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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-31
(45)【発行日】2022-04-08
(54)【発明の名称】統合された制御器を備えた把持装置
(51)【国際特許分類】
   B25J 15/08 20060101AFI20220401BHJP
   B23Q 7/04 20060101ALI20220401BHJP
   B23Q 3/06 20060101ALI20220401BHJP
【FI】
B25J15/08 C
B23Q7/04 J
B23Q3/06 303E
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2018517415
(86)(22)【出願日】2016-10-05
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2019-01-10
(86)【国際出願番号】 DE2016000360
(87)【国際公開番号】W WO2017059839
(87)【国際公開日】2017-04-13
【審査請求日】2019-09-30
(31)【優先権主張番号】102015012779.9
(32)【優先日】2015-10-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(31)【優先権主張番号】102016011761.3
(32)【優先日】2016-10-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】509060154
【氏名又は名称】マルティン ツィマー
【氏名又は名称原語表記】Martin Zimmer
【住所又は居所原語表記】Im Salmenkopf 7, 77866 Rheinau, Germany
(73)【特許権者】
【識別番号】509060143
【氏名又は名称】ギュンター ツィマー
【氏名又は名称原語表記】Guenther Zimmer
【住所又は居所原語表記】Im Salmenkopf 11, 77866 Rheinau, Germany
(74)【代理人】
【識別番号】100114890
【弁理士】
【氏名又は名称】アインゼル・フェリックス=ラインハルト
(72)【発明者】
【氏名】マルティン ツィマー
(72)【発明者】
【氏名】ギュンター ツィマー
【審査官】稲垣 浩司
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-46449(JP,A)
【文献】特開平5-305593(JP,A)
【文献】国際公開第2012/032591(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B25J 15/08
B23Q 7/04
B23Q 3/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジング(10,23)内に収容された少なくとも1つの空気圧式、油圧式もしくは電気式駆動部(120,160)によって駆動される可動のグリッピングアーム(1,2)を用いて被加工物を機械的に把持するための把持装置であって、
前記電気式駆動部(120)では、駆動モータ(121)が回転変位センサ(125)を有するかもしくは前記グリッピングアーム(1,2)と共に動く複数の部品(41,42)のうちの少なくとも1つが変位測定システムを有しており、
または
前記空気圧式もしくは前記油圧式駆動部(160)では、自身のハウジングが、少なくとも1つの位置センサ(175)と、少なくとも1つの圧力センサ(180)と、を有しており、
前記ハウジング(10,23)から離れて、プログラマブル論理制御部(50,550)が配置されており、
前記把持装置(5,505)の前記ハウジング(10,23)内にもしくは前記ハウジング(10,23)に直接に、
第1に、前記プログラマブル論理制御部(50,550)とのポイントツーポイント通信のためのデータインターフェース(86,586)が配置されており、
第2に、前記把持装置(5,505)のアプリケーションソフトウエアのための少なくとも1つのコンピュータおよびメモリモジュール(87,170)が配置されており、
第3に、閉じられたカスケード制御器(81)と、前記駆動モータ(121)の駆動制御部と、前記回転変位センサ(125)もしくは前記変位測定システム用のセンサインターフェース(83)と、を有するサーボ制御器(80)が配置されているか、または、少なくとも1つの位置制御器(581)と、少なくとも1つの圧力制御器(582)と、前記空気圧式もしくは前記油圧式駆動部(160)の駆動制御部と、前記圧力センサ(180)および/または少なくとも1つの変位もしくは位置測定システム(175)用のインターフェース(584)と、を有する制御器(580)が配置されており、
前記コンピュータおよびメモリモジュール(87,170)内には、前記把持装置(5,505)を用いて被加工物を把持するために必要な全てのパラメータとカスタマイズされた把持製品を被加工物として把持するために特別にカタログ化されたパラメータが格納されており、前記カタログ化されたパラメータは、前記把持製品を被加工物として把持するために必要なパラメータであって、前記把持製品の製品番号を介して呼び出すことが可能であることを特徴とする把持装置。
