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  • 特許-犠牲陽極の設置工法、及び防食構造体 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-30
(45)【発行日】2022-04-07
(54)【発明の名称】犠牲陽極の設置工法、及び防食構造体
(51)【国際特許分類】
   C23F 13/02 20060101AFI20220331BHJP
   E04G 23/02 20060101ALI20220331BHJP
   E04B 1/64 20060101ALI20220331BHJP
【FI】
C23F13/02 L
E04G23/02 A
E04B1/64 Z
C23F13/02 A
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2020029204
(22)【出願日】2020-02-25
(65)【公開番号】P2021134372
(43)【公開日】2021-09-13
【審査請求日】2020-11-13
(73)【特許権者】
【識別番号】391051049
【氏名又は名称】株式会社エステック
(74)【代理人】
【識別番号】110002734
【氏名又は名称】特許業務法人藤本パートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】岡本 郁也
(72)【発明者】
【氏名】松居 良美
(72)【発明者】
【氏名】赤澤 一彰
(72)【発明者】
【氏名】城者 孝文
(72)【発明者】
【氏名】中島 真悟
【審査官】國方 康伸
(56)【参考文献】
【文献】特開2003-129262(JP,A)
【文献】特開2013-185174(JP,A)
【文献】特開2008-291485(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C23F 13/00-13/22
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
鉄筋コンクリート製の構造体におけるコンクリート部をはつることで鉄筋を露出させた露出部を少なくとも一つ形成する鉄筋露出工程と、
複数の犠牲陽極のリード線同士を互いに接することによって防食構造体とし、該防食構造体を一つの前記露出部に対して電気的に接続する接続工程と、を備える、
犠牲陽極の設置工法。
【請求項2】
前記鉄筋露出工程と前記接続工程との間において、
前記防食構造体の接続部分とする前記露出部を有する鉄筋と他の鉄筋との導通状態を確認する導通確認工程を備える、
請求項1に記載の犠牲陽極の設置工法。
【請求項3】
前記接続工程の後に前記露出部と前記防食構造体とを埋設する埋設工程を備え、
前記埋設工程では、前記露出部と前記防食構造体とをモルタルに浸すことによって、前記鉄筋と前記防食構造体とがモルタル又はモルタルと既設のコンクリートとで接続された状態にする、
請求項1又は請求項2に記載の犠牲陽極の設置工法。
【請求項4】
複数の犠牲陽極を備え、前記複数の犠牲陽極は、リード線同士が互いに接続された状態で鉄筋コンクリート製の構造体に含まれる鉄筋の同一部位に対して電気的に接続される、
防食構造体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、鉄筋を防食するための犠牲陽極の設置工法、及び防食構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、鉄筋コンクリート製の構造物には、鉄筋を防食すべく犠牲陽極が設置されることがある。犠牲陽極の設置工法では、例えば、特許文献1に開示されているように、旧コンクリートをはつって凹部を形成することで鉄筋の一部を外部に露出させ、この露出部分に対して犠牲陽極の導電線を括りつけた後に、凹部に修復材料を充填することで、露出部分とともに犠牲陽極を埋設する作業が行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特許第3556631号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記従来の犠牲陽極の設置工法において、鉄筋への犠牲陽極の接続箇所が複数存在する場合は、作業者が複数の接続箇所の各所を回りながら上述の作業を行う必要があるため、犠牲陽極の接続作業に手間や時間がかかることが問題となっている。
【0005】
