a点、b点、e点に同時に達する。
【0040】
W2矢示の気流が、b点からd点に達した時、W1矢示の気流は、a点からd点に達する時間が同じである。従って、W2気流が、b点からd点に至る速度よりも、W1気流がa点からd点に至る速度の方が早くなり、それだけ気圧が低下する。
【0041】
W2矢示の気流がb点からc点へ至る時間と、W3矢示の気流がe点からf点へ達する時間が同じである。そこでW2矢示の気流が、c点からd点に至る時間と、W3矢示の気流が、f点からd点に至る時間とが同じであるから、f点-d点間の気流は高速となり、低圧ということになる。
【0042】
このようにして見ると、ブレード1の正面1Dにおいて、最大弦長部1Bを背面1E方向へ傾斜させたことによって、f点-d点間に高速流を生むことになっていることと、最大弦長部1Bの部分に低圧気流が集合することが理解される。
【0043】
低気圧が生じると、周囲から常圧気流が押し寄せて、
図2におけるC矢示方向、
図3におけるB矢示方向へ高速で通過して、反
動としてブレード1の高速回転を効率良く促進する。
【0044】
このように、最大弦長が翼根部1Aの弦長の300%プラスマイナス10%であること。側面形は、翼端1H部の厚さが翼根部1Aの厚さの約3分の1であること。正面1Dは、翼根部1Aから最大弦長部1Bへかけて背面1E方向に傾斜していること。弦の幅中央線Sより後半部で、後縁部1Gが、翼根部1Aから最大弦長部1Bへかけて次第に正面1Dの前方向へ近寄っていること等の特異な構造を有しており、その特徴の総合効果が効率の良い回転効果を高めている。
【産業上の利用可能性】
【0045】
ブレード1の最大弦長部1Bの弦長が大で、受風面積が大で、かつ厚さが翼根部1Aよりも薄く、回転効率が高いので、風力発電装置に適用され、効率の高い発電をさせることができる。
【符号の説明】
【0046】
1.ロータブレード
1A.翼根部
1B.最大弦長部
1C.傾斜部
1D.正面
1E.背面
1F.前縁部
1G.後縁部
1H.先端部
2.ロータ
3.ハブ
4.ロータ軸
A.傾斜部の傾斜方向
B、C.傾斜部における気流の進路
S.弦の幅中央線
W1、W2、W3.風の流れ