【請求項2】
外部に配置された前記プログラマブル論理制御部(50,550)は、ポイントツーポイント通信のための少なくとも1つのデータインターフェース(53,553)を有している、
請求項1記載の把持装置。
【請求項3】
前記駆動モータ(121)は、ブラシレスDCモータである、
請求項1記載の把持装置。
【請求項4】
前記空気圧式または前記油圧式駆動部(160)は、シリンダ-ピストン-ユニットである、
請求項1記載の把持装置。
【請求項5】
前記回転変位センサ(125)は、2極センサマグネットと複数のホールセンサとを備えたレゾルバである、
請求項1記載の把持装置。
【請求項6】
前記データインターフェース(86)、前記コンピュータおよびメモリモジュール(87)ならびに全ての前記サーボ制御器(80)は、少なくとも1つの基板(24~27)に収容されている、
請求項1記載の把持装置。
【請求項7】
1つ以上の前記基板(24~27)は、カバーまたはマウントハウジング(23)に固定されている、
請求項6記載の把持装置。
【請求項8】
前記基板が複数(24~27)設けられている場合、前記複数の基板は、積層されている、
請求項6記載の把持装置。
【請求項9】
1つ以上の前記基板(24~27)は、前記駆動モータ(121)と歯車装置(130,140,150)とが支承されている前記ハウジング(10)の領域内に突入している、
請求項7記載の把持装置。
【請求項10】
前記コンピュータおよびメモリモジュール(87,170)は、前記センサ(125,175,180)によって検出された物理的特性パラメータのうちの少なくとも一部を、それらが前記ハウジング(10,23)において少なくとも1つの表示もしくは再生装置を介して提供されるようにするために、光学的信号もしくは音響的信号に変換する、
請求項1記載の把持装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハウジング内に収容された少なくとも1つの空気圧式、油圧式または電気式駆動部によって駆動される可動のグリッピングアームを用いて被加工物を機械的に把持するための把持装置に関する。この駆動モータは、把持装置のハウジングから離れて配置されたプログラマブル論理制御部を介して制御される。
【背景技術】
【0002】
この種の把持装置は、独国特許第102006045783号明細書(DE102006045783B4)から公知である。この把持装置の電気式駆動部は、プログラマブル論理制御部に対応付けられた汎用型サーボ制御器によってコントロールされている。電気モータと駆動部の回転変位センサ(回転エンコーダ)または変位センサは、それぞれシールド線路を介して外部制御部に接続されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明が基礎としていることは、最小の相互接続コストおよびプログラミングコストで少なくとも機械制御に適応化可能な把持装置を開発することにある。また取り扱いおよび様々なグリッピングタスクへの適合化も容易にすべきである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この問題提起は、第1に請求項1の特徴によって解決される。この場合、駆動モータは、回転変位センサを有しているか、もしくはグリッピングアームと共に動く複数の部品のうちの少なくとも1つが変位測定システムを有している。空気圧式もしくは油圧式駆動部では、自身のハウジングは少なくとも1つの位置センサと少なくとも1つの圧力センサとを有している。このハウジングから離れて、プログラマブル論理制御部が配置されている。把持装置のハウジング内にもしくは当該ハウジングに直接に、第1に、プログラマブル論理制御部とのポイントツーポイント通信のためのデータインターフェースが配置されている。第2に、そこには、把持装置のアプリケーションソフトウエアのための少なくとも1つのコンピュータおよびメモリモジュールが存在している。第3に、そこには、閉じられたカスケード制御器と、駆動モータの駆動制御部と、回転変位センサもしくは変位測定システム用のセンサインターフェースと、を有するサーボ制御器が配置されているか、または、そこには、少なくとも1つの位置制御器と、少なくとも1つの圧力制御器と、空気圧式もしくは油圧式駆動部の駆動制御部と、圧力センサおよび/または少なくとも1つの変位もしくは位置測定システム用のインターフェースと、を有する制御器が配置されている。
【0005】
把持装置のハウジングには、それに所属するコンピュータおよびメモリモジュールと共に高価なサーボ制御機器もしくはサーボ軸制御器が組み込まれている。このサーボ制御器は、エンドユーザもしくは機械操作者が、対応する把持製品もしくは被加工物上に把持装置を設定するための特別な専門知識を何も要する必要がないように工場側でプログラミングされる。この場合の把持製品は、剛性な形態であっても弾性的な形態であってもよい。
【0006】