そこで、本発明は、かかる実情に鑑み、犠牲陽極の接続作業に要する時間を抑えることができる犠牲陽極の設置工法、及び防食構造の提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の犠牲陽極の設置工法は、
鉄筋コンクリート製の構造体におけるコンクリート部をはつることで鉄筋を露出させた露出部を少なくとも一つ形成する鉄筋露出工程と、
複数の犠牲陽極を一つの前記露出部に対して電気的に接続する接続工程と、を備える。
【0007】
上記構成の犠牲陽極の設置工法によれば、鉄筋に対する複数の犠牲陽極の接続箇所が一つの露出部に集約されるため、作業者が一カ所に留まって複数の犠牲陽極を鉄筋に接続する作業を行うことができるようになる。これにより、鉄筋に対して複数の犠牲陽極を接続する作業に要する手間や時間を抑えることができるようになっている。
【0008】
また、本発明の犠牲陽極の設置工法は、
前記鉄筋露出工程と前記接続工程との間において、
複数の犠牲陽極の接続部分とする前記露出部を有する鉄筋と他の鉄筋との導通状態を確認する導通確認工程を備える、ようにしてもよい。
【0009】
上記構成の犠牲陽極の設置工法によれば、犠牲陽極を接続する鉄筋に対して他の鉄筋が導通していることを確認することにより、複数の犠牲陽極による防食効果を犠牲陽極を接続した鉄筋と、該鉄筋とは別の鉄筋に及ぼすことができる状態であるかを把握できるようになる。
【0010】
本発明の犠牲陽極の設置工法は、
前記接続工程の後に前記露出部と前記複数の犠牲陽極とを埋設する埋設工程を備え、
前記埋設工程では、前記露出部と前記複数の犠牲陽極とをモルタルに浸すことによって、前記鉄筋と前記犠牲陽極とをモルタル又はモルタルと既設のコンクリートとで接続した状態にする、ようにしてもよい。
【0011】
このようにすれば、鉄筋と犠牲陽極との間が空隙によって遮られることを防止できるため、犠牲陽極による防食効果がより確実に鉄筋に伝わるようになる。
【0012】
本発明の防食構造体は、
複数の犠牲陽極を備え、鉄筋コンクリート製の構造体に含まれる鉄筋に対して、該鉄筋の同一部位に対して電気的に接続されている複数の犠牲陽極を備える。
【0013】
上記構成の防食構造体によれば、鉄筋に対する複数の犠牲陽極の接続箇所が一カ所に集約されているため、かかる防食構造体を設置する場合においても、複数の犠牲陽極を鉄筋に接続する作業にかかる手間や時間を抑えることができるようになっている。
【発明の効果】
【0014】
以上のように、本発明の犠牲陽極の設置工法は、犠牲陽極の接続作業に要する時間を抑えることができるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1図1は、本発明の一実施形態に係る犠牲陽極の設置工法の鉄筋露出工程を終えた状態の説明図である。
図2図2は、同実施形態に係る犠牲陽極の設置工法の導通確認工程の説明図である。
図3図3は、同実施形態に係る犠牲陽極の設置工法の接続工程における接続作業、及び連結作業を終えた状態の説明図である。
図4図4は、同実施形態に係る犠牲陽極の設置工法の接続工程における結線作業を終えた状態の説明図である。
図5図5は、同実施形態に係る犠牲陽極の設置工法のおける犠牲陽極の結線方法の一例を示す図である。
図6図6は、同実施形態に係る犠牲陽極の設置工法の固定工程を終えた状態の説明図である。
図7図7は、同実施形態に係る犠牲陽極の設置工法の埋設工程における埋設作業を終えた状態の説明図である。
図8図8は、本発明の他の実施形態に係る犠牲陽極の設置工法の説明図である。
図9図9は、本発明の別の実施形態に係る犠牲陽極の設置工法の説明図である。
図10図10は、本発明のさらに別の実施形態に係る犠牲陽極の設置工法の説明図である。
図11図11は、本発明のさらに別の実施形態に係る犠牲陽極の設置工法の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の一実施形態にかかる犠牲陽極の設置工法(以下、設置工法と称する)について、添付図面を参照しつつ説明する。
【0017】
本実施形態の設置工法は、防食対策を施す対象となる領域(以下、防食施工領域と称する)に犠牲陽極を設置する工法であり、図7に示すように、鉄筋コンクリート製の構造体Sに含まれる鉄筋Iに対する複数の犠牲陽極2の接続箇所が一カ所に集約している防食構造体1を製造する工法である。
【0018】
