特許7049286IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

コンクリート中に埋設された鋼材等の鋼材と、該コンクリートの外部に設置された電位測定装置、電源、陽極等の設置物との電気接続構造及び電気接続方法

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

特許文献1記載技術は、コンクリートの表面からその内部の鋼材表面にわたる部分のコンクリートに、接続端子としてのネジ部材の全体を埋設するため、ネジ部材の埋設作業に多大な手間を要する、既設のコンクリートに比較的大きな孔を設けることからコンクリート構造物に与える損傷度が比較的大きい、といった問題がある。また、特許文献1記載技術では、コンクリートに穿設された孔にネジ部材を挿入し、該ネジ部材の周面のネジ山をコンクリート中の鋼材の表面に接触させるところ、このネジ山と鋼材表面との接触を可能にする、孔の位置決めには、例えばネジ部材の挿入方向先端を鋼材表面に接触させる場合に比べて高い精度が要求され、また、そのような高い精度を確保するためにコンクリートに穿設する孔を大きくせざるを得ない場合もあり、この点でも、ネジ部材の埋設作業に多大な手間を要する。更に、特許文献1記載技術では、ネジ部材とリード線との接続部がコンクリート中に埋設されていて露出していないため、例えば該接続部に問題が生じた場合、該接続部の補修作業に先立って、該接続部を露出させる作業が必要であり、接続作業のみならず、その後のメンテナンス作業にも多大な手間を要する。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明は、コンクリート構造物のコンクリート中に埋設された鋼材と該コンクリートの外部に設置された設置物との電気接続構造であって、導電性の接続端子を備え、該接続端子の軸線方向の一端が前記コンクリート中にて前記鋼材と接触し、該接続端子の軸線方向の他端側が該コンクリートの外部に位置し、その接続端子におけるコンクリートの外部に位置する部分が、前記設置物と電気的に接続される電気接続構造である。

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の電気接続構造及び電気接続方法によれば、コンクリート中に埋設された鋼材と該コンクリートの外部に設置された設置物とを電気的に接続する場合に、該コンクリートの損傷を最小限に抑えつつ、その接続作業を効率良く行うことができ、メンテナンス作業も容易に行うことができる。

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 図1は、本発明の電気接続構造の一実施形態の概略構成を示す図である。
【図2】 図2は、図1のI-I線断面、すなわちコンクリート構造物のコンクリート中に埋設された鋼材の軸線方向と直交する方向に沿う断面を模式的に示す断面図である。
【図3】 図3は、本発明の電気接続構造の他の実施形態の図2相当図である。
【図4】 図4は、本発明の電気接続構造の更に他の実施形態の図2相当図である。
【図5】 図5は、本発明の電気接続構造の更に他の実施形態の概略構成を示す図である。
【図6】 図6は、本発明の電気接続構造の更に他の実施形態の概略構成を示す図である。
【図7】 図7は、本発明の電気接続構造の更に他の実施形態の概略構成を示す図である。
【図8】 図8は、本発明の電気接続方法の一実施態様の説明図であり、図8(a)は、コンクリート構造物に長孔を穿設する工程を示す図、図8(b)は、長孔に接続端子(ネジ部材)を設置する工程を示す図である。
【図9】 図9は、本発明の電気接続方法の他の実施態様の説明図であり、図9(a)は、コンクリート構造物に穿設された長孔に樹脂を充填する工程を示す図、図9(b)は、樹脂が充填された長孔にスペーサー及び接続端子(ネジ部材)を設置する工程を示す図である。

代表図 図1本件の代表的な図

1A,1B,1C,1D,1E,1F 電気接続構造 2 接続端子 2a 接続端子の軸線方向の一端 2b 接続端子の軸線方向の他端 20 ネジ部材 21 頭部 22 軸部 23 ネジ山 3 リード線 4 カバー体 5 固定具 6 長孔 6a 長孔の周壁面 7 スペーサー 71 中空部 8 樹脂 9 ワッシャー 90 コンクリート構造物 91 コンクリート 91S コンクリートの表面 92 鋼材 100 設置物(電位測定装置) 100A 設置物(流電陽極) 100B 設置物(外部電源)

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