例えばグリッピングストロークや、弾性および把持距離に依存するグリッピングストローク増分のような簡単なパラメータの他に、コンピュータおよびメモリモジュール内には、特定の例えばカスタマイズされた把持製品のために特別にカタログ化されたグリッピング対策が格納されていてもよい。それらは機械操作者によって、把持製品番号を介して呼び出すことが可能である。このようにして、2つの異なる既知のグリッピングタスク間の迅速な切替が可能となる。
【0007】
この目的のために、サーボ制御器およびそれに所属するコンピュータおよびメモリモジュールは、直接、把持装置のハウジング内に取り付けられている。全ての把持装置特有値と制御器設定量は、製造者側で、把持装置ソフトウエアの中に直接プログラミングされる。その結果として、一般的な従来技術等と比較して、制御領域間のインターフェースの位置が移動された。外部制御部の一部は、把持装置ハウジング内に移され、駆動部に特別に適合化される。
【0008】
ここでは、新しいグリッピングタスクのためのグリッピング対策は、ユーザー側の機械操作者によって手動で習得することができ、装置側のコンピュータおよびメモリモジュール内に直接および永続的に、例えば新しい把持製品番号と共に記憶することができる。この新しい把持製品番号として、次の空き番号が自動的に選択されるか、またはSPS入力キーボードを介して数値で入力される。その他の設定または習得過程も、通常はこのキーボードを介して設定され、SPSディスプレイを介して光学的に検査される。
【0009】
もちろん、機械操作者は、この目的のために工作機械側のプログラマブル論理制御部に介入する必要なく、操作のための把持製品番号に依存する操作用データセットを変更または消去することも可能である。
【0010】
把持装置側のコンピュータおよびメモリモジュールには、通常の把持機能の間に、ハウジング温度、ハウジング振動、固定伝搬音などのような環境パラメータも測定して記録することができる測定および評価アルゴリズムが任意でプログラミングされている。これらのデータは、そこから次の保守または装置オーバーホールの時点を求め、この時点の到達を例えば装置などに音響的もしくは光学的に表示するために、摩耗統計値に変換される。もちろんこれらの環境パラメータおよび/またはそれらの評価および解釈は、コンピュータおよびメモリモジュールから把持装置側のデータインターフェースもしくはそのデータ接点を介して機械もしくは装置のプログラマブル論理制御部に返送可能である。
【0011】
工作機械内に組み込まれた把持装置を、簡単な方法で迅速に交換できるようにするために、把持装置の金属製ハウジングは、通常のセンタリング手段をいわゆるゼロ点クランプシステムの表示のために備えている。この目的のために、例えば、把持装置の組み込みの際に対応する工作機械の嵌合孔部内に差し込み可能である相互に十分に離間した2つの嵌合ピンがハウジングの底部または側壁の1つに存在している。これらの嵌合ピンもしくは嵌合孔部の幾何学的な位置は、少なくとも一連のグリッパ内では狭い範囲で許容されている。最大限許容される位置偏差は、実施例において説明する変形例のサイズでは0.1mmである。これらの嵌合ピンは、嵌合ねじによって置き換えることも可能であり、これによって2つの孔部と嵌合ピンが省略される。
【0012】
代替的に、工作機械またはグリッパに支持される操作機器では、把持装置が固定されるべき箇所に即時交換台が永続的に固定される。この即時交換台は、例えば、領域毎に許容された内壁を有する突出した縁部を備えた平坦なタブである。このタブ状の凹部に把持装置が挿入され、少なくとも1つの即時緊締手段を用いてそこに固定される。
【0013】
本発明のさらなる詳細は、従属請求項および概略的に示された実施形態の以下の説明から明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】把持装置の斜視図
図2】180°旋回する把持装置のハウジングおよびグリッピングアームなしでの斜視図
図3】従来技術による汎用型サーボ駆動部のハードウエアおよび/またはソフトウエアモジュールに関する概要図
図4】把持装置に収容された個別型サーボ制御器を有する個別型サーボ駆動部のハードウエアおよび/またはソフトウエアモジュールに関する概要図
図5】電子制御可能な駆動部のための空気圧式回路図
図6】把持装置に収容された個別型制御器を有する空気圧式駆動部のハードウエアおよび/またはソフトウエアモジュールに関する概要図
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1および図2は、把持要素1,2の収容のために具備している2つのキャリッジ41,42を備えた電動駆動可能な平行グリッパを示す。これらのキャリッジ41,42と、駆動部120、すなわちモータ121と、歯車装置130,140,150と、制御部の部品24~27と、が基体部またはハウジング10に支承されている。
【0016】
基体部10は、例えばアルミニウム合金から製造された立方体形状の対象物である。この基体部10の寸法は、一実施例においては121×90×73mmである。この基体部10は、その上面11に、t字溝状の2つの案内溝15,16を有している。これらの案内溝15,16は、ハウジング10の長辺側の基体部縁部に対して平行に延びている。一方の案内溝中心から他方の案内溝中心までのそれらの距離は、例えば38mmである。これらの案内溝15,16の案内面は、ハードコーティングされている。すなわちハウジング10は、少なくともこれらの案内溝15,16の領域において、例えばセラミック状の酸化アルミニウム層で電気的に被覆される。