本実施形態に係る設置工法は、鉄筋Iコンクリート製の構造体Sにおけるコンクリート部Cをはつることで鉄筋Iを露出させた露出部I1を少なくとも一つ形成する鉄筋露出工程と(図1参照)、防食施工領域内の別々の鉄筋I同士の導通状態を確認する導通確認工程と(図2参照)、1つの露出部I1に複数の犠牲陽極2を接続する接続工程と(図4参照)、複数の犠牲陽極2をコンクリート部Cに固定する固定工程と(図6参照)、接続工程で鉄筋Iに接続した複数の犠牲陽極2を埋設する埋設工程と(図7参照)、を備えている。
【0019】
図1に示すように、鉄筋露出工程において鉄筋Iを露出させる部分の数(すなわち、露出部I1の形成数)は特に問わないが、少なくとも犠牲陽極2の接続部分とする場所で一カ所露出させる必要がある。本実施形態では、導通確認工程において鉄筋IにテスターTを接続する必要があるため(図2参照)、2つの露出部I1を形成する。
【0020】
なお、本実施形態では、断面修復工法として設置工法を行う場合を一例に挙げて設置工法の説明を行っており、本実施形態のように断面修復工法として設置工法を行う場合は、コンクリートの劣化部分のはつり作業により鉄筋Iを露出させてもよいし、劣化部分をはつっても鉄筋Iが露出しないときは、さらにコンクリートをはつることで鉄筋Iを露出させるようにしてもよい。
【0021】
導通確認工程は、図2に示すように、別々の2つの露出部I1に対してテスターTを接続し、一方の露出部I1と他方の露出部I1との間で電流が流れているか否かを確認する。
このとき、テスターTは、犠牲陽極2のリード線を接続する露出部I1と、該露出部I1とは別の露出部I1(すなわち、犠牲陽極2のリード線を接続する対象としていない露出部I1)とに接続する。また、犠牲陽極2のリード線を接続する対象としていない露出部I1は、防食施工領域内の外側に位置しているものであることが好ましい。なお、一方の露出部I1と他方の露出部I1との間で電流が流れている場合は接続工程に移り、一方の露出部I1と他方の露出部I1との間で電流が流れていない場合は接続工程に移らずに鉄筋Iの補修作業等を行うようにしてもよい。
【0022】
接続工程では、図3図4に示すように、複数の犠牲陽極2が一つの露出部I1に対して接続された状態にする作業が行われる。より具体的に説明すると、接続工程では、露出部I1に対して犠牲陽極2の本体部20から延出するリード線21を直接接続する結線作業と、別々の犠牲陽極2のリード線21同士を接続する接続作業と、複数の犠牲陽極2の本体部20同士を連結する連結作業と、が行われる。
【0023】
なお、結線作業は、接続作業と連結作業の後に行うが、接続作業と連結作業とはどちらの作業を先に行ってもよい。
【0024】
接続作業では、複数の犠牲陽極2のリード線21同士を接続する。犠牲陽極2同士の接続方法は直列接続であってもよいし、並列接続であってもよいし、図5に示すように、互いに直列接続されているものと、互いに並列接続されているものが混在していてもよい。なお、図5では、鉄筋Iを境とする一方側と他方側とに複数の犠牲陽極2が配置されており、前記一方側で隣り合う犠牲陽極2同士が接続されるとともに、前記他方側で隣り合う犠牲陽極2同士も接続されており、さらに、前記一方側犠牲陽極2と前記他方側犠牲陽極2も互いに接続されている。
【0025】
連結作業では、図3に示すように、複数の犠牲陽極2の本体部20を同一のベース30に取り付ける。本実施形態の連結作業では、ベース30として型枠を用いており、該型枠に台部31を固定した後に、該台部31に対して拘束具32で本体部20を台部31に拘束している。なお、台部31は、例えばプラスチック釘であり、拘束具32は、例えばインシュロックである。
【0026】
接続作業と連結作業とが完了すると、複数の犠牲陽極2のそれぞれは、互いに電気的に接続され、且つベース30によって一括保持された状態になる。
【0027】
結線作業では、複数の犠牲陽極2の内の少なくとも一つの犠牲陽極2のリード線21を露出部I1に接続する。なお、図5には、一つの犠牲陽極2のリード線21を露出部I1に対して接続し、該一つの犠牲陽極2に他の犠牲陽極2を接続した場合を図示しているが、複数の犠牲陽極2のリード線21を露出部I1に接続してもよい。但し、各犠牲陽極2のリード線21を一つの露出部I1に対して接続する必要がある。
【0028】
これにより、露出部I1にリード線21が直接接続された犠牲陽極2である主陽極2Aと、リード線21が主陽極2Aのリード線21に接続された犠牲陽極2である複数の副陽極2Bとを有する防食構造体1が構成される。なお、防食構造体1は、主陽極2Aと副陽極2Bとを少なくとも一つずつ含むように構成されていればよいが、複数の主陽極2Aのみを含むように構成されていてもよい。このように、防食構造体1に含まれる複数の犠牲陽極2は、鉄筋Iの同一部位を通じて防食施工領域内の各鉄筋Iと導通した状態になっている。