【0017】
ハウジング10の案内溝15,16では、2つのキャリッジ41,42が案内されている。両キャリッジ41,42は、下方の駆動区間43と上方のキャリッジウェブ45とからなっている。より広幅な下方の駆動区間43は、それぞれ側方がラック輪郭151を有している。このラック輪郭151とは反対側の駆動区間43は、ストッパ溝44を有しており、このストッパ溝44は、それぞれキャリッジ端部の直前でストッパを形成するように終端している。各ストッパ溝44に係合するストッパピン21は、ハウジング10内またはハウジング10に固定されている。
【0018】
キャリッジウェブ45は両キャリッジ41,42において、ハウジング上面11を越えて例えば0.4mm突出している。キャリッジ上面46では(図2参照)、各キャリッジ41,42は、例えばそれぞれ外側端面47に向いた端部に2つのセンタリングスリーブ6と3つの固定孔部48とを有している。これらの固定孔部48は、円筒座繰り部の下方にそれぞれ1つの雌ねじを有している。センタリングスリーブ6には、ここではキャリッジ41,42毎にグリッピングアーム1,2が配置されている。これらのグリッピングアーム1,2は、それぞれ2つのねじ17を介して対応する固定孔部48に固定されている。
【0019】
一体化したハウジング10の端面側には、それぞれ1つのより大きなフライス切削部が存在し、これらは図1および図2によれば、後方では別個のここでは図示されていないカバーによって閉鎖可能であり、前方では電子機器24~27を収容する電子機器ハウジング23によって閉鎖可能である。この電子機器ハウジング23およびカバーは、それぞれ4つの皿ねじによってハウジング10に固定される。電子機器ハウジング23は、多極接続ソケット29を支持する。場合によっては、より小さな把持装置の場合、接続ソケット29は、その自由端部にプラグまたはソケットを有するPGねじ込み部を貫通して案内されるケーブルによって置き換えられる。
【0020】
図2によれば、基体部10内では、案内溝15,16の下方に、回転変位センサ125が組み込まれた電気モータ121が支承されている。この電気モータ121は、例えばローラベアリングロータを有するブラシレスDCサーボモータである。当該実施例では、その定格トルクは72mNmである。その定格回転数は、毎分約4900回転であり、その定格電力は、62Wである。シャフト端部後方に配置される回転変位センサは、レゾルバである。後者は、例えば電気モータ121のシャフトに固定された直径方向で磁化される2極センサマグネットを有している。軸方向においてセンサマグネットの後方には、モータシャフト位置を検出するための角度センサが配置されている。この角度センサは、複数のホールセンサと、少なくとも1つの補間回路と、複数のドライバ段と、を備えた電子機器を含んでいる。ホールセンサによって知覚される角度依存性のアナログ磁場信号は、増幅されて補間され、それによって、その分解能が約5.27分角である絶対角度情報が生成される。
【0021】
電気モータ121は、例えばその平歯車が例えば直線的な歯列のシングル段歯車装置130を介してウォーム歯車装置140に作用する。ウォーム軸141のウォーム143は、同期中空軸153に配置されたウォーム歯車145と噛合している。同期中空軸153には、例えばキャリッジ41,42のラック輪郭151に噛合する直線的な歯列の同期歯車155が配置されている。
【0022】
詳細には、電気モータ121の出力軸には、例えば10歯のピニオンギア131が配置されている。電気モータ121の中心線129は、案内溝15,16に対して平行に配向されている。このピニオンギア131は、例えば36歯の中間歯車132と噛合している。後者は24歯の出力歯車136を駆動し、この出力歯車136は、ウォーム歯車装置140のウォーム軸141に配置されている。このウォーム143は、同期中空軸153に配置された35歯のウォーム歯車145と噛合している。
【0023】
円筒形ウォーム143は、例えば一条に構成されている。ウォーム143およびウォーム歯車145は、垂直交差する中心線149および159を有している。ウォーム歯車145は、当該実施例では、その螺旋角度が円筒形ウォーム143の中心ピッチ角度に対応する純粋なはす歯を有している。この純粋なはす歯のために、ウォーム歯車145は擬似ウォーム歯車とも称される。歯対の歯面は、通常のウォーム歯車セットとは対照的に、点接触しか有さない。ここでの歯面の既存の長手方向摺動運動には、耐摩耗性材料または硬化された歯車が必要である。それゆえ当該実施例では、ウォーム143およびウォーム歯車145は、それぞれ窒化鋼34CrAlNi7-10から製造され、相応に表面が硬化されている。
【0024】
擬似ウォーム歯車145では、ハウジング10内へのその組み込みの際に、ウォーム143の中心線は、ウォーム歯車歯列の中心面に存在する必要はない。この高さ位置は、ウォーム143の中心線149に対してミリメートル範囲の偏差が許容される。ウォーム143の両側において、ウォーム軸141の軸受が認識できる。
【0025】
基体部10内で垂直方向に配向された同期中空軸153は、ウォーム歯車145の上方で、当該実施例においてキャリッジ41,42の2つのラック輪郭151に噛合する16歯の同期歯車155を支持している。この同期中空軸153は、ハウジング固定の同期軸アクスル154にローラベアリングで取り付けられている。
【0026】
図2によれば、いくつかの基板24~27が、内側に開いたカバー状の電子機器ハウジング23の右方領域に存在している。この電子機器ハウジング23(これは例えばハウジング10から11mm突出している)は、タブ形状を有し、電気絶縁性でかつ耐衝撃性のプラスチックから製造されている。タブ縁部は、密封されてハウジング10に当接している。タブ底部には、基板24~27が、ハウジング10の内部空間内に十分に突入するように固定されている。突入している各基板区間は、当該実施例では、ハウジング10の長さの25%よりも長い長さを有している。これらの基板24~27は、ハウジング10の垂直方向中心縦断面8に対して平行に配向されている。
【0027】
基板24は、コンピュータおよびメモリモジュール87を含む。この基板はさらに、電子機器ハウジングの大きな壁部に沿って延在する角度のついた基板脚部を有する。角度のついた基板脚部は、データインターフェース86の他に、把持装置の動作状態を光学的に表示するための、外側から見えるように電子機器ハウジング23の壁部に差し込まれたいくつかの発光ダイオード28も支持している。
【0028】
基板ボード25にはサーボ制御器が収納されている。このサーボ制御器は、とりわけサーボ制御器CPUやカスケード制御器ソフトウエアのためのモータ信号を処理する他のモジュールからなっている。基板27は、出力段を支持しており、その駆動制御電子機器は、その前に配置された基板26に組み込まれている。
【0029】
図3は、従来技術として、第1のインターフェース配置図において、通常の把持装置の従来の駆動制御部を示している。この駆動制御部は、例えば工作機械の制御キャビネット内に収容されている2つの別個のメインアセンブリ50,70を有している。それらは、「外部制御部」という用語に統一されている。第1のメインアセンブリは、例えば3つのSPS機能アセンブリ51,52,54を備えたプログラマブル論理制御部50である。
【0030】
第1のSPS機能アセンブリ51は、機械および/または装置のためのソフトウエアである。このSPS50は、ここでは内部マイクロプロセッサにより、固有制御プログラムメモリ内に格納されている内部ソフトウエアに依存して制御信号を生成している。
【0031】
第2のSPS機能アセンブリ52は、駆動制御される把持装置のために特別に割り当てられたアプリケーションソフトウエアである。ここでは、把持装置をシミュレーションするために、グリッパ固有の制御タスクに対する適合化のための特別なプログラムが使用される。このシミュレーションは、SPS50の境界内でのみ可能である。その際SPS50の駆動制御ハードウエアは変更できない。
【0032】
第3のSPS機能アセンブリ54は、第2のメインモジュール70と通信するSPS固有のデータインターフェースを形成する。SPS50は、誘導プロセスの際に多数の異なるセンサおよびアクチュエータを操作することができなければならないので、通信に対してフィールドバスシステムが使用される。フィールドバス上では、送信される全てのメッセージは、デジタルテレグラムまたはプロトコルとして与えられ、それらのアドレスを介して所望の受信器に転送される。フィールドバスシステムとして、例えば、Profibus、Profi-Netバス、Interbus-SまたはCANバスが使用される。これらのバスシステムは、通信のために特別にシールドされたケーブル55を必要とする。
【0033】
第2のメインアセンブリ70は、汎用型サーボ制御器を示す。この汎用型サーボ制御器は、例えば、4つの制御器機能ユニット71~74を有する。第1の制御器機能ユニット71は、制御器固有のデータインターフェースの受信側である。この第1の制御器機能ユニット71は、シールドケーブル55を介して第3のSPS機能アセンブリ54と接続を形成する。さらに、第2のメインアセンブリ70は、エネルギーケーブル61を介してエネルギー源60から供給される。
【0034】
第2の制御器機能ユニット72は、プログラミングされた閉じられたカスケード制御器を形成する。このカスケード制御器は、とりわけ少なくとも1つの位置制御部、速度制御部および電流制御部を含んでいる。大抵の位置制御ループは、下位の速度制御ループを備えている。このカスケード制御器は、とりわけ把持装置内で使用される電気モータ121の正および負の加速度勾配の経過特性にも係わっている。
【0035】
第3の制御器機能ユニット73は、電気モータ121の駆動制御部である。この駆動制御部は、とりわけ出力段とその駆動制御電子機器とを含んでいる。
【0036】
第4の制御器機能ユニット74は、モータ側回転変位センサ125と通信するためのセンサインターフェース74を示す。
【0037】
これらの機能アセンブリ51,52,54は、外部制御部としての制御器機能ユニット71~74を介して把持装置5と、例えば2つのシールドケーブル76,77を介して接続を形成している。
【0038】