【0029】
固定工程では、図6に示すように、上記の防食構造体1をコンクリート部Cに固定する。本実施形態では、コンクリート部Cに防食構造体1を固定する固定具4として長尺な金具を用いており、該固定具4の一端をコンクリート部Cに立設し、他端にベース30を固定することによって、コンクリート部Cから離れた位置に防食構造体1を固定している。
【0030】
埋設工程では、図7に示すように、露出部I1と防食構造体1(複数の犠牲陽極2)とをモルタルに浸すことによって、鉄筋Iと犠牲陽極2とがモルタル又はモルタルと既設のコンクリート部Cとで接続された状態にする。本実施形態の埋設工程では、コンクリート部Cとベース30との間にモルタル(無収縮グラウト)を打設する。そして、モルタルが硬化すれば、設置工法が完了する。
【0031】
以上のように、本実施形態の犠牲陽極2の設置工法によれば、鉄筋Iに対する複数の犠牲陽極2の接続箇所が一つの露出部I1に集約することにより、複数の犠牲陽極2を鉄筋Iに接続する作業にかかる手間や時間を抑えることができる、すなわち、防食構造体1を構築する手間や時間を抑えることができるという優れた効果を奏し得る。
【0032】
また、犠牲陽極2を接続する鉄筋Iに対して他の鉄筋Iが導通していることを確認することにより、複数の犠牲陽極2による防食効果を犠牲陽極2を接続した鉄筋Iと、該鉄筋Iとは別の鉄筋Iに及ぼすことができる状態であるかを把握できるようになる。
【0033】
さらに、埋設工程において、露出部I1と複数の犠牲陽極2とをモルタルに浸すことによって、鉄筋Iと犠牲陽極2とがモルタル又はモルタルと既設のコンクリート部Cとで接続された状態にすることから、鉄筋Iと犠牲陽極2との間が空隙によって遮られることを防止できるため、犠牲陽極2による防食効果がより確実に鉄筋Iに伝わるようになる。
【0034】
また、本実施形態のように、断面修復工法として設置工法を行う場合は、複数の犠牲陽極2を鉄筋Iに接続するために形成する露出部I1の数を1つにすることができるため、コンクリート部Cのはつり量を抑えることも可能である。
【0035】
なお、本発明に係る犠牲陽極2の設置工法は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加え得ることは勿論である。
【0036】
上記実施形態の連結作業では、台部31としてプラスチック釘を用いていたが、この構成に限定されない。例えば、図8に示すように、ベース30に固定した型枠と型枠内に充填したモルタルとで台部31を構成してもよい。この場合、台部31を構成する型枠は、インシュロックによりベース30に固定されていればよい。
【0037】
上記実施形態の固定工程において、犠牲陽極2は、ベース30としての型枠に固定されていたが、この構成に限定されない。例えば、犠牲陽極2は、例えば、コンクリート部Cに固定してもよい。この場合、例えば、図9に示すように、コンクリート部Cに立設した台部31に犠牲陽極2を固定してもよいし、図10に示すように、コンクリート部C上に構成されたモルタル製の台部31に犠牲陽極2を固定してもよいし、図11に示すように、該モルタル製の台部31に対して拘束具32(インシュロック)で犠牲陽極2を固定してもよい。なお、型枠を要する場合は、固定工程の後にコンクリート部Cに設置すればよい。
【0038】
上記実施形態において、埋設構造では、コンクリート部Cと型枠(ベース30)との間にモルタルを充填していたが、この構成に限定されない。例えば、埋設構造では、コンクリート部Cと犠牲陽極2とに対してモルタルを吹き付けるようにしてもよい。この場合、型枠(ベース30)が必要でなくなるため、図9や、図10図11に示すように、犠牲陽極2をコンクリートに固定したうえで、コンクリートと犠牲陽極2とにモルタルを吹き付けるようにすればよい。
【0039】
上記実施形態では、犠牲陽極の設置工法を断面修復工法として行う場合を一例に挙げていたが、例えば、断面修復工法を行う場合でなくても、鉄筋露出工程においてコンクリート部Cを切削して鉄筋Iを露出させた露出部I1を少なくとも一つ形成すれば、本発明の犠牲陽極の設置工法を行うことが可能である。
【符号の説明】
【0040】
1…防食構造体、2…犠牲陽極、2A…主陽極、2B…副陽極、20…本体部、21…リード線、30…ベース、31…台部、32…拘束具、C…コンクリート部、I…鉄筋、I1…露出部、S…構造体、T…テスター
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11