把持装置5は、とりわけ電気および/または電子アセンブリとして少なくとも1つのサーボモータ121と、サーボモータ毎にモータシャフトの角度位置を検出するための少なくとも1つのセンサ125と、を含んでいる。
【0039】
図4は、第2のインターフェース配置図において、とりわけ図3に比べて変更されたインターフェース配置構成を示している。ここでの外部制御部は、ただ単に第1および第2のSPS機能アセンブリ51,53を備えた第1のメインアセンブリとしてのSPS50だけを含んでいる。第2のSPS機能アセンブリ53は、ポイントツーポイント通信のためのインターフェースである。そのような通信は、例えば、IO-Link(登録商標)システムを用いて実現可能である。このシステムは、例えば簡素な、シールドされていない2線式接続部57でなされている。
【0040】
2線式接続部57は、エネルギーケーブル61と共に非シールドケーブル56に統合されている。ケーブル57は、SPS50と、把持装置5のハウジング10,23と、の間の唯一の接続部である。つまりここでは簡素で可撓性がありかつ取り扱いも容易なシングルケーブル接続部が存在している。
【0041】
このケーブル57は、把持装置5内でそこに配置されているポイントツーポイント用データインターフェース86に接続される。この把持装置5内には、当該データインターフェース86の他に、グリッパアプリケーションソフトウエア全体を含むコンピュータおよびメモリモジュール87が存在している。このモジュール内には、把持装置5を用いて被加工物を把持するために必要な全てのパラメータが格納されている。
【0042】
これらのパラメータは、把持のために必要な幾何学的データの他に、とりわけ原材料特性、例えば弾性率または空洞化された幾何学形状の関数である。例えば、完全な弾性体の場合、弾性に起因するグリッピングストローク増分を幾何学的長さとして、グリッピングアーム1,2間の把持距離もしくは把持長さに結び付けて計算するために、把持製品材料に応じて、硬度をショアA,B,CまたはDによって示すことができる。例えばコイルばねやプラスチック容器のような空洞化された幾何形状の場合、変形に起因するばね定数はショア硬度の代わりにすることができる。
【0043】
把持装置5内で、特にグリッパ運動部、サーボモータおよび回転変位センサからなる組み合せに対して調整されているサーボ制御器80は、サーボモータ121および回転変位センサ125と接続を形成する。
【0044】
個別型サーボ制御器80は、第1の制御器機能ユニットとしてカスケード制御器81を有しており、このカスケード制御器81は、例えば、速度制御器なしで位置制御ループをなしている。なぜなら、回転変位センサ125から供給された角度位置変化と実行時間情報とからグリッピングアームの回転数もしくはストローク速度が算出されるからである。後者については、とりわけ歯車装置130,140,150の変速比が用いられる。
【0045】
個別型サーボ制御器80の第2の制御器機能ユニット82は、サーボモータ121の性能および動特性に適合化されている。第3の制御器機能ユニット83、すなわちセンサインターフェースは、使用される変位センサまたは回転変位センサのタイプに直接割り当てられる。例えばタコジェネレータ、コイルレゾルバ、光学的測定システム等のような他のセンサ構造タイプへの汎用的アクセスを許容する部品は省かれる。これにより、基板の構造空間とエネルギーが節約される。
【0046】
図5は、その駆動部もしくはアクチュエータが、圧縮空気または作動油で作動するシリンダ-ピストン-ユニット160である、把持装置505のための空気圧式回路図を示す。後者は複動シリンダを有する。
【0047】
シリンダ-ピストン-ユニット160を、例えば空気圧式で駆動制御するために、その上流には2つの3/2ウェイバルブ200,201が接続されている。これらの2つの、例えばそれぞれ遮断-静止位置を備えた同一構造の方向制御弁200,201は、例えば、両側が空気圧式でパイロット制御される空気圧式パイロット制御部211であり、通流側は電磁石212または電気機械式駆動部によって操作可能である。
【0048】
3/2ウェイバルブの作動ポート213からは、シリンダ-ピストン-ユニット160のシリンダに接続されるそれぞれ1つの管路244,245が開始している。管路244は、グリッピングストロークに係わっており、それに対して管路245は、被加工物を解放するためのシリンダに圧縮空気を供給している。
【0049】
図5によれば、これらの2つの方向制御弁側のメイン流入部233は、比例制御器250の出力側に接続されており、これもハウジング側の圧縮空気ポートを介して供給される。方向制御弁200,201のバルブ排気孔部249は、例えば、ハウジング内部の孔部を介して、ハウジング10に配置された排気フィルタ227に接続される。
【0050】
3/2ウェイバルブ200,201が電磁石212を備えているならば、これらの電磁石212は、コンピュータおよびメモリモジュール170によって制御線路217または218を介して電気的に駆動制御される。
【0051】
ハウジング10内に組み込まれた小型比例制御器250は、2つの電磁制御可能な2/2ウェイバルブ251,252を有しており、これらを介して外部圧縮空気ポートの圧縮空気が制御されて、3/2ウェイバルブ200,201のメイン流入部233に提供される。
【0052】
第1の2/2ウェイバルブ251は、開放位置において、その作動ポートを介してメイン流入部233に管路253を介して圧縮空気を供給する。第2の2/2ウェイバルブ252は、その作動ポートに接続された消音器227を介して管路253を排気する。この管路253には、圧力センサ180の空気圧側が接続されている。この圧力センサにおいて生じた圧力は、管路253の圧力を表す電気信号に変換される。この信号は増幅器261に供給され、圧力センサ180に生じた圧力と比較される。測定された圧力が過度に低い場合には、増幅器261は第1の2/2ウェイバルブ251に接続するその出力側をターンオンさせ、当該バルブ251を開放させる。
【0053】
図5によれば、2/2ウェイバルブ251,252は、遮断-静止位置にある。このことは、シリンダ-ピストン-ユニット160のピストン161が終端位置の領域にある場合には常に当てはまる。
【0054】
図6は、図5の回路図による空気圧式把持装置505の駆動制御部のインターフェース配置図を示す。この把持装置は、電子制御部170の他に、とりわけ電気および/または電子アセンブリとして、少なくとも2つの方向制御弁200,201と、シリンダ-ピストン-ユニット160毎の少なくとも1つの位置センサ175と、電気信号を供給する少なくとも1つの圧力センサ180と、を含む。
【0055】
この駆動制御部は、例えば工作機械の制御キャビネット内に収容されている第1のメインアセンブリ550を有している。これは「外部制御部」とも称される。このメインアセンブリは、例えば2つのSPS機能アセンブリ551,553を備えたプログラマブル論理制御部550である。
【0056】
第1のSPS機能アセンブリ551は、機械および/または装置のためのソフトウエアである。このSPSは、ここでは内部マイクロプロセッサにより、固有制御プログラムメモリ内に格納されている内部ソフトウエアに依存して制御信号を生成している。
【0057】
第2のSPS機能アセンブリ553は、把持装置505の第2のメインモジュール580および電子機器と通信するSPS固有データインターフェースを形成する。これは、ポイントツーポイント通信のためのインターフェースである。そのような情報交換は、例えば、IO-Link(登録商標)システムを用いて実現可能である。このシステムは、例えば、簡素な、シールドされていない3線~5線式接続部557でなされている。
【0058】
複線式ワイヤ接続部557は、エネルギーケーブル561と共に非シールドケーブル556に統合されており、したがってこれは5本の心線を有し、そのうちの2本はエネルギー供給に用いられる。ケーブル556は、SPS550と把持装置505のハウジングとの間の唯一の接続部である。つまりここでは簡素で可撓性がありかつ取り扱いも容易なシングルケーブル接続部が存在している。
【0059】
このケーブル557は、把持装置505内でそこに配置されているポイントツーポイント用データインターフェース586に接続される。この把持装置内には、当該データインターフェース586の他に、グリッパアプリケーションソフトウエア全体を含むコンピュータおよびメモリモジュール170が存在している。このモジュール内には、把持装置505を用いて被加工物を把持するために必要な全てのパラメータが格納されている
【0060】
これらのパラメータは、把持のために必要な幾何学的データの他に、とりわけ原材料特性、例えば弾性率または空洞化された幾何学形状の関数である。例えば、完全な弾性体の場合、弾性に起因するグリッピングストローク増分を幾何学的長さとして、グリッピングアーム1,2間の把持距離もしくは把持長さに結び付けて計算するために、把持製品材料に応じて、硬度をショアA,B,CまたはDによって示すことができる。例えばコイルばねやプラスチック容器のような空洞化された幾何形状の場合、変形に起因するばね定数はショア硬度の代わりにすることができる。代替的に、把持装置505は、各被加工物に対して1つの把持力領域のみを設定することも可能である。
【0061】
把持装置内で、特にグリッパ運動部、アクチュエータ駆動部およびセンサ、例えば位置センサからなる組み合せに対して調整されている、個別に構造化された制御器580は、駆動制御可能なアクチュエータ160、例えばシリンダ-ピストン-ユニットおよび位置センサ175と接続を形成する。
【0062】
個別型制御器580は、制御器機能ユニットとして少なくとも1つの位置制御器581を有しており、この位置制御器581は、例えば、位置制御ループをなしている。なぜなら、1つ以上の位置センサ175から供給された位置変化と実行時間情報とからグリッピングアームのストローク速度が算出されるからである。
【0063】
第2の制御器機能ユニットは、圧力制御器582を示し、これは圧力センサを用いて、例えば、実行時間中の供給圧力の高さおよびグリッピングアーム1,2のストローク方向を求める。
【0064】
第3の制御器機能ユニットは、個別型制御器580のバルブ制御部583である。これは、アクチュエータ160の性能および動特性に適合化され、少なくとも1つの位置センサ175に直接割り当てられ、例えばアクチュエータ160のストローク方向毎にそれぞれ1つの圧力センサ180に直接割り当てられる。
【0065】
把持装置に組み込まれたもしくは把持装置内に組み込まれたセンサ175,180を、タイマーも含めて用いることにより、把持位置および生じた圧力媒体圧力の測定の他に、さらに把持時間も測定することができる。さらに、例えば、把持過程の数または把持力の大きさなどのような統計値も収集可能である。場合によっては、近いうちに起こり得る機能喪失に対する早期警告を生成することもできる。この種の情報は、SPS550に転送されるか、または把持装置505に例えばLEDもしくはディスプレイを介して表示される。
【符号の説明】
【0066】
1,2 グリッピングアーム、グリッピングジョー
5 把持装置
6 センタリングスリーブ
8 垂直方向中心縦断面
10 基体部、ハウジング
11 上面、ハウジング上面
12 大きなハウジング側面
15,16 案内溝
17 (41,42)と(1,2)の間のねじ
21 ストッパピン
23 電子機器ハウジング、マウントハウジング
24 コンピュータおよびメモリモジュール、電子機器を備えた基板
25 サーボ制御器、電子機器を備えた基板
26 駆動制御電子機器、電子機器を備えた基板
27 出力段、電子機器を備えた基板
28 発光ダイオード
29 接続ソケット
41,42 キャリッジ、部品
43 駆動区間
44 ストッパ溝
45 キャリッジウェブ
46 上面、キャリッジ上面
47 端面側、外側
48 固定孔部
50 第1のメインアセンブリ、外部制御部、プログラマブル論理制御部=SPS
51 第1のSPS機能アセンブリ、機械ソフトウエア
52 第2のSPS機能アセンブリ、汎用型アプリケーションソフトウエア
53 第2のSPS機能アセンブリ、ポイントツーポイント通信のためのデータインターフェース
54 第3のSPS機能アセンブリ、フィールドバス用データインターフェース
55 (50)と(70)の間のシールドケーブル
56 (50)と(5)の間のデータおよびエネルギー用の非シールドケーブル
57 (56)における非シールドケーブル、2線式接続部
60 エネルギー源
61 エネルギーケーブル
70 第2のメインアセンブリ、汎用型サーボ制御器
71 第1の制御器機能ユニット、データインターフェース
72 第2の制御器機能ユニット、カスケード制御器
73 第3の制御器機能ユニット、モータ駆動制御部
74 第4の制御器機能ユニット、センサインターフェース
76 (73)と(121)の間のシールドケーブル
77 (74)と(125)の間のシールドケーブル
80 第2のメインアセンブリ、個別型サーボ制御器
81 第1の制御器機能ユニット、カスケード制御器
82 第2の制御器機能ユニット、モータ駆動制御部
83 第3の制御器機能ユニット、センサインターフェース
86 ポイントツーポイント通信用のデータインターフェース
87 グリッパアプリケーションソフトウエア用のコンピュータおよびメモリモジュール
120 電気式駆動部
121 モータ、電気モータ、サーボモータ、アクチュエータ
125 回転変位センサ、センサ
129 中心線
130 シングル段歯車装
131 ピニオンギア
132 中間歯車
133 (132)の中心線
136 出力歯車、歯車装置出力側
140 ウォーム歯車装置
141 ウォーム軸
143 ウォーム、円筒形ウォーム
145 ウォーム歯車
149 中心線
150 ラックアンドピニオンギア
151 ラック輪郭
153 同期中空軸
154 同期軸
155 同期歯車
159 中心線
160 シリンダ-ピストン-ユニット駆動部、空気圧式アクチュエータ、複動式のもの)
161 楕円型ピストン
162 ピストンロッド、ドライブトレイン
170 グリッパアプリケーションソフトウエア用のコンピュータおよびメモリモジュール、電子制御部
175 アナログ式位置センサ、ピストン位置センサ
180 電気信号出力側を備えた圧力センサ
200,201 方向制御弁、3/2ウェイバルブ
211 空気圧式パイロット制御部、両側
212 電磁石、ストロークマグネット
213 作動ポート(200,201)
217,218 制御線路(電気)
227 消音器、排気フィルタ
233 メイン流入部(200,201
44,245 圧縮空気ポート、圧力媒体ポート
249 (200,201)用のバルブ排気孔部
250 比例制御器、小型比例制御器
251 2/2ウェイバルブ、流入部
252 2/2ウェイバルブ、還流部
253 管路
261 増幅器
262 基準圧力の入力側
263 実際の圧力の出力側
264 実際の圧力の入力側
505 把持装置、空気圧式平行グリッパ
550 第1のメインアセンブリ、外部制御部、プログラマブル論理制御部=SPS
551 第1のSPS機能アセンブリ、機械ソフトウエア
553 第2のSPS機能アセンブリ、ポイントツーポイント通信のためのデータインターフェース
556 (550)と(505)の間のデータおよびエネルギー用の非シールドケーブル
557 3線式~5線式接続部、複線式非シールド接続部
561 エネルギーケーブル
580 第2のメインモジュール、個別型制御器
581 第1の制御器機能ユニット、位置制御器
582 第2の制御器機能ユニット、圧力制御器
583 第3の制御器機能ユニット、バルブ制御部
584 センサインターフェース
586 ポイントツーポイント通信のためのデータインターフェース
図1
図2
図3
図4
図5